【文献】
Huawei, HiSilicon,Principles for DL Reference Signal Design and QCL Assumptions[online], 3GPP TSG-RAN WG1#86b R1-1608816,インターネット:<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86b/Docs/R1-1608816.zip>,2016年10月 1日
【文献】
Huawei, HiSilicon,DL Shared/group RS and UE-specific RS for control channel demodulation[online],3GPP TSG RAN WG1 #87 R1-1611243,Internet:<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_87/Docs/R1-1611243.zip>,2016年11月 5日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記端末デバイスにより送出された前記ランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、前記共用サーチセクションに対応する前記パイロット信号として決定するステップの前に、当該方法は、
前記端末デバイスにより、前記端末デバイスにより送出された前記ランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定するステップであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは前記第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応する、ステップ、又は
前記端末デバイスにより、前記端末デバイスにより送出された前記ランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び前記第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定するステップであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは前記第1のタイプのパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する、ステップ、又は
前記端末デバイスにより、前記端末デバイスにより送出された前記ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定するステップであり、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の前記対応関係は、前記ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースが前記第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応することである、ステップ、又は
前記端末デバイスにより、前記端末デバイスにより送出された前記ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定するステップであり、前記ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースは前記第1のパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する、ステップ
をさらに含む請求項1に記載の方法。
前記ネットワークデバイスにより受信された前記ランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、前記共用サーチセクションに対応する前記パイロット信号として決定するステップの前に、当該方法は、
前記ネットワークデバイスにより、前記ネットワークデバイスにより受信された前記ランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定するステップであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは前記第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応する、ステップ、又は、
前記ネットワークデバイスにより、前記端末デバイスにより送出された前記ランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び前記第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定するステップであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは前記第1のタイプのパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する、ステップ、又は
前記ネットワークデバイスにより、前記ネットワークデバイスにより受信された前記ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定するステップであり、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の前記対応関係は、前記ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースが前記第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応することである、ステップ、又は
前記ネットワークデバイスにより、前記ネットワークデバイスにより受信された前記ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定するステップであり、前記ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースは前記第1のパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する、ステップ
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
前記決定ユニットが、当該端末デバイスにより送出された前記ランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた前記第1のパイロット信号を、前記共用サーチセクションに対応する前記パイロット信号として決定する前、前記決定ユニットは、
当該端末デバイスにより、前記送出ユニットにより送出された前記ランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定することであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは前記第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応し、あるいは
当該端末デバイスにより、当該端末デバイスにより送出された前記ランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び前記第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定することであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは前記第1のタイプのパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応し、あるいは
当該端末デバイスにより、前記送出ユニットにより送出された前記ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定することであり、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の前記対応関係は、前記ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースが前記第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応することであり、あるいは
当該端末デバイスにより、前記送出ユニットにより送出された前記ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定することであり、前記ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースは前記第1のパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する
ようにさらに構成される、請求項7に記載のデバイス。
前記決定ユニットが、前記受信ユニットにより受信された前記ランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた前記第1のパイロット信号を、前記共用サーチセクションに対応する前記パイロット信号として決定する前、前記決定ユニットは、
当該ネットワークデバイスにより、前記受信ユニットにより受信された前記ランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定することであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは前記第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応し、あるいは
当該ネットワークデバイスにより、前記端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び前記第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定することであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは前記第1のタイプのパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応し、あるいは
当該ネットワークデバイスにより、前記受信ユニットにより受信された前記ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定することであり、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の間の前記対応関係は、前記ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースが前記第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応することであり、あるいは
当該ネットワークデバイスにより、前記受信ユニットにより受信された前記ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び前記第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、前記第1のパイロット信号を決定することであり、前記ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースは前記第1のパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する
ようにさらに構成される、請求項10に記載のデバイス。
【発明の概要】
【0007】
本願の実施形態は、無線通信方法、端末デバイス、及びネットワークデバイスを提供する。異なるタイプのパイロット信号が、制御チャネルに対するブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決するために、下りリンク制御チャネルの共用サーチセクション及び/又は下りリンク制御チャネルのユーザ特有サーチセクション内のDMRSとのQCL関連づけを有する。
【0008】
第1の態様によれば、無線通信方法が提供され、当該方法は、端末デバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップであり、少なくとも1つのサーチセクションの各々に対応するパイロット信号は各サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットとの擬似コロケーションQCL関連づけを有し、複数のサーチセクションの中の異なるサーチセクションは異なるタイプのパイロット信号に対応する、ステップと、端末デバイスにより、各サーチセクションに対応するパイロット信号と各サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットとの間のQCL関連づけに基づいて少なくとも1つのサーチセクション内の制御チャネル候補を検出するステップと、を含む。
【0009】
任意選択で、制御チャネルの複数のサーチセクションは、共用サーチセクション及びユーザ特有サーチセクションであってよい。
【0010】
したがって、本願の本実施形態において、異なるサーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットは異なるタイプのパイロット信号との擬似コロケーションQCL関連づけを有し、端末デバイスは、複数のサーチセクションの各々の中の制御チャネル候補の復調パイロットとの擬似コロケーションQCL関連づけを有するパイロット信号を使用することにより複数のサーチセクション内の制御チャネル候補を検出し、それにより、制御チャネルのブラインド検出の間のチャネル推定補間問題を解決する。
【0011】
任意選択で、第1の態様の一実装において、複数のサーチセクションは共用サーチセクションを含み、共用サーチセクションに対応するパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号であり、
第1のタイプのパイロット信号は、以下の信号、すなわち、同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット、のうち少なくとも1つである。
【0012】
したがって、本願の本実施形態において、制御チャネルの共用サーチセクション内の候補のDMRSが第1のタイプのパイロット信号(同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット)とのQCL関連づけを有することが定義され、それにより、CRSなしでの共用サーチセクション内の候補に対するブラインド検出の間のチャネル推定補間問題を解決する。
【0013】
任意選択で、第1の態様の一実装において、当該方法は、
端末デバイスにより、ランダムアクセスプリアンブルをネットワークデバイスに送出するステップと、
ネットワークデバイスにより送出され、かつランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセス応答を受信するステップと、
をさらに含み、
端末デバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップであり、第1のパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号である、ステップ、
を含む。
【0014】
任意選択で、第1の態様の一実装において、
端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップの前に、当該方法は、
端末デバイスにより、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定するステップであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応する、ステップ、又は
端末デバイスにより、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定するステップであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは第1のタイプのパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する、ステップ、又は
端末デバイスにより、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定するステップであり、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係は、ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースが第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応することである、ステップ、又は
端末デバイスにより、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定するステップであり、ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースは第1のパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する、ステップ
をさらに含む。
【0015】
任意選択で、第1の態様の一実装において、当該方法は、
端末デバイスにより、第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号をリッスンするステップと、
第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号から第1のパイロット信号を選択するステップと、
をさらに含み、
端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルは第1のパイロット信号の識別子を搬送し、
端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップは、
端末デバイスにより、第1のパイロット信号の識別子に基づいて、第1のパイロット信号の識別子を有する第1のパイロット信号を共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップ
を含む。
【0016】
任意選択で、第1の態様の一実装において、第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号は異なる送信ビームにより送出され、
端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップは、
端末デバイスにより、第1のパイロット信号の識別子に基づいて、識別子を有する第1のパイロット信号を送出するためのビームをリッスンすることを通じて取得される第1のタイプのパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップ
を含む。
【0017】
任意選択で、第1の態様の一実装において、端末デバイスは、第1の信号を送出するためのビームと第1の信号に対応する制御チャネル候補を送出するためのビームとが同じビームであると決定し、第1の信号は第1のタイプのパイロット信号であり、
端末デバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションの各々に対応するパイロット信号を決定するステップは、
制御チャネル候補と同じ送信ビームを有する第1の信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップ
を含む。
【0018】
任意選択で、第1の態様の一実装において、共用サーチセクションは、ランダムアクセス応答をスケジュールするための制御チャネル候補を含む。
【0019】
任意選択で、第1の態様の一実装において、複数のサーチセクションはユーザ特有サーチセクションを含み、
ユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号は第2のタイプのパイロット信号であり、第2のタイプのパイロット信号はCSI‐RSである。
【0020】
したがって、本願の本実施形態において、制御チャネルのユーザ特有サーチセクション内の候補のDMRSが第2のタイプのパイロット信号(CSI‐RS)とのQCL関連づけを有することが定義され、それにより、CRSなしでのユーザ特有サーチセクション内の候補に対する端末デバイスによるブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決する。
【0021】
任意選択で、第1の態様の一実装において、端末デバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及びN個の送信ビームの間の第1の対応関係と、N個の送信ビーム及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定するステップであり、M及びNは2以上の整数である、ステップ、
を含み、
第1の対応関係は、N個のビームのビーム識別子nに基づいて、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子であり、第2の対応関係は、N個の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出するものであり、N個の送信ビームの中の異なる送信ビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なる。
【0022】
任意選択で、第1の態様の一実装において、端末デバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補、N個の送信ビーム、及び端末デバイスのIDの間の第3の対応関係と、N個の送信ビーム及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定するステップであり、M及びNは2以上の整数である、ステップ
を含み、
第2の対応関係は、N個の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出するものであり、N個の送信ビームの中の異なる送信ビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第3の対応関係は、ビーム識別子及び端末デバイスのID情報に連帯的に基づいて、各ビームに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0023】
任意選択で、第1の態様の一実装において、端末デバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第4の対応関係に基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定するステップであり、M及びNは2以上の整数である、ステップ
を含み、
第4の対応関係は、第2のタイプのN個のパイロット信号の識別子nに基づいて、識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、第2のタイプのパイロット信号の識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、第2のタイプのパイロット信号の識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0024】
任意選択で、第1の態様の一実装において、N個の送信ビームの中の同じビームに対応するS
n個の制御チャネル候補は第2のタイプの同じパイロット信号とのQCL関連づけを有し、
第1の対応関係におけるビーム識別子nに対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有し、あるいは
第3の対応関係におけるビーム識別子n及び端末デバイスのID情報に対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0025】
任意選択で、第1の態様の一実装において、端末デバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及びN個のビームペアの間の第1の対応関係と、N個のビームペア及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定するステップであり、M及びNは2以上の整数である、ステップ
を含み、
N個のビームペアの各々は送信ビーム及び受信ビームを含み、送信ビームはネットワークデバイスの送信ビームであり、受信ビームは端末デバイスの受信ビームであり、
第1の対応関係は、N個のビームペアのビームペア識別子nに基づいて、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビームペア識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子であり、第2の対応関係は、ネットワークデバイスにより、N個のビームペアの中の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出し、端末デバイスにより、N個のビームペアの中の受信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を受信するものであり、N個のビームペアの中の異なるビームペアを使用することにより送受信される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第2のタイプの各パイロット信号を送出するためのビームと第2のタイプのパイロット信号を受信するためのビームとは、それぞれ、同じビームペアにおける送信ビーム及び受信ビームである。
【0026】
任意選択で、第1の態様の一実装において、端末デバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補、N個のビームペア、及び端末デバイスのIDの間の第3の対応関係と、N個のビームペア及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定するステップであり、M及びNは2以上の整数である、ステップ
を含み、
N個のビームペアの各々は送信ビーム及び受信ビームを含み、送信ビームはネットワークデバイスの送信ビームであり、受信ビームは端末デバイスの受信ビームであり、
第2の対応関係は、ネットワークデバイスにより、N個のビームペアの中の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出し、端末デバイスにより、N個のビームペアの中の受信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を受信するものであり、N個のビームペアの中の異なるビームペアを使用することにより送受信される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第2のタイプの各パイロット信号を送出するためのビームと第2のタイプのパイロット信号を受信するためのビームとは、それぞれ、同じビームペアにおける送信ビーム及び受信ビームであり、第3の対応関係は、ビームペア識別子及び端末デバイスのID情報に連帯的に基づいて、各ビームペアに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0027】
任意選択で、第1の態様の一実装において、N個のビームペアの中の同じビームペアに対応するS
n個の制御チャネル候補は、第2のタイプの同じパイロット信号とのQCL関連づけを有し、
第1の対応関係におけるビームペア識別子nに対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームペアnに対応する、第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有し、あるいは、
第3の対応関係におけるビームペア識別子n及び端末デバイスのID情報に対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームペアnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0028】
任意選択で、第1の態様の一実装において、当該方法は、
上位層シグナリングを使用することによりネットワークデバイスにより送出された指示情報を受信するステップであり、指示情報は、以下の情報、すなわち、N個の送信ビームのビーム識別子、N個のビームペアのビーム識別子、及び第4の対応関係、のうち少なくとも1つのタイプを示すために使用される、ステップ
をさらに含む。
【0029】
任意選択で、第1の態様の一実装において、第1の対応関係及び第3の対応関係は予め設定されてよく、端末デバイスは予め設定された対応関係を直接取得してよい。
【0030】
したがって、本願の本実施形態において、端末デバイスは、ネットワークデバイスが構成を通じて、異なるユーザ特有サーチセクションが異なる送信ビームに対応し、異なるユーザ特有サーチセクション内の候補のDMRSが異なるCSI‐RSとのQCL関連づけを有することを可能にすることを習得し、それにより、CRSなしでのユーザ特有サーチセクション内の候補に対する端末デバイスによるブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決する。
【0031】
第2の態様によれば、無線通信方法が提供され、当該方法は、ネットワークデバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップであり、少なくとも1つのサーチセクションの各々に対応するパイロット信号は各サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットとの擬似コロケーションQCL関連づけを有し、複数のサーチセクションの中の異なるサーチセクションは異なるタイプのパイロット信号に対応する、ステップと、
ネットワークデバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を送出するステップと、
を含む。
【0032】
任意選択で、、制御チャネルの複数のサーチセクションは、共用サーチセクション及びユーザ特有サーチセクションであってよい。
【0033】
したがって、本願の本実施形態において、ネットワークデバイスは、構成を通じて、異なるサーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットが異なるタイプのパイロット信号との擬似コロケーションQCL関連づけを有することを可能にする。
【0034】
任意選択で、第2の態様の一実装において、複数のサーチセクションは共用サーチセクションを含み、共用サーチセクションに対応するパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号であり、
第1のタイプのパイロット信号は、以下の信号、すなわち、同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット、のうち少なくとも1つである。
【0035】
したがって、本願の本実施形態において、制御チャネルの共用サーチセクション内の候補のDMRSが第1のタイプのパイロット信号(同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット)とのQCL関連づけを有することが定義され、それにより、CRSなしでの共用サーチセクション内の候補に対するブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決する。
【0036】
任意選択で、第2の態様の一実装において、当該方法は、
ネットワークデバイスにより、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルを受信するステップと、
ネットワークデバイスにより、端末デバイスに対してランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセス応答を送出するステップと、
をさらに含み、
ネットワークデバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
ネットワークデバイスにより受信されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップであり、第1のパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号である、ステップ
を含む。
【0037】
任意選択で、第2の態様の一実装において、ネットワークデバイスにより受信されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップの前に、当該方法は、
ネットワークデバイスにより、ネットワークデバイスにより受信されたランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定するステップであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応する、ステップ、又は、
端末デバイスにより、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定するステップであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは第1のタイプのパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する、ステップ、又は
ネットワークデバイスにより、ネットワークデバイスにより受信されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定するステップであり、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係は、ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースが第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応することである、ステップ、又は
ネットワークデバイスにより、ネットワークデバイスにより受信されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定するステップであり、ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースは第1のパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する、ステップ
をさらに含む。
【0038】
任意選択で、第2の態様の一実装において、当該方法は、
ネットワークデバイスにより、第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号を送出するステップと、
第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号から第1のパイロット信号を選択するステップと、
をさらに含み、
ネットワークデバイスにより受信されたランダムアクセスプリアンブルは第1のパイロット信号の識別子を搬送し、
ネットワークデバイスにより受信されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップは、
ネットワークデバイスにより、第1のパイロット信号の識別子に基づいて、識別子を有する第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップ
を含む。
【0039】
任意選択で、第2の態様の一実装において、第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号は異なる送信ビームにより送出され、
ネットワークデバイスにより受信されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップは、
ネットワークデバイスにより、第1のパイロット信号の識別子に基づいて、識別子を有する第1のパイロット信号を送出するためのビームをリッスンすることを通じて取得される第1のタイプのパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップ
を含む。
【0040】
任意選択で、第2の態様の一実装において、ネットワークデバイスは、第1の信号を送出するためのビームと第1の信号に対応する制御チャネル候補を送出するためのビームとが同じビームであると決定し、第1の信号は第1のタイプのパイロット信号であり、
ネットワークデバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションの各々に対応するパイロット信号を決定するステップは、
制御チャネル候補と同じ送信ビームを有する第1の信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定するステップ
を含む。
【0041】
任意選択で、第2の態様の一実装において、共用サーチセクションは、ランダムアクセス応答をスケジュールするための制御チャネル候補を含む。
【0042】
任意選択で、第2の態様の一実装において、複数のサーチセクションはユーザ特有サーチセクションを含み、
ユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号は第2のタイプのパイロット信号であり、第2のタイプのパイロット信号はCSI‐RSである。
【0043】
