(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ドロワ弾性部材は、前記第1のガイドサポータ、前記第2のガイドサポータ、前記第3のガイドサポータのうちの少なくとも何れか1つに配置されたものである、請求項8に記載の乾燥機。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明が解決しようとする課題は、凝縮水引出容器の引出空間を最小化できる乾燥機を提供することである。
【0013】
本発明が解決しようとする他の課題は、凝縮水引出容器をドラムの下側に配置してキャビネットの内部空間の活用度を高め、ドラムの容量を増加させることができる乾燥機を提供することである。
【0014】
本発明が解決しようとするさらに他の課題は、凝縮水が蓄積されるにつれて重心を一層低めることができる乾燥機を提供することである。
【0015】
本発明が解決しようとするさらに他の課題は、ユーザが凝縮水引出容器を容易に引き出すことができる乾燥機を提供することである。
【0016】
本発明が解決しようとするさらに他の課題は、凝縮水引出容器をドラムの前方に配置して、乾燥機全体に荷重を均等に分布させることができる乾燥機を提供することである。
【0017】
本発明が解決しようとするさらに他の課題は、凝縮水引出容器をドラムの前方下側に横方向に配置して、凝縮水引出容器の引出による空間を最小化し、生成される凝縮水を介して重心を低めて振動を低減させることができる乾燥機を提供することである。
【0018】
本発明が解決しようとするさらに他の課題は、ドラム洗濯機上に乾燥機が積層される場合にも、凝縮水引出容器を容易に引き出すことができる乾燥機を提供することである。
【0019】
本発明の効果は、以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は、請求の範囲の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明に係る乾燥機は、ドアが設けられる投入口が前面に形成されたキャビネットと、前記キャビネットの内部に配置され、内部に洗濯物を収容して回転されるドラムと、前記キャビネットの内部に設けられ、前記ドラムを循環する空気で水分を凝縮させて除去する蒸発器と、前記投入口の下側に位置し、前記キャビネットの前面に対して後方に陥没されて形成された引出空間と、前記引出空間に設けられ、前記キャビネットに対して移動されて、前記引出空間で引出可能なドロワと、前記蒸発器で凝縮された凝縮水が移動されて蓄積され、前記ドロワに分離可能に据え置かれ、前記ドロワが引き出されるとき、ユーザに露出される凝縮水引出容器と、前記キャビネット側構造物及びドロワ側構造物を連結し、前記ドロワの引出を案内するガイドサポータとを備える。
【0021】
前記ドロワが引き出されるとき、前記ドロワは、前記凝縮水引出容器とともに、前記引出空間から引き出されることができる。
【0022】
前記ドロワが引き出されるとき、前記ドロワは、前記引出空間から引き出され、前記凝縮水引出容器は、前記引出空間に位置し得る。
【0023】
前記ガイドサポータは、前記ドロワ及びキャビネットを連結させることができる。
【0024】
前記キャビネットに設けられ、前記蒸発器で凝縮された凝縮水が溜まる凝縮水ハウジングをさらに備え、前記ガイドサポータは、前記ドロワ及び凝縮水ハウジングを連結させることができる。
【0025】
前記ガイドサポータは、複数個で構成され、上下方向に積層され、前記ドロワに結合されて前記ドロワを支持することができる。
【0026】
前記ガイドサポータは、複数個で構成され、左右方向に積層され、前記ドロワに結合されて前記ドロワを支持することができる。
【0027】
前記ガイドサポータは、前記キャビネット側構造物に固定される第1のガイドサポータと、前記ドロワ側構造物に固定される第3のガイドサポータと、前記第1のガイドサポータ及び第3のガイドサポータを連結させる第2のガイドサポータとを備えることができる。
【0028】
前記ドロワが前記引出空間に収納されるとき、前記ドロワを前記引出空間に固定させるラッチをさらに備え、前記ラッチは、前記ドロワ側構造物またはキャビネット側構造物の少なくともいずれか1つに配置され、前記ドロワ側構造物またはキャビネット側構造物の間に相互係止を形成させることができる。
【0029】
前記ドロワが前記引出空間に収納されるとき、前記ドロワを前記引出空間に固定させるラッチをさらに備え、前記ラッチは、前記第1のガイドサポータまたは第3のガイドサポータのうち、少なくともいずれか1つに配置され、第1のガイドサポータまたは第3のガイドサポータの間に相互係止を形成させることができる。
【0030】
前記ラッチが解除されるとき、前記ドロワ側構造物に対して弾性力を提供するドロワ弾性部材をさらに備えることができる。
【0031】
前記ドロワ弾性部材は、前記ラッチに配置されることができる。
【0032】
前記ドロワ弾性部材は、前記第1、2、3のガイドサポータのうち、少なくともいずれか1つに配置されることができる。
【0033】
前記ドロワ弾性部材は、前記キャビネット側構造物またはドロワ側構造物のうち、少なくともいずれか1つに配置されることができる。
【0034】
前記ドロワは、前記凝縮水引出容器でオーバーフローされた凝縮水を蓄積するバケツをさらに備え、前記凝縮水引出容器は、前記バケツに据え置かれることができる。
【0035】
前記ガイドサポータは、前記バケツ及び前記キャビネット側構造物を連結させることができる。
【0036】
前記キャビネットに設けられ、前記蒸発器で凝縮された凝縮水が溜まる凝縮水ハウジングをさらに備え、前記ガイドサポータは、前記バケツ及び前記凝縮水ハウジングを連結させることができる。
