特許第6882014号(P6882014)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6882014
(24)【登録日】2021年5月10日
(45)【発行日】2021年6月2日
(54)【発明の名称】キャップユニット及びキャップ付き容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/26 20060101AFI20210524BHJP
   A47J 41/02 20060101ALI20210524BHJP
【FI】
   B65D47/26 120
   A47J41/02 104A
【請求項の数】9
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-40375(P2017-40375)
(22)【出願日】2017年3月3日
(65)【公開番号】特開2018-144840(P2018-144840A)
(43)【公開日】2018年9月20日
【審査請求日】2020年2月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】591261602
【氏名又は名称】サーモス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001634
【氏名又は名称】特許業務法人 志賀国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
(74)【代理人】
【識別番号】100094400
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 三義
(74)【代理人】
【識別番号】100152146
【弁理士】
【氏名又は名称】伏見 俊介
(72)【発明者】
【氏名】長井 達郎
【審査官】 佐藤 正宗
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭60−123143(JP,U)
【文献】 実開昭56−072746(JP,U)
【文献】 特開2005−334559(JP,A)
【文献】 特開2016−050029(JP,A)
【文献】 特開2015−209216(JP,A)
【文献】 特開2014−005065(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0232232(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 47/26
A47J 41/02
B65D 47/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部が開口した容器本体の口頸部に取り付けられると共に、その内側に通液孔が設けられたキャップ本体と、前記通液孔を開閉する蓋体とを備え、
前記蓋体は、前記通液孔に螺合により取り付けられた状態で、前記通液孔を閉塞する中栓と、
前記中栓の外周部に全周に亘って取り付けられて、前記通液孔と前記中栓との間を密閉するシール部材とを有し、
前記シール部材は、前記中栓の中心軸に対して傾斜した角度で、前記中栓の外周部に斜めに周回した状態で取り付けられていることを特徴とするキャップユニット。
【請求項2】
前記通液孔は、前記キャップ本体の中心軸に対して斜めに配置されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップユニット。
【請求項3】
前記通液孔は、前記キャップ本体の中心軸に対して半径方向に偏倚した位置にあることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャップユニット。
【請求項4】
前記中栓は、前記通液孔に設けられた雌ネジ部に螺合される雄ネジ部と、前記雄ネジ部の一部を軸線方向に切り欠く通液溝とを有し、
前記シール部材は、前記雄ネジ部よりも上方に配置されると共に、前記中栓の外周部を周回する最上部の位置と前記通液溝の位置とが一致した状態で、前記中栓の外周部に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のキャップユニット。
【請求項5】
前記キャップ本体は、前記通液孔の一部を軸線方向に切り欠く通液溝を有し、
前記通液溝は、前記通液孔の閉塞時に前記中栓側の通液溝とは反対側位置することを特徴とする請求項4に記載のキャップユニット。
【請求項6】
前記キャップ本体は、前記通液孔から上部の一端に向けて漸次拡径された広口部を有し、
前記中栓は、前記広口部を閉塞する蓋部を有し、
前記蓋部は、前記中栓の上部から前記通液溝の位置とは反対側に向かって延出されると共に、前記通液孔の閉塞時に少なくとも前記広口部の上部を覆う形状を有していることを特徴とする請求項4又は5に記載のキャップユニット。
【請求項7】
