(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6876350
(24)【登録日】2021年4月28日
(45)【発行日】2021年5月26日
(54)【発明の名称】建屋
(51)【国際特許分類】
F24F 7/06 20060101AFI20210517BHJP
F24F 7/08 20060101ALI20210517BHJP
F24F 7/10 20060101ALI20210517BHJP
【FI】
F24F7/06 L
F24F7/08 Z
F24F7/10 Z
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2020-216128(P2020-216128)
(22)【出願日】2020年12月25日
【審査請求日】2020年12月25日
(31)【優先権主張番号】特願2020-105268(P2020-105268)
(32)【優先日】2020年6月18日
(33)【優先権主張国】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517240263
【氏名又は名称】有限会社タック・ケン
(74)【代理人】
【識別番号】100083068
【弁理士】
【氏名又は名称】竹中 一宣
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100165489
【弁理士】
【氏名又は名称】榊原 靖
(72)【発明者】
【氏名】竹内 伸夫
【審査官】
黒田 正法
(56)【参考文献】
【文献】
特開昭61−259038(JP,A)
【文献】
特開2019−070480(JP,A)
【文献】
特開2013−124815(JP,A)
【文献】
特開2004−270979(JP,A)
【文献】
特開2003−003584(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 7/00 − 7/10
E04B 1/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
床下より外気を吸込み、床角隅、及び室内角隅を経由し、屋根裏の棟から室内空気を排気する複数の真上流路を備えた建屋において、
前記複数の真上流路は、前記床角隅、及び前記室内角隅にそれぞれ形成し、
この複数の真上流路の下端は、前記床角隅に形成した複数の吸込口に、また、この複数の真上流路の上端は、前記室内角隅に開口した複数の吹出口、及び前記屋根裏の複数の排気口に、それぞれ連係し、
前記複数の吸込口は、前記建屋の床下角隅に形成した複数の角隅吸込口に、それぞれ連係し、
前記排気口には、排気用の送風機を配備し、
た構成であって、
前記複数の真上流路を流れる複数の第1空気流の流れにより、前記室内空気を誘引し、この複数の室内空気の流れは、複数の第2空気流となり、
前記複数の吸込口と、前記室内角隅の前記複数の吹出口に連係した前記複数の第1空気流は、前記建屋の各角隅に形成するとともに、この建屋の各角隅に、前記複数の第1空気流用の送風機を付設する
構成とした建屋。
【請求項2】
前記真上流路、前記第2空気流、及び前記屋根裏に、それぞれ、送風機(10a)、送風機(10b)、及び送風機(10c)を配備する構成とした請求項1に記載の建屋。
【請求項3】
前記複数の吸込口、及び/又は、前記排気口にシャッタを配備し、このシャッタは、前記建屋に備えたセンサの働きで、自動開閉する構成とした請求項1に記載の建屋。
【請求項4】
前記排気用の送風機で、前記排気口より、前記建屋の空気を排出する構成とした請求項1に記載の建屋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コロナウイルスの感染を回避できる三密解消を可能とした建屋(本発明で、建屋とは、例えば、部屋、カラオケルーム、個室等を含む概念である)に関する。
【背景技術】
【0002】
コロナウイルスの感染を拡大しうる三密状態を回避するために、下記のようなことが必要とされている。
【0003】
即ち、三密状態とは、密閉、密集、密接であり、この三密解消が、新型コロナウイルス感染症の予防に有効である。従って、政府や自治体は、三密を避けてほしい、と繰り返し呼び掛けている。
【0004】
理由は、次の通りである。「換気の悪い密閉空間」と、「多数が集まる密集場所」と、「間近で会話や発声をする密接場面」であって、これら三つの条件が重なると、感染者の集団発生が起きやすいことが国内外の調査で分かっている。例えば、屋形船、ライブハウス、懇親会等の場で集団感染が確認されていることが理由である。
【0005】