したがって、本願の本実施形態において、制御チャネルのユーザ特有サーチセクション内の候補のDMRSが第2のタイプのパイロット信号(CSI‐RS)とのQCL関連づけを有することが定義され、それにより、CRSなしでのユーザ特有サーチセクション内の候補に対する端末デバイスによるブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決する。
【0044】
任意選択で、第2の態様の一実装において、ネットワークデバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及びN個の送信ビームの間の第1の対応関係と、N個の送信ビーム及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定するステップであり、M及びNは2以上の整数である、ステップ、
を含み、
第1の対応関係は、N個のビームのビーム識別子nに基づいて、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子であり、第2の対応関係は、N個の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出するものであり、N個の送信ビームの中の異なる送信ビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なる。
【0045】
任意選択で、第2の態様の一実装において、ネットワークデバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補、N個の送信ビーム、及び端末デバイスのIDの間の第3の対応関係と、N個の送信ビーム及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定するステップであり、M及びNは2以上の整数である、ステップ
を含み、
第2の対応関係は、N個の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出するものであり、N個の送信ビームの中の異なる送信ビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第3の対応関係は、ビーム識別子及び端末デバイスのID情報に連帯的に基づいて、各ビームに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0046】
任意選択で、第2の態様の一実装において、ネットワークデバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第4の対応関係に基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定するステップであり、M及びNは2以上の整数である、ステップ
を含み、
第4の対応関係は、第2のタイプのN個のパイロット信号の識別子nに基づいて、識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、第2のタイプのパイロット信号の識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、第2のタイプのパイロット信号の識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0047】
任意選択で、第2の態様の一実装において、N個の送信ビームの中の同じビームに対応するS
n個の制御チャネル候補は第2のタイプの同じパイロット信号とのQCL関連づけを有し、
第1の対応関係におけるビーム識別子nに対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有し、あるいは
第3の対応関係におけるビーム識別子n及び端末デバイスのID情報に対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0048】
任意選択で、第2の態様の一実装において、ネットワークデバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及びN個のビームペアの間の第1の対応関係と、N個のビームペア及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定するステップであり、M及びNは2以上の整数である、ステップ
を含み、
N個のビームペアの各々は送信ビーム及び受信ビームを含み、送信ビームはネットワークデバイスの送信ビームであり、受信ビームは端末デバイスの受信ビームであり、
第1の対応関係は、N個のビームペアのビームペア識別子nに基づいて、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビームペア識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子であり、第2の対応関係は、ネットワークデバイスにより、N個のビームペアの中の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出し、端末デバイスにより、N個のビームペアの中の受信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を受信するものであり、N個のビームペアの中の異なるビームペアを使用することにより送受信される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第2のタイプの各パイロット信号を送出するためのビームと第2のタイプのパイロット信号を受信するためのビームとは、それぞれ、同じビームペアにおける送信ビーム及び受信ビームである。
【0049】
任意選択で、第2の態様の一実装において、ネットワークデバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するステップは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補、N個のビームペア、及び端末デバイスのIDの間の第3の対応関係と、N個のビームペア及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定するステップであり、M及びNは2以上の整数である、ステップ
を含み、
N個のビームペアの各々は送信ビーム及び受信ビームを含み、送信ビームはネットワークデバイスの送信ビームであり、受信ビームは端末デバイスの受信ビームであり、
第2の対応関係は、ネットワークデバイスにより、N個のビームペアの中の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出し、端末デバイスにより、N個のビームペアの中の受信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を受信するものであり、N個のビームペアの中の異なるビームペアを使用することにより送受信される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第2のタイプの各パイロット信号を送出するためのビームと第2のタイプのパイロット信号を受信するためのビームとは、それぞれ、同じビームペアにおける送信ビーム及び受信ビームであり、第3の対応関係は、ビームペア識別子及び端末デバイスのID情報に連帯的に基づいて、各ビームペアに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0050】
任意選択で、第2の態様の一実装において、N個のビームペアの中の同じビームペアに対応するS
n個の制御チャネル候補は、第2のタイプの同じパイロット信号とのQCL関連づけを有し、
第1の対応関係におけるビームペア識別子nに対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームペアnに対応する、第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有し、あるいは、
第3の対応関係におけるビームペア識別子n及び端末デバイスのID情報に対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームペアnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0051】
任意選択で、第2の態様の一実装において、当該方法は、
ネットワークデバイスにより、上位層シグナリングを使用することにより指示情報を送出するステップであり、指示情報は、以下の情報、すなわち、N個の送信ビームのビーム識別子、N個のビームペアのビーム識別子、第2の対応関係、及び第4の対応関係、のうち少なくとも1つのタイプを示すために使用される、ステップ
をさらに含む。
【0052】
任意選択で、第2の態様の一実装において、第1の対応関係及び第3の対応関係は予め設定されてよく、端末デバイスは予め設定された対応関係を直接取得してよい。
【0053】
したがって、本願の本実施形態において、ネットワークデバイスは、構成を通じて、異なるユーザ特有サーチセクションが異なる送信ビームに対応し、異なるユーザ特有サーチセクション内の候補のDMRSが異なるCSI‐RSとのQCL関連づけを有することを可能にし、それにより、端末デバイスはCRSなしで複数のユーザ特有サーチセクションにおいてブラインド検出を実行することができ、それにより、制御チャネルのブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決する。
【0054】
第3の態様によれば、本願の一実施形態は端末デバイスを提供し、当該端末デバイスは、第1の態様又は第1の態様のいずれかの任意の実装における方法を実行することができるモジュール又はユニットを含む。
【0055】
第4の態様によれば、本願の一実施形態はネットワークデバイスを提供し、当該ネットワークデバイスは、第2の態様又は第2の態様のいずれかの任意の実装における方法を実行することができるモジュール又はユニットを含む。
【0056】
第5の態様によれば、無線通信デバイスが提供され、当該デバイスは、メモリ、送受信機、及びプロセッサを含む。メモリは、第1の態様又は第1の態様のいずれかの任意の実装における方法を実行するよう命令するために使用できるプログラムコードを記憶する。コードが実行されたとき、プロセッサは、該方法において
受信端デバイスにより実行される動作を実現することができる。
【0057】
第6の態様によれば、無線通信デバイスが提供され、当該デバイスは、メモリ、送受信機、及びプロセッサを含む。メモリは、第2の態様又は第2の態様のいずれかの任意の実装における方法を実行するよう命令するために使用できるプログラムコードを記憶する。コードが実行されたとき、プロセッサは、該方法において送信端デバイスにより実行される動作を実現することができる。
【0058】
第7の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体はプログラムコードを記憶し、プログラムコードは、第1の態様又は第1の態様のいずれかの任意の実装における方法を実行するよう命令するために使用できる。
【0059】
第8の態様によれば、コンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体はプログラムコードを記憶し、プログラムコードは、第2の態様又は第2の態様のいずれかの任意の実装における方法を実行するよう命令するために使用できる。
【発明を実施するための形態】
【0061】
添付の図面を参照して、本願の技術的解決策を以下に説明する。
【0062】
図1は、本願による無線通信を使用した通信システムの概略図である。
図1に示すように、通信システム100はネットワークデバイス102を含む。ネットワークデバイス102は、複数のアンテナ、例えば、アンテナ104、106、108、110、112、及び114を含んでよい。さらに、ネットワークデバイス102は、送信機チェーン及び受信機チェーンをさらに含んでよい。当業者は、送信機チェーンが送信システム又は送信機であってよく、受信機チェーンが受信システム又は受信機であってよく、送信機チェーン及び受信機チェーンが各々、信号送出及び受信に関連する複数のコンポーネント(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、又はアンテナ)を含んでよいことを理解し得る。
【0063】
ネットワークデバイス102は、複数の端末デバイス(例えば、端末デバイス116及び端末デバイス122)と通信し得る。しかしながら、ネットワークデバイス102は、端末デバイス116又は122と同様の任意数の端末デバイスと通信し得ることが理解され得る。端末デバイス116及び122は各々、例えば、セルラーフォン、スマートフォン、ポータブルコンピュータ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、衛星無線装置、全地球測位システム、PDA、及び/又は無線通信システム100において通信に使用される他の任意の適切なデバイスであってよい。
【0064】
図1に示すように、端末デバイス116はアンテナ112及び114と通信する。アンテナ112及び114は、フォワードリンク118上で端末デバイス116に情報を送出し、リバースリンク120上で端末デバイス116から情報を受信する。さらに、端末デバイス122はアンテナ104及び106と通信する。アンテナ104及び106は、フォワードリンク124上で端末デバイス122に情報を送出し、リバースリンク126上で端末デバイス122から情報を受信する。
【0065】
例えば、周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システムでは、フォワードリンク118は、リバースリンク120により使用されるものと異なる帯域を使用してよく、フォワードリンク124は、リバースリンク126により使用されるものと異なる帯域を使用してよい。
【0066】
別の例として、時分割複信(Time Division Duplex、TDD)システム及び全二重(Full Duplex)システムでは、フォワードリンク118及びリバースリンク120は同じ帯域を使用してよく、フォワードリンク124及びリバースリンク126は同じ帯域を使用してよい。
【0067】
通信に対して設計された各アンテナ(若しくは複数のアンテナを含むアンテナグループ)若しくは各エリア又は双方は、ネットワークデバイス102のセクタと呼ばれる。例えば、アンテナグループは、ネットワークデバイス102のカバレッジエリアのセクタ内の端末デバイスと通信するように設計されてよい。ネットワークデバイス102がフォワードリンク118及び124上でそれぞれ端末デバイス116及び122と通信するとき、ネットワークデバイス102の送信アンテナは、ビームフォーミングを通じてフォワードリンク118及び124の信号対雑音比を改善し得る。さらに、ネットワークデバイスが単一のアンテナを使用することによりネットワークデバイスの全ての端末デバイスに信号を送出する方式と比較して、ネットワークデバイス102が関連するカバレッジエリア内にランダムに散乱した端末デバイス116及び122にビームフォーミングを通じて信号を送出する方式は、近隣セル内のモバイルデバイスへの干渉を少なくする。
【0068】
所与の時間内に、ネットワークデバイス102、端末デバイス116、又は端末デバイス122は、無線通信送出装置及び/又は無線通信受信装置であってよい。データを送出するとき、無線通信送出装置は送信のためにデータを符号化してよい。具体的には、無線通信送出装置は、チャネルを通じて無線通信受信装置に送出される必要のある特定量のデータビットを(例えば、生成し、他の通信装置から受信し、又はメモリに記憶することにより)取得してよい。データビットはデータのトランスポートブロック(又は複数のトランスポートブロック)に含まれてよく、トランスポートブロックは複数のコードブロックを生成するようにセグメント化されてよい。
【0069】
さらに、通信システム100は、公衆陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)、デバイスツーデバイス(Device-to-Device、D2D)ネットワーク、マシンツーマシン(Machine-to-Machine、M2M)ネットワーク、又は別のネットワークであってもよい。
図1は、簡略化された概略図の一例に過ぎない。ネットワークは、
図1に示されていない別のネットワークデバイスをさらに含んでよい。
【0070】
本願の実施形態における送信端はネットワークデバイスであってよい。ネットワークデバイスは、端末デバイスと通信するデバイス、例えば、ネットワークデバイス又はネットワークデバイスコントローラであってよい。各ネットワークデバイスは、特定の地理的エリアに対して通信カバレッジを提供することができ、カバレッジエリア(セル)内の端末デバイスと通信することができる。ネットワークデバイスは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications、GSM)又は符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システムにおけるネットワークデバイス(例えば、基地トランシーバ局(Base Transceiver Station、BTS))であってよく、あるいは広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システムにおけるネットワークデバイス(NodeB、NB)であってよく、あるいはLTEシステムにおける進化型ネットワークデバイス(Evolved NodeB、eNB、eNodeB)又はクラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network、CRAN)における無線コントローラであってよい。あるいは、ネットワークデバイスは、将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、将来の進化型公衆陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)におけるネットワークデバイスなどであってよい。
【0071】
本願の実施形態における受信端は端末デバイスであってよい。端末デバイスは、アクセス端末、ユーザ装置(User Equipment、UE)、加入者ユニット、加入者局、移動局、リモート局、リモート端末、移動端末、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、又はユーザ機器であってもよい。アクセス端末は、セルラーフォン、コードレス電話セット、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)フォン、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、無線モデムに接続されたコンピューティングデバイス又は他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、モノのインターネットにおける端末デバイス、仮想現実デバイス、将来の5Gネットワークにおける端末デバイス、将来の進化型公衆陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)における端末デバイスなどであってよい。
