特許第6882404号(P6882404)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6882404
(24)【登録日】2021年5月10日
(45)【発行日】2021年6月2日
(54)【発明の名称】ハンドヘルド電気機械的手術システム
(51)【国際特許分類】
   A61B 17/072 20060101AFI20210524BHJP
【FI】
   A61B17/072
【請求項の数】15
【全頁数】48
(21)【出願番号】特願2019-176573(P2019-176573)
(22)【出願日】2019年9月27日
(62)【分割の表示】特願2015-198207(P2015-198207)の分割
【原出願日】2015年10月6日
(65)【公開番号】特開2020-14879(P2020-14879A)
(43)【公開日】2020年1月30日
【審査請求日】2019年9月27日
(31)【優先権主張番号】62/060,734
(32)【優先日】2014年10月7日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/863,558
(32)【優先日】2015年9月24日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】512269650
【氏名又は名称】コヴィディエン リミテッド パートナーシップ
(74)【代理人】
【識別番号】100107489
【弁理士】
【氏名又は名称】大塩 竹志
(72)【発明者】
【氏名】アール エム. ゼルジーベル
(72)【発明者】
【氏名】マシュー チョワニク
【審査官】 中村 一雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−144108(JP,A)
【文献】 特開2014−140749(JP,A)
【文献】 特開2011−218164(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0207125(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0125138(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/072
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンドヘルド電気機械的外科デバイスのハンドルアセンブリであって、前記ハンドルアセンブリは、
パワーパックであって、前記パワーパックは、
複数のモータと、前記複数のモータに作動可能に結合された複数の駆動シャフトとを有するコアアセンブリと、
前記複数のモータを包囲する内側ハウジングと
を含む、パワーパックと、
前記パワーパックを選択的に受容するように構成されたキャビティを共同して規定する近位セクションおよび遠位セクションを含む外側シェルハウジングであって、前記遠位セクションは、アダプタアセンブリに結合するための接続部分を有する、外側シェルハウジングと、
前記外側シェルハウジングの前記遠位セクションの前記接続部分と前記パワーパックの前記内側ハウジングとの間に配置されたバリアプレートアセンブリであって、前記複数のモータによる前記複数の駆動シャフトの回転は、前記バリアプレートアセンブリを介して、前記内側ハウジングおよび前記外側シェルハウジングを通って伝達される、バリアプレートアセンブリと
を備え
前記バリアプレートアセンブリは、回転可能なカップリングシャフトを含み、前記回転可能なカップリングシャフトは、前記複数の駆動シャフトのうちの第1の駆動シャフトからの回転力を受容するように構成された近位端と、前記外側シェルハウジングの前記遠位セクションを通って延在する遠位端とを有する、ハンドルアセンブリ。
【請求項2】
前記内側ハウジングは、前記複数のモータのうちの第1のモータの機能性を制御するために作動可能なコントロールインターフェースを含む、請求項1に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項3】
前記外側シェルハウジングは、前記パワーパックの前記コントロールインターフェースと作動的に位置合わせされているコントロールボタンを含み、前記コントロールボタンの作動は、前記第1のモータの機能性を制御するように前記コントロールインターフェースに対して作用する、請求項2に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項4】
前記複数の駆動シャフトは、互いに平行である、請求項1に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項5】
前記複数の駆動シャフトは、互いに同一平面上にある、請求項4に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項6】
前記コアアセンブリは、前記コアアセンブリの主コントローラ回路ボードに電気的に接続されている電気レセプタクルを含む、請求項1に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項7】
前記バリアプレートアセンブリは、前記パワーパックが前記外側シェルハウジングに入れられるとき、前記電気レセプタクルの上に重なり、前記バリアプレートアセンブリの通過コネクタの電気的接触は、前記電気レセプタクルによって受容される、請求項6に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項8】
前記バリアプレートアセンブリの前記通過コネクタは、前記バリアプレートアセンブリが前記外側シェルハウジング内に位置されるとき、前記外側シェルハウジングの前記遠位セクションの前記接続部分内に画定された細長いスロット内に受容される、請求項に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項9】
前記外側シェルハウジングの外側表面は、滅菌されている、請求項1に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項10】
前記バリアプレートアセンブリは、滅菌されている、請求項に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項11】
前記パワーパックは、前記バリアプレートアセンブリに隣接するように配置されたプレートを含む、請求項1に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項12】
前記バリアプレートアセンブリは、前記パワーパックの前記プレートの遠位方向に面する表面に対して当接するプレートを含む、請求項11に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項13】
前記バリアプレートアセンブリは、前記カップリングシャフトを回転可能に支持するプレートを含む、請求項に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項14】
前記カップリングシャフトは、前記プレートを通って延在する、請求項13に記載のハンドルアセンブリ。
【請求項15】
前記カップリングシャフトは、前記外側シェルハウジングの前記遠位セクションの前記接続部分内に延在する、請求項に記載のハンドルアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本願は、2014年10月7日に出願された米国仮特許出願第62/060,734号に基づく利益および優先権を主張しており、その全体の開示は本明細書中に参考として援用される。
【背景技術】
【0002】
(背景)
1.技術分野
本開示は外科デバイスに関する。より特定すれば、本開示は、外科手順を実施するためのハンドヘルド電気機械的手術システムに関する。
【0003】
2.関連技術の背景
外科デバイスの1つのタイプは、直線状クランプ留め、切断およびステープル留めデバイスである。このようなデバイスは、外科手順で採用されても良く、癌性または異常組織を胃腸管から切断する。従来の直線状クランプ留め、切断およびステープル留め器具は、細長いシャフトおよび遠位部分を有するピストルグリップスタイルの構造を含む。遠位部分は、一対のハサミスタイルの把持要素を含み、これは、閉じられる結腸の開放端部をクランプ留めする。このデバイスでは、アンビル部分のような、2つのハサミスタイルの把持要素の1つは、全体構造に対して動くか、または枢動し、その一方、他の把持要素は、全体構造に対して固定されたままである。このはさみ型デバイスの作動(アンビル部分の旋回)は、ハンドル内に維持されるグリップトリガによって制御される。
【0004】
はさみ型デバイスに加え、遠位部分はまた、ステープル留め機構を含む。はさみ型機構の固定された把持要素は、ステープルカートリッジ受容領域、およびステープルをアンビル部分に対して組織のクランプされた端を通って上方に駆動するための機構を含み、それによって先に開かれた端をシールする。はさみ型要素は、シャフトと一体に形成され得るか、または種々のはさみ型要素およびステープル留め要素が交換可能であり得るように離脱可能である。
【0005】
多くの外科デバイス製造者は、外科デバイスを作動および/または操作するために、独自の動力付き駆動システムを備えた製品ラインを開発した。多くの例では、これらの外科デバイスは、再使用可能である動力付きハンドルアセンブリ、および使い捨てのエンドエフェクタなどを含み、これは、使用前に動力付きハンドルアセンブリに選択的に接続され、そして次いで、捨てられるためにか、またはいくつかの例では、再使用のために滅菌されるために、使用後エンドエフェクタからはずされる。
【0006】
多くの現存する動力付き外科デバイスおよび/またはハンドルアセンブリとの使用のための多くの現存するエンドエフェクタは、直線的な力によって駆動される。例えば、胃腸管端吻合手順、端端吻合手順および横断吻合手順を実施するためのエンドエフェクタは、各々、動作されるために、代表的には、直線的な駆動力を必要とする。従って、これらのエンドエフェクタは、駆動力などを送達するために回転運動を用いる外科デバイスおよび/またはハンドルアセンブリとは適合しない。
【0007】
動力を送達するために回転運動を用いる動力付き外科デバイスおよび/またはハンドルアセンブリと適合する直線的に駆動されるエンドエフェクタを作製するために、直線的に駆動されるエンドエフェクタを、動力付き回転駆動外科デバイスおよび/またはハンドルアセンブリとの間をインターフェースし、そしてそれらを相互接続するアダプタおよび/またはアダプタアセンブリの必要性が存在する。
【0008】
これらアダプタおよび/またはアダプタアセンブリが、迅速−接続/迅速−切り離し機構を通じて、基礎となる動力付き外科デバイスおよび/またはハンドルアセンブリと選択的に接続/再接続することが所望される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従って、アダプタおよび/またはアダプタアセンブリ、および相補的迅速−接続/迅速−切り離し機構を含む、基礎となる動力付き外科デバイスおよび/またはハンドルアセンブリに対する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(要旨)
本開示は、外科手順を実施するための電気機械的外科デバイスに関する。
【0011】
本開示のある局面によれば、外科アクセサリと選択的に接続するように構成されたハンドヘルド電気機械的外科デバイスが提供される。この電気機械的外科デバイスは、ハンドルアセンブリを含む。このハンドルアセンブリは、コアアセンブリを有するパワーパックを含む。このコアアセンブリは、複数のモータであって、各モータはそれから延びる回転可能な駆動シャフトを有し、各駆動シャフトは互いに平行である、複数のモータ;各モータに接続され、そして各モータを制御するように構成されたプロセッサ;およびこのプロセッサおよび各モータに電気的に接続されたバッテリを含む。
【0012】
上記パワーパックは、少なくとも上記複数のモータ、上記プロセッサ、および上記バッテリを包囲する内側ハウジングを含み、この内側ハウジングは、上記複数のモータの少なくとも1つの機能性を制御するために作動可能な少なくとも1つのコントロールインターフェースを含む。
【0013】
上記ハンドルアセンブリは、実質的に上記パワーパックの全体をその中に選択的に包囲するように構成された外側シェルハウジングを含み、各モータの各回転可能な駆動シャフトからの回転は、上記内側ハウジングおよび上記外側シェルハウジングを通って伝達され、そして上記外側シェルハウジングは、上記パワーパックの各コントロールインターフェースと作動的に位置合わせされている少なくとも1つのコントロールボタンを含む。
【0014】
使用において、上記少なくとも1つのコントロールボタンの作動は、少なくとも1つのコントロールボタンと作動的に位置合わせされている上記少なくとも1つのコントロールインターフェースに対して作用し、上記複数のモータの少なくとも1つの機能性を制御する。
【0015】
上記電気機械的外科デバイスはさらに、上記ハンドルアセンブリに選択的に接続可能なアダプタアセンブリを含み得る。このアダプタアセンブリは、上記外科デバイスとの接続のため、そして各回転可能な駆動シャフトと作動可能に連通するように構成かつ適合されたハウジング;上記ハウジングによって支持される近位端、およびローディングユニットとの選択的接続のために構成かつ適合された遠位端を有する外側チューブであって、上記外側チューブの遠位端は、該ローディングユニットの少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材と作動的に連通している、外側チューブ;および上記外科デバイスの個々の1つの駆動シャフトと上記ローディングユニットの個々の1つの軸方向に並進可能な駆動部材とを相互接続するための少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリを含み得る。
【0016】
上記電気機械的外科デバイスはさらに、上記パワーパックと上記外側シェルハウジングとの間に配置されるバリアプレートアセンブリを含み得る。このバリアプレートアセンブリは、少なくとも1つの回転可能なカップリングシャフトを含み得、かつ支持し得る。各カップリングシャフトは、個々の回転可能なシャフトから回転力を受けるように構成された近位端、および上記ハンドルアセンブリから突出する遠位端を含み得る。
【0017】
上記アダプタアセンブリの少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリは、上記アダプタアセンブリが上記ハンドルアセンブリに接続されるとき、上記バリアプレートアセンブリの個々のカップリングシャフトと相互接続し得る。
