【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的のうち少なくとも1つの目的を実現するため本発明はエアサプライ駆動装置を提供する。そのエアサプライ駆動装置はプロセスガスを貯蔵して供給する常圧維持ユニットを含む。前記常圧維持ユニットは、順に連結されかつワンウェイバルブにより連結を制御する気体供給圧縮装置、気体注入チャッキバルブ、気体供給容器および排気バルブコントロールモジュールを含む。
気体供給圧縮装置は、自動、連動または手動モードで起動運転と停機シークエンスを制御することによりパワーを出力し、気体供給側の前記プロセスガスを気体供給容器に注入して圧縮させ、かつ気体供給側の前記プロセスガスの状態をフィードバックして制御することにより、その圧力が予め設定された圧力パラメーターより大きくならないようにする。
気体注入チャッキバルブは、前記気体供給圧縮装置の排気圧力定格に適用し、前記気体供給圧縮装置の排気側と前記気体供給容器の入気側との間の管路に取り付けられることにより前記気体供給容器が前記プロセスガスを貯蔵するとともに圧力ポテンシャルエネルギー(potential energy)を貯蓄するようにし、
気体供給容器は、前記気体供給圧縮装置の排気圧力定格と予め設定されたエネルギー貯蓄量とに適用し、かつプロセスガスを貯蔵して提供し、
排気バルブコントロールモジュールは、自力、自動、連動または手動モードで開閉を制御することにより前記気体供給容器中の前記プロセスガスがスロットルと減圧をした後前記排気バルブコントロールモジュールの排気側に放出されるように制御し、かつ前記排気バルブコントロールモジュールの排気側の前記プロセスガスの状態をフィードバックして制御することによりその圧力が予め設定された圧力パラメーターより小さくならないようにする。
【0008】
前記気体供給圧縮装置には第一圧力改変器が配置され、前記第一圧力改変器は、前記気体供給圧縮装置の気体供給側の管路に配置され、前記気体供給圧縮装置に通信可能に直接に連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより前記気体供給圧縮装置の気体供給側のプロセスガスの圧力変化を検出し、かつ前記気体供給圧縮装置の起動運転と停機シークエンスを自動に制御するための第一の予め設定された圧力パラメーター変化信号を送信する。
【0009】
気体供給循環ユニットを更に含むことによりプロセスガスの容量を増加させ、かつ前記プロセスガスを外部に出力するか或いは内部に入力し、前記気体供給循環ユニットは、順に連結されかつワンウェイバルブによりその連結を制御する気体貯蔵増圧装置、注入チャッキバルブ、回転容器および気体補充バルブコントロールモジュールを含み、
気体貯蔵増圧装置の入気側は、前記気体供給容器に一方に連結されかつバルブによりその連結を制御し、自動、連動または手動モードで起動作動と停機シークエンスを制御してパワーを出力することにより、前記気体供給容器中の前記プロセスガスを移転させ、それを更に圧縮して前記回転容器に注入し、かつ前記気体供給容器中の前記プロセスガスの状態をフィードバックして制御することによりその圧力が予め設定された圧力パラメーターより大きくならないようにし、
注入チャッキバルブは、前記気体貯蔵増圧装置の排気圧力定格に適用し、前記気体貯蔵増圧装置の排気側と前記回転容器の入気側との間の管路に取り付けられることにより前記回転容器が前記プロセスガスを貯蔵するとともに圧力ポテンシャルエネルギーを貯蓄するようにし、
回転容器は、前記気体貯蔵増圧装置の排気圧力定格と予め設定された貯蔵量とに適用し、圧力ポテンシャルエネルギーを貯蔵し、プロセスガスを貯蔵するとともに循環させ、
気体補充バルブコントロールモジュールの排気側は、前記気体供給容器に一方に連結されかつバルブによりその連結を制御し、自力、自動、連動または手動モードで開閉を制御することにより、前記回転容器中の前記プロセスガスがスロットルと減圧をした後前記気体供給容器に放出されるように制御し、かつ前記気体供給容器内の前記プロセスガスの状態をフィードバックして制御することによりその圧力が予め設定された圧力パラメーターより小さくならないようにする。
