【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の1つの目的は、消費財へのより便利なアクセスを可能にする、容器の内側パッケージに配置される拡張したアクセス開口部を含む消費財用の容器を製造することである。
【0007】
本発明の一つの態様において、消費財用の容器が説明されている。容器は、ボックスとリッドとを有するハウジングを含み、ここでボックスは前部壁および後部壁を含む。容器はまた、リッドをボックスの後部壁に接続するヒンジ付きのコネクターを含み、ここで、ヒンジ付きのコネクターは、第一のヒンジ線においてリッドに接続され、第二のヒンジ線においてボックスの後部壁に接続される。さらに、容器は、消費財を収容するための内部容積を少なくとも部分的に画定するハウジング内に配置される内側パッケージを含む。内側パッケージは、前部壁、後部壁および上部壁を含む。内側パッケージはまた、フラップを画定する第一の層と、第一の層の内側表面に少なくとも部分的に取り付けられ、かつ消費財をそこから取り出すことができるアクセス開口部を画定する第二の層と、を含む。アクセス開口部は、内側パッケージの後部壁および上部壁の一部に配置されることが好ましい。リッドは、閉位置と開位置との間で移動可能であり、ここで、内側パッケージは、リッドが閉位置にある時にはリッドおよびボックスによって覆われ、リッドが開位置にある時には少なくとも部分的に覆われない。さらに、フラップは、リッドが閉位置から開位置へと移動する時に、フラップが内側パッケージから分離して、アクセス開口部を少なくとも部分的に露出させるようにリッドの内側表面に取り付けられ、ここで、フラップは、リッドが閉位置にある時にアクセス開口部を覆う。
【0008】
現在の構造において、ヒンジ・リッド型容器内に配置される消費財へのアクセスは、容器内に配置される封止された内側パッケージの抽出物またはアクセス開口部が、パックのリッドが開いている時でさえ内側パッケージのカバーフラップによって部分的に覆われたままであり、それにより、消費財へのアクセスを少なくとも部分的に塞ぎうるので、困難が伴いかねうる。さらに、抽出開口部を通じて消費財にアクセスすることはまた、そのような開口部が一般的に、内側パッケージの前部壁および上部壁のうち一方または両方のみに配置され、パッケージの後部壁には配置されないので、困難が伴いかねうる。内側パッケージ内に隙間なく包装されうる消費財のうちの1つをつかむこと(例えば、新たに開けられた容器から初めて消費財を取り出す時に)は、ユーザーが、容器の前部側および上部側のうち一方または両方からのみ消費財をつかむことができ、容器の後部側からは消費財をつかむことができないので、困難が伴いかねうる。
【0009】
本発明の様々な態様は、現時点で入手可能であるかまたはこれまでに説明されている容器に対して1つ以上の利点を持ちうる。例えば、容器の内側パッケージに配置されるアクセス開口部は、拡張されて、内側パッケージの前部、上部、および後部壁のうち1つ以上から消費財へのアクセスを提供することができ、それにより、消費者が容器の前部、上部、および後部側から消費財をつかむことを可能にする。
【0010】
本発明は、消費財のための内側パッケージを含む任意の適切な容器に適用可能である。適宜に、1つ以上の実施形態では、容器は消費財をさらに含み、ここで消費財は、内側パッケージによって画定された内部容積に収容される。好ましくは、消費財は喫煙物品である。消費財(例えば、細長い喫煙物品)を、折り畳まれた層状ブランクから形成された容器内に包装することが知られている。例えば、紙巻たばこおよび葉巻たばこなどの細長い喫煙物品は一般に、喫煙物品を収容するボックスと、ボックスに接続されたリッドとを有する、ヒンジ・リッドパック入りで販売される。ボックスは、前部壁、左側壁、右側壁、後部壁および底部壁を含みうる。リッドは、前部壁、左側壁、右側壁、後部壁および上部壁を含みうる。
【0011】
容器内の消費財は、内側ライナー内に包まれうる。内側ライナーおよび消費財は共に、内側パッケージを形成する。容器はまた、容器内の任意の適切な位置に配置された1つ以上の内側フレームを含んでもよい。内側フレームは、内側パッケージとボックスの前部壁との間に配置されるか、内側パッケージ内に配置されてもよい。1つ以上の実施形態では、第一の内側フレームは、内側パッケージとボックスの前部壁との間に配置されてもよく、第二の内側フレームは、内側パッケージ内に配置されてもよい。初めて開く前に、充填された容器は、外側ラッパー内に包まれた状態でありうる。
