特許第6881823号(P6881823)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6881823
(24)【登録日】2021年5月10日
(45)【発行日】2021年6月2日
(54)【発明の名称】電子装置
(51)【国際特許分類】
   H04B 1/38 20150101AFI20210524BHJP
   G08C 17/02 20060101ALI20210524BHJP
   G08C 15/00 20060101ALI20210524BHJP
【FI】
   H04B1/38
   G08C17/02
   G08C15/00 E
【請求項の数】6
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-177013(P2016-177013)
(22)【出願日】2016年9月9日
(65)【公開番号】特開2018-42214(P2018-42214A)
(43)【公開日】2018年3月15日
【審査請求日】2019年8月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】513211744
【氏名又は名称】株式会社WHERE
(73)【特許権者】
【識別番号】000102728
【氏名又は名称】株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
(73)【特許権者】
【識別番号】000162593
【氏名又は名称】株式会社協和エクシオ
(74)【代理人】
【識別番号】100123319
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 武彦
(74)【代理人】
【識別番号】100123098
【弁理士】
【氏名又は名称】今堀 克彦
(72)【発明者】
【氏名】丸田 一
(72)【発明者】
【氏名】鳥越 直也
(72)【発明者】
【氏名】藤島 伸吾
【審査官】 鴨川 学
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−209060(JP,A)
【文献】 特開2007−190374(JP,A)
【文献】 特開2011−239993(JP,A)
【文献】 特開2015−123231(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/122798(WO,A1)
【文献】 特開2000−237464(JP,A)
【文献】 特開2015−015679(JP,A)
【文献】 特開平11−128547(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 1/38
G08C 15/00
G08C 17/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに係合する係合部と被係合部とを備え、係合部を他のブロック体の被係合部に係合させて連結させることができ、連結させた状態において通電可能となる部分的な電子回路を内蔵するブロック体を用いて形成される電子装置であって、
アンテナを内蔵し所定の波長帯の電波を送受信する通信ブロックと、
前記アンテナに対し、所定の通信方式で通信させる制御部を内蔵する制御ブロックと、
センシングデータを出力するセンサを内蔵するセンサブロックと、
を備え
前記制御部は、前記センサから前記センシングデータの入力を受けた場合、当該センシングデータを前記アンテナから他の電子装置に送信させる
電子装置。
【請求項2】
前記制御部は、自身の識別情報を含む無線標識を前記アンテナに送信させる
請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記通信ブロックは、所定の電波到達距離内において相互に通信可能であり、
前記制御部は、他の電子機器からセンシングデータを受信した場合、前記電波到達距離内に存在する電子装置に受信したセンシングデータを転送する
請求項1又は2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記係合部及び前記被係合部は、それぞれ前記ブロック体が有する別の面である係合面及び被係合面に、所定の角度を単位として相対的に回転させても係合可能となるように設けられ、
前記係合面及び前記被係合面は、前記所定の角度ごと回転移動させた位置に設けられる、前記部分的な電子回路を電気的に接続する端子の組を有する
請求項1から3のいずれか一項に記載の電子装置。
【請求項5】
前記電子装置は、異なる種類のセンサを内蔵する複数の前記センサブロックを連結可能であり、
前記センサブロックは、前記センサの種類と対応付けて前記端子の組を有し、
当該端子の各々は、前記係合面及び前記被係合面において対応する位置に設けられる、
請求項に記載の電子装置。
【請求項6】
前記電子装置は、同一の種類のセンサを内蔵する複数の前記センサブロックを、各々の相対的な角度を変えて連結可能であり、
