(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記凹溝内にパイプ本体が設けられ、パイプ本体は凹溝の側面を完全に被覆し、パイプ本体の先端にパイプ本体に垂直なワイドエッジが設けられ、ワイドエッジはパイプ本体の端部からパイプの外側へ径方向に延伸し、ワイドエッジとパイプ本体の端部との間に凹溝カバーの接合部位が設けられる、ことを特徴とする請求項5に記載の多方向龍舞の訓練方法。
前記ハンマー状部材のハンマーヘッドは管状部材及びダンベルを含み、前記ダンベルは管状部材内に嵌設され、前記棒状部は前記管状部材を貫通して前記ダンベルに連結される、ことを特徴とする請求項1に記載の多方向龍舞の訓練方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術において龍舞の訓練に対する便利な専門訓練及び方法がないという欠点に対して、多方向龍舞訓練装置及び方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
龍本体の重量を模したハンマー状部材、ハンマー状部材の移動方向を規制するためのレール機構、及びベースを備え、上記レール機構は、延伸方向が異なる複数のレールを有し、上記ハンマー状部材は複数のレール内を移動でき、上記レールはベースに固定され、上記レール機構のレールは円弧状であり、上記ハンマー状部材は、少なくとも互いに連結されるハンマーヘッド及び棒状部を備える多方向龍舞訓練装置。
【0007】
さらに、上記ベースに凹溝が設けられ、上記凹溝に開閉可能な凹溝カバーが設けられる。
【0008】
さらに、上記レール機構は複数の円弧状部を含み、円弧状部は第1円弧状部材及び第2円弧状部材という2つの円弧状部材を含み、2つの円弧状部材は、弧度と長さが同じで、両端がいずれも互いに連結され、いずれもベースに固定された複数の円弧状部は円周方向に配列され、それらの間にレールが形成され、複数の円弧状部はベースに固定される。
【0009】
さらに、上記円弧状部の円弧状部材は端部において円弧状部の中心軸線方向へ接近する。
【0010】
さらに、上記円弧状部に2つの円弧状部材に連結される第1棒状部及び第2棒状部が設けられ、上記第1棒状部と第2棒状部は直立板に連結され、上記複数の円弧状部はいずれも直立板を介してベースに連結される。
【0011】
さらに、上記凹溝の最上部に凹溝カバーが設けられ、上記凹溝内に訓練補助装置を配置することができる。
【0012】
さらに、上記凹溝内にパイプ本体が設けられ、パイプ本体は凹溝の側面を完全に被覆し、パイプ本体の先端にパイプ本体に垂直なワイドエッジが設けられ、ワイドエッジはパイプ本体の端部からパイプの外側へ径方向に延伸し、ワイドエッジとパイプ本体の端部との間に凹溝カバーの接合部位が設けられる。
【0013】
さらに、上記ハンマー状部材のハンマーヘッドは管状部材及びダンベルを含み、上記ダンベルは管状部材内に嵌設され、上記棒状部は上記管状部材を貫通して上記ダンベルに連結される。
さらに、上記ベースは円柱状で、複数の層を有し、上層に位置するベースの面積は底層に位置するベースの面積よりも狭い。
【0014】
本発明が採用する龍舞訓練装置及び方法は、ハンマー状部材をレール内で移動させることによって龍舞の動作に倣い、ハンマー状部材が移動する過程で、関連する筋肉組織、靭帯組織などが訓練される。レール機構の方向が異なる複数のレールは、龍舞の過程における方向が異なる動作に倣う。ベースは訓練の難易度を上げるために用いられ、ベースを追加することで、特定の高さでの動作に倣うことができる。
【0015】
また、本発明はさらに多方向龍舞の訓練方法を開示する。
龍舞演者が単独で訓練する場合、龍舞演者はベースから凹溝カバーの上方に入り、凹溝カバーをそのまま保持し、棒状部を把持し、2人の龍舞演者が協調して訓練する場合、凹溝カバーを開き、下方に位置する龍舞演者はベースから凹溝カバー内に入り、上方に位置する龍舞演者は下方に位置する龍舞演者の肩の上に立って、棒状部を把持し、龍舞演者が単独で補助装置を使用する場合、まず補助装置を凹溝内に配置し、凹溝カバーを開き、龍舞演者はベースから凹溝カバーの上方に入って、補助訓練装置を使用するステップと、
