【文献】
LG Electronics,UL channel transmission for MTC coverage enhancement, 3GPP TSG-RAN WG1♯76 R1-140308,2014年 2月 1日
【文献】
Chairman,Draft Agenda,3GPP TSG RAN WG1 Meeting #76 R1-140000,2014年 2月14日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
PUCCH(physical uplink control channel)信号を転送する方法であって、前記方法は、LTE(long term evolution)またはLTE−A(LTE−advanced)ベースのセルに対するカバレッジ拡張を支援する無線機器によって遂行され、
第1の複数個のサブフレームおよび第2の複数個のサブフレームを含む複数個のサブフレームにわたって反復される前記PUCCH信号を転送することと、
第1の周波数領域から第2の周波数領域への周波数ホッピングを遂行することと
を含み、
前記第1の複数個のサブフレームにわたって反復される前記PUCCH信号は、前記第1の周波数領域において転送され、
前記第2の複数個のサブフレームにわたって反復される前記PUCCH信号は、前記第2の周波数領域において転送され、
前記第1の周波数領域および前記第2の周波数領域は、6個のPRB(physical resource block)の副帯域に含まれる、方法。
PUCCH(physical uplink control channel)信号を転送する無線機器であって、前記無線機器は、LTE(long term evolution)またはLTE−A(LTE−advanced)ベースのセルに対するカバレッジ拡張を支援し、
送受信器と、
前記送受信器に動作可能に接続されたプロセッサと
を含み、
前記プロセッサは、
第1の複数個のサブフレームおよび第2の複数個のサブフレームを含む複数個のサブフレームにわたって反復される前記PUCCH信号を転送することと、
第1の周波数領域から第2の周波数領域への周波数ホッピングを遂行することと
を実行するように構成され、
前記第1の複数個のサブフレームにわたって反復される前記PUCCH信号は、前記第1の周波数領域において転送され、
前記第2の複数個のサブフレームにわたって反復される前記PUCCH信号は、前記第2の周波数領域において転送され、
前記第1の周波数領域および前記第2の周波数領域は、6個のPRB(physical resource block)の副帯域に含まれる、無線機器。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)または3GPP LTE−A(LTE−Advanced)に基づいて本発 明が適用されることを記述する。これは例示に過ぎず、本発明は、多様な無線通信システムに適用されることができる。以下、LTEとは、LTE及び/またはLTE−Aを含む。
【0022】
本明細書で使われる技術的用語は、単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定するものではないことに留意しなければならない。また、本明細書で使われる技術的用語は、本明細書で特別に他の意味で定義されない限り、本発明が属する技術分野において、通常の知識を有する者により一般的に理解される意味で解釈されなければならず、過度に包括的な意味または過度に縮小された意味で解釈されてはならない。また、本明細書で使われる技術的な用語が本発明の思想を正確に表現することができない技術的用語である場合、当業者が正確に理解することができる技術的用語に変えて理解しなければならない。また、本発明で使われる一般的な用語は、辞書の定義によってまたは前後の文脈によって解釈されなければならず、過度に縮小された意味で解釈されてはならない。
【0023】
また、本明細書で使われる単数の表現は、文脈上、明白に異なる意味ではない限り、複数の表現を含む。本出願において、“構成される”または“有する”などの用語は、明細書上に記載された複数の構成要素、または複数のステップを必ず全部含むと解釈されてはならず、そのうち一部構成要素または一部ステップは含まないこともあり、または追加的な構成要素またはステップをさらに含むこともあると解釈されなければならない。
【0024】
また、本明細書で使われる第1及び第2などのように序数を含む用語は、多様な構成要素の説明に使われることができるが、前記構成要素は、前記用語により限定されてはならない。前記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使われる。例えば、本発明の権利範囲を外れない限り、第1の構成要素は第2の構成要素と命名することができ、同様に、第2の構成要素も第1の構成要素と命名することができる。
【0025】
一構成要素が他の構成要素に“連結されている”または“接続されている”と言及された場合、該当他の構成要素に直接的に連結されており、または接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもある。それに対し、一構成要素が他の構成要素に“直接連結されている”または“直接接続されている”と言及された場合、中間に他の構成要素が存在しないと理解しなければならない。
【0026】
以下、添付図面を参照して本発明による好ましい実施例を詳細に説明し、図面符号に関係なしに同じまたは類似の構成要素は同じ参照番号を付与し、これに対する重なる説明は省略する。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明にすると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付図面は、本発明の思想を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面により本発明の思想が制限されると解釈されてはならないことに留意しなければならない。本発明の思想は、添付図面外に全ての変更、均等物乃至代替物にまで拡張されると解釈されなければならない。
【0027】
以下で使われる用語である基地局は、一般的に無線機器と通信する固定局(fixed station)を意味し、eNodeB(evolved−NodeB)、eNB(evolved− NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Poin t)等、他の用語で呼ばれることもある。
【0028】
また、以下で使われる用語であるUE(User Equipment)は、固定されて もよいし、移動性を有してもよく、機器(Device)、無線機器(Wireless Devic e)、端末(Terminal)、MS(mobile station)、UT(user terminal)、SS (subscriber station)、MT(mobile terminal)等、他の用語で呼ばれることも ある。
【0030】
図1を参照して分かるように、無線通信システムは、少なくとも一つの基地局(base station、BS)20を含む。各基地局20は、特定の地理的領域(一般的にセルという)20a、20b、20cに対して通信サービスを提供する。また、セルは、複数の領域(セクターという)に分けられる。
【0031】
UEは、通常的に、一つのセルに属し、UEが属するセルをサービングセル(serving cell)という。サービングセルに対して通信サービスを提供する基地局をサービング基地局(serving BS)という。無線通信システムは、セルラーシステム(cellular system)であるため、サービングセルに隣接する他のセルが存在する。サービングセルに隣接する他のセルを隣接セル(neighbor cell)という。隣接セルに対して通信サービスを提供する基地局を隣接基地局(neighbor BS)という。サービングセル及び隣接セルは、UEを基準にして相対的に決定される。
【0032】
