特許第6878411号(P6878411)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6878411電子機器のガラスディスプレイを保護するための装置および方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6878411
(24)【登録日】2021年5月6日
(45)【発行日】2021年5月26日
(54)【発明の名称】電子機器のガラスディスプレイを保護するための装置および方法
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20210517BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20210517BHJP
【FI】
   G09F9/00 302
   G09F9/00 350Z
   H05K5/02 C
【請求項の数】15
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2018-510997(P2018-510997)
(86)(22)【出願日】2016年8月29日
(65)【公表番号】特表2018-528474(P2018-528474A)
(43)【公表日】2018年9月27日
(86)【国際出願番号】US2016049211
(87)【国際公開番号】WO2017040379
(87)【国際公開日】20170309
【審査請求日】2019年8月29日
(31)【優先権主張番号】62/212,121
(32)【優先日】2015年8月31日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】397068274
【氏名又は名称】コーニング インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100073184
【弁理士】
【氏名又は名称】柳田 征史
(74)【代理人】
【識別番号】100175042
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 秀明
(72)【発明者】
【氏名】ダヌー,ティエリイ リュック アラン
(72)【発明者】
【氏名】ゴリヤティン,ヴラディスラフ ユリイェヴィチ
(72)【発明者】
【氏名】ゴレルチェンコ,ペトル
(72)【発明者】
【氏名】ヂャン,ビン
【審査官】 佐野 浩樹
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0098472(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0069517(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0240926(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0116268(US,A1)
【文献】 特表2014−534456(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/198838(US,A1)
【文献】 韓国公開特許第10−2015−0014075(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F9/00
H05K5/00−5/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリにおいて、
第一の縁により画成された第一の開口から第二の縁により画成された第二の開口まで長手方向に延在するガラススリーブであって、内面を有するガラススリーブ、
前記第一の開口に隣接して配置され、少なくとも一部が前記第一の縁を越えて長手方向に延在する第一の端部キャップ、
前記第二の開口に隣接して配置され、少なくとも一部が前記第二の縁を越えて長手方向に延在する第二の端部キャップ、
第一と第二の端部および該第一と第二の端部の間の中央部分を備えたフレームであって、該中央部分は前記ガラススリーブ内に位置しており、該第一の端部は前記第一の端部キャップに接続され、該第二の端部は前記第二の端部キャップに接続されている、フレーム、および
前記第一の端部キャップおよび前記ガラススリーブに取り付けられた第一の緩衝中間層、
を備え
前記フレームと前記第一の端部キャップおよび前記第二の端部キャップとの接続は剛性枠組み構造を作り、前記ガラススリーブは前記第一の緩衝中間層を介して前記剛性枠組み構造に取り付けられた、携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリ。
【請求項2】
前記第一の緩衝中間層が、前記ガラススリーブの内面に取り付けられているか、または前記ガラススリーブの第一の縁に当接している、請求項1記載の携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリ。
【請求項3】
前記第一の緩衝中間層が第一の弾性リングを含み、前記第一の端部キャップの一部が該第一の弾性リングによって前記第一の縁から隔てられている、請求項1または2記載の携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリ。
【請求項4】
前記第一の端部キャップが、前記第一の開口から離れて延在する第一の突出側を有する、請求項1から3いずれか1項記載の携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリ。
【請求項5】
携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリにおいて、
第一の縁により画成された第一の開口から第二の縁により画成された第二の開口まで長手方向に延在するガラススリーブであって、内面を有するガラススリーブ、
前記第一の開口に隣接して配置され、少なくとも一部が前記第一の縁を越えて長手方向に延在する第一の端部キャップ、
前記第二の開口に隣接して配置され、少なくとも一部が前記第二の縁を越えて長手方向に延在する第二の端部キャップ、