前記制御部は、前記端子の組に属する端子の各々を識別可能に接続されると共に、前記端子の組のうちセンシングデータの入力を受けた端子に基づいて前記センサブロックと前記制御ブロックとが接続された相対的な角度を求める
請求項に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電磁波等を発射することにより、受信機に位置等の様々な情報を通知するビーコン(無線標識)が存在する。ビーコンには、モバイルコンピュータに向けて情報を発信するものもある。例えば、モバイルコンピュータ用のビーコンには、Bluetooth(登録商標)を利
用したものもあり、複数の送信器から識別情報を受信することで、受信側のコンピュータは自身の位置を知ることができる。
【0003】
また、受信機を備える自動車等の移動体に向けて情報を送信するビーコンには、無線通信監視装置がビーコンの送信レベル情報をビーコンに送信し、ビーコンの送信レベルを調整する情報通信システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、電子デバイスを収容するブロック体が提案されている(例えば、特許文献2)。このブロック体は、上面に突起が配設されると共に、他のブロック体に配設された突起と下面にて嵌合し、他のブロック体と係脱自在に組み合う。また、ブロック体の基体内部には、電子デバイスが収容され、突起には、電子デバイスからの信号を伝送する信号線が設けられている。
【0005】
また、通信を行う組立てブロックも提案されている(例えば、特許文献3)。組立てブロックは、ベースブロックの間に、駆動ブロックと電源ブロックと赤外線通信ブロックとが結合され、各ブロックの電源線及びネットワーク線をベースブロック内の電源線及びネットワーク線を介して接続される。赤外線通信ブロックはリモートコントローラとの間で駆動ブロックの制御情報の授受を行う。駆動ブロックの制御は、リモートコントローラの4つのネットワーク変数を、駆動ブロックのネットワーク変数とバインディングすることにより行う。
【0006】
また、組立要素を分離可能に相互接続するための連結手段を有する組立要素を備える玩具組立システムも提案されている(例えば、特許文献4)。この該玩具組立システムは、前記連結手段を有する機能組立要素を備え、該機能組立要素はそれぞれ、制御可能な機能を実行するようになっている機能デバイスと、前記制御可能な機能を実行するために前記機能デバイスにエネルギーを提供するためのエネルギー源とを有する。前記各機能組立要素は、制御信号をコード化した可視光を受信するための光センサーと、該光センサー及び前記機能デバイスに接続され、前記受信した制御信号をデコードすると共に該デコードした制御信号に応答して前記制御可能な機能を制御するようになっている制御回路とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平11−177443号公報
【特許文献1】特開2004−209060号公報
【特許文献2】特開平10−108985号公報
【特許文献3】特開2012−500682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来、例えばビーコンのような通信機能を備える電子機器を製造するためには、一般的に、設計段階において必要な機能を決定する必要がある。仮に将来の機能拡張や機能変更に備えて、様々な部品を搭載した汎用品を製造する場合、部品の増加に伴いコストが増加したり、製品の小型化が難しくなるという問題が生じる。
【0009】
そこで、本発明は、ユーザが容易に構成を変更可能な、通信を行う電子装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本実施形態に係る電子装置は、互いに係合する係合部と被係合部とを備え、係合部を他のブロック体の被係合部に係合させて連結させることができ、連結させた状態において通電可能となる部分的な電子回路を内蔵するブロック体を用いて形成される電子装置であって、アンテナを内蔵し所定の波長帯の電波を送受信する通信ブロックと、アンテナに対し、所定の通信方式で通信させる制御部を内蔵する制御ブロックとを備える。
【0011】
このようにすれば、ユーザはブロックを連結することにより、通信機能を有する電子装置を作成することができる。また、部品の故障時や電子装置の設計変更時にも、ブロックを交換することで容易に構成を変更できる。
【0012】
また、制御部は、自身の識別情報を含む無線標識をアンテナに送信させるようにしてもよい。このようにすれば、いわゆるビーコンとして機能する電子装置を容易に作成することができる。
【0013】
また、センシングデータを出力するセンサを内蔵するセンサブロックをさらに備え、制御部は、センサからセンシングデータの入力を受けた場合、当該センシングデータをアンテナから他の電子装置に送信させるようにしてもよい。このようにすれば、センサを備える電子機器を容易に作成することができるようになる。
