【文献】
Samsung, ZTE, HTC,CS/PS mode 1 UE with ”IMS voice not available” (revert approved CR C1−115106)[online], 3GPP TSG−CT WG1♯80 C1−123789,インターネット<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ct/WG1_mm−cc−sm_ex−CN1/TSGC1_80_Prague/docs/C1−123789.zip>,2012年10月19日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳しく説明する。この際、添付の図面において同一の構成要素は、できるだけ、同一の符号で示していることに留意しなければならない。また、本発明の要旨を不明にすることができる公知機能及び構成に対する詳細な説明は省略する。
【0017】
また、本発明の実施形態を具体的に説明するに際して、OFDM基盤のコードレス通信システム、特に3GPP EUTRA標準を主な対象とするが、本発明の主な要旨は、類似の技術的背景及びチャネル形態を有するその他の通信システムにも本発明の範囲を大きく逸脱しない範囲で少しの変形で適用可能であり、これは、本発明の技術分野において熟練された技術的知識を有する者の判断で可能だろう。
【0018】
一方、本明細書と図面に開示された本発明の実施形態において、ネットワークがIMS voiceover PS session(以下、略称してVoice over LTE、VoLTEという)を支援しない場合を仮定することができる。すなわち、本発明の実施形態において、ユーザ端末がネットワークから受信するメッセージには、VoLTEが支援されるという情報が含まれない場合を基本的に仮定することができる。
【0019】
まず、LTEシステムとレガシーシステムが共存する移動通信ネットワークで発生し得る問題状況を説明する。
【0020】
移動通信システムの一部のネットワーク事業者は、網を構成をするとき、2G/3Gレガシー網とLTE網を重畳して設置する。この際、一部のLTE網がCSFBを支援し、残りのLTE網はCSFBを支援しないことがある。
【0021】
図2は、レガシー領域と重畳されたLTE領域を示す図である。
図2を参照すると、2G/3Gレガシー領域210と重畳されるように複数のLTE領域220、230が位置する。また、一部のLTE領域220は、CSFBを支援せず、一部のLTE領域230は、CSFBを支援することができる。
【0022】
図2のような状況で、シングルラジオCSFB使用LTE端末がCSFB不可能LTE領域220でcombined attachまたはcombined TAU過程を行う場合、MMEは、当該領域でCSFBが不可能であるから、これを端末に通知し、音声サービスを使用しなければならない(Voice Centric)端末は、音声サービスを正確に支援されるために、LTEの代わりに2G/3Glegacy網からサービスを受けなければならない。
【0023】
この際、端末が不要にさらにLTEセルにキャンピング(camping)することを阻止するために、ユーザ端末は、LTE機能を中止(disable)させる。中止されたLTE機能は、PLMNが変更されるか、端末の電源がオンまたはオフされるなどの状況が発生したときにのみ、さらにオンとされるので、前述した動作は、ユーザがCSFBが支援されるLTE領域に移動したときにも、LTEを使用することができないようにする要因になる。
【0024】
本発明は、以上のような問題を解決するために、LTE機能を中止させることなく、端末がPS及びCSサービスを提供され得るようにする実施形態を提供する。具体的に、本発明の実施形態によれば、ネットワークは、端末がcombined attachまたはcombined TAU要請を伝送しようとするセルがCSFBを支援するか否かを示す識別情報を端末に提供し、端末は、識別情報を通じて把握されるCSFB支援可否によって当該セルを選択/再選択すべきか否かを決定することができる。
【0025】
または、本発明のさらに他の実施形態によれば、ネットワークは、LTEセルでCSFBを支援するか否かを示す識別子を端末に提供し、端末は、識別情報を通じてCSFB未支援と把握されれば、LTEに対する優先順位(通常、周波数別に優先順位に設定される)を2G/3Gに比べて低減して、LTEセルの選択を阻止することができる。
【0026】
一方、2G/3Gセルでは、LTEセルの選択を勧めるために、自分に接続された端末のLTEに対する優先順位をさらに高めることができる。この際、設定された優先順位は、特定時間(例えばt320)の間にのみ適用されることができ、端末がLTEセル情報を基盤として直接優先順位を調整するとき、t320を適切な値(例えば充分に長く)に設定することができる。また、基地局が端末のLTE/2G/3G優先順位を設定するときにも、同様に、t320を適切な値に設定して、端末に伝達することによって、端末がタイマーを使用するようにすることができる。
【0027】
ここで、本発明の実施形態によって識別情報の具現形態が変わることができ、以下では、セルのCSFB支援可否を示す識別情報の形態による本発明の多様な実施形態を詳細に説明する。但し、以下で説明する実施形態は、識別情報の形態として可能な一部の例を例示したものであって、本発明の好ましい実施形態は、これに限定せず、容易に導出可能な範囲にすべて適用されることができる。
【0028】
本発明の第1実施形態による方法は、CSFBを支援するLTE領域に属するセルとCSFBを支援しないLTE領域に属するセルにおいて異なるPLMN(Public Land Mobile Network)IDを使用するものである。例えば、
図2の220のように、CSFBサービスを支援しないLTEセルでは、PLMN1を、