前記蓋体は、前記キャップ本体に対して360°の角度範囲内で回転させることによって、前記キャップ本体に対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のキャップユニット。
【請求項8】
請求項1〜7の何れか一項に記載のキャップユニットと、
前記キャップユニットが取り付けられた容器本体とを備えるキャップ付き容器。
【請求項9】
前記容器本体は、真空断熱構造を有することを特徴とする請求項8に記載のキャップ付き容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャップユニット及びキャップ付き容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、上部が開口した容器本体の口頸部にキャップユニット(栓体)が取り付けられたキャップ付き容器がある。また、キャップユニットでは、キャップ本体に螺合により取り付けられる蓋体によって、キャップ本体に設けられた飲み口又は注ぎ口を開閉する構造を採用したものがある(例えば、下記特許文献1,2を参照。)。
【0003】
具体的に、特許文献1には、開口部が設けられたキャップ本体と、開口部を開閉する蓋体とを備え、蓋体に設けられた雄螺子をキャップ本体の開口部に設けられた雌螺子に螺合すると共に、蓋体に取り付けられたパッキン(シール部材)によって、容器本体の開口部を密閉する構造が開示されている。
【0004】
一方、下記特許文献2には、底面に2つの固定注出口を備えてなる容器状の注出部材内に該注出部材の底面と摺接する蓋本体を有する回転蓋部材を回動可能に配してなる口部部材を、容器の開口口部に気密にかつ着脱可能に配設してなるとともに、回転蓋部材の蓋本体に、該回転蓋部材の回動により注出部材の2つの固定注出口のそれぞれに同時に係合する注出口と空気孔とを備えてなる構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2014−5065号公報
【特許文献2】特開平11−278523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の構造では、容器本体内の飲料を飲む際に、蓋体を回転させながら、雄螺子部と雌螺子部との螺合を解除し、この蓋体をキャップ本体から完全に取り外す必要がある。この場合、取り外した蓋体が邪魔になるだけでなく、蓋体の内側についた水滴の落下等によって周囲を汚してしまう虞れがある。さらに、蓋体を取り外すまでに、キャップ本体に対して蓋体を360°(1回転)以上回転させる必要があるため、キャップ本体に対する蓋体の着脱操作が非常に面倒である。
【0007】
一方、特許文献2に記載の構造では、容器本体内の飲料を飲む際に、注出部材に対して回転蓋部材を取り外す必要がないものの、回転蓋部材に設けられた注出口及び空気孔が常に露出した状態となっている。この場合、注出口及び空気孔に埃等が付着する可能性がある。また、2つの固定注出口と注出口及び空気孔との間を密閉させるパッキン(シール部材)が取り付けられておらず、これらの間で気密性を確保することは非常に困難である。
【0008】
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、シール部材による密閉性を良好に保ちながら、蓋体を開閉する際の操作性や容器本体に収容された飲料(内容物)の注出性を向上させることによって、更なる使い勝手の向上を可能としたキャップユニット、並びにそのようなキャップユニットを備えたキャップ付き容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 上部が開口した容器本体の口頸部に取り付けられると共に、その内側に通液孔が設けられたキャップ本体と、前記通液孔を開閉する蓋体とを備え、
前記蓋体は、前記通液孔に螺合により取り付けられた状態で、前記通液孔を閉塞する中栓と、
前記中栓の外周部に全周に亘って取り付けられて、前記通液孔と前記中栓との間を密閉するシール部材とを有し、
前記シール部材は、前記中栓の中心軸に対して傾斜した角度で、前記中栓の外周部に斜めに周回した状態で取り付けられていることを特徴とするキャップユニット。
〔2〕 前記通液孔は、前記キャップ本体の中心軸に対して斜めに配置されていることを特徴とする前記〔1〕に記載のキャップユニット。
〔3〕 前記通液孔は、前記キャップ本体の中心軸に対して半径方向に偏倚した位置にあることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載のキャップユニット。
〔4〕 前記中栓は、前記通液孔に設けられた雌ネジ部に螺合される雄ネジ部と、前記雄ネジ部の一部を軸線方向に切り欠く通液溝とを有し、
前記シール部材は、前記雄ネジ部よりも上方に配置されると共に、前記中栓の外周部を周回する最上部の位置と前記通液溝の位置とが一致した状態で、前記中栓の外周部に取り付けられていることを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れか一項に記載のキャップユニット。
