特許第6876429号(P6876429)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三晃金属工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6876429-鋼製屋根自動施工装置 図000002
  • 特許6876429-鋼製屋根自動施工装置 図000003
  • 特許6876429-鋼製屋根自動施工装置 図000004
  • 特許6876429-鋼製屋根自動施工装置 図000005
  • 特許6876429-鋼製屋根自動施工装置 図000006
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6876429
(24)【登録日】2021年4月28日
(45)【発行日】2021年5月26日
(54)【発明の名称】鋼製屋根自動施工装置
(51)【国際特許分類】
   E04D 15/04 20060101AFI20210517BHJP
【FI】
   E04D15/04 L
【請求項の数】9
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-255486(P2016-255486)
(22)【出願日】2016年12月28日
(65)【公開番号】特開2018-105083(P2018-105083A)
(43)【公開日】2018年7月5日
【審査請求日】2019年11月26日
(73)【特許権者】
【識別番号】000175973
【氏名又は名称】三晃金属工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100080090
【弁理士】
【氏名又は名称】岩堀 邦男
(72)【発明者】
【氏名】中島 正実
【審査官】 前田 敏行
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−047853(JP,A)
【文献】 特開2001−220870(JP,A)
【文献】 特開平11−207600(JP,A)
【文献】 特開2011−236595(JP,A)
【文献】 特開平07−197554(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04D 15/00−15/07
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋼製屋根の畝状山形部が長尺に延びる方向を進退方向と称し、水平かつ、進退方向に直交する方向を幅方向と称することとしたときに、前記鋼製屋根の畝状山形部を幅方向に跨ぐ一対の脚と、前記一対の脚に支持された台座と、前記台座に据えられたモータと、前記台座下面に設けられ、前記畝状山形部の側部を幅方向から挟持し、前記モータで駆動される一対のローラと、電磁波の作用で物体の有無若しくは物体までの距離を計測する第1光学式センサと、を有し、該第1光学式センサは、前記一対の脚に跨られる前記鋼製屋根の畝状山形部が存すべき向きに向けられ、前記一対の脚の進退方向両側の少なくとも一方の端部に設けられ、電磁波の作用で物体の有無若しくは物体までの距離を計測する第2光学式センサを有し、該第2光学式センサは、前記一対の脚の少なくとも一方の脚の前進方向端部に前進する向きに向けて設けられ、更に前記一対の脚の少なくとも一方の脚の後退方向端部に後退する向きに向けて設けられていることを特徴とする鋼製屋根自動施工装置。
【請求項2】
請求項1に記載の鋼製屋根自動施工装置において、少なくとも幾つかの前記第1光学式センサは、前記一対の脚の間の空間に向けられ、前記一対の脚の少なくとも一方の脚に設けられていることを特徴とする鋼製屋根自動施工装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の鋼製屋根自動施工装置において、少なくとも幾つかの前記第1光学式センサは、前記一対の脚の両脚間の、幅方向中央付近から進退方向に張り出した支持具の下面に下向き若しくは前記進退方向から下向き寄りに向けて設けられたことを特徴とする鋼製屋根自動施工装置。
【請求項4】
請求項1に記載の鋼製屋根自動施工装置において、少なくとも幾つかの前記第1光学式センサは、前記一対の脚の間の空間に向けられ、前記一対の脚の少なくとも一方の脚に設けられ、その他の前記第1光学式センサの内の、少なくとも幾つかの前記第1光学式センサは、前記一対の脚の両脚間の、幅方向中央付近から進退方向に張り出した支持具の下面に下向き若しくは前記進退方向から下向き寄りに向けて設けられていることを特徴とする鋼製屋根自動施工装置。
【請求項5】
請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のいずれか1項に記載の鋼製屋根自動施工装置において、前記第1光学式センサが物体を検出している間は、前記一対のローラの駆動によって前進し、前記第1光学式センサによる前記物体の検出が途切れたときには、前記一対のローラの駆動を停止することを特徴とする鋼製屋根自動施工装置。