【0018】
上記ハンドルアセンブリは、上記プロセッサと電気通信している少なくとも1つの電気コネクタを支持し得る。
【0019】
上記バリアプレートアセンブリは、上記パワーパックが前記外側シェルハウジングに入れられているとき、上記ハンドルアセンブリの電気コネクタ上に重なり得る。
【0020】
上記バリアプレートアセンブリは通過電気コネクタを含み得、かつ支持し得、上記通過電気コネクタは、上記パワーパックが上記外側シェルハウジングに入れられるとき、上記ハンドルアセンブリの電気コネクタとインターフェースし得る。
【0021】
上記アダプタアセンブリは、上記アダプタアセンブリが上記ハンドルアセンブリに接続されるとき、上記バリアプレートアセンブリの通過コネクタへの電気接続のための複数の電気接触ブレードを有する電気アセンブリを含み得る。
【0022】
上記バリアプレートアセンブリの通過電気コネクタは、上記バリアプレートアセンブリが上記外側シェルハウジングに位置されるとき、上記外側シェルハウジングに形成されたウインドウに受容され得る。
【0023】
上記外側シェルハウジングの少なくとも外側表面は無菌であり得る。上記バリアプレートアセンブリは無菌であり得る。
【0024】
上記電気機械的外科デバイスはさらに、上記ハンドルアセンブリに選択的に接続可能なアダプタアセンブリを含み得る。このアダプタアセンブリは、上記外科デバイスとの接続のために、各回転可能な駆動シャフトと作動的に連通するように構成かつ適合されているハウジング;上記ハウジングによって支持される近位端およびローディングユニットとの選択的接続のために構成かつ適合された遠位端を有する外側チューブであって、上記外側チューブの遠位端が上記ローディングユニットの少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材と作動的に連通している、外側チューブ;および上記バリアプレートアセンブリの個々の1つの回転可能なカップリングシャフトの遠位端を相互接続するための少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリを含み得る。
【0025】
上記アダプタアセンブリの少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリは、上記アダプタアセンブリが上記ハンドルアセンブリに接続されるとき、上記バリアプレートアセンブリの個々のカップリングシャフトと相互接続し得る。
【0026】
上記ハンドルアセンブリは、上記プロセッサと電気通信している少なくとも1つの電気コネクタを支持し得る。
【0027】
上記バリアプレートアセンブリは、上記パワーパックが上記外側シェルハウジングに入れられるとき、前記ハンドルアセンブリの電気コネクタ上に重なり得る。
【0028】
上記バリアプレートアセンブリは、通過電気コネクタを含み得、かつ支持し得、上記通過電気コネクタは、上記パワーパックが上記外側シェルハウジングに入れられるとき、上記ハンドルアセンブリの電気コネクタとインターフェースし得る。
【0029】
上記アダプタアセンブリは、上記アダプタアセンブリが上記ハンドルアセンブリに接続されるとき、上記バリアプレートアセンブリの通過コネクタへの電気接続のための複数の電気接触ブレードを有する電気アセンブリを含み得る。
【0030】
上記バリアプレートアセンブリの通過電気コネクタは、上記バリアプレートアセンブリが上記外側シェルハウジングに位置されるとき、上記外側シェルハウジングに形成されたウインドウに受容され得る。
【0031】
少なくとも上記外側シェルハウジングの外側表面は無菌であり得る。上記バリアプレートアセンブリは無菌であり得る。
【0032】
上記ハンドルアセンブリは、上記プロセッサに電気的に接続された電気ディスプレイを含み得る。
【0033】
上記内側ハウジングはウインドウを含み得、それを通して上記電気ディスプレイが見える。上記内側ハウジングの少なくとも一部分は透明であり得る。上記内側ハウジングの透明部分は、上記電気ディスプレイと視覚的に位置合わせされ得る。
【0034】
上記外側シェルハウジングはウインドウを含み得、それを通して、上記ハンドルアセンブリが上記外側シェルハウジングに入れられるとき、上記電気ディスプレイが見える。上記外側シェルハウジングの少なくとも一部分は透明であり得る。上記外側シェルハウジングの透明部分は、上記電気ディスプレイと視覚的に位置合わせされ得る。
【0035】
本開示のさらなる局面によれば、ハンドヘルド電気機械的外科デバイスを組み立てる方法が提供される。この方法は、ハンドヘルド電気機械的外科デバイスを提供する工程を含む。この外科デバイスは、コアアセンブリを含むパワーパックを含むハンドルアセンブリを提供することを含み、コアアセンブリは、複数のモータであって各モータはそれから延びる回転可能な駆動シャフトを有し、各駆動シャフトは互いに平行である、モータと;各モータに接続され、そして各モータを制御するように構成されたプロセッサと;上記プロセッサおよび各モータに電気的に接続されているバッテリとを有する。上記パワーパックは、少なくとも上記複数のモータ、上記プロセッサ、および上記バッテリを包囲する内側ハウジングをさらに含み、この内側ハウジングは、上記複数のモータの少なくとも1つの機能性を制御するために作動可能な少なくとも1つのコントロールインターフェースを含む。
【0036】
この方法はさらに、実質的に該パワーパックの全体をその中に選択的に包囲するように構成された無菌の外側シェルハウジングを提供することを含み、ここで、各モータの各回転可能な駆動シャフトからの回転が、上記内側ハウジングおよび該外側シェルハウジングを通って伝達され、そして上記外側シェルハウジングは、上記パワーパックの各コントロールインターフェースと作動的に位置合わせされている少なくとも1つのコントロールボタンを含む。
【0037】
上記方法はさらに、上記該ハンドルアセンブリを無菌の上記外側シェルハウジングの受容キャビティ中に、上記外側シェルハウジングの無菌性を維持しながら挿入する工程;および上記ハンドルアセンブリを包囲するために上記外側シェルハウジンクを閉じる工程を含む。
【0038】
上記方法はさらに、上記外科デバイスとの接続のために構成かつ適合され、各回転可能な駆動シャフトと作動的に通信しているアタプタアセンブリを提供する工程を含み得る。このアダプタアセンブリは、外科デバイスの個々の1つの駆動シャフトとローディングユニットの個々の1つの軸方向に並進可能な駆動部材とを相互接続するための、少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリを含み得る。上記方法はさらに、上記アダプタアセンブリを上記ハンドルアセンブリに接続する工程を含み得、ここで、上記アダプタアセンブリの回転可能なコネクタは、個々のモータの駆動シャフトと作動的に接続されており、該個々のモータからの回転力を受ける。
【0039】
上記方法はさらに、上記アダプタアセンブリの遠位端への選択的接続のために構成かつ適合された外科ローディングユニットを提供する工程を含み得、この外科ローディングユニットは、この外科ローディングユニットの機能を作動するための少なくとも1つの力受容部材を含む。上記方法はさらに、上記外科ローディングユニットを上記アダプタアセンブリの遠位端に接続する工程を含み得、上記アダプタアセンブリの少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリは、上記ローディングユニットの個々の力受容部材と作動的に接続されている。
【0040】
上記方法はさらに、上記アダプタアセンブリの上記ハンドルアセンブリへの接続に際し、上記ハンドルアセンブリのプロセッサと上記アダプタアセンブリ電気アセンブリとの間に電気接続を確立する工程を含み得る。
【0041】
上記方法はさらに、上記外科ローディングユニットの上記アダプタアセンブリへの接続に際し、上記外科ローディングユニットの電気接触と上記アダプタアセンブリの電気接触との間に電気接続を確立する工程を包含し得る。
【0042】
例えば、本明細書は、以下の項目に関する構成を記載している。
(項目1)
外科アクセサリと選択的に接続するように構成されたハンドヘルド電気機械的外科デバイスであって、上記電気機械的外科デバイスは:ハンドルアセンブリを備え、上記ハンドルアセンブリは、パワーパックであって:コアアセンブリであって:複数のモータであって、各モータはそれから延びる回転可能な駆動シャフトを有し、各駆動シャフトは互いに平行であるモータ;各モータに接続され、そして各モータを制御するように構成されたプロセッサ;および上記プロセッサおよび各モータに電気的に接続されたバッテリ、を備える、コアアセンブリ;および少なくとも上記複数のモータ、上記プロセッサ、および上記バッテリを包囲する内側ハウジングであって、上記内側ハウジングは、上記複数のモータの少なくとも1つの機能性を制御するために作動可能な少なくとも1つのコントロールインターフェスを含む内側ハウジング;を含む、パワーパックと:
外側ハウジングであって、上記外側ハウジングは、実質的に上記パワーパックの全体をその中に選択的に包囲するように構成され、各モータの各回転可能な駆動シャフトからの回転が、上記内側ハウジングおよび上記外側シェルハウジングを通って伝達され、そして上記外側シェルハウジングが、上記パワーパックの各コントロールインターフェースと作動的に位置合わせされている少なくとも1つのコントロールボタンを含む、外側シェルハウジング、とを備え、
上記少なくとも1つのコントロールボタンの作動が、上記少なくとも1つのコントロールボタンと作動的に位置合わせされている上記少なくとも1つのコントロールインターフェースに対して作用し、上記複数のモータの少なくとも1つの機能性を制御する、電気機械的外科デバイス。
(項目2)
該ハンドルアセンブリに選択的に接続可能なアダプタアセンブリをさらに備え、上記アダプタアセンブリは:該外科デバイスとの接続のために、そして各回転可能な駆動シャフトと作動可能に連通するように構成かつ適合されているハウジング;上記ハウジングによって支持される近位端、およびローディングユニットとの選択的接続のために構成かつ適合された遠位端を有する外側チューブであって、上記外側チューブの遠位端が、上記ローディングユニットの少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材と作動的に連通している、外側チューブ;および上記外科デバイスの個々の1つの駆動シャフトと上記ローディングユニットの個々の1つの軸方向に並進可能な駆動部材とを相互接続するための少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリ、を含む、項目1に記載の電気機械的外科デバイス。
(項目3)
該パワーパックと該外側シェルハウジングとの間に配置されるバリアプレートアセンブリをさらに備え、上記バリアプレートアセンブリは、少なくとも1つの回転可能なカップリングシャフトを含み、かつ支持し;各カップリングシャフトは、個々の回転可能な駆動シャフトから回転力を受けるように構成された近位端、および該ハンドルアセンブリから突出する遠位端を含む、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目4)
該アダプタアセンブリの少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリが、上記アダプタアセンブリが該ハンドルアセンブリに接続されるとき、該バリアプレートアセンブリの個々のカップリングシャフトと相互接続する、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目5)
該ハンドルアセンブリが、該プロセッサと電気通信している少なくとも1つの電気コネクタを支持する、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目6)
該バリアプレートアセンブリが、該パワーパックが該外側シェルハウジングに入れられるとき、該ハンドルアセンブリの該電気コネクタの上に重なる、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目7)
該バリアプレートアセンブリが通過電気コネクタを含み、かつ支持し、上記通過電気コネクタが、該パワーパックが該外側シェルハウジングに入れられるとき、該ハンドルアセンブリの該電気コネクタとインターフェースする、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目8)
該アダプタアセンブリが、上記アダプタアセンブリが該ハンドルアセンブリに接続されるとき、該バリアプレートアセンブリの該通過コネクタへの電気接続のための複数の電気接触ブレードを有する電気アセンブリを含む、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目9)
該バリアプレートアセンブリの該通過電気コネクタが、上記バリアプレートアセンブリが該外側シェルハウジング内に位置されるとき、上記外側シェルハウジングに形成されたウインドウに受容される、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目10)
該外側シェルハウジングの少なくとも外側表面が滅菌されている、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目11)
該バリアプレートアセンブリが滅菌されている、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目12)
該ハンドルアセンブリに選択的に接続可能なアダプタアセンブリをさらに備え、上記アダプタアセンブリが:
該外科デバイスとの接続のために構成かつ適合され、各回転可能な駆動シャフトと作動的に連通しているハウジング;該ハウジングによって支持される近位端およびローディングユニットとの選択的接続のために構成かつ適合された遠位端を有する外側チューブであって、上記外側チューブの遠位端が上記ローディングユニットの少なくとも1つの軸方向に並進可能な駆動部材と作動的に連通している、外側チューブ;および該バリアプレートアセンブリの個々の1つの回転可能なカップリングシャフトの該遠位端を相互接続するための少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリを備える、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目13)