【0037】
前記ドロワ側構造物またはキャビネット側構造物のうち、少なくともいずれか一方には、前記ドロワの引出を感知するセンサがさらに設けられ得る。
【発明の効果】
【0038】
本発明に係る乾燥機は、次のような効果が1つあるいはそれ以上ある。
【0039】
第1に、凝縮水引出容器が横方向に配置されるので、凝縮水引出容器を引き出すときに要求される空間を最小化できるという長所がある。
【0040】
第2に、キャビネット内でドラムの上側に配置される構造物を最小化し、相対的に余裕の多いドラムの下側に凝縮水引出容器を配置するので、同一サイズに比べてより大きい容量のドラムを設けることができるという長所がある。
【0041】
第3に、ドラムの下側に凝縮水引出容器が配置されるので、乾燥機作動過程で生成された凝縮水により初期より重心がより低くなるという長所がある。
【0042】
第4に、ドロワの引出後、ユーザに露出された凝縮水引出容器を持ち上げて凝縮水引出容器のみを分離できるという長所がある。
【0043】
第5に、ドラムの前方に凝縮水引出容器が配置されるので、凝縮水が満たされる場合、乾燥機の前後方向に対する荷重不均衡を最小化させ得るという長所がある。
【0044】
第6に、ドロワが引き出されるとき、凝縮水引出容器も共に引き出されるので、ユーザが掴みやすい位置に凝縮水引出容器が移動されるという長所がある。
【0045】
第7に、ドロワに連結されたガイドサポータを介してユーザの操作力が加えられるドロワを引出空間から安定的に移動させることができるという長所がある。
【0046】
第8に、ドロワが引き出されるとき、凝縮水引出容器は、引出空間に配置され、ドロワのみが前方に引き出されるので、ガイドサポータの負荷を減らすことができるという長所がある。
【0047】
第9に、ラッチを介してドロワを引出空間に安定的に位置させることができるという長所がある。
【0048】
第10に、前記ラッチを介してオーバーフローパスの結合状態を安定的に維持させることができるという長所がある。
【発明を実施するための形態】
【0050】
本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付される図面とともに詳細に後述されている実施形態を参照すれば、明確になるであろう。しかしながら、本発明は、以下において開示される実施形態等に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態で実現されることができ、ただし、本実施形態等は、本発明の開示が完全なようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇だけにより定義される。明細書全体にわたって同一参照符号は、同一構成要素を指す。
【0051】
図1〜
図11を参照して第1実施形態に係る乾燥機を説明する。
【0052】
本実施形態に係る乾燥機は、外観を形成するキャビネット10と、前記キャビネット10の前面に対して後方に陥没されて形成された引出空間19と、前記キャビネット10の内部に配置され、内部に洗濯物が収容されて回転されるドラム30と、ドラム30を回転させる駆動部40と、前記ドラム30で循環される空気を加熱して前記洗濯物を乾燥させ、前記循環される空気で水分を凝縮して除去するヒートポンプユニット50と、前記ドラム30の空気を循環させる空気循環ユニット60と、前記キャビネット10に設けられ、前記ヒートポンプユニット50で凝縮された凝縮水が移動されて蓄積される凝縮水引出容器82を備える凝縮水蓄積モジュール80と、前記引出空間19に設けられ、前記キャビネット10に対して前方に引き出されて、前記凝縮水引出容器82をユーザに露出させるドロワ70とを備える。
【0053】
本実施形態では、前記ドロワ70及び凝縮水引出容器82がキャビネット10の前方に共に引き出される。
【0054】
前記凝縮水引出容器82は、引出空間19に隠され、前記ドロワ70が引き出されるとき、前記キャビネット10の外へ露出される。
【0055】
前記ドロワ70が引き出される前まで前記凝縮水引出容器82は、引出空間19に隠された状態を維持する。前記ドロワ70は、ガイドサポータ90に結合され、前記ガイドサポータ90に沿ってキャビネット10の前方に引き出される。
【0056】
前記凝縮水引出容器82及びドロワ70をドロワアセンブリと定義する。
【0057】
前記キャビネット10に前記ドロワアセンブリが収納される引出空間19が形成される。前記引出空間19は、前記キャビネット10の外側に形成されることができる。前記引出空間19は、前記ドラム30に対して下側に位置することができる。前記引出空間19は、洗濯物が投入される投入口17に対して下側に位置することができる。
【0058】
前記キャビネット10は、乾燥機の外観を形成する。前記キャビネット10は、前面にドア15が配置され、前記ドア15は、左右方向に回転されて前記キャビネット10の内部を開閉する。
【0059】
前記キャビネット10は、フロントカバー11、トッププレート12、サイドカバー13、リアカバー14、及びベース16を備える。前記ドア15は、フロントカバー11に設けられる。
【0060】
フロントカバー11に洗濯物が投入される投入口17が形成される。
【0061】
前記引出空間11は、前記フロントカバー11の下側に位置する。前記引出空間11は、前記フロントカバー11に対して後方に陥没されて形成される。
【0062】
引出空間19に収納されたとき、前記ドロワ70は、前記フロントカバー11と連続した面を形成する。
【0063】
本実施形態とは異なり、前記引出空間19は、前記フロントカバー11の内側に位置し得る。すなわち、前記引出空間19は、前記フロントカバー11により囲まれて配置されることができる。
