(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
通信ネットワークを介して、複数のユーザに関する複数台の通信端末に接続され、複数の設備毎に前記ユーザ同士が前記端末を通じてチャットを行うことを可能とする各チャットルームを開設する制御部を備える情報処理装置であって、前記制御部は、
開設された各チャットルームに対して、各設備の位置情報を対応付け、
対応付けられた各設備の位置情報に基づき、各設備を含む地図における各設備の位置に各チャットルームの存在を示す各オブジェクトを各チャット内容の選択的閲覧が可能な状態で表示する、情報処理装置。
前記制御部は、前記重要度情報を編集してから所定期間経過後に、前記所定権限を有するユーザに重要度更新の有無を確認する通知を行う、請求項5に記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記通信端末の前記位置検出部が検出した現在地情報に基づき決定したチャットルームにおけるチャット内容を表示させる、請求項11に記載の情報処理装置。
前記制御部は、所定の検索条件に基づき前記チャット内容を構成するメッセージを検索可能であり、前記所定の検索条件は、前記メッセージに含まれるキーワード、タイムスタンプ、投稿者、前記メッセージに係るチャットルームに対応付けられている位置情報、及び重要度情報の少なくともいずれか1つを含む、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記地図上に、各通信端末の位置検出部が検出した現在地情報に基づき、各ユーザを示すオブジェクトを表示させる、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の情報処理装置。
前記制御部は、前記複数のチャットルームにそれぞれ障害の対応状況に関する作業進捗状況を対応付け、前記作業進捗状況に基づき各チャットルームを示す各オブジェクトの表示態様を異ならせる、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の情報処理装置。
通信ネットワークを介して、複数のユーザに関する複数台の通信端末に接続され、複数の設備毎に前記ユーザ同士が前記通信端末を通じてチャットを行うことを可能とする各チャットルームを開設する情報提供方法であって、
開設された各チャットルームに対して、各設備の位置情報を対応付けるステップと、
対応付けられた各設備の位置情報に基づき、各設備を含む地図における各設備の位置に各チャットルームの存在を示す各オブジェクトを各チャット内容の選択的閲覧が可能な状態で表示するステップと、
を含む情報提供方法。
通信ネットワークを介して、複数のユーザに関する複数台の通信端末に接続され、複数の設備毎に前記ユーザ同士が前記通信端末を通じてチャットを行うことを可能とする各チャットルームを開設する情報処理装置に、
開設された各チャットルームに対して、各設備の位置情報を対応付けるステップと、
対応付けられた各設備の位置情報に基づき、各設備を含む地図における各設備の位置に各チャットルームの存在を示す各オブジェクトを各チャット内容の選択的閲覧が可能な状態で表示するステップと、
を実行させるプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
(実施の形態)
図1は本発明の一実施形態に係る情報処理装置を含む情報処理システム10のブロック図である。本発明の一実施形態に係る情報処理システム10は、サーバ1と、管理者端末2と、複数の通信端末3a〜3dとを備える。サーバ1が、本発明における「情報処理装置」に対応する。以下、複数の通信端末3を区別しない場合には、これらをまとめて通信端末3と記す。サーバ1と、管理者端末2と、通信端末3とは、例えばインターネット又はイントラネット等の通信ネットワークNにより接続される。なお
図1では、サーバ1及び管理者端末2をそれぞれ1台示しているが、台数はこれに限られず、任意の台数のサーバ1及び管理者端末2が備えられてもよい。同様に
図1では通信端末3を4台示しているが、任意の台数の通信端末3が備えられてもよい。
【0013】
サーバ1は、例えば事業者が管理するサーバ装置等の情報処理装置であって、管理者端末2及び通信端末3からメッセージを投稿可能なチャットルームに係るサービスを提供する。管理者端末2は、本サービスの利用者(以下、ユーザともいう。)のうち、所定の管理権限を有するユーザ(以下、管理者ともいう。)が用いるパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等の情報処理装置である。通信端末3は、ユーザ(現場作業者等)が用いるスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
【0014】
ここで、本実施形態に係る情報処理システム10により提供されるサービスの概要について説明する。本システムでは、サーバ1が、管理対象である複数の設備及び機器(以下、これらをまとめて設備という。)について、設備毎にユーザ同士がメッセージ(テキスト、画像、カメラショット、動画、音声等を含み、以下、メッセージという。)のやり取りを行うことを可能とするチャットルームを提供する。すなわち、本実施形態に係る情報処理システム10は、管理対象である複数の設備に関する情報を、ユーザ同士によるチャットルームでのメッセージのやり取り(チャット)を通じて収集、整理及び共有化する。管理者端末2及び通信端末3は、各チャットルームを通じてメッセージのやり取りを行い、及び過去に行われた又は現に行われているチャットの内容を閲覧等するための装置である。管理者端末2及び通信端末3は、ユーザからの入力操作に応じて、管理対象の設備に関する不具合等の情報を、チャットのメッセージとしてサーバ1に投稿する。ここで各チャットルームは、それぞれ特定の位置(緯度、経度)に対応付けられている。そして各チャットルームは、当該特定の位置に対応する地図上にピンにより位置表示される。かかる特定の位置は、管理対象である設備の設置位置に相当する。また各チャットルームは、メッセージのやり取りの選択的閲覧が可能な状態でそれぞれ地図上に表示される。ユーザがある設備の設置位置に相当する特定の位置に対応付けられたチャットルームにてメッセージの投稿をすることにより、当該設備に関する情報を、当該チャットルームを通じて収集、整理及び共有化することができる。以下、各構成について説明する。
