【実施例】
【0116】
以下の実施例は、当業者に、ここに説明され、特許請求の範囲に記載された材料、物品、および方法をどのように作り出し、評価するかの完全な開示と説明を与えるように述べられたものであり、単なる例示であることが意図され、説明の範囲を制限することを意図していない。数(例えば、量、温度など)に関する精度を確実にするために努力してきたが、ある程度の誤差および偏差を考慮すべきである。別記しない限り、部は質量部であり、温度は℃で表されているか、または周囲温度であり、圧力は大気圧かまたはその辺りである。反応条件、例えば、成分濃度、所望の溶媒、溶媒混合物、温度、圧力および記載されたプロセスから得られる生成物の純度および収率を最適にするために使用してよい他の反応範囲および条件、の変動および組合せが数多くある。そのようなプロセス条件を最適化するためには、妥当かつ日常的な実験しか必要ない。
【0117】
OSCコポリマーのPTDC2BC8C10DPPTDC17FT4の合成:
【0118】
【化28】
【0119】
図4に示されるように、磁気撹拌子を備えた35mLのマイクロ波反応槽に、2,6−ビス(トリメチルスタンニル)−3,7−ビス(5−オクチルペンタデシル)チエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン(DSnDC17FT4)(101.9mg、0.100ミリモル)、3,6−ビス(5−ブロモチオフェン−2−イル)−2,5−ビス(2−オクチルドデシル)ピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン(ビス−ブロモチエニル−DC2BC8C10DPP)(105.5mg、0.100ミリモル)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.8mg、0.002ミリモル)、およびo−トリルホスフィン(2.4mg、0.0079ミリモル)を加えた。この反応槽と蓋を窒素グローブボックスに入れ、ここで、トルエン(10mL)を加え、槽に蓋を固定した。次いで、この槽をグローブボックスから取り出し、反応を2時間に亘り160℃でマイクロ波にかけた。この混合物を50℃に冷却してからマイクロ波反応槽から取り出し、次いで、メタノールとアセチルアセトンの撹拌混合物(100mL+100mL)中に注ぎ入れた。塩化水素酸(1mL、35%水溶液)を加え、混合物を16時間に亘り撹拌した。混合物を濾過し、ポリマーを、ガラスフリットソックスレー円筒濾紙を備えたガラス管に入れた。そのポリマーを、24時間に亘りアセトン(250mL)で、次いで、24時間に亘りヘキサン(250mL)で、ソックスレー装置内で抽出した。次いで、ポリマーを、ソックスレー装置からクロロホルム(250mL)中に抽出した。このクロロホルム溶液を、高速で撹拌しながらメタノール(400mL)中に注ぎ入れ、その後、20分間に亘り穏やかに撹拌した。次いで、ポリマーを混合物から濾過し、真空下で乾燥させて、紫色の固体として、生成物のポリ[(3,7−ジヘプタデシルチエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン−2,6−ジイル)(3,6−ビス(チオフェン−2−イル)−2,5−ビス(2−オクチルドデシル)ピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン−5,5’−ジイル)](PTDC2BC8C10DPPTDC17FT4)(0.136g、86%)を得た。GPC(1,2,4−トリクロロベンゼン、200℃):Mn = 32,000; Mw = 55,600; PDI = 1.73。
【0120】
新規のOSCコポリマーのPC12(o)TTDC16DPPTC12(o)TDC17FT4の合成:
【0121】
【化29】
【0122】
図5に示されるように、磁気撹拌子を備えた35mLのマイクロ波反応槽に、2,6−ビス(4−ドデシル−5−トリメチルスタンニルチオフェン−2−イル)−3,7−ジヘプタデシルチエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン(DSnC12(o)TDC17FT4)(400mg、0.257ミリモル)、3,6−ビス(5−ブロモチオフェン−2−イル)−2,5−ジヘキサデシルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン(DBrTDC16DPP)(223mg、0.257ミリモル)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(4.7mg、0.0051ミリモル)、およびo−トリルホスフィン(6.3mg、0.021ミリモル)を加えた。この反応槽と蓋を窒素グローブボックスに入れ、ここで、トルエン(10mL)を加え、槽に蓋を固定した。次いで、この槽をグローブボックスから取り出し、反応を2時間に亘り160℃でマイクロ波にかけた。この混合物を50℃に冷却してからマイクロ波反応槽から取り出し、次いで、メタノールとアセチルアセトンの撹拌混合物(100mL+100mL)中に注ぎ入れた。塩化水素酸(1mL、35%水溶液)を加え、混合物を16時間に亘り撹拌した。混合物を濾過し、ポリマーを、ガラスフリットソックスレー円筒濾紙を備えたガラス管に入れた。そのポリマーを、24時間に亘りアセトン(250mL)で、ソックスレー装置内で抽出した。このポリマーは、ヘキサン抽出を行えないほど、ヘキサン中に可溶性であった。ポリマーをクロロホルム中に抽出し、このクロロホルム溶液を、高速で撹拌しながらメタノール(400mL)中に注ぎ入れ、その後、20分間に亘り穏やかに撹拌した。次いで、ポリマーを混合物から濾過し、真空下で乾燥させて、紫色の固体として、生成物のポリ[(2,6−ビス(4−ドデシルチオフェン−2−イル)−3,7−ジヘプタデシルチエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン−5,5’−ジイル)(3,6−ビス(チオフェン−2−イル)−2,5−ジヘキサデシルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)ジオン−5,5’−ジイル)](PC12(o)TTDC16DPPTC12(o)TDC17FT4)(0.407g、80%)を得た。
【0123】
新規のOSCコポリマーのPC12(i)TTDC16DPPTC12(i)TDC17FT4の合成:
【0124】
【化30】
【0125】
