特許第6876144号(P6876144)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6876144画像表示装置、画像送信装置、画像表示システム、接続情報管理方法、接続処理方法及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6876144
(24)【登録日】2021年4月27日
(45)【発行日】2021年5月26日
(54)【発明の名称】画像表示装置、画像送信装置、画像表示システム、接続情報管理方法、接続処理方法及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/00 20060101AFI20210517BHJP
   G09G 5/14 20060101ALI20210517BHJP
【FI】
   G09G5/00 555D
   G09G5/00 510X
   G09G5/00 530T
   G09G5/14 Z
【請求項の数】13
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2019-551833(P2019-551833)
(86)(22)【出願日】2017年11月10日
(86)【国際出願番号】JP2017040587
(87)【国際公開番号】WO2019092848
(87)【国際公開日】20190516
【審査請求日】2019年12月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】300016765
【氏名又は名称】シャープNECディスプレイソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100134544
【弁理士】
【氏名又は名称】森 隆一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100162868
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 英輔
(72)【発明者】
【氏名】石井 栄作
【審査官】 橋本 直明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−320221(JP,A)
【文献】 特開2012−093769(JP,A)
【文献】 特開2015−014903(JP,A)
【文献】 特開2012−032934(JP,A)
【文献】 特開2008−083182(JP,A)
【文献】 特開2013−164658(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0086425(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 5/00
G09G 5/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して画像送信装置から画像信号を受信するための画像伝送系統を確立する通信部と、
複数の前記画像送信装置のそれぞれについて確立された、前記画像伝送系統の総数を接続数とする接続情報管理部と、を有し、
前記接続情報管理部は、
前記画像送信装置から前記画像伝送系統を開放するための切断要求である第1の切断要求を受信した場合には、当該画像伝送系統を開放し、前記画像送信装置から省電力モードへの移行にともなう切断要求である第2の切断要求を受信した場合には、前記画像送信装置が省電力モードに移行することによって前記画像伝送系統が切断されても前記接続数を変更しない
ことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記接続情報管理部は、前記画像送信装置から所定の切断要求又は所定の通知を受信した場合には、前記画像伝送系統が切断されても前記接続数を変更しない
ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記接続情報管理部は、
複数の前記画像送信装置のうちの第1の画像送信装置から画像信号を受信するための前記画像伝送系統である第1の画像伝送系統が、前記第1の画像送信装置が省電力モードに移行することによって切断された後に再び確立される場合には、前記第1の画像伝送系統が再び確立されても前記接続数を変更しない
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記接続情報管理部は、
複数の前記画像送信装置のうちの第1の画像送信装置から画像信号を受信するための前記画像伝送系統である第1の画像伝送系統が切断された後に、前記第1の画像送信装置からの要求信号に所定の識別子が含まれている場合には、前記第1の画像伝送系統が再び確立されても前記接続数を変更しない
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
【請求項5】
複数の前記画像送信装置のうちの第1の画像送信装置に第1の表示領域が割り当てられている場合であって、前記第1の画像送信装置から画像信号を受信するための前記画像伝送系統である第1の画像伝送系統が、前記第1の画像送信装置が省電力モードに移行することによって切断される場合には、前記第1の表示領域に映像ミュートを示す画像を表示させる画像データ処理部をさらに有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
【請求項6】
前記画像データ処理部は、
前記第1の画像送信装置が前記省電力モードから復帰し、前記第1の画像伝送系統が再び確立する場合には、前記第1の表示領域に、前記映像ミュートを示す画像に代えて、前記第1の画像送信装置から受信する画像信号の画像を表示する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
【請求項7】