【0015】
(サーバ1の構成)
まず、サーバ1について説明する。
図2に、サーバ1のブロック図を示す。サーバ1は、サーバ通信部11と、サーバ記憶部12と、サーバ制御部13とを備える。サーバ通信部11と、サーバ記憶部12と、サーバ制御部13とは、バス14によりそれぞれ接続されている。なおサーバ1はこれらの各構成要素を複数設けてもよく、サーバ1の各機能に応じて適宜使い分けてもよい。またサーバ1自体を複数の装置により構成してもよい。サーバ1自体を複数の装置により構成する場合、サーバ1の各機能や各構成をそれぞれの装置に分けて役割分担をしてもよく、あるいは各構成を冗長化してもよい。
【0016】
サーバ通信部11は、外部装置と無線又は有線によって通信し、データの送受信を行うインターフェースを含む。本実施形態において、サーバ通信部11は、ネットワークNを介して、管理者端末2及び通信端末3との間でデータを相互に送受信可能である。
【0017】
サーバ記憶部12は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等によって構成された一次記憶装置及び二次記憶装置を含む。サーバ記憶部12は、本システムに係るサービスの提供及び制御に必要な種々の情報及びプログラムを記憶する。例えばサーバ記憶部12は、チャットルームに係るデータベース(以下、チャットルームDBという。)、及びユーザに係るデータベース(以下、ユーザDBという。)を記憶する。
【0018】
(チャットルームDB)
チャットルームDBは、各チャットルームに固有の任意の情報を含む。本実施形態において、チャットルームDBは、例えば
図3に示すように、ルームIDと、設備名称と、位置情報と、重要度情報と、メッセージとを含む。つまり各ルームIDに、設備名称と、位置情報と、重要度情報とメッセージとが対応付けられている。
【0019】
ルームIDは、チャットルームを一意に識別可能な情報である。設備名称は、チャットルームが開設されている設備の名称である。位置情報は、地図上の位置を示す情報であり、例えば緯度情報及び経度情報である。上述したように当該位置情報が、各設備の設置位置に相当する。「位置情報が、各設備の設置位置に相当する」とは、位置情報が各設備の設置位置と略同一であることを意味する。各設備の設置位置と略同一の位置情報を、「各設備に係る位置情報」ともいう。
【0020】
重要度情報は、チャットルームの重要度を示す指標であり、値が大きいほど重要度が高い。本実施形態では、重要度情報の最大値は2であり、最小値は0である。なお各施設の重要度情報は管理者やそれ以外のユーザにより自由に設定変更可能である。また重要度情報は数値である必要はない。このように本実施形態に係るシステムでは、各チャットルームに重要度情報を対応付けている。メッセージは、当該チャットルームに投稿されたメッセージに係る情報である。なお
図3ではチャットルームDBの情報を1つのテーブルにより示しているが、かかる情報を1つのテーブル又はデータベースにより管理する必要は無く、複数のテーブル又はデータベースにより管理してもよい。例えば
図3のうち、メッセージに係る情報を別のテーブルに分けて管理してもよい。
【0021】
(ユーザDB)
ユーザDBは、各ユーザに固有の任意の情報を含む。本実施形態において、ユーザDBは、例えば
図4に示すように、ユーザIDと、ユーザ名と、権限と、現在地とを含む。つまり各ユーザIDに、ユーザ名と、権限と、現在地とが対応付けられている。なお現在地情報は、GPS等の位置情報システムから取得する。
【0022】
ユーザIDは、ユーザを一意に識別可能な情報である。ユーザ名は、独自に付与された文字、数字、記号等を含むコードであり、例えばユーザの氏名等である。権限は、本システムにおけるサービスの管理及び使用が可能な範囲を定める指標である。本実施形態において権限は、「通常ユーザ」か「管理者」のいずれかである。なお権限はこの2種類に限られず、ユーザにより自由に権限を付与することができる。権限が「通常ユーザ」である場合、チャットルームの開設、編集、削除、メッセージの投稿、編集、削除が実行できる。権限が「管理者」である場合、通常ユーザの実行できる範囲に加えて、チャットルームの重要度情報を編集することができる。また管理者である場合、ユーザ設定(ユーザの追加、編集、削除)等をすることができる。現在地は、ユーザが現在存在している位置を示す情報であり、例えば緯度情報及び経度情報により表される。なお
図4ではユーザDBの情報を1つのテーブルにより示しているが、かかる情報を1つのテーブル又はデータベースにより管理する必要は無く、複数のテーブル又はデータベースにより管理してもよい。例えば
図4のうち、現在地に係る情報を別のテーブルに分けて管理してもよい。
【0023】
サーバ制御部13は、1つ以上のプロセッサを含む。プロセッサは、特定のプログラムを読み込んで特定の機能を実現する汎用プロセッサ、及び特定の処理に特化した専用プロセッサを含んでもよい。サーバ制御部13は、サーバ1全体の動作を制御する。例えばサーバ制御部13は、サーバ通信部11によりネットワークNを介して管理者端末2又は通信端末3とのデータの送受信を行う。
【0024】
