(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ゲームのプレイ単価が変更したことに応じて、プレイヤの行動にも変化が起こり得るため、このことが店舗の営業実績にも影響を及ぼす。
しかしながら、このようなプレイ単価の変更による影響を評価することは難しく、管理者が適切な単価スケジュールを設定することは難しかった。
【0006】
本発明は、利用単価の変更履歴に応じた機器毎の利用実績の変動を容易に把握できる単価管理システムおよび単価管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る単価管理システムは、機器に対応付けされ、当該機器の利用単価を取得する単価取得部と、前記利用単価の電子マネーによる決済時に、前記利用単価を含む利用実績データを作成する実績作成部と、前記実績作成部が作成した前記利用実績データを収集する実績収集部と、収集した前記利用実績データを含む売上明細データを作成し、前記売上明細データを送信する明細送信部と、前記明細送信部から送信された前記売上明細データを受信する明細受信部、および、前記利用単価の変更履歴を記録する履歴記録部を有する管理サーバと、を備える。
【0008】
上記発明の単価管理システムにおいて前記管理サーバは、前記利用単価の予約設定を受け付け、受け付けた利用単価を履歴として前記履歴記憶部に記録させる単価設定部を更に有し、前記単価取得部は、前記単価設定部または前記履歴記録部から前記受け付けた利用単価を取得することが好ましい。
【0009】
上記発明の単価管理システムにおいては、前記機器に対応して設定された利用単価の予約データを保管する単価管理部と、前記機器の前記利用単価を当該機器に対応付けされた前記単価取得部へ通知する単価通知部と、を有する管理端末を更に備え、前記単価管理部は、前記予約データの変更入力を受け付けた場合、当該予約データを更新すると共に、更新データを前記履歴記録部へ送信することが好ましい。
【0010】
上記発明の単価管理システムにおいては、前記利用単価の変更入力を受け付ける単価変更部と、変更された前記利用単価を前記単価取得部および前記履歴記録部へ通知する変更通知部と、が更に設けられていることが好ましい。
【0011】
上記発明の単価管理システムにおいては、前記機器に対応して設定された利用単価の予約データを保管する単価管理部を有する管理端末を更に備え、前記変更通知部は、前記単価取得部および前記履歴記録部の代わりに前記単価管理部へ変更された前記利用単価を通知し、前記単価管理部は、前記変更通知部から通知された前記利用単価の変更情報を、前記予約データに反映して更新することが好ましい。
【0012】
上記発明の単価管理システムにおいては、前記機器には当該機器の前記利用単価が記憶され、前記利用単価が記憶された前記機器と情報の送受信が可能に接続され、接続された前記機器から前記利用単価を取得し、取得した前記利用単価を前記単価取得部により取得された前記利用単価の代替とする単価切替部が更に設けられていることが好ましい。
【0013】
上記発明の単価管理システムにおいては、前記決済に用いられた電子マネーの媒体に付与された媒体の個体を識別可能な媒体情報を取得する媒体情報取得部が更に設けられ、前記明細送信部は、前記媒体情報取得から前記媒体情報を取得し、取得した前記媒体情報を前記売上明細データに付加することが好ましい。
【0014】
上記発明の単価管理システムにおいて前記利用単価は、前記機器における利用種別に対応して設定され、前記利用実績データは、前記利用種別を含むことが好ましい。
上記発明の単価管理システムにおいて前記実績収集部は、前記機器から、投入されたコインに基づく前記利用実績データを収集することが好ましい。
【0015】
上記発明の単価管理システムにおいて前記明細送信部は、前記決済時の日時情報および前記利用実績データに関連する前記機器の識別情報の少なくとも一方を、前記売上明細データに付加することが好ましい。
【0016】
上記発明の単価管理システムにおいて前記単価取得部および前記実績作成部は、前記機器毎に設置される決済端末に設けられ、前記実績収集部および前記明細送信部は、収集端末に設けられていることが好ましい。
【0017】
上記発明の単価管理システムにおいて前記単価取得部、前記実績作成部、前記実績収集部および前記明細送信部は、一つの端末に設けられていることが好ましい。
本発明に係る収集端末は、機器毎に対応付けされた単価取得部が取得した利用単価に基づく電子マネーによる決済時に、実績作成部が作成した前記利用単価を含む利用実績データを収集する実績収集部と、収集した前記利用実績データを含む売上明細データを作成し、作成した前記売上明細データを前記管理サーバへ送信する明細送信部と、を備える。