前記第1の画像送信装置に前記第1の表示領域が割り当てられている場合であって、前記第1の画像伝送系統が、前記第1の画像送信装置が省電力モードに移行することなく切断される場合には、前記第1の表示領域を開放する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像表示装置。
【請求項8】
ユーザからの操作を受け付ける操作受付部と、
ネットワークを介して画像表示装置へ画像信号を送信するための画像伝送系統を確立する通信部と、
前記操作受付部が前記画像伝送系統を切断する操作を受け付けた場合には前記画像表示装置へ前記画像伝送系統を開放するための切断要求である第1の切断要求を送信し、省電力モードに移行する場合には前記画像表示装置へ省電力モードへの移行にともなう切断要求である第2の切断要求を送信する接続処理部と、を有する
ことを特徴とする画像送信装置。
【請求項9】
前記第2の切断要求は、前記省電力モードに移行することの通知を含む
ことを特徴とする、請求項8に記載の画像送信装置。
【請求項10】
画像信号を送信する、一又は複数の画像送信装置と、
ネットワークを介して前記画像信号を受信する画像表示装置と、を有し、
前記画像表示装置は、
前記一又は複数の画像送信装置から前記画像信号を受信するための画像伝送系統を確立する通信部と、
前記一又は複数の画像送信装置のそれぞれについて確立された、前記画像伝送系統の総数を接続数とする接続情報管理部と、を有し、
前記接続情報管理部は、
前記画像送信装置から前記画像伝送系統を開放するための切断要求である第1の切断要求を受信した場合には、当該画像伝送系統を開放し、前記画像送信装置から省電力モードへの移行にともなう切断要求である第2の切断要求を受信した場合には、前記画像送信装置が省電力モードに移行することによって前記画像伝送系統が切断されても前記接続数を変更しない
ことを特徴とする画像表示システム。
【請求項11】
画像表示装置が、
ネットワークを介して画像送信装置から画像信号を受信するための画像伝送系統を確立し、
複数の前記画像送信装置のそれぞれについて確立された、前記画像伝送系統の総数を接続数とし、
前記画像送信装置から前記画像伝送系統を開放するための切断要求である第1の切断要求を受信した場合には、当該画像伝送系統を開放し、前記画像送信装置から省電力モードへの移行にともなう切断要求である第2の切断要求を受信した場合には、前記画像送信装置が省電力モードに移行することによって前記画像伝送系統が切断されても前記接続数を変更しない
ことを特徴とする接続情報管理方法。
【請求項12】
画像送信装置が、
ユーザからの操作を受け付け、
ネットワークを介して画像表示装置へ画像信号を送信するための画像伝送系統を確立し、
前記操作が前記画像伝送系統を切断する操作である場合には前記画像表示装置へ前記画像伝送系統を開放するための切断要求である第1の切断要求を送信し、省電力モードに移行する場合には前記画像表示装置へ省電力モードへの移行にともなう切断要求である第2の切断要求を送信する
ことを特徴とする接続処理方法。
【請求項13】
コンピュータを、
ネットワークを介して画像表示装置へ画像信号を送信するための画像伝送系統を確立する通信手段、
入力装置が受け付けたユーザからの操作が前記画像伝送系統を切断する操作である場合には前記画像表示装置へ前記画像伝送系統を開放するための切断要求である第1の切断要求を送信し、省電力モードに移行する場合には前記画像表示装置へ省電力モードへの移行にともなう切断要求である第2の切断要求を送信する接続処理手段、
として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置、画像送信装置、画像表示システム、接続情報管理方法、接続処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数の画像送信装置と画像表示装置とを、ネットワークを介してN:1で接続し、映像を伝送する際に、映像を連続する静止画として送信する方法があった(例えば、特許文献1参照)。また、画像表示装置は、接続された画像送信装置からの映像を表示領域に分割して表示する方法があった(例えば、特許文献2参照)。
【0003】
また、上述した手法により複数の画像送信装置から同時に画像データを受信し、画像表示装置の表示領域を分割して各画像送信装置からの映像を表示した場合、画像送信装置は、表示領域に画像を表示する必要がない場合でも、分割された表示領域に、常に画像を送信可能な状態を保つために、画像送信装置の省電力モード(所謂、省エネ(省エネルギー)モード)を無効にし、常にネットワークの接続(画像送信装置及び画像表示装置間の画像伝送系統)を維持する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2012−147146号公報
【特許文献2】特開2016−024220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、同時に、複数の画像送信装置の各々と画像表示装置とをネットワークにより接続している場合には、画面分割領域の状態によっては、画像送信装置からの画像伝送を行う必要がない場合も存在する。ところが、その場合であっても画像送信装置の省電力モードは無効であるため、画像送信装置のバッテリーが無駄に消費されてしまうという問題がある。
【0006】
また、従来方式として、画像送信装置の省電力モードを無効とせずに、画像送信装置に対して、所定の時間の経過後に操作入力がない場合には、この画像送信装置と画像表示装置とのネットワークを切断する(画像伝送系統を切断する)画像伝送方式もある。しかしながら、画像表示装置の表示領域が画像送信装置から解放された場合、表示する画像が伝送されないため、画像表示装置の表示状態が変化してしまうという問題がある。
【0007】