【0010】
前記気体貯蔵増圧装置は電気駆動増圧装置であり、前記電気駆動増圧装置は、当該電気駆動増圧装置の入気側に配置されかつこの電気駆動増圧装置に通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結される第二圧力改変器を更に含むことにより前記気体供給容器内の前記プロセスガスの圧力変量を検出し、かつ前記気体貯蔵増圧装置に第二の予め設定された圧力パラメーター変化信号を送信することにより前記気体貯蔵増圧装置の起動作動と停機シークエンスを自動に制御する。
【0011】
気体供給循環ユニットを更に含むことによりプロセスガスの容量を増加させ、かつ前記プロセスガスを外部に出力するか或いは内部に入力し、前記気体供給循環ユニットは、具体的に、気体貯蔵増圧装置、順に連結されかつワンウェイバルブにより連結を制御する注入チャッキバルブ、回転容器および気体補充バルブコントロールモジュールを含み、前記気体貯蔵増圧装置は気体駆動増圧装置であり、当該気体駆動増圧装置は、駆動気体入力接続端、駆動気体出力接続端、プロセスガス入口およびプロセスガス排気口を含み、前記気体駆動増圧装置は、接続容器、駆動気体循環連結管および循環気体リリーフバルブを更に含み、前記気体供給圧縮装置が排出したプロセスガスを前記気体駆動増圧装置の駆動気体としてこの装置が作動するように駆動し、
前記気体供給圧縮装置の排気口は前記気体駆動増圧装置の駆動気体入力接続端に一方に連結され、前記接続容器は前記駆動気体出力接続端と前記プロセスガス入口との間の管路に直列に連結され、前記駆動気体は前記接続容器を介して前記プロセスガス入口側に流動し、前記プロセスガス排気口は前記注入チャッキバルブを介して前記回転容器の気体入口に回流不可能に連結され、
気体補充バルブコントロールモジュールの排気側は前記気体供給容器に一方に連結されかつバルブによりその連結を制御し、自力、自動、連動または手動モードで開閉を制御することにより、前記回転容器中の前記プロセスガスがスロットルと減圧をした後前記気体供給容器に放出されるように制御し、かつ前記気体供給容器中の前記プロセスガスの状態をフィードバックして制御することによりその圧力が予め設定された圧力パラメーターより小さくならないようにし、
前記駆動気体循環連結管は前記接続容器と前記気体供給圧縮装置の入気側との間に連結され、前記循環気体リリーフバルブは、前記駆動気体循環連結管に直列に連結され、前記接続容器のプロセスガス圧力を制限することにより前記駆動気体入力接続端と前記駆動気体出力接続端との間の駆動気体の圧力差を確保する。
【0012】
前記回転容器は一組の迅速注入型鉄瓶であり、前記一組の迅速注入型鉄瓶の各鉄瓶には注入放出モジュールがそれぞれ取り付けられ、前記気体供給循環ユニットは注入放出合流モジュールを更に含み、前記注入放出合流モジュールは、気体供給入力接続端、排気出力接続端および鉄瓶接続端を含み、前記注入放出合流モジュールの気体供給入力接続端は前記注入チャッキバルブの気体出力側に連結され、前記排気出力接続端は前記気体補充バルブコントロールモジュールの気体入力側に連結され、前記鉄瓶接続端は各鉄瓶の前記注入放出モジュールにそれぞれ連結されかつ二方向バルブでその連結を制御する。
【0013】
前記回転容器は一組の迅速注入型鉄瓶であり、前記一組の迅速注入型鉄瓶の各鉄瓶には注入放出モジュールがそれぞれ取り付けられ、前記常圧維持ユニットは注入放出合流モジュールを更に含み、前記注入放出合流モジュールは、気体供給入力接続端、排気出力接続端および鉄瓶接続端を含み、前記注入放出合流モジュールの気体供給入力接続端は前記注入チャッキバルブの気体出力側に連結され、前記排気出力接続端は前記気体補充バルブコントロールモジュールの気体入力側に連結され、前記鉄瓶接続端は各鉄瓶の注入放出モジュールにそれぞれ連結されかつ二方向バルブでその連結を制御する。
