(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
駐車場の利用者が操作する利用者端末装置、及び、前記駐車場の駐車料金の割引特典を前記利用者に対して付与する事業者が操作する事業者端末装置とそれぞれ通信可能なサーバにおいて、前記駐車料金の割引に関わる処理を実行させるプログラムであって、
前記サーバは、
各前記利用者に付与された前記割引特典に関する利用者特典情報と、
各前記事業者が保有するポイントであって、前記割引特典を行使した前記駐車料金の支払いが行われた場合に当該割引特典を付与した前記事業者が負担する当該割引特典の割引額に応じて減少させるべき前記ポイントに関するポイント情報と
を記憶した1以上のデータベースにアクセス可能であり、
前記プログラムが前記サーバに実行させる前記処理は、
一の前記事業者が1以上の前記利用者に対して新たな前記割引特典を付与することを示す特典付与指示を前記事業者端末装置から受信すると、前記特典付与指示に応じて前記利用者特典情報を更新する工程と、
一の前記利用者が前記割引特典を行使した場合の前記駐車料金の精算金額を確認可能な精算画面であって、前記一の利用者が行使可能な1以上の前記割引特典の情報を含むように前記利用者特典情報に基づいて構成された前記精算画面を前記利用者端末装置に表示させる工程と、
前記精算画面において確認された精算金額により前記駐車料金の支払いが完了したことを示す支払い完了通知であって、少なくとも1つの前記割引特典を行使した前記駐車料金の支払いが完了したことを示す前記支払い完了通知を受信すると、当該少なくとも1つの割引特典を付与した少なくとも1つの前記事業者が保有する前記ポイントから、当該少なくとも1つの割引特典の割引額に応じた値をそれぞれ減算する工程とを有する、
プログラム。
駐車場の利用者が操作する利用者端末装置、及び、前記駐車場の駐車料金の割引特典を前記利用者に対して付与する事業者が操作する事業者端末装置とそれぞれ通信可能なサーバであって、
処理部と、
前記処理部において前記駐車料金の割引に関わる処理を実行させるプログラムの命令を記憶した記憶部とを有し、
前記サーバは、
各前記利用者に付与された前記割引特典に関する利用者特典情報と、
各前記事業者が保有するポイントであって、前記割引特典を行使した前記駐車料金の支払いが行われた場合に当該割引特典を付与した前記事業者が負担する当該割引特典の割引額に応じて減少させるべき前記ポイントに関するポイント情報と
を記憶した1以上のデータベースにアクセス可能であり、
前記プログラムの命令に従って前記処理部が実行する処理は、
一の前記事業者が1以上の前記利用者に対して新たな前記割引特典を付与することを示す特典付与指示を前記事業者端末装置から受信すると、前記特典付与指示に応じて前記利用者特典情報を更新する工程と、
一の前記利用者が前記割引特典を行使した場合の前記駐車料金の精算金額を確認可能な精算画面であって、前記一の利用者が行使可能な1以上の前記割引特典の情報を含むように前記利用者特典情報に基づいて構成された前記精算画面を前記利用者端末装置に表示させる工程と、
前記精算画面において確認された精算金額により前記駐車料金の支払いが完了したことを示す支払い完了通知であって、少なくとも1つの前記割引特典を行使した前記駐車料金の支払いが完了したことを示す前記支払い完了通知を受信すると、当該少なくとも1つの割引特典を付与した少なくとも1つの前記事業者が保有する前記ポイントから、当該少なくとも1つの割引特典の割引額に応じた値をそれぞれ減算する工程とを有する、
サーバ。
駐車場の利用者が操作する利用者端末装置、及び、前記駐車場の駐車料金の割引特典を前記利用者に対して付与する事業者が操作する事業者端末装置とそれぞれ通信可能なサーバが行う駐車料金割引方法であって、
前記サーバは、
各前記利用者に付与された前記割引特典に関する利用者特典情報と、
各前記事業者が保有するポイントであって、前記割引特典を行使した前記駐車料金の支払いが行われた場合に当該割引特典を付与した前記事業者が負担する当該割引特典の割引額に応じて減少させるべき前記ポイントに関するポイント情報と
を記憶した1以上のデータベースにアクセス可能であり、
一の前記事業者が1以上の前記利用者に対して新たな前記割引特典を付与することを示す特典付与指示を前記事業者端末装置から受信すると、前記特典付与指示に応じて前記利用者特典情報を更新する工程と、
一の前記利用者が前記割引特典を行使した場合の前記駐車料金の精算金額を確認可能な精算画面であって、前記一の利用者が行使可能な1以上の前記割引特典の情報を含むように前記利用者特典情報に基づいて構成された前記精算画面を前記利用者端末装置に表示させる工程と、
前記精算画面において確認された精算金額により前記駐車料金の支払いが完了したことを示す支払い完了通知であって、少なくとも1つの前記割引特典を行使した前記駐車料金の支払いが完了したことを示す前記支払い完了通知を受信すると、当該少なくとも1つの割引特典を付与した少なくとも1つの前記事業者が保有する前記ポイントから、当該少なくとも1つの割引特典の割引額に応じた値をそれぞれ減算する工程とを有する、
駐車料金割引方法。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、本実施形態に係るシステム1の構成の一例を示す図である。