【請求項6】
請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のいずれか1項に記載の鋼製屋根自動施工装置において、前記第1光学式センサが物体を検出している間は、前記一対のローラの駆動によって前進し、前記第1光学式センサによる前記物体の検出が途切れたときには、前記一対のローラの駆動を停止し、その後、前記一対のローラを逆転動作させて所定距離だけ後退させた後に再び前記一対のローラの駆動を停止することを特徴とする鋼製屋根自動施工装置。
【請求項7】
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6のいずれか1項に記載の鋼製屋根自動施工装置において、前記一対のローラの駆動によって前進する方向の所定の距離以内に、前記第2光学式センサが障害物を検出した際には、前記一対のローラの駆動を停止することを特徴とする鋼製屋根自動施工装置。
【請求項8】
請求項7に記載の鋼製屋根自動施工装置において、前記一対のローラの駆動によって前進する方向の所定の距離以内に、前記第2光学式センサが障害物を検出した際には、前記一対のローラの駆動を停止することを特徴とする鋼製屋根自動施工装置。
【請求項9】
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求項8のいずれか1項に記載の鋼製屋根自動施工装置において、前記一対のローラは、鋼製屋根の突合せ部を幅方向両側から締付けて連結する馳締施工を行いながら、進退方向のいずれかの向きへ移動することを特徴とする鋼製屋根自動施工装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼製屋根の施工に用いる鋼製屋根自動施工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
これまで、鋼製屋根の施工の効率化と安全向上化が図られてきた。例えば、特許文献1には、折板屋根の畝状山形部の部分に着脱が容易で、前後方向に自走する馳締機が記載されている。また、特許文献2に記載のはぜ締機は屋根端部の探知装置が装着されている。そして、そのはぜ締機は折板屋根材の先端部に到達すると、逆送の後停止するようにして、作業者の安全の確保と本機の落下を未然に防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−236595号公報
【特許文献2】特開平11−47853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
屋根上で自走して、自動的に馳締をしたり、シーム溶接をしたり、又は資材を運搬したりする、鋼製屋根自動施工装置は人員の省力化と、加工品質の維持に有効である。一方、屋根の端部まで加工しつつも、確実に屋根端部で停止し、その後屋根の奥側まで適宜距離だけ後退して最終停止する機能も安全上重要である。然るに、特許文献2には加工機を確実に屋根端部で停止させる構成が開示されていない。そこで、本発明の目的、すなわち解決しようとする技術的課題は、屋根端部での停止を確実に行うことができる鋼製屋根自動施工装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、請求項1に開示の構成を、鋼製屋根の畝状山形部が長尺に延びる方向を進退方向と称し、水平かつ、進退方向に直交する方向を幅方向と称することとしたときに、前記鋼製屋根の畝状山形部を幅方向に跨ぐ一対の脚と、前記一対の脚に支持された台座と、前記台座に据えられたモータと、前記台座下面に設けられ、前記畝状山形部の側部を幅方向から挟持し、前記モータで駆動される一対のローラと、電磁波の作用で物体の有無若しくは物体までの距離を計測する第1光学式センサと、を有し、該第1光学式センサは、前記一対の脚に跨られる前記鋼製屋根の畝状山形部が存すべき向きに向けられ、前記一対の脚の進退方向両側の少なくとも一方の端部に設けられ、電磁波の作用で物体の有無若しくは物体までの距離を計測する第2光学式センサを有し、該第2光学式センサは、前記一対の脚の少なくとも一方の脚の前進方向端部に前進する向きに向けて設けられ、更に前記一対の脚の少なくとも一方の脚の後退方向端部に後退する向きに向けて設けられていることを特徴とする鋼製屋根自動施工装置としたことにより、上記課題を解決した。
【0006】
また、請求項2に開示の構成を、請求項1に記載の鋼製屋根自動施工装置において、少なくとも幾つかの前記第1光学式センサは、前記一対の脚の間の空間に向けられ、前記一対の脚の少なくとも一方の脚に設けられていることを特徴とする鋼製屋根自動施工装置としたことにより、上記課題を解決した。
【0007】
また、請求項3に開示の構成を、請求項1又は請求項2に記載の鋼製屋根自動施工装置において、少なくとも幾つかの前記第1光学式センサは、前記一対の脚の両脚間の、幅方向中央付近から進退方向に張り出した支持具の下面に下向き若しくは前記進退方向から下向き寄りに向けて設けられたことを特徴とする鋼製屋根自動施工装置としたことにより、上記課題を解決した。