さらに、すでに画像表示装置に対して接続されていた一の画像送信装置が省電力モード中に、他の画像送信装置が接続される場合がある。この場合には、画像表示装置に接続可能な画像送信装置の最大数を超えてしまい、一の画像送信装置が省電力モードから復帰したとしても、すでに接続可能な画像送信装置の最大数を超えているために、画像表示装置に接続できないという問題もある。
【0008】
上述の課題を鑑み、本発明は、複数の画像送信装置と画像表示装置とを、ネットワークを介してN:1で接続して用いる際、画像表示装置への画像伝送を行う必要がない場合に画像送信装置のバッテリーを無駄に消費させず、また、画像送信装置及び画像表示装置間のネットワークを切断しても画像表示装置の表示状態を変化させることなく、かつ画像送信装置が省電力モード中に他の画像送信装置に接続されることがない画像表示装置、画像送信装置、画像表示システム、接続情報管理方法、接続処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、ネットワークを介して画像送信装置から画像信号を受信するための画像伝送系統を確立する通信部と、複数の前記画像送信装置のそれぞれについて確立された、前記画像伝送系統の総数を接続数とする接続情報管理部と、を有し、前記接続情報管理部は、前記画像送信装置から前記画像伝送系統を開放するための切断要求である第1の切断要求を受信した場合には、当該画像伝送系統を開放し、前記画像送信装置から省電力モードへの移行にともなう切断要求である第2の切断要求を受信した場合には、前記画像送信装置が省電力モードに移行することによって前記画像伝送系統が切断されても前記接続数を変更しないことを特徴とする画像表示装置である。
【0010】
本発明は、ネットワークを介して画像送信装置から画像信号を受信するための画像伝送系統を確立し、複数の前記画像送信装置のそれぞれについて確立された、前記画像伝送系統の総数を接続数とし、前記画像送信装置から前記画像伝送系統を開放するための切断要求である第1の切断要求を受信した場合には、当該画像伝送系統を開放し、前記画像送信装置から省電力モードへの移行にともなう切断要求である第2の切断要求を受信した場合には、前記画像送信装置が省電力モードに移行することによって前記画像伝送系統が切断されても前記接続数を変更しないことを特徴とする接続情報管理方法である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、複数の画像送信装置と画像表示装置とをネットワークを介して画像を伝送する際に、ユーザの操作がない状態が継続した場合には、画像送信装置を省電力モードに移行することができ、かつ、画像表示装置は、あたかも画像送信装置が接続しているかのように制御を行うことができる。
【0012】
また、本発明によれば、画像送信装置が省電力モードに移行してから、省電力モードから復帰するまでの間に、この画像送信装置とは異なる他の画像送信装置が画像表示装置に接続することにより、省電力モードに移行した画像送信装置に割り当てられている表示領域を、上記他の画像送信装置が奪うことを防止できる。
【0013】
さらに、本発明によれば、上述した構成により、ユーザの操作がない状態が継続した画像送信装置を省電力モードに移行させることができ、画像を送信する必要がない画像送信装置のバッテリーの消費を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施形態による画像表示装置1を用いた画像表示システム100の構成例を示す図である。
図2】画像表示装置の表示画面が複数の画像送信装置に対応して複数の表示領域に分割された構成例を示す図である。
図3】画像表示装置1の表示画面が4分割された4個の表示領域のうち、2個の表示領域が映像ミュートされている状態を示す図である。
図4】画像表示装置1に対して10台の画像送信装置が接続されている場合の接続情報管理データ記憶部131に対して記憶されている接続情報管理テーブルの構成例を示す図である。
図5】本発明の実施形態の画像受信装置1の画像送信装置2との接続の制御を示す動作例を示すフローチャートである。
図6】本発明の実施形態の画像送信装置2の画像受信装置1に対する画像データの送信の制御を示す動作例を示すフローチャートである。
図7】本発明の実施形態の概念を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明における画像送信装置は、省電力モードを有効にしたまま画像表示装置に対して接続状態を維持する。一方、画像表示装置は、省電力モードへの移行によるネットワークにおいて確立された画像伝送系統を一時切断する要求が画像送信装置から通知されると、あたかも当該画像送信装置との画像伝送系統が切断されていないかのように振る舞う。すなわち、一時的に画像伝送系統が切断された画像送信装置に割り当てられていた表示領域に映像ミュート状態を示す画像を表示し、現在接続されている画像送信装置の数を減らすことなく動作を継続する。この後、一時的に画像伝送系統が切断されていた画像送信装置が省電力モードから復帰することで、再びこの画像送信装置が画像表示装置に接続されることにより、一時的に画像伝送系統が切断された画像送信装置に割り当てられていた表示領域に対し、一時的な画像伝送系統の切断から復帰したこの画像表示装置からの画像を表示する。このように画像送信装置および画像受信装置が動作することにより、画像送信装置が省電力モードに移行及び省電力モードからの復帰の各々の動作を繰り返しても、他の画像送信装置に影響を与えることなく動作する機構を有するものである。
【0016】
以下、本発明の実施形態による画像表示装置を用いた画像表示システムについて図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態による画像表示装置1を用いた画像表示システム100の構成例を示す図である。
図1に示すように、画像表示装置1は、複数の画像送信装置、例えば画像送信装置2〜2Nの各々とネットワーク200を介して接続されている。以下、画像送信装置2〜2Nの各々は、機能及び動作をまとめて説明する場合に、あるいはいずれかを特定せずに説明する場合に、単に画像送信装置2と示す。