該アダプタアセンブリの該少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリが、上記アダプタアセンブリが該ハンドルアセンブリに接続されるとき、該バリアプレートアセンブリの個々のカップリングシャフトと相互接続する、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目14)
該ハンドルアセンブリが、該プロセッサと電気通信している少なくとも1つの電気コネクタを支持する、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目15)
該バリアプレートアセンブリが、該パワーパックが該外側シェルハウジングに入れられるとき、該ハンドルアセンブリの該電気コネクタの上に重なる、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目16)
該バリアプレートアセンブリが、通過電気コネクタを含み、かつ支持し、上記通過電気コネクタが、該パワーパックが該外側シェルハウジングに入れられるとき、該ハンドルアセンブリの該電気コネクタとインターフェースする、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目17)
該アダプタアセンブリが、上記アダプタアセンブリが該ハンドルアセンブリに接続されるとき、該バリアプレートアセンブリの該通過コネクタへの電気接続のための複数の電気接触ブレードを有する電気アセンブリを含む、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目18)
該バリアプレートアセンブリの該通過電気コネクタが、上記バリアプレートアセンブリが該外側シェルハウジング内に位置されるとき、上記外側シェルハウジングに形成されたウインドウに受容される、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目19)
少なくとも該外側シェルハウジングの外側表面が滅菌されている、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目20)
該バリアプレートアセンブリが滅菌されている、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目21)
該ハンドルアセンブリが、該プロセッサに電気接続された電気ディスプレイを含む、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目22)
該内側ハウジングがウインドウを含み、上記ウインドウを通して該電気ディスプレイが見える、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目23)
該内側ハウジングの少なくとも一部分が透明であり、上記内側ハウジングの透明部分が、該電気ディスプレイと視覚的に位置合わせされている。上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目24)
該外側シェルハウジングがウインドウを含み、該ハンドルアセンブリが上記外側シェルハウジングに入れられるとき、上記ウインドウを通して、該電気ディスプレイが見える、上記項目のいずれか1つに記載の電気機械的外科デバイス。
(項目25)
該外側ハウジングの少なくとも一部分が透明であり、上記外側シェルハウジングの透明部分が、該電気ディスプレイと視覚的に位置合わせされている。上記項目のいずれか1つに電気機械的外科デバイス。
(項目26)
ハンドヘルド電気機械的外科デバイスを組み立てる方法であって:
ハンドヘルド電気機械的外科デバイスを提供する工程であって:ハンドルアセンブリを提供することであって、ハンドルアセンブリが:パワーパックを含み、上記パワーパックは、コアアセンブリであって、複数のモータであって各モータはそれから延びる回転可能な駆動シャフトを有し、各駆動シャフトは互いに平行である、モータ;各モータに接続され、そして各モータを制御するように構成されたプロセッサ;および上記プロセッサおよび各モータに電気的に接続されたバッテリを備える、コアアセンブリ;ならびに少なくとも上記複数のモータ、上記プロセッサ、および上記バッテリを包囲する内側ハウジングであって、上記内側ハウジングは、上記複数のモータの少なくとも1つの機能性を制御するために作動可能な少なくとも1つのコントロールインターフェースを含む、内側ハウジング;を含む、ことと、実質的に上記パワーパックの全体をその中に選択的に包囲するように構成された滅菌外側シェルハウジングを提供することであって、各モータの各回転可能な駆動シャフトからの回転が、上記内側ハウジングおよび上記外側シェルハウジングを通って伝達され、そして上記外側シェルハウジングが、上記パワーパックの各コントロールインターフェースと作動的に位置合わせされている少なくとも1つのコントロールボタンを含む、ことと、を含む工程;上記ハンドルアセンブリを上記滅菌上記外側シェルハウジングの受容キャビティ中に、上記外側シェルハウジングの無菌性を維持しながら挿入する工程;および上記ハンドルアセンブリを包囲するために上記外側シェルハウジングを閉じる工程、を包含する、方法。
(項目27)
上記項目のいずれか1つに記載の方法であって、
該外科デバイスとの接続のため、そして各回転可能な駆動シャフトと作動的に連通するように構成かつ適合されたアダプタアセンブリを提供する工程であって、上記アダプタアセンブリが、上記外科デバイスの個々の1つの駆動シャフトと、ローディングユニットの個々の1つの軸方向に並進可能な駆動部材とを相互接続するための少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリを含む、工程と;上記アダプタアセンブリを該ハンドルアセンブリに接続する工程であって、上記アダプタアセンブリの回転可能なコネクタが、個々のモータの駆動シャフトと作動的に接続されており、上記個々のモータからの回転力を受ける、工程とをさらに包含する、方法。
(項目28)
上記項目のいずれか1つに記載の方法であって、
該アダプタアセンブリの遠位端への選択的接続のために構成かつ適合された外科ローディングユニットを提供する工程であって、上記外科ローディングユニットが、上記外科ローディングユニットの機能を作動するための少なくとも1つの力受容部材を含む、工程;および上記外科ローディングユニットを上記アダプタアセンブリの上記遠位端に接続する工程であって、上記アダプタアセンブリの少なくとも1つの力/回転伝達/変換アセンブリが、上記ローディングユニットの個々の力受容部材と作動的に接続されている、工程、をさらに包含する、方法。
(項目29)
上記項目のいずれか1つに記載の方法であって:
該アダプタアセンブリの該ハンドルアセンブリへの接続に際し、上記ハンドルアセンブリのプロセッサと上記アダプタアセンブリの電気アセンブリとの間に電気接続を確立する工程をさらに包含する、方法。
(項目30)
上記項目のいずれか1つに記載の方法であって、
該外科ローディングユニットの該アダプタアセンブリへの接続に際し、上記外科ローディングユニットの電気接触と上記アダプタアセンブリの電気接触との間に電気接続を確立する工程をさらに包含する、方法。
【0043】
(摘要)
外科アクセサリと選択的に接続するように構成されたハンドヘルド電気機械的外科デバイスが提供され、そしてコアアセンブリを備えたパワーパックを有するハンドルアセンブリを含む。コアアセンブリは、複数のモータであって、各モータはそれから延びる回転可能な駆動シャフトを有し、各駆動シャフトは互いに平行である、複数のモータ;各モータに接続され、そして各モータを制御するように構成されたプロセッサ;およびこのプロセッサおよび各モータに電気的に接続されたバッテリを備える。上記パワーパックは、少なくとも上記複数のモータ、上記プロセッサ、および上記バッテリを包囲する内側ハウジングを含む。上記ハンドルアセンブリは、実質的に上記パワーパックの全体をその中に選択的に包囲するように構成された外側シェルハウジングを含み、各モータの各回転可能な駆動シャフトからの回転は、上記内側ハウジングおよび上記外側シェルハウジングを通って伝達される。
【図面の簡単な説明】
【0044】
本開示の実施形態は、添付の図面を参照して本明細書中に記載され、ここで:
図1図1は、本開示の実施形態に従う、ハンドヘルド外科デバイスおよびアダプタアセンブリの斜視図であり、エンドエフェクタとのその接続を示す。
図2図2は、図1のハンドヘルド外科デバイスの斜視図である。
図3図3は、パーツが分離した、図1および2のハンドヘルド外科デバイスの前方からの斜視図である。
図4図4は、パーツが分離した、図1および2のハンドヘルド外科デバイスの後方からの斜視図である。
図5図5は、パワーパックのハンドヘルド外科デバイスの外側シェルハウジング中への挿入を示す斜視図である。
図6図6は、ハンドヘルド外科デバイスの外側シェルハウジング中に入れ子になったパワーパックを示す斜視図である。
図7図7は、ハンドヘルド外科デバイスの外側シェルハウジングの側面図である。
図8図8は、ハンドヘルド外科デバイスの外側シェルハウジング、およびその挿入ガイドの底部斜視図である。
図9図9は、ハンドヘルド外科デバイスの外側シェルハウジングの、挿入ガイドをそれから分離した底部斜視図である。
図10図10は、挿入ガイドの第1の斜視図である。
図11図11は、挿入ガイドの第2の斜視図である。
図12図12は、内側後部ハウジングをそれから分離した、パワーパックの前方からの斜視図である。
図13図13は、内側後部ハウジングをそれから分離した、パワーパックの後方からの斜視図である。
図14図14は、パワーパックのパワーパックコアアセンブリの斜視図である。
図15図15は、図14のパワーパックコアアセンブリのモータアセンブリおよびコントロールアセンブリの前方からの斜視図である。
図16図16は、図15のモータアセンブリおよびコントロールアセンブリのパーツを分離した後方からの斜視図である。
図17図17は、図2のハンドヘルド外科デバイスの長手方向の断面図である。
図18図18は、図17の詳細の示された領域の拡大図である。
図19図19は、図17の19−19を通ってとったハンドヘルド外科デバイスの断面図である。
図20図20は、図1のアダプタアセンブリの前方からの斜視図である。
図21図21は、図1および20のアダプタアセンブリの後方からの斜視図である。
図22図22は、アダプタアセンブリとハンドヘルド外科デバイスとの接続を示す後方からの斜視図である。
図23図23は、図1および図20〜22のアダプタアセンブリの上からの平面図である。
図24図24は、図1および図20〜23のアダプタアセンブリの側方からの立面図である。
図25図25は、図1および図20〜24のアダプタアセンブリのパーツを分離した斜視図である。
図26図26は、その大部分のパーツを分離した、図1および図20〜24のアダプタアセンブリの後方からの斜視図である。
図27図27は、図1および図20〜26のアダプタアセンブリの関節運動アセンブリの斜視図である。
図28図28は、図27の関節運動アセンブリのパーツを分離した拡大斜視図である。
図29図29は、第1の配向で示される、図27の関節運動アセンブリの斜視図である。
図30図30は、第2の配向で示される、図27の関節運動アセンブリの斜視図である。
図31図31は、図29の関節運動アセンブリの断面図である。
図32図32は、図1および20〜26のアダプタアセンブリの電気アセンブリの斜視図である。
図33図33は、近位内側ハウジングアセンブリ上に支持されて示される電気アセンブリの斜視図である。
図34図34は、図1および図20〜26のアダプタアセンブリのスリップリングカニューレまたはスリーブの斜視図である。
図35図35は、図33の線35−35に沿ってとった断面図である。
図36図36は、図1および図20〜26のアダプタアセンブリの長手方向断面図である。
図37図37は、図21の詳細の示された領域の拡大図である。
図38図38は、図1および20〜26のアダプタアセンブリの内側ハウジングアセンブリの後方からの斜視図であり、外側ノブハウジング半分セクションおよび近位キャップをそれから除去している。
図39図39は、図1および20〜26のアダプタアセンブリの内側ハウジングアセンブリの後方からの斜視図であり、外側ノブハウジング、近位キャップおよびブッシングプレートをそれから除去している。
図40図40は、図1および20〜26のアダプタアセンブリの内側ハウジングアセンブリの後方からの斜視図であり、外側ノブハウジング、近位キャップ、ブッシングプレートおよび内側ハウジングをそれから除去している。
図41図41は、図36の詳細の示された領域の拡大図である。
図42図42は、近位方向に作動されているロックボタンを示す、図36の詳細の示された領域の拡大図である。
図43図43は、図37の線43−43に沿ってとった断面図である。
図44図44は、関節運動アセンブリの遠位方向の作動を示す、アダプタアセンブリの内側および外側ノブハウジングの長手方向断面図である。
図45図45は、図44の断面線45−45に沿ってとった断面図である。
図46図46は、図44の断面線46−46に沿ってとった断面図である。
図47図47は、図44の断面線47−47に沿ってとった断面図である。
図48図48は、図1および20〜26に示されるアダプタアセンブリの、それと係合されたローディングユニットのない、遠位部分の一部切り取り図である。
図49図49は、図1および20〜26のアダプタアセンブリの環状部材の斜視図である。
図50図50は、図1および20〜26のアダプタアセンブリのスイッチに電気的に接続された、図49に示される環状部材の斜視図である。
図51図51は、図1および20〜26のアダプタアセンブリの遠位部分の、その中にアセンブルされた環状部材およびスイッチを含む拡大図である。
図52図52は、図1および20〜26のアダプタアセンブリの遠位部分の、それと係合されたローディングユニットのない、別の一部切り取り図である。
図53図53は、図1のローディングユニットの斜視図である。
図54図54は、図1および53のローディングユニットの、パーツを分離した斜視図である。
図55図55は、図1および53〜54に示されるローディングユニットの内側ハウジングの代替の斜視図である。
図56図56は、図1および53〜54に示されるローディングユニットの内側ハウジングの代替の斜視図である。
図57図57は、内側および外側ハウジングがアセンブルされた、図1および53〜54に示されるローディングユニットの代替の一部切り取り図である。
図58図58は、内側および外側ハウジングがアセンブルされた、図1および53〜54に示されるローディングユニットの代替の一部切り取り図である。
図59図59は、図1および53〜54に示されるローディングユニットの外側ハウジングの代替の一部切り取り図である。