具体的には、三密状態において、会話等で飛び散る飛沫に含まれるコロナウイルスを吸い込みやすい環境回避を含み、併せて軽症や自覚症状がない人からの感染によるコロナウイルスを排除することで、目的とする新型コロナウイルスを、望ましくは、徹底的に排除する。
【0006】
例えば、周知の如く、東京都においては、ナイトクラブ等接待を伴う夜間営業の飲食店で感染が疑われる事例が多発し、某知事殿は、2020年3月30日、これらの店やカラオケ店等の利用を当面自粛するよう要請した。
【0007】
しかしながら、現状では、室内の汚染空気を、屋外に排気し、コロナウイルスの排除と、三密解消を可能とした構成の建屋に関しては、明確な考えと構造は提案されていないと考える。
【0008】
以上のような要望を踏まえて、現状を考察すると、具体的な指針は示されていないことと、構造の提案はないものと考える。
【0009】
室内空気換気を図る発明として、特開2017−161166号公報(特許文献1)に記載の発明がある。構成は、床下空気を床面の吸込口から、壁面に沿って真上に送り、天井の吹出口より室外に排気することと、室内の天井に付設した換気扇を利用し、室内空気を、前記壁面に向かって送り、この壁面を流れる室内空気(汚染空気)に合体し、この汚染空気も効率的に換気する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0010】
【非特許文献1】佐賀新聞LiVE <新型コロナ>3つの「密」三密なぜ駄目?集団感染起きやすいhttps://www.saga―s.co.jp/articles/―/510276
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特開2017−161166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
特許文献1においては、室内換気に有効であるが、汚染空気を、真上に流れる流路(直上流路)に効率的に誘引するには、第1ファンと第2ファンのマッチングを図る必要があり、構造が複雑となる。
【課題を解決するための手段】
【0013】
そこで、本発明は、室内の汚染空気を、屋外に排気し、コロナウイルスの排除と、三密解消を可能とした構成の建屋に関して提案し、前述した課題を解決するために、後述する請求項1〜請求項4を開示する。
【発明の効果】
【0014】
請求項1では、
床下より外気を吸込み、床角隅、及び
室内角隅を経由し、屋根裏の棟から室内空気を排気する複数の真上流路を備えた建屋
において、
複数の真上流路は、
床角隅、及び室内角隅にそれぞれ形成し、
複数の真上流路の下端は、
床角隅に形成した複数の吸込口に、また、複数の真上流路の上端は、
室内角隅に開口した複数の吹出口、及び屋根裏の複数の排気口に、それぞれ連係し、
複数の吸込口は、建屋の
床下角隅に形成した複数の角隅吸込口に、それぞれ連係し、
排気口には、排気用の送風機を配備し、
た構成であって、
複数の真上流路を流れる複数の第1空気流の流れにより、室内空気を誘引し、複数の室内空気の流れは、複数の第2空気流となり、
複数の吸込口と、室内角隅の複数の吹出口に連係した複数の第1空気流は、建屋の各角隅に形成するとともに、建屋の各角隅に、複数の第1空気流用の送風機を付設する
構成とした建屋である。
【0015】
請求項1は、建屋の
各角隅の真上流路と、この真上流路の流れに、室内空気を誘引し、
各角隅には、第1空気流の垂直な流路を形成する。即ち、第1空気流用の送風機を付設する構成であり、真上流路(垂直な流路)を形成できる。また
、請求項1は、第1空気流で、室内を移動する第2空気流を誘引すること
で、室内の汚染空気を、第2空気流により建屋の角隅に誘引し、その後、垂直な流路を介して、屋根空間に吹き出し、この汚染空気を、排気口と換気用の送風機を介し、室外に排気できる利点がある。
【0016】
請求項2では、
真上流路、第2空気流、及び屋根裏に、それぞれ、送風機(10a)、送風機(10b)、及び送風機(10c)を配備する構成とした建屋である。
【0017】
請求項2は、請求項1の目的達成と、その為に最適な送風機の配備を提供する。
【0018】
請求項3では、
複数の吸込口、及び/又は、排気口にシャッタを配備し、シャッタは、建屋に備えたセンサの働きで、自動開閉する構成とした建屋である。
【0019】
請求項3は、請求項1の目的達成と、最適なシャッタの配備と、その自動制御手段の提供である。
【0020】
請求項4では、
排気用の送風機で、排気口より、建屋の空気を排出する構成とした建屋である。
【0021】
請求項4は、請求項1の目的達成と、最適な排気口の提供である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】建屋が日本家屋(一例)である第1例であり、澱み空気、及び室内空気を、真上流路により室内全体換気を達成する(三密解消を図る)一例を示した断面模式図