棒状部を把持し、棒状部をレールに貫通させて、レール内で移動させるステップと、
ハンマーヘッドがベースの最上部まで降下した時、ハンマー状部材を上方に移動させるステップと、
【0016】
ハンマーヘッドがレールの先端まで上昇した時、訓練者はハンマー状部材の移動方向を変更することで、ハンマー状部材を他の方向のレールへ移動させるか、またはハンマー状部材の移動方向を保持し、ハンマー状部材を反対方向に沿って続けて移動させるステップとを含む。
【0017】
また、本発明はさらに多方向龍舞の訓練装置の製造方法を開示する。
円弧状部のうちの第1円弧状部材と第2円弧状部材の相対位置を固定することで、第1円弧状部材の位置する平面が第2円弧状部材の位置する平面に対して垂直になるようにして、第1円弧状部材の両端と第2円弧状部材の両端を溶接するステップと、
【0018】
第1棒状部を溶接することで、第1棒状部を第1円弧状部材の中点位置と第2円弧状部材の中点位置に連結し、第2棒状部を溶接することで、第2棒状部を第1円弧状部材の一端に近い位置に連結し、第1円弧状部を形成し、このステップを繰り返し、複数の円弧状部の製造を完了させるステップと、
【0019】
直立板の上底辺または上底辺の内側を第1棒状部に連結し、第2棒状部を直立板の斜辺または斜辺の内側に連結するステップと、
直立板の直角辺をベースの環状部材に連結し、かつ複数の円弧状部を円周方向に配列し、環状部材をベースの上面に取り付け、かつ環状部材と凹溝が同心になるように保証するステップと、
【0020】
ベースの凹溝内にパイプ本体を取り付け、かつパイプ本体のワイドエッジがベースの先端に位置するように保証し、パイプ本体の最上部に凹溝カバーを取り付けるステップとを含む。
【0021】
本発明の有益な効果は以下のとおりである。
1、ハンマー状部材をレール内で移動させることによって、龍舞の動作に倣う。ハンマー状部材を移動させる過程で、関連する筋肉組織、靭帯組織などが訓練される。レール機構の方向が異なる複数のレールは、龍舞の過程における方向が異なる動作に倣う。ベースは訓練の難易度を上げるために用いられ、ベースを追加することで、特定の高さでの動作に倣うことができる。装置全体は龍舞に倣うように設計され、龍舞演者の専門的な素質を向上させることが可能である。
【0022】
2、本発明に開示された装置を使用して龍舞訓練を行うことで、1人で行う時に必要な力、敏捷性の専門的な訓練に倣うことができるだけでなく、2人が協調する龍舞の動作に倣うこともできる。また、様々な方向の龍舞動作に十分に倣うことで、龍舞訓練の効率を効果的に向上させ、1人でも、2人でも訓練できるという目的を実現する。
【発明を実施するための形態】
【0026】
龍本体の重量を模したハンマー状部材、ハンマー状部材の移動方向を規制するためのレール機構、及びベースを備える。上記レール機構は、複数の延伸方向が異なるレールを有し、上記ハンマー状部材は複数のレール内を移動でき、上記レールはベースに固定される。
上記レール機構のレールは円弧状である。
上記ハンマー状部材は、少なくとも互いに連結されたハンマーヘッド及び棒状部を備える。上記ベースに凹溝が設けられる。
【0027】
さらに、上記レール機構は複数の円弧状部を含む。円弧状部は第1円弧状部材及び第2円弧状部材という2つの円弧状部を含む。この2つの円弧状部材は弧度と長さが同じで、両端がいずれも互いに連結される。いずれもベースに固定された複数の円弧状部は円周方向に配列され、それらの間にレールが形成される。
さらに、上記円弧状部の円弧状部材は端部において円弧状部の中心軸線方向へ接近する。
【0028】
さらに、上記円弧状部に2つの円弧状部材に連結される第1棒状部及び第2棒状部が設けられ、上記第1棒状部と第2棒状部は直立板に連結され、上記複数の円弧状部はいずれも直立板を介してベースに連結される。
