特許第6876141号(P6876141)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6876141
(24)【登録日】2021年4月27日
(45)【発行日】2021年5月26日
(54)【発明の名称】入力装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/041 20060101AFI20210517BHJP
【FI】
   G06F3/041 600
【請求項の数】5
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2019-548115(P2019-548115)
(86)(22)【出願日】2018年9月28日
(86)【国際出願番号】JP2018036180
(87)【国際公開番号】WO2019073812
(87)【国際公開日】20190418
【審査請求日】2020年3月16日
(31)【優先権主張番号】特願2017-199861(P2017-199861)
(32)【優先日】2017年10月13日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000010098
【氏名又は名称】アルプスアルパイン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 渉
(72)【発明者】
【氏名】高井 大輔
(72)【発明者】
【氏名】重高 寛
(72)【発明者】
【氏名】川名 譲
(72)【発明者】
【氏名】志方 元
【審査官】 ▲高▼瀬 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−206924(JP,A)
【文献】 特開平01−253622(JP,A)
【文献】 特開2010−238176(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/041
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作面を有する操作パネルと、
前記操作パネルの背面側に設けられたフレームと、
前記操作パネルと前記フレームとの間に設けられ、前記操作面に対する押圧力を検出する圧力検出手段と
を備え、
前記圧力検出手段は、
前記押圧力が加わることによって変形する変形部と、
前記変形部の変形に応じた検出信号を、前記押圧力に応じた圧力検出信号として出力する圧力検出素子と
を有し
前記圧力検出手段は、
前記押圧力が加わることによって湾曲変形する前記変形部と、
前記変形部の表面に設けられ、前記変形部とともに湾曲変形することにより、前記押圧力に応じた圧力検出信号を出力する前記圧力検出素子と
を有し、
前記圧力検出手段は、
前記変形部の表面と、前記フレームまたは前記操作パネルとの間に設けられた、突起部をさらに有し、
前記変形部は、
前記突起部を介して前記押圧力が加わることによって湾曲変形し、
前記圧力検出手段は、
前記変形部と、前記変形部の一方の表面に設けられた前記突起部と、前記変形部の他方の表面の周縁部に設けられた周壁部と、を有するレバー部を備え、
前記圧力検出素子は、
前記変形部の前記他方の表面における前記周壁部に囲まれた領域内に配置されており、
前記突起部または前記周壁部と、前記フレームまたは前記操作パネルとの間に、弾性部材が設けられており、当該弾性部材によって、前記変形部に対する予圧がかけられており、
前記弾性部材は、前記フレームの一部が折り曲げられることによって形成された板バネ状の部分である
ことを特徴とする入力装置。
【請求項2】
操作面を有する操作パネルと、
前記操作パネルの背面側に設けられたフレームと、
前記操作パネルと前記フレームとの間に設けられ、前記操作面に対する押圧力を検出する圧力検出手段と
を備え、
前記圧力検出手段は、
前記押圧力が加わることによって変形する変形部と、
前記変形部の変形に応じた検出信号を、前記押圧力に応じた圧力検出信号として出力する圧力検出素子と
を有し
前記圧力検出手段は、
前記押圧力が加わることによって湾曲変形する前記変形部と、
前記変形部の表面に設けられ、前記変形部とともに湾曲変形することにより、前記押圧力に応じた圧力検出信号を出力する前記圧力検出素子と
を有し、
前記圧力検出手段は、
前記変形部の表面と、前記フレームまたは前記操作パネルとの間に設けられた、突起部をさらに有し、
前記変形部は、
前記突起部を介して前記押圧力が加わることによって湾曲変形し、
前記圧力検出手段は、
前記変形部と、前記変形部の一方の表面に設けられた前記突起部と、前記変形部の他方の表面の周縁部に設けられた周壁部と、を有するレバー部を備え、
前記圧力検出素子は、
前記変形部の前記他方の表面における前記周壁部に囲まれた領域内に配置されており、
前記突起部または前記周壁部と、前記フレームまたは前記操作パネルとの間に、弾性部材が設けられており、当該弾性部材によって、前記変形部に対する予圧がかけられており、