【0018】
本発明に係る管理サーバは、機器毎のプレイ単価の変更履歴を記録する履歴記録部と、前記利用単価の予約設定を受け付け、受け付けた前記利用単価を履歴として前記履歴記憶部に記録させる単価設定部と、当該機器毎に設置された単価取得部が取得した前記利用単価に基づく電子マネーで決済時に作成された前記利用単価を含む利用実績データに基づいて作成された売上明細データを受信する明細受信部と、を備える。
【0019】
本発明に係る単価管理方法は、機器における利用単価を取得する単価取得ステップと、取得した前記利用単価に基づく電子マネーによる決済情報を取得する決済情報取得ステップと、前記利用単価を含む利用実績データを作成する利用実績データ作成ステップと、作成された前記利用実績データを収集する収集ステップと、収集した前記利用実績データを含む売上明細データを作成する売上明細データ作成ステップと、作成した前記売上明細データを管理サーバに送信する送信ステップと、を有する。
【0020】
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、機器における利用単価を取得する単価取得機能と、取得した前記利用単価に基づく電子マネーによる決済情報を取得する決済情報取得機能と、前記利用単価を含む利用実績データを作成する利用実績データ作成機能と、を実現させる。
【0021】
上記発明のプログラムにおいては、コンピュータに、前記利用実績データ作成機能で作成された前記利用実績データを収集する収集機能と、収集した前記利用実績データを含む売上明細データを作成する売上明細データ作成機能と、作成した前記売上明細データを管理サーバに送信する送信機能と、を更に実現させることが好ましい。
【発明の効果】
【0022】
本発明の単価管理システム、収集端末、管理サーバ、単価管理方法およびプログラムによれば、利用単価の変更履歴に応じた機器毎の利用実績の変動を容易に把握できる。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。
図1は、本実施形態に係る単価管理システム1の全体構成を示す図である。
単価管理システム1は、ゲームセンタの店舗に設置される複数のゲーム機(機器)10、決済端末11、収集端末12、決済装置21、管理端末22及び中継サーバ23と、外部のデータセンタなどに設置される電子マネー管理サーバ31及び売上管理サーバ(管理サーバ)32と、ユーザ端末40とを備える。
【0025】
決済端末11は、ゲーム機10に対応付けされるものである。決済端末11は、プレイヤの電子マネーカードに記録されているカード情報を、非接触の無線通信により読み取り、設定されているプレイ単価(利用単価)の情報と共に決済装置21へ出力した後、決済装置21で決済された決済情報を受信するものでもある。受信された決済情報は、電子マネー管理サーバ31に送信される。決済端末11は、ゲーム機10と1対1に対応付けされていてもよいし、複数のゲーム機10に対して1つの決済端末11が対応付けされていてもよいし、1つのゲーム機10に対して複数の決済端末11が対応付けされていてもよい。
【0026】
決済端末11をゲーム機10に対応付けする方法としては、決済端末11をゲーム機10に一体として設置してもよいし、決済端末11とゲーム機10とが分離して設置され、かつ、決済端末11を識別可能なシリアル番号のような個体に固有な情報と、ゲーム機10を識別可能なシリアル番号のような個体に固有な情報と、を紐付けすることにより対応付けしてもよい。
【0027】
なお、決済端末11と決済装置21とは、1つの決済端末11と1つの決済装置21とが対応づけして配置されていてもよいし、複数の決済端末11と1つの決済装置21とが対応づけして配置されていてもよいし、複数の決済端末11と複数の決済装置21とが対応付けして配置されていてもよい。
【0028】
なお、決済端末11は、決済装置21の機能を併せ持っていてもよい。また、決済装置21は、外部のサーバ(例えば、電子マネー管理サーバ31)として提供されてもよい。
収集端末12は、ゲーム機10に対応付けされるものである。収集端末12は、ゲーム機10に投入されたコインを選別するコインメックから出力されたパルス信号を現金決済に基づくプレイ実績データ(利用実績データ)として受信するものであり、また、収集端末12は、決済端末11から、電子マネーによる決済に基づくプレイ実績データを受信するものでもある。収集端末12は、ゲーム機10と1対1に対応付けされていてもよいし、1つのゲーム機10に対して複数の収集端末12が対応付けされていてもよいし、複数のゲーム機10に対して1つの収集端末12が対応付けされていてもよい。