図60図60は、図1および53〜54に示されるローディングユニットの外側ハウジングの代替の一部切り取り図である。
図61図61は、ローディングユニットと係合された図1および20〜26のアダプタアセンブリの遠位部分の代替の一部切り取り図であり、第1の配向にある環状部材および非ロック構成にあるセンサリンクを示す。
図62図62は、ローディングユニットと係合された図1および20〜26のアダプタアセンブリの遠位部分の代替の一部切り取り図であり、第1の配向にある環状部材および非ロック構成にあるセンサリンクを示す。
図63図63は、ローディングユニットと係合された図1および20〜26のアダプタアセンブリの遠位部分の代替の一部切り取り図であり、第2の配向にある環状部材およびロック構成にあるセンサリンクを示す。
図64図64は、ローディングユニットと係合された図1および20〜26のアダプタアセンブリの遠位部分の代替の一部切り取り図であり、第2の配向にある環状部材およびロック構成にあるセンサリンクを示す。
図65図65は、図1および20〜26のアダプタアセンブリの遠位部分の拡大された一部切り取り図である。
図66図66は、図49に示される環状部材中に挿入された図1および53〜54のローディングユニットの一部切り取り図である。
図67図67は、図66の線67−67に沿ってとった、図1および53〜54のローディングユニットの断面図である。
図68図68は、図66の線68−68に沿ってとった、図1および53〜54のローディングユニットの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
(実施形態の詳細な説明)
本願に開示される外科デバイス、および外科デバイスおよび/またはハンドルアセンブリの実施形態は、図面を参照して詳細に記載され、図面では、同様の参照番号は、いくつかの図面の各々で同一または対応する要素を指定する。本明細書で用いられるとき、用語「遠位」は、ユーザからより遠いアダプタアセンブリまたは外科デバイスの部分、またはそれらの構成要素をいい、その一方、用語「近位」は、ユーザにより近いアダプタアセンブリまたは外科デバイスの部分、またはそれらの構成要素をいう。
【0046】
本開示の実施形態による外科デバイスは、概して100として指定され、そして動力付きハンドヘルド電気機械的器具の形態であり、これは、各々が動力付きハンドヘルド電気機械的外科器具による作動および操作のために構成されている複数の異なるエンドエフェクタの選択的取り付けのために構成されている。
【0047】
図1に示されるように、外科デバイスは、アダプタ200との選択的接続のために構成されており、そして同様に、アダプタ200は、エンドエフェクタまたは単回使用のローディングユニット(「SULU」)400との選択的接続のために構成されている。
【0048】
図1〜11に示されるように、外科デバイス100は、パワーパック101、およびパワーパック101を選択的に受容し、そして実質的にこれを包むように構成される外側シェルハウジング10を含む。外側シェルハウジング10は、遠位半分セクション10aおよび近位半分セクション10bを含み、近位半分セクション10bは、遠位半分セクション10aおよび近位半分セクション10bの上エッジに沿って位置するヒンジ16によって遠位半分セクション10aに枢動可能に接続される。接合されるとき、遠位半分セクション10aおよび近位半分セクション10bは、その中にパワーパック101が選択的に位置されるシェルキャビティ10cを規定する。
【0049】
遠位半分セクション10aおよび近位半分セクション10bは、アダプタ200の長手軸「X」を横切る平面に沿って分割される。
【0050】
遠位半分セクション10aおよび近位半分セクション10bの各々は、個々の上シェル部分12a、12b、および個々の下シェル部分14a、14bを含む。下シェル部分12a、12bは、下シェル部分12a、12bを互いに選択的に固定し、そしてシェルハウジング10を閉鎖状態に維持するためのスナップ閉鎖特徴18を規定する。
【0051】
シェルハウジング10の遠位半分セクション10aは、アダプタ200の対応する駆動カップリングアセンブリ210を受容するように構成される接続部分20を規定する。より詳細には、シェルハウジング10の遠位半分セクション10aは、アダプタ200が外科デバイス100に嵌合されるとき、アダプタ200の駆動カップリングアセンブリ210の一部分を受容する窪み20を有する。
【0052】
遠位半分セクション10aの接続部分20は、その内部側面から半径方向の内方に突出する一対の軸方向に延びるガイドレール20a、20bを規定する。ガイドレール20a、20bは、アダプタ200が外科デバイス100に嵌合されるとき、アダプタ200を外科デバイス100に対して回転して配向することを支援する。
【0053】
遠位半分セクション10aの接続部分20は、その遠位方向に面する表面中に形成され、そして互いと共通平面または共通線に配列される3つのアパーチャ22a、22b、22cを規定する。遠位半分セクション10aの接続部分20はまた、これもまたその遠位方向に面する表面中に形成される(コネクタ66を含むため、図3を参照のこと)細長いスロット24を規定する。
【0054】
遠位半分セクション10aの接続部分20はさらに、その表面に形成される雌接続特徴26(図2を参照のこと)を規定する。雌接続特徴26は、以下でより詳細に記載されるように、アダプタ200の雄接続特徴と選択的に係合する。
【0055】
シェルハウジング10の遠位半分セクション10aは、遠位に面するトグルコントロールボタン30を支持する。トグルコントロールボタン30は、それに対する対応する力、またはそれに対する押し下げ力の付与に際し、左、右、上下方向に作動され得る。
【0056】
シェルハウジング10の遠位半分セクション10aは、右側の一対のコントロールボタン32a、32b;および左側の一対のコントロールボタン34a、34bを支持する。右側のコントロールボタン32a、32bおよび左側のコントロールボタン34a、34bは、それに対する対応する力、またはそれに対する押し下げ力の付与に際し、作動され得る。
【0057】
シェルハウジング10の近位半分セクション10bは、右側のコントロールボタン36aおよび左側のコントロールボタン36bを支持する。右側のコントロールボタン36aおよび左側のコントロールボタン36bは、それに対する対応する力、またはそれに対する押し下げ力の付与に際し、左、右、上下方向に作動され得る。
【0058】
シェルハウジング10の遠位半分セクション10aおよび近位半分セクション10bは、ポリカーボネートまたは類似のポリマーから製作され、そして澄み、または透明であり得るか、またはオーバーモールドされ得る。
【0059】
図5〜11を参照して、外科デバイス10は、挿入ガイド50を含み、挿入ガイドは、近位半分セクション10bの遠位に面するエッジ10d(図3および9)上に着座し、そしてそれを完全に取り囲むように構成され、かつそのような形状である。挿入ガイド50は、実質的にU形状の横断面プロフィールを有する本体部分52、および本体部分52の底から延びるスタンドオフ54を含む。スタンドオフ54は、シェルハウジング10の個々の遠位半分セクション10aおよび近位半分セクション10bの各下シェル部分12a、12bのスナップ閉鎖特徴18を係合するように構成されている。
【0060】
使用において、挿入ガイド50の本体部分52が、近位半分セクション10bの遠位に面するエッジ10d上に着座されるとき、遠位半分セクション10aの下シェル部分12aのスナップ閉鎖特徴18は、スタンドオフ54の第1の端を係合し、そして近位半分セクション10bの下シェル部分12bのスナップ閉鎖特徴18は、スタンドオフ54の第1の端を係合する。
【0061】
図2〜4を参照して、シェルハウジング10は、遠位半分セクション10a中に選択的に支持される滅菌バリアプレートアセンブリ60を含む。詳細には、滅菌バリアプレートアセンブリ60は、遠位半分セクション10aの接続部分20の背後で、かつシェルハウジング10のシェルキャビティ10c内に配置される。プレートアセンブリ60は、3つのカップリングシャフト64a、64b、64cを回転可能に支持するプレート62を含む。各々のカップリングシャフト64a、64b、64cは、プレート62の両側から延び、そして3ローブ(lobe)の横断面プロフィールを有する。各カップリングシャフト64a、64b、64cは、滅菌バリアプレートアセンブリ60がシェルハウジング10のシェルキャビティ10c内に配置されるとき、遠位半分セクション10aの接続部分20の個々のアパーチャ22a、22b、22cを通って延びる。
【0062】
プレートアセンブリ60はさらに、プレート62上に支持される電気通過コネクタ66を含む。通過コネクタ66は、プレート62の両側から延びる。各カップリングシャフト64a、64b、64cは、滅菌バリアプレートアセンブリ60がシェルハウジング10のシェルキャビティ10c内に配置されるとき、遠位半分セクション10aの接続部分20の個々のアパーチャ24を通って延びる。通過コネクタ66は、各々がプレート62を横切る電気接続を延ばすための電気的導管を含む複数の接触経路を規定する。
【0063】
プレートアセンブリ60がシェルハウジング10のシェルキャビティ10c内に配置されるとき、カップリングシャフト64a、64b、64cの遠位端および通過コネクタ66の遠位端は、シェルハウジング10の遠位半分セクション10aの接続部分20内に配置または着座し、そして、以下でより詳細に記載されるように、アダプタ200の個々の対応する特徴を電気的および/または機械的に係合する。
【0064】
動作において、新たな、および/または滅菌シェルハウジング10が、開放形態(すなわち、ヒンジ16の周りで、遠位半分セクション10aが近位半分セクション10bから分離される)にある状態で、そして挿入ガイド50が、シェルハウジング10の近位半分セクション10bの遠位エッジに対してその場にある状態で、パワーパック101は、シェルハウジング10のシャルキャビティ10c中に挿入される。パワーパック101がシェルハウジング10のシャルキャビティ10c中に挿入されると、挿入ガイド50は近位半分セクション10bから取り外され、そして遠位半分セクション10aは、シェルハウジング10のための閉鎖形態までヒンジ16の周りで枢動される。閉鎖構成では、遠位半分セクション10aの下シェル部分12bのスナップ閉鎖特徴18は、近位半分セクション10bの下シェル部分12bのスナップ閉鎖特徴18を係合する。
【0065】
動作において、外科手順に続き、遠位半分セクション10aの下シェル部分12aのスナップ閉鎖特徴18は、近位半分セクション10bの下シェル部分12bのスナップ特徴18から外れ、そして遠位半分セクション10aは、ヒンジ16の周りで枢動され、近位半分セクション10bから離れ、シェルハウジング10を開ける。シェルハウジング10が開いて、パワーパック101がシェルハウジング10のシェルキャビティ10cから(詳しくはシェルハウジング10の近位半分セクション10bから)取り出され、そしてシェルハウジング10は捨てられる。
【0066】
パワーパックは次いで消毒されるか、またはきれいにされる。パワーパック101は、水没されるか、または滅菌されるべきではない。
【0067】
図3〜6および図12〜19を参照して、外科デバイス100は、パワーパック101を含む。パワーパック101は、内側ハンドルハウジング110を含み、内側ハンドルハウジング110は、下ハウジング部分104と、下ハウジング部分104から延び、および/またはその上に支持される上ハウハジング部分108とを有する。下ハウジング部分104および上ハウハジング部分108は、複数のファスナによって、遠位半分セクション110a、およびこの遠位半分セクション110aに接続可能な近位半分セクション110bに分離される。接合されるとき、遠位半分セクション110aおよび近位半分セクション110bは、その中にパワーパックコアアセンブリ106が位置される内部ハウジングキャビティ110cを有する内側ハンドルハウジング110を規定する。
【0068】
パワーパックコアアセンブリ106は、以下にさらに詳細が提示されるように、外科デバイス100の種々の動作を制御するように構成される。
【0069】
内側ハンドルハウジング110の遠位半分セクション110aは、その中にパワーパックコアアセンブリ106のコントロールプレート160を支持するように構成かつ適合されている遠位開口部111aを規定する。パワーパック101のコントロールプレート160は、パワーパック101がシェルハウジング10内に配置されるとき、シェルハウジング10の滅菌バリアプレートアセンブリ60のプレート62の後表面に対して当接する。
【0070】
図12を参照して、内側ハンドルハウジング110の遠位半分セクション110aは、シェルハウジング10の遠位トグルコントロールボタン30と作動的に位置合わせしている遠位トグルコントロールインターフェース130を支持する。使用において、パワーパック101がシェルハウジング10内に配置されるとき、トグルコントロールボタン30の作動は、トグルコントロールインターフェース130に対して力を働かせる。
【0071】
内側ハンドルハウジング110の遠位半分セクション110aはまた、右側の一対のコントロールインターフェース132a、132b、および左側の一対のコントロールインターフェース134a、134bを支持する。使用において、パワーパック101がシェルハウジング10内に配置されるとき、シェルハウジング10の遠位半分セクション10aの右側の一対のコントロールボタン32a、32bまたは左側の一対のコントロールボタン34a、34bの作動は、シェルハウジング110の遠位半分セクション110aの右側の一対のコントロールインターフェース132a、132b、または左側の一対のコントロールインターフェース134a、134bの個々の1つに対して力を働かせる。
【0072】
使用において、内側ハンドルハウジング110の遠位半分セクション110aの右側の一対のコントロールインターフェース132a、132bまたは左側の一対のコントロールインターフェース134a、134bは、シェルハウジング10が有効にされなければ、作動されないか、または機能しない。
【0073】
内側ハンドルハウジング110の近位半分セクション110bは、右側のコントロールアパーチャ136aおよび左側のコントロールアパーチャ136bを規定する。使用において、パワーパック101がシェルハウジング10内に配置されるとき、シェルハウジング10の近位半分セクション10bの右側のコントロールボタン36aまたは左側のコントロールボタン36bの1つの作動は、右側のコントロールボタン36aまたは左側のコントロールボタン36bを、内側ハンドルハウジング110の近位半分セクション110bの右側のコントロールアパーチャ136aまたは左側のコントロールアパーチャ136b中に、そしてそれを横切って延ばす。