以下、ダウンリンクは、基地局20からUE10への通信を意味し、アップリンクは、UE10から基地局20への通信を意味する。ダウンリンクにおいて、送信機は基地局20の一部分であり、受信機はUE10の一部分である。アップリンクにおいて、送信機はUE10の一部分であり、受信機は基地局20の一部分である。
【0033】
一方、無線通信システムは、大いに、FDD(frequency division duplex) 方式とTDD(time division duplex)方式とに分けられる。FDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が互いに異なる周波数帯域を占めて行われる。TDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が同じ周波数帯域を占めて互いに異なる時間に行われる。TDD方式のチャネル応答は、実質的に相互的(reciprocal)である。これは与えられた周波数領域でダウンリンクチャネル応答とアップリンクチャネル応答がほぼ同じであるということを意味する。したがって、TDDに基づく無線通信システムにおいて、ダウンリンクチャネル応答は、アップリンクチャネル応答から得られることができるという長所がある。TDD方式は、全体周波数帯域をアップリンク送信とダウンリンク送信が時分割されるため、基地局によるダウンリンク送信とUEによるアップリンク送信が同時に実行されることができない。アップリンク送信とダウンリンク送信がサブフレーム単位で区分されるTDDシステムにおいて、アップリンク送信とダウンリンク送信は、互いに異なるサブフレームで実行される。
【0034】
以下、LTEシステムに対し、より詳細に説明する。
【0035】
図2は、3GPP LTEにおいて、FDDによる無線フレーム(radio frame)の構造を示す。
【0036】
図2に示す無線フレームは、3GPP TS 36.211 V10.4.0(2011−12)“Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA); Physical Channels and Modulation (Release 10)”の5節を参照することができる。
【0037】
図2を参照すると、無線フレームは、10個のサブフレーム(subframe)を含み、一つのサブフレームは、2個のスロット(slot)を含む。無線フレーム内のスロットは、0から19までのスロット番号が付けられる。一つのサブフレームの送信にかかる時間を送信時間区間(Transmission Time interval:TTI)という。TTIは、データ送信のためのスケジューリング単位である。例えば、一つの無線フレームの長さは10msであり、一つのサブフレームの長さは1msであり、一つのスロットの長さは0.5msである。
【0038】
無線フレームの構造は、例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数またはサブフレームに含まれるスロットの数等は、多様に変更されることができる。
【0039】
一方、一つのスロットは、複数のOFDM(orthogonal frequency divisi on multiplexing)シンボルを含むことができる。一つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数は、循環前置(cyclic prefix:CP)によって変わることができる。ノーマル(normal)CPで、1スロットは7OFDMシンボルを含み、拡張(extended)CPで、1スロットは6OFDMシンボルを含む。ここで、OFDMシンボルは、3GPP LTEがダウンリンク(downlink、DL)でOFDMA(orothogonal frequency division multiple access)を使用するため、時間領域で一つのシンボル区間(symbol period)を表現するためのものに過ぎず、多重接続方式や名称に制限をおくものではない。例えば、OFDMシンボルは、SC−FDMA(single carrier−frequency division multiple access)シンボル、シンボル区間など、他の名称で呼ばれることもある。
【0040】
図3は、3GPP LTEにおいて、一つのアップリンクまたはダウンリンクスロットに対するリソースグリッド(resource grid)を示す例示図である。
【0041】
図3を参照すると、スロットは時間領域(time domain)で複数のOFD M(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含み、周波数 領域(frequency domain)でNRB個のリソースブロック(RB)を含む。例えば、LTEシステムにおけるリソースブロック(RB)の個数、即ちNRBは6から110のうちのいずれかの一つでありうる。
【0042】
リソースブロック(resource block:RB)はリソース割り当て単位で、一つのスロットで複数の副搬送波を含む。例えば、一つのスロットが時間領域で7個のOFDMシンボルを含み、リソースブロックは周波数領域で12個の副搬送波を含まれば、一つのリソースブロックは7×12個のリソースエレメント(resource element:RE)を含むことができる。
【0043】
一方、一つのOFDMシンボルで副搬送波の数は128、256、512、1024、1536、及び2048のうち、一つを選定して使用することができる。
【0044】
図3の3GPP LTEで一つのアップリンクスロットに対するリソースグリッドはダウンリンクスロットに対するリソースグリッドにも適用できる。
【0045】
図4は、ダウンリンクサブフレームの構造を示す。
【0046】
図4ではノーマルCPを仮定して例示的に一つのスロット内に7OFDMシンボルが含むものとして図示した。
【0047】
DL(downlink)サブフレームは、時間領域で制御領域(control region) とデータ領域(data region)とに分けられる。制御領域は、サブフレーム内の最初のスロットの先の最大3個のOFDMシンボルを含むが、制御領域に含まれるOFDMシンボルの個数は変わることがある。制御領域にはPDCCH(Physical Downlink Control Channel)及び他の制御チャンネルが割り当てられ、データ領域にはPDSCHが割り当てられる。
【0048】
3GPP LTEで物理チャンネルはデータチャンネルであるPDSCH (Physical Downlink Shared Channel)とPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)、及び制御チャンネルであるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PH ICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)、及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)に分けられる。
【0049】
図5は、3GPP LTEでアップリンクサブフレームの構造を示す。
【0050】
図5を参照すると、アップリンクサブフレームは周波数領域で制御領域とデータ領域とに分けられる。制御領域にはアップリンク制御情報が転送されるためのPUCCH(Physical Uplink Control Channel)が割り当てられる。データ領域は、データ(場合によって制御情報も共に転送できる)が転送されるためのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)が割り当てられる。
【0051】
一つのUEに対するPUCCHはサブフレームでリソースブロック対(RB pair)で割り当てられる。リソースブロック対に属するリソースブロックは、第1スロットと第2スロットの各々で互いに異なる副搬送波を占める。PUCCHに割り当てられるリソースブロック対に属するリソースブロックが占める周波数は、スロット境界(slot boundary)を基準に変更される。これをPUCCHに割り当てられるRB対がスロット境界で周波数がホッピング(frequency−hopped)されたという。