前記第一の端部キャップおよび前記ガラススリーブに取り付けられた第一の緩衝中間層、および
フレームであって、
前記第一の端部キャップに接続された第一の端部と前記第二の端部キャップに接続され第二の端部と、
前記ガラススリーブ内に位置している、該第一と第二の端部の間の中央部分と、
1つ以上の縦棒材と、
1つ以上の横方向リブと、
ラッチであって、電池を該ラッチに取り付けられるように構成されたラッチと、
を含むフレーム、
を備え
前記フレームと前記第一の端部キャップおよび前記第二の端部キャップとの接続は剛性枠組み構造を作り、前記ガラススリーブは前記第一の緩衝中間層を介して前記剛性枠組み構造に取り付けられた、携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリ。
【請求項6】
前記第一の緩衝中間層が、前記ガラススリーブの内面に取り付けられているか、または前記ガラススリーブの第一の縁に当接している、請求項5記載の携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリ。
【請求項7】
前記第一の緩衝中間層が第一の弾性リングを含む、請求項5または6記載の携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリ。
【請求項8】
電池が緩衝中間層を介して前記ラッチに取り付けられている、請求項5から7いずれか1項記載の携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリ。
【請求項9】
前記フレームが2つ以上の横方向リブを含む、請求項5から8いずれか1項記載の携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリ。
【請求項10】
携帯型電子機器用のガラススリーブを破損から保護する方法において、
a.第一の縁により画成された第一の開口から第二の縁により画成された第二の開口まで長手方向に延在するガラススリーブであって、内面および外面を有するガラススリーブを提供する工程、
b.第一と第二の端部、および該第一と第二の端部の間の中央部分を備えたフレームを提供する工程、
c.前記フレームを前記ガラススリーブ中に挿入する工程、
d.第一の端部キャップを、少なくとも一部が前記第一の縁を越えて長手方向に延在するように前記第一の開口に隣接して配置する工程であって、該第一の端部キャップは、前記第一の開口から離れるように延在する第一の突出側を有し、該第一の突出側は、前記ガラススリーブの外面を横方向に越えて延在する工程、
e.緩衝中間層を前記第一の端部キャップおよび前記ガラススリーブに取り付ける工程、
f.前記第一の端部キャップを前記フレームの第一の端部に接続する工程、
g.第二の端部キャップを、少なくとも一部が前記第二の縁を越えて長手方向に延在するように前記第二の開口に隣接して配置する工程、および
h.前記第二の端部キャップを前記フレームの第二の端部に接続する工程であって、前記フレームと前記第一の端部キャップおよび前記第二の端部キャップとの接続は剛性枠組み構造を作り、前記ガラススリーブは前記第一の緩衝中間層を介して前記剛性枠組み構造に取り付けられた、工程
を有してなる、携帯型電子機器用のガラススリーブを破損から保護する方法。
【請求項11】
前記第一の緩衝中間層を前記ガラススリーブの内面に取り付ける工程、または前記第一の緩衝中間層を前記ガラススリーブの第一の縁に当接させる工程をさらに含む、請求項10記載の、携帯型電子機器用のガラススリーブを破損から保護する方法。
【請求項12】
前記第一の緩衝中間層が第一の弾性リングを含む、請求項10または11記載の、携帯型電子機器用のガラススリーブを破損から保護する方法。
【請求項13】
前記第一の端部キャップを前記フレームの第一の端部に接続する前に、前記フレームが該ガラススリーブ中に挿入される、請求項10から12いずれか1項記載の、携帯型電子機器用のガラススリーブを破損から保護する方法。
【請求項14】
前記フレームを前記ガラススリーブ中に挿入する前に、前記第一の端部キャップが該フレームの第一の端部に接続されている、請求項10から12いずれか1項記載の、携帯型電子機器用のガラススリーブを破損から保護する方法。
【請求項15】
前記フレームが、1つ以上の縦棒材および1つ以上の横方向リブをさらに含む、請求項10から14いずれか1項記載の、携帯型電子機器用のガラススリーブを破損から保護する方法。
【発明の詳細な説明】
【優先権】
【0001】
本出願は、その内容が依拠され、ここに全てが引用される、2015年8月31日に出願された米国仮特許出願第62/212121号の米国法典第35編第119条の下での優先権の恩恵を主張するものである。
【技術分野】
【0002】
本開示は、広く、三次元(3D)ガラス物品の保護に関する。
【背景技術】
【0003】
多くの手持ち式電子機器はカバーガラスを含む。ガラス製造者および手持ち式電子機器の製造業者は、カバーガラスの鋭利なものとの接触による破損に対する耐性を改善する努力を継続的に行ってきた。今日まで、これらの努力の大半は、平らなカバーガラスに焦点を当ててきた。本開示は、3Dカバーガラスの鋭利なものとの接触による破損を最小にするための方法および装置を記載する。
【発明の概要】
【0004】
必要に応じて、携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリは、ガラススリーブ、第一と第二の端部キャップ、フレーム、および緩衝中間層を備えることがある。そのガラススリーブは、第一の縁により画成された第一の開口から第二の縁により画成された第二の開口まで長手方向に延在することがある。そのガラススリーブは内面を有することがある。第一の端部キャップは、第一の開口に隣接して配置されることがあり、少なくとも一部が第一の縁を越えて長手方向に延在することがある。第二の端部キャップは、第二の開口に隣接して配置されることがあり、少なくとも一部が第二の縁を越えて長手方向に延在することがある。前記フレームは、第一と第二の端部およびその第一と第二の端部の間の中央部分を備えることがある。その中央部分はガラススリーブ内に位置することがあり、第一の端部は第一の端部キャップに接続され、第二の端部は第二の端部キャップに接続されることがある。前記緩衝中間層は、第一の端部キャップおよびガラススリーブに取り付けられることがある。
