【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態は、NVMの持続方法およびコンピューティングデバイスを提供することである。ローカルの遮断がメモリ書き込み命令セット毎の最小粒度に基づいて実装され、それによりメモリコントローラの並列処理の効率を改善するように、複数のメモリ書き込み命令セットが設定される。
【0006】
第1の態様によれば、この出願は、不揮発性メモリNVMの持続方法を提供する。
【0007】
メモリコントローラが、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットに関連付けられ、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットは、メモリコントローラ内に設定されてもよい。たとえば、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットは、メモリコントローラのバッファ空間内に位置する。クレジット値が、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットの各々のために構成され、クレジット値は、メモリ書き込み命令セットに入ることを許される書き込み命令の数を示す。メモリ書き込み命令
セットのクレジット値が0に等しいとき、書き込み命令は、メモリ書き込み命令セットに入ることを許されず、各メモリ書き込み命令セットは、最大クレジット値を有する。
【0008】
NVMは、電力障害が起こった後にデータを依然として保持することができるメモリであり、NVMは、リード・オンリ・メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル・リード・オンリ・メモリ(Programmable Read-Only Memory、PROM)、電気的変更可能リード・オンリ・メモリ(Electrically Alterable Read
-Only Memory、EAROM)、消去可能プログラマブル・リード・オンリ・メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル・リード・オンリ・メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、EEPROM)、またはフラッシュメモリ(Flash Memory)を含むがこれらに限定されない。NVMのメディアコントローラが、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットに関連付けられ、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットは、メディアコントローラ内に設定されてもよい。たとえば、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットは、メディアコントローラのバッファ空間内に位置する。クレジット値が、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットの各々のために構成され、クレジット値は、メディア書き込み命令セットに入ることを許される書き込み命令の数を示す。メディア書き込み命令セットのクレジット値が0に等しいとき、書き込み命令は、メディア書き込み命令セットに入ることを許されず、各メディア書き込み命令セットは、最大クレジット値を有する。メモリ書き込み命令セットおよびメディア書き込み命令セットのデータ構造は、キュー、配列、リンクされたリスト、スタック、または同様のものであってもよい。これは、この出願において限定されない。
【0009】
少なくとも2つのメモリ書き込み命令セット内のメモリ書き込み命令セットの数は、少なくとも2つのメディア書き込み命令セット内のメディア書き込み命令セットの数に等しく、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットおよび少なくとも2つのメディア書き込み命令
セットは、1対1のマッピング関係を有し、互いに関連付けられるメモリ書き込み命令セットおよびメディア書き込み命令セットの最大クレジット値は等しい。
【0010】
この出願における持続方法は、メモリ内の書き込まれるべきデータをNVMに書き込むプロセスに適用され、次を含む。メモリコントローラが、まず書き込み命令を受信し、書き込み命令が、書き込まれるべきデータの書き込みアドレスを含み、書き込み命令が、プロセッサによって送信されてもよく、メモリコントローラが、書き込みアドレスに基づいて少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットから目標メモリ書き込み命令セットを決定し、書き込み命令を選択された目標メモリ書き込み命令セットに記憶し、目標メモリ書き込み命令セットが、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットのうちの1つであり、メモリコントローラが、目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値を指定された値だけ減らし、指定された値が、予め設定された値であり、指定された値の具体的な値は、限定されない。
【0011】
メモリコントローラは、予め設定された選択規則に従って少なくとも2つのメモリ
書き込み命令セットから目標メモリ書き込み命令セットを選択し、目標メモリ書き込み命令セットから書き込み命令をフェッチし、フェッチされた書き込み命令をメディアコントローラに送信してもよい。
