【文献】
Qualcomm Incorporated,SRS design details,3GPP TSG-RAN WG1#84 R1-160887,2016年 2月 6日
【文献】
Qualcomm Incorporated,PUCCH design details,3GPP TSG-RAN WG1#84 R1-160888,2016年 2月 6日
【文献】
CATT,Support of PUCCH for LAA Scell,3GPP TSG-RAN WG1#84 R1-160357,2016年 2月 5日
【文献】
Nokia Networks, Alcatel-Lucent, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Channel Access for the Support of LAA UL,3GPP TSG-RAN WG1#84 R1-160914,2016年 2月 6日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記アップリンク伝送チャネルの前記スケジューリング情報と、前記アップリンク制御信号伝送用の前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースとの所定の前記マッピング関係に基づいて、前記アップリンク伝送チャネルの前記スケジューリング情報に対応する前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースを確定するステップは、
前記アップリンク伝送チャネルの前記スケジューリング情報と、前記アップリンク制御信号伝送用の前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースとの所定の前記マッピング関係から、前記アップリンク伝送チャネルの前記スケジューリング情報に対応するスケジューリングされない前記アップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定するステップを含む請求項1に記載のサウンディング参照信号の伝送方法。
前記周波数領域リソース位置での前記サイクリックシフトにしたがって、前記サウンディング参照信号を、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして前記基地局に伝送するステップは、
前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボルでM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、前記サウンディング参照信号のN個の時間領域リソースシンボルのうちの異なる時間領域リソースシンボルが、それぞれ異なるM個のインタリービングユニットを占用するように指示することと、
前記サウンディング参照信号を、前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースにマッピングして前記基地局に伝送するステップとを含み、
ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての前記周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックの間の周波数間隔は、前記周波数領域リソース位置の前記サイクリックシフトによって決められる、または、
前記周波数領域リソース位置での前記サイクリックシフトにしたがって、前記サウンディング参照信号を、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして前記基地局に伝送するステップは、
前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボル内でM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、前記サウンディング参照信号のL(正整数)個毎の隣接するリソースシンボルが、一つのグループとして同一のインタリービングユニットを占用するように指示し、時間領域直交符号分割を行うことと、
前記サウンディング参照信号を、前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースにマッピングして前記基地局に伝送することとを含み、
ここで、異なるグループの時間領域リソースシンボルが占用するインタリービングユニットの周波数が異なり、かつN個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての前記周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックの間の周波数間隔は、前記周波数領域リソース位置での前記サイクリックシフトによって決められる、または、
前記周波数領域リソース位置での前記サイクリックシフトにしたがって、前記サウンディング参照信号を、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして前記基地局に伝送するステップは、
前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、前記サウンディング参照信号の各時間領域リソースシンボルが、いずれも周波数領域で連続する割り当てられない異なるM(正整数)個のインタリービングユニットからなる組み合わせを占用するように指示することと、
前記サウンディング参照信号を、前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースにマッピングして前記基地局に伝送することとを含み、
ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての前記周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの組み合わせの物理リソースブロックの間の周波数間隔は、前記周波数領域リソース位置での前記サイクリックシフトによって決められる、または、
前記周波数領域リソース位置での前記サイクリックシフトにしたがって、前記サウンディング参照信号を、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして前記基地局に伝送するステップは、
前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、前記サウンディング参照信号のN個の時間領域リソースシンボルの異なる時間領域リソースシンボルが、他のチャネルに割り当てられないM(正整数)個の異なるインタリービングユニットを占用するように指示することと、
前記サウンディング参照信号を、前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースにマッピングして前記基地局に伝送することとを含み、
ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての前記周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックの間の周波数間隔は、前記周波数領域リソース位置での前記サイクリックシフトによって決められる請求項5に記載のサウンディング参照信号の伝送方法。
前記アップリンク伝送チャネルは、物理アップリンクシェアドチャネルまたは拡張物理アップリンク制御チャネルであり、前記アップリンク制御チャネルは、MF‐sPUCCHである請求項6に記載のサウンディング参照信号の伝送方法。
前記アップリンク伝送チャネルの前記スケジューリング情報と、前記アップリンク制御信号伝送用の前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースとの所定の前記マッピング関係から、スケジューリングされる前記アップリンク伝送チャネルの前記スケジューリング情報に対応するスケジューリングされない前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースを確定するステップは、
基地局から、無線リソース制御で配置され、またはコモン物理ダウンリンクコモンチャネルで指示されるスケジューリングされる前記リソースとスケジューリングされない前記リソースの区分情報を取得することと、
該区分情報、前記スケジューリング情報、および、前記アップリンク伝送チャネルの前記スケジューリング情報と前記アップリンク制御信号伝送用の前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースとの所定の前記マッピング関係に基づいて、スケジューリングされる前記アップリンク伝送チャネルの前記スケジューリング情報に対応するスケジューリングされない前記アップリンク制御チャネルに用いられる前記リソースを確定することを含む請求項3に記載のサウンディング参照信号の伝送方法。
前記アップリンク制御チャネルの後に隣接する前記アップリンク伝送チャネルのみで前記アップリンクスケジューリング伝送が行われると、前記アップリンク制御チャネルで前記サウンディング参照信号を伝送するステップは、
サブフレームn−1に前記アップリンク制御チャネルが存在するものの、該アップリンク制御チャネルの存在するサブフレームでアップリンク制御情報が伝送されないと検出し、サブフレームnの開始位置から前記アップリンク伝送チャネルをスケジューリングするための前記ダウンリンク制御情報を、サブフレームn−4以前のサブフレームで受信すると、サブフレームn−1で前記アップリンク制御チャネルを利用して前記サウンディング参照信号の伝送を開始することを含む請求項10に記載のサウンディング参照信号の伝送方法。
前記アップリンク伝送チャネルがスケジューリングされると、該アップリンク伝送チャネルの前記スケジューリング情報を取得するステップに先立って、リスンビフォートークのモニタリングメカニズムを実行することをさらに含む請求項9から請求項11のいずれかに記載のサウンディング参照信号の伝送方法。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面を参照して本発明の例示的な実施例をさらに詳細に記載する。本発明の例示的な実施例を図面に示しているが、本発明は、ここで説明した実施例に限定されることなく様々な形態で実現されうることが理解されるべきである。これらの実施例を示すことは、本発明をより徹底的に理解してもらい、本発明の範囲を当業者に全面的に伝えるためである。
【0019】
本発明は、関連技術のMFネットワークにおいて、PUSCH/MF‐ePUCCHのみでの伝送をスケジューリングするUEが自ら選択したMF‐sPUCCH領域内のリソースでアップリンク制御信号を伝送するため、同一MF‐sPUCCH領域内のリソースが異なるUEにより選択されうるため、リソースコリジョン問題が生じてしまうという問題に対するものである。本発明の下記実施例としては、サウンディング参照信号の伝送方法、装置および端末を提供し、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係に基づいて、スケジューリングされないアップリンク制御チャネルのリソース位置を確定することによって、アップリンク制御リソースが異なるユーザ端末に占用されるコリジョン問題を低減又は回避する。
【0020】
図1は、移動通信ネットワークの基本的アーキテクチャーの概略図である。移動通信システムは、プロバイダが無線アクセスネットワーク機器(例えば基地局)とコアネットワーク機器(例えばHLR:Home Location Register)などを配置することによって、ユーザ端末(例えば携帯電話などの移動端末)に通信サービスを提供するシステムである。
【0021】
図2には、アップリンクチャネル(物理アップリンク制御チャネルおよび/または物理アップリンクシェアドチャネルを含む)の周波数領域リソース割当方式B‐IFDMAが示されている。20MHzの帯域幅で10個のインタリービングユニット(interlace)を有し、各インタリービングユニットの大きさは、周波数領域で等間隔の10個の物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)である。例えば番号0のインタリービングユニットは、図中の斜線付きの10個のPRBに対応する。
【0022】
図3に示されるように、MF‐sPUCCHは、伝送機会(TXOP:Transmission Opportunity)のうち、DL−UL切り替えが伝送されるサブフレームで伝送される。すなわち、MF‐sPUCCH領域は、アップリンク伝送の先頭部分で伝送される。
