特許第6881614号(P6881614)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6881614無線通信システムに用いられる電子機器、及び方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6881614
(24)【登録日】2021年5月10日
(45)【発行日】2021年6月2日
(54)【発明の名称】無線通信システムに用いられる電子機器、及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04B 7/06 20060101AFI20210524BHJP
   H04L 27/26 20060101ALI20210524BHJP
   H04W 56/00 20090101ALI20210524BHJP
   H04W 16/28 20090101ALI20210524BHJP
   H04W 74/08 20090101ALI20210524BHJP
【FI】
   H04B7/06 956
   H04L27/26 420
   H04B7/06 984
   H04L27/26 114
   H04W56/00 130
   H04W16/28
   H04W74/08
【請求項の数】20
【全頁数】64
(21)【出願番号】特願2019-567248(P2019-567248)
(86)(22)【出願日】2018年6月15日
(65)【公表番号】特表2020-522945(P2020-522945A)
(43)【公表日】2020年7月30日
(86)【国際出願番号】CN2018091474
(87)【国際公開番号】WO2018233563
(87)【国際公開日】20181227
【審査請求日】2019年12月5日
(31)【優先権主張番号】201710470653.X
(32)【優先日】2017年6月20日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニーグループ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】曹建飛
【審査官】 川口 貴裕
(56)【参考文献】
【文献】 特表2017−516348(JP,A)
【文献】 国際公開第2016/203290(WO,A1)
【文献】 国際公開第2013/118439(WO,A1)
【文献】 国際公開第2018/143375(WO,A1)
【文献】 CMCC,Considerations of RACH resource partitioning for NR[online],3GPP TSG RAN WG2 NR AdHoc R2-1706998,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_AHs/2017_06_NR/Docs/R2-1706998.zip>,2017年 6月17日
【文献】 ZTE,RRM measurements on IDLE mode RS[online],3GPP TSG RAN WG1 NR Ad-Hoc#2 R1-1709898,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1706/Docs/R1-1709898.zip>,2017年 6月17日
【文献】 Intel Corporation,Random Access Multi-Beam Aspects[online],3GPP TSG RAN WG2#NR_AdHoc#2 R2-1707028,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_AHs/2017_06_NR/Docs/R2-1707028.zip>,2017年 6月17日
【文献】 Qualcomm Incorporated,Measurement reporting and beam refinement during RACH[online],3GPP TSG RAN WG2 Meeting NR ad-hoc R2-1706912,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_AHs/2017_06_NR/Docs/R2-1706912.zip>,2017年 6月17日
【文献】 Fujitsu,Discussion on 4-step RA procedure[online],3GPP TSG RAN WG1 NR Ad-hoc#2 R1-1710234,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1706/Docs/R1-1710234.zip>,2017年 6月16日
【文献】 SONY,Considerations on 4-step RA Procedure[online],3GPP TSG RAN WG1 NR Ad-Hoc#2 R1-1710860,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1706/Docs/R1-1710860.zip>,2017年 6月16日
【文献】 Sony,Views on beam reporting[online],3GPP TSG RAN WG1 #88bis R1-1705208,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1705208.zip>,2017年 3月25日
【文献】 Samsung,WF on PRACH Transmission[online],3GPP TSG RAN WG1 Ad Hoc Meeting R1-1706557,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1706557.zip>,2017年 4月27日
【文献】 Ericsson,4-step random access procedure[online],3GPP TSG RAN WG1 NR Ad-Hoc#2 R1-1711383,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1706/Docs/R1-1711383.zip>,2017年 6月17日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/06
H04L 27/26
H04W 16/28
H04W 56/00
H04W 74/08
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおける端末機器側に用いられる電子機器であって、
前記無線通信システムにおける基地局から、主同期信号、副同期信号及びPBCHをそれぞれに含む複数の同期信号ブロックを受信して、下りリンク同期を行い、前記複数の同期信号ブロックは、異なる基地局側発射ビームによって送信され、且つ同期信号ブロックは、基地局が該同期信号ブロックを送信するために使用される発射ビーム情報を指示し、
受信品質に基づいて前記端末機器と整合した同期信号ブロックを確定し、
前記基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信してランダムアクセス過程を行い、そのうち、前記ランダムアクセスプリアンブルは、前記同期信号ブロックの内容に基づいて演算された発射ビームと前記端末機器側受信ビームとの相関度が所定の閾値以上である発射ビーム情報であって、基地局の該整合した同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示し、これにより、前記基地局がビーム管理を行う
ように配置される処理回路システムを含み、
受信された発射ビームに載置された同期信号ブロックにおける主同期信号系列と、予め記憶された主同期信号系列集合における主同期信号系列との相関演算を行い、発射ビームに載置された主同期信号系列の相関程度に基づいて、整合した発射ビーム及び整合した主同期信号系列を確定し、
前記整合した発射ビームに載置された同期信号ブロックにおける副同期信号系列と副同期信号系列集合における副同期信号系列との相関演算を行うことで、整合した副同期信号系列を確定する電子機器。
【請求項2】
前記同期信号ブロックは、同期信号ブロックにおける参照信号系列自身によって、基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記同期信号ブロックは追加的な情報ビットを更に含み、該追加的な情報ビットによって基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブル系列は、基地局の該整合した同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する
請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
複数のプリアンブル系列は、同一の同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示するために用いられ、前記電子機器は、前記基地局からのシグナリングから、複数のプリアンブル系列と同期信号ブロックの発射ビームとの対応関係を確定する
請求項4に記載の電子機器。
【請求項6】
前記処理回路システムは、更に、
前記基地局からランダムアクセス配置情報を含むラジオリソース制御シグナリングを受信し、前記ランダムアクセス配置情報は、基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係を含み、
前記ランダムアクセス配置情報に基づいて、特定のランダムアクセスタイミングを選択してランダムアクセスプリアンブルを発射して、基地局の該整合した同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する、ように配置される
請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項7】
前記処理回路システムは、更に、前記整合した同期信号ブロックに対応する発射ビーム方向上に基地局が発射したCSI−RSビームを受信し、該端末機器と整合したCSI−RSビーム情報を前記基地局にフィードバックする、ように配置される
請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項8】
前記処理回路システムは、更に、複数の受信ビームを使用して前記複数の同期信号ブロックを受信し、且つ受信品質に基づいて前記端末機器と整合した受信ビームを確定する、ように配置される
請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
前記無線通信システムは、ビーム対称性を有し、前記処理回路システムは、更に、整合した端末機器の受信ビームに対応する端末機器側発射ビームを使用して前記基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信する、ように配置される
請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記処理回路システムは、更に、前記ランダムアクセスプリアンブルを送信した後の予定時間内に、基地局のランダムアクセスレスポンスを受信していない場合に、前記端末機器側発射ビームの周囲の発射ビームを使用してランダムアクセスプリアンブルを再送する、ように配置される
請求項9に記載の電子機器。
【請求項11】
前記無線通信システムは5G NRシステムであり、前記基地局はgNBであり、前記端末機器は、ビームフォーミングによって信号を発射するように複数のアンテナを含む
請求項1から5又は請求項8から10のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項12】
無線通信システムにおける端末機器側に用いられる方法であって、
前記無線通信システムにおける基地局から、主同期信号、副同期信号及びPBCHをそれぞれに含む複数の同期信号ブロックを受信して、下りリンク同期を行い、前記複数の同期信号ブロックは、異なる基地局側発射ビームによって送信され、且つ同期信号ブロックは、基地局が該同期信号ブロックを送信するために使用される発射ビーム情報を指示すること、
受信品質に基づいて前記端末機器と整合した同期信号ブロックを確定すること、
前記基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信してランダムアクセス過程を行い、そのうち、前記ランダムアクセスプリアンブルは、前記同期信号ブロックの内容に基づいて演算された発射ビームと前記端末機器側受信ビームとの相関度が所定の閾値以上である発射ビーム情報であって、基地局の該整合した同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示し、これにより、前記基地局がビーム管理を行うこと、
を含み、
受信された発射ビームに載置された同期信号ブロックにおける主同期信号系列と、予め記憶された主同期信号系列集合における主同期信号系列との相関演算を行い、発射ビームに載置された主同期信号系列の相関程度に基づいて、整合した発射ビーム及び整合した主同期信号系列を確定し、
前記整合した発射ビームに載置された同期信号ブロックにおける副同期信号系列と副同期信号系列集合における副同期信号系列との相関演算を行うことで、整合した副同期信号系列を確定する方法。
【請求項13】
無線通信システムにおける基地局側に用いられる電子機器であって、
異なる基地局側発射ビームを利用して、前記無線通信システムにおける端末機器へ、主同期信号、副同期信号及びPBCHをそれぞれに含む複数の同期信号ブロックを発射して、下りリンク同期に使用され、そのうち、同期信号ブロックは、受信された発射ビームに載置された同期信号ブロックにおける主同期信号系列と、予め記憶された主同期信号系列集合における主同期信号系列とから演算された相関程度に基づいて確定された主同期信号系列と、当該相関程度に基づいて確定された発射ビームに載置された同期信号ブロックにおける副同期信号系列と副同期信号系列集合における副同期信号系列との相関演算に基づいて確定された副同期信号系列とを含み、当該同期信号ブロックは、基地局が該同期信号ブロックを送信するために使用される発射ビーム情報を指示し、
端末機器からのランダムアクセスプリアンブルを受信して端末機器のランダムアクセス過程を補助し、そのうち、前記ランダムアクセスプリアンブルは、前記同期信号ブロックの内容に基づいて演算された発射ビームと前記端末機器側受信ビームとの相関度が所定の閾値以上である発射ビーム情報であって、該端末機器と整合した同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示し、
前記ランダムアクセスプリアンブルに基づいて、前記端末機器の下りリンク転送に適用する基地局側発射ビームを確定して、ビーム管理を行う、
ように配置される処理回路システムを含む電子機器。
【請求項14】
前記同期信号ブロックは、同期信号ブロックにおける参照信号系列自身によって、基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示し、前記処理回路システムは、更に、前記複数の同期信号ブロックに異なる参照信号系列を設置して異なる発射ビーム情報を指示する、ように配置される
請求項13に記載の電子機器。
【請求項15】
前記同期信号ブロックは、追加的な情報ビットを更に含み、該追加的な情報ビットによって、基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示し、前記処理回路システムは、更に、前記複数の同期信号ブロックに異なる追加的な情報ビットを設置して異なる発射ビーム情報を指示する、ように配置される
請求項13に記載の電子機器。
【請求項16】
前記ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブル系列は、該端末機器と整合した同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示し、
複数のプリアンブル系列は、同一の同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示するために用いられ、前記基地局は、前記端末機器へシグナリングを送信して、複数のプリアンブル系列と同期信号ブロックの発射ビームとの対応関係を指示する、
請求項13に記載の電子機器。
【請求項17】
前記処理回路システムは、更に、前記端末機器へランダムアクセス配置情報を含むラジオリソース制御シグナリングを送信し、前記ランダムアクセス配置情報は、基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係を含み、前記端末機器は、前記ランダムアクセス配置情報に基づいて、特定のランダムアクセスタイミングを選択してランダムアクセスプリアンブルを発射して、該整合した同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示する、ように配置される
請求項13から16のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項18】
前記処理回路システムは、更に、前記整合した同期信号ブロックに対応する発射ビーム方向上にCSI−RSビームを発射し、前記端末機器から該端末機器と整合したCSI−RSビーム情報フィードバックを受信する、ように配置される
請求項13から16のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項19】
前記無線通信システムは5G NRシステムであり、前記基地局はgNBであり、前記基地局は、ビームフォーミングによって信号を発射するように複数のアンテナを更に含む
請求項13から17のいずれか一項に記載の電子機器。
【請求項20】
無線通信システムの基地局側に用いられる方法であって、
異なる基地局側発射ビームを利用して、前記無線通信システムにおける端末機器へ、主同期信号、副同期信号及びPBCHをそれぞれに含む複数の同期信号ブロックを発射して、下りリンク同期に使用され、そのうち、同期信号ブロックは受信された発射ビームに載置された同期信号ブロックにおける主同期信号系列と、予め記憶された主同期信号系列集合における主同期信号系列とから演算された相関程度に基づいて確定された主同期信号系列と、当該相関程度に基づいて確定された整合した発射ビームに載置された同期信号ブロックにおける副同期信号系列と副同期信号系列集合における副同期信号系列との相関演算に基づいて確定された副同期信号系列とを含み、当該同期信号ブロックは、基地局が該同期信号ブロックを送信するために使用される発射ビーム情報を指示すること、
端末機器からのランダムアクセスプリアンブルを受信して、端末機器のランダムアクセス過程を補助し、そのうち、前記ランダムアクセスプリアンブルは、前記同期信号ブロックの内容に基づいて演算された発射ビームと前記端末機器側受信ビームとの相関度が所定の閾値以上である発射ビーム情報であって、該端末機器と整合した同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示すること、
前記ランダムアクセスプリアンブルに基づいて、前記端末機器の下りリンク転送に適用する基地局側発射ビームを確定して、ビーム管理を行うこと、
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般に無線通信システムに関するものであり、且つ具体的にビームフォーミングに相関するビーム管理技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、モバイルインターネット技術の発展と広い応用に従って、無線通信は、人々の音声とデータ通信需要を大幅に満足している。更に高い通信品質と容量を提供するために、無線通信システムは異なるレベルの様々な技術、例えばビームフォーミング(Beamforming)技術を採用する。ビームフォーミングは、アンテナ発射及び/又は受信の指向性を増加することで、ビームフォーミング利得を提供して無線信号の損失を補償することができる。将来の無線通信システム(例えばNR(New Radio)システムという5Gシステム)において、基地局と端末機器側のアンテナポートの数が更に向上する。例えば、基地局側のアンテナポート数が数百以上となるかもしれないことで、大規模アンテナ(Massive MIMO)システムを構成する。このように、大規模アンテナシステムにおいて、ビームフォーミングの応用空間が更に広くなる。
【0003】
現在、ビームフォーミングは、基地局と端末機器との間のデータの送受信過程に用いられる。しかしながら、端末機器と基地局との間の初期接続/同期(例えば、基地局が同期信号(Synchronization Signal, SS)を送信し、端末機器がランダムアクセス信号を基地局まで送信することを含む)は、端末機器が基地局と適当な通信が実行可能な最初のステップである。従って、ビームフォーミング技術を端末機器と基地局との間の初期接続/同期に用いることができ、例えばビームフォーミング技術を同期信号の送受信過程及びランダムアクセス信号の送受信過程に用いることが考えられる。
【発明の概要】
【0004】
本開示の内容の各側面は、無線通信システムのビームフォーミング技術におけるビーム管理に関するものである。
【0005】
本開示の一つの側面は、無線通信システムの基地局側に用いられる電子機器に関するものである。一つの実施例によると、該電子機器は、処理回路を含むことができる。該処理回路は、発射ビーム配置に基づいて、異なる発射ビームを利用して端末機器に同期信号を繰り返し送信するように配置されることができ、同期信号は、該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を指示することができる。該処理回路は、更に、端末機器からのフィードバックを獲得するように配置されることができ、該フィードバックは、発射ビームの管理に用いられるように発射ビーム情報を含むことができる。
【0006】
本開示の他の一つの側面は、無線通信システムの端末機器側に用いられる電子機器に関するものである。一つの実施例によると、該電子機器は処理回路を含むことができる。該処理回路は、無線通信システムの基地局側の発射ビーム配置に基づいて同期信号を受信するように配置されることができ、同期信号は、基地局が該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を指示することができる。該処理回路は、更に、フィードバックを基地局に提供するように配置されることができ、該フィードバックは、基地局により発射ビームの管理に用いるように発射ビーム情報を含むことができる。
【0007】
本開示の他の一つの側面は、無線通信方法に関するものである。一つの実施例において、該方法は、発射ビーム配置に基づいて、異なる発射ビームを利用して端末機器に同期信号を繰り返し送信し、同期信号は、該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を指示することができること、端末機器からのフィードバックを獲得し、該フィードバックは、発射ビームの管理に用いられるように発射ビーム情報を含むこと、を含むことができる。
【0008】
本開示の他の一つの側面は、他の一つの無線通信方法に関するものである。一つの実施例において、該方法は、無線通信システムの基地局側の発射ビーム配置に基づいて、同期信号を受信し、同期信号は、基地局が該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を指示することができること、フィードバックを基地局に提供し、該フィードバックは、前記基地局により発射ビームの管理に用いるように発射ビーム情報を含むこと、を含むことができる。
【0009】
本開示の他の一つの側面は、無線通信システムの基地局側に用いられる電子機器に関するものである。一つの実施例によると、該電子機器は、処理回路を含むことができる。該処理回路は、他の基地局からの発射ビーム配置を受信するように配置されることができ、該他の基地局は、発射ビーム配置に基づいて端末機器へ同期信号を送信することができる。該処理回路は、更に、端末機器へ発射ビーム配置を送信するように配置されることができる。
【0010】
本開示の他の一つの側面は、無線通信システムの端末機器側に用いられる電子機器に関するものである。一つの実施例によると、該電子機器は、処理回路を含む。該処理回路は、ランダムアクセス配置情報を獲得し、ランダムアクセス配置情報に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信して、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームを指示する、ように配置されることができる。
【0011】
本開示の他の一つの側面は、無線通信システムの基地局側に用いられる電子機器に関するものである。一つの実施例によると、該電子機器は、処理回路を含むことができる。該処理回路は、ランダムアクセス配置情報を送信し、端末機器から送信されたランダムアクセスプリアンブルを受信して、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームを獲得する、ように配置されることができる。
【0012】
本開示の他の一つの側面は、無線通信方法に関するものである。一つの実施例において、該方法は、ランダムアクセス配置情報を獲得すること、ランダムアクセス配置情報に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信して、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームを指示すること、を含むことができる。
【0013】
本開示の他の一つの側面は、他の一つの無線通信方法に関するものである。一つの実施例において、該方法は、ランダムアクセス配置情報を送信すること、端末機器から送信されたランダムアクセスプリアンブルを受信して、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームを獲得すること、を含むことができる。
【0014】
本開示の他の一つの側面は、一つ又は複数の指令を記憶しているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関するものである。幾つかの実施例において、該一つ又は複数の指令が電子機器の一つ又は複数のプロセッサによって実行される時、電子機器に本開示の様々な実施例による方法を実行させることができる。
本開示の他の一つの側面は、本開示の実施例による各方法の操作を実行する部材又は手段を含む様々な装置に関するものである。