【0008】
請求項4に開示の構成を、請求項1に記載の鋼製屋根自動施工装置において、少なくとも幾つかの前記第1光学式センサは、前記一対の脚の間の空間に向けられ、前記一対の脚の少なくとも一方の脚に設けられ、その他の前記第1光学式センサの内の、少なくとも幾つかの前記第1光学式センサは、前記一対の脚の両脚間の、幅方向中央付近から進退方向に張り出した支持具の下面に下向き若しくは前記進退方向から下向き寄りに向けて設けられていることを特徴とする鋼製屋根自動施工装置としたことにより上記課題を解決した。
【0009】
請求項5に開示の構成を、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のいずれか1項に記載の鋼製屋根自動施工装置において、前記第1光学式センサが物体を検出している間は、前記一対のローラの駆動によって前進し、前記第1光学式センサによる前記物体の検出が途切れたときには、前記一対のローラの駆動を停止することを特徴とする鋼製屋根自動施工装置としたことにより、上記課題を解決した。
【0010】
請求項6に開示の構成を、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のいずれか1項に記載の鋼製屋根自動施工装置において、前記第1光学式センサが物体を検出している間は、前記一対のローラの駆動によって前進し、前記第1光学式センサによる前記物体の検出が途切れたときには、前記一対のローラの駆動を停止し、その後、前記一対のローラを逆転動作させて所定距離だけ後退させた後に再び前記一対のローラの駆動を停止することを特徴とする鋼製屋根自動施工装置としたことにより、上記課題を解決した。
【0011】
請求項7に開示の構成を、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6のいずれか1項に記載の鋼製屋根自動施工装置において、前記一対のローラの駆動によって前進する方向の所定の距離以内に、前記第2光学式センサが障害物を検出した際には、前記一対のローラの駆動を停止することを特徴とする鋼製屋根自動施工装置としたことにより、上記課題を解決した。
【0012】
請求項8に開示の構成を、請求項7に記載の鋼製屋根自動施工装置において、前記一対のローラの駆動によって前進する方向の所定の距離以内に、前記第2光学式センサが障害物を検出した際には、前記一対のローラの駆動を停止することを特徴とする鋼製屋根自動施工装置としたことにより、上記課題を解決した。
【0013】
請求項9に開示の構成を、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求項8のいずれか1項に記載の鋼製屋根自動施工装置において、前記一対のローラは、鋼製屋根の突合せ部を幅方向両側から締付けて連結する馳締施工を行いながら、進退方向のいずれかの向きへ移動することを特徴とする鋼製屋根自動施工装置としたことにより、上記課題を解決した。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に開示の構成には、鋼製自動施工装置を、屋根端部で確実に停止をさせることができる効果がある。さらに、請求項1に開示の構成には、屋根上の障害物を検出することができる効果がある。請求項2に開示の構成には、屋根端部が確実に検出される効果がある。請求項3に開示の構成には、屋根端部が確実に検出される効果がある。請求項4に開示の構成には、直射日光の下で屋根端部が確実に検出される効果がある。
【0016】
請求項5に開示の構成には、鋼製自動施工装置を、屋根端部で確実に停止させることができる効果がある。請求項6に開示の構成には、鋼製屋根自動施工装置に屋根端部で確実に停止をさせ、適宜距離、屋根端部から内側へ戻らせて停止させることができるので、作業者の安全を図ることができる効果がある。
【0017】
請求項7に開示の構成には、鋼製屋根自動施工装置が屋根上の障害物と衝突することを回避できる効果がある。請求項8に開示の構成には、鋼製屋根自動施工装置が屋根上の障害物に接近しすぎることを防止する効果がある。請求項9に開示の構成には、屋根端部で確実に停止する馳締機を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】は本発明の実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置の図であって、(A)は同鋼製屋根自動施工装置の正面図、(B)は同鋼製屋根自動施工装置の左側面図、(C)は同鋼製屋根自動施工装置の右側面図である。
図2】は本発明の第1実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置の図であって、(A1)は鋼製屋根の端部ではない場所に位置している同鋼製屋根自動施工装置の左側面図、(A2)は同鋼製屋根自動施工装置の正面図、(A3)は(A2)のα領域拡大図、(B1)は鋼製屋根の端部付近に位置している同鋼製屋根自動施工装置の左側面図、(B2)は同鋼製屋根自動施工装置の正面図である。