〔5〕 前記キャップ本体は、前記通液孔の一部を軸線方向に切り欠く通液溝を有し、
前記通液溝は、前記通液孔の閉塞時に前記中栓側の通液溝とは反対側位置することを特徴とする前記〔4〕に記載のキャップユニット。
〔6〕 前記キャップ本体は、前記通液孔から上部の一端に向けて漸次拡径された広口部を有し、
前記中栓は、前記広口部を閉塞する蓋部を有し、
前記蓋部は、前記中栓の上部から前記通液溝の位置とは反対側に向かって延出されると共に、前記通液孔の閉塞時に少なくとも前記広口部の上部を覆う形状を有していることを特徴とする前記〔4〕又は〔5〕に記載のキャップユニット。
〔7〕 前記蓋体は、前記キャップ本体に対して360°の角度範囲内で回転させることによって、前記キャップ本体に対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする前記〔1〕〜〔6〕の何れか一項に記載のキャップユニット。
〔8〕 前記〔1〕〜〔7〕の何れか一項に記載のキャップユニットと、
前記キャップユニットが取り付けられた容器本体とを備えるキャップ付き容器。
〔9〕 前記容器本体は、真空断熱構造を有することを特徴とする前記〔8〕に記載のキャップ付き容器。
【発明の効果】
【0010】
以上のように、本発明によれば、シール部材による密閉性を良好に保ちながら、蓋体を開閉する際の操作性や容器本体に収容された飲料(内容物)の注出性を向上させることによって、更なる使い勝手の向上を可能としたキャップユニット、並びにそのようなキャップユニットを備えたキャップ付き容器を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1の実施形態に係るキャップ付き容器が備えるキャップユニットの閉塞状態を示す断面図である。
図2図1に示すキャップユニットの閉塞状態を示す側面図である。
図3図1に示すキャップユニットの閉塞状態を示す上面図である。
図4図1に示すキャップユニットの開放状態を示す断面図である。
図5図1に示すキャップユニットの開放状態を示す側面図である。
図6図1に示すキャップユニットの開放状態を示す上面図である。
図7図1に示すキャップユニットのキャップ本体から蓋体を取り外した状態を示す上面図である。
図8】本発明の第2の実施形態に係るキャップ付き容器が備えるキャップユニットの閉塞状態を示す断面図である。
図9図8に示すキャップユニットの閉塞状態を示す側面図である。
図10図8に示すキャップユニットの閉塞状態を示す上面図である。
図11図8に示すキャップユニットの開放状態を示す断面図である。
図12図8に示すキャップユニットの開放状態を示す側面図である。
図13図8に示すキャップユニットの開放状態を示す上面図である。
図14図8に示すキャップユニットのキャップ本体から蓋体を取り外した状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態として、例えば図1図7に示すキャップユニット1Aを備えたキャップ付き容器100について説明する。なお、図1は、キャップ付き容器100が備えるキャップユニット1Aの閉塞状態を示す断面図である。図2は、キャップユニット1Aの閉塞状態を示す側面図である。図3は、キャップユニット1Aの閉塞状態を示す上面図である。図4は、キャップユニット1Aの開放状態を示す断面図である。図5は、キャップユニット1Aの開放状態を示す側面図である。図6は、キャップユニット1Aの開放状態を示す上面図である。図7は、キャップユニット1Aのキャップ本体8から蓋体9を取り外した状態を示す上面図である。
【0013】
本実施形態のキャップ付き容器100は、図1図7に示すように、本実施形態のキャップユニット1Aと、このキャップユニット1Aが着脱自在に取り付けられる容器本体2とを備えている。キャップ付き容器100は、真空断熱構造を有する容器本体2によって、この容器本体2に収容された飲料(内容物)を保温又は保冷することが可能な飲料用容器である。
【0014】
具体的に、この容器本体2は、例えばステンレス等からなる有底筒状の外容器3及び内容器4を有し、外容器3の内側に内容器4を収容した状態で互いの口元部を接合した二重構造の容器により構成されている。また、外容器3と内容器4との間には、真空断熱層5が設けられている。真空断熱層5は、例えば、高真空に減圧(真空引き)されたチャンバー内で、外容器3の底面中央部に設けられた脱気孔を塞ぐことによって形成することができる。
【0015】
容器本体2は、略円形状の底面部2aと、底面部2aの外周から略円筒状に起立した胴部2bと、胴部2bの上部側において縮径された略円筒状の口頸部2cとを有している。また、口頸部2cの上端部は、容器本体2の上部開口部2dとして、円形状に開口している。
【0016】
口頸部2cの内周面は、胴部2bの内周面よりも縮径されている。また、口頸部2cの内周面には、第1の雌ネジ部6が設けられている。第1の雌ネジ部6は、口頸部2cの上端側から下方に向けて螺旋状に突出したネジ山から構成されている。さらに、第1の雌ネジ部6の下方には、リング状の張出部7が容器本体2の内周面から全周に亘って突出して設けられている。