前記弾性部材は、前記レバー部の側面から外側に延伸するように形成された板バネ状の部分である
ことを特徴とする入力装置。
【請求項3】
前記押圧力に対し、前記変形部の剛性は、前記操作パネルの剛性よりも低められている
ことを特徴する請求項1または2に記載の入力装置。
【請求項4】
前記操作パネルと前記フレームとの間において、前記操作パネルを前記フレームに対して上下方向に移動可能に支持する複数の緩衝部材をさらに備え、
前記圧力検出手段は、少なくとも一部が、前記複数の緩衝部材に囲まれた領域内に設けられている
ことを特徴する請求項1から3のいずれか一項に記載の入力装置。
【請求項5】
前記圧力検出手段は、前記複数の緩衝部材に囲まれた領域の略中央に設けられている
ことを特徴する請求項に記載の入力装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、各種電子機器(例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ノートパソコン、ゲーム機等)や、自動車等の車両等において、タッチパネルまたはタッチパッドを備えた入力装置が用いられている。また、このような入力装置において、タッチパネルまたはタッチパッドの操作面に対する押圧操作に応じて、当該操作面に振動を発生させることにより、当該操作面に対する押圧操作のフィードバックを、ユーザの指に対して触覚的に与えることができるようにした技術が利用されている。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、表示画面上の入力検出面における操作体の押下操作が行われた際に、入力手段(タッチパネル)の四隅に設けられた力検出手段によって、当該押下操作における押圧力を検出し、当該押圧力に応じた振動パターン(周波数および振幅)で、アクチュエータによって入力検出面を振動させることにより、押下操作に対して触覚を与えることが可能な触覚機能付き入力装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−332063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、押下操作によって入力検出面が撓むことがある。例えば、特許文献1に開示されている技術では、入力検出面における押下位置が、力検出手段からより離れた位置であるほど、入力検出面がより撓み易くなる。特に、特許文献1に開示されている技術では、4つの力検出手段の抗力に打ち勝つように、ある程度の押圧力が必要であるため、その点からも、入力検出面の撓みが生じ易いといえる。もし、入力検出面に撓みが生じた場合、当該撓みによって押圧力が減衰されてしまうため、力検出手段によって検出される押圧力が、実際の押圧力よりも低くなる。
【0006】
また、特許文献1に開示されている技術では、入力検出面に対する押圧力が、4つの力検出手段に分散されるため、4つの力検出手段の精度のばらつきにより、検出される押圧力にばらつきが生じることとなる。これらのことから、特許文献1に開示されている技術では、入力検出面に対する押圧力を高精度に検出することができない場合がある。
【0007】
また、特許文献1に開示されている技術では、入力装置に4つの力検出手段を設ける必要があるため、入力装置の装置構成や制御が複雑化し、入力装置にかかるコストが増加するといった問題が生じ得る。
【0008】
そこで、比較的簡易な構成で、操作パネルの押圧位置によるばらつきを抑制しつつ、操作パネルに対する押圧力を高精度に検出することが可能な、入力装置が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施形態の入力装置は、操作面を有する操作パネルと、前記操作パネルの背面側に設けられたフレームと、前記操作パネルと前記フレームとの間に設けられ、前記操作面に対する押圧力を検出する圧力検出手段とを備え、前記圧力検出手段は、前記押圧力が加わることによって変形する変形部と、前記変形部の変形に応じた検出信号を、前記押圧力に応じた圧力検出信号として出力する圧力検出素子とを有する。
【発明の効果】
【0010】
一実施形態によれば、比較的簡易な構成で、操作パネルの押圧位置によるばらつきを抑制しつつ、操作パネルに対する押圧力を高精度に検出することが可能な、入力装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】一実施形態に係る入力装置の外観斜視図である。
図2】一実施形態に係る入力装置の構成を示す分解斜視図である。
図3A】フォースセンサユニットの平面図である。
図3B】フォースセンサユニットの正面図である。
図3C】フォースセンサユニットの底面図である。
図4A】操作パネルの操作面に対して押圧力が加えられていないときの、フォースセンサユニットの状態を示す。
図4B】操作パネルの操作面に対して押圧力が加えられているときの、フォースセンサユニットの状態を示す。
図5】一実施形態に係る入力装置の第1変形例を示す図である。
図6】一実施形態に係る入力装置の第2変形例を示す図である。