また例えばサーバ制御部13は、チャットルームDB及びユーザDBを、サーバ記憶部12に記憶させる。具体的にはサーバ制御部13は、チャットルームDBに関連するデータを受信すると、当該データに基づきチャットルームDBに新規レコードを追加、更新、削除等の処理をする。同様にサーバ制御部は、ユーザDBに関連するデータを受信すると、当該情報に基づきユーザDBに新規レコードを追加、更新、削除等の処理をする。サーバ制御部13は、チャットルームDB及びユーザDBを用いて、複数のチャットルームの提供を行う。
【0025】
例えばサーバ制御部13は、チャットルームの開設要求を管理者端末2又は通信端末3から受信した場合、チャットルームDBに、新たなルームIDを付与したチャットルームの新規レコードを追加する。開設要求には、チャットルームに対応付ける設備名称及び位置情報を含む。サーバ制御部13は、開設要求に基づきチャットルームDBに新規レコードを追加する。
【0026】
また例えばサーバ制御部13は、チャットルームの閲覧要求を管理者端末2又は通信端末3から受信した場合、チャットルームDBに基づき管理者端末2又は通信端末3にチャットルームの表示をさせる。サーバ制御部13は、チャットルームに係るデータ(以下、チャットルームデータという。)を送信することで当該表示処理を行う。なおチャットルームデータの内容は、管理者端末2又は通信端末3からの要求内容に応じて、適宜必要な情報が含まれる。なおチャットルームデータの内容は、要求元のユーザID、及び端末種類等に応じて適宜異なるようにしてもよい。
【0027】
また例えばサーバ制御部13は、チャットルームへのメッセージの投稿を管理者端末2又は通信端末3から受信した場合、チャットルームDBの該当するルームIDのレコードのデータに当該メッセージを追加する。追加後、サーバ制御部13は、管理者端末2及び通信端末3にチャットルームデータを送信し、チャットルームで行われたチャットの内容の表示処理を行う。
【0028】
(管理者端末2の構成)
次に、管理者端末2について説明する。
図5に、管理者端末2のブロック図を示す。管理者端末2は、端末通信部21と、端末記憶部22と、表示部23と、入力部24と、端末制御部25とを備える。端末通信部21と、端末記憶部22と、表示部23と、入力部24と、端末制御部25とは、バス26によりそれぞれ接続されている。
【0029】
端末通信部21は、外部装置と無線又は有線によって通信し、データの送受信を行うインターフェースを含む。本実施形態において、端末通信部21は、ネットワークNを介して、サーバ1との間でデータを相互に送受信可能である。
【0030】
端末記憶部22は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等によって構成された一次記憶装置及び二次記憶装置を含み、サーバ1から提供される種々の情報及び情報処理に必要なプログラムを記憶する。例えば、端末記憶部22は、チャットルームを閲覧等するためのアプリケーションを記憶する。当該アプリケーションは、例えばネットワークNを介して所定の配信サーバから取得してもよい。当該アプリケーションが実行(起動)された状態で、管理者端末2の本実施形態に係る動作が実現される。
【0031】
表示部23は、例えば液晶ディスプレイ及び有機ELディスプレイ等、任意のディスプレイを含んでもよい。表示部23は、入力されるデータ及び映像信号に基づく画面を表示可能である。
【0032】
入力部24は、例えばキーボード、ペンタブレット、タッチパッド、マウス等、管理者の操作(クリック等による選択操作、テキスト入力操作等を含む)を検出可能な任意の入力インターフェースを含む。なお入力部24は、表示部23と一体的に設けられたタッチパネルであってもよい。
【0033】
端末制御部25は、1つ以上のプロセッサを含む。プロセッサは、特定のプログラムを読み込んで特定の機能を実現する汎用プロセッサ、及び特定の処理に特化した専用プロセッサを含んでもよい。端末制御部25は、管理者端末2全体の動作を制御する。例えば端末制御部25は、端末通信部21によりネットワークNを介してデータの送受信を行う。また端末制御部25は、管理者の操作に基づきアプリケーションを実行(起動)する。本実施形態では、アプリケーションがウェブブラウザである場合について説明する。
【0034】
端末制御部25は、種々の情報処理を行う。例えば端末制御部25は、管理者の操作に基づき、サーバ1のURL、ログインID、及びパスワードを含むログイン要求を、サーバ1に送信する。ログイン要求に係るこれらの情報は、ウェブブラウザ上で管理者が入力可能なように表示される。
【0035】
ログイン要求に基づくユーザ認証にて認証が成功した場合、端末制御部25は、サーバ1からチャットルームデータを受信する。端末制御部25はチャットルームデータに基づき、チャットルーム一覧画面を表示部23により表示する。
【0036】
図6に、表示部23により表示される画面例を示す。
図6に示すように、チャットルーム一覧画面4は、地図表示領域41と、チャット内容表示領域42と、未読数表示領域43とを含む。地図表示領域41は、各チャットルームに対応付けられた位置情報及び重要度情報に基づき、各チャットルームの存在を示すオブジェクトを地図上に表示する領域である。チャットルームの存在を示すオブジェクトは、例えばピン、マーク、アイコン等、及びこれらの組合せを含む。