図6に示されるように、磁気撹拌子を備えた35mLのマイクロ波反応槽に、2,6−ビス(3−ドデシル−5−トリメチルスタンニルチオフェン−2−イル)−3,7−ジヘプタデシルチエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン(DSnC12(i)TDC17FT4)(1000mg、0.643ミリモル)、DBrTDC16DPP(655mg、0.643ミリモル)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(11.9mg、0.013ミリモル)、およびo−トリルホスフィン(15.8mg、0.052ミリモル)を加えた。この反応槽と蓋を窒素グローブボックスに入れ、ここで、トルエン(20mL)を加え、槽に蓋を固定した。次いで、この槽をグローブボックスから取り出し、反応を2時間に亘り160℃でマイクロ波にかけた。この混合物を50℃に冷却してからマイクロ波反応槽から取り出し、次いで、メタノールとアセチルアセトンの撹拌混合物(100mL+100mL)中に注ぎ入れた。塩化水素酸(1mL、35%水溶液)を加え、混合物を16時間に亘り撹拌した。混合物を濾過し、ポリマーを、ガラスフリットソックスレー円筒濾紙を備えたガラス管に入れた。そのポリマーを、24時間に亘りアセトン(250mL)で、ソックスレー装置内で抽出した。このポリマーは、ヘキサン抽出を行えないほど、ヘキサン中に非常に可溶性であった。ポリマーをクロロホルム中に抽出し、このクロロホルム溶液を、高速で撹拌しながらメタノール(400mL)中に注ぎ入れ、その後、20分間に亘り穏やかに撹拌した。次いで、ポリマーを混合物から濾過し、真空下で乾燥させて、青色の固体として、生成物のポリ[(2,6−ビス(3−ドデシルチオフェン−2−イル)−3,7−ジヘプタデシルチエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン−5,5’−ジイル)(3,6−ビス(チオフェン−2−イル)−2,5−ジヘキサデシルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)ジオン−5,5’−ジイル)](PTDC16DPPTC12(i)TDC17FT4)(0.879g、69%)を得た。
【0126】
モノマーのDBrTDC6BC8C10DPPの合成:
【0127】
【化31】
【0128】
(1)DC6BC8C10DPPの合成:
図7に示されるように、三口丸底フラスコ内で、100mLの無水N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)中のDTDPP(2.50g、8.3ミリモル)および無水K
2CO
3(4.49g、32.5ミリモル)の溶液を、30分間に亘りN
2雰囲気下で、激しく撹拌し、120℃に加熱した。次いで、6−オクチル−1−ヘキサデシルブロミド(8.69g、20.8ミリモル)を滴下した。この反応混合物を、24時間に亘り、さらに撹拌し、120℃(油浴温度)で加熱した。次いで、この反応溶液を冷まし、氷水中に注ぎ入れ、得られた懸濁液を1時間に亘り室温で撹拌した。クロロホルム(400mL)を使用して、この生成物を抽出した。次いで、200mLのヘキサンを使用して、水性残留物を抽出した。有機層を混ぜ合わせ、水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた。全ての溶媒を除去し、得られた暗赤色調の油性生成物をヘキサン中に再び溶かし、溶離液として1:1のヘキサン/塩化メチレンを使用して、短経路シリカクロマトグラフィーを行った。溶媒のヘキサン/塩化メチレンを除去して、暗赤色蝋状固体を生成し、それを、穏やかに加熱しながら、約80mLのアセトン中に溶かした。次いで、この溶液を冷却し、3時間に亘り−18℃に保持し、底部に、暗赤色の固体が形成された。溶媒のアセトンをデカンテーションにより除去し、残留した純粋な暗赤色調の固体生成物の3,6−ビス(5−ブロモチオフェン−2−イル)−2,5−ビス(6−オクチルヘキサデシル)ピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン(DTDC6BC8C10DPP)を一晩、真空下で乾燥させた(6.18g、76%)。1H NMR (300 MHz, CDCl3, ppm) δ= 8.94 (d, 2H), 7.66 (d, 2H), 7.28 (t, 2H), 4.07 (t, 4H), 1.76 (p, 4H), 1.49-1.21 (m, 78H), 0.88 (t,12H)。
【0129】
(2)DBrTDC6BC8C10DPPの合成:
【0130】
【化32】
【0131】
N
2保護下にある250mLの三口丸底フラスコ内で、0℃の80mLのクロロホルム中のDTDC6BC8C10DPP(3.89g、4.0ミリモル)の撹拌溶液に、1.50gのNBS(8.4ミリモル)を一度で加えた。次いで、この反応混合物を室温までゆっくりと暖めて、一晩、室温で撹拌した。その反応混合物を水(100mL)中に注ぎ入れ、追加のクロロホルム(300mL)を使用して、所望の生成物を抽出した。このクロロホルム抽出物をブライン(2×100mL)で洗浄した。このクロロホルム溶液を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた。硫酸マグネシウムを除去するための濾過後、溶媒のクロロホルムを減圧下で除去して、暗赤色調の固体を得て、これを50℃にて真空下で乾燥させた。次いで、この固体をアセトン(200mL)から再結晶化させた。暗赤色調の固体生成物のDBrTDC6BC8C10DPP (3,6−ビス(5−ブロモチオフェン−2−イル)−2,5−ビス(6−オクチルヘキサデシル)ピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン)を濾過により収集し、一晩、真空気で乾燥させた(4.21g、93%)。1H NMR (300 MHz, CDCl2CDCl2, ppm) δ= 8.55 (d, 2H), 7.20 (d, 2H), 3.88 (t, 4H), 1.67 (p, 4H), 1.38-1.07 (m, 78H), 0.80 (t, 6H)。
【0132】
モノマーのビス−トリメチルスタンニル−DC5BC8C10FT4の合成:
(1)DC5BC8C10FT4の合成:
【0133】
【化33】
【0134】
図8に示されるように、凝縮器を備えた250mLのフラスコに、ジカルボン酸−DC5BC8C10FT4(6.89g、6.99ミリモル)、Cu