図7】一実施形態に係る入力装置の第3変形例を示す図である。
図8】一実施形態に係る入力装置の第4変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して、一実施形態について説明する。
【0013】
(入力装置10の構成)
図1は、一実施形態に係る入力装置10の外観斜視図である。図2は、一実施形態に係る入力装置10の構成を示す分解斜視図である。なお、以降の説明では、便宜上、図中Z軸方向(入力装置10の厚さ方向)を上下方向とし、図中X軸方向(入力装置10の長手方向)を、横方向とし、図中Y軸方向(入力装置10の短手方向)を縦方向とする。
【0014】
図1および図2に示す入力装置10は、いわゆる「タッチパッド」と呼ばれる入力装置であり、各種対象機器(例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、デジタルビデオカメラ、ノートパソコン、ゲーム機、車載システム等)に設けられる入力装置である。入力装置10は、操作パネル110を備えており、当該操作パネル110の操作面上において、ユーザの指による接触操作(移動操作、押圧操作等)がなされることにより、当該接触操作の入力を受け付けることが可能である。
【0015】
また、入力装置10は、アクチュエータ120を備えており、当該アクチュエータ120によって、ユーザの接触操作(押圧操作)に応じて、操作パネル110の操作面を振動させることにより、当該接触操作のフィードバックを、ユーザの指に対して触覚的に与えることが可能である。
【0016】
図2に示すように、入力装置10は、操作面側(図中Z軸正側)から順に、カバーガラス111、粘着シート112、プリント基板113、および金属フレーム140が積層された、積層構造を有している。
【0017】
カバーガラス111、粘着シート112、およびプリント基板113は、上述した操作パネル110を構成する。カバーガラス111、粘着シート112、およびプリント基板113は、いずれも、平面視において、概ね横長の長方形状を有している。本実施形態では、操作パネル110として、投影型静電容量方式のタッチパネルを用いているが、これに限らず、その他の方式(例えば、表面型静電容量方式、抵抗膜方式、赤外線走査方式、超音波表面弾性波方式等)のタッチパネルを用いてもよい。
【0018】
カバーガラス111は、比較的硬質且つ透明性を有する素材からなる、薄い平板状の部材である。カバーガラス111は、主にプリント基板113の上側(図中Z軸正側)の表面を保護するために、操作パネル110の最前面に設けられている。すなわち、カバーガラス111の上側(図中Z軸正側)の表面は、操作パネル110の操作面となる。カバーガラス111としては、例えば、ガラス板、樹脂板等を用いることができる。
【0019】
粘着シート112は、透明性且つ粘着性を有する素材からなる、薄いシート状の部材である。粘着シート112は、カバーガラス111とプリント基板113との間に配置され、カバーガラス111とプリント基板113とを互いに貼り合せる。
【0020】
プリント基板113は、比較的硬質な素材からなる、薄板状の部材である。プリント基板113の上側(図中Z軸正側)の表面には、静電センサ114が設けられている。静電センサ114は、操作パネル110の操作面における、ユーザの指の接触位置を検出し、当該接触位置を示す位置検出信号を出力する。具体的には、静電センサ114は、操作パネル110の操作面における、各座標の静電容量を検出し、当該各座標の静電容量を示す情報を、位置検出信号として出力する。静電センサ114は、プリント基板113の上側(図中Z軸正側)の表面に、薄膜状の電極パターン(X軸方向の電極パターンおよびY軸方向の電極パターン)が設けられて構成されている。電極パターンとしては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、金属膜(例えば、銀、銅、アルミとモリブデンとの複合素材)等により形成されたものを用いることができる。
【0021】
プリント基板113の下側(図中Z軸負側)の表面には、アクチュエータ120および制御回路122が設けられている。
【0022】
アクチュエータ120は、操作パネル110の操作面に振動を発生させる。具体的には、アクチュエータ120は、制御回路122によって駆動されることによって自身が振動し、この振動を操作パネル110の操作面に伝えることにより、操作パネル110の操作面に振動を発生させる。アクチュエータ120としては、例えば、静電アクチュエータ、圧電アクチュエータ、電磁アクチュエータ等を用いることができる。なお、本実施形態の入力装置10は、2つのアクチュエータ120が設けられているが、これに限らず、入力装置10に対し、1つまたは3つ以上のアクチュエータ120を設けるようにしてもよい。
【0023】