【0052】
UEがアップリンク制御情報を時間によって互いに異なる副搬送波を通じて転送することによって、周波数ダイバーシティ(frequency diversity)利得を得ることができる。mはサブフレーム内でPUCCHに割り当てられたリソースブロック対の論理的な周波数領域位置を示す位置インデックスである。
【0053】
PUCCH上に転送されるアップリンク制御情報にはHARQ(hybrid automatic repeat request)ACK(acknowledgement)/NACK(non−ack nowledgement)、ダウンリンクチャンネル状態を示すCQI(channel quality indicator)、アップリンク無線リソース割り当て要請であるSR(scheduling re quest)などがある。
【0054】
PUSCHは転送チャンネル(transport channel)であるUL−SCHにマッピングされる。PUSCH上に転送されるアップリンクデータは、転送時間区間(TTI)の間転送されるUL−SCHのためのデータブロックである転送ブロック(transport block)でありうる。前記転送ブロックは、ユーザ情報でありうる。または、アップリンクデータは多重化された(multiplexed)データでありうる。多重化されたデータはUL−SCHのための転送ブロックと制御情報が多重化されたものでありうる。例えば、データに多重化される制御情報には、CQI、PMI(Precoding Matrix indicator)、HARQ、RI(rank indicator)などがありうる。または、アップリンクデータは制御情報だけで構成されることもできる。
【0055】
図6は、PUCCHフォーマットに従う転送領域を示す例示図である。
【0056】
図6を参照してPUCCHフォーマット(PUCCH format)について説明する。
【0057】
PUCCHフォーマット1は、スケジューリング要請(SR;Scheduling Request)を運ぶ。この際、OOK(On−Off Keying)方式が適用できる。PUCCHフォーマット1aは一つのコードワード(codeword)に対してBPSK(Binary Phase Shift Keying)方式により変調されたACK/NACK(Acknowledgement/Non−Acknowledgement)を運ぶ。PUCCHフォーマット1bは、2個のコードワードに対してQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式により変調されたACK/NACKを運ぶ。PUCCHフォーマット2は、QPSK方式により変調されたCQI(Channel Quality Indicator)を運ぶ。PUCCHフォーマット2aと2bは、CQIとACK/NACKを運ぶ。
【0058】
以下の表はPUCCHフォーマットを示す。
【0060】
各PUCCHフォーマットはPUCCH領域にマッピングされて転送される。例えば、PUCCHフォーマット2/2a/2bは、端末に割り当てられた帯域の縁のリソースブロック(
図6で、m=0,1)にマッピングされて転送される。混合PUCCHリソースブロック(mixed PUCCH RB)は、前記PUCCHフォーマット2/2a/2bが割り当てられるリソースブロックに前記帯域の中心方向に隣接したリソースブロック(例えば、m=2)にマッピングされて転送できる。SR、ACK/NACKが転送されるPUCCHフォーマット1/1a/1bは、m=4またはm=5のリソースブロックに配置できる。CQIが転送されるPUCCHフォーマット2/2a/2bに使用できるリソースブロックの数(N(2)RB)はブロードキャスティングされる信号を通じて端末に指示できる。
【0061】
<搬送波集成>
ここに、搬送波集成(carrier aggregation:CA)システムについて説明する。
【0062】
搬送波集成システムは、多数の要素搬送波(component carrier:CC)を集成することを意味する。このような搬送波集成によって、既存のセルの意味が変更された。搬送波集成によれば、セルとは、ダウンリンク要素搬送波とアップリンク要素搬送波との組み合せ、または単独のダウンリンク要素搬送波を意味することができる。
【0063】
また、搬送波集成でセルは、プライマリセル(primary cell)、セコンダリーセル(secondary cell)、及びサービングセル(serving cell)に区分できる。プライマリセルはプライマリ周波数で動作するセルを意味し、UEが基地局との最初連結確立過程(initial connection establishment procedure)または連結再確立過程を遂行するセル、またはハンドオーバー過程でプライマリセルとして指示されたセルを意味する。セコンダリーセルはセコンダリー周波数で動作するセルを意味し、一旦RRC連結が確立されれば設定され、追加的な無線リソースを提供することに使われる。
【0064】
前述したように、搬送波集成システムでは単一搬送波システムとは異なり、複数の要素搬送波(CC)、即ち、複数のサービングセルを支援することができる。
【0065】
このような搬送波集成システムは、交差搬送波スケジューリングを支援することができる。交差搬送波スケジューリング(cross−carrier scheduling)は、特定要素搬送波を通じて転送されるPDCCHを介して他の要素搬送波を通じて転送されるPDSCHのリソース割り当て及び/又は前記特定要素搬送波と基本的にリンクされている要素搬送波の以外の他の要素搬送波を通じて転送されるPUSCHのリソース割り当てを行うことができるスケジューリング方法である。
【0066】
<EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)>
一方、PDCCHはサブフレーム内の制御領域という限定された領域でモニタリングされ、またPDCCHの復調のためには前帯域で転送されるCRSが使われる。制御情報の種類が多様化し、制御情報の量が増加するにつれて、既存のPDCCHだけではスケジューリングの柔軟性が落ちる。また、CRS転送による負担を減らすために、EPDCCH(enhanced PDCCH)が導入されている。
【0067】
図7は、EPDCCHを有するサブフレームの一例である。
【0068】
サブフレームは0または一つのPDCCH領域410及び0またはその以上のEPDCCH領域420、430を含むことができる。
【0069】
EPDCCH領域420、430は、無線機器がEPDCCHをモニタリングする領域である。PDCCH領域410は、サブフレームの先の最大4個のOFDMシンボル内で位置するが、EPDCCH領域420、430はPDCCH領域410の以後のOFDMシンボルで柔軟にスケジューリングできる。
【0070】
無線機器に一つ以上のEPDCCH領域420、430が指定され、無線機器は指定されたEPDCCH領域420、430でEPDCCHをモニタリングすることができる。
【0071】
EPDCCH領域420、430の個数/位置/サイズ、及び/又はEPDCCHをモニタリングするサブフレームに関する情報は、基地局が無線機器にRRCメッセージなどを通じて知らせることができる。
【0072】
PDCCH領域410ではCRSに基づいてPDCCHを復調することができる。EPDCCH領域420、430ではEPDCCHの復調のためにCRSでないDM(demodulation) RSを定義することができる。関連したDM RSは対応するEPDCCH領域420、430で転送できる。
【0073】
各EPDCCH領域420、430は、互いに異なるセルのためのスケジューリングに使用できる。例えば、EPDCCH領域420内のEPDCCHは、1次セルのためのスケジューリング情報を運び、EPDCCH領域430内のEPDCCHは2次セルのためのスケジューリング情報を運ぶことができる。