2O(200mg、1.40ミリモル)、グリシン(157mg、2.10ミリモル)、および60mLのテトラエチレングリコールジメチルエーテルを加えた。窒素保護下において、この撹拌溶液を4時間に亘り250℃で加熱した。この高温の反応混合物を高温フリットに迅速に通して濾過して、酸化銅および他の固体残留物を除去した。250mLのメタノールの添加後、冷凍庫で濾液を冷却して、灰色の沈殿物を生成した。固体は室温で迅速に液体になるので、上清液体をデカンテーションにより除去した。この固体を60mLのヘキサン中に再び溶かし、2MのHCl
(aq)水溶液(2×150mL)で洗浄し、次いで、水(2×190mL)で洗浄した。次いで、このヘキサン溶液を無水硫酸マグネシウム上で乾燥させた。濾過後、溶媒のヘキサンを除去して、油性生成物を生成した。溶離液としてヘキサンを使用して、シリカカラムクロマトグラフィーを行った。減圧下で、溶媒のヘキサンを除去して、淡黄色調の油性生成物を生成し、これを一晩、真空下で乾燥させて、純粋な3,7−ビス(5−オクチルペンタデシル)チエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン(DC5BC8C10FT4)(5.55g、88%)を生成した。1H NMR (300 MHz, CD2Cl2, ppm) δ= 7.03 (s, 2H), 2.79 (t, 4H), 1.79 (p, 4H), 1.49-1.16 (m, 74H), 0.98-0.82 (m,12H)。
【0135】
(2)モノマーのDSnDC5BC8C10FT4の合成:
【0136】
【化34】
【0137】
0℃での100mLの三口フラスコ内の25mLの無水THF中のDC5BC8C10FT4(1.02g、1.14ミリモル)の溶液に、注射器を使用して、n−BuLi(ヘキサン中2.0M)(1.99mL、3.98ミリモル)を滴下した。得られた溶液を数時間に亘り室温で撹拌した。次いで、Me
3SnCl溶液(THF中1.0M)(4.55mL、4.55ミリモル)を滴下した。この反応溶液を一晩、撹拌した。氷水を加えることにより、この反応溶液を急冷した。減圧下でこの溶液中のTHFのほとんどを除去した後、150mLの水および40mLのヘキサンを加えた。激しく振盪した後、ヘキサン層を収集した。次いで、このヘキサン層を水で洗浄し、次いで、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。次いで、溶媒のヘキサンを除去して、淡黄色調の油性生成物を生成し、これを3時間に亘り真空下で乾燥させた。次いで、この油性生成物を高温のアセトン中に溶かし、冷凍庫内で−18℃に冷却し、次いで、アセトンをデカンテーションにより移した。得られた油性生成物の2,6−ビス−トリメチルスタンニル−3,7−ビス(5−オクチルペンタデシル)チエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン(ビス−トリメチルスタンニル−DC5BC8C10FT4)を一晩、真空下で乾燥させた(1.27g、約98%の純度における91%)。1H NMR (300 MHz, CD2Cl2, ppm) δ= 2.75 (t, 4H), 1.71 (p, 4H), 1.49-1.12 (m, 74H), 0.94-0.78 (m,12H), 0.44 (s, 18H)。
【0138】
設計したOSCコポリマーのPTDC6BC8C10DPPTDC5B8C10FT4の合成:
図9に示されるように、磁気撹拌子を備えた三口フラスコに、ビス−トリメチルスタンニル−DC5BC8C10FT4(710mg、0.74ミリモル)、ビス−ブロモチエニル−DC6BC8C10DPP(820mg、0.74ミリモル)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(13.6mg、0.0148ミリモル)、およびo−トリルホスフィン(18.0mg、0.059ミリモル)を加えた。このフラスコを窒素グローブボックスに入れ、そこで、クロロベンゼン(10mL)を加え、そのフラスコにセプタムで蓋をした。次いで、フラスコをグローブボックスから取り出した。窒素保護下において、この反応溶液を2時間に亘り120℃で加熱した。次いで、この反応溶液を室温まで冷却し、次いで、メタノールとアセチルアセトンの撹拌混合物(100mL+20mL)中に注ぎ入れた。塩化水素酸(1mL、35%水溶液)を加え、混合物を16時間に亘り撹拌した。混合物を濾過し、ポリマーを、ソックスレーシンブルに入れた。そのポリマーを、24時間に亘りアセトン(250mL)で、ソックスレー装置内で抽出した。このポリマーは、ヘキサン抽出を行えないほど、ヘキサン中に非常に可溶性であった。ポリマーをクロロホルム中に抽出し、このクロロホルム溶液を、高速で撹拌しながらメタノール(400mL)中に注ぎ入れ、その後、20分間に亘り穏やかに撹拌した。次いで、ポリマーを混合物から濾過し、真空下で乾燥させて、青緑色の固体として生成物のポリ[(3,7−ビス(5−オクチルペンタデシル)チエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン−2,6−ジイル)(3,6−ビス(チオフェン−2−イル)−2,5−ビス(6−オクチルヘキサデシル)ピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2h,5H)−ジオン−5,5’−ジイル)](PTDC6BC8C10DPPTDC5BC8C10FT4)(1.17g、85%)を得た。
【0139】
モノマーのビス−トリメチルスタンニル−DC5BC8C10FT4の合成:
(1)DBrDC5BC8C10FT4の合成:
【0140】
【化35】
【0141】
図10に示された反応スキームを参照して、凝縮器を備え、0℃でアルミホイルにより保護された250mLのフラスコに、DC5BC8C10FT4(1.00g、1.11ミリモル)および50mLのCHCl