【0072】
本願の実施形態において提供される無線通信方法は、端末デバイス又はネットワークデバイスに適用されてよい。端末デバイス又はネットワークデバイスは、ハードウェア層、ハードウェア層上で動作するオペレーティングシステム層、及びオペレーティングシステム層上で動作するアプリケーション層を含む。ハードウェア層は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、メモリ管理ユニット(Memory Management Unit、MMU)、及びメモリ(メインメモリとも呼ばれる)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、プロセス(Process)を使用することによりサービス処理を実現するコンピュータオペレーティングシステム、例えば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、又はWindowsオペレーティングシステムのうち、任意の1つ以上であってよい。アプリケーション層は、ブラウザ、アドレスブック、テキスト処理ソフトウェア、及びインスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含む。さらに、本願の実施形態において、無線通信方法を実行するためのエンティティの具体的な構造は、エンティティが本願の実施形態において無線通信方法のコードを記録するプログラムを実行して、本願の実施形態における無線通信方法に従って通信を実行することができるならば、本願において特に限定されない。例えば、本願の実施形態における無線通信方法は、端末デバイス、ネットワークデバイス、又は、端末デバイス若しくはネットワークデバイス内にありプログラムを呼び出し及び実行することができる機能モジュールにより実行されてよい。
【0073】
図2は、本願の一実施形態による無線通信方法200の概略フローチャートである。
図2に示すように、方法200は以下の内容を含む。
【0074】
201.ネットワークデバイスが、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定し、少なくとも1つのサーチセクションの各々に対応するパイロット信号は各サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットとの擬似コロケーション(quasi-co-location)QCL関連づけを有し、複数のサーチセクションの中の異なるサーチセクションは異なるタイプのパイロット信号に対応する。
【0075】
任意選択で、制御チャネルの複数のサーチセクションは、共用サーチセクション及びユーザ特有サーチセクションであってよい。
【0076】
任意選択で、共用サーチセクションに対応するパイロット信号と、ユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号とは、異なるタイプのパイロット信号である。
【0077】
任意選択で、共用サーチセクションに対応するパイロット信号は、共用サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットとのQCL関連づけを有する。
【0078】
任意選択で、ユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号は、ユーザ特有サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットとのQCL関連づけを有する。
【0079】
任意選択で、ネットワークデバイスは、複数のサーチセクションの中の共用サーチセクションに対応するパイロット信号のみを決定してよい。
【0080】
任意選択で、ネットワークデバイスは、複数のサーチセクションの中のユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号のみを決定してよい。
【0081】
任意選択で、共用サーチセクションに対応するパイロット信号は、第1のタイプのパイロット信号である。
【0082】
任意選択で、第1のタイプのパイロット信号は、以下の信号、すなわち、同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット、のうち少なくとも1つである。
【0083】
任意選択で、ビーム測定パイロットは、ビームの受信エネルギー又は受信電力を測定するために使用されてよく、あるいはビームの他の情報を測定するために使用されてよい。これは、本願の本実施形態において具体的に限定されない。
【0084】
任意選択で、ユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号は、第2のタイプのパイロット信号であり、第2のタイプのパイロット信号は、チャネル状態情報参照信号(Channel State Information-Reference Signal、CSI‐RS)である。
【0085】
202.ネットワークデバイスが、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を送出する。
【0086】
任意選択で、少なくとも1つのサーチセクションは、共用サーチセクションであってよく、あるいはユーザ特有サーチセクションであってよく、あるいは共用サーチセクション及びユーザ特有サーチセクションの双方を含んでよい。
【0087】
任意選択で、ネットワークデバイスは、異なるビームを使用することにより時分割多重を通じて、異なる直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)シンボル上で、少なくとも1つのサーチセクションに対応するパイロット信号を送出してよい。
【0088】
任意選択で、ネットワークデバイスは代替的に、異なるビームを使用することにより周波数分割多重を通じて、同じOFDMシンボル内の異なるサブキャリア上で、少なくとも1つのサーチセクションに対応するパイロット信号を送出してよい。
【0089】
任意選択で、ネットワークデバイスは代替的に、時分割多重及び周波数分割多重の組み合わせの方式で、少なくとも1つのサーチセクションに対応するパイロット信号を送出してよい。
【0090】
任意選択で、ネットワークデバイスは、複数のビームを使用することにより、少なくとも1つのサーチセクションに対応するパイロット信号を送出してよい。
【0091】
任意選択で、複数のビームの中の異なる送信ビームは異なるプリコーディング行列に対応し、異なるビームは異なる時間周波数リソースを占有する。
【0092】
任意選択で、ネットワークデバイスは、送信ビームの識別子を使用することにより、共用サーチセクション内の全ての候補を算出してよい。任意選択で、算出方式は、上位層により構成されてよく、あるいは予め定義されてよい。
【0093】
203.端末デバイスが、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を受信する。
【0094】
任意選択で、少なくとも1つのサーチセクションは、共用サーチセクションであってよく、あるいはユーザ特有サーチセクションであってよく、あるいは共用サーチセクション及びユーザ特有サーチセクションの双方を含んでよい。
【0095】
任意選択で、端末デバイスは、複数のビームの各々により占有される時間周波数リソース上で第1のタイプのパイロット信号をリッスンし(listen)てよい。
【0096】
任意選択で、端末デバイスは、各ビームにより送出された第1のタイプのパイロット信号の電力を検出して、選択されたビームを決定してよい。
【0097】
任意選択で、端末デバイスは、選択されたビーム上の第1のタイプのパイロット信号を測定して、ビーム上で送出された第1のタイプのパイロット信号の遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、平均遅延などを取得し、それにより、端末デバイスは、ビームに対応するチャネルの遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、平均遅延などを推定してよい。
【0098】
任意選択で、端末デバイスは代替的に、選択されたビームの識別子を使用することにより、共用サーチセクション内の全ての候補を算出してよい。任意選択で、算出方式は、上位層により構成されてよく、あるいは予め定義されてよい。
【0099】
任意選択で、選択されたビームの識別子は、ビームの番号であってよい。
【0100】
204.端末デバイスが、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定し、少なくとも1つのサーチセクションの各々に対応するパイロット信号は各サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットとのQCL関連づけを有し、複数のサーチセクションの中の異なるサーチセクションは異なるタイプのパイロット信号に対応する。
【0101】
205.端末デバイスが、各サーチセクションに対応するパイロット信号と各サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットとの間のQCL関連づけに基づいて、少なくとも1つのサーチセクション内の制御チャネル候補を検出する。
【0102】
端末デバイスは、各サーチセクションに対応するパイロット信号を測定して、各サーチセクションに対応するパイロット信号の遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、平均遅延などを取得する。それにより、端末デバイスは、遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、又は平均遅延などのパラメータに基づいて、各サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットに対してチャネル補間を実行し、サーチセクション内の制御チャネル候補を検出してよい。
【0103】
任意選択で、一実施形態において、
図3A及び
図3Bに示すように、方法200は以下の内容をさらに含んでよい。
【0104】
206.端末デバイスが、ネットワークデバイスにランダムアクセスプリアンブルを送出する。
【0105】
任意選択で、選択されたビームを決定した後、端末デバイスはネットワークデバイスにランダムアクセス要求を送出する。ランダムアクセス要求はランダムアクセスプリアンブルを含む。
【0106】
任意選択で、端末デバイスは、上りリンクランダムアクセスチャネルを通じてネットワークデバイスにランダムアクセスプリアンブルを送出する。
【0107】
任意選択で、ランダムアクセスプリアンブルは選択されたビームに関連づけられる。
【0108】
207.ネットワークデバイスが、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルを受信する。
【0109】
208.ネットワークデバイスが、ランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセス応答を送出する。
【0110】
端末デバイスのランダムアクセス要求を検出し、検出されたランダムアクセスプリアンブルと第1のタイプのパイロット信号との関連づけ方法に基づいて、第1のタイプのパイロット信号を送出するためにネットワークデバイスにより使用され、かつ端末デバイスにより選択されたビームを決定した後、ネットワークデバイスは、PDCCHの共用サーチセクション内の候補を選択し、候補のDCIを使用することにより端末デバイスのランダムアクセス要求に対する応答をスケジュールし、端末デバイスにより選択された、決定されたビームを使用することにより候補を送出する。
【0111】
209.端末デバイスが、ランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセス応答を受信する。
【0112】
任意選択で、本実施形態を実行する第1のタイプのパイロット信号は第1のパイロット信号であってよく、第1のパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号である。
【0113】
任意選択で、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号は、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定される。第1のパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号であり、下りリンク同期信号であってよく、あるいは報知チャネルの復調パイロットであってよく、あるいはビーム測定パイロットであってよい。
【0114】
任意選択で、共用サーチセクションは、ランダムアクセス応答をスケジュールするための制御チャネル候補を含む。
【0115】
任意選択で、ネットワークデバイスは、第1の信号を送出するためのビームと第1の信号に対応する制御チャネル候補を送出するためのビームとが同じビームであると決定し、第1の信号は第1のタイプのパイロット信号である。
【0116】
ネットワークデバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションの各々に対応するパイロット信号を決定することは、
制御チャネル候補と同じ送信ビームを有する第1の信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定すること
を含む。
【0117】
任意選択で、一実施形態において、
図4に示すように、方法200は以下の内容をさらに含んでよい。
【0118】
210.第1のパイロット信号を決定する。
【0119】
任意選択で、第1のパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号であり、下りリンク同期信号であってよく、あるいは報知チャネルの復調パイロットであってよく、あるいはビーム測定パイロットであってよい。
【0120】
任意選択で、端末デバイスが第1のパイロット信号を決定してよく、あるいはネットワークデバイスが第1のパイロット信号を決定してよい。
【0121】
任意選択で、第1のパイロット信号は、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号が共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定される前に、決定される。
【0122】
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定する。異なるランダムアクセスプリアンブルは、第1のタイプの異なるパイロット信号に対応する。任意選択で、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルに対応する、第1のタイプのパイロット信号が、第1のパイロット信号として決定される。
【0123】
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定する。異なるランダムアクセスプリアンブルは、第1のタイプのパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する。任意選択で、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルに対応する、第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソース上で送出されたパイロット信号が、第1のパイロット信号として決定される。
【0124】
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定する。ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係は、ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースが第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応することである。任意選択で、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースに対応する、第1のタイプのパイロット信号が、第1のパイロット信号として決定される。
【0125】
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定する。ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースは、第1のパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する。任意選択で、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースに対応する時間周波数リソース上のパイロット信号が、第1のパイロット信号として決定される。
【0126】
任意選択で、本実施形態における前述の解決策は、実行体として端末デバイスを使用することにより具体的に説明され、さらにネットワークデバイスに適用可能である。
【0127】
任意選択で、一実施形態において、
図5A及び
図5Bに示すように、方法200は以下の内容をさらに含んでよい。
【0128】
211.ネットワークデバイスが、第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号を送出する。
【0129】
任意選択で、第1のパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号であり、下りリンク同期信号であってよく、あるいは報知チャネルの復調パイロットであってよく、あるいはビーム測定パイロットであってよい。
【0130】
任意選択で、第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号は、異なる送信ビーム上でネットワークデバイスにより送出される。
【0131】
212.端末デバイスが、第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号をリッスンする。
【0132】
任意選択で、端末デバイスは、異なる受信ビーム上の第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号をリッスンする。
【0133】
213.端末デバイスが、第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号から第1のパイロット信号を選択する。
【0134】