図6では各チャットルームの存在を示すオブジェクトを、ピン及びマークの組合せにより表示している。ここで各ピン410a〜410dの位置は、それぞれチャットルームに対応付けられた位置情報により定められる。以下、ピン410a〜410dを区別しない場合には、これらをまとめてピン410とも記す。またピン410の近傍に表示されるマーク411a及び411dは、それぞれ重要度情報に基づき定められる。以下、マーク411a及び411dを区別しない場合には、これらをまとめてマーク411とも記す。マーク411の個数(0〜2)は、それぞれ重要度情報の値(0〜2)に対応する。なお重要度情報の表示態様はこれに限られず、例えばピン410の色彩、模様、大きさ、形状等を変更するようにしてもよい。あるいはマーク411の色彩、模様、大きさ、形状等を変更するようにしてもよい。すなわち、本実施形態に係るシステムでは、各チャットルームに対応付けられた重要度情報に基づき、各チャットルームの存在を示すオブジェクトの表示態様が異なるようにする。そのため管理者は、各チャットルームの存在を示すオブジェクトを確認することで、各チャットルームの重要度を容易に判別することができる。
【0037】
チャットルームの存在を示すオブジェクトは、チャットの内容であるメッセージのやり取りの選択的閲覧が可能な状態で地図上に表示されている。即ち、地図上のいずれかのオブジェクトに対する管理者の操作を入力部24により検出した場合、端末制御部25は、当該オブジェクトが示すチャットルームのダイアログ412を表示する。ダイアログ412は、チャットルームが開設されている設備名称及び当該チャットルームで行われたチャット内容へのリンクを含む。チャット内容へのリンクに対する管理者の操作を入力部24により検出した場合、端末制御部25は、チャット内容表示領域42に、当該チャットルームで行われたチャットの内容であるメッセージのやり取りを表示する。
【0038】
図6では、チャット内容表示領域42において各チャットルームで行われた各チャットの内容420a〜420cが所定の順序で並べてリスト表示されている。つまり、
図6では、リストの一番上位に、地図表示領域41でリンクが選択されたチャット内容420aが表示される。最上位のチャットルーム以外のチャットルームは、チャットルームの開設日時に基づき、新しい順にリスト表示される。チャット内容表示領域42のスライドバーを操作することにより、より古いチャットルームを表示させることができる。各チャットルームには、それぞれチャットルームに係る設備名称の表示領域(421a〜421c)及び重要度情報の表示領域(422a〜422c)が設けられている。なおチャットルームの表示態様はリスト表示に限られず、地図上に表示されるオブジェクトであるピンをクリックすることでそのオブジェクトが示すチャットルームで行われたチャットの内容が表示されるようにしてもよい。
【0039】
地図表示領域41にて選択されたチャット内容420aは、チャットルームに係る設備名称及び重要度に加えて、投稿されたメッセージ423aが表示される。また各メッセージには、メッセージを投稿したユーザのユーザ名、サムネイル、メッセージ、及び投稿日時情報424a(以下、タイムスタンプという。)が表示される。タイムスタンプは、サーバ1のサーバ制御部13が、投稿されたメッセージを受信したときに、メッセージに付加する。なおメッセージにはタイムスタンプの他、未読、既読等の履歴情報が付加されてもよい。またタイムスタンプと同様に、メッセージと併せてこれらの履歴情報が表示されてもよい。
【0040】
また地図表示領域41にて選択されたチャット内容420aには、メッセージ入力ボックス425a、カメラショットボタン426a、及びメッセージ送信ボタン427aが表示される。メッセージ入力ボックス425a、カメラショットボタン426a、及びメッセージ送信ボタン427aを操作することで、チャットルームへのメッセージの投稿ができる。またカメラショットボタン426aにより、撮影済みの写真情報や動画ファイルをチャットルーム上に投稿することもできる。メッセージ入力ボックス425a、カメラショットボタン426a、及びメッセージ送信ボタン427aに対する管理者の操作を入力部24により検出した場合、端末制御部25は、チャットルームへの投稿メッセージとして、入力されたデータをサーバ1に送信する。サーバ1は、当該データに基づきチャットルームDBを更新する。更新後にサーバ1は、チャットルームデータを管理者端末2に送信し、管理者端末2は、新たな投稿メッセージを含む表示画面を表示部23に表示する。
【0041】
上述したように、本実施形態では所定権限を有するユーザである管理者のみが重要度情報を編集可能(変更可能)である。管理者は重要度情報の表示領域(422a〜422c)を操作することで、当該チャットルームの重要度情報を編集する。ここでは重要度情報の表示領域のマークをクリックすることで、重要度情報を0〜2のうち任意の値に編集することができる。なお前述の通り重要度情報は、ユーザにより状況に応じて自由に変更することができる。重要度情報の表示領域(422a〜422c)に対する管理者の操作を入力部24により検出した場合、端末制御部25は、チャットルームの重要度情報のデータをサーバ1に送信する。サーバ1は当該データに基づきチャットルームDBを更新する。更新後にサーバ1は、チャットルームデータを管理者端末2に送信し、管理者端末2は、重要度情報が変更された表示画面を表示部23に表示する。
【0042】
未読数表示領域43は、全チャットルームの未読メッセージの総数を表示する領域である。なおここでは、全チャットルームの未読メッセージの総数を表示しているが、これに限られない。例えば未読数表示領域43に表示する未読数は、重要度情報が所定値以上のチャットルームについての未読メッセージの総数であってもよい。このようにすることで、重要なメッセージを見逃すことをより抑制することができる。また未読メッセージ数は、チャット内容表示領域42のチャットルーム毎に、それぞれ表示されてもよい。
【0043】
(通信端末3の構成)
次に、通信端末3について説明する。
図7に、通信端末3のブロック図を示す。通信端末3は、端末通信部31と、端末記憶部32と、表示部33と、入力部34と、位置検出部35と、端末制御部36とを備える。端末通信部31と、端末記憶部32と、表示部33と、入力部34と、位置検出部35と、端末制御部36とは、バス37によりそれぞれ接続されている。