【0074】
図12〜19を参照して、内側ハンドルハウジング110は、パワーパックコアアセンブリ106が位置されるハウジングを提供する。パワーパックコアアセンブリ106は、外科デバイス100の任意の電気的構成要素にパワーを供給するように構成されるバッテリ回路140、コントローラ回路ボード142および再充電可能なバッテリ144を含む。コントローラ回路ボード142は、モータコントローラ回路ボード142a、主コントローラ回路ボード142b、ならびにモータコントローラ回路ボード142aおよび主コントローラ回路ボード142bを相互接続する第1のリボンケーブル142cを含む。
【0075】
パワーパックコアアセンブリ106はさらに、主コントローラ回路ボード142b上に支持されるディスプレイスクリーン146を含む。ディスプレイスクリーン146は、内側ハンドルハウジング110の近位半分セクション110b中に提供される、澄んでいるか、または透明なウインドウ110d(図12および17を参照のこと)を通じて見え得る。内側ハンドルハウジング110の少なくとも一部分は、透明な剛直なプラスチックなどから製作され得ることが予期される。シェルハウジング10は、その中に形成された(ディスプレイスクリーン146と、そして内側ハンドルハウジング110の近位半分セクション110bのウインドウ110dと視覚的に位置合わせされている)ウインドウを含み得るか、および/またはシェルハウジング10は、透明な剛直なプラスチックなどから製作され得るかのいずれかであることかまた予期される。
【0076】
パワーパックコアアセンブリ106はさらに、各々がコントローラ回路ボード142およびバッテリ144に電気的に接続される、第1のモータ152、第2のモータ154、および第3のモータ156を含む。モータ152、154、156は、モータコントローラ回路ボード142aおよび主コントローラ回路ボード142bとの間に配置される。各モータ152、154、156は、それから延びる個々のモータシャフト152a、154a、159aを含む。各モータシャフト152a、154a、156aは、回転力またはトルクを伝達するための3ローブ横断面プロフィールを有する。
【0077】
各モータ152、154、156は、個々のモータコントローラによって制御される。これらモータコントローラは、モータコントローラ回路ボード142a上に配置され、そして、例えば、Allegro Microsystems,Inc.からのA3930/31Kモータドライバである。このA3930/31Kモータドライバは、モータ152、154、156のような、N−チャネル外部パワーMOSFETを備えた3相のブラシレスDC(BLDC)モータを制御するために設計されている。モータコントローラの各々は、主コントローラ回路ボード142b上に配置される主コントローラに連結されている。主コントローラはまた、主コントローラ回路ボード142b上にまた配置されているメモリに連結される。この主コントローラは、例えば、1024キロバイトの内部フラッシュメモリを含む、Freescale Semiconductor,Inc,からのARM Cortex M4プロセッサである。主コントローラは、コントロールロジック信号(例えば、コースト、ブレーキなど)を提供するFPGAを通じてモータコントローラと通信する。モータコントローラのコントロールロジックは、次いで、固定周波数パルス幅調節(PWM)を用いてそれらの個々のモータ152、154、156に対応する通電信号を出力する。
【0078】
各モータ152、154、156はモータブラケット148上に支持され、モータシャフト152a、154a、156aは、モータブラケット148の個々のアパーチャ内に回転可能に配置される。図16および19に示されるように、モータブラケット148は、モータ152、154、156の個々のモータシャフト152a、154a、156aに対して鍵合わせされる3つの回転可能な駆動コネクタスリーブ152b、154b、156bを回転可能に支持する。駆動コネクタスリーブ152b、154b、156bは、パワーパック101がシェルハウジング10内に配置されるとき、シェルハウジング10のプレートアセンブリ60の個々のカップリングシャフト64a、64b、64cの近位端を回転不能に受容する。駆動コネクタスリーブ152b、154b、156bは各々、個々のモータ152、154、156から離る方へスプリング付勢される。
【0079】
個々のモータ152、154、156によるモータシャフト152a、154a、156aの回転は、外科デバイス100の種々の動作を実施するためにアダプタ200のシャフトおよび/またはギア構成要素を駆動するために機能する。特に、パワーパックコアアセンブリ106のモータ152、154、156は、SULU400のツールアセンブリ404をSULU400の近位本体部分402に対して選択的に動かすためにSULU400を長手軸「X」の周りに回転させるために、カートリッジアセンブリ408をSULU400のアンビルアセンブリ406に対して移動させるために、そして/またはSULU400のカートリッジアセンブリ408内からステープルを発射するアダプタ200のシャフトおよび/またはギア構成要素を駆動するように構成される。
【0080】
モータブラケット148はまた、電気レセプタクル149を支持する。電気レセプタクル149は、第2のリボンケーブル142dによって主コントローラ回路ボード142bと電気的に接続している。電気レセプタクル149は、シェルハウジング10のプレートアセンブリ60の通過コネクタ66から延びる個々の電気接触またはブレードを受容するための複数の電気スロットを規定する。
【0081】
使用において、アダプタ200が外科デバイス100に嵌合するとき、外科デバイス100のシェルハウジング10のプレートアセンブリ60のカップリングシャフト64a、64b、64cの各々は、アダプタ200の対応する回転可能なコネクタスリーブ218、220、222と連結する(図22を参照のこと)。この点について、対応する第1のカップリングシャフト64aと第1のコネクタスリーブ218との間のインターフェース、対応する第2のカップリングシャフト64bと第2のコネクタスリーブ220との間のインターフェース、および対応する第3のカップリングシャフト64cと第3のコネクタスリーブ222との間のインターフェースは、外科デバイス100のカップリングシャフト64a、64b、64cの各々の回転がアダプタ200の対応するコネクタスリーブ218、220、222の対応する回転を引き起こすように鍵合わせされる。
【0082】
外科デバイス100のカップリングシャフト64a、64b、64cのアダプタ200のコネクタスリーブ218、220、222との嵌合は、回転力が、3つの個々のコネクタインターフェースの各々を通じて独立に伝達されることを可能にする。外科デバイス100のカップリングシャフト64a、64b、64cは、個々のモータ152、154、156によって独立に回転されるように構成される。
【0083】
外科デバイス100のカップリングシャフト64a、64b、64cの各々は、アダプタ200の個々のコネクタスリーブ218、220、222と鍵合わせされ、および/または実質的に回転不能であるインターフェースを有するので、アダプタ200が外科デバイス100に連結されるとき、回転力(単数または複数)が、外科デバイス100のモータ152、154、156からアダプタ200に選択的に移される。
【0084】
外科デバイス100のカップリングシャフト64a、64b、64c(単数または複数)の選択的回転は、外科デバイス100がSULU400の異なる機能を選択的に作動することを可能にする。以下でより詳細に論議されるように、外科デバイス100の第1のカップリングシャフト64aの選択的かつ独立した回転は、選択的かつ独立した、SULU400のツールアセンブリ404の開放および閉鎖、およびSULU400のツールアセンブリ404のステープル留め/切断構成要素の駆動に対応する。また、外科デバイス100の第2のカップリングシャフト64aの選択的かつ独立した回転は、長手軸「X」(図21を参照のこと)を横切るSULU400のツールアセンブリ404の選択的かつ独立した関節運動に対応する。さらに、外科デバイス100の第3のカップリングシャフト64cの選択的かつ独立した回転は、長手軸「X」(図21を参照のこと)の周りのSULU400の外科デバイス100に対する選択的かつ独立した回転に対応する。
【0085】
図12〜19を参照し、パワーパックコアアセンブリ106はさらに、内側ハンドルハウジング110の遠位半分セクション110a内でトグルコントロールインターフェース130の下の位置でかつそれと位置合わせされて支持されるスイッチアセンブリ170、右側の一対のコントロールインターフェース132a、132b、および左側の一対のコントロールインターフェース134a、134bを含む。スイッチアセンブリ170は、パワーパック101が外側シェルハウジング10内に配置されるとき、外側シェルハウジング10のトグルコントロールボタン30のステム30aの周りに整列される4つのプッシュボタンスイッチ172a〜172dの第1のセットを含む。スイッチアセンブリ170はまた、パワーパック101が外側シェルハウジング10内に配置されるとき、内側ハンドルハウジング110の遠位半分セクション110aの右側の一対のコントロールインターフェース132a、132bの下に配置されるプッシュボタンスイッチ174a、174bの第2の対を含む。スイッチアセンブリ170はさらに、パワーパック101が外側シェルハウジング10内に配置されるとき、内側ハンドルハウジング110の遠位半分セクション110aの左側の一対のコントロールインターフェース134a、134bの下に配置されるプッシュボタンスイッチ176a、176bの第3の対を含む。
【0086】
パワーパックコアアセンブリ106は、内側ハンドルハウジング110の近位半分セクション110bの右側のコントロールアパーチャ136aの下に配置される単一の右側のプッシュボタンスイッチ178a、および内側ハンドルハウジング110の近位半分セクション110bの左側のコントロールアパーチャ136bの下に配置される単一の左側のプッシュボタンスイッチ178bを含む。プッシュボタンスイッチ178a、178bは、コントローラ回路ボード142上に支持される。プッシュボタンスイッチ178a、178bは、パワーパック101が外側シェルハウジング10内に配置されるとき、シェルハウジング10の近位半分セクション110bの右側のコントロールボタン36aおよび左側のコントロールボタン36bの下に配置される。
【0087】
トグルコントロールボタン30の下方への作動に対応するプッシュボタンスイッチ172cの作動は、SULU400のツールアセンブリ404を閉じ、そして/またはSULU400のカートリッジアセンブリ408内からステープルを発射するように、コントローラ回路ボード142が、モータ152に適切な信号を提供するようにする。
【0088】
トグルコントロールボタン30の上方への作動に対応するプッシュボタンスイッチ172aの作動は、ステープルスレッドを退却し、そしてSULU400のツールアセンブリ404を開くように、コントローラ回路ボード142が、モータ152に適切な信号を提供するようにする。
【0089】
トグルコントロールボタン30の右への作動に対応するプッシュボタン172dの作動は、ツールアセンブリ404をSULU400の本体部分402に対して右に関節運動するように、コントローラ回路ボード142が、モータ152に適切な信号を提供するようにする。同様に、トグルコントロールボタン30の左への作動に対応するプッシュボタン172bの作動は、ツールアセンブリ404をSULU400の本体部分402に対して左に関節運動するように、コントローラ回路ボード142が、モータ152に適切な信号を提供するようにする。
【0090】
右側の一対のコントロールボタン32a、32bまたは左側の一対のコントロールボタン34a、34bの個々の作動に対応する、(ユーザの右手の親指による)スイッチ174a、174bまたは(ユーザの左手の親指による)スイッチ176a、176bの作動は、SULU400を外科デバイス100に対して回転させるように、コントローラ回路ボード142が、モータ154に適切な信号を提供するようにする。詳細には、コントロールボタン32aまたは34aの作動は、SULU400を外科デバイス100に対して第1の方向に回転させ、その一方、コントロールボタン32bまたは34bの作動は、SULU400を外科デバイス100に対して反対の、例えば第2の方向に回転させる。
【0091】
使用において、SULU400のツールアセンブリ404は、必要に応じて、および/または所望により開放状態と閉鎖状態との間で作動される。SULU400のツールアセンブリ404が閉鎖状態にあるとき、SULU400を発射し、そこからファスナを駆出するために、安全スイッチ178aまたは178bが押し下げられ、それによって、外科デバイス100にSULU400がそこからファスナを駆出する準備が整っていることを命令する。
【0092】
図12および14を参照して、外科デバイス100のパワーパックコアアセンブリ106は、コントローラ回路ボード142の主コントローラ回路ボード142b上に支持されるUSBコネクタ180を含む。USBコネクタ180は、パワーパックコアアセンブリ106のコントロールプレート160を通じてアクセス可能である。パワーパック101が外側シェルハウジング10内に配置されるとき、USBコネクタ180は、シェルハウジング10の滅菌バリアプレートアセンブリ60のプレート62によって覆われる。
【0093】
図1および図20〜52に示されるように、外科デバイス100は、アダプタ200との選択的な接続のために構成され、そして、次に、アダプタ200はSULU400との選択的な接続のために構成される。
【0094】
アダプタ200は、図54に示されるように、そして以下でより詳細に論議されるように、外科デバイス100の駆動コネクタスリーブ152bまたは156bのいずれかの回転を、SULU400の駆動アセンブリ460および関節運動リンク466を動作するために有用な軸方向の並進に転換するように構成されている。
【0095】
アダプタ200は、外科デバイス100の第1の駆動コネクタスリーブ152aと、SULU400の第1の軸方向に並進可能な駆動部材とを相互接続するための第1の駆動伝達/変換アセンブリを含み、ここで、この第1の駆動伝達/変換アセンブリは、外科デバイス100の第1の駆動コネクタスリーブ152aの回転を、発射のために、SULU400の第1の軸方向に並進可能な駆動アセンブリ460の軸方向並進に変換および伝達する。
【0096】