【0014】
前記気体補充バルブコントロールモジュールは気体加熱設備を更に含むことにより前記気体補充バルブコントロールモジュールの凍結詰まりと減圧を防止する。
【0015】
前記気体供給圧縮装置と前記気体貯蔵増圧装置はそれぞれ、並列に連結される少なくとも2台を含み、起動作動と停機シークエンスを連続的に実施することにより工程の状況に合わせ、予備装置と緊急装置として用いる。
【0016】
前記目的のうち少なくとも1つの目的を実現するため本発明は前記エアサプライ駆動装置に基づいた循環式不活性媒体密閉システムを提供する。その循環式不活性媒体密閉システムは、前記エアサプライ駆動装置、不活性密閉媒体管路および原料容器を含み、前記プロセスガスは不活性密閉媒体であり、前記不活性密閉媒体として窒息式消火方法において常用する気体型消火媒体を採用し、前記エアサプライ駆動装置は気体供給接続端と排気接続端を含み、前記気体供給接続端は前記気体供給圧縮装置の気体入口であり、前記排気接続端は前記排気バルブコントロールモジュールの気体出口であり、前記不活性密閉媒体管路は気体供給管路と排気管路を含み、前記原料容器の頂部には呼気出力接続端と吸気入力接続端が形成され、前記原料容器の呼気出力接続端は前記気体供給管路により前記エアサプライ駆動装置の前記気体供給接続端と順に連結されかつワンウェイバルブによりその連結を制御し、前記エアサプライ駆動装置の排気接続端は前記排気管路により前記原料容器の前記吸気入力接続端と順に連結されかつワンウェイバルブによりその連結を制御することにより、前記原料容器の気相空間中の不活性密閉媒体の気体の状態をフィードバックして制御する。
【0017】
前記エアサプライ駆動装置は温度調節ユニットを更に含み、自動、連動または手動モードにより前記原料容器の気相空間の温度をフィードバックして制御する。
【0018】
前記温度調節ユニットは、具体的に、前記気体供給圧縮装置の排気側に取り付けられるプロセスガス冷却設備と前記排気バルブコントロールモジュールの入気側に取り付けられるプロセスガス加熱設備と、前記気体供給管路と前記排気管路上に取り付けられる温度調節装置とを含み、前記温度調節装置は前記気体供給圧縮装置に通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより、前記原料容器の気相空間の温度の変量を検出し、かつ前記気体供給圧縮装置の起動運転と停機シークエンスを自動に制御する予め設定された温度パラメーター変化信号を送信する。
【0019】
前記原料容器の外部にはカバー式温度調節構造が更に取り付けられ、前記温度調節構造は不透気の金属または非金属の硬性材料または柔軟性材料で構成され、前記温度調節構造の内壁と前記原料容器の外表面との間には大気と隔離された中央空間が形成され、前記不活性密閉媒体管路は前記中央空間を介して前記原料容器内の気相空間と連通することにより、前記中央空間と前記原料容器内の気相空間の温度を調節し、前記原料容器内の原料の温度を制御する。
【0020】
前記循環式不活性媒体密閉システムは気体浄化ユニットを更に含み、前記気体浄化ユニットは微小圧力差浄化モジュールまたは飽和浄化モジュールを含み、連動、自動または手動モードにより前記不活性密閉媒体中の凝結可能または濾過可能な気態物質を制御し、前記微小圧力差浄化モジュールは前記供気回路に並列に設置されかつ一組の第一変換バルブによりその連結を切り替え、前記一組の第一変換バルブは直通モードと浄化モードを含み、前記飽和浄化モジュールは前記エアサプライ駆動装置中の前記気体注入チャッキバルブから前記気体供給容器までの管路に並列に設置されかつ一組の第二変換バルブによりその連結を切り替え、前記一組の第二変換バルブは直通モードと浄化モードを含む。
【0021】
