特許第6880903号(P6880903)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6880903パンク修理液の有効期限通知装置及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6880903
(24)【登録日】2021年5月10日
(45)【発行日】2021年6月2日
(54)【発明の名称】パンク修理液の有効期限通知装置及び方法
(51)【国際特許分類】
   B29C 73/02 20060101AFI20210524BHJP
【FI】
   B29C73/02
【請求項の数】8
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2017-61770(P2017-61770)
(22)【出願日】2017年3月27日
(65)【公開番号】特開2018-161861(P2018-161861A)
(43)【公開日】2018年10月18日
【審査請求日】2020年3月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006714
【氏名又は名称】横浜ゴム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001368
【氏名又は名称】清流国際特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100129252
【弁理士】
【氏名又は名称】昼間 孝良
(74)【代理人】
【識別番号】100155033
【弁理士】
【氏名又は名称】境澤 正夫
(72)【発明者】
【氏名】金成 大輔
【審査官】 関口 貴夫
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−040090(JP,A)
【文献】 特表2016−510269(JP,A)
【文献】 特開2016−002929(JP,A)
【文献】 特開2000−132608(JP,A)
【文献】 特開2002−183337(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 73/00−73/34
G05B 23/00
G06F 17/40
B60S 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載された装置であって、容器に収容されたパンク修理液の有効期限を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された有効期限に基づいて前記パンク修理液の交換時期を通知するための通知の期間及び通知の仕方を設定する通知条件設定手段と、前記パンク修理液の交換時期を通知する通知手段と、前記通知条件設定手段の設定に基づいて前記通知手段を制御する制御手段とを有するパンク修理液の有効期限通知装置において、
前記パンク修理液の容器に記載された有効期限を読み取る読み取り装置を更に具備することを特徴とするパンク修理液の有効期限通知装置。
【請求項2】
前記読み取り装置が光学式読み取り装置であることを特徴とする請求項に記載のパンク修理液の有効期限通知装置。
【請求項3】
前記通知条件設定手段が有効期限の前後で互いに異なる通知の仕方を設定することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のパンク修理液の有効期限通知装置。
【請求項4】
前記通知条件設定手段が更新された有効期限に基づいて新たな通知の期間を設定することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のパンク修理液の有効期限通知装置。
【請求項5】
車両に搭載された装置であって、容器に収容されたパンク修理液の有効期限を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された有効期限に基づいて前記パンク修理液の交換時期を通知するための通知の期間及び通知の仕方を設定する通知条件設定手段と、前記パンク修理液の交換時期を通知する通知手段と、前記通知条件設定手段の設定に基づいて前記通知手段を制御する制御手段とを有する有効期限通知装置を起動し、
前記パンク修理液の容器に記載された有効期限を読み取り装置により読み取り、読み取られた有効期限を前記記憶手段に入力し、
前記パンク修理液の有効期限が切れる前後の予め設定された通知の期間に予め設定された通知の仕方により前記パンク修理液の交換時期を前記車両のユーザーに通知することを特徴とするパンク修理液の有効期限通知方法。
【請求項6】
前記読み取り装置が光学式読み取り装置であることを特徴とする請求項に記載のパンク修理液の有効期限通知方法。
【請求項7】
前記通知条件設定手段が有効期限の前後で互いに異なる通知の仕方を設定することを特徴とする請求項のいずれかに記載のパンク修理液の有効期限通知方法。
【請求項8】