【0064】
前記キャビネット10は、全体的に直方体状で形成される。
【0065】
前記ドア15は、キャビネット10の前面に配置されて、左右方向に回転するように作動される。
【0066】
前記ドア15により開閉される投入口17は、ドラム30と連通される。
【0067】
前記ドラム30は、前記キャビネット10の内部に配置され、前記ドラム30の容量を最大化するために、前記凝縮水蓄積モジュール80は、ドラム30の下側に配置される。
【0068】
これにより、ドラム30の上側には作動に必要な他の部品が設けられないので、キャビネット10内でドラム30の直径を最大化することができる。
【0069】
ドラム30は、円筒形で形成される。ドラム30は、内部にリフター31が設けられ、前記リフター31は、回転しつつ、内部の洗濯物を持ち上げた後、自由落下させる。
【0070】
前記駆動部40は、キャビネット10に固定される駆動モータ42を備える。前記駆動モータ42の駆動軸41は、ドラム30の背面に結合される。前記駆動モータ42の回転により前記ドラム30が正方向または逆方向に回転し得る。
【0071】
ドラム30には、ドラム内部の空気を循環させるための循環流路が形成される。
【0072】
本実施形態において前記ドラム30の背面側から空気が内部に流入し、前面側へ空気を吐出させる。本実施形態とは異なり、前記ドラム30を経由する循環流路は様々に形成されることができる。
【0073】
前記空気循環ユニット60は、インペラ61と、前記インペラ61を回転させる空気循環モータ62と、前記インペラ61により流動した空気を案内する循環流路とを備える。
【0074】
本実施形態において前記インペラ61は、前記リアカバー14の内側に配置される。より正確には、前記インペラ61は、リアカバー14及びドラム30の間に配置される。
【0075】
前記空気循環モータ62は、ベース16の上側に位置し、ドラム30の下側に位置する。前記空気循環モータ62は、前記インペラ61を回転させる。前記インペラ61は、円周方向に空気を吐出させる遠心送風ファンの一種である。
【0076】
前記循環流路は、実施形態によって様々に構成されることができる。
【0077】
本実施形態において前記循環流路は、インペラ61から吐出された循環空気をドラム30に案内するリアダクト63と、前記ヒートポンプユニット50から供給された循環空気を前記インペラ61に案内するヒートポンプダクト64と、前記ドラム30から吐出された循環空気を前記ヒートポンプユニット50に案内するドラムダクト65とを備える。
【0078】
前記リアカバー14には、前記インペラ61から吐出された空気を前記ドラム30に案内するリアダクト63が形成される。前記リアダクト63を介してドラム30に案内された空気は、ドラム30の背面側を介して内部に流入する。
【0079】
このために、前記ドラム30の背面には、空気が流入し得るようにドラム流入口32が形成される。
【0080】
前記ドラム流入口32は、駆動軸41の周りに配置される。これにより、前記ドラム30が回転されるときにも、前記ドラム流入口32を介してインペラ61に吐出された循環空気を内部に流入させることができる。
【0081】
前記ヒートポンプダクト64は、前記インペラ61とヒートポンプユニット50との間に配置される。前記ドラムダクト65は、ドラム30及びヒートポンプユニット50の間に配置される。
【0082】
前記ヒートポンプユニット50は、冷媒をヒートポンプサイクルで作動させることができる。前記ヒートポンプユニット50は、凝縮機で生成された熱を介して前記循環空気を加熱させることができ、蒸発器で生成された熱を介して前記循環空気中の水分を凝縮させることができる。
【0083】
本実施形態に係る前記ヒートポンプユニット50は、循環空気に対して加熱及び凝縮を共に実現することができる。
【0084】
本実施形態とは異なり、循環空気で水分を凝縮させるコンデンサのみを設けることができる。前記コンデンサは、蒸発器で作動され、本実施形態の第2の熱交換器54と機能的に同じである。この場合、外部空気及び前記循環空気は、前記コンデンサで熱交換される。前記熱交換によりコンデンサで前記循環空気の凝縮水が生成される。前記コンデンサを介して凝縮水を生成させるメカニズム及び構造は、当業者に一般的な技術であるから、詳細な説明を省略する。
【0085】
前記ヒートポンプユニット50は、冷媒を圧縮させる圧縮機51と、前記圧縮された冷媒と循環空気とを熱交換させて冷媒を凝縮させる第1の熱交換器52と、前記第1の熱交換器52で凝縮された冷媒を膨脹させる膨脹バルブ(図示せず)と、前記膨脹バルブで膨脹された冷媒と循環空気とを熱交換させて冷媒を蒸発させる第2の熱交換器54とを備える。
【0086】
前記第1の熱交換器52及び第2の熱交換器54は、熱交換器である。
【0087】
前記膨脹バルブは、電子膨脹バルブでありうる。
【0088】
前記第1の熱交換器52は、循環空気と熱交換され、冷媒を凝縮させる。前記冷媒の凝縮過程で冷媒の凝縮熱が放出され、前記放出された熱が前記循環空気を加熱させる。
【0089】
前記循環空気は、前記凝縮熱により加熱され、洗濯物を乾燥させるのに使用される。
【0090】
本実施形態では図示されていないが、前記循環流路上にヒータ(図示せず)が配置され得るし、ヒータで発生された熱により前記循環空気をより高い温度でヒーティングさせることができる。
【0091】
前記第2の熱交換器54は、循環空気と熱交換され、冷媒を蒸発させる。前記冷媒の蒸発過程で冷媒は蒸発熱を吸収し、前記蒸発熱により循環空気が冷却される。前記循環空気が冷却されれば、循環空気中の水分が凝縮されて凝縮水が生成され得る。前記循環空気中の水分は、洗濯物で蒸発された洗濯水を含む。
【0092】