制御回路122は、外部装置との間で、各種信号(例えば、位置検出信号、圧力検出信号、振動制御信号等)の入出力を制御する。また、制御回路122は、アクチュエータ120の振動を制御する。例えば、制御回路122は、フォースセンサユニット130によって、操作パネル110の操作面に対する押圧力が検出されると、アクチュエータ120に駆動信号を出力することにより、アクチュエータ120に振動を発生させる。これにより、ユーザは、操作パネル110の押圧操作に対するフィードバックを、指先によって感じ得ることができる。なお、制御回路122は、外部装置から入力された振動制御信号に基づいて、アクチュエータ120の振動を制御することも可能である。制御回路122としては、例えば、IC(Integrated Circuit)を用いることができる。
【0024】
金属フレーム140は、操作パネル110の背面側(図中Z軸負側)に設けられており、薄い金属板が加工されてなる、平板状の部材である。金属フレーム140は、平面視において、概ね横長の長方形状を有している。金属フレーム140は、その上側(図中Z軸正側)の表面上に操作パネル110が積層された状態で、当該プリント基板113を固定的に支持する部材である。入力装置10は、この金属フレーム140において、対象の電子機器に対して、ネジ等の固定手段によって固定される。
【0025】
操作パネル110の最下層にあるプリント基板113と、金属フレーム140との間には、緩衝部材124およびフォースセンサユニット130が設けられている。
【0026】
緩衝部材124は、プリント基板113と金属フレーム140との間において、プリント基板113および金属フレーム140の双方に貼り合されている。緩衝部材124は、操作パネル110から荷重が加えられることに応じて、上下方向に伸縮することにより、操作パネル110の上下方向への移動を可能とする部材である。例えば、操作パネル110が押圧されると、緩衝部材124が上下方向に縮むことにより、操作パネル110が下方へ沈み込む。そして、操作パネル110が押圧から解放されると、緩衝部材124がその反発力によって上下方向に伸長することにより、操作パネル110が上方へ移動し、当該操作パネル110が元の位置に復帰する。図2に示す例では、入力装置10の左右両方の縁部のそれぞれにおいて、当該縁部に沿って2つの緩衝部材124が並べて設けられている。なお、図2に示す例では、緩衝部材124として、ゴム、樹脂、シリコン等の弾性素材からなる弾性シートを用いているが、これに限らず、緩衝部材124として、各種ばね等を用いることができる。また、緩衝部材124の素材、形状、配置位置、および配置数は、図2に示すものに限らない。
【0027】
フォースセンサユニット130は、「圧力検出手段」の一例である。フォースセンサユニット130は、操作パネル110の操作面に対する押圧力を検出し、当該押圧力に応じた電圧値を示す圧力検出信号を出力する。フォースセンサユニット130から出力された圧力検出信号は、FPC(Flexible Printed Circuits)135、および、プリント基板113に形成された配線を介して、制御回路122へ入力される。なお、フォースセンサユニット130は、入力装置10の水平方向(図中X軸方向およびY軸方向)において、複数の緩衝部材124に囲まれた領域内、且つ、略中央に設けられているが、これ以外の位置に設けられてもよい。但し、フォースセンサユニット130は、少なくとも、複数の緩衝部材124に囲まれた領域内に設けられていることが好ましい。例えば、フォースセンサユニット130が、複数の緩衝部材124に囲まれた領域の外部に設けられていると、操作パネル110に加えられた押圧力が、複数の緩衝部材124の抗力の影響を受けて、フォースセンサユニット130に伝わるまでに変化してしまう虞がある。そこで、フォースセンサユニット130を、複数の緩衝部材124に囲まれた領域内に設けることにより、このような押圧力の変化を抑制することができ、操作パネル110に加えられた押圧力をより高精度に検出することができる。
【0028】
なお、本実施形態の入力装置10における各構成部品の仕様は以下のとおりである。ここで注目すべきは、入力装置10全体として薄型(およそ3.6mm)としつつも、カバーガラス111に、比較的硬質な素材を用い、且つ、適度な厚みを持たせたことにより、操作パネル110の剛性を高め、押圧操作による操作パネル110の変形を生じ難くしている点である。
【0029】
<カバーガラス111>
材料:ガラス
厚さ:1.1mm
<粘着シート112>
材料(基材):PET(Polyethylene Terephthalate)
材料(粘着剤):アクリル系
厚さ:0.2mm
<プリント基板113(静電センサ114を含む)>
材料:FR−4(Flame Retardant type 4)
厚さ:0.5mm
<フォースセンサユニット130>
材料(レバー部131):PPE(polyphenyleneether)
材料(圧力検出素子132):カーボン
材料(FPC135):ポリイミド
厚さ(レバー部131全体):1.0mm
<緩衝部材124>
材料:シリコンゴム
厚さ:0.8mm
<弾性部材150>
材料:シリコンゴム
厚さ:0.4mm
<金属フレーム140>
材料:SUS304又はSUS430
板厚:0.5mm