【0029】
これらのプレイ実績データを受信したことに応じて、収集端末12ではゲーム機10に対してゲームのプレイ開始を指示するためのパルス信号が生成され、生成されたパルス信号は収集端末12から出力される。
【0030】
また、収集端末12は、受信して収集したプレイ実績データに基づく売上明細データを作成する。作成した売上明細データは、収集端末12から中継サーバ23を介して売上管理サーバ32へ送信される。ここで、中継サーバ23は、収集端末12から受信した売上明細データを、売上管理サーバ32へ送信するものである。
【0031】
管理端末22は、ゲーム機10に対応付けされた決済端末11に設定されるプレイ単価を管理するものであり、決済端末11からの例えば営業日毎のアクセスに応じて、プレイ単価を返信するものである。このプレイ単価は、売上管理サーバ32から予約データとして取得し、管理される。また、管理端末22は決済装置21との間で決済に関する情報の送受信が可能に接続されている。
【0032】
ユーザ端末40は、売上管理サーバ32にアクセスするアプリケーションを実行することにより、ゲーム機10の登録、及びゲーム機10毎のプレイ単価の予約データの登録を行うものである。
【0033】
また、ユーザ端末40は、売上管理サーバ32により提供される売上明細データを照会するとともに、プレイ単価の履歴と対応付けて、各種の管理データを取得するものでもある。
【0034】
図2は、本実施形態に係る単価管理システム1における各装置の機能構成を示す図である。なお、この機能構成は、本実施形態の処理を実現するための機能部を示し、各装置において、他の機能ブロックの実装を制限するものではない。
【0035】
決済端末11は、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAMおよび入出力インタフェース等を有する情報処理装置である。上述のROM等の記憶装置に記憶されている制御プログラムは、CPU、ROM、RAMおよび入出力インタフェース等を協働させることにより、主に、単価取得部111と、実績送信部(実績作成部)112と、単価変更部113と、変更通知部114と、単価切替部115と、カード情報取得部(媒体情報取得部)116として機能させるものである。
【0036】
単価取得部111は、ゲーム機10毎のプレイ単価を、売上管理サーバ32から管理端末22を介して取得するものである。具体的には、単価取得部111は、後述する管理端末22の単価管理部221において管理されているプレイ単価の予約データにアクセスし、現在のプレイ単価、あるいは、例えば当日又は数日分のプレイ単価のスケジュールを取得して記憶する。プレイ単価のスケジュールは、日毎に、又は1日の中でも時刻指定(例えば、○時△分から□時まで)により細かく設定されてもよい。
【0037】
実績送信部112は、電子マネーの決済時に、決済時点のプレイ単価を含むプレイ実績データを作成するものであり、作成したプレイ実績データを後述する収集端末12の実績収集部121へ送信するものである。
【0038】
ここで、プレイ単価は、ゲーム機10自体に設定されているプレイ種別(利用種別)に対応して設定された単価(例えば1回100円、5回300円など)に対応付けて、複数(例えば、最大6個)設定される。プレイ実績データは、このプレイ種別に相当する情報として、例えば、ゲーム機10の投入金額の単位(例えば、100円)の何個分に相当するプレイ単価が決済されたかを示すデータ(パルス数)を含む。例えば、プレイ単価「250円」とパルス数「3」とが対応付けられている場合、電子マネーによる250円の決済により、ゲーム機10に対して300円に相当する3つのパルス信号が送信され、「5回300円」のプレイが許可される。
【0039】
単価変更部113は、例えば管理用のカードを読み取るなど、所定の操作入力に応じて、後述する管理端末22の単価通知部222から受信し設定されたプレイ単価及びパルス数の組み合わせに対して、当日の変更入力を受け付けるものである。
【0040】
変更通知部114は、単価変更部113において変更入力が受け付けられたプレイ単価及びパルス数の組み合わせを、管理端末22の単価管理部221へ通知するものである。