【
図2】
図1の屋根欠截で室内空気の流れを、かつ天井、及び/又は、床欠截で吹出口と吸込口を、それぞれ示した俯瞰模式図
【
図3】(イ)
図1の建屋全体の空気の流れを示した模式図、(ロ)別の実施例による
図1の建屋全体の空気の流れを示した模式図
【
図4】
図3において、(イ)無風の場合に、屋根裏に設けたファン稼働による屋根裏の空気の流れを示した模式図、(ロ)屋根裏を流れる自然風による屋根裏の空気の流れを示した模式図
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の各実施例を、図面に基づき、順に説明するが、この説明と各図面に限定されない。従って、説明と各図面に基づいて、概念が類似、又は符合するものは、本発明の範疇である。
【0024】
図1、
図3は、一例であり、建屋1が日本家屋の場合であり、建屋1は、例えば、屋根2と、この屋根2を支える壁3及び天井4と、壁3を支える床5と、床5を支える床下6で構成され、この天井4、壁3、及び床5で仕切られた空間が室内100であり、この建屋1の外側が室外101となる。図中102は建屋1の棟を示す。
【0025】
図1、
図4(イ)、(ロ)において、屋根2は、屋根空間200(屋根裏)を備えていて、この屋根2の長手方向(棟方向)の壁2a、2a(対の構造では、単に壁2aとする。以下同じ)には、それぞれ(それぞれには、一方も含む。以下同じ)送風機10を備えるとともに、それぞれ排気口11を備えている。排気口11にはそれぞれシャッタ12を備える。尚、屋根2は尖がり屋根も有り得る(図示しない)。シャッタ12は、送風機10の稼働中は、開放される。例えば、
図4(イ)の通りである。唯、強風時には、自動で開放される。例えば、
図4(ロ)の通りである。排気口11の開放を利用して、屋根空間200の汚染空気Aを、排気口11から室外に排気する。
【0026】
図2に、建屋1の屋根2を欠截した上で、室内100の空気の流れと、後述する角隅吹出口15、角隅吸込口16、及び外気角隅吸込口21を俯瞰視した俯瞰模式図を示す。図中カットAは、建屋1の屋根2に加えて天井4をカットした状態における俯瞰模式図で、さらに、カットBは建屋1の屋根2に加えて天井4と床5をカットした状態における、床下空間600の俯瞰模式図を示す。汚染空気Aが第2空気流A2により建屋1の角隅に
誘引されることを示している。
【0027】
図3(イ)、(ロ)の如く、天井4には、それぞれの角隅に、後述する真上流路20に繋がる角隅吹出口15を形成する。これにより、真上流路20を介して、送られてくる汚染空気Aを屋根空間200に吹き出す構造である。尚、角隅吹出口15に、図示しないが、シャッタを備え、角隅の箇所を、自由に開閉できる構造とすることも有効である。例えば、人の過密度、汚染空気の発生有無に有効であり、かつ省エネに役立つことが考えられる。
【0028】
図3(イ)の如く、壁3は、後述する床5の角隅に開口した角隅吸込口16から送られる空気を、床5から天井4に送る真上流路20を、それぞれの角隅に、形成する。この真上流路20の形成は、天井4のそれぞれの角隅に開口した角隅吹出口15から屋根空間200に吹き出される汚染空気Aの流量と風速の働きによる。そして、この汚染空気Aの流れを第1空気流A1と称する。また、この第1空気流A1は、室内100の中を流れるか、又は留まる空気(澱んだ空気)を引き寄せる働きがあって、室内100の換気を促進する。そして、この室内100の中を流れるか、又は留まる空気(澱んだ空気)を引き寄せる働きを、第2空気流A2と称する。また、壁3の近辺は、空気が澱み易くなり、この澱んだ汚染空気Aは、第1空気流A1に
誘引されて、角隅吹出口15に送られる。また、
図3(ロ)の如く、角隅吸込口16をスリット形状とし、角隅吸込口16から室内100に導入する空気量を調整しても良い。
【0029】
図3(イ)、(ロ)において、天井4のそれぞれの角隅には、前述した角隅吹出口15が複数形成されており、角隅吹出口15からの汚染空気Aは、屋根2の壁2aに開口した排気口11と、送風機10の働きで、屋根空間200を経由し、室外101に排気される。これらのそれぞれの空気の流れは、
図3(イ)、(ロ)と
図4(イ)、(ロ)に矢視してある。
【0030】
図3(イ)、(ロ)において、床5のそれぞれの角隅には、角隅吸込口16が複数形成されており、角隅吸込口16は、床下6の床下空間600に繋がり、かつ床下6の壁6aの角隅に形成した複数の外気角隅吸込口21に繋がる構造である。従って、外気は、外気角隅吸込口21より、床下空間600に至った後、角隅吸込口16を経て、第1空気流A1の流れとなる。即ち、新鮮な外気を室内100に取り入れ、換気の促進、及び/又は、希釈化を図る。この外気角隅吸込口21にもシャッタを付設することが有り得る。
