(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示す第1実施形態に係る画像監視装置10は、収容容器11と、収容容器11の内部に設けられたカメラ13と、供給される電流によってカメラ13が有する熱を一方の面から吸熱して、他方の面に放熱する冷却部16と、収容容器11を閉止するとともに外気に接して設けられて、冷却部16からの放熱を収容容器11の外部に放出する放熱部20と、を少なくとも備えている。
【0012】
このように画像監視装置10は、収容容器11に内装されたカメラ13の熱を、冷却部16を用いて吸熱して、この熱を放熱部20から収容容器11の外部に放出することにより、簡易な構成でカメラ13を一定の温度に保持することができ、高温環境にカメラ13が設置された場合であっても、安定的にカメラ13の撮影機能を維持できる。
【0013】
具体的な構成について説明する。
収容容器11は、中空状の容器であり、撮影対象に対向する面には、ガラス等で形成されて容器内部に光が通過可能な窓12が設けられている。収容容器11の内部には、カメラ13、冷却部16、第1熱伝導部17、及び第2熱伝導部19が収容される。そして、収容容器11の下部には放熱部20が接続されて収容容器11の空間が閉止される。
【0014】
冷却部16、第1熱伝導部17、及び第2熱伝導部19は、収容容器11と接しないように、収容容器11の内面から一定の空間を隔てて収容される。
【0015】
また、収容容器11の内部は、収容容器11に設けた吸気口(図示省略)を用いて吸気をして、真空状態にすることが望ましい。真空状態にすることで、収容容器11の内部は断熱されて、外部からの熱の流入を防止できる。
【0016】
カメラ13は、窓12から入射した光を集光するレンズ14と、レンズ14を介して入射した光を電気信号に変換する撮像素子15と、を備えている。撮像素子15のイメージセンサとしては、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等の半導体素子が用いられる。なお、
図1では、カメラ本体に設けられる絞り、シャッター等の構成は省略して記載している。
【0017】
温度センサ22は、サーミスタや熱電対などを用いてカメラ13(特に撮像素子15)の温度を測定するセンサである。温度センサ22は、カメラ13の温度を把握できる位置に配置される。例えば
図1に示すように撮像素子15の端部に配置される。なお、測定した温度情報を用いた画像監視装置10の温度制御方法については後述する。
【0018】
第1熱伝導部17は、熱伝導性の高い板状の金属である。第1熱伝導部17は、一方の面がカメラ13の撮像素子15の背面(光の入射面とは反対の面)に接続して設けられ、他方の面は冷却部16に接続されている。第1熱伝導部17は、カメラ13が有する熱を冷却部16に伝導する。第1熱伝導部17に用いられる材料として、熱伝導性が高く、かつ高温環境下で安定的な金属(例えば銅)を用いる。
【0019】
冷却部16を撮像素子15に直接接続した場合、冷却部16により撮像素子15が直接冷却されることになる。この場合、急激な温度変化が生じることで撮像素子15の動作に影響を与えるおそれがある。撮像素子15と冷却部16との間に第1熱伝導部17を設けて、第1熱伝導部17から伝導された熱を冷却部16で吸熱する構成とすることで、撮像素子15において急激な温度変化が生じることを防止できる。
【0020】
冷却部16は、供給される電流によって、第1熱伝導部17を介して伝導されたカメラ13の熱を一方の面から吸熱して、他方の面に接続された第2熱伝導部19に放熱する素子である。冷却部16としては、ペルチェ素子が例示される。
【0021】
ペルチェ素子は、2つの異種金属または半導体を電気的に直列に接合して直流電流を流すことで、一方の面の熱を他方の面に移動可能な素子である。ペルチェ素子は、供給する電流値に応じて一方の面からの吸熱量を調整することができる。また、ペルチェ素子は、供給する電流の方向を逆にすることで、吸熱面と放熱面と反対に形成することができる。つまり、通常の冷却動作とは逆にカメラ13に熱を与えて昇温させることもできる。
【0022】
第2熱伝導部19は、第1熱伝導部17と同様に熱伝導性の高い板状の金属である。第2熱伝導部19は、一方の面が冷却部16に接続して設けられており、他方の面が放熱部20に接続されている。第2熱伝導部19は、冷却部16から放熱された熱を放熱部20に伝導する。
【0023】
小型の冷却部16とサイズの大きな放熱部20とを直接接続した場合、冷却部16からの熱が発散して放熱部20に十分に伝わらない場合がある。冷却部16と放熱部20との間に放熱部20のサイズに近い第2熱伝導部19を設ける構成とすることで、小型の冷却部16を用いた場合であっても、冷却部16からの熱を放熱部20に対して効率的に伝えることができる。
【0024】
