(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ハンドル部分(2)と、前記ハンドル部分(2)によって支持されたシェーバーヘッド(3)とを備え、前記シェーバーヘッド(3)が、少なくとも1つの駆動可能なカッター要素(5)、及び、前記シェーバーヘッド(3)の内部をすすぐための水又は他の流体の取り入れや排出を可能とする少なくとも1つのすすぎ開口部(6、7)を含み、電気シェーバーであって、前記すすぎ開口部(6、7)が、前記シェーバーの周囲の方へ連続的に広がる断面を持つホーン又は漏斗形状の輪郭を有し、
一対のすすぎ開口部(6、7)が、前記シェーバーの対向する側に設けられ、前記一対のすすぎ開口部(6、7)が、接続チャネル(16)を介して互いに接続され、前記一対のすすぎ開口部(6、7)と前記接続チャネル(16)が、少なくとも1つの長手方向断面において、前記接続チャネル(16)によって少なくとも部分的に形成されたネックセクションを有する砂時計状の輪郭を一緒に画定することを特徴とする、電気シェーバー。
前記シェーバーヘッド(3)が、剃られる皮膚に接触する機能面と、前記機能面(12)に隣接する一対の横長の側面(8、9)と、前記機能面(12)及び前記横長の側面(8、9)に隣接する一対の小さい側面(10、11)とを有し、前記少なくとも1つのすすぎ開口部(6、7)が、前記小さい側面(10、11)のうちの1つに向かって開口している、請求項1に記載の電気シェーバー。
前記少なくとも1つのすすぎ開口部(6、7)が、前記ハンドル部分の長手方向軸(14)に対して横方向に延在し、かつ前記カッター要素(5)の駆動軸(15)に対して実質的に平行に延在する長手方向軸(13)を有している、請求項1又は2に記載の電気シェーバー。
前記少なくとも1つのすすぎ開口部(6、7)が、前記ハンドル部分(2)と前記シェーバーヘッド(3)との間の前記シェーバーのネック部分(4)に向かって、かつ/又は前記ハンドル(2)の一対の大きい側面(28)に隣接する前記ハンドル(2)の一対の小さい側面(25)のうちの1つに向かって開口し、前記シェーバーヘッド(3)が、前記シェーバーヘッド(3)の下部面と前記ハンドル部分(2)の上部面との間に画定された間隙によって前記ハンドル部分(2)から離間して位置付けられ、前記間隙が、前記シェーバーヘッド(3)を前記ハンドル(2)に接続するための支持構造体(29)及び/又は前記少なくとも1つのカッター要素(5)を駆動するための伝達器(22)によって架設され、前記支持構造体(29)及び/又は伝達器(22)が、前記ハンドルの長手方向軸(14)に対して横方向の平面に前記シェーバーヘッドの断面よりも相当に小さな断面を有するネックを形成している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記少なくとも1つのすすぎ開口部(6、7)が、段のないかつアンダーカットのない滑らかな輪郭、及び/又は丸みのある又は円形の又は楕円形の又は長円形の断面形状を有している、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記すすぎ開口部(6、7)が断面輪郭を有し、前記断面輪郭の形状が異なる断面で同じであり、前記断面輪郭サイズが異なる断面で異なり、かつ/又は前記断面の前記サイズが、前記断面が得られる前記すすぎ開口部(6、7)内で深くなるほど小さくなっている、請求項5に記載の電気シェーバー。
ホーン又は漏斗形状の輪郭が、前記ホーン又は漏斗形状の輪郭の小さい断面の断面積の少なくとも125%又は少なくとも150%又は少なくとも200%の断面積を有する大きい断面を含み、前記すすぎ開口部を通じる流れ方向で測定された前記ホーン又は漏斗形状の輪郭の長さが、前記ホーン又は漏斗形状の輪郭の前記大きい断面の直径の50%より大きい又は100%より大きい又は150%より大きい、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記すすぎ開口部(6、7)内のすすぎ流体が所定の速度及び/又は所定量に達し、及び/又はそれを超えたときに、前記自動バルブ(19)が、前記すすぎ開口部(6、7)と前記シェーバーヘッド(3)の前記内部との前記接続を開放するように適合され、かつ/又は前記自動バルブ(19)が、前記すすぎ開口部(6、7)内にすすぎ流体がないときに、前記すすぎ開口部(6、7)と前記シェーバーヘッド(3)の前記内部との前記接続を閉鎖するように適合されている、請求項10に記載の電気シェーバー。
そのような自動バルブ(19)のうちの2つ以上が、前記少なくとも1つのすすぎ開口部(6、7)と前記シェーバーヘッド(3)の前記内部とを連通させる2つ以上の連通開口部を制御するために設けられ、前記少なくとも1つのすすぎ開口部(6、7)を介して水が取り入れられた場合に、少なくとも1つの第1のバルブ(19)が開放し、かつ少なくとも1つの第2のバルブ(19)が閉鎖して、それにより、水又は流体が、前記シェーバーヘッド(3)の前記内部へと方向付けられる、請求項10〜12のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記少なくとも1つのバルブが、前記すすぎ開口部(6、7)の最も外側の部分から離間して位置付けられ、前記すすぎ開口部(6、7)の最も外側の部分が常時開放している、請求項10〜14のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
少なくとも1つの流れ案内突起部(27)が、前記カッター要素(5)に向かって前記シェーバーヘッド(3)の前記内部へと、前記すすぎ開口部(6、7)内をその長手方向軸に沿って流れるすすぎ流体の方向を変えるために設けられている、請求項1〜15のいずれか一項に記載の電気シェーバー。
前記流れ案内突起部(27)が、前記すすぎ開口部(6、7)の前記長手方向軸(13)に対して鋭角で延在する、傾斜路状の輪郭を有し、連通開口部の下流側から前記すすぎ開口部(6、7)の中にその最も外側のセクションに向かって延在し、前記すすぎ開口部(6、7)を通じて入るすすぎ流体の流れ方向に対して突出する、ショベル状の鼻部を含み、前記ショベル状の鼻部が、前記流れ案内突起部(27)の上流端部を形成し、60°未満又は45°未満の角度で、前記すすぎ開口部(6、7)の前記長手方向軸(13)に対して傾斜している、請求項16に記載の電気シェーバー。