【0012】
容器は、消費財を収容するために任意の適切な形状をとりうる。例えば、既に述べた通り、容器は、消費財を収容するボックスに接続された1つ以上のヒンジ留めされたリッドを持つヒンジ・リッド型容器としうる。1つ以上の実施形態で、容器は、外側シェル内に取り付けられた消費財を収容するための内側スライドを持つ、スライド・アンド・シェル容器としうる。容器がスライド・アンド・シェル容器である場合、外側シェルまたは内側スライドは1つ以上のヒンジリッドを含みうる。容器、内側フレーム、内側パッケージおよび外側ラッパーは、厚紙、ボール紙、プラスチック、金属、またはその組み合わせを含むがこれに限定されない、任意の適切な材料から形成しうる。厚紙の重さは、約100グラム/平方メートル〜約350グラム/平方メートルとしうる。
【0013】
本発明による容器は、長手方向の直角の端および横断方向の直角の縁を持つ直方体の形状とすることができる。別の方法として、容器は、1つ以上の長手方向の丸みのある端部、横断方向の丸みのある端部、長手方向の面取りされた端部、または横断方向の面取りされた端部、またはその組み合わせを含んでもよい。例えば、本発明による容器は以下の特徴のうちの1つ以上を含んでもよいが、これに限定されない。
【0014】
・ 前部壁および後部壁のうちの少なくとも1つの上の1つまたは2つの長手方向の丸みのあるまたは面取りした端。
・ 前部壁および後部壁のうちの少なくとも1つの上の1つまたは2つの横断方向の丸みのあるまたは面取りした端。
・ 前部壁の1つの長手方向の丸み付きの端および1つの長手方向の面取りした端、または後部壁の1つの横断方向の丸み付きの端および1つの横断方向の面取りした端。
・ 前部壁の1つの長手方向の丸み付きの端および1つの長手方向の面取りした端、および後部壁の1つの横断方向の丸み付きの端および1つの横断方向の面取りした端。
・ 前部壁の1つまたは2つの横断する丸み付きの端または面取りした端、および前部壁の1つまたは2つの長手方向の丸み付きの端または面取りした端。
・ 第一の側壁の2つの長手方向の丸み付きまたは面取りした端、または第二の側壁の2つの横断方向の丸み付きまたは面取りした端。
【0015】
容器が1つ以上の丸みのある端部を含む場合、容器を形成するブランクは、組み立てられた容器内にそれぞれの丸みのある端部を形成するための、3本、4本、5本、6本、または7本の横罫線または縦罫線を含むことが好ましい。横罫線または縦罫線は、容器の内側、または容器の外側のいずれにあってもよい。横罫線または縦罫線は、互いに約0.3mm〜4mmの間隔を持つことが好ましい。
【0016】
縦罫線または横罫線の間隔は、層状ブランクの厚さの関数であることが好ましい。縦罫線または横罫線の間隔は、層状ブランクの厚さの約0.5〜約4倍であることが好ましい。
【0017】
容器が1つ以上の面取りされた端部を含む場合、面取りされた端部の幅は、約1mm〜約10mmであることが好ましく、約2mm〜約6mmであることが好ましい。1つ以上の実施形態において、容器は、2つの明確な面取りが容器の端の上に形成されるように間隔を置いた、3本の平行な縦罫線または横罫線によって形成された二重面取りを含んでもよい。容器が面取りされた端部を含む場合、面取りは、容器を形成する層状ブランクにある2本の平行な縦罫線または横罫線によって形成されてもよい。縦罫線または横罫線は、第一の壁と第二の壁の間の端に対して対称的に配置しうる。別の方法として、縦罫線または横罫線は、面取りが容器の第二の壁の中に達するよりも容器の第一の壁の中に深く達するように、第一の壁と第二の壁の間の端に対して非対称的に配置しうる。
【0018】
別の方法として、容器は、例えば多角形(三角形または六角形など)、または楕円形、半楕円形、円形または半円形といった、非長方形の横断断面を持ちうる。
【0019】
本発明による容器は、例えば、紙巻たばこ、葉巻たばこまたはシガリロなど、細長い喫煙物品用のパックとしての特定用途がある。当然のことながら、その寸法を適切に選択することにより、本発明による容器は、異なる数の従来サイズ、キングサイズ、スーパーキングサイズ、スリムまたはスーパースリムの紙巻たばこ用に設計しうる。
【0020】
その寸法の適切な選択によって、本発明による容器は、異なる合計数の喫煙物品、または異なる配置の喫煙物品を保持するよう設計しうる。例えば、その寸法の適切な選択によって、本発明による容器は、合計10〜30の喫煙物品を保持するよう設計しうる。