【0030】
(フォースセンサユニット130の構成)
図3は、一実施形態に係る入力装置10が備えるフォースセンサユニット130の構成を示す図である。図3Aは、フォースセンサユニット130の平面図である。図3Bは、フォースセンサユニット130の正面図である。図3Cは、フォースセンサユニット130の底面図である。
【0031】
図3に示すように、フォースセンサユニット130は、レバー部131および圧力検出素子132を備えている。
【0032】
レバー部131は、樹脂素材からなる部材である。レバー部131は、変形部131Aと、周壁部131Bと、突起部131Cとを備えて構成されている。
【0033】
変形部131Aは、水平且つ薄い平板状の部分である。変形部131Aは、操作パネル110に対する押圧力が、突起部131Cを介して加わることによって湾曲変形することが可能な部分である。なお、操作パネル110の操作面に対する押圧力に対し、変形部131Aの剛性は、操作パネル110の剛性よりも低くなるように設計されている。例えば、本実施形態では、変形部131Aは、カバーガラス111よりも柔らかい素材(樹脂)を用いており、且つ、カバーガラス111よりも厚さ寸法が小さくなっている。このため、本実施形態の入力装置10は、操作パネル110がいずれの位置で押圧された場合であっても、操作パネル110が変形するよりも先に、変形部131Aおよび圧力検出素子132が湾曲変形し、当該湾曲変形によって押圧力を検出することができるようになっている。本構成により、操作パネル110の操作面に対する押圧力が、操作パネル110の変形によって減衰してしまうことを抑制できるため、当該押圧力をより高精度に検出することができる。
【0034】
周壁部131Bは、変形部131Aの上側(図中Z軸正側)の表面の周縁部において、プリント基板113に向って上方に突出した部分である。周壁部131Bは、変形部131Aをプリント基板113から離間させ、且つ、変形部131Aの周縁部をプリント基板113との間で支持する。これにより、周壁部131Bは、変形部131A(周壁部131Bに囲まれた部分)を湾曲変形可能に支持しつつ、変形部131Aとプリント基板113との間に、圧力検出素子132を配置可能とし、且つ、変形部131Aおよび圧力検出素子132の変形を許容するスペースを形成する。周壁部131Bの上側(図中Z軸正側)の表面は、プリント基板113の下側(図中Z軸負側)の表面に接着される。なお、周壁部131Bは、操作パネル110の操作面に対する押圧力に対し、変形部131Aよりも剛性が高く設計されている。これにより、フォースセンサユニット130は、突起部131Cによって変形部131Aが押圧された際に、周壁部131Bを変形させることなく、変形部131A(周壁部131Bに囲まれた部分)を湾曲変形させることができるようになっている。なお、図3に示す例では、周壁部131Bは、変形部131Aの上側の表面の周縁部に連続的に設けられているが、これに限らず、周壁部131Bは、当該周縁部に断続的に設けられたものであってもよい。
【0035】
突起部131Cは、変形部131Aの下側(図中Z軸負側)の表面且つ中央において、金属フレーム140に向って下方に突出した部分である。突起部131Cは、操作パネル110に対する押圧力が、金属フレーム140から加わると、当該押圧力を変形部131Aに伝えることにより、変形部131Aを湾曲変形させる。なお、図3に示す例では、突起部131Cの形状を円柱状としているが、突起部131Cの形状は、これ以外の形状であってもよい。例えば、突起部の先端面積を小さくしたり、突起部の先端面を曲面にしたりすることにより、突起部131Cの接触をより点接触に近づけるようにしてもよい。この場合、操作面に対する押圧場所や押圧方向によって、突起部131Cに対して斜めに力が加わった場合であっても、その影響を抑制し、検出精度のばらつきを小さくすることができる。また、図3に示す例では、突起部131Cは、変形部131Aと一体的に形成されているが、これに限らず、突起部131Cは、変形部131Aとは別の部材であってもよい。
【0036】
圧力検出素子132は、レバー部131が有する変形部131Aの上側(図中Z軸正側)の表面において、周壁部131Bに囲まれた領域内に設けられている。圧力検出素子132は、変形部131Aの上側(図中Z軸正側)の表面に接着されている。これにより、圧力検出素子132は、変形部131Aに押圧力が加えられて、変形部131Aが湾曲変形したときに、変形部131Aとともに湾曲変形する。圧力検出素子132は、湾曲変形量に応じて抵抗値が変化する。例えば、図3に示す構成では、圧力検出素子132は、伸びる方向に湾曲変形するため、その変形量に応じて抵抗値が高くなる。圧力検出素子132は、抵抗値に応じた電圧値を示す電圧信号を、操作パネル110の操作面に対する押圧力を示す圧力検出信号として出力する。なお、本実施形態では、圧力検出素子132として、導電粒子をバインダに分散し、湾曲変形による圧縮や伸長による導電粒子間の距離の変化で抵抗が変化する、抵抗型歪みセンサを用いている。これに限らず、圧力検出素子132としては、例えば、圧電(ピエゾ)型センサ、ピエゾ抵抗型センサ等を用いることもできる。