【0005】
必要に応じて、前記フレームは、第一と第二の端部、その第一と第二の端部の間の中央部分、1つ以上の縦棒材、1つ以上の横方向リブ、およびラッチを備えることがある。その中央部分はガラススリーブ内に位置することがあり、第一の端部は第一の端部キャップに接続され、第二の端部は第二の端部キャップに接続されることがある。そのラッチは、電池をそのラッチに取り付けられるように構成されることがある。
【0006】
必要に応じて、携帯型電子機器用のガラススリーブを破損から保護する方法は、いくつかの工程を有してなることがある。第一の縁により画成された第一の開口から第二の縁により画成された第二の開口まで長手方向に延在するガラススリーブが提供されることがある。そのガラススリーブは内面および外面を有することがある。第一と第二の端部、およびその第一と第二の端部の間の中央部分を備えたフレームが提供されることがある。そのフレームはガラススリーブ中に挿入することができる。第一の端部キャップは、少なくとも一部が第一の縁を越えて長手方向に延在できるように第一の開口に隣接して配置されることがある。第一の端部キャップは、第一の開口から離れるように延在することがある第一の突出側を有することがある。その第一の突出側は、ガラススリーブの外面を横方向に越えて延在することがある。緩衝中間層が、第一の端部キャップおよびガラススリーブに取り付けられることがある。第一の端部キャップは、フレームの第一の端部に接続されることがある。第二の端部キャップは、少なくとも一部が第二の縁を越えて長手方向に延在できるように第二の開口に隣接して配置されることがある。第二の端部キャップは、フレームの第二の端部に接続されることがある。
【0007】
本開示の追加の特徴および利点は、以下の詳細な説明に述べられており、一部は、その説明から当業者に容易に明白となるか、または以下の詳細な説明、特許請求の範囲、並びに添付図面を含む、ここに記載された実施の形態を実施することによって認識されるであろう。
【0008】
先の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方とも、様々な実施の形態を記載しており、請求項の主題の性質および特徴を理解するための概要または骨子を提供する目的があることを理解すべきである。添付図面は、様々な実施の形態のさらなる理解を与えるために含まれ、本明細書に包含され、その一部を構成する。図面は、ここに記載された様々な実施の形態を示しており、その説明と共に、請求項の主題の原理および動作を説明する働きをする。
【0009】
以下は、添付図面における各図の説明である。それらの図は必ずしも一定の縮尺で描かれておらず、図の特定の特徴および特定の視野は、明瞭さと簡潔さのために、尺度と図式で誇張されて示されることがある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】ガラススリーブの一例を示す斜視図
図2】ガラススリーブの別の例を示す斜視図
図3】中間層によりガラススリーブから隔てられたデバイスまたは構成部品を示す線図
図4A】ガラススリーブ内に取り付けられた端部キャップを有するフレームの切り欠き斜視図。明瞭さのために、フレームの半分、端部キャップの半分、およびガラススリーブの四分の一(追加に切り取られている)が示されている。
図4B図4Aの、部分的に断面で示された詳細図
図4C】フレームの斜視図。明瞭さのために、フレームの半分が示されている。
図4D】端部キャップを有するフレームの斜視図。明瞭さのために、フレームの半分および端部キャップの半分が示されている。
図5A】ガラススリーブ内に端部キャップが取り付けられたフレームの部分断面図
図5B】ガラススリーブ内に異なる端部キャップが取り付けられたフレームの部分断面図
図5C】ガラススリーブ内に別の異なる端部キャップが取り付けられたフレームの部分断面図
図5D】ガラススリーブ内にさらに異なる端部キャップが取り付けられたフレームの部分断面図
図6A】ガラススリーブが弾性リングにより端部キャップから少なくとも部分的に隔てられた、ガラススリーブ内に端部キャップが取り付けられたフレームの部分断面図
図6B】ガラススリーブが弾性リングにより別の端部キャップから少なくとも部分的に隔てられた、ガラススリーブ内に別の端部キャップが取り付けられたフレームの部分断面図
図7A】端部キャップおよびスリーブの組立図
図7B】端部キャップおよびスリーブの組立図
【発明を実施するための形態】
【0011】
先の纏め、並びに以下の詳細な説明は、図面と併せて読んだときに、よりよく理解されるであろう。請求項は、図面に示された配置および手段に制限されないことを理解すべきである。さらに、図面に示された外観は、その装置の規定の機能を達成するために使用できる多くの装飾的外観の内の1つに過ぎない。
【0012】
以下の詳細な説明において、本発明の完全な理解を与えるために、数々の特定の詳細が述べられている。しかしながら、本発明は、これらの特定の詳細のいくつかまたは全てがなくとも実施できることが、当業者に明白であろう。他の例では、周知の特徴またはプロセスは、本発明を不要に分かりにくくしないように、詳細に述べられていないことがある。その上、共通または類似の要素を特定するために、同様または同一の参照番号が使用されることがある。
【0013】
本開示は、改善されたガラススリーブ体を備えた装置、および携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリを保護する方法に関する。必要に応じて、その携帯型電子機器は、携帯電話(セル方式の携帯無線電話)、タブレット、携帯型コンピュータ、リモコン、ゲーム機、腕時計、ウェアラブル電子機器、またはここに列挙されていない違う携帯型電子機器であってよい。
【0014】
