【発明が解決しようとする課題】
【0008】
登録施設名称が非慣用的な文字列で形成されていると、既述の「味仙」の例のように、検索キーワードの作成に手間がかかることがある。
以下に掲げる店舗名(登録施設名称)は、汎用的なナビゲーション装置が利用する登録施設名称として、実際に保存されているものである。
【0009】
美可和家(ミカワヤ)、萬寿野(マスヤ)、志乃多゛(シノダ)、夢結心(マゴコロ)、彗冨運(スプーン)、菜厨瑠(ナチュール)、味楽留(ミラクル)
これらの登録施設名称は、その称呼を構成する一連のテキスト(この場合、カナ)を入力して、これを変換しても生成されないことは明らかである。
そこで、登録施設名称を構成する文字を一文字ずつ特定していくことになるが、その変換作業に手間がかかることは否めない。
よって、この発明は、登録施設名称が非慣用的な文字列で形成されていたとしても、その登録施設名称に対応する検索キーワードを簡易に形成できるようにし、もって施設名称検索を簡易化することを目的とする。
【0010】
この発明はかかる目的を達成すべくなされたものであり、その第1の局面は次所ように規定される。即ち、
登録施設名称を保存する登録施設名称保存部と、
検索キーワードを入力する入力部と、
入力された前記検索キーワードに対応する登録施設名称を、前記登録施設名称保存部を参照して、検索する検索部と、
該検索部による検索の結果、前記検索キーワードに対応する登録施設名称がなかったとき、前記入力した検索キーワードを修正する修正部と、を備え、
前記検索部は、前記修正された前記検索キーワードに対応する登録施設名称を再度検索する。
【0011】
このように規定される第1の局面の施設名称検索装置によれば、利用者が入力した検索キーワードに対応する登録施設名称が登録施設名称保存部に保存されていなかったとき、修正部がその検索キーワードを修正する。修正された検索キーワードで再度検索を実行する。このようにして検索キーワードを自動的に修正することにより、検索キーワードに一致したり、また高い近似度を示したりする登録施設名称がリストアップされる確率が向上する。
【0012】
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、第1の局面で規定の施設名称検索装置において、前記修正部は、前記検索キーワードが2文字以上の検索文字を含むとき、前記検索文字の1文字を所定のルールに従って削除する。
【0013】
既述の味仙の例で示したように、「仙」の文字はテキスト『セン』に対する変換候補文字順位が低いので、変換候補文字として表示されるまでに時間がかかることがある。他方、『センダイ』と入力すると高位で「仙台」と検索文字が表示されるので、この「仙台」から「台」の一文字を削除したほうが短時間で済む。
この第2の局面で規定する検索装置では、その修正部が入力された検索文字から1文字を所定のルールに従って削除する。よって、利用者による検索キーワードの手修正を待たずに、修正された検索キーワードによる再検索が実行されて、登録施設名称をリストアップできる。よって、検索の効率化、高速化が可能となる。
【0014】
この発明の第3の局面は次のように規定される。即ち、
第2の局面に規定の施設名称検索装置において、前記修正部は、前記入力された前記検索キーワードの終端の検索文字を削除する。
文字を削除する場合、バックスペースキーを用いて終端文字をその対象とすることが効率的である。従って、利用者は経験的に終端文字を削除することを前提として、検索キーワードを構成する検索文字を入力しがちとなる。よって、第3の局面のように、修正部において終端の検索文字を削除し、かかる検索文字をもって検索キーワードを構成して再度検索を実行することで、検索が効率化されてかつ高速化される。
【0015】
この発明の第4の局面は次のように規定される。即ち、第1の局面に規定の施設名称検索装置において、前記入力部は、
入力されたテキストを変換して検索文字を特定する検索文字特定部を備え、
前記修正部は、前記検索文字特定部によるテキストの最後の変換により特定された検索文字により生成される検索キーワードに対応した登録施設名称がなく、かつ最後の変換により特定された検索文字が2文字以上のとき、そのうちの1文字を所定のルールに従って削除する。