アダプタ200は、外科デバイス100の第3の駆動コネクタスリーブ156bと、SULU400の第2の軸方向に並進可能な駆動部材とを相互接続するための第2の駆動伝達/変換アセンブリを含み、ここで、この第2の駆動伝達/変換アセンブリは、外科デバイス100の第3の駆動コネクタスリーブ156bの回転を、関節運動のために、SULU400の関節運動リンク466の軸方向並進に変換および伝達する。
【0097】
ここで図21〜47を参照して、アダプタ200は、外側ノブハウジング202およびノブハウジング202の遠位端から延びる外側チューブ206を含む。ノブハウジング202および外側チューブ206は、アダプタアセンブリ200の構成要素を収容するように構成され、かつそのような寸法である。外側チューブ206は、内視鏡挿入のための寸法であり、特に、この外側チューブは、代表的なトロカールポート、カニューレなどを通過可能である。ノブハウジング202は、トロカールポート、カニューレなどに入らないような寸法である。ノブハウジング202は、外科デバイス100のハンドルハウジング102の接続部分108に接続するように構成され、かつそのように適合されている。
【0098】
図54に示されるように、そして以下でより詳細に記載されるように、アダプタ200は、外科デバイス100の第1または第2のカップリングシャフト64a、64bのいずれかの回転を、SULU400の駆動アセンブリ460および関節運動リンク466を動作するために有用である軸方向並進に変換するように構成される。図26および38〜47に示されるように、アダプタ200は、近位内側ハウジングアセンブリ204を含み、近位内側ハウジングアセンブリ204は、その中に、第1の回転可能な近位駆動シャフト212、第2の回転可能な近位駆動シャフト214、および第3の回転可能な近位駆動シャフト216を回転可能に支持する。各近位駆動シャフト212、214、216は、以下により詳細に記載されるように、外科デバイス100の個々のカップリングシャフト64a、64bおよび64cからの回転力を受けるために回転受容部材として機能する。
【0099】
上記で簡単に説明したように、アダプタ200の駆動カップリングアセンブリ210はまた、互いと共通平面または共通線に整列される第1、第2および第3のコネクタスリーブ218、222および220をそれぞれ回転可能に支持するように構成されている。各コネクタスリーブ218、222および220は、上記のように、外科デバイス100の個々の第1、第2および第3のカップリングシャフト64a、64cおよび64bと嵌合するように構成されている。コネクタスリーブ218、222および220の各々はさらに、アダプタ200の個々の第1、第2および第3の近位駆動シャフト212、214、216の近位端と嵌合するように構成されている。
【0100】
アダプタ200の駆動カップリングアセンブリ210はまた、図26、38および41〜44に示されるように、個々の第1、第2および第3のコネクタスリーブ218、220、222の遠位方向に配置される第1、第2および第3の付勢部材224、226および228を含む。付勢部材224、226および228の各々は、個々の第1、第2および第3の回転可能な近位駆動シャフト212、214および216の周りに配置される。付勢部材224、226および228は、個々のコネクタスリーブ218、220、222に対し作用し、アダプタ200が外科デバイス100に接続されるとき、外科デバイス100の個々のカップリングシャフト64a、64cおよび64bの遠位端と係合された状態にコネクタスリーブ218、220、222を支援して維持する。
【0101】
特に、第1、第2および第3の付勢部材224、226および228は、個々のコネクタスリーブ218、222および220を近位方向に付勢するように機能する。このようにして、アダプタ200が外科デバイス100に接続される、外科デバイス100の接続の間に、第1、第2およびまたは第3のコネクタスリーブ218、222および/または220(単数または複数)が外科デバイスのカップリングシャフト64a、64cおよび64bと誤整列されるとき、第1、第2および/または第3の付勢部材224、226および/または228(単数または複数)は圧縮される。それ故、外科デバイス100が動作されるとき、外科デバイス100のカップリングシャフト64a、64cおよび64bが回転し、そして第1、第2および/または第3の付勢部材224、226および/または228(単数または複数)は、個々の第1、第2およびまたは第3のコネクタスリーブ218、222および/または220(単数または複数)を近位方向に戻してスライドさせ、外科デバイス100のカップリングシャフト64a、64cおよび64bを、駆動カップリングアセンブリ210の第1、第2および/または第3の近位駆動シャフト212,214および216(単数または複数)に効率的に接続する。
【0102】
アダプタ200は、各々が内側ハウジングアセンブリ204および外側チューブ206内に配置される複数の力/回転伝達/変換アセンブリを含む。各力/回転伝達/変換アセンブリは、外科デバイス100の第1、第2および第3の回転可能なカップリングシャフト64a、64cおよび64cの回転の速度/力を、そのような回転の速度/力のSULU400への伝達の前に、伝達/変換(例えば、増加または低減)するように構成され、かつそのように適合されている。
【0103】
詳細には、図26に示されるように、アダプタ200は、内側ハウジングアセンブリ204および外側チューブ206内にそれぞれ配置される、第1、第2および第3の力/回転伝達/変換アセンブリ240、250、260を含む。各力/回転伝達/変換アセンブリ240、250、260は、外科デバイス100の第1、第2および第3のカップリングシャフト64a、64cおよび64cの回転を、SULU400の関節運動を達成するために、アダプタ200の関節運動バー258の軸方向並進に;アダプタ200の回転を達成するために、アダプタ200のリングギア266の回転に;またはSULU400の閉鎖、開放および発射を達成するために、アダプタ200の遠位駆動部材248の軸方向並進に、伝達または変換するように構成され、かつそのように適合されている。
【0104】
図26および41〜45に示されるように、第1の力/回転伝達/変換アセンブリ240は、上記のように、内側ハウジングアセンブリ204内に回転可能に支持されている第1の回転可能な近位駆動シャフト212を含む。第1の回転可能な近位駆動シャフト212は、外科デバイス100の個々の第1のカップリングシャフト64aに接続されている第1のコネクタ218との接続のために構成されている非円形または成形された近位端部分を含む。第1の回転可能な近位駆動シャフト212は、ねじのある外側プロフィールまたは表面を有する遠位端部分212bを含む。
【0105】
第1の力/回転伝達/変換アセンブリ240はさらに、駆動カップリングナット244を含み、駆動カップリングナット244は、第1の回転可能な近位駆動シャフト212のねじのある遠位端部分212bに回転可能に連結され、そして外側チューブ206内にスライド可能に配置されている。駆動カップリングナット244は、第1の回転可能な近位駆動シャフト212が回転されるとき、回転が防がれるように、外側チューブ206の近位コアチューブ部分内にスライド可能に鍵合わせされている。このようにして、第1の回転可能な近位駆動シャフト212が回転され、駆動カップリングナット244は、第1の回転可能な近位駆動シャフト212のねじのある遠位端部分212bに沿って、そして、順に、外側チューブ206を通じ、および/またはそれに沿って並進される。
【0106】
第1の力/回転伝達/変換アセンブリ240はさらに、駆動カップリングナット244と機械的に係合されている遠位駆動部材248を含み、駆動カップリングナット244の軸方向の動きが、遠位駆動部材248の対応する量の軸方向の動きを生じる。遠位駆動部材248の遠位端部分は、SULU400の駆動アセンブリ460の駆動部材474(図54)との選択的係合のために構成され、かつそのような寸法の接続部材247を支持する。駆動カップリングナット244および/または遠位駆動部材248は、以下でより詳細に記載されるように、SULU400の構成要素への力伝達部材として機能する。
【0107】
動作において、外科デバイス100の第1のカップリングシャフト64aの回転の結果としての第1のコネクタスリーブ218の回転に起因して、第1の回転可能な近位駆動シャフト212が回転されるとき、駆動カップリングナット244は、第1の遠位駆動シャフト242に沿って軸方向に並進される。駆動カップリングナット244が第1の遠位駆動シャフト242に沿って軸方向に並進されるとき、遠位駆動部材248は、外側チューブ206に対して軸方向に並進される。遠位駆動部材248が、接続部材247が遠位駆動部材295に接続され、そしてSULU400の駆動アセンブリ460の駆動部材474(図54)と係合された状態で軸方向に並進されるとき、遠位駆動部材248は、SULU400の駆動部材474の同時の軸方向並進を引き起こし、ツールアセンブリ404の閉鎖およびSULU400のツールアセンブリ404の発射を達成する。
【0108】
図26〜31、45および46を参照して、アダプタ200の第2の駆動コンバータアセンブリ250は、内側ハウジングアセンブリ204内に回転可能に支持される第2の近位駆動シャフト214を含む。この第2の近位駆動シャフト214は、外科デバイス100の個々の第2のカップリングシャフト64cに接続されている第2のコネクタまたはカップラ222との接続のために構成される非円形または成形された近位端部分を含む。第2の回転可能な近位駆動シャフト214はさらに、ねじのある外側プロフィールまたは表面を有する遠位端部分214bを含む。
【0109】
近位駆動シャフト214の遠位端部分214bは、関節運動ベアリングアセンブリ252の関節運動ベアリングハウジング252aとねじによって係合される。関節運動ベアリングアセンブリ252は、外側レース253aに対して独立に回転可能である内側レース253bを有する関節運動ベアリング253を支持するハウジング252aを含む。関節運動ベアリングハウジング252aは、内側ハウジングハブ204aの相補的ボア204c(図45および46)内に、スライド可能で、かつ回転不能に配置されている、非円形の外側プロフィール、例えば、涙滴形状を有する。
【0110】
アダプタの第2の駆動コンバータアセンブリ250はさらに、関節運動ベアリング253の内側レース253bに固定される近位部分258aを有する関節運動バー258を含む。関節運動バー258の遠位部分258bは、スロット258cを含み、スロット258cは、その中に、SULU400の関節運動リンク466(図54)のフラッグを受けるように構成されている。関節運動バー258は、以下により詳細に記載されるように、SULU400の構成要素への力伝達部材として機能する。
【0111】
さらに関節運動ベアリングアセンブリ252について、関節運動ベアリングアセンブリ252は、回転可能かつ長手方向に並進可能である。さらに、関節運動ベアリングアセンブリ252は、その顎部材406、408が接近位置にあるとき、および/または顎部材406、408が関節運動されるとき、SULU400の自由な妨げられない回転運動を可能にすることが想定される。
【0112】
動作において、第2の近位駆動シャフト214が、外科デバイス100の第2のカップリングシャフト64cの回転の結果として、第2のコネクタスリーブ222の回転に起因して回転されるとき、関節運動ベアリングアセンブリ252は、第2の近位駆動シャフト214のねじのある遠位端部分214bに沿って軸方向に並進され、これは、順に、関節運動バー258を外側チューブ206に対して軸方向に並進させる。関節運動バー258が軸方向に並進されるとき、SULU400の関節運動リンク466に連結されている関節運動バー258は、SULU400の関節運動リンク466の同時の軸方向並進を引き起こし、ツールアセンブリ404の関節運動を達成する。関節運動バー258は、関節運動ベアリング253の内側レース253bに固定され、そしてそれ故、関節運動ベアリング253の外側レース253aに対する長手軸X−Xの周りで自由に回転する。
【0113】
図26、38、39、43、44および47に示されるように、そして記載されるように、アダプタ200は、内側ハウジングアセンブリ204中に支持される第3の力/回転伝達/変換アセンブリ260を含む。第3の力/回転伝達/変換アセンブリ260は、外側ノブハウジング202中に固定して支持され、そしてそれに接続される回転リングギア266を含む。リングギア266は、ギア歯266a(図26)の内部アレイを規定する。リングギア266は、その外側エッジから突出する、一対の正反対で半径方向に延びる突出部266b(図26)を含む。突出部266bは、リングギア266の回転が外側ノブハウジング202の回転を生じるように(逆もまた同様)、ノブハウジング202中に規定される窪み内に配置される。
【0114】
第3の力/回転伝達/変換アセンブリ260はさらに、上記のように、内側ハウジングアセンブリ204内に回転可能に支持される第3の回転可能な近位駆動シャフト216を含む。第3の回転可能な近位駆動シャフト216は、外科デバイス100の個々の第3のコネクタ122に接続される第3のコネクタ220との接続のために構成される非円形または成形された近位端部分を含む。第3の回転可能な近位駆動シャフト216は、その遠位端に鍵合わせされる平歯車216aを含む。平歯車264を逆転することは、第3の回転可能な近位駆動シャフト216の平歯車216aをリングギア266のギア歯266aに相互係合する。
【0115】
動作において、外科デバイス100の第3のカップリングシャフト64bの回転の結果としての第3のコネクタスリーブ220の回転に起因して、第3の回転可能な近位駆動シャフト216が回転されるとき、第3の回転可能な近位駆動シャフト216の平歯車216aは、逆転するギア264を係合し、逆転するギア264を回転させる。逆転するギア264が回転するとき、リングギア266もまた回転し、それによって、外側ノブハウジング202を回転させる。外側ノブハウジング202が回転するとき、外側チューブ206はアダプタ200の長手軸「X」の周りで回転される。外側チューブ206が回転するとき、アダプタ200の遠位端部分に接続されているSULU400もまた、アダプタ200の長手軸の周りで回転される。
【0116】