図2の230のように、CSFBサービスを支援するLTEセルでは、PLMN2を使用して、PLMN IDからCSFB支援可否が区分されるようにすることができる。これによって、端末は、特定セルから受信したPLMN IDを確認し、当該セルがCSFBを支援するか否かを判断することができる。
【0029】
このために、ユーザ端末には、CSFBを支援してLTE使用が可能なセルのPLMN IDまたはCSFBを支援しなくてLTEとしては使用することができないセルのPLMN IDを含むリスト(list)が設定されることができる。このようなPLMN IDのリスト(list)は、OMA−DM方式を通じてユーザ端末に設定されてもよく、端末製造時にあらかじめ設定されてもよい。一例として、CSFBを支援しないLTEセルのPLMN IDが“!forbidden PLMN list for LTE!”のように設定されることができる。
【0030】
ユーザ端末は、combined attachまたはTAUのために、またはidle modeでとどまる適切なセル(suitable cell)を選択する過程で、端末に格納されているPLMN IDリスト(list)を基盤として特定LTEセルを使用することができるか否かを決定することができる。前述したように、CSFBを支援するLTE領域に属するセルとCSFBを支援しないLTEセルは、異なるPLMN IDを使用するように設定され得るので、もしユーザ端末がLTEセルから受信したPLMN IDがLTEを使用することができるPLMN IDと判断すれば、ユーザ端末は、当該セルを選択してLTEを使用するか、CSFBサービスを受けることができる。もしユーザ端末がLTEセルから受信したPLMN IDがLTEを使用することができないPLMN IDと判断すれば、ユーザ端末は、当該セルは選択せず、また、LTE機能を中止(disable)させない。
【0031】
図3は、PLMN IDを基盤としてセルのCSFB支援可否を判断するユーザ端末の動作を示す図である。
【0032】
図3を参照すると、305段階で、ユーザ端末は、受信部を通じて周辺セル情報、例えばシステム情報ブロック(System Information Block、SIB)を受信する。310段階で、端末の制御部は、受信したセル情報を通じて当該セルがLTEセルであるか否かを判断し、もしLTEセルなら、315段階で、受信部を通じて受信したセル情報のPLMN ID(またはPLMN ID)を設定されたPLMN IDのリスト(list)と比較する。制御部は、この過程を通じて、320段階で、当該LTEセルを利用しても、LTEサービスとCSサービスを両方とも受けることができるか否かを判断することができる。
【0033】
制御部は、当該LTEセルを使用可能なものと判断すれば、325段階で、当該セルを選択/再選択可能であると考慮し、LTEセルがCSFBを支援しなくてCSサービスに問題が起こるものと判断される場合には、330段階で、当該セルに対する選択/再選択を考慮しない。
【0034】
前記実施形態では、PLMN IDを通じてCSFB支援可否を通知し、それによって、ユーザ端末がLTEセルに対する選択/再選択可能可否を決定する。本発明のさらに他の実施形態によれば、端末は、LTEセルが伝送するPLMN IDと自分に設定されたPLMN ID(list)を通じてCSFB支援可否を判断し、もし当該地域でCSFBが支援されない場合、端末が自体的に(locally)LTEセルに対する選択/再選択優先順位を2G/3Gセルに対する選択/再選択優先順位に比べて低減し、LTE選択を阻止するようにすることができる。ここで、選択/再選択優先順位は、通常、RRCConnectionReleaseメッセージのIdleModeMobilityControlInfo内にcarrier frequency別に再選択優先順位を通じて設定されることができる。
【0035】
一方、2G/3Gセルでは、LTEセルの選択を勧めるために、自分に接続された端末のLTEセルに対する優先順位をさらに高めることができる。すなわち、LTEセルでの優先順位設定によって端末が2G/3Gセルを選択し、網に接続した後、接続が解除されるとき、2G/3G基地局は、端末に前述したIdleModeMobilityControlInfoまたはそれと類似の情報を通じてLTEセルに対する選択/再選択優先順位が2G/3Gより高いように設定することができる。これは、CSFBが支援されるLTEセルでは、2G/3GよりLTEを使用するように誘導するためのものである。
【0036】
本発明の第2実施形態による方法は、CSFBを支援するLTE領域に属するセルとCSFBを支援しないLTE領域に属するセルにおいて異なるTAI(Tracking Area Identity)を使用するものである。ここで、異なるTAIを使用するというのは、TAIの一部であるTAC(Tracking Area Code)が異なる場合を含むことができる。本発明の第1実施形態と同様に、
図2の220のように、CSFBサービスを支援しないLTEセルでは、例えばTAI1を、
図2の230のように、CSFBサービスを支援するLTEセルでは、例えばTAI2を使用して、TAIからCSFB支援可否が区分されるようにすることができる。それによって、端末は、特定セルから受信したTAIを確認し、当該セルがCSFBを支援するか否かを判断することができる。
【0037】
このために、ユーザ端末には、CSFBとLTE使用が可能なTAIまたはCSFBを支援しなくてLTEとしては使用することができないTAIのリスト(list)が設定されることができる。このようなTAIのリスト(list)は、OMA−DM方式を通じてユーザ端末に設定されてもよく、端末製造時にあらかじめ設定されてもよい。一例として、CSFBを支援しないLTEセルのTAIが“!forbidden TAI list for LTE!”のように設定されることができる。
【0038】