放熱部20は、第2熱伝導部19に接続されて収容容器11を閉止するとともに外気に接して設けられている。放熱部20は、熱伝導性の高い金属で形成されており、第2熱伝導部19から伝導された熱を収容容器11の外部に放出する。放熱部20の下部には、外気との接触面積を増加させるために、複数の金属板をフィン状に配列した、または、棒状の金属を複数配列した突起部21が設けられている。
【0025】
また、窓12の外表面に親水性フィルムを取り付けても良い。100℃に達するような高温状態となった燃料貯蔵用プール50の上方に収容容器11を設置する場合(
図4参照)、プール内の水の蒸発により水蒸気が発生して、撮影環境が霧雰囲気となる。この場合、窓12に水滴が付着して視認性が悪化するおそれがある。
【0026】
窓12の表面に親水コーティングされた親水フィルムを窓12に取り付け、窓12を下方向に向けて、かつ収容容器11を斜めに傾けて配置することで、窓12に付着した水滴は下に流れ落ちるため、窓12への水滴付着が防止されて、視認性低下を防止することができる。
【0027】
図2は、本実施形態に係る画像監視装置10において、カメラ13が冷却される状態を示す説明図である。
【0028】
冷却部16に電流が供給されることにより、カメラ13の熱は第1熱伝導部17を介して冷却部16に伝導される。そして、冷却部16は、伝導された熱を吸熱して、第2熱伝導部19に放熱する。
【0029】
そして、第2熱伝導部19は、冷却部16から放熱された熱を放熱部20に伝導する。最後に、放熱部20は、第2熱伝導部19から伝導された熱を収容容器11の外部に放出する。
【0030】
2つの伝導部及び冷却部16が、収容容器11と接していないため、カメラ13の熱が容器方向に逃げる事は無く、カメラ13の熱は伝導性の高い第1熱伝導部17に全て伝わり、放熱部20まで順次伝導されていくため、効率的に熱を外部に放出することができる。
【0031】
図3は、本実施形態に係る画像監視装置10の構成を示す斜視図である(適宜、
図1参照)。
【0032】
収容容器11には、3つのケーブル23(23a,23b,23c)を容器外に引き出すためのケーブル引出口24が設けられている。3つのケーブル23は、制御装置25に接続されている。
【0033】
カメラ制御用ケーブル23aは、容器内部でカメラ13と接続されており、カメラ13における撮影条件(シャッタースピード等)に関する制御信号について送受信する。また、カメラ制御用ケーブル23aは、温度センサ22に接続されており、温度センサ22で測定された温度情報を制御装置25に送信する。
【0034】
カメラ映像通信ケーブル23bは、容器内部でカメラ13に接続されており、カメラ13の映像信号を制御装置25に送信する。
【0035】
冷却部制御用ケーブル23cは、容器内部で冷却部16に接続されており、制御装置25から供給された直流電流を冷却部16に送る。制御装置25は、温度センサ22で測定されたカメラ13の温度に基づいて冷却部16に供給される電流値を調整して、冷却部16の吸熱量を制御する。
【0036】
続いて、画像監視装置10の温度制御方法を具体的に説明する。
【0037】
図4は、原子炉建屋内の燃料貯蔵用プール50を監視するために画像監視装置10を設置する場合の一例を示す構成図である。なお、
図4では、
図3で示した3つのケーブル23(23a,23b,23c)を1つのケーブル23として記載している。
【0038】
カメラ13を内装する収容容器11は、原子炉建屋内のギャラリー室の底面に対して斜めに固定して配置されている。容器内から引き出されたケーブル23は、建屋外部まで延設されて制御装置25に接続される。
【0039】
制御装置25は、データ受付部26と、入力表示部27と、温度データ保存部28と、電流調整部29と、を備える。
【0040】
なお、制御装置25を構成する各ユニットの機能は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)の他、HDD(Hard Disk Drive)や光ディスク装置等の外部記憶装置を含む記憶媒体である記憶回路に保持された所定のプログラムコードを、FPGA(Field Programmable Gate Array)、PLD(programmable logic device)、GPU(Graphics Processing Unit)、またはCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサなどの電子回路において実行することによって実現しても良く、このようなソフトウェア処理に限らず、例えば、ASIC等の電子回路を用いたハードウェア処理で実現しても良いし、ソフトウェア処理とハードウェア処理とを組み合わせて実現しても良い。
【0041】
データ受付部26は、ケーブル23を介して、カメラ13から送信された映像信号、温度センサ22で測定されたカメラ13の温度情報、カメラ13の制御に関する制御信号等を受信する。
【0042】