図1および2の各々は、本開示の例示のガラススリーブ10を示している。ガラススリーブ10は、第一の縁14により画成されることがある第一の開口12を備えることがある。ガラススリーブ10は、第二の縁15により画成されることがある第二の開口13まで延在することがある。第二の開口13は第一の開口12と反対にあることがある。同様に、第二の縁15は第一の縁14と反対にあることがある。ガラススリーブ10は、内面16および外面18を有することがある。いくつかの実施の形態において、そのガラススリーブは、面(最も広い略平面)またはエッジ(より狭い、丸まったまたは平らなエッジ面)に1つ以上の追加の開口を備えることがある。これらの開口は、ボタンまたはコネクタ用ポートなどの、スリーブ内の電子機器に接続されたまたはそれと相互作用する電子部品にアクセスできるようにするために有用であろう。
【0015】
図3に概略示されるように、デバイスまたは構成部品50が、ガラススリーブ10の内面16に取り付けられることがある。デバイスまたは構成部品50は、デバイス中間層40によってガラススリーブ10から隔てられることがある。デバイス中間層40は、例えば、ガラススリーブ10、もしくはデバイスまたは構成部品50を損傷または破損から保護するために、衝撃吸収性を与えることがある。このように、デバイス中間層40は、緩衝中間層であることがある。デバイス中間層40は、接着材料、発泡材料、または別の軟質材料を含む、どの適した材料から製造されてもよい。デバイス中間層40は、デバイス50の位置および構造的要求に応じて、異なる材料から製造されることがある。必要に応じて、デバイス中間層40は、エポキシ、シリコーン、アクリル、ポリウレタン、ポリイミド、シアン酸エステル、または別の適切な接着剤などの接着材料から製造されることがある。必要に応じて、デバイス中間層40は、ポリメタクリルイミド系発泡体、ポリアミド系発泡体、ポリイミド系発泡体、ポリウレタン系発泡体、または別の適切な高分子系発泡体などの発泡体であることがある。
【0016】
いくつかの実施の形態において、構成部品またはデバイス50は、電子機器の一部または全てを含む。いくつかの実施の形態において、構成部品またはデバイス50は、ドライバ部品、ディスプレイ部品、メモリ部品、ファンまたは冷却部品、または制御装置部品などの1つ以上を含む。いくつかの実施の形態において、ガラススリーブアセンブリ1は複数の構成部品またはデバイス50を備える。いくつかの実施の形態において、デバイスまたは構成部品50はディスプレイ画面を含む。いくつかの実施の形態において、構成部品またはデバイス50は、前記スリーブ内の空間の一部を占める。いくつかの実施の形態において、構成部品またはデバイス50は、そのスリーブ内の空間の20、30、40、50、60、70、または80%超を占める。いくつかの実施の形態において、構成部品またはデバイス50は、フレーム20上に部分的または完全に支持されている。
【0017】
そのような実施の形態において、デバイス中間層40は、構成部品50のディスプレイ画面とガラススリーブ10との間に配置することができる。構成部品50のディスプレイ画面とガラススリーブ10との間のデバイス中間層は、光学的に透明であることがある。光学的に透明な中間層40は、デバイスまたは構成部品50からガラススリーブ10へとその逆の光の進行の光学性能を改善することがある。必要に応じて、デバイス中間層40は、特にデバイスまたは構成部品50がディスプレイモジュールである場合、光学的に透明な接着剤(OCA)、例えば、アクリル系OCA、またはシリコーン系OCAであることがある。デバイス中間層40の厚さは、50μmから1mm、または好ましくは100μmから750μm、または好ましくは200μmから600μm、または好ましくは500μmであることがある。デバイス中間層40のヤング率は、0.1から100MPa、または好ましくは1MPaから75MPa、または好ましくは20MPaから60MPa、または好ましくは50MPaであることがある。あるいは、デバイス中間層40は、空隙であることがある。
【0018】
1つの態様はフレーム20を備える。いくつかの実施の形態において、フレーム20は、ガラススリーブ10内にデバイス50を保持することによって、ガラススリーブ10を破損から保護するのに役立つ。フレーム20は、ガラススリーブ10内に取り付けられることがある。いくつかの実施の形態において、フレーム20は、端部キャップ30、31、32、33との組合せで、またはそれらと連動して、作用する。他の実施の形態において、フレーム20および端部キャップ30、31、32、33は、互いに独立しているか、またはフレームの位置を固定するなどのために、限定様式で相互作用する。図4A〜4Bは、ガラススリーブアセンブリ1の斜視断面図を示す。図4Cは、図4Aのガラススリーブアセンブリ1であるが、ガラススリーブ10、電池70、または端部キャップ30、31、32、33を含まないガラススリーブアセンブリ1を示す。図4Dは、図4Aのガラススリーブアセンブリ1であるが、ガラススリーブ10または電池70を含まないガラススリーブアセンブリ1を示す。明瞭さのために、これらの図面の各々において、ガラススリーブアセンブリ1の半分しか示されていない;ガラススリーブアセンブリ1の残り半分(図示せず)は、示されたガラススリーブアセンブリ1の半分の鏡像であることがある。
【0019】
フレーム20が中心に置かれているのが示されているが、いくつかの実施の形態において、フレーム20は、中心に置かれておらず、スリーブ10の他方の面より一方の面に近くに配置されていてもよい、またはスリーブ10内に配置された多数のフレームからなってもよい。いくつかの実施の形態において、フレーム20は、ガラススリーブ10の外側または内側のいずれかに接続された2つ以上の部品からなる。いくつかの実施の形態において、フレーム20は、端部キャップ30、31、32、33に組み込まれ、かつガラススリーブ10の外側または内側のいずれかに接続された2つ以上の部品からなる。
【0020】
図4A〜4Dに示されるように、フレーム20は、ラッチ22、第一の縦棒材24、および1つ以上の横方向リブ26、27、28、29を備えることがある。フレーム20は、複数の縦棒材を備えることがある。例えば、第二の縦棒材(図示せず)が、第一の縦棒材24と反対に配置されることがある。フレーム20は、軽金属(例えば、アルミニウムまたはチタン合金)または硬質プラスチックから製造されることがある。質量を最小にするために、フレーム20の部品は、薄い、および/または孔を含むことがある。例えば、第一の縦棒材24は、薄い、および/または孔を含むことがある。