【0015】
上記概要は、本明細書に記載された主題の様々な態様の基本的な理解を提供するために、いくつかの例示的な実施形態を要約するために提供される。従って、上記の特徴は単なる例であり、決して本明細書に記載される主題の範囲または要旨を限定するものとして解釈されるべきではない。本明細書に記載される主題の他の特徴、態様、および利点は、以下の図面と併せて説明する発明を実施するための形態から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本開示の内容のより良い理解は、図面と併せて実施形態の以下の具体的な説明を考慮することによって得ることができる。同じ参照番号は、図面全体にわたって同じまたは類似の部件を指すために使用される。各図面は、以下の具体的な説明と共に、明細書に含まれ、明細書の一部を形成して、本発明の実施形態を例示し説明し、本発明の原理および利点を説明することを意図している。その中に、
【0017】
図1図1は、無線通信システムにおける例示的なセル同期とランダムアクセス過程を示す。
図2A図2Aから図2Dは、ビームフォーミング技術における例示的なビームスイープ過程を示す。
図2B図2Aから図2Dは、ビームフォーミング技術における例示的なビームスイープ過程を示す。
図2C図2Aから図2Dは、ビームフォーミング技術における例示的なビームスイープ過程を示す。
図2D図2Aから図2Dは、ビームフォーミング技術における例示的なビームスイープ過程を示す。
図3A図3Aは、本開示の実施例による基地局側に用いられる例示的な電子機器を示す。
図3B図3Bは、本開示の実施例による端末機器側に用いられる例示的な電子機器を示す。
図4A図4Aから図4Dは、本開示の実施例による同期信号に用いられる例示的な時間領域・周波数領域リソースを示す。
図4B図4Aから図4Dは、本開示の実施例による同期信号に用いられる例示的な時間領域・周波数領域リソースを示す。
図4C図4Aから図4Dは、本開示の実施例による同期信号に用いられる例示的な時間領域・周波数領域リソースを示す。
図4D図4Aから図4Dは、本開示の実施例による同期信号に用いられる例示的な時間領域・周波数領域リソースを示す。
図5A図5A図5Bは、本開示の実施例による例示的な同期信号時間ウィンドウを示す。
図5B図5A図5Bは、本開示の実施例による例示的な同期信号時間ウィンドウを示す。
図6A図6Aから図6Cは、本開示の実施例による基地局側の例示的な発射ビーム配置を示す。
図6B図6Aから図6Cは、本開示の実施例による基地局側の例示的な発射ビーム配置を示す。
図6C図6Aから図6Cは、本開示の実施例による基地局側の例示的な発射ビーム配置を示す。
図7A図7Aから図7Dは、本開示の実施例による発射ビームと同期信号時間ウィンドウとの間の例示的な対応関係を示す。
図7B図7Aから図7Dは、本開示の実施例による発射ビームと同期信号時間ウィンドウとの間の例示的な対応関係を示す。
図7C図7Aから図7Dは、本開示の実施例による発射ビームと同期信号時間ウィンドウとの間の例示的な対応関係を示す。
図7D図7Aから図7Dは、本開示の実施例による発射ビームと同期信号時間ウィンドウとの間の例示的な対応関係を示す。
図8A図8A図8Bは、本開示の実施例による基地局側の特定発射ビーム配置における端末機器側の例示的な受信ビーム配列を示す。
図8B図8A図8Bは、本開示の実施例による基地局側の特定発射ビーム配置における端末機器側の例示的な受信ビーム配列を示す。
図9図9は、本開示の実施例による副ノード添加の例示的な操作を示す。
図10図10は、本開示の実施例によるビーム検出の例示的な性能を示す。
図11A図11A図11Bは、本開示の実施例による基地局側発射ビーム情報を指示する例示的な方式を示す。
図11B図11A図11Bは、本開示の実施例による基地局側発射ビーム情報を指示する例示的な方式を示す。
図12A図12A図12Bは、本開示の実施例による通信に用いられる例示的な方法を示す。
図12B図12A図12Bは、本開示の実施例による通信に用いられる例示的な方法を示す。
図13図13は、本開示の実施例による基地局側に用いられる例示的な電子機器を示す。
図14図14は、本開示の実施例による例示的な等級付けの発射ビームスイープ処理のフローを示す。
図15A図15Aは、本開示の実施例による端末機器側に用いられる例示的な電子機器を示す。
図15B図15Bは、本開示の実施例による基地局側に用いられる例示的な電子機器を示す。
図16図16は、本開示の実施例による例示的なランダムアクセス時間ウィンドウを示す。
図17A図17A図17Bは、本開示の実施例による基地局側の例示的な受信ビーム配置を示す。
図17B図17A図17Bは、本開示の実施例による基地局側の例示的な受信ビーム配置を示す。
図18図18は、本開示の実施例による基地局側受信ビームとランダムアクセス時間ウィンドウとの間の例示的な対応関係を示す。
図19A図19A図19Bは、本開示の実施例による基地局側の特定受信ビーム配置における端末機器側の例示的な発射ビーム配列を示す。
図19B図19A図19Bは、本開示の実施例による基地局側の特定受信ビーム配置における端末機器側の例示的な発射ビーム配列を示す。
図20A図20Aと20Bは、本開示の実施例によるランダムアクセスプリアンブルを送信する例示的な方法を示す。
図20B図20Aと20Bは、本開示の実施例によるランダムアクセスプリアンブルを送信する例示的な方法を示す。
図21A図21Aは、本開示の実施例による端末機器がランダムアクセスプリアンブルを送信する例示的な方法を示す。
図21B図21Bは、本開示の実施例による基地局がランダムアクセスプリアンブルを受信する例示的な方法を示す。
図22図22は、本開示の実施例によるランダムアクセスプリアンブルを再送する例示的な方法を示す。
図23A図23A図23Bは、本開示の実施例による通信に用いられる例示的な方法を示す。
図23B図23A図23Bは、本開示の実施例による通信に用いられる例示的な方法を示す。
図24図24は、本開示の実施例において採用可能な情報処理機器であるパソコンの例示的な構成のブロック図である。
図25図25は、本開示の技術を応用することができるgNBの例示的な配置の第一の例を示すブロック図である。
図26図26は、本開示の技術を応用することができるgNBの例示的な配置の第二の例を示すブロック図である。
図27図27は、本開示の技術を応用することができるスマートフォンの例示的な配置の例を示すブロック図である。
図28図28は、本開示の技術を応用することができるカーナビ機器の例示的な配置の例を示すブロック図である。
【0018】
本開示に記載された実施形態は、修正および代替形態を受け入れることができるが、その具体的な実施形態は、添付の図面に例として示され、且つ本明細書で詳細に説明される。しかしながら、添付の図面及びそれに対する詳細な説明は、実施形態を本開示の特定の形態に限定されるものではなく、逆に特許請求の範囲の要旨および範囲内に入るすべての変更、等同物、および代替形態を含むことを理解されたい。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。明瞭さと簡潔さのために、実際の実施形態のすべての特徴が明細書に説明されているわけではない。しかしながら、そのような実際の実施形態の開発において、開発者の特定の目的を達成するためには、実施形態に固有の決定が行われなければならないことは明らかである。例えば、システム及びビジネスに関連する制限を遵守し、これらの制限は、実施形態によって異なる場合がある。また、開発作業はより複雑で時間がかかるが、このような開発作業は、本開示から恩恵を受ける当業者にとって、日常的な仕事に過ぎないことも明らかである。
【0020】
不必要な詳細によって本開示を不明瞭にすることを避けるために、本開示による形態に密接に関連する機器構成および/または動作ステップのみが添付図面に示され、本開示に関係しない他の詳細は省略される。
【0021】
(基地局と端末機器との初期接続・同期過程)
まず、図1に、無線通信システムにおける例示的な基地局と端末機器との初期接続・同期過程を示し、セル同期とランダムアクセス過程を含む。一般的に、無線通信システムは複数の基地局を含むことができ、基地局毎は相応カバー範囲(例えば、セル)内の幾つかの端末機器をサービスすることができる。図1に、端末機器110と基地局120との間の例示的なセル同期とランダムアクセス過程を示し、端末機器110は基地局120がサービスする幾つかの端末機器の一つである。該過程は無線通信システムにおけるいずれかの端末機器に適用する。
【0022】
端末機器110は、オープニング又は基地局120に切り替える時、まずセル検索を行う必要があり、セル検索の目的の一つは、端末機器110に基地局120のセルフレームタイミングを獲得させ、下りリンクフレームの開始位置を得ることである。一方、基地局120は、端末機器110にセルフレームタイミングを獲得させることができるように、同期信号101を送信し、基地局120は例えば定期的に同期信号を送信することができる。一般的に、同期信号において同期系列を含むことができ、該同期系列が選択される同期系列集合が、基地局と端末機器にとって共に分かっている。例えばLTEシステムにおいて、同期信号は、主同期信号(Primary Synchronization Signal, PSS)と副同期信号(Secondary Synchronization Signal, SSS)を含む。一つの例において、主同期信号は、長さが63であるZadoff−Chu系列であることができ、副同期信号は、長さが62である系列であり、二つの長さが31であるM系列をカスコード接続して得ることができる。更に、同期信号は一定の時間周期又は時間モードで送信されることができ、例えば、同期信号は下りリンクフレームにおける固定位置(例えば固定のサブフレーム、タイムスロット及び符号位置)において送信されることができる。このように、端末機器110は、キャリア中心において、例えばシングルのサブフレーム内に受信された信号と知られている同期系列集合における同期系列に対して一つずつ相関演算を行うことができ、相関性のピークの位置は、同期信号の下りリンクフレームにおける位置に対応し、これにより、端末機器110は、下りリンクセルの同期を獲得することができる。
【0023】
下りリンクセルの同期を獲得した後、端末機器110は、下りリンクフレームにおける適当な位置にセルのシステム情報を受信することができる。システム情報は、基地局120で報知用のチャネル(例えば報知チャネルPBCH、共有チャネルPDSCH等)によって周期報知されることができ、且つ端末機器110が基地局120にアクセスするために必要な情報、例えばランダムアクセスに関する情報を含むことができる。
【0024】
その後、上りリンクセル同期を獲得するために、端末機器110はランダムアクセス過程を行う必要がある。例示的なランダムアクセス過程操作は以下のようである。102において、端末機器110は、基地局120へ(例えばMSG−1に含む)ランダムアクセスプリアンブルを送信することで基地局120へ自分のアクセス行動を通知することができる。ランダムアクセスプリアンブルの送信は、基地局120に端末機器の上りリンクのタイミングアドバンス(Timing Advance)を推定させることができる。103において、基地局120は、端末機器110へ(例えばMSG−2に含む)ランダムアクセスレスポンスを送信することで端末機器110へ上記タイミングアドバンスを通知ことができる。端末機器110は、該タイミングアドバンスによって上りリンクセル同期を実現することができる。ランダムアクセスレスポンスにおいては、上りリンクリソースの情報を含んでも良く、端末機器110は、以下の操作104において該上りリンクリソースを使用することができる。競合型のランダムアクセス過程について、104において、端末機器110は、上記スケジューリングされた上りリンクリソースによって端末機器標識及び可能な他の情報(例えばMSG−3に含む)を送信することができる。基地局120は、端末機器標識によって競合解決結果を確定することができる。105において、基地局120は、端末機器110に該競合解決結果を通知することができる(例えばMSG−4に含む)。この時、競合が成功したら、端末機器110の基地局120へのアクセスが成功し、該ランダムアクセス過程が終了し、そうでなければ、端末機器110は、102から105のランダムアクセス過程を繰り返し操作する必要がある。一つの例において、ランダムアクセス過程が成功した後、端末機器と基地局との間の初期接続・同期過程が終了したと考えられ、端末機器は基地局と後続の通信を行うことができる。
【0025】
(ビームフォーミング及びビームスイープ概述)
ビームフォーミングは、常にアンテナ発射及び/又は受信の強い指向性を考え、各発射ビーム及び/又は受信ビームを特定の方向指向とビームのカバー範囲に限定され、各ビームのカバー範囲が全幅ビームより狭く、ビームの利得が増加する。これらの発射ビーム及び/又は受信ビームは、近似に全幅ビームに組み合うことができる。全幅のビームとは、ビームフォーミングを使用しない場合におけるビームを示し、即ちそのビームの幅はビームフォーミング処理によって狭くなっていない。例えば、オムニアンテナのビームは全幅のビームであると考えられる。物理的に実現する幾つかの実例において、発射端の通信機器は複数のRFリンクを有し、RFリンク毎が複数のアンテナ及びその移相器に接続され、RFリンク上の信号毎は、異なる位相を有す複数のアンテナによって空中に重畳に発射されることで、発射ビームが形成される。発射端の通信機器の制御手段は、目標発射ビーム方向に基づいて対応する複数のアンテナの位相値を確定し、相応する移相器を配置することで、発射ビームフォーミングを制御する。相応に、受信端の通信機器は、一つ又は複数のRFリンクを有し、RFリンク毎は複数のアンテナ及びその移相器に接続され、空中ラジオ信号は、異なる位相を有す複数のアンテナによってRFリンクに重畳に受信されることで、受信ビームが形成される。受信端の通信機器の制御手段は、目標受信ビーム方向に基づいて対応する複数のアンテナの位相値を確定し、相応する移相器を配置することで、受信ビームフォーミングを制御する。幾つかの例において、通信機器の制御手段は、予定のコードブックに基づいてRFリンク毎の複数のアンテナの移相器を配置し、コードブックは複数の符号語を含み、符号語毎は一つのビーム方向に対応し、一つの種類の移相器の位相組み合いを指示する。
【0026】
ビームフォーミングにおいて、アンテナ発射及び/又は受信の指向性が強いので、下りリンク又は上りリンクにおける整合した発射と受信ビームが必要し、ビームフォーミング利得の取得を保証する。従って、下りリンク又は上りリンクにおける、このような整合した発射と受信ビームを收集、維持することができ、即ちビーム管理を行うことができる。ビーム管理は、二つの重要な側面に関するものであり、即ちビームスイープとスキャン結果のインタラクションを行うことができる。ビームスイープは、発射ビームスイープと受信ビームスイープを含むことができ、それぞれに、予定方式で一定の時間内に異なるビームを発射及び受信して一定の空間区域をカーバすることで、ある方位空間区域に適応する発射と受信ビームを探す。下りリンクを例として、一つの端末機器が常に基地局の特定方位に位置するので、基地局側に常に一つの(又は複数の)特定の発射ビームだけが該端末機器との通信に適している。端末機器側にも常に該特定の発射ビームに配合した一つの(又は複数の)受信ビームが存在する。端末機器は、スキャン結果報告によってそれと配合した基地局側の特定発射ビームを基地局に報告することができる。同期信号の送受信において、一対の整合した発射と受信ビームとは、同期信号を受信する時の同期系列相関演算の相関性結果が一定閾値レベルに合致する発射と受信ビームのペアであることができる。後続のデータの送受信において、該一対の発射と受信ビームに経由の通信品質(例えば受信信号の強度(例えばRSRP)、信号対干渉雑音比(例えばCQI)、ビット誤り率(例えばBER、BLER)等)も一定の通信品質需要に合致することができることを理解することができる。
【0027】
以下、図2Aから図2Dを参照してビームフォーミング技術におけるビームスイープを説明する。ビームフォーミングにおいて、発射端は、複数の発射ビームによって発射ビームスイープを行うことができる。図2Aの例において、発射端に4個の発射ビームが設置され、図2Bの例において、発射端に3個の発射ビームが設置される。配置又は応用需要に応じて、受信端は受信ビームフォーミングを使用してもよく、使用しなくても良い。図2Aの例において、受信端は、受信ビームフォーミングを使用し、3個の受信ビームによって受信ビームスイープを行う。図2Bの例において、受信端は、受信ビームフォーミングを使用しないで、1個の全幅の受信ビームだけが設置される。ビームフォーミングにおいて、発射端及び/又は受信端は、等級付けの発射ビーム、例えば第一の等級の発射ビーム(粗発射ビームとも呼ばれる)と第二の等級の発射ビーム(細発射ビームとも呼ばれる)を設置しても良い。図2Cの例において、発射端に3個の第一の等級の発射ビーム(即ちTX_B1乃至TX_B3)が設置され、第一の等級の発射ビーム毎に、2個の第二の等級の発射ビーム(例えばTX_B1の二つの細発射ビームはTX_B1,1とTX_B1,2であり、残りは似ている)が設置されている。図2Dの例において、発射端と受信端の両方も等級付けの発射ビームを設置している。図2Dにおいて、発射端の発射ビームは図2Cと類似しており、受信端に3個の第一の等級の受信ビーム(即ちRX_B1乃至RX_B3)が設置され、第一の等級の受信ビーム毎に2個の第二の等級の受信ビーム(例えばRX_B1の二つの細発射ビームはRX_B1,1とRX_B1,2であり、残りは似ている)が設置されている。図2C図2Dに示すように、粗発射ビームのビーム幅は細発射ビームより広く、細発射ビームの利得は粗発射ビームより大きいことができる。
【0028】
ビームスイープ過程において、発射端は、発射ビームを一つずつ送信することができ(即ち発射ビームスイープ)、例えば、受信端の状況を考えて、各発射ビームは一回又は複数回繰り返し発射することができる。受信端は、発射ビーム毎の送信に、受信ビームを使用して一つずつ受信(即ち受信ビームスイープ)を行うことで、整合した発射と受信ビームのペアを確定することができる。例えば、図2Aの例において、発射端は、まず発射ビームTX_B1を繰り返し使用して3回送信することができる。相応に、受信端は、受信ビームRX_B1からRX_B3を一つずつ使用して対応する1回の送信を受信し、相応する同期系列相関性を得ることができる。次に、発射端は、発射ビームTX_B2を繰り返し使用して3回送信することができ、受信端は、受信ビームRX_B1からRX_B3を一つずつ使用して対応する1回の送信を受信し、相応する同期系列相関性を得ることができる。発射端が発射ビームTX_B3、TX_B4を繰り返し使用して送信を行った後、受信端は、得られた同期系列相関性に基づいて整合した発射と受信ビームのペアを確定することができる。このように、発射端と受信端との間の後続通信は、該発射と受信ビームのペアを使用して行うことができる。上記の例において、発射ビーム毎の繰り返し送信の回数は、受信ビームの数の整数倍であることができる。受信端が複数のRFリンクを有すことで複数の受信ビームを同時に使用して受信を行う場合に、発射端は必ず発射ビーム毎を繰り返し発射する必要がなく、単に順番にTX_B1〜TX_B4を発射してよい。図2Bは受信端が受信ビームフォーミングを使用しない例である。図2Bにおいて、発射端の送信毎について、端末機器が全幅の受信ビームを使用し受信を行って、相応する同期系列相関性を確定することで、全幅受信ビームと整合した発射ビームを確定する。このように、発射端と受信端との間の後続通信において、発射端は、確定された発射ビームを使用して通信を行う。
【0029】
図2Cにおける等級付けの発射ビームの場合に、まず整合した第一の等級の発射ビームを確定し、次に該整合した第一の等級の発射ビームにおいて、整合した第二の等級の発射ビームを確定することができる。例えば、発射端は、まず第一の等級の発射ビームスイープを行うことができ、受信端は、上記と類似的な方式でそれと整合した第一の等級の発射ビームを確定することができる。発射端が、該整合した第一の等級の発射ビームにおける第二の等級の発射ビームによってビームスイープを行う時、受信端は、類似にそれと整合した第二の等級の発射ビームを確定することができる。これにより、最終的に第二の等級の発射ビーム及び整合した受信ビームを、整合した発射と受信ビームのペアとして確定して、後続の通信に使用する。例示的な実現方式によると、第二の等級の発射ビームがビームスイープを行う時、受信端は、全ての受信ビームを利用することではなく、直接に第一の等級の発射ビームがスキャンを行う時に確定された整合した受信ビームを受信ビームとして利用して、受信と確定を行うことで、ビームスイープコストを低下する。
【0030】
図2Dにおける発射ビームと受信ビームが共に等級付けを行う場合に、ビームスイープにおいて、発射端は、まず第一の等級の発射ビームスイープを行うことができ、受信端は、対応する第一の等級の受信ビームを利用して受信を行うことができることで、上記と類似的な方式で整合した第一の等級の発射ビームと第一の等級の受信ビームを確定する。発射端が該整合した第一の等級の発射ビームにおける第二の等級の発射ビームによってビームスイープを行う時、受信端は、対応する整合した第一の等級の受信ビームにおける第二の等級の受信ビームを利用して受信を行うことができることで、上記と類似的な方式で整合した第二の等級の発射ビームと第二の等級の受信ビームを、整合した発射と受信ビームのペアとして確定して、後続の通信に使用する。
【0031】
理解されるべきことは、下りリンク通信において、発射端は基地局120に対応することができ、受信端は端末機器110に対応することができる。上りリンク通信において、発射端は端末機器110に対応することができ、受信端は基地局120に対応することができる。本開示の実施例において、上りリンクにおける整合した発射及び受信ビームと、下りリンクにおける整合した受信及び発射ビームとが対応(例えば同じ)する場合に、上り下りリンクにおける発射と受信ビームのペアが対称性を有すと見ることができる。該対称性とは、端末機器110との整合にとって、基地局120の発射ビームと受信ビームとが対応しており、基地局側の整合した発射ビーム(又は受信ビーム)に基づいて、整合した対応受信ビーム(又は発射ビーム)を確定することができる。基地局120との整合にとって、端末機器110側の場合が類似する。
【0032】
(ビームフォーミング技術の同期信号送受信における応用)
以下、ビームフォーミング技術の上記同期信号の送受信における応用を簡単に説明する。無線通信分野において、ビームフォーミング技術は既にデータ信号を送信するために用いられる。本開示の実施例によると、ビームフォーミングを使用して同期信号を送信することができる。例えば、基地局120は発射ビームフォーミングを使用して同期信号を送信することで、同期信号の損失を補償して端末機器110が下りリンク同期及びランダムアクセス過程を適合に行うことを確保することができる。本開示による技術案は、数百MHzから数GHz範囲の伝統RF通信バンドを含む様々な通信バンドに使用することができる。無線通信システムバンドの向上(例えば26GHz、60GHz又は更に高いバンドを使用すること)に従って、無線チャネルにおいて低いバンド(例えば2GHz)より大きい経路損失、大気吸収損失等の悪影響が発生する。従って、本開示による技術案は、高バンド(例えばミリ波)通信についても同様に適用しており、ひいては更に重要である。
【0033】
本開示の幾つかの実施例において、同期信号の送信は、該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を指示することができ、これにより、端末機器は、同期信号を受信することで該発射ビーム情報を獲得して、後続のデータ転送のビームスイープを単純化、迅速化することができる。本開示の幾つかの実施例によると、同期信号は、基地局によって発射ビーム配置に基づいて異なる発射ビームを利用して端末機器を含む複数の端末機器へ繰り返し送信されることができ、且つ、例えば本願の以下に説明するように、同期信号は該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を含むことができる。例えば、ビームフォーミング技術を使用して同期信号を送信する幾つかの実施例において、例えば本願の後の具体的に説明するように、基地局120が複数の異なる発射ビームで同期信号を繰り返し送信することを考えて、下りリンクフレームにおける同期信号時間ウィンドウを再び設計する。発射ビームスイープにおいて複数の発射ビームの繰り返しモードは発射ビーム配置によって表すことができ、該発射ビーム配置に基づいて同期信号を送信することができる。
【0034】
端末機器は様々な方式で同期信号を受信することができる。同期信号を受信する時、端末機器は少なくとも端末機器と整合した基地局の発射ビームを確定し、且つ本開示に以下に説明する方式及びいずれかの他の方式を含むいずれかの適当な方式で該整合した発射ビームを基地局にフィードバックすることができる。少なくとも該整合した基地局の発射ビームは基地局と端末機器との間の後続通信(ランダムアクセス過程及びデータ送受信過程を含む)に使用することができる。
【0035】
一つの実施例において、端末機器110は、同期信号を受信する時、受信ビームフォーミングを使用しなくてもよく、迅速同期と後続ビームスイープのコストの低下との間にトレードオフする。この時は、端末機器110が、自身の全幅のビームで基地局側の各発射ビームによって送信された同期信号を受信し、同期信号を成功に受信された時に該全幅ビームと整合した基地局側の発射ビームを基地局120にフィードバックすると見ることができる。他の一つの実施例において、端末機器110は、同期信号を受信する時、受信ビームフォーミングを使用することで、高周波同期信号のフェージングの防止及び後続のビームスイープのコストの節約を実現することができる。この時、同期信号を成功に受信した時の整合した端末機器側の受信ビームと基地局側の発射ビームを確定することができ、且つ該整合した発射ビームを基地局120にフィードバックすることができる。該整合した発射と受信ビームのペアは、直接に又は間接に基地局120と端末機器110との間の後続通信(ランダムアクセス過程及びデータ送受信過程を含む)に使用される。例えば、基地局120と端末機器110は、整合した同期信号の発射ビーム及び受信ビームと同じビームを使用してデータの送受信を行い、言い換えると、同期信号とデータ信号のビームフォーミングコードブックが同じである。また例えば、基地局120と端末機器110は、整合した同期信号の発射ビームと受信ビームを第一の等級のビームのペアとして使用し、該第一の等級のビームのペアがカーバする範囲内、第二の等級のビームスイープを行って、更に細かい送受信ビームのペアを確定してデータの送受信に使用し、言い換えると、同期信号とデータ信号のビームフォーミングコードブックが異なっており、データ信号のビームフォーミングコードブックは同期信号のビームフォーミングコードブックのサブセットである。