さらに、上記凹溝の最上部に凹溝カバーが設けられ、上記凹溝内に訓練補助装置を配置することができる。
【0029】
さらに、上記凹溝内にパイプ本体が設けられ、パイプ本体は凹溝の側面を完全に被覆し、パイプ本体の先端にパイプ本体と垂直なワイドエッジが設けられ、ワイドエッジはパイプ本体の端部からパイプの外側へ径方向に延伸し、ワイドエッジとパイプ本体の端部との間に凹溝カバーの接合部位が設けられる。
【0030】
さらに、上記ハンマー状部材のハンマーヘッドは管状部材及びダンベルを含む。上記ダンベルは管状部材内に嵌設され、上記棒状部は上記管状部材を貫通して上記ダンベルに連結される。
さらに、上記ベースは円柱状で、複数の層を有する。上層に位置するベースの面積は底層に位置するベースの面積よりも狭い。
【0031】
龍舞演者が単独で訓練する場合、龍舞演者はベースから凹溝カバーの上方に入り、凹溝カバーをそのまま保持し、棒状部を把持し、2人の龍舞演者が協調訓練する場合、凹溝カバーを開き、下方に位置する龍舞演者はベースから凹溝カバー内に入り、上方に位置する龍舞演者は下方に位置する龍舞演者の肩の上に立って、棒状部を把持し、龍舞演者が単独で補助装置を使用する時、まず、補助装置を凹溝内に配置し、凹溝カバーを開き、龍舞演者はベースから凹溝カバーの上方に入って、補助訓練装置を使用するステップと、
【0032】
棒状部を把持し、棒状部をレールに貫通させて、レール内で移動させるステップと、
ハンマーヘッドがベースの最上部まで降下した時、ハンマー状部材を上方に移動させるステップと、
【0033】
ハンマーヘッドがレールの先端まで上昇した時、訓練者はハンマー状部材の移動方向を変更することで、ハンマー状部材を複数の方向のレールに移動させるか、またはハンマー状部材の移動方向を保持し、ハンマー状部材を反対方向に沿って続けて移動させるステップとを含む多方向龍舞訓練方法。
【0034】
円弧状部内にある第1円弧状部材と第2円弧状部材の相対位置を固定することで、第1円弧状部材の位置する平面が第2円弧状部材の位置する平面に対して垂直になるようにし、第1円弧状部材の両端と第2円弧状部材の両端を溶接するステップと、
【0035】
第1棒状部を溶接して、第1棒状部を第1円弧状部材の中点位置と第2円弧状部材の中点位置に連結し、第2棒状部を溶接して、第2棒状部を第1円弧状部材の一端に近い位置に連結し、第1円弧状部を形成し、このステップを繰り返して、複数の円弧状部の製造を完了させるステップと、
直立板の上底辺または上底辺の内側を第1棒状部に連結し、第2棒状部を直立板の斜辺または斜辺の内側に連結するステップと、
【0036】
直立板の直角辺をベースの環状部材に連結し、かつ複数の円弧状部を円周方向に配列し、環状部材をベースの上面に取り付け、かつ環状部材と凹溝が同心になるように保証するステップと、
【0037】
ベースの凹溝内にパイプ本体を取り付け、かつパイプ本体のワイドエッジがベースの先端に位置することを保証し、パイプ本体の最上部に凹溝カバーを取り付けるステップとを含む多方向龍舞訓練装置の製造方法。
以下に図面及び実施例を参照しながら、本発明の技術的解決手段をさらに詳しく説明する。
【0038】
以下の詳細な説明はいずれも例示的なものであり、本出願のさらなる説明を提供することを意図している。特記しない限り、本明細書で使用されるすべての技術的及び科学的用語は、当業者にとって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。
【0039】
なお、ここで使用される用語は、発明を実施するための形態を説明するためのものに過ぎず、本出願の例示的な実施形態を意図的に規制するものではない。ここで使用されているように、文脈に特記しない限り、単数形は複数形をも含むことが意図されており、さらに、本明細書において「含有」及び/または「含む」という用語が使用された場合、それは特徴、ステップ、操作、デバイス、アセンブリ及び/またはそれらの組み合わせの存在を示す。