前記微小圧力差浄化モジュールは、具体的に、微小圧力差気体液体分離装置、浄化産物案内バルブおよび液相産物収集容器を含み、前記微小圧力差気体液体分離装置の底部は前記浄化産物案内バルブにより前記液相産物収集容器に一方に連結されかつ液相バルブによりその連結を制御し、微小圧力差の条件下において気相濾過、液相選択、案内、合流および回収をすることにより装置を通過する不活性密閉媒体中の液相浄化産物と物理不純物を選別し、前記飽和浄化モジュールは、具体的に、前記気体供給圧縮装置の排気圧力定格に適用する圧力維持型気体液体分離装置、第一背圧バルブ、浄化産物案内バルブおよび液相産物収集容器を含み、前記第一背圧バルブは、圧力維持型気体液体分離装置の排気管路上に配置され、前記圧力維持型気体液体分離装置の底部は前記浄化産物案内バルブにより前記液相産物収集容器に一方に連結されかつ液相バルブによりその連結を制御し、圧力の条件下において濾過、選択、案内、合流および回収をすることによりその装置を通過する不活性密閉媒体中の液相浄化産物を選別する。
【0022】
前記気体浄化ユニットは、濾過方法、吸収方法、吸着方法、膜分離方法、冷却凝結方法のうち少なくとも一種の方法を採用するか或いは複数の方法を採用する気体液体分離装置を含み、前記微小圧力差気体液体分離装置または前記圧力維持型気体液体分離装置と協力することにより機能を強化させ、効率を向上させる。
【0023】
前記循環式不活性媒体密閉システムは気体純化ユニットを更に含み、前記気体純化ユニットは一組の第三変換バルブと一組の非凝結不純物気体除去装置を含み、前記一組の第三変換バルブは直通モードと純化モードを含み、前記一組の非凝結不純物気体除去装置は、前記気体注入チャッキバルブから気体供給容器までの管路に並列に設置され、前記一組の第三変換バルブにより連結を変換し、連動、自動と手動モードにより前記不活性密閉媒体中の凝結不可能または凝結しにくい不純物気体を除去し、前記不純物気体には少なくとも酸素が含まれている。
【0024】
前記一組の非凝結不純物気体除去装置は、具体的には、一組の変圧吸着式窒素生成装置、空気圧縮装置、除去産物案内管路および一組の第四変換バルブを含み、前記一組の第四変換バルブは直通モードと純化モードを含み、前記空気圧縮装置と前記一組の変圧吸着式窒素生成装置の入気側管路に並列に設置され、前記一組の第四変換バルブにより連結を変換し、前記一組の変圧吸着式窒素生成装置が生成した除去産物は前記除去産物案内管路により収集装置に案内されるか或いは安全に放出される。
【0025】
前記気体供給圧縮装置には所定の気体含量センサーが更に配置され、前記所定の気体含量センサーは、酸素、窒素および原料の相間伝達物質のうち少なくとも一種の気体の含量センサーであり、前記所定の気体含量センサーは、前記気体供給圧縮装置、前記一組の第一変換バルブ、一組の第二変換バルブ、一組の第三変換バルブまたは一組の第四変換バルブに通信可能に連結されることにより、前記原料容器の気相空間の所定の気体の含量を検出し、かつ前記気体供給圧縮装置の起動運転と停機シークエンスを自動に制御するとともに、前記一組の第一変換バルブ、一組の第二変換バルブ、一組の第三変換バルブまたは一組の第四変換バルブを自動に変換させる所定の気体含量の予め設定されたパラメーター変化信号を送信する。
【0026】
前記不活性密閉媒体管路には緩衝容器が直列に連結され、前記緩衝容器の内部には防火防爆材料が入っていることにより、前記原料容器の間および前記原料容器と前記エアサプライ駆動装置との間において防火防爆をする。
【0027】
前記緩衝容器は、前記気体供給管路に直列に連結されかつ前記気体供給入力端および気体供給出力端を具備する気体供給緩衝容器と、前記排気管路に並列に連結されかつ排気入力端および排気出力端を具備する排気緩衝容器とを含み、前記原料容器の呼気出力接続端は前記気体供給管路により前記気体供給緩衝容器を介して前記エアサプライ駆動装置の気体供給接続端に一方に連結されかつバルブによりその連結を制御し、前記エアサプライ駆動装置の排気接続端は前記排気管路により前記排気緩衝容器を介して前記原料容器の吸気入力接続端に一方に連結されかつバルブによりその連結を制御する。
【0028】