【0036】
幾つかの実施例において、端末機器もビームフォーミング技術を採用して同期信号を受信する場合に、端末機器は、基地局が同期信号を発射する発射ビーム配置(例えばいくつの発射ビームを有するか、発射ビーム毎の繰り返し回数)に基づいて、端末機器の受信ビームを設定して同期信号を受信しても良い。例えば、端末機器110が受信ビームスイープを行う必要があるので、即ち異なる受信ビームを使用して基地局側が同一の発射ビームによって送信された信号を受信するので、端末機器110は基地局120の発射ビーム配置を知る必要がある可能性が高い。一つの例において、基地局120の発射ビーム配置は予め端末機器に報告されることができる。例えば、端末機器は二重接続(Dual Connectivity)の方式によって基地局120と他のビームフォーミング送受信を行わない基地局(例えばLTE eNB)のサービスを同時に獲得することができ、端末機器110は該他の基地局から基地局120の発射ビーム配置情報を獲得することができる。具体的に、端末機器110はまず伝統方式により該他の基地局(主基地局と呼ぶことができる)にアクセスし、主基地局は例えばXnインターフェースによって基地局120に対してそれを副基地局として端末機器110に添加するように要求し、基地局120は主基地局に対して主基地局の添加要求の確認をフィードバックし、その中に基地局120の同期信号発射ビームの配置情報を含み、幾つかの例においてランダムアクセス配置情報を含んでも良い。次に、主基地局は、これら情報を例えばラジオリソース制御接続再配置メッセージに含んで、端末機器110に提供して、基地局120との同期を完成する。他の一つの例において、端末機器110は、基地局120が発射した同期信号から、基地局120の発射ビーム配置を獲得することができる。例えば、端末機器110は同期信号の測定過程によって基地局120の発射ビーム配置を推定することができる。
【0037】
(ビームスイープ結果の報告)
以下、端末機器が行う整合した基地局側発射ビームのフィードバックを簡単に説明する。本開示による実施例において、端末機器110が整合した基地局側発射ビームを基地局120にフィードバックすることができるように、或る方式で発射ビームを指示する必要もある。暗示的な又は明示的な方式によって整合した基地局側の発射ビームを指示することで、ビームスイープ結果の報告を行うことができる。このビームスイープ結果の報告は、端末機器が行うランダムアクセス過程に含むことができる。もちろん、幾つかの実施例によると、基地局側の発射ビームに関するフィードバックがランダムアクセスプリアンブルと分離に送信されることができ、例えばランダムアクセスプリアンブルの前又はの後に送信されることができる。
【0038】
本開示の幾つかの実施例によると、例えば本願の以下に説明するように、端末機器がランダムアクセスプリアンブルを送信することで、下りリンクにおいて端末機器側の受信行動と整合した基地局側の発射ビームを指示することができる。例えば、端末機器が受信ビームフォーミングを使用する場合について、端末機器がランダムアクセスプリアンブルを送信することで、下りリンクにおいて端末機器側の受信ビームと整合した基地局側の発射ビームを指示することができ、端末機器が受信ビームフォーミングを使用していない場合に、端末機器がランダムアクセスプリアンブルを送信することで、下りリンクにおいて端末機器側がビームフォーミングを使用していない受信行動と整合した基地局側の発射ビームを指示することができる。
【0039】
幾つかの実施例において、端末機器110はランダムアクセス配置情報に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信して、下りリンクにおいて端末機器側の受信ビームと整合した基地局側の発射ビームを指示する。幾つかの実施例において、ランダムアクセス配置情報は、基地局側受信ビームと複数のランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係を含むことができる。一つの実施例において、該対応関係は、基地局側の複数の等級の受信ビームと複数のランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係を含むことができる。端末機器110は、該対応関係に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。一つの例において、基地局は、特定の時間ウィンドウに該ランダムアクセスプリアンブルを受信したことで、対応する基地局側の発射ビームを認識することができる。これは、暗示的な方式によって整合した基地局側の発射ビームを指示する一つの例である。
【0040】
幾つかの実施例において、ランダムアクセスプリアンブルの後続の上りリンクメッセージによって、例えばビット位の附加など、下りリンクにおいて端末機器側の受信ビームと整合した基地局側の発射ビームを指示しても良く、これは明示的な方式の一つの例である。
【0041】
以下、図3Aから図14を参照して、本開示の第一の側面を説明し、それは主に本開示の実施例による同期信号の送受信を開示する。幾つかの実施例によると、基地局側からビームフォーミングによって端末機器側へ同期信号を送信し、端末機器が同期信号を受信し、且つ基地局が該同期信号を送信するために使用される発射ビームの情報を獲得する。その後、端末機器は、獲得された発射ビーム情報を基地局へフィードバックし、これにより、基地局は、該フィードバックから基地局が同期信号を送信するために使用される発射ビームを知ることができ、後続の通信に使用する。幾つかの実施例によると、本開示の第一の側面の操作は、基地局側と端末機器側の電子機器によって実行することができる。以下、本開示の第一の側面の操作を詳細に説明する。
【0042】
(基地局側に用いられる電子機器の例)
図3Aは本開示の実施例による基地局側に用いられる例示的な電子機器を示し、そのうちに該基地局は様々な無線通信システムに使用されることができる。図3Aに示す電子機器300Aは様々な手段を含んで本開示の第一の全体的な側面を実現することができる。図3Aに示すように、電子機器300Aは、例えば同期信号送信手段305とフィードバック獲得手段310とを含むことができる。一つの実施方式によると、電子機器300Aは、例えば、図1における基地局120又は基地局120の一部でも良く、基地局を制御するための機器(例えば基地局コントローラ)又は基地局に用いられる機器又はそれらの一部でも良く。以下、基地局を参照して説明した様々な操作は、いずれも電子機器300Aの手段305、310又は他の手段によって実現することができる。
【0043】
幾つかの実施例において、同期信号送信手段305は、ビームフォーミングによって端末機器へ同期信号を送信すことで、該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を指示する、ように配置されることができる。同期信号送信手段305は、発射ビーム配置に基づいて異なる発射ビームを利用して端末機器に同期信号を繰り返し送信することができ、同期信号は該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を含む。一つの例において、同期信号自身は該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を含む又は指示することができる。他の一つの例において、同期信号を送信するために使用される転送リソース、例えば周波数、時間パラメータは、上記発射ビーム情報を指示することができる。幾つかの実施例において、発射ビーム情報は発射ビームIDを含むことができ、発射ビームID毎は特定の向きの発射ビームに対応する。
【0044】
幾つかの実施例において、フィードバック獲得手段310は、端末機器からのフィードバックを獲得するように配置されることができ、該フィードバックは発射ビームの管理に用いられるように発射ビーム情報を含む。該発射ビーム情報に対応する発射ビームは、端末機器受信と整合した又は整合度が最も高い発射ビームであることができる。一つの例において、フィードバック獲得手段310は直接に端末機器から送信されたフィードバックを受信することができる。他の一つの例において、フィードバック獲得手段310は例えばXnインターフェースによって、他の基地局から、例えば前記の二重接続における主基地局から、端末機器のフィードバックを獲得することができる。フィードバック及びフィードバックを提供する過程は、後で具体的に説明する。電子機器300Aはフィードバックから発射ビーム情報、例えば発射ビームIDを獲得することができる。該発射ビームIDが表す発射ビームは端末機器受信と整合した発射ビームであり、電子機器300Aは各端末機器と整合した発射ビームを管理して、後続の該端末機器との下りリンク通信において該発射ビームを使用することができる。
【0045】
(端末機器側に用いられる電子機器の例)
図3Bは本開示の実施例による端末機器側に用いられる例示的な電子機器を示し、そのうちに該端末機器は様々な無線通信システムに使用されることができる。図3Bに示す電子機器300Bは様々な手段を含んで本開示の第一の全体的な側面を実現することができる。図3Bに示すように、一つの実施例において、電子機器300Bは同期信号受信手段325とフィードバック提供手段330とを含むことができる。一つの実施方式によると、電子機器300Bは、例えば図1における端末機器110又は端末機器110の一部であることができる。以下、端末機器を参照して説明した様々な操作は、いずれも電子機器300Bの手段325、330又は他の手段によって実現することができる。
【0046】
幾つかの実施例において、同期信号受信手段325は、同期信号を受信して、受信した同期信号に基づいて基地局が該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を獲得する、ように配置されることができる。一つの実施例において、同期信号受信手段325は、無線通信システムの基地局側の発射ビーム配置に基づいて同期信号を受信するように配置されることができる。代わりに、或いは付加的に、同期信号受信手段325は同期信号を送信するために使用される転送リソース、例えば時間又は周波数パラメータに基づいて、上記発射ビーム情報を獲得することができる。幾つかの実施例において、発射ビーム情報は発射ビームIDを含むことができる。
【0047】
幾つかの実施例において、フィードバック提供手段330は、フィードバックを基地局に提供するように配置されることができ、該フィードバックは、基地局が発射ビームの管理を行うように、発射ビーム情報を含む又は指示することができる。一つの例において、フィードバックされる発射ビーム情報に対応する発射ビームは、電子機器300Bの受信と整合した又は整合度が最も高い発射ビーム(例えば同期信号の送受信に基づいて確定されたもの)である。一つの例において、フィードバック提供手段330はフィードバックを直接に電子機器300Bへ同期信号を送信した基地局に送信することができる。他の一つの例において、フィードバック提供手段330は、フィードバックを他の基地局(例えば二重接続を経由した主基地局)によって上記基地局に転送することができる。
【0048】
以下、本開示の実施例による同期信号及びその送受信を詳細に説明し、該同期信号は基地局発射ビームの発射ビーム情報を含む又は指示することができる。例えば、同期信号自身は、異なる同期系列を利用することで、又は異なる附加ビットを含むことで、該同期信号を発射する発射ビームの情報を指示することができ、又は同期信号の特定の送信方式は、該同期信号を発射する発射ビームの情報を指示することができる。
【0049】
(同期信号の例)
本開示の実施例によると、基地局が送信した同期信号は異なるタイプを有すことができる。タイプ毎の同期信号は一般的に相応する同期信号系列を含むことができる。幾つかの実施例において、同期信号は少なくとも主同期信号と副同期信号を含むことができる。他の幾つかの実施例において、同期信号は第三の同期信号(Tertiary Synchronizing Signal, TSS)を含んでも良い。一般的に、時間領域・周波数領域リソース上に同期信号を送信する必要がある。幾つかの実施例において、複数の同期信号は時間領域において連続でも良く、他の幾つかの実施例において、複数の同期信号は時間領域において不連続でも良い。幾つかの実施例において、複数の同期信号は周波数領域において連続でも良く、他の幾つかの実施例において、複数の同期信号は周波数領域において不連続でもよい。
【0050】
図4Aから図4Dは、本開示の実施例による同期信号に用いられる例示的な時間領域・周波数領域リソースを示す。幾つかの実施例において、同期信号を送信するための周波数領域リソースは相対に固定することができ、例えば周波数帯域中心の幾つかのリソースブロック又はサブキャリアであることができ、相応する時間領域リソースは下りリンクフレームにおける予定位置に位置することができる。図4Aと4Bに示すように、LTEシステムにおけるフレーム構成を例として、主同期信号と副同期信号を送信するための周波数領域リソースは、周波数帯域中心の幾つか(例えば6個)のリソースブロック(具体的に示していない)であることができ、主同期信号を送信するための時間領域リソースは、一つの下りリンクフレームにおける番号が5であるサブフレームの1番目のタイムスロットの一つのOFDM符号に位置することができ、副同期信号を送信するための時間領域リソースは、該下りリンクフレームにおける該サブフレームの1番目のタイムスロットの他の一つのOFDM符号に位置することができる。図4Aの例において、主同期信号と副同期信号は、時間領域において不連続である。図4B図4Aと類似しているが、図4Bの例において、主同期信号と副同期信号は、時間領域において連続である。既知のように、図4A図4Bに示す複数のサブフレームを含むフレームは時間領域において重複であり、フレーム毎はラジオフレーム番号を有すことができ、該ラジオフレーム番号は一定の周期を有す。例えば、LTEシステムにおいて、ラジオフレーム番号はシステムフレーム番号(SFN)とも呼ばれ、それは1024の周期を有し、1024個のフレームの範囲内に、フレーム毎に認識を行うことができる。
【0051】
図4Cに示すように、一つの周波数領域リソースブロックを使用して主同期信号を送信し、他の一つの周波数領域リソースブロックを使用して副同期信号を送信することができる。図4Cの例において、主同期信号と副同期信号は、周波数領域において不連続である。異なるタイプの同期信号の時間領域・周波数領域リソース上の更に多い配列は、図4D(即ち配列(1)から(5))を参照する。
【0052】
更に、図4Aと4Bに示すように、異なるタイプの同期信号を送信するための時間領域リソースは、ある位置関係を有すことができる。該位置関係は、時間領域リソースの間の順序を含むことができる。例えば、図4Aにおいて、副同期信号のための符号が前にあり、主同期信号のための符号が後にあるが、図4Bにおいて、主同期信号のための符号が前にあり、副同期信号のための符号が後にある。代わりに、或いは付加的に、位置関係は時間領域リソースの間の間隔を含むことができる。例えば、図4Aにおいて、主同期信号と副同期信号のための符号の間に3個の符号の間隔があり、図4Bにおいて、主同期信号と副同期信号のための符号の間に、0個の符号の間隔がある。ここでは具体的な説明はないが、理解すべきことは、異なるタイプの同期信号を送信するための周波数領域リソースブロックも、類似の位置関係を有して良い。更に、位置関係は、時間領域と周波数領域の位置関係を組み合ったものであっても良い。幾つかの実施例において、異なるタイプの同期信号の時間領域又は周波数領域における相対位置によって、システム情報を表すことができる。一つの例において、該システム情報は、無線通信システムの複信タイプと異なるサイクルプレフィックス長さの少なくとも一つを含むことができる。例えば、主同期信号と副同期信号との間の順序は、複信タイプを表す(例えば主同期信号は前でTDDを表し、后でFDDを表す)ことができ、主同期信号と副同期信号との間の間隔は、異なるサイクルプレフィックス長さを表す(例えば3個の符号の間隔があることは、拡張のサイクルプレフィックスを表すなど)ことができる。
【0053】
図4Dは同期信号の時間領域・周波数領域リソース上の5種類の例示的な配列を示す(水平方向は時間領域を代表し、垂直方向は周波数領域を代表する)。前記のように、これらの配列において異なるタイプの同期信号の間の(時間領域、周波数領域又はその組み合わせ)位置関係は異なるシステム情報を表すことができる。図4Dにおける例示的な配列の共通点は、各同期信号が連続であり、即ち時間領域、周波数領域又は時間・周波数領域において連続であることである。これら異なるタイプの連続的な同期信号は、同期信号ブロック(SS Block)を形成すると見ることができる。同期信号は、同期信号ブロック毎に載置されて繰り返し送信されることができる。所定の周波数帯域について、同期信号ブロックは、デフォルトサブキャリア間隔に基づくN個のOFDM符号に対応することができ、ただし、Nは定数である。端末機器は、同期信号ブロックから少なくともラジオフレームにおけるタイムスロットインデックスと符号(例えばOFDM符号)インデックスを獲得することができる。一つの例において、同期信号ブロックは報知用のチャネルを含んでも良く、端末機器はその中からラジオフレーム番号を獲得する。例えば、配列(5)において、同期信号ブロックはPBCH報知チャネルを含んでも良い。
【0054】
本開示の幾つかの実施例によると、同期情報は、基地局が該同期信号を送信するために使用される発射ビームの発射ビーム情報を含むことができる。例えば、異なる同期信号ブロックは、異なる同期信号内容(例えば異なる同期信号系列又は異なる余分情報ビット)を含んで、該同期信号ブロックを送信するために使用される発射ビーム情報(発射ビームID)を指示することができる。
【0055】
(同期信号/同期信号ブロックの送信時間ウィンドウの例)
一般的に、同期信号は、下りリンクフレームにおける特定時間ウィンドウにおいて送信されることができ、これら時間ウィンドウは、一定の時間周期又は時間モードで配列されることができる。これら時間ウィンドウは、同期信号/同期信号ブロックの特定の送受信時点(occasion)に対応することができる。本開示による実施例において、ビームフォーミングを使用して同期信号を送信するので、1)複数の異なるビームを使用して送信し、及び2)シングルのビームを使用して繰り返し送信するように、更に多い同期信号の送信ウィンドウが必要である。同期信号ブロックを送信することを例として、幾つかの実施例において、複数の同期信号ブロックに用いられる時間ウィンドウは、下りリンクフレームにおいて分散即ち不連続であっても良い。相応する一つの例は、図5Aを参照する。図5Aに示すように、同期信号ブロックを送信するための時間ウィンドウは一定の周期で配列されており、同期信号ブロック毎は、例えば主同期信号、副同期信号と報知チャネルを含むことができる。
【0056】
幾つかの実施例において、発射ビームフォーミングを使用して同期信号を送信するように、複数の(例えば2個、4個、8個、12個、16個の)同期信号ブロックを時間領域において集中させて(即ち連続させて)同期信号バースト(SS Burst)を形成することができる。時間領域において、同期信号バーストは複数の連続的な同期信号ブロックを含むことができる。一つの例において、同期信号バーストの長さは、含んでいる同期信号ブロックの個数で表すことができる。複数の同期信号バーストの間は、時間領域において一定の間隔を有すことができる。同期信号バーストが複数の同期信号ブロックを集中することができるので、基地局と端末機器がより速く同期信号を送受信する同時にビームスイープを完成することができる。同期信号バーストの一つの例は、図5Bを参照し、そのうちに同期信号バーストの長さは12である。図5Bに示すように、同期信号ブロックを送信するための12個の時間ウィンドウ同士が集中されて、同期信号バーストに用いられる一つの比較的に大きい時間ウィンドウを形成し、且つ複数の比較的に大きい時間ウィンドウは一定の周期(例えばSSバースト周期)で配列されることができる。同期信号ブロック毎は、同様に例えば主同期信号、副同期信号と報知チャネルを含むことができる。
【0057】
無線通信システムにおいて、同期信号の送信時間ウィンドウは、常に下りリンクフレームの特定の時間パラメータに対応するように指定される。このように、図5A図5B中の同期信号バースト、同期信号ブロックと同期信号は、時間ウィンドウを介して下りリンクフレームの時間パラメータに関連することができ、例示的な時間パラメータは、OFDM符号インデックス、ラジオフレームにおけるタイムスロットインデックス及びラジオフレーム番号等を含むことができる。例えば、同期信号バースト、同期信号ブロック又は同期信号があるラジオフレームに位置し、且つ具体的にあるタイムスロットのあるOFDM符号に位置することを確定することができる。すなわち、端末機器は、同期信号ブロック又は同期信号の受信に基づいて、OFDM符号インデックス、ラジオフレームにおけるタイムスロットインデックス及びラジオフレーム番号中の一つ又は複数を認識することができる。
【0058】
本開示の幾つかの実施例によると、同期信号の送信方式(例えば、送信時間ウィンドウ、時間パラメータ等)は、同期信号を送信するために使用される発射ビームの情報を指示することができる。例えば、幾つかの実施例において、これらの時間パラメータは、発射ビーム配置と結合して、(例えば端末機器によって)同期信号を送信するために使用される発射ビームを認識することができる。
【0059】
(基地局側の同期信号の送信)
幾つかの実施例によると、基地局側は発射ビーム配置に基づいて同期信号を送信することができる。前記のように、基地局側の複数の発射ビームの繰り返しモードは、発射ビーム配置によって表すことができる。一般的に、発射ビームの繰り返しモードを表すために、発射ビーム配置は、少なくとも2つの側面の情報、即ち発射ビームの数及びそれぞれの発射ビームを使用して(例えば同期信号を)繰り返し送信する回数を含む又は指示することができる。幾つかの実施例において、発射ビーム配置は、少なくとも同期信号の送信の時間パラメータを一回指定してもよい。
【0060】
幾つかの実施例において、発射ビーム配置は、基地局が同期信号の送信に使用可能な発射ビームの数及びそれぞれの発射ビームを連続に使用して送信する回数を指定することができる。図6A図6Bは、本開示の実施例による基地局側の例示的な発射ビーム配置を示す。図6Aに示すように、発射ビーム配置600Aは、基地局側に同期信号を送信するための4個の発射ビームTX_B1からTX_B4を有し、且つ発射ビーム毎を3回連続的に使用して同期信号を送信可能であることを指定する。図6Bに示すように、発射ビーム配置600Bは、基地局側に同期信号を送信するための12個の発射ビームTX_B1からTX_B12を有し、且つ発射ビーム毎を1回だけ使用して同期信号を送信可能であることを指定する。幾つかの場合に、N個×M回の形式で発射ビーム配置を表すことができる。例えば、図6Aにおいて4個の異なる発射ビーム、発射ビーム毎が3回繰り返する例示的な発射ビーム配置は4個×3回の配置と呼ぶことができる。類似に、図6Bにおける例示配置は12個×1回の配置と呼ぶことができる。これらの発射ビーム配置は例示だけである。各実施例において、発射ビームは任意の複数であることができ、繰り返し回数も1回又は複数回であることができる。
【0061】
相応する実施例において、電子機器300Aは、発射ビーム配置に基づいて、複数の(例えば4個又は12個の)発射ビームにおける発射ビーム毎を使用して同期信号を送信し、且つそれぞれの発射ビームを指定回数(例えば3回又は1回)までに連続に使用して同期信号を送信する(即ち発射ビームスイープ)ことができる。
【0062】
本開示の幾つかの実施例によると、順番にそれぞれの発射ビームを使用して同期信号を一回発射し、そして、指定回数までにこの過程を繰り返し、これにより発射ビームスイープを行う。
【0063】
幾つかの実施例において、発射ビーム配置は、基地局が同期信号の送信に使用可能な異なる等級の発射ビームの数と異なる等級のそれぞれの発射ビームを連続に使用して送信する回数を指定することができる。図6Cは、本開示の実施例による基地局側の等級付けの発射ビームの場合における例示的な発射ビーム配置を示す。基地局側が4個の第一の等級の発射ビームを有し、第一の等級の発射ビーム毎が2個の第二の等級の発射ビームを有すとする。第一の等級の発射ビーム配置は例えば図6Aに示すものであることができ、第二の等級の発射ビーム配置は例えば図6Cに示すものであることができる。第二の等級の発射ビーム配置600Cは、同期信号を送信するための8個の第二の等級の発射ビームTX_B1,1からTX_B4,2を有し、且つ第二の等級の発射ビーム毎を3回連続使用して同期信号を送信可能であることを指定することができる。幾つかの場合に、同様にN個×M回の形式で等級付けの発射ビーム配置を表すことができる。例えば、図6Cに、第一の等級の発射ビーム配置は4個×3回の配置と表すことができ、第二の等級の発射ビーム配置は2個×3回の配置(ただし“2個”の第二の等級の発射ビームは、シングルの第一の等級の発射ビームに対応する)又は8個×3回の配置と表すことができる(ただし“8個”の第二の等級の発射ビームは第一の等級の発射ビーム全体に対応する)ことを示す。
【0064】
相応する実施例において、電子機器300Aは、前記異なる等級の発射ビーム毎を使用して同期信号を送信し、且つ指定回数までにそれぞれの発射ビームを連続使用して同期信号を送信する、ように配置されることができる。
【0065】
幾つかの実施例において、発射ビーム配置は、例えば特定の発射ビームの特定の送信と同期信号時間ウィンドウとの対応関係を指示することで、基地局側の発射ビームと複数の同期信号時間ウィンドウとの対応関係を指示することもできる。例えば、発射ビーム配置600Aは、発射ビームTX_B1を使用する第一回の同期信号が送信される時間ウィンドウ(例えば該時間ウィンドウの特定フレーム、サブフレーム、タイムスロット及び/又はOFDM符号等を含む時間パラメータ)を指定することができる。この時、電子機器300Aは、該時間ウィンドウ/時間パラメータに基づいて発射ビームTX_B1を使用して同期信号を送信することができ、同期信号時間ウィンドウの配列と発射ビーム配置に基づいて次の送信を続けることができる。相応に、電子機器300Bは、同期信号を成功に受信した時間ウィンドウ/時間パラメータと発射ビーム配置に基づいて、該同期信号を送信するために使用される発射ビームを確定することができる。具体的な例示は、図7Aから図7Dの以下の説明を参照することができる。
【0066】