アダプタ200はさらに、図22〜25に見られるように、その上に支持される取り付け/離脱ボタン272を含む。詳細には、ボタン272は、アダプタ200の駆動カップリングアセンブリ210から突出するステム273(図25、26、41および42)上に支持され、そしてステム273内またはその周りに配置される付勢部材274によって非作動状態に付勢される。ボタン272は、それとともに形成される、外科デバイス100のハンドルハウジング102の接続部分108の窪み108aに沿って規定される対応するリップまたはレッジ108bの後ろにスナップするように構成されているリップまたはレッジ272aを含む。ステム273は、作動の間にボタン272の安定性を改善/増加するために比較的より長い長さを有して示されてはいるが、ステム273は描写されている長さより相対的に短い長さを有し得ることが想定される。
【0117】
使用において、アダプタ200が外科デバイス100に接続されるとき、ボタン272のリップ272aは、外科デバイス100のハンドルハウジング102の接続部分108のリップ108bの後ろに配置され、アダプタ200および外科デバイス100を互いに固定かつ保持する。アダプタ200および外科デバイス100の互いからの離脱を許容するために、ボタン272は付勢部材274の付勢に対して押し下げられるか、または作動され、ボタン272のリップ272aと、外科デバイス100のハンドルハウジング102の接続部分108のリップ108bとの係合を外す。
【0118】
図23〜25および48〜52を参照して、アダプタ200はさらに、遠位駆動部材248の軸方向位置を固定するためのロック機構280を含む。ロック機構280は、外側ノブハウジング202上にスライド可能に支持されるボタン282を含む。ロックボタン282は、外側チューブ206を通って長手方向に延びる作動バー284に接続される。作動バー284は、ロックボタン282の移動の際に移動する。
【0119】
動作において、遠位駆動部材248の位置および/または配向をロックするために、ユーザは、ロックボタン282を遠位位置から近位位置に移動し(図25および41)、それによって、ロックアウト(図示はされていない)を近位方向に移動させ、ロックアウトの遠位面をカム作用部材288との接触から動かし、これは、カム作用部材288を遠位駆動部材248の窪み249中にカム接触させる。このようにして、遠位駆動部材248は、遠位および/または近位移動することが防がれる。ロックボタン282が近位位置から遠位位置に移動されるとき、作動バー284の遠位端は、付勢部材(図示はされていない)の付勢に対して、ロックアウト(図示はされていない)中に遠位方向に移動し、カム作用部材288を窪み249から押し、それによって遠位駆動部材248の妨害されない軸方向並進および半径方向移動を可能にする。
【0120】
図32〜39を参照して、アダプタ200は、外側ノブハウジング202および内側ハウジングアセンブリ204上またはその中に支持される電気アセンブリ290を含む。電気アセンブリ290は、外科デバイス100のシェルハウジング10のプレートアセンブリ60の通過コネクタ66への電気的接続のために回路ボード294上に支持される複数の電気接触ブレード292を含む。電気アセンブリ290は、外科デバイス100のパワーパックコアアセンブリ106の電気レセプタクル149を通じて外科デバイス100の回路ボードへの較正および通信情報(例えば、ライフサイクル情報、システム情報、力情報)を可能にするために供される。
【0121】
電気アセンブリ290はさらに、回路ボード294に電気的に接続されるひずみゲージ296を含む。ひずみゲージ296には、内側ハウジングアセンブリ204のハブ204aのステム204dを受容するように構成かつ適合されているノッチ296aが提供される。ハブ204aのステム204dは、ひずみゲージ296の回転移動を制限するように機能する。図32、35および39に示されるように、第1の回転可能な駆動シャフト212は、ひずみゲージ296を通って延びている。ひずみゲージ296は、第1の回転可能な駆動シャフト212によって示される発射/クランプ留め負荷に対して閉鎖ループフィードバックを提供する。
【0122】
電気アセンブリ290はまた、外側チューブ206の駆動カップリングナット244に沿って回転不能かつスライド可能に配置されたスリップリング298を含む。スリップリング298は、回路ボード294と電気接続されている。スリップリング298は、第1の回転可能な近位駆動シャフト212の回転および駆動カップリングナット244の軸方向並進を許容するように機能し、その一方、その電気接触リング298aの、アダプタ200内の少なくとも別の電気的構成要素との電気的接触をなお維持し、そして同時に他の電気的構成要素が第1の回転可能な近位駆動シャフト212および駆動カップリングナット244の周りで回転することを許容する。
【0123】
電気アセンブリ290は、駆動カップリングナット244の周りに位置されるスリップリングカニューレまたはスリーブ299を含み得、スリップリング298から延びる任意のワイアを保護および/または遮蔽する。
【0124】
ここで、図26、33および35を参照して、内側ハウジングアセンブリ204は、遠位方向に配向された環状壁204bを有するハブ204aを含み、環状壁204bは、実質的に円形の外側プロフィールを規定し、そして実質的に涙滴形状の内側窪みまたはボア204cを規定する。ハブ204aのボア204cは、その中に関節運動ベアリングアセンブリ252をスライド可能に受容するような形状および寸法である。
【0125】
内側ハウジングアセンブリ204は、ハブ204aの遠位方向に配向された環状壁204bの遠位面に固定されるリングプレート254a(図26)を含む。プレート254aは、それを通るアパーチャを規定し、アパーチャは、第2の近位駆動シャフト214と整列し、そして第2の近位駆動シャフト214の遠位先端214cを回転可能に受容するようなサイズにされ、プレート254aに形成される。このように、第2の近位駆動シャフト214の遠位先端214cは支持され、そして、第2の近位駆動シャフト214が回転され関節運動ベアリングアセンブリ252を軸方向に並進するとき、第2の近位駆動シャフト214の長手方向の回転軸から離れて半径方向に動くことが防がれる。
【0126】
図35に示されるように、ハブ204aは、そこから突出する特徴(例えば、ステムなど)204dを規定し、特徴204dは、電気アセンブリ290のひずみゲージ296のノッチ296aを係合し、外科デバイス100が動作されるときシャフト212によって経験される力を測定するように機能する。
【0127】
図26および38を参照し、内側ハウジングアセンブリ204のプレートブッシング230が示され、そして説明される。プレートブッシング230は、内側ハウジングアセンブリ204のハブ204aを横切って延び、そして固定部材によってハブ204aに固定される。プレートブッシング230は、3つのアパーチャ230a、230b、230cを規定し、3つのアパーチャ230a、230b、230cは、その中に個々の第1、第2および第3の駆動シャフト212、214、216と整列され、そしてそれらを回転可能に受容する。プレートブッシング230は表面を提供し、その表面に対して第1、第2および第3の付勢部材224、226および228が接触するか、または着座する。
【0128】
図48〜52を参照して、アダプタ200は、外側チューブ206の遠位部分206bから遠位方向に延びる遠位キャップ208を含む。アダプタ200はさらに、スイッチ320、センサリンクまたはスイッチアクチュエータ340、環状部材360、および作動バー284を含み、各々は外側チューブ206内に配置されている。スイッチ320は、SULU400の外側チューブ206の遠位部分206bへの連結に応答して、トグル動作するように構成されている。スイッチ320は、SULU400のメモリ(図示はされていない)に連結するように構成されている。SULU400のメモリは、SULU400に関係するデータを記憶するように構成され、そして外側チューブ206の遠位部分206bに連結されているSULU400に応答して外科デバイス100のコントローラ回路ボード142にデータを提供するように構成されている。スイッチ320は、外側チューブ206の遠位部分206b内に配置され、そして近位方向に配向されている。スイッチ320は、外科デバイス100のコントローラ回路ボード142と電気的に接続されているプリント回路ボード322上に搭載され、以下でさらに詳細に記載されるように、スイッチ320のトグル操作に際し、スイッチ320は、SULU400が外側チューブ206の遠位部分206bに係合されているか、またはSULU400が外側チューブ206の遠位部分206bから脱係合されていることを外科デバイス100に通信する。
【0129】
アダプタ200は、図48および51に示されるように、外側チューブ206の遠位部分206b内にスライドして配置されるスイッチアクチュエータ340を含む。スイッチアクチュエータ340は、図48および51に示されるような近位位置48と、図63に示されるような遠位位置との間を長手方向に移動可能である。スイッチアクチュエータ340は、近位位置と遠位位置との間の移動の間にスイッチ320をトグルする。
【0130】
スイッチアクチュエータ340は、近位端部分342aおよび遠位端部分342bを有する。スイッチアクチュエータ340の近位端部分342aは内側表面344を含み、これは、その中に配置されるコイルスプリング348を有する細長い開口部346を規定する。コイルスプリング348は、内側表面344の遠位端344aと、開口部346を通って突出する内側ハウジング314の突出部350との間で開口部346内に固定される。
【0131】
スイッチアクチュエータ340の遠位端部分342bは、テーパ状部分352aを有する延長部352を含む。延長部352は、環状部材360が延長部352に対して選択された配向にあるとき、環状部材360の第1の表面特徴376aに係合され、スイッチアクチュエータ340は近位位置に維持される。スイッチアクチュエータ340はさらに、その中間部分356から延びるタブ354を含む。コイルスプリング348は、図48、61および63に示されるように、遠位位置に向かってスイッチアクチュエータ340を弾性的に付勢し、遠位位置において、タブ354は、スイッチ320を作動または押し下げる。
【0132】
図48〜52を参照して、アダプタ200は、外側チューブ206の内側ハウジング314内に回転可能に配置される環状部材360を含む。環状部材360は、以下により詳細に記載されるように、近位端362aから遠位端362bまで延び、そしてSULU400の内側ハウジング410bの配置のために構成される、それを通る円筒形経路364を規定する。環状部材360は、その長さに沿って、SULU400の内側ハウジング410bのフィン420(図66〜68)のスライドする配置のために構成されるその長さに沿った細長いスロット368を規定する長手バー366を含む。近位端362aは第1のリング370aを含み、そして遠位端362bは、長手バー366に沿って第1のリング370aから間隔を置いた第2のリング370bを含む。第1のリング370aは、ワイア374を通じてスイッチ320に電気的に連結される一対の電気接触372を含む。以下でより詳細に記載されるように、電気接触372は、SULU400の対応する電気接触を係合するように構成され、スイッチ320および環状部材360は、それらの間でSULU400に関係するデータを移行し得る。環状部材360の一部の形状はリング形状であることが企図される。
【0133】
図51と52とを詳細に参照して、環状部材360はまた、各々が第2のリング370bから延びる第1の表面特徴376aおよび第2の表面特徴またはタブ376bを含む。環状部材360の表面特徴376aは、SULU400の第1の表面特徴またはラグ412a(図61〜64)とインターフェースするように構成され、環状部材360は、SULU400によって、かつそれとともに回転可能である。詳細には、表面特徴376aは、その中に、SULU400の対応した形状の第1のラグ412aとの嵌合係合のために構成される四角形の構成を有するキャビティ378を規定する。キャビティ378は、SULU400のアダプタ200中への挿入の際にSULU400の第1のラグ412a(図57および58)を捕捉するような形状および寸法であり、環状部材360はSULU400とともにそれによって回転可能である。環状部材360の表面特徴376aはまた、スイッチアクチュエータ340の延長部352と当接するように構成され、スイッチアクチュエータ340を近位位置に維持する。
【0134】
環状部材360は、第1の配向と第2の配向との間で回転可能である。第1の配向において、図51および52に示されるように、環状部材360の表面特徴376aは、遠位キャップ208の近位リップ208aとスイッチアクチュエータ340の延長部352との間に捕捉される。この構成では、表面特徴376aは、スイッチアクチュエータ340の近位位置から遠位位置までの遠位運動を防ぎ、それによって、スイッチアクチュエータ340のタブ354をスイッチ320との係合から外れて維持する。従って、環状部材360の表面特徴376aは、スイッチ320との係合から外れてスイッチアクチュエータ340を近位位置に維持すること、およびSULU400と環状部材360との間のインターフェースを提供するためにキャビティ378中にSULU400の第1のラグ412aを捕捉することの両方のための2つの機能を有する。
【0135】
使用において、SULU400は、アダプタ200の外側チューブ206の遠位端内に挿入され、図61に示されるように、SULU400の第1のラグ412aを環状部材360の第1の表面特徴376aと嵌合する。SULU400は、矢印「C」によって示される方向(図63)に回転され、環状部材360の回転を第1の配向から第2の配向に駆動する。環状部材360の第1の配向から第2の配向への回転は、環状部材360の表面特徴376aをスイッチアクチュエータ340の延長部352から外し、スイッチアクチュエータ340のコイルスプリング348が、スイッチアクチュエータ340を遠位位置に向かって付勢し、そこで図63に示されるように、スイッチ320はトグルされる。
【0136】
図52を続けて参照し、環状部材360はさらに、第2のリング370bから延びる突出部またはタブ376bを含む。タブ376bは平面状の構成を有し、そしてSULU400がアダプタ200に係合されないとき、内側ハウジング314内で環状部材360の不注意の回転に抗し、および/または防ぐように構成されている。図52を詳細に参照して、環状部材360が第1の配向にあるとき、タブ376bは、遠位キャップ208の突出部208bと作動バー284の遠位端284aとの間に固定される。環状部材360の第1の配向から第2の配向までの回転は、以下に記載されるように、作動バー284が第2の構成まで移動されるまで、抗され、および/または防がれる。このようにして、タブ376bは、環状部材360の第1の表面特徴376aがスイッチアクチュエータ340の延長部352と接していることが維持されることを確実にし、それによって、スイッチアクチュエータ340を、SULU400がアダプタ200に係合されるまで近位位置に維持する。