【0012】
メディアコントローラは、書き込み命令を受信し、書き込み
アドレスに基づいて少なくとも2つのメディア書き込み命令セットから目標メディア書き込み命令セットを決定し、目標メディア書き込み命令セットおよび目標メモリ書き込み命令セットは、結合関係を有し、目標メディア書き込み命令セットは、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットのうちの1つであり、メディアコントローラは、書き込み命令を目標メディア書き込み命令セットに記憶し、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を指定された値だけ減らす。
【0013】
メディアコントローラは、予め設定された選択規則に従って少なくとも2つのメディア書き込み命令セットから目標メディア書き込み命令セットを選択し、目標
メディア書き込み命令セットから書き込み命令をフェッチしてもよい。
【0014】
メディアコントローラは、書き込み命令内で運ばれる書き込みアドレスを取得し、書き込みアドレスに関連付けられる、NVMの物理ブロックアドレスを、予め設定されたアドレスマッピングテーブルに基づいて問い合わせ、書き込み命令に対応する書き込まれるべきデータを物理ブロックアドレスに対応する物理ブロックに書き込み、物理ブロックアドレスがアドレスマッピングテーブル内で見出されない場合、つまり、物理ブロックアドレスが割り振られていない場合、メディアコントローラは、割り振りのために空き物理ブロックリストから物理ブロックを選択し、選択された物理ブロックの物理ブロックアドレスと書き込みアドレスとの間のマッピング関係をアドレスマッピングテーブル内に確定する。
【0015】
書き込まれるべきデータがNVMに書き込まれることに成功したと判定した後、メディアコントローラは、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を指定された値だけ増やし、メディアコントローラは、目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値および目標メディア書き込み命令セットのクレジット値が同期を維持されるように、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値をメモリコントローラに送信する。
【0016】
上述の実施形態において、複数の指定されたメモリ書き込み命令セットにそれぞれ対応するクレジット値は、メディアコントローラ内の複数の指定されたメディア書き込み命令セットにそれぞれ対応するクレジット値と同期を維持される。メディアコントローラは、各メディア書き込み命令セットのクレジット値に基づいて書き込み命令の実行ステータスを判定することができ、したがって、メモリコントローラおよびメディアコントローラのクレジット値が同期を維持された後、書き込み命令の持続が完了しているかどうかが、クレジット値に基づいて正確に見出されることができる。加えて、複数のメモリ書き込み命令セットを設定することは、メモリコントローラの並列処理の効率を改善するために、持続の問い合わせ中にローカルの遮断をメモリ書き込み命令セットの粒度で実装することができる。
【0017】
この態様の可能な実装においては、NVMの全体のアドレスセクションが、前もって複数の重ならないアドレスセクションに分割され、NVMのアドレスセクションが、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットの各々のために構成され、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットの各々が、異なるアドレスセクションを有する。メモリコントローラが、書き込みアドレスに基づいて少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットから目標メモリ書き込み命令セットを決定し、書き込み命令を目標メモリ書き込み命令セットに記憶し、目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値を指定された値だけ減らすことは、メモリコントローラにより、書き込み命令内で運ばれる書き込みアドレスが位置する目標アドレスセクションを決定するステップであって、目標アドレスセクションが、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットのためにそれぞれ予め構成されるアドレスセクションのうちの1つである、ステップと、目標アドレスセクションに関連付けられるメモリ書き込み命令セットを目標メモリ書き込み命令セットとして使用するステップであって、指定された値が1である、ステップと、メモリコントローラにより、書き込み命令を目標メモリ書き込み命令セットに記憶し、目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値を1だけ減らすステップと、を含む。上述の実施形態において、目標メモリ書き込み命令セットは、書き込み命令が迅速かつ正確に記憶されることができ、それにより処理効率を改善するように、書き込みアドレスが位置するアドレスセクションに基づいて決定される。
【0018】