【背景技術】
【0002】
電気シェーバーは、通常、電気駆動ユニットによって、カッター要素がせん断フォイル下で往復運動する振動様式で駆動される1つ以上のカッター要素を有し、このようなカッター要素又はアンダーカッターは、細長い形状を有している場合があり、それらの長手方向軸に沿って往復運動し得る。他の型の電気シェーバーでは、振動様式又は連続様式で駆動され得る回転カッター要素を用いている。電気駆動ユニットは、電気モータ又は磁気式リニアモータを含み得、駆動ユニットは、モータの駆動運動をカッター要素に伝達するための細長い駆動伝達器などの要素を有する駆動トレインを含み得、モータは、シェーバーのハンドル部分内、又は代替的にそのシェーバーヘッド内に受容されている場合がある。
【0003】
駆動ユニット及びカッター要素の構造によらず、シェーバーヘッドは、シェーバーヘッドの内部のカッター要素並びにその他の表面及び要素から毛ほこり又は破片又は毛髪の刈り根を除去するために、髭剃り後に洗浄する必要がある。シェーバーヘッドは時々、内部毛髪細断チャンバー又は毛ほこりチャンバーを有し、それによって、シェーバーヘッド内部の切断された毛髪を収集し、シェーバーのその他の部分上での細断された毛髪堆積物を回避する。しかし、小さいサイズの毛髪粒子に起因して、毛ほこりは、その他の部分に到達し得、シェーバーヘッドの外側表面及びシェーバーヘッドとハンドルとの間のネック部分上のどこにでも堆積物を形成し得る。
【0004】
したがって、すすぎ水がシェーバーヘッドに向けられる流し台の蛇口の下でシェーバーヘッドを洗浄することがすでに示唆されている。シェーバーヘッドの内部及び穿孔されたせん断フォイル下のアンダーカッターも洗浄するために、シェーバーヘッドは、水がシェーバーヘッドの内部に入ってその内部を通じてすすぎ、シェーバーヘッドのカッター要素、駆動トレイン要素及びその他の内部表面を洗浄し得るためのすすぎ開口部を含んでもよい。
【0005】
例えば、欧州特許第2,769,812(A1)号の文書は、すすぎ水がシェーバーヘッドの内部を洗浄し得るように、内部に連通する一対のすすぎ開口部を有するシェーバーヘッドを備えた電気シェーバーを開示する。すすぎ開口部には、すすぎ開口部を開閉するための摺動可能な蓋が提供される。
【0006】
英国特許第2129732(A)号は、対向する側にすすぎ開口部を有するシェーバーヘッドを示し、そのようなすすぎ開口部は、枢動可能な扉によって開閉可能である。また、国際公開第2005/000540(A1)号は、回転カッター要素を備えたシェーバーヘッドを開示し、すすぎ開口部を形成する矩形状の貫通孔が、シェーバーヘッドハウジングの側壁に設けられ、そのようなすすぎ開口部を閉じる閉止部材が、シェーバーヘッドホルダーに取り付けられ、その結果、すすぎ開口部は、シェーバーヘッドホルダーが開いている場合にのみ開く。同様のシェーバーヘッドが国際公開第2005/000539(A1)号に示され、ここにおいて、洗浄流体を能動的に駆動するためのインペラが、そのシェーバーヘッドの内部に回転可能に受容され、そのシェーバーヘッドの駆動構造体に接続される。
【0007】
シェーバーヘッドの内部を洗浄するためのすすぎチャネルシステムを有する電気シェーバーの別の実施例が特開2012−055384(A)号の文書から知られている。すすぎ水の洗浄効果を増加させるように、操舵要素がシェーバーヘッド内に設けられ、それにより、水が毛ほこりチャンバーの角内に広がる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の基礎をなす目的は、従来技術の不利点の少なくとも1つを回避する、及び/又は既存の解決方法を更に発展させる改善されたシェーバーを提供することである。本発明の根底にあるより具体的な目的は、洗浄時のシェーバーヘッドの容易な自己解決型の取り扱いを提供すること、及びすすぎ水の望ましくない跳ね及び誤った方向付けを回避することである。本発明の根底にあるなおも更なる目的は、シェーバーヘッドをその内部を通じるすすぎ水によってより効率的に洗浄するだけでなく、髭剃り中にシェーバーヘッドの内部に毛ほこりを依然として保持することを可能にすることである。
【0010】
前述の目的の少なくとも1つを達成するために、一態様に従う電気シェーバーは、水又は他の流体がより容易にシェーバーヘッドの内部に入り、より効率的にそれを通じてすすぐことを可能にする改善されたすすぎ開口部構造を有する。より詳細には、すすぎ開口部は、シェーバーヘッドの内部に入ったすすぎ水の速度及び量の増加に適合する。一態様に応じて、すすぎ開口部は、シェーバー周囲の方へ、及び/又は外側に向かってシェーバーハウジングから離れるように連続的かつ滑らかに広がる断面を持つホーン状の輪郭を有する漏斗状の入口チャネルを形成する。深い断面を得るのに従って、それは小さくなる。すすぎ開口部のこのような漏斗状の滑らかな輪郭によって、シェーバーは、すすぎ開口部がそこから入ってくる水噴射と整列された状態で蛇口下に容易に位置付けられ得る。同時に、すすぎ開口部内に入った水は、加速され増速状態でシェーバーヘッド内部に入り、それにより、洗浄効率性が向上する。すすぎ開口部は、雰囲気に開放し、及び/又はシェーバーヘッド内部を周囲につなぎ得る。
【0011】
一方、すすぎ開口部のこのようなホーン又はラッパ状の輪郭は、シェーバーヘッドの洗浄に関して有利なだけでなく、その動作中のシェーバーの音響をも改善し得る。カッター要素及び毛髪切断処理により発生する音は、ホーン状の開口部を介してシェーバーヘッドの内部から周囲に送達され、それにより、髭剃り音の増幅をもたらし、非常に強力で丈夫な切断能力の印象を生成する。
【0012】
洗浄効率を更に増大するように、すすぎ開口部又はそれとともに接続されるすすぎチャネルには、シェーバーヘッド内部のカッター要素及び/又は駆動トレイン要素の方へ、及び/又は強い洗浄作用を必要とするその他のその関連部分に入ってくる水を導いて方向付けるための突起部などの少なくとも1つの傾斜路状の案内面が設けられてもよい。特に、このような案内突起部は、シェーバーヘッドの中央内側部分内にすすぎ水を方向付け、すすぎ方向を変えるための傾斜路を形成するくさび形の輪郭を有し得る。