【0017】
なお、本実施形態のキャップ付き容器100は、全体として略円筒状の外観形状を有しているが、キャップ付き容器100の外観形状については、特に限定されるものではなく、サイズやデザイン等に合わせて、適宜変更を加えることが可能である。また、容器本体2の外周面には、塗装や印刷等が施されていてもよい。
【0018】
本実施形態のキャップユニット1Aは、容器本体2の上部開口部2dを閉塞する栓体を構成するものであり、キャップ本体8と、このキャップ本体8に着脱自在に取り付けられる蓋体9とを備えている。
【0019】
キャップ本体8は、例えばポリプロピレン(PP)等の耐熱性樹脂からなる筒状の外筒部材10及び内筒部材11を有している。キャップ本体8では、外筒部材10を貫通した内筒部材11が外筒部材10に一体に取り付けられている。
【0020】
外筒部材10(キャップ本体8)の外周面は、容器本体2の胴部2bと面一となるように略円筒状に形成されている。なお、外筒部材10については、上述したPPの他にも、例えばアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)等の熱可塑性樹脂を用いることも可能である。
【0021】
内筒部材11(キャップ本体8)の内側には、飲み口又は注ぎ口となる通液孔12が設けられている。通液孔12は、内筒部材11の上端から下方に向けて同一径とされた第1のストレート孔部12aと、第1のストレート孔部12aの下端に第1のストレート孔部12aよりも縮径された段差部12bと、段差部12bから下方に向けて同一径とされた第2のストレート孔部12cとを有している。また、通液孔12は、キャップ本体8の中心軸に対して半径方向に偏倚(オフセット)した位置に設けられている。
【0022】
内筒部材11の外筒部材10よりも下方側の外周面には、第1の雄ネジ部13が設けられている。第1の雄ネジ部13は、内筒部材11の下端側から上方に向けて螺旋状に突出したネジ山から構成されている。これにより、キャップ本体8は、第1の雌ネジ部6と第1の雄ネジ部13とを構成するネジ山同士の螺合によって、容器本体2の口頸部2cに着脱自在に取り付け可能となっている。
【0023】
内筒部材11には、止水パッキン14が着脱自在に取り付けられている。止水パッキン14は、リング状のシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。一方、内筒部材11の下端部には、フランジ部11aが拡径方向に突出して設けられている。止水パッキン14は、このフランジ部11aに全周に亘って嵌め付けられている。
【0024】
また、止水パッキン14の外周面には、上下方向に並ぶ複数(本実施形態では2つ)の弾性フランジ部14aが拡径方向に突出して設けられている。止水パッキン14は、容器本体2の口頸部2cにキャップ本体8が取り付けられた際に、弾性フランジ部14aが弾性変形しながら、容器本体2の張出部7に全周に亘って密着した状態となる。これにより、張出部7(容器本体2)と内筒部材11(キャップ本体8)との間を密閉することが可能となっている。
【0025】
また、止水パッキン14は、下側の弾性フランジ部14aが張出部7の頂上側に接触し、上側の弾性フランジ部14aが張出部7の入側に接触することが好ましい。これにより、張出部7(容器本体2)と内筒部材11(キャップ本体8)との間の密閉性を向上させることができる。
【0026】
一方、止水パッキン14は、それ自体を弾性変形させる(引っ張り伸ばす)ことによって、フランジ部11aから取り外すことが可能である。これにより、止水パッキン14とキャップ本体8とをそれぞれ別々に洗浄することができ、止水パッキン14とフランジ部11aとの間を衛生的に保つことができる。
【0027】
なお、止水パッキン14については、上述した形状のものに必ずしも限定されるものではなく、例えば、弾性フランジ部14aの数については、上述した2つに限らず、1つ又は3つ以上とすることも可能である。また、止水パッキン14は、上述した弾性フランジ部14aが設けられた構成に必ずしも限定されるものではなく、その形状等について適宜変更を加えることが可能である。
【0028】
通液孔12の内周面には、第2の雌ネジ部15が設けられている。第2の雌ネジ部15は、第2のストレート孔部12cから下方に向けて螺旋状に突出したネジ山から構成されている。
【0029】
キャップ本体8は、内筒部材11の通液孔12から上方の一端に向けて漸次拡径された広口部16を有している。広口部16は、キャップ本体8の通液孔12が偏倚(オフセット)した側とは反対側に位置して、キャップ本体8の中心軸回りに略180°の角度範囲に亘って、外筒部材10よりも上方に突出して設けられている。キャップユニット1Aでは、このような広口部16を設けることによって、通液孔12から流出した飲料(内容物)を飲み易く又は注ぎ易くすることができる。
【0030】