なお、以下の実施例における方向に関する用語は図面及び実際の使用習慣に基づいて説明されたものである。
【0040】
実施例1
多方向龍舞訓練装置であって、龍本体の重量を模したハンマー状部材2、ハンマー状部材2の移動方向を規制するためのレール機構、及びベース3を備える。上記レール機構は、延伸方向が異なる複数のレールを有し、上記ハンマー状部材2は複数のレール内を移動でき、上記レールはベース3に固定される。
【0041】
上記レール機構は複数の円弧状部1を含む。円弧状部1は弧度と長さが同じ2つの円弧状部材を含み、2つの円弧状部材の両端同士は互いに連結される。複数の円弧状部1は円周方向に配列され、それらの間にレールが形成される。上記レール機構のレールは円弧状で、複数の円弧状部1はいずれもベース3に固定される。
【0042】
レールの両端がレール本体よりも広いレール上方出口15及びレール下方出口16を形成するように、上記円弧状部1の円弧状部材は端部において円弧状部1の中心軸線方向へ接近する。
【0043】
上記円弧状部1に2つの円弧状部材に連結される第1棒状部13が設けられ、上記第1棒状部13は直立板14に連結され、上記複数の円弧状部1はいずれも直立板14を介してベース3に連結される。
【0044】
本実施例では、
図4に示すように、合計8つの上記円弧状部1がベース3上に十字形に分布し、それらの間に8本のレールが形成される。円弧状部材が端部で円弧状部1の中心軸線方向へ接近して、レールの両端の実際の幅はレール本体の幅よりも大きいため、ハンマー状部材2を出し入れしやすくする。訓練しやすくするために、上記円弧状部材の弧長は上記ハンマーヘッドの長さより長い。
【0045】
本実施例では、上記円弧状部材は、両端がいずれも同じ側に湾曲した金属棒により形成されたものである。2つの円弧状部材を溶接する時、第1円弧状部材11の両端は第1方向に曲げられ、第2円弧状部材12の両端は第2方向に曲げられる。第1円弧状部11と第2円弧状部12の仕様は同じであり、第1方向と第2方向は反対である。第1円弧状部材11と第2円弧状部材12の相対位置を固定することで、第1円弧状部材11の位置する平面は第2円弧状部材12の位置する平面に対して垂直になり、第1円弧状部材11の両端と第2円弧状部材12の両端を溶接し、第1棒状部13を溶接して第1円弧状部材11の中点位置と第2円弧状部材12の中点位置を連結することで、第1円弧状部11を形成する。第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8円弧状部は同じ方法で製造される。
さらに、上記第1円弧状部材11の円弧度と第2円弧状部材12の円弧度はともに鈍角である。
【0046】
上記第1円弧状部材11及び第2円弧状部材12が位置する平面は45°であり、そのため、球面が第1円弧状部材11及び第2円弧状部材12と完全に重なり合うと仮定できる。
【0047】
本実施例では、円弧状部1とベース3は直立板14を介して連結される。
図3に示すように、上記直立板14は直角台形であり、その上辺と底辺がそれぞれ上記第1棒状部13と第2棒状部(図に示されていない)に連結される。上記直立板14は十分な強度を有する材料で製造される。
さらに、上記直立板14の斜辺は円弧状で、かつ第1円弧状部材11及び第2円弧状部材12を合わせた球面に密着する。
【0048】
上記ハンマー状部材2は、少なくとも互いに連結されたハンマーヘッド及び棒状部を備える。上記棒状部の長さは龍舞の際に把持される棒状部23の長さに近い。本実施例では、上記棒状部を木製の棒で製造する。
さらに、上記ハンマーヘッドを溶接するために、上記棒状部の端部に金属管が嵌設される。
【0049】
上記ハンマー状部材2のハンマーヘッドは管状部材21及びダンベル22を含む。上記ダンベル22は管状部材21内に嵌設され、上記棒状部は上記管状部材21を貫通して上記ダンベル22に連結される。