【0023】
図4に示されるように、本発明の一部の実施例によるサウンディング参照信号の伝送方法は、具体的に下記ステップを含む。
【0024】
ステップ41において、アップリンク伝送チャネルがスケジューリングされると、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報を取得する。
【0025】
ここで、当該アップリンク伝送チャネルは、例えばPUSCHのような、アップリンクデータ信号を伝送するアップリンク伝送チャネルであってもよく、例えばMF‐ePUCCHまたはMF‐sPUCCHのような、制御信号を伝送するアップリンク伝送チャネルであってもよい。アップリンク伝送チャネルがスケジューリングされると、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報には、アップリンク伝送チャネルが占用するリソース位置の番号などのリソース位置の情報が付帯される。ここで、UEは、アップリンクデータ信号伝送用のアップリンク伝送チャネルがスケジューリングされる際のスケジューリング情報を直接基地局から受信してもよく、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのチャネル情報を自ら解析することによってそのスケジューリング情報を得てもよい。
【0026】
ステップ42において、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係に基づいて、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定する。
【0027】
ここで説明するアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係とは、アップリンク伝送チャネルに用いられるリソースのIDと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースのIDとはマッピング関係が存在することを指す。具体的には、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられる全てのリソースとの所定のマッピング関係、または、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるスケジューリングされないリソースとの所定のマッピング関係を含む。アップリンク伝送チャネルに用いられるリソースのIDが確定できれば、マッピング関係に基づいて、対応するアップリンク制御チャネルに用いられるリソースのIDを確定し、さらにアップリンク制御チャネルに用いられるリソースのリソース位置を確定することができる。
【0028】
ステップ43において、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースを利用してSRSを伝送する。
【0029】
具体的には、ステップ42で確定したアップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして伝送、または、ステップ42で確定したアップリンク制御チャネルに用いられるリソースをSRSに伝送するリソースとする。
【0030】
本発明の上記実施例において、ユーザ端末は、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係、および、取得したスケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に基づいて、対応するアップリンク制御チャネルに用いられるリソース位置を確定することによって、アップリンク制御チャネルリソースが異なるユーザ端末により占用されるコリジョン問題を低減又は回避する。
【0031】
図5に示されるように、本発明の一部の実施例によるサウンディング参照信号の伝送方法は、具体的には下記ステップを含む。
【0032】
ステップ51において、アップリンク伝送チャネルがスケジューリングされると、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報を取得する。
【0033】
ステップ52において、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係から、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するスケジューリングされないアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定する。
【0034】
ステップ53において、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースを利用してSRSを伝送する。
【0035】
なお、本実施例によるサウンディング参照信号の伝送方法は、LBTが行われた後に実行される。
【0036】
ここで、アップリンク伝送において、通常、アップリンク制御情報または特別情報(例えばSRS)を伝送するためのMF‐sPUCCH領域およびその後に隣接するアップリンクサブフレーム(PUSCH/MF‐ePUCCH)を含む。MF‐sPUCCH領域の後に隣接するアップリンクサブフレームのみでスケジューリングされて伝送が行われるシチュエーションにおいて、UEは、スケジューリング情報に基づいて、MF‐sPUCCH領域(あるいはアップリンク部分サブフレームと称する。)でのSRSの伝送リソース位置およびアップリンクサブフレームでのPUSCH/MF‐ePUCCHの伝送リソース位置を同時に選択する。具体的に、MFセルであるサービングセルcに関し、当該サービングセルcでタイプ2(type 2)のSRS伝送をトリガーするためのUEを配置する。当該サービングセルcのサブフレームn−1にMF‐sPUCCHが存在するものの、当該MF‐sPUCCHの存在するサブフレームでUCIが伝送されないと検出し、かつサービングセルcのサブフレームnのSymbol #0位置からPUSCHまたはMF‐ePUCCHをスケジューリングするためのDCIフォーマットの0A/0B/4A/4Bを、サブフレームn−4以前のサブフレームで受信すると、サブフレームn−1でMF‐sPUCCHリソースを利用してSRSの伝送を開始する。
【0037】
上記実施例において、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係とは、アップリンク伝送チャネルに用いられるリソースのIDと、割り当てられない(スケジューリングされないアップリンク制御チャネルに割り当てられるリソースと理解してもよい。)スケジューリングされないアップリンク制御チャネルに用いられるリソースのIDとはマッピング関係が存在することを指す。アップリンク伝送チャネルに用いられるリソースのIDが確定できれば、マッピング関係に基づいて、対応する割り当てられないスケジューリングされないアップリンク制御チャネルに用いられるリソースのIDを確定し、さらに、それに用いられるリソースのリソース位置を確定することができる。
【0038】
さらに、上記アップリンク伝送チャネルは、PUSCH/MF‐ePUCCHであり、上記アップリンク制御チャネルは、MF‐sPUCCHである。
【0039】
具体的には、ステップ52は、下記ステップを含む。
1.基地局から、RRC(Radio Resource Control;無線リソース制御)で配置され、またはコモン物理ダウンリンクコモンチャネルで指示されるスケジューリングされるリソースとスケジューリングされないリソースの区分情報を取得する。
2.区分情報、スケジューリング情報、および、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報とアップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係に基づいて、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するスケジューリングされないアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定する。
【0040】
ここで、基地局は、まず、現在のスケジューリングされるリソースとスケジューリングされないリソースとの区分情報をUEに知らせる。よって、UEは、区分情報およびスケジューリング情報に基づいて、対応するリソース位置を確定する。
【0041】
ここで、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースを、具体的には、スケジューリングアップリンク制御チャネルリソース(スケジューリングされるMF‐sPUCCH)とスケジューリングされないアップリンク制御チャネルリソース(スケジューリングされないMF‐sPUCCH)に区分する。SRSの伝送フォーマットとして復調参照信号DMRSシーケンスと同一のシーケンスを用いることができ、DMRSの多重化方式(またはベアラー方式を称する。)がデータ伝送フォーマットに関連するため、具体的にデータ伝送フォーマットに基づいてリソースを区分する。ここで、スケジューリングアップリンク制御チャネルリソース(スケジューリングされるMF‐sPUCCH)とスケジューリングされないアップリンク制御チャネルリソース(スケジューリングされないMF‐sPUCCH)の区分方式は、スケジューリングアップリンク制御チャネルリソース(スケジューリングされるMF‐sPUCCH)のリソース番号範囲のみを通知すること、または、スケジューリングされないアップリンク制御チャネルリソース(スケジューリングされないMF‐sPUCCH)のみを通知すること、または、スケジューリングアップリンク制御チャネルリソース(スケジューリングされるMF‐sPUCCH)とスケジューリングされないアップリンク制御チャネルリソース(スケジューリングされないMF‐sPUCCH)を同時に通知することなどを含む。さらに、スケジューリングアップリンク制御チャネルリソース(スケジューリングされるMF‐sPUCCH)とスケジューリングされないアップリンク制御チャネルリソース(スケジューリングされないMF‐sPUCCH)との通知方式は、予め規定すること、RRCで配置すること、または、コモン物理ダウンリンクコモンチャネル(C−PDCCH)で指示することなどを含む。
【0042】
MF‐sPUCCH領域でのSRSに対し異なる伝送フォーマットを使用する場合、スケジューリングされないMF‐sPUCCH領域リソース(送信SRS)とスケジューリングされるMF‐sPUCCH領域リソースとを区分するには、SRSの時間周波数領域リソース割当方式が異なる。具体的に以下のものがある。
1.サブキャリア間隔が2であるIFDMA(Interleaved Frequency Division Multiple Access;インタリーブドFDMA)という従来LTEでのSRS伝送フォーマットを採用してSRSを伝送し、すなわち、連続する複数のPRBのうちの奇数または偶数サブキャリアのみを占用する場合、B‐IFDMAとIFDMAとの相違から、スケジューリングされるMF‐sPUCCHが占用するPRB以外で、SRSが占用する連続PRBを割り当てる必要があり、しかもSRSが時間領域で連続する複数のシンボルを占用し、例えば、時間領域でMF‐sPUCCH領域の全てのシンボルを占用する。
2.MuLTEfireでのMF‐sPUCCH/PUSCH/MF‐ePUCCHと同一のB‐IFDMA方式でSRSをマッピングし、すなわち周波数領域で等間隔の複数のPRBのうちのすべてのサブキャリアを占用する場合、同一パラメータが用いられるB‐IFDMAによって、SRSとMF‐sPUCCHに同一または異なるインタリービングユニット(interlace)が割り当てられる。同一シーケンスの異なるサイクリックシフトおよび/またはOCC(Orthogonal Cover Code;直交カバーコード)を割り当てることによって、同一PRBおよびinterlace内の直交が実現される。SRSは、時間領域で連続する複数のシンボルを占用し、例えば、時間領域でMF‐sPUCCH領域の全てのシンボルを占用する。
3.B‐IFDMAのインタリービングユニットで奇数または偶数サブキャリアのみを占用してSRSをマッピングし、すなわち、周波数領域で等間隔の複数のPRBのうちの奇数または偶数サブキャリアを占用する場合、B‐IFDMAとインタリービングユニットでのIFDMAとの相違から、SRSとMF‐sPUCCHに異なるインタリービングユニットが割り当てられる。SRSは、時間領域で連続する複数のシンボルを占用し、例えば、時間領域でMF‐sPUCCH領域の全てのシンボルを占用する。