前述したように、CSFBを支援するLTE領域に属するセルとCSFBを支援しないLTEセルは、異なるTAIを使用するように設定され得るので、ユーザ端末は、適切なセル(suitable cell)を選択する過程であらかじめ設定されたTAIリスト(list)を基盤として特定セルでCSFBを使用しながらLTEを使用することができるか否かを決定することができる。もしユーザ端末がLTEセルから受信したTAIがLTEを使用することができるTAIと判断すれば、ユーザ端末は、当該セルを選択してLTEを使用するか、またはCSFBサービスを受けることができる。もしユーザ端末がLTEセルから受信したTAIがLTEを使用することができないTAIと判断すれば、ユーザ端末は、当該セルを選択せず、また、LTE機能を中止(disable)させない。
【0039】
図4は、TAIを基盤としてLTEセルのCSFB支援可否を判断するユーザ端末の動作を示す図である。
【0040】
図4を参照すると、405段階で、ユーザ端末は、受信部を通じて周辺セル情報、例えばSIBを受信する。制御部は、受信したセル情報を通じて、410段階で、当該セルがLTEセルであるか否かを判断し、もしLTEセルなら、415段階で、受信部を通じて受信したセルのTAIを設定されたTAIのリスト(list)と比較する。制御部は、この過程を通じて、420段階で、当該LTEセルを利用しても、LTEサービスとCSサービスを両方とも受けることができるか否かを判断することができる。
【0041】
制御部は、当該LTEセルを使用可能なものと判断すれば、当該セルを選択/再選択可能であると考慮し、当該LTEセルを使用すれば、CSFBを支援しなくてCSサービスに問題が起こるものと判断すれば、当該セルに対する選択/再選択を考慮しない。
【0042】
以上の実施形態では、TAIを通じてCSFB支援可否を通知し、それによって、ユーザ端末がLTEセルに対する選択/再選択可能可否を決定したが、本発明のさらに他の実施形態によれば、端末は、LTEセルが伝送するTAIと自分に設定されたTAI(list)を通じてCSFB支援可否を判断し、もし当該地域でCSFBが支援されない場合、端末が自体的に(locally)LTEセルに対する選択/再選択優先順位を2G/3Gセルの選択/再選択優先順位に比べて低減し、LTE選択を阻止ようにすることができる。ここで、選択/再選択優先順位は、通常、RRCConnectionReleaseメッセージのIdleModeMobilityControlInfo内にcarrier frequency別に再選択優先順位を通じて設定されることができる。
一方、2G/3Gセルでは、LTEセルの選択を勧めるために、自分に接続された端末のLTEセルに対する優先順位をさらに高めることができる。すなわち、LTEセルでの優先順位設定によって端末が2G/3Gセルを選択し、網に接続した後、接続が解除されるとき、2G/3G基地局は、端末に前述したIdleModeMobilityControlInfoまたはそれと類似の情報を通じてLTEに対する選択/再選択優先順位が2G/3Gより高いように設定することができる。これは、CSFBが支援されるLTEセルでは、2G/3GよりLTEを使用するように誘導するためのものである。
【0043】
本発明の第3実施形態による方法は、端末とコアネットワーク間の相互動作を利用するものである。CSFBを使用しようとする端末がLTE網で接続を試みる場合、combined attachまたはcombined TAU過程を行い、これを受信したCSFBを支援しないコアネットワークがCSFB未支援可否を端末に通知する場合、端末は、当該ネットワークに対する情報、例えばPLMN IDまたはTAIを格納すると同時に、当該セルはこれ以上LTEとして使用しない。
【0044】
図5は、本発明の第3実施形態による端末とネットワークの動作を示す図である。
【0045】
端末は、登録されていないLTE網に接続をするために、attachまたはTAU過程を行い、CSFBを使用する場合には、combined attachまたはcombined TAU過程を行わなければならない。したがって、端末は、505段階で、ネットワークにcombined attachまたはcombined TAU要請メッセージを伝送する。端末の要請メッセージは、コアネットワークのMME(Mobility Management Entity)に伝達される。
【0046】
端末からcombined attach/TAU requestメッセージを受信したMMEは、510段階で、端末がCSFBを行おうとする端末であることが分かる。しかし、ネットワークがCSFBを支援しない場合、MMEは、515段階で、端末にattach acceptを送りながらattachの結果がEPS(Evolved Packet System)onlyであることを通知するか、またはTAU acceptを送りながら結果がTA updatedであることを通知し、CSサービスに対する登録は、行われなかったことを通知することができる。また、追加的に、MMEは、端末にcause valueとして#18、CS domain not availableを伝達するか、当該ネットワーク(または領域)ではCSFB使用が不可能であることを通知する新しいcauseを伝達することもできる。
【0047】
MMEから上記のような情報を受信した端末は、CSFBを使用しなければならないにもかかわらず、現在LTEネットワークがCSFBを支援しないことが分かる。端末は、この場合、520段階で、登録過程を試みたネットワークのPLMN IDをリスト(例えば、Forbidden PLMN list for LTE)に格納し、当該リストに属するPLMN IDを有するネットワークに対しては、LTEを使用しないようにする。すなわち、端末は、セル選択/再選択過程で受信したセル情報(例えば、System Information Block)が当該セルがLTEセルであることを示し、セル情報に含まれたPLMN IDが端末に格納されたリストに含まれる場合、当該セルを選択/再選択候補から除外する。
【0048】
端末は、セル選択/再選択可否を決定するために、PLMN IDの代わりに、TAIを使用することもできる。具体的に、端末がCSFBを使用しなければならないにもかかわらず、