図7Aから図7Dは、本開示の実施例による発射ビームと同期信号ブロック(又は同期信号)との間の対応関係を示す。図7A図7Bは、4個×3回の配置における例示的な対応関係を示し、そのうちに図7Aは同期信号ブロックが時間的に分散された場合に対応し、図7Bは同期信号ブロックが同期信号バーストを形成する場合に対応する。
【0067】
図7Aにおいて、基地局側の発射ビームと複数の同期信号時間ウィンドウとの対応関係に基づいて、第一の組の3個の同期信号ブロックの位置に、共に1番目の発射ビームを使用して同期信号ブロックを送信する。第二の組の3個の同期信号ブロック位置に、共に第二の発射ビームを使用して同期信号ブロックを送信する。次に、第三の組、第四の組の同期信号ブロック位置に、それぞれ、共に三番目と四番目の発射ビームを使用して同期信号ブロックを送信する。注意すべきことは、図7Aは、例示的なビーム配置の一回のサイクルだけを示し、後の時間に上記配列を繰り返して同期信号を送信することができる。
【0068】
図7Bにおいて、同期信号ブロックは時間的に同期信号バーストとして配列され、信号バーストは、一定の周期に基づく送信されることができる。そのうちに、同期信号バーストの長さは、ちょうど12個の同期信号ブロックであるので、4個×3回の配置における12回の同期信号の送信と整合する。幾つかの実施例において、同期信号バーストの長さと発射ビーム配置とが完全に整合することでない場合の可能性がある(例えば長さが15である同期信号バーストと4個×3回の配置とが完全に整合することでない可能性がある)ので、予め配置によって両方を整合させることができる。図7Bにおいて、1番目の同期信号バーストについて、第一の組の3個の同期信号ブロック位置に、共に1番目の発射ビームを使用して同期信号ブロックを送信する。第二の組の3個の同期信号ブロック位置に、共に第二の発射ビームを使用して同期信号ブロックを送信する。次に、第三の組、第四の組の同期信号ブロック位置に、それぞれ、共に三番目と四番目の発射ビームを使用して同期信号ブロックを送信する。その後、次の同期信号バーストについて、上記配列を繰り返して同期信号を送信する。
【0069】
4個×3回の配置の外に、必要に応じて異なる発射ビーム配置、例えば6個×3回、8個×2回等の配置を選択しても良い。特に、同期信号バーストの場合に、例えば、長さが12である同期信号バーストについて、例えば2個×6回、3個×4回、6個×2回、12個×1回の配置が存在しても良く、更に、他の長さの同期信号バースト及び相応の発射ビーム配置(例えば5個×3回の配置、長さが15である同期信号バースト)が存在しても良い。
【0070】
図7C図7Dは12個×1回の配置を示し、図7Cと7Dの理解については、以上の図7Aと7Bの説明を参照することができ、ここで重複しない。発射ビーム配置の選択の根拠は、例えば基地局がサポートする発射ビームの数、端末機器がサポートする発射ビームの数等を含む。例えば、セルカバー範囲が比較的に大きい場合に、同期信号が比較的に遠い距離をカーバする必要があるので、基地局側の比較的に大きい発射ビームフォーミング利得が必要であり、発射ビーム角度毎は相対的に狭いであることができ、相応に発射ビームの数が比較的に多い。この時、例えば6個×2回、12個×1回の配置を選択する可能性がある。逆に、セルカバー範囲が比較的に小さい場合に、発射ビーム角度毎は相対的に広いであることができ、相応に発射ビームの数が比較的に少ない。端末機器の受信ビームが比較的に多い場合に、例えば2個×6回、3個×4回の配置を選択する可能性がある。端末機器が全幅受信ビームを使用する場合に、12個×1回の配置を選択する可能性がある。基地局の同期信号発射ビーム配置は、端末機器に特定しておらずセルに特定しているので、幾つかの例において、基地局は、それが既にサービスした端末機器の受信ビームフォーミング能力を統計して、公平の原則に基づいて発射ビーム配置を設定することができる。
【0071】
前記のように、基地局側発射ビームと同期信号時間ウィンドウとの対応関係が既知である場合に、同期信号を成功に受信した時間ウィンドウ/時間パラメータと発射ビーム配置に基づいて、該同期信号を送信するために使用される発射ビームを確定することができる。図7Aを例として、第1の発射ビーム701に対応する時間パラメータt1が既知であり、且つ端末機器が同期信号ブロックから同期信号を受信し発射ビーム702の時間パラメータt2を確定すると仮定する。同期信号ブロック周期がTであると、(t1−t2)/Tは発射ビーム702が発射ビーム701の後の何番目の発射ビームの送信であるかを表す。図7Aの例において、端末機器は、発射ビーム702が発射ビーム701の後の9番目の発射ビームの送信であると確定することができ、且つ4個×3回の配置において4個のビームを有しかつビーム毎が3回繰り返すことで、発射ビーム702が4番目の発射ビームであると確定することができる。該方法は同様に図7Bに適用しているが、注意すべきことは、考えすべき周期に同期信号バースト周期及びバースト内の同期信号ブロックの周期を含む。
【0072】
(端末機器側の同期信号の受信)
幾つかの実施例によると、端末機器は様々な方式に従って基地局側からの同期信号を受信することができる。一つの実施例によると、端末機器がビームフォーミングを使用しないで(即ち全幅の受信ビームを使用して)同期信号を受信したら、端末機器側の電子機器300Bは、単に全幅のビームを使用して基地局が異なる発射ビームによって送信した同期信号を受信する必要があることができる。一つの例によると、発射ビーム毎の連続の指定された回数の送信について、全幅のビームを使用して全ての回数の発射ビームを受信し、又は一回の発射ビーム、例えば第一回に送信された発射ビームだけを受信することができる。他の一つの例によると、指定回数までに全ての発射ビームを順番に発射される送信について、全幅のビームを使用して全ての回数の発射ビームを受信し、又は一回の全ての発射ビームだけ、例えば第一回に送信された全ての発射ビームを受信することができる。
【0073】
他の一つの実施例によると、端末機器が受信ビームフォーミングを使用する必要があると、端末機器側の電子機器300Bは、基地局が指定回数の各発射ビームを使用する送信中の送信について、異なる受信ビームを使用して同期信号を受信する(即ち受信ビームスイープ)、ように配置されることができる。一つの例として、基地局が発射ビーム毎を指定回数で連続に送信する送信について、異なる受信ビームを使用して同一の発射ビームによって発射された同期信号を受信することができる。他の一つの例によると、指定回数までに全ての発射ビームを順番に発射する送信について、同じ受信ビームを使用して毎回順番に送信された全ての発射ビームを受信することができ、又は、受信ビーム毎が全ての発射ビームを受信することができるまで、異なる受信ビームを使用して発射ビームを受信することができる。上記実施例において、受信ビームスイープが必要である場合に、端末機器側の電子機器300Bは、発射ビーム配置を既に知る又は知る可能な必要があり、これにより、自身の受信ビーム配列を確定する。
【0074】
以下、端末機器が同期信号の受信を行う時に端末機器が採用する受信ビーム配列を例示的に説明する。
【0075】
前記のように、端末機器は、受信ビームフォーミングを使用又は使用しないで基地局が発射ビームフォーミングによって送信した同期信号を受信することができる。図8Aに、4個×3回の発射ビーム配置における端末機器の例示的な受信ビーム配列を示す。図8Aにおける受信ビーム配列1と2は、端末機器が受信ビームフォーミングを使用しないで同期信号を受信する場合に対応する。この時、電子機器300Bは一般的に受信ビーム配列1を使用することができ、即ち全幅の受信ビーム(例えばRX_B1)を使用して発射ビーム毎の毎回の送信を受信することができる。受信ビーム配列1の利点は、発射ビーム毎による送信に対して、いずれも複数回に受信して、ダイバーシチ利得を取得することができる。同期信号を受信する時、電子機器300Bは、同期信号ブロックの内容に基づいて相関演算を行うことができ、相関度が最も高い又は一定の予定閾値より高い発射受信ビームのペアが整合した発射ビームである。例えば、発射ビーム2の同期信号を受信する相関程度が他の発射ビームより高い場合に、発射ビーム2と全幅の受信ビームとが整合したと見ることができる。一つの好ましい具体的な例において、主同期信号系列集合における系列個数が副同期信号系列集合における系列個数より大幅に小さいことを考えて、電子機器300Bがまず受信された発射ビームに載置された同期信号ブロックにおける主同期信号系列と予め記憶された主同期信号系列集合における主同期信号系列毎との相関演算を行い、発射ビーム毎に載置された主同期信号系列の相関程度に基づいてそのうちに整合した発射ビーム(及び整合した主同期信号系列)を確定、そして、更に該整合した発射ビームに載置された同期信号ブロックにおける副同期信号系列と副同期信号系列集合における副同期信号系列毎の相関演算を行うことで、整合した副同期信号系列を確定すると設計され、電子機器300Bが次に整合した主同期信号系列及び副同期信号系列に基づいて、相応セルの物理セル標識(PCI)を計算して得て、例えばPCI=PSS+3*SSSであり、PCIに基づいて下り参照信号の構成を確定してPBCHに対して復号を行う。幾つかの例において、PSSの値は0...2(実は3種類の異なるPSS系列)であり、SSSの値は0...167(実は168種類の異なるSSS系列)であり、上記数式から、PCIの範囲は0...503であるので、物理層に504個のPCIが存在する。同期信号が第三の同期信号も含む例において、最後に第三の同期信号系列の整合を行い、再び設計されたPCIの計算数式に基づいてPCIを計算する(具体的な数式は本開示が意図に解決する技術問題でなく、ここで省略する)。従って、本開示による同期方案の複雑度を効率に低下ことができ、特に次世代セルラネットワークにおいてSSSの数が数千に成長するかもしれなく、この好ましい実施例の技術効果は、その時点で特に顕著である。電子機器300Bが基地局の発射ビーム配置を知る場合に、発射ビーム毎の複数回の繰り返し送信中の一部の送信だけを受信することができる。例えば、電子機器300Bは受信ビーム配列2を使用することができ、即ち発射ビーム毎の複数回の送信について、全幅の受信ビーム(例えばRX_B1)を使用して一回だけ受信する(例えば第一回の送信だけを受信する)。受信ビーム配列2の利点は、端末機器の受信リソース(例えば消費電力等)を節約することができることである。
【0076】
図8Aにおける受信ビーム配列3と4は、それぞれに端末機器が2個又は3個の異なる受信ビームを使用して同期信号を受信する場合に対応する。この時、発射ビーム毎の複数回の送信について、電子機器300Bは異なる受信ビームを使用して受信を行う必要がある。そのために、電子機器300Bは、基地局の発射ビーム配置を知る必要があって、相応する受信ビームを配置する。受信ビーム配列3又は4において、電子機器300Bが発射ビーム毎に3回繰り返することを知るので、この3回の繰り返しにおいて自分の受信ビームを配置して、受信ビーム毎が少なくとも1回使用されることで、ビームスイープの目的を実現することができる。図8Aは異なる発射ビームの送信一回のサイクルだけを示し、その後、次の一回のサイクルを設置することができる。
【0077】
以上の4個×3回の発射ビーム配置について、端末機器が3個より多い受信ビームを有す時、異なる発射ビームの送信の一回のサイクルが全ての受信ビームスイープを完成することができない。しかしながら、電子機器300Bが発射ビーム配置を知るので、次回のサイクルにおいて他の受信ビームを配置してスキャンを行うことができる。本開示の元に、当業者は様々な変形した受信ビーム配置を構想してビームスイープを実現することができ、これら変形は全て本開示の範囲に含む。
【0078】
また、図8Aは時間ウィンドウの例示的な配列だけであり、それは各時間ウィンドウの相対位置を表すことができるが、それらの下りリンクフレームにおける的確な位置を表すことではない。例えば、図7A図7Cに示すように複数の不連続的な時間ウィンドウを使用することができ、又は図7Bと7Dに示すように複数の連続的な時間ウィンドウを使用することができる。また、本明細書の各図における時間ウィンドウ及びその間の距離の大きさは例示的に示したものであり、必ず比例に従って記載していない。
【0079】
理解されるべきことは、等級付けの発射ビーム配置に、図8Aは、第一の等級の発射ビーム及び相応する様々な受信ビーム配列を示すと考えられる。第一の等級の発射ビームの後に、第二の等級の発射ビームを設置することができる。図8Bは、第二の等級の発射ビーム配置及び端末機器の例示的な受信ビーム配列を示す。該等級付けの発射ビーム配置の第一の等級の配置は上記4個×3回の発射ビーム配置であることができ、第二の等級の配置は2個×3回の発射ビーム配置であることができ、即ち粗発射ビーム毎は2個の細発射ビームに対応し、細発射ビーム毎に3回繰り返す(単純化のために、前の二つの粗ビームに対応する細ビームだけを示す)。一つの例において、図8Aに示すように第一の等級の発射ビームの送信を使用した後、例えば図8B中の発射ビーム配列に示すように、次に第二の等級の発射ビームを使用して送信を行うことができる。図8Bにおいて、粗発射ビーム毎に対応する各細発射ビームは、発射ビーム配置において指示された回数までに逐次に繰り返す。例えば、粗発射ビームTX_B1に対応する細発射ビームTX_B1,1はまず3回繰り返し、次にTX_B1,2も3回繰り返すことで、1番目の粗発射ビームTX_B1に対応する細発射ビームスイープが完成した。次に、順番に次の粗発射ビームに対応する細発射ビームスイープを行う。
【0080】
図8Aの説明と類似に、図8Bにおいて、受信ビーム配列1と2が、端末機器が受信ビームフォーミングを使用しない場合に対応する。この時、電子機器300Bは、受信ビーム配列1を使用することができ、即ち全幅の受信ビーム(例えばRX_B1)を使用して発射ビーム毎の各回の送信を受信する。受信ビーム配列1の利点は、発射ビーム毎による送信に対して、いずれも複数回に受信して、ダイバーシチ利得を取得することができる。各細発射ビームによって送信された同期信号を受信する時、電子機器300Bは、同期信号ブロックの内容に基づいて相関演算を行うことができ、相関度が最も高い又は一定の予定閾値より高い発射受信ビームのペアは、整合した発射受信ビームのペアである。例えば、受信TX_B2,1の同期信号の相関性が他の発射ビームより大きい場合、TX_B2,1とRX_B1とが整合したと見ることができる。電子機器300Bが基地局の発射ビーム配置を知る場合に、電子機器300Bは、受信ビーム配列2を使用しても良く、即ち発射ビーム毎の複数回の繰り返し送信について、一部の送信だけを受信する。例えば、全幅の受信ビーム(例えばRX_B1)を使用して一回だけ(例えば第一回の送信だけ)を受信することができる。受信ビーム配列2の利点は、端末機器の受信リソース(例えば消費電力等)を節約することができることである。
【0081】
図8Bにおける受信ビーム配列3と4は、それぞれに端末機器が2個又は3個の異なる受信ビームを使用して同期信号を受信する場合に対応する。この時、細発射ビーム毎の複数回の送信について、電子機器300Bは異なる受信ビームを使用して受信を行う必要がある。そのために、電子機器300Bは、基地局の発射ビーム配置を知る必要があって相応する受信ビームを配置する。受信ビーム配列3又は4において、電子機器300Bが細発射ビーム毎に3回繰り返することを知るので、この3回の繰り返しにおいて自分の受信ビームを配置して、受信ビーム毎が少なくとも1回使用されることで、ビームスイープの目的を実現することができる。図8Bは異なる細発射ビームの送信の一回のサイクルを示す。等級付けの発射ビームスイープの場合に、一回のサイクルの細発射ビームスイープを完成した後、次のサイクルの粗発射ビームスイープ及び細発射ビームスイープを行うことができる。本開示の元に、当業者は様々な変形した受信ビーム配置を構想してビームスイープを実現することができ、これら変形は全て本開示の範囲に含む。
【0082】
理解されるべきことは、図8Bの例において、第二の等級の全ての発射ビームスイープは、24個(8個×3回)の時間ウィンドウによって完成するが必要する。従って、2個の長さが12である同期信号バーストにおいて完成する必要があるかもしれない。
【0083】
前記のように、予め配置して同期信号バーストの長さと発射ビーム配置とを整合させることで、発射ビームの数又は繰り返し回数の一つを知る場合に、全体の発射ビーム配置を知ることができる。例えば、長さが12である同期信号バーストと上記4個×3回の配置とは整合している。長さが12である同期信号バーストの場合に、一旦4個の発射ビームが存在することを知ると、発射ビーム毎に3回繰り返することを知る。逆もまた然りである。
【0084】
(端末機器の発射ビーム配置の獲得)
幾つかの実施例において、端末機器が同期信号を受信することを容易にするために、端末機器が基地局側の発射ビーム配置を知る必要がある。しかしながら、同期信号の受信が成功する前、端末機器は、シグナリングによって基地局から発射ビーム配置についてのいずれかの情報を獲得することができない。本開示の実施例によると、端末機器は、少なくとも以下の方式で発射ビーム配置を獲得することができ、即ち他の基地局を介して発射ビーム配置を獲得し、及び/又は発射ビーム測定に従って発射ビーム配置を獲得する。
【0085】
本開示の幾つかの実施例によると、基地局に用いられる電子機器300Aは、発射ビーム配置を二重接続によって共に端末機器をサービスする他の基地局に伝達するように配置されることができ、該発射ビーム配置を該他の基地局によって端末機器に指示することができる。
【0086】
既知のように、二重接続(Dual Connectivity)は、端末機器を複数の基地局と通信可能にして、データレートを向上する技術である。例えば、端末機器は、第一の基地局と第二の基地局との両方の接続を維持することができる。第一の基地局と端末機器との通信過程において、期待(例えばデータレートの向上の期待)に基づいて、第二の基地局を添加して二重接続を形成することができ、第一の基地局は主ノードとなり、第二の基地局は副ノードとなる。幾つかの場合に、主ノードは、LTEシステム中のeNBであることができ、副基地局は、5Gシステムにおける対応ノード、例えばNRシステムにおけるgNBであることができる。本開示の実施例によると、該添加操作は以下のような副ノード添加(addition)操作によって実現されることができる。
【0087】
図9は、本開示の実施例による副ノード添加の例示的な操作を示す。図9において、電子機器300Aは第二の基地局に対応することができ、該例示的な操作によって端末機器とこの二つの基地局とが二重接続を形成する。902において、第一の基地局は、第二の基地局へ副ノード添加の要求メッセージを送信して、第二の基地局に対して端末機器と通信するためのラジオリソースを分配するように要求することができる。ここで、第一の基地局は、該端末機器をサービスするための主セル組(MCG)の配置と端末機器能力を指示することができ、且つ端末機器に添加することが要求される第二の基地局のスレーブセル組(SCG)からのセルについての測定結果を提供することができる。904において、第二の基地局は、ラジオリソース管理エンティティがリソース要求を許可した後、相応するリソースを分配し第一の基地局へ副ノード添加要求ACKを送信することができる。ここで、第二の基地局は、ランダムアクセスをトリガーして、副ノードのラジオリソース配置の同期を実行することができる。第二の基地局は、第一の基地局へSCGの新たなラジオリソース及びSCG中の主セルPSCellのビーム配置情報を提供することができる。もちろん、幾つかの場合に、ビーム配置情報は、SCG中の他のセルのビーム配置情報を含んでも良い。906において、第一の基地局は、端末機器に対してRRC接続の再配置を行うように指示し、端末機器へ上記発射ビーム配置を指示することができる。908において、端末機器は、第一の基地局へRRC接続の再配置の完成を指示することができる。910において、第一の基地局は、第二の基地局へ副ノード再配置の完成を指示することができる。このように、端末機器は、獲得された発射ビーム配置情報に基づいて、副ノードとのPSCellの同期過程を実行することができる。副ノードである第二の基地局は、ラジオフレームタイミングとSFNの以外のシステム情報を報知する必要がなく、主ノードである第一の基地局の専用RRCシグナリングによって端末機器へシステム情報(初期配置)を提供することができる。少なくともPSCellの同期信号(例えばPSS、SSSとPBCH)からSCGのラジオフレームタイミングとSFNを獲得することができる。
【0088】
幾つかの実施例において、第一の基地局はeNBに限定しておらず、第二の基地局はgNBに限定していなくても良い。例えば、第一の基地局と第二の基地局は、同一無線通信システムに属する又は異なる無線通信システムに属するいずれかの基地局であることができる。幾つかの例において、上記第一の基地局は、前世代の無線通信システムに属する基地局であることができる。
【0089】
本開示の幾つかの実施例によると、端末機器は、オムニアンテナを含むことができる。電子機器300Bは、異なる受信ビームを使用して同期信号を受信する前、ビームフォーミングを使用しないで同期信号を受信することで基地局側の発射ビーム配置を獲得するように配置されることができる。
【0090】
図2Bを参照し、電子機器300Bは、全幅の受信ビームで基地局側が異なる発射ビームを使用して送信した同期信号を受信するとする。電子機器300Bについて、基地局側の異なる発射ビームは異なる受信性能を意味する。3個×3回の配置において、電子機器300Bが検出した受信性能は、図10に示すようにすることができる。そのうちに、A、B、Cは、それぞれに異なる受信性能を表す。一定の時間の測定によって、3種類の受信性能を有することに基づいて3個の発射ビームを有することを確定することができ、受信性能毎に3回繰り返すことに基づいて発射ビーム毎を3回繰り返したことを確定することができる。発射ビーム配置と同期信号バーストとが配合した場合に、同期信号バーストの長さと、異なる受信性能の数及び受信性能毎の繰り返しの回数の一つに基づいて、発射ビーム配置を確定することができる。この例において、同期信号バーストの長さが9である場合に、3種類の受信性能を有することに基づいて発射ビーム毎が(9/3)=3回繰り返すことを確定することができ、又は受信性能毎に3回繰り返したことに基づいて(9/3)=3個の発射ビームを有することを確定することができる。
【0091】
(発射ビームの指示とフィードバック)
本開示の実施例において、発射ビームフォーミングで同期信号を送信することは、該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報、例えば発射ビームIDを指示するに用いることができる。同期信号の送信は、以下の少なくとも一つによって発射ビームIDを指示又は含むことができる。
【0092】
前記のように、同期信号は、同期系列を含むことができる。一つの実施例において、該同期系列自身は、発射ビームIDを表すことができる。例えば、同期系列を複数の組に分けることができ、同一の組における同期系列毎は、同一の発射ビームを表すことができる。LTEシステムにおける主同期信号を例として、システムにおいて複数の長さが63であるZadoff−Chu系列を有すことができる。4個×3回の発射ビーム配置について、図11Aに示すようにこれらのZadoff−Chu系列を(例えば平均に)4組に分けることができ、各組における系列は、4個の発射ビームの一つを表すことができる。例えば、第一の組の系列(第1からN/4個の系列)のいずれかの系列は、発射ビームIDの1を表すことができる。電子機器300Aは、該発射ビームを使用して同期信号を送信する時、該同期信号が含む同期系列は、第一の組の系列のいずれかであることができる。このように、電子機器300Bは、該同期信号を受信した時、同期信号における同期系列に基づいて、該同期信号の発射に使用される発射ビームIDが1であることを確定することができる。もちろん、このような実施例において、(例えば通信プロトコルによって規定し対応関係を通信の両方のチップに予め記憶することによって)基地局と端末機器が、各組の同期系列と発射ビームとの対応関係について協商一致にすることができる必要がある。
【0093】
一つの実施例において、同期系列の外に、同期信号は余分な情報ビットも含み、該余分な情報ビットは、発射ビームIDを表すことができる。図11Bに示すように、4個×3回の発射ビーム配置について、余分ビット00、01、10、11をそれぞれに4個の発射ビームの一つを表すように指定することができる。例えば、余分情報ビット00は、発射ビームIDの1を表すことができる。電子機器300Aが該発射ビームを使用して同期信号を送信する時、該同期信号は余分情報ビット00を含むことができる。このように、電子機器300Bは、同期信号を受信した時、同期信号中の余分ビット00に基づいて、該同期信号の発射に使用される発射ビームIDが1であることを確定することができる。このような実施例において、類似に基地局と端末機器が、余分ビットと発射ビームとの対応関係について協商一致にすることができる必要がある。
【0094】
一つの実施例において、同期信号が位置する時間ウィンドウ/時間パラメータによって発射ビームIDを表すことができる。例えば、電子機器300Bは、整合した発射ビームが送信する同期信号の時間パラメータと発射ビーム配置(即ち発射ビームの数と繰り返し回数)に基づいて、整合した発射ビームの発射ビームIDを確定することができる。具体的な例示は、図7Aの説明を参照することができる。
【0095】
各実施例において、端末機器は、整合した発射ビームの発射ビームIDを確定した後、様々な適当な方式で該発射ビームIDを基地局にフィードバックすることができる。例えば、図9の処理を介して二つの基地局の間に二重接続を確立し、且つ該基地局を副ノードとし、他の基地局を主ノードとした後、端末機器は主ノードを介して発射ビームIDを該基地局に提供することができる。
【0096】
幾つかの例によると、暗示的な又は明示的な方式で整合した基地局側の発射ビームを指示することで、それを基地局にフィードバックすることができる。幾つかの例によると、明示的な方式として、端末機器から基地局へのフィードバックにおいて、附加のビットで発射ビームIDを指示することができる。幾つかの例によると、暗示的な方式として、特定の送信時間ウィンドウに従ってフィードバックを行うことができ、送信時間ウィンドウとビームとの間の対応関係に基づいて、発射ビームを知ることができる。
【0097】
このフィードバックは、端末機器が行うランダムアクセス過程に含むことができる。もちろん、幾つかの実施例によると、基地局側の発射ビームのフィードバックは、ランダムアクセスプリアンブルと分離に送信されて良く、例えばランダムアクセスプリアンブルの前又はの後に送信されることができる。後に、ランダムアクセス過程を結合してこのフィードバック操作を詳細に説明する。
【0098】
(例示的な方法)