【0021】
容器は喫煙物品の束を収容するだけでなく、その他の消費財(例えばマッチ、ライター、消火手段、口臭清涼剤、または電子機器など)をさらに含んでもよい。その他の消費財は、容器の外側に取り付けられてもよく、容器の中に喫煙物品とともに、容器の別の区画内に収容されてもよく、またはその組み合わせであってもよい。
【0022】
ヒンジ付きのコネクターは、容器のリッドをボックスに接続することができる。ヒンジ付きのコネクターは、リッドをボックスの任意の適切な部分に接続することができる。1つ以上の実施形態では、ヒンジ付きのコネクターは、リッドをボックスの後部壁に接続することができる。1つ以上の実施形態では、ヒンジ付きのコネクターは、リッドおよびボックスの後部壁に取り付けられる別個の要素であることができる。そのような実施形態では、ヒンジ付きのコネクターは、任意の適切な材料または材料の組み合わせ(例えば、ボックスと同様の材料)を含むことができる。ヒンジ付きのコネクターは、リッドおよびボックスの後部壁のうちの少なくとも1つの一部を形成することが好ましい。ヒンジ付きのコネクターは、リッドとボックスの後部壁の両方の一部を形成することがより好ましい。
【0023】
1つ以上の実施形態では、ヒンジ付きのコネクターは、第一のヒンジにおいてリッドに接続され、第二のヒンジにおいてボックスの後部壁に接続されうる。第一および第二のヒンジは、任意の適切なタイプのヒンジを含むことができる。1つ以上の実施形態では、ヒンジ付きのコネクターは、リッドおよびボックスの後部壁のうち一方または両方の一部を形成することができる。そのような実施形態では、第一のヒンジは、第一のヒンジ線を含むことができ、第二のヒンジは、第二のヒンジ線を含むことができる。「ヒンジ線」という用語は、その周りをリッドおよびヒンジ付きのコネクターが旋回しうる線を意味する。第一および第二のヒンジ線を含むものとして本明細書において説明したが、第一および第二のヒンジのそれぞれは、製造後に、ヒンジ付きのコネクター、リッド、およびボックスの後部壁に取り付けられる任意の適切なヒンジを含むことができる。1つ以上の実施形態では、リッドは、リッドが開位置と閉位置との間を移動する時に、第一のヒンジ線を中心に旋回することができる。さらに、1つ以上の実施形態では、ヒンジ付きのコネクターは、リッドが閉位置と開位置との間を移動する時に、第二のヒンジ線を中心に旋回することができる。1つ以上の実施形態では、リッドは、第一のヒンジ線を中心に旋回することができ、ヒンジ付きのコネクターは、リッドが閉位置と開位置との間を移動する時に、第二のヒンジ線を中心に旋回することができる。
【0024】
第一および第二のヒンジ線は、任意の適切な技術または複数の技術の組み合わせを使用して形成されうる。例えば、第一および第二のヒンジ線のうち一方または両方は、ボックスの後部壁を形成するパネルに配置される折り目または横罫線としうる。第一および第二のヒンジ線のそれぞれは、任意の適切な形状または複数の形状の組み合わせをとりうる。1つ以上の実施形態では、第一および第二のヒンジ線のうち一方または両方は、容器の長手方向軸に対して横断方向に延びる直線であることができる。
【0025】
ヒンジ付きのコネクターは、任意の適切な形状または複数の形状の組み合わせをとりうる。1つ以上の実施形態では、ヒンジ付きのコネクターは矩形をとりうる。さらに、ヒンジ付きのコネクターは、任意の適切な寸法を有しうる。ヒンジ付きのコネクターは、容器の長手方向軸に横断する方向において測定されるような平均的な横軸方向幅を含む。1つ以上の実施形態では、ヒンジ付きのコネクターの平均的な横軸方向幅は、ボックスの後部壁の平均的な横軸方向幅と同様である。ヒンジ付きのコネクターは、ボックスの後部壁の平均的な横軸方向幅の約40%〜約90%である平均的な横軸方向幅を含むことが好ましい。ヒンジ付きのコネクターは、ボックスの後部壁の平均的な横軸方向幅の約60%〜約80%である平均的な横軸方向幅を含むことがより好ましい。さらに、ヒンジ付きのコネクターは、容器の長手方向軸に対する平行な方向において測定されるような第一のヒンジ線と第二のヒンジ線との間に延びる任意の適切な平均的な長手方向の長さを有しうる。ヒンジ付きのコネクターは、約3mm〜約30mmの平均的な長手方向の長さを有することが好ましい。ヒンジ付きのコネクターは、約4mm〜約10mmの平均的な長手方向の長さを有することがより好ましい。ヒンジ付きのコネクターは、約5mm〜約15mmの平均的な長手方向の長さを有することがさらにより好ましい。