図3】は本発明の第2実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置の図であって、(A1)は鋼製屋根の端部ではない場所に位置している同鋼製屋根自動施工装置の左側面図、(A2)は同鋼製屋根自動施工装置の正面図、(A3)は(A1)のβ領域拡大図、(A4)は(A2)のγ領域拡大図、(B)は鋼製屋根の端部付近に位置している同鋼製屋根自動施工装置の左側面図である。
図4】は本発明の第3実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置の図であって、4(A)は、鋼製屋根の畝状山形部に跨ぐように設置された同鋼製屋根自動施工装置が前進の向きに移動しながら馳締施工を行っている状態を示す、同鋼製屋根自動施工装置の右側面図、(B)は前進する向きに障害物を検出している同鋼製屋根自動施工装置の右側面図である。
図5】は本発明の実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置の複数台を稼動させて施工している状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
[実施形態1]
図1に基づいて、本発明の第1実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置Aを説明する。鋼製屋根自動施工装置Aは、長尺な畝状山形部である鋼製の折板同士の突合せ部を連結する馳締施工を自動的にすることができる。図1(A)は鋼製屋根自動施工装置Aの正面図、(B)は左側面図、(C)は右側面図である。説明の便宜上、鋼製屋根の畝状山形部が長尺に延びる方向を進退方向と称し、水平かつ、進退方向に直交する方向を幅方向と称することとする。
【0020】
〈鋼製屋根自動施工装置Aの構成〉
鋼製屋根自動施工装置Aは、鋼製屋根Bの畝状山形部を幅方向に跨ぐように構成された一対の脚1を有している。脚1は基準脚11と可動脚12から成る。屋根の施工動作時は、基準脚11と可動脚12との開脚角度は図1(A)に示すように固定されている。しかし、レバー13を操作することにより、基準脚11と可動脚12との開脚角度を広げることができる。このように広げた状態で、鋼製屋根自動施工装置Aを鋼製屋根Bの長尺な畝状山形部を跨ぐように設置したり、外したりすることができる。
【0021】
また、鋼製屋根自動施工装置Aを鋼製屋根Bの畝状山形部に跨らせて、基準脚11と可動脚12との開脚角度を固定したときは、基準脚11に支持された受け台座21の下面に設けられた受けローラ31と、可動脚12に支持された可動台座22の下面に設けられた可動ローラ32が、鋼製屋根Bの畝状山形部の頂部B2を強固に挟持する。この鋼製屋根の畝状山形部の頂部B2は、鋼製折板の連結部である。この連結部は一方の折板の連結部がもう一方の折板の連結部を巻き込むように連結している。この部分を受けローラ31と可動ローラ32が挟持することにより、前記連結部において折板の馳締施工が行われる。
【0022】
また、図示していないが、受け台座21の上面には電動モータ5が据えられている。電動モータ5の回転軸は受けローラ31を回転駆動する。更に、電動モータ5の回転軸はギアを介して、可動ローラ32駆動する。但し、受けローラ31と可動ローラ32とは、互いに逆方向に回転する。
【0023】
〈鋼製屋根自動施工装置Aの動作〉
受けローラ31と可動ローラ32は鋼製屋根の畝状山形部の頂部B2を強固に挟持しているので、これらのローラが回転すると、鋼製屋根自動施工装置A自体が進退方向を前進向きに移動することとなる。つまり、受けローラ31と可動ローラ32は鋼製屋根の畝状山形部の頂部B2を強固に挟持することでその部分に馳締施工が行われる。同時に、鋼製屋根自動施工装置Aは前進し、その移動に伴って、馳締施工される領域が拡大する。
【0024】
鋼製屋根自動施工装置Aが鋼製屋根Bの畝状山形部の頂部B2に沿って馳締をしながら前進し、前記鋼製屋根の端まで来ると停止する。更に、電動モータ5の回転を逆転させると、受けローラ31と可動ローラ32はそれぞれ逆回転をする。その結果、鋼製屋根自動施工装置Aは前記鋼製屋根Bの畝状山形部の頂部B2に沿って後退し、前記鋼製屋根の端部から離れる。
【0025】
〈第1光学式センサ〉
このような、前進と停止及び後退を自動的に行うために、鋼製屋根自動施工装置Aには光学式センサが設けられている。光学式センサは、電磁波の作用で物体の有無若しくは物体までの距離を計測するセンサである。この光学式センサは鋼製屋根を検出するために用いられ、ここではこれを第1光学式センサ6と称することとする。第1光学式センサ6の具体例として、赤外線距離センサ61が基準脚11の前進側端部に設けられている。基準脚11と可動脚12とからなる脚1は前記鋼製屋根の畝状山形部を跨いでいるので、基準脚11と可動脚12の間を向くように、赤外線距離センサ61を設ければよい。