図12Aは、本開示の実施例による通信に用いられる例示的な方法を示す。図12Aに示すように、該方法1200Aは、発射ビーム配置に基づいて異なる発射ビームを利用して端末機器に同期信号を繰り返し送信することを含むことができ、該同期信号は該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を含む(枠1205)。該方法は、更に、端末機器からのフィードバックを獲得することを含み、該フィードバックは、発射ビームの管理に用いられるように発射ビーム情報を含む(枠1210)。該方法は、電子機器300Aによって実行されることができ、該方法の詳細の例示操作は、前記の電子機器300Aが実行する操作と機能についての説明を参照することができ、簡単の説明は以下のようである。
【0099】
一つの実施例において、端末機器がフィードバックする発射ビーム情報に対応する発射ビームは、端末機器との受信整合度が最も高い発射ビームである。
【0100】
一つの実施例において、発射ビーム配置は、基地局が同期信号の送信に使用可能な複数の発射ビームの数及び発射ビーム毎を連続に使用して送信する回数を指定し、該方法は、更に、複数の発射ビームにおける発射ビーム毎を使用して同期信号を送信し、且つ発射ビーム毎を該回数までに連続使用して同期信号を送信することを含む。
【0101】
一つの実施例において、発射ビーム配置は、基地局が同期信号の送信に使用可能な異なる等級の発射ビームの数と異なる等級の発射ビーム毎を連続に使用して送信する回数を指定し、該方法は、更に、異なる等級の発射ビーム毎を使用して同期信号を送信し、且つ発射ビーム毎を該回数までに連続使用して同期信号を送信することを含む。
【0102】
一つの実施例において、発射ビーム配置は、更に、基地局側発射ビームと複数の同期信号時間ウィンドウとの対応関係を含み、該方法は、更に、発射ビームと複数の同期信号時間ウィンドウとの対応関係に基づいて発射ビームを使用して同期信号を送信することを含む。
【0103】
一つの実施例において、該方法は、更に、発射ビーム配置を二重接続によって共に端末機器をサービスする他の基地局に伝達することを含み、発射ビーム配置は該他の基地局によって端末機器に指示される。
【0104】
一つの実施例において、該他の基地局は、該無線通信システムの基地局であり、又は該無線通信システムの前世代無線通信システムの基地局である。
【0105】
一つの実施例において、該無線通信システムは5Gシステムであり、前世代無線通信システムはLTEシステムである。
【0106】
一つの実施例において、異なるタイプの連続的な同期信号は同期信号ブロックを形成し、複数の連続的な同期信号ブロックは同期信号バーストを形成する。
【0107】
一つの実施例において、発射ビーム情報は発射ビームIDを含み、且つ同期信号は以下の一つによって発射ビームIDを指示し:同期信号は同期系列を含み、該同期系列自身は発射ビームIDを表し、同期系列の外に、同期信号は余分な情報ビットも含み、該余分な情報ビットは発射ビームIDを表し、又は同期信号が位置する時間パラメータ。
【0108】
一つの実施例において、整合度が最も高い発射ビームによって送信した同期信号の時間パラメータと発射ビーム配置に基づいて、整合度が最も高い発射ビームの発射ビーム情報を確定する。
【0109】
一つの実施例において、時間パラメータは、OFDM符号インデックス、ラジオフレームにおけるタイムスロットインデックス及びラジオフレーム番号を含む。
【0110】
一つの実施例において、同期信号は主同期信号PSSと副同期信号SSSを含み、又は主同期信号PSS、副同期信号SSSと第三の同期信号TSSを含む。
【0111】
一つの実施例において、異なるタイプの同期信号の時間領域又は周波数領域における相対位置によってシステム情報を表し、システム情報は、無線通信システムの複信タイプ、又は異なるサイクルプレフィックス長さの少なくとも一つを含む。
【0112】
図12Bは、本開示の実施例による通信に用いられる他の一つの例示的な方法を示す。図12Bに示すように、該方法1200Bは、無線通信システムの基地局側の発射ビーム配置に基づいて同期信号を受信することを含むことができ、同期信号は、基地局が該同期信号を送信するために使用される発射ビーム情報を含む(枠1250)。該方法は、更に、フィードバックを基地局に提供することを含み、該フィードバックは、基地局により発射ビームの管理に用いるように発射ビーム情報を含む(枠1255)。該方法は、電子機器300Bによって実行されることができ、該方法の詳細の例示操作は、前記の電子機器300Bが実行する操作と機能についての説明を参照することができ、簡単の説明は以下のようである。
【0113】
一つの実施例において、フィードバックされる発射ビーム情報に対応する発射ビームは、端末機器との受信整合度が最も高い発射ビームである。
【0114】
一つの実施例において、発射ビーム配置は、基地局が同期信号の送信に使用可能な複数の発射ビームの数及び発射ビーム毎を連続に使用して送信する回数を指定し、該方法は、更に、基地局が発射ビーム毎を該回数で連続使用する送信におけるそれぞれの送信に、異なる受信ビームを使用して同期信号を受信することを含む。
【0115】
一つの実施例において、発射ビーム配置は、基地局が同期信号の送信に使用可能な異なる等級の発射ビームの数と異なる等級の発射ビーム毎を連続に使用して送信する回数を指定し、該方法は、更に、基地局が発射ビーム毎を該回数で連続使用する送信におけるそれぞれの送信に、異なる受信ビームを使用して同期信号を受信することを含む。
【0116】
一つの実施例において、発射ビーム配置は基地局側発射ビームと複数の同期信号時間ウィンドウとの対応関係も含む。
【0117】
一つの実施例において、該方法は、更に、二重接続によって該基地局と共に端末機器をサービスする他の基地局から発射ビーム配置を獲得することを含む。
【0118】
一つの実施例において、該他の基地局は、該無線通信システムの基地局であり、又は該無線通信システムの前世代無線通信システムの基地局である。
【0119】
一つの実施例において、該無線通信システムは5Gシステムであり、前世代無線通信システムはLTEシステムである。
【0120】
一つの実施例において、端末機器又は電子機器300Bは、オムニアンテナを含むことができ、該方法は、更に、異なる受信ビームを使用して同期信号を受信する前、ビームフォーミングを使用しないで同期信号を受信することで基地局側の発射ビーム配置を獲得することを含む。
【0121】
一つの実施例において、発射ビーム情報は発射ビームIDを含み、該方法は、更に、同期信号から発射ビームIDを獲得し、且つ同期信号は以下の一つによって発射ビームIDを指示することを含み:同期信号は同期系列を含み、該同期系列自身は発射ビームIDを表し、同期系列の外に、同期信号は余分な情報ビットも含み、該余分な情報ビットは発射ビームIDを表し、又は同期信号が位置する時間パラメータ。
【0122】
一つの実施例において、該方法は、更に、整合度が最も高い発射ビームによって送信した同期信号の時間パラメータと発射ビーム配置に基づいて、整合度が最も高い発射ビームの発射ビーム情報を確定することを含む。
【0123】
一つの実施例において、時間パラメータは、OFDM符号インデックス、ラジオフレームにおけるタイムスロットインデックス及びラジオフレーム番号を含む。
【0124】
一つの実施例において、同期信号は主同期信号PSSと副同期信号SSSを含み、又は主同期信号PSS、副同期信号SSSと第三の同期信号TSSを含む。
【0125】
一つの実施例において、該方法は、更に、異なるタイプの同期信号の時間領域又は周波数領域における相対位置からシステム情報を獲得することを含み、該システム情報は、無線通信システムの複信タイプ、又は異なるサイクルプレフィックス長さの少なくとも一つを含む。
【0126】
(基地局側に用いられる他の電子機器の例)
図13は、本開示の実施例による基地局側に用いられる例示的な電子機器を示し、そのうちに該基地局は様々な無線通信システムに使用されることができる。図13に示す電子機器1300Aは、様々な手段を含んで本開示の操作又は機能を実現することができる。図13に示すように、電子機器1300Aは、例えば発射ビーム配置の受信手段1360と発射ビーム配置の提供手段1370を含むことができる。幾つかの実施例において、発射ビーム配置の受信手段1360は、他の基地局からの発射ビーム配置を受信するように配置されることができ、該他の基地局は発射ビーム配置に基づいて端末機器へ同期信号を送信する。発射ビーム配置の提供手段1370は、端末機器が発射ビーム配置に基づいて基地局からの信号を受信するように、端末機器へ発射ビーム配置を提供するように配置されることができる。
【0127】
一つの例において、電子機器1300Aは、上記他の基地局と共に同一の無線通信システムに使用されることができ、又は上記他の基地局の前世代の無線通信システムに使用されることができる。例えば、電子機器1300Aは、LTE eNBに使用されることができ、上記他の基地局は、5G基地局、例えばNRシステムにおけるgNBであることができる。一つの実施方式によると、電子機器1300Aは、例えば、図9における第一の基地局であることができ、上記他の基地局は、図9における第二の基地局であることができる。
【0128】
(同期信号ビームスイープの例示的な応用)
本開示の一つの実施例によると、同期過程とデータ通信過程にわたって等級付けの発射ビームフォーミングを行うことができる。一つの例において、同期過程において第一の等級の発射ビームスイープを行い、整合した第一の等級の発射ビームを確定することができる。基地局は、整合した第一の等級の発射ビームを獲得した後、データ通信過程において該第一の等級の発射ビームにおける第二の等級の発射ビームを使用して参照信号(例えばCSI−RS)を送信することで、整合した第二の等級の発射ビームを確定してデータ通信に使用することができる。図14は、本開示の実施例による例示的な等級付けの発射ビームスイープ処理フローを示す。図14に示すように、1461において、基地局は、第一の等級の発射ビームスイープによって同期信号を送信することができる。1462において、端末機器は、同期信号を受信し、下りリンクタイミングに同期して、自身と(受信ビームフォーミングを使用して又は使用しなくて)整合した第一の等級の発射ビームを獲得する。次に、1463と1464において、ランダムアクセス過程を実行し、且つ端末機器は基地局へ整合した第一の等級の発射ビームをフィードバックする。前記のように、該フィードバックは、様々な適当な方式に基づいて行われることができる。一つの実現方式において、ランダムアクセス過程によって整合したビームのフィードバックを行うことができる。1465において、基地局は、整合した第一の等級の発射ビーム、例えばTX_Bmを記録、維持する。次は、データ通信過程である。1466において、基地局が第一の等級の発射ビームTX_Bmと端末機器が整合したことを知るので、TX_Bmにおける第二の等級の発射ビームによってCSI−RSを送信することができる。1467において、端末機器は、CSI−RSを受信し、自身と整合した第二の等級の発射ビームを獲得する。1468において、端末機器は、基地局へ整合した第二の等級の発射ビームをフィードバックする。1469において、基地局は、整合した第二の等級の発射ビーム、例えばTX_Bm,jを記録、維持する。その後、基地局は、発射ビームTX_Bm,jを使用して、該端末機器とデータ通信を行うことができる。
【0129】
伝統的にデータ通信過程において等級付けの発射ビームスイープを行うことで整合した第二の等級の発射ビームを確定する方式と比べて、図14の例示処理は、同期過程における第一の等級の発射ビームスイープの結果を利用し、且つデータ通信過程において直接に第二の等級の発射ビームスイープを行うので、データ通信過程においてビームスイープを行う訓練コストを節約することができる。
【0130】
以下、図15Aから図23Bを参照して本開示による第二の全体的な側面を説明し、それは主に本開示の実施例によるランダムアクセス過程を開示する。幾つかの実施例によると、端末機器側からビームフォーミングによって基地局側へランダムアクセス信号を送信し、基地局は、該ランダムアクセス信号を受信し、且つ基地局が同期信号を送信する時に使用された発射ビームの情報を獲得する。これにより、基地局は、特定な端末機器に適当する発射ビームと受信ビーム情報を獲得して、後続の通信に使用されることができる。一つの例によると、ランダムアクセスが成功した場合に、基地局は、端末機器へ上りリンクにおいて基地局と整合した発射ビームを報告する。幾つかの実施例によると、本開示の第二側面の操作は、基地局側と端末機器側の電子機器によって実行されることができる。以下、本開示の第二側面の操作を詳細に説明する。
【0131】
(端末機器側に用いられる電子機器の例)
図15Aは、本開示の実施例による端末機器側に用いられる例示的な電子機器を示し、そのうちに該端末機器は様々な無線通信システムに使用されることができる。図15Aに示す電子機器1500Aは、様々な手段を含んで本開示の第二の全体的な側面を実現することができる。図15Aに示すように、一つの実施例において、電子機器1500Aは、PRACH配置獲得手段1505とPRACH送信手段1510を含むことができる。一つの実施方式によると、電子機器1500Aは、例えば図1における端末機器110又は端末機器110の一部であることができる。以下、端末機器を参照して説明した様々な操作は、いずれも電子機器1500Aの手段1505、1510又は他の手段によって実現されることができる。
【0132】
幾つかの実施例において、PRACH配置獲得手段1505は、ランダムアクセス配置情報を獲得するように配置されることができる。例えば、端末機器側が下りリンクセルの同期を獲得した後、電子機器1500A(例えば手段1505)は、報知用のチャネルによって下りリンクフレームにおける適当な位置にランダムアクセス配置情報を獲得することができる。また例えば、端末機器は、二重接続の主基地局によって副基地局のランダムアクセス配置情報を獲得する。ランダムアクセス配置情報は、各端末機器のランダムアクセスプリアンブル(preamble)の送信が許可される時間領域・周波数領域リソース、即ち物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)を含むことができる。一つの実施例において、ランダムアクセス配置情報は、基地局側受信ビームと時間領域リソース(時間ウィンドウ)との対応関係を含んでも良く、例えば具体的な説明は以下のようである。
【0133】
幾つかの実施例において、PRACH送信手段1510は、ランダムアクセス配置情報(例えば時間領域・周波数領域リソース)に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信して、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームと整合した基地局側の一つ又は複数の発射ビームを指示するように配置されることができる。一つの実施例において、これらの整合した基地局側の一つ又は複数の発射ビームは、端末機器が同期信号の受信に基づいて確定したものであり、例えば本願の第一の側面において既に説明したようである。ランダムアクセスプリアンブルを送信することで整合した発射ビームを指示することは、端末機器が整合した発射ビームをフィードバックする一つの可能の方式として使用されることができる。
【0134】
(基地局側に用いられる電子機器の例)
図15Bは、本開示の実施例による基地局側に用いられる例示的な電子機器を示し、そのうちに該基地局は様々な無線通信システムに使用されることができる。図15Bに示す電子機器1500Bは、様々な手段を含んで本開示の第二の全体的な側面を実現することができる。図15Bに示すように、電子機器1500Bは、例えばPRACH配置提供手段1515とPRACH受信手段1520を含むことができる。一つの実施方式によると、電子機器1500Bは、例えば、図1における基地局120又は基地局120の一部でも良く、基地局を制御するための機器(例えば基地局コントローラ)又は基地局に用いられる機器又はそれらの一部でも良い。以下基地局を参照して説明した様々な操作は、いずれも電子機器1500Bの手段1515、1520又は他の手段によって実現されることができる。
【0135】
幾つかの実施例において、PRACH配置提供手段1515は、ランダムアクセス配置情報を送信するように配置されることができる。例えば、電子機器1500B(例えば手段1515)は、下りリンクフレームにおける適当な位置にシステム情報を報知することができ、システム情報にランダムアクセス配置情報を含むことができる。ランダムアクセス配置情報は、前記のように手段1505を参照して説明したものであって良い。
【0136】
幾つかの実施例において、PRACH受信手段1520は、端末機器から送信されたランダムアクセスプリアンブルを受信して、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームを獲得するように配置されることができる。一つの実施例において、これらの整合した基地局側の一つ又は複数の発射ビームは、端末機器が同期信号の受信に基づいて確定したものである。
【0137】
(ランダムアクセス配置情報)
ランダムアクセス配置情報は、各端末機器のランダムアクセスプリアンブル(preamble)の送信が許可される時間領域・周波数領域リソースを含むことができる。一つの実施例において、ランダムアクセス配置情報は、更に基地局側受信ビームと複数のランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係を含むことができる。該対応関係は、(例えば以下の説明のように)一般的に基地局側の受信ビーム配置によって指定されるものであるが、ランダムアクセス配置情報によって端末機器に送信されることができる。
【0138】
幾つかの実施例において、ランダムアクセス配置情報は他の情報を含んでも良い。例えば、ランダムアクセス配置情報は、ビーム対称性の指示情報、例えば一つのビットを含んでも良い。例えば、ビーム対称性を有す場合に、該ビット値は1であり、ビーム対称性を有しない場合に、該ビット値は0である。一つの例によると、ビーム対称性を有しない場合に、ランダムアクセス配置情報は、基地局側の受信ビーム配置を代わりに含み、又は附加に含むことができ、これにより、端末機器が基地局側の該受信ビーム配置を知る。
【0139】
幾つかの実施例において、上記他の情報及び基地局側受信ビームと複数のランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係は、他の方式で端末機器に送信されても良く、例えば二重接続の方式であっても良い。
【0140】
(ランダムアクセス時間ウィンドウとランダムアクセスプリアンブル)
一般的に、ランダムアクセスプリアンブルは、上りリンクフレームにおける特定の時間ウィンドウに送信されることができ、これら時間ウィンドウは、一定の時間周期又は時間モードで配列されることができる。これらの時間ウィンドウは、ランダムアクセス信号の特定の送受信タイミング(occasion)に対応することができる。本開示の実施例において、基地局側がビームフォーミングを使用してランダムアクセスプリアンブルを受信するので、更に多いランダムアクセス時間ウィンドウを使用して、受信ビームスイープ、即ち、1)複数の異なるビームを使用して受信し、及び2)シングルのビームを使用して繰り返し受信することに用いる必要がある。幾つかの実施例において、一つのフレーム内又は複数のフレームにわたって連続的なランダムアクセス時間ウィンドウを配列することができる。相応する一つの例は、図16を参照する。図16に示すように、複数のランダムアクセス時間ウィンドウ1650から1661は、時間領域に連続して、一つの比較的に大きいランダムアクセス時間ウィンドウ1680を形成することができる。ランダムアクセス時間ウィンドウ1650から1661は、基本ランダムアクセスリソースと呼んでも良い。LTEシステムにおけるフレーム構成を例として、基本ランダムアクセスリソースは、周波数帯域中心の幾つか(例えば6個)のリソースブロックに対応することができ、システム配置に応じて、その長さは1ms、2ms又は3msであることができる。比較的に大きいランダムアクセス時間ウィンドウ1680は、一定の周期で配列されることができる。ランダムアクセス時間ウィンドウ1680を形成する一つの目的は、基地局が該比較的に大きい時間ウィンドウ内に全体の受信ビームスイープを完成することができる。
【0141】
幾つかの実施例において、ランダムアクセス時間ウィンドウは、上りリンクフレームの特定の時間パラメータに対応するように指定されることができる。例えば、ランダムアクセス時間ウィンドウのフレーム番号、サブフレーム番号、タイムスロットインデックス及び/又は符号インデックスを指定することができる。幾つかの実施例において、端末機器は、時間パラメータに基づいてランダムアクセス時間ウィンドウを認識することで、選択的にランダムアクセス時間ウィンドウにランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。
【0142】
図16に示すように、ランダムアクセスプリアンブル(例えばランダムアクセスプリアンブル1670)は、ランダムアクセス時間ウィンドウ1650から1661のいずれかに送信されることができる。幾つかの実施例において、ランダムアクセスプリアンブルは、サイクルプレフィックスとランダムアクセス系列を含むことができ、該ランダムアクセス系列は、例えばZadoff−Chu系列であることができる。幾つかの実施例において、ランダムアクセスプリアンブルは、余分な情報ビットを含んでも良い。本開示の実施例によると、ランダムアクセスプリアンブルは、端末機器と整合した基地局側の一つ又は複数の発射ビームを指示するために使用されることができる。例えば、ランダムアクセス系列又は余分な情報ビットは、上記整合した基地局側発射ビームを指示するために使用されることができる。
【0143】
(基地局側の受信ビーム配置)
受信ビームフォーミングにおいて、基地局側の複数の受信ビームの繰り返しモードは、受信ビーム配置によって表すことができる。幾つかの実施例において、基地局は、該受信ビーム配置に基づいて各端末機器からのランダムアクセスプリアンブルを受信することができ、一方、端末機器は、例えば端末機器が発射ビームフォーミングを使用することで送信を行う時に、該受信ビーム配置に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信する可能性がある。一般的に、受信ビームの繰り返しモードを表すために、受信ビーム配置は、少なくとも2つの側面の情報、即ち受信ビームの数及び受信ビーム毎を繰り返し使用して(例えばランダムアクセスプリアンブルを)受信の回数、を含む又は指示することができる。
【0144】
幾つかの実施例において、受信ビーム配置は、基地局のランダムアクセスプリアンブルの受信に使用可能な受信ビームの数及び受信ビーム毎を連続使用する回数を指定することができる。図17Aは、本開示の実施例による基地局側の例示的な受信ビーム配置を示す。図17Aに示すように、受信ビーム配置1700Aは、基地局側に4個の受信ビームであるRX_B1からRX_B4が、ランダムアクセスプリアンブルの受信に用いられることを指定し、且つ受信ビーム毎を3回連続使用して該受信を行うことができる。上記発射ビーム配置の例と類似に、N個×M回の形式で受信ビーム配置を表すことができる。例えば、受信ビーム配置1700Aは4個×3回の配置と呼ぶことができる。該受信ビーム配置は例示だけである。各実施例において、受信ビームは任意の複数個であることができ、繰り返し回数は、任意の回数であっても良い。
【0145】
相応する実施例において、電子機器1500Bは、受信ビーム配置に基づいて複数(例えば4個)の受信ビームにおける受信ビーム毎を使用してランダムアクセスプリアンブルを受信し、且つ受信ビーム毎を指定された回数(例えば3回)までに連続使用して該受信を行うように配置されることができる。端末機器が発射ビームスイープを使用しないでランダムアクセスプリアンブルを送信すると、電子機器1500Aは、全幅のビームだけを使用して基地局へ該送信を行うことができ、端末機器が発射ビームフォーミングを使用する必要があると、電子機器1500Aは、異なる発射ビームを使用してランダムアクセスプリアンブルを送信することができ、基地局が受信ビーム配置に基づいて受信を行う。
【0146】
幾つかの実施例において、受信ビーム配置は、基地局のランダムアクセスプリアンブルの受信に使用可能な異なる等級の受信ビームの個数と異なる等級の受信ビーム毎を連続使用する回数を指定することができる。図17Bは、本開示の実施例による基地局側の等級付けの受信ビームの場合における例示的な受信ビーム配置を示す。基地局側に4個の第一の等級の受信ビームを有すとし、第一の等級の受信ビーム毎に、2個の第二の等級の受信ビームを有すとする。第一の等級の受信ビーム配置は、例えば図17Aに示すことができ、第二の等級の受信ビーム配置は、例えば図17Bに示すことができる。第二の等級の受信ビーム配置1700Bは、8個の第二の等級の受信ビームRX_B1,1からRX_B4,2がランダムアクセスプリアンブルの受信に用いられ、且つ第二の等級の受信ビーム毎を3回連続使用して該受信を行うことができることを指定する。幾つかの場合に、同様に、N個×M回の形式で等級付けの受信ビーム配置を表すことができる。例えば、図17Bに、第一の等級の受信ビーム配置を、4個×3回の配置と表すことができ、第二の等級の受信ビーム配置を、2個×3回の配置(ただし“2個”の第二の等級の受信ビームはシングルの第一の等級の発射ビームに対応する)又は8個×3回の配置(ただし“8個”の第二の等級の受信ビームは第一の等級の発射ビーム全体に対応する)と表すことができる。
【0147】
相応する実施例において、電子機器1500Bは、異なる等級の受信ビーム毎を使用してランダムアクセスプリアンブルを受信し、且つ受信ビーム毎を指定回数までに連続使用して該受信を行うように配置されることができる。端末機器がビームフォーミングを使用しないでランダムアクセスプリアンブルを送信すると、電子機器1500Aは、全幅のビームだけを使用して基地局へ該送信を行うことができ、端末機器が発射ビームフォーミングを使用する必要があると、電子機器1500Aは、異なる等級の発射ビームを使用してランダムアクセスプリアンブルを送信するように配置されることができ、基地局が受信ビーム配置に基づいて受信を行う。
【0148】
上記実施例において、端末機器がビームスイープを発射する必要がある場合に、電子機器1500Aは、例えば以下図19Aから図20Bの説明を参照して説明するように、基地局側の受信ビーム配置を既に知る又は知る可能な必要があり、これにより、自身の発射ビーム配列を確定する。
【0149】