任意選択で、端末デバイスにより送出されるランダムアクセスプリアンブルは、第1のパイロット信号の識別子を搬送する。
【0135】
任意選択で、端末デバイスは、第1のパイロット信号の識別子に基づいて、該識別子を有する第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定する。
【0136】
任意選択で、端末デバイスは、第1のパイロット信号の識別子に基づいて、該識別子を有する第1のパイロット信号を送出するためのビームをリッスンすることを通じて取得される第1のタイプのパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定する。
【0137】
したがって、本願の本実施形態において、制御チャネルの共用サーチセクション内の候補のDMRSは第1のタイプのパイロット信号(同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット)とのQCL関連づけを有することが定義され、それにより、CRSなしでの共用サーチセクション内の候補に対するブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決する。
【0138】
任意選択で、一実施形態において、
図6A及び
図6Bに示すように、方法200は以下の内容をさらに含んでよい。
【0139】
214.ネットワークデバイスが、上位層シグナリングを使用することにより指示情報を送出する。
【0140】
任意選択で、上位層シグナリングは、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングであってよい。
【0141】
任意選択で、指示情報は、以下の情報、すなわち、N個の送信ビームのビーム識別子、N個のビームペアのビーム識別子、第2の対応関係、及び第4の対応関係、のうち少なくとも1つのタイプを示すために使用される。
【0142】
215.端末デバイスが、指示情報を受信する。
【0143】
任意選択で、端末デバイスは上位層シグナリングを受信する。
【0144】
任意選択で、端末デバイスは、上位層シグナリングに基づいて、複数のユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号を決定してよい。
【0145】
任意選択で、端末デバイスにより、制御チャネルのユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号を決定することは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及びN個の送信ビームの間の第1の対応関係と、N個の送信ビーム及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である、ことを含み、
第1の対応関係は、N個のビームのビーム識別子nに基づいて、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子であり、第2の対応関係は、N個の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出するものであり、N個の送信ビームの中の異なる送信ビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なる。
【0146】
任意選択で、端末デバイスにより、制御チャネルのユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号を決定することは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補、N個の送信ビーム、及び端末デバイスのIDの間の第3の対応関係と、N個の送信ビーム及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である、ことを含み、
第2の対応関係は、N個の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出するものであり、N個の送信ビームの中の異なる送信ビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第3の対応関係は、ビーム識別子及び端末デバイスのID情報に連帯的に(jointly)基づいて、各ビームに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0147】
任意選択で、端末デバイスにより、制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定することは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第4の対応関係に基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である、ことを含み、
第4の対応関係は、第2のタイプのN個のパイロット信号の識別子nに基づいて、識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、第2のタイプのパイロット信号の識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、第2のタイプのパイロット信号の識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0148】
任意選択で、N個の送信ビームの中の同じビームに対応するS
n個の制御チャネル候補は、第2のタイプの同じパイロット信号とのQCL関連づけを有する。
【0149】
任意選択で、第1の対応関係におけるビーム識別子nに対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0150】
任意選択で、第3の対応関係におけるビーム識別子n及び端末デバイスのID情報に対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0151】
任意選択で、端末デバイスにより、制御チャネルのユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号を決定することは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及びN個のビームペアの間の第1の対応関係と、N個のビームペア及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である、ことを含み、
N個のビームペアの各々は少なくとも1つのビームペアを含み、少なくとも1つのビームペアは送信ビーム及び受信ビームを含み、送信ビームはネットワークデバイスの送信ビームであり、受信ビームは端末デバイスの受信ビームであり、
第1の対応関係は、N個のビームペアのビームペア識別子nに基づいて、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビームペア識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子であり、第2の対応関係は、ネットワークデバイスにより、N個のビームペアの中の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出し、端末デバイスにより、N個のビームペアの中の受信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を受信するものであり、N個のビームペアの中の異なるビームペアを使用することにより送受信される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第2のタイプの各パイロット信号を送出するためのビームと第2のタイプのパイロット信号を受信するためのビームとは、それぞれ、同じビームペアにおける送信ビーム及び受信ビームである。
【0152】
任意選択で、端末デバイスにより、制御チャネルのユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号を決定することは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補、N個のビームペア、及び端末デバイスのユーザアイデンティティ(Identity、ID)の間の第3の対応関係と、N個のビームペア及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である、ことを含み、
N個のビームペアの各々は送信ビーム及び受信ビームを含み、送信ビームはネットワークデバイスの送信ビームであり、受信ビームは端末デバイスの受信ビームであり、
第2の対応関係は、ネットワークデバイスにより、N個のビームペアの中の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出し、端末デバイスにより、N個のビームペアの中の受信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を受信するものであり、N個のビームペアの中の異なるビームペアを使用することにより送受信される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第2のタイプの各パイロット信号を送出するためのビームと第2のタイプのパイロット信号を受信するためのビームとは、それぞれ、同じビームペアにおける送信ビーム及び受信ビームであり、第3の対応関係は、ビームペア識別子及び端末デバイスのID情報に連帯的に基づいて、各ビームペアに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0153】
任意選択で、N個のビームペアの中の同じビームペアに対応するS
n個の制御チャネル候補は、第2のタイプの同じパイロット信号とのQCL関連づけを有する。
【0154】
任意選択で、第1の対応関係におけるビームペア識別子nに対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームペアnに対応する、第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0155】
任意選択で、第3の対応関係におけるビームペア識別子n及び端末デバイスのID情報に対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームペアnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0156】
任意選択で、第1の対応関係及び第3の対応関係は予め設定されてよく、端末デバイスは予め設定された対応関係を直接取得してよい。
【0157】
任意選択で、本実施形態における前述の解決策は、実行体として端末デバイスを使用することにより具体的に説明され、さらにネットワークデバイスに適用可能である。
【0158】
したがって、本願の本実施形態において、ネットワークデバイスは、構成を通じて、異なるユーザ特有サーチセクションが異なる送信ビームに対応し、異なるユーザ特有サーチセクション内の候補のDMRSが異なるCSI‐RSとのQCL関連づけを有することを可能にし、それにより、端末デバイスは、CRSなしで複数のユーザ特有サーチセクションにおいてブラインド検出を実行することができ、それにより、制御チャネルに対するブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決する。
【0159】
本願の本実施形態による無線通信方法200について、実施形態1及び実施形態2を例として使用することにより以下に説明する。
【0161】
ネットワークデバイスが、第1のタイプの異なるパイロット信号を送出する。任意選択で、第1のタイプのパイロット信号は、以下の信号、すなわち、同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット、のうち少なくとも1つである。例えば、第1のタイプのパイロット信号は同期信号である。ネットワークデバイスが異なる同期信号を送出するための複数の方法が存在する。例えば、異なる同期信号は異なるビームを使用することにより送出され、あるいは、異なる同期信号は異なる時間周波数リソースを使用することにより送出され、あるいは、異なる同期信号は異なる同期信号シーケンスを有することがある。したがって、異なる同期信号は異なる識別子を有する。以下に、異なる同期信号が異なる送信ビームを使用することにより送出される一例を用いることにより説明を提供する。異なるビームは異なる識別子を有する。
【0162】
ネットワークデバイスは、少なくとも2つのビームを使用することにより異なる同期信号を送出する。端末デバイスは、少なくとも2つのビーム上で送出された同期信号をリッスンし、ビームのうち1つを選択する。例えば、端末デバイスは、最も高い受信電力(Reference Signal Received Power、RSRP)を有するビームを選択し、あるいは最も高い受信信号対雑音比を有するビームを選択し、あるいは最も高い受信品質(Reference Signal Received Quality、RSRQ)を有するビームを選択してよい。
【0163】
任意選択で、端末デバイスは、選択されたビーム上の同期信号を測定し、端末デバイスは、ビームに対応する等価(equivalent)チャネルの遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、及び平均遅延、チャネルの角度情報などを推定してよい。チャネルの角度情報は、平均到達角度(angle of arrival、AOA)、到達角度の角度スプレッド、平均出発角度(angle of departure、AOD)、出発角度の角度スプレッドなどを含む。
【0164】
任意選択で、同期信号と同期信号に対応する送信ビームとを選択した後、端末デバイスはランダムアクセス要求を開始し、例えば、ランダムアクセスプリアンブルを上りリンクランダムアクセスチャネル上で送出する。この場合、端末デバイスは、ビームに関連づけられたプリアンブルを送出する。
【0165】
任意選択で、関連づけ関係は、異なるプリアンブルが異なる同期信号シーケンスに対応し、あるいは異なるプリアンブルの時間周波数リソースが異なる同期信号シーケンスに対応し、あるいは異なるプリアンブルの時間周波数リソースが異なる同期信号の時間周波数リソースに対応し、あるいは異なるプリアンブルが異なる同期信号の時間周波数リソースに対応することであってよい。
【0166】
ネットワークデバイスは、端末デバイスにより送出されたプリアンブルと、プリアンブル及び同期信号の間の関連づけ関係とに基づいて、端末デバイスのための送信ビームを決定してよい。
【0167】
端末デバイスのランダムアクセス要求を検出し、端末デバイスのための送信ビームを決定した後、ネットワークデバイスは、PDCCHの共用サーチセクション内の候補を選択し、該候補上でユーザ装置にPDCCHを送出し、PDCCH上で搬送されるDCIを使用することにより、端末デバイスのランダムアクセス要求に対する応答をスケジュールする。ネットワークデバイスは、決定された送信ビームを使用することにより、端末デバイスにPDCCHを送出する。
【0168】
下りリンク制御チャネルPDCCHを検出するとき、端末デバイスは、共用サーチセクション内の少なくとも1つの候補に対してブラインド検出を実行する必要がある。候補に対するブラインド検出の間、現在検出されている候補のチャネルは推定される必要がある。チャネル推定の間、選択された送信ビームに対応する同期信号に対して推定された遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、平均遅延、チャネルの角度パラメータなどの中の少なくとも1つのパラメータを使用することにより、チャネル補間が実行される必要がある。チャネルの角度パラメータは、平均到達角度、到達角度の角度スプレッド、平均出発角度、及び出発角度の角度スプレッドなどを含む。
【0169】
本願の実施形態1において、ネットワークデバイスは、同じ送信ビームを使用して、端末デバイスのプリアンブルに関連づけられた同期信号を送出し、共用サーチセクション内の各候補を送出する。したがって、同期信号は、共用サーチセクション内の各候補のDMRSとのQCL関連づけを有する。したがって、共用サーチセクションにおけるチャネル補間推定は、同期信号を使用することにより推定されたパラメータを使用することにより実行されてよい。
【0170】
したがって、本願の実施形態1において、制御チャネルの共用サーチセクション内の候補のDMRSが第1のタイプのパイロット信号(同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット)とのQCL関連づけを有することが定義され、それにより、CRSなしでの共用サーチセクション内の候補に対する端末デバイスによるブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決する。
【0171】
端末デバイスがセルに成功裏にアクセスした後、ネットワークデバイスは、一連のビーム処理動作、例えばビーム管理プロセスを実行することにより、端末デバイスのためのX個の送信ビームを決定し、ここで、Xは1以上の整数である。ネットワークデバイスは、端末デバイスのためのX個の送信ビームの識別子に基づいて、上位層シグナリングを使用することによりX個の送信ビームの識別子を示す。端末デバイスは上位層シグナリングを受信し、X個の送信ビームの識別子に基づいて、各送信ビームに対応するユーザ特有サーチセクション内の候補のリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定する。ここで、S
nは、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。同じユーザ特有サーチセクション内の全ての候補は、該サーチセクションに対応する送信ビームにより送出される。これは、第1の対応関係である。さらに、ネットワークデバイスは、上位層シグナリングを使用することにより、X個のビームに対応するチャネル測定パイロットCSI‐RSをさらに構成する。各CSI‐RSは、対応するビームを使用することにより、ネットワークデバイスにより送出される。これは、第2の対応関係である。したがって、各CSI‐RSは、CSI‐RSに対応する送信ビームを使用することにより、1つのユーザ特有サーチセクションに対応し得る。ユーザ特有サーチセクション内の全ての候補のための送信ビームが、CSI‐RSの送信ビームと同じである。したがって、ユーザ特有サーチセクション内の全ての候補のDMRSが、CSI‐RSとのQCL関連づけを有する。任意選択で、端末デバイスは、予め定義された又は通知されたルールに従って、2つのビームの識別子及び端末デバイスのIDを使用することにより、2つのビームに対応するユーザ特有サーチセクション内の候補セットのリソース位置を算出してよい。これは、第3の対応関係である。
【0172】