また、図7に示すように、通液孔12の内周面には、通液溝17が設けられている。通液溝17は、通液孔12の広口部16が設けられた側の中央部を一定の幅で軸線方向に切り欠くように形成されている。
【0031】
蓋体9は、通液孔12を開閉するものであり、例えばポリプロピレン(PP)等の耐熱性樹脂からなる中栓18を有している。中栓18は、通液孔12を閉塞する栓部19と、広口部16を閉塞する蓋部20とを有している。
【0032】
栓部19は、通液孔12に対応した略円柱形状を有している。栓部19(中栓18)の外周面には、第2の雄ネジ部21が設けられている。第2の雄ネジ部21は、栓部19の下端側から上方に向けて螺旋状に突出したネジ山から構成されている。これにより、中栓18(蓋体9)は、第2の雌ネジ部15と第2の雄ネジ部21とを構成するネジ山同士の螺合によって、キャップ本体8の通液孔12に着脱自在に取り付け可能となっている。
【0033】
また、中栓18(蓋体9)は、キャップ本体8に対して360°の角度範囲内で回転させることによって、キャップ本体8に対して着脱自在に取り付けられることが好ましい。この場合、中栓18(蓋体9)の全高を低く抑えることができる。また、後述するキャップ本体8に対する蓋体9の向きによって、通液孔12に対する中栓18の閉塞位置と開放位置とを容易に確認することができる。
【0034】
また、栓部19(中栓18)の外周面には、通液溝22が設けられている。通液溝22は、通液孔12を中栓18が閉塞した状態において、上記通液孔12側の通液溝17とは反対側に位置するように、第2の雄ネジ部21の一部を一定の幅で軸線方向に切り欠くように形成されている。
【0035】
また、栓部19(中栓18)には、蓋パッキン23が着脱自在に取り付けられている。蓋パッキン23は、リング状のシール部材であり、上記止水パッキン14と同様に、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。一方、栓部19の外周面には、リング状に切り欠かれた溝部19aが設けられている。蓋パッキン23は、この溝部19aに全周に亘って嵌め付けられている。
【0036】
蓋パッキン23は、中栓18の中心軸に対して傾斜した角度θ(<90°)で、中栓18の外周部に斜めに周回した状態で取り付けられている。具体的に、この蓋パッキン23は、第2の雄ネジ部21よりも上方に配置されている。また、栓部19の外周面を斜めに周回する蓋パッキン23のうち、栓部19の軸線方向における最上部の位置Aと最下部の位置Bとは、栓部19の外周面において互いに対向する位置にある。そして、この蓋パッキン23は、その最上部の位置Aと通液溝22の位置とが一致するように、栓部19の外周面(溝部19a)に取り付けられている。
【0037】
蓋パッキン23の外周面には、上下方向に並ぶ複数(本実施形態では2つ)の弾性フランジ部23aが拡径方向に突出して設けられている。蓋パッキン23は、キャップ本体8に中栓18(蓋体9)が取り付けられた際に、弾性フランジ部23aが弾性変形しながら、通液孔12の第1のストレート孔部12aに全周に亘って密着した状態となる。これにより、通液孔12と中栓18との間を密閉(閉栓)することが可能となっている。
【0038】
一方、蓋パッキン23は、それ自体を弾性変形させる(引っ張り伸ばす)ことによって、溝部19aから取り外すことが可能である。これにより、蓋パッキン23と中栓18とをそれぞれ別々に洗浄することができ、蓋パッキン23と溝部19aとの間を衛生的に保つことができる。
【0039】
なお、蓋パッキン23については、上述した形状のものに必ずしも限定されるものではなく、例えば、弾性フランジ部23aの数については、上述した2つに限らず、1つ又は3つ以上とすることも可能である。また、蓋パッキン23は、上述した弾性フランジ部23aが設けられた構成に必ずしも限定されるものではなく、その形状等について適宜変更を加えることが可能である。
【0040】
蓋部20は、栓部19の上部から通液溝22の位置とは反対側に向かって延出されると共に、図1に示すように、通液孔12の閉塞時に広口部16の上部及び外周部を覆う形状を有している。具体的に、この蓋部20は、外筒部材10(キャップ本体8)の外周面と面一となるように略半円筒状に形成された外周壁20aと、外周壁20aと栓部19との間に亘って広口部16の上部を覆うように略半円状に形成された天壁20bとを有している。
【0041】
以上のような構成を有するキャップユニット1Aでは、キャップ本体8に蓋体9を取り付けて通液孔12及び広口部16を閉塞する際に、図1図3に示すように、先ず、キャップ本体8に蓋体9を被せることによって、通液孔12の内側に中栓18が嵌め込まれ、通液孔12の第1のストレート孔部12aに蓋パッキン23が接触した状態となる。
【0042】
次に、この状態から、第2の雌ネジ部15(キャップ本体8)に対して第2の雄ネジ部21(中栓18)が螺合される方向(右回り方向)に蓋体9を回転させることによって、中栓18が回転しながら通液孔12の下方に向けて移動する。これにより、蓋パッキン23は、中栓18と共に通液孔12の下方へと押し込まれ、通液孔12の第1のストレート孔部12aに全周に亘って密着した状態となる。