【0017】
画像表示装置1は、通信装置11、データ処理装置12、記憶装置13及び画像出力装置14を備えている。また、通信装置11は、データ受信部111及びデータ送信部112の各々を備えている。データ処理装置12は、接続情報管理部121及び画像データ処理部122の各々を備えている。記憶装置13は、接続情報管理データ記憶部131及びビデオメモリ132の各々を備えている。画像出力装置14は、画像出力部141を備えている。
【0018】
画像送信装置2(画像送信装置2〜2Nの各々)は、通信装置21、データ処理装置22、記憶装置23、入力装置24及び表示装置25の各々を備えている。また、通信装置21は、データ受信部211及びデータ送信部212の各々を備えている。データ処理装置22は、接続処理部221及び画像データ処理部222の各々を備えている。記憶装置23は、接続識別子データ記憶部231及びビデオメモリ232の各々を備えている。入力装置24は、操作受付部241を備えている。表示装置25は、表示部251を備えている。
【0019】
図2は、画像表示装置の表示画面が複数の画像送信装置に対応して複数の表示領域に分割された構成例を示す図である。
図2(a)は、画像表示装置1の表示画面10が複数に分割されておらず、一台の画像送信装置2に対応した表示領域となっている。また、図2(b)は、画像表示装置1の表示画面10が複数、すなわち表示領域10_1及び10_2の各々に二分割されている。このとき、例えば、画像送信装置2からの画像が表示領域10_1に表示され、画像送信装置2からの画像が表示領域10_2に表示される。
【0020】
図2(c)は、画像表示装置1の表示画面10が複数、すなわち表示領域10_1、10_2、10_3及び10_4の各々に四分割されている。このとき、例えば、画像表示装置2からの画像が表示領域10_1に表示され、画像送信装置2からの画像が表示領域10_2に表示され、画像表示装置2からの画像が表示領域10_3に表示され、画像送信装置2からの画像が表示領域10_4に表示される。
【0021】
上述の説明において、画像表示装置1の表示画面の分割数と、画像表示装置1に対して接続される画像送信装置2の数を同一として説明したが、画像表示装置1の表示画面の分割数と画像表示装置1に接続される画像送信装置2の数とは一致している必要はない。すなわち、表示画面における表示領域は、画像表示装置1に対する画像送信装置2の接続数に関係なく、任意のサイズと個数とで分割することができる。画像送信装置2の接続台数が、画面分割数よりも多い場合は、画像表示装置の表示領域が割り当てられていない画像送信装置2があることを意味している。画像表示装置1の表示領域が画像伝送装置2の各々に割り当てられている場合、画像表示装置1と画像伝送装置2との間にネットワークを介して画像伝送系統が確立されて接続状態となっている。接続情報管理部121は、この画像伝送系統の総数を接続数として管理している。
【0022】
図3は、画像表示装置1の表示画面が4分割された4個の表示領域のうち、2個の表示領域が映像ミュートされている状態を示す図である。図3において、表示装置1の表示画面10が、表示領域10_1、10_2、10_3及び10_4の各々に分割され、この表示領域のうち表示領域10_1及び表示領域10_2の各々が映像ミュートされている。
【0023】
図4は、画像表示装置1に対して10台の画像送信装置が接続されている場合の接続情報管理データ記憶部131に対して記憶されている接続情報管理テーブルの構成例を示す図である。例えば、画像表示装置1に対して、画像送信装置2から210の各々が接続されている。図4に示す接続情報管理テーブルは、レコード毎に、接続番号、接続識別子、表示領域(状態)及び接続ステータスの各々の欄が設けられている。接続番号は、画像表示装置1における、画像送信装置2の各々が接続された順番を示す番号である。画像送信装置2から210の各々は、接続番号#1、…、#10のそれぞれのいずれかに対応して、画像表示装置1に対して接続されている。接続識別子は、接続番号に対応して接続されている画像送信装置に対して付与される、画像送信装置の各々を識別する識別情報である。
【0024】
表示領域(状態)は、接続番号に対応して接続されている画像送信装置2の各々に対する、画像表示装置の表示画面における表示領域それぞれに対する割当ての状態を示している。例えば、接続番号#1が画像送信装置2を示し、接続番号#2が画像送信装置2を示し、接続番号#3が画像送信装置2を示し、接続番号#4が画像送信装置2を示し、接続番号#5が画像送信装置2を示し、接続番号#6が画像送信装置2を示し、接続番号#7が画像送信装置2を示し、接続番号#8が画像送信装置2を示し、接続番号#9が画像送信装置2を示し、接続番号#10が画像送信装置210を示している。
【0025】
ここで、図3の表示画面に対応させた場合、画像送信装置21から画像送信装置24の各々には、それぞれ表示領域2_1、2_2、2_3、2_4が割り当てられている。一方、画像送信装置25から画像送信装置210の各々には、画像表示装置1の表示画面における表示領域が割り当てられていない。表示領域(状態)の欄には、表示領域が割り当てられていない場合、「なし」が示され、表示領域が割り当てられている場合、表示領域の符号(2_1から2_4の各々)が示される。
【0026】
また、表示領域(状態)の欄には、表示領域が割り当てられている場合、表示の状態として、「映像表示中」あるいは「映像ミュート中」とのいずれかが示される。「映像表示中」は、画像送信装置2が省電力モードではなく、通常状態として、画像送信装置2から画像が供給されて、表示領域に表示される状態を示している。一方、「映像ミュート中」は、画像送信装置2が省電力モードであり、画像伝送系統が切断された切断状態として、画像送信装置2から画像が供給されず、表示領域に映像ミュートを示す画像が表示される状態を示している。