【0031】
以上で説明したように、本発明では、次のような空気(新鮮な外気と汚染空気A)の流れとなる。即ち、外気は、室外101→外気角隅吸込口21→床下空間600→床5の角隅吸込口16(床5)→真上流路20(第1空気流A1であり、原則として汚染空気A)、及びこの第1空気流A1で惹起される室内空気の流れ(汚染空気Aであり、第2空気流A2)→天井4の角隅吹出口15→屋根2の屋根空間200→排気口11→室外101となる。尚、床下空間600は空気の冷暖化に役立てる。
【0032】
前述した空気のそれぞれの流れは、室内100の真上流路20の流れを軸に、室内100の空気の流れ、併せて屋根2、及び屋根空間200の空気の流れを示す。これにより、建屋1全体の空気の流れを介して、建物1全体の換気が、スムーズ、かつ効率的に可能となる。この空気の流れは、
図3(イ)、(ロ)と
図4(イ)、(ロ)に示してある。
【0033】
前述の如く、
図4(イ)は、送風機10等の稼働による屋根2と屋根空間200の空気の流れを示した状態である。外気に流れが無いときを想定した。また、
図4(ロ)は、自然換気による屋根2と屋根空間200の空気の流れを示した状態であり、強風下において、有効性がある。
【0034】
また、
図3(ロ)の如く、それぞれの第1空気流A1の流路に、送風機10aか、併せて、それぞれの第2空気流A2の流路に、補助用の送風機10bを付設し、その流れを促進することも可能である。即ち、第1・2空気流A1、A2の強制換気を促すことがよい。図中10cは屋根2に付設した送風機で、屋根空間200に留まる汚染空気Aの流れを促進する。これらの送風機10a〜10cは必要により配備される。換気促進のためには、配備することが望ましい。
【0035】
前述した各送風機10a〜10c、シャッタ12等の機器は、図示しない制御機構でコントロールすることも考えられ、建屋1の自動換気の実効性と、省エネ、三密回避に有効である。
【0036】
前述した角隅とは、例えば、建物1が四辺(四つの壁3を備える)とした例では、二つの壁3、3が90°で連係する角隅であり、この角隅、及び/又は、その近接箇所に真上流路20が形成されることが、理想であり、かつ角隅吸込口16、及び角隅吹出口15も同じように、角隅、及び/又は、その近接箇所に形成することが理想である。
【0037】
図示しないが、室内100の全体換気促進、三密回避の迅速化等を意図し、外気角隅吸込口21、角隅吸込口16、又は角隅吹出口15の開設箇所は、数を多くすることも有効である。例えば、開設箇所では、壁6a、壁3、及び/又は、屋根2の壁2aの内側、或いは床5、天井4等の室内100、及び/又は、屋根空間200の適所の何れかに、吸込口、又は吹出口を開設することも有効である。即ち、空気換気量の拡充を確保と、全体換気の促進などを考える趣旨である。
【0038】
前述した角隅吹出口15、角隅吸込口16、排気口11、又は外気角隅吸込口21とか、吸込口等は、例えば
図3(ロ)に示すように、口、孔の形状に限らず、例えば、スリット、細孔、透孔、メッシュ、長孔等の形態とか、又は隙間等の全ての形態を採用可能であり、必要とする箇所、例えば、床5、天井4、壁3、及び/又は、床下6等に最適な空気通を利用できる。これにより、各場所の景観を損ねず、また建物1の形態にマッチングできる。換言すると、景観、構造とか、強度維持の全ての要望に応え得る。
【0039】
前述した、各実施例は、好ましい一例である。この各実施例の趣旨の範囲において、構成の一部を変更する構造、又は同じ特徴と効果を達成できる構造、等は、本発明の範疇である。
【符号の説明】
【0040】
1 建屋
100 室内
101 室外
102 棟
2 屋根
2a 壁
200 屋根空間
3 壁
4 天井
5 床
6 床下
6a 壁
600 床下空間
10 送風機
10a 送風機
10b 送風機
10c 送風機
11 排気口
12シャッタ
15 角隅吹出口
16 角隅吸込口
20 真上流路
21 外気角隅吸込口
A 汚染空気
A1 第1空気流
A2 第2空気流
【要約】 (修正有)
【課題】室内の汚染空気を、屋外に排気し、コロナウイルスの排除と、三密解消を可能とした構成の建屋を提供する。
【解決手段】床下より外気を吸込み、床・室内の角隅より、屋根裏の棟から室内空気を排気する複数の真上流路を備え、複数の真上流路は、室内の角隅に形成し、真上流路下端は、室内の床の角隅に形成した外気角隅吸込口に、真上流路上端は、建屋の天井の角隅吹出口、及び屋根裏の複数の排気口、それぞれ連係し、外気角隅吸込口は、床下空間と壁角隅の角隅吸込口に、それぞれ連係し、屋根の建屋妻面に送風機を配備し、室内空気の第2空気流の流れは、真上流路を流れる第1空気流によって形成し、第1空気流、及び第2空気流で、室内全体の換気促進を図る建屋である。
【選択図】
図1