この態様の可能な実装においては、NVMの全体のアドレスセクションが、前もって複数の重ならないアドレスセクションに分割され、アドレスセクションの数が、少なくとも2つのメディア書き込み命令セット内のメディア書き込み命令セットの数に等しく、異なるアドレスセクションが、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットの各々のために構成される。メディアコントローラが、書き込みアドレスに基づいて少なくとも2つのメディア書き込み命令セットから目標メディア書き込み命令セットを決定し、書き込み命令を目標メディア書き込み命令セットに記憶し、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を指定された値だけ減らすことは、メディアコントローラにより、書き込み命令内で運ばれる書き込みアドレスを取得し、書き込みアドレスが位置する目標アドレスセクションを決定するステップであって、目標アドレスセクションが、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットのためにそれぞれ構成されたアドレスセクションのうちの1つである、ステップと、メディアコントローラにより、書き込み命令を目標メディア書き込み命令セットに記憶するステップと、を含む。たとえば、目標メディア書き込み命令セットのデータ構造がキューである場合、メディアコントローラは、キューの末尾に書き込み命令を記憶する。別の例として、目標メディア書き込み命令セットのデータ構造がスタックである場合、メディアコントローラは、スタックの一番上に書き込み命令を記憶する。予め設定された指定された値が1である場合、書き込み命令を記憶した後、メディアコントローラは、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を1だけ減らす。上述の実施形態において、目標メディア書き込み命令セットは、書き込み命令が迅速かつ正確に記憶されることができ、それにより処理効率を改善するように、書き込みアドレスが入る目標アドレスセクションを使用することによって決定される。
【0019】
この態様の可能な実装においては、予め設定された指定された値が1である場合、目標メモリ書き込み命令セットを決定した後、メモリコントローラは、目標メモリ書き込み命令セットの現在のクレジット値を取得し、現在のクレジット値が0より大きいかどうかを判定し、判定の結果が現在のクレジット値が0より大きいことである場合、書き込み命令を目標メモリ書き込み命令セットに記憶し、または判定の結果が現在のクレジット値が0より大きくないことである場合、書き込み命令をキャッシュし、予め設定された期間に基づいて目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値を問い合わせ、目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値が0より大きいことを見出すとき、キャッシュされた書き込み命令を目標メモリ書き込み命令セットに記憶する。上述の実施形態においては、メモリコントローラが適時な方式で書き込み命令を処理することができないために引き起こされる過負荷を避けるために、メモリコントローラに入る書き込み命令の数がクレジット値を使用することによって制御される。
【0020】
この態様の可能な実装においては、目標メディア書き込み命令セットを決定した後、メディアコントローラは、目標メディア書き込み命令セットの現在のクレジット値を取得し、現在のクレジット値が0より大きいかどうかを判定し、判定の結果が現在のクレジット値が0より大きいことである場合、書き込み命令を目標メディア書き込み命令セットに記憶し、または判定の結果が現在のクレジット値が0より大きくないことである場合、書き込み命令をキャッシュし、予め設定された期間に基づいて目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を問い合わせ、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値が0より大きいことを見出すとき、キャッシュされた書き込み命令を目標メディア書き込み命令セットに記憶する。上述の実施形態においては、メディアコントローラが適時な方式で書き込み命令を処理することができないために引き起こされる過負荷を避けるために、メディアコントローラに入る書き込み命令の数がクレジット値を使用することによって制御される。
【0021】
この態様の可能な実装においては、メモリコントローラが書き込みアドレスを運ぶ書き込み命令を受信する前に、方法は、前もってNVMの全体のアドレスセクションを複数の重ならないアドレスセクションに分割するステップであって、アドレスセクションの数が、メモリ
書き込み命令セットの数に等しく、メモリ
書き込み命令セットの数が、メディア
書き込み命令セットの数に等しい、ステップをさらに含む。メモリコントローラは、ライブラリ関数を呼び出すことによって少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットの各々のアドレスセクションを構成し、各メモリ書き込み命令セットは、異なるアドレスセクションを有し、メモリコントローラは、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットの各々のアドレスセクションを構成し、各メディア書き込み命令セットは、異なるアドレスセクションを有し、結合関係を有するメモリ書き込み命令セットおよびメディア書き込み命令セットは、同じアドレスセクションを有する。上述の実施形態において、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットおよび少なくとも2つのメディア書き込み命令セットのアドレスセクションは、目標メモリ書き込み命令セットおよび目標メディア書き込み命令セットが書き込み命令の書き込みアドレスに基づいて決定されるようにライブラリ関数を呼び出すことによって構成される。