【0044】
端末通信部31は、外部装置と無線又は有線によって通信し、データの送受信を行うインターフェースを含む。本実施形態において、端末通信部31は、ネットワークNを介して、サーバ1との間でデータを相互に送受信可能である。
【0045】
端末記憶部32は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等によって構成された一次記憶装置及び二次記憶装置を含み、サーバ1から提供される種々の情報及び情報処理に必要なプログラムを記憶する。例えば、端末記憶部32は、チャットルームを閲覧等するためのアプリケーションを記憶する。当該アプリケーションは、例えばネットワークNを介して所定の配信サーバから取得してもよい。当該アプリケーションが実行(起動)された状態で、通信端末3の本実施形態に係る動作が実現される。本実施形態では、アプリケーションがウェブブラウザである場合について説明する。
【0046】
表示部33は、例えば液晶ディスプレイ及び有機ELディスプレイ等、任意のディスプレイを含んでもよい。表示部23は、入力されるデータ及び映像信号に基づく画面を表示可能である。
【0047】
入力部34は、例えば表示部33と一体的に設けられたタッチパネル等、ユーザの操作を検出可能な任意の入力インターフェースを含む。なお本実施の形態では入力部34がタッチパネルであるものとして説明するが、これに限られない。例えば入力部34を、表示部33とは別体で設け、キーボード、ペンタブレット、タッチパッド、マウス等により構成してもよい。
【0048】
位置検出部35は、例えばGPS(Global Positioning System)受信機を含み、通信端末3の現在地を検出可能である。
【0049】
端末制御部36は、1つ以上のプロセッサを含む。プロセッサは、特定のプログラムを読み込んで特定の機能を実現する汎用プロセッサ、及び特定の処理に特化した専用プロセッサを含んでもよい。端末制御部36は、通信端末3全体の動作を制御する。例えば端末制御部36は、端末通信部31によりネットワークNを介してデータの送受信を行う。また端末制御部36は、ユーザの操作に応じてアプリケーションを実行(起動)する。
【0050】
また端末制御部36は、種々の情報処理を行う。例えば端末制御部25は、ユーザの操作に基づき、サーバ1のURL、ログインID、及びパスワードを含むログイン要求をサーバ1に送信する。ログイン要求に係るこれらの情報は、ウェブブラウザ上でユーザが入力可能なように表示される。
【0051】
ログイン要求に基づくユーザ認証にて認証が成功した場合、端末制御部36は、チャットルームデータを受信する。端末制御部36はチャットルームデータに基づき、チャットルーム一覧画面を表示部33に表示する。
【0052】
図8に、表示部33が表示される画面例を示す。
図8に示すように、チャットルーム一覧画面5は、メニュー選択領域51と、リスト表示領域52と、新規開設ボタン53とを含む。メニュー選択領域51には、本システムにおいて利用可能な複数のメニューが選択可能に表示される。「場所チャット」は、位置情報が対応付けられているチャットルームを利用するためのアイコンである。なお「場所チャット」の他にも、「個人チャット」及び「グループチャット」等も選択可能である。「個人チャット」は概略として、2人のユーザ間でのチャットを行うためのメニューである。「グループチャット」は概略として、3人以上のグループにてチャットを行うためのメニューである。「個人チャット」又は「グループチャット」を用いることで、個別のユーザと連絡を取ることができる。個別のユーザと連絡を取ることにより、所定のチャットルームへの閲覧を促す通知(例えばチャットルームのURLを含む通知や招待)を所定のユーザに直接送ることができる。またこれらのメニューの他に、地図を表示するための「地図」のメニュー、及び「タイムライン」のメニューがある。タイムラインは、いつまでに、何を完遂しなければならないのか等、ミッションをコントロールするために用いられる。
【0053】
リスト表示領域52は、複数のチャットルームが所定の順序でリスト表示される。所定の順序は例えばチャットルームの開設日時順であり、開設日時に基づき、新しい順にチャットルームの名称がリスト表示される。リスト表示領域52をフリック操作等することにより、より古いチャットルームで行われたチャットの内容を表示させることができる。リスト表示領域52に表示されたチャットルームのうち、いずれか1つをタップ操作等によりユーザが選択すると、選択されたチャットルームで行われたチャットの内容を表示する。
【0054】
図9に、
図8のチャットルームが選択された場合のチャットルーム内容表示画面6を示す。ここでは、
図8においてチャットルーム「場所C」が選択された場合を示す。
図9に示すように、チャットルーム内容表示画面6は、投稿されたメッセージ(61a〜61c)と、メッセージのタイムスタンプ(62a〜62c)とを含む。メッセージは、投稿日時が新しい順に上から表示される。メッセージの表示領域をフリック操作等することにより、より古いメッセージを表示させることができる。またチャットルーム内容表示画面6は、メッセージ入力ボックス63、カメラショットボタン64、及びメッセージ送信ボタン65を含む。メッセージ入力ボックス63、カメラショットボタン64、及びメッセージ送信ボタン65を操作することで、当該チャットルームへのメッセージの投稿ができる。メッセージ入力ボックス63、カメラショットボタン64、及びメッセージ送信ボタン65に対するユーザの操作を入力部34により検出した場合、端末制御部36は、当該チャットルームへの投稿メッセージとして、入力されたデータをサーバ1に送信し、サーバ1は当該データに基づきチャットルームDBを更新する。更新後にサーバ1はチャットルームデータを通信端末3に送信し、通信端末3は、新たな投稿メッセージを含むチャットルーム内容表示画面6を表示部33に表示する。