前記原料容器は少なくとも2個であり、前記気体供給緩衝容器の気体供給入力端は少なくとも2個であり、前記排気緩衝容器の排気出力端は少なくとも2個であり、各原料容器の呼気出力接続端は所定の気体供給管路により前記気体供給緩衝容器の所定の気体供給入力端に連結され、前記排気緩衝容器の各排気出力端は所定の排気管路により所定の原料容器の吸気入力接続端に連結される。
【0029】
前記原料容器は、固定式原料容器、移動式原料入力側容器および移動式原料出力側容器を含み、前記気体供給管路には気体供給加速モジュールが直列に連結され、前記排気管路には排気加速モジュールが直列に連結され、前記気体供給加速モジュールと前記排気加速モジュールはいずれも送風機を更に含むことにより前記不活性密閉媒体が所定の不活性密閉媒体管路内で流動する速度を向上させ、かつ液相原料の積み降ろしの速度を向上させ、前記固定式原料容器は前記移動式原料入力側容器または前記移動式原料出力側容器に液相伝達可能に連結されることにより原料を輸送し、前記移動式原料入力側容器の気相空間は、前記気体供給管路、前記気体供給緩衝容器および前記気体供給加速モジュールにより前記エアサプライ駆動装置の気体供給接続端に一方に連結されかつバルブによりその連結を制御し、前記移動式原料出力側容器の気相空間は、前記排気管路、前記排気緩衝容器および前記排気加速モジュールにより前記エアサプライ駆動装置の排気接続端に一方に連結されかつバルブによりその連結を制御する。
【0030】
前記原料容器は通気接続端を具備し、前記不活性密閉媒体管路は、気体供給管路、排気管路および通気管路を含み、前記緩衝容器は、気体供給出力端、排気入力端および通気端を具備し、前記原料容器の通気接続端は前記通気管路により前記緩衝容器の通気端に二方向に連結され、前記緩衝容器の気体供給出力端は気体供給管路により前記エアサプライ駆動装置の気体供給接続端に一方に連結されかつバルブによりその連結を制御し、前記エアサプライ駆動装置の排気接続端は前記排気管路により前記緩衝容器の排気入力端に一方に連結されかつバルブによりその連結を制御する。
【0031】
前記原料容器は少なくとも2個であり、前記緩衝容器の通気端は少なくとも2個であり、各原料容器の通気接続端は各通気管路により前記緩衝容器の所定の通気端に二方向にそれぞれ連結される。
【0032】
前記緩衝容器はブリッジ接続緩衝容器であり、前記原料容器は、生産装置容器、原料側容器および製品側容器を更に含み、前記原料側容器、前記生産装置容器および前記製品側容器は液相伝達可能に一方に連結されかつバルブによりその連結を制御し、前記原料側容器と前記製品側容器の通気接続端は各通気管路により前記ブリッジ接続緩衝容器の各通気端に気相伝達可能に連結され、前記不活性密閉媒体は原料液面の上下移動の作用により流動する。
【0033】
前記生産装置容器は安全放出気体管路を更に含み、前記ブリッジ接続緩衝容器は生産装置安全放出気体入力接続端を更に含み、前記生産装置容器の安全放出気体管路は前記ブリッジ接続緩衝容器の生産装置安全放出気体入力接続端に回流不可能に(一方に)連結され、前記生産装置容器の安全放出気体は、前記ブリッジ接続緩衝容器の防火、防爆および緩衝を介して前記原料側容器と前記製品側容器に収納され、かつ前記エアサプライ駆動装置において浄化、純化および利用をする。
【0034】
前記気体供給緩衝容器は外部気体入力接続端を更に含み、前記排気緩衝容器は内部気体出力接続端を更に含む。
【0035】
前記原料容器内の気体入口と出口には防火防爆モジュールが更に設けられることにより、前記原料容器と前記不活性密閉媒体との間において二方向の防火防爆抑爆をする。
【0036】
前記循環式不活性媒体密閉システムはオンライン監視測定ユニットとオンライン早期警戒ユニットを更に含み、前記オンライン監視測定ユニットはオンラインにおいて前記循環式不活性媒体密閉システムの前記不活性密閉媒体の気体状態を示す技術パラメーターを受信し、前記オンライン早期警戒ユニットは、前記オンライン監視測定ユニットに通信可能に連結されることにより、前記不活性密閉媒体の気体状態が技術パラメーターの予め設定された値に到達するとき早期警戒を触発するとともに早期警戒信号を遠隔的に送信する。