【0074】
EPDCCH領域420、430でEPDCCHが多重アンテナを介して転送される時、EPDCCH領域420、430内のDM RSはEPDCCHと同一なプリコーディングが適用できる。
【0075】
PDCCHが転送リソース単位でCCEを使用することと比較して、EPCCHのための転送リソース単位をECCE(Enhanced Control Channel Element)という。集合レベル(aggregation level)は、EPDCCHをモニタリングするリソース単位で定義できる。例えば、1ECCEがEPDCCHのための最小リソースという時、集合レベルL={1,2,4,8,16}のように定義できる。
【0076】
以下で、EPDDCH検索空間(search space)はEPDCCH領域に対応できる。EPDCCH検索空間では一つまたはその以上の集合レベル毎に一つまたはその以上のEPDCCH候補がモニタリングできる。
【0077】
<MTC(Machine Type communication)通信>
一方、以下、MTCについて説明する。
【0078】
図8aは、MTC(Machine Type communication)通信の一例を示す。
【0079】
MTC(Machine Type Communication)は、人間相互作用(human interaction)を伴わないMTC機器100の間に基地局200を通じての情報交換、またはMTC機器100とMTCサーバ700との間に基地局を通じての情報交換をいう。
【0080】
MTCサーバ700は、MTC機器100と通信する個体(entity)である。MTCサーバ700はMTCアプリケーションを実行し、MTC機器にMTC特定サービスを提供する。
【0081】
MTC機器100はMTC通信を提供する無線機器であって、固定されるか、または移動性を有することができる。
【0082】
MTCを通じて提供されるサービスは既存の人が介入する通信でのサービスとは差別性を有し、追跡(Tracking)、計量(Metering)、支払い(Payment)、医療分野サービス、遠隔調整など、多様な範疇のサービスが存在する。より具体的に、MTCを通じて提供されるサービスは、計量器検針、水位測定、監視カメラの活用、自販機の在庫報告などがありうる。
【0083】
MTC機器の特異性は、転送データ量が少なく、アップ/ダウンリンクデータ送受信が時たまに発生するため、このような低いデータ転送率に合せてMTC機器の単価を低めて、バッテリー消耗を減らすことが効率的である。このようなMTC機器は移動性が少ないことを特徴とし、したがって、チャンネル環境がほとんど変わらない特性を有している。
【0084】
図8bは、MTC機器のためのセルカバレッジ拡張の例示である。
【0085】
最近、MTC機器100のために基地局のセルカバレッジ(coverage ExtensionまたはCoverage Enhancement:CE)を拡張することを考慮しており、セルカバレッジ拡張のための多様な技法が論議されている。
【0086】
ところで、セルのカバレッジが拡張される場合に、前記カバレッジ拡張地域に位置するMTC機器がアップリンクチャンネルを転送すれば、前記基地局はこれを受信することに困難性を経るようになる。
【0087】
図8cは、アップリンクチャンネルの束を転送する例を示す例示図である。
【0088】
図8cを参照して分かるように、カバレッジ拡張領域に位置するMTC機器100は、アップリンクチャンネル(例えば、PUCCH及び/又はPUSCH)を多数のサブフレーム(例えば、N個のサブフレーム)上で反復して転送する。このように、前記多数のサブフレーム上で反復されているアップリンクチャンネルをアップリンクチャンネルの束(bundle)という。
【0089】
一方、前記基地局はアップリンクチャンネルの束を多数のサブフレーム上で受信し、束の一部または全体をデコーディングすることによって、デコーディング成功率を高めることができる。
【0090】
一方、前記基地局も同様に、前記カバレッジ拡張地域に位置するMTC機器にダウンリンクチャンネル(例えば、PDCCH及び/又はPDSCH)の束を多数のサブフレーム上で転送することができる。
【0091】
図9は、セルのダウンリンクシステム帯域幅のうちの一部の副帯域だけをMTC機器が使用する例を示す例示図である。
【0092】
MTC機器のコスト低減(low−cost)の一つ方案に、
図9に示すように、セルのダウンリンクシステム帯域幅を一定サイズ単位(例えば、1.4MHz単位、または幾つかのRB単位)の多数の副帯域(sub−band)に分けて、MTC機器が前記多数の副帯域(sub−band)のうちのいずれか一つのみでダウンリンクチャンネルを受信するようにすることができる。
【0093】
同様に、セルのアップリンクシステム帯域幅を一定サイズの多数の副帯域に分けて、MTC機器が前記多数の副帯域(sub−band)のうちのいずれか一つのみでアップリンクチャンネルを転送するようにすることができる。
【0094】
ところで、アップリンクチャンネルのうち、PUCCHはセルのアップリンクシステム帯域幅の全体を基準に両端で転送されるようになっている。したがって、既存の技術によれば、前記MTC機器はPUCCHを前記セルのアップリンクシステム帯域幅のうちのいずれか一つの副帯域上で転送できないという問題点がある。
【0095】
<本明細書の開示>
したがって、本明細書の開示はこのような問題点を解決する方案を提示することを目的とする。
【0096】
簡略に、本明細書の開示はMTC機器がセルのアップリンクシステム帯域の全体でない、一部のアップリンク帯域(即ち、副帯域)上でアップリンクチャンネルを転送することができるようにするための、前記アップリンクチャンネルのマッピング方式と転送方式などを提示する。
【0097】
言い換えると、本明細書の開示はMTC機器がセルのアップリンクシステム帯域の全体でない、一部のアップリンク帯域(即ち、副帯域)上でPUCCHを転送する場合、前記PUCCH領域を設定する方案と前記PUCCHをリソースにマッピングする方案を提示する。この際、一つのMTC機器に複数の副帯域が割り当てられることができ、前記MTC機器は前記複数の副帯域のうち、いずれか一つを状況によって選択して使用することができる。前記副帯域のサイズはセル内の全てのMTC機器に同一でありうる。ダウンリンク副帯域とアップリンク副帯域がMTC機器にそれぞれ設定できる。例えば、MTC機器1はアップリンク副帯域1とダウンリンク副帯域2の割り当てを受けて、MTC機器2はアップリンク副帯域2とダウンリンク副帯域2の割り当てを受けることができる。または、複数のMTC機器が一つのダウンリンク副帯域を同一に割り当てを受けて、アップリンク副帯域は互いに異なるように割り当てを受けることができる。
【0098】
一方、以下、PUCCHのマッピングはPRB単位でなされることと説明される。但し、周波数ホッピング(frequency hopping)またはアップリンク/ダウンリンク副帯域単位のホッピングを考慮する場合には、前記PRBはまたVRB(virtual RB)と再解析することができる。この際、前記VRBをまた一連の過程を通じてPRBにマッピングできる。
以下、本明細書の開示を各節に分けて説明する。
【0099】
I.PUCCH領域設定
PUCCHフォーマット1/フォーマット2は、アップリンクシステム帯域幅の両端に対応するRBからマッピングされて転送される。PUCCHフォーマット3系列は、RRC段で設定した値に基づいてPRB位置が定まる。また、PUCCHはスロット単位ホッピングが適用されて、偶数スロットと奇数スロットで転送されるPRB位置が異なることがある。より詳しくは、PUCCHはシステム帯域幅を基準に互いに対称するようにマッピング(一例に、PUCCHが偶数スロットでPRB0にマッピングされれば、奇数ではシステム帯域幅−1に対応するPRBにマッピング)される。即ち、PUSCHの連続的なRB割り当てを最大化できるように、PUCCH領域(PUCCHフォーマット3を除外)が設計された。MTC機器が実質的な動作帯域としてアップリンクシステム帯域の全体でない、一部の副帯域(例えば、6個のRB)の割り当てを受けた場合、前記MTC機器のPUCCH領域を前記一部の副帯域の両端に配置する場合に、一般UEのPUSCHを連続的なRBに割り当てることに制約が生じる。また、前記MTC機器が割り当てを受けた副帯域の位置と異なる位置に副帯域の割り当てを受けた他のMTC機器のPUSCHを連続的なRBに割り当てることにも制約が生じることがある。これについて図面を参照して説明する。