【0026】
ヒンジ付きのコネクターは、第一の長手方向の端および第二の長手方向の端を含むことができる。1つ以上の実施形態では、第一および第二の長手方向の端のうち一方または両方は、第一のヒンジ線と第二のヒンジ線との間の長手方向に延びる。第一および第二の長手方向の端は、ボックスの後部壁上の、またはボックスの後部壁内の任意の適切な位置に配置されうる。1つ以上の実施形態では、第一の長手方向の端および第二の長手方向の端は、ボックスの後部壁の第一および第二の長手方向の端に沿ってそれぞれ配置されうる。1つ以上の実施形態では、ヒンジ付きのコネクターの第一の長手方向の端は、後部壁の第一の長手方向の端から第一の距離において配置されてもよく、ヒンジ付きのコネクターの第二の長手方向の端は、後部壁の第二の長手方向の端から第二の距離において配置されてもよい。1つ以上の実施形態では、第一の距離および第二の距離は等しい。そのような実施形態では、ヒンジ付きのコネクターは、容器の長手方向軸を中心として対称であることができる。さらに、1つ以上の実施形態では、第一の距離は、第二の距離より大きくても、または第二の距離より小さくてもよい。
【0027】
実施形態では、ヒンジ付きのコネクターがボックスの後部壁の一部を形成する場合、ヒンジ付きのコネクターの第一および第二の長手方向の端は、任意の適切な技法または複数の技法の組み合わせ、例えばレーザー切断または機械的切断(例えば、ダイ切断、キス切断)を使用して形成されてもよい。そのような実施形態では、ヒンジ付きのコネクターは、リッドが閉位置と開位置との間を移動することができるように、第一および第二の長手方向の端に沿って分離されうる。
【0028】
ヒンジ付きのコネクターがボックスの後部壁の一部を形成する実施形態では、ヒンジ付きのコネクターの第一および第二の長手方向の端は、ヒンジ付きのコネクターが後部壁から分離される前に、ボックスの後部壁に横断する方向において任意の適切な深さを含むことができる。第一および第二の長手方向の端のうち一方または両方は、ボックスの後部壁の合計の厚さの少なくとも約90%である深さを有しうることが好ましい。第一および第二の長手方向の端のうち一方または両方は、第一の層の合計の厚さの約100%である深さを有しうることがより好ましい。端が形成された後で、任意の適切な割合の材料がヒンジ付きのコネクターの第一および第二の長手方向の端に沿って残りうる。端が形成された後で、約5%〜約25%のボックスの後部壁の材料が、第一および第二の長手方向の端に沿って残ることが好ましい。
【0029】
1つ以上の実施形態では、ヒンジ付きのコネクターがボックスの後部壁の少なくとも一部を形成する場合、1つ以上の虚弱線が、ボックスの後部壁に配置されてもよく、それはヒンジ付きのコネクターを後部壁から分離することを容易にする。1つ以上の実施形態では、第一の虚弱線は、後部壁の第一の長手方向の端とヒンジ付きのコネクターの第一の長手方向の端との間の横断方向において後部壁に配置されうる。第一の虚弱線は、第一のヒンジ線と同一線上にある第一のヒンジ線軸に沿って延びることができる。さらに、第一の虚弱線は、ヒンジ付きのコネクターの第一の長手方向の端に交差しうる。1つ以上の実施形態では、第二の虚弱線は、後部壁の第二の長手方向の端とヒンジ付きのコネクターの第二の長手方向の端との間の横断方向において後部壁に配置されうる。第二の虚弱線は、第一のヒンジ線軸に沿って延びることができる。さらに、第二の虚弱線は、ヒンジ付きのコネクターの第二の長手方向の端に交差しうる。1つ以上の実施形態では、後部壁に配置された第一および第二の虚弱線は、リッドが閉位置と開位置との間を移動することができるように、リッドおよびヒンジ付きのコネクターをボックスの後部壁から分離することを容易にすることができる。
【0030】
ヒンジ付きのコネクターをリッドおよびボックスの後部壁に接続する第一および第二のヒンジ線は、リッドおよびボックスに対する任意の適切な位置に配置されうる。1つ以上の実施形態では、第一のヒンジ線は、容器の長手方向軸に沿って測定されるようなボックスの後部壁の上部端から約0mm〜約15mmの平均的な長手方向の距離に配置されうる。1つ以上の実施形態では、第一のヒンジ線は、後部壁の上部端から約2mm〜約15mmの平均的な長手方向の距離に配置されうる。1つ以上の実施形態では、第一のヒンジ線は、ボックスの上部端から約3mm〜約12mmの平均的な長手方向の距離に配置されうる。さらに、1つ以上の実施形態では、第一のヒンジ線は、ボックスの後部壁の上部端から約4mm〜約8mmの平均的な長手方向の距離に配置されうる。