単価切替部115は、ゲーム機10と直接接続する機器連動モードなどの所定の動作モードにおいて、ゲーム機10から、予め設定されている初期プレイ単価(ゲーム開始のための課金額)を受信するものであり、受信した初期プレイ単価を単価取得部111により取得されたプレイ単価の代替として設定するものである。この機器連動モードでは、決済端末11は、ゲーム開始のための課金の他、ゲーム内でのアイテム課金など様々な課金に対応できる。
【0041】
また、この機器連動モードの場合、実績送信部112は、電子マネーの決済時に、決済時点のプレイ単価を含むプレイ実績データを作成し、作成したプレイ実績データを収集端末12へ送信すると共に、決済の結果をゲーム機10に通知する。
【0042】
カード情報取得部116は、電子マネーの媒体として用いられるカード(例えば、Edy(登録商標)や交通系ICカード等のプリペイド型電子マネーサービスに用いられるICカード)の1枚ごとに付与された個体識別情報である媒体情報を取得するものである。取得された媒体情報は、実績送信部112を介して後述する実績収集部121を介して明細送信部122へ送られ、明細送信部122で作成される売上明細データに含まれる。
【0043】
本実施形態では、媒体情報が実績送信部112を介して送られる際に、媒体情報が決済に関連する他の情報と紐付けされた状態でプレイ実績データに含まれている例に適用して説明する。なお、プレイ実績データに媒体情報が含まれない場合には、明細送信部122において売上明細データが作成される際に、媒体情報と決済に関連する他の情報と紐付けが行われる。
【0044】
このように媒体情報を決済に関連する他の情報と紐付けされて売上明細データに含ませることにより、プレイ単価の変更履歴に応じたゲーム機毎のプレイ実績の変動をより精緻に解析することが可能となる。つまり媒体情報を利用することにより、その電子マネーのカードを所有する個人についてのプレイ実績を抽出することが可能となる。これにより、例えば、プレイ単価を変更したことによる、個人がプレイするゲーム機の傾向の変化も解析することが可能となる。
【0045】
なお、電子マネーの媒体として用いられるカードは、交通機関を利用する際に用いられるものであっても良いし、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等での支払いに用いられるものであって良いし、特定の店舗でのみ利用可能なものであっても良い。更に、電子マネーの媒体として用いられるものは上述のカードに限られるものではなく、種々の公知の形状に形成されたものであっても良いし、携帯電話などの他の機器に組み込まれたものであっても良い。また、プリペイド型電子マネーサービス以外の後払い型の電子マネーサービスに用いられる媒体であっても良い。
【0046】
なお、電子マネーの媒体として用いられるカードからの情報取得に用いられる端末(図示せず。)、言い換えると、決済の際にカードが近づけられる端末としては公知のものを用いることができる。また、この端末は、決済端末11の内部に一体となるように配置されていても良いし、決済端末11の外部に別体となるように配置されていても良い。
【0047】
管理端末22は、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAMおよび入出力インタフェース等を有する情報処理装置である。上述のROM等の記憶装置に記憶されている制御プログラムは、CPU、ROM、RAMおよび入出力インタフェース等を協働させることにより、単価管理部221と、単価通知部222として機能させるものである。
【0048】
単価管理部221は、売上管理サーバ32から受信した、ゲーム機10に対応して設定されたプレイ単価及びパルス数の組み合わせの予約データを保管するものである。また、単価管理部221は、店舗の管理者などから予約データの変更入力を受け付けた場合、この予約データを更新すると共に、更新データを売上管理サーバ32の単価設定部321へ送信するものである。
【0049】
さらに、単価管理部221は、決済端末11から通知されたプレイ単価及びパルス数の組み合わせの変更情報を、保管している予約データに反映して更新すると共に、更新データを売上管理サーバ32へ送信するものである。
【0050】
単価通知部222は、決済端末11の単価取得部111からのアクセスに応じて、この決済端末11が設置されたゲーム機10のプレイ単価及びパルス数の組み合わせを通知するものである。
【0051】
なお、単価通知部222は、プレイ単価及びパルス数の組み合わせに変更がないゲーム機10について、これらの通知を省略してもよい。この場合、単価通知部222は、蓄積された予約データに基づいて、スケジュールの変更がないことを判断してもよいし、決済端末11から現在のプレイ単価を受信して、スケジュールの変更がないことを判断してもよい。これにより、単価管理システム1において、プレイ単価の一括配信又は個別配信が適宜設定可能となり、配信処理が効率化される。