【0014】
また、通信ブロックは、所定の電波到達距離内において相互に通信可能であり、制御部は、他の電子機器からセンシングデータを受信した場合、電波到達距離内に存在する電子装置に受信したセンシングデータを転送するようにしてもよい。このようにすれば、電子装置が形成するネットワークにおいてセンシングデータを通信することができるようになる。
【0015】
また、係合部及び被係合部は、それぞれブロック体が有する別の面である係合面及び被係合面に、所定の角度を単位として相対的に回転させても係合可能となるように設けられ、係合面及び被係合面は、所定の角度ごと回転移動させた位置に設けられる、部分的な電子回路を電気的に接続する端子の組を有するようにしてもよい。このようにすれば、所定の角度を単位として、任意の方向にブロック体を連結することができる。特に指向性のあるセンサやアンテナの向きを変更することのより、所望の検知範囲(測定範囲)や通信範囲を有する電子装置を作成することができるようになる。
【0016】
また、電子装置は、異なる種類のセンサを内蔵する複数のセンサブロックを連結可能であり、センサブロックは、センサの種類と対応付けて端子の組を有し、当該端子の各々は、係合面及び被係合面において対応する位置に設けられるようにしてもよい。このようにすれば、特に指向性のあるセンサを複数連結することにより、所望の広さの検知範囲を有する電子装置を作成することができるようになる。
【0017】
また、電子装置は、同一の種類のセンサを内蔵する複数のセンサブロックを、各々の相対的な角度を変えて連結可能であり、制御部は、端子の組に属する端子の各々を識別可能
に接続されると共に、端子の組のうちセンシングデータの入力を受けた端子に基づいてセンサブロックと制御ブロックとが接続された相対的な角度を求めるようにしてもよい。すなわち、センサの種類及びセンサブロックが連結された角度に基づいて、制御部23へセンシングデータを入力する端子が決まるように上記端子を配置しておけば、制御部は入力されたセンシングデータに基づいて、当該データがどのような向きに連結されたいずれのセンサから出力されたものであるか特定できるようになる。
【0018】
なお、課題を解決するための手段に記載の内容は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組み合わせることができる。また、課題を解決するための手段の内容は、上述の処理を行うシステム、装置、ビーコン、又は情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供することができる。なお、プログラムを保持する記録媒体を提供するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、ユーザが容易に構成を変更可能な、通信を行う電子装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】電子装置の一例を示す斜視図である。
図2】電子装置を形成するブロック体の一例を示す分解斜視図である。
図3】電子装置を構成するブロック体の内部構造及びブロック体間の接続構造の一例を模式的に示す図である。
図4】センサを含む他のブロック体の一例を示す図である。
図5】電気的接続部の構成の他の例を示す図である。
図6】電気的接続部の構成の他の例を示す図である。
図7】1つの人感センサが連結された電子装置の検知範囲の一例を模式的に示す平面図である。
図8】2つの人感センサが90度角度を変えて連結された電子装置の検知範囲の一例を模式的に示す平面図である。
図9】システムの構成を示す図である。
図10】コンピュータの一例を示す装置構成図である。
図11】データ収集装置が、ビーコンメッシュを形成する電子装置からセンシングデータを取得する処理の一例を示す処理フロー図である。
図12】モバイル装置が位置情報等を取得する処理の一例を示す処理フローである。
図13】変形例に係る電子装置を形成するブロック体の一例を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態に示す構成に限定されない。
【0022】
<電子装置の構成>
図1は、実施形態に係る電子装置の一例を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る電子装置を形成するブロック体の一例を示す分解斜視図である。本実施形態に係る電子装置1は、複数のブロック体2(図2ではブロック体2a〜2c)を連結して形成される。本実施形態では、複数のブロック体2の各々の外形はほぼ同一である。また、ブロック体2は、ほぼ直方体であり、ある面に係合部21を有し、その裏面に被係合部22を有する。なお、係合部21を有する面を係合面とも呼び、被係合部22を有する面を被係合面とも呼ぶ。図2では、ブロック体2a、2bがそれぞれ有する4つの係合部21a、21b