【0013】
別の態様に応じて、シェーバーは、シェーバーの対向する側に位置付けられ、更に接続チャネルを介して互いに接続されて、それにより、一対のすすぎ開口部のうちの一方から入る水の少なくとも一部分がすすぎ開口部のうちの他方を介して排出されることを可能にする、一対のすすぎ開口部を含み得る。入ってくる水の別の部分は、シェーバーヘッド内部を通じてすすがれて、その洗浄を達成することができる。より詳細には、一対のすすぎ開口部のそれぞれは、シェーバーヘッド内部を水又はその他のすすぎ流体ですすぐように構成され、及び/又はシェーバーヘッド内部に接続可能であり得る。一方、互いに接続された一対のすすぎ開口部のそのような配置は、すすぎ開口部の容易な使用を可能にし、更にユーザが異なる側面を持つシェーバーを流し台の蛇口の下に位置付けて、シェーバーヘッドを通じて水ですすぐことができるので、シェーバーの取り扱いをより複雑にしなくなる。一方、すすぎ開口部間の接続により、過剰な量の水を対向するすすぎ開口部を通じて排出させることができ、したがって、望ましくない飛散を回避することができる。
【0014】
接続チャネルは一対のすすぎ開口部と一緒に、ボトルネック収縮及び/又はすすぎチャネルシステムを通じて流れる水のための狭い経路を提供する、砂時計状の輪郭を形成し得、ここにおいて、すすぎ水の速度が増加し、その結果、増速及び/又は増圧したすすぎ水は、制限された断面積のチャネル部分から分岐するすすぎチャネルを介してシェーバーヘッド内部に方向付けされ得る。このような砂時計状の輪郭は、すすぎ開口部の長手方向軸を含み、又はそれに対して接線方向の平面で得られた少なくとも1つの長手方向断面において得られ得る。そのような砂時計状の輪郭は、1つより多いそのような長手方向断面で与えられてもよく、かつ/又は一対のすすぎ開口部は接続チャネルと一緒に、それら全体でそれらの三次元形状を考慮した場合にそのような砂時計状の輪郭を有し得る。
【0015】
更なる態様に応じて、一対のすすぎ開口部はその間にある接続チャネルと一緒に、シェーバーを通じてその一方の側からその反対側への視線を与え得る。その結果、ユーザは、シェーバーヘッドを通じてその一方の側からその反対側まで見ることができる。これにより、ユーザが清掃処理の結果及び/又はほこり堆積物の度合いを検査して、別の清掃処理が必要かどうかを決定することが可能になる。同時に、このような視線通路は、周囲の光をシェーバーヘッドの対向する側からその内部に入射させ、内部表面を照明することを可能にする。このような対向する側からの周囲の光は、シェーバーヘッドの他方の側ですすぎ開口部内を見たときに清掃結果を検査するのに役立つ。
【0016】
更なる態様に応じて、自動バルブが、すすぎ開口部のシェーバーヘッド内部への接続を開閉するために設けられてもよい。そのようなバルブは、所定の圧力で及び/又は所定の速度で及び/又は所定の量ですすぎ水がすすぎ開口部内に入ったときに、自動的に開くように適合される。加えて又は代替的に、自動バルブは、すすぎ水がすすぎ開口部に入ってこない場合には自動的に閉じるように適合され得る。
【0017】
このような自動バルブは、移動可能に支持され、及び閉鎖位置に付勢された弾性バルブフラップ及び/又は付勢バルブ要素を含むことができる。
【0018】
これら及び他の優位点は、図面及び可能な例に言及する以下の説明から明らかになる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
洗浄時のシェーバーヘッドの容易な自己解決型の取り扱いを提供し、並びにすすぎ水の望ましくない跳ね及び誤った方向付けを回避するために、一態様に従う電気シェーバーは、水又は他の流体がより容易にシェーバーヘッドの内部に入り、より効率的にそれを通じてすすぐことを可能にする改善されたすすぎ開口部構造を有する。より詳細には、すすぎ開口部は、シェーバーヘッドの内部に入ったすすぎ水の速度及び量の増加に適合する。このすすぎ開口部は、外側に向かって、及び/又はシェーバーの周囲に向けてシェーバーハウジングから遠くに連続的に広がる断面を持つホーン状の輪郭を有する漏斗状入口チャネルを形成してもよい。シェーバーヘッド内で深い断面を得るのに従って、それは小さくなる。例えば、すすぎ開口部の最も外側の断面は、シェーバーヘッドの内側中央セクションで得られる面積の2倍又は3倍の大きさの面積を有してもよい。
【0021】
すすぎ開口部のこのような漏斗状の滑らかな輪郭によって、シェーバーは、すすぎ開口部がそこから入ってくる水噴射と整列された状態で蛇口下に容易に位置付けられ得る。同時に、すすぎ開口部内に入った水は、増速してシェーバーヘッド内部に入るように加速され、それにより、洗浄効率性が向上する。同時に、すすぎ開口部のこのようなホーン状又はラッパ状の輪郭はまた、シェーバーのその動作中の音響を改善する。カッター要素及び毛髪切断処理により発生する音は、ホーン状の開口部を介してシェーバーヘッドの内部から周囲に運ばれ、それにより、髭剃り音の増幅をもたらし、非常に強力で丈夫な切断能力の印象を生成する。これにより、すすぎ開口部の示唆した輪郭は、洗浄中のシェーバーヘッドの取り扱いの改善に関して、一方ですすぎ水の望ましくない跳ね及び誤った方向付けを回避し、他方でシェーバーの動作中の音響を改善する二重機能を実現する。
【0022】
すすぎ開口部のホーン状の輪郭は、シェーバーの周囲の方に連続的に広がるような段のない滑らかな表面を有するように形成され得る。有利には、すすぎ開口部は、円形又は楕円形又は長円形の断面のような角のない丸みのある断面を有してもよく、断面の形状は、例えば、すすぎ開口部の最外側端からその最内側端まで同じ円形であってもよい。しかし、開口部の延長上で断面形状を変化させることも可能であり、例えば最も外側の断面は、開口部の内側セクションに向かって楕円形断面に変わることができる円形断面を有することができる。
【0023】
