特許第6882275号(P6882275)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6882275
(24)【登録日】2021年5月10日
(45)【発行日】2021年6月2日
(54)【発明の名称】シースレスガイドカテーテルアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A61M 25/06 20060101AFI20210524BHJP
【FI】
   A61M25/06 556
【請求項の数】6
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-517524(P2018-517524)
(86)(22)【出願日】2016年10月25日
(65)【公表番号】特表2018-531692(P2018-531692A)
(43)【公表日】2018年11月1日
(86)【国際出願番号】US2016058707
(87)【国際公開番号】WO2017074956
(87)【国際公開日】20170504
【審査請求日】2019年10月21日
(31)【優先権主張番号】14/922,355
(32)【優先日】2015年10月26日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502129357
【氏名又は名称】メドトロニック ヴァスキュラー インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100095898
【弁理士】
【氏名又は名称】松下 満
(72)【発明者】
【氏名】シュタインギサー エイチ アラン
(72)【発明者】
【氏名】バーサウム ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】バーグランド ジョセフ
(72)【発明者】
【氏名】フラナリー コナー
(72)【発明者】
【氏名】バルドビノス マリア
【審査官】 川島 徹
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2015/0057697(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0185521(US,A1)
【文献】 特表2003−525093(JP,A)
【文献】 米国特許第05364376(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 25/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガイドカテーテルアセンブリであって、
ダイレータであって、近位端、遠位端、前記遠位端の遠位開口部から前記近位端の近位開口部まで延在するダイレータ管腔、及び前記遠位開口部の近位の側面出口ポートを含み、前記側面出口ポートが、前記ダイレータ管腔と連通している、ダイレータと、
ガイドカテーテルであって、近位端、遠位端、及び前記ガイドカテーテルアセンブリの前記近位端と前記遠位端との間に延在するガイド管腔を含み、前記ダイレータ及び前記ガイド管腔は、前記ダイレータが前記ガイド管腔を通過することができるように寸法決定され、前記ダイレータ及び前記ガイドカテーテルは、前記ダイレータの前記近位端が前記ガイドカテーテルの前記近位端と軸に沿って軸に沿って概ね整列した状態で、前記ダイレータの前記遠位端が、前記ガイドカテーテルの前記遠位端を越えて遠位に延在し、かつ前記側面出口ポートが、前記ガイドカテーテルの前記遠位端の遠位に配置されるように、寸法決定される、ガイドカテーテルと、
前記ダイレータ管腔内に配置される閉塞具と、を備えており、
前記閉塞具の遠位端は、前記遠位開口部から近位に前進するガイドワイヤが、前記側面出口ポートを出るように前記閉塞具によって偏向されるように、前記側面出口ポートに隣接して、かつその近位に配置されており、
前記閉塞具が、前記側面出口ポートの近位の前記ダイレータ管腔を選択的に遮断する又は遮断解除するように軸方向に移動可能である、ガイドカテーテルアセンブリ。
【請求項2】
前記側面出口ポートを通って前記ダイレータ管腔内へ配置される取り外し可能なチューブを更に備え、前記取り外し可能なチューブが、前記ダイレータ管腔よりも小さい直径を有するチューブ管腔を含む、請求項1に記載のガイドカテーテルアセンブリ。
【請求項3】
前記側面出口ポートが、前記側面出口ポートを通って公称0.018〜0.021インチの直径のガイドワイヤを摺動可能に受容するように寸法決定される、請求項に記載のガイドカテーテルアセンブリ。
【請求項4】
前記ダイレータ管腔が、公称0.035又は0.038インチのガイドワイヤを摺動可能に受容するように寸法決定される、請求項に記載のガイドカテーテルアセンブリ。