【0037】
(フォースセンサユニット130の動作)
図4は、一実施形態に係る入力装置10が備えるフォースセンサユニット130の動作を示す図である。図4Aは、操作パネル110の操作面に対して押圧力が加えられていないときの、フォースセンサユニット130の状態を示す。図4Bは、操作パネル110の操作面に対して押圧力が加えられているときの、フォースセンサユニット130の状態を示す。
【0038】
図4に示すように、フォースセンサユニット130は、突起部131Cが下側(図中Z軸負側)となるように、プリント基板113と金属フレーム140との間に配置される。また、フォースセンサユニット130の突起部131Cと、金属フレーム140との間には、弾性部材150が配置される。図4に示す例では、弾性部材150として、弾性素材(例えば、ゴム、樹脂、シリコン等)からなる、シート状の部材が用いられている。弾性部材150は、突起部131Cの先端面と金属フレーム140との間で挟持された状態において、その弾性力により、突起部131Cおよび変形部131Aに対して、変形部131Aが湾曲変形しない程度の予圧を与えることができる。これにより、フォースセンサユニット130は、操作パネル110に対して極僅かな押圧力が加えられた場合であっても、当該押圧力を検出することができる。また、弾性部材150は、その弾力性により、操作パネル110と金属フレーム140との間の振動を吸収することができる。これにより、弾性部材150は、金属フレーム140に加わった振動や衝撃による、圧力検出素子132の誤検出を防止することができる。また、弾性部材150は、アクチュエータ120の振動が、金属フレーム140に逃げないようにすることができるため、アクチュエータ120の振動力が低下してしまうことを防止することができる。
【0039】
図4Bに示すように、フォースセンサユニット130は、操作パネル110に対する下方への押圧操作がなされることにより、操作パネル110が全体的に下方に沈み込むと、突起部131Cが金属フレーム140によって上方に押し込まれる。これにより、突起部131Cが、レバー部131の変形部131Aを上方に押圧する。レバー部131は、変形部131Aの剛性が比較的弱く、変形部131Aの周囲に設けられた周壁部131Bの剛性が比較的高く設計されている。このため、突起部131Cによって押圧されたレバー部131は、周壁部131Bが変形することなく、変形部131Aが上方に反りあがるように湾曲変形する。これに伴って、変形部131Aの上側(図中Z軸正側)の表面に設けられている圧力検出素子132が湾曲変形し、当該圧力検出素子132から、湾曲変形に応じた電圧値を示す電圧信号が、操作パネル110の操作面に対する押圧力を示す圧力検出信号として出力される。
【0040】
このように、一実施形態に係る入力装置10は、操作パネル110に対する押圧力を、レバー部131が有する突起部131Cに対して一点に集中させて、レバー部131が有する変形部131Aとともに圧力検出素子132を湾曲変形させることにより、操作パネル110に対する押圧力を検出する構成を採用している。このため、一実施形態に係る入力装置10によれば、操作パネル110がいずれの位置で押圧された場合であっても、その押圧力により、変形部131Aを一様に湾曲変形させて、当該押圧力を確実に圧力検出素子132に伝達することができる。したがって、一実施形態に係る入力装置10によれば、比較的簡易な構成で、操作パネル110の押圧位置によるばらつきを抑制しつつ、操作パネル110に対する押圧力を高精度に検出することができる。
【0041】
特に、一実施形態に係る入力装置10は、操作パネル110の操作面に対する押圧力に対し、変形部131Aの剛性が、操作パネル110の剛性よりも低められている。このため、一実施形態に係る入力装置10によれば、操作パネル110が押圧された際に、操作パネル110が変形するよりも先に、変形部131Aを湾曲変形させて、当該湾曲変形によって押圧力を検出することができる。したがって、一実施形態に係る入力装置10によれば、操作パネル110の操作面に対する押圧力が、操作パネル110の変形によって減衰されてしまうことを抑制できるため、操作パネル110に対する押圧力をより高精度に検出することができる。
【0042】
また、一実施形態に係る入力装置10によれば、操作パネル110が傾いた状態に押圧された場合であっても、突起部131Cを介して、変形部131Aを一様に湾曲変形させて、当該湾曲変形によって押圧力を検出することができる。したがって、一実施形態に係る入力装置10によれば、操作パネル110の傾きによるばらつきを抑制しつつ、操作パネル110に対する押圧力を高精度に検出することができる。
【0043】
また、一実施形態に係る入力装置10によれば、圧力検出素子132の実装位置を一か所(レバー部131)に集約できるため、例えば、入力装置10を組み立てる際に、圧力検出素子132の実装作業を容易化することができる。
【0044】