本実施形態では、前記ベース16の上側に前記第1の熱交換器52及び第2の熱交換器54が一列に配置される。前記ベース16の上側には、前記第1の熱交換器52及び第2の熱交換器54が収納される凝縮水ハウジング55が配置される。前記凝縮水ハウジング55の内部に前記第2の熱交換器54及び凝縮機54が一列に配置される。
【0093】
前記循環空気の凝縮水は、キャビネット10の内部に配置された前記凝縮水ハウジング55に蓄積された後、凝縮水ポンプ84により凝縮水引出容器82へ移動される。
【0094】
すなわち、本実施形態に係る乾燥機は、キャビネット10の内部で凝縮水を生成させた後、キャビネット10の外部に配置された凝縮水引出容器82へ移動させて蓄積する。
【0095】
前記ドラム30から吐出された循環空気は、ドラムダクト65を経て前記凝縮水ハウジング55に供給される。前記循環空気は、前記凝縮水ハウジング55の内部で第2の熱交換器54と先に熱交換された後、第1の熱交換器52と熱交換される。
【0096】
前記第2の熱交換器54は、ドラム30から吐出された循環空気と熱交換され、前記循環空気中に含まれた水分を凝縮させる。前記凝縮水は、自重により下側に流れ落ちて前記凝縮水ハウジング55に溜まる。
【0097】
前記凝縮水ハウジング55は、底面が後方側へ傾斜して形成される。それで、前記凝縮水ハウジング55に溜まった凝縮水は、後方へ流動しながら蓄積される。
【0098】
前記凝縮水ハウジング55の後方側には、後述する凝縮水ポンプ84が配置され、前記凝縮水ポンプ84は、溜まった凝縮水を凝縮水引出容器82にポンピングする。
【0099】
本実施形態において前記凝縮水ハウジング55の前方にドラムダクト55が配置されるので、前記循環空気は、凝縮水ハウジング55の前方側から後方側へ流動する。前記凝縮水は、傾斜方向及び循環空気により凝縮水ハウジングの後方側へ自然に流動することができる。
【0100】
第2の熱交換器54と熱交換されて冷却された循環空気は、後方側に配置された第1の熱交換器52と熱交換される。第1の熱交換器52は、循環空気を加熱させる。前記第1の熱交換器52により加熱された循環空気は、ヒートポンプダクト64を介してインペラ61へ流動する。
【0101】
前記凝縮水蓄積モジュール80は、前記凝縮水ハウジング55に溜まった凝縮水を凝縮水引出容器82に蓄積する。
【0102】
ユーザは、凝縮水が蓄積された凝縮水引出容器82をキャビネット10から分離した後、前記凝縮水引出容器82に蓄積された凝縮水を捨てることができる。
【0103】
前記凝縮水蓄積モジュール80は、前記キャビネット10に脱着可能に設けられる凝縮水引出容器82と、前記キャビネット10に設けられ、凝縮水ハウジング55に溜まった凝縮水を前記凝縮水引出容器82へ流動させる凝縮水ポンプ84と、前記凝縮水ポンプ84から吐出された凝縮水を前記凝縮水引出容器82に案内する凝縮吐出ホース86とを備える。
【0104】
前記凝縮水引出容器82は、前記第2の熱交換器54で生成された凝縮水が蓄積される空間である。前記凝縮水引出容器82は、キャビネット10の外部に別に配置されることができる。
【0105】
前記凝縮水ハウジング55にも凝縮水が蓄積されるが、前記凝縮水引出容器82は、前記凝縮水ハウジング55と別の構成である。前記凝縮水ハウジング55は、凝縮水を一定量以上になるまで溜めるために使用され、前記凝縮水引出容器82は、凝縮水ハウジング55でポンピングされた凝縮水を蓄積するための空間である。
【0106】
凝縮水を一定量以上溜めてポンピングしてはじめて、凝縮水ポンプ84の作動頻度を下げることができる。
【0107】
前記凝縮水引出容器82は、キャビネット10の前方下側に位置し、ドロワ70により隠される。
【0108】
本実施形態において前記ドロワ70は、前記フロントカバー11と連続した面を形成する。前記ドロワ70は、前記凝縮水引出容器82全体を隠す。本実施形態とは異なり、前記ドロワ70が前記凝縮水引出容器82の一部のみを遮蔽したり、前記凝縮水引出容器82を遮蔽しなくても構わない。
【0109】
前記ドロワ70は、引出空間19に配置される。前記ドロワ70は、前記引出空間19を遮蔽する。本実施形態に係る凝縮水引出容器82は、ドロワ70に据え置かれ、ドロワ70とともに、キャビネット10の前方に引き出される。
【0110】
前記ドロワ70は、前記凝縮水引出容器82の少なくとも一部を遮蔽するドロワカバー71と、前記ドロワカバー71に対して背面側に位置し、前記凝縮水引出容器82が据え置かれるバケツ87と、前記ドロワカバー71に配置され、前記キャビネット10と連結されるドロワホルダ72とを備える。
【0111】
前記ドロワホルダ72は、実施形態によって削除されることができる。前記ドロワホルダ72が削除される場合、前記キャビネット10及びドロワカバー71が連結される。前記ドロワホルダ72は、ドロワカバー71と一体に製作されることができる。
【0112】
前記凝縮水引出容器82は、前記凝縮吐出ホース86を介して凝縮水を供給され、供給された凝縮水を蓄積する。
【0113】
前記凝縮水引出容器82は、前記キャビネット10で脱着可能に設けられる。前記凝縮水引出容器82は、前記引出空間19に配置され、前記引出空間19で前記ドロワ70とともに、前方に引き出される。
【0114】
前記凝縮水引出容器82は、キャビネット10の幅方向に長く延びて形成される。前記凝縮水引出容器82は、前後方向の長さより幅方向の長さがより長く形成され得る。前記凝縮水引出容器82は、前後方向の長さより上下方向の長さがより長く形成され得る。
【0115】
幅方向に形成された前記凝縮水引出容器82は、前記キャビネット10の内部に挿入される深さを最小化させる。キャビネット10に挿入される深さが最小化されるので、前記凝縮水引出容器82の引出長さを最小化させることができる。すなわち、前記凝縮水引出容器82は、前後方向の長さが最小化されるので、凝縮水引出容器82の引出に必要な空間が最小化される。