前記通知条件設定手段が更新された有効期限に基づいて新たな通知の期間を設定することを特徴とする請求項のいずれかに記載のパンク修理液の有効期限通知方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されたパンク修理液の有効期限を通知する装置及び方法に関し、更に詳しくは、パンク修理液の有効期限をユーザーに対して確実に周知させ、延いては、タイヤがパンクした際に補修作業を円滑に行うことを可能にしたパンク修理液の有効期限通知装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両に装着されたタイヤがパンクした際に、タイヤバルブを介してタイヤ内にパンク修理液を注入することにより、パンクを応急的に補修すると同時にタイヤ内に空気を充填することが行われている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0003】
このようなパンク修理液を注入するための装置には、大別して、手絞りタイプと圧送タイプとがある。手絞りタイプの場合、パンク修理液は可撓性を有する容器に収容され、その容器を手で絞ることでパンク修理液をタイヤ内に注入する。一方、圧送タイプの場合、パンク修理液は耐圧性を有する容器に収容され、タイヤ空気圧充填用のコンプレッサーから供給される圧縮空気を利用してパンク修理液をタイヤ内に注入する。いずれの場合も、パンク修理液は容器内に収容された状態で長期間にわたって車両に搭載される。
【0004】
パンク修理液はラテックス等の有効成分を含んでおり、タイヤ内に注入されることでパンク穴を塞ぐように機能する。パンク修理液は長期間にわたって使用可能であるものの、当然のことながら有効期限を有しており、その有効期限が切れると有効成分が凝固する等の不都合を生じることがあり、その場合、タイヤがパンクした際に補修作業を円滑に行うことができなくなるという懸念がある。しかしながら、ユーザーは車両に搭載されたパンク修理液の有効期限が長いが故に、その有効期限を実質的に管理していないのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−120250号公報
【特許文献2】特開2013−82137号公報
【特許文献3】特開2013−136176号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、パンク修理液の有効期限をユーザーに対して確実に周知させ、延いては、タイヤがパンクした際に補修作業を円滑に行うことを可能にしたパンク修理液の有効期限通知装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するための本発明のパンク修理液の有効期限通知装置は、車両に搭載された装置であって、容器に収容されたパンク修理液の有効期限を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された有効期限に基づいて前記パンク修理液の交換時期を通知するための通知の期間及び通知の仕方を設定する通知条件設定手段と、前記パンク修理液の交換時期を通知する通知手段と、前記通知条件設定手段の設定に基づいて前記通知手段を制御する制御手段とを有するパンク修理液の有効期限通知装置において、
前記パンク修理液の容器に記載された有効期限を読み取る読み取り装置を更に具備することを特徴とするものである。
【0008】
上記目的を達成するための本発明のパンク修理液の有効期限通知方法は、車両に搭載された装置であって、容器に収容されたパンク修理液の有効期限を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された有効期限に基づいて前記パンク修理液の交換時期を通知するための通知の期間及び通知の仕方を設定する通知条件設定手段と、前記パンク修理液の交換時期を通知する通知手段と、前記通知条件設定手段の設定に基づいて前記通知手段を制御する制御手段とを有する有効期限通知装置を起動し、
前記パンク修理液の容器に記載された有効期限を読み取り装置により読み取り、読み取られた有効期限を前記記憶手段に入力し、
前記パンク修理液の有効期限が切れる前後の予め設定された通知の期間に予め設定された通知の仕方により前記パンク修理液の交換時期を前記車両のユーザーに通知することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明では、車両に搭載されたパンク修理液の有効期限通知装置により、パンク修理液の有効期限が切れる前後の予め設定された通知の期間に予め設定された通知の仕方によりパンク修理液の交換時期を車両のユーザーに通知するので、パンク修理液の有効期限をユーザーに対して確実に周知させることができる。その結果、車両のユーザーはパンク修理液を適宜交換し、常に良好な状態にあるパンク修理液を保有することが可能になるで、タイヤがパンクした際に補修作業を円滑に行うことができる。
【0010】
パンク修理液の有効期限通知装置は、パンク修理液の容器に記載された有効期限を読み取る読み取り装置を更に具備することが好ましい。パンク修理液の容器に記載された有効期限を読み取り装置により読み取ることで、読み取られた有効期限を記憶手段に簡単かつ正確に入力することができる。このような読み取り装置は光学式読み取り装置であると良い。
【0011】