【0022】
この態様の可能な実装において、メディアコントローラが目標メディア書き込み命令セットのクレジット値をメモリコントローラに送信することは、メディアコントローラにより、メモリコントローラによって送信された問い合わせ要求を受信するステップであって、問い合わせ要求が、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を問い合わせるために使用される、ステップを含む。メディアコントローラは、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値をレジスタ内に記憶してもよく、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値が更新されることを見出すとき、メディアコントローラは、レジスタ内に記憶される、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値をただちに更新する。メモリコントローラは、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値についてレジスタに直接問い合わせてもよい。問い合わせ要求を受信した後、メディアコントローラは、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を運ぶ問い合わせ応答をメモリコントローラに送信する。
【0023】
この態様の可能な実装において、メディアコントローラが目標メディア書き込み命令セットのクレジット値をメモリコントローラに送信することは、メディアコントローラにより、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値をメモリコントローラに周期的に能動的に送信することを含む。
【0024】
この態様の可能な実装において、方法は、メモリコントローラにより、目標メモリ書き込み命令セットに関する持続の問い合わせ命令を受信し、持続の問い合わせ命令の受信の瞬間を取得するステップと、メモリコントローラにより、受信の瞬間の後に目標メモリ書き込み命令セットに入るべき書き込み命令を遮断するステップと、メモリコントローラにより、目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値を読み取るステップと、読み取られたクレジット値が予め設定された最大値に等しい場合、メモリコントローラにより、目標メモリ書き込み命令セット内の書き込み命令の持続が完了していると判定するステップと、をさらに含む。上述の実施形態において、メモリコントローラは、持続の問い合わせ命令を受信し、メモリコントローラの並列処理の効率を改善するために、メモリ書き込み命令セットの粒度でのローカルの遮断が実装されるように、別のメモリ書き込み命令セットを遮断する必要なしに、1つのメモリ書き込み命令セットのみが問い合わせされることを遮断する必要がある。
【0025】
この態様の可能な実装において、メモリコントローラが、受信の瞬間の後に目標メモリ書き込み命令セットに入るべき書き込み命令を遮断するステップは、受信の瞬間の後に目標メモリ書き込み命令セットに入るべき書き込み命令をキャッシュするステップ、またはメモリコントローラにより、受信の瞬間に目標メモリ書き込み命令セットにソフトウェアミューテックスを追加するステップを含む。
【0026】
この態様の可能な実装において、方法は、メディアコントローラにより、目標メディア書き込み命令セットに関する持続の問い合わせ命令を受信するステップと、メディアコントローラにより、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を読み取るステップと、読み取られたクレジット値が予め設定された最大値に等しい場合、メディアコントローラにより、目標メディア書き込み命令セット内の書き込み命令の持続の動作が完了していると判定するステップと、をさらに含む。上述の実施形態において、メディアコントローラは、持続の問い合わせ命令を受信し、
メモリコントローラの並列処理の効率を改善するために、メモリ書き込み命令セットの粒度でのローカルの遮断が実装されるように、別のメディア書き込み命令セットを遮断する必要なしに、1つのメディア書き込み命令セットのみが問い合わせされることを遮断する必要がある。
【0027】
第2の態様によれば、この出願は、コンピューティングデバイスをさらに提供し、コンピューティングデバイスは、メモリコントローラ、メディアコントローラ、および不揮発性メモリNVMを含み、コンピューティングデバイスは、データセンターサーバ、ネットワークサーバ、ビデオサーバ、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、または同様のものを含むがこれらに限定されない。メモリコントローラは、バッファ空間を含み、バッファ空間は、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットを記憶するために使用され、クレジット値が、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットの各々のために構成され、メディアコントローラは、バッファ空間を含み、バッファ空間は、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットを記憶するために使用され、メディアコントローラは、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットに関連付けられ、クレジット値が、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットの各々のために構成される。