【0116】
凝縮水引出容器82の引出の際、少なくとも凝縮水引出容器82の前後方向の長さだけの引出空間が要求されるが、本実施形態では、このような引出空間を最小化できる。
【0117】
例えば、ドア15が開けられる程度の空間だけあれば、凝縮水引出容器82の引出に問題がない。ドア15の回転半径より小さくても、前記凝縮水引出容器82を引き出すことができる。
【0118】
前記凝縮水引出容器82は、前記凝縮水ハウジング55の前方に配置される。前記凝縮水引出容器82は、ドロワ70及び凝縮水ハウジング55の間に配置される。前記凝縮水引出容器82は、ドラム30の前方下側に配置される。
【0119】
前記ドラム30の前方下側には、前記ドラムダクト65が配置される。前記ドラムダクト65は、凝縮水ハウジング55及び凝縮水引出容器82の間に配置される。
【0120】
前記凝縮水引出容器82は、ドア15の下側に配置される。前記凝縮水引出容器82は、ベース16の上側に配置される。
【0121】
前記凝縮水引出容器82は、前後方向の長さより左右幅がさらに長く形成される。このように、左右幅に比べて前後方向の長さが短いので、凝縮水引出容器82の引出距離を最小化できるという長所がある。
【0122】
前記凝縮水引出容器82の上側に凝縮水ホール81が形成され、前記凝縮水ホール81を介して凝縮水ハウジング55の凝縮水が供給される。
【0123】
前記凝縮水引出容器82と凝縮吐出ホース86とが直接結合されても構わないが、本実施形態では、前記凝縮吐出ホース86からドロップされる凝縮水が前記凝縮水ホール81を通過して凝縮水引出容器82の内部へ流動する。
【0124】
凝縮水をドロップさせる構造により、前記凝縮水引出容器82の脱着構造を簡素に実現することができる。
【0125】
そして、前記凝縮水引出容器82は、上面の前後方向の長さw1が下面の前後方向の長さw2よりさらに狭く形成される。これにより、前記凝縮水引出容器82は、上側から下側へ行くほど、断面積がより広くなるように形成される。
【0126】
凝縮水引出容器82の上面が狭く形成されるので、ユーザが凝縮水引出容器82をより容易に持ち上げることができるという長所がある。すなわち、前後方向に短く、幅方向に長く凝縮水引出容器82が形成されるので、ユーザは、凝縮水引出容器82を容易に掴むことができる。
【0127】
本実施形態において上記のような前後方向の長さw1、w2の差により、凝縮水引出容器82の背面には傾斜面88が形成される。前記凝縮水引出容器82は、台形状に形成されることができるが、本実施形態では、前面が大体垂直であり、背面が傾斜して形成される。
【0128】
このような形状は、ユーザが凝縮水引出容器82を持ち上げるときの角度を考慮したものである。ユーザは、凝縮水引出容器82を垂直に持ち上げるよりは、自分の方へ引っ張りながら持ち上げる傾向があり、前記背面の傾斜面88は、このような使用パターンを考慮したものである。
【0129】
前記傾斜面88は、ユーザが凝縮水引出容器82を持ち上げる過程で、キャビネット10の他の構造物との干渉が最小化されるという長所がある。
【0130】
そして、凝縮水引出容器82は、下面が上面より広く形成されるので、凝縮水が揺れても倒れずに、安定的に据え置かれることができる。
【0131】
前記凝縮水ハウジング55の前面は、前記凝縮水引出容器82の傾斜面88に対応して傾斜して形成される。これにより、凝縮水ハウジング55は、前面の上側端が前方側へ突出され、前面の下側端が後方側へ後退するように形成される。
【0132】
前記凝縮水ハウジング55の前面及び凝縮水引出容器82の背面が型合わせられて密着されるので、ドラム30の作動の際、凝縮水引出容器82の揺れを最小化させることができ、これによる振動を抑制できる。
【0133】
なお、前記凝縮水引出容器82は、ドラム30の下側に配置されるので、乾燥機の重心を下側へ移動させることができる。すなわち、凝縮水引出容器82に凝縮水が蓄積されるほど、前記乾燥機の重心はさらに下側へ移動される。乾燥機の重心が下側へ移動されるほど、作動の際の安定性が向上する。
【0134】
そして、前記凝縮水引出容器82は、ドラム30の前方に配置されるので、駆動部40と対応して重さの偏差を減らすことができる。すなわち、乾燥機の前後方向を基準として駆動部40がドラム30の背面側に設けられ、凝縮水引出容器82は、ドラム30の前面側に設けられるので、乾燥機の重さを前後方向に分散させることができる。
【0135】
このように、凝縮水引出容器82の位置は、乾燥機作動の際に発生される振動を低減できるという長所がある。
【0136】
前記凝縮水ポンプ84は、凝縮水ハウジング55の後方に配置される。
【0137】
前記凝縮吐出ホース86の一端は、前記凝縮水ポンプ84に連結され、他端は、凝縮水ホール81に連結される。
【0138】
前記凝縮水ポンプ84は、リアカバー14の内側に配置されることができる。本実施形態では、ポンプカバー85が別に備えられ、前記ポンプカバー85が前記リアカバー14に組み立てられて前記ポンプ84を隠匿する。前記ポンプ84の故障または点検の際、前記ポンプカバー85を分離して前記凝縮水ポンプ84を露出させることができる。
【0139】
前記ドロワ70は、前記凝縮水引出容器82でオーバーフローされた凝縮水を収容するバケツ87を備える。前記バケツ87は、前記ドロワ70の後方に配置される。前記バケツ87は、前記ドロワ70と一体に製作される。本実施形態とは異なり、前記バケツ87は、前記ドロワ70と別に製作された後、ドロワ70に締結固定されることもできる。
【0140】