図7を一例として使用することにより説明を提供する。ネットワークデバイスは、端末デバイスのための2つの送信ビームを決定する。2つの送信ビームはB0及びB1であり、ビーム識別子はそれぞれ0及び1である。換言すれば、X=2である。ネットワークデバイスは、上位層シグナリングを使用することにより2つのビームの識別子を示す。端末デバイスは、予め定義された又は通知されたルールに従って、2つのビームに対応する2つのユーザ特有サーチセクション内の候補セットのリソース位置を算出してよい。図に示すように、B0に対応するユーザ特有サーチセクションはセクション0であり、セクション0内の候補セットは5つの要素C
0i(i=1,...,5)を含み、換言すれば、S
0=5である。B1に対応するユーザ特有サーチセクションはセクション
1であり、セクション1内の候補セットは4つの要素C
1i(i=1,...,4)を含み、換言すれば、S
1=4である。セクション2は共用サーチセクションであり、セクション2内の候補セットは6つの要素を含み、対応するビームはB2である。B2は、第1のパイロット信号(これは本願の実施形態1において同期信号である)を決定するための前述のプロセスを使用することにより決定される。さらに、ネットワークデバイスは、上位層シグナリングを使用することにより、ビームB0及びB1に対応するCSI‐RSをさらに構成する。CSI‐RSは、CSI‐RS構成(configuration)0及びCSI‐RS構成1を有する。CSI‐RS構成0を有するCSI‐RSは、ビームB0を使用することによりネットワークデバイスにより送出され、CSI‐RS構成1を有するCSI‐RSは、ビームB1を使用することによりネットワークデバイスにより送出される。したがって、B0に対応するセクション0内の候補セットの復調パイロットは、CSI‐RS0を有するCSI‐RSとのQCL関連づけを有し、B1に対応するセクション1内の候補セットのDMRSは、CSI‐RS
1を有するCSI‐RSとのQCL関連づけを有する。
【0173】
任意選択で、ネットワークデバイスはさらに、上位層シグナリングを使用することにより、X個のユーザ特有サーチセクションに対応するX個のCSI‐RSを直接構成してよい。これは、第4の対応関係である。各ユーザ特有サーチセクション内の候補セットのDMRSは、対応するCSI‐RSとのQCL関連づけを有する。例えば、
図7において、直接構成を通じて、セクション0はCSI‐RS構成0に対応することが可能にされ、セクション1はCSI‐RS構成1に対応することが可能にされる。したがって、セクション0内の候補セットの復調パイロットは、CSI‐RS0を有するCSI‐RSとのQCL関連づけを有し、セクション1内の候補セットのDMRSは、CSI‐RS
1を有するCSI‐RSとQCL関連づけを有する。
【0174】
任意選択で、X個の送信ビームに対応するサーチセクションの候補のアグリゲーション(aggregation)レベルセットが、上位層シグナリングにおいてさらに明示的に構成されてよい。異なる送信ビームに対応するサーチセクションの候補のアグリゲーションレベルセットは別個に構成され、各アグリゲーションレベルセットは少なくとも1つのアグリゲーションレベルを含む。例えば、
図7において、ビームB0に対応するセクション0内の候補セットのアグリゲーションレベルセットが{1,2}であり、ビームB1に対応するサーチセクション内の候補セットのアグリゲーションレベルセットが{4,8}であることが、上位層シグナリングにおいて構成される。
【0175】
任意選択で、各送信ビームに対応するサーチセクションの候補のアグリゲーションレベルセットは、上位層シグナリングにおいてビーム識別子のシーケンスを示すことにより、ネットワークデバイスにより暗黙的に示されてよい。例えば、上位層シグナリングにおける第1の指示ビーム識別子に対応する送信ビームが比較的高い受信電力を有し、該送信ビームに対応するサーチセクションのアグリゲーションレベルセットは比較的低いアグリゲーションレベルを含んでよい。上位層シグナリングにおける第2の指示ビーム識別子に対応する送信ビームが比較的低い受信電力を有し、該送信ビームに対応するサーチセクションのアグリゲーションレベルは比較的高いアグリゲーションレベルを含んでよい。各送信ビームの受信電力情報は、端末デバイスにより報告され、あるいは測定を通じて基地局により取得されてよい。例えば、
図7において、上位層シグナリングはビームB0及びB1を示し、送信ビームB0の受信電力が送信ビームB1の受信電力より高い。予め定義された基準に従い、端末デバイスは、送信ビームB0に対応する制御チャネル候補セットのアグリゲーションレベルセットが{1,2}であり、送信ビームB1に対応する制御チャネル候補セットのアグリゲーションレベルセットが{2,4}であると決定してよい。
【0176】
任意選択で、各送信ビームに対応するサーチセクションの候補セットのアグリゲーションレベルセットは、各送信ビームの受信電力と閾値との間の比較を通じて暗黙的に示されてよい。例えば、上位層シグナリングにおいて示された送信ビーム識別子nに対応する送信ビームの受信電力が第1の閾値より大きい場合、該送信ビームに対応する制御チャネル候補のアグリゲーションレベルセットは、比較的低いアグリゲーションレベル、例えば{1,2}を含む。上位層シグナリングにおいて示された送信ビーム識別子nに対応する送信ビームの受信電力が第1の閾値より小さい場合、該送信ビームに対応する制御チャネル候補のアグリゲーションレベルセットは、比較的高いアグリゲーションレベル、例えば{4,8}を含む。各送信ビームの受信電力情報は、端末デバイスにより報告され、あるいは測定を通じて基地局により取得されてよい。
【0177】
ネットワークデバイスは、X個の送信ビームを使用することによりX個のCSI‐RSを送出する。これらのCSI‐RSは、ネットワークデバイスにより周期的に端末デバイスに送出され、あるいは非周期的に端末デバイスに送出され、あるいはセミパーシステント(semi-persistent)方式で端末デバイスに送出されてよい。端末デバイスは、各CSI‐RSを測定することにより、遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、平均遅延、及びチャネルの角度情報などのパラメータを取得する。チャネルの角度情報は、平均到達角度、到達角度の角度スプレッド、平均出発角度、及び出発角度の角度スプレッドなどを含む。
【0178】
任意選択で、CSI‐RSに追加で、ユーザ特有サーチセクションのDMRSとのQCL関連づけを有するパイロット信号は、別のタイプのパイロット信号であってよい。
【0179】
ネットワークデバイスは、ユーザ特有サーチスペース内の候補を使用することにより、端末デバイスに下りリンク制御チャネルPDCCHを送出する。PDCCHのブラインド検出の間、端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成に基づいて、ビームのうち少なくとも1つに対応するユーザ特有サーチセクション内の候補を検出する。ビームのうち1つに対応するユーザ特有サーチセクション内の候補の検出の間に使用されるチャネル推定補間パラメータが、QCL関連づけを有するCSI‐RSの測定に基づいて取得される。
【0180】
任意選択で、本願の実施形態1において、端末デバイスの受信ビームは全方向性ビームであってよい。
【0181】
したがって、本願の実施形態1において、ネットワークデバイスは、構成を通じて、異なるユーザ特有サーチセクション内の候補のDMRSが異なるCSI‐RSとのQCL関連づけを有することを可能にし、それにより、CRSなしでユーザ特有サーチセクション内の候補に対する端末デバイスによるブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決する。
【0183】
任意選択で、本願の実施形態2において、端末デバイスの受信ビームは複数の非全方向性(non-omnidirectional)ビームであってよく、異なる受信ビームは異なる方向を有する。
【0184】
ネットワークデバイスは第1のタイプの異なるパイロット信号を送出する。任意選択で、第1のタイプのパイロット信号は、以下の信号、すなわち、同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット、のうち少なくとも1つである。例えば、第1のタイプのパイロット信号は同期信号である。ネットワークデバイスが異なる同期信号を送出するための複数の方法が存在する。例えば、異なる同期信号は異なるビームを使用することにより送出され、あるいは、異なる同期信号は異なる時間周波数リソースを使用することにより送出され、あるいは、異なる同期信号は異なる同期信号シーケンスを有することがある。したがって、異なる同期信号は異なる識別子を有する。以下に、異なる同期信号が異なる送信ビームを使用することにより送出される一例を用いることにより説明を提供する。異なるビームは異なる識別子を有する。この場合、異なるビームを使用することにより送出される同期信号は、異なる同期信号シーケンスを有し、あるいは異なる時間周波数リソースを占有し得る。異なるビームは異なる識別子を有する。
【0185】
ネットワークデバイスは、少なくとも2つの送信ビームを使用することにより異なる同期信号を送出する。端末デバイスは、少なくとも2つの送信ビーム上で送出された同期信号をリッスンする。端末デバイスは、送信ビームのうちの1つを選択し、送信ビームに対して使用されるべき受信ビームを決定して、ビームペアを決定する。端末デバイスがビームペアを決定するための複数のルールが存在し得る。例えば、端末デバイスは、最も高い受信電力(Reference Signal Received Power、RSRP)を有するビームペアを選択し、あるいは最も高い受信信号対雑音比を有するビームペアを選択し、あるいは最も高い受信品質を有するビームペア(Reference Signal Received Quality、RSRQ)を選択してよい。
【0186】
任意選択で、端末デバイスは、選択されたビームペア上の同期信号を測定し、端末デバイスは、ビームペアに対応する等価チャネルの遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、及び平均遅延、チャネルの角度情報などを推定してよい。チャネルの角度情報は、平均到達角度(angle of arrival、AOA)、到達角度の角度スプレッド、平均出発角度(angle of departure、AOD)、出発角度の角度スプレッドなどを含む。
【0187】
任意選択で、同期信号と同期信号に対応するビームペアとを選択した後、端末デバイスはランダムアクセス要求を開始し、例えば、ランダムアクセスプリアンブルを上りリンクランダムアクセスチャネル上で送出する。この場合、端末デバイスは、ビームペアに関連づけられたプリアンブルを送出する。
【0188】
任意選択で、関連づけ関係は、異なるプリアンブルが異なる同期信号シーケンスに対応し、あるいは異なるプリアンブルの時間周波数リソースが異なる同期信号シーケンスに対応し、あるいは異なるプリアンブルの時間周波数リソースが異なる同期信号の時間周波数リソースに対応し、あるいは異なるプリアンブルが異なる同期信号の時間周波数リソースに対応することであってよい。
【0189】
ネットワークデバイスは、端末デバイスにより送出されたプリアンブルと、プリアンブル及び同期信号の間の関連づけ関係とに基づいて、端末デバイスのための送信ビームを決定してよく、あるいは、送信ビームに対して端末により選択される受信ビームをさらに決定してよい。
【0190】
端末デバイスのランダムアクセス要求を検出し、端末デバイスのための送信ビームを決定した後、ネットワークデバイスは、PDCCHの共用サーチセクション内の候補を選択し、該候補上でユーザ装置にPDCCHを送出し、PDCCH上で搬送されるDCIを使用することにより、端末デバイスのランダムアクセス要求に対する応答をスケジュールする。ネットワークデバイスは、決定された送信ビームを使用することにより、端末デバイスにPDCCHを送出する。
【0191】
端末デバイスは、選択されたビームペアにおける受信ビームを使用することにより下りリンク制御チャネルを受信し、共用サーチセクション内の少なくとも1つの候補に対するブラインド検出を通じて、ネットワークデバイスにより端末デバイスに送出されたDCIを決定する。候補に対するブラインド検出の間、現在検出されている候補のチャネルは推定される必要がある。チャネル推定の間、選択されたビームペアに対応する同期信号に対して上記で推定された遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、平均遅延、チャネルの角度パラメータなどの中の少なくとも1つのパラメータを使用することにより、チャネル補間が実行される必要がある。チャネルの角度パラメータは、平均到達角度、到達角度の角度スプレッド、平均出発角度、及び出発角度の角度スプレッドなどを含む。
【0192】
本願の実施形態2において、ネットワークデバイスは、同じ送信ビームを使用して、端末デバイスのプリアンブルに関連づけられた同期信号を送出し、共用サーチセクション内の各候補を送出し、端末デバイスは、同じ受信ビームを使用して、同期信号及び共用サーチセクション内の各候補を受信する。したがって、同期信号は、共用サーチセクション内の各候補のDMRSとのQCL関連づけを有する。したがって、共用サーチセクションにおけるチャネル補間推定は、同期信号を使用することにより推定されたパラメータを使用することにより実行されてよい。
【0193】
したがって、本願の実施形態2において、制御チャネルの共用サーチセクション内の候補のDMRSが第1のタイプのパイロット信号(同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット)とのQCL関連づけを有することが定義され、それにより、CRSなしでの共用サーチセクション内の候補に対する端末デバイスによるブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決する。
【0194】
本願の実施形態2において、端末デバイスがセルに成功裏にアクセスした後、ネットワークデバイスは、例えばビーム管理プロセスを実行することにより、端末デバイスのためのX個のビームペアを決定し、ここで、Xは1以上の整数である。各ビームペアはネットワークデバイスの送信ビームと端末デバイスの受信ビームとを含む。例えば、
図8において、ネットワークデバイスは端末デバイスのための2つのビームペアを決定する。2つのビームペアは<B0,B0’>及び<B1,B1’>であり、ビームペア識別子はそれぞれ0及び1である。換言すれば、X=2である。ネットワークデバイスは、上位層シグナリングを使用することにより、2つのビームペアの識別子を示す。端末デバイスは、予め定義された又は通知されたルールに従って、2つのビームペアに対応する2つのユーザ特有サーチセクション内の候補セットのリソース位置を算出してよい。これは、第1の対応関係である。
図8に示すように、<B0,B0’>に対応するユーザ特有サーチセクションはセクション0であり、セクション0内の候補セットは5つの要素C
0i(i=1,...,5)を含み、換言すれば、S
0=5である。<B1,B1’>に対応するユーザ特有サーチセクションはセクション
1であり、セクション1内の候補セットは4つの要素C
1i(i=1,...,4)を含み、換言すれば、S
1=4である。セクション2は共用サーチセクションであり、セクション2内の候補セットは6つの要素を含み、対応するビームペアは、<B2,B2’>である。<B2,B2’>は、第1のパイロット信号(これは本願の実施形態2において同期信号である)を決定するための前述のプロセスを使用することにより決定される。さらに、ネットワークデバイスは、上位層シグナリングを使用することにより、ビーム<B0、B0’>及び<B1、B1’>に対応するCSI‐RSをさらに構成する。CSI‐RSは、CSI‐RS構成0及びCSI‐RS構成1を有する。CSI‐RS構成0を有するCSI‐RSは、ビームB0を使用することによりネットワークデバイスにより送出され、ビームB0’を使用することにより端末デバイスにより受信される。CSI‐RS構成1を有するCSI‐RSは、ビームB1を使用することによりネットワークデバイスにより送出され、ビームB1’を使用することにより端末デバイスにより受信される。これは、第2の対応関係である。したがって、<B0,B0’>に対応するセクション0内の候補セットの復調パイロットは、CSI‐RS0を有するCSI‐RSとのQCL関連づけを有し、<B1,B1’>に対応するセクション1内の候補セットのDMRSは、CSI‐RS
1を有するCSI‐RSとのQCL関連づけを有する。
【0195】
任意選択で、端末デバイスは、予め定義された又は通知されたルールに従って、2つのビームペアの識別子及び端末デバイスのIDを使用することにより、2つのビームに対応するユーザ特有サーチセクション内の候補セットのリソース位置を算出してよい。これは、第3の対応関係である。
【0196】
任意選択で、ネットワークデバイスはさらに上位層シグナリングを使用することにより、X=2個のユーザ特有サーチセクションに対応するX=2個のCSI‐RSを直接構成してよい。これは、第4の対応関係である。各ユーザ特有サーチセクション内の候補セットのDMRSは、対応するCSI‐RSとのQCL関連づけを有する。例えば、
図8において、直接構成を通じて、セクション0はCSI‐RS構成0に対応することが可能にされ、セクション1はCSI‐RS構成1に対応することが可能にされる。したがって、セクション0内の候補セットの復調パイロットは、CSI‐RS0を有するCSI‐RSとのQCL関連づけを有し、セクション1内の候補セットのDMRSは、CSI‐RS
1を有するCSI‐RSとのQCL関連づけを有する。
【0197】
任意選択で、X個のビームペアに対応するサーチセクションの候補のアグリゲーションレベルセットが、上位層シグナリングにおいてさらに明示的に構成されてよい。代替的に、X個のビームペアに対応するサーチセクションのアグリゲーションレベルセットが、上位層シグナリングにおいて暗黙的に構成されてよい。任意選択で、具体的な構成方式は本願の実施形態1におけるものと同様である。詳細は再度説明されない。
【0198】
ネットワークデバイスは、X個のビームペアの中の送信ビームを使用することによりX個のCSI‐RSを送出する。これらのCSI‐RSは、ネットワークデバイスにより周期的に端末デバイスに送出され、あるいは非周期的に端末デバイスに送出され、あるいはセミパーシステント(semi-persistent)方式で端末デバイスに送出されてよい。端末デバイスは、X個の構成されたビームペアに基づいて、各ビームペアの受信ビームを使用することにより、ビームペアの送信ビームにより送出されたCSI‐RSを受信し、CSI‐RSを測定することにより、ビームペアに対応する等価チャネルの遅延スプレッド、ドップラースプレッド、ドップラー周波数シフト、及びチャネルの平均遅延、並びにチャネルの角度情報などのパラメータを取得する。チャネルの角度情報は、平均到達角度、到達角度の角度スプレッド、平均出発角度、及び出発角度の角度スプレッドなどを含む。
【0199】