このように規定される第4の局面の施設名称検索装置によれば、第2の局面と同様に、利用者による検索キーワードの手修正を待たずに、修正された検索キーワードによる再検索が実行されて、登録施設名称をリストアップできる。よって、検索の効率化、高速化が可能となる。
【0016】
この発明の第5の局面は次のように規定される。即ち、第4の局面に規定の施設名称検索装置において、前記修正部は、前記最後の変換により特定された検索文字の終端文字を削除する。
このように規定される第5の局面の施設名称検索装置によれば、第3の局面と同様に、検索が効率化されてかつ高速化される。即ち、利用者は経験的に終端文字を削除することを前提として、検索キーワードを構成する検索文字を入力しがちとなる。よって、この第5の局面のように、修正部において終端の検索文字を削除し、かかる検索文字をもって検索キーワードを構成して再度検索を実行することで、検索が効率化されてかつ高速化される。
【0017】
この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、第4の局面に規定の施設名称検索装置において、前記修正部は、前記最後の変換により特定された2文字以上の検索文字について、該検索文字のそれぞれの変換元のテキストに対応する変換候補文字順位を比較し、該順位の高い検索文字を削除する。
検索キーワードを構成する最後の検索文字(一文字)を特定する際、その文字を特定すべく音読み、若しくは訓読みでテキストを入力したとき、その文字の変換候補文字順位が高ければ、利用者は当該一文字のテキストを入力する。他方、その文字の変換候補文字順位が低い場合は、当該文字を含んだ二文字を変換対象として、素早く当該文字を入力画面へ表示させる。
【0018】
「味仙」の例でいうと、最後の一文字「仙」は、『セン』なるテキストに対する変換候補文字順位は、「千、線、船」等に比べて下位に位置する。そこで、『センダイ』と入力して「仙台」なる検索文字を一旦作成する。このとき、『セン』なるテキストに対する「仙」の変換候補文字順位は、『ダイ』なるテキストに対する「台」の変改文字順序より低い。仮に、検索文字の最後が「台」であれば、利用者は『ダイ』なるテキストを入力する可能性が高い。よって、最後の変換により特定された2文字以上の検索文字のそれぞれについて検索元のテキストに対応する変換候補文字順位を比較する。そして、変換候補順位の高い検索文字(上記の例では「台」)を削除することで、登録施設名称の検索精度が向上する。
【0019】
この発明の第7の局面は次のように規定される。即ち、
登録施設名称を保存する登録施設名称保存部、入力部、検索部、修正部及び出力部を備える施設名称検索装置を用いる施設名称検索方法であって、
前記検索部に、前記入力部により入力された検索キーワードに対応する登録施設名称を、前記登録施設名称保存部を参照して、検索させる検索ステップと、
前記修正部に、前記検索ステップによる検索の結果、前記検索キーワードに対応する登録施設名称がなかったとき、前記入力した検索キーワードを修正させる修正ステップと、
前記修正部に、前記修正された前記検索キーワードに対応する登録施設名称を再度検索させる、再検索ステップと、
を備える施設名称検索方法。
このように規定される第7の局面の施設名称検索方法を実行することにより、第1の局面に記載の発明と同様の作用が得られる。
【0020】
この発明の第8の局面は次のように規定される。即ち、第7の局面に規定の施設名称検索方法において、前記修正ステップでは、前記修正部に、前記検索キーワードが2文字以上の検索文字を含むとき、前記検索文字の1文字を所定のルールに従って削除させる。
このように規定される第8の局面の施設名称検索方法を実行することにより、第2の局面に記載の発明と同様の作用が得られる。
【0021】
この発明の第9の局面は次のように規定される。即ち、第7の局面に規定の施設名称検索方法において、前記修正ステップでは、前記修正部に、前記入力された前記検索キーワードの終端文字を削除させる。
このように規定される第8の局面の施設名称検索方法を実行することにより、第3の局面に規定の発明と同様の作用が得られる。
【0022】
この発明の第10の局面は次のように規定される。即ち、第7の局面に規定の施設名称検索方法において、
前記入力部は、
入力されたテキストを変換して検索文字を特定する検索文字特定部を備え、