前記凝縮水引出容器82は、前記バケツ87から上側へ分離されることができる。前記凝縮水引出容器82は、前記バケツ87の内側に据え置かれる。
【0141】
前記バケツ87は、前記凝縮水引出容器82の少なくとも一部を収容できる。本実施形態において前記バケツ87は、前記凝縮水引出容器82の下側に配置され、前記凝縮水引出容器82の下側の一部が挿入される。
【0142】
前記バケツ87は、前記凝縮水ホール81から溢れた凝縮水を蓄積する。前記バケツ87には、前記凝縮水引出容器82を支持する支持リブ89がさらに形成される。
【0143】
前記支持リブ89は、バケツ87の内側上面に形成される。前記支持リブ89に凝縮水引出容器82が据え置かれる。前記凝縮水引出容器82は、前記支持リブ89の高さだけ離間する。これにより、前記支持リブ89の周りにオーバーフローされた凝縮水が収容され得る。
【0144】
前記オーバーフローされた凝縮水は、前記凝縮水ハウジング55へ流動することができる。このために、前記バケツ87及び凝縮水ハウジング55を連結させるオーバーフローパス100が設けられる。
【0145】
前記オーバーフローパス100には、チェックバルブ102が設けられる。前記チェックバルブ102は、バケツ87から凝縮水ハウジング55にのみ凝縮水が流動するようにし、反対方向には、凝縮水が流動することを遮断させる。特に、前記チェックバルブ102は、凝縮水ハウジング55の湿り蒸気がバケツ87へ移動されることを遮断させることができる。
【0146】
前記オーバーフローパス100は、1つの部品で製作されることができる。本実施形態において前記オーバーフローパス100は、前記凝縮水ハウジング55に連結された第1のオーバーフロー連結管101と、バケツ87に連結された第2のオーバーフロー連結管103とを備える。
【0147】
前記チェックバルブ102は、第1のオーバーフロー連結管101に設けられる。本実施形態とは異なり、前記チェックバルブ102が前記第2のオーバーフロー連結管103に設けられることもできる。
【0148】
前記第1のオーバーフロー連結管101及び第2のオーバーフロー連結管103は、結合及び分離が可能である。
【0149】
前記ドロワ70が引出空間19に収納されるとき、前記第1のオーバーフロー連結管101及び第2のオーバーフロー連結管103が連結される。前記ドロワ70が引出空間19から引き出されるとき、前記第1のオーバーフロー連結管101及び第2のオーバーフロー連結管103が分離される。前記第2のオーバーフロー連結管103が分離されても、前記チェックバルブ102により凝縮水ハウジング55の流体が外へ流出されない。
【0150】
前記オーバーフローパス100が1つの部品で構成される場合、前記バケツまたは凝縮水ハウジングのうち、少なくともいずれか一方に配置されることができる。前記オーバーフローパス100が1つの部品で構成される場合、前記ドロワ70が前記引出空間から引き出されるとき、前記オーバーフローパス100による前記バケツ82及び凝縮水ハウジング55の連結が解除される。前記オーバーフローパス100が1つの部品で構成される場合、前記ドロワ70が前記引出空間19に収納されるとき、前記バケツ82及び凝縮水ハウジング55が前記オーバーフローパス100により連結される。
【0151】
前記ドロワ70は、前記凝縮水引出容器82の前方に配置される。
【0152】
前記ドロワ70は、本実施形態において凝縮水引出容器82全体をカバーする。本実施形態とは異なり、前記ドロワ70は、前記凝縮水引出容器82の一部のみカバーするように形成されることもできる。
【0153】
前記ドロワ70は、ユーザの操作力により前方に引き出されることができる。前記ドロワ70が引き出されるとき、前記凝縮水引出容器82も共に前方に引き出される。前記凝縮水引出容器82が前方へ移動されてユーザに露出される。
【0154】
前記ドロワ70は、フロントカバー11とともに、乾燥機の前面を形成する。
【0155】
前記ドロワ70は、フロントカバー11の下側に配置される。
【0156】
前記ドロワ70を前方に引き出すために、本実施形態ではガイドサポータ90が設けられる。前記ガイドサポータ90の一側は、キャビネット10側構造物に固定され、他側は、ドロワアセンブリ側構造物に固定される。
【0157】
前記ドロワ側構造物は、ドロワ70、バケツ87、ドロワホルダ72でありうる。前記キャビネット側構造物は、フロントカバー11、ベース16、凝縮水ハウジング55でありうる。
【0158】
前記ガイドサポータ90は、左右幅方向に2個が設けられ得る。本実施形態とは異なり、前記ガイドサポータ90は、1個のみ設けられても構わない。
【0159】
本実施形態において前記ガイドサポータ90は、ドロワアセンブリの下側に配置されて、ユーザに露出されることを防止できる。
【0160】
前記ガイドサポータ90は、前後方向に延びることができるように多段で構成され得る。本実施形態では、前記ガイドサポータ90が3段で構成されるが、本実施形態とは異なり、前記ガイドサポータ90は2段で構成されることができる。
【0161】
本実施形態において前記ガイドサポータ90は、前後方向へ移動される第1のガイドサポータ92、第2のガイドサポータ94、及び第3のガイドサポータ96で構成される。
【0162】
前記第1のガイドサポータ92は、キャビネット10側に固定され、第3のガイドサポータ96は、ドロワ70に固定され、第2のガイドサポータ94は、第1及び第3のガイドサポータ92、96を連結させる。
【0163】
前記第1のガイドサポータ92は、ベース16または凝縮水ハウジング55に固定されることができ、本実施形態では、凝縮水ハウジング55に締結固定される。
【0164】