【請求項5】
前記ダイレータの前記近位端を前記ガイドカテーテルの前記近位端に取り外し可能に連結するための連結機構を更に備える、請求項1に記載のガイドカテーテルアセンブリ。
【請求項6】
前記ガイドカテーテルが、90〜150cmの範囲のガイドカテーテルの長さを有し、前記ダイレータが、前記ガイドカテーテルよりも長い、請求項1に記載のガイドカテーテルアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書の実施形態は、シースレスガイドカテーテルアセンブリ及びかかるシースレスガイドカテーテルアセンブリの使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
血管形成術、ステント留置、ステント−グラフト留置、及び他のプロテーゼ留置等の経皮経血管カテーテル法の処置は、患者の脈管構造への最小限の侵襲性のアクセスを必要とする。通常、セルジンガー技術を使用して総大腿動脈等の動脈へアクセスする。次に、ガイドカテーテルは、治療部位付近の脈管構造の所望の部位までガイドワイヤの上を前進する。次に、処置機器は、ガイドカテーテルを通って治療部位まで前進することができる。
【0003】
血管への度重なるアクセスを得るためのプロセスは、中空針、医療用ガイドワイヤ、ガイドワイヤ交換物、イントロデューサシース、及びそれらの交換物を伴う数回の工程を含み得る。かかる工程は、血管への外傷を引き起こす場合がある。イントロデューサシースの使用は、典型的に、シースを通るカテーテル交換による組織の損傷を低減するが、シースは、より大きな穿刺/アクセス開口部を必要とし、これは、処置後、閉じるのにより長い時間がかかる。より小さな直径のイントロデューサシースを使用する、いわゆる「シースレス」処置が導入されている。しかしながら、シースは依然として使用されており、それは更なる交換を必要とし、血管のアクセス部位への外傷を引き起こす場合がある。
【0004】
したがって、血管にアクセスするための工程の数を低減し、アクセス部位で血管への外傷を低減する、血管へのガイドカテーテルアクセスのための機器及び方法が必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
本明細書の実施形態は、ダイレータ及びガイドカテーテルを含むガイドカテーテルアセンブリに関する。ダイレータは、近位端、遠位端、遠位端の遠位開口部から近位端の近位開口部まで延在するダイレータ管腔、及び遠位開口部の近位の側面出口ポートを含む。側面出口ポートは、ダイレータ管腔と連通する。ガイドカテーテルは、近位端、遠位端、及びガイドカテーテルの近位端と遠位端との間に延在するガイド管腔を含む。ダイレータ及びガイド管腔は、ダイレータがガイド管腔を通過することができるように寸法決定される。ダイレータ及びガイドカテーテルの長さは、ダイレータの近位端がガイドカテーテルの近位端と軸に沿って概ね整列した状態で、ダイレータの遠位端が、ガイドカテーテルの遠位端を越えて遠位に延在し、かつ側面出口ポートが、ガイドカテーテルの遠位端の遠位に配置されるように、寸法決定される。
【0006】
本明細書の実施形態はまた、ガイドカテーテル及びダイレータを含むガイドカテーテルアセンブリに関する。ダイレータは、近位端、遠位端、遠位端の遠位開口部から遠位開口部の近位の側面出口ポートまで延在するダイレータ管腔を含む。ダイレータは、遠位端に隣接する先細の遠位部分を含む。ガイドカテーテルは、近位端、遠位端、ガイドカテーテルの近位端と遠位端との間に延在するガイド管腔を含む。ダイレータ及びガイド管腔は、ダイレータがガイド管腔を通過することができるように寸法決定される。ダイレータ及びガイドカテーテルの長さは、ダイレータの近位端がガイドカテーテルの近位端と軸に沿って概ね整列した状態で、ダイレータの遠位端が、ガイドカテーテルの遠位端を越えて遠位に延在し、かつ側面出口ポートが、ガイドカテーテルの遠位端の遠位に配置されるように、寸法決定される。
【0007】
本明細書の実施形態はまた、血管にアクセスし、かつガイドカテーテルを患者の脈管構造内の所望の位置に送達するための方法に関する。本方法は、アクセス部位で血管壁を通して針を挿入して、アクセス開口部を作ることを含み、針は針管腔を含む。第1のワイヤは、針管腔を通って血管内へ挿入される。第1のワイヤは、第1の直径を有する。次に、針は、第1のワイヤの上で血管から取り外され、それにより、第1のワイヤがアクセス開口部を通って延在した状態で血管の管腔内に第1のワイヤの遠位端を残す。第1のワイヤの近位端は、ガイドカテーテルアセンブリのダイレータの遠位開口部内へ、かつダイレータのダイレータ管腔内へ挿入され、ガイドカテーテルアセンブリは、ダイレータ及びダイレータを受容するように寸法決定されたガイド管腔を有するガイドカテーテルを含む。