【0043】
SRSの異なる伝送フォーマットに基づき、スケジューリングされるMF‐sPUCCHのリソースとスケジューリングされないMF‐sPUCCHのリソースを区分することができる。よって、スケジューリングされないMF‐sPUCCHのリソースから、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するスケジューリングされないMF‐sPUCCHに用いられるリソースを確定し、ユーザ同士のリソースコリジョン問題を低減又は回避する。
【0044】
スケジューリング情報は、アップリンク伝送チャネルのアップリンクグラントに付帯される制御チャネル要素(CCE)番号、拡張制御チャネル要素(ECCE)番号、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルが占用する周波数領域リソース番号、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルが占用するシーケンス番号およびサイクリックシフト番号、および、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルが占用するOCCシーケンス番号のうちの少なくとも1つを含む。
【0045】
ここで、アップリンク伝送チャネルのアップリンクグラント(UL Grant)が占用するCCE番号またはECCE番号は、スケジューリングされるPUSCH/MF‐ePUCCHのUL grantが占用するCCE番号またはECCE番号であり、例えばPDCCHでUL Grantを伝送する場合、UL Grantが占用する第N個のCCE位置番号であり、例えば第1個のCCEに対応する番号である。ここで、CCEは、Control Channel Elementの略称であり、すなわち制御チャネル要素であり、LTEにおける制御チャネルを送信する時間周波数領域リソース単位である。ECCEは、EnhancedControl Channel Elementの略称であり、すなわち拡張制御チャネル要素であり、LTEにおける制御チャネルを送信するもう1つの時間周波数領域リソース単位である。
【0046】
スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルが占用する周波数領域リソース番号は、UL grantをベアラーするDCI(Downlink Control Information;ダウンリンク制御情報)でのリソース割当指示情報および/またはRRCで配置されるスケジューリングされるPUSCH/MF‐ePUCCHに占用されるN個のインタリービングユニットまたはPRBに対応する番号であり、例えば占用される第1個のインタリービングユニットまたはPRBに対応する番号である。
【0047】
スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルが占用するシーケンス番号およびサイクリックシフト番号は、MF‐ePUCCHが占用するDMRSシーケンスまたはそのシーケンスの番号およびサイクリックシフトサイズ情報の番号である。
【0048】
スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルが占用するOCCシーケンス番号は、例えばWalshコードおよびDFT(Discrete Fourier Transformation;離散フーリエ変換)などに基づく直交カバーコードの番号などである。
【0049】
マッピング関係は、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースの番号とのマッピング関係を含む。
【0050】
すなわち、上記アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用アップリンク制御チャネルに用いられるリソースとのマッピング関係は、具体的には、スケジューリングされるPUSCH/MF‐ePUCCHのUL grantが占用する(E)CCE番号と全てのMF‐sPUCCHのリソース番号とのマッピング関係、PUSCH/MF‐ePUCCHが占用するインタリービングユニットまたはPRBの番号と全てのMF‐sPUCCHのリソース番号とのマッピング関係、MF‐ePUCCHが占用する周波数領域シーケンス番号および当該シーケンスのサイクリックシフト番号と全てのMF‐sPUCCHのリソース番号とのマッピング関係、または、PUSCH/MF‐ePUCCHが占用するOCCシーケンス番号と全てのMF‐sPUCCHのリソース番号とのマッピング関係を構築することを指す。
【0051】
または、上記アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用アップリンク制御チャネルに用いられるリソースとのマッピング関係は、具体的には、スケジューリングされるPUSCH/MF‐ePUCCHのUL grantが占用する(E)CCE番号とスケジューリングされないMF‐sPUCCHのリソース番号とのマッピング関係、PUSCH/MF‐ePUCCHが占用するインタリービングユニットまたはPRBの番号とスケジューリングされないMF‐sPUCCHのリソース番号とのマッピング関係、MF‐ePUCCHが占用する周波数領域シーケンス番号および当該シーケンスのサイクリックシフト番号とスケジューリングされないMF‐sPUCCHのリソース番号とのマッピング関係、または、PUSCH/MF‐ePUCCHが占用するOCCシーケンス番号とスケジューリングされないMF‐sPUCCHのリソース番号とのマッピング関係を構築することを指す。
【0052】
上記実施例において、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースの番号とのマッピング関係、および、スケジューリングされるPUSCH/MF‐ePUCCHのスケジューリング情報に基づいて、対応するスケジューリングされないMF‐sPUCCHに用いられるリソース位置を確定することによって、同一MF‐sPUCCHリソース位置が複数のユーザ端末に同時に用いられるリソースコリジョン問題を回避する。
【0053】
図6に示されるように、本発明の一部実施例によるサウンディング参照信号の伝送方法は、具体的に下記ステップを含む。
【0054】
ステップ61は、上記ステップ41と同一に行われる。
【0055】
ステップ62は、上記ステップ42と同一に行われる。
【0056】
ステップ63において、異なる時間領域リソースシンボルで、異なる周波数領域リソースを占用する方式で、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースによってSRSを基地局に伝送する。
【0057】
ここで、上記ステップ62で確定したアップリンク制御チャネルに用いられるリソース位置およびステップ62で確定したMF‐sPUCCH/SRSが占用するリソース位置にSRSをマッピングして伝送する。
【0058】
ここで、MF‐sPUCCH/SRSが占用する複数の時間領域シンボルで、異なる周波数領域リソース位置が用いられる。すなわち、MF‐sPUCCH/SRSの第1個の時間領域シンボルで選択される周波数領域リソース位置は、MF‐sPUCCH/SRSの第2個の時間領域シンボルで選択される周波数領域リソース位置とは異なる。このように、複数の時間領域シンボルを統合的に見ると、SRSを送信するチャネルに占用される周波数領域リソースが密集することに相当する。このように、SRSを伝送する周波数領域リソースの間の周波数間隔を縮小し、ある程度でチャネル推定精度を向上させることができる。
【0059】
図7に示されるように、本発明の一部の実施例によるサウンディング参照信号の伝送方法は、具体的に下記ステップを含む。
【0060】
ステップ71は、上記ステップ41と同一に行われる。
【0061】
ステップ72は、上記ステップ42と同一に行われる。
【0062】
ステップ73において、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを異なる時間領域リソースで異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送する。ここで、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトの大きさは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースの時間領域リソースシンボル数、および、同一時間領域リソースでSRSに占用される周波数領域リソースの周波数間隔によって決められる。
【0063】
例えば、MF‐sPUCCH/SRSの第1個のシンボルで選択される周波数領域リソース位置(インタリービングユニット番号)は、PUSCH/ MF‐ePUCCHのスケジューリング情報によって決められ、第2個のシンボルの周波数領域リソース位置は、第1個のシンボルの周波数領域リソース位置からTビットでサイクリックシフトして得られ、このように、時間領域シンボルが全て伝送されるまで類推する。ここで、Tは、MF‐sPUCCH/SRSの全体的時間領域リソースシンボル占用数、同一時間領域リソースで前記SRSに占用される周波数領域リソースの周波数間隔によって決められる。選択可能に、同一時間領域リソースでSRSおよびPUSCH/ MF‐ePUCCHに占用される周波数領域リソースの周波数間隔によって、周波数領域リソースでのサイクリックシフトTを確定してもよい。このような方式によれば、SRSの伝送に用いられる周波数領域リソースの間の周波数間隔を縮小してSRSの推定精度を向上させることができる。
【0064】
SRSの伝送フォーマットとして復調参照信号DMRSシーケンスと同一のシーケンスを用いることができ、DMRSの多重化方式(またはベアラー方式と称する。)がデータ伝送フォーマットに関連する。具体的には、MF‐sPUCCHリソース(スケジューリングされるMF‐sPUCCHとスケジューリングされないMF‐sPUCCHを含む。)領域において、MF‐sPUCCHは、B‐IFDMAコードによる直交多重化(B‐IFDMAコードは、実質上、特別リソースに割り当てられるOFDMAコードである。)が行われ、1個から4個の時間領域リソースシンボルを占用する。2個より多くの時間領域リソースシンボルを占用すると、一部のシンボルは、復調参照信号DMRSを伝送し、一部のシンボルは、データを伝送する。MF‐sPUCCHが4個のシンボルを占用することを一例とし、その先頭の2つのシンボルがDMRS伝送に用いられ、末尾の2つのシンボルがデータ伝送に用いられると仮定すると、MF‐sPUCCHの多重化は、DMRSシンボルの多重化とデータシンボルの多重化との2部分を含む。
【0065】
DMRSを伝送するシンボルの場合、各シンボルにおいて、同一シーケンスの異なるサイクリックシフトを送信することによって周波数領域の符号分割が実現される。例えばLTEでDMRSに用いられるZadoff−Chuシーケンスおよび/または複数のシンボルの間のOCCによって時間領域直交が実現される。例えば2つのシンボルは、コードの長さが2であるWalshコードの00、01によって時間領域直交が実現される。DMRSの多重化は、データシンボルのマッピング方式に決められる。一方、データを伝送するシンボルの場合、各PRBでの各データシンボルは、伝送可能な変調シンボル数が異なり、その多重化も異なる。以下、具体的な応用シチュエーションを通して説明する。
【0066】
例えば、1つのPRBの異なるデータシンボルで、異なる変調シンボルが伝送され、1つのPRBの1つのデータシンボルで、1つの変調シンボルが伝送される。すると、当該変調シンボルは、コードの長さが12であるサイクリックシフト後のシーケンス、例えばZadoff−Chuシーケンスと乗算してから12個のRE(リソース要素;Resource Element)にマッピングされる。これにより、異なるUEのデータシンボルは、異なるサイクリックシフトによって周波数領域直交が行われる。データシンボルの多重化方式と同様に、DMRSもサイクリックシフトのシーケンスによって周波数領域直交が行われる。2つのデータシンボルを例とし、1つのPRBの2つのデータシンボルで2つの変調シンボルが伝送され、20MHzにおける1つのインタリービングユニット(10個のPRB)で20個の変調シンボルが伝送され、QPSK変調において40個の符号化後のビットが伝送される。シーケンスのサイクリックシフト間隔が1であると、1つのインタリービングユニットは、最多で同時に12個のユーザ端末のMF‐sPUCCHの伝送をサポートすることができる。