前記第3のガイドサポータ96は、前記ドロワ70またはバケツ87に固定されることができる。特に、前記第3のガイドサポータ96は、前記ドロワ70のうち、ドロワホルダ72に固定されることができる。
【0165】
本実施形態において前記ガイドサポータ90は、前記ドロワアセンブリに結合され、前記ドロワアセンブリの荷重を支持できる。
【0166】
本実施形態において前記第3のガイドサポータ96は、前記バケツ87の下側に固定され、前記ドロワホルダ72及びバケツ87の間に位置する。
【0167】
前記第1のガイドサポータ92の上側に第2のガイドサポータ94が配置されて相手移動され、第2のガイドサポータ94の上側に第3のガイドサポータ96が配置される。
【0168】
前記第1のガイドサポータ92及び第2のガイドサポータ94は、互いに相手移動されることができる。前記第2のガイドサポータ94及び第3のガイドサポータ96は、互いに相手移動されることができる。
【0169】
前記第1のガイドサポータ92に第2のガイドサポータ94、第3のガイドサポータ94、96、バケツ87、及びドロワ70の荷重が集中される。これにより、前記第1のガイドサポータ92の幅を最も広く形成することが好ましい。
【0170】
第2、3のガイドサポータ94、96が後方側へ密着されたとき、前記第1、2、3のガイドサポータ92、94、96を密着された状態で維持させるラッチ95がさらに設けられ得る。本実施形態において前記ラッチ95は、第1のガイドサポータ92に配置される。
【0171】
前記ラッチ95と相互係止を形成させる係止部材(例えば、フック)は、第3のガイドサポータ96に配置されることができる。本実施形態とは異なり、前記係止部材は、ドロワ70に配置されることもできる。
【0172】
本実施形態とは異なり、前記ラッチ95及び係止部材のうち、いずれか1つは、ドロワ側構造物に配置され、他の1つは、キャビネット側構造物に配置されることができる。
【0173】
本実施形態とは異なり、前記ラッチ95及び係止部材のうち、いずれか1つは、第1のガイドサポータ92に配置され、他の1つは、第3のガイドサポータ96に配置されることができる。
【0174】
ユーザが前記ドロワ70を後方側へ押さえるとき、前記ラッチ95の係止が解除され得る。前記ラッチ95の解除の際、前記ドロワ70を前方へ押して移動させるドロワ弾性部材(図示せず)がさらに配置され得る。
【0175】
前記ドロワ弾性部材は、キャビネット10側構造物及びドロワアセンブリ側構造物の間に配置されて弾性力を提供できる。
【0176】
例えば、前記ドロワ弾性部材は、前記第1、2、3のガイドサポータ92、94、96のうち、少なくともいずれか1つに設けられることができる。
【0177】
例えば、前記ドロワ弾性部材は、キャビネット側構造物である凝縮水ハウジング55及びドロワ側構造物であるガイドサポータ90のうち、少なくともいずれか1つに設けられ、前方に弾性力を提供できる。
【0178】
例えば、前記ドロワ弾性部材は、ラッチ95に設けられて、前記第3のガイドサポータ96に弾性力を提供できる。
【0179】
ドロワ70を引き出すとき、ユーザは、前記ドロワ70を後方へプッシュして前記ラッチ95を解除させ、前記ドロワ弾性部材の弾性力により前記ドロワ70が前方へ押されて移動される。
【0180】
ドロワ70をキャビネット10に収納するとき、ユーザは、ドロワ70を後方へ密着させ、前記ラッチ95と係止を形成する。
【0181】
前記ラッチ95の係止または係止解除は、当業者に一般的な技術であるから、詳細な説明を省略する。
【0182】
そして、前記ラッチ95により第3のガイドサポータ96が係止されれば、前記第1のオーバーフロー管101及び第2のオーバーフロー管103が連結される。前記第1のオーバーフロー管101及び第2のオーバーフロー管103の結合は、前記ラッチ95により維持される。
【0183】
逆に、前記ラッチ95の係止が解除されれば、前記第1のオーバーフロー管101及び第2のオーバーフロー管103が分離される。
【0184】
前記ガイドサポータ90及びラッチ95は、オーバーフローパス100を信頼性のあるように形成させる機能を果たし、バケツ87の凝縮水が漏れることを防止する。
【0185】
一方、前記凝縮水引出容器82の定位置を感知するセンサ83がさらに設けられ得る。前記センサ83は、凝縮水引出容器82が正確な位置に置かれたかを感知する。
【0186】
前記凝縮水引出容器82が定位置から外れた場合、凝縮水ポンプ84から供給された凝縮水が誤った位置に落下するという問題点がある。
【0187】
前記センサ83は、凝縮水引出容器82の定位置を感知するだけでなく、凝縮水の漏れを防止するためのものである。これにより、前記センサ83は、前記凝縮水引出容器82だけでなく、ドロワ70の定位置も同時に感知することができる。特に、前記センサ83は、前記オーバーフローパス100の連結状態も感知することができる。
【0188】
このために、前記センサ83は、ドロワ70の引出の際に移動される構造物及び固定された構造物のうち、少なくともいずれか1つに設けられることができる。前記センサ83は、キャビネット10側またはドロワアセンブリのうち、少なくともいずれか一方に設けられることができる。
【0189】
例えば、前記センサ83は、バケツ87及び凝縮水ハウジング55のうち、少なくともいずれか一方に設けられることができる。
【0190】