【0021】
いくつかの実施の形態において、電池70がラッチ22に取り付けられることがある。ラッチ22は、電池を完全に取り囲んでも、部分的に取り囲んでも、またはそれに隣接してもよい。ラッチ22は、電池70とデバイスまたは構成部品50との間の直接的な接触を防ぐように電池70を保持するように構成されることがある。特に、デバイスまたは構成部品50がディスプレイモジュールである場合、電池70とデバイスまたは構成部品50との間に空隙があることがある。その空隙の厚さは、100μmから2mm、または好ましくは250μmから1.5mm、または好ましくは500μmから1.2mm、または好ましくは1mmであるように制御されることがある。その空隙は、図4Bに示されるように、電池70がデバイスまたは構成部品50と干渉する虞を最小にするのに役立つことがある。例えば、その空隙は、特に、ガラススリーブアセンブリ1の湾曲中、またはガラススリーブアセンブリ1が落とされた場合、電池70とデバイスまたは構成部品50との間の接触を防ぐのに役立つことがある。電池70は、緩衝材料または構成部品(微小バネまたは射出成形された可撓性リップなど)で被覆されることがある。電池70は、緩衝中間層であることがある、中間層を介して取り付けられることがある。
【0022】
第二のデバイスまたは構成部品52が、フレーム20に取り付けられることがある(図4B)。必要に応じて、第二のデバイスまたは構成部品52は電子部品であることがある。特にデバイスまたは構成部品50がディスプレイモジュールである場合、第二のデバイスまたは構成部品52とデバイスまたは構成部品50との間に空隙があることがある。あるいは、いくつかの実施の形態において、デバイス50とデバイス52(図示せず)との間に追加の中間層がある。空隙または中間層40の厚さは、100μmから2mm、または好ましくは250μmから1.5mm、または好ましくは500μmから1.2mm、または好ましくは1mmであるように制御されることがある。そのような空隙または中間層40は、第二のデバイスまたは構成部品52がデバイスまたは構成部品50と干渉する虞を最小にするのに役立つことがあり;特に、ガラススリーブアセンブリ1の湾曲中、またはガラススリーブアセンブリ1が落とされた場合、デバイスまたは構成部品50、デバイスまたは構成部品52、およびガラススリーブ10に対する損傷の虞を減少させることがある。第二のデバイスまたは構成部品52は、緩衝材料または構成部品(微小バネまたは射出成形された可撓性リップなど)で被覆されることがある。第二のデバイスまたは構成部品52は、緩衝中間層であることがある、中間層を介して取り付けられることがある。
【0023】
別の態様は、1つ以上の端部キャップを備える。図4A、4B、および4Dに示されるように、ガラススリーブ10を閉じるために、端部キャップ30、31、32、33が機器に組み込まれることがある。いくつかの実施の形態において、端部キャップ30、31、32、33は、スリーブが落とされたかまたは物体に衝突したときに、ガラススリーブが表面と直接衝突するのを防ぐことにより、またはガラススリーブへの力を制限することにより、ガラススリーブ10に対する保護を与える。いくつかの実施の形態において、端部キャップ30、31、32、33は、フレーム20から独立しており、それとは別体である。いくつかの実施の形態において、端部キャップ30、31、32、33は、フレーム20を搭載するまたはそれに取り付けることができる。いくつかの実施の形態において、端部キャップ30、31、32、33は、フレーム20の構造支持を与える。端部キャップは、フレームの各端部にある単一部材であることがある(すなわち、フレーム20の第一の端部に端部キャップ30が1つしかないことがあり、フレーム20の第二の端部に端部キャップ32が1つしかないことがある)、または複数の端部キャップ部品、例えば、対となった端部キャップから形成されることがある(すなわち、30および31の端部キャップ部品が組み合わさってただ1つの端部キャップを形成し、32および33が組み合わさってただ1つの端部キャップを形成する)。端部キャップ30、31、32、33は、軽金属(例えば、アルミニウムまたはチタン合金)または高分子から製造されることがある。端部キャップ30、31、32、33は、圧入、ネジ、ラッチ、および/または接着剤を含む、どの適した手段によってフレーム20に固定されてもよい。その上、フレーム20の第一の端部での端部キャップ30は、フレーム20と端部キャップ30の単体を形成するように、フレーム20に結合されることがある。
【0024】
必要に応じて、端部キャップ30、31、32、33は、ガラススリーブ10に直接的に接触することがある。いくつかの実施の形態において、端部キャップ30、31、32、33は、スリーブアセンブリ1に耐衝撃性または衝撃吸収性を与える高分子などの材料から製造され、よって、端部キャップ30、31、32、33は、落とされたか、またはエッジまたは角で衝突したときに、スリーブアセンブリ1が壊れるのを防ぐのに必要な程度までガラススリーブ10への力を減少させる。必要に応じて、端部キャップ30、31、32、33は、中間層42によってガラススリーブから隔てられることがある。中間層42は、端部キャップ30、31、32、33およびガラススリーブ10に取り付けられることがある。中間層42は、ガラススリーブ10の内面16に取り付けられることがある。中間層42は、ガラススリーブ10の第一または第二の縁14、15に当接することがある。中間層42は、衝撃吸収性を与えることがある。いくつかの実施の形態において、中間層42は、端部キャップ30、31、32、33との組合せで、衝撃吸収性を与える働きをする。このように、中間層42は、緩衝中間層であることがある。中間層42は、接着材料、発泡材料、または別の軟質材料を含むどの適した材料から製造されてもよい。適した材料の例としては、HENKELのLOCTITE(登録商標)などのアクリレートおよびシリコーン系接着剤が挙げられる。中間層42の厚さは、50μmから3mm、または好ましくは100μmから2mm、または好ましくは500μmから1.5mm、または好ましくは1mmであることがある。中間層42の厚さは異なる区域で異なることがある。例えば、中間層42の厚さは、縁14の中央部分(すなわち、ガラススリーブ10の平らな部分に近い)と比べて、縁14のエッジ(すなわち、ガラススリーブ10の湾曲部に近い)で異なることがある。中間層42のヤング率は、0.1から100MPa、1MPaから75MPa、20MPaから60MPa、または50MPaであることがある。いくつかの実施の形態において、その中間層のヤング率は非常に低い、例えば、0.05MPaから3MPaの範囲にある。他の実施の形態において、その中間層のヤング率は、中くらいから高い、例えば、50から75MPaである。中間層42は、ガラススリーブ10が端部キャップ30、31、32、33と直接接触するのを防ぐことがあり、それゆえ、特に、ガラススリーブアセンブリ1が落とされた場合、ガラススリーブ10に対する損傷を防ぐことがある。