通知条件設定手段は有効期限の前後で互いに異なる通知の仕方を設定することが好ましい。このような設定を行うことで、パンク修理液の交換の必要性をユーザーに対して効果的に認識させることが可能となる。
【0012】
通知条件設定手段は更新された有効期限に基づいて新たな通知の期間を設定することが好ましい。このように通知条件設定手段が更新された有効期限に基づいて新たな通知の期間を設定することにより、それまで行われていた通知手段による通知を解除することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明に係るパンク修理液の有効期限通知装置を示す構成図である。
図2】本発明に係るパンク修理液の有効期限通知方法を示すフローチャートである。
図3】交換時期の通知の仕方を例示する説明図である。
図4】本発明に係るパンク修理液の有効期限通知方法の変形例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明に係るパンク修理液の有効期限通知装置を示すものである。
【0015】
図1に示すように、本発明に係るパンク修理液の有効期限通知装置10は、容器2に収容されたパンク修理液3を含むパンク修理キットを備えた車両1に搭載された装置である。この有効期限通知装置10は、独立した専用装置であっても良いが、車両1のエンジンコントロールユニット(ECU)やナビゲーションシステムに組み込まれたもの、或いは、それらの一部を利用したものであっても良い。
【0016】
有効期限通知装置10は、パンク修理液3の有効期限を記憶する記憶部11(記憶手段)と、記憶部11に記憶された有効期限に基づいてパンク修理液3の交換時期を通知するための通知の期間及び通知の仕方を設定する通知条件設定部12(通知条件設定手段)と、パンク修理液3の交換時期を通知する通知部13(通知手段)と、通知条件設定部12の設定に基づいて通知部13を制御する制御部14(制御手段)とを備えている。有効期限通知装置10は、必要に応じて、パンク修理液3の容器2に記載された有効期限を読み取る読み取り装置15を具備している。
【0017】
記憶部11は、メモリ又はハードディスク等の記憶装置により構成され、外部から入力されたパンク修理液3の有効期限を記憶するようになっている。有効期限は、有効期限日又は有効期限までの期間として登録される。有効期限日としては、必ずしも日付は必要ではなく、年月のみを記憶することが可能である。有効期限までの期間としては、例えば「5年間」とか「7年間」という時間的な長さを記憶することが可能である。このような有効期限は更新可能である。
【0018】
通知条件設定部12は、記憶部11に記憶された有効期限に基づいて通知の期間及び通知の仕方を設定するものであり、コンピュータプログラムによりその機能を実行するように構成されている。通知の期間としては、有効期限を基準とする任意の期間を設定することが可能である。例えば、有効期限の1ヶ月前から有効期限の1ヶ月後までの2箇月間を通知の期間としたり、有効期限の60日前から有効期限の60日後までの120日間を通知の期間としたりすることができる。通知の仕方としては、有効期限の前後で互いに異なる通知の仕方を設定することが望ましいが、有効期限の前後で通知の仕方が同じであっても構わない。
【0019】
通知部13は、パンク修理液3の交換時期を通知する。通知の具体的な方法としては、警告音の発生、警告灯の点灯、ディスプレイへの警告の表示及びそれらの組み合わせが可能である。有効期限の前後で通知の仕方を変更する場合、通知の間隔、警報音の音色や間隔、警告灯の色や点滅間隔、数値の大小、表示する場所、表示の大きさ、合成音声による警告文の内容等を有効期限の前後で互いに異ならせることが可能である。通知部13はコンピュータプログラムによりその機能を実行するように構成されることが可能であり、その場合、例えばナビゲーションシステムのオーディオやディスプレイを連動させることができる。また、通知部13は独立した警告灯や警報音発生装置として車両のダッシュボードに装備されていても良い。
【0020】
制御部14は、通知条件設定部12の設定に基づいて通知部13を制御するものであり、コンピュータプログラムによりその機能を実行するように構成されている。つまり、制御部14は現在の日時が通知の期間内であるか否かを判断し、現在の日時が通知の期間内である場合にパンク修理液3の交換時期を通知するように通知部13に命令を送る。また、通知条件設定部12が有効期限の前後で互いに異なる通知の仕方を設定する形態においては、制御部14は現在の日時が有効期限前であるか否かを判断し、現在の日時が有効期限前である場合とそれ以外の場合とで互いに異なる通知の仕方でパンク修理液3の交換時期を通知するように通知部13に命令を送る。
【0021】
読み取り装置15は、パンク修理液3の容器2に記載された有効期限を読み取るように構成されている。より具体的は、読み取り装置15は、光学式文字読み取り装置(OCR)や1次元バーコードリーダーや2次元バーコードリーダーのような光学式読み取り装置である。例えば、パンク修理液3の容器2に記載された数字からなる有効期限をOCRで読み取ったり、バーコードからなる有効期限をバーコードリーダーで読み取ったりすることで、入力時の手間を簡略化し、入力時の間違えを防止することができる。また、バーコードをスマートフォンのカメラで撮影し、それを有効期限のデータとして活用することも有効である。このように読み取られたパンク修理液3の有効期限は有線回路又は無線通信を介して有効期限通知装置10の記憶部11に入力される。