すすぎ開口部の漏斗状の輪郭は、洗浄流体のすすぐ速度を大幅に増加させるための噴出ノズルを形成し得る。例えば、すすぎ開口部のホーン及び/又は漏斗状の輪郭は、大きい断面から小さい断面にかけて連続的にシェーバーヘッドの周囲から内側に向かう方向に狭くなっていてもよい。その小さい断面の面積は、その大きい断面の面積の75%未満又は66%未満又は50%未満であってよい。断面は、シェーバーヘッドに入る洗浄流体の流れ方向に対して実質的に垂直に得られてもよい。加えて又は代替的に、渦による過剰な流れ制限を回避するために、漏斗又はホーン状の輪郭は、シェーバーヘッドの周囲から内側に向かう方向に長さを有してもよく、その長さは、シェーバーヘッドの壁を形成する材料の壁厚よりも相当に大きい。例えば、ホーン状の輪郭の長さは、ホーン状の輪郭の大きい断面の直径の少なくとも50%又は75%又は100%を超えていてもよく、そのような直径は、開口部が円形である場合だけでなく、矩形又は楕円形又は三角形又はいくつかの他の非円形状である場合における開口部の最大幅又は最も長い断面の延長とみなされ得る。
【0024】
洗浄効率を更に増大するように、すすぎ開口部には、シェーバーヘッド内部のカッター要素及び/又は駆動トレイン要素の方へ、及び/又は強い洗浄作用を必要とするその他のその関連部分に入ってくる水を導いて方向付けるための突起部などの少なくとも1つの傾斜路状の案内面が設けられてもよい。特に、このような案内突起部は、シェーバーヘッドの中央内側部分内へのすすぎ水に傾斜を与えて、すすぎ方向を変えるためのくさび形の輪郭を有し得る。このような案内突起部とは別に、すすぎ開口部は、丸められた断面形状を持つ前述の滑らかで段のない輪郭を有してもよい。
【0025】
前述の傾斜路状の案内突起部は、すすぎ開口部とシェーバーヘッド内の毛ほこり集塵チャンバーとを接続する、すすぎチャネルに関連付けられてもよい。このようなすすぎチャネルは、すすぎ開口部からそれに対して鋭角に分岐され得る。例えば、すすぎ開口部は、ハンドル部分の長手方向軸に実質的に垂直に延在する長手方向軸を有してもよく、一方で、すすぎ開口部に接続されているすすぎチャネルは、ハンドル部分の長手方向軸に対して鋭角に延在し、それによって、入ってくる水をカッター要素に対して更に上方に方向付け得る。
【0026】
前述の傾斜路状の突起部は、すすぎ開口部中に入ってくる水の方向を変えて、及び/又はその水を前述のすすぎチャネル内に導くように構成され得る。より具体的には、このような案内突起部は、すすぎ開口部内へのすすぎチャネルの口部の下流側における鼻部として形成され、その結果、そのような鼻状の案内突起部は、入ってくる水を捕捉して、それをすすぎチャネル内に導き得る。すすぎ開口部内へのすすぎチャネルの口部の下流側は、口部の上流側としてすすぎ開口部内に更に突出し得る。前述の下流及び上流という用語は、すすぎ開口部を通じて入ってくるすすぎ水の流れ方向と考えられ、このような水の流れ方向は、すすぎ開口部の長手方向軸に実質的に平行であってもよい。
【0027】
代替的に又はそれに加えて、このような傾斜路状の案内突起部は、すすぎ開口部内へのすすぎチャネルの前述の口部に対向するすすぎ開口部の壁セクション上に設けられ得る。例えば、すすぎチャネルがすすぎ開口部の上部側から分岐している場合、案内突起部は、すすぎチャネルの下部側に設けられ、それにより、すすぎチャネルの口部内へ入ってくる水を上方に方向付けることができる。このような上部又は下部側という用語がシェーバーの配向に依存するのはもちろんのこと、前述の例は、シェーバーヘッドがハンドル部分の上方にある状態の直立位置にシェーバーが保持されている場合に考慮されるべきである。
【0028】
傾斜路状の突起部は、長手方向軸を有する案内面を有していてもよく、洗浄流体は、その長手方向軸に沿って案内面上を流れる。その案内面は、その長手方向軸に関して、すすぎ開口部の漏斗形状又はホーン形状の輪郭の長手方向軸に対して鋭角に傾斜している。傾斜路状の突起部の案内面の傾斜の鋭角は、例えば、5°〜85°又は10°〜75°又は20°〜60°の範囲又はこれらの範囲間の角度範囲とすることができる。流体流の滑らかな偏向を実現するように、傾斜路状の突起部の上流部分は、すすぎ開口部の長手方向軸に対してわずかな角度で傾斜していてもよく、一方で、傾斜路状の突起部の下流部分は、大きな角度で傾斜していてもよく、及び/又は傾斜路状の突起部の傾斜は、流れ方向に連続的に増加してもよい。例えば、上流端部は、10°未満の角度ですすぎ開口部の長手軸に対して傾斜していてもよいし、傾斜路状の突起部の下流端部は、30°より大きい角度又は45°より大きい角度又は30°〜75°の範囲の角度で傾斜していてもよい。傾斜路状の突起部のその上流端部と下流端部との間の中央部分は、10°より大きい角度及び下流端部の傾斜角度未満の角度で傾斜していてもよい。
【0029】
別の態様に応じて、シェーバーは、シェーバーの対向する側に位置付けられ、更に接続チャネルを介して互いに接続されて、それにより、一対のすすぎ開口部のうちの一方から入る水がすすぎ開口部のうちの他方を介して排出されることを可能にする、一対のすすぎ開口部を含み得る。一方、互いに接続された一対のすすぎ開口部のそのような配置は、すすぎ開口部の容易な使用を可能にし、更にユーザは異なる側でシェーバーを流し台の蛇口下に位置付けて、水でシェーバーヘッドを通じてすすぐことができるので、シェーバーの取り扱いがあまり複雑でなくなる。一方、すすぎ開口部間の接続により、過剰な量の水を対向するすすぎ開口部を通じて排出させることができ、したがって、望ましくない飛散を回避することができる。
【0030】
接続チャネルは一対のすすぎ開口部と一緒に、すすぎチャネルシステムを通じて流れる水のための経路の一種のボトルネック収縮を提供する、砂時計状の輪郭を形成し得、ここにおいて、すすぎ水の速度が増加し、その結果、増速及び/又は増圧したすすぎ水は、制限された断面積のチャネル部分から分岐するすすぎチャネルを介してシェーバーヘッド内部に方向付けされ得る。すすぎ開口部及び接続チャネルのこのような砂時計状の輪郭は、少なくとも1つの長手方向断面において与えられてもよく、それを通じる長手方向断面は、接続チャネルの長手方向軸及び/又はそれに対する接線方向を含む平面で得られてもよい。このような砂時計状の輪郭は、その他の長手方向断面で与えられてもよい。