、及びブロック体2cが有する4つの被係合部22cを示している。図の例では、係合部21は、断面がほぼ正方形の凸部であり、被係合部22は、断面がほぼ正方形の凹部である。係合部21の外形と、被係合部22の内部の形状とは、ほぼ同一であり、また、4つの係合部21の配置と、4つの被係合部22の配置とは対応しているため、複数のブロック体2は、係合部21と被係合部22とが互いに着脱可能になっている。
【0023】
図3は、電子装置を構成するブロック体の内部構造及びブロック体間の接続構造の一例を模式的に示す図である。なお、図3はブロック体2の係合面を表すものとする。本実施形態に係るブロック体2は、その内部に部分的な電子回路を備え、複数のブロック体2を連結することで電子装置1の内部に電子回路を形成することができる。本実施形態では、ブロック体2の係合部21、被係合部22は、それぞれ他のブロック体2の被係合部22、係合部21と電気的に接続するための端子を備えているものとする。また、1つのブロック体2の一面に設けられた係合部21の端子と、裏面の対応する位置に設けられた被係合部22の端子とは、基板におけるビアのように、ブロック体2の内部において電気的に接続されている。図3では、対応する係合部21及び被係合部22に設けられる端子に符号「A」〜「D」を付しており、以下ではこれらの端子を電気的接続部A〜Dと呼ぶものとする。また、図3に破線で示すように、ブロック体2a〜2cの各々が備える電気的接続部A〜Dは、同一の符号を付した電気的接続部同士が接続される。
【0024】
また、ブロック体2は、その内部に1以上の部品を備え、各部品は所定の端子と接続されている。部品は、いわゆる電子部品又は電気部品であり、例えば、ブロック体2aは、マイクロコントローラ等からなる制御部23を備える。なお、制御部23を内蔵するブロック体2aを、「制御ブロック」とも呼ぶ。また、ブロック体2bは、Bluetooth(登録
商標)等、所定の通信方式に従い、所定の波長帯で通信を行うためのアンテナモジュール(単に「アンテナ」とも呼ぶ)24を備える。アンテナ24を内蔵するブロック体2bを、「通信ブロック」とも呼ぶ。また、ブロック体2cは、電池を装着することで電源として機能する電池ホルダ25を備える。電池ホルダ25を備えるブロック体2cを、「電源ブロック」とも呼ぶ。図3の例では、電池ホルダ25のプラス端子は電気的接続部Cと接続され、各ブロック体2において電気的接続部Cから給電される。また、電池ホルダ25のマイナス端子に接続される電気的接続部Dは、各ブロック体が備える部分的な電子回路のグラウンドとなる。また、電気的接続部Bは、ブロック体2aにおいて制御部23の所定の出力端子に接続されると共に、ブロック体2cにおいてアンテナ24と接続され、制御部23はアンテナ24を介して所定の信号を送信する。なお、図示した回路は模式的なものであり、各部品は電池と直結されるのではなく、必要な電圧を得るためのレギュレータ(図示せず)等を適宜備えるようにしてもよい。また、各電気的接続部は、例えば複数の信号線を接続するものであってもよく、例えばアンテナ24を介して他の電子装置1が送信する情報を受信するための信号線をさらに有していてもよい。
【0025】
ブロック体2aの制御部23は、他のブロック体2が備える部品と電気的に接続され、給電されると、所定の動作を行う。具体的には、制御部23は、電気的接続部Bと接続される端子から、アンテナ24に送信させる情報を出力する。本実施形態では、電子装置1は、いわゆるビーコンとして機能するものとする。すなわち、制御部23は、当該電子装置1を一意に識別するための識別情報、送信時を示す日時情報等を含む無線標識(「ビーコン信号」とも呼ぶ)を送信し、受信側の装置に対して当該電子装置1に接近したことを通知する。具体的には、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の技術を利用することができ、無線標識のブロードキャスト通信を行うようにしてもよい。
【0026】
図4は、センサを含む他のブロック体2の一例を示す図である。本実施形態に係る制御部23は、電子装置1が、センサを備える他のブロック体2をさらに含む場合、当該センサが出力するセンシングデータを所定の電気的接続部を介して取得し、取得したセンシン
グデータをアンテナ24を介して送信させる。なお、センサを備えるブロック体2dを、「拡張ブロック」とも呼ぶ。図4のブロック体2dは、人感センサ26を内蔵している。人感センサ26は、赤外線や超音波等の送受信部を備え、所定の距離内に接近した人物との距離を示す情報をセンシングデータとして出力する測距センサである。また、人感センサ26は、電気的接続部Cを介して給電され、電気的接続部Aにセンシングデータを出力する。
【0027】
本実施形態に係る電子装置1は、人感センサに限らず、温度センサ、光センサ、加速度センサ、磁気センサ等、様々なセンサを内蔵するブロック体2と連結され得る。また、より多くの電気的接続部を備え、2以上のセンサを接続してセンシングデータを取得できるようにしてもよい。
【0028】
<電気的接続部の変形例>