入力表示部27では、受信した映像信号に基づいて燃料貯蔵用プール50の監視が行われる。また、監視員により、カメラ13の撮影条件の設定が入力された場合に、カメラ13の設定に係る制御信号をカメラ13に送信する。
【0043】
温度データ保存部28は、カメラ13の撮像素子15が最適に動作可能となる設定温度(設定温度範囲)が保存されている。なお、この設定温度は、監視員により適宜変更可能である。
【0044】
電流調整部29は、データ受付部26から、温度センサ22で測定されたカメラ13の温度情報を入力する。そして、測定されたカメラ13の温度と予め保存されている設定温度とを比較して、測定温度が設定温度を超える場合には、冷却部16に供給する電流値を調整(増減)する。
【0045】
電流調整部29は、測定温度が設定温度でない場合に、カメラ13の温度が設定温度になるために必要となる電流値を、測定温度のそれぞれについて予め保存している。測定温度それぞれに対して必要となる電流値は、実際の実験データやシミュレーションにより予め求める。
【0046】
なお、測定温度が設定温度を下回る場合、撮像素子15を最適に動作させるためには設定温度で維持されることが望ましいため、冷却部16に供給する電流の向きを逆に変更して、カメラ13に熱を与えて昇温させても良い。
【0047】
収容容器11内を真空状態にした場合、容器内への熱の流入は無くなるため、カメラ13自身の発熱による温度上昇のみとなる。このため、冷却部16に一定の電流を供給して、撮像素子15の発熱を冷却部16で吸熱して、放熱部20から外部へ放熱することで、撮像素子15の温度を最適な設定温度に保持することができる。
【0048】
しかし、長期間監視を行った場合、容器内の真空度は徐々に低下して、さらに撮像素子15の基板から発生するアウトガスの影響で真空度が劣化することで熱の流入が起こり得る。この場合、撮像素子15の発熱量に容器内に流入する熱量が加算されるため、撮像素子15の発熱量に対応する電流のみでは徐々にカメラ13の温度は上昇することになる。
【0049】
本実施形態では、電流調整部29を備えることで、測定されたカメラ13の温度に基づいて電流値を調整することで、外部からの熱の流入があった場合であっても、撮像素子15を冷却してカメラ13の温度を一定に保持することができる。
【0050】
また、建屋外部の制御装置25に接続されたケーブル23を用いて冷却部16に電流を供給することでカメラ13の冷却ができるため、ケーブル23の配設は容易であり、水冷用の装置等、大規模な装置を必要としないため、画像監視装置10を簡易かつコンパクトな構成とすることができる。
【0051】
図5は、画像監視装置10における温度制御方法を示すフローチャートである(適宜、
図1、
図4参照)。なお、冷却部16には、最初に、通常の撮像素子15の発熱量に対応する一定の電流が流れているものとする。
【0052】
温度センサ22は、カメラ13の温度を測定して、測定した温度を制御装置25に送信する(S10)。
【0053】
電流調整部29は、測定温度が温度データ保存部28で保存されている設定温度を超える場合、冷却部16に流す電流を調整する(S11:YES、S12)。
一方、測定温度が設定温度の場合は、冷却部16に流す電流を調整せずに保持する(S1
1:NO)。
【0054】
冷却部16に流す電流を調整されることで、カメラ13が冷却される(S13)。そして、電流調整部29は、カメラ13の温度が設定温度になるまで、電流を調整して冷却を継続する(S14:NO)。
【0055】
一方、カメラ13の温度が設定温度になった場合、通常の電流値に戻して温度制御を継続する(S14:YES)。
【0056】
このように、カメラ13の温度情報を参照しながら温度調整を行うことで、高温環境であっても、カメラ13を一定の温度に保持することができ、カメラ13の撮影性能を安定的に維持することができる。
【0057】
図6は、第1実施形態に係る画像監視装置10の変形例を示す縦断面図である。
【0058】
圧着部30は、第1熱伝導部17が内部に挿入されて、第1熱伝導部17に接続された板31と、一端が放熱部20に接続されて板31を支持する支持部32と、から構成されている。そして、板31に形成された貫通孔を介してネジ33等を用いて板31と支持部32とが圧着される。
【0059】
板31と支持部32との圧着により、板31と接続された第1熱伝導部17が下方向に押し付けられて、第1熱伝導部17、冷却部16、及び第2熱伝導部19は互いに密着する。第1熱伝導部17、冷却部16、及び第2熱伝導部19が、密着することで、カメラ13の熱はロスすること無く放熱部20に伝導することができる。
【0060】
空冷ファン34は、放熱部20の近傍に設けられて、放熱部20に対して送風を行うファンである。放熱部20に常時送風を行うことで、放熱部20の放熱効率を高めることができる。
【0061】
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係る画像監視装置10の構成を示す縦断面図である。
図7において第1実施形態(