【0052】
収集端末12は、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAMおよび入出力インタフェース等を有する情報処理装置である。上述のROM等の記憶装置に記憶されている制御プログラムは、CPU、ROM、RAMおよび入出力インタフェース等を協働させることにより、実績収集部121と、明細送信部122として機能させるものである。
【0053】
実績収集部121は、決済端末11との間で送受信を行うことによりからプレイ実績データを受信して収集するものである。また、実績収集部121は、ゲーム機10との間で送受信を行うことにより、投入されたコインに基づくプレイ実績データを受信して収集するものでもある。
【0054】
実績収集部121は、プレイ実績データを受信すると、ゲーム機10へ決済結果としてプレイ種別に相当するパルス信号を送信するものであり、送信したパルス信号は、受信したゲーム機10においてパルス数に対応したプレイ種別のゲームを開始させるものである。なお、前述の機器連動モードの場合、決済結果は決済端末11からゲーム機10へ送信されているため、収集端末12からゲーム機10へは送信されない。
【0055】
明細送信部122は、受信したプレイ実績データに、決済の日時情報及びゲーム機10の識別情報などを付加した売上明細データを作成するものであり、中継サーバ23を介して売上管理サーバ32へ作成した売上明細データを送信するものである。
【0056】
なお、売上明細データには、電子マネーによる決済またはコインの投入による決済を含む現金による決済が機器連動モードにおいて行われたか、それ以外のモードにおいて行われたかを識別する情報も含まれている。売上明細データに決済が機器連動モードにおいて行われたか、それ以外のモードにおいて行われたかを識別する情報を含めることにより、ゲーム機10の利用状況が更に詳細に把握することが可能となり、利用実績の解析精度を向上させやすくなる。
【0057】
ここで、ゲーム機10の識別情報は、例えば、ゲーム機10に設置された収集端末12のIDであってもよい。この場合、売上管理サーバ32において、IDとゲーム機10の識別情報とが紐付けて管理される。
【0058】
売上管理サーバ32は、CPU(中央演算処理ユニット)、ROM、RAMおよび入出力インタフェース等を有する情報処理装置である。上述のROM等の記憶装置に記憶されている制御プログラムは、CPU、ROM、RAMおよび入出力インタフェース等を協働させることにより、単価設定部(履歴記録部)321と、明細受信部322として機能させるものである。
【0059】
単価設定部321は、ユーザ端末40からプレイ単価及び対応するプレイ種別を示すデータ(パルス数)の予約設定を受け付けるものであり、この受け付けたプレイ単価及びパルス数の組み合わせについて、今後のスケジュール及び過去の変更履歴を記録するものでもある。
【0060】
明細受信部322は、明細送信部122から送信された売上明細データを受信するものであり、プレイ単価及びプレイ種別の変更履歴と対応づけて記録するものである。例えば、売上明細データは、同一のプレイ単価の継続期間毎に区分されて管理される。
【0061】
次に、本実施形態に係るプレイ単価の設定、及び設定されたプレイ単価を含む売上明細の収集処理について
図3を参照しながら説明する。
図3は、本実施形態に係るプレイ単価の設定、及び設定されたプレイ単価を含む売上明細の収集処理を示すシーケンス図である。
【0062】
ステップS1において、売上管理サーバ32の単価設定部321は、ユーザ端末40からの入力に基づいて、ゲーム機10毎のプレイ単価の予約データである単価予約データを生成する。単価予約データを生成すると、ステップS2において、売上管理サーバ32の単価設定部321は、生成した単価予約データを、管理端末22の単価管理部221へ送信する。
【0063】
ステップS3において、例えば店舗の毎日の営業開始前など所定のタイミングに、複数の決済端末11の単価取得部111は、それぞれ、管理端末22の単価通知部222にプレイ単価の問い合わせを行う。
【0064】
ステップS4において、管理端末22の単価通知部222は、問い合わせに応答して、ゲーム機10毎に予約されているプレイ単価を単価取得部111へ送信する(単価取得ステップ)。ステップS5において、決済端末11の単価取得部111は、単価通知部222から受信したプレイ単価により現在の設定を更新する。