【0043】
このとき、中栓18側の通液溝22がキャップ本体8側の通液溝17とは反対側に位置している。また、中栓18(栓部19)の外周面に斜めに周回した状態で取り付けられた蓋パッキン23のうち、その最上部の位置Aがキャップ本体8側の通液溝17とは反対側に位置し、その最下部の位置Bがキャップ本体8側の通液溝17と一致する側に位置している。
【0044】
また、中栓18の蓋部20(外周壁20a及び天壁20b)が広口部16の上部及び外周部を覆うと共に、蓋部20(外周壁20a)の外周面がキャップ本体8(外筒部材10)の外周面とほぼ面一となる。これにより、キャップ本体8に取り付けられた蓋体9によって、通液孔12及び広口部16を閉塞することができる。
【0045】
一方、キャップユニット1Aでは、通液孔12及び広口部16が閉塞された状態から、通液孔12及び広口部16を開放する際に、図4図6に示すように、先ず、第2の雌ネジ部15(キャップ本体8)に対して第2の雄ネジ部21(中栓18)が螺合される方向とは反対方向(左回り方向)に、蓋体9を180°の角度範囲で回転(半回転)させる。
【0046】
これにより、中栓18が回転しながら通液孔12の上方に向けて移動すると共に、中栓18(栓部19)の外周面に斜めに周回した状態で取り付けられた蓋パッキン23のうち、その最上部の位置Aがキャップ本体8側の通液溝17と一致する側へと移動し、その最下部の位置Bがキャップ本体8側の通液溝17とは反対側へと移動する。
【0047】
このとき、蓋パッキン23の最上部の位置Aが通液孔12(第1のストレート孔部12a)よりも上方に移動するため、通液孔12に対する蓋パッキン23の通液溝17が設けられた側での密着状態が解除される。また、この状態では、中栓18側の通液溝22がキャップ本体8側の通液溝17と重なる位置にある。これにより、キャップ本体8に蓋体9が取り付けられた状態のまま、通液孔12と中栓18との間を開放(開栓)することができる。
【0048】
また、通液孔12は、キャップ本体8の中心軸に対して広口部16とは反対側に偏倚(オフセット)した位置にあるため、この通液孔12の開放(開栓)時に中栓18の蓋部20が広口部16とは反対側に大きく移動(シフト)することになる。これにより、広口部16を大きく開放することができ、この広口部16から通液孔12を通して流出される飲料(内容物)を直接飲む際に、蓋部20(中栓18)が邪魔になることを防ぐことが可能である。
【0049】
一方、キャップユニット1Aでは、この状態から更に、蓋体9を180°の角度範囲で左回りに回転(半回転)させることによって、第2の雌ネジ部15(キャップ本体8)に対する第2の雄ネジ部21(中栓18)の螺合状態が解除される。これにより、キャップ本体8から蓋体9を取り外すことができる。
【0050】
以上のように、本実施形態のキャップユニット1Aでは、中栓18の外周部に蓋パッキン23を斜めに周回した状態で取り付けることによって、上述した中栓18が通液孔12を閉塞した状態から、キャップ本体8に対して蓋体9を左回りに180°回転(半回転)させる操作だけで、通液孔12と中栓18との間を開放(開栓)することができる。一方、この状態から、キャップ本体8に対して蓋体9を右回りに180°回転(半回転)させる操作だけで、通液孔12と中栓18との間を閉塞(閉栓)することができる。
【0051】
したがって、本実施形態のキャップユニット1Aでは、通液孔12の開閉操作を180°の角度範囲で行うことができ、キャップ本体8に対する蓋体9の向きによって、通液孔12に対する中栓18の閉塞位置と開放位置とを容易に確認することが可能である。
【0052】
また、本実施形態のキャップユニット1Aでは、キャップ本体8に蓋体9が取り付けられた状態のまま、開放された通液孔12を通して容器本体2に収容された飲料(内容物)を広口部16から注ぎ出すことができる。
【0053】
また、本実施形態のキャップユニット1Aでは、キャップ本体8に対して蓋体9を360°の角度範囲内で回転させることによって、キャップ本体8に対して蓋体9を着脱できるため、キャップ本体8に対する蓋体9の着脱操作が容易であり、なお且つ、蓋体9の全高を低く抑えることが可能である。
【0054】
以上のようにして、本実施形態のキャップユニット1Aでは、蓋パッキン23による密閉性を良好に保ちながら、蓋体9を開閉する際の操作性や容器本体2に収容された飲料(内容物)の注出性を向上させることが可能である。したがって、このようなキャップユニット1Aを備えるキャップ付き容器100では、更なる使い勝手の向上を図ることが可能である。