【0027】
すなわち、図3に示されるように、画像送信装置21及び22の各々は省電力モードとなり、画像伝送系統が非接続状態となり、表示領域10_1、10_2のそれぞれには、映像ミュートを示す画像が表示されている。一方、表示領域10_3及び10_4の各々には、省電力モードとなっていない画像送信装置23、24それぞからの画像(映像)が供給されて表示されている。
【0028】
接続ステータスは、画像表示装置と接続番号に対応する画像送信装置の各々とのそれぞれの接続が接続中、あるいは画像伝送系統の切断(省電力モードに起因する切断)中であるかの状態を示すステータスである。画像表示装置1への接続が継続されている画像送信装置2の欄には「接続中」が示され、一方、画像表示装置1への接続が省電力モードとなり画像伝送系統が一旦切断された画像送信装置2の欄には「切断中(省電力モード)」が示されている。
【0029】
例えば、図4においては、接続番号#1〜#3、#5、#7及び#9の各々の画像送信装置2の接続ステータスが「接続中」であり、画像表示装置1に対する接続が継続されている。また、接続番号#4、#6、#8及び#10の各々の画像送信装置2の接続ステータスが「切断中」であり、画像表示装置1に対する接続が、画像送信装置2が省電力モードとなり画像伝送系統が一旦切断されている。
【0030】
上述したように、画像表示装置1が、接続情報管理テータ記憶部131における接続情報管理テーブルを用いて、画像送信装置2と自身との画像伝送系統の接続状態を示す接続情報を管理することにより、実際に画像送信装置2が6台(接続番号#1〜#3、#5、#7及び#9)しか接続されていない状態であっても、あたかも画像送信装置2は、10台(接続番号#1から#10の各々)の画像送信装置2が接続されているかのように、画像送信装置2の各々を制御することができる。すなわち、画像送信装置2が省電力モードに移行することにより、画像伝送系統が非接続状態となった場合、接続情報管理部121が管理する接続数は変更されない。
【0031】
本実施形態において、「接続中」は画像送信装置2が画像表示装置1に対して接続された状態を示している。この「接続された状態」とは、画像データをネットワークにおいて転送できる経路として画像伝送系統を確立した状態を示している。TCP(Transmission Control Protocol)を用いる場合、「接続された状態」とは、論理的な通信路(コネクション)を設定した状態、つまりコネクションを確立した状態を示している。コネクションを確立した状態においては、画像データが転送されなくても、コネクションの状態を確認すること等を目的としたパケットの転送が定期的に行われることが一般的である。なお、画像表示装置1と画像送信装置2の各々とが「接続された状態」であっても、画像表示装置1において画像送信装置2の各々に対して表示領域が割り当てられているとは限らない。表示領域が割り当てられていなければ、たとえ画像送信装置2が画像データを転送したとしても、画像表示装置1にその画像データに基づく画像が表示されることはない。
【0032】
また、本実施形態において、「切断中」は像送信装置2が画像表示装置1に対しての画像伝送系統が切断された状態を示している。この画像伝送系統が「切断された状態」とは、画像データを転送できる経路を確立していない状態を示している。TCPを用いる場合には、「切断された状態」とは、データの転送に用いられるポート等の画像伝送系統を解放した状態、つまりコネクション(伝送系統)を解放した状態を示している。コネクションを解放した状態においては、コネクションの状態を確認すること等を目的としたパケットの定期的な転送は、一般的には行われない。
画像表示装置1と画像送信装置2nとの画像伝送系統が「切断された状態」である場合には、画像表示装置1がネットワークを介して画像送信装置2nから画像データを受信することはない。ただし、本実施形態においては、「切断された状態」であっても「切断中(省電力モード)」である場合には、画像表示装置1において接続数が減算されない(後述)。また、「切断中(省電力モード)」である場合には、「切断された状態」であっても、すでに述べたように、画像表示装置1において画像送信装置2の表示領域が割り当てられている場合がある。すなわち、接続情報管理部121は、「切断中(省電力モード)」である場合、管理する接続数を変更しないため、割り当てられている表示領域が「切断中(省電力モード)」となった画像送信装置2に対して割り当てられたままで開放しない。このため、接続情報管理部121は、「切断中(省電力モード)」の画像送信装置2から再接続の要求があり、画像伝送系統の再接続を行った際、接続数を変更することはない。
【0033】
図5は、本発明の実施形態の画像受信装置1の画像送信装置2との接続の制御を示す動作例を示すフローチャートである。
ステップA1:接続情報管理部121は、自身内部に設けられた接続数カウンタを、初期値としての「0」に設定(リセット)する。
【0034】
ステップA2:接続情報管理部121は、ネットワーク200におけるいずれかの画像送信装置2から、データ受信部111を介して接続要求がなされたか否かの検出を行う。このとき、接続情報管理部121は、いずれかの画像送信装置2からの接続要求を検出した場合、処理をステップA3へ進める。一方、接続情報管理部121は、画像送信装置2からの接続要求を検出しない場合、処理をステップA2へ進める。
【0035】
ステップA3:接続情報管理部121は、接続要求を行った画像送信装置2にからの接続要求を示す要求信号に接続識別子が付加されているか否かにより、新規接続か再接続かの判定を行う。すなわち、ここで、新規接続であれば、接続識別子が接続要求を示す要求信号に付加されておらず、一方、再接続であれば、すでに付与されている接続識別子が接続要求を示す要求信号に付加されている。
【0036】