図1に示すシステム1は、自動車等の車両のドライバである利用者が、移動先の所定の場所で時間貸しの駐車場を検索し、当該検索した駐車場に車両を移動して駐車し、出庫時に精算する際に用いられる。
【0021】
図1に示すシステム1は、例えば、1以上の駐車場サーバ13と、1以上の決済サーバ15と、1以上のフラップ装置17と、1以上の利用者端末装置21と、1以上の事業者端末装置25と、1以上の付帯事業者端末装置27と、アプリサーバ23とを有する。システム1の各装置は、例えば
図1に示すように、インターネットなどのネットワーク9を介して相互に通信可能である。
【0022】
駐車場サーバ13は、1以上の駐車場に設置されたフラップ装置17を制御する装置である。駐車場サーバ13は、フラップ装置17において検出された車両の入庫時刻と精算時点の時刻とに基づく駐車料金の情報をアプリサーバ23や利用者端末装置21に通知する。
【0023】
決済サーバ15は、駐車料金の支払いや後述するポイントの購入などの電子的な決済に関わる処理を実行する装置であり、例えばクレジットカード会社によって運営される。
【0024】
利用者端末装置21は、駐車場の利用者が操作する装置であり、例えばスマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型ゲーム機などの携帯型情報通信機器を利用者端末装置21として用いることができる。
【0025】
事業者端末装置25は、駐車場の利用者に対して駐車場の駐車料金の割引特典を付与する事業者により操作される装置であり、例えばデスクトップ型のパソコンや、ノートパソコン、タブレットなどの情報通信機器を事業者端末装置25として用いることができる。事業者端末装置25は、利用者に対する割引特典の付与に関する処理や、事業者が保有可能なポイントの購入に関する処理や、事業者に関する各種の情報の登録に関する処理等を行う。
【0026】
事業者が保有するポイントは、割引特典を行使した駐車料金の支払いが行われた場合に当該割引特典を付与した事業者が負担する当該割引特典の割引額に応じて減少させるべきものとして規定された点数であり、アプリサーバ23の後述するポイント情報において事業者毎に管理される。事業者は、自らが保有するポイントに基づいて、駐車場の利用者に対する割引特典の付与を行うことができる。
【0027】
付帯事業者端末装置27は、付帯事業者により操作される装置であり、例えばデスクトップ型のパソコンや、ノートパソコン、タブレットなどの情報通信機器を事業者端末装置25として用いることができる。個々の付帯事業者は、アプリサーバ23の後述する付帯事業者情報において、特定の1つの事業者に関連付けられている。1つの事業者に関連付けられた付帯事業者は、当該1つの事業者が保有するポイントに基づいて割引特典の付与を行うことができる。すなわち、1つの付帯事業者が割引特典の付与を行うと、当該1つの付帯事業者に関連付けられた1つの事業者の保有するポイントが割引特典の割引額に応じて減算される。付帯事業者は、例えば複合店舗に出店する個々の店舗に相当する。この場合、複合店舗を運営する事業者は、付帯事業者に関連付けられた事業者に相当する。
【0028】
アプリサーバ23は、駐車料金の精算や割引に関する処理を行う装置であり、例えば時間貸し駐車場を管理する事業者によって運営される。アプリサーバ23は、本発明のサーバの一実施形態である。はお、駐車場サーバ13とアプリサーバ23は同一の事業者によって運営されてもよいし、異なる事業者によって運営されてもよい。
【0029】
[駐車場サーバ13]
駐車場サーバ13は、1以上の駐車場に設置されたフラップ装置17と通信を行い、フラップ41による車両のロックの解除を制御する。また駐車場サーバ13は、フラップ装置17において検出された車両の入庫時刻と精算時点の時刻とに基づく駐車料金の情報を取得する処理や、フラップ装置17において検出された車両の有無の情報(空き情報)を取得する処理などを行う。
【0030】
駐車場サーバ13は、例えば
図2に示すように、通信部51と、メモリ53と、処理部55とを有する。
駐車場サーバ13の処理部55は、フラップ装置17から受信した入庫通知に含まれる駐車場ID及び車室IDと、入庫時刻情報とを関連付けて入庫情報としてメモリ53に記憶する。入庫時刻情報は、フラップ装置17のタイマにより生成されて入庫通知に含まれたものを用いてもよいし、駐車場サーバ13が入庫通知を受信した時刻を基に駐車場サーバ13が備えるタイマにより生成されたものを用いてもよい。
【0031】
駐車場サーバ13の処理部55は、利用者端末装置21やアプリサーバ23から駐車料金の情報を求める料金情報要求を受信した場合に、料金情報要求に含まれる駐車場ID及び車室IDと、メモリ53に記憶された入庫時刻情報とを基に、駐車料金を計算する。処理部55は、この駐車料金の計算結果を含む料金情報通知を要求元の利用者端末装置21やアプリサーバ23に送信する。
【0032】
なお、駐車料金の計算はフラップ装置17で行ってもよい。この場合、駐車場サーバ13は、料金情報要求に含まれる駐車場ID及び車室IDをフラップ装置17に送信し、フラップ装置17から計算結果の駐車料金を取得する。