【0055】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、例えば図8〜14に示すキャップユニット1Aを備えたキャップ付き容器100について説明する。なお、図8は、キャップ付き容器100が備えるキャップユニット1Bの閉塞状態を示す断面図である。図9は、キャップユニット1Bの閉塞状態を示す側面図である。図10は、キャップユニット1Bの閉塞状態を示す上面図である。図11は、キャップユニット1Bの開放状態を示す断面図である。図12は、キャップユニット1Bの開放状態を示す側面図である。図13は、キャップユニット1Bの開放状態を示す上面図である。図14は、キャップユニット1Bのキャップ本体8から蓋体9を取り外した状態を示す断面図である。また、以下の説明では、上記キャップユニット1Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
【0056】
本実施形態のキャップユニット1Bは、上記キャップユニット1Aの代わりに、容器本体2に取り付けられることによって、上記キャップ付き容器100を構成するものである。
【0057】
具体的に、このキャップユニット1Bは、図8図14に示すように、キャップ本体8の中心軸に対して傾斜した角度θで、通液孔12Aが斜めに配置された構成を有している。これに合わせて、第2の雌ネジ部15と第2の雄ネジ部21との螺合によって、通液孔12Aに取り付けられた中栓18は、キャップ本体8の中心軸に対して斜めに配置される。
【0058】
一方、中栓18の外周部に斜めに周回した状態で取り付けられた蓋パッキン23は、キャップ本体8の中心軸に対して直交する面とほぼ平行に配置される。すなわち、中栓18の中心軸に対して蓋パッキン23が傾斜する角度θと、キャップ本体8の中心軸に対して通液孔12Aが傾斜する角度θとは、θ=90°−θの関係を満たしている。
【0059】
キャップ本体8は、内筒部材11の通液孔12から上方の一端に向けて漸次拡径された広口部16と、広口部16に連続して通液孔12Aの周囲を囲む周壁部24とを有している。また、上記通液溝17が省略された構成となっている。
【0060】
広口部16は、キャップ本体8の中心軸回りに略90°の角度範囲に亘って、外筒部材10よりも上方に突出して設けられている。周壁部24は、キャップ本体8の中心軸に対して中栓18が斜めに配置されるのに合わせて、その上端が広口部16A側からそれとは反対側に向けて斜め傾斜して設けられている。
【0061】
中栓18の上部には、摘み部25が突出して設けられている。摘み部25は、上述した蓋パッキン23の最上部の位置Aと最下部の位置Bとを平面視で結ぶ方向に沿って板状に突出形成されている。キャップユニット1Bでは、この摘み部25を摘んだ状態で、キャップ本体8に対して蓋体9を回転操作することが可能となっている。
【0062】
蓋部20は、外筒部材10(キャップ本体8)の外周面と面一となるように形成された外周壁20aと、外周壁20aと栓部19との間に亘って広口部16及び周壁部24の上部を覆うように形成された天壁20bとを有している。キャップユニット1Bは、それ以外はキャップユニット1Aと基本的に同じ構成を有している。
【0063】
以上のような構成を有するキャップユニット1Bでは、キャップ本体8に蓋体9を取り付けて通液孔12A、広口部16及び周壁部24を閉塞する際に、図8図10に示すように、先ず、キャップ本体8に蓋体9を被せることによって、通液孔12Aの内側に中栓18が嵌め込まれ、通液孔12Aの第1のストレート孔部12aに蓋パッキン23が接触した状態となる。
【0064】
次に、この状態から、第2の雌ネジ部15(キャップ本体8)に対して第2の雄ネジ部21(中栓18)が螺合される方向(右回り方向)に蓋体9を回転させることによって、中栓18が回転しながら通液孔12Aの下方に向けて移動する。これにより、蓋パッキン23は、中栓18と共に通液孔12Aの下方へと押し込まれ、通液孔12Aの第1のストレート孔部12aに全周に亘って密着した状態となる。
【0065】
このとき、中栓18側の通液溝22が広口部16とは反対側に位置している。また、中栓18(栓部19)の外周面に斜めに周回した状態で取り付けられた蓋パッキン23のうち、その最上部の位置Aが広口部16側とは反対側に位置し、その最下部の位置Bが広口部16と一致する側に位置している。
【0066】
また、中栓18の蓋部20(外周壁20a及び天壁20b)が広口部16の上部及び外周部と周壁部24の上部とを覆うと共に、蓋部20(外周壁20a)の外周面がキャップ本体8(外筒部材10)の外周面とほぼ面一となる。これにより、キャップ本体8に取り付けられた蓋体9によって、通液孔12A、広口部16及び周壁部24を閉塞することができる。
【0067】
一方、キャップユニット1Bでは、通液孔12A、広口部16及び周壁部24が閉塞された状態から、通液孔12A及び広口部16を開放する際に、図11図13に示すように、先ず、第2の雌ネジ部15(キャップ本体8)に対して第2の雄ネジ部21(中栓18)が螺合される方向とは反対方向(左回り方向)に、蓋体9を180°の角度範囲で回転(半回転)させる。
【0068】
これにより、中栓18が回転しながら通液孔12Aの上方に向けて移動すると共に、中栓18(栓部19)の外周面に斜めに周回した状態で取り付けられた蓋パッキン23のうち、その最上部の位置Aが広口部16と一致する側へと移動し、その最下部の位置Bが広口部16とは反対側へと移動する。