【0031】
1つ以上の実施形態では、リッドは、第一のヒンジ線を中心に回転することができ、したがって、リッドは、閉位置と開位置との間を移動することができる。さらに、1つ以上の実施形態では、ヒンジ付きのコネクターは、第二のヒンジ線を中心に回転することができ、したがって、リッドは、閉位置と開位置との間を移動することができる。1つ以上の実施形態では、リッドは、第一のヒンジ線を中心に回転することができ、またヒンジ付きのコネクターは、第二のヒンジ線を中心に回転することができ、したがって、リッドが閉位置と開位置との間を移動する。
【0032】
リッドは、閉位置と開位置との間で移動可能である。リッドが閉位置にある時、内側パッケージは、リッドおよびボックスによって覆われる。さらに、リッドが開位置にある時、内側パッケージは少なくとも部分的に覆われない。1つ以上の実施形態では、容器のボックスを越えて延びる内側パッケージの上部部分は、リッドが開位置にある時に完全に覆われない。
【0033】
ハウジング内には、消費財を含む内側パッケージが配置される。内側パッケージは、消費財を収容するための内部容積を少なくとも部分的に画定する。内側パッケージは、第一の層および第一の層に取り付けられた第二の層を含む材料で形成されることが好ましい。内側パッケージは、上部壁、底部壁、前部壁、後部壁および側壁を含むことができる。
【0034】
第一の層は内側表面および外側表面を有してもよい。第一の層は、内側パッケージのフラップを画定する。1つ以上の実施形態では、第一の層は、第二の層に取り付けられた接着ラベルであることができる。さらに、1つ以上の実施形態では、第一の層はまた、第一の層中に形成された、内側パッケージのフラップを画定する第一の虚弱線を含んでもよい。第一の虚弱線は、任意の適切な形状または複数の形状の組み合わせをとりうる。第一の虚弱線は、フラップを第一の層から分離する3つの側面と、フラップと第一の層との間にヒンジ線を形成する第四の側面とを有するフラップを画定することが好ましい。1つ以上の実施形態では、フラップは、ボックスのリッドの内側表面に取り付けられて、リッドを開いたときに、フラップが第一の虚弱線に沿って内側パッケージから分離されるようにしてもよい。そのような実施形態では、リッドが開位置にある時、フラップは、任意の適切な形状(例えば、S字形状)をとりうる。フラップは、適切な任意の形状または複数の形状の組み合わせをとり、かつ適切な任意の寸法を持ちうる。さらに、フラップは、適切な任意の形状または複数の形状の組み合わせをとり、かつ適切な任意の寸法を持ちうる。
【0035】
第一の虚弱線は、連続的であっても非連続的(例えば、穿孔された)であってもよい。さらに、第一の虚弱線は、任意の適切な技法または複数の技法の組み合わせ、例えばレーザー切断または機械的切断(例えば、ダイ切断、キス切断)を使用して形成されてもよい。第一の虚弱線は、第一の層の内側表面と外側表面に横断する方向に任意の適切な深さを含んでもよい。第一の虚弱線は、第一の層の合計の厚さの少なくとも約90%の深さを持つことが好ましい。第一の虚弱線は、第一の層の合計の厚さの約100%の深さを持つことがより好ましい。ラインが形成された後で、適切な任意の割合の材料が第一の虚弱線に沿って残りうる。ラインが形成された後で、約5%〜約25%の第一の層の材料が第一の虚弱線に沿って残ることが好ましい。
【0036】
第二の層は内側表面および外側表面を有してもよい。第二の層は、消費財をそこから取り出すことができるアクセス開口部を画定してもよい。アクセス開口部は、内側パッケージ上の任意の適切な位置に配置しうる。1つ以上の実施形態において、アクセス開口部は、内側パッケージの前部壁の一部に配置される。1つ以上の実施形態において、アクセス開口部は、内側パッケージの上部壁の一部に配置される。1つ以上の実施形態において、アクセス開口部は、内側パッケージの後部壁の一部に配置される。1つ以上の実施形態において、アクセス開口部は、内側パッケージの前部壁、上部壁および後部壁のうちの1つ以上の一部に配置される。アクセス開口部は、上部壁および後部壁の一部に配置されることが好ましい。さらに、1つ以上の実施形態において、アクセス開口部は、内側パッケージの前部壁、上部壁および後部壁のそれぞれの一部に配置される。
【0037】