【0100】
図10aは、MTC機器のためにシステム帯域の両端でない、副帯域の両端にPUCCHを割り当てる例を示す。
【0101】
図10aを参照して分かるように、既存UEは前記MTC機器に割り当てられた副帯域によって、PUSCHを連続的なRBに割り当てを受けることができない。
【0102】
また、
図10aを参照して分かるように、前記MTC機器のPUCCH領域を前記アップリンクシステム帯域の両端でない、副帯域の両端に配置する場合に、既存UEは前記MTC機器の副帯域のPUSCH領域も使用し難くなる。
【0103】
PUSCHを非連続的に割り当てられたRB上で転送可能なUEとしても、システム帯域幅によって設定されたRBGに従ってMTC機器の副帯域に含まれたRBG使用に制約が生じることもある。
【0104】
このような問題はセルのアップリンクシステム帯域内に複数のMTC副帯域が設定される場合にさらに加重させることができる。
【0105】
このような問題を解決するためには、PUCCH領域設定をMTC機器のために再設計することによって、迂回または軽減させることができる。既存に、PUCCH領域をシステム帯域の両端に配置させる理由は、PUCCH転送時、スロット単位周波数ホッピングを遂行するためである。既存に、PUCCHは一つのスロットでシステム帯域幅の一側端RBと異なるスロットでシステム帯域幅の他側端RBを対として使用して転送される形態を帯び、このようなスロット単位ホッピングを通じてPUCCH転送時、ダイバーシティ(diversity)効果を得ることを期待することができる。しかしながら、費用低減次元でシステム帯域の全体でない一部の副帯域のみを使用するMTC機器は主に固定された場所に設置されることと期待されるので、チャンネル状態が変動無しで静的(static)であることと予測され、またシステム帯域全体でない、一部の副帯域のみで動作するので、スロット単位周波数ホッピングの効果は大きくないことと予測される。したがって、MTC機器がシステム帯域全体でない、一部の副帯域のみで動作する場合、PUCCH転送を行うことにおいて、スロット単位の周波数ホッピングを遂行しないようにすることができる。また、この場合、PUCCH領域はシステム帯域幅の両端でなく、システム帯域幅の一側端部分に配置されることを考慮することができる。このようにすれば、既存UEのPUSCHを連続的なRBに割り当てられないという問題が多少軽減できる。
【0106】
図10bは、MTC機器のためにシステム帯域の両端でない、副帯域のある一端にPUCCHを割り当てる例を示す。
【0107】
図10bを参照して分かるように、前記MTC機器のPUCCH領域を前記アップリンクシステム帯域の両端でない、副帯域の一側端に配置する場合に、既存UEのPUSCHを連続的なRBに割り当てることがより容易になることができる。
【0108】
特に、既存UEのPUSCH領域は前記MTC機器のためのPUSCH領域と付いているので、前記MTC機器のためのPUSCH領域も前記既存UEが活用することができる余地がある。
【0109】
以下、MTC機器のためのPUCCH領域を割り当てる(または、設定する)具体的な方案について説明する。
【0110】
第1の方案として、システム帯域の全体でない、一部の副帯域のみを使用するMTC機器のためのPUCCH領域は、上位階層シグナルを通じて割り当て/設定できる。前記上位階層シグナルを通じての割り当て/設定は、前記MTC機器のためのPUCCH領域をアップリンクシステム帯域幅の両端に配置する方式、アップリンクシステム帯域幅の上側のみに配置する方式、アップリンクシステム帯域幅の下方のみに配置する方式を含むことができる。また、PUCCHをスロット単位で周波数ホッピングするかに対する設定を上位階層シグナルを通じてMTC機器に設定してくれることができる。但し、スロット単位の周波数ホッピングは、前記MTC機器のためのPUCCH領域が前記アップリンクシステム帯域幅の両端に配置される場合のみに可能でありうる。このように、前記PUCCH領域がアップリンクシステム帯域幅の両端に配置される場合には、前記MTC機器は別途のシグナリングがなくても前記スロット単位の周波数ホッピングを遂行することができることと仮定することができる。しかしながら、PUCCH領域がアップリンクシステム帯域幅の一側端のみに配置する場合には、前記MTC機器は別途のシグナリングがなくても、スロット単位の周波数ホッピングを遂行しないことと仮定することができる。
【0111】
第2の方案として、システム帯域の全体でない、一部の副帯域のみを使用するMTC機器のためのPUCCH領域は、前記副帯域の一側端に対してのみ配置できる。この場合に、前記MTC機器のための副帯域の中間のRE、またはある一側端のREが前記アップリンクシステム帯域の中間より上に位置する場合には、前記MTC機器のためのPUCCH領域は、前記アップリンクシステム帯域幅の上側に対応する領域に配置できる。または、反対に、前記MTC機器のための副帯域の中間のRE、またはある一側端のREが前記アップリンクシステム帯域幅の中間より下に位置する場合には、前記MTC機器のためのPUCCH領域は、MTCアップリンクシステム帯域幅の下方に対応する領域に配置できる。
【0112】
第3の方案として、システム帯域の全体でない、一部の副帯域のみを使用するMTC機器のためのPUCCH領域は、前記アップリンクシステム帯域幅の一側端付近のみに配置されるように設定できる。この場合に、前記MTC機器の副帯域の中間のRE、またはある一側端のREが前記アップリンクシステム帯域幅が属したRBGの中心RE、またはRE境界より上に位置する場合には、前記MTC機器のためのPUCCH領域は、前記システム帯域幅の上側に対応する領域に配置できる。または、反対に、前記MTC機器の副帯域の中間のRE、またはある一側端のREが前記アップリンクシステム帯域幅が属したRBGの中心RE、またはRE境界より下に位置する場合には、前記アップリンクシステム帯域幅の下側に対応する領域に配置できる。前記MTC機器の副帯域が複数のRBGに亘った場合には、多く亘った側のRBGを基準にPUCCH領域を前記のような方式により設定する。同一RB個数が複数のRBGに重なった場合には、RBGインデックスが小さいものを基準にPUCCH領域を設定することを考慮することができる。
【0113】
前述した方案により既存UEまたは前記MTC機器の副帯域と異なる副帯域を使用する他のMTC機器に対するPUSCH RB割り当ての柔軟性を高めることができる。前記MTC機器の副帯域内にPUCCH領域を設定する方案には、前記副帯域の両端の他にも中間RB領域に前記PUCCH領域を設定することをさらに考慮することもできる。前記上位階層シグナルを通じて指示する方案に対するより具体的な例に、RRCシグナルを通じてPUCCH(または、HARQ−ACK)が転送される副帯域及び/又はPRB領域に対する候補を複数個指定することができ、またDCIを通じて最終的にPUCCH(または、HARQ−ACK)を転送する副帯域及び/又はPRB組み合せを指示することができる。前記DCIは、ダウンリンクリソース割り当て(assignment)のためのDCIでありうる。前記RRCシグナルにより指示された候補のうちのいずれか一つを指示するインディケーションは、前記DCI内にARI(AN resource indicator)形態に追加されるものであるか、またはTPCフィールドを再使用するものでありうる。この際、前記TPCフィールドの再使用は、前記MTC機器がTPCを活用した閉ループパワー制御(closed−loop power control)を遂行しない時のみに可能でありうる。
【0114】