図5のような過程によって現在LTEネットワークがCSFBを支援しないことが分かった場合、登録過程を試みたネットワークのTAIをリスト(例えば、Forbidden TAI list for LTE)に格納し、当該リストに属するTAIを有するネットワークに対してはLTEを使用しないようにする。すなわち、端末は、セル選択/再選択過程で受信したセル情報(例えば、System Information Block)が当該セルがLTEセルであることを示し、セル情報に含まれたTAIが端末に格納されたリストに含まれる場合、当該セルを選択/再選択候補から除外する。
【0049】
以上のような過程中に、MMEは、ユーザ端末に追加的にCSFBが支援されないLTE網の情報、例えばCSFBが支援されない他のLTE網のPLMN IDのリストまたはTAIのリストを提供することもできる。この情報は、attach acceptメッセージやTAU acceptメッセージに含まれることができ、これを受信したユーザ端末は、前記情報に含まれたPLMN(またはTAI)を有するLTEセルに対しては、CSFBが支援されないことを判断することができる。
【0050】
もしLTEが支援されない網でユーザ端末がcombined attachまたはcombined TAU過程を行った場合、MMEは、前述した実施形態の変形でPSサービスに対する応答の代わりに、attach rejectまたはTAU rejectメッセージをユーザ端末に伝達しながら登録拒否を行うこともできる。この場合にも、前記情報をユーザ端末に伝達するか、ユーザ端末が格納して以後LTE網のCSFB支援可否を判断することができるようにする概念は、そのまま適用されることができる。
【0051】
上記のようなPLMN IDまたはTAIを利用した動作は、少しの変更を通じてCSFBを支援する網での動作に置換されることができる。すなわち、ユーザ端末がCSFBを支援するLTE網で登録を試みた場合、MMEのようなコアネットワークノードは、CSFBとLTEサービスに対する登録許容メッセージを送ると共に、追加的に端末がLTEとして使用してはならないPLMN IDまたはTAIの情報を与えることができる。すなわち、登録の結果がcombined IMSI/EPS attachまたはcombined IMSI/EPS updatedありながら、forbidden PLMN list for LTEまたはforbidden TAI list for LTEを提供するものである。これを受信した端末は、登録を終えたLTE網では、LTEサービスとCSサービスを同時に受けることができるが、提供されたリストに含まれていて、LTEとして使用してはならないPLMN IDまたはTAIを有する網に移動した場合、当該網に属するセルをセル選択/再選択過程の候補から除外することができる。
【0052】
以上の実施形態では、コアネットワークがattach/TAU過程中にPLMNまたはTAIに対するCSFB支援可否を通知し、それによって、ユーザ端末がLTEセルに対する選択/再選択可能可否を決定したが、本発明のさらに他の実施形態によれば、コアネットワークから受信した情報に基づいて(PLMNまたはTAIに対する)CSFB支援可否を判断し、もし当該地域でCSFBが支援されない場合、端末が自体的に(locally)LTEセルに対する選択/再選択優先順位を2G/3Gセルの選択/再選択優先順位に比べて低減し、LTEセルの選択を阻止するようにすることができる。ここで、選択/再選択優先順位は、通常、RRCConnectionReleaseメッセージのIdleModeMobilityControlInfo内にcarrier frequency別に再選択優先順位を通じて設定されることができる。
【0053】
一方、2G/3Gは、LTEセルの選択を勧めるために、自分に接続された端末のLTEセルに対する優先順位をさらに高めることができる。すなわち、前記LTEセルでの優先順位設定によって端末が2G/3Gセルを選択し、網に接続した後、接続が解除されるとき、2G/3G基地局は、端末に前述したIdleModeMobilityControlInfoまたはそれと類似の情報を通じてLTEに対する選択/再選択優先順位が2G/3Gより高いように設定することができる。これは、CSFBが支援されるLTEセルでは、2G/3GよりLTEを使用するように誘導するためのものである。
【0054】
本発明の第4実施形態による方法は、CSG(Closed Subscriber Group)概念を使用するものである。本発明の第4実施形態によれば、CSFBを支援するLTE網に属するセルは、あらかじめ定められたCSG IDを有している。また、CSFBを支援するシングルラジオLTE端末にも、同様に、CSFBを支援するLTE網に属することを示すCSG IDまたはIDのリスト(list)が設定されている。このようなCSG IDまたはIDのリストは、端末のHPLMNまたはEHPLMNのみに対して許容されるように設定されることができる。また、この際、CSFBを支援するLTEセルは、hybrid cellに設定され、CSG IDを有しないユーザ端末(例えば、デュアルラジオLTE端末)の使用時に問題が発生しないようにすることができる。
【0055】
したがって、CSFB基盤のシングルラジオLTE端末は、LTEセルから受信した情報によって当該セルのCSG IDが、自分が有しているCSG IDリストと一致する場合にのみ、当該セルを使用する。CSFBを支援しないLTEセルは、CSG IDを使用しないので、シングルラジオ端末が接続を行うことを阻止することができる。本実施形態で、CSFBを支援するLTEセルは、CSG IDを放送(broadcast)し、CSFBを支援しないLTEセルは、CSG IDを放送しないので、シングルラジオCSFB LTE端末は、自分に設定されたCSG IDとLTE網が有するCSG IDの一致可否を比較し、LTE網のCSFB支援可否を判断することができる。
【0056】