第1のワイヤの近位端は、ダイレータの側面出口ポートから外へと誘導される。ダイレータの近位端及びガイドカテーテルの近位端が軸に沿って概ね整列したときに、側面出口ポートは、遠位開口部の近位及びガイドカテーテルの遠位端の遠位に位置する。ガイドカテーテルアセンブリは、ダイレータの遠位部分が血管に進入するまで第1のワイヤの上を前進する。第1のワイヤは、第1のワイヤが血管から遠位開口部を通って側面出口ポートから外へと後退するように第1のワイヤの近位端を引っ張ることにより、血管及びダイレータから取り外される。第2のガイドワイヤは、ダイレータの近位端の近位開口部内へ挿入され、ダイレータ管腔を通って、遠位開口部から血管内へと挿入される。ガイドカテーテルアセンブリは、ガイドカテーテルの遠位部分が血管の管腔内に配置されるまで、第2のガイドワイヤの上を前進する。ガイドカテーテルの遠位部分が血管内に配置された後、ダイレータは、ガイド管腔から引き出されてもよい。
【0008】
本発明の前述及び他の特徴並びに利点は、添付図面において例示される本明細書の実施形態の以下の説明から明らかになるであろう。本明細書に組み込まれており、明細書の一部を形成する添付図面は、本発明の原理を説明するために、かつ関連技術分野の技術者が本発明を実行かつ使用することを可能にするために更に役立つ。これらの図面は、原寸に比例していない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本明細書の実施形態によるガイドカテーテルアセンブリの長手方向破断断面図である。
図2】任意の閉塞具が示された状態の、図1のガイドカテーテルアセンブリの長手方向破断断面図である。
図3】任意の取り外し可能な短いワイヤチューブが示された状態の、図1のガイドカテーテルアセンブリの長手方向破断断面図である。
図4】本明細書の別の実施形態によるガイドカテーテルアセンブリの長手方向破断断面図である。
図5図1のガイドカテーテルアセンブリを用いて血管にアクセスする方法を示す。
図6図1のガイドカテーテルアセンブリを用いて血管にアクセスする方法を示す。
図7図1のガイドカテーテルアセンブリを用いて血管にアクセスする方法を示す。
図8図1のガイドカテーテルアセンブリを用いて血管にアクセスする方法を示す。
図9図1のガイドカテーテルアセンブリを用いて血管にアクセスする方法を示す。
図10図1のガイドカテーテルアセンブリを用いて血管にアクセスする方法を示す。
図11図1のガイドカテーテルアセンブリを用いて血管にアクセスする方法を示す。
図12図1のガイドカテーテルアセンブリを用いて血管にアクセスする方法を示す。
図13図1のガイドカテーテルアセンブリを用いて血管にアクセスする方法を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の特定の実施形態が、図面を参照してここで説明され、図面では、同様な参照番号は、同等な又は機能的に類似した要素を示す。「遠位」及び「近位」という用語が、カテーテル又はダイレータに言及して以下の説明で使用されるとき、治療する臨床医に対する位置又は方向に関するものである。したがって、「遠位」及び「遠位に」は、臨床医から遠く離れているか、臨床医から離れる方向の位置を指し、「近位」及び「近位に」という用語は、臨床医に近いか、又は臨床医に向かう方向の位置を指す。
【0011】
図1は、本明細書の実施形態によるガイドカテーテルアセンブリ100を示す。ガイドカテーテルアセンブリ100は、ガイドカテーテル110及びダイレータ150を含む。ガイドカテーテル110は、通常、遠位端112、近位端114、及びガイドシャフト111を通って延在するガイド管腔116を含む管状ガイドシャフト111を含む。ガイド管腔116は、近位端114の近位開口部115から遠位端112の遠位開口部113まで延在する。ガイド管腔116は、以下により詳細に説明されるように、ダイレータ150が、ガイド管腔を通って、取り外し可能に配置されることができるように寸法決定される。ガイド管腔110は、例えば、フレンチゲージシステムに従いラベル付けされる外径等のサイズの範囲で、ガイド管腔116はそれに対応するサイズの範囲で、一般的に入手可能である。一例として、5Fガイドカテーテル110は、少なくとも1社の製造業者から入手可能であり、ガイド管腔116が0.058インチである。同様に、6Fガイドカテーテル110は、少なくとも1社の製造業者から入手可能であり、ガイド管腔116が0.071インチである。7Fガイドカテーテル110は、少なくとも1社の製造業者から入手可能であり、ガイド管腔116が0.081インチである。8Fガイドカテーテル110は、少なくとも1社の製造業者から入手可能であり、ガイド管腔116が0.090インチである。
【0012】