【0026】
赤外線距離センサ61は同一面内に赤外線の出射部と受光部が設けられている。この出射部から至近距離に物体がある場合は出射された赤外線が受光部で検出される。このとき、その物体との距離に応じて受光される赤外線の位置がシフトするので、このシフト量に基づいて距離を計測することができる。これは光の出射機構を備えたステレオ方式の距離センサである。赤外線距離センサ61の代わりに、2つのカメラを使ったステレオカメラ方式の距離センサを使ってもよいし、TOF(Time Of Flight)のように光の到達時間に基づいて計測する距離センサを用いてもよい。
【0027】
〈鋼製屋根の存否判定〉
図2に基づいて、鋼製屋根自動施工装置Aに備えられた赤外線距離センサ61の動作を説明する。図2(A1)は鋼製屋根Bの端部ではない場所に位置している鋼製屋根自動施工装置Aの左側面図である。赤外線距離センサ61は鋼製屋根の畝状山形部の側部B1に面している。図2(A2)は鋼製屋根Bの端部ではない場所に位置している鋼製屋根自動施工装置Aの正面図である。特に、α領域には鋼製屋根の畝状山形部の側部B1に面している赤外線距離センサ61が表されている。
【0028】
図2(A3)はα領域拡大図である。基準脚11に設けられている赤外線距離センサ61の出射部から出射された赤外線611は、鋼製屋根の畝状山形部の側部B1で反射して、同赤外線距離センサ61の受光部で受光され、同赤外線距離センサ61から鋼製屋根の畝状山形部の側部B1までの距離が計測される。この場合は、同赤外線距離センサ61から十分に近い距離範囲において物体が検出されており、そこに鋼製屋根が存在すると判定されることとなる。
【0029】
図2(B1)は鋼製屋根Bの端部付近に位置している鋼製屋根自動施工装置Aの左側面図である。基準脚11の前進側の端部は、鋼製屋根Bの端部から先にはみ出している。そして、基準脚11に設けられている赤外線距離センサ61の出射部及び受光部のある面の前方には、鋼製屋根の畝状山形部の側部B1が存在しない。
【0030】
図2(B2)は鋼製屋根Bの端部付近に位置している鋼製屋根自動施工装置Aの正面図である。赤外線611は鋼製屋根Bの畝状山形部の側部B1で反射することなく、赤外線距離センサ61も所定距離以内に物体を検出することができない。このような状況により、赤外線距離センサ61の前には鋼製屋根Bの畝状山形部の側部B1が存在しないと判断される。
【0031】
すなわち、鋼製屋根自動施工装置Aは、これまでは鋼製屋根Bの畝状山形部の側部B1が検出できていたのに、鋼製屋根自動施工装置Aの移動に伴って、鋼製屋根Bの畝状山形部の側部B1の検出が途切れたことにより、鋼製屋根自動施工装置Aの前進側端部は鋼製屋根Bの端部に到達したと判断される。
【0032】
〈鋼製屋根自動施工装置Aの鋼製屋根の端部での動作〉
次に図2(A1)と(B1)に基づいて、鋼製屋根自動施工装置Aの鋼製屋根の端部での動作を説明する。図2(A1)は、本発明の第1実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置Aが、鋼製屋根Bの端部ではない場所に位置している場合である。このとき、赤外線距離センサ61は鋼製屋根の畝状山形部の側部B1を検出している。この条件下では、鋼製屋根Bの畝状山形部の頂部B2を挟持している受けローラ31と可動ローラ32が互いに逆周りで回転することにより、馳締施工が行われる。同時にこれら受けローラ31と可動ローラ32の回転によって、鋼製屋根自動施工装置Aは前進する。
【0033】
やがて、鋼製屋根自動施工装置Aは図2(B1)に示すように、鋼製屋根Bの端部付近に位置することとなる。前述のとおり、このとき、赤外線距離センサ61は鋼製屋根の畝状山形部の側部B1が検出されないことを通じて、鋼製屋根自動施工装置Aが鋼製屋根Bの端部に位置していると判断する。
【0034】
そうすると、受けローラ31と可動ローラ32を駆動しているモータ5への電力供給が停止される。モータ5は電力供給に停止によってその軸の回転を止める電磁ブレーキが作用する。つまり、鋼製屋根自動施工装置Aは、赤外線距離センサ61と電磁ブレーキの作用によって、自動的に、確実に、鋼製屋根Bの端部で停止する。
【0035】
その後、前記モータ5にはこれまでとは逆向きに回転するように電力が供給される。この電力供給により前記電磁ブレーキが解除され、受けローラ31と可動ローラ32はこれまでとは反対向きに回転をする。この動作により、鋼製屋根自動施工装置Aは後退し、鋼製屋根Bの端部から離れる方向に屋根上を移動する。予め決められている所定距離、例えば、2メートル程度後退、すなわち、逆送したところで、モータ5への電力供給が停止される。
【0036】
電力停止により、鋼製屋根自動施工装置Aは後退移動を停止する。この電力停止により、モータ5の電磁ブレーキが掛かる。以上説明した一連の動作により、鋼製屋根自動施工装置Aは、鋼製屋根Bの一畝状山形部全体に亘って馳締施工を行い、鋼製屋根Bの端部より所定距離だけ逆送した位置に停止することとなる。