幾つかの実施例において、受信ビーム配置は、更に、基地局側受信ビームと複数のランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係を指示することができる。一つの例において、受信ビーム配置は、受信ビーム毎の各回の受信と複数のランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係(又は完全の対応関係と呼ぶ)を指示することができる。他の一つの例において、受信ビーム配置は、ある受信ビームの受信と複数のランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係(又は部分の対応関係と呼ぶ)を指示することができる。例えば、1番目の受信ビームRX_B1を使用する第一回の受信が1番目のランダムアクセス時間ウィンドウに対応することを指定することができる。基地局側又は端末機器側は、部分の対応関係に基づいて受信ビームの繰り返しモードを参照して完全の対応関係を確定することができる。このような実施例において、電子機器1500Bは、上記対応関係に基づいて受信ビームRX_B1を使用してランダムアクセスプリアンブルの第一回の受信及び後続の受信を行うことができる。相応に、電子機器1500Aは、該対応関係に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。
【0150】
図18は、本開示の実施例による基地局側受信ビームとランダムアクセス時間ウィンドウとの間の対応関係を示す。図18は、4個×3回の受信ビーム配置における例示的な対応関係を示す。図18に示すように、1番目の受信ビームRX_B1を使用する第一回の受信が1番目のランダムアクセス時間ウィンドウに対応する対応関係に基づいて、第一の組の3個のランダムアクセス時間ウィンドウに、共に1番目の受信ビーム(例えばRX_B1)を使用してランダムアクセスプリアンブルを受信する。第二の組の3個のランダムアクセス時間ウィンドウに、共に二番目の受信ビームを使用して受信を行う。次に、第三の組、第四の組のランダムアクセス時間ウィンドウに、それぞれに共に三番目と四番目の受信ビームを使用して受信を行う。注意すべきことは、図18は、単に例示的なビーム配置の一回のサイクルを示し、後の時間に上記配列を繰り返して、ランダムアクセスプリアンブルを受信することができる。
【0151】
幾つかの実施例において、等級付けビームフォーミングにおいて、基地局側受信ビームと複数のランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係は、基地局側の複数の等級の受信ビームと複数のランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係を含むことができる。
【0152】
(端末機器側の発射ビーム配列)
上り・下りリンクにおける発射受信ビームが対称性が有す場合に、ランダムアクセスプリアンブルを送信する前(例えば同期信号の受信過程において)、端末機器が既に基地局側の発射ビーム配置を獲得したら、端末機器は、ビーム対称性に基づいて基地局側の受信ビーム配置を確定することができる。この時、端末機器は、図8に示すように自身の受信ビーム配列を確定したら、ビーム対称性におけるいずれかの一側(発射側又は受信側)の受信と発射ビームの対応性に基づいて、直接に自身の発射ビーム配置を確定することができる。すなわち、端末機器は、ビーム対称性の指示だけで自身の発射ビーム配置を確定することができる。
【0153】
ビーム対称性を有しない場合に、端末機器は、発射ビームフォーミングを使用してランダムアクセスプリアンブルを送信する必要があったら、基地局側の受信ビーム配置に基づいて自身の発射ビーム配列を確定することができる。この時、基地局は、端末機器へその受信ビーム配置を通知することができる。例えば、図9に示す二重接続によって受信ビーム配置を通知することができる。図9の処理を介して二つの基地局の間に二重接続を確立し、且つ該基地局を副ノードとし、他の基地局を主ノードとした後、端末機器は、主ノードを介して副ノードである基地局の受信ビーム配置を獲得することができる。更に例えば、基地局は、システム情報によってその受信ビーム配置を通知することができる。基地局側の受信ビーム配置を獲得した後、端末機器は、自身の発射ビーム配列を確定することができ、例えば具体的な説明は以下のようである。
【0154】
端末機器は、発射ビームフォーミングを使用して又は使用しないでランダムアクセスプリアンブルを送信する可能性がある。図19Aは、基地局側の4個×3回の受信ビーム配置における端末機器の例示的な発射ビーム配列を示す。図19A中の発射ビーム配列1と2は、端末機器が発射ビームフォーミングを使用しないでランダムアクセスプリアンブルを発射する場合に対応する。この時、電子機器1500Aは、一般的に発射ビーム配列1を使用して、即ち全幅の受信ビーム(例えばTX_B1)を使用して、発射ビーム毎の各送信を受信することができる。受信ビーム配列1の利点は、例えばランダムアクセスプリアンブルを複数回送信して、ダイバーシチ利得を取得することができることである。電子機器1500Aは、基地局側の受信ビーム配置を知る場合に、発射ビーム配列2を使用し、即ち受信ビーム毎の複数回の受信について、全幅の発射ビーム(例えばTX_B1)を使用して一回だけ送信しても良い。発射ビーム配列2の利点は、端末機器の発射リソース(例えばパワー等)の節約及びランダムアクセスリソースの占用の低下が可能で、端末機器の間の衝突を避けることである。
【0155】
図19A中の発射ビーム配列3と4は、それぞれに端末機器が2個又は3個の異なる発射ビームを使用してランダムアクセスプリアンブルを送信する場合に対応する。この時、受信ビーム毎の複数回の受信について、電子機器1500Aは、異なる発射ビームを使用して送信を行う必要がある。受信ビーム配列3又は4において、電子機器1500Aが基地局側の受信ビーム毎に3回繰り返すことを知るので、この3回の繰り返しにおいて自分の発射ビームを配置して、発射ビーム毎が少なくとも1回使用され、これにより、ビームスイープの目的を実現することができる。図19Aは異なる発射ビームの送信の一回のサイクルだけを示し、その後次の一回のサイクルを設置することができる。
【0156】
前述の端末機器側の受信ビーム配列の場合と類似に、本開示の元に、当業者は様々な変形した受信ビーム配置を構想してビームスイープを実現することができ、これらの変形は全て本開示の範囲に含む。
【0157】
理解されるべきことは、基地局側の等級付けの受信ビーム配置において、図19Aが、第一の等級の受信ビーム及び相応する端末機器側の様々な発射ビーム配列を示すと見ることができる。第一の等級のビームの後に、第二の等級のビームを設置することができる。図19Bは、第二の等級の受信ビーム配置及び端末機器の例示的な発射ビーム配列を示す。該等級付けの受信ビーム配置の第一の等級は4個×3回の配置であり、第二の等級の配置は2個×3回の配置である(ただし第一の等級の受信ビーム毎は2個の第二の等級の受信ビームに対応する)(単純化のために、前の二つの第一の等級ビームに対応する第二の等級ビームだけを示す)。一つの例において、図19Aに示すように、第一の等級の受信ビームを使用して受信した後、例えば図19Bにおける受信ビーム配置に示すように、次に第二の等級の受信ビームを使用して受信を行うことができる。図19Bにおいて、第一の等級の受信ビーム毎に対応する各第二の等級の受信ビームは、受信ビーム配置において指示した回数までに逐次繰り返す。例えば、第一の等級の受信ビームRX_B1に対応する第二の等級の受信ビームRX_B1,1は、まず3回繰り返し、次にRX_B1,2も3回繰り返することで、1番目の第一の等級の受信ビームRX_B1に対応する第二の等級の発射ビームのスイープを完成する。次に、順番に次の第二の等級の受信ビームに対応する第二の等級の受信ビームのスイープを行う。
【0158】
図19Aの説明と類似に、図19Bにおいて、発射ビーム配列1と2は、端末機器が発射ビームフォーミングを使用しない場合に対応する。この時、電子機器1500Aは、発射ビーム配列1を使用し、即ち全幅の発射ビーム(例えばRX_B1)を使用してランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。前記のように、発射ビーム配列1は、ダイバーシチ利得を取得することができる。電子機器1500Aが基地局の受信ビーム配置を知る場合に、電子機器1500Aは、発射ビーム配列2を使用し、即ち受信ビーム毎の複数回の受信について、全幅の発射ビーム(例えばTX_B1)を使用して一回だけ送信しても良い。受信ビーム配列2の利点は、端末機器の受信リソース(例えばパワー等)の節約及びランダムアクセスリソースの占用の低下が可能で、端末機器の間の衝突を避けることである。
【0159】
図19B中の発射ビーム配列3と4は、それぞれに端末機器が2個又は3個の異なる発射ビームを使用してランダムアクセスプリアンブルを発射する場合に対応する。この時、第二の等級の受信ビーム毎の複数回の受信について、電子機器1500Aは、異なる発射ビームを使用して送信を行う必要がある。そのために、電子機器1500Aは、相応の発射ビームを配置するように、基地局の受信ビーム配置を知る必要がある。発射ビーム配列3又は4において、電子機器1500Aは、第二の等級の受信ビーム毎が3回繰り返すことが知るので、この3回の繰り返しにおいて自分の発射ビームを配置して、発射ビーム毎が少なくとも1回使用されることで、ビームスイープの目的を実現することができる。図19Bは、異なる第二の等級ビームの送信の一回のサイクルを示す。等級付けのビームスイープの場合に、一回のサイクルの第二の等級ビームスイープを完成した後、次のサイクルの第一の等級ビームスイープ及び第二の等級ビームスイープを行うことができる。本開示の元に、当業者は、様々な変形の発射ビーム配置を構想してビームスイープを実現することができ、これらの変形は全て本開示の範囲に含む。
【0160】
(整合した基地局側発射ビームのフィードバック)
以下、本開示の実施例による端末機器が基地局へ整合した基地局側発射ビームをフィードバックする例示操作を説明する。幾つかの実施例において、端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームは、該端末機器が同期信号の受信に基づいて確定したものである。幾つかの実施例において、端末機器がランダムアクセスプリアンブルを送信することは、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームを指示することができる。
【0161】
一つの実施例において、ランダムアクセスプリアンブルによって、端末機器側の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームの発射ビームIDを指示することができる。例えば、ランダムアクセスプリアンブルは、プリアンブル系列(例えばZadoff−Chu系列)を含むことができ、該プリアンブル系列自身は、発射ビームIDを表すことができる。これは図11Aの例と類似であり、プリアンブル系列を複数の組に分け、同一の組におけるプリアンブル系列毎は、同一の発射ビームを表すことができる。4個×3回の発射ビーム配置について、これらのプリアンブル系列を(例えば平均に)4組に分け、各組における系列は、4個の発射ビームの一つを表すことができる。例えば、第一の組の系列(第1からN/4個系列)のいずれか一つは、発射ビームIDの1を表すことができる。電子機器1500Aは、発射ビームIDである1をフィードバックする時、該発射ビームに対応する一つのプリアンブル系列を送信することができる。電子機器1500Bは、第一の組の系列中の一つを受信したと確定した後、整合した発射ビームIDが発射ビームIDの1であることを確定することができる。もちろん、このような実施例においても、基地局と端末機器が、各組のプリアンブル系列と発射ビームとの対応関係について協商一致にすることができる必要がある(例えば基地局によっていずれかのシグナリングで端末機器に通知する)。
【0162】
更に例えば、プリアンブル系列の外に、ランダムアクセスプリアンブルは余分な情報ビットを含んでも良く、該余分な情報ビットは、発射ビームIDを表すことができる。一つの例において、ランダムアクセスプリアンブルの1回の送信は、シングルの発射ビームIDを指示することができる。図11Bの例を参照して、4個×3回の発射ビーム配置について、余分ビット00、01、10、11がそれぞれに4個の発射ビームの一つを表すことを指定することができる。例えば、余分情報ビット00は、発射ビームIDの1を表すことができる。電子機器1500Aは、発射ビームIDである1をフィードバックする時、余分な情報ビット00を送信することができる。電子機器1500Bは、余分ビット00を受信したと確定した後、整合した発射ビームIDが発射ビームIDの1であることを確定することができる。このような実施例において、類似に基地局と端末機器が余分ビットと発射ビームとの対応関係について協商一致にすることができる必要がある。一つの例において、ランダムアクセスプリアンブルの1回の送信は、複数の発射ビームIDを指示することができる。上記余分情報ビットの数を増加することができ、例えば図11Bの例において、4個のビットを使用して2個の発射ビームIDを指示することができる。
【0163】
図19A図19Bに示す端末機器発射ビームの例示的な配列1から4に基づいて、基地局側の受信ビーム毎(例えばRX_B1からRX_B4及び各細ビーム)について、端末機器が共にランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。この方式は、上り下りリンクがビーム対称性を有し及び有さない場合に共に適用する。幾つかの実施例において、例えば端末機器が整合した基地局側受信ビームを知る場合に、例えば以下の図20Aと20Bを参照して説明するように、端末機器は該整合した受信ビームだけについてランダムアクセスプリアンブルの送信を行う。
【0164】
図20Aと20Bは、端末機器側の発射ビーム配列に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信する例を示す。図20Aと20Bにおける端末機器側の発射ビーム配置は、図19Aと19Bと同じであるが、特定の基地局側受信ビームだけに対して、ランダムアクセスプリアンブルを送信する。更に、例えば図においてハッチで表すように、これらの送信は、特定の発射ビームを使用して行うことができる。該方式は、上り下りリンクがビーム対称性を有す場合に適用することができる。この場合に、端末機器が、(例えば同期信号の受信によって確定される)下りリンクにおける整合した発射受信ビームのペアを知ると、上りリンクにおける整合した発射受信ビームのペアを確定して、ランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。
【0165】
例えば、図20Aにおいて、第一の等級のビームスイープについて、端末機器が下りリンクにおいて基地局側発射ビームTX_B1と端末機器側受信ビームRX_B2との整合を確定すると、上りリンクにおいて該端末機器と整合した基地局側受信ビームがRX_B1であることを確定することができ、それは端末機器側発射ビームTX_B2と整合する。相応に、端末機器は、受信ビームRX_B1に対応するランダムアクセス時間ウィンドウだけに、(例えば発射ビームTX_B1からTX_B3を使用して)ランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。更に、端末機器は、受信ビームRX_B1に対応するランダムアクセス時間ウィンドウだけに、整合した発射ビームTX_B2を使用して、ランダムアクセスプリアンブルを送信することができる(例えば図においてハッチで表すのようである)。発射ビーム配置1と2について、端末機器が全波発射を使用するので、受信ビームRX_B1に対応するランダムアクセス時間ウィンドウだけに、全波を使用してランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。
【0166】
図20Bは、図20Aに対応する第二の等級のビームスイープの例を示す。第二の等級のビームスイープは、端末機器が下りリンクにおいて基地局側発射ビームTX_B1,2と端末機器側受信ビームRX_B2の整合を確定すると、上りリンクにおいて該端末機器と整合した基地局側受信ビームがRX_B1,2であることを確定することができ、それは端末機器側発射ビームTX_B2と整合する。相応に、端末機器は、受信ビームRX_B1,2に対応するランダムアクセス時間ウィンドウだけに、(例えば発射ビームTX_B1からTX_B3を使用して)ランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。更に、端末機器は、受信ビームRX_B1,2に対応するランダムアクセス時間ウィンドウだけに、整合した発射ビームTX_B2を使用して、ランダムアクセスプリアンブルを送信することができる(例えば図においてハッチで表すのようである)。発射ビーム配置1と2について、端末機器が全波発射を使用するので、受信ビームRX_B1,2に対応するランダムアクセス時間ウィンドウだけに、全波を使用してランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。
【0167】
上記の例において、特定のランダムアクセス時間ウィンドウにランダムアクセスプリアンブルを送信する時、該特定のランダムアクセス時間ウィンドウ自身は、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームの発射ビームIDを指示することができる。図21Aは、本開示の実施例による端末機器がランダムアクセスプリアンブルを送信する例示的な方法を示す。2105において、下りリンクにおける整合した基地局側の(一つ又は複数の)発射ビームと端末機器側の(一つ又は複数の)受信ビームを知る場合に、ビーム対称性に基づいて、端末機器は、上りリンクにおける整合した基地局側の(一つ又は複数の)受信ビームと端末機器側の(一つ又は複数の)発射ビームを確定することができる。2110において、端末機器は、基地局側の(一つ又は複数の)受信ビームと複数のランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係に基づいて、複数のランダムアクセス時間ウィンドウから、基地局側の(一つ又は複数の)受信ビームに対応する一つ又は複数のランダムアクセス時間ウィンドウを確定することができる。2115において、端末機器は、一つ又は複数のランダムアクセス時間ウィンドウの少なくとも一部に、端末機器側の一つ又は複数の発射ビームでランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。
【0168】
図21Bは、本開示の実施例による基地局がランダムアクセスプリアンブルを受信する例示的な方法を示す。2150において、基地局は、基地局側の(一つ又は複数の)受信ビームと複数のランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係に基づいて、基地局側の受信ビームでランダムアクセスプリアンブルを受信することができる。基地局が、ステップ2110に確定された、基地局側受信ビームに対応するランダムアクセス時間ウィンドウに、相応のランダムアクセスプリアンブルを受信すべきことを理解することができる。2155において、基地局は、基地局側受信ビームとランダムアクセス時間ウィンドウとの対応関係に基づいて、ランダムアクセスプリアンブルを受信した受信ビームを確定することができる。2160において、基地局は、ビーム対称性に基づいて、基地局側の受信ビームに対応する発射ビーム、即ち下りリンクにおいて端末機器と整合した発射ビームを確定することができる。
【0169】
上記方法の例において、ランダムアクセス時間ウィンドウ自身は一つの発射ビームIDを指示することができる。この時、同期系列又は余分情報ビットで同一の整合した発射ビームIDを指示して、発射ビームID検出のロバスト性を増加することができる。又は、同期系列又は余分情報ビットで他の一つの整合した発射ビームIDを指示して、ランダムアクセスプリアンブルの1回の送信が、複数の発射ビームIDを指示することができる。
【0170】
前述の実施例によると、ランダムアクセスプリアンブルの1回の送信は、複数の発射ビームIDを指示することができる。代わりに、或いは付加的に、幾つかの実施例において、ランダムアクセスプリアンブルの後続の上りリンクメッセージによって、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームを指示することができる。例えば、図1におけるMSG−3メッセージによって整合した基地局側発射ビームを指示することができる。
【0171】
(ランダムアクセスプリアンブルの再送)
幾つかの実施例によると、ランダムアクセスプリアンブルを再送する必要がある場合に、端末機器は、優先に端末機器側の前の発射ビーム方向と最も相関する発射ビームを使用して該再送を行うことができ、そのうちに方向の相関は発射方向が隣接し、又は少なくとも部分が重複することを含む。
【0172】
端末機器は、初めにランダムアクセスプリアンブルを送信した後、一定の時間ウィンドウ内に基地局が送信したランダムアクセスレスポンス(Random Access Response, RAR)を待つ。RARを受信したら、端末機器は、ランダムアクセスプリアンブルの送信が成功したと認定する。端末機器がRAR等待時間ウィンドウ内にRARを受信していないと、図22に示すように、端末機器は、ランダムアクセスプリアンブルの再送を行う必要がある。幾つかの実施例において、再送過程において、全局ビームスイープによるリソース無駄を避けるために、端末機器は、初めのランダムアクセスプリアンブルの送信に使用される発射ビーム周囲に、再送を行うための発射ビームを選択することができる。該周囲の発射ビームは、初めに使用される発射ビーム方向と最も相関する発射ビームであることができるので、基地局が最適に整合したビームである可能性がある。すなわち、初めに使用される発射ビームの周囲のビームは、例えば図22に示すように、候補ビーム組(Candidate Beam Set)を形成することができると考えられる。ランダムアクセスプリアンブルの再送過程において、徐々にステップサイズに従って送信パワーを端末機器の発射パワーの上限まで向上することができる。端末機器がランダムアクセスプリアンブルを再送した後、まだRARを受信していないと、ビームスイープの範囲を拡大して送信を行うことができる。その後、端末機器がRARを受信するまで、該過程を繰り返す。
【0173】
本開示の実施例によると、ビームスイープの範囲を拡大してランダムアクセスプリアンブルを送信した後、基地局は、RARメッセージで端末機器に上りリンクにおいて基地局と整合した発射ビームを通知することができる。
【0174】
(例示的な方法)
図23Aは、本開示の実施例による通信に用いられる例示的な方法を示す。図23Aに示すように、該方法2300Aは、ランダムアクセス配置情報を獲得する(枠2305)ことを含むことができる。該方法は、更に、前記ランダムアクセス配置情報に基づいてランダムアクセスプリアンブルを送信し、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームを指示する(枠2310)ことを含む。該方法は、電子機器1500Aによって実行されることができ、該方法の詳細の例示操作は、前記の電子機器1500Aが実行する操作と機能についての説明を参照することができ、簡単の説明は以下のようである。
【0175】
一つの実施例において、端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームは、端末機器が同期信号の受信に基づいて確定したものである。
【0176】
一つの実施例において、ランダムアクセスプリアンブルは、端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームの認識情報、例えば発射ビームIDを指示する。
【0177】
一つの実施例において、ランダムアクセスプリアンブルは、以下の少なくとも一つによって端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームの発射ビームIDを指示し:ランダムアクセスプリアンブルは、プリアンブル系列を含み、該プリアンブル系列自身は発射ビームIDを表すこと、ランダムアクセスプリアンブルは更に余分な情報ビットを含み、該余分な情報ビットは発射ビームIDを表すこと。
【0178】
一つの実施例において、ランダムアクセスプリアンブルの1回の送信は、シングルの発射ビームID又は複数の発射ビームIDを指示することができる。
【0179】
一つの実施例において、ランダムアクセス配置情報は、基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係も含み、該方法は、更に、該対応関係に基づいて端末機器側の異なる発射ビームでランダムアクセスプリアンブルを繰り返し送信すること、又は該対応関係に基づいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームに対応する発射ビームでランダムアクセスプリアンブルを繰り返し送信することを含む。
【0180】
一つの実施例において、該方法は、更に、特定のランダムアクセスタイミングに、ランダムアクセスプリアンブルを送信すし、該特定のランダムアクセスタイミングは、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームの発射ビームIDを指示することを含む。
【0181】
一つの実施例において、ランダムアクセス配置情報は、基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係も含み、基地局と端末機器との間の上り下りリンクがビーム対称性を満足する場合に、該方法は、更に、以下の方式によってランダムアクセスプリアンブルを送信することを含み:ビーム対称性に基づいて、上りリンクにおける整合した基地局側の一つ又は複数の受信ビームと端末機器側の一つ又は複数の発射ビームを確定すること、対応関係に基づいて、複数のランダムアクセスタイミングから基地局側の一つ又は複数のビームに対応する一つ又は複数のランダムアクセスタイミングを確定すること、一つ又は複数のランダムアクセスタイミングの少なくとも一部に、端末機器側の一つ又は複数の発射ビームでランダムアクセスプリアンブルを送信すること。
【0182】
一つの実施例において、基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係は、基地局側の複数の等級のビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係を含む。
【0183】