ガイドカテーテル110は、実質的に真っ直ぐであってもよく、又はガイドカテーテル110は、ガイドカテーテル110の遠位領域に近接する曲線(図示せず)を含んでもよい。非限定的な例として、ジャドキンス型又はアンプラッツ型曲線等の事前形成されたいくつかの曲線形状のうちのいずれか1つが、ガイドカテーテル110内に組み込まれてもよい。かかる曲線は、これらに限定されないが、「Guiding Catheter and Method of Making Same」と題する米国特許第5,902,287号に開示の方法を含む、種々の公知の方法を利用して事前形成されてもよい。望ましい曲線は、直線、又は当技術分野において公知の1つ又は2つ以上のステアリングワイヤの操作によりガイドカテーテル110の事前形成された遠位領域から手作業で作られてもよい。
【0013】
示される実施形態では、ガイドカテーテル110は、近位端114のハブ120を含む。しかしながら、ハブ120は、ガイドカテーテル110のガイドシャフト111に連結される別の部品であってもよい。示される実施形態では、以下より詳細に説明されるように、近位端114のガイドシャフト111の内面は、ダイレータ150の外面のねじ山162と嵌合するよう構成されるねじ山122を含む。ガイドカテーテル110及び/又はハブ120は、これらに限定されないが、ステアリング機構、更なる管腔等の他の特徴部を含んでもよい。
【0014】
ガイドシャフト111は、ガイドカテーテルの分野の当業者に公知の任意の好適な材料から製造されてもよい。材料の例としては、これらに限定されないが、ポリエチレン(PE)、ポリウレタン、及びポリエチレンブロックアミドコポリマー(PEBA)等が挙げられる。ガイドカテーテルは、それらの間に狭入された強化層を有する内側ポリマー層及び外側ポリマー層を一般的に含む。
【0015】
ダイレータ150は、通常、遠位端152、近位端154、及びダイレータシャフト151を通って延在するダイレータ管腔156を含む、管状ダイレータシャフト151を含む。ダイレータ150は、リーダ又はフレキシブルリーダとも称される場合があり、特に意図された使用方法は、アセンブリが患者の脈管構造を通るように誘導しながら、ガイドカテーテルから遠位に延在したままにダイレータを保つ。ダイレータ管腔156は、近位端154の近位開口部155から遠位端152の遠位開口部153まで延在する。以下より詳細に説明されるように、ダイレータ管腔156は、ガイドワイヤが、ダイレータ管腔を通って配置されることができるように寸法決定される。更に、ダイレータシャフト151は、ダイレータシャフト151の外径が、ガイド管腔116内部に密着して摺動することができるように寸法決定される。一実施形態では、ダイレータ管腔156は、公称0.035又は0.038インチのガイドワイヤを受容するように寸法決定される。本明細書で使用する場合、用語「公称」は、呼称される直径(この場合、0.035又は0.038インチ)により、ガイドワイヤがその業界で称されるものを意味する。しかしながら、ガイドワイヤの実際の直径は公称サイズの最大10%まで変化してもよい。一実施形態では、ダイレータ管腔156は、0.015〜0.040インチの範囲の直径を有する。
【0016】
ダイレータ150がガイドカテーテル110の遠位開口部113から突出するように構成されるように、ダイレータ150は、ガイドカテーテル110よりも長い。図1に見られることができるように、ダイレータ150の近位端154が、ガイドカテーテル110の近位端114と軸に沿って概ね整列した状態で、ダイレータ150の遠位端152は、ガイドカテーテル112の遠位端112を越えて遠位に延在する。本明細書に使用される用語「概ね整列する」とは、ダイレータ150の近位端154が、ガイドカテーテル110の近位端114の共通の軸上に位置付けられること、又はそれと同じ場所の近位に位置付けられることを意味する。
【0017】
ダイレータ150は、図1に示されるように側面出口ポート158も含む。側面出口ポート158は、ダイレータシャフト151の外面164から、ダイレータシャフト151の内面166を通る、ダイレータシャフト151を通る開口部である。したがって、側面出口ポート158は、貫通孔とも称され、ダイレータシャフト151の外側とダイレータ管腔156との間の流体連通又は機器の移動のための通路を提供することもができる。側面出口ポート158は、近位開口部155及び遠位開口部153との間に位置する。より詳細には、先に説明したように、ダイレータ150がガイドカテーテル110のガイド管腔116を通って配置され、ダイレータ150の近位端154がガイドカテーテル110の近位端114と軸に沿って概ね整列した状態で、側面出口ポート158はダイレータ150の遠位開口部153とガイドカテーテル110の遠位開口部113との間に配置される。遠位開口部153から側面出口ポート158までの距離D1は、遠位端152が患者の脈管構造の血管内に配置される場合、側面出口ポート158は、患者の身体の外側に残存するために十分である。