【0067】
さらに例えば、1つのPRBの異なるデータシンボルで、同一の変調シンボルが伝送される。当該変調シンボルは、OCCによって複数のデータシンボルまで拡張される。1つのPRBの1つのデータシンボルで、1つの変調シンボルが伝送される。当該変調シンボルは、コードの長さが12であるサイクリックシフト後のシーケンス、例えばZadoff−Chuシーケンスと乗算してから12個のREにマッピングされる。異なるUEのデータは、同時に、異なるサイクリックシフトによって周波数領域直交が行われ、異なるOCCによって時間領域直交が行われる。2つのデータシンボルを一例とし、1つのPRBの2つのデータシンボルで1つの変調シンボルが伝送され、20MHzにおける1つのインタリービングユニット(10個のPRB)で10個の変調シンボルが伝送され、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying;直交位相シフトキーイング)変調において20個の符号化後のビットが伝送される。シーケンスのサイクリックシフト間隔が1であると、1つのインタリービングユニットは、最多で同時に12×2=24個のUEのMF‐sPUCCHの伝送をサポートすることができる。
【0068】
さらに例えば、1つのPRBの異なるデータシンボルで、同一の変調シンボルが伝送される。当該変調シンボルは、OCCによって複数のデータシンボルまでに拡張される。1つのPRBの1つのデータシンボルで、12個の変調シンボルが伝送され、12個の変調シンボルが12個のREにマッピングされる。異なるUEのデータは、異なるOCCによって時間領域直交が行われる。2つのデータシンボルを一例とし、1つのPRBの2つのデータシンボルで12個の変調シンボルが伝送され、20MHzにおける1つのインタリービングユニット(10個のPRB)で120個の変調シンボルが伝送され、QPSK変調において240個の符号化後のビットが伝送される。シーケンスのサイクリックシフト間隔が1であると、1つのインタリービングユニットは、最多で同時に2つのUEのMF‐sPUCCHの伝送をサポートすることができる。
【0069】
SRSの伝送フォーマットとして、復調参照信号DMRSシーケンスおよび同一のシーケンス、例えばZadoff−Chuシーケンスが用いられるため、SRSは、周波数領域においても多種類の方式でマッピングされる。
方式1:サブキャリア間隔が2であるIFDMAという従来LTEでのSRS伝送フォーマットを採用し、すなわち周波数領域で連続する複数のPRBのうちの奇数または偶数サブキャリアのみを占用する。
方式2:MuLTEfireでのMF‐sPUCCH/PUSCH/MF‐ePUCCHと同一のB‐IFDMAマッピング方式を採用し、すなわち周波数領域で等間隔の複数のPRBのうちのすべてのサブキャリアを占用する。
方式3:B‐IFDMAのインタリービングユニットで奇数または偶数サブキャリアのみを占用するマッピング方式を採用し、すなわち周波数領域で等間隔の複数のPRBのうちの奇数または偶数サブキャリアを占用する。
【0070】
以下、添付図面および具体的な応用シチュエーションとともに、MF‐sPUCCHが占用する周波数領域リソースにSRSをマッピングして伝送するプロセスを詳細に紹介する。
シチュエーション1
【0071】
当該シチュエーションは、上記方式2または方式3のSRSマッピング方式に対応する。アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボルでM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルのうちの異なる時間領域リソースシンボルが、それぞれ異なるM個のインタリービングユニットを占用するように指示し、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送する。
【0072】
ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用するすべての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置のサイクリックシフトによって決められる。
【0073】
MF‐sPUCCH領域が4つの時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSは、B‐IFDMA方式でマッピングされ、1つのインタリービングユニットと4つの時間領域リソースシンボルを占用し、かつ、MF‐sPUCCHとSRSは、各時間領域リソースシンボルで、同一シーケンスの異なるサイクリックシフトによって周波数領域直交が行われる。MF‐sPUCCHまたはSRSの複数のシンボルの間で、時間領域のOCC直交が行われない。したがって、SRSの各シンボルは、異なるインタリービングユニットにマッピングされる。
図8に示されるように、20MHzのシステム帯域幅で10個のインタリービングユニットを有し、同一UEのSRS(図中の斜線つき部分)に関し、第1個のB‐IFDMAシンボルが第1個のインタリービングユニット(番号0のインタリービングユニット)を占用し、第2個のB‐IFDMAシンボルが第3個のインタリービングユニット(番号2のインタリービングユニット)を占用し、第3個のB‐IFDMAシンボルが第6個のインタリービングユニット(番号5のインタリービングユニット)を占用し、第4個のB‐IFDMAシンボルが第9個のインタリービングユニット(番号8のインタリービングユニット)を占用する。よって、SRSが周波数領域リソースで占用する周波数の間の間隔をなるべく小さくしかも均一にする。基地局は、上記4個のB‐IFDMAシンボル内のSRS情報に対し時間周波数領域の統合補間を行う。よって、最小周波数間隔は、10個のPRBから3個のPRBまで減少され、推定精度が大きく向上する。
シチュエーション2
【0074】
当該シチュエーションは、上記方式2または方式3のSRSマッピング方式の別シチュエーションである。アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボル内でM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのL(正整数)個毎の隣接するリソースシンボルが、一つのグループとして同一のインタリービングユニットを占用するように指示して時間領域直交符号分割を行い、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送する。
【0075】
ここで、異なるグループのリソースシンボルが占用するインタリービングユニットの周波数が異なり、かつN個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置のサイクリックシフトによって決められる。
【0076】
MF‐sPUCCH領域が4つのシンボルを占用すると、SRSは、B‐IFDMA方式でマッピングされ、1つのインタリービングユニットおよび4つの時間領域リソースシンボルを占用し、かつ、MF‐sPUCCHおよびSRSは、先頭から2つのシンボルと末尾の2つのシンボルで、同一シーケンスの異なるサイクリックシフトによって周波数領域直交が行われ、異なるOCCによって時間領域直交が行われる(例えば、先頭から2つのシンボルは、DMRSであり、末尾の2つのシンボルは、データである。)。したがって、SRSの先頭から2つのシンボルと末尾の2つのシンボルとは、異なるインタリービングユニットにマッピングされる。
図9に示されるように、20MHzのシステム帯域幅で10個のインタリービングユニットを有し、同一UEのSRS(図中の斜線つき部分)に関し、第1個のB‐IFDMAシンボルと第2個のB‐IFDMAシンボルが第1個のインタリービングユニット(番号0のインタリービングユニット)を占用し、第3個のB‐IFDMAシンボルおよび第4個のB‐IFDMAシンボルが第6個のインタリービングユニット(番号5のインタリービングユニット)を占用する。よって、SRSの周波数領域での間隔をなるべく小さくしかも均一にする。基地局は、上記4個のB‐IFDMAシンボル内のSRS情報に対し時間周波数領域の統合補間を行う。このように、最小周波数間隔は、10個のPRBから5個のPRBまでに減少され、ある程度でSRSのチャネル推定精度が向上する。
シチュエーション3
【0077】
当該シチュエーションは、上記方式1のSRSマッピング方式に対応する。アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSの各時間領域リソースシンボルが、いずれも周波数領域で連続して割り当てられない(またはSRS伝送に割り当てられる)M(正整数)個のインタリービングユニットからなる異なる組み合わせを占用するように指示し、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送する。
【0078】
ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの組み合わせの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0079】
サブキャリア間隔が2であるIFDMAによってSRSをマッピングすると、SRSの周波数ホッピングは、MF‐sPUCCHに割り当てたリソース以外の領域で行われる必要がある。
図10に示されるように、20MHzのシステム帯域幅で10個のインタリービングユニットを有し、スケジューリングされるMF‐sPUCCHにインタリービングユニット0〜5(図中の黒点背景部分)を割り当て、スケジューリングされないSRSにインタリービングユニット6から9を割り当てたとする。SRSが従来LTEでのIFDMAのフォーマットを使用すると、同一UEのSRS(図中の斜線つき部分)は、連続する4個のPRBのうちの奇数または偶数サブキャリアを占用し、第1個のIFDMAシンボルがPRB番号6から9の奇数または偶数サブキャリアを占用し、第2個のIFDMAシンボルがPRB番号26から29の奇数または偶数サブキャリアを占用し、第3個のIFDMAシンボルがPRB番号56から59の奇数または偶数サブキャリアを占用し、第4個のIFDMAシンボルがPRB番号76から79の奇数または偶数サブキャリアを占用する。基地局は、上記4個のシンボル内のSRS情報に対し時間周波数領域の統合補間を行う。よって、SRSの周波数領域での間隔をなるべく小さくし、最小周波数間隔が17個のPRBである。
シチュエーション4
【0080】
当該シチュエーションは、方式3のSRSマッピング方式の別シチュエーションである。アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルの異なる時間領域リソースシンボルが、他のチャネルに割り当てられない異なるM(正整数)個のインタリービングユニットを占用するように指示し、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送する。
【0081】
ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0082】
SRSがB‐IFDMAのインタリービングユニットで奇数または偶数サブキャリアのみを占用すると、SRSの周波数ホッピングは、MF‐sPUCCHに割り当てたリソース以外の領域で行われる必要がある。
図11に示されるように、20MHzのシステム帯域幅で10個のインタリービングユニットを有し、スケジューリングされるMF‐sPUCCHに偶数番号のインタリービングユニット(番号0/2/4/6/8)を割り当て、スケジューリングされないSRSに奇数番号のインタリービングユニット(番号1/3/5/7/9)を割り当てたとする。SRSがインタリービングユニット内のサブキャリア間隔が2であるIFDMAのフォーマットを使用すると、同一UEのSRSは、1つのインタリービングユニットの奇数または偶数サブキャリアを占用し、第1個のIFDMAシンボルが番号1のインタリービングユニットの奇数または偶数サブキャリアを占用し、第2個のIFDMAシンボルが番号3のインタリービングユニットの奇数または偶数サブキャリアを占用し、第3個のIFDMAシンボルが番号7のインタリービングユニットの奇数または偶数サブキャリアを占用し、第4個のIFDMAシンボルが番号9のインタリービングユニットの奇数または偶数サブキャリアを占用する。基地局は、当該4個のIFDMAシンボル内のSRS情報に対し時間周波数領域の統合補間を行う。最小周波数間隔が10個のPRBから3個のPRBに減少されるため、SRSの周波数領域での間隔をなるべく小さくかつ均一にし、ある程度でSRSのチャネル推定精度を向上させる。