図5は、電気的接続部の構成の他の例を示す図である。なお、図5はブロック体2の係合面を表すものとする。電子装置1を構成するブロック体2は、所定の角度を単位として相対的に回転させても係合可能となるように電気的接続部を備えるようにしてもよい。図5の例では、断面がほぼ正方形である係合部21及び被係合部22の4辺がそれぞれ端子を有する。また、4辺の端子には、例えば係合面の平面視上、右回りに電気的接続部A〜Dが割り当てられている。例えば、図5の左上に示す係合部及び被係合部は、上下左右の各辺に電気的接続部A1〜D1を備える。そして、4つの係合部及び被係合部は、例えば係合面の平面視上、右回りに90度ずつ回転した位置に設けられると共に、90度回転した位置に設けられる係合部及び被係合部が備える4つの電気的接続部は90度回転した向きで設けられる。例えば、図5のブロック体2は、係合面の中心を軸として90度ずつ回転させた位置(左上、右上、右下、左下)に係合部及び被係合部を備える。また、左上の係合部及び被係合部において上の辺に設けられていた電気的接続部A1は、ブロック体2を90度回転させた位置に存在する係合部及び被係合部において、係合部及び被係合部自身を右回りに90度回転させた位置である右の辺に設けられる電気的接続部A2と対応している。このように、あるブロック体の係合面と他のブロック体の被係合面とを基準となる位置から相対的に90度ずつ回転させて連結しても、対応する電気的接続部同士が結合するようになっている。また、制御部23は、上述した16の端子とそれぞれ接続されており、端子の各々を識別可能になっている。
【0029】
図6は、電気的接続部の構成の他の例を示す図である。図6に示すブロック体2も、所定の角度を単位として相対的に回転させても対応する電気的接続部が接続されるように備えている。図6の例では、1つの係合面に16の係合部を備え、各形合部が1つの電気的接続部を形成する。また、ほぼ正方形である係合面の4辺のうち、左の辺に沿って上から下の方向に電気的接続部A1〜D1が設けられ、上の辺に沿って右から左の方向に電気的接続部A2〜D2が設けられる。さらに、右の辺に沿って下から上に向かって電気的接続部A3〜D3が設けられ、下の辺に沿って左から右に向かって電気的接続部A4〜D4が設けられる。このような態様であっても、ブロック体2を相対的に90度ずつ回転させても対応する電気的接続部が結合するようになっている。なお、制御部23は、上述した16の端子とそれぞれ接続されており、端子の各々を識別可能になっている。電気的接続部は、例えば図5図6に示すような、回転対称性のある形状のコネクタにより形成してもよい。
【0030】
変形例に係るブロック体2においては、図5図6に示したように、係合面及び被係合面において、複数の電気的接続部は全体として回転対称性のある形状になるように配置されており、所定の角度を単位として相対的に回転させても対応する電気的接続部が接続されるように設けられる。このようにすれば、電子装置1を構成するブロック体2を、所定の角度を単位として相対的に回転させても連結することができる。また、図4に示した人
感センサのように指向性のあるセンサを内蔵するブロック体2を取り付ける角度や、指向性を有するアンテナを内蔵するブロック体2を取り付ける角度を変更することができる。
【0031】
図7は、1つの人感センサが連結された電子装置1の検知範囲の一例を模式的に示す平面図である。また、図8は、2つの人感センサが90度角度を変えて連結された電子装置1の検知範囲の一例を模式的に示す平面図である。このように、同種のセンサを内蔵するブロック体2や、アンテナを内蔵するブロック体2を、1つの電子装置1に複数連結するようにしてもよい。特に指向性のあるセンサやアンテナを内蔵するブロック体2を、向きを変えて複数連結することにより、センサによって測定できる範囲や、アンテナによって通信可能な範囲を広げることができる。
【0032】
また、図5図6の例においては、同種のセンサやアンテナが接続される電気的接続部が予め定められているものとする。例えば、図5図6において同一のアルファベットが付された電気的接続部には、予め対応付けられた種類のセンサが接続され得るものとする。すなわち、係合面及び前記被係合面は、所定の角度ごと回転移動させた位置に、同一のアルファベットが付された電気的接続部の組を有するため、例えばブロック体2d(図示せず)において人感センサが電気的接続部A1にセンシングデータを出力する場合、同一の向きで連結された他のブロック体2a(図示せず)に内蔵された制御部は、電気的接続部A1からセンシングデータの入力を受ける。この場合において、ブロック体2dを時計回りに90度回転させて連結し直すと、ブロック体2dの電気的接続部A1は、ブロック体2aの電気的接続部A2と接続されるようになる。したがって、ブロック体2aの制御部は、電気的接続部A2からセンシングデータの入力を受ける。裏を返せば、制御部は、電気的接続部A1〜A4のうちいずれからでもセンシングデータの入力を受けることができるだけでなく、電気的接続部A1〜A4のうちいずれからセンシングデータの入力を受けたかによって、ブロック体2d(換言すれば人感センサ)がブロック体2aを基準として相対的に何度回転した状態で連結されているかを特定することができるようになっている。