商業的なガイドカテーテルは、30cmほどの短さから始まる長さの範囲で入手可能であるが、典型的に長さ90〜150cmの間の寸法である。一実施形態では、距離D1は、0.5〜12インチの範囲である。側面出口ポート158は、ショートワイヤとして当業者に公知であるものを受容するように寸法決定され、ショートワイヤは、ガイドカテーテルアセンブリを所望の部位まで前進させるために使用されるガイドワイヤの全長を必要としないため、そう呼称される。一実施形態では、かかるショートワイヤは、公称的に0.018〜0.021インチの直径のガイドワイヤである。したがって、かかる実施形態での側面出口ポート158は、公称0.018〜0.021インチのガイドワイヤを受容するように寸法決定される。
【0018】
ダイレータ150は、ダイレータ150をガイドカテーテル110に取り外し可能に連結するための特徴部を含んでもよい。図1の実施形態では、ダイレータシャフト151は、ガイドカテーテル150の内面上のねじ山122と嵌合する、近位端154のねじ山162を含む。ダイレータ150をガイドカテーテル110に取り外し可能に連結する他の方法は、これらに限定されないが、ルアーロック又はルアースリップフィッティング、1つの部品上に放射状の突起部及びもう一方の部品上に適合するくぼみのあるもの、又はガイドカテーテルハブ120上に圧入するダイレータ端154の外部キャップ等が代わりに使用されてもよい。しかしながら、ダイレータ150をガイドカテーテル110に取り外し可能に連結するためのかかる特徴部が含まれる必要はない。
【0019】
図2は、ガイドカテーテルアセンブリ100の一部として含まれてもよい任意の特徴部を示す。図1と共通の特徴部について図2で使用される参照番号は、特徴部が同じであるため、図1と同じである。図2は、ダイレータ管腔156を通って配置される閉塞具170を更に示す。閉塞具170は、デフレクタ、スタイレット又は補強型スタイレットとも称される場合がある。閉塞具170は、ダイレータ管腔156内部で摺動可能に密着することが可能なように寸法決定される。閉塞具170は、近位端(図示せず)及び遠位端171を含む。図2の実施形態では、遠位端171は、傾斜面172を含む。傾斜面172が側面出口ポート158の近位に隣接して配置されるように閉塞具170がダイレータ管腔156を通って配置された状態で、傾斜面172はほぼ完全にダイレータ管腔156を遮蔽し、かかるガイドワイヤが遠位開口部153を通って挿入され、側面出口ポート158に向かって近位に前進する場合、側面出口ポート158に向かってガイドワイヤを偏向する。更に、閉鎖具170は、ガイドカテーテルアセンブリ100を硬直させガイドカテーテル110内で事前形成された曲線を伸ばしてもよく、脈管構造を通るガイドカテーテルアセンブリ100の進行を補助してもよい。閉鎖具170は、これらに限定されないが、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、フッ化エチレンプロピレン(FEP)又はステンレス鋼等の、閉鎖具、ダイレータ又はスタイレットに一般的に使用される材料から作製されてもよい。
【0020】
図3は、ガイドカテーテルアセンブリ100の一部として含まれてもよい別の任意の特徴部を示す。図1と共通の特徴部について図3で使用される参照番号は、特徴部が同じであるため、図1と同じである。図3は、側面出口ポート158aを通って、ダイレータ管腔156内へ、及び遠位開口部153へと延在して配置される、取り外し可能なショートワイヤチューブ180を更に示す。図3の側面出口ポート158aは、図1〜2の側面出口ポート158よりも大きく、ショートワイヤチューブ180を収容することができる。しかしながら、以下より詳細に記載されるように、図1〜2の側面出口ポート158が、ショートワイヤチューブ180及び「ショートワイヤ」を収容するために十分な大きさの寸法である場合、側面出口ポート158aと同じ寸法であってもよい。
【0021】
取り外し可能なショートワイヤチューブ180は、遠位端182、近位端184、及び遠位端182の遠位開口部183から近位端184の近位開口部185へと延在するチューブ管腔186を含む。取り外し可能なショートワイヤチューブ180が、カテーテルアセンブリ100の一部として設置される場合、遠位端182はダイレータ150の遠位端152に隣接し、近位端184は側面出口ポート158aに隣接して配置され、取り外し可能なショートワイヤチューブ180は、遠位開口部153からダイレータ管腔156の遠位部分を通って側面出口ポート158aを通って延在する。使用中、以下より詳細に記載されるように、公称0.018〜0.021インチの直径を有する「ショートワイヤ」は、遠位開口部183を通って挿入され、取り外し可能なショートワイヤチューブ180は、ショートワイヤをチューブ管腔186を通って側面出口ポート158a及び近位開口部185から外へと誘導する。