このとき、接続情報管理部121は、画像送信装置2からの接続要求を示す要求信号に付加されている場合、再接続であると判定し(新規接続ではない(N)と判定し)、処理をステップA4へ処理を進める。一方、接続情報管理部121は、画像送信装置2からの接続要求を示す要求信号に接続識別子が付加されていない場合、新規接続であると判定し(Yと判定し)、処理をステップA6へ処理を進める。
【0037】
ステップA4:接続情報管理部121は、接続情報管理テータ記憶部131における接続情報管理テーブルを参照し、回答された接続識別子を検索し、表示領域が割り当てられているか否かの判定を行う。すなわち、接続情報管理部121は、接続情報管理テーブルにおける接続識別子に対応する表示領域(状態)の欄に「なし」が示されているか、表示領域の番号が示されているかの検索を行う。
【0038】
このとき、接続情報管理部121は、接続識別子に対応する表示領域(状態)の欄に「なし」が示されている場合、この接続識別子に対応する画像送信装置2に対して表示領域が割り当てられていないと判定し、この画像送信装置2から画像データを受信する必要がないため、処理をステップA2へ進める。一方、接続情報管理部121は、接続識別子に対応する表示領域(状態)の欄に「表示領域の番号」が示されている場合、この接続識別子に対応する画像送信装置2に対して表示領域が割り当てられていると判定し、この画像送信装置2から画像データを受信して、図示しない表示装置に表示するため、処理をステップA5へ進める。
【0039】
ステップA5:接続情報管理部121は、接続情報管理テータ記憶部131における接続情報管理テーブルにおいて、接続識別子に対応する画像送信装置2の接続ステータスを「切断中(省電力モード)」から、「接続中」に書き換え、かつ表示領域(状態)を表示領域の番号(映像表示中)に書き換えて変更する。接続情報管理部121は、画像送信装置2に対して画像データを送信するように要求する。
【0040】
画像データ処理部122は、画像送信装置2からの画像データをデータ受信部111を介して受信し、画像データの表示装置の特性に対応させるγ補正などの画像処理を行い、画像処理後の画像データをビデオメモリ132に対して書き込む。そして、画像出力部141は、ビデオメモリ132に書き込まれている画像データを、表示装置の表示画面における上記接続識別子に対応する番号の表示領域に対して表示する。
【0041】
ステップA6:接続情報管理部121は、接続要求している画像送信装置2が新規接続である場合、自身の接続数カウンタを参照し、現在、管理下にある画像送信装置2の数(接続数カウンタのカウント数)が予め設定されている接続最大数か否かの判定を行う。すなわち、接続情報管理部121は、接続要求している画像送信装置2を新たに接続させることにより、上記接続最大数を超えるか否かの判定を行う。
【0042】
このとき、接続情報管理部121は、接続要求している画像送信装置2を新たに接続させることにより、接続最大数を超える(Y)場合、新たな画像送信装置2の接続が行えないため処理をステップA10へ進める。一方、接続情報管理部121は、接続要求している画像送信装置2を新たに接続させても、接続最大数を超えない(N)場合、新たな画像送信装置2の接続が行えるため処理をステップA7へ進める。
【0043】
ステップA7:接続情報管理部121は、接続要求している画像送信装置2に対して接続識別子を付与する。そして、接続情報管理部121は、接続情報管理テータ記憶部131における接続情報管理テーブルに対し、上記画像送信装置2の接続識別子を書き込む。また、接続情報管理部121は、接続数カウンタのカウント数をインクリメント(「1」を加算)する。
【0044】
ステップA8:接続情報管理部121は、接続要求している画像送信装置2に対して、ステップA7において付与した接続識別子を送信し、接続が正常に行えたことを送信する。
【0045】
ステップA9:接続情報管理部121は、新たに接続した画像送信装置2に対して、表示装置の表示画面における表示領域の割当てを行う。また、接続情報管理部121は、接続情報管理テータ記憶部131における接続情報管理テーブルに対し、上記画像送信装置2に割り当てた「表示領域の番号」を表示領域(状態)の欄に、接続ステータスの欄に「接続中」を書き込んで記憶させる。
これにより、画像データ処理部122は、新たに接続した画像送信装置2に対して画像データを送信するように要求する。
【0046】
そして、画像データ処理部122は、画像送信装置2からの画像データをデータ受信部111を介して受信し、画像データの表示装置の特性に対応させるγ補正などの画像処理を行い、画像処理後の画像データをビデオメモリ132に対して書き込む。そして、画像出力部141は、ビデオメモリ132に書き込まれている画像データを、表示装置の表示画面における上記接続識別子に対応する番号の表示領域に対して表示する。
【0047】
ステップA10:接続情報管理部121は、接続情報管理部121は、接続要求している画像送信装置2を新たに接続させることにより、接続最大数を超えるため、新たな画像送信装置2の接続が行えないことを示す接続エラーの信号を、接続要求している画像送信装置2に対して送信する。
【0048】
ステップA11:接続情報管理部121は、現在接続されている画像送信装置2のいずれかから、画像伝送系統の切断要求が供給されたか否かの検出を行う。このとき、接続情報管理部121は、画像送信装置2から画像伝送系統の切断要求が供給された場合、画像伝送系統の切断処理を行うため、処理をステップA12へ進める。一方、接続情報管理部121は、画像送信装置2から画像伝送系統の切断要求が供給されない場合、処理をステップA2へ進める。
【0049】
ステップA12:接続情報管理部121は、画像送信装置2からの画像伝送系統の切断要求が省電力モードに移行したための切断要求であるか否かの判定を行う。このとき、接続情報管理部121は、画像送信装置2からの画像伝送系統の切断要求が省電力モードに移行したためである(Y)場合、処理をステップA13へ進める。一方、接続情報管理部121は、画像送信装置2からの画像伝送系統の切断要求が省電力モードに移行したためでなく、一般的な画像伝送系統の切断要求である(N)場合、処理をステップA15へ進める。