1つ以上の実施形態では、第二の層は、第二の層に形成された、アクセス開口部を画定する第二の虚弱線を含むことができる。アクセス開口部は、フラップが閉位置にある時に、第一の層によって画定されるフラップによって覆われる。1つ以上の実施形態では、フラップがリッドの内側表面に取り付けられる場合、アクセス開口部は、リッドが閉位置にある時にフラップによって覆われる。さらに、アクセス開口部は、第一の層のフラップおよびリッドが開位置にある時には、少なくとも部分的に覆われない。1つ以上の実施形態では、フラップおよびリッドが開位置にある時に、アクセス開口部は完全に覆われない。フラップおよびリッドが開位置にある時、フラップに取り付けられた第二の層の一部は、第二の虚弱線に沿って内側パッケージから分離され、アクセス開口部が明らかになる。
【0038】
第二の虚弱線は、任意の適切な形状または複数の形状の組み合わせをとり、アクセス開口部を画定することができる。第二の虚弱線は、連続的であっても非連続的(例えば、穿孔された)であってもよい。さらに、第二の虚弱線は、任意の適切な技法または複数の技法の組み合わせ、例えばレーザー切断または機械的切断(例えば、ダイ切断、キス切断)を使用して形成されてもよい。第二の虚弱線は、第二の層の内側表面と外側表面に横断する方向に任意の適切な深さを含んでもよい。第二の虚弱線は、第二の層の合計の厚さの約90%の深さを持つことが好ましい。第二の虚弱線は、第二の層の合計の厚さの約100%の深さを持つことがより好ましい。ラインが形成された後で、適切な任意の割合の材料が第二の虚弱線に沿って残りうる。ラインが形成された後で、約5%〜約25%の第二の層の材料が第二の虚弱線に沿って残ることが好ましい。
【0039】
内側パッケージは、容器を初めて開くまでは、第一および第二の虚弱線に沿ってより確実に封じられうる。これによって、容器内に含まれている消費財の貯蔵寿命を延長しうる。
【0040】
第二の層は、任意の適切な技術または複数の技術の組み合わせを使用して第一の層の内側表面に取り付けられてもよい。好ましくは、第二の層は接着剤を使用して第一の層の内側表面に取り付けられる。任意の適切な接着剤または複数の接着剤の組み合わせを利用してもよい。接着剤は剥離可能な接着剤であることが好ましい。例えば、感圧型接着剤など、適切な任意の剥離可能な接着剤が利用されうる。
【0041】
第一および第二の層は、適切な任意の材料または材料の組み合わせを含みうる。第一の層は、第二の層と同一の材料を含んでもよく、第二の層とは異なる材料を含んでもよい。第一および第二の層のうち少なくとも1つは、金属箔または金属化紙で形成されることが好ましい。第一および第二の層のうち少なくとも1つは、金属化ポリエチレンフィルムとライナー材料のラミネートとして形成されうる。第一および第二の層のうち少なくとも1つは、約10ミクロン〜約50ミクロンの厚さを持ちうる。加えて、第一および第二の層には、印刷受容性の上部被覆が提供されうる。
【0042】
任意の適切な技術または複数の技術の組み合わせを利用して、第一の層および第二の層が形成されうる。1つ以上の実施形態では、第一の層および第二の層のうちの少なくとも1つは、押出成形されうる。1つ以上の実施形態では、第一および第二の層は共押出成形されうる。1つ以上の実施形態では、第一および第二の層のうち一方または両方は、長手方向および横断寸法のうち一方または両方に方向付けられうる。1つ以上の実施形態では、第一の層および第二の層のうちの少なくとも1つは、鋳造され、かつ硬化されうる。
【0043】
第二の層は、第一の層に対して任意の適切な寸法を有しうる。1つ以上の実施形態では、第二の層は第一の層と同延し、別の言い方をすると、第二の層は第一の層の外部周囲に延びる。1つ以上の実施形態では、第二の層が、第一の層の表面積よりも小さい表面積を有してもよい。例えば、第二の層は第一の層に取り付けられる接着ラベルであってもよく、この場合には、第二の層は第一の層と同延ではない。さらに、例えば、第一の層は第二の層に取り付けられる接着ラベルであってもよく、この場合には、第一の層は第二の層と同延ではない。
【0044】