【0031】
一対のすすぎ開口部及び/又は接続チャネル(又はすすぎ開口部が1つしかない場合には、少なくとも1つのすすぎ開口部)は、リング状の断面輪郭を有することができ、及び/又は例えば、パイプ又は同様のホース状構造の観点から、少なくとも部分的に閉塞したリングチャネルを形成することができる。
【0032】
更なる態様に応じて、一対のすすぎ開口部はその間にある接続チャネルと一緒に、シェーバーを通じてその一方の側からその対向する側へ視線通路を形成し得る。その結果、ユーザは、シェーバーヘッドを通じてその一方の側からその対向する側まで見ることができる。これにより、ユーザが清掃処理の結果及び/又はほこり堆積物の度合いを検査して、別の清掃処理が必要かどうかを決定することが可能になる。同時に、このような視線通路は、周囲の光をシェーバーヘッドの対向する側からその内部に入射させ、内部表面を照明することを可能にする。このような対向する側からの周囲の光は、シェーバーヘッドの他方の側ですすぎ開口部内を見たときに清掃結果を検査するのに役立つ。
【0033】
更なる態様に応じて、自動バルブが、すすぎ開口部のシェーバーヘッド内部への接続を開閉するために設けられてもよい。そのようなバルブは、所定の圧力で及び/又は所定の速度で及び/又は所定の量ですすぎ水がすすぎ開口部内に入ったときに、自動的に開くように適合される。加えて又は代替的に、自動バルブは、すすぎ水がすすぎ開口部に入ってこない場合には自動的に閉じるように適合され得る。
【0034】
このような自動バルブは、移動可能に支持され、及び閉鎖位置に付勢された弾性バルブフラップ及び/又は付勢バルブを含むことができる。より詳細には、バルブは、水又はその他の力がそれに作用しない場合には、自動的にその閉鎖位置になるように構成され得る。バルブは、閉鎖位置であってもよいその開始位置を弾性的に取り戻し得る。
【0035】
このようなバルブは、すすぎ開口部及び/又はすすぎ開口部を通じて入ってくるすすぎ水のための経路に続く前述のすすぎチャネルの異なるセクションに位置付けられてもよい。例えば、バルブは、すすぎ開口部の最も外側のセクションに位置していてもよいだけでなく、すすぎ開口部の最も外側のセクションから離れて一定の距離をおいて、すすぎ開口部及び/又はすすぎチャネル構造の内部に深く位置していてもよい。これにより、すすぎ開口部の最も外側のセクションは、開いたままであり、すすぎ水が開口部を介して取り入れられ得るその機能をユーザに示す。
【0036】
より詳細には、バルブは、すすぎ開口部がすすぎ開口部から分岐され、カッター要素の方に延在するすすぎチャネルに接続する領域に位置付けられてもよい。例えば、バルブは、すすぎ開口部内へのすすぎチャネルの口部の開口部を制御し得る。
【0037】
有利には、バルブは、弁が閉じているか開いているかどうかに関係なく、2つの対向するすすぎ開口部の相互接続が開放されるように、すすぎ開口部及びチャネル構造の深い位置に位置付けられてもよい。すなわち、バルブは、シェーバーヘッドの内部より深い毛ほこり集塵チャンバーへのすすぎ開口部の接続を閉鎖し得るが、第1のすすぎ開口部から入った水が第2のすすぎ開口部を介して依然として出ることができるように、第1のすすぎ開口部の第2のすすぎ開口部への接続を開放したままにし得る。バルブが閉じていても、接続チャネルとともに対向するすすぎ開口部によって形成された前述の視線通路は閉塞されていなくてもよく、それにより、視覚的な検査が可能になる。
【0038】
更なる態様によれば、すすぎ開口部とシェーバーヘッドの内部との間の流れを制御する少なくとも2つの自動バルブがあってもよく、このような少なくとも2つのバルブは、前述の一対のすすぎ開口部に関連付けられてもよい。より詳細には、第1のバルブは、第1のすすぎ開口部を介して入った流体の流れを制御し得、第2のバルブは、第2のすすぎ開口部から入った流体の流れを制御し得る。加えて又は代替的に、バルブのうちの1つは、入ってくる流れ(すなわちすすぎ開口部からシェーバーヘッドの内部への流体の流れ)を制御してもよく、一方でバルブのうちの第2のバルブが、流出(すなわち流体がシェーバーヘッド内部から排出されること)を制御してもよい。
【0039】
このような複数のバルブは、互いに独立して制御されてもよい。しかし、有利な態様によれば、バルブは、互いに適合される方法で開閉するように構成されてもよい。例えば、すすぎ開口部の一方を介して水が取り入れられた場合に、バルブのうちの1つは開いていてもよく、バルブのうちの別の1つは閉じていてもよく、それによって、一種の環状の洗浄の流れにおいてシェーバーヘッド内部のすべての関連する部分に水が方向付けられ、水は、せん断フォイルの穿孔及びその他の間隙及び開口部を介してのみ排出される。
【0040】
代替的に、バルブは、水がすすぎ開口部のうちの一方を通じて入ると同時に開くように構成及び/又は制御され、したがって、水がバルブのうちの1つを介してシェーバーヘッド内部に取り入れられ、更に水がせん断フォイルの穿孔を介してだけでなく、他方のバルブを通じてもシェーバーヘッドの内部から排出される洗浄の流れを達成することができる。このような貫通流は、第2の開放バルブがそのような第2のバルブに隣接する領域における流速の増加をもたらし得るので、第2のバルブに近いシェーバーヘッド内部の部分の追加的な清浄を達成し得る。
【0041】
複数のバルブは異なるモードで制御されてもよく、例えば、第1の動作モードにおいて、すすぎ開口部のうちの一方を通じて水が取り入れられたときに、一方のバルブが開き、他方が閉じられ、第2のモードにおいて、すすぎ開口部のうちの一方を通じて水が取り入れられたときに、両方のバルブが開く。
【0042】
前述及び他の特徴は図面に示す例から明らかになる。
図1から分かるように、シェーバー1は、シェーバー1を保持するためのハンドピース又はハンドル部分2を形成するシェーバーハウジング30を有していてもよい。ハンドル部分2は、異なる形状を有していてもよく、それは例えば、大まかに言えば、シェーバー1を人間工学的に掴んで保持することを可能にする実質的に円筒形状又は箱形又は骨形状である。このようなハンドル部分2は、このような細長い形状に起因して長手方向軸14を有している(