また、一実施形態に係る入力装置10によれば、1つの圧力検出素子132により、操作パネル110の操作面に対する押圧力を検出することができるため、例えば、入力装置10にかかる部品コストを削減することができる。また、例えば、複数の圧力検出素子の精度のばらつきにより、検出される押圧力にばらつきが生じる、といった事態が生じることもないため、操作パネル110に対する押圧力をより高精度に検出することができる。
【0045】
〔変形例〕
以下、図5図8を参照して、一実施形態に係る入力装置10の変形例について説明する。
【0046】
(第1変形例)
図5は、一実施形態に係る入力装置10の第1変形例を示す図である。図5に示す入力装置10Aは、弾性部材150の代わりに、金属フレーム140形成された板バネ142を有する点で、図1図4で説明した入力装置10と異なる。板バネ142は、金属フレーム140の一部が上方に折り曲げられることによって形成された、板バネ状の部分である。板バネ142の先端部分は、レバー部131の突起部131Cの先端に当接しており、突起部131Cは、板バネ142から適度な押圧力によって、上方に押圧されている。
【0047】
この第1変形例の構成では、板バネ142により、突起部131Cの先端面と金属フレーム140との間の隙間を埋めることができるとともに、突起部131Cに対して、変形部131Aが変形しない程度の予圧を与えることができる。また、この第1変形例の構成では、板バネ142により、操作パネル110と金属フレーム140との間の振動を吸収することができる。さらに、この第1変形例の構成では、板バネ142により、アクチュエータ120の振動が金属フレーム140に伝わることを防止することができる。
【0048】
なお、図5に示すフォースセンサユニット130の動作は、図4に示すフォースセンサユニット130の動作と同様である。すなわち、図5に示すフォースセンサユニット130は、操作パネル110に対する下方への押圧操作がなされることにより、操作パネル110が全体的に下方に沈み込むと、突起部131Cが板バネ142によって上方に押し込まれ、変形部131Aが上方に反りあがるように湾曲変形する。これに伴って、変形部131Aの上側(図中Z軸正側)の表面に設けられている圧力検出素子132が湾曲変形し、当該圧力検出素子132から、湾曲変形に応じた電圧値を示す電圧信号が、操作パネル110の操作面に対する押圧力を示す圧力検出信号として出力される。
【0049】
(第2変形例)
図6は、一実施形態に係る入力装置10の第2変形例を示す図である。図6に示す入力装置10Bは、弾性部材150の代わりに、レバー部131の側面に形成された弾性部131Dを有する点で、図1図4で説明した入力装置10と異なる。弾性部131Dは、レバー部131(周壁部131B)の側面から、上方且つ外側に向って延伸するように形成され、その端部において、プリント基板113の下側(図中Z軸負側)の表面に接続される、板バネ状の部分である。薄板状の弾性部分である。弾性部131Dは、レバー部131をプリント基板113から離間させ、且つ、レバー部131をプリント基板113との間で支持する。レバー部131は、弾性部131Dの弾性力によって、下方に付勢される。これにより、レバー部131は、突起部131Cの先端面が、金属フレーム140の上側(図中Z軸正側)の表面に当接するとともに、突起部131Cに対し、金属フレーム140から適度な予圧が加えられることとなる。なお、弾性部131Dは、レバー部131の外周に沿って、全周に亘って連続的に形成されたものであってもよく、レバー部131の外周に沿って、一定の間隔を有して複数(例えば、レバー部131の各辺に対して1つづつ)形成されたものであってもよい。
【0050】
この第2変形例の構成では、弾性部131Dの弾性力により、突起部131Cの先端面と金属フレーム140との間の隙間を埋めることができるとともに、突起部131Cに対して、変形部131Aが変形しない程度の予圧を与えることができる。また、この第2変形例の構成では、弾性部131Dにより、操作パネル110と金属フレーム140との間の振動を吸収することができる。さらに、この第2変形例の構成では、弾性部131Dにより、アクチュエータ120の振動が金属フレーム140に伝わることを防止することができる。
【0051】
なお、図6に示すフォースセンサユニット130の動作は、図4に示すフォースセンサユニット130の動作と同様である。すなわち、図6に示すフォースセンサユニット130は、操作パネル110に対する下方への押圧操作がなされることにより、操作パネル110が全体的に下方に沈み込むと、突起部131Cが金属フレーム140によって上方に押し込まれ、変形部131Aが上方に反りあがるように湾曲変形する。これに伴って、変形部131Aの上側(図中Z軸正側)の表面に設けられている圧力検出素子132が湾曲変形し、当該圧力検出素子132から、湾曲変形に応じた電圧値を示す電圧信号が、操作パネル110の操作面に対する押圧力を示す圧力検出信号として出力される。
【0052】
(第3変形例)