【0050】
ステップA13:接続情報管理部121は、画像送信装置2からの画像伝送系統の切断要求が省電力モードに移行した場合、接続情報管理テータ記憶部131における接続情報管理テーブルを参照し、切断要求した画像送信装置2の接続識別子に基づき、表示装置の表示領域が割り当てられているか否かの判定を行う。このとき、接続情報管理部121は、切断要求した画像送信装置2に対して、表示装置の表示領域が割り当てられている場合、処理をステップA14に進める。一方、接続情報管理部121は、切断要求した画像送信装置2に対して、表示装置の表示領域が割り当てられていない場合、接続ステータスを「切断中(省電力モード)」に書き換え、処理をステップA2に進める。
【0051】
ステップA14:画像データ処理部122は、映像ミュートの画像をビデオメモリ132における切断要求した画像送信装置2に割り当てた表示領域に対応したアドレスに書き込む。これにより、画像出力部141は、画像送信装置2に割り当てた表示領域に対し、映像ミュートの画像を表示する(例えば、図3参照)。そして、接続情報管理部121は、接続情報管理テータ記憶部131における接続情報管理テーブルにおいて、接続識別子に対応する画像送信装置2の接続ステータスを「接続中」から、「切断中(省電力モード)」に書き換え、かつ表示領域(状態)を表示領域の番号(映像ミュート中)に書き換えて変更する。
【0052】
ステップA15:接続情報管理部121は、接続情報管理テータ記憶部131における接続情報管理テーブルから、画像伝送系統の切断要求した画像送信装置2の情報(レコード)を削除する。これにより、接続情報管理部121は、画像伝送系統の切断要求した画像送信装置2に割り当てられていた表示領域の開放を行う。
【0053】
ステップA16:接続情報管理部121は、接続数カウンタのカウント数をデクリメント(「1」を減算)し、処理をステップA2へ進める。
【0054】
図6は、本発明の実施形態の画像送信装置2の画像受信装置1に対する画像データの送信の制御を示す動作例を示すフローチャートである。
ステップB1:接続処理部221は、データ送信部212を介して画像表示装置1に対し、接続要求を送信する。
【0055】
ステップB2:接続処理部221は、上記接続要求に対応して、画像表示装置1からの接続識別子の受信の有無を確認する。このとき、接続処理部221は、接続識別子が供給された場合、画像表示装置1において接続要求に対応した接続が行われたと判定し(Y)、処理をステップB3へ進める。
【0056】
ステップB3:接続処理部221は、画像表示装置1から供給された接続識別子を接続識別子データ記憶部231に書き込んで記憶させる。
そして、画像データ処理部222は、ビデオメモリ232に記憶されている画像データを読み出し、読み出した画像データをデータ送信部212を介して、画像表示装置1に対して出力する。
【0057】
また、画像データ処理部222は、読み出した上記画像データを、γ補正などの画像処理を行った後、表示装置25に対して出力する。これにより、表示装置25は、表示部251の表示画面に、画像データ処理部222から供給される画像データを表示する。
また接続処理部221は、自身内部のタイマーを「0」に設定(リセット)し、カウントを開始させる。
上述した処理により、接続処理部221は、画像送信装置2の画像表示装置1に対する接続処理を完了する。
【0058】
ステップB4:接続処理部221は、画像表示装置1との画像伝送系統を切断する切断操作が、操作受付部241から入力されたか否かの検出を行う。このとき、接続処理部221は、画像表示装置1との画像伝送系統を切断する切断操作が操作受付部241から入力された場合(Y)、処理をステップB12に進める。一方、接続処理部221は、画像表示装置1との画像伝送系統を切断する切断操作が操作受付部241から入力されない場合(N)、処理をステップB5に進める。
【0059】
ステップB5:接続処理部221は、上記タイマーの計時時間を読み出し、読み出した計時時間が所定の一定時間を経過しているか否かの判定を行う。このとき、接続処理部221は、タイマーの計時時間が所定の一定時間を経過している場合(Y)、処理をステップB6へ進める。一方、接続処理部221は、タイマーの計時時間が所定の一定時間を経過していない場合(N)、処理をステップB4へ進める。
【0060】
ステップB6:接続処理部221は、操作入力が一定時間ないため、省電力モードに移行する必要がある。これにより、接続処理部221は、画像表示装置1に対して画像データの送信が行えなくなるため、画像表示装置1に対して省電力モードに移行する必要性による画像伝送系統の切断を示す切断要求を送信する。また、接続処理部221は、上記「省電力モード移行による画像伝送系統の切断要求(所定の切断要求)」を、「省電力モードへの移行通知(所定の通知)」と「切断要求通知」に分けて、画像表示装置1に対して送信する構成としても良い。
【0061】
ステップB7:そして、画像表示装置2は、省電力モードに移行による画像伝送系統の切断要求を送信した後、省電力モードに移行する。
【0062】
ステップB8:画像送信装置2は、操作受付部241を介して、自身への操作入力が供給された場合、省電力モードから通常の動作モードに移行する(復帰する)。
【0063】
ステップB9:接続処理部221は、省電力モードから復帰した後、画像表示装置1に対して、再び画像送信装置2を画像表示装置1に対して接続させる再接続の要求(すでに述べた接続要求を示す要求信号)を送信する。このとき、接続処理部221は、接続識別子データ記憶部231から自身に負荷されている接続識別子を読み出し、再接続の要求に付加して画像表示装置1に対して送信する。
【0064】