【0033】
なお、図5図6の例において、例えば電気的接続部B1〜B4には温度センサが接続され得るようにする等、センサの種類ごとに接続される電気的接続部が定められていてもよいし、各ブロック体2においてセンシングデータを出力する電気的接続部を設定できるようにしてもよい。各ブロック体2においてセンシングデータを出力する電気的接続部を設定する場合、例えば物理的なスイッチの切り替えにより出力先を設定できるようにしてもよいし、各ブロック体2がさらにマイクロコントローラ等により形成される個別の制御部を備え、当該制御部が有するメモリに出力先の電気的接続部を記憶させると共に、記憶された設定に基づいて制御部がセンシングデータを出力するようにしてもよい。
【0034】
<システムの構成>
図9は、実施形態に係るシステムの構成を示す図である。本実施形態に係るシステムは、電子装置1(図1では、電子装置1a〜電子装置1c)と、データ収集装置3と、モバイル装置4と、情報提供サーバ5とを含み、モバイル装置4及び情報提供サーバ5はインターネット等のネットワーク6を介して接続されている。電子装置1は、いわゆるビーコンとして機能する。なお、屋内における測位等のために送受信される無線標識のほか当該無線標識の送信装置をビーコンと呼ぶ。
【0035】
電子装置1は、自身の識別情報及び送信日時を含む無線標識を送信する。無線標識は、モバイル装置4が屋内や地下街等において位置情報を取得するために用いられる。また、電子装置1は、センサを備える場合、センサが出力するセンシングデータを例えば自身の識別情報と組み合わせてさらに送信する。センシングデータは、周囲の電子装置1を経由してデータ収集装置3が受信する。ここで、電子装置1は、電波の到達距離内に設置され
た他の電子装置1と相互に通信を行う機能を有し、全体としてマルチホップ無線ネットワークを形成する。また、複数の電子装置の各々は少なくとも1つの他の電子装置の電波到達距離内に配置されるものとする。なお、相互に通信可能とした複数の電子装置(ビーコン)が形成するネットワークをビーコンメッシュとも呼ぶ。また、図9では3つの電子装置1を例示したが、電子装置1の数は3つには限定されない。
【0036】
データ収集装置3は、電子装置1が出力したセンシングデータを収集する装置である。データ収集装置3は、いずれかの電子装置1の電波到達距離内に配置されることで、上述のビーコンメッシュを構成する電子装置1が備えるセンサが出力するデータを収集することができる。
【0037】
モバイル装置4は、電子装置1から無線標識を受信し、例えば屋内や地下において自身の位置を特定する。なお、本実施形態では、位置の算出は情報提供サーバ5が行うものとするが、モバイル装置4が行うようにしてもよい。また、図9には1つのモバイル装置4を示しているが、モバイル装置4の数も1つには限定されない。
【0038】
情報提供サーバ5は、例えば、モバイル装置4から無線標識に含まれる電子装置1の識別情報及び送信日時、モバイル装置4における無線標識の受信日時、並びにモバイル装置4の識別情報といったデータのセットを、ネットワーク6を介して複数取得し、例えば三点測位によりモバイル装置4の位置情報を算出する。また、情報提供サーバ5は、算出した位置情報を、ネットワーク6を介してモバイル装置4に出力する。なお、情報提供サーバ5は、モバイル装置4の位置に応じて、周辺の店舗のキャンペーンに関する情報等を出力するようにしてもよい。
【0039】
<装置構成>
図10は、コンピュータの一例を示す装置構成図である。データ収集装置3、モバイル装置4、及び情報提供サーバ5は、図10に示すようなコンピュータである。例えば、コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001、主記憶装置1002、補
助記憶装置1003、通信IF(Interface)1004、入出力IF(Interface)1005、ドライブ装置1006、通信バス1007を備えている。CPU1001は、プログラムを実行することにより本実施の形態で説明する処理を行う。主記憶装置1002は、CPU1001が読み出したプログラムやデータをキャッシュしたり、CPUの作業領域を展開したりする。主記憶装置は、具体的には、RAMやROM等である。補助記憶装置1003は、CPU1001により実行されるプログラムや、本実施の形態で用いる設定情報などを記憶する。補助記憶装置1003は、具体的には、HDDやSSD、フラッシュメモリ等である。主記憶装置1002、補助記憶装置1003は、各装置の記憶部として働く。通信IF1004は、他のコンピュータ装置との間でデータを送受信する。通信IF1004は、具体的には、有線又は無線のネットワークカードやBluetooth(登録商