図1を参照)。
【0043】
ハンドル部分2の一端に、シェーバーヘッド3がハンドル部分2に取り付けられ、シェーバーヘッド3は、シェーバーハウジング30に対して移動可能に支持され得る。特に、シェーバーヘッド3は、ハンドル部分2の長手方向軸14に対して実質的に垂直に延在する枢動軸を中心に枢支されてもよい。シェーバーヘッド3の2つ以上の軸を中心とする枢動運動を可能にするために、多軸性に枢動可能な支持を提供することも可能である。例えば、シェーバーヘッド3は、旋回軸を中心に、かつ傾動軸を中心に枢支され得、旋回軸及び傾動軸は、互いに対して垂直に、かつハンドル片2の長手方向軸14に対して実質的に横方向に延在する。「実質的に横」は、必ずしも数学的に正確に垂直を意味せず、90°±25°又は90°±15°のような少なくともほぼ垂直を意味するものと考えられ得る。3つ以上の移動軸を含む他の可動支持の構成をシェーバーヘッド3に設けてもよい。
【0044】
図1及び
図2から分かるように、シェーバーヘッド3は一対のカッター要素5を含んでいてもよい。代替的に、1つのみの又は3つの又は3つより多いこのようなカッター要素5を設けてもよい。このようなカッター要素5は、各カッター要素5を覆うせん断フォイルと協働する複数のせん断ブレードを有するブロック状のアンダーカッターを形成してもよい。そのアンダーカッターは、ハンドル部分2の長手方向軸14に対して実質的に垂直かつ/又はカッター要素が往復運動様式において沿って運動し得るカッター要素5のカッター往復運動軸15に対して平行に延在する、長手方向のカッター要素軸を有する細長い形状を有してもよい。
【0045】
カッター要素5を駆動するための駆動ユニット20は、ハンドル部分2を形成するシェーバーハウジング内に収容され得る電気モータ21を含むことができる。このようなモータ21は、様々な構成を有し得、及びネック部分4を通じてシェーバーヘッド3内に延在する伝達器22を含み得る駆動トレインによってカッター要素5に接続されてもよく、そのネック部分4は、シェーバーヘッド3とハンドル部分2との間に設けられる。
【0046】
往復運動及び線形の切断動作に加えて、カッター要素5は、シェーバーヘッド3及びその本体に対して潜り込み、それにより、皮膚輪郭に対する良好な適応性を達成することができる。そのようなシェーバーヘッド本体に対するカッター要素5の切断及び潜り込む動作は、ハンドル部分2に対するシェーバーヘッド3全体の前述の枢動及び/又は旋回及び/又は傾動運動に加えられ得る。
【0047】
シェーバーヘッド3の本体24は、シェーバーヘッド3の内部を取り囲むシェーバーヘッドハウジング23によって形成されてもよく、カッター要素5を駆動するための伝達器22は、その内部を通じて延在し得る。カッター要素5は、本体24の一部を形成してもよく、カッター要素5は、シェーバーヘッドハウジング23の凹部内に受容されてもよく、及び/又は本体24の外側表面の一部を形成してもよい(
図2を参照)。
【0048】
より具体的には、カッター要素5は、実質的にブロック状、大まかに言えば、機能面12に隣接して、シェーバーヘッド3の本体14の対向する側面を形成する一対の横長の側面8及び9を有する矩形の、又は細長い輪郭を有し得るシェーバーヘッド3の機能面12に位置付けられ得る。一対の小さい側面10及び11は、機能面12並びに一対の横長の側面8及び9に隣接する。小さい側面10及び11は、その表面積に関して横長の側面8及び9より小さくてもよい。前述の細長いカッター要素5は、シェーバーヘッド3の横長の側面8及び9に実質的に平行に延在するそれらの長手方向軸を有するように配置されてもよい(
図1を参照)。
図1から分かるように、このような実質的にブロック状の本体24は、数学的な立方体又は平行六面体に関する平坦な側面及び/又は角及び/又は実際には、矩形の形状を有する必要はないが、その側面の間及び/又は丸みのある端の間及び/又は凸面又は凹面のような湾曲した側面の間に丸みのある接合部を有していてもよい。一般に、前述の横長の側面8及び9は、前述の小さい側面10及び11よりも表面積が大きく、その結果、シェーバーヘッド3の対向する側における横長の側面8及び9は、横長の側面及び機能面12に対して平行又は接線方向に延在するシェーバーヘッド3の主軸を画定し得る。
【0049】
図1から分かるように、シェーバーヘッド3は、シェーバーヘッド3の下面とハンドル2の上面との間に画定された間隙31によりハンドル2から離間して配置されていてもよい。このような間隙31は例えば、数ミリメートル(例えば5mm以上又は10mm以上)の範囲の幅を有してもよい。このようなギャップ31は、シェーバーヘッド3をハンドル2に接続する支持構造体29によって、及び/又はハンドル2に位置付けられたモータでカッター要素5を駆動するための伝達器22によって架設されてもよい。このような支持構造体29と伝達器22とは、シェーバーヘッド3をハンドル2に接続するシェーバー1のネックを一緒に形成し、このようなネックは、ハンドル2の長手方向軸14に横方向の断面平面を考慮したときに、ハンドル2の断面積及び/又はシェーバーヘッド3の断面積よりも相当に小さい断面積を有する。例えば、ネックの断面表面積は、シェーバーヘッド3の断面表面積及び/又はハンドル2の断面表面積の50%未満又は30%未満であってもよい。これにより、シェーバーは、ハンドル2とシェーバーヘッド3との間のネック4周りのその外側輪郭に実質的にリング状の収縮を有し、それにより、シェーバーヘッド3の下部側に空間及び連通を与えることができる。
【0050】
シェーバーヘッド3と、シェーバーヘッド3とハンドル2との間の前述の間隔とのこのような離間した配置により、清掃効率を向上させることができ、また、それを通じるすすぎが、良好かつより効率的にシェーバーヘッド3に導入され、及び/又は支持構造体29及び/又は伝達器22に向けられ得る。
【0051】
図2及び