図7は、一実施形態に係る入力装置10の第3変形例を示す図である。図7に示す入力装置10Cは、弾性部材150の代わりに弾性部材151を有する点、および、突起部131Cの下側(図中Z軸負側)の表面に凹部131Eが形成されている点で、図1図4で説明した入力装置10と異なる。弾性部材151は、その上側(図中Z軸正側)の表面に凸部151Aを有する点で、弾性部材150と異なる。弾性部材151は、突起部131Cと金属フレーム140との間に挟持された状態において、凸部151Aが突起部131Cの凹部131Eに嵌合することにより、水平方向(図中X軸方向およびY軸方向)の位置決めがなされる。このため、第3変形例の構成では、弾性部材151を金属フレーム140に接着することなく、弾性部材151の位置を固定することができる。したがって、第3変形例の構成によれば、例えば、入力装置10の組み立て時における作業工程を軽減することができる、等の効果を奏することができる。
【0053】
(第4変形例)
図8は、一実施形態に係る入力装置10の第4変形例を示す図である。図8に示す入力装置10Dは、フォースセンサユニット130の上下が反転されている点で、図1図4で説明した入力装置10と異なる。すなわち、図8に示す入力装置10Dにおいて、レバー部131は、周壁部131Bの下側(図中Z軸負側)の表面において、金属フレーム140の上側(図中Z軸正側)の表面に接着されている。また、突起部131Cは、変形部131Aの上側(図中Z軸正側)の表面且つ中央において、プリント基板113に向って、上方に突出している。また、弾性部材150は、突起部131Cの先端面と、プリント基板113との間に設けられている。また、圧力検出素子132は、変形部131Aの下側(図中Z軸負側)の表面に設けられている。
【0054】
なお、図8に示すフォースセンサユニット130の動作は、上下方向の動作が反転されている点を除き、図4に示すフォースセンサユニット130の動作と同様である。すなわち、図8に示すフォースセンサユニット130は、操作パネル110に対する下方への押圧操作がなされることにより、操作パネル110が全体的に下方に沈み込むと、突起部131Cがプリント基板113によって下方に押し込まれ、変形部131Aが下方に反り下がるように湾曲変形する。これに伴って、変形部131Aの下側(図中Z軸負側)の表面に設けられている圧力検出素子132が湾曲変形し、当該圧力検出素子132から、湾曲変形に応じた電圧値を示す電圧信号が、操作パネル110の操作面に対する押圧力を示す圧力検出信号として出力される。
【0055】
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
【0056】
例えば、上記実施形態の入力装置10では、変形部131Aの表面に対し、1つの圧力検出素子132を設ける構成としているが、これに限らず、例えば、変形部131Aの表面に対し、2つ以上の圧力検出素子132を設ける構成としてもよい。
【0057】
また、例えば、上記実施形態の入力装置10では、レバー部131が有する突起部131Cの先端面と、金属フレーム140との間に、弾性部材150を設ける構成としているが、これに限らず、例えば、レバー部131が有する周壁部131Bの先端面と、プリント基板113との間に、弾性部材150を設ける構成としてもよい。
【0058】
また、例えば、上記実施形態の入力装置10では、レバー部131と金属フレーム140との間において、レバー部131に突起部131Cを設ける構成としているが、これに限らず、例えば、金属フレーム140に同様の突起部を設ける構成としてもよい。
【0059】
また、例えば、上記実施形態の入力装置10では、表示パネルを備えていない(すなわち、タッチパッドである)が、これに限らず、例えば、入力装置10(例えば、操作パネルと金属フレーム140との間)に表示パネルを設ける構成(すなわち、タッチパネル)としてもよい。
【0060】
また、例えば、上記実施形態の入力装置10では、レバー部131が有する突起部131Cの先端面と、金属フレーム140との間に、弾性部材150を設ける構成としているが、これに限らず、例えば、弾性部材150を設けずに、突起部131Cの先端面が、金属フレーム140に直接当接する構成としてもよい。
【0061】
本国際出願は、2017年10月13日に出願した日本国特許出願第2017−199861号に基づく優先権を主張するものであり、当該出願の全内容を本国際出願に援用する。
【符号の説明】
【0062】
10,10A〜10D 入力装置
110 操作パネル
111 カバーガラス
112 粘着シート
113 プリント基板
114 静電センサ
120 アクチュエータ
122 制御回路
124 緩衝部材
130 フォースセンサユニット(圧力検出手段)
131 レバー部
131A 変形部
131B 周壁部
131C 突起部
131D 弾性部
131E 凹部
132 圧力検出素子
135 FPC
140 金属フレーム(フレーム)
142 板バネ(弾性部材)
150,151 弾性部材
151A 凸部
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8