【0050】
本実施例では、ダンベル22を使用することで、上記ハンマーヘッドの重量を自発的に変更し、訓練計画を簡単に作成できる。ダンベル22と棒状部との間の連結は溶接、リベット留め、又はボルト締めなどの方法を採用することができる。
【0051】
さらに、上記ダンベル22の中軸は上記棒状部の端部にある金属管に直接溶接されるか、または、上記ダンベル22の中軸は金属製のT継手を介して上記棒状部に連結される。
【0052】
上記ベース3内に凹溝が設けられ、上記凹溝の最上部に凹溝カバー34が設けられる。上記凹溝内に訓練補助装置を配置することができる。上記ベース3は円柱状であり、複数の層を有する。上層に位置するベース3の面積は底層に位置するベース3の面積よりも狭い。
【0053】
本実施例では、上記ベース3には階段状の二層が設けられ、上記ベース3をこのように設計する目的は、訓練者が上記ベース3の最上面に早く到達できるようにすることである。上記ベース3内の凹溝は円柱状であり、上記凹溝内にパイプが配置される。上記凹溝内に訓練補助装置を配置できるだけでなく、2人で訓練する際、人を立たせてその内部に収容することもできる。本実施例では、上記ベース3内の凹溝は円柱状であり、別の実施例では、上記凹溝は一定の容積を有する他の空間形状であってもよい。
【0054】
さらに、製造効率を向上させるために、上記ベース3はさらに環状部材31を含む。直立板14がまず環状部材31に固定連結されてから、環状部材31がベース3に連結されることで、環状部材31は上記直立板14を固定連結するために用いられる。
【0055】
さらに、凹溝の使用体験を向上させるために、凹溝内にパイプ本体43が設けられ、パイプ本体43は凹溝の側面を完全に被覆し、パイプ本体43の先端にパイプ本体43に垂直なワイドエッジ42が設けられ、ワイドエッジ42はパイプ本体43の端部からパイプの外側へ径方向に延伸される。凹溝カバー34を簡単に接合して取り付けるように、ワイドエッジ42とパイプ本体43の端部との間に凹溝カバー接合部位41が設けられる。
【0056】
本実施例では、数値について具体的には、訓練者が上記凹溝内に容易に入るように、上記ベース3の高さは1.5m〜2.0mである。訓練を容易にするために、上記円弧状部材の弧長は1.5m〜2.0mである。
【0057】
なお、本実施例では、ハンドル342を介して上記凹溝カバー34を持ち上げ、さらに凹溝を露出させるために、上記凹溝カバー34の最上部にハンドル342が固定連結される。
【0058】
図3及び
図4に示すように、上記円弧状部1をさらに固定するために、上記円弧状部1の下半分に環状部材31が設置され、環状部材31は上記直立板14を連結する。
【0059】
本実施例によれば、少なくとも以下の有益な効果を有する。
1、本実施例では、ハンマー状部材2をレール内で移動させることによって、龍舞の動作に倣う。ハンマー状部材2を移動させる過程で、関連する筋肉組織、靭帯組織などが訓練される。レール機構の方向が異なる複数のレールは、龍舞の過程における方向が異なる動作に倣う。ベース3は訓練の難易度を上げるために用いられ、ベース3を追加することで、特定の高さでの動作に倣うことができる。装置全体は龍舞に倣って設計され、龍舞演者の専門的な素質を向上させる。
【0060】
2、本実施例では、訓練中にハンマー状部材2を出し入れしやすくするために、円弧状部1の先端と底端に広い出口が形成され、訓練速度を速めて、訓練レベルを向上させる。
【0061】
実施例2
実施例2には多方向龍舞訓練方法が開示されている。単独で訓練する龍舞演者を例として、龍舞演者はベース3から凹溝カバー34の上方に入り、凹溝カバー34をそのまま保持し、棒状部を把持する。
棒状部を把持し、棒状部をレールに貫通させて、レール内で移動させる。
ハンマーヘッドがベース3の最上部まで降下した時、ハンマー状部材2を上方に移動させる。
【0062】