図6は、本発明の第4実施形態によってCSG概念を利用してセル選択/再選択を行う過程を示す図である。
【0057】
図6を参照すると、605段階で、ユーザ端末は、受信部を通じて周辺セル情報、例えばSIBを受信する。制御部は、610段階で、受信したセル情報を通じて当該セルがLTEセルインジの可否を判断して、もしLTEセルなら、615段階で、受信部を通じて受信したセルのCSG ID(またはCSG ID)を設定されたCSG IDのリスト(list)と比較する。制御部は、この過程を通じて、620段階で、当該LTEセルを利用しても、LTEサービスとCSサービスを両方共受けることができるか否かを判断することができる。制御部は、当該LTEセルがCSFBを支援してLTEが使用可能なものと判断すれば、当該セルを選択可能なセルとして考慮し、当該LTEセルがCSFBを支援しなくて当該セルでLTEを使用すれば、CSサービスに問題が起こるものと判断する場合には、当該セルに対する選択を考慮しない。前記過程でユーザ端末は、受信したセル情報にCSG IDが含まれない場合に対しても、CSFBが支援されないと判断することができる。
【0058】
本発明の第4実施形態によるCSG ID基盤のLTE使用可否決定動作は、特定PLMNのみに対して限定的に適用されることができる。すなわち、ユーザ端末には、前記説明したCSG IDを基盤としてLTEセルを選択/再選択するか否かを決定する動作を行うPLMN ID(またはPLMN IDのlist)が設定されることができる。例えば、ユーザ端末のHPLMN(Home PLMN)またはこれに準ずるEHPLMN(Equivalent Home PLMN)のみに対して前記動作を行うように設定された場合、現在ユーザ端末がとどまる網のPLMNがHPLMNやEHPLMNと一致する場合のみに限って、前記CSG ID基盤のセル選択/再選択決定判断過程を適用し、その他のPLMNに対しては適用しなくてもよい。
【0059】
前記CSG ID基盤の実施形態の変形として、次の実施形態を考慮することもできる。この変形された実施形態では、CSFBを支援しないLTE網に属するセルは、あらかじめ定められたCSG IDを有している。また、デュアルラジオLTE端末にも、同様にCSFBを支援しない当該CSG IDまたはIDのリスト(list)が設定されている。このようなCSG IDまたはIDのリストは、HPLMNとEHPLMNのみに対して許容されるように設定されることができる。また、この際、CSFBを支援しないLTEセルは、closed cellに設定され、CSG IDを有しないユーザ端末(例えば、シングルラジオLTE端末)が接続することを阻止することができる。
【0060】
CSFBが支援されないLTE網で、デュアルラジオLTE端末は、LTEセルが提供するセル情報に含まれたCSG IDが自分が有しているCSG IDと一致するので、LTE網を選択して使用することができる。一方、CSFB基盤のシングルラジオLTE端末は、LTEセルから受信した情報によって当該セルがCSGセルであるかを把握することができ、ユーザ端末には、一致するCSG IDが設定されていないので、当該セルを選択/再選択することができない。したがって、この方法を使用する場合、CSFBが支援されないLTE網をデュアルラジオLTE端末は使用し、シングルラジオCSFB基盤LTE端末は使用しないように設定することが可能である。
【0061】
以上の実施形態では、CSG IDを通じてCSFB支援可否を通知し、それによって、LTEセルに対する選択/再選択可能可否を決定したが、本発明のさらに他の実施形態によれば、端末は、LTEセルが伝送するCSG IDと自分に設定されたCSG ID(list)を通じてCSFB支援可否を判断し、もし当該地域でCSFBが支援されない場合、端末が自体的に(locally)LTEセルに対する選択/再選択優先順位を2G/3Gセルの選択/再選択優先順位に比べて低減し、LTEセルの選択を阻止するようにすることができる。ここで、選択/再選択優先順位は、通常、RRCConnectionReleaseメッセージのIdleModeMobilityControlInfo内にcarrierfrequency別に再選択優先順位を通じて設定されることができる。
【0062】
一方、2G/3Gは、LTEセルの選択を勧めるために、自分に接続された端末のLTEセルに対する優先順位をさらに高めることができる。すなわち、前記LTEセルでの優先順位設定によって端末が2G/3Gセルを選択し、網に接続した後、接続が解除されるとき、2G/3G基地局は、端末に前述したIdleModeMobilityControlInfoまたはそれと類似の情報を通じてLTEに対する選択/再選択優先順位が2G/3Gより高いように設定することができる。これは、CSFBが支援されるLTEセルでは2G/3GよりLTEを使用するように誘導するためのものである。
【0063】
本発明の第5実施形態による方法は、セル情報に当該セルがCSFBを支援するか否かを含ませるものである。具体的に、CSFBを支援しないLTE網に属するセルは、CSFB使用が不可能であることを通知する情報をセル情報(例えば、System Information Block)に含んで伝送する。CSFB基盤のシングルラジオLTE端末は、LTEセルから受信した情報によってCSFBが支援される場合(すなわち、CSFB未支援可否を通知しない場合)に限って、当該セルを使用することができると判断し、選択/再選択候補として考慮する。
【0064】
より具体的に、上記方案は、既存セル情報にある情報を活用することによって具現されることができる。例えば、CSFBを支援しないLTEセルは、System Information Block Type 2に存在するac−BarringForCSFBを通じてCSFBを使用することができないという事実をユーザ端末に通知し、これを受信したシングルラジオLTE端末は、CSFB未支援可否を把握し、当該セルをセル選択/再選択過程で使用してはならないことを把握することができる。
【0065】