【0055】
図8の新規開設ボタン53は、チャットルームを新規に開設するためのボタンである。
図10に、
図8の新規開設ボタン53が操作された場合の新規開設画面7を示す。
図10に示すように、新規開設画面7は、入力ボックス71と、作成ボタン72とを含む。
【0056】
本実施形態では、新規開設ボタン53が操作されたときに位置検出部35により検出した現在地を、チャットルームに対応付ける位置情報とする。端末制御部36は、作成ボタン72が操作された場合、位置検出部35により検出した現在地情報を含むチャットルームの開設要求をサーバ1に送信する。すなわち例えばGPS情報や衛星写真等により検出した現在地情報が、開設要求に含まれる。サーバ1のサーバ制御部13は、当該開設要求に含まれるデータに基づき、チャットルームに対応付ける位置情報を決定する。そしてサーバ制御部13は、チャットルームDBに新規のチャットルームに係るレコードを追加する。すなわちサーバ制御部13は、チャットルームを新規開設した場合に、通信端末3の位置検出部35が検出した現在地情報に基づき、位置情報を決定する。このように、通信端末に搭載されているGPS情報や地図上の緯度・経度情報、さらには衛星写真等の情報から複合的に判断し、現在通信端末が存在する位置情報を精度良く把握するとともに、自動的にチャットルームの位置が定まる。
【0057】
上述のようにチャットルームに対応付けられる位置情報は、チャットルームの開設時に自動的に定まる。自動的に定まる位置情報をユーザが確認可能なように、新規開設画面7は、位置確認ボタン73を含む。位置確認ボタン73が操作された場合、位置確認画面が表示部33により表示される。
図11に、位置確認画面8の一例を示す。位置確認画面8は、地
図81と、現在地を示すピン82とを含む。ユーザは位置確認画面8により、チャットルームに対応付けられる位置情報を確認することができる。なお当該位置確認画面8は、位置確認ボタン73が操作された場合に限らず、他のタイミングで表示してもよい。例えば新規開設ボタン53が操作された場合に、位置確認画面8を表示してもよい。あるいは、作成ボタン72が操作された場合に、位置確認画面8を表示してもよい。このようにすることで、チャットルームの新規開設の際に、容易にユーザが対応付ける位置を確認でき、ユーザの利便性が向上する。
【0058】
なお
図8の新規開設ボタン53が操作されたときに、位置検出部35により検出した現在地に相当する位置情報が既に他のチャットルームに対応付けられている場合、同一位置にチャットルームを複数開設できるようにしてもよく、開設できないようにしてもよい。同一位置に複数のチャットルームを開設できるようにする場合、同一位置でのチャットルームの新規開設時にユーザに注意を促してもよい。かかる場合、例えば新規開設ボタン53が操作されたとき、同一位置にチャットルームを新規開設するか否か、ユーザに問い合わせる画面を表示する。一方で、同一位置でのチャットルームの新規開設をできないようにする場合、新規開設ボタン53が操作されたとき、新規開設画面7を表示せず、現在地に相当する位置情報に対応付けられているチャットルームで行われたチャットの内容を表示してもよい。このようにサーバ制御部13は、通信端末3の位置検出部が検出した現在地情報に基づき決定したチャットルームで行われたチャットの内容を表示させてもよい。このように、既に現在地において他のチャットルームが存在する場合に、当該チャットルームにユーザを仕向けることで、ある設備に関するメッセージを一のチャットルームに集約することができる。
【0059】
(情報処理システム10の動作)
次に、本発明の一実施形態に係る情報処理システム10について、
図12及び
図13に示すフローチャートにより、チャットルームの開設から地図表示までの流れについて、その動作を説明する。
【0060】
図12に示すように、まず情報処理システム10は、チャットルームの開設の処理を行う。具体的にはまず、通信端末3の端末制御部36は、入力部34に対するユーザの操作に基づき、チャットルームの開設要求をサーバ1に送信する(ステップS10)。当該開設要求には、位置検出部35により検出した現在地情報を含む。サーバ1のサーバ通信部11は当該開設要求を受信する。
【0061】
次にサーバ制御部13は、チャットルームの開設要求に含まれる現在地の情報に基づき、開設するチャットルームに対応付ける位置情報を決定する(ステップS20)。
【0062】
続いてサーバ制御部13は、チャットルームDBに新規のチャットルームに係るレコードを追加し、チャットルームDBを更新する(ステップS30)。ここで重要度情報はデフォルトの値とする。デフォルトの値は例えば0である。
【0063】
次にサーバ制御部13は、管理者端末2からチャットルームの閲覧要求を受けた場合、チャットルームデータを、管理者端末2に送信することにより、管理者端末2にチャットルームで行われたチャットの内容を表示させる(ステップS40)。すなわち、サーバ制御部13は、各チャットルームに対応付けられた位置情報及び重要度情報に基づき、各チャットルームの存在を示すオブジェクトを地図上に表示させる。
【0064】
次に、管理者端末2から、あるチャットルームの重要度情報を設定する処理について、
図13によりその動作を説明する。管理者端末2の端末制御部25は、入力部24に対する管理者の操作に基づき、特定のチャットルームの重要度情報を、サーバ1に送信する(ステップS110)。サーバ1のサーバ通信部11は重要度情報を受信する。
【0065】
次にサーバ制御部13は、チャットルームDBに記憶されている特定のチャットルームのレコードの重要度情報を変更し、チャットルームDBを更新する(ステップS120)。続いてサーバ制御部13は、チャットルームデータを管理者端末2に送信することにより、管理者端末2にチャットルームで行われたチャットの内容を表示させる(ステップS130)。