第一の層の外側表面の少なくとも一部は、ボックスの後部壁の内側表面の対応部分に恒久的に貼り付けられてもよい。第一の層の外側表面のこの部分をボックスの後部壁に貼り付けるために、任意の適切な技術または複数の技術の組合せが利用されうる。恒久的な接着剤を利用して、第一の層の外側表面の一部をボックスの後部壁に取り付けることが好ましい。さらに、第一の層の外側表面の少なくとも一部は、ボックスの前部壁の内側表面の対応部分に恒久的に貼り付けられてもよい。ここでも、任意の適切な技術または複数の技術の組み合わせを利用して、例えば、第一の層の外側表面を恒久的な接着剤でボックスの前部壁に付着させることで、第一の層の外側表面のこの部分をボックスの前部壁の内側表面に取り付けてもよい。
【0045】
第一の層によって画定される内側パッケージのフラップは、ハウジングのリッドの内側表面に取り付けられてもよい。例えば、機械的留め具、接着剤、熱接着または超音波接着、およびその組み合わせである、任意の適切な技法または複数の技法の組み合わせを利用して、フラップをリッドの内
側表面に取り付けてもよい。フラップは接着剤を使用してリッドの内
側表面に取り付けられることが好ましい。接着剤は任意の適切な接着剤または複数の接着剤の組み合わせとしうる。第二の接着剤は永久接着剤であることが好ましい。フラップの任意の適切な部分をリッドの内
側表面に取り付けてもよい。1つ以上の実施形態では、フラップを画定する第一の層の外側表面の一部がリッドの内側表面に取り付けられる。1つ以上の実施形態では、フラップを画定する第一の層の内側表面の一部がリッドに取り付けられる。
【0046】
フラップは、フラップが閉位置にあるときに第二の層に再び取り付けられるよう適合される。第二の層を第一の層に取り付けるのに使用されるのと同一の接着剤を、フラップと第二の層との間に配置して、フラップが閉位置にあるときにフラップを第二の層に再び取り付けてもよい。1つ以上の実施形態では、別のまたは追加の接着剤または複数の接着剤を、第二の層に形成されたアクセス開口部の周囲に沿って、第二の層の少なくとも一部に沿って配置して、閉位置にあるときにフラップを第二の層に取り付けることができるようにしてもよい。アクセス開口部の周囲に沿った第二の層のこの部分は、第二の層の封止領域を画定する。封止領域の少なくとも一部は、フラップが閉位置にある時に、フラップと部分的に重なる。フラップと第二の層との間に配置された接着剤は、フラップの繰り返しの開閉を許容して、フラップが開位置にある時には内側パッケージ内に配置された消費財を出し入れ可能とし、フラップが閉位置にある時には消費財が内側パッケージ内に封じられたままとなるようにする。フラップと第二の層との間に配置された接着剤は、パッケージが空になるまで消費者が内側パッケージを開いたり再び封じることができるよう、少なくとも内側パッケージ内に消費財がある回数だけフラップを再び取り付けるための十分な付着性を提供することが好ましい。
【0047】
好ましくは、フラップが、内側パッケージの第二の層によって画定されたアクセス開口部の面積よりも大きい面積を有して、フラップが閉位置にあるときにアクセス開口部がフラップによって覆われるようにしてもよい。1つ以上の実施形態では、フラップを画定する第一の虚弱線は、第二の層の封止領域を露出させる。封止領域は、任意の適切な寸法または複数の寸法を有してもよい。例えば、1つ以上の実施形態では、封止領域が、アクセス開口部の周囲から第一の虚弱線に延びる一定の幅を有してもよい。1つ以上の実施形態で、封止領域は、アクセス開口部の周囲に沿って変動する幅を有してもよい。封止領域の平均的な幅は、2〜5mmであることが好ましい。封止領域の表面積は、アクセス開口部の面積の約25%〜約300%であることが好ましい。封止領域の表面積は、アクセス開口部の面積の約25%〜約65%であることがより好ましい。
【0048】
容器はまた、ボックス内に配置された1つ以上の内側フレームを含んでもよい。内側フレームは、内側パッケージとボックスの前部壁との間に配置されるか、内側パッケージ内に配置されてもよい。1つ以上の実施形態では、第一の内側フレームは、内側パッケージとボックスの前部壁との間に配置されてもよく、第二の内側フレームは、内側パッケージ内に配置されてもよい。内側パッケージ内に配置される時、内側フレームは、内側パッケージの前部壁が内側フレームとボックスの前部壁との間となるよう位置付けられる。内側フレームは、前部壁および一対の対向する側壁を含む。内側フレームはU字形状であることが好ましい。本明細書で使用される「U字形状」という用語は、少なくとも3つの部分を含む形状を意味し、ここで、第一の部分および第三の部分は相互に平行であり、第二の部分と直角を成す同一の方向に延びる。
【0049】