図1)と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
【0062】
なお、
図7では、撮像素子15で取得された信号等を処理するためのFPGA基板37を、撮像素子15とは別に収容容器11内に取り付けた場合の例を示している。FPGA基板37は、撮像素子15の端部において撮像素子15の入射面に垂直に配置されている。第1熱伝導部17は、FPGA基板37及び撮像素子15の背面に設けられて、それぞれの熱を冷却部16に伝導する。
【0063】
ところで、一般的なカメラでは、
図1のようにレンズ14のレンズ面と撮像素子15の入射面が平行に配置されている。つまり、窓12から入射した光は、レンズ14を介して撮像素子15に直接入射する。この場合、撮影対象の方向から放射線が発生している場合、光とともに放射線も撮像素子15に直接入射する。
【0064】
カメラ13に用いられるCMOSイメージセンサ等の撮像素子15は、放射線が照射した場合、放射線はセンサを構成する各画素の機能に影響を与えて、撮像される画像にランダムノイズが発生するおそれがある。画像にランダムノイズが発生している状態では、撮影対象の視認性が低下する。さらに、放射線の線量が高い場合は、撮像素子15に損傷が発生する場合もある。
【0065】
そこで、第2実施形態における画像監視装置10は、収容容器11の側面に窓12を設ける。そして、カメラ13は、窓12と平行に設けられたレンズ14を介して入射した光を反射して、光軸を90度変更する反射ミラー35を備える。反射ミラー35で反射された光は、図示しないレンズを介して撮像素子15に入射する。
【0066】
収容容器11に設けられた窓12の入光面と、撮像素子15の入射面とは直交する位置関係となる。このため、窓12から入射した放射線は、撮像素子15に直接入射することは無く、撮像素子15に対する放射線の影響を低減する事ができる。
【0067】
さらに、FPGA基板37及び撮像素子15の周囲に、放射線を遮蔽する遮蔽材36を設けても良い。遮蔽材36としては、放射線を遮蔽可能な金属である鉛等を用いる。なお、遮蔽維持した状態で薄く、重量を小さくする観点から、密度の高い金属(例えばタングステン)が好ましい。
【0068】
このように、カメラ13に反射ミラー35を設けて、遮蔽材36を配置することとで、撮像素子15へ入射する放射線を除去することはできるため、放射線量の高い場所においても、撮影性能を維持することができる。
【0069】
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態に係る画像監視装置10の構成を示す縦断面図である。
図8において第1実施形態(
図1)と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
【0070】
第3実施形態における画像監視装置10では、カメラ13と放熱部20との間に複数の冷却部16(16
1、16
2)が配設される。2つの冷却部16の間は、インジウム等の接合部材38で接合される。なお、
図8では、2つの冷却部16を配置する例を示しているが、冷却部16をさらに増加させて多層にして配置しても良い。
【0071】
制御装置25(
図3)は、温度センサ22から送信される温度情報に基づいて、カメラ13の温度が設定温度となるように、冷却部16
1、16
2のそれぞれに流す電流を調整する。
【0072】
具体的には、撮像素子15から遠い位置に配置された冷却部16
2について、制御装置25で大、中、小と大まかな3つの電流値を設定可能にしておく。制御装置25は、温度センサ22から送信される温度情報に基づいていずれかの電流値に設定して、常時電流を供給する。一方、冷却部16
1については、温度センサ22から送信される温度情報に基づいて電流値が細かく調整される。
【0073】
なお、測定されたカメラ13の温度に対して、冷却部16
1と冷却部16
2の温度の最適な組合せ(カメラ13が設定温度となるような組合せ)は、実際の実験データやシミュレーションにより予め求める。
【0074】
このように、複数の冷却部16を設けて電流を調整することで、カメラ13の温度が設定温度となるように、精度よく冷却することができる。
【0075】
以上述べた各実施形態の画像監視装置によれば、収容容器に内装されたカメラが有する熱を、冷却部を用いて吸熱して、この熱を放熱部から収容容器の外部に放出することにより、100℃を超えるような高温、高湿度(100%)、及び高放射線の環境のような劣悪な環境においても、簡易な構成でカメラを冷却することが可能となり、安定的に撮影機能を維持できる。
【0076】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。なお、本実施形態では、原子力プラント内に画像監視装置を設置する構成を例に説明したが、高温等の環境下(例えば火力プラントの内部)においてカメラ撮影が必要とされる場合にも本実施形態は適用できる。