【0065】
ステップS6において、決済端末11は、プレイヤが選択したプレイ種別に応じて、電子マネーによる決済を実行し、電子マネーによる決済情報を取得する(決済情報取得ステップ)。この際、カード情報取得部116により電子マネーの媒体として用いられるカードの媒体情報も取得される。
【0066】
ステップS7において、決済端末11の実績送信部112は、決済を行ったプレイ単価および媒体情報を含むプレイ実績データを作成し(利用実績データ作成ステップ)、作成したプレイ実績データを収集端末12の実績収集部121へ送信する。実績収集部121は送信されたプレイ実績データを受信して収集する(収集ステップ)。
【0067】
ステップS8において、収集端末12の明細送信部122は、プレイ実績データに日時情報及びゲーム機10の識別情報を付加し、売上明細データを作成する(売上明細データ作成ステップ)。ステップS9において、収集端末12の明細送信部122は、売上明細データを、中継サーバ23を介して、売上管理サーバ32へ送信する(送信ステップ)。
【0068】
次に、本実施形態に係る管理端末22における単価変更に応じた処理について
図4を参照しながら説明する。
図4は、本実施形態に係る管理端末22における単価変更に応じた処理を示すシーケンス図である。
【0069】
ステップS11において、管理端末22の単価管理部221は、単価変更の入力を受け付け、予約データの更新を行う。ステップS12において、管理端末22の単価管理部221は、予約されたプレイ単価の更新データを、売上管理サーバ32へ送信する。ステップS13において、売上管理サーバ32の単価設定部321は、受信した更新データに基づいて、プレイ単価の履歴を更新し記録する。
【0070】
ステップS14において、決済端末11の単価取得部111は、所定のタイミングで、管理端末22の単価通知部222にプレイ単価の問い合わせを行う。ステップS15において、管理端末22の単価通知部222は、問い合わせに応答して、ゲーム機10毎に予約されているプレイ単価を単価取得部111へ送信する(単価取得ステップ)。ステップS16において、決済端末11の単価取得部111は、受信したプレイ単価により現在の設定を更新する。
【0071】
なお、本実施形態では、ステップS12およびステップS13の処理が行われてから、ステップS14からステップS16までの処理が行われる例に適用して説明したが、ステップS14からステップS16までの処理を行った後に、ステップS12およびステップS13の処理を行ってもよい。
【0072】
次に、本実施形態に係る決済端末11における単価変更に応じた処理について
図5を参照しながら説明する。
図5は、本実施形態に係る決済端末11における単価変更に応じた処理を示すシーケンス図である。
【0073】
ステップS21において、決済端末11の単価変更部113は、ゲーム機10毎にプレイ単価の変更入力を受け付ける。単価通知部222から受信した予約データにより設定されたプレイ単価は、単価変更部113が変更入力を受け付けたプレイ単価に更新される。ステップS22において、決済端末11の変更通知部114は、更新したプレイ単価を、管理端末22の単価管理部221へ送信する。
【0074】
ステップS23において、管理端末22の単価管理部221は、更新されたプレイ単価を受信し、保管している予約データに対して受信した更新されたプレイ単価を加える更新を行う。
【0075】
ステップS24において、管理端末22の単価管理部221は、更新が行われた予約データを、売上管理サーバ32の単価設定部321へ送信する。ステップS25において、売上管理サーバ32の単価設定部321は、受信した更新が行われた予約データに基づいて、プレイ単価の履歴を更新し記録する。
【0076】
本実施形態によれば、単価管理システム1は、売上管理サーバ32においてゲーム機10毎に設定されたプレイ単価を、店舗のゲーム機10へ配信できる。さらに、設定されたプレイ単価によるゲームのプレイ実績を収集した売上明細データを、売上管理サーバ32が受信し、管理できる。
【0077】
これにより、単価管理システム1は、プレイ単価の変更履歴と売上明細データとを売上管理サーバ32で対応付けて管理できる。この結果、管理者は、プレイ単価の変更履歴に応じたゲーム機毎のプレイ実績の変動、例えば売上がどう変化したか、又はプレイ種別及びプレイ頻度がどう変化したかなどを容易に把握できる。
【0078】