3(無水)を加えた。窒素保護下において、このフラスコに20mLのDMF(無水)中のNBS(0.46g、2.56ミリモル)の溶液を滴下した。得られた溶液を0℃で撹拌し、一晩で室温に暖めた。その混合物をさらに2日間に亘り室温で撹拌した。アルミホイルを除去し、透明な溶液が形成されたことが明らかになった。フラスコに水を加え、続いて、HCl水溶液を加えることによって、この反応溶液を急冷し、続いて、300mLのヘキサンを加えた。激しく振盪した後、有機層を収集した。次いで、このように収集した有機部分を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒を除去して、油性生成物を生成した。溶離液としてヘキサンを使用して、シリカカラムクロマトグラフィーを行った。減圧下において、溶媒のヘキサンを除去して、油性生成物を生成し、これを、一晩、真空下で乾燥させて、2,6−ジブロモ−3,7−ビス(5−オクチルペンタデシル)チエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン(DBrDC5BC8C10FT4)(1.16g、98%)を生成した。1H NMR (300 MHz, CD2Cl2, ppm) δ= 2.76 (t, 4H), 1.71 (p, 4H), 1.43-1.12 (m, 74H), 0.92-0.81 (m, 12H)。
【0142】
(2)DTDC5BC8C10FT4の合成:
【0143】
【化36】
【0144】
撹拌子を備えた35mLのマイクロ波反応試験管内のDBrDC5BC8C10FT4(1.00g、0.95ミリモル)に、0.813g(2.18ミリモル)の2−(トリブチルスタンニル)チオフェンおよび0.126g(0.109ミリモル)の(Pd(PPh
3)
4)を加えた。この試験管に窒素を数回、ポンプで充填した。次いで、密封した試験管を窒素グローブボックスに入れた。そのグローブボックス内で、10mLの無水トルエンを試験管に加えた。その試験管を再び密封し、グローブボックスから取り出し、マイクロ波反応槽内に入れた。その試験管を2時間の反応時間に亘り120℃に加熱した。次いで、得られた反応混合物を、溶離液としてヘキサンを使用して、シリカカラムクロマトグラフィーによって精製した。減圧下において、溶媒のヘキサンを除去して、黄色っぽい固体を生成し、これをその後、20分間に亘り撹拌しながら70℃で30mLのエタノール中で加熱した。室温まで冷却した後、エタノールをデカンテーションにより除去して、黄色っぽい固体生成物を生成した。次いで、この生成物を酢酸エチル中に溶かし、室温に冷却し、さらに冷蔵庫内で4℃にさらに冷却した後に再結晶化させた。得られた淡黄色調の固体生成物を収集して、真空下で乾燥させて、2,6−ジチエニル−3,7−ビス(5−オクチルペンタデシル)チエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン(DTDC5BC8C10FT4)(0.84g、収率83%)を生成した。1H NMR (300 MHz, CD2Cl2, ppm) δ= 7.38 (dd, 2H), 7.22 (dd, 2H), 7.11 (dd, 2H), 2.93 (t, 4H), 1.76 (p, 4H), 1.52-1.00 (m, 74H), 0.93-0.76 (m, 12H)。
【0145】
(3)ビス−トリメチルスタンニル−DC5BC8C10FT4の合成:
【0146】
【化37】
【0147】
窒素保護下において−78℃で100mLの三口フラスコ内の22mLの無水THF中の2,6−ジチエニル−3,7−ビス(5−オクチルペンタデシル)チエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン(DTDC5BC8C10FT4)(0.94g、0.89ミリモル)の溶液に、注射器によってn−BuLi(ヘキサン中2.0M)(1.55mL、3.10ミリモル)を滴下した。得られた溶液を4時間に亘り−78℃で撹拌した。反応温度を−12℃まで暖め、次いで、Me
3SnCl溶液(THF中1.0M)(3.54mL、3.54ミリモル)を滴下した。その反応溶液を室温まで温め、一晩、撹拌した。氷水を加えることによって、この反応溶液を急冷した。減圧下でTHFのほとんどを除去した後、150mLの水および40mLのヘキサンを加えた。激しく振盪した後、ヘキサン層を収集し、水で洗浄し、次いで、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。この油性生成物に、30mLのエタノールを加え、続いて、高温エタノール(71℃)で洗浄した。溶媒のエタノールを、まだ高温のうちに、デカンテーションにより移し、得られた油性生成物を真空下で乾燥させて、2,6−ビス−トリメチルスタンニル−3,7−ビス(5−オクチルペンタデシル)チエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン(ビス−トリメチルスタンニル−DC5BD8C10FT4)(1.10g、収率89%)を生成した。1H NMR (300 MHz, CD2Cl2, ppm) δ= 2.97 (t, 4H), 1.81 (p, 4H), 1.58-1.03 (m, 74H), 0.97-0.82 (m, 12H), 0.45 (s, 18H)。
【0148】
設計したOSCコポリマーのP2TDC6BC8C10DPP2TDC5BC8C10FT4の合成:
【0149】
【化38】
【0150】
図11に示された反応スキームを参照して、100mLの三口フラスコに、DSnTDC5BC8C10FT4(900mg、0.65ミリモル、MW 1387.2)、DBrTDC6BC8C10DPP(734mg、0.65ミリモル、MW 1131.4)(
図7に示された反応スキームにしたがって合成)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(11.9mg、0.013ミリモル)、およびo−トリルホスフィン(15.8mg、0.052ミリモル)を加えた。フラスコを窒素グローブボックスに入れ、そこで、クロロベンゼン(10mL)を加え、そのフラスコにセプタムで蓋をした。次いで、フラスコをグローブボックスから取り出した。窒素保護下において、この反応溶液を1時間に亘り油浴内において120℃で加熱した。次いで、この反応溶液を室温まで冷却し、メタノールとアセチルアセトンの撹拌混合物(200mL+200mL)中に注ぎ入れた。塩化水素酸(2mL、35%水溶液)を加え、混合物を16時間に亘り撹拌した。混合物を濾過し、ポリマーを、ソックスレーシンブルに入れた。そのポリマーを、24時間に亘りアセトン(250mL)で、ソックスレー装置内で抽出した。ポリマーをクロロホルム(250mL)中に抽出し、このクロロホルム溶液を、高速で撹拌しながらメタノール(400mL)中に注ぎ入れ、その後、20分間に亘り穏やかに撹拌した。