【0137】
図52、62および64を参照して、そして上記で簡単に論議されたように、アダプタ200はさらに、外側ノブハウジング202上にスライド可能に支持されるボタン282を有するロック機構、およびボタン282から延びる作動バー284を含む。作動バー284は、外側チューブ206を通って長手方向に延びる。詳細には、作動バー284は、図64に示されるように、アダプタ200の内側ハウジング314内またはそれに沿ってスライド可能に配置され、そして第1の構成に向かって弾性的に付勢される。第1の構成では、作動バー284の延長部284aは、遠位キャップ208と係合される。作動バー284の延長部284aは、SULU400のアダプタ200中への挿入および回転に際し、SULU400の第2のラグ412b(図64)との係合のために構成される。図62に示されるように、SULU400は、第1の構成でアダプタ200および作動バー284を係合し、SULU400の第2のラグ412bは、作動バー284の延長部284aおよび遠位キャップ208によって規定されるエンクロージャ286中に捕捉される。
【0138】
図1および54〜56に示されるように、SULUは、400として指定される。SULU400は、近位本体部分402およびツールアセンブリ404を含む。近位本体部分402は、アダプタ200の遠位キャップ208に離脱可能に取り付けられ、そしてツールアセンブリ404は、近位本体部分402の遠位端に枢動可能に取り付けられる。ツールアセンブリ404はアンビルアセンブリ406およびカートリッジアセンブリ408を含む。カートリッジアセンブリ408は、アンビルアセンブリ406に対して枢動し、そして開放または非クランプ位置とトロカールのカニューレを通した挿入のための閉鎖またはクランプ位置との間で移動可能である。近位本体部分402は、少なくとも、駆動アセンブリ460および関節運動リンク466を含む。
【0139】
図54を参照して、駆動アセンブリ460は、遠位端および近位係合セクションを有する可撓性の駆動ビーム464を含む。係合セクションの近位端は、中空の駆動部材474を係合し、駆動部材474をビーム464の近位端にしっかりと固定する正反対で内方に延びるフィンガを含む。駆動部材474は、SULU400がアダプタ200の遠位キャップ208に取り付けられるとき、アダプタ200の第1の駆動コンバータアセンブリ240の駆動チューブ246の接続部材247を受容する近位ポート穴を規定する。
【0140】
SULU400の近位本体部分402は、SULU400の近位端から延びるフック状近位端を有する関節運動リンク466を含む。
【0141】
図54に示されるように、ツールアセンブリ404のカートリッジアセンブリ408は、キャリア中に離脱可能に支持されるステープルカートリッジを含む。このステープルカートリッジは、中央長手スロット、およびこの長手スロットの各側に位置されるステープル保持スロットの3つの直線状の列を規定する。ステープル保持スロットの各々は、単一のステープルおよびステープルプッシャの一部を受容する。外科デバイス100の動作の間、駆動アセンブリ460は作動スレッドに接し、そして作動スレッドを、カートリッジを通じて押す。作動スレッドがカートリッジを通って移動するとき、作動スレッドのカムウェッジは、ステープルプッシャを順次係合し、ステープル保持スロット内でステープルプッシャを垂直に動かし、そしてアンビルアセンブリ406のアンビルプレートに対する形成のために、そこから単一のステープルを順次射出する。
【0142】
アダプタ200からSULU400を完全に外すため、SULU400は、遠位キャップ208を通って、そしてアダプタ200の外側チューブ206から遠位方向に軸方向に並進される。外科デバイス100がSULU400がアダプタ200に係合されていないことを検出する際、パワーがアダプタ200から切断され得、そしてアラーム(例えば、音響および/または視覚指標)、およびその組み合わせが発せられても良いことが予期される。
【0143】
図54〜60を参照して、SULU400はさらに、外側ハウジング410aおよび外側ハウジング410a内に配置される内側ハウジング410bを含む。第1および第2のラグ412a、412bが各々外側ハウジング410aの近位端414の外側表面上に配置される。第1のラグ412aは、アダプタ200の環状部材360の表面特徴376aのキャビティ378に対応する実質的に矩形の断面を有する。第2のラグ412bは、アダプタ200の遠位キャップ208の内側溝208cに対応する実質的に矩形の断面を有する。外側ハウジング410aの近位端414は、アダプタ200を係合するために遠位キャップ208を通って挿入されるべきサイズおよび寸法である。
【0144】
外側ハウジング410aは、その最も近位のエッジに第1のノッチ416aおよび第2のノッチ416bを規定する。第1のノッチ416aは、内側ハウジング410bから延びるテーパ状のフィン420のスライドさせて受容するために構成される。フィン420の少なくも一部分は、環状部材360の長手バー366中に規定されるスロット468中の配置のために構成され、内側ハウジング410bの環状部材360への挿入を容易にする。第2のノッチ416bは、内側ハウジング410bの一対の平行な弾性フィンガ422とのスナップフィット係合のために構成される。第2のノッチ416bは、概して、その中に規定される一対の溝418を備えた矩形構成を有する。各フィンガ422は、第2のノッチ416bの1つの個々の溝418との嵌合係合のために構成される嵌合部424を有する。外側ハウジング410aはさらに、その内部表面428中に規定され、そして第1のノッチ416bのいずれかの側に配置される一対のチャネル426を規定する。外側ハウジング410aの各チャネル426は、以下により詳細に記載されるように、内側ハウジング410bの電気接触430の部分の配置のために構成される。
【0145】
使用において、内側ハウジング410bのフィン420およびフィンガ422は、外側ハウジング410aの第1および第2のノッチ416a、416bとそれぞれ整列され、そして内側ハウジング410bは、フィンガ422の嵌合部分424が第2のノッチ416bの溝418に捕捉されるまで、外側ハウジング410a内で軸方向に並進され、外側ハウジング410a内に内側ハウジング410bを捕捉する。
【0146】
SULU400はさらに、内側ハウジング410b内またはその上に配置されるメモリ432を含む。メモリ432は、メモリチップ434およびメモリチップ434に電気的に接続される一対の電気接触430を含む。メモリチップ434は、SULU400に関する1つ以上のパラメータを記憶するように構成される。パラメータは、ローディングユニットのシリアル番号、ローディングユニットのタイプ、ローディングユニットのサイズ、ステープルサイズ、ローディングユニットが発射されたか否かを識別する情報、ローディングユニットの長さ、ローディングユニットの使用の最大数、およびそれらの組み合わせを含む。メモリチップ434は、SULU400のアダプタ200との係合に際し、電気接触430を通じ、SULU400の存在および本明細書に記載のSULU400のパラメータのうちの1以上を外科デバイス100に通信するように構成される。
【0147】
電気接触430は、内側ハウジング410bの外側表面上に配置され、そしてSULU400のアダプタ200中への挿入に際し、環状部材360の電気接触372を係合するように構成される。各電気接触430の近位端は、図57および58に示されるように、内側ハウジング410bが外側ハウジング410a内に固定されるとき、SULU400の外側ハウジング410aの最も近位のエッジを超えて延びる屈曲部分436を有する。SULU400の電気接触430の屈曲部分436は、SULU400のアダプタ200の環状部材360内の挿入に際し、環状部材360の電気接触372を係合する。接触372と接触430との間のこの接続は、SULU400のメモリチップ434と外科デバイス100のコントローラ回路ボード142との間の通信を可能にする。特に、外科デバイス100のコントローラ回路ボード142は、SULU400に関係する1つ以上のパラメータおよびSULU400がアダプタ200に係合されているということを受ける。
【0148】
動作において、SULU400は、図61〜65に示されるように、アダプタ200の外側チューブ206の遠位端206b中に挿入され、環状部材360の表面特徴376aのキャビティ378内でSULU400の第1のラグ412aを嵌合係合する。アダプタ200内のSULU400の挿入はまた、第2のラグ412bを作動バー284の延長部284aと係合し、作動バー284を、図62に矢印「B」によって示される方向で示されるように、近位方向に、第2の構成まで移動し、そして環状部材360のタブ376bとの接触から外れる。このようにして、作動バー284の延長部284aは、もはや環状部材360が回転することを防がない。アダプタ200内のこの初期挿入位置にあるSULU400で、スイッチアクチュエータ340は、スイッチ320との係合から抜け出して近位位置に残る。
【0149】
SULU400をアダプタ200と係合するために、SULU400は、図63に矢印「C」によって示される方向に回転され、第1の配向から第2の配向に、SULU400の第1のラグ412aと環状部材360の表面特徴376aとの間の嵌合する係合を通じて、環状部材360の回転を駆動する。環状部材360の第1の配向から第2の配向への回転は、環状部材360の表面特徴376aを、スイッチアクチュエータ340の延長部352から離れる方へずらす。表面特徴376aがスイッチアクチュエータ340の延長部352との係合から抜けて、スイッチアクチュエータ340は、図48および51に示されるような近位位置から、図63に示されるような遠位位置に、コイルスプリング348を通じて移動する。スイッチアクチュエータ340が遠位位置に移動するとき、スイッチアクチュエータ340のタブ354は、例えば、図63に示されるように、スイッチ320を押し下げることによって、スイッチ320をトグルする。スイッチ320を押し下げること、または作動することは、外科デバイス100に、SULU400がアダプタ200と係合され、そして動作の用意ができていることを通信する。
【0150】
SULU400の回転はまた、SULU400の第2のラグ412bを、アダプタ200の遠位キャップ208に規定される内側溝208a中に移動し、そして作動バー284の延長部284aとの係合から外す。作動バー284の弾性的付勢は、作動バー284の軸方向並進を、図64に矢印「D」によって示される方向に駆動し、作動バー284を第1の構成に配置する。第1の構成にある作動バー284で、SULU400の第2のラグ412bは、作動バー284の延長部284aおよびアダプタ200の遠位キャップ208の内側溝208cによって規定されるエンクロージャ286内に捕捉される。SULU400は、アダプタ200の遠位キャップ208の内側溝208cの内側レッジ208dに起因してエンクロージャ286から遠位方向に移動されることが防がれ、そして作動バー284の延長部284aに起因して、図64に示される矢印「E」によって示される方向に回転することが防がれる。従って、SULU400は、アダプタ200に離脱可能に係合されている。
【0151】
SULU400をアダプタ200から選択的に解放するために、実行者は、作動バー284を近位方向に並進または引き、作動バー284の延長部284aはSULU400の第2のラグ412bをもはやブロックせず、そしてSULU400は回転され得る。SULU400は、図63に矢印「F」によって示される方向に回転され、SULU400の第2のラグ412bを移動し、遠位キャップ208の内側レッジ208dとの当接から外す。SULU400の回転はまた、SULU400の第1のラグ412bと環状部材360の表面特徴376aとの嵌合係合を通じて、環状部材360の回転を第2の配向から第1の配向に駆動する。環状部材360が回転するとき、表面特徴376aは、スイッチアクチュエータ340の延長部352のテーパ状部分352aに沿って動き、環状部材360が第1の配向にあり、そしてスイッチアクチュエータ340がスイッチ320との係合から抜けた近位位置にあるまで、スイッチアクチュエータ340を近位方向に駆動する。スイッチアクチュエータ340のタブ354がスイッチ320を外すに際し、スイッチ320はトグルされ、これは、外科デバイス100に、SULU400がアダプタ200から引き出され得ることを通信する。
【0152】
動作において、内側ハウジング410bが外側ハウジング410a内に配置され、SULU400は、内側ハウジング410bのフィン420および内側ハウジング410bの電気接触430を、環状部材360の長手バー366および環状部材360の電気接触372とそれぞれ整列するように操作される。SULU400は、アダプタ200の遠位端内に挿入され、それによって外側ハウジング410aの第1のラグ412aを、環状部材360の表面特徴376a内に係合し、そして、図63および64に示されるように、内側ハウジング410bの電気接触430と環状部材360の電気接触372との間にワイピング接点を形成する。
【0153】
図61および62を参照して上記したように、SULU400のアダプタ200中への初期挿入に際し、スイッチアクチュエータ340は、スイッチ320から外れたままである。スイッチ320が非作動状態で、SULU400のメモリチップ434と外科デバイス100のコントローラ回路ボード142との間に確立された電気的接続はない。上記で論議されたように、SULU400の回転に際し、SULU400はアダプタ200を係合し、そしてスイッチアクチュエータ340がスイッチ320をトグルしスイッチ320を作動する。作動状態にあるスイッチ320で、電気的接続が、メモリチップ434と外科デバイス100のコントローラ回路ボード142との間に確立され、これを通じて、SULU400についての情報が、外科デバイス100のコントローラ回路ボード142に通信される。スイッチ320の作動、および内側ハウジング410bの電気接触430と環状部材360の電気接触372との間のワイピング接点の確立に際し、外科デバイス100は、SULU400がアダプタ200に係合されたことを検出することができ、そしてSULU400の1つ以上のパラメータを識別することができる。
【0154】
種々の改変が本明細書に開示されるアダプタアセンブリに対してなされ得ることが理解される。従って、上記の記載は、制限的ではなく、実施形態の単なる例示として解釈されるべきである。当業者は、本開示の範囲および思想内でその他の改変を認識する。
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