【0037】
前記目的のうち少なくとも1つの目的を実現するため本発明は前記循環式不活性媒体密閉システムに基づいたQHSE貯蔵輸送方法を提供する。前記気体供給圧縮装置には第一圧力改変器が取り付けられ、前記第一圧力改変器は、前記気体供給圧縮装置の気体供給側の管路に取付けられ、気体供給圧縮装置に通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより、前記気体供給圧縮装置の気体供給側の不活性密閉媒体の圧力変量を検出し、かつ前記気体供給圧縮装置の起動運転と停機シークエンスを自動に制御する予め設定された圧力パラメーター変化信号を送信し、
前記QHSE貯蔵輸送方法は以下の自動駆動通気ステップ、すなわち
前記第一圧力改変器は前記原料容器の気相空間中の不活性密閉媒体の状態を示す圧力変量を随時に検出するステップと、
前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値に到達すると、前記エアサプライ駆動装置は気体回収プログラムを起動させ、前記気体供給圧縮装置は運転を起動させることにより前記気相空間内の一部分の不活性密閉媒体を移転させて圧縮して気体供給容器に貯蔵し、前記圧力変量が第一の予め設定された圧力閾値より大きくない第二の予め設定された圧力閾値まで低下すると、前記気体供給圧縮装置は停機シークエンスをすることにより前記気体回収プログラムを停止させるステップと、
前記圧力変量が前記第二の予め設定された圧力閾値より大きくない第三の予め設定された圧力閾値まで低下すると、前記エアサプライ駆動装置は供気プログラムを起動させ、前記排気バルブコントロールモジュールを起動させることにより、前記気体供給容器中の不活性密閉媒体がスロットルと減圧をした後、前記原料容器の気相空間に移転するようにし、圧力変量が第二の予め設定された圧力閾値まで到達すると、前記排気バルブコントロールモジュールをオフさせることにより前記供気プログラムを停止させるステップとを含む。
【0038】
前記エアサプライ駆動装置は温度調節ユニットを更に含み、前記温度調節ユニットは、具体的に、前記気体供給圧縮装置の排気側に取り付けられるプロセスガス冷却設備と前記排気バルブコントロールモジュールの入気側に取り付けられるプロセスガス加熱設備および前記気体供給管路または排気管路上に取り付けられる温度調節装置を含み、前記温度調節装置は前記気体供給圧縮装置に通信可能に直接連結されるか或いは制御システムを介して連結されることにより、前記原料容器の気相空間の温度変量を検出し、かつ前記気体供給圧縮装置の起動運転と停機シークエンスを自動に制御する予め設定された温度パラメーター変化信号を送信し、
前記QHSE貯蔵輸送方法は自動調温ステップ、すなわち
前記温度調節装置は前記原料容器の気相空間中の気体状態を示す温度変量を随時に検出するステップと、
前記温度変量が第一の予め設定された温度閾値に到達すると、前記エアサプライ駆動装置は前記気体回収プログラムを起動させ、前記気体供給圧縮装置の出力により前記不活性密閉媒体管路を介して前記原料容器中の一部分の調温待ち不活性密閉媒体を転移させて圧縮しかつ前記気体供給容器に注入し、それにより気体圧力ポテンシャルエネルギーを貯蔵するステップと、
前記圧力変量が前記第二の予め設定された圧力閾値より大きくない第三の予め設定された圧力閾値まで低下すると、前記エアサプライ駆動装置は供気プログラムを起動させ、前記排気バルブコントロールモジュールを起動させることにより、前記気体供給容器中の前記不活性密閉媒体がスロットル、減圧および調温をした後、前記原料容器の気相空間に放出させるステップと、