次いで、ポリマーを混合物から濾過し、真空下で乾燥させて、生成物のポリ[(2,6−ビス(チオフェン−2−イル)−3,7−ビス(5−オクチルペンタデシル)チエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン−5,5’−ジイル)アルト(3,6−ビス(チオフェン−2−イル)−2,5−ビス(6−オクチルヘキサデシル)ピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)−ジオン−5,5’−ジイル)](P2TDC6BC8C10DPP2TDC5BC8C10FT4)(1.27g、収率96.9%)を得た。GPC(1,2,4−トリクロロベンゼン、200℃):Mn=20,700;Mw=98,400;PDI=4.75。このポリマーの分子量Mwは、ポリ[(3,7−ジペンタデシルチエノ[3,2−b]チエノ[2’,3’:4,5]チエノ[2,3−d]チオフェン−2,6−ジイル)(3,6−ビス(チオフェン−2−イル)−2,5−ジヘキサデシルピロロ[3,4−c]ピロール−1,4(2H,5H)ジオン−5,5’−ジイル)](PTDC16DPPTDC17FT4)(Mn=16,200;Mw=30,000;PDI=1.85)のものよりもずっと高い。その高い分子量にかかわらず、ここに開示されたポリマーは、例えば、キシレン、トルエン、テトラヒドロナフタレン、シクロオクタンなどの様々な容器溶媒中において、まだ高い溶解度を示すであろう。さらに、そのポリマーは、室温で、または比較的低い温度(例えば、約100℃以下)で、そのような溶媒中に溶けるであろう。
【0151】
有機トランジスタ性能
窒素グローブボックス内で熱成長酸化物層基板を有する高濃度ドープシリコンウェハー上にP2TDC6BC8C10DPP2TDC5BC8C10FT4(本発明)またはPTDC16DPPTDC17FT4(比較)(p−キシレン中5mg/mL)を堆積させ、160℃でアニールすることによって、有機電界効果トランジスタ(OFET)を製造した。平均電荷担体移動度(μ
h)、平均電流オン/オフ比(I
on/I
off)、および平均閾値電圧(V
th)を含む、これらの製造デバイスの様々なパラメータを測定した。これらの試験の結果が、下記の表Iに示されている。
【0152】
【表2】
【0153】
表Iから認識できるように、ここに開示されたポリマーは、より高い電荷担体移動度を示すつつ、より高い電流オン/オフ比およびより低い閾値電圧も示し、概して、そのようなポリマーを含むトランジスタは、より高い伝導度を有し得ることを示す。さらに、そのような増加した担体移動度は、より高いアニール温度(しばしば必要であり、公知のOSCポリマーの担体移動度を改善するために以前に使用された)(例えば、190℃以上)と比べて、比較的より低い温度(例えば、160℃ほど低い)でアニーリングしながら、達成できる。
【0154】
それに加え、ここに開示されたポリマーは、比較的高い分子量および/または分子体積(より長い側鎖のため)を有するであろうが、そのようなポリマーは、減少したπ−πスタッキング距離の予期せぬ利点をまだ示すであろう、例えば、これらのポリマーは、改善された充填能力を有するであろう。堆積された本発明の有機膜および比較の有機膜の薄層間隔および面内スタッキング距離が、下記の表IIに示されている。
【0155】
【表3】
【0156】
表IIから認識できるように、ここに開示されたポリマーの全体の分子体積は、4つの分岐アルキル鎖の存在のためにより大きいが(より大きい薄層間隔でも分かるように)、これらの鎖における分岐は、ポリマー主鎖から十分に離れており(例えば、少なくとも3つの炭素だけ離れている)、よって、そのポリマーに対するこれらの鎖による立体効果はほとんどまたは全くない。2つの主要単位(FT4およびDPP)の間の余計なチオフェンにより与えられる立体効果の減少のために、そのポリマーは、改善された平面性および/または減少したねじりから恩恵を受けることがあり、よってそのポリマーは、より効率的にスタッキングすることができる(減少した面内スタッキング距離でも分かるように)。このように、ここに開示されたポリマーは、改善された溶解度の観点で分岐側鎖から恩恵を受けつつ、良好な充填能力も示すであろうし、これにより、より高い電荷担体移動度がもたらされ得る。
【0157】
本発明の精神および範囲から逸脱せずに、この説明に様々な改変および変更が行えることが当業者に明白であろう。それゆえ、この説明は、ここに提供された実施の形態の改変および変更を、それらが付随の特許請求の範囲およびその同等物の範囲に含まれるという条件で、包含することが意図されている。
【0158】
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
【0159】
実施形態1
式1’または2’:
【0160】
【化39】
【0161】
の繰り返し単位を有するポリマー:
式中、構造1’および2’において、mは1以上の整数であり;nは1以上の整数であり;R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、およびR
8は、独立して、水素、置換または非置換のC
4以上のアルキル、置換または非置換のC
4以上のアルケニル、置換または非置換のC
4以上のアルキニル、もしくはC
5以上のシクロアルキルであることがあり;a、b、c、およびdは、独立して、3以上の整数であり;eおよびfは、ゼロ以上の整数であり;XおよびYは、独立して、共有結合、必要に応じて置換されたアリール基、必要に応じて置換されたヘテロアリール基、必要に応じて置換された縮合アリールまたは縮合ヘテロアリール基、アルキンまたはアルケンであり;AおよびBは、独立して、SまたはOのいずれかであることがある;ただし:
i.R
1またはR
2の少なくとも一方;R
3またはR
4の一方;R
5またはR
6の一方;およびR
7またはR
8の一方が、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、またはシクロアルキルである;
ii.R
1、R
2、R
3、またはR
4のいずれかが水素である場合、R
5、R
6、R
7、またはR
8のいずれも水素ではない;
iii.R
5、R
6、R
7、またはR
8のいずれかが水素である場合、R
1、R
2、R
3、またはR
4のいずれも水素ではない;
iv.eおよびfの両方が0ではあり得ない;
v.eまたはfのいずれかが0である場合、cおよびdは各々、独立して、5以上の整数である;
vi.前記ポリマーが分子量を有し、該ポリマーの分子量は10,000超である。
【0162】
実施形態2