以下より詳細に記載されるように、ガイドカテーテルアセンブリ100がショートワイヤの上を前進した後、ショートワイヤは、ショートワイヤが近位開口部185を出る場所からショートワイヤを引っ張ることにより取り外される。取り外し可能なチューブ180は、近位端184を引っ張ることによるショートワイヤの取り外しと同時に又はその後、ダイレータ管腔156から取り外されてもよい。次に、ショートワイヤよりもより大きな直径を有するガイドワイヤは、近位開口部154から遠位開口部153へダイレータ管腔156を通って前進してもよい。取り外し可能なショートワイヤチューブ180は、側面出口ポート158aへのショートワイヤの誘導を補助し、チューブ管腔186は、ダイレータ管腔156が必要であるような、より大きなガイドワイヤを収容する必要がないため、チューブ管腔186はショートワイヤの直径により近い大きさで適合する。
【0022】
取り外し可能なショートワイヤチューブ180は、これらに限定されないが、ポリアミド、ポリエチレン(PE)、ポリイミド、フッ化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、又はポリエチレンブロックアミドコポリマー(PEBA)等の任意の好適な材料等の、これらに限定されないが、カテーテルへ一般的に使用される材料から作製されてもよい。ショートワイヤチューブ180は、十分な柔軟性が提供される限り、管状壁の開口部の種類により、又はコイル状ワイヤからチューブ180を作成することにより、ステンレス鋼又は超弾性NiTi(ニチノール)等の生体適合性の金属から作製されてもよい。上述のポリマー材料又は金属材料の組み合わせも可能である。
【0023】
図4は、別の本明細書の実施形態による、ガイドカテーテルアセンブリ200を示す。ガイドカテーテルアセンブリ200は、ガイドカテーテル210及びダイレータ250を含む。ガイドカテーテル210は、図1〜3のガイドカテーテル110と同じであってもよい。
ダイレータ250は、通常、遠位端252、近位端254、及びダイレータ管腔256を含む、管状ダイレータシャフト251を含む。ダイレータ管腔256は、遠位端252の遠位開口部253から側面出口ポート258へのみ延在する。したがって、以下より詳細に説明されるように、図1〜3の実施形態とは対照的に、ダイレータ管腔256は、ガイドカテーテル遠位端212の遠位に配置されるダイレータ250の一部を通ってのみ延在する。ダイレータ管腔256は、ショートワイヤがダイレータ管腔を通って配置され得るように寸法決定される。したがって、一実施形態では、ダイレータ管腔256は、公称0.018〜0.021インチのガイドワイヤを受容するように寸法決定される。更に、ダイレータシャフト251は、ダイレータシャフト251の外径が、ガイド管腔216内部に密着するように寸法決定される。
【0024】
ダイレータ250がガイドカテーテル210の遠位開口部213から突出するように構成されるように、ダイレータ250は、ガイドカテーテル210よりも長い。図4に見られることができるように、ダイレータ250の近位端254がガイドカテーテル210の近位端214と軸に沿って概ね整列した状態で、ダイレータ250の遠位端252は、ガイドカテーテル212の遠位端212を越えて遠位に延在する。
【0025】
更に、ダイレータ250がガイドカテーテル210のガイド管腔216を通って配置され、かつダイレータ250の近位端254がガイドカテーテル210の近位端214と軸に沿って概ね整列した状態で、側面出口ポート258はダイレータ250の遠位開口部253とガイドカテーテル210の遠位開口部213との間に配置される。図1の実施形態に関し先に説明したように、遠位開口部253から側面出口ポート258までの距離D1は、遠位端252が患者の脈管構造の血管内に配置された状態で、側面出口ポート258が、患者の身体の外側に残存するために十分である。一実施形態では、距離D1は、0.5〜12インチの範囲である。以下より詳細に説明されるであろうように、側面出口ポート258は、ショートワイヤを受容するように寸法決定される。
【0026】
ダイレータ250は、ダイレータ250をガイドカテーテル210に取り外し可能に連結するための特徴部を含んでもよい。図4の実施形態では、ダイレータシャフト251は、ガイドカテーテル250の内面上のねじ山222と嵌合する、近位端254のねじ山262を含む。図1に示される実施形態に関し上述の通り、ダイレータ250をガイドカテーテル210に取り外し可能に連結する他の方法が代わりに使用されてもよい。
【0027】