更に他の方案には、PUCCH(または、HARQ−ACK)が転送されるPRB開始位置、そして/または終了位置をオフセット形態に上位階層シグナルを通じてMTC機器に指定してくれることを考慮することができる。オフセットのより具体的な例には、一部ビットはシステム帯域幅またはMTC機器の副帯域の開始を基準にするか、または終了を基準にするかを表現することができ、残りのビットは適用するオフセット値を称するものでありうる。一方、前記PUCCHの反復回数が反復水準(repetition level)(または、CE水準)によって決定される場合に、基地局は各反復水準(または、CE水準)別に、独立的に前記オフセットを前記MTC機器にシグナリングして設定することができる。前記反復水準(または、CE水準)は反復を遂行しないものも含むことができる。例えば、反復水準(または、CE水準)が0の場合、前記PUCCHの反復は遂行できないことがある。そして、前記反復水準(または、CE水準)が1の場合には、前記PUCCHが1回反復されて、最終的に同一なPUCCHが2個のサブフレーム上で転送されることを意味することができる。そして、前記反復水準(または、CE水準)が2の場合には、同一なPUCCHが4個のサブフレーム上で反復的に転送されることを意味することができる。
【0115】
一方、PUCCH領域がスロット別に同一に設定された場合には、MTC機器はPUCCH転送時にスロット単位の周波数ホッピングを遂行しないことと解析することができ、この場合に、MTC機器はPUCCH領域がスロット別に同一位置のRBに配置されることを考慮することができる。または、PUCCH領域が複数の連続的なRBを含む場合には、前記MTC機器は前記複数のRBのうち、スロット単位でホッピングを行うことを考慮することもできる。
【0116】
他の一方、MTC機器が特定サブフレームまたはサブフレーム領域上のみで転送するように、前記MTC機器の副帯域または前記PUCCH領域が設定されることもできる。前記転送が許容されないか、または前記副帯域またはPUCCH領域が設定されないサブフレーム上で前記MTC機器はPUCCHなどのアップリンク物理チャンネルの全体または一部を転送しないことがある。
【0117】
I.1カバレッジ拡張地域に位置したMTC機器のためのPUCCH領域設定
前述したように、カバレッジ拡張(CE)地域に位置したMTC機器は、各チャンネル別に異なる反復水準が設定できる。この際、互いに異なる反復水準にアップリンク物理チャンネルが転送されれば、基地局の立場では受信パワーが異なることがある。特に、複数のUEによりそれぞれ転送されたPUCCHのようなチャンネルは、基地局ではCDM形態に受信されるが、この際、チャンネル別に受信パワーの差が大きい場合に、具現によって基地局がチャンネルを区分できないことがある。これは、PUCCH検出性能の劣化をもたらすことがある。したがって、受信パワーが似ている水準のチャンネルのみに限ってCDMされる方式を考慮することができる。この場合に、反復水準または反復水準のセット別にPUCCH領域を区分することを考慮することができる。ここで、PUCCH領域を区分するということは、反復水準(repetition level)が異なるチャンネルの間にはFDM/TDMなどを通じて異なるPUCCH領域を有することができるようにすることと理解することができる。一例に、既存の一般的なUEに対するPUCCH領域の次に、反復水準の順にPUCCH領域をさらに設定することを考慮することができる。
【0118】
より具体的に、PUCCH設定を反復水準別に独立的に遂行できる。具体的には、
図11を参照して説明する。
【0119】
図11は、PUCCHの反復水準別にPUCCH領域に対する設定をシグナリングする例を示す。
【0120】
図11を参照して分かるように、基地局はPUCCHの反復水準別にPUCCHリソースに対する設定をMTC機器にシグナリングしてくれることができる。
【0121】
すると、前記MTC機器はPUCCHの反復水準を決定し、前記反復水準によってPUCCHの反復転送回数を決定することができる。
【0122】
次に、前記MTC機器は前記設定に基づいて、前記反復水準に該当するPUCCHリソースを決定する。そして、前記決定されたリソース上で、前記MTC機器は前記PUCCHを前記反復回数だけ転送する。
【0123】
前記PUCCH設定は、セル−特定的に(cell−specific)設定される値を含むことを意味することができる。例えば、PUCCH設定は循環桁移動(Cyclic shift)で区分可能な個数を指定することに用いられるdeltaPUCC−shift、HARQ−ACKを含むPUCCHリソースの開始位置を指定することに使用できるn1PUCCH−AN nCS−AN、CSIを含むPUCCHリソースが含まれることができるスロット当たりPRB個数を示すnRB−CQIなどの全体または一部の組み合せを含むことができる。この際、各PUCCH領域はPUCCHリソースとPUCCH狭帯域(narrowband)に対する情報をパラメータで表現されるものでありうる。
【0124】
一方、カバレッジ拡張(CE)地域に位置するMTC機器は、PUCCHの反復回数を減らすための一環としてスロット単位の周波数ホッピングをまた適用することを考慮することができる。この際、カバレッジ拡張(CE)地域に位置するMTC機器は、無線チャンネル推定性能を高めるための一環として周波数ホッピング(hopping)をスロット単位の代りに複数のサブフレームまたは複数のスロット単位で遂行することを考慮することもできる。
【0125】
図12a及び
図12bは、PUCCHが反復転送される場合、周波数ホッピングが適用される例を示す。
【0126】
図12aを参照して分かるように、MTC機器がPUCCHをN回(例えば、8回)反復を遂行する場合に、最初のN/2サブフレーム(例えば、図示された1−4番サブフレーム)上ではMTC機器のための副帯域内で周波数インデックス(例えば、サブキャリアインデックス)が低い(高い)領域を通じて前記PUCCHが転送され、次のN/2サブフレーム(例えば、図示された5−8番サブフレーム)上では前記MTC機器のための副帯域内で周波数インデックス(例えば、サブキャリアインデックス)が高い(低い)領域を通じて前記PUCCHが転送されることを考慮することができる。更に他の方案に、既存の一般UEまたは他のMTC機器のPUSCHに対する連続的なRBの割り当てを保証するための目的として、2個の周波数領域で各PUCCHの反復が転送されるサブフレームの個数を異なるようにすることも考慮することができる。一例に、PUCCHが反復転送される回数がNとすると、N=N1+N2と仮定する。ここで、N1>N2と仮定する。N1個のサブフレーム上でPUCCHの反復が転送される周波数領域と次のN2サブフレーム上でPUCCHの反復が転送される周波数領域を異なるようにすることを考慮することができる。ここで、N1とN2は予め設定された値であるか、または上位階層シグナルによって指定される値でありうる。一方、前記PUCCHの周波数ホッピングは、前記PUCCHがN回反復される間に一回遂行されるものであるか、または複数回遂行されるものでありうる。前記周波数ホッピングを複数回遂行する例は、予めまたは上位階層シグナルによって設定されたNstepを基準にそれぞれ異なる周波数領域を通じてPUCCHの反復を転送するものでありうる。
【0127】
一方、
図12bを参照して分かるように、MTC機器がPUCCHをN回(例えば、8回)反復を遂行する場合に、最初のN/2サブフレーム(例えば、図示された1−4番サブフレーム)上ではMTC機器のための副帯域1を通じて前記PUCCHが転送され、次のN/2サブフレーム(例えば、図示された5−8番サブフレーム)上では前記MTC機器のための副帯域2内で前記PUCCHが転送されることを考慮することができる。
【0128】
代案的に、図示してはいないが、MTC機器が第1のPUCCHをN個のサブフレーム上で反復して転送し、第2のPUCCHはM個のサブフレーム上で反復して転送する場合、前記第1のPUCCHは前記N個のサブフレーム上ではMTC機器のための副帯域1を通じて転送され、前記第2のPUCCHは前記M個のサブフレーム上ではMTC機器のための副帯域2を通じて転送されることもできる。