任意選択で、CSI‐RSに追加で、ユーザ特有サーチセクションのDMRSとのQCL関連づけを有するパイロット信号は、別のタイプのパイロット信号であってよい。
【0200】
ネットワークデバイスは、ユーザ特有サーチセクション内の候補を選択し、該候補上で端末デバイスに下りリンク制御チャネルPDCCHを送出する。端末デバイスは、ネットワークデバイスの構成に基づいて、少なくとも1つのビームペアに対応するユーザ特有サーチセクション内の少なくとも1つの候補を検出する。ユーザ特有サーチセクション内の候補に対するブラインド検出の間に使用されるチャネル推定補間パラメータが、QCL関連づけを有するCSI‐RSの測定に基づいて取得される。
【0201】
したがって、本願の実施形態2において、ネットワークデバイスは、構成を通じて、異なるユーザ特有サーチセクション内の候補のDMRSが異なるCSI‐RSとQCL関連づけを有することを可能にし、それにより、CRSなしでのユーザ特有サーチセクション内の候補に対する端末デバイスによるブラインド検出の間のチャネル推定問題を解決する。
【0202】
図9は、本願の一実施形態による端末デバイス300の概略ブロック図である。
図9に示すように、デバイス300は、
制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するように構成された決定ユニット310であり、少なくとも1つのサーチセクションの各々に対応するパイロット信号は各サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットとの擬似コロケーションQCL関連づけを有し、複数のサーチセクションの中の異なるサーチセクションは異なるタイプのパイロット信号に対応する、決定ユニット310と、
各サーチセクションに対応するパイロット信号と各サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットとの間のQCL関連づけに基づいて、少なくとも1つのサーチセクション内の制御チャネル候補を検出するように構成された検出ユニット320と、
を含む。
【0203】
任意選択で、複数のサーチセクションは共用サーチセクションを含み、共用サーチセクションに対応するパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号であり、
第1のタイプのパイロット信号は、以下の信号、すなわち、同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット、のうち少なくとも1つである。
【0204】
任意選択で、デバイスは、
ネットワークデバイスにランダムアクセスプリアンブルを送出するように構成された送出ユニットと、
ネットワークデバイスにより送出され、かつランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセス応答を受信するように構成された受信ユニットと、
をさらに含み、
決定ユニットは、
送出ユニットにより送出されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定することであり、第1のパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号である
ようにさらに構成される。
【0205】
任意選択で、決定ユニットが、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定する前に、決定ユニットは、
端末デバイスにより、送出ユニットにより送出されたランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定することであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応し、あるいは
端末デバイスにより、
送出ユニットにより送出されたランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定することであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは第1のタイプのパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応し、あるいは
端末デバイスにより、送出ユニットにより送出されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定することであり、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係は、ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースが第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応することであり、あるいは
端末デバイスにより、送出ユニットにより送出されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースとの間の対応に基づいて、第1のパイロット信号を決定することであり、ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースは第1のパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する
ようにさらに構成される。
【0206】
任意選択で、デバイスは、
第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号をリッスンするように構成されたリッスンユニットと、
第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号から第1のパイロット信号を選択するように構成された選択ユニットと、
をさらに含み、
送出ユニットにより送出されたランダムアクセスプリアンブルは第1のパイロット信号の識別子を搬送し、
決定ユニットは、
第1のパイロット信号の識別子に基づいて、該識別子を有する第1のタイプのパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定する
ようにさらに構成される。
【0207】
任意選択で、第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号は異なる送信ビームにより送出され、
決定ユニットは、
第1のパイロット信号の識別子に基づいて、該識別子を有する第1のパイロット信号を送出するためのビームをリッスンすることを通じて取得される第1のタイプのパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定する
ようにさらに構成される。
【0208】
任意選択で、決定ユニットは、
第1の信号を送出するためのビームと第1の信号に対応する制御チャネル候補を送出するためのビームとが同じビームであると決定することであり、第1の信号は第1のタイプのパイロット信号であり、
制御チャネル候補と同じ送信ビームを有する第1の信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定する
ようにさらに構成される。
【0209】
任意選択で、共用サーチセクションは、ランダムアクセス応答をスケジュールするための制御チャネル候補を含む。
【0210】
任意選択で、複数のサーチセクションはユーザ特有サーチセクションを含み、
ユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号は第2のタイプのパイロット信号であり、第2のタイプのパイロット信号はCSI‐RSである。
【0211】
任意選択で、決定ユニットは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及びN個の送信ビームの間の第1の対応関係と、N個の送信ビーム及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である
ようにさらに構成され、
第1の対応関係は、N個のビームのビーム識別子nに基づいて、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子であり、第2の対応関係は、N個の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出するものであり、N個の送信ビームの中の異なる送信ビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なる。
【0212】
任意選択で、決定ユニットは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補、N個の送信ビーム、及び端末デバイスのIDの間の第3の対応関係と、N個の送信ビーム及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である
ようにさらに構成され、
第2の対応関係は、N個の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出するものであり、N個の送信ビームの中の異なる送信ビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第3の対応関係は、ビーム識別子及び端末デバイスのID情報に連帯的に基づいて、各ビームに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0213】
任意選択で、決定ユニットは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第4の対応関係に基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である
ようにさらに構成され、
第4の対応関係は、第2のタイプのN個のパイロット信号の識別子nに基づいて、識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、第2のタイプのパイロット信号の識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、第2のタイプのパイロット信号の識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0214】
任意選択で、N個の送信ビームの中の同じビームに対応するS
n個の制御チャネル候補は、第2のタイプの同じパイロット信号とのQCL関連づけを有し、
第1の対応関係におけるビーム識別子nに対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有し、あるいは
第3の対応関係におけるビーム識別子n及び端末デバイスのID情報に対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0215】
任意選択で、決定ユニットは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及びN個のビームペアの間の第1の対応関係と、N個のビームペア及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である
ようにさらに構成され、
N個のビームペアの各々は送信ビーム及び受信ビームを含み、送信ビームはネットワークデバイスの送信ビームであり、受信ビームは端末デバイスの受信ビームであり、
第1の対応関係は、N個のビームペアのビームペア識別子nに基づいて、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビームペア識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子であり、第2の対応関係は、ネットワークデバイスにより、N個のビームペアの中の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出し、端末デバイスにより、N個のビームペアの中の受信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を受信するものであり、N個のビームペアの中の異なるビームペアを使用することにより送受信される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第2のタイプの各パイロット信号を送出するためのビームと第2のタイプのパイロット信号を受信するためのビームとは、それぞれ、同じビームペアにおける送信ビーム及び受信ビームである。
【0216】
任意選択で、決定ユニットは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補、N個のビームペア、及び端末デバイスのIDの間の第3の対応関係と、N個のビームペア及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である
ようにさらに構成され、
N個のビームペアの各々は送信ビーム及び受信ビームを含み、送信ビームはネットワークデバイスの送信ビームであり、受信ビームは端末デバイスの受信ビームであり、
第2の対応関係は、ネットワークデバイスにより、N個のビームペアの中の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出し、端末デバイスにより、N個のビームペアの中の受信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を受信するものであり、N個のビームペアの中の異なるビームペアを使用することにより送受信される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第2のタイプの各パイロット信号を送出するためのビームと第2のタイプのパイロット信号を受信するためのビームとは、それぞれ、同じビームペアにおける送信ビーム及び受信ビームであり、第3の対応関係は、ビームペア識別子及び端末デバイスのID情報に連帯的に基づいて、各ビームペアに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0217】
任意選択で、N個のビームペアの中の同じビームペアに対応するS
n個の制御チャネル候補は、第2のタイプの同じパイロット信号とのQCL関連づけを有し、
第1の対応関係におけるビームペア識別子nに対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームペアnに対応する、第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有し、あるいは
第3の対応関係におけるビームペア識別子n及び端末デバイスのID情報に対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームペアnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0218】
任意選択で、受信ユニットは、
上位層シグナリングを使用することによりネットワークデバイスにより送出された指示情報を受信することであり、指示情報は、以下の情報、すなわち、N個の送信ビームのビーム識別子、N個のビームペアのビーム識別子、第2の対応関係、及び第4の対応関係、のうち少なくとも1つのタイプを示すために使用される
ようにさらに構成される。
【0219】
本願の本実施形態による端末デバイス300内のユニットの上記及び他の動作及び/又は機能は、
図2の方法200における端末デバイスの対応する手順を実現するためにそれぞれ使用されることを理解されたい。簡潔さのため、詳細はここで再度説明されない。
【0220】
図10は、本願の一実施形態によるネットワークデバイス400の概略ブロック図である。
図10に示すように、デバイス400は、
制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を決定するように構成された決定ユニット410であり、少なくとも1つのサーチセクションの各々に対応するパイロット信号は各サーチセクション内の制御チャネル候補の復調パイロットとの擬似コロケーションQCL関連づけを有し、複数のサーチセクションの中の異なるサーチセクションは異なるタイプのパイロット信号に対応する、決定ユニット410と、
制御チャネルの複数のサーチセクションのうち少なくとも1つに対応するパイロット信号を送出するように構成された送出ユニット420と、
を含む。
【0221】
任意選択で、複数のサーチセクションは共用サーチセクションを含み、共用サーチセクションに対応するパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号であり、
第1のタイプのパイロット信号は、以下の信号、すなわち、同期信号、報知チャネルの復調パイロット、及びビーム測定パイロット、のうち少なくとも1つである。
【0222】
任意選択で、デバイスは、
端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルを受信するように構成された受信ユニット
をさらに含み、
送出ユニットは、端末デバイスに対してランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセス応答を送出するようにさらに構成され、
決定ユニットは、
ネットワークデバイスにより受信されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定することであり、第1のパイロット信号は第1のタイプのパイロット信号である
ようにさらに構成される。
【0223】
任意選択で、決定ユニットが、受信ユニットにより受信されたランダムアクセスプリアンブルに関連づけられた第1のパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定する前に、決定ユニットは、
端末デバイスにより、受信ユニットにより受信されたランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定することであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応し、あるいは
端末デバイスにより、端末デバイスにより送出されたランダムアクセスプリアンブルと、ランダムアクセスプリアンブル及び第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定することであり、異なるランダムアクセスプリアンブルは第1のタイプのパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応し、あるいは
端末デバイスにより、受信ユニットにより受信されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定することであり、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の間の対応関係は、ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースが第1のタイプのパイロット信号の異なるシーケンスに対応することであり、あるいは