mが1から1000である、実施形態1に記載のポリマー。
【0163】
実施形態3
AおよびBがOである、実施形態1または2に記載のポリマー。
【0164】
実施形態4
AおよびBがSである、実施形態1または2に記載のポリマー。
【0165】
実施形態5
aおよびbが3以上の整数であり、cおよびdが4以上の整数である、実施形態1から4いずれか1つに記載のポリマー。
【0166】
実施形態6
fが1以上の整数である、実施形態1から5いずれか1つに記載のポリマー。
【0167】
実施形態7
fが1であり、eが0である、実施形態6に記載のポリマー。
【0168】
実施形態8
R
1、R
2、R
3、およびR
4、またはR
5、R
6、R
7、およびR
8のいずれかが、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基である、実施形態1から7いずれか1つに記載のポリマー。
【0169】
実施形態9
R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、およびR
8の全てが、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基である、実施形態8に記載のポリマー。
【0170】
実施形態10
R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、およびR
7の各々が、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基であり、R
6およびR
8の各々が水素である、実施形態8に記載のポリマー。
【0171】
実施形態11
aおよびbの各々が、個別に、3、4、5、または6である、実施形態10に記載のポリマー。
【0172】
実施形態12
R
5、R
6、R
7、R
8、R
1、およびR
3の各々が、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基であり、R
2およびR
4の各々が水素である、実施形態8に記載のポリマー。
【0173】
実施形態13
cおよびdの各々が、個別に、3、4、5、6、または7である、実施形態12に記載のポリマー。
【0174】
実施形態14
各XおよびYが、独立して、構造:
【0175】
【化40】
【0176】
の内の1つを有し、
式中、各R
9およびR
10が、独立して、水素、1から30の炭素原子を有する置換または非置換アルキル、1から30の炭素原子を有する置換または非置換アルケニル、1から30の炭素原子を有する置換または非置換アルキニル、4から30の炭素原子を有する置換または非置換アリール、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換アラルキルである、実施形態1から13いずれか1つに記載のポリマー。
【0177】
実施形態15
各XおよびYが、独立して、構造:
【0178】
【化41】
【0179】
の内の1つである、実施形態14に記載のポリマー。
【0180】
実施形態16
各XおよびYが、独立して、構造:
【0181】
【化42】
【0182】
の内の1つである、実施形態14に記載のポリマー。
【0183】
実施形態17
XおよびYの少なくとも一方が、置換および非置換チオフェン基から選択される、実施形態16に記載のポリマー。
【0184】
実施形態18
fが1であり、eが0であり、aおよびbの各々が、個別に、3、4、5、または6であり、cおよびdの各々が、個別に、5、6、または7であり、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、およびR
8の全てが、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基であり、Xが、構造:
【0185】
【化43】
【0186】
の内の1つである、実施形態1から17いずれか1つに記載のポリマー。
【0187】
実施形態19
fが1であり、eが0であり、aおよびbの各々が、個別に、3、4、5、または6であり、cおよびdの各々が、個別に、5、6、または7であり、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、およびR
7の各々が、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基であり、R
6およびR
8の各々が水素であり、Xが、構造:
【0188】
【化44】
【0189】
の内の1つである、実施形態1から17いずれか1つに記載のポリマー。
【0190】
実施形態20
fが1であり、eが0であり、aおよびbの各々が、個別に、3、4、5、または6であり、cおよびdの各々が、個別に、5、6、または7であり、R
5、R
6、R
7、R
8、R
1、およびR
3の各々が、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基であり、R
2およびR
4の各々が水素であり、Xが、構造:
【0191】
【化45】
【0192】
の内の1つである、実施形態1から17いずれか1つに記載のポリマー。
【0193】
実施形態21
式1A’または2A’:
【0194】
【化46】
【0195】
の化合物から選択され、
式中、aおよびbは、等しく、3以上の整数から選択され、cおよびdは、等しく、3以上の整数から選択され、nは1または2であり、A=B=Oである、実施形態1から20いずれか1つに記載のポリマー。
【0196】
実施形態22
a=b=c=d=3、4、5、または6であり、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、およびR
7の各々が、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基であり、R
6およびR
8の各々が水素である、実施形態21に記載のポリマー。
【0197】
実施形態23
a=b=c=d=3、4、5、または6であり、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、およびR
8の全てが、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基である、実施形態21に記載のポリマー。
【0198】
実施形態24
a=b=c=d=3、4、5、または6であり、R
5、R
6、R
7、R
8、R
1、およびR