【0066】
このように本実施形態によれば、サーバ1が複数の設備毎にユーザによる当該設備に関するメッセージのやり取りが可能な複数のチャットルームを開設して提供し、対応付けられた位置情報に基づき、各設備を含む地図における各設備の位置に各チャットルームの存在を示すオブジェクトをメッセージのやり取りの選択的閲覧が可能な状態でそれぞれ地図上に表示する。そのため、災害やトラブル等発生時、現場情報の収集、整理、及び共有化をリアルタイムで行うことを可能にし、情報錯綜、未確認、誤認、及び意思決定の遅れを回避することが可能になる。また、過去の障害等の履歴を記録として保存することができ、それらを参照することで、事後の対応を迅速化することができる。
【0067】
また本実施の形態によれば、開設された各チャットルームに対して各設備の重要度情報を対応付けるため、優先的に対応すべき情報の特定を容易に行うことができる。これにより例えば、ある管理対象の設備の不具合に対して即時の対応が必要である場合に、当該不具合の情報をマップ表示で視覚的に容易に把握でき、迅速に対応することができる。
【0068】
また本実施の形態によれば、サーバ1が、重要度情報に基づきチャットルームの存在を示すオブジェクトの表示態様を異ならせるため、優先的に把握すべき情報を視覚的に容易に把握でき、迅速に対応することができる。
【0069】
また本実施の形態によれば、サーバ1が、投稿されたメッセージを受信したときに、メッセージにタイムスタンプを付加し、タイムスタンプに基づきメッセージが表示される。そのため、収集した情報を時系列で把握することができ、不具合・障害の経緯把握、経過予測、及び対策案の立案に役立てることができる。
【0070】
なお、チャットルーム一覧画面4、5、及びチャットルーム内容表示画面6の表示態様は、上記に限らず、各種態様を採用可能である。例えば
図6に示すチャットルーム一覧画面4のチャット内容表示領域42では、チャット内容420a〜420cを所定の順序で並べてリスト表示しているが、当該所定の順序は各種順序を採用可能である。例えば、新しい順にリスト表示する代わりに、古い順にリスト表示してもよい。また例えば所定の順序を、チャットルームに対応付けられている重要度情報及び未読メッセージ数の少なくともいずれか一方に基づき定めてもよい。具体的には所定の順序を、チャットルームに対応付けられている重要度の高い順等としてもよい。又は、チャットルーム内のメッセージの未読数の多い順等としてもよい。あるいはこれらを組み合わせてもよく、重要度が高いものでかつ未読数の多いもの、未読数が多いもの、未読が無いものの順にチャットルームを並べてもよい。また所定の順序を設定により変更できるようにしてもよい。
【0071】
なお、サーバ1は、ユーザDBに基づき、各ユーザを示すオブジェクトを地図上に表示するようにしてもよい。ユーザDBには、各通信端末3の現在地の情報が含まれるため、当該現在地情報に基づき、各ユーザのオブジェクトを地図上に表示する。
図14に各ユーザを示すオブジェクトも表示しているチャットルーム一覧画面9を示す。
図14に示すように、チャットルームを示すオブジェクト91の他に、各ユーザを示すオブジェクト(92a〜92c)が表示されている。また各ユーザを示すオブジェクトの近傍にユーザ名も表示されている。なおユーザDBの現在地情報は、各通信端末3の位置検出部35が検出した現在地情報である。当該現在地情報は、ユーザが本システムにログイン中、リアルタイムで更新される。すなわちサーバ1のサーバ制御部13は、各通信端末3の位置検出部が検出した現在地情報に基づき、各通信端末3を示すオブジェクトを各位置に表示させることができる。このようにすることで、各ユーザの現在地を容易に把握でき、優先的に対処すべき設備の近隣にいるユーザを作業に向かわせることができる等、システムの利便性を向上させることができる。
【0072】
なお、サーバ1のサーバ制御部13は、重要度情報の更新を促す通知を管理者端末2に送信するようにしてもよい。具体的には、サーバ制御部13は、重要度情報が編集された日時をサーバ記憶部12に記憶しておき、重要度情報を編集してから所定期間経過後に、所定権限を有するユーザ(本実施の形態では管理者)に重要度更新の有無を確認する通知を行う。このようにすることで、時間の経過に応じて重要度が変更された場合であっても、適切に重要度の設定がされるように促すことができ、重要度情報の信頼度を向上させることができる。
【0073】
なお、本実施の形態では、管理者のみが重要度情報を編集可能である例を示したが、これに限られない。例えば全ユーザが重要度情報を編集可能としてもよい。またこの場合、サーバ1は、重要度情報を設定したユーザも対応付けて記録してもよい。またサーバ1は、重要度情報の更新を促す通知を当該対応付けたユーザの通信端末3のみに送信するようにしてもよい。
【0074】
なお、本実施の形態では、通信端末3が表示するチャットルーム一覧画面5の一例を
図8にて示したが、通信端末3においても、管理者端末2と同様のチャットルーム一覧画面4を表示してもよい。つまり通信端末3においても、各チャットルームの存在を示すオブジェクトを地図上に表示してもよい。かかる場合、通信端末3の表示部33のサイズに応じて、表示部33のサイズに合うように最適化して表示してもよい。
【0075】