【0022】
なお、有効期限通知装置10の記憶部11にパンク修理液3の有効期限を入力するにあたって、読み取り装置15の替りに、キーパッドを備えた入力装置を使用することも可能である。
【0023】
図2は本発明に係るパンク修理液の有効期限通知方法を示すフローチャートである。上述した有効期限通知装置10を用いて、パンク修理液3の有効期限を通知する場合、図2に示すように、先ず、記憶部11にパンク修理液3の有効期限を入力する(ステップS1)。このような入力作業は車両の製造時、出荷時、販売時のいずれの段階でも良い。また、入力作業は読み取り装置15を利用することで簡単に行うことができる。
【0024】
有効期限通知装置10の起動状態において、通知条件設定部12は記憶部11に記憶された有効期限に基づいてパンク修理液3の交換時期を通知するための通知の期間及び通知の仕方を設定する(ステップS2)。そして、制御部14は現在の日時が通知条件設定部12に設定された通知の期間内であるか否かを判断し、現在の日時が通知の期間内である場合に通知部13に対してパンク修理液3の交換時期を通知するように命令を送る(ステップS3)。ここで、通知条件設定部12が有効期限の前後で互いに異なる通知の仕方を設定する形態において、制御部14は現在の日時が有効期限前であるか否かを判断し(ステップS4)、現在の日時が有効期限前である場合は例えば設定Aに基づく通知を行うように命令を送り、その命令により通知部13が設定Aに基づく通知を行い(ステップS5−1)、現在の日時が有効期限前ではない場合は例えば設定Bに基づく通知を行うように命令を送り、その命令により通知部13が設定Bに基づく通知を行う(ステップS5−2)。
【0025】
図3は交換時期の通知の仕方を例示するものであり、有効期限Txを含む時系列Tにおいて警告灯13Aの点滅が行われる状態を示している。図3の上段の点灯パターンにおいて、有効期限Txよりも前は設定Aに基づいて第1の点灯間隔で警告灯13Aが点滅し、有効期限Txよりも後は設定Bに基づいて第1の点灯間隔よりも短い第2の点灯間隔で警告灯13Aが点滅している。また、図3の下段の点灯パターンにおいて、有効期限Txよりも前は設定Aに基づいて第1の色(例えば、黄色)で警告灯13Aが点滅し、有効期限Txよりも後は設定Bに基づいて第1の色とは異なる第2の色(例えば、赤色)で警告灯13Aが点滅している。
【0026】
上述のように車両1に搭載された有効期限通知装置10により、パンク修理液3の有効期限が切れる前後の予め設定された通知の期間に予め設定された通知の仕方によりパンク修理液3の交換時期を車両1のユーザーに通知するので、パンク修理液3の有効期限をユーザーに対して確実に周知させることができる。その結果、車両1のユーザーはパンク修理液3を交換時期の近くで適宜交換し、常に良好な状態にあるパンク修理液3を保有することが可能になる。そのため、車両1のタイヤがパンクした際には良好な状態にあるパンク修理液3を用いて補修作業を円滑に行うことができる。
【0027】
特に、通知条件設定部12が有効期限の前後で通知の仕方を変更する形態を採用した場合、パンク修理液3の交換の必要性をユーザーに対して効果的に認識させることが可能となる。つまり、有効期限後の通知をより目立つように設定することにより、有効期限が切れた状態を迅速に解消することができる。
【0028】
また、通知条件設定部12は更新された有効期限に基づいて新たな通知の期間を設定する。そのため、パンク修理液3を交換した後、新たな有効期限を記憶部11に入力することにより、通知条件設定部12が更新された有効期限に基づいて新たな通知の期間を設定し、それまで行われていた通知部13による通知が解除される。その上で、新たな有効期限に基づく期限管理が継続される。
【0029】
図4は本発明に係るパンク修理液の有効期限通知方法の変形例を示すフローチャートである。この例は、通知条件設定部12が有効期限の前後で一様な通知の仕方を設定する場合を示すものである。
【0030】
図4に示すように、先の例と同様に、先ず、記憶部11にパンク修理液3の有効期限を入力する(ステップS1)。有効期限通知装置10の起動状態において、通知条件設定部12は記憶部11に記憶された有効期限に基づいてパンク修理液3の交換時期を通知するための通知の期間及び通知の仕方を設定する(ステップS2)。そして、制御部14は現在の日時が通知条件設定部12に設定された通知の期間内であるか否かを判断し、現在の日時が通知の期間内である場合に通知部13に対してパンク修理液3の交換時期を通知するように命令を送る(ステップS3)。これにより、通知部13がパンク修理液3の交換時期を通知する(ステップS5)。この場合も、前述の実施形態と同様に、パンク修理液3の有効期限をユーザーに対して確実に周知させることができる。
【符号の説明】
【0031】
1 車両
2 容器
3 パンク修理液
10 パンク修理液の有効期限通知装置
11 記憶部(記憶手段)
12 通知条件設定部(通知条件設定手段)
13 通知部(通知手段)
14 制御部(制御手段)
15 読み取り装置
図1
図2
図3
図4