【0025】
図5A〜5Dは、ガラススリーブアセンブリ1の実施の形態の異なる例を示しており、端部キャップ30の形状の違いを示している。端部キャップ30は突出側を有することがある。この突出側は、特に、ガラススリーブアセンブリ1が落とされた場合、ガラススリーブ10が破損または損傷するのを防ぐことがある。いくつかの実施の形態において、端部キャップ30および中間層42は、例えば、ガラススリーブの面またはエッジが、衝突表面と決して実際に触れないように突出することによって、ガラススリーブが、落とされたときにその表面と直接衝突するのを防ぐように設計されている。詳しくは、突出側は、ガラススリーブ10の平らな部分に保護を与えるであろう。その突出側は、図5Aに示されるように、実質的に丸まっていることがある。その突出側は、図5Bに示されるように、切頂部分を持ち、実質的に丸まっていることがある。その突出側は、図5Cに示されるように、ガラススリーブ10の外面18を横方向に越えて延在することがある。その突出側は、200μmから5mm、または好ましくは500μmから3mm、または好ましくは750μmから1.5mm、または好ましくは1mmだけ、ガラススリーブ10の外面18を横方向に越えて延在することがある。端部キャップ30は、図5Dに示されるように、ガラススリーブ10の外面18の一部を覆うように延在するフランジを備えることがある。いくつかの実施の形態において、端部キャップ30および中間層42は、高所から機器が端部の一方で間接的に落とされたことにより生じた応力からガラススリーブを保護するように設計されている。端部キャップ30は、プラスチック、アルミニウム、またはチタンなどのどの適した材料または材料の組合せから製造されてもよい。いくつかの実施の形態において、端部キャップ30は、最も外側の材料(表面と接触するであろう材料)が内側の材料よりも大きい剛性を有するように、異なる剛性の材料の組合せである。あるいは、いくつかの実施の形態において、端部キャップ30の外側の材料が内側の材料よりも低い剛性を有することが有利であることがある。いくつかの実施の形態において、端部キャップ30は、好ましくは、2〜110GPa、5〜100GPa、2〜75GPa、2〜67GPa、5〜75GPa、5〜67GPa、20〜70GPa、50〜80GPa、100〜120GPa、2〜10GPa、または20〜50GPaのヤング率を有する剛性材料であるべきである。端部キャップ30が中間層42を介してガラススリーブ10に取り付けられることがある。中間層42は、接着材料、発泡材料、または別の軟質材料を含む、どの適した材料から形成されてもよい。必要に応じて、中間層42は、エポキシ、シリコーン、アクリル、ポリウレタン、ポリイミド、シアン酸エステル、または別の適切な接着剤などの接着材料から製造されることがある。必要に応じて、中間層42は、ポリメタクリルイミド系発泡体、ポリアミド系発泡体、ポリイミド系発泡体、ポリウレタン系発泡体、または別の適切な高分子系発泡体などの発泡体であることがある。
【0026】
図6A〜6Bは、ガラススリーブアセンブリ1の異なる例示の実施の形態を示しており、端部キャップ30、31の形状の違いおよび随意的な弾性リング60の含有を示している。必要に応じて、弾性リング60は、高分子またはゴムから形成されることがある。端部キャップ30、31の突出側は、図6Aに示されるように、実質的に角があることがある。端部キャップ30、31とガラススリーブ10との間に弾性リング60を加えると、特に、ガラススリーブアセンブリ1が落とされた場合、ガラススリーブ10への損傷を防ぐことがある。必要に応じて、弾性リング60は、中間層42であっても、中間層42の一部であっても、または中間層42に加えたものであってもよい。その突出側は、図6Bに示されるように、実質的に丸まっていることがある。いくつかの実施の形態において、フレーム20の端部キャップ30または端部キャップ30および31との組合せにより、ガラススリーブ10が中間層42または接着剤もしくは緩衝デバイス中間層40により機器内に取り付けられる剛性枠組み構造が作られる。ガラスは、剛性フレーム20に関して「浮遊」でき、ガラスに対する衝撃応力が低下するので、そのような設計が有利である。
【0027】
別の態様は、ガラススリーブの縁14、15に対する応力を減少させるまたは除去するための、ガラススリーブの形状の変更を含む。図7A〜7Bは、ガラススリーブアセンブリ1の実施の形態の異なる例を示しており、ガラススリーブ10の形状および端部キャップ30、31の形状の違いを示す。必要に応じて、図7Aまたは7Bの角の構造を、図5A〜Dまたは6A〜Bの断面の構造のいずれと組み合わせても差し支えない。ガラススリーブ10の角は、約90°(図1に示されるように外面18に対する縁14)から丸まり、湾曲、45°、非対称などまで変えることができる。ガラススリーブ10は、図7Aおよび7Bに示されるように、1つ以上の面取りまたは丸まった角を有してもよい。ガラススリーブ10の90°の角をなくすと、応力集中点が減少することがあり、このことは、特に、ガラススリーブアセンブリ1が落とされた場合、ガラススリーブ10の破損を防ぐのに役立つことがある。それに加え、図7Bに示されるように、端部キャップ30、32の角も、面取りされる、または丸められることがある。いくつかの実施の形態において、短くなったガラスの角の、その部分を満たす端部キャップとの組合せは、最良の落下性能を与える(図7A)。一般に、ガラスの角を機器の角から動かすどのような隅肉/面取りも有益である。いくつかの実施の形態において、最良の面取り範囲は、機器の長いエッジに沿ったガラスの短くなった長さに関して策定することができる。その最良の範囲は、機器の全長(各端部/角について)の0超から10%であろう。