内側フレームの前部壁は、内側パッケージの前部壁が内側フレームの前部壁とボックスの前部壁との間にあるように配置されることが好ましい。有利なことに、内側パッケージの前部壁に隣接して提供される大きな表面積を有する内側フレームは、容器の構造的強度を増大する。内側フレームによって提供される増大した構造強度により、フラップのより確実な閉鎖が許容される。これは、その後の容器が完全に充填されていない時に閉じる作業において、特に有利である。
【0050】
内側フレームは前部壁の上部に切り抜きを含むことが好ましい。切り抜きはアクセス開口部に実質的に対応することが好ましく、また内側パッケージ内の消費財の出し入れをより容易に行えるように提供される。内側フレームが切り抜きを含む場合、内側フレームの高さは内側フレームの下部から切り抜きまでの距離として画定される。
【0051】
内側フレームは1つ以上の補強要素を含んでもよい。1つ以上の補強要素に接着剤が含まれ、この接着剤が内側フレームと内側パッケージを補強することが好ましい。別の方法として、1つ以上の補強要素は、内側フレームに貼り付けられる少なくとも1つの材料の層(例えば、内側フレームの製造に利用される厚紙と類似の厚紙など)を含みうる。この別の方法において、少なくとも1つの追加の材料の層は、内側フレームに恒久的に貼り付けられる。少なくとも1つの追加の層は細長いことが好ましい。内側フレームがU字形状である場合、少なくとも1つの材料の層は、内側フレームの前部壁の外表面に貼り付けられることが好ましい。少なくとも1つの層は、内側フレームの上部に隣接して貼り付けられることが好ましい。
【0052】
容器は、内側パッケージを形成する材料の第一の層によって画定されたフラップにわたって配置される接着ラベルをさらに含みうることが好ましい。接着ラベルは、それがフラップを覆って、追加的な封止を提供することができるように、第一の層に取り付けられてもよく、その結果、フラップとラベルの両方がアクセス開口部を封止する。1つ以上の実施形態では、接着ラベルは、リッドの内側表面に取り付けられうる。1つ以上の実施形態では、フラップと接着ラベルの両方は、リッドの内側表面に取り付けられうる。
【0053】
1つ以上の実施形態では、内側パッケージは、内側パッケージの第一の層の外側表面上に、またはボックスまたはリッドの1つ以上の壁上に配置される装飾的な接着ラベルまたは情報を提供する接着ラベルを含むことができる。接着ラベルは、適切な任意の材料(複数可)を含んでもよく、また適切な任意の寸法を有してもよい。さらに、接着ラベルは、第一の層の外側表面上の任意の適切な位置に配置しうる。1つ以上の実施形態では、接着ラベルは、ラベルの外側表面上に配置されるしるしを含むことができ、ラベルは、消費者がラベルを見ることができるように、第一の層の外側表面上の位置に配置されうる。
【0054】
上述のいくつかの特徴を持つ容器を含むカートンが提供される。リッドおよび少なくとも1つの側壁を含むカートンは、本明細書に記述される複数の容器を収容することができる。
【0055】
容器または内側パッケージの構成要素の相対的位置を描写するために使用される「前部」、「後部」、「上方」、「下方」、「側面」、「上部」、「底部」という用語およびその他の用語は、リッドが上部端にあり、消費財が上方端から出し入れ可能な、直立位置にある容器または内側パッケージについて言及するものである。「左」および「右」という用語は、容器および内側パッケージをその直立位置で前部から見たときの容器または内側パッケージの側壁に言及して使用されうる。
【0056】
「内側表面」という用語は、本明細書において、容器が閉位置にある時に、その容器の内部に面する(例えば、消費財に面する)組立済み容器の構成要素の表面を意味するために使用される。
【0057】
「長手方向軸」という用語は、本明細書において、容器の上部壁と底部壁との間に延びる容器の軸を説明するために使用される。
【0058】
「外側表面」という用語は、本明細書において、その容器の外側に面する容器の構成要素の表面を意味するために使用される。例えば、1つ以上の実施形態において、容器は、容器の外側ハウジングに面する外表面と、容器の内部パッケージに面する内
側表面を含む内側部分とを含む内側フレームを含む。
【0059】
本明細書で使用されるすべての科学的および技術的な用語は、別途指定のない限り、当業界で一般に使用される意味を持つ。本明細書で提供した定義は、本明細書で頻繁に使用される特定の用語の理解を容易にするために提供されている。
ここで本発明の一部の態様が図示されている図面を参照する。