標)用のアンテナ等である。入出力IF1005は、入出力装置と接続され、ユーザから入力を受け付けたり、ユーザへ情報を出力したりする。入出力装置は、具体的には、キーボード、マウス、ディスプレイ、タッチパネル等である。ドライブ装置1006は、フレキシブルディスク、光学ディスク等の記憶媒体に記録されたデータを読み出したり、記憶媒体にデータを書き込んだりする。以上のような構成要素が、通信バス1007で接続されている。なお、これらの構成要素は複数設けられていてもよいし、一部の構成要素(例えば、ドライブ装置1006)を設けないようにしてもよい。また、入出力装置がコンピュータと一体に構成されていてもよい。そして、ドライブ装置で読み取り可能な可搬性の記憶媒体や、USBメモリのような補助記憶装置、ネットワークIFなどを介して、本実施の形態で実行されるプログラムが提供されるようにしてもよい。そして、CPU1001がプログラムを実行することにより、上記のようなコンピュータをデータ収集装置3、モバイル装置4、及び情報提供サーバ5として働かせる。なお、システムの装置構成は図
9の例には限られず、一部の機能は、インターネットやイントラネット等のネットワークを介して接続された複数のコンピュータによって分散して処理されるようにしたり、並列に処理されるようにしたりしてもよい。
【0040】
<センシングデータ収集処理>
図11は、データ収集装置が、ビーコンメッシュを形成する電子装置1からセンシングデータを取得する処理の一例を示す処理フロー図である。まず、第1の電子装置1(図11の「電子装置1」)は、自身が備えるセンサが出力するセンシングデータを取得する(図11:S1)。なお、センシングデータには、当該データを生成した電子装置1の識別情報や、当該データを生成した日時等の情報を付加するようにしてもよい。また、センサを含むブロック体2が連結された相対的な角度を示す情報をさらに付加するようにしてもよい。その後、第1の電子装置1は、アンテナを介して電波到達距離内に存在する他の電子装置1又はデータ収集装置3へ、生成したセンシングデータを送信する(S2)。電子装置1は、S1及びS2の処理を継続的に行うものとする。
【0041】
一方、第1の電子装置1の電波到達距離内に存在する第2の電子装置1(図11の「電子装置2」)は、第1の電子装置1からセンシングデータを受信する(S3)。その後、第2の電子装置1は、アンテナを介して電波到達距離内に存在する他の電子装置1又はデータ収集装置3へ、受信したセンシングデータを転送する(S4)。
【0042】
また、第2の電子装置1の電波到達距離内に存在するデータ収集装置3は、第2の電子装置1からセンシングデータを受信する(S5)。
【0043】
なお、各電子装置1は、自身が生成したセンシングデータについては図11の第1の電子装置1のように他の電子装置1又はデータ収集装置へ送信し、他の電子装置1から受信したセンシングデータについては図11の第2の電子装置1のようにさらに他の電子装置1又はデータ収集装置へ転送する処理を行う。このようにして、データ収集装置3は、ビーコンメッシュを形成する電子装置1の各々からセンシングデータを取得することができる。
【0044】
<位置情報等取得処理>
図12は、モバイル装置4が位置情報等を取得する処理の一例を示す処理フローである。電子装置1は、定期的に無線標識を送信する(図12:S11)。無線標識は、例えば電子装置1の識別情報、及び無線標識の送信日時を示す情報を含む。また、無線標識は様々な通信規格に則り送信することができ、例えば上述のようにBLEのブロードキャスト通信を行う。
【0045】
一方、モバイル装置4は、無線標識を受信し記憶装置に記憶させる(S12)。本ステップでは、例えば上述したBLEのブロードキャスト通信を受信する。また、モバイル装置4は、電子装置1から受信した無線標識に含まれる電子装置1の識別情報及び送信日時を示す情報、当該無線標識の受信日時、並びに当該モバイル装置4を一意に特定するための識別情報を、ネットワーク6を介して情報提供サーバ5に送信する(S13)。本ステップでは、例えばインターネットを介し、所定のプロトコルで通信が行われる。また、位置情報の算出に用いるため、複数の電子装置1から受信した無線標識を送信するようにしてもよい。
【0046】
また、情報提供サーバ5は、無線標識の情報及びモバイル装置4の識別情報を受信し、記憶装置に記憶させる(S14)。また、情報提供サーバ5は、既存の屋内測位技術を用いてモバイル装置4の位置情報を算出する(S15)。そして、情報提供サーバは、算出された位置情報をモバイル装置4へ送信する(S16)。位置情報は、予め定められた座
標系における座標や、メッシュ状の区画等で表すことができる。また、本ステップでは、算出された位置情報に応じて周辺施設等に関する情報を送信するようにしてもよい。例えば、ユーザが入店した店舗からの案内等を送信することができる。
【0047】
一方、モバイル装置4は、情報提供サーバ5から位置情報等を受信し(S17)、受信した情報をモバイル装置4の表示装置に表示させる(S18)。S18では、例えばモバイル装置4にインストールされたアプリケーションプログラムが、予め保持している駅構内や地下街、建築物内等のインドアマップ上に、S17で受信した位置情報を表示させる。また、モバイル装置4は、周辺施設等に関する情報を受信して表示するようにしてもよい。