【0028】
設計の特徴を、ガラススリーブ10が継ぎ目のないガラス外囲器であるガラススリーブアセンブリ1に関して記載してきたが、ガラススリーブ10は、より小さい構成部品から構成することもできる。例えば、ガラススリーブ10は、ガラススリーブ10を形成するために溶接されたまたは他の接合されたガラス構成部品から製造することができる。そのような構成下で、ガラススリーブ10は、1つ以上の継ぎ目を含むであろう。
【0029】
本発明を、限られた数の実施の形態に関して記載してきたが、本開示の恩恵を受けた当業者は、ここに開示されたような発明の範囲から逸脱しない他の実施の形態も考えられることを認識するであろう。したがって、本発明の範囲は、請求項にしか限定されないべきである。
【0030】
以下、本発明の好ましい実施の形態を項分け記載する。
【0031】
実施形態1
携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリにおいて、
第一の縁により画成された第一の開口から第二の縁により画成された第二の開口まで長手方向に延在するガラススリーブであって、内面を有するガラススリーブ、
前記第一の開口に隣接して配置され、少なくとも一部が前記第一の縁を越えて長手方向に延在する第一の端部キャップ、
前記第二の開口に隣接して配置され、少なくとも一部が前記第二の縁を越えて長手方向に延在する第二の端部キャップ、
第一と第二の端部および該第一と第二の端部の間の中央部分を備えたフレームであって、該中央部分は前記ガラススリーブ内に位置しており、該第一の端部は前記第一の端部キャップに接続され、該第二の端部は前記第二の端部キャップに接続されている、フレーム、および
前記第一の端部キャップおよび前記ガラススリーブに取り付けられた第一の緩衝中間層、
を備えたガラススリーブアセンブリ。
【0032】
実施形態2
前記第一の緩衝中間層が前記ガラススリーブの内面に取り付けられている、実施形態1に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0033】
実施形態3
前記第一の緩衝中間層が前記ガラススリーブの第一の縁に当接している、実施形態1または2に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0034】
実施形態4
前記第一の緩衝中間層が第一の弾性リングを含む、実施形態1から3いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0035】
実施形態5
前記第一の端部キャップの一部が前記第一の弾性リングによって前記第一の縁から隔てられている、実施形態4に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0036】
実施形態6
前記第一の端部キャップが、前記第一の開口から離れて延在する第一の突出側を有する、実施形態1から5いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0037】
実施形態7
前記ガラススリーブが外面を有し、前記第一の突出側が該外面を横方向に越えて延在する、実施形態6に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0038】
実施形態8
前記第一の突出側が実質的に丸まっている、実施形態6または7に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0039】
実施形態9
前記第一の突出側が面取り角を含む、実施形態6から8いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0040】
実施形態10
前記第二の端部キャップおよび前記ガラススリーブに取り付けられた第二の緩衝中間層をさらに備える、実施形態1から9いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0041】
実施形態11
前記第二の緩衝中間層が前記ガラススリーブの内面に取り付けられている、実施形態10に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0042】
実施形態12
前記第二の緩衝中間層が前記ガラススリーブの第二の縁に当接している、実施形態10または11に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0043】
実施形態13
前記第二の緩衝中間層が第二の弾性リングを含む、実施形態10から12いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0044】
実施形態14
前記第二の端部キャップの一部が前記第二の弾性リングによって前記第二の縁から隔てられている、実施形態13に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0045】
実施形態15
前記第二の端部キャップが、前記第二の開口から離れて延在する第二の突出側を有する、実施形態10から14いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0046】
実施形態16
前記第二の突出側が前記外面を横方向に越えて延在する、実施形態15に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0047】
実施形態17
前記第二の突出側が実質的に丸まっている、実施形態15または16に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0048】
実施形態18
前記第二の突出側が面取り角を含む、実施形態15から17いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0049】