【0037】
鋼製屋根の施工現場では、鋼製屋根自動施工装置Aを隣の畝状山形部を跨ぐように設置して、この隣の畝状山形部である折板屋根の連結部の馳締施工を引き続き行う。このときは、先の説明とは逆向き、すなわち、後退しながら馳締施工を行う。やがて、基準脚11の後退側の端部が、鋼製屋根の反対側の端部に至る。
【0038】
ここでも、自動停止及び前進後の停止が行われるように、基準脚11の後退側端部には、赤外線距離センサ62が設けられている〔図1(B)及び図2(A1)(B1)〕。赤外線距離センサ62は赤外線距離センサ61と同一センサである。これも、鋼製屋根の畝状山形部の側部B1に向けて、基準脚11の後退側の端部に設けられている。尚、赤外線距離センサ61及び62は可動脚12に設けても良い。
【0039】
[第2実施形態]
次に図3に基づいて本発明の第2実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置A2を説明する。図3(A1)は鋼製屋根Bの端部ではない場所に位置している同鋼製屋根自動施工装置A2の左側面図、(A2)は鋼製屋根自動施工装置A2の正面図、(A3)は(A1)のβ領域拡大図、(A4)は(A2)のγ領域拡大図、(B)は鋼製屋根Bの端部付近に位置している鋼製屋根自動施工装置A2の左側面図である。
【0040】
鋼製屋根自動施工装置A2の構成は、赤外線距離センサ61又は62以外は、第1実施形態の構成と同様である。第2実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置A2は、鋼製屋根Bの端部を検出するために、赤外線距離センサ63を用いる。基準脚11と一体化している基準脚延設部111に、張り出し支持具632が設けられ、該張り出し支持具632の下面に下向きに赤外線距離センサ63が設置されている〔図3(A3)〕。
【0041】
張り出し支持具632は破線で示すように、やや斜め上方に張り出されていて、前記赤外線距離センサ63は真下よりも、進退方向から下向き寄りに向けて設けることもできる。このようにすると、鋼製屋根自動施工装置A2が鋼製屋根Bの端部よりもやや手前で、該端部を検出し、同鋼製屋根自動施工装置A2を停止させることができる。また、張り出し支持具632を前記基準脚延設部111に回転可能に保持させた上で、ねじ締めによって、張り出し角度を適宜角度で調整できるようにしても良い。
【0042】
このようにすれば、前記赤外線距離センサ63の向きを下向きからやや前進向きへと適宜向きを調整することができる。更に、張り出し支持具632が前記基準脚延設部111に近接するまで折り畳めることができるようにすれば、同鋼製屋根自動施工装置A2を収納したり、持ち運んだりするときにコンパクトになり便利である。
【0043】
以上示した構成は、一対の脚である、基準脚11と可動脚12の幅方向のほぼ中央部である、基準脚延設部111から張り出すように設けられた張り出し支持具632の下面に、赤外線距離センサ63が設けられるものである。そして、赤外線距離センサ63は下向きに設置され、鋼製屋根Bの畝状山形部の肩状部B3を見下ろすものである。
【0044】
あるいは、基準脚延設部111から斜め上方に張り出すように設けられた張り出し支持具632の下面に、赤外線距離センサ63が設けられ、鋼製屋根Bの畝状山形部の肩状部B3を進退方向から下向き寄りに向けて見下ろすものである。尚、赤外線距離センサ63自体は、赤外線距離センサ61と同一の構造を持つものである。赤外線距離センサ63の下に向いている面には、出射部と受光部が設けられている。
【0045】
図3(A1)、(A3)及び(A4)に示すように、張り出し支持具632の下面に下向きに備えられた赤外線センサ63は比較的短い距離を隔てて鋼製屋根Bの畝状山形部の肩状部B3と相対している。鋼製屋根Bの畝状山形部の頂部B2の両側は、略水平面で、鋼製屋根Bの畝状山形部の肩状部B3になっている。赤外線センサ63の出射部から出射された赤外線631はここで反射して受光部で受光される。このとき、赤外線センサ63と鋼製屋根Bの畝状山形部の肩状部B3の間の距離として、比較的短い距離が計測される。このことをもって、赤外線センサ63の直下に鋼製屋根Bが存在すると判断される。
【0046】
図3(A1)に示す状態のときは、赤外線センサ63は鋼製屋根Bを検出することができるのでモータ5には電力が供給される。すると、モータ5は受けローラ31及び、可動ローラ32を前進の向きに回転させるので、鋼製屋根自動施工装置A2は馳締施工を行いながら前進する。この動作は第1実施形態と同様である。
【0047】
鋼製屋根自動施工装置A2はやがて、図3(B)に示すような、鋼製屋根Bの端部に至る。このとき赤外線距離センサ63の直下には鋼製屋根Bがない。この先にあるのは、多くの場合、建物直下の地面である。このような場合には、赤外線距離センサ63は鋼製屋根Bを検出しないので、鋼製屋根自動施工装置A2が鋼製屋根Bの端部に至ったと判断される。この後の停止と後退後の停止動作は第1実施形態と同様である。