本実施形態とは異なり、前記センサ83は、前記バケツ87及びベース16のうち、少なくともいずれか一方に設けられることができる。本実施形態とは異なり、前記センサ83は、凝縮水引出容器82及び凝縮水ハウジング55のうち、少なくともいずれか一方に設けられることができる。本実施形態とは異なり、前記センサ83は、ドロワ70及びベース16のうち、少なくともいずれか一方に設けられることができる。本実施形態とは異なり、前記センサ83は、ドロワ70及び凝縮水ハウジング55のうち、少なくともいずれか一方に設けられることができる。本実施形態とは異なり、前記センサ83は、第3のガイドサポータ96及び第1のガイドサポータ92のうち、少なくともいずれか一方に設けられることができる。本実施形態とは異なり、前記センサ83は、第1のオーバーフロー連結管101及び第2のオーバーフロー連結管103のうち、少なくともいずれか一方に設けられることができる。
【0191】
本実施形態において前記センサ83は、マグネチックセンサである。マグネチックセンサの場合、永久磁石をドロワアセンブリ側に配置し、磁場を感知するマグネチックセンシング部を凝縮ハウジング55またはベース16のうち、いずれか1つに設けて、ドロワアセンブリの収納可否を感知できる。
【0192】
本実施形態では、前記凝縮水ハウジング55にマグネチックセンシング部83aが設けられ、バケツ87に永久磁石83bが設けられる。
【0193】
前記ドロワ70が凝縮水ハウジング55に密着されるとき、前記センシング部83aが永久磁石83bを感知する。前記乾燥機の制御部(図示せず)は、前記センシング部83aを介して永久磁石83bの磁気力を判断して、凝縮水引出容器82の定位置またはオーバーフローパス100の連結状態を判断する。
【0194】
制御部は、前記センシング部83aに所定サイズ以上の磁気力が感知された場合にのみ、前記凝縮水ポンプ84を作動させ、凝縮水ハウジング55の凝縮水が凝縮吐出ホース86を介して凝縮水引出容器82に供給される。定位置に位置した凝縮水引出容器82は、凝縮水ホール81に落下する。
【0195】
本実施形態とは異なり、前記センサ83は、光センサでありうる。光センサの場合、凝縮水ハウジング55またはベース16のうち、いずれか1つに設けられて、ドロワアセンブリの収納可否を感知することが好ましい。
【0196】
図12及び
図13を参照して本発明に係る第2実施形態を説明する。
【0197】
本実施形態に係る乾燥機は、第1実施形態とは異なり、ドロワ70のみがキャビネット10の前方に引き出され、凝縮水引出容器82は、キャビネット10の内部に位置する。
【0198】
前記凝縮水引出容器82の下側に配置されるバケツ87も前方に引き出されずに、前記引出空間19に位置する。
【0199】
前記ガイドサポータ90は、キャビネット10側構造物及びドロワ70を連結させる。例えば、第1のガイドサポータ92は、キャビネット10または凝縮水ハウジング55に固定されることができる。
【0200】
第3のガイドサポータ96は、ドロワ70に固定される。
【0201】
第2のガイドサポータ94は、第1実施形態のように、第1のガイドサポータ92または第3のガイドサポータ96の移動を案内する。
【0202】
前記凝縮水引出容器82は、キャビネット10側構造物に支持される。
【0203】
本実施形態においてガイドサポータ90は、ドロワ70の荷重のみを支持するので、ガイドサポータ90の負荷を顕著に下げることができる。
【0204】
前記ガイドサポータ90に加えられる荷重が減るので、レール構造が変形されることを最小化できる。ガイドサポータ90にドロワ70の荷重のみが加えられるので、1つのガイドサポータ90のみを設置しても構わない。
【0205】
前記ドロワ70が引き出されるとき、引出空間19に配置された凝縮水引出容器82が外部に露出される。ユーザは、キャビネット10の内部に収納された凝縮水引出容器82を持ち上げてキャビネット10から分離することができる。
【0206】
以下、残りの構成は、前記1実施形態と同様なので、詳細な説明を省略する。
【0207】
図14を参照して本発明に係る第3実施形態を説明する。
【0208】
本実施形態に係る乾燥機は、第1実施形態とは異なり、ガイドサポータ90がドロワアセンブリの側面に設けられる。
【0209】
前記ガイドサポータ90は、第1実施形態と同じ構造である。ただし、第1実施形態とは異なり、バケツ87の側面に第3のガイドサポータ96が設けられ、凝縮水ハウジング55に第1のガイドサポータ92が設けられる。
【0210】
第1実施形態に係る第1、2、3のガイドサポータ92、94、96は、水平に配置され、上下方向に積層される。第3実施形態に係る第1、2、3のガイドサポータ92、94、96は、垂直に配置され、左右方向に積層される。
【0211】
本実施形態のように、ガイドサポータ90が垂直に立てられて配置される場合、ドロワアセンブリの荷重をより堅固に支持することができる。
【0212】
本実施形態とは異なり、第1のガイドサポータ92は、凝縮水ハウジング55でない、キャビネット10に設けられることができる。本実施形態とは異なり、前記第3のガイドサポータ96は、ドロワホルダ72に設けられることができる。
【0213】
以下、残りの構成は、前記1実施形態と同様なので、詳細な説明を省略する。
【0214】
本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須的な特徴を変更せずに、他の具体的な形態で実施され得るということが理解できるであろう。したがって、以上で記述した実施形態等は、あらゆる面において例示的なものであり、限定的でないものと理解すべきである。本発明の範囲は、上記詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲によって表され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そして、その均等概念から導き出されるあらゆる変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれることと解釈されなければならない。