ハンマーヘッドがレールの先端まで上昇した時、訓練者はハンマー状部材2の移動方向を変更することで、ハンマー状部材2を他の方向のレールに移動させるか、またはハンマー状部材2の移動方向を保持し、ハンマー状部材2を反対方向に沿って続けて移動させる。
【0063】
本実施例では、龍舞演者は上記ハンマー状部材2を単独で使用して訓練し、上記ハンマー状部材2の移動軌跡は龍舞演者の把持部位及びレールにより規制され、レールの形状に沿って移動する。8つのレールがあり、かつ各レールには実際のところ45°の間隔があるため、実際の移動時、ハンマー状部材がレールの上方から滑り出すたびに、少なくとも7つの方向の経路が選択でき、実際の龍舞の際の動作環境を可能な限りシミュレーションする。実際の龍舞においては、チームの前進における変化は多様であり、一般的にS字形のルートが多いものの、前進の過程で、各龍舞演者は龍舞を振り回す必要があり、かつ風速や地形などの外部環境の影響に直面する。そのため、龍舞時に直面する方向は様々であり、複数の方向のレールを設置する必要がある。
【0064】
実施例3
実施例3には多方向龍舞訓練方法が開示されている。協調して訓練する2人の龍舞演者を例として、凹溝カバー34を開き、下方に位置する龍舞演者はベース3から凹溝カバー34内に入り、上方に位置する龍舞者は下方に位置する龍舞者の肩の上に立って、棒状部を把持する。
棒状部を把持し、棒状部をレールに貫通させて、レール内で移動させる。
ハンマーヘッドがベース3の最上部まで降下した時、ハンマー状部材2を上方に移動させる。
【0065】
ハンマーヘッドがレールの先端まで上昇した時、訓練者はハンマー状部材2の移動方向を変更することで、ハンマー状部材2を他の方向のレールに移動させるか、またはハンマー状部材2の移動方向を保持し、ハンマー状部材2を反対方向に沿って続けて移動させる。
【0066】
本実施例では、上方に位置する龍舞演者は上記ハンマー状部材2を使用して訓練を行う。本実施例において倣う訓練状況は龍舞動作における一般的な動作である。具体的には、この動作の演技はまず第1龍舞演者は飛び上がり、同時に、第2龍舞演者は第1龍舞演者を肩に乗せる準備をし、第1龍舞演者は第2龍舞演者の肩の上に立ち、同時に第2龍舞演者は第1龍舞演者の両足を両手でしっかりと抱え、第1龍舞演者の位置を可能な限り固定する。
【0067】
従って、本実施例では、上記ハンマー状部材2の動作状態は実施例3と類似する。実際の龍舞においては、チームの前進における変化は多様であり、一般的にS字形のルートが多いものの、前進の過程で、各龍舞演者は龍舞を振り回す必要があり、かつ風速や地形などの外部環境の影響に直面する。そのため、龍舞時に直面する方向は様々で、十分な回転空間を設計する必要がある。
【0068】
本実施例では、下方に位置する龍舞演者が龍舞する際、第1龍舞演者の両足を両手でしっかりと抱えて、上方に位置する龍舞演者の位置を可能な限り固定する必要がある。
【0069】
実施例4
実施例4には多方向龍舞訓練方法が開示されている。龍舞演者の単独訓練を例として、まず、凹溝にランニング機が設けられ、かつ龍舞演者がランニング機を使いやすくするために、ブロックを使用してランニング機を持ち上げて、ランニング機を一定の高さにする。
凹溝カバー34を開き、龍舞演者はランニング機の上に立ち、棒状部を把持する。
棒状部を把持し、棒状部をレールに貫通させて、レール内で移動させる。
ランニング機を起動し、龍舞演者は同時に走り始める。
ハンマーヘッドがベース3の最上部まで降下した時、ハンマー状部材2を上方に移動させる。
【0070】
ハンマーヘッドがレールの先端まで上昇した時、訓練者はハンマー状部材2の移動方向を変更することで、ハンマー状部材2を他の方向のレールに移動させるか、またはハンマー状部材2の移動方向を保持し、ハンマー状部材2を反対方向に沿って続けて移動させる。
【0071】