この際、CSFBが使用されることができないことを示すときに使用されるac−BarringForCSFBに含まれる具体的な値(例えば、ac−BarringFactor、ac−BarringTimeの値)は、ユーザ端末にあらかじめ設定されたものと同じでなければならない。例えば、CSFBを支援しないLTEセルは、ac−BarringForCSFB内のac−BarringFactorの値をp95に設定することによって、当該セルでCSFBを使用することができないことを端末に通知し、ユーザ端末には、上記パラメータの値による情報があらかじめ設定されていて、前記情報を受信すれば、当該LTEセルに対する選択/再選択を行わなくてもよい。
【0066】
本発明の第4実施形態と同様に、上記のようなAccess Class Barring情報基盤LTE使用可否決定動作は、特定PLMNだけに対して限定的に適用されることができる。すなわち、ユーザ端末には、前記説明したAccess Class Barring情報を基盤としてLTEセルを選択/再選択するか否かを決定する動作を行うPLMN ID(またはPLMN IDのlist)が設定されることができる。例えば、ユーザ端末のHPLMN(Home PLMN)またはこれに準ずるEHPLMN(Equivalent Home PLMN)のみに対して前記動作を行うように設定された場合、現在ユーザ端末がとどまる網のPLMNがHPLMNやEHPLMNと一致する場合のみに限って、前記Access Class Barring基盤のセル選択/再選択決定判断過程を適用し、その他のPLMNに対しては適用しなくてもよい。
【0067】
また、他の方案として、上記第5実施形態は、セル情報に新しいCSFB支援可否を示す識別子を追加することによって具現されることができる。例えば、LTEセルは、SystemInformation Block(SIB)Type 1またはType 2にCSFBSupportedのような新しい識別子を含むことができ、このような識別子は、CSFBが支援されるかまたは支援されないことをユーザ端末に通知するのに使用される(CSFBSupportedとして使用される場合、0は、CSFB未支援、1は、CSFB支援を示すことができる)。CSFB支援可否に対する明示的な識別子をLTEセルから受信したユーザ端末は、LTE網のCSFB支援可否を把握することができ、シングルラジオCSFB LTE端末の場合、CSFBが支援されないLTE網は、接続を考慮しない。
【0068】
また、他の方案として、上記第5実施形態は、LTEセルで伝送することができるSIB type 8の特定フィールドを利用して具現されてもよい。例えば、LTEセルが伝送するSIB type 8は、LTE周辺のCDMA 2000網に対する情報を通知するために使用され、SIB type 8の指示子(indicator)のうちcsfb−DualRxTxSupportまたはcsfb−SupportForDualRxUEsを使用してCSFBが支援されるかまたは支援されないことをユーザ端末に通知することができる(上記2つのindicatorに対して、TRUEまたは1は、CSFB支援、FALSEまたは0は、CSFB未支援を示すことができる)。
【0069】
一般的に、CDMA 2000網が周辺に存在しない場合、LTE基地局は、SIB type 8を伝送せず、CDMA 2000接続が不要な端末も、SIB type 8を聞く必要がないが、本発明の実施形態では、CDMA 2000が存在しないとき、基地局がSIB type 8にある特定識別子を通じてLTEセルのCSFB支援可否を通知することができる。CSFB支援可否に対する明示的な識別子をLTEセルから受信したユーザ端末は、LTE網のCSFB支援可否を把握することができ、シングルラジオCSFB LTE端末の場合、CSFBが支援されないLTE網は、接続を考慮しない。
【0070】
このようにCDMA 2000網に接続するためのものではないCSFB支援可否を把握するためにSIB type 8を受信し解析する動作は、シングルラジオCSFB LTE端末に限定的に適用されることができ、特に、このような動作は、セルが特定領域(PLMNまたはTAIなど)に属するときにのみ発生してもよい。
【0071】
図7は、本発明の第5実施形態による端末の動作を示す図である。
【0072】
図7を参照すると、705段階で、端末は、受信部を通じて周辺セル情報、例えばSIBを受信する。端末の制御部は、710段階で、受信したセル情報を通じて当該セルがLTEセルであるか否かを判断する。ひいては、あらかじめ設定されたPLMN IDのリストを通じて当該セルで本発明の第5実施形態を適用することができるか、すなわちCSFB支援可否を示す識別子によってセル選択可否を決定することができるかを確認することができる。
【0073】
セル情報を通じて当該セルがLTEセルであると判断される場合、端末は、615段階で、セル情報の識別子を確認する。ここで、識別子は、既存SIBに含まれている識別子であってもよく、新しく定義された識別子であってもよい。620段階で、端末は、識別子の値を通じて当該LTEセルがCSFBを支援するか否かを確認する。CSFBを支援する場合、端末は、625段階で、当該LTEセルをセル選択候補に含ませ、CSFBを支援しない場合、630段階で、当該LTEセルをセル選択候補から除外する。
【0074】
以上の実施形態では、Access Class Barring情報またはSIBを通じてCSFB支援可否を通知し、それによって、LTEセルに対する選択/再選択可能可否を決定したが、本発明のさらに他の実施形態によれば、端末は、LTEセルが伝送する上記識別子を通じてCSFB支援可否を判断し、もし当該地域でCSFBが支援されない場合、端末が自体的に(locally)LTEセルに対する選択/再選択優先順位を2G/3Gセルの選択/再選択優先順位に比べて低減し、LTE選択を阻止するようにすることができる。ここで、選択/再選択優先順位は、通常、RRCConnectionReleaseメッセージのIdleModeMobilityControlInfo内にcarrier frequency別に再選択優先順位を通じて設定されることができる。