【0048】
第2実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置A2も、第1実施形態の場合と同様に隣接する他の畝状山形部を跨ぐように設置されて、後退をしながら馳締施工を行う。やがて、基準脚11の後退側の端部が、鋼製屋根の反対側の端部に至る。ここでも、自動停止及び前進後の停止が行われるように、基準脚11の後退側端部に延設された基準脚延設部111にも張り出し支持具632が設けられ、その下面に赤外線距離センサ64が下向き若しくは進退方向から下向き寄りに設置される。赤外線距離センサ64は赤外線距離センサ63と同一の構造である。
【0049】
また、鋼製屋根自動施工装置A2にも、鋼製屋根Bの畝状山形部の側部B1に向いた赤外線距離センサ61を備えてもよい。鋼製屋根上の施工は太陽光の直射やその反射光に曝されることが多い。赤外線距離センサ61と赤外線距離センサ63といった、方向の異なる距離センサを併用することは、このような太陽光の直射やその反射光の影響を軽減する効果がある。
【0050】
また、鋼製屋根Bの畝状山形部の側部B1に向いた赤外線距離センサ61と、鋼製屋根Bの畝状山形部の肩状部B3に向いた赤外線距離センサ63の出力を次に説明するように協調させて鋼製屋根の端部を検出するようにしても良い。例えば、図3(B)における赤外線距離センサ61と、赤外線距離センサ63及び、鋼製屋根Bの端部B4の位置関係を確認する。鋼製屋根自動施工装置A2が、鋼製屋根Bの端部B4から離れている場合には、赤外線距離センサ61と赤外線距離センサ63の双方が鋼製屋根Bを検出できる〔図3(A)〕。しかし、図3(B)のように、鋼製屋根Bの端部B4付近に鋼製屋根自動施工装置A2が接近してくると、まず、赤外線距離センサ63が鋼製屋根Bの肩部B3を非検出となる。続いて、赤外線距離センサ61が鋼製屋根Bの側部B1を非検出となる。
【0051】
以上を踏まえて、赤外線距離センサ63と赤外線距離センサ61が共に鋼製屋根Bを検出している時には、鋼製屋根自動施工装置A2は前進をする。そして、赤外線距離センサ63が鋼製屋根Bを非検出となり、赤外線距離センサ61が鋼製屋根Bを検出しているは、時には、鋼製屋根自動施工装置A2は鋼製屋根Bの端部B4に至ったと判断して一時停止、更に所定距離後退してから、再び停止するようにする。
【0052】
そして、赤外線距離センサ63と赤外線距離センサ61が共に鋼製屋根Bを検出する場合と、赤外線距離センサ63が非検出で赤外線距離センサ61が鋼製屋根Bを検出する場合と、以外は、センサ誤判定と判断して、鋼製屋根自動施工装置A2を緊急停止させたり、新たに始動できないようにしたりすることができる。
【0053】
[第3実施形態]
〈第2光学式センサ〉
図4(A)と(B)に基づいて、本発明の第3実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置A3を説明する。鋼製屋根自動施工装置A3は、第1実施形態又は第2実施形態に示された構造及び第1光学式センサ6に加えて、前進向き又は後退向きの障害物の有無を判断するための第2光学式センサ7を備えるものである。図4(A)と(B)に示すように、第3実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置A3の可動脚12の前進側端部と後退側端部には、それぞれ、第2光学式センサ7としての、赤外線距離センサ71と72とが備えられている。
【0054】
赤外線距離センサ71は可動脚12の前進側端部に、前進向きに向けて備えられている。これは鋼製屋根自動施工装置A3が前進するに際して、前進する向きの所定の範囲内の障害物の有無を判定するものである。また、赤外線距離センサ72は可動脚12の後退側端部に、後退向きに向けて備えられている。これは鋼製屋根自動施工装置A3が後退するに際して、後退する向きの所定の範囲内の障害物の有無を判定するものである。
【0055】
〈動作説明〉
次に、図4に基づいて、鋼製屋根自動施工装置A3の動作を説明する。図4(A)は、鋼製屋根Bの畝状山形部に跨ぐように設置された鋼製屋根自動施工装置A3が前進の向きに移動しながら馳締施工を行っている状態を示す、鋼製屋根自動施工装置A3の右側面図である。可動脚12の前進側端部に、前進の向きに向けられて赤外線距離センサ71が備えられている。この赤外線距離センサ71は前方に赤外線711を出射している。
【0056】
しかし、前方には何ら赤外線711を反射するものが無いので、赤外線距離センサ71は距離計測できない。このような場合には、鋼製屋根自動施工装置A3が前進する向きには所定の距離以内に障害物が存在しないと判定される。このときは、モータ5に電力が供給される。そうすると、モータ5によって、受けローラ31(図示せず)と可動ローラ32が駆動されることによって、鋼製屋根自動施工装置A3は馳締施工を行いながら前進する。
【0057】