なお、本実施の形態では、管理者が重要度情報を編集するようにしたが、サーバ1のサーバ制御部13が重要度情報を自動的に決定してもよい。例えばサーバ制御部13は、チャットルームに対応付けられた位置情報に基づき、重要度情報を決定する。具体的には、他の設備への影響が大きい等、重要な設備については、当該設備に係る位置に対応付けられたチャットルームの重要度情報を、サーバ1のサーバ制御部13が自動的に「2」と決定する。このようにすることで、重要度が高い設備に係る位置情報に対応付けられたチャットルームの重要度情報を簡便に設定し、ユーザの利便性を向上させることができる。なお上述の通り、重要度の設定はこれに限られず、0〜2の範囲内でなくともよく自由に設定できる。あるいはサーバ制御部13は、チャットルームに投稿されたメッセージに含まれるキーワードに基づき重要度を決定してもよい。例えば「緊急」を含むメッセージが投稿された場合、当該メッセージが投稿されたチャットルームの重要度を自動的に「2」と決定してもよい。このようにすることでチャットルームの重要度情報を簡便に設定し、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0076】
またサーバ制御部13は、重要度情報の変更履歴に基づく統計情報を管理者端末2及び通信端末3に表示させてもよい。当該統計情報は、重要度情報のログ、重要度の統計値(平均値、分散、重要度が所定値以上であった総時間等)を含む。統計情報を表示する場合、チャットルームデータに当該統計情報が含まれる。そしてサーバ制御部13は、チャットルームに係るデータを管理者端末2及び通信端末3に送信することにより、統計情報を管理者端末2及び通信端末3に表示させる。表示画面は、例えばチャットルーム一覧画面4、5、チャットルーム内容表示画面6である。
【0077】
なお本実施の形態では、チャットルームに位置情報及び重要度情報を対応付けているが、さらに他の情報を対応付けてもよい。例えば各チャットルームに、それぞれ障害の対応状況に関する情報(以下、作業進捗状況という。)を対応付けてもよい。かかる場合、サーバ制御部13は、チャットルームに対応付けられた作業進捗状況に基づき、各チャットルームの存在を示すオブジェクトの表示態様を異ならせるようにしてもよい。例えば作業進捗状況は、それぞれ入電、指示、作業中、完了とする。なお作業進捗状況はこれに限られず、任意の状態を設定可能である。例えば作業進捗状況として例示した「入電」の代わりに、受信、着信、来電等としてもよい。また「指示」の代わりに、命令、指図、指令、指揮等としてもよい。また、「作業中」の代わりに、進行中、実行中、処理中、遂行中としてもよい。また「完了」の代わりに、完遂、終了、完結、終業、終結等としてもよい。そして作業進捗状況に応じて、チャットルームの存在を示すオブジェクトの表示態様を異ならせて表示してもよい。具体的には例えば、チャットルームをピンで表す場合、ピンの色を異ならせてもよい。このように重要度情報に加えて状態情報も対応付けることで、優先的に対応すべき情報の特定をより容易に行うことができる。つまり、作業進捗状況を容易に判別でき、対応漏れの防止及び重要な情報へのアクセス性を向上させることができる。
【0078】
なお本実施の形態では、位置情報が、緯度情報及び経度情報により特定される1点である例を示したが、これに限られない。例えば位置情報は、所定の長さ又は面積を有する範囲であってもよい。例えばある範囲を有する区画を、位置情報としてもよい。例えば配水管等の所定の長さを有する設備である場合、第1の区画(始点から中間地点まで)、第2の区画(中間地点から終点まで)等と、設備の区画に相当する位置情報にチャットルームを対応付けることができる。このようにすることでユーザの利便性を向上させることができる。この場合、地図上に表示するチャットルームの存在を示すオブジェクトは、当該区画が分かるような表示としてもよい。このようにすることでユーザの利便性をさらに向上させることができる。
【0079】
なお本実施の形態では、ある特定のユーザをチャットルームにて招待して議論等したい場合、個人チャット又はグループチャットを用いて所定のチャットルームへの閲覧を促す通知を送る例を示したがこれに限られない。例えば
図8の新規開設画面7において、チャットルームの閲覧を促す通知を送りたいユーザを選択可能にし、選択されたユーザの通信端末3に当該通知を行うようにしてもよい。あるいは例えばユーザDBにおいてユーザの属性(専門分野情報、取扱い可能設備、保有資格等)をユーザに対応付けて記憶しておき、サーバ1が当該属性に基づき、関連するチャットルームが開設、更新された場合に、当該ユーザにチャットルームの閲覧を促す通知を送るようにしてもよい。このように所定のユーザに所定のチャットルームの閲覧を促す通知を行うことで、チャットルーム内でのメッセージの交換、議論を活性化し、価値ある情報を収集及び共有し易くできる。
【0080】
なお本システムにおいて、チャットルームのメッセージの検索機能を有してもよい。係る場合、管理者端末2の端末制御部25又は通信端末3の端末制御部36は、管理者又はユーザの操作に基づき検索要求をサーバ1に送信する。サーバ1のサーバ制御部13は、検索要求に基づき、チャットルームDBから該当するメッセージを検索する。そしてサーバ1のサーバ制御部13は、検索結果を管理者端末2又は通信端末3に返す。検索要求には、検索条件を含み、検索条件として、各種条件を設定できる。例えば検索条件は、メッセージに含まれるキーワード、タイムスタンプ、投稿者、メッセージに係るチャットルームに対応付けられている位置情報又は重要度情報の少なくともいずれか1つを含む。このようにすることで、管理者及びユーザは所望のメッセージを探すことができる。
【0081】
ここで、サーバ1、管理者端末2、及び通信端末3として機能させるために、コンピュータを好適に用いることができ、そのようなコンピュータは、サーバ1、管理者端末2、及び通信端末3の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを、当該コンピュータの記憶部に格納しておき、当該コンピュータの中央演算処理装置(CPU)によってこのプログラムを読み出して実行させることで実現することができる。
【0082】
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。