したがって、管理者は、売上管理サーバ32にアクセスすることにより、売上明細を参照しつつ、プレイ単価の予約を行うことができ、単価変更の影響を容易に把握できるので、今後のプレイ単価を適切に設定できる。
【0079】
単価管理システム1は、各店舗において、管理端末22又は決済端末11からプレイ単価の変更入力を受け付ける。プレイ単価の変更は、管理端末22を介して売上管理サーバ32に通知され、現場における当日の変更についても履歴として管理される。
【0080】
したがって、単価管理システム1は、プレイ単価の柔軟な変更を可能にしつつ、変更履歴を一元管理できる。この結果、管理者は、売上管理サーバ32の管理データを参照し、プレイ単価の設定ミス又は不正な設定などを容易に発見できる。
【0081】
また、イベントなどに連動したり、閉店間際に割引したりといった当日中のプレイ単価の変更に対しても、変更されたプレイ単価による売上明細データと、プレイ単価の変更履歴とが日時情報及びゲーム機10の識別情報により対応づけられて、容易に参照できる。
【0082】
単価管理システム1は、ゲーム機10毎に、プレイ種別に対応したプレイ単価をそれぞれ設定できる。これにより、単価設定の利便性を向上できると共に、プレイ単価の変更に伴い売上明細におけるプレイ種別がどう変化したかを容易に把握できる。
【0083】
単価管理システム1は、収集端末12において、電子マネーによるプレイ実績データに加えて、コイン投入によるプレイ実績データも収集できる。したがって、売上管理サーバ32は、決済方法によらない売上明細、及び決済方法別の売上明細を取得できる。
【0084】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されるものではない。例えば、本実施形態に記載された装置構成や、後述する実施形態の装置構成を適宜組み合わせてもよい。
【0085】
前述の装置構成は一例であり、これには限られない。例えば、単価管理システム1は、決済装置21および管理端末22が
図1に示すように店舗に設けられていてもよいし、決済装置21および管理端末22が
図6に示すようにデータセンタに設けられていてもよい。
図6では中継サーバ23が設けられていない例が図示されているが、中継サーバ23は設けられていてもよい。
【0086】
また、
図7に示すように、単価管理システム1Aは、ゲームセンタの店舗に設置される複数のゲーム機10、端末11A、決済装置21、管理端末22及び中継サーバ23と、外部のデータセンタなどに設置される電子マネー管理サーバ31及び売上管理サーバ32と、ユーザ端末40とを備える構成であってもよい。ここで示す端末11Aは、
図2で示す決済端末11及び収集端末12の両者の機能を併せ持つものである。
【0087】
さらに、
図7の実績収集部121で行われている電子マネー決済時にゲーム機10に向けてコインパルスを出力する処理、および、コイン投入によるプレイ実績データの収集の処理は、実績収集部121とは異なる基板に設けられた集積回路等で処理されていてもよい。
【0088】
また、
図8に示すように単価管理システム1Bは、
図1の単価管理システム1のように決済装置21および管理端末22が別々設けられているのとは異なり、両者が一体となった決済装置21Bを備える構成であり、かつ、決済装置21Bがデータセンタに配置される構成であってもよい。決済装置21Bは、
図1の単価管理システム1における決済装置21および管理端末22が一体に構成されている点を除くと、そこで行われる演算処理等を含め決済装置21および管理端末22と同じである。
【0089】
あるいは、決済装置21Bは上述のように決済装置21および管理端末22が一体となったものであってもよいし、決済装置21の機能のみを有するものであってもよい。この場合、決済端末11における変更通知部114から出力されるプレイ単価及びパルス数の組み合わせはである更新データは売上管理サーバ32の単価設定部321に入力される。
【0090】
さらに単価管理システム1Bにおいては、中継サーバ23が設けられず収集端末12から売上管理サーバ32へ、売上明細データが送信されている点が
図1の単価管理システム1と異なっている。なお、単価管理システム1Bにおいて中継サーバ23が収集端末12と売上管理サーバ32の間に設けられていてもよいし、単管理システム1や、後述する単価管理システム1Cや単価管理システム1Dにおいて単価管理システム1Bと同様に中継サーバ23が設けられていなくてもよい。
【0091】