前記圧力変量が所定の温度に対応する第二の予め設定された圧力閾値に到達すると、前記気体供給圧縮装置が停機シークエンスをすることにより気体回収プログラムを停止させ、前記排気バルブコントロールモジュールは、前記第二の予め設定された圧力閾値を検出するときオフ状態になり、前記気体回収プログラムを停止させることにより前記自動調温ステップを停止させるステップとを含む。
【0039】
前記原料容器は、固定式原料容器、移動式原料入力側容器および移動式原料出力側容器を含み、前記気体供給管路には気体供給加速モジュールが直列に連結され、前記排気管路には排気加速モジュールが直列に連結されており、
前記QHSE貯蔵輸送方法は下記の原料収集加速ステップと原料供給加速ステップを更に含み、具体的に、
前記移動式原料出力側容器は前記循環式不活性媒体密閉システムの前記固定式原料容器に液相伝達可能に連結されることにより原料を収集をし、そのとき前記移動式原料出力側容器の気相空間は前記循環式不活性媒体密閉システムの排気管路に連結されるステップと、
前記固定式原料容器が前記移動式原料出力側容器中の原料を受け取る過程において、前記固定式原料容器中の純化浄化待ち不活性密閉媒体は、気体供給管路、前記気体供給緩衝容器および気体供給加速モジュールにより前記エアサプライ駆動装置に輸送され、前記エアサプライ駆動装置中の純化浄化された不活性密閉媒体は排気管路、排気加速モジュールおよび前記排気緩衝容器により前記移動式原料出力側容器に輸送されるステップであって、このステップは気体液体交換式原料収集作業が終わるまで実施され、それにより原料収集加速ステップが終わるステップと、
前記移動式原料入力側容器は前記循環式不活性媒体密閉システム中の前記固定式原料容器に液相伝達可能に連結されることにより原料を供給し、そのとき前記移動式原料入力側容器の気相空間は前記循環式不活性媒体密閉システムの気体供給管路に連結されるステップと、
前記固定式原料容器が前記移動式原料入力側容器に原料を送入する過程において、前記エアサプライ駆動装置中の純化浄化された不活性密閉媒体は、排気管路、排気加速モジュールおよび前記排気緩衝容器により前記固定式原料容器に輸送され、前記移動式原料入力側容器中の純化浄化待ち不活性密閉媒体と空気は、気体供給管路、前記気体供給緩衝容器および前記気体供給加速モジュールにより前記エアサプライ駆動装置に輸送されるステップであって、このステップは気体液体交換式原料供給作業が終わるまで実施され、それにより原料供給加速ステップが終わるステップとを含む。
【0040】
前記QHSE貯蔵輸送方法は大気中の空気に対してサンプリング(sampling)をする下記ステップを更に含み、前記原料容器はドンネル倉庫中に設けられ、前記循環式不活性媒体密閉システムを起動させることにより大気中の空気をサンプリングする機能が失効になるようにする。
【0041】
QHSE貯蔵輸送方法は次の防御能力を生成する下記ステップ、すなわち
前記循環式不活性媒体密閉システムを起動させ、かつ前記原料容器の気相空間の内部または外部の気体状態の変量を随時に検出するステップと、
高性能爆薬の徹甲攻撃武器は前記原料容器の上部または壁部に貫通孔を形成し、攻撃武器は原料容器内において爆発するとき、爆発エネルギーが前記気体供給管路に沿って放出させることにより原料中の化学または物理的爆発の発生を抑制するステップと、
前記爆発エネルギーにより前記エアサプライ駆動装置が強制冷却プラグラムを起動させることが触発され、前記気体供給圧縮装置の出力と前記気体供給管路により前記原料容器中の一部分の不活性密閉媒体を前記気体供給容器に移転させて圧縮、貯蔵し、かつ前記不活性密閉媒体を冷却するステップと、
前記排気バルブコントロールモジュールを起動させることにより、冷却、スロットルおよび減圧が実施された前記気体供給容器内の前記不活性密閉媒体を前記原料容器の気相空間に放出させるステップと、
前記エアサプライ駆動装置の作用により前記原料容器内において不活性密閉媒体に対して連続的またはパルス的強制対流循環、冷却を実施することにより、原料蒸気の濃度を連続的低減し、前記不活性密閉媒体が貫通孔から排出されるとき、空気が原料容器に流入することを防止するステップとを更に含む。