【0083】
当該実施例において、ユーザ端末は、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係、および、取得したスケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に基づいて、対応するアップリンク制御チャネルに用いられるリソース位置を確定することによって、アップリンク制御チャネルリソースが異なるユーザ端末に占用されるコリジョン問題を低減又は回避する。さらに、アップリンク制御チャネルを確定した後に、異なる時間領域リソースシンボルで異なる周波数領域リソースを占用する方式で、伝送するサウンディング参照信号SRSをアップリンク制御チャネルにマッピングして基地局に伝送することによって、SRSを伝送する周波数領域リソースの間の周波数間隔を縮小し、ある程度でチャネル推定精度を向上させる。
【0084】
図12に示されるように、本発明の一部実施例によるサウンディング参照信号の伝送装置120は、アップリンク伝送チャネルがスケジューリングされると、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報を取得することに用いられる取得モジュール121と、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係に基づいて、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定することに用いられる処理モジュール122と、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースを利用してサウンディング参照信号を伝送することに用いられる送信モジュール123とを備える。
【0085】
ここで、取得モジュール121は、アップリンクデータ信号伝送用のアップリンク伝送チャネルがスケジューリングされると、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報を基地局から取得することに用いられる取得ユニットを備える。
【0086】
ここで、処理モジュール122は、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係から、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するスケジューリングされないアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定することに用いられる処理ユニットを備える。
【0087】
具体的には、当該処理ユニットは、基地局から、RRCで配置され、またはコモン物理ダウンリンクコモンチャネルで指示されるスケジューリングされるリソースとスケジューリングされないリソースの区分情報を取得することに用いられる取得サブユニットと、区分情報、スケジューリング情報、および、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報とアップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係に基づいて、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するスケジューリングされないアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定することに用いられる処理サブユニットとを備える。
【0088】
ここで、上記スケジューリング情報は、アップリンク伝送チャネルのアップリンクグラントに付帯されるCCE番号またはECCE番号、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルが占用する周波数領域リソース番号、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルが占用するシーケンス番号およびサイクリックシフト番号、および、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルが占用するOCCシーケンス番号のうちの少なくとも1つを含み、マッピング関係は、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースの番号とのマッピング関係を含む。
【0089】
ここで、送信モジュール123は、異なる時間領域リソースシンボルで、異なる周波数領域リソースを占用する方式で、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースによってSRSを基地局に伝送することに用いられる送信ユニットを備える。
【0090】
具体的に送信ユニットは、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送することに用いられる。ここで、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースの時間領域リソースシンボル数、および、同一時間領域リソースでSRSに占用される周波数領域リソースの周波数間隔によって決められる。
【0091】
ここで、送信ユニットは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボルでM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルのうちの異なる時間領域リソースシンボルが、それぞれ異なるM個のインタリービングユニットを占用するように指示することに用いられる第1指示サブユニットと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することに用いられる第1送信サブユニットを備える。ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置のサイクリックシフトによって決められる。
【0092】
ここで、送信ユニットは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボル内でM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのL(正整数)個毎の隣接するリソースシンボルが、一つのグループとして同一のインタリービングユニットを占用するように指示し、時間領域直交符号分割を行うことに用いられる第2指示サブユニットと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することに用いられる第2送信サブユニットとをさらに備える。ここで、異なるグループの時間領域リソースシンボルが占用するインタリービングユニットの周波数が異なり、かつN個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0093】
送信ユニットは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSの各時間領域リソースシンボルが、いずれも周波数領域で連続する割り当てられないM(正整数)個のインタリービングユニットからなる異なる組み合わせを占用するように指示することに用いられる第3指示サブユニットと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することに用いられる第3送信サブユニットとをさらに備える。ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの組み合わせの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、前記周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0094】
送信ユニットは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルの異なる時間領域リソースシンボルが、他のチャネルに割り当てられないM(正整数)個の異なるインタリービングユニットを占用するように指示することに用いられる第4指示サブユニットと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することに用いられる第4送信サブユニットとをさらに備える。ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0095】
ここで、上記アップリンク伝送チャネルは、物理アップリンクシェアドチャネル(PUSCH)/拡張物理アップリンク制御チャネル(MF‐ePUCCH)であり、アップリンク制御チャネルは、MF‐sPUCCHである。
【0096】
当該実施例において、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースの番号とのマッピング関係、および、スケジューリングされるPUSCH/MF‐ePUCCHのスケジューリング情報に基づいて、対応するスケジューリングされないMF‐sPUCCHに用いられるリソース位置を確定することによって、同一MF‐sPUCCHのリソース位置が複数のユーザ端末に同時に占用されるリソースコリジョン問題を回避する。さらに、アップリンク制御チャネルを確定した後に、異なる時間領域リソースシンボルで異なる周波数領域リソースを占用する方式で、伝送するサウンディング参照信号SRSをアップリンク制御チャネルにマッピングして基地局に伝送することによって、SRSを伝送する周波数領域リソースの間の周波数間隔を縮小し、ある程度でチャネル推定精度を向上させる。
【0097】
本発明の実施例の装置は、上記方法の実施例に対応する装置である。上記方法の実施例の全ての実現手段は、いずれも当該装置の実施例に適用して、同一の技術効果を達成することもできる。
【0098】
図13に示されるように、本発明の一部実施例による端末は、アップリンク伝送チャネルがスケジューリングされると、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報を受信することに用いられる受信機131と、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係に基づいて、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定する機能を実現することに用いられ、受信機に接続されるプロセッサ132と、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースを利用してサウンディング参照信号を伝送することに用いられ、プロセッサに接続される送信機133とを備える。
【0099】
ここで、プロセッサ152は、上記装置の実施例の全てのモジュールに実現される機能を実現するように配置されてもよく、上記装置の実施例と同一の技術効果を達成することもできる。
【0100】
図14に示されるように、一部の実施例において、サウンディング参照信号の伝送方法は、具体的に下記ステップを含む。
【0101】
ステップ141において、サウンディング参照信号SRSのアップリンク制御チャネルに用いられるリソース位置を確定する。
【0102】
ここで、アップリンク制御チャネルでは、各種類の制御信号が伝送される。ここでサウンディング参照信号SRSのアップリンク制御チャネルに用いられるリソース位置を確定することは、基地局によるスケジューリング方式で行われてもよく、ユーザ端末による自主モニタリング方式で行われてもよい。
【0103】
ステップ142において、異なる時間領域リソースシンボルで、異なる周波数領域リソースを占用する方式で、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースによってSRSを基地局に伝送する。
【0104】
ここで、MF‐sPUCCHが占用する複数の時間領域シンボルで、異なる周波数領域リソース位置が用いられる。すなわち、MF‐sPUCCHの第1個のシンボルで選択される周波数領域リソース位置は、MF‐sPUCCHの第2個のシンボルで選択される周波数領域リソース位置とは異なる。このように、複数の時間領域シンボルを統合的に見ると、SRSを送信するチャネルに占用される周波数領域リソースが密集することに相当する。このように、SRSを伝送する周波数領域リソースの間の周波数間隔を縮小し、ある程度でチャネル推定精度を向上させることができる。
【0105】