メモリ書き込み命令セットおよびメディア書き込み命令セットのデータ構造は、キュー、配列、スタック、リンクされたリスト、または同様のものであってもよい。これは、この出願において限定されない。少なくとも2つのメモリ書き込み命令セット内のメモリ書き込み命令セットの数は、少なくとも2つのメディア書き込み命令セット内のメディア書き込み命令セットの数に等しくてもよく、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットおよび少なくとも2つのメディア書き込み命令は、1対1のマッピング関係を有し、関連付けの関係を有するメモリ書き込み命令セットおよびメディア書き込み命令セットのクレジット値は、等しい。
【0028】
メモリコントローラは、
書き込み命令を受信するように構成され、書き込み命令が、書き込まれるべきデータの書き込みアドレスを含み、
メモリコントローラは、メモリコントローラのバッファ空間内に記憶された少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットから目標メモリ書き込み命令セットを書き込みアドレスに基づいて選択し、書き込み命令を目標メモリ書き込み命令セットに記憶し、目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値を指定された値だけ減らし、
目標メモリ書き込み命令セット内の書き込み命令をメディアコントローラに送信し、
メディアコントローラによって送信される、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を受信し、
目標メディア書き込み命令セットのクレジット値に基づいて目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値を更新するように構成される。
【0029】
メディアコントローラは、
メモリコントローラによって送信された書き込み命令を受信し、
メディアコントローラのバッファ空間内に記憶された少なくとも2つのメディア書き込み命令セットから目標メディア書き込み命令セットを書き込みアドレスに基づいて決定し、
書き込み命令を目標メディア書き込み命令セットに記憶し、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を指定された値だけ減らし、
目標メディア書き込み命令セット内の書き込み命令をNVMに送信し、NVMが書き込み命令を実行することに成功した後、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を指定された値だけ増やし、
目標メディア書き込み命令セットのクレジット値をメモリコントローラに送信するように構成される。
【0030】
上述の実施形態において、複数の指定されたメモリ書き込み命令セットにそれぞれ対応するクレジット値は、複数の指定されたメディア書き込み命令セットにそれぞれ対応するクレジット値と同期を維持される。メディアコントローラは、各メディア書き込み命令セットのクレジット値に基づいて書き込み命令の実行ステータスを判定することができ、したがって、メモリコントローラおよびメディアコントローラのクレジット値が同期を維持された後、書き込み命令の持続が完了しているかどうかが、クレジット値に基づいて正確に見出されることができる。加えて、複数のメモリ書き込み命令セットを設定することは、メモリコントローラの並列処理の効率を改善するために、持続の問い合わせ中にローカルの遮断をメモリ書き込み命令セットの粒度で実装することができる。
【0031】
この態様の可能な実装において、メモリコントローラは、レシーバ、キャッシュコントローラ、複数のカウンタ、およびトランスミッタをさらに含み、1つのカウンタが、各メモリ書き込み命令セットのために構成され、
メディアコントローラは、レシーバ、キャッシュコントローラ、複数のカウンタ、およびトランスミッタをさらに含み、1つのカウンタが、各メディア書き込み命令セットのために構成され、
メモリコントローラのレシーバは、書き込みアドレスを運ぶ書き込み命令を受信するように構成され、
メモリコントローラのキャッシュコントローラは、メモリコントローラのバッファ空間内に記憶された少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットから目標メモリ書き込み命令セットを書き込みアドレスに基づいて選択し、書き込み命令を目標メモリ書き込み命令セットに記憶し、目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値を指定された値だけ減らすように目標メモリ書き込み命令セットに対応するカウンタに命じるように構成され、
メモリコントローラのトランスミッタは、目標メモリ書き込み命令セット内の書き込み命令をメディアコントローラのレシーバに送信するように構成され、
メモリコントローラのレシーバは、メディアコントローラのトランスミッタによって送信される、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を受信するようにさらに構成され、
メモリコントローラのキャッシュコントローラは、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値に基づいて目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値を更新するようにメモリコントローラに対応するカウンタに命じるようにさらに構成され、