実施形態19
前記ガラススリーブが丸まった角を備える、実施形態1から18いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0050】
実施形態20
前記ガラススリーブが面取り角を備える、実施形態1から19いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0051】
実施形態21
携帯型電子機器用のガラススリーブアセンブリにおいて、
第一の縁により画成された第一の開口から第二の縁により画成された第二の開口まで長手方向に延在するガラススリーブであって、内面を有するガラススリーブ、
前記第一の開口に隣接して配置され、少なくとも一部が前記第一の縁を越えて長手方向に延在する第一の端部キャップ、
前記第二の開口に隣接して配置され、少なくとも一部が前記第二の縁を越えて長手方向に延在する第二の端部キャップ、
前記第一の端部キャップおよび前記ガラススリーブに取り付けられた第一の緩衝中間層、および
フレームであって、
前記第一の端部キャップに接続された第一の端部と前記第二の端部キャップに接続され第二の端部と、
前記ガラススリーブ内に位置している、該第一と第二の端部の間の中央部分と、
1つ以上の縦棒材と、
1つ以上の横方向リブと、
ラッチであって、電池を該ラッチに取り付けられるように構成されたラッチと、
を含むフレーム、
を備えたガラススリーブアセンブリ。
【0052】
実施形態22
前記第一の緩衝中間層が前記ガラススリーブの内面に取り付けられている、実施形態21に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0053】
実施形態23
前記第一の緩衝中間層が前記ガラススリーブの第一の縁に当接している、実施形態21または22に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0054】
実施形態24
前記第一の緩衝中間層が第一の弾性リングを含む、実施形態21から23いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0055】
実施形態25
前記第一の端部キャップの一部が前記第一の弾性リングによって前記第一の縁から隔てられている、実施形態24に記載のガラススリーブアセンブリ。
【0056】
実施形態26
電池が緩衝中間層を介して前記ラッチに取り付けられている、実施形態21から25いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0057】
実施形態27
前記フレームが2つ以上の横方向リブを含む、実施形態21から25いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0058】
実施形態28
前記ガラススリーブが丸まった角を備える、実施形態21から27いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0059】
実施形態29
前記ガラススリーブが面取り角を備える、実施形態21から27いずれか1つに記載のガラススリーブアセンブリ。
【0060】
実施形態30
携帯型電子機器用のガラススリーブを破損から保護する方法において、
a.第一の縁により画成された第一の開口から第二の縁により画成された第二の開口まで長手方向に延在するガラススリーブであって、内面および外面を有するガラススリーブを提供する工程、
b.第一と第二の端部、および該第一と第二の端部の間の中央部分を備えたフレームを提供する工程、
c.前記フレームを前記ガラススリーブ中に挿入する工程、
d.第一の端部キャップを、少なくとも一部が前記第一の縁を越えて長手方向に延在するように前記第一の開口に隣接して配置する工程であって、該第一の端部キャップは、前記第一の開口から離れるように延在する第一の突出側を有し、該第一の突出側は、前記ガラススリーブの外面を横方向に越えて延在する工程、
e.緩衝中間層を前記第一の端部キャップおよび前記ガラススリーブに取り付ける工程、
f.前記第一の端部キャップを前記フレームの第一の端部に接続する工程、
g.第二の端部キャップを、少なくとも一部が前記第二の縁を越えて長手方向に延在するように前記第二の開口に隣接して配置する工程、および
h.前記第二の端部キャップを前記フレームの第二の端部に接続する工程、
を有してなる方法。
【0061】
実施形態31
前記第一の緩衝中間層を前記ガラススリーブの内面に取り付ける工程をさらに含む、実施形態30に記載の方法。
【0062】
実施形態32
前記第一の緩衝中間層を前記ガラススリーブの第一の縁に当接させる工程をさらに含む、実施形態30または31に記載の方法。
【0063】
実施形態33
前記第一の緩衝中間層が第一の弾性リングを含む、実施形態30から32いずれか1つに記載の方法。
【0064】
実施形態34
前記第一の端部キャップの一部を前記第一の弾性リングによって前記第一の縁から隔てる工程をさらに含む、実施形態33に記載の方法。
【0065】
実施形態35
前記第一の端部キャップを前記フレームの第一の端部に接続する前に、前記フレームが該ガラススリーブ中に挿入される、実施形態30から34いずれか1つに記載の方法。
【0066】
実施形態36
前記フレームを前記ガラススリーブ中に挿入する前に、前記第一の端部キャップが該フレームの第一の端部に接続されている、実施形態30から34いずれか1つに記載の方法。
【0067】
実施形態37
前記フレームが、1つ以上の縦棒材および1つ以上の横方向リブをさらに含む、実施形態30から36いずれか1つに記載の方法。
【符号の説明】
【0068】
1 ガラススリーブアセンブリ
10 ガラススリーブ
12、13 開口
14、15 縁
16 内面
18 外面
20 フレーム
22 ラッチ
24 棒材
26、27、28、29 リブ
30、31、32、33 端部キャップ
40 デバイス中間層
42 中間層
50、52 デバイスまたは構成部品
60 弾性リング
70 電池
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図5A
図5B
図5C
図5D
図6A
図6B
図7A
図7B