図15に示されるように、一部の実施例において、サウンディング参照信号の伝送方法は、具体的には下記ステップを含む。
【0106】
ステップ151は、上記ステップ141と同一に行われる。
【0107】
ステップ152において、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送する。
【0108】
ここで、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースの時間領域リソースシンボル数、および、同一時間領域リソースでSRSに占用される周波数領域リソースの周波数間隔によって決められる。例えば、MF‐sPUCCHの第1個のシンボルで選択される周波数領域リソース位置(インタリービングユニット番号)は、PUSCH/ MF‐ePUCCHのスケジューリング情報によって決められ、第2個のシンボルの周波数領域リソース位置は、第1個のシンボルの周波数領域リソース位置からTビットでサイクリックシフトして得られ、このように、時間領域シンボルが全て伝送されるまで類推する。ここで、Tは、MF‐sPUCCHの全体的時間領域リソースシンボル占用数、同一時間領域リソースで前記SRSに占用される周波数領域リソースの周波数間隔によって決められる。選択可能に、同一時間領域リソースでSRSとPUSCH/ MF‐ePUCCHに占用される周波数領域リソースの周波数間隔によって、周波数領域リソースでのサイクリックシフトTを確定してもよい。このような方式によれば、SRSの伝送に用いられる周波数領域リソースの周波数間隔を縮小してSRSの推定精度を向上させることができる。
【0109】
SRSの伝送フォーマットとして復調参照信号DMRSシーケンスと同一のシーケンスを用いることができ、DMRSの多重化方式(またはベアラー方式を称する。)がデータ伝送フォーマットに関連する。具体的には、伝送フォーマットは、上記実施例4に記載されている。SRSは、周波数領域でも、DMRSシーケンスのような多種類のマッピング方式を用いることができ、具体的に上記実施例4に挙げられている方式1、方式2、方式3を含む。
【0110】
以下、具体的な応用シチュエーションとともに、MF‐sPUCCHが占用する周波数領域リソースにSRSをマッピングして伝送するプロセスを詳細に紹介する。
【0111】
SRSは、上記方式2または方式3のマッピング方式を用いる。アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボルでM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルのうちの異なる時間領域リソースシンボルが、それぞれ異なるM個のインタリービングユニットを占用するように指示し、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送する。ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用するすべての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置のサイクリックシフトによって決められる。具体例としては、上記実施例のシチュエーション1を参照されたい。
【0112】
SRSが上記方式2または方式3のマッピング方式を用いる別シチュエーションにおいて、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボル内でM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのL(正整数)個毎の隣接するリソースシンボルが、一つのグループとして同一のインタリービングユニットを占用するように指示して時間領域直交符号分割を行い、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送する。ここで、異なるグループのリソースシンボルが占用するインタリービングユニットの周波数が異なり、かつN個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置のサイクリックシフトによって決められる。具体例は、上記実施例のシチュエーション2を参照されたい。
【0113】
上記方式1の方式でSRSをマッピングし、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSの各時間領域リソースシンボルが、いずれも周波数領域で連続する割り当てられないM(正整数)個のインタリービングユニットからなる異なる組み合わせを占用するように指示し、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送する。ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの組み合わせの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置のサイクリックシフトによって決められる。具体例としては、上記実施例のシチュエーション3を参照されたい。
【0114】
SRSが方式1のマッピング方式を用いる別シチュエーションにおいて、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルの異なる時間領域リソースシンボルが、他のチャネルに割り当てられない異なるM(正整数)個のインタリービングユニットを占用するように指示し、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送する。ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置のサイクリックシフトによって決められる。具体例としては、上記実施例のシチュエーション4を参照されたい。
【0115】
当該実施例において、アップリンク制御チャネルに用いられるリソース位置を確定した後に、異なる時間領域リソースシンボルで異なる周波数領域リソースを占用する方式で、伝送するサウンディング参照信号SRSをアップリンク制御チャネルにマッピングして基地局に伝送することによって、SRSを伝送する周波数領域リソースの間の周波数間隔を縮小し、ある程度でチャネル推定精度を向上させる。
【0116】
図16に示されるように、一部の実施例として、サウンディング参照信号の伝送方法は、具体的に下記ステップを含む。
【0117】
ステップS161において、アップリンク伝送チャネルの先頭A(正整数)個のシンボルまたは末尾A個のシンボルを、サウンディング参照信号SRSのアップリンク制御チャネルに用いられる時間領域リソース位置として確定する。
【0118】
図17に示されるように、アップリンク伝送チャネルは、PUSCH/MF‐ePUCCHを含む。PUSCH/MF‐ePUCCHサブフレームの先頭A個のシンボルまたは末尾A個のシンボルを、SRSのアップリンク制御チャネルとする。すなわち、時間領域で、SRSは、PUSCH/MF‐ePUCCHの先頭A個のシンボルで送信されてもよいし、またはPUSCH/MF‐ePUCCHの末尾A個のシンボルで送信されてもよい。
【0119】
ステップS162において、アップリンク制御チャネルの先頭A個のシンボルまたは末尾A個のシンボルに占用される周波数領域リソース位置が、アップリンク伝送チャネルのほかのシンボルに占用される周波数領域リソース位置とは異なる方式で、アップリンク制御チャネルの先頭A個のシンボルまたは末尾A個のシンボルにSRSをマッピングして基地局に伝送する。
【0120】
すなわち、
図17に示されるように、同一サブフレームにおいて、PUSCH/MF‐ePUCCHで伝送されるほかのデータに占用される周波数領域リソース位置は、SRSの伝送に占用される周波数領域リソース位置とは異なる。このように、PUSCH/MF‐ePUCCHの中のほかの制御信号(例えばDMRS)とSRSを統合する方式によって参照信号の周波数領域密度を高め、チャネル推定精度を向上させる。
【0121】
例えば、同一ユーザ端末のSRSおよびPUSCH/MF‐ePUCCHが同一サブフレームで伝送される場合、SRSがB‐IFDMAまたはinterlace内のサブキャリア間隔が2であるIFDMAを用いると、SRSは、PUSCH/MF‐ePUCCHとは異なるinterlaceを占用する。時間領域で、SRSは、PUSCH/MF‐ePUCCHの後(case1)にあってもよくその前(case2)にあってもよい。周波数領域で、SRSが占用するinterlaceは、PUSCH/MF‐ePUCCHが占用するリソースの間隔の中間周波数位置である。PUSCH/MF‐ePUCCHの中のDMRSおよびSRSを統合することによって参照信号の周波数領域密度を高め、チャネル推定精度を向上させる。
【0122】
図18に示されるように、一部の実施例として、サウンディング参照信号の伝送装置160は、サウンディング参照信号SRSのアップリンク制御チャネルに用いられるリソース位置を確定することに用いられる処理モジュール181と、異なる時間領域リソースシンボルで、異なる周波数領域リソースを占用する方式で、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースによって前記SRSを基地局に伝送することに用いられる送信モジュール182とを備える。
【0123】
ここで、送信モジュール182は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送することに用いられる送信ユニットを備える。ここで、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースの時間領域リソースシンボル数、および、同一時間領域リソースでSRSに占用される周波数領域リソースの周波数間隔によって決められる。
【0124】
ここで、送信ユニットは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボルでM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルのうちの異なる時間領域リソースシンボルが、それぞれ異なるM個のインタリービングユニットを占用するように指示することに用いられる第1指示サブユニットと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することに用いられる第1送信サブユニットを備える。ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置のサイクリックシフトによって決められる。
【0125】
ここで、送信ユニットは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボル内でM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのL(正整数)個毎の隣接するリソースシンボルが、一つのグループとして同一のインタリービングユニットを占用するように指示し、時間領域直交符号分割を行うことに用いられる第2指示サブユニットと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することに用いられる第2送信サブユニットとをさらに備える。ここで、異なるグループの時間領域リソースシンボルが占用するインタリービングユニットの周波数が異なり、かつN個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0126】
送信ユニットは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSの各時間領域リソースシンボルが、いずれも周波数領域で連続する割り当てられないM(正整数)個のインタリービングユニットからなる異なる組み合わせを占用するように指示することに用いられる第3指示サブユニットと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することに用いられる第3送信サブユニットとをさらに備える。ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの組み合わせの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、前記周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0127】