図5〜13は、上述のガイドカテーテルアセンブリ100又はガイドカテーテル200を使用して、脈管構造にアクセスし、かつ所望の部位に向かってガイドカテーテルを前進させる方法の一実施形態を示す。図5〜13は、図1のガイドカテーテルアセンブリ100を使用する方法の実施形態を示す。適宜、方法における差異が、図2〜3の更なる部品の、又は図4のガイドカテーテルアセンブリ200の使用に関し記載されるであろう。
【0028】
第1の工程では、針300を使用して、患者の脈管構造の血管310へのアクセスを得る。図5に示されるように、針300は、組織312を通って、血管310の壁314を通って、血管310の管腔316内へと挿入される。場合によっては、まず、患者の皮膚を通って組織312内への浅い切開が行われてもよい。血管310は、ガイドカテーテルアセンブリ100を所望の部位まで前進し得るように、臨床医がアクセスを得たい任意の血管であり得る。例えば、限定するものではないが、血管310は、大腿動脈、上腕動脈、橈骨動脈、又は鎖骨下動脈等の動脈であってもよい。針300は、当従来技術で公知なように、血管へアクセスするために使用される任意の針であってもよいが、針300の寸法は、所望のショートワイヤを受容するように選択される。例えば、限定するものではないが、針300は、その寸法が、改良型セルジンガー経皮的挿入技術で0.018インチのショートワイヤとともに使用される、21ゲージ血管造影用の針であってもよい。
【0029】
図5に示されるように、針300が血管310へのアクセスを得ている状態で、ショートワイヤ320が針300の近位端の開口部を通って挿入される。ショートワイヤ320は、当技術分野において公知のように、公称的に0.018〜0.021インチの直径のガイドワイヤであってもよい。上述の通り、ショートワイヤ320は、ガイドカテーテルアセンブリを所望の部位まで前進させるために使用されるガイドワイヤの全長を必要としないため、「ショート」ワイヤと称される。更に、ショートワイヤ320が針300及びダイレータ150とともに使用される際に、ショートワイヤ320は、通常、全長のガイドワイヤより小さい直径であり、針300が血管310へ最初にアクセスする間に使用されるため、小さな直径を有することが望ましい。
【0030】
次に、図6に示されるように、ショートワイヤ320は、針300の管腔302を通って、針300の遠位開口部304から外へと前進する。したがって、ショートワイヤ320の遠位端322は、管腔316内に配置され、ショートワイヤ320の近位端324は、患者の外側及び針300の近位端の近位に配置される。
【0031】
図6の矢印により示されるように、ショートワイヤ320が針300を通って血管310内へ配置された状態で、針300は、ショートワイヤ320の上の近位で針300を引っ張ることにより、血管310から引き出されてもよい。図7に示されるように、これにより、遠位端322が血管310内に配置され、近位端324が患者の身体の外側に配置された状態で、ショートワイヤ320が保たれる。
【0032】
次に、図8に示されるように、ショートワイヤ320の近位端324は、ガイドカテーテルアセンブリ100内へ入れられる。ショートワイヤ320は、ダイレータ150の遠位開口部153へショートワイヤ320の近位端324を挿入することにより、ガイドカテーテルアセンブリ100内へ入れられる。図3の実施例のガイドカテーテルアセンブリが使用される場合、ショートワイヤ320の近位端324は取り外し可能なショートワイヤチューブ180の遠位開口部183内へ挿入される。
【0033】
臨床医が穿刺する部位の近くでワイヤを把持することにより、ショートワイヤ320が患者に対し固定位置に保持される一方、ガイドカテーテルアセンブリ100は、ショートワイヤ近位端324が側面出口ポート158を通って出るまで、ショートワイヤ320の上を前進する。ショートワイヤ320の制御を失わずこの処置を行うために、患者から露出されたショートワイヤ320の長さは、遠位開口部153から側面出口ポート158までの距離D1と少なくとも同じ長さでなければならない。例えば、図1及び4を参照されたい。図2の閉塞具170が使用される場合、閉塞部170は、閉塞具遠位端171が側面出口ポート158の近位に隣接するように位置付けられる。したがって、ガイドカテーテルアセンブリ100がショートワイヤ320の上を前進するにつれて、ショートワイヤ近位端324は、側面出口ポート158に向かって傾斜面172によって偏向される。ショートワイヤ近位端324が側面ポート158から延在すると、臨床医は、ショートワイヤ320上の自身の把持を、穿刺部位の近くから露出されたショートワイヤ近位端324に切り替えてもよい。次に、図9に示されるように、ダイレータ遠位端152が血管310の管腔316内に配置されるまで、ガイドカテーテルアセンブリ100は、ショートワイヤ320の上を前進する。
【0034】