図4から分かるように、シェーバーヘッドハウジング23には、シェーバーヘッド3の内部にすすぎ水を取り入れるための一対のすすぎ開口部6及び7が設けられる。すすぎ開口部6又は7のうちの一方を介してシェーバーヘッド3の内部に入ったすすぎ水は、毛ほこり及び細断された毛髪の刈り根が堆積され得る、前述の駆動トレインの要素の部分若しくは伝達器26若しくは特にカッター要素5などのシェーバーヘッド3の内部に収容されている要素、及び/又はシェーバーヘッド3のその他の内部表面を洗浄することができる。このようなすすぎ水は、カッター要素5の表面を覆うせん断フォイルの穿孔を介して、及び/又はシェーバーヘッド3に、特にカッター要素5とシェーバーハウジング23との間に形成されたその他の間隙及び凹部を介して、シェーバーヘッド3の内部から排出され得る。
【0052】
特に、すすぎ水は、カッター要素5の下に形成されたほこりチャンバー又は細断毛髪チャンバー内に入って、毛屑を集め、及び/又は毛ほこりがシェーバーヘッド3の内部から外へ広がることを防ぎ得る。このような毛ほこり集塵チャンバー25は、シェーバーヘッド3の本体構造の外側壁に接続されるシェーバーヘッドハウジング23及び/又は内側壁によって囲まれて、その結果、実質的に、大まかに言えば、カッター要素5を囲む及び/又はその下方の閉じ込められた空間が、このような毛ほこり集塵チャンバーにより画定され得る。すすぎ開口部6及び7は、更に説明されるように、すすぎチャネルによってシェーバーヘッド3の内部のこのような毛ほこり集塵チャンバー25に接続されてもよい。
【0053】
図2及び
図4から分かるように、前述のすすぎ開口部6及び7は、シェーバーネックの対向する側に開口し得る。有利には、すすぎ開口部6及び7は、小さい側面10及び11の方に、かつ/又はネック部4の方に、かつ/又はシェーバーヘッド3の下面26の方に開口していてもよい。すすぎ開口部6及び7の各々は、ハンドル部分2の長手方向軸14に対して実質的に横方向に、かつ/又はシェーバーヘッド3の横長の側面8及び9に対して実質的に平行に、かつ/又は細長いカッター要素5の長手方向軸に対して実質的に平行に、かつ/又はカッター要素5の駆動軸15に対して実質的に平行に延在し得る長手方向軸13を有する。すすぎ開口部6及び7の長手方向軸13は、シェーバーヘッド3の中心に向かって小さい側面10及び11から延在する開口部6及び7の入口部分の延長を意味する。すすぎ開口部の長手方向軸13は、すすぎ開口部の中心を通る直線又はわずかに湾曲した線であってもよい。
【0054】
図2及び
図4から分かるように、すすぎ開口部6及び7のそれぞれは、シェーバー1の周囲に向かって連続的に広がる漏斗状でホーン形状の輪郭を有する。ホーン又は漏斗形状のすすぎ開口部は、例えば、凹部の面取り付きの端又はボーリング孔の面取り端よりも著しく長い入口チャネルを形成する。各すすぎ開口部のホーン又は漏斗形状の輪郭は、カッター揺動軸15の方向で測定されたシェーバーヘッドの幅の10%又は20%又は30%を超えて延在していてもよいが、すすぎ流体をシェーバーヘッドの内部に導くチャネルの全長にわたって形成されるべきではない。例えば、このようなホーン形状の輪郭は、10mm又は20mm又は30mm又はそれらの図の範囲内の長さを有してもよい。
【0055】
より詳細には、すすぎ開口部6及び7は、得られる断面が深くなるにつれて滑らかかつ連続的に細くなり、このような断面は、ハンドル部分2の長手方向軸14に平行かつすすぎ開口部6又は7の長手方向軸13に垂直かつ/又はカッター要素5の駆動軸15に平行な平面内で得られ得る。
【0056】
このようなすすぎ開口部の漏斗状の広がりは、1つのみ又はいくつかの長手方向断面で与えられ得る。例えば、すすぎ開口部6又は7が長円形断面を有する場合、すすぎ開口部6又は7の外部端の近くで断面を取ったときにのみ長い長円形断面の長軸が存在してもよく、一方で長円形断面の短軸は、異なる断面で同じ長さを有してもよい。すすぎ開口部6又は7は、すべての長手方向断面で広がり得る円形断面を有してもよく、楕円形断面などのその他の断面形状がまた与えられてもよい。しかし、上述したように、すすぎ開口部6、7の広がりは、1つのみ又はいくつかの長手方向断面で得られてもよい。例えば、このような断面の広がりは、ハンドルの長手方向軸14及びカッター振動軸15と実質的に平行な断面平面並びに/又はそれにわずかに傾斜した平面で与えられてもよく、一方で、ハンドルの長手方向軸14に横方向の断面平面では、このような広がりは与えられ得ない。
【0057】
シェーバー1の対向する側に開口する一対のすすぎ開口部6及び7は、接続チャネル16によって互いに接続され、その結果、すすぎ開口部6及び7のうちの一方を介して入ってくる水又は流体は、すすぎ開口部6及び7のうちの他方を介して排出され得る。接続チャネル16は、取り入れられた流体が増加した速度で流れるボトルネック状の制限を形成し、ホーン状のすすぎ開口部6及び7は接続チャネル16と一緒に、砂時計状の輪郭を形成し得る。
【0058】
図4から明らかであるように、一対のすすぎ開口部6及び7は接続チャネル16と一緒に、視線通路を形成し、ユーザは、それを通じてシェーバー1の一方の側からその他方の側まで見ることができる。基本的には、このような視線通路は、実質的に直線状で整列した長手方向軸を有するホーン状の入口開口部6と接続チャネル16とを形成することによって達成することができる。一方、すすぎ開口部6とすすぎ開口部7との長手方向軸並びに/又は接続チャネル16の長手方向軸は、わずかに湾曲していてもよい。それにも拘らず、断面が十分な大きさである限り、視線通路は、シェーバーヘッド3の本体を通じてシェーバーの一方の側から他方の側まで見ることができるように形成され得る。
【0059】
水にシェーバーヘッド3の内部をすすがせるために、すすぎチャネル17及び18は、すすぎ開口部6及び7と接続チャネル16によって形成された砂時計状の貫通穴構造と、シェーバーヘッド3の内部(特に、その中に形成された毛ほこり集塵チャンバー25)との接続を分岐し得る。このようなすすぎチャネル17及び18は、すすぎ開口部6及び7の長手方向軸13に対して鋭角で延在してもいてもよく、より詳細には、すすぎチャネル17及び18は、カッター要素5及び6の方へ方向付けられてもよい(
図2及び
図4を参照)。シェーバーヘッド3がハンドル部分2の上方にある状態の直立位置におけるシェーバー1を考慮した場合、