【0075】
一方、2G/3Gセルでは、LTEセルの選択を勧めるために、自分に接続された端末のLTEに対する優先順位をさらに高めることができる。すなわち、LTEセルでの優先順位設定によって端末が2G/3Gセルを選択し、網に接続した後、接続が解除されるとき、2G/3G基地局は、端末に前述したIdleModeMobilityControlInfoまたはそれと類似の情報を通じてLTEセルに対する選択/再選択優先順位が2G/3Gより高いように設定することができる。これは、CSFBが支援されるLTEセルでは、2G/3GよりLTEを使用するように誘導するためのものである。
【0076】
本発明の第6実施形態によれば、ユーザ端末は、自分がCSFBを支援するLTE端末であることを示す識別子を基地局に通知し、基地局は、受信された識別子と自分または周辺LTEセルのCSFB支援可否を一緒に考慮してCSFB使用可能可否を決定した後、もしCSFBを使用することができる場合、端末のLTE優先順位を2G/3Gより高く設定し、そうではなければ、LTE優先順位を低く設定することができる。
【0077】
より具体的に、端末がLTEセルを選択して接続を試みるとき、端末は、CSFB支援可否を懶怠内は識別子を含むことができる。識別子の例として、RRCメッセージにcsfb_supportedなどを含ませるか、またはFeature Group IndicatorにCSFB支援可否を示す特定値を使用することができる。
【0078】
端末から識別子を含んだ接続要請を受信したLTE基地局は、LTEセルがCSFBを支援することができる場合、端末のLTE/2G/3G周波数に対する再選択優先順位を設定するとき、LTEの優先順位を相対的に高く設定する。反対に、LTE基地局は、LTEセルがCSFBを支援することができない場合、端末のLTE/2G/3G周波数に対する再選択優先順位を設定するとき、LTEの優先順位を相対的に低く設定する。この状況で、端末は、コアネットワークからCSサービスに対する登録が失敗したことを示す情報を受信しても、LTE機能(E−UTRAN capability)をオフとしなくてもよい。
【0079】
一方、端末が2G/3Gセルを選択して接続を試みるときにも、同様に、CSFB支援可否を示す識別子を含むことができる。識別子の例として、RRCメッセージにcsfb_supportedなどを含ませるか、またはFeature Group IndicatorにCSFB支援可否を示す特定値を使用することができる。
【0080】
端末から識別子を含む接続要請を受信した2G/3G基地局は、周辺のLTEセルがCSFBを支援することができる場合、端末のLTE/2G/3G周波数に対する再選択優先順位を設定するとき、LTEの優先順位を相対的に高く設定する。反対に、2G/3G基地局は、周辺LTEセルがCSFBを支援することができない場合、端末のLTE/2G/3G周波数に対する再選択優先順位を設定するとき、LTEの優先順位を相対的に低く設定する。
【0081】
図8は、本発明の好ましい実施形態によって動作する端末の構成を示す図である。
図8を参照すると、本発明の実施形態による端末は、無線送受信部810、制御部820及び格納部830を具備することができる。
【0082】
無線送受信部810は、ネットワークからセル情報を受信し、制御部820の制御によって登録関連メッセージを送受信する。制御部820は、以上で説明した実施形態によってセル情報から現在LTEセルがCSFBを支援するか否かを判断し、判断結果によってセル選択可否を決定する。格納部830には、本発明の実施形態による端末の動作に必要な各種情報が格納されることができる。例えば、CSFB支援可否によって設定されたPLMN IDまたはTAIリストが格納されることができる。
【0083】
図9は、本発明の好ましい実施形態によって動作するMMEの構成を示す図である。
図9を参照すると、本発明の実施形態によるMMEは、インターフェース部910、制御部920及び格納部930を具備することができる。
【0084】
インターフェース部910は、基地局と連結され、端末に伝達されるメッセージ及び端末から伝達するメッセージを送受信する。制御部920は、以上で説明した本発明の実施形態と関連して端末に伝達されるメッセージを設定する。格納部940には、本発明の実施形態によるMMEの動作に必要な各種情報が格納されることができる。例えば、LTEセルがCSFBを支援するか否かによって異なるように設定されたPLMN IDまたはTAI情報が格納されることができる。
【0085】
一方、ローカル網でPDN連結が生成された後、端末が移動するとき、PDN連結をどのように処理するかも重要なイシューである。この発明は、基地局に近いローカルSGW(Serving Gateway)とLGW(Local Gateway)がco−locatedされたゲートウェーが1つのローカルネットワークを構成するアーキテクチャーを前提とする。端末が1つのローカルネットワーク内の基地局を利用して接続するときは、当該ローカルネットワーク内のローカルSGW/LGWを利用することが効率的なデータパスを構成するようにする。
【0086】
したがって、端末がローカルネットワーク1の領域からローカルネットワーク2の領域に移動したとき、ローカルネットワーク1のローカルLGWを利用して連結されたPDNconnectionをreleaseさせ、ローカルネットワーク1のローカルSGWをローカルネットワーク2のローカルSGWにre−locationさせた後、releaseされたPDN connectionを端末がさらに要請することができるようにcauseで端末に通知しなければならない。
【0087】