【0129】
II.PUCCHリソースマッピング
MTC機器のダウンリンク副帯域とアップリンク副帯域とが互いにペアを組む(paired)ように設定されることもでき、各々独立的に設定されることもできる。一例に、ダウンリンクトラフィックの量がアップリンクトラフィックの量より小さな状況で、複数のMTC機器が一つのダウンリンク副帯域は共有するが、アップリンク副帯域はそれぞれ異なるように設定される場合を考慮することもできる。ここで、複数のMTC機器の間に(E)CCEインデックスが互いに異なるように指定された場合には、PUCCHリソースが区分されるようになって、PUCCHリソース使用に対する効率が落ちることもある。例えば、MTC機器1とMTC機器2は一つのダウンリンク副帯域は同一に割り当てを受けて、アップリンク副帯域は互いに異なるように割り当てを受けたと仮定する。そして、前記同一な一つのダウンリンク副帯域でMTC機器1はECCE1の割り当てを受けて、MTC機器2はECCE2の割り当てを受けたと仮定する。すると、前記MTC機器1はPUCCHリソース1の割り当てを受けるようになり、前記MTC機器2はPUCCHリソース2の割り当てを受けるようになる。しかしながら、前記MTC機器1とMTC機器2との間にアップリンク副帯域は互いに異なるので、PUCCHリソースが敢えて互いに異なるように指定される必要はないことがある。即ち、ある一つのアップリンク副帯域内にPUCCHリソースをぎゅうぎゅう押し詰めるためには、AROなどを用いてECCE2に対しても場合によってはPUCCHリソース1が割り当てられる方がよいこともある。反対に、複数のMTC機器はアップリンク副帯域を同一に割り当てを受けるが、ダウンリンク副帯域は互いに異なるように割り当てを受ける状況を考慮することもできる。ここで、前記MTC機器がPUCCHリソースマッピングを遂行する時に、前記ダウンリンク副帯域領域は互いに異なるが、アップリンク副帯域が同一であるため、PUCCHリソースが同一になる問題が発生することもある。これに対し、
図13を参照して説明する。
【0130】
図13は、複数のMTC機器の間にアップリンク副帯域またはダウンリンク副帯域が同一な状況を示す例示図である。
【0131】
図13を参照すると、MTC機器1に対してはダウンリンク副帯域1とアップリンク副帯域1とが互いにペアを組む(paired)ように設定され、MTC機器2に対してはダウンリンク副帯域2とアップリンク副帯域1とが互いにペアを組む(paired)ように設定され、MTC機器3に対してはダウンリンク副帯域1とアップリンク副帯域2とが互いにペアを組む(paired)ように設定され、MTC機器4に対してはダウンリンク副帯域1とアップリンク副帯域2とが互いにペアを組む(paired)ように設定できる。この際、前記MTC機器のアップリンク副帯域またはダウンリンク副帯域はRRCシグナルによって指定されるか、またはDCIなどを通じて指定できる。
【0132】
前記の
図13に図示された例で、MTC機器1とMTC機器2を見ると、ダウンリンク副帯域は互いに異なるように割り当てを受けるが、アップリンク副帯域は互いに同一に割り当てを受けたので、PUCCHリソースが同一になる問題が発生することがある。
【0133】
このような問題を解決するための方案には、基地局が任意MTC機器にダウンリンク副帯域を同一に割り当てる場合には、アップリンク副帯域も同一に割り当てることができるように、ダウンリンク副帯域とアップリンク副帯域の対を指定してくれて、これをMTC機器にシグナリングすることを考慮することができる。しかしながら、これが意の如くならないか、またはシステム帯域幅の効率良い管理のために、ダウンリンク副帯域とアップリンク副帯域の対を指定せず、各々独立的に設定する場合には、効率良くPUCCHリソース割り当てが遂行されるようにするための方案、またはダウンリンク副帯域は異なるが、CCEインデックスを同一に使用することによって発生するPUCCHリソース衝突問題を解決するための方案を考慮する必要がある。
【0134】
したがって、本節では次のような方案を提示する。
【0135】
第1方案として、複数のMTC機器に対し、該当アップリンク副帯域とペアが組まれたDLダウンリンク副帯域が複数の場合には、前記基地局はPDCCHを使用しない。代りに、前記基地局はダウンリンクスケジューリングをEPDCCHを介して遂行する。前記基地局は、EPDCCHのARO(ACK/NACK Resource Offset)などを通じて、前記MTC機器がそれぞれPUCCHリソースマッピングを遂行する時にPUCCHリソースが衝突することを防止することができる。前記EPDCCHに含まれたARO値の範囲はPUCCHリソース選択に対する柔軟性(flexibility)を増大するために拡張されることもできる。このような方案は、MTC機器のアップリンク副帯域とダウンリンク副帯域が一対一(one to one)にペアが組まれない場合のみに適用されるようにすることもできる。
【0136】
第2方案として、基地局はPDCCH内にARO(ACK/NACK Resource Offset)を追加して転送することを考慮することができる。このようなAROは、前記MTC機器がPUCCHリソースを決定する時にCCE及び上位階層シグナルと共に使用できる。一つのアップリンク副帯域が複数のダウンリンク副帯域とマッピングされた状況で、前記基地局は該当AROの値を調節することによって、前記複数のダウンリンク副帯域の間にCCE値が同一な状況にも、PUCCHリソースが衝突されることを防止することができる。また、一つのダウンリンク副帯域が複数のアップリンク副帯域とマッピングされた状況で、前記一つのダウンリンク副帯域に対して複数のMTC機器が互いに異なるCCE値を使用する場合にも、前記方案は各MTC機器が各自のアップリンク副帯域でPUCCHリソースの活用をより柔軟に利用できるようにする。一方、このような方案は該当アップリンク副帯域とマッピングされたダウンリンク副帯域が複数個の場合のみに遂行されることもできる。または、前記基地局は前記方案の適用するか否かを決定した後、上位階層シグナルを通じて前記適用するか否かを知らせることができる。
【0137】
第3方案として、システム帯域幅の全体でない、一部の副帯域を使用するMTC機器は、UEID(例えば、UE−RNTI)を追加的に考慮してPUCCHリソースを決定することができる。このような方案は、該当アップリンク副帯域とマッピングされたダウンリンク副帯域が複数個の場合のみに遂行されることもできる。または、前記基地局は前記方案の適用するか否かを決定した後、上位階層シグナルを通じて前記適用するか否かを知らせることができる。
【0138】
第4方案として、システム帯域幅の全体でない、一部の副帯域を使用するMTC機器は、ダウンリンク副帯域/アップリンク副帯域に対する情報をさらに考慮してPUCCHリソースを決定することができる。より具体的に、前記ダウンリンク副帯域はUSS(UE−specific Search Space)内の(E)PDCCHが転送される領域であるか、またはPDSCHが転送される領域でありうる。一例に、ダウンリンク副帯域/アップリンク副帯域のインデックスが全体システム帯域幅を基準に与えられた状態であれば、前記MTC機器は該当インデックスをPUCCHリソース決定時に用いることができる。このような方案は該当アップリンク副帯域とマッピングされたダウンリンク副帯域が複数個の場合のみに遂行されることもできる。または、前記基地局は前記方案の適用するか否かを決定した後、上位階層シグナルを通じて前記適用するか否かを知らせることができる。
【0139】
一方、AROなどのインディケーションフィールドは、MTC機器のために新しく追加されるものであるか、または既存のTPCフィールドが再使用されるものでありうる。TPCフィールドの再使用は、MTC機器がTPCフィールドを用いた閉ループ電力制御(closed loop power control)動作を遂行しない場合のみに遂行できる。PUCCHリソースの決定は、同一なPRB内で循環桁移動(cyclic shift)とOCC(orthogonal cover code)を通じて区分されることを称することもでき、他のPRBを指示するものでありうる。