ステップB10:接続処理部221は、画像表示装置1から画像データの送信を供給する信号を受信すると、正常に画像表示装置1に再接続されたことを検出する。これにより、画像データ処理部222は、ビデオメモリ232に記憶されている画像データを読み出し、読み出した画像データをデータ送信部212を介して、画像表示装置1に対して出力する。
【0065】
ステップB11:接続処理部221は、画像表示装置1に対して送信した接続供給に対応し、新たな画像送信装置2の接続が行えないことを示す接続エラーの信号が供給された場合、この接続エラーを示す情報を表示装置25に対して出力する。これにより、表示装置25は、表示部251の表示画面に、画像表示装置1との接続が行えなかったことを示す接続エラーを表示し、画像表示装置1との接続が失敗したことを通知する。
【0066】
ステップB12:接続処理部221は、省電力モードによる画像伝送系統の切断ではなく、操作受付部241から入力される切断操作による画像伝送系統の切断要求を、画像表示装置1に対して送信する。そして、画像データ処理部222は、ビデオメモリ232の画像データを画像表示装置1に対して出力する処理を停止する。
【0067】
上述した構成により、本実施形態によれば、複数の画像送信装置2と画像表示装置1とをネットワーク200を介して画像データを伝送する際に、ユーザの操作がない状態が継続した場合には、画像送信装置1を省電力モードに移行させて、画像表示装置1に対する画像伝送系統の切断を行わせることができ、かつ、画像表示装置2は、表示画面に映像ミュートを示す画像が表示されているため、あたかも画像送信装置1が接続しているかのように制御することができる。
【0068】
また、本実施形態によれば、画像送信装置2が省電力モードに移行してからも、接続情報管理データテーブルにおけるこの画像送信装置2の管理を、与えた接続識別子に基づいて継続しているため、省電力モードから復帰するまでの間に、この画像送信装置2とは異なる他の画像送信装置2が画像表示装置1に接続することにより、省電力モードに移行した画像送信装置1に割り当てられている表示領域を、上記他の画像送信装置1が奪うことを防止できる。
【0069】
さらに、本実施形態によれば、画像表示装置1の管理下に置いたまま、ユーザの操作がない状態が継続した画像送信装置2を、他の画像送信装置2に表示領域を奪われることを抑制して、省電力モードに移行させることができ、画像を送信する必要がない画像送信装置2のバッテリーの消費を抑制することができる。
【0070】
図7は、本発明の実施形態の概念を説明する図である。図7において、本発明の実施形態における画像表示装置1は、ネットワーク200を介して複数の画像送信装置2、すなわち画像送信装置2から画像送信装置2の各々と通信部120を介して接続されている。画像表示装置1は、画像送信装置2から画像送信装置2の各々から送信される画像データそれぞれを、表示装置の表示画面(不図示)を分割した表示領域に同時に表示する。この表示画面の表示領域の各々は、画像送信装置2それぞれに対応して割り付けられており、対応する画像送信装置2からの画像データが同時に表示される。
【0071】
画像送信装置2は、一定時間において操作入力が無い場合、省電力モードに移行し、画像送信装置1と通信部120との接続(画像伝送系統)を一旦切断する。
そして、接続情報管理部110は、省電力モードに移行した画像送信装置2から画像表示装置1への画像伝送系統が切断された際、画像表示装置1に接続されている画像送信装置2の接続数を変化させずに、省電力モードに移行した画像送信装置2が接続が継続されている状態とする。また、接続情報管理部110は、画像伝送系統が切断された、省電力モードに移行した画像送信装置2に割り付けられている(対応する)表示領域に対して、画像伝送系統が切断された省電力モードに移行した画像送信装置2が接続されているように視認させる映像ミュートを示す画像を表示させる。
【0072】
これにより、画像送信装置2が省電力モードに移行して、一旦、画像表示装置1との画像伝送系統が切断された際、省エネモードに移行した画像送信装置2が継続して接続されているように制御されるため、省電力モードから復帰するまでの間に、この画像送信装置2とは異なる他の画像送信装置2が画像表示装置1に画像伝送系統を接続することにより、省電力モードに移行した画像送信装置1に割り当てられている表示領域を、他の画像送信装置1が奪うことを防止できる。
【0073】
また、図1の画像表示装置における複数の画像送信装置から送信される画像データを、画像表示装置の表示画面を複数に分割した表示領域に割り当てて表示する際、省電力モードに移行した画像送信装置に割り当てた表示領域に映像ミュートを示す画像を表示し、当該画像送信装置との接続が仮想的に行われているようにする処理を、画像表示装置における制御機能を実現するためのコントロールを外部コンピュータシステムによって行てもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0074】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0075】
上述した画像表示方法及び画像表示装置は、複数の画像送信装置と画像表示装置プロジェクターを、ネットワークを介して画像伝送系統を確立して接続し、映像を伝送する方法において、画像送信装置が省電力モードに移行し、環境に配慮した動作が可能な画像伝送方式において適切な分割表示を実現する上で有効となる。
【符号の説明】
【0076】
1…画像表示装置
2,2,2,2…画像送信装置
11,21…通信装置
12,22…データ処理装置
13,23…記憶装置
14…画像出力装置
24…入力装置
25…表示装置
111,211…データ受信部
112,212…データ送信部
131…接続情報管理データ記憶部
132,232…ビデオメモリ
200…ネットワーク
231…接続識別子データ記憶部
241…操作受付部
251…表示部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7