前記修正ステップでは、前記修正部に、前記検索文字特定部によるテキストの最後の変換により特定された検索文字により生成される検索キーワードに対応した登録施設名称がなく、かつ最後の変換により特定された検索文字が2文字以上のとき、そのうちの1文字を所定のルールに従って削除させる。
このように規定される第10の局面に規定の施設名称検索方法を実行することにより、第4の局面に記載の発明と同様の作用が得られる。
【0023】
この発明の第11の局面は次のように規定される。即ち、第10の局面に規定の施設名称検索方法において、前記修正ステップでは、前記修正部に、前記最後の変換により特定された検索文字の終端文字を削除する。
このように規定される第11の局面の施設名称検索方法を実行することにより、第5の局面に記載の発明と同様の作用が得られる。
【0024】
この発明の第12の局面は次のように規定される。即ち、第10の局面に規定の施設名称検索方法において、前記修正ステップでは、前記修正部に、前記最後の変換により特定された2文字以上の検索文字について、該検索文字のそれぞれの変換元のテキストに対応する変換候補文字順位を比較させ、該順位の高い検索文字を削除させる。
このように規定される第12の局面の施設名称検索方法を実行することにより、第6の局面に記載の発明と同様の作用が得られる。
【0025】
この発明の第13の局面は次のように規定される。即ち、
登録施設名称を保存する登録施設名称保存部、入力部、検索部、修正部及び出力部を備える施設名称検索装置を制御するコンピュータ用プログラムであって、
前記検索部に、前記入力部により入力された検索キーワードに対応する登録施設名称を、前記登録施設名称保存部を参照して、検索させる、
前記修正部に、前記検索ステップによる検索の結果、前記検索キーワードに対応する登録施設名称がなかったとき、前記入力した検索キーワードを修正させる、コンピュータ用プログラム。
このように規定される第13の局面のコンピュータ用プログラムを実行することにより、第7の局面に規定の発明と同一の作用が得られる。
【0026】
この発明の第14の局面は次の様に規定される。即ち、第13の局面に規定のコンピュータ用プログラムにおいて、前記修正ステップでは、前記修正部に、前記検索キーワードが2文字以上の検索文字を含むとき、前記検索文字の1文字を所定のルールに従って削除させる。
このように規定される第14の局面のコンピュータ用プログラムを実行することにより、第8の局面に規定の発明と同一の作用が得られる。
【0027】
この発明の第15の局面の発明は次の様に規定される。即ち、第13の局面に規定のコンピュータ用プログラムにおいて、前記修正ステップでは、前記修正部に、前記入力された前記検索キーワードの終端文字を削除させる。
このように規定される第15のコンピュータ用プログラムを実行することにより、第9の局面に規定の発明と同一の作用が得られる。
【0028】
この発明の第16の局面の発明は次の様に規定される。即ち、第13の局面に規定のコンピュータ用プログラムにおいて、
前記入力部は、
入力されたテキストを変換して検索文字を特定する検索文字特定部を備え、
前記修正部に、前記検索文字特定部によるテキストの最後の変換により特定された検索文字により生成される検索キーワードに対応した登録施設名称がなく、かつ最後の変換により特定された検索文字が2文字以上のとき、そのうちの1文字を所定のルールに従って削除させる。
このように規定される第16の局面のコンピュータ用プログラムを実行することにより、第10の局面に規定の発明と同一の作用が得られる。
【0029】
この発明の第17の局面は次の様に規定される。即ち、第16の局面に規定のコンピュータ用プログラムにおいて、前記修正部に、前記最後の変換により特定された検索文字の終端文字を削除する。
このように規定される第17の局面に規定されるコンピュータ用プログラムを実行することにより、第11の局面に規定の発明と同一の作用が得られる。
【0030】
この発明の第18の局面は次の様に規定される。即ち、第16の局面に規定のコンピュータ用プログラムにおいて、前記修正ステップでは、前記修正部に、前記最後の変換により特定された2文字以上の検索文字について、該検索文字のそれぞれの変換元のテキストに対応する変換候補文字順位を比較させ、該順位の高い検索文字を削除させる。
このように規定される第18の局面のコンピュータ用プログラムを実行することにより、第の12局面に規定の発明と同一の作用が得られる。