メディアコントローラのレシーバは、メモリコントローラのトランスミッタによって送信された書き込み命令を受信するように構成され、
メディアコントローラのキャッシュコントローラは、メディアコントローラのバッファ空間内に記憶された少なくとも2つのメディア書き込み命令セットから目標メディア書き込み命令セットを書き込みアドレスに基づいて決定し、書き込み命令を目標メディア書き込み命令セットに記憶し、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を指定された値だけ減らすように目標メディア書き込み命令セットに対応するカウンタに命じるように構成され、
メディアコントローラのトランスミッタは、目標メディア書き込み命令セット内の書き込み命令をNVMに送信するように構成され、
メディアコントローラのキャッシュコントローラは、NVMが書き込み命令を実行することに成功した後、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を指定された値だけ増やすように目標メディア書き込み命令セットに対応するカウンタに命じるようにさらに構成され、
メディアコントローラのトランスミッタは、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値をメモリコントローラのレシーバに送信するようにさらに構成される。
【0032】
この態様の可能な実装においては、NVMのアドレスセクションが、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットの各々のために構成され、
メモリコントローラのキャッシュコントローラは、
書き込みアドレスが位置する目標アドレスセクションを決定し、目標アドレスセクションに関連付けられるメモリ書き込み命令セットを目標メモリ書き込み命令セットとして使用し、
書き込み命令を目標メモリ書き込み命令セットに記憶し、目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値を1だけ減らすように目標
メモリ書き込み命令セットに対応するカウンタに命じるように構成される。
【0033】
この態様の可能な実装においては、NVMのアドレスセクションが、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットの各々のために構成され、
メディアコントローラのキャッシュコントローラは、
書き込みアドレスが位置する目標アドレスセクションを決定し、目標アドレスセクションに関連付けられるメディア書き込み命令セットを目標メディア書き込み命令セットとして使用し、
書き込み命令を目標メディア書き込み命令セットに記憶し、目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を1だけ減らすように目標メディア書き込み命令セットに対応するカウンタに命じるように構成される。
【0034】
この態様の可能な実装において、メモリコントローラのキャッシュコントローラは、
ライブラリ関数を呼び出すことによって少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットの各々のアドレスセクションを構成し、少なくとも2つのメディア書き込み命令セットの各々のアドレスセクションを構成するようにさらに構成され、少なくとも2つのメモリ書き込み命令セットおよび少なくとも2つのメディア書き込み命令セットは、1対1のマッピング関係を有し、互いに関連付けられるメモリ書き込み命令セットおよびメディア書き込み命令セットは、同じアドレスセクションを有する。
【0035】
この態様の可能な実装において、メディアコントローラのトランスミッタは、
目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を運ぶ問い合わせ応答を、メモリコントローラのトランスミッタによって送信されたクレジット値の問い合わせ要求に従ってメモリコントローラのレシーバに返すように構成される。
【0036】
この態様の可能な実装において、メディアコントローラのトランスミッタは、
目標メディア書き込み命令セットのクレジット値をメモリコントローラのレシーバに周期的に能動的に送信するように構成される。
【0037】
この態様の可能な実装において、メモリコントローラのキャッシュコントローラは、
目標メモリ書き込み命令セットに関する持続の問い合わせ命令を受信し、持続の問い合わせ命令の受信の瞬間を取得し、受信の瞬間の後に目標メモリ書き込み命令セットに入るべき書き込み命令を遮断し、目標
メモリ書き込み命令セットに対応するカウンタから目標メモリ書き込み命令セットのクレジット値を読み取り、読み取られたクレジット値が予め設定された最大値に等しい場合、目標メモリ書き込み命令セット内の書き込み命令の持続が完了していると判定するようにさらに構成される。
【0038】
この態様の可能な実装において、メディアコントローラの
キャッシュコントローラは、
目標メディア書き込み命令セットに対応するカウンタから目標メディア書き込み命令セットのクレジット値を、目標メディア書き込み命令セットに関する受信された持続の問い合わせ命令に従って読み取り、読み取られたクレジット値が予め設定された最大値に等しい場合、目標メディア書き込み命令セット内の書き込み命令の持続の動作が完了していると判定するようにさらに構成される。
【0039】
以下は、実施形
態を説明するために要求される添付の図面を簡単に説明する。