また単価管理システム1Bにおいては、決済装置21Bと電子マネー管理サーバ31とが別々に設けられている構成に適用して説明されているが、決済装置21Bと電子マネー管理サーバ31とが一体とされた構成であってもよい。更には単価管理システム1Bや、後述する単価管理システム1Cや単価管理システム1Dにおいて、電子マネー管理サーバ31が設けられていない構成であってもよい。
【0092】
その他に、本実施形態では、単価管理システム1における店舗に設置された機器がゲーム機10であり、利用単価がプレイ単価であり、利用実績データがプレイ実績データである例に適用して説明したが、店舗に設置された機器はメダル貸出機や、カード販売機や、カプセル入りの玩具の自動販売機(カプセルトイ)であってもよい。機器がメダル貸出機の場合には、利用単価は貸出単価であり、利用実績データは貸出実績データである。また機器がカード販売機や自動販売機の場合には、利用単価は販売単価であり、利用実績データは販売実績データである。
【0093】
例えば、
図9に示すように単価管理システム1Cにおける店舗に設置された機器が情報端末10Cであってもよい。情報端末10Cには、ゲーム機10の他に、メダル貸出機や、カード販売機や、カプセル入りの玩具の自動販売機(カプセルトイ)も含まれる。
【0094】
情報端末10Cは、決済端末11と電子マネーの決済情報の伝達が可能に接続されるものである。決済端末11から電子マネーによる決済が行われたことを示す情報である決済情報が入力されると、情報端末10Cは決済に対応した動作を行う制御を行う。例えば、ゲーム機10であればゲームをスタートさせる制御を行い、メダル貸出機であればメダルを排出する制御を行い、カード販売機であればカードを排出する制御を行い、カプセルトイであればカプセル入りの玩具を排出する制御を行う。
【0095】
また情報端末10Cは、ゲーム機10を時間貸しする際のプレイ単価を決済端末11に出力することもできる。プレイヤが電子マネーで決済する場合には、決済端末11は情報端末10Cから取得したプレイ単価に基づいて決済を行う。
【0096】
情報端末10Cと決済端末11との接続方法は、有線を用いた情報通信を行う接続方法であってもよいし、無線を用いた情報通信を行う接続方法であってもよいし、記憶媒体を用いた情報通信を行う接続方法であってもよい。
【0097】
また、
図10に示すように単価管理システム1Dにおける店舗に設置された機器が情報端末10Dであってもよい。情報端末10Dには、ゲーム機10の他に、メダル貸出機や、カード販売機や、カプセル入りの玩具の自動販売機(カプセルトイ)や、ラップトップコンピュータ(ノート型コンピュータ)や、タブレット型コンピュータなどであってもよい。
【0098】
情報端末10Dは、収集端末12と情報の伝達が可能に接続されていると共に、収集端末12を介して決済端末11と電子マネーの決済情報の伝達が可能に接続されている。決済端末11から電子マネーによる決済が行われたことを示す情報である決済情報が入力されると、情報端末10Dは決済に対応した動作を行う制御を行う。
【0099】
また情報端末10Dは、収集端末12を介してゲーム機10を時間貸しする際のプレイ単価を決済端末11に出力することもできる。プレイヤが電子マネーで決済する場合には、決済端末11は情報端末10Dから取得したプレイ単価に基づいて決済を行う。
【0100】
プレイヤが時間貸しする際のプレイ単価を現金で店舗側に支払う場合には、情報端末10Dに現金で支払われた額が入力される。情報端末10Dは、入力された現金で支払われた額の情報を収集端末12に出力する。
【0101】
なお、時間貸しをする対象としては、上述のようにゲーム機10であってもよいし、店舗に設置された機器はメダル貸出機や、カード販売機や、カプセル入りの玩具の自動販売機であってもよい。
【0102】
更に、
図1の店舗に設置される管理端末22、中継サーバ23が省略され、決済端末11及び収集端末12は直接、売上管理サーバ32に接続されてもよい。また、例えば、複数の収集端末12と無線接続される親端末が設けられ、さらに中継サーバ23を介して売上管理サーバ32に接続されてもよい。
【0103】
単価管理システム1による単価管理方法は、ソフトウェアにより実現される。ソフトウェアによって実現される場合には、このソフトウェアを構成するプログラムが、情報処理装置(コンピュータ)にインストールされる。また、これらのプログラムは、CD−ROMのようなリムーバブルメディアに記録されて配布されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータにダウンロードされることにより配布されてもよい。さらに、これらのプログラムは、ハードウェアモジュール(チップセット)として組み込まれて配布されてもよい。