【0069】
このとき、蓋パッキン23の最上部の位置Aが通液孔12A(第1のストレート孔部12a)よりも上方に移動するため、通液孔12Aに対する蓋パッキン23の広口部16側での密着状態が解除される。また、この状態では、中栓18の通液溝22が広口部16側にある。これにより、キャップ本体8に蓋体9が取り付けられた状態のまま、通液孔12Aと中栓18との間を開放(開栓)することができる。
【0070】
一方、キャップユニット1Bでは、この状態から更に、蓋体9を180°の角度範囲で左回りに回転(半回転)させることによって、第2の雌ネジ部15(キャップ本体8)に対する第2の雄ネジ部21(中栓18)の螺合状態が解除される。これにより、キャップ本体8から蓋体9を取り外すことができる。
【0071】
以上のように、本実施形態のキャップユニット1Bでは、中栓18の外周部に蓋パッキン23を斜めに周回した状態で取り付けることによって、上述した中栓18が通液孔12Aを閉塞した状態から、キャップ本体8に対して蓋体9を左回りに180°回転(半回転)させる操作だけで、通液孔12Aと中栓18との間を開放(開栓)することができる。一方、この状態から、キャップ本体8に対して蓋体9を右回りに180°回転(半回転)させる操作だけで、通液孔12Aと中栓18との間を閉塞(閉栓)することができる。
【0072】
したがって、本実施形態のキャップユニット1Bでは、通液孔12Aの開閉操作を180°の角度範囲で行うことができ、キャップ本体8に対する蓋体9の向きによって、通液孔12Aに対する中栓18の閉塞位置と開放位置とを容易に確認することが可能である。
【0073】
また、本実施形態のキャップユニット1Bでは、キャップ本体8に蓋体9が取り付けられた状態のまま、開放された通液孔12Aを通して容器本体2に収容された飲料(内容物)を広口部16から注ぎ出すことができる。
【0074】
また、本実施形態のキャップユニット1Bでは、キャップ本体8に対して蓋体9を360°の角度範囲内で回転させることによって、キャップ本体8に対して蓋体9を着脱できるため、キャップ本体8に対する蓋体9の着脱操作が容易であり、なお且つ、蓋体9の全高を低く抑えることが可能である。
【0075】
以上のようにして、本実施形態のキャップユニット1Bでは、蓋パッキン23による密閉性を良好に保ちながら、蓋体9を開閉する際の操作性や容器本体2に収容された飲料(内容物)の注出性を向上させることが可能である。したがって、このようなキャップユニット1Bを備えるキャップ付き容器100では、更なる使い勝手の向上を図ることが可能である。
【0076】
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記キャップユニット1Aでは、通液孔12,12A側に通液溝17と、中栓18側に通液溝22とを設けた構成となり、上記キャップユニット1Bでは、中栓18側に通液溝22を設けた構成となっているが、このような通液溝については、通液孔12,12A側と中栓18側との何れか一方又は両方に設けた構成とすることが可能である。
【0077】
上記キャップユニット1A,1Bでは、上述した通液溝17,22の他にも、中栓18に通気溝を設けた構成としてもよい。通気溝は、開放された通液孔12,12Aを通して容器本体2に収容された飲料(内容物)を注ぎ出す際に、外部の空気を容器本体2の内部へと導入するためのものである。このような通気溝については、通液孔12,12Aの開放時に通液溝17,22とは反対側に位置するように、第2の雄ネジ部21の一部を軸線方向に切り欠くようにして形成すればよい。
【0078】
また、本発明は、上述した真空断熱構造を有する容器本体2によって保温・保冷機能を持たせたキャップ付き容器100に本発明を適用した場合を例示しているが、このような真空断熱構造を有する容器本体2を備えたものに必ずしも限定されるものではない。すなわち、本発明は、キャップユニットが容器本体の口頸部に着脱自在に取り付けられるキャップ付き容器に対して幅広く適用することが可能である。
【符号の説明】
【0079】
100…キャップ付き容器 1A,1B…キャップユニット 2…容器本体 2c…口頸部 2d…上部開口部 3…外容器 4…内容器 5…真空断熱層 6…第1の雌ネジ部 7…張出部 8…キャップ本体 9…蓋体 10…外筒部材 11…内筒部材 12,12A…通液孔 13…第1の雄ネジ部 14…止水パッキン 15…第2の雌ネジ部 16…広口部 17…通液溝 18…中栓 19…栓部 20…蓋部 21…第2の雄ネジ部 22…通液溝 23…蓋パッキン(シール部材) 24…周壁部 25…摘み部 A…最上部の位置 B…最下部の位置
図1
図2
図3
図4
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図6
図7
図8
図9
図10
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図14