送信ユニットは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルの異なる時間領域リソースシンボルが、他のチャネルに割り当てられないM(正整数)個の異なるインタリービングユニットを占用するように指示することに用いられる第4指示サブユニットと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することに用いられる第4送信サブユニットとをさらに備える。ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0128】
ここで、処理モジュール181は、アップリンク伝送チャネルの先頭A(正整数)個のシンボルまたは末尾A個のシンボルを、サウンディング参照信号SRSのアップリンク制御チャネルに用いられる時間領域リソース位置として確定することに用いられる処理ユニットをさらに備える。
【0129】
さらに、送信モジュール182は、アップリンク制御チャネルの先頭A個のシンボルまたは末尾A個のシンボルに占用される周波数領域リソース位置が、アップリンク伝送チャネルのほかのシンボルに占用される周波数領域リソース位置とは異なる方式で、アップリンク制御チャネルの先頭A個のシンボルまたは末尾A個のシンボルにSRSをマッピングして基地局に伝送する。
【0130】
図19に示されるように、一部の実施例における端末は、サウンディング参照信号SRSのアップリンク制御チャネルに用いられるリソースの位置を確定する機能を実現することに用いられるプロセッサ191と、異なる時間領域リソースシンボルが異なる周波数領域リソースを占用する方式を用いて、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースによってSRSを基地局に伝送することに用いられ、プロセッサに接続される送信機192とを備える。
【0131】
図20は、本発明の実施例の伝送装置または端末を実現することに好適なコンピュータシステム200の構造概略図である。
【0132】
図20に示されるように、コンピュータシステム200は、リードオンリーメモリ(ROM)202に記憶されているプログラムまたは記憶部208からランダムアクセスメモリ(RAM)203にロードされるプログラムに基づいて、各種類の適切な動作や処理を実行することができる中央処理ユニット(CPU)201を備える。RAM203には、システム200の操作に必要される各種類のプログラムとデータも記憶されている。CPU201、ROM202およびRAM203は、バス204を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インタフェース205もバス204に接続される。
【0133】
I/Oインタフェース205には、キーボード、マウスなどを有する入力部206と、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)およびスピーカーなどを有する出力部207と、ハードディスクなどを有する記憶部208と、LANカード、モデムなどのネットワークインタフェースカードを有する通信部209が接続される。通信部209は、インターネットなどのネットワークを介して通信処理を実行する。ドライバ210も必要に応じてI/Oインタフェース205に接続される。磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル媒体は、必要に応じてドライバ210に取り付けられ、その中から読み出されるコンピュータプログラムが必要に応じて記憶部208にインストールされる。
【0134】
特に、本発明の実施例に基づき、以上フローチャートを参照して記載したプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されうる。例えば、本発明の実施例は、コンピュータプログラムプロダクトを含む。コンピュータプログラムプロダクトは、機器読取可能な媒体に有形的に含まれるコンピュータプログラムを含む。コンピュータプログラムは、上記フローチャートの方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、当該コンピュータプログラムは、通信部209によってネットワークからダウンロードされてインストールされ、および/または、リムーバブル媒体211からインストールされる。
【0135】
添付図面のフローチャートとブロック図は、本発明の各種類の実施例のシステム、方法およびコンピュータプログラムプロダクトに基づいて実現されうる体系アーキテクチャー、機能および操作を図示する。この点から言うと、フローチャートまたはブロック図の中の各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を示す。モジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部は、規定された論理的な機能を実現するための実行可能な指令を一つまたは複数含む。なお、一部の差し替えとする実現において、ブロックに示される機能は、図面で記されている順とは異なる順に発生してもよい。例えば、2つの接続するように示されているブロックは、実際に基本的に並行に実行されてもよく、逆順で実行できることもあるが、関わる機能によって決められる。なお、ブロック図および/またはフローチャートの中の各ブロック、および、ブロック図および/またはフローチャートの中のブロックの組み合わせは、規定された機能や操作を実行するハードウェアに基づいた専用システムによって実現されてもよく、専用ハードウェアとコンピュータ指令の組み合わせによって実現されてもよい。
【0136】
本願実施例に係るユニットまたはモジュールは、ソフトウェア方式で実現されてもよく、ハードウェア方式で実現されてもよい。記載されるユニットまたはモジュールは、プロセッサに設けられてもよい。これらのユニットまたはモジュールの名称は、場合によって、当該ユニットまたはモジュール自身に対する限定を構成しない。なお、本発明の装置および方法において、明らかに、各部材または各ステップの分解および/または新たな組み合わせが可能である。これらの分解および/または新たな組み合わせは、本発明の同等効果の手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然的に説明の順番で時間順に実行されてもよいが、必ず時間順に実行されるという必要はない。一部のステップは、並行にまたは互いに独立に実行されてもよい。
【0137】
A1)サウンディング参照信号の伝送方法において、サウンディング参照信号SRSのアップリンク制御チャネルに用いられるリソース位置を確定するステップと、異なる時間領域リソースシンボルで、異なる周波数領域リソースを占用する方式で、アップリンク制御チャネルに用いられるチャネルリソースによってSRSを基地局に伝送するステップとを含む。
【0138】
A2)A1に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、異なる時間領域リソースシンボルで、異なる周波数領域リソースを占用する方式で、アップリンク制御チャネルに用いられるチャネルリソースによってSRSを基地局に伝送するステップは、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送するステップを含み、ここで、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトは、アップリンク制御チャネルに用いられるチャネルリソースの時間領域リソースシンボル数、および、同一時間領域リソースでSRSに占用される周波数領域リソースの周波数間隔によって決められる。
【0139】
A3)A2に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送するステップは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボルでM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルのうちの異なる時間領域リソースシンボルが、それぞれ異なるM個のインタリービングユニットを占用するように指示することと、アップリンク制御チャネルに用いられるチャネルリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送するステップとを含み、ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置のサイクリックシフトによって決められる。
【0140】
A4)A2に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送するステップは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボル内でM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのL(正整数)個毎の隣接するリソースシンボルが、一つのグループとして同一のインタリービングユニットを占用するように指示し、時間領域直交符号分割を行うことと、アップリンク制御チャネルに用いられるチャネルリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することとを含み、ここで、異なるグループの時間領域リソースシンボルが占用するインタリービングユニットの周波数が異なり、かつN個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0141】
A5)A2に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送するステップは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSの各時間領域リソースシンボルが、いずれも周波数領域で連続する割り当てられないM(正整数)個のインタリービングユニットからなる異なる組み合わせを占用するように指示することと、アップリンク制御チャネルに用いられるチャネルリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することとを含み、ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの組み合わせの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0142】
A6)A2に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送するステップは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルでの異なる時間領域リソースシンボルが、それぞれ他のチャネルに割り当てられないM(正整数)個の異なるインタリービングユニットを占用するように指示することと、アップリンク制御チャネルに用いられるチャネルリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することとを含み、ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0143】
A7)A1に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、サウンディング参照信号SRSのアップリンク制御チャネルに用いられるリソース位置を確定するステップは、アップリンク伝送チャネルの先頭A(正整数)個のシンボルまたは末尾A個のシンボルを、サウンディング参照信号SRSのアップリンク制御チャネルに用いられる時間領域リソース位置として確定することを含む。
【0144】
A8)A7に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、異なる時間領域リソースシンボルで、異なる周波数領域リソースを占用する方式で、アップリンク制御チャネルに用いられるチャネルリソースによってSRSを基地局に伝送するステップは、アップリンク制御チャネルの先頭A個のシンボルまたは末尾A個のシンボルに占用される周波数領域リソース位置が、アップリンク伝送チャネルのほかのシンボルに占用される周波数領域リソース位置とは異なる方式で、アップリンク制御チャネルの先頭A個のシンボルまたは末尾A個のシンボルにSRSをマッピングして基地局に伝送することを含む。
【0145】