図1〜
図4に示すように、すすぎチャネル17及び18は、すすぎ開口部6及び7並びに/又はすすぎ接続チャネル16の上部側を分岐し得る。特に、すすぎチャネル17及び18はそれぞれ、すすぎ開口部6及び7並びに/又は接続チャネル16内に通じる口部を有してもよく、その口部は、開口部6及び7並びに/又は接続チャネル16を形成する壁の上部セクションに位置付けられ得る。
【0060】
すすぎチャネル17及び18を介するシェーバーヘッド3の内部への水の流れを助けるために、流れ案内手段が設けられ、それにより、すすぎ開口部6又は7を介してすすぎチャネル17及び18の口部内に入ってくる水を導くことができる。より詳細には、このような流れ案内手段は、口部に関連付けられ、及び/又はこのような口部の近傍に配置された傾斜路状の突起部27を含んでもよい。
図2及び
図4に示すように、このような突起部27は、すすぎ開口部6及び7内へのすすぎチャネル17及び18の口部の下流側に鼻部を含んでもよく、そのような鼻部は、すすぎチャネル17及び18の口部の上流側にある場合よりもすすぎ開口部6及び7並びに/又は接続チャネル16内に深く突出する。突起部27を形成するこのような鼻部は、入ってくる水を捕捉して、それがすすぎチャネル17及び18内へ方向を変えるのを助ける。
図2及び
図4に示すようなシェーバー1の直立位置を考慮した場合、突起部27は、入ってくる水の流れの方に向くショベル状の輪郭を含んでもよく、このような突起部27は、すすぎチャネルの17及び18の下流側のすすぎ開口部6又は7の上部壁から延在してもよく、それによって、カッター要素5に向かってシェーバーヘッド3内で上方に入ってくる水を方向付ける。
【0061】
シェーバーヘッド3の内部へのすすぎ開口部6及び7からの流れを制御し、及び/又はシェーバーヘッド3の内部からすすぎ開口部6及び7内への毛ほこりの移動を制御するために、
図2及び
図4から明白であるように、自動バルブ19がすすぎ開口部17及び18に関連付けられ得る。特に、このようなバルブ19は、すすぎチャネル17及び18がすすぎ開口部6及び7並びに/又は接続チャネル16から分岐する、領域内に位置付けられ得る。特に、このようなバルブ19は、すすぎ開口部6又は7内に、及び/又は接続チャネル16内へのすすぎチャネル17及び18の口部を開閉し得る。
【0062】
図2及び
図4から分かるように、このようなバルブ19はそれぞれ、プラスチック材料及び/又はエラストマー材料のような薄い板状の弾性材料で形成され得るバルブフラップ28を含んでもよい。例えば、このようなバルブフラップ28は、すすぎ開口部6及び7並びに/又は接続チャネル16の内部と毛ほこり集塵チャンバー25とを連通させる開口部を覆うように配置された、薄い弾性膜として形成されうる。より詳細には、弾性フラップ28は、すすぎチャネル17及び18の前述の口部を通じて延在するように、シェーバーヘッド3の構造体部分に支持及び/又は固定されてもよい。
【0063】
入ってくる水がバルブフラップ28をその開放位置に押すことを可能にするように、フラップ28は、すすぎ開口部6及び7並びに/又は接続チャネル16から離れて曲がり得るように構成され、及び配置され得る。例えば、それは、すすぎ開口部6及び7と毛ほこり集塵チャンバー15を連通させる連通開口部が形成された壁の上部側に位置付けられ得る。これにより、フラップ28は、すすぎ開口部6とすすぎ開口部7のうちの一方を通じて入ってきた水がフラップ28に対して押したときに、上方に離れるように曲がり得る。この場合もやはり、「上方」は、シェーバー1が直立位置にある場合に考慮されるべきである。
【0064】
このような弾性フラップの代替において、バルブ19はまた、すすぎ開口部6及び7からの圧力下で開き、及びそのような圧力がない場合に閉じ、並びに/又はシェーバーヘッド3の内部からすすぎ開口部6及び7内への逆流を防ぐ一種の逆止弁として構成され得る。
【0065】
図2及び
図4から分かるように、バルブ19は、水が通って取り入れられるすすぎ開口部6と関連付けられるバルブ19が開き、一方で、対向するすすぎ開口部7と関連付けられるその他のバルブ19が閉じるように構成され、及び/又は制御され得る。したがって、シェーバーヘッド3の内部に取り入れた水が、カッター要素5を含むシェーバーヘッドの内部要素及び表面を集中的に洗浄することを引き起こす。このようなすすぎ水は、アンダーカッターを覆うせん断フォイルの穿孔を介して排出され得る。
【0066】
代替の構成において、バルブ19は、水が通って取り入られるすすぎ開口部6と関連付けられるバルブ19が、すすぎ開口部6の圧力下で開き、一方で、その他のすすぎ開口部7と関連付けられるその他のバルブ19が、シェーバーヘッド3の内部の圧力下で開くように構成され、及び/又は制御され得る。これにより、水がすすぎ開口部6を介して取り入れられた場合には、最初の段階において、このようなすすぎ開口部6と関連付けられたバルブ19のみが開き、水が毛ほこり集塵チャンバー内に取り入れられ、その中のすべての要素が洗浄される。毛ほこり集塵チャンバー25内の圧力が、このチャンバー内に水が更に流れることに起因して増加した場合、その他のバルブ19が開いて、毛ほこり集塵チャンバー25を通じる水の貫通流を可能にし得る。水は、最初に開いたバルブを介してチャンバー内に流れ、次に開いたバルブを介してチャンバーから出る。
【0067】
バルブの所望の開閉特性を達成するために、このようなバルブ19は、機械的なリンク機構によって互いに連結されてもよい。加えて又は代替的に、バルブ19の所望の制御計画を適用するために制御行為がバルブの各々に関連付けられ、それによって、所望の開閉手順を達成することができる。
【0068】
本明細書にて開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に指示がない限り、このような各寸法は、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することが意図される。例えば「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。