次に、ショートワイヤ320は、ショートワイヤ近位端324を引っ張ることにより、患者及びガイドカテーテルアセンブリ100から取り外される。図3の取り外し可能なショートワイヤチューブ180が使用される場合、取り外し可能なショートワイヤチューブ180の近位端184を引っ張ることにより取り外される。図10に示されるように、これにより、ダイレータ150の遠位端152が管腔316内に配置され、ガイドカテーテル110が患者の外側に配置された状態で、ガイドカテーテルアセンブリ100が保たれる。図2の閉塞具170が使用される場合、この時点で取り外される。
【0035】
次に、図10の矢印により示されるように、血管造影法又は処置用の全長のガイドワイヤ340は、ダイレータ150の近位開口部154へガイドワイヤ340の遠位端342を挿入することにより、ガイドカテーテルアセンブリ100内へ入れられる。ガイドワイヤ340は、当業者に公知なように、典型的に、公称的に0.035又は0.038インチの直径のガイドワイヤである。しかしながら、特定の処置又はアクセス部位に適切であれば、他のガイドワイヤが使用されてもよい。図11に示されるように、ガイドワイヤ340の遠位端342が、血管310の管腔316内に配置されるように、ガイドワイヤ340の遠位端342が、ダイレータ150の遠位開口部153を出るまで、ガイドワイヤ340は、ガイドカテーテルアセンブリ100を通って前進する。
【0036】
次に、ガイドカテーテル110の遠位端112が、図12に示されるように、管腔316内に配置されるまで、図11の矢印で示されるように、ガイドカテーテルアセンブリ100は、ガイドワイヤ340の上を前進する。次に、図12の矢印により示されるように、ダイレータ150は、ダイレータ150がガイド管腔116の近位を通って摺動するようにダイレータ150の近位端154を引っ張ることにより、ガイドカテーテル110から取り外されてもよい。図13に示されるように、当技術分野で公知のように、ダイレータ150がガイドカテーテル110から取り外された状態で、ガイドカテーテル110及びガイドワイヤ340は、脈管構造の所望の部位まで前進してもよい。任意に、ガイドカテーテル210を通って配置される、ダイレータ150を有するガイドカテーテルアセンブリ100は、フレキシブルリーダとしてダイレータ150を使用して、脈管構造の所望の部位まで前進してもよい。したがって、ダイレータ150は、ガイドカテーテルアセンブリ100が所望の部署へ到達する前、又は到達した後、ガイドカテーテル110から取り外されてもよい。
【0037】
図5〜13に記載される方法がガイドカテーテルアセンブリ100に関して記載され、図2〜3の更なる特徴部が必要に応じて記載されているが、図4のガイドカテーテルアセンブリ200も使用されてもよい。図4のガイドカテーテルアセンブリ200を使用する際、図5〜9に関して記載された工程は、ガイドカテーテルアセンブリ100を使用して記載された方法と同一である。しかしながら、ガイドカテーテルアセンブリ200のダイレータ250は、側面出口ポート258の近位の管腔を含まないため、図10〜13に関して記載されるように、ガイドワイヤ340は、ダイレータ250を通って配置されない。その代わりに、ガイドカテーテルアセンブリ200は、ダイレータ250を用いて血管310の管腔316内に前進する。次に、リーダとして、又はガイドワイヤとして機能するダイレータ250を使用して、ガイドカテーテル210を通って配置されるダイレータ250を有するガイドカテーテルアセンブリ200は、脈管構造の所望の部位まで前進する。ガイドカテーテル210が所望の部位へ到達すると、ダイレータ250はガイドカテーテル210内から取り外される。あるいは、ガイドカテーテルアセンブリ200が所望の部位へ到達する前、又は到達した後、ダイレータ250は、ガイドカテーテル210から取り外され、ガイドワイヤ340と交換されてもよい。
【0038】
本発明による種々の実施形態が上述されているが、これらは例証及び例としてのみ提示されているにすぎず、限定するものではないことが理解されるべきである。形態及び詳細における種々の変更が、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、本明細書にて行われ得ることが関連性のある当業者には明白であろう。したがって、本発明の広さ及び範囲は、上述のいかなる例示的実施形態によっても限定されるべきではないが、添付の特許請求及びそれらの等価物に準拠してのみ定義されるべきである。本明細書で説明される各実施形態の、及び本明細書で引用される各参照の各特徴は、任意の他の実施形態の特徴と組み合わせて使用されてもよいことも理解されるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
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図13