【0140】
前記羅列した方案は、カバレッジ拡張地域に位置したMTC機器がアップリンクチャンネルまたはダウンリンクチャンネルの反復的な転送を遂行する時に適用できる。
【0141】
II−2.カバレッジ拡張地域に位置したMTC機器のPUCCHリソースマッピング
一方、前記カバレッジ拡張地域に位置したMTC機器は(E)PDCCHを複数のサブフレーム上で反復的に転送することもできる。この際、各サブフレーム上で転送される(E)PDCCH内で(E)CCEに対する値も変化されることもできる。前記サブフレーム別に変化する(E)CCE値はブラインド復号(blind decoding)の負担を軽減させるために予め設定されたパターンに変化できる。この場合に、物理チャンネルなどの反復水準が互いに異なれば、前記物理チャンネルの開始地点(サブフレーム開始位置)は互いに同一であっても、前記物理チャンネルの終了地点は互いに異なることがある。反対に、前記物理チャンネルの終了地点は互いに同一であるが、前記物理チャンネルの開始地点は互いに異なることがある。仮に、第1反復水準の第1のPDCCHの転送が始まるサブフレームと第2反復水準の第2のPDCCHの転送が始まるサブフレームの位置は異なるが、前記転送開始サブフレーム内でのCCEが同一な場合に、PUCCHリソースは前記同一なCCEに基づいて決定されるので、互いに衝突が発生することがある。これを防止するための方案に、(E)PDCCHが反復転送される場合、前記(E)PDCCHの転送の最後のサブフレームの(E)CCEを基準に、PUCCHリソースが決定されるようにすることもできる。これとは別に、または追加的に、前記PUCCHリソースを決定するための第3のパラメータを導入することを考慮することができ、次は該当内容に対するより具体的な一例である。
【0142】
第1方案として、カバレッジ拡張(CE)に位置するMTC機器に対し、前記基地局はPDCCHを使用しないことがある。代りに、前記基地局はダウンリンクスケジューリングをEPDCCHを介して遂行する。前記基地局は、EPDCCHのARO(ACK/NACK Resource Offset)などを通じて、前記MTC機器がそれぞれPUCCHリソースマッピングを遂行する時にPUCCHリソースが衝突することを防止することができる。前記EPDCCHに含まれたARO値の範囲はPUCCHリソース選択に対する柔軟性(flexibility)を増大するために拡張されることもできる。
【0143】
第2方案として、基地局はPDCCH内にARO(ACK/NACK Resource Offset)を追加して転送することを考慮することができる。このようなAROは、前記MTC機器がPUCCHリソースを決定する時にCCE及び上位階層シグナルと共に使用できる。前記基地局は、該当AROの値を調節することによって、反復水準が互いに異なるチャンネルの間に初期CCE値が互いに同一であっても、PUCCHリソースが衝突されることを防止することができる。このような方案の適用するか否かに対して前記基地局は上位階層シグナルを通じてMTC機器に知らせることができる。
【0144】
第3方案として、カバレッジ拡張地域に位置するMTC機器は、UEID(例えば、UE−RNTI)を追加的に考慮してPUCCHリソースを決定することができる。このような方案の適用するか否かに対して前記基地局は上位階層シグナルを通じてMTC機器に知らせることができる。
【0145】
第4方案として、カバレッジ拡張地域に位置するMTC機器は、反復水準に対する情報をさらに考慮して、PUCCHリソースを決定することができる。このような方案の適用するか否かに対して前記基地局は上位階層シグナルを通じてMTC機器に知らせることができる。
【0146】
第5方案として、カバレッジ拡張地域に位置するMTC機器は(E)PDCCH転送の開始時点または終了時点をさらに考慮して、PUCCHリソースを決定することができる。前記開始/終了時点はサブフレームインデックス形態に表現されることもでき、SC−FDMAシンボルインデックスやスロットインデックスで表現されることもできる。
【0147】
前記方案のうちの一部または全体は組み合せられることもできる。一例に、MTC機器はAROと共に反復水準をさらに考慮して、PUCCHリソースを決定することができる。前記AROのような指示フィールドは、MTC機器のためにPDCCH内に新しく追加されることもでき、既存TPCフィールドを再使用するものでありうる。TPCフィールドの再使用はMTC機器がTPCフィールドを用いた閉ループ電力制御(closed loop power control)動作を遂行しない場合のみに遂行できる。PUCCHリソースの決定は同一なPRB内で循環桁移動(cyclic shift)とOCC(orthogonal cover code)を通じて区分されることを称することもでき、他のPRBを指示するものでありうる。より具体的な例として、MTC機器がPUCCHリソースまたはPUCCHが転送されるRB位置を決定することにダウンリンク副帯域が使われるようにすることができる。前記MTC機器は、USSのモニタリングを遂行するダウンリンク副帯域またはPDSCHが受信されるダウンリンク副帯域によって、HARQ−ACKを含むPUCCHを転送する領域を決定することができる。
【0148】
今まで説明した、本発明の実施形態は多様な手段を通じて具現できる。例えば、本発明の実施形態は、ハードウェア、ファームウエア(firmware)、ソフトウェア、またはそれらの結合などにより具現できる。具体的には、図面を参照して説明する。
【0149】
図14は、本明細書の開示が具現される無線通信システムを示すブロック図である。
【0150】
基地局200は、プロセッサ(processor)201、メモリ(memory)202、及びRF部(RF(radio frequency)unit)203を含む。メモリ202はプロセッサ210と連結されて、プロセッサ210を駆動するための多様な情報を格納する。RF部203はプロセッサ210と連結されて、無線信号を送信及び/又は受信する。プロセッサ210は、提案された機能、過程、及び/又は方法を具現する。前述した実施例で基地局の動作はプロセッサ210により具現できる。
【0151】
MTC機器100は、プロセッサ101、メモリ102、及びRF部103を含む。メモリ102はプロセッサ101と連結されて、プロセッサ101を駆動するための多様な情報を格納する。RF部103はプロセッサ101と連結されて、無線信号を送信及び/又は受信する。プロセッサ101は、提案された機能、過程、及び/又は方法を具現する。
【0152】
プロセッサは、ASIC(application−specific integrated circuit)、他の チップセット、論理回路及び/又はデータ処理装置を含むことができる。メモリは、ROM(read−only memory)、RAM( そして、rom access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体、及び/又は他の格納装置を含むことができる。RF部は、無線信号を処理するためのベースバンド回路を含むことができる。実施形態がソフトウェアで具現される時、前述した技法は前述した機能を遂行するモジュール(過程、機能など)で具現できる。モジュールはメモリに格納され、プロセッサにより実行できる。メモリはプロセッサの内部または外部にあることができ、よく知られた多様な手段によりプロセッサと連結できる。
【0153】
前述した例示的なシステムにおいて、方法は一連のステップまたはブロックで順序図に基づいて説明されているが、本発明はステップの順序に限定されるものではなく、あるステップは前述したことと異なるステップと異なる順に、または同時に発生することができる。また、当業者であれば、順序図に示したステップが排他的でなく、異なるステップが含まれるか、または順序図の一つまたはその以上のステップが本発明の範囲に影響を及ぼさないで削除できることを理解することができる。