一つの実施例において、該方法は、更に、ランダムアクセスプリアンブルの後続の上りリンクメッセージによって、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームを指示することを含む。
【0184】
一つの実施例において、該方法は、更に、ランダムアクセスプリアンブルを再送する必要がある場合に、優先に端末機器側の前の発射ビーム方向と最も相関する発射ビームを使用して再送を行うことを含み、そのうちに方向の相関は発射方向が隣接し、又は少なくとも部分が重複することを含む。
【0185】
一つの実施例において、同期信号は、主同期信号、副同期信号及びPBCHを含む同期信号ブロックに対応し、該方法は、更に、集中された時間領域上に異なる基地局側発射ビームによって送信した複数の同期信号ブロックを受信し、信号受信品質が予定条件を満足する同期信号ブロックに対応する基地局側発射ビームを端末機器とペアリングした基地局側発射ビームとすることを含む。
【0186】
一つの実施例において、該方法は、更に、前記予定条件を満足する同期信号ブロックにおける参照信号系列自身によって、基地局が該同期信号ブロックを送信するために使用される発射ビームを確定することを含む。
【0187】
一つの実施例において、該方法は、更に、前記予定条件を満足する同期信号ブロックにおける余分な情報ビットによって、基地局が該同期信号ブロックを送信するために使用される発射ビームを確定することを含む。
【0188】
一つの実施例において、該方法は、更に、ラジオリソース制御シグナリングを受信し且つその中から前記ランダムアクセス配置情報を獲得することを含む。
【0189】
一つの実施例において、該方法を実行する電子機器は、端末機器として操作することができ、該端末機器は、一つ又は複数のRFリンクを含むことができ、RFリンク毎は、複数のアンテナ及びその移相器に接続される。端末機器(例えばその処理回路システム)は、前記複数のアンテナがビームフォーミングによって基地局へ前記ランダムアクセスプリアンブルを送信するように、基地局側ビームと整合したビーム方向に基づいて、前記複数のアンテナの移相器を配置することができる。一つの実施例において、無線通信システムは第五の世代のNew Radio通信システムであり、基地局はgNBである。
【0190】
図23Bは、本開示の実施例による通信に用いられる他の一つの例示的な方法を示す。図23Bに示すように、該方法2300Bは、ランダムアクセス配置情報を送信する(枠2350)ことを含むことができる。該方法は、更に、端末機器から送信されたランダムアクセスプリアンブルを受信して、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームを獲得する(枠2355)ことを含む。該方法は、電子機器1500Bによって実行されることができ、該方法の詳細の例示操作は、前記の電子機器1500Bが実行する操作と機能についての説明を参照することができ、簡単の説明は以下のようである。
【0191】
一つの実施例において、端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームは、端末機器が同期信号の受信に基づいて確定したものである。
【0192】
一つの実施例において、ランダムアクセスプリアンブルは、端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームの認識情報、例えば発射ビームIDを指示する。
【0193】
一つの実施例において、ランダムアクセスプリアンブルは、以下の少なくとも一つによって端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側のペアリングした一つ又は複数の発射ビームの発射ビームIDを指示し:ランダムアクセスプリアンブルは、プリアンブル系列を含み、該プリアンブル系列自身は発射ビームIDを表すこと、ランダムアクセスプリアンブルは余分な情報ビットも含み、該余分な情報ビットは発射ビームIDを表すこと。
【0194】
一つの実施例において、ランダムアクセスプリアンブルの1回の送信は、シングルの発射ビームID又は複数の発射ビームIDを指示することができる。
【0195】
一つの実施例において、ランダムアクセス配置情報は、基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係も含み、該方法は、更に、対応関係に基づいて基地局側のビームでランダムアクセスプリアンブルを受信することを含む。
【0196】
一つの実施例において、該方法は、更に、特定のランダムアクセスタイミングに、ランダムアクセスプリアンブルを受信し、該特定のランダムアクセスタイミングは、下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームの発射ビームIDを指示することを含む。
【0197】
一つの実施例において、ランダムアクセス配置情報は、基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係も含み、基地局と端末機器との間の上り下りリンクがビーム対称性を満足する場合に、該方法は、更に、以下の方式によってランダムアクセスプリアンブルを受信することを含み:対応関係に基づいて基地局側の受信ビームでランダムアクセスプリアンブルを受信すること、ランダムアクセスプリアンブルを受信した受信ビームを確定すること、ビーム対称性に基づいて、基地局側の受信ビームに対応する発射ビームを確定すること。
【0198】
一つの実施例において、基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係は、基地局側の複数の等級のビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係を含む。
【0199】
一つの実施例において、該方法は、更に、ランダムアクセスプリアンブルの後続の上りリンクメッセージから下りリンクにおいて端末機器側の一つ又は複数の受信ビームとペアリングした基地局側の一つ又は複数の発射ビームを獲得することを含む。
【0200】
一つの実施例において、同期信号は、主同期信号、副同期信号及びPBCHを含む同期信号ブロックに対応し、該方法は、更に、集中された時間領域上に異なる基地局側発射ビームによって複数の同期信号ブロックを送信することを含む。
【0201】
一つの実施例において、同期信号ブロックは、同期信号ブロックにおける参照信号系列自身によって基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する。
【0202】
一つの実施例において、同期信号ブロックは余分な情報ビットも含み、該余分な情報ビットによって基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する。
【0203】
一つの実施例において、該方法は、更に、ラジオリソース制御シグナリングを送信して、端末機器へ前記ランダムアクセス配置情報を送信することを含む。一つの実施例において、無線通信システムは第五の世代のNew Radio通信システムであり、基地局はgNBである。
【0204】
幾つかの実施例において、電子機器300A、300B、1300A、1500Aと1500B等は、チップレベルで実現されることができ、又は他の外部部材を含んで機器レベルで実現されることもできる。例えば、各電子機器はコンプリートマシンとして通信機器として動作することができる。
【0205】
注意すべきことは、上記各手段は、それが実現した具体的な機能に基づいて区分したロジックモジュールだけであり、具体的な実現方式を制限しておらず、例えばソフトウェア、ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの結合の方式で実現されることができる。実際に実現する時、上記各手段は、独立した物理エンティティとして実現されることができ、又はシングルのエンティティ(例えば、プロセッサ(CPU又はDSP等)、集積回路等)によって実現されることもできる。そのうちに、処理回路は、コンピューティングシステムにいて機能を実行するデジタル回路システム、アナログ回路システム又は混合信号(アナログとデジタルの組み合い)回路システムの様々な実現であることができる。処理回路は、例えば集積回路(IC)、専用集積回路(ASIC)という回路、独立のプロセッサコアの部分又は回路、全体のプロセッサコア、独立のプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)というプログラマブルハードウェア機器、及び/又は複数のプロセッサを含むシステムを含むことができる。
【0206】
以上、それぞれに本開示による各例示的な電子機器と方法を説明した。理解すべきことは、これら電子機器の操作又は機能は互いに組み合うことで、前記より多い又は少ない操作又は機能を実現することができる。一つの実施例において、一つの電子機器は、電子機器300A、1300Aと1500Bの全ての操作又は機能を実現することができ、又は一つの電子機器は、電子機器300Bと1500Aの全ての操作又は機能を実現することができる。各方法の操作ステップは、いずれかの適当な順序で互いに組み合うことで、類似に前記より多い又は少ない操作を実現することができる。
【0207】
例えば、本開示の更に一つの側面によると、無線通信システムに用いられる端末機器側の電子機器は、処理回路システムを含むことができ、前記処理回路システムは、前記無線通信システムにおける基地局から、それぞれに主同期信号、副同期信号及びPBCHを含む複数の同期信号ブロックを受信して、下りリンク同期を行い、前記複数の同期信号ブロックは異なる基地局側発射ビームによって送信され、且つ同期信号ブロック毎は基地局が該同期信号ブロックを送信するために使用される発射ビーム情報を指示することができ、受信品質に基づいて前記端末機器と整合した同期信号ブロックを確定し、前記基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信してランダムアクセス過程を行って、そのうちに、前記ランダムアクセスプリアンブルは、基地局の該整合した同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示可能であり、これにより、前記基地局がビーム管理を行う、ように配置される。
【0208】
一つの実施例において、前記同期信号ブロックは、同期信号ブロックにおける参照信号系列自身によって基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する。
【0209】
一つの実施例において、前記同期信号ブロックは余分な情報ビットも含み、該余分な情報ビットによって基地局の該同期信号ブロックの送信に使用されrに発射ビーム情報を指示する。
【0210】
一つの実施例において、前記ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブル系列は、基地局の該整合した同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する。
【0211】
一つの実施例において、複数のプリアンブル系列は、同一の同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示するために用いられ、前記電子機器は前記基地局からのシグナリングから、複数のプリアンブル系列と同期信号ブロックの発射ビームとの対応関係を確定する。
【0212】
一つの実施例において、前記処理回路システムは、更に、前記基地局からランダムアクセス配置情報を含むラジオリソース制御シグナリングを受信し、前記ランダムアクセス配置情報は基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係を含み、及び前記ランダムアクセス配置情報に基づいて、特定のランダムアクセスタイミングを選択してランダムアクセスプリアンブルを発射して、基地局の該整合した同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する、ように配置される。
【0213】
一つの実施例において、前記処理回路システムは、更に、前記整合した同期信号ブロックに対応する発射ビーム方向上に基地局が発射したCSI−RSビームを受信し、及び該端末機器と整合したCSI−RSビーム情報を前記基地局にフィードバックする、ように配置される。
【0214】
一つの実施例において、前記処理回路システムは、更に、複数の受信ビームを使用して前記複数の同期信号ブロックを受信し、且つ受信品質に基づいて前記端末機器と整合した受信ビームを確定する、ように配置される。
【0215】
一つの実施例において、前記無線通信システムはビーム対称性を有し、前記処理回路システムは、更に、整合した端末機器の受信ビームに対応する端末機器側発射ビームを使用して前記基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信する、ように配置される。
【0216】
一つの実施例において、前記処理回路システムは、更に、前記ランダムアクセスプリアンブルを送信した後の予定時間内に基地局のランダムアクセスレスポンスを受信していない場合に、前記端末機器側発射ビームの周囲の発射ビームを使用してランダムアクセスプリアンブルを再送する、ように配置される。
【0217】
一つの実施例において、前記無線通信システムは5G NRシステムであり、前記基地局はgNBであり、前記端末機器はビームフォーミングによって信号を発射するように複数のアンテナを含む。
【0218】
例えば、本開示の更に一つの側面によると、無線通信システムに用いられる端末機器側の方法は、前記無線通信システムにおける基地局から、それぞれに主同期信号、副同期信号及びPBCHを含む複数の同期信号ブロックを受信して、下りリンク同期を行い、前記複数の同期信号ブロックは異なる基地局側発射ビームによって送信され、且つ同期信号ブロック毎は基地局が該同期信号ブロックを送信するために使用される発射ビーム情報を指示することができること、受信品質に基づいて前記端末機器と整合した同期信号ブロックを確定すること、前記基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信してランダムアクセス過程を行って、そのうちに、前記ランダムアクセスプリアンブルは、基地局の該整合した同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示可能であり、これにより、前記基地局がビーム管理を行うこと、を含む。
【0219】
一つの実施例において、前記同期信号ブロックは、同期信号ブロックにおける参照信号系列自身によって基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する。
【0220】
一つの実施例において、前記同期信号ブロックは余分な情報ビットも含み、該余分な情報ビットによって基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する。
【0221】
一つの実施例において、前記ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブル系列は、基地局の該整合した同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示する。
【0222】
一つの実施例において、複数のプリアンブル系列は、同一の同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示するために用いられ、前記方法は、更に、前記基地局からのシグナリングから、複数のプリアンブル系列と同期信号ブロックの発射ビームとの対応関係を確定することを含む。
【0223】
一つの実施例において、前記方法は、更に、前記基地局からランダムアクセス配置情報を含むラジオリソース制御シグナリングを受信し、前記ランダムアクセス配置情報は基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係を含むこと、前記ランダムアクセス配置情報に基づいて、特定のランダムアクセスタイミングを選択してランダムアクセスプリアンブルを発射して、基地局の該整合した同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示すること、を含む。
【0224】
一つの実施例において、前記方法は、更に、前記整合した同期信号ブロックに対応する発射ビーム方向上に基地局が発射したCSI−RSビームを受信すること、該端末機器と整合したCSI−RSビーム情報を前記基地局にフィードバックすることを含む。
【0225】
一つの実施例において、前記方法は、更に、複数の受信ビームを使用して前記複数の同期信号ブロックを受信し、且つ受信品質に基づいて前記端末機器と整合した受信ビームを確定することを含む。
【0226】
一つの実施例において、前記無線通信システムはビーム対称性を有し、前記方法は、更に、整合した端末機器の受信ビームに対応する端末機器側発射ビームを使用して前記基地局へランダムアクセスプリアンブルを送信することを含む。
【0227】
一つの実施例において、前記方法は、更に、前記ランダムアクセスプリアンブルを送信した後の予定時間内に基地局のランダムアクセスレスポンスを受信していない場合に、前記端末機器側発射ビームの周囲の発射ビームを使用してランダムアクセスプリアンブルを再送することを含む。
【0228】
例えば、本開示の更に一つの側面によると、無線通信システムに用いられる基地局側の電子機器は、処理回路システムを含み、前記処理回路システムは、異なる基地局側発射ビームを利用して、前記無線通信システムにおける端末機器へ、それぞれに主同期信号、副同期信号及びPBCHを含む複数の同期信号ブロックを発射して、下りリンク同期に使用され、そのうちに、同期信号ブロック毎は基地局が該同期信号ブロックを送信するために使用される発射ビーム情報を指示することができ、端末機器からのランダムアクセスプリアンブルを受信して端末機器のランダムアクセス過程を補助し、そのうちに、前記ランダムアクセスプリアンブルは該端末機器と整合した同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示することができ、前記ランダムアクセスプリアンブルに基づいて、前記端末機器の下りリンク転送に適用する基地局側発射ビームを確定して、ビーム管理を行う、ように配置される。
【0229】
一つの実施例において、前記同期信号ブロックは、同期信号ブロックにおける参照信号系列自身によって基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示し、前記処理回路システムは、更に、前記複数の同期信号ブロックに異なる参照信号系列を設置して異なる発射ビーム情報を指示するように配置される。
【0230】
一つの実施例において、前記同期信号ブロックは余分な情報ビットも含み、該余分な情報ビットによって基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示し、前記処理回路システムは、更に、前記複数の同期信号ブロックに異なる余分情報ビットを設置して異なる発射ビーム情報を指示するように配置される。
【0231】
一つの実施例において、前記ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブル系列は該端末機器と整合した同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示する。
【0232】
一つの実施例において、複数のプリアンブル系列は、同一の同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示するために用いられ、前記基地局は前記端末機器へシグナリングを送信して、複数のプリアンブル系列と同期信号ブロックの発射ビームとの対応関係を指示する。
【0233】
一つの実施例において、前記処理回路システムは、更に、前記端末機器へランダムアクセス配置情報を含むラジオリソース制御シグナリングを送信し、前記ランダムアクセス配置情報は基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係を含み、前記端末機器が、前記ランダムアクセス配置情報に基づいて、特定のランダムアクセスタイミングを選択してランダムアクセスプリアンブルを発射して、該整合した同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示する、ように配置される。
【0234】
一つの実施例において、前記処理回路システムは、更に、前記整合した同期信号ブロックに対応する発射ビーム方向上にCSI−RSビームを発射し、前記端末機器から該端末機器と整合したCSI−RSビーム情報フィードバックを受信するように配置される。
【0235】
一つの実施例において、前記無線通信システムは5G NRシステムであり、前記基地局はgNBであり、前記基地局は更にビームフォーミングによって信号を発射するように複数のアンテナを含む。
【0236】
例えば、本開示の更に一つの側面によると、無線通信システムに用いられる基地局側の方法は、異なる基地局側発射ビームを利用して、前記無線通信システムにおける端末機器へ、それぞれに主同期信号、副同期信号及びPBCHを含む複数の同期信号ブロックを発射して、下りリンク同期に使用され、そのうちに、同期信号ブロック毎は基地局が該同期信号ブロックを送信するために使用される発射ビーム情報を指示することができること、端末機器からのランダムアクセスプリアンブルを受信して端末機器のランダムアクセス過程を補助し、そのうちに、前記ランダムアクセスプリアンブルは該端末機器と整合した同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示することができること、前記ランダムアクセスプリアンブルに基づいて、前記端末機器の下りリンク転送に適用する基地局側発射ビームを確定して、ビーム管理を行うこと、を含む。
【0237】
一つの実施例において、前記同期信号ブロックは、同期信号ブロックにおける参照信号系列自身によって基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示し、前記方法は、更に、前記複数の同期信号ブロックに異なる参照信号系列を設置して異なる発射ビーム情報を指示することを含む。
【0238】
一つの実施例において、前記同期信号ブロックは余分な情報ビットも含み、該余分な情報ビットによって基地局の該同期信号ブロックの送信に使用される発射ビーム情報を指示し、前記方法は、前記複数の同期信号ブロックに異なる余分情報ビットを設置して異なる発射ビーム情報を指示することを含む。
【0239】
一つの実施例において、前記ランダムアクセスプリアンブルのプリアンブル系列は該端末機器と整合した同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示する。
【0240】
一つの実施例において、複数のプリアンブル系列は、同一の同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示するために用いられ、前記方法は、更に、前記端末機器へシグナリングを送信して、複数のプリアンブル系列と同期信号ブロックの発射ビームとの対応関係を指示することを含む。
【0241】
一つの実施例において、前記方法は、更に、前記端末機器へランダムアクセス配置情報を含むラジオリソース制御シグナリングを送信し、前記ランダムアクセス配置情報は基地局側ビームと複数のランダムアクセスタイミングとの対応関係を含み、前記端末機器は、前記ランダムアクセス配置情報に基づいて、特定のランダムアクセスタイミングを選択してランダムアクセスプリアンブルを発射して、該整合した同期信号ブロックの発射ビーム情報を指示することを含む。
【0242】
一つの実施例において、前記方法は、前記整合した同期信号ブロックに対応する発射ビーム方向上にCSI−RSビームを発射すること、前記端末機器から該端末機器と整合したCSI−RSビーム情報フィードバックを受信することを含む。
【0243】
理解されるべきことは、本開示の実施例による記憶媒体とプログラムプロダクトにおける機器が実行可能な指令は、上記装置の実施例に対応する方法を実行するように配置されることもできるので、ここで詳細に説明されていない内容は、前の相応位置の説明を参照することができ、ここで繰り返し説明しない。
【0244】
相応に、上記の機器が実行可能な指令を含むプログラムプロダクトを載置するための記憶媒体も本発明の開示に含まれる。該記憶媒体は、フロッピィディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、メモリスティック等を含むが、これに限定されない。
【0245】
また、上記一連の処理と機器は、ソフトウェア及び/又はファームウェアによって実現されても良い。ソフトウェア及び/又はファームウェアによって実現される場合に、記憶媒体又はネットワークから専用ハードウェア構成を有すコンピュータ、例えば図24に示す通用パソコン1300へ、該ソフトウェアを構成するプログラムをインストールし、該コンピュータは、様々なプログラムがインストールされた時、様々な機能等を実行することができる。図24は、本開示の実施例において採用可能な情報処理機器であるパソコンの例示的な構成を示すブロック図である。一つの例において、該パソコンは、本開示による上記例示的な端末機器に対応することができる。
【0246】
図24において、中央処理手段(CPU)1301は、リードオンリーメモリ(ROM)1302に記憶されたプログラム又はストレージ1308からランダムアクセスメモリ(RAM)1303へロードしたプログラムに基づいて、様々な処理を実行する。RAM1303においても、必要に応じて、CPU1301が様々な処理等を実行する時に必要なデータを記憶する。
【0247】
CPU1301、ROM1302とRAM1303はバス1304を介して相互に接続される。入力/出力インターフェース1305もバス1304に接続される。
【0248】
キーボード、マウス等を含む入力部分1306と、ディスプレイ、例えば陰極管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)等と、スピーカ等とを含む出力部分1307と、ハードディスク等を含むストレージ1308と、ネットワークインターフェースカード、例えばLANカード、モデム等を含む通信部分1309とは、入力/出力インターフェース1305に接続される。通信部分1309は、ネットワーク、例えばインターネットを介して通信処理を実行する。
【0249】
必要に応じて、ドライブ1310も入力/出力インターフェース1305に接続される。リムーバブルメディア1311、例えば磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等は、必要に応じてドライブ1310にインストールされ、それから読み出されたコンピュータプログラムが必要に応じてストレージ1308にインストールされる。