B1)サウンディング参照信号の伝送装置において、サウンディング参照信号SRSのアップリンク制御チャネルに用いられるリソース位置を確定することに用いられる処理モジュールと、異なる時間領域リソースシンボルで、異なる周波数領域リソースを占用する方式で、アップリンク制御チャネルに用いられるチャネルリソースによってSRSを基地局に伝送することに用いられる送信モジュールとを備える。
【0146】
C1)端末において、サウンディング参照信号SRSのアップリンク制御チャネルに用いられるリソース位置を確定する機能を実現することに用いられるプロセッサと、異なる時間領域リソースシンボルで、異なる周波数領域リソースを占用する方式で、アップリンク制御チャネルに用いられるチャネルリソースによってSRSを基地局に伝送することに用いられ、プロセッサに接続される送信機とを備える。
【0147】
D1)サウンディング参照信号の伝送方法において、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報を取得するステップと、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係に基づいて、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定するステップと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースを利用してサウンディング参照信号SRSを伝送するステップとを含む。
【0148】
D2)D1に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報を取得するステップは、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報を基地局から取得することを含む。
【0149】
D3)D1に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係に基づいて、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定するステップは、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係から、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するスケジューリングされないアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定するステップを含む。
【0150】
D4)D1に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、スケジューリング情報は、アップリンク伝送チャネルのアップリンクグラントに付帯される制御チャネル要素CCE番号または拡張制御チャネル要素ECCE番号、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルが占用する周波数領域リソース番号、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルが占用するシーケンス番号およびサイクリックシフト番号、および、スケジューリングされる前記アップリンク伝送チャネルが占用する直交カバーコードOCCシーケンス番号のうちの少なくとも1つを含み、マッピング関係は、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースの番号とのマッピング関係を含む。
【0151】
D5)D1に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースを利用してサウンディング参照信号SRSを伝送するステップは、異なる時間領域リソースシンボルで、異なる周波数領域リソースを占用する方式で、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースによってSRSを基地局に伝送するステップを含む。
【0152】
D6)D5に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、異なる時間領域リソースシンボルで、異なる周波数領域リソースを占用する方式で、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースによってSRSを基地局に伝送するステップは、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送するステップを含み、ここで、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースの時間領域リソースシンボル数、および、同一時間領域リソースでSRSに占用される周波数領域リソースの周波数間隔によって決められる。
【0153】
D7)D6に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送するステップは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボルでM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルのうちの異なる時間領域リソースシンボルが、それぞれ異なるM個のインタリービングユニットを占用するように指示することと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送するステップとを含み、ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置のサイクリックシフトによって決められる。
【0154】
D8)D6に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送するステップは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用し、1つの時間領域リソースシンボル内でM(正整数)個のインタリービングユニットを占用すると、SRSのL(正整数)個毎の隣接するリソースシンボルが一つのグループとして同一のインタリービングユニットを占用するように指示し、時間領域直交符号分割を行うことと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することとを含み、ここで、異なるグループの時間領域リソースシンボルが占用するインタリービングユニットの周波数が異なり、かつN個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0155】
D9)D6に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送するステップは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSの各時間領域リソースシンボルが、いずれも周波数領域で連続する割り当てられないM(正整数)個のインタリービングユニットからなる異なる組み合わせを占用するように指示することと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することとを含み、ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの組み合わせの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0156】
D10)D6に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトにしたがって、SRSを、異なる時間領域リソースで、異なる周波数領域リソースにマッピングして基地局に伝送するステップは、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースがN(正整数)個の時間領域リソースシンボルを占用すると、SRSのN個の時間領域リソースシンボルの異なる時間領域リソースシンボルが、それぞれ他のチャネルに割り当てられないM(正整数)個の異なるインタリービングユニットを占用するように指示することと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースにSRSをマッピングして基地局に伝送することとを含み、ここで、N個の時間領域リソースシンボルが占用する全ての周波数領域リソース位置で、周波数領域で隣接も連続もしないインタリービングユニットの物理リソースブロックPRBの間の周波数間隔は、周波数領域リソース位置でのサイクリックシフトによって決められる。
【0157】
D11)D7からD10のいずれかに記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、アップリンク伝送チャネルは、物理アップリンクシェアドチャネルPUSCH/物理アップリンク制御チャネルMF‐ePUCCHであり、アップリンク制御チャネルは、MF‐sPUCCHである
【0158】
D12)D1に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係は、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられる全てのリソースとの所定のマッピング関係、または、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるスケジューリングされないリソースとの所定のマッピング関係を含む。
【0159】
D13)D3に記載のサウンディング参照信号の伝送方法において、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係から、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するスケジューリングされないアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定するステップは、基地局から、RRCで配置され、またはコモン物理ダウンリンクコモンチャネルで指示されるスケジューリングされるリソースとスケジューリングされないリソースの区分情報を取得することと、区分情報、スケジューリング情報、および、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報とアップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係に基づいて、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するスケジューリングされないアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定することを含む。
【0160】
E14)サウンディング参照信号の伝送装置において、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報を取得することに用いられる取得モジュールと、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係に基づいて、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定することに用いられる処理モジュールと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースを利用してサウンディング参照信号SRSを伝送することに用いられる送信モジュールとを備える。
【0161】
F15)端末において、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報を受信することに用いられる受信機と、アップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報と、アップリンク制御信号伝送用のアップリンク制御チャネルに用いられるリソースとの所定のマッピング関係に基づいて、スケジューリングされるアップリンク伝送チャネルのスケジューリング情報に対応するアップリンク制御チャネルに用いられるリソースを確定する機能を実現することに用いられ、受信機に接続されるプロセッサと、アップリンク制御チャネルに用いられるリソースを利用してサウンディング参照信号SRSを伝送することに用いられ、プロセッサに接続される送信機とを備える。
【0162】
以上の記載は、本発明の好適な実施形態である。なお、当業者にとって、本発明に記載される原理から逸脱することなく、若干の改良や修飾を行うことができる。これらの改良または修飾も、本発明の保護範囲とみなされるべきである。