ところが、問題は、端末がconnectedモード状態で2つの異なるローカルネットワークを移動したとき、そのhandover過程中には、ローカルネットワークの移動をMMEで把握できないという点である。特に、2つの異なるローカルネットワークにあるSGW/LGWと(H)eNBが互いに連結された場合には、端末がローカルネットワーク1からローカルネットワーク2に移動するとしても、実際データパスがローカルネットワーク1のSGW/LGWとローカルネットワーク2の(H)eNBが連結されるデータパスで形成され、非効率的なデータパスが生成されることができる。
【0088】
これを解決するためには、MMEが端末が他のlocal networkに移動したことを把握しなければならない。特に1つのTA内に2つの異なるローカルネットワークが存在するか、端末のTA listに該当するTA内に2つのローカルネットワークが存在する場合、端末がidle状態であるか、connected状態であるかに関係なく、端末がTAU(tracking area update)を行わないので、端末が他のローカルネットワークに移動したことを端末の移動性管理controllerであるMMEで把握することができない。
【0089】
すなわち、Handover過程では、端末が伝送するメッセージがないため、MMEで端末のlocal networkの移動性可否を判断することができず、端末がidle状態で移動するときにも、端末が伝送するメッセージがないため、MMEで端末のlocalnet workの移動性可否を判断することができない。
【0090】
したがって、このような条件のうち、idle状態として端末が他のローカルネットワークに移動したときは、端末がactive状態となるservice requestメッセージを送り、そのservice requestメッセージを基地局がMMEに伝達するとき、現在のlocal network IDを一緒にMMEに伝達する。それでは、service requestメッセージを処理する中に、MMEは、local network IDを見て、ローカルLGWを利用するPDN connectionをreleaseしなければならないかを決定する。releaseをしなければならない場合、MMEは、基地局に端末のベアラー(bearer)関連コンテキスト(context)をsetupする前にreleaseをまず行い、必要に応じて、さらに近いSGWにSGWを替えるre−locationを行った後、service request過程のために、基地局にreleaseされたPDN connection関連した内容を除いたbearerのsetupを要請する。
【0091】
また、端末がconnected状態に移動するときにも、同一に端末がhandoverが行われた後、idleに状態が転換された後に、さらにconnectedされるために、service requestを行うとき、local network id情報を利用して他のローカルネットワークLGWを使用するPDN connectionをreleaseし、SGWをre−locationさせる動作を行う。
【0092】
端末がconnected状態に移動する過程中に、すなわちhandover中に行われることができる他の実行例として、handover中にターゲットeNBがMMEに伝達するメッセージであるS1 handoverのhandover request ackまたはX2 handoverのpath switch requestのメッセージにtarget基地局が属するlocal networkの情報を入れ、これを受信したMMEは、handover過程がすべて行われるときまでこれを格納し、handover過程の実行が終わった後、しばらく格納したtarget基地局が属するlocal network情報を基盤としてローカルLGWを利用するPDN connectionをreleaseしなければならないかを決定して行い、必要に応じて、さらに近いSGWにSGWを替えるre−locationを行う。
【0093】
図10は、本発明の好ましい実施形態によって動作する基地局の構成を示す図である。
図10を参照すると、本発明の実施形態による基地局は、送受信部1010、制御部1020及び格納部1030を具備することができる。
【0094】
送受信部1010は、有線送受信部と無線送受信部で構成されることができる。有線送受信部は、MMEと連結され、端末に伝達されるメッセージ及び端末から伝達されるメッセージを送受信する。無線送受信部は、端末にセル情報を送信する。制御部1020の制御によって端末と端末のセル選択関連メッセージを送受信する。制御部1020は、以上で説明した実施形態によって端末のセル選択のためにセル情報に現在LTEセルがCSFBを支援するか否かを含ませる。格納部1030には、本発明の実施形態による基地局の動作に必要な各種情報が格納されることができる。
【0095】
端末がcombined attach processを行うというのは、端末がattach requestメッセージのEPS attach type IEをcombined EPS/IMSI attachに設定して伝送することを意味する。同様に、端末がcombined TAU processを行うのは、TAU requestメッセージのEPS update type IEをcombined TA/LA updating with IMSI attachに設定して伝送することを意味する。
【0096】
前述した実施形態において、すべての段階は、選択的に実行の対象となるか、または省略の対象となることができる。また、各実施形態において、段階は、必ず順に起きる必要がなく、後先になってもよい。
【0097】
一方、本明細書と図面に開示された本発明の実施形態は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を助けるために特定例を提示したものに過ぎず、本発明の範囲を限定しようとするものではない。すなわち本発明の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であることは、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に自明である。