【0048】
以上のような処理によれば、GPS(Global Positioning System)衛星の送信信号を
受信できない屋内等においても、位置情報を取得することができる。
【0049】
<効果>
本実施形態に係る電子装置1は、ユーザがブロック体2を組み合わせることにより所望の機能を有する装置を容易に作成することができる。同様に、部品の故障時や電子装置の設計変更時にも、ブロック体を交換することが容易になる。実施形態では、様々なセンサを内蔵したビーコンとして機能する電子装置1を作成することができると共に、センサが出力するセンシングデータはビーコンメッシュを利用して収集することができる。また、ブロック体2は、所定の角度を単位として相対的に回転させても連結可能であると共に、所定の角度ごと回転移動させた位置に、内蔵する部分的な回路を電気的に接続する端子(電気的接続部)の組を有し、センサを任意の向きに取り付けることができる。
【0050】
<変形例>
図13は、変形例に係る電子装置を形成するブロック体の一例を示す分解斜視図である。電子装置1を構成するブロック体2のうち、重ね合わせる方向の端部に位置するブロック体2は、係合部21又は被係合部22を有していなくてもよい。例えば、電子装置1は、制御部23を内蔵するブロック体2aと、電池ホルダ25を内蔵するブロック体2cとを必ず備えるものとする。そして、制御部23を内蔵するブロック体2aは、係合部21を備えず、電池ホルダ25を内蔵するブロック体2cは、被係合部22を備えないようにする。このようにしても、ブロック体2a及びブロック体2cを端部に配置することで電子装置1を形成することができる。また、完成した電子装置1は、表面に係合部21及び被係合部22の凹凸を有しておらず、外観デザインを向上させることができる。
【0051】
また、ブロック体2が備える電気的接続部は、90度以外の角度ごとに回転移動させた位置に設けられていてもよい。このとき、ブロック体2の係合面及び被係合面の外形は、所定の角度回転させた位置において一致するような形状が好ましい。例えば、45度回転移動させた位置ごとに電気的接続部が設けられている場合、係合面及び被係合面の外形が正八角形とすれば、ユーザはブロック体2を連結する際に回転させられる角度を直感的に理解できるようになる。
【0052】
また、ブロック体2の表面には、ブロック体を連結する際の基準となる角度を示す目印を有していてもよい。目印は、ブロック体の形状、模様、色彩等によって形成される。また、ブロック体2は、例えば上述の係合面及び被係合面に垂直な面である側面に目印を有する。このようにすれば、ユーザは電子装置1を組み立てる際に、基準となる角度から相対的にどの程度回転させて連結しているか容易に認識できるようになる。
【0053】
また、ブロック体2の係合面及び被係合面は、互いにほぼ平行は2つの面でなくてもよい。例えば、ほぼ立方体状のブロック体の6面に、図2等に図示したようなブロック体2
を着脱できるようにしてもよい。また、ブロック体2の外形は、直方体には限定されず、六面体以外の多面体であってもよい。
【0054】
また、電子装置1は、電源ブロックについても、複数接続したり、異なる種類の電池を装着するための電池ホルダを内蔵する電源ブロックに交換できるようにしてもよい。また、電源ブロックは、電池を装着する代わりに、例えば無線で電力を供給するための給電装置を内蔵するものや太陽電池を内蔵するものであってもよい。
【0055】
以上本発明の実施形態及び変形例について説明したが、本発明はこれらに限らず、可能な限りこれらの組合せを含むことができる。
【0056】
<その他>
本発明は上述の処理を実行するコンピュータプログラムを含む。さらに、当該プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に属する。当該プログラムが記録された記録媒体については、コンピュータに、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、上述の処理が可能となる。
【0057】
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り外し可能なものとしては、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、光ディスク、磁気テープ、メモリカード等がある。また、コンピュータに固定された記録媒体としては、ハードディスクドライブやROM等がある。
【符号の説明】
【0058】
1(1a〜1c) 電子装置
2(2a〜2d) ブロック体
21(21a、21b) 係合部
22(22a、22c) 被係合部
23 制御部
24 アンテナ
25 電池ホルダ
26 人感センサ
3 データ収集装置
4 モバイル装置
5 情報提供サーバ
6 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13