本実施例では、上記ハンマー状部材2の動作状態は実施例3と類似する。実際の龍舞においては、チームの前進における変化は多様であり、一般的にS字形のルートが多い。本実施例では、敏捷性の訓練を容易にするために、ランニング機を使用して、前進の過程で、龍舞演者は前方に走行する状態に倣う。
【0072】
図9に示すように、本実施例に開示された方法で訓練する時、以下のルールに従って訓練できる。ハンマー状部材は、第1レール61の上方から滑り出すたびに、第1レール61の反対側にある第2レール62に入り、第2レール62の上方から滑り出し、第1レール51の隣にある第3レール63に入り、第3レール63の上方から滑り出し、第3レール63の反対側にある第4レール64に入り、第4レール64の上方から滑り出し、第3レール63の隣にある第5レール65に入り、第5レール65の上方から滑り出し、第5レール65の反対側にある第6レール66に入り、第6レール66の上方から滑り出し、第6レール66の反対側にある第7レール67に入り、第7レール67の上方から滑り出し、第6レール66の隣にある第8レール66に入り、第8レール68の上方から滑り出し、第1レール61に入る。これを繰り返す。
【0073】
実施例5
実施例5には多方向龍舞訓練方法が開示されている。龍舞演者の単独訓練を例として、まず、凹溝に人の肩を模した長ベンチが設けられ、かつ人が長ベンチに立てるように、ブロックを使用して長ベンチを持ち上げ、長ベンチを一定の高さとする。
凹溝カバー34を開き、龍舞演者は長ベンチの上に立ち、棒状部を把持するステップと、
棒状部を把持し、棒状部をレールに貫通させて、レール内で移動させるステップと、
ハンマーヘッドがベース3の最上部まで降下した時、ハンマー状部材2を上方に移動させるステップと、
【0074】
ハンマーヘッドがレールの先端まで上昇した時、訓練者はハンマー状部材2の移動方向を変更することで、ハンマー状部材2を他の方向のレールに移動させるか、またはハンマー状部材2の移動方向を保持し、ハンマー状部材2を反対方向に沿って続けて移動させるステップとを含む。
【0075】
本実施例では、上記ハンマー状部材2の作動状態は実施例3と類似する。実際の龍舞には、肩に乗る動作があり、本実施例では長ベンチで肩を模しているが、他の類似する装置を使用して肩を模してもよい。
【0076】
実施例6
実施例6には多方向龍舞装置の製造方法が開示されている。
円弧状部1のうちの第1円弧状部材11と第2円弧状部材12の相対位置を固定することで、第1円弧状部材11の位置する平面が第2円弧状部材12の位置する平面に対して垂直になるようにして、第1円弧状部材11の両端と第2円弧状部材12の両端を溶接するステップと、
【0077】
第1棒状部13を溶接して第1円弧状部材11の中点位置と第2円弧状部材12の中点位置を連結することで、第1円弧状部を形成し、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8円弧状部を同じ方法で製造するステップと、
【0078】
直立板14の上底板を第1棒状部13に溶接してもよく、第1棒状部13を直立板14の上側に直接貫通させ、第1棒状部13を直立板14の斜辺に溶接してもよく、第1棒状部13を直立板14の斜辺の内側に直接貫通させてもよいステップと、
【0079】
直立板14の直角辺をベース3の環状部材31に溶接するかまたは螺合し、かつ第1〜第8円弧状部1を円周方向に配列し、環状部材31をベース3の先端に取り付け、かつ環状部材31と凹溝が同心になるように保証するステップと、
【0080】
ベース3の凹溝内にパイプ本体43を取り付け、かつパイプ本体43のワイドエッジ42がベース3の先端に位置するように保証し、パイプ本体43の最上部に凹溝カバー34を取り付けるステップとを含む。
【0081】
以上の説明は本出願の好ましい実施例に過ぎず、本出願を限定するものではなく、当業者にとって本出願は様々な変更及び修正が可能である。本出願の主旨及び原理の範囲内でなされるいかなる修正、等価置換、改良などは、いずれも本出願の保護範囲に含まれるものとする。