3の各々が、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基であり、R
2およびR
4の各々が水素である、実施形態21に記載のポリマー。
【0199】
実施形態25
式1AA’または2AA’:
【0200】
【化47】
【0201】
の化合物から選択され、
式中、aおよびbは、等しく、3以上の整数から選択され、cおよびdは、等しく、5以上の整数から選択され、nは1または2であり、A=B=Oであり、R
9=R
10=Hである、実施形態1から20いずれか1つに記載のポリマー。
【0202】
実施形態26
aおよびbが3、4、5、または6であり、cおよびdが5、6、または7であり、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、およびR
7の各々が、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基であり、R
6およびR
8の各々が水素である、実施形態25に記載のポリマー。
【0203】
実施形態27
aおよびbが3、4、5、または6であり、cおよびdが5、6、または7であり、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、R
6、R
7、およびR
8の全てが、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基である、実施形態25に記載のポリマー。
【0204】
実施形態28
aおよびbが3、4、5、または6であり、cおよびdが5、6、または7であり、R
5、R
6、R
7、R
8、R
1、およびR
3の各々が、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基であり、R
2およびR
4の各々が水素である、実施形態25に記載のポリマー。
【0205】
実施形態29
繰り返し単位:
【0206】
【化48】
【0207】
を有するポリマー:
式中、mは1以上の整数であり、前記ポリマーが分子量を有し、該ポリマーの分子量が10,000超である。
【0208】
実施形態30
繰り返し単位:
【0209】
【化49】
【0210】
を有するポリマー:
式中、mは1以上の整数であり、前記ポリマーが分子量を有し、該ポリマーの分子量が10,000超である。
【0211】
実施形態31
繰り返し単位:
【0212】
【化50】
【0213】
を有するポリマー:
式中、構造1B’および2B’において、mは1以上の整数であり;nは1以上の整数であり;R
5、R
6、R
7、およびR
8は、独立して、水素、置換または非置換のC
4以上のアルキル、置換または非置換のC
4以上のアルケニル、置換または非置換のC
4以上のアルキニル、もしくはC
5以上のシクロアルキルであることがあり;cおよびdは、独立して、3以上の整数であり;eおよびfは、ゼロ以上の整数であり;XおよびYは、独立して、共有結合、必要に応じて置換されたアリール基、必要に応じて置換されたヘテロアリール基、必要に応じて置換された縮合アリールまたは縮合ヘテロアリール基、アルキンまたはアルケンであり;AおよびBは、独立して、SまたはOのいずれかであることがあり;各Q
1およびQ
2は、独立して、必要に応じて置換された直鎖(すなわち、非分岐)アルキル、必要に応じて置換された直鎖アルケニル、または必要に応じて置換された直鎖アルキニルであることがある;ただし:
i.R
5、R
6、R
7、およびR
8の全てが、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、もしくはシクロアルキルである;
ii.eおよびfが両方とも0ではあり得ない;
iii.eまたはfのいずれかが0である場合、cおよびdは、独立して、5以上の整数である;
vi.前記ポリマーが分子量を有し、該ポリマーの分子量は10,000超である。
【0214】
実施形態32
mが1から1000である、実施形態31に記載のポリマー。
【0215】
実施形態33
AおよびBがOである、実施形態31または32に記載のポリマー。
【0216】
実施形態34
AおよびBがSである、実施形態31または32に記載のポリマー。
【0217】
実施形態35
cおよびdが4以上の整数である、実施形態31から34いずれか1つに記載のポリマー。
【0218】
実施形態36
fが1以上の整数である、実施形態31から35いずれか1つに記載のポリマー。
【0219】
実施形態37
fが1であり、eが0である、実施形態36に記載のポリマー。
【0220】
実施形態38
R
5、R
6、R
7、およびR
8の少なくとも1つが、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基である、実施形態31から37いずれか1つに記載のポリマー。
【0221】
実施形態39
R
5、R
6、R
7、およびR
8の全てが、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基である、実施形態38に記載のポリマー。
【0222】
実施形態40
各XおよびYが、独立して、構造:
【0223】
【化51】
【0224】
の内の1つを有し、
式中、各R
9およびR
10が、独立して、水素、1から30の炭素原子を有する置換または非置換アルキル、1から30の炭素原子を有する置換または非置換アルケニル、1から30の炭素原子を有する置換または非置換アルキニル、4から30の炭素原子を有する置換または非置換アリール、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換アラルキルである、実施形態31から39いずれか1つに記載のポリマー。
【0225】
実施形態41
各XおよびYが、独立して、構造:
【0226】
【化52】
【0227】
の内の1つである、実施形態40に記載のポリマー。
【0228】
実施形態42
各XおよびYが、独立して、構造:
【0229】
【化53】
【0230】
の内の1つである、実施形態40に記載のポリマー。
【0231】
実施形態43
XおよびYの少なくとも一方が、置換および非置換チオフェン基から選択される、実施形態42に記載のポリマー。
【0232】
実施形態44
fが1であり、eが0であり、cおよびdの各々が、個別に、5、6、または7であり、R
5、R
6、R
7、およびR
8の全てが、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基であり、Xが、構造:
【0233】
【化54】
【0234】
の内の1つである、実施形態31から43いずれか1つに記載のポリマー。
【0235】
実施形態45
繰り返し単位:
【0236】
【化55】
【0237】
を有するポリマー:
式中、構造1C’および2C’において、nおよびmは、1以上の整数であることがあり;R
1、R
2、R
3、およびR
4は、独立して、水素、置換または非置換のC
4以上のアルキル、置換または非置換のC
4以上のアルケニル、置換または非置換のC
4以上のアルキニル、もしくはC
5以上のシクロアルキルであることがあり;a、b、c、およびdは、独立して、3以上の整数であることがあり;eおよびfは、ゼロ以上の整数であることがあり;XおよびYは、独立して、共有結合、必要に応じて置換されたアリール基、必要に応じて置換されたヘテロアリール基、必要に応じて置換された縮合アリールまたは縮合ヘテロアリール基、アルキンまたはアルケンであり;AおよびBは、独立して、SまたはOのいずれかであることがあり;各Q
3およびQ
4は、独立して、必要に応じて置換された直鎖(すなわち、非分岐)アルキル、必要に応じて置換された直鎖アルケニル、または必要に応じて置換された直鎖アルキニルであることがある;ただし:
i.R
1、R
2、R
3、およびR
4の全てが、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、もしくはシクロアルキルである;
ii.eおよびfが両方とも0ではあり得ない;
iii.前記ポリマーが分子量を有し、該ポリマーの分子量は10,000超である。
【0238】
実施形態46
mが1から1000である、実施形態45に記載のポリマー。
【0239】
実施形態47
AおよびBがOである、実施形態45または46に記載のポリマー。
【0240】
実施形態48
AおよびBがSである、実施形態45または46に記載のポリマー。
【0241】
実施形態49
fが1以上の整数である、実施形態45から48いずれか1つに記載のポリマー。
【0242】
実施形態50
fが1であり、eが0である、実施形態49に記載のポリマー。
【0243】
実施形態51
R
1、R
2、R
3、およびR
4の少なくとも1つが、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基である、実施形態45から50いずれか1つに記載のポリマー。
【0244】
実施形態52
R
1、R
2、R
3、およびR
4の全てが、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基である、実施形態51に記載のポリマー。
【0245】
実施形態53
aおよびbの各々が、個別に、3、4、5、または6である、実施形態52に記載のポリマー。
【0246】
実施形態54
各XおよびYが、独立して、構造:
【0247】
【化56】
【0248】
の内の1つを有し、
式中、各R
9およびR
10が、独立して、水素、1から30の炭素原子を有する置換または非置換アルキル、1から30の炭素原子を有する置換または非置換アルケニル、1から30の炭素原子を有する置換または非置換アルキニル、4から30の炭素原子を有する置換または非置換アリール、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換アラルキルである、実施形態45から53いずれか1つに記載のポリマー。
【0249】
実施形態55
各XおよびYが、独立して、構造:
【0250】
【化57】
【0251】
の内の1つである、実施形態54に記載のポリマー。
【0252】
実施形態56
各XおよびYが、独立して、構造:
【0253】
【化58】
【0254】
の内の1つである、実施形態54に記載のポリマー。
【0255】
実施形態57
XおよびYの少なくとも一方が、置換および非置換チオフェン基から選択される、実施形態56に記載のポリマー。
【0256】
実施形態58
fが1であり、eが0であり、aおよびbの各々が、個別に、3、4、5、または6であり、R
1、R
2、R
3、およびR
4の全てが、8から40の炭素原子を有する必要に応じて置換されたアルキル基であり、Xが、構造:
【0257】
【化59】
【0258】
の内の1つである、実施形態45から57いずれか1つに記載のポリマー。
【0259】
実施形態59
実施形態1から30いずれか1つに記載のポリマーを製造する方法において、化合物6’:
【0260】
【化60】
【0261】
を化合物7’または8’:
【0262】
【化61】
【0263】
と反応させる工程を有してなる方法:
式中、Zはハロゲンであり、Wは、独立して、水素、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、アリール、シクロアルキル、アラルキル、アミノ、エステル、アルデヒド、ヒドロキシル、アルコキシ、チオール、チオアルキル、ハロゲン化物、ハロゲン化アシル、アクリレート、またはビニルエーテル、もしくは置換または非置換トリアルキルスズ、またはボロン酸エステル基であることがある。
【0264】
実施形態60
Wが、置換または非置換トリアルキルスズ、またはボロン酸エステル基である、実施形態59に記載の方法。
【0265】
実施形態61
実施形態31から44いずれか1つに記載のポリマーを製造する方法において、化合物6’:
【0266】
【化62】
【0267】
を化合物7B’または8B’:
【0268】
【化63】
【0269】
と反応させる工程を有してなる方法:
式中、Zはハロゲンであり、W’は、置換または非置換トリアルキルスズ、またはボロン酸エステル基であることがある。
【0270】
実施形態62
実施形態45から58いずれか1つに記載のポリマーを製造する方法において、化合物6C’:
【0271】
【化64】
【0272】
を化合物7’または8’:
【0273】
【化65】
【0274】
と反応させる工程を有してなる方法:
式中、Zはハロゲンであり、W’は、置換または非置換トリアルキルスズ、またはボロン酸エステル基であることがある。
【0275】
実施形態63
前記反応が触媒の存在下で行われる、実施形態59から62いずれか1つに記載の方法。
【0276】
実施形態64
前記触媒が遷移金属を含む、実施形態63に記載の方法。
【0277】
実施形態65
前記反応が、スティル・タイプの反応または鈴木カップリング反応により行われる、実施形態59から64いずれか1つに記載の方法。