【0250】
ソフトウェアによって上記系列処理を実現する場合に、ネットワーク、例えばインターネット、又は、記憶媒体、例えばリムーバブルメディア1311から、ソフトウェアを構成するプログラムをインストールする。
【0251】
当業者が理解すべきことは、このような記憶媒体は、図24に示すプログラムが記憶される、機器と分離され配布されてユーザへプログラムを提供するリムーバブルメディア1311に限定していない。リムーバブルメディア1311の例は、磁気ディスク(フロッピィディスク(登録商標)を含み)、光ディスク(光ディスクリードオンリーメモリ(CD−ROM)とデジタルバーサタイルディスク(DVD)を含み)、光磁気ディスク(ミニディスク(MD)(登録商標)を含み)と半導体メモリを含む。又は、記憶媒体は、ROM1302、ストレージ1308に含まれるハードディスク等であることができ、そのうちにプログラムが記憶されており、且つそれらを含む機器と共にユーザに配布される。
【0252】
本開示の技術は、様々なプロダクトに応用されることができる。例えば、本開示に言及した基地局は、いずれかのタイプの進化型ノードB(eNB)、例えばマクロeNBと小型eNBとして実現されることができる。小型eNBは、マクロセルより小さいセルをカーバするeNB、例えばPicoeNB、MicroeNBとHome(Femto)eNBであっても良い。代わりに、基地局は、いずれかの他のタイプの基地局、例えばNodeBと基地局発受信台(Base Transceiver Station,BTS)として実現されることができる。基地局は、無線通信を制御するように配置される主体(基地局機器とも呼ばれる)及び主体と異なる位置に設けられる一つ或いは複数の遠隔無線ヘッド(Remote Radio Head,RRH)を含むことができる。また、以下に説明する様々なタイプの端末は、いずれも一時的に或いは半恒久的に基地局機能を実行することで基地局として働くことができる。
【0253】
例えば、本開示に開示した端末機器は、幾つかの例においてユーザ機器とも呼ばれ、移動端末(例えばスマートフォン、タブレットパソコン(PC)、ノートPC、携帯式ゲーム端末、携帯式/暗号化ドッグツール型移動体ルータとデジタル撮像装置)或いは車載端末(例えばカーナビ機器)として実現されることができる。ユーザ機器は、機器と機器(M2M)との通信を実行する端末(機器タイプ通信(MTC)端末とも呼ばれる)として実現されることもできる。また、ユーザ機器は、上記端末における端末毎に実装される無線通信モジュール(例えば単チップの集積回路モジュールを含む)であることができる。
【0254】
以下、図25から図28を参照して本開示の応用の例を説明する。
【0255】
[基地局に関する応用の例]
理解されるべきことは、本開示における基地局は、その通常の意味の全幅を持っており、且つ少なくとも無線通信システム又は無線システムの一部として通信を行うように用いられる無線通信局を含む。基地局の例として、例えば、基地局はGSMシステムにおける基地局送受信機(BTS)と基地局コントローラ(BSC)の一方又は両方であることができ、WCDMAシステムにおけるラジオネットワークコントローラ(RNC)とNode Bの一方又は両方であることができ、LTEとLTE−AdvancedシステムにおけるeNBであることができ、又は未来通信システムにおける対応するネットワークノード(例えば5G通信システムにおいて現れる可能性があるgNB、eLTE eNB等)であることができるが、これに限定されていない。本開示の基地局中の一部の機能は、D2D、M2M及びV2V通信のシーンに通信に対して制御機能を有すエンティティとして実現されてもよく、又はコグニティブラジオ通信シーンにスペクトル調整の機能としてのエンティティとして実現されてもよい。
【0256】
(第一の応用の例)
図25は、本開示内容の技術を応用可能なgNBの例示的な配置の第一の例を示すブロック図である。gNB1400は、複数のアンテナ1410及び基地局機器1420を含む。基地局機器1420と各アンテナ1410は、RFケーブルを介して相互に接続されることができる。一つの実現方式において、ここのgNB1400(又は基地局機器1420)は、上記電子機器300A、1300A及び/又は1500Bに対応することができる。
【0257】
アンテナ1410のそれぞれは、一つ或いは複数のアンテナ素子(例えば多入力多出力(MIMO)アンテナに含まれる複数のアンテナ素子)を含み、且つ基地局機器1420が無線信号に対して送信と受信を行うために用いられる。図25に示すように、gNB1400は、複数のアンテナ1410を含むことができる。例えば、複数のアンテナ1410は、gNB1400が使用する複数の周波数帯と兼用することができる。
【0258】
基地局機器1420は、コントローラ1421、メモリ1422、ネットワークインターフェース1423及び無線通信インターフェース1425を含む。
【0259】
コントローラ1421は、例えばCPU或いはDSPであり、且つ基地局機器1420の比較的に高い層の様々な機能を操作することができる。例えば、コントローラ1421は、無線通信インターフェース1425によって処理される信号におけるデータに基づいて、データパケットを生成し、ネットワークインターフェース1423を介して生成されたパケットを伝達する。コントローラ1421は、複数のベースバンドプロセッサからのデータに対してバンドルを行ってバンドルパケットを生成し、生成されたバンドルパケットを伝達することができる。コントローラ1421は、例えば無線資源制御、無線載置制御、移動性管理、収容制御とスケジューリング等の制御を実行するロジック機能を有すことができる。該制御は、付近のgNB或いはコアネットワークノードを結んで実行されることができる。メモリ1422は、RAMとROMを含み、且つコントローラ1421によって実行されるプログラムと様々なタイプの制御データ(例えば端末リスト、転送パワーデータ及びスケジューリングデータ)を記憶する。
【0260】
ネットワークインターフェース1423は、基地局機器1420をコアネットワーク1424に接続するための通信インターフェースである。コントローラ1421は、ネットワークインターフェース1423を介してコアネットワークノード或いは他のgNBと通信を行うことができる。この場合に、gNB1400とコアネットワークノード或いは他のgNBとは、ロジックインターフェース(例えばS1インターフェースとX2インターフェース)によって相互に接続されることができる。ネットワークインターフェース1423は、有線通信インターフェース或いは無線バックホール回線に用いられる無線通信インターフェースであることもできる。ネットワークインターフェース1423が無線通信インターフェースであれば、無線通信インターフェース1425によって使用される周波数帯と比べて、ネットワークインターフェース1423は、更に高い周波数帯を使用して無線通信に用いることができる。
【0261】
無線通信インターフェース1425は、いずれかのセルラ通信案(例えば長期進化(LTE)とLTE−Advanced)を支持し、且つアンテナ1410を介してgNB1400のセルに位置する端末への無線接続を提供する。無線通信インターフェース1425は、通常に、例えばベースバンド(BB)プロセッサ1426とRF回路1427を含むことができる。BBプロセッサ1426は、例えば符号化/復号、変調/復調及び多重/逆多重を実行することができ、且つ層(例えばL1、媒体アクセス制御(MAC)、無線リンク制御(RLC)とパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP))の様々なタイプの信号処理を実行することができる。コントローラ1421の代わりに、BBプロセッサ1426が、上記ロジック機能の一部或いは全部を有すことができる。BBプロセッサ1426は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、或いはプログラムを実行するように配置されるプロセッサと相関回路を含むモジュールであることができる。更新プログラムは、BBプロセッサ1426の機能を変更させることができる。該モジュールは、基地局機器1420のスロットに插入されるカード或いはブレードであることができる。代わりに、該モジュールは、カード或いはブレード上に実装されるチップであってもよい。同時に、RF回路1427は、例えばミキサ、フィルタとアンプを含み、且つアンテナ1410を介して無線信号に対して転送と受信を行うことができる。図25に一つのRF回路1427と一本のアンテナ1410とが接続されている例を示したが、本開示は該図示に限定されておらず、一つのRF回路1427は、同時に複数本のアンテナ1410に接続されることができる。
【0262】
図25に示すように、無線通信インターフェース1425は、複数のBBプロセッサ1426を含むことができる。例えば、複数のBBプロセッサ1426は、gNB1400が使用する複数の周波数帯と兼用することができる。図25に示すように、無線通信インターフェース1425は、複数のRF回路1427を含むことができる。例えば、複数のRF回路1427は、複数のアンテナ素子と兼用することができる。図25が無線通信インターフェース1425が複数のBBプロセッサ1426と複数のRF回路1427を含む例を示したが、無線通信インターフェース1425が一つのBBプロセッサ1426或いは一つのRF回路1427を含んでもよい。
【0263】
(第二の応用の例)
図26は、本開示内容の技術を応用可能なgNBの模式的な配置の第二の例を示すブロック図である。gNB1530は、複数のアンテナ1540、基地局機器1550とRRH1560を含む。RRH1560と各アンテナ1540は、RFケーブルを介して相互に接続されることができる。基地局機器1550とRRH1560は、例えばファイバケーブルの高速回線を介して相互に接続されることができる。一つの実現方式において、ここのgNB1530(又は基地局機器1550)は、上記電子機器300A、1300A及び/又は1500Bに対応することができる。
【0264】
アンテナ1540のそれぞれは、一つ或いは複数のアンテナ素子(例えばMIMOアンテナに含まれる複数のアンテナ素子)を含み、且つRRH1560が無線信号に対して送信と受信を行うために用いられる。図26に示すように、gNB1530は、複数のアンテナ1540を含むことができる。例えば、複数のアンテナ1540は、gNB1530が使用する複数の周波数帯と兼用することができる。
【0265】
基地局機器1550は、コントローラ1551、メモリ1552、ネットワークインターフェース1553、無線通信インターフェース1555及び接続インターフェース1557を含む。コントローラ1551、メモリ1552及びネットワークインターフェース1553は、図25を参照して説明したコントローラ1421、メモリ1422及びネットワークインターフェース1423と同じである。
【0266】
無線通信インターフェース1555は、いずれかのセルラ通信案(例えばLTEとLTE−Advanced)を支持し、且つRRH1560とアンテナ1540を介してRRH1560に対応するセクタに位置する端末への無線通信を提供する。無線通信インターフェース1555は、通常に、例えばBBプロセッサ1556を含むことができる。BBプロセッサ1556が接続インターフェース1557を介してRRH1560のRF回路1564に接続されることを除いて、BBプロセッサ1556は、図25を参照して説明したBBプロセッサ1426と同じである。図26に示すように、無線通信インターフェース1555は、複数のBBプロセッサ1556を含むことができる。例えば、複数のBBプロセッサ1556は、gNB1530が使用する複数の周波数帯と兼用することができる。図26に、無線通信インターフェース1555が複数のBBプロセッサ1556を含む例を示したが、無線通信インターフェース1555が一つのBBプロセッサ1556を含んでもよい。
【0267】
接続インターフェース1557は、基地局機器1550(無線通信インターフェース1555)をRRH1560に接続するためのインターフェースである。接続インターフェース1557は、基地局機器1550(無線通信インターフェース1555)をRRH1560に接続する上記高速回線における通信に用いられる通信モジュールであることもできる。
【0268】
RRH1560は、接続インターフェース1561と無線通信インターフェース1563を含む。
【0269】
接続インターフェース1561は、RRH1560(無線通信インターフェース1563)を基地局機器1550に接続するためのインターフェースである。接続インターフェース1561は、上記高速回線における通信に用いられる通信モジュールであることもできる。
【0270】
無線通信インターフェース1563は、アンテナ1540を介して無線信号に対して転送と受信を行うことができる。無線通信インターフェース1563は、通常に、例えばRF回路1564を含むことができる。RF回路1564は、例えばミキサ、フィルタとアンプを含み、且つアンテナ1540を介して無線信号に対して転送と受信を行うことができる。図26に、一つのRF回路1564が一本のアンテナ1540に接続されるの例を示したが、本開示は該図示に限定されておらず、一つのRF回路1564が同時に複数本のアンテナ1540に接続されることができる。
【0271】
図26に示すように、無線通信インターフェース1563は、複数のRF回路1564を含むことができる。例えば、複数のRF回路1564は、複数のアンテナ素子を支持することができる。図26に、無線通信インターフェース1563が複数のRF回路1564を含む例を示したが、無線通信インターフェース1563が一つのRF回路1564を含んでもよい。
【0272】
[ユーザ機器に関する応用の例]
(第一の応用の例)
図27は、本開示内容の技術を応用可能なスマートフォン1600の模式的な配置の例を示すブロック図である。スマートフォン1600は、プロセッサ1601、メモリ1602、記憶装置1603、外部接続インターフェース1604、撮像装置1606、センサ1607、マイクロホン1608、入力装置1609、表示装置1610、スピーカー1611、無線通信インターフェース1612、一つ或いは複数のアンテナスイッチ1615、一つ或いは複数のアンテナ1616、バス1617、電池1618及び補助コントローラ1619を含む。一つの実現方式において、ここのスマートフォン1600(又はプロセッサ1601)は、上記端末機器300B及び/又は1500Aに対応することができる。
【0273】
プロセッサ1601は、例えばCPU或いはシステムオンチップ(SoC)であり、且つスマートフォン1600の応用層と他の層の機能を制御することができる。メモリ1602は、RAMとROMを含み、且つデータとプロセッサ1601によって実行されるプログラムを記憶する。記憶装置1603は、記憶媒体、例えば半導体メモリとハードディクス、を含むことができる。外部接続インターフェース1604は、外部装置(例えばメモリカードと汎用シリアルバス(USB)装置)をスマートフォン1600に接続するためのインターフェースである。
【0274】
撮像装置1606は、画像センサ(例えば電荷結合デバイス(CCD)と互補型金属酸化半導体(CMOS))を含み、且つ捕捉画像を生成する。センサ1607は、一組のセンサ、例えば計測センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサと加速度センサ、を含むことができる。マイクロホン1608は、スマートフォン1600に入力された音をオーディオ信号に変換する。入力装置1609は、例えば表示装置1610のスクリーン上の接触を検出するように配置された接触センサ、キーパッド、キーボード、ボタン或いはスイッチを含み、且つユーザから入力された操作或いは情報を受信する。表示装置1610は、スクリーン(例えば液晶ディスプレイ(LCD)と有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ)を含み、且つスマートフォン1600の出力画像を表示する。スピーカー1611は、スマートフォン1600から出力されたオーディオ信号を音に変換する。
【0275】
無線通信インターフェース1612は、いずれかのセルラ通信案(例えばLTEとLTE−Advanced)を支持し、且つ無線通信を実行する。無線通信インターフェース1612は、通常に、例えばBBプロセッサ1613とRF回路1614を含むことができる。BBプロセッサ1613は、例えば符号化/復号、変調/復調及び多重/逆多重を実行することができ、且つ無線通信に用いられる様々なタイプの信号処理を実行することができる。同時に、RF回路1614は、例えばミキサ、フィルタとアンプを含み、且つアンテナ1616を介して無線信号に対して転送と受信を行うことができる。無線通信インターフェース1612は、BBプロセッサ1613とRF回路1614が集積された一つのチップモジュールであることができる。図27に示すように、無線通信インターフェース1612は、複数のBBプロセッサ1613と複数のRF回路1614を含むことができる。図27に、無線通信インターフェース1612は複数のBBプロセッサ1613と複数のRF回路1614を含む例を示したが、無線通信インターフェース1612は、一つのBBプロセッサ1613或いは一つのRF回路1614を含むこともできる。
【0276】
また、セルラ通信案の外に、無線通信インターフェース1612は、他のタイプの無線通信案、例えば短距離無線通信案、近接通信案と無線ローカルエリアネットワーク(LAN)案、を支持することができる。この場合に、無線通信インターフェース1612は、無線通信案毎に対するBBプロセッサ1613とRF回路1614を含むことができる。
【0277】
アンテナスイッチ1615のそれぞれは、無線通信インターフェース1612に含まれる複数の回路(例えば異なる無線通信案に用いられる回路)との間にアンテナ1616の接続先を切替する。
【0278】
アンテナ1616のそれぞれは、一つ或いは複数のアンテナ素子(例えばMIMOアンテナに含まれる複数のアンテナ素子)を含み、且つ無線通信インターフェース1612が無線信号に対して転送と受信を行うために用いられる。図27に示すように、スマートフォン1600は、複数のアンテナ1616を含むことができる。図27が、スマートフォン1600が複数のアンテナ1616を含む例を示したが、スマートフォン1600は、一つのアンテナ1616を含むこともできる。
【0279】
また、スマートフォン1600は、無線通信案毎に対するアンテナ1616を含むことができる。この場合に、アンテナスイッチ1615は、スマートフォン1600の配置から省略されることができる。
【0280】
バス1617は、プロセッサ1601、メモリ1602、記憶装置1603、外部接続インターフェース1604、撮像装置1606、センサ1607、マイクロホン1608、入力装置1609、表示装置1610、スピーカー1611、無線通信インターフェース1612及び補助コントローラ1619を相互に接続する。電池1618は、フィーダ線を介して図27に示すようなスマートフォン1600のそれぞれのブロックに電力を提供し、フィーダ線は図において部分的に破線として表される。補助コントローラ1619は、例えばスリープモードにスマートフォン1600の最も小さい必要な機能を操作する。
【0281】
第二の応用の例
図28は、本開示内容の技術を応用可能なカーナビ機器1720の模式的な配置の例を示すブロック図である。カーナビ機器1720は、プロセッサ1721、メモリ1722、グローバルポジショニングシステム(GPS)モジュール1724、センサ1725、データインターフェース1726、コンテンツプレーヤ1727、記憶媒体インターフェース1728、入力装置1729、表示装置1730、スピーカー1731、無線通信インターフェース1733、一つ或いは複数のアンテナスイッチ1736、一つ或いは複数のアンテナ1737及び電池1738を含む。一つの実現方式において、ここのカーナビ機器1720(又はプロセッサ1721)は、上記端末機器300B及び/又は1500Aに対応することができる。
【0282】
プロセッサ1721は、例えばCPU或いはSoCであり、且つカーナビ機器1720のナビゲーション機能と他の機能を制御することができる。メモリ1722は、RAMとROMを含み、且つデータとプロセッサ1721によって実行されるプログラムを記憶する。
【0283】
GPSモジュール1724は、GPS衛星から受信されたGPS信号を使用して、カーナビ機器1720の位置(例えば緯度、経度と高度)を計測する。センサ1725は、一組のセンサ、例えばジャイロセンサ、地磁気センサと空気圧力センサ、を含むことができる。データインターフェース1726は、図示しない端末を介して、例えば車載ネットワーク1741に接続され、且つ車両によって生成されたデータ(例えば車速データ)を取得する。
【0284】
コンテンツプレーヤ1727は、記憶媒体(例えばCDとDVD)に記憶されたコンテンツを再生し、該記憶媒体は、記憶媒体インターフェース1728に插入される。入力装置1729は、例えば表示装置1730のスクリーン上の接触を検出するように配置される接触センサ、ボタン或いはスイッチを含み、且つユーザから入力された操作或いは情報を受信する。表示装置1730は、例えばLCD或いはOLEDディスプレイのスクリーンを含み、且つナビゲーション機能の画像或いは再生されたコンテンツを表示する。スピーカー1731は、ナビゲーション機能の音或いは再生されたコンテンツを出力する。
【0285】
無線通信インターフェース1733は、いずれかのセルラ通信案(例えばLTEとLTE−Advanced)を支持し、且つ無線通信を実行する。無線通信インターフェース1733は、通常に、例えばBBプロセッサ1734とRF回路1735を含むことができる。BBプロセッサ1734は、例えば符号化/復号、変調/復調及び多重/逆多重を実行し、且つ無線通信に用いられる様々なタイプの信号処理を実行することができる。同時に、RF回路1735は、例えばミキサ、フィルタとアンプを含み、且つアンテナ1737を介して無線信号に対して転送と受信を行うことができる。無線通信インターフェース1733は、BBプロセッサ1734とRF回路1735が集積された一つのチップモジュールであることもできる。図28に示すように、無線通信インターフェース1733は、複数のBBプロセッサ1734と複数のRF回路1735を含むことができる。図28が、無線通信インターフェース1733が複数のBBプロセッサ1734と複数のRF回路1735を含む例を示したが、無線通信インターフェース1733は、一つのBBプロセッサ1734或いは一つのRF回路1735を含んでも良い。
【0286】
また、セルラ通信案の外に、無線通信インターフェース1733は、他のタイプの無線通信案、例えば短距離無線通信案、近接通信案と無線LAN技術案、を支持することができる。この場合に、無線通信案毎に、無線通信インターフェース1733は、BBプロセッサ1734とRF回路1735を含むことができる。
【0287】
アンテナスイッチ1736のそれぞれは、無線通信インターフェース1733に含まれる複数の回路(例えば異なる無線通信案に用いられる回路)との間にアンテナ1737の接続先を切替する。
【0288】
アンテナ1737のそれぞれは、一つ或いは複数のアンテナ素子(例えばMIMOアンテナに含まれる複数のアンテナ素子)を含み、且つ無線通信インターフェース1733が無線信号に対して転送と受信を行うために用いられる。図28に示すように、カーナビ機器1720は、複数のアンテナ1737を含むことができる。図28が、カーナビ機器1720が複数のアンテナ1737を含む例を示したが、カーナビ機器1720が一つのアンテナ1737を含んでも良い。
【0289】
また、カーナビ機器1720は、無線通信案毎に対するアンテナ1737を含むことができる。この場合に、アンテナスイッチ1736は、カーナビ機器1720の配置から省略されることができる。
【0290】
電池1738は、フィーダ線を介して、図28に示すようなカーナビ機器1720のそれぞれのブロックに電力を提供し、フィーダ線は図において部分的に破線として表される。電池1738は、車両から提供される電力を貯える。
【0291】
本開示内容の技術は、カーナビ機器1720、車載ネットワーク1741及び車両モジュール1742の一つ或いは複数のブロックを含む車載システム(或いは車両)1740として実現されてもよい。車両モジュール1742は、車両データ(例えば車速、エンジン速度と故障情報)を生成し、且つ生成されたデータを車載ネットワーク1741に出力する。
【0292】
以上、附図を参照して本開示の例示的な実施例を説明したが、本開示の以上の例に限定していない。当業者は、添付の請求の範囲内に様々な変更と修正を得ることができ、且つこれら変更と修正は本開示の技術の範囲内に含むと理解すべきである。
【0293】
例えば、以上の実施例において一つの手段に含まれる複数の機能は、分離された装置によって実現されることができる。代わりに、以上の実施例において複数の手段によって実現される複数の機能は、それぞれに分離された装置によって実現されることができる。また、以上の機能の一つは、複数の手段によって実現されることができる。もちろん、このような配置は、本開示の技術の範囲に含むべきだ。
【0294】
該明細書において、フロー図に記載されたステップは、記載の順序で時間系列的に実行される処理だけでなく、必ず時間系列でなく並行又は個別に実行される処理も含む。また、もちろん、ひいては時間系列的に処理されるステップも適合に該順序を変更してもよい。
【0295】
本開示及びその利点を詳細に説明したが、理解すべきことは、添付の請求の範囲に限定された本開示の精神と範囲外でない場合に、様々な変更、代替と変換を行うことができる。更に、本開示の実施例の用語“含む”、“有す”又はそのいずれかの他の変体は、非排他的な含有を示すことで、一系列の要素を含む過程、方法、物品又は機器は、それらの要素だけでなく、明示されていない他の要素も含み、又はこのような過程、方法、物品又は機器に固有の要素も含む。さらに多い制限がない場合に、“一つの……を含む”によって限定される要素は、前記要素を含む過程、方法、物品又は機器にほかの同じ要素も含むことを除外しない。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図4A
図4B
図4C
図4D
図5A
図5B
図6A
図6B
図6C
図7A
図7B
図7C
図7D
図8A
図8B
図9
図10
図11A
図11B
図12A
図12B
図13
図14
図15A
図15B
図16
図17A
図17B
図18
図19A
図19B
図20A
図20B
図21A
図21B
図22
図23A
図23B
図24
図25
図26
図27
図28