鋼製屋根B上では作業員が作業をしていることもある。そして、図4(B)に示すように、鋼製屋根自動施工装置A3が前進することにより同作業員に接近する。この場合には、赤外線距離センサ71の出射部から出射された赤外線711は、例えば、作業員Cで反射して、同赤外線距離センサ71の受光部で受光される。
【0058】
反射した赤外線が受光されることによって、同赤外線距離センサ71は作業員Cまでの距離を計測する。その結果、鋼製屋根自動施工装置A3と作業員Cまでの距離が所定の距離以内であれば、モータ5への電力の供給が停止され、鋼製屋根自動施工装置A3も停止する。鋼製屋根自動施工装置A3のこのような動作により、作業員Cへの衝突を回避できる。
【0059】
鋼製屋根自動施工装置A3が上記の動作をして、作業員Cの後方直近に停止したとする。そうであっても、これに気付かない作業員Cが後ずさりして鋼製屋根自動施工装置A3と衝突する可能性もあり得る。そこで、鋼製屋根自動施工装置A3は障害物を検出して停止した後、所定の距離だけ後退して再び停止するようにすることができる。
【0060】
このような動作を実現するには、障害物を検出して停止した後、モータ5に、前進時とは逆向きの電力を加えて、鋼製屋根自動施工装置A3に後退移動をさせる。そして、所定距離後退した所で再びモータ5への電力供給を停止し、鋼製屋根自動施工装置A3を停止させればよい。
【0061】
鋼製屋根自動施工装置A3は後退しながら馳締施工を行う場合もある。この場合の障害物への衝突を避けるために、可動脚12の後退側端部に、後退の向きに向けられて赤外線距離センサ72が備えられている。以上説明した赤外線距離センサ71及び72は、基準脚11の進退方向両側の端部に設けられていても良い。
【0062】
以上、第1光学式センサ6及び第2光学式センサ7の例としての、赤外線距離センサ61乃至64及び、赤外線距離センサ71と72は、同一の赤外線距離センサとして説明した。しかし、これらは全て同じ種類の赤外線距離センサで構成する必要はない。それぞれの、光学式センサの特性、すなわち、指向性、計測範囲を考慮したうえで適宜選択すればよい。光学式センサとしては、上記で挙げたもののほかに、ステレオカメラ方式の距離センサ、TOFや、レーザーレンジファインダを挙げることができる。
【0063】
以上、本発明の実施形態を説明した。図5は本発明の実施形態に係る鋼製屋根自動施工装置を稼動させている例を示す図である。実施形態に挙げた鋼製屋根自動施工装置は馳締施工機である。しかし、鋼製屋根の畝状山形部を幅方向に跨ぐ一対の脚と、その一対の脚に支持された台座と、前記台座に据えられたモータと、前記台座下面に設けられ、前記畝状山形部の側部を幅方向から挟持し、前記モータで駆動される一対のローラと、を有する基本構成をとり、光学式センサが、前記鋼製屋根の畝状山形部が存すべき向きに向けられ、前記一対の脚の進退方向両側の少なくとも一方の端部に設けられている鋼製屋根自動施工装置であれば、馳締施工機に限るものではない。上記の基本構成をとっていれば、馳締解体機、シーム溶接機、屋根上運搬台車、施工後の屋根上検査ロボット等も本発明思想の範囲内である。
【0064】
また、第1光学式センサは、出射部と受光部を備え、前記出射部が出射した電磁波の反射波が前記受光部で検出されるときは、物体としての前記鋼製屋根が存在する判定され、前記受光部による前記反射波の検出が途切れたときには、物体の端部としての前記鋼製屋根の端部が存在すると判定されることを特徴とする鋼製屋根自動施工装置を構成しても良い。また、第2光学式センサは、出射部と受光部を備え、前記出射部が出射した電磁波の反射波が前記受光部で検出されるときは、障害物が存在すると判定されることを特徴とする鋼製屋根自動施工装置を構成してもよい。
【0065】
また、第1光学式センサは、距離センサで構成され、前記第1光学式センサが、予め定められた距離範囲内に物体を検出するときは、物体としての前記鋼製屋根が存在すると判定され、前記第1光学式センサが、予め定められた距離範囲内の物体検出が途切れたときは、物体端部としての前記鋼製屋根の端部が存在すると判定されることを特徴とする鋼製屋根自動施工装置を構成しても良い。また、第2光学式センサが、予め定められた距離範囲内に物体を検出するときは、障害物が存在すると判定されることを特徴とする鋼製屋根自動施工装置を構成してもよい。
【符号の説明】
【0066】
A,A2,A3…鋼製屋根自動施工装置、B…鋼製屋根、
B1…鋼製屋根の畝状山形部の側部、B2…鋼製屋根の畝状山形部の頂部、
B3…鋼製屋根の畝状山形部の肩状部、B4…鋼製屋根の端部、C…人又は障害物、
1…脚、11…基準脚、111…基準脚延設部、12…可動脚、13…レバー、
2…台座、21…受け台座、22…可動台座、3…ローラ、31…受けローラ、
32…可動ローラ、41…案内受けローラ、42…案内可動ローラ、5…モータ、
6…第1光学式センサ、61,62,63,64…赤外線距離センサ、
611,631…赤外線、632…張り出し支持具、7…第2光学式センサ、
71,72…赤外線距離センサ、711…赤外線。
図1
図2
図3
図4
図5