端末デバイスにより、受信ユニットにより受信されたランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソースと、ランダムアクセスプリアンブルの時間周波数リソース及び第1のタイプのパイロット信号の時間周波数リソースの間の対応関係とに基づいて、第1のパイロット信号を決定することであり、ランダムアクセスプリアンブルの異なる時間周波数リソースは第1のパイロット信号の異なる時間周波数リソースに対応する
ようにさらに構成される。
【0224】
任意選択で、デバイスは、
送出ユニットは、第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号を送出するようにさらに構成され、
第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号から第1のパイロット信号を選択するように構成された選択ユニット
をさらに含み、
受信ユニットにより受信されたランダムアクセスプリアンブルは第1のパイロット信号の識別子を搬送し、
決定ユニットは、
第1のパイロット信号の識別子に基づいて、該識別子を有する第1のタイプのパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定する
ようにさらに構成される。
【0225】
任意選択で、第1のタイプの少なくとも2つの異なるパイロット信号は異なる送信ビームにより送出され、
決定ユニットは、
第1のパイロット信号の識別子に基づいて、該識別子を有する第1のパイロット信号を送出するためのビームをリッスンすることを通じて取得される第1のタイプのパイロット信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定する
ようにさらに構成される。
【0226】
任意選択で、決定ユニットは、
第1の信号を送出するためのビームと第1の信号に対応する制御チャネル候補を送出するためのビームとが同じビームであると決定することであり、第1の信号は第1のタイプのパイロット信号であり、
制御チャネル候補と同じ送信ビームを有する第1の信号を、共用サーチセクションに対応するパイロット信号として決定する
ようにさらに構成される。
【0227】
任意選択で、共用サーチセクションは、ランダムアクセス応答をスケジュールするための制御チャネル候補を含む。
【0228】
任意選択で、複数のサーチセクションはユーザ特有サーチセクションを含み、
ユーザ特有サーチセクションに対応するパイロット信号は第2のタイプのパイロット信号であり、第2のタイプのパイロット信号はCSI‐RSである。
【0229】
任意選択で、決定ユニットは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及びN個の送信ビームの間の第1の対応関係と、N個の送信ビーム及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である
ようにさらに構成され、
第1の対応関係は、N個のビームのビーム識別子nに基づいて、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子であり、第2の対応関係は、N個の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出するものであり、N個の送信ビームの中の異なる送信ビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なる。
【0230】
任意選択で、決定ユニットは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補、N個の送信ビーム、及び端末デバイスのIDの間の第3の対応関係と、N個の送信ビーム及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である
ようにさらに構成され、
第2の対応関係は、N個の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出するものであり、N個の送信ビームの中の異なる送信ビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第3の対応関係は、ビーム識別子及び端末デバイスのID情報に連帯的に基づいて、各ビームに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビーム識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0231】
任意選択で、ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第4の対応関係に基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号が決定され、M及びNは2以上の整数であり、
第4の対応関係は、第2のタイプのN個のパイロット信号の識別子nに基づいて、識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、第2のタイプのパイロット信号の識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、第2のタイプのパイロット信号の識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0232】
任意選択で、N個の送信ビームの中の同じビームに対応するS
n個の制御チャネル候補は、第2のタイプの同じパイロット信号とのQCL関連づけを有し、
第1の対応関係におけるビーム識別子nに対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有し、あるいは
第3の対応関係におけるビーム識別子n及び端末デバイスのID情報に対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0233】
任意選択で、決定ユニットは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補及びN個のビームペアの間の第1の対応関係と、N個のビームペア及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である
ようにさらに構成され、
N個のビームペアの各々は送信ビーム及び受信ビームを含み、送信ビームはネットワークデバイスの送信ビームであり、受信ビームは端末デバイスの受信ビームであり、
第1の対応関係は、N個のビームペアのビームペア識別子nに基づいて、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビームペア識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子であり、第2の対応関係は、ネットワークデバイスにより、N個のビームペアの中の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出し、端末デバイスにより、N個のビームペアの中の受信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を受信するものであり、N個のビームペアの中の異なるビームペアを使用することにより送受信される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第2のタイプの各パイロット信号を送出するためのビームと第2のタイプのパイロット信号を受信するためのビームとは、それぞれ、同じビームペアにおける送信ビーム及び受信ビームである。
【0234】
任意選択で、決定ユニットは、
ユーザ特有サーチセクションの合計M個の制御チャネル候補、N個のビームペア、及び端末デバイスのIDの間の第3の対応関係と、N個のビームペア及び第2のタイプのN個のパイロット信号の間の第2の対応関係とに基づいて、M個の制御チャネル候補とのQCL関連づけをそれぞれ有する第2のタイプのパイロット信号を決定することであり、M及びNは2以上の整数である
ようにさらに構成され、
N個のビームペアの各々は送信ビーム及び受信ビームを含み、送信ビームはネットワークデバイスの送信ビームであり、受信ビームは端末デバイスの受信ビームであり、
第2の対応関係は、ネットワークデバイスにより、N個のビームペアの中の送信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を送出し、端末デバイスにより、N個のビームペアの中の受信ビームを使用することにより第2のタイプのN個のパイロット信号を受信するものであり、N個のビームペアの中の異なるビームペアを使用することにより送受信される第2のタイプのパイロット信号は互いに異なり、第2のタイプの各パイロット信号を送出するためのビームと第2のタイプのパイロット信号を受信するためのビームとは、それぞれ、同じビームペアにおける送信ビーム及び受信ビームであり、第3の対応関係は、ビームペア識別子及び端末デバイスのID情報に連帯的に基づいて、各ビームペアに対応する制御チャネル候補セットのリソース位置{C
ni}、0<i≦S
nを決定するものであり、S
nは、ビームペア識別子nに対応する制御チャネル候補の数であり、C
niは、ビーム識別子nに対応する第iの制御チャネル候補の識別子である。
【0235】
任意選択で、N個のビームペアの中の同じビームペアに対応するS
n個の制御チャネル候補は、第2のタイプの同じパイロット信号とのQCL関連づけを有し、
第1の対応関係におけるビームペア識別子nに対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームペアnに対応する、第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有し、あるいは
第3の対応関係におけるビームペア識別子n及び端末デバイスのID情報に対応するS
n個の制御チャネル候補の復調パイロットは、第2の対応関係におけるビームペアnに対応するビームを使用することにより送出される第2のタイプのパイロットとのQCL関連づけを有する。
【0236】
任意選択で、送出ユニットは、
指示情報を送出することであり、指示情報は、以下の情報、すなわち、N個の送信ビームのビーム識別子、N個のビームペアのビーム識別子、第2の対応関係、及び第4の対応関係、のうち少なくとも1つのタイプを示すために使用される
ようにさらに構成される。
【0237】
本願の本実施形態によるネットワークデバイス400内のユニットの上記及び他の動作及び/又は機能は、それぞれ、
図2の方法200におけるネットワークデバイスの対応する手順を実現するために使用されることを理解されたい。簡潔さのため、詳細はここで再度説明されない。
【0238】
図11は、本願の一実施形態による通信装置500の概略ブロック図である。通信装置500は、
プログラムコードを記憶するように構成されたメモリ510と、
他のデバイスと通信するように構成された送受信機520と、
メモリ510内のプログラムコードを実行するように構成されたプロセッサ530と、
を含む。
【0239】
任意選択で、コードが実行されたとき、プロセッサ530は、方法200において端末デバイスにより実行される動作を実現することができる。簡潔さのため、詳細はここで再度説明されない。この場合、通信装置500は端末デバイスであってよい。送受信機520は、プロセッサ530により駆動されたときに特定の信号を受信及び送出するように構成される。
【0240】
任意選択で、コードが実行されたとき、プロセッサ530は、方法200においてネットワークデバイスにより実行される動作を実現することができる。簡潔さのため、詳細はここで再度説明されない。この場合、通信装置500はネットワークデバイスであってよい。送受信機520は、プロセッサ530により駆動されたときに特定の信号を受信及び送出するように構成される。
【0241】
本願の本実施形態において、プロセッサ530は中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であってよく、あるいはプロセッサ530は別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)又は別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよく、あるいはプロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってよい。
【0242】
メモリ510は読取専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み、命令及びデータをプロセッサ530に提供してよい。メモリ510の一部が不揮発ランダムアクセスメモリをさらに含んでよい。例えば、メモリ510はデバイスタイプ情報をさらに記憶してよい。
【0243】
送受信機520は、信号送受信機能、例えば、アップコンバージョン及びダウンコンバージョン機能とも呼ばれる周波数変調及び復調機能を実現するように構成されてよい。
【0244】
実装プロセスにおいて、前述の方法の少なくとも1つのステップが、プロセッサ530内のハードウェアの集積論理回路を使用することにより完了されてよく、あるいは、集積論理回路は、ソフトウェア形式の命令により駆動されたときに少なくとも1つのステップを完了してよい。したがって、通信装置500はチップ又はチップセットであってよい。本願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接的に実行されてよく、あるいはプロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを使用することにより実行されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読取専用メモリ、プログラマブル読取専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタなどの、当該分野における成熟した記憶媒体内に配置されてよい。記憶媒体はメモリ内に配置され、プロセッサ530はメモリ内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて方法のステップを完了する。繰り返しを避けるため、詳細はここで再度説明されない。
【0245】
当業者は、本明細書に開示された実施形態に記載された例を参照し、ユニット及びアルゴリズムステップが電子ハードウェア又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせにより実現され得ることを認識し得る。機能がハードウェアにより実行されるか又はソフトウェアにより実行されるかは、技術的解決策の特定の適用及び設計制約条件に依存する。当業者は、異なる方法を用いて特定の適用ごとに記載された機能を実現し得るが、その実現が本願の範囲を超えるものと考えられるべきでない。
【0246】
簡便及び簡潔な説明を目的とし、前述の説明されたシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスについては前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することが当業者により明確に理解され得、詳細はここで再度説明されない。
【0247】
本願で提供される実施形態において、開示されたシステム、装置、及び方法は他の方式で実現されてよいことを理解されたい。例えば、説明された装置の実施形態は一例に過ぎない。例えば、ユニット分割は論理機能分割に過ぎず、実際の実装において他の分割であってよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントが組み合わせられ、又は別のシステムに統合されてよく、あるいは、いくつかの特徴が無視されてよく、又は実行されなくてよい。さらに、表示され又は論じられた相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することにより実現されてよい。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形式で実現されてよい。
【0248】
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であっても又はそうでなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、物理的ユニットであっても又はそうでなくてもよく、1つの場所に配置されてよく、あるいは複数のネットワークユニット上に分散されてよい。ユニットの一部又は全部が、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてよい。
【0249】
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは1つの処理ユニットに統合されてよく、あるいはユニットの各々が物理的に単独で存在してよく、あるいは2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
【0250】
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立したプロダクトとして販売又は使用されるとき、機能はコンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてよい。このような理解に基づいて、本質的に本願の技術的解決策、又は先行技術に寄与する部分、又は技術的解決策のいくつかは、ソフトウェアプロダクトの形式で実現されてよい。コンピュータソフトウェアプロダクトは記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(これはパーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイスなどであっもよい)に本願の実施形態に説明される方法のステップの全部又は一部を実行するように命令するための命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取外し可能ハードディスク、読取専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる様々な媒体を含む。
【0251】
前述の説明は本願の具体的な実装に過ぎず、本願の保護範囲を制限することは意図されない。本願で開示された技術的範囲内で当業者により容易に理解されるいかなる変形又は置換も本願の保護範囲内に入るものとする。したがって、本願の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。