【0033】
駐車場サーバ13の処理部55は、駐車料金の支払いが完了したことを示す支払い完了通知を利用者端末装置21やアプリサーバ23から受信した場合、支払い完了通知に含まれる駐車場ID及び車室IDに対応したフラップ装置17を制御し、フラップ41による車両のロックを解除する。
【0034】
[フラップ装置17]
フラップ装置17は、駐車場における個々の駐車スペース(車室)に設置されており、車両が車室に駐車された状態で車両の移動を制限するためのフラップ41を有する。複数の車室を有する駐車場には、車室の数に対応した複数のフラップ装置17が設置される。
【0035】
フラップ装置17は、例えば
図2に示すように、フラップ41と、車両検出センサ43と、通信部45と、処理部47とを有する。
フラップ装置17の処理部47は、車両検出センサ43が検出した車両の有無の情報を通信部45により駐車場サーバ13へ送信する。処理部47は、車両検出センサ43において車両の入庫を検出した場合、車両の入庫を示す入庫通知を通信部45により駐車場サーバ13へ送信するとともに、所定の時間が経過した後にフラップ41を上昇させて車両をロックする(車両を移動できないようにする)。また、処理部47は、駐車場サーバ13から通信部45によりフラップ下降指示を受信した場合、フラップ41を下降させて車両のロックを解除する。
【0036】
[利用者端末装置21]
利用者端末装置21は、例えば
図3に示すように、操作部71と、ディスプレイ73と、カメラ74と、通信部75と、メモリ77と、処理部79とを有する。
【0037】
利用者端末装置21には、例えば、駐車料金の精算や割引に関する処理を実行する専用のアプリケーションプログラム(以下、専用アプリと称する場合がある。)がインストールされており、その専用アプリを実行することにより、後述する処理が実行される。
【0038】
なお、利用者端末装置21による上述の専用アプリと同様の処理は、利用者端末装置21にインストールされた汎用のウェブブラウザでも実現可能である。すなわち、利用者端末装置21は、ウェブサーバとして動作するアプリサーバ23との間で所定の情報をやり取りすることが可能なウェブブラウザにより、後述する画面をディスプレイ73に表示させたり、アプリサーバ23に対して種々の情報や指示を送信してもよい。この場合、利用者端末装置21は、駐車場サーバ13や決済サーバ15との間でウェブブラウザにより情報をやり取りしてもよい。
【0039】
操作部71は、ユーザの操作に応じた指示や情報を入力するための装置であり、例えばキーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネルなどの入力機器を含む。
【0040】
ディスプレイ73は、処理部79から入力される画像データに応じた画像を表示する装置であり、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどを含む。
【0041】
カメラ74は、画像を撮像する装置であり、CMOSイメージセンサなどの撮像素子、被写体の光を撮像素子へ導く光学系、撮像素子において撮像した画像を処理する画像処理装置などを含む。
【0042】
通信部75は、ネットワーク9を介して他の装置と通信を行うための装置であり、例えばイーサネット(登録商標)や無線LANなどの所定の通信規格に準拠して通信を行う装置(ネットワークインターフェースカードなど)を含む。
【0043】
メモリ77は、処理部79において処理を実行させる1以上のプログラムの命令や、処理に使用されるデータを記憶する。メモリ77は、例えばDRAM、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSDなどの任意の記憶装置を含んでよく、コンピュータのバスや他の任意の通信手段によって処理部79と接続された複数の記憶装置を含んでもよい。
【0044】
処理部79は、メモリ77に格納された1以上のプログラムの命令に応じて処理を実行する装置であり、1以上のプロセッサ(CPU、マイクロプロセッサ、DSPなど)を含む。メモリ77の1以上のプログラムを処理部79の1以上のプロセッサが実行することにより、利用者端末装置21は1以上のコンピュータとして動作する。
【0045】
なお、処理部79は、特定の機能を実現するように構成された1以上の専用のハードウェア(ASIC、FPGAなど)を含んでもよい。この場合、処理部79は、駐車料金の精算や割引に関する処理を、上述した1以上のコンピュータにおいて実行してもよいし、当該処理の少なくとも一部を専用のハードウェアにおいて実行してもよい。
【0046】
処理部79は、専用アプリの起動中のトップ画面として、例えば
図4に示す第1の画面121をディスプレイ73に表示する。
図4に示す第1の画面121は、地図表示領域131と、利用者端末装置21の位置の周辺の駐車場を地図上で表示するための第1の指示入力画像133と、道路ナビゲーション動作に切り換える指示を入力するための第2の指示入力画像135と、精算指示を入力するための第3の指示入力画像137とを含む。
【0047】
処理部79は、第1の画面121上で第3の指示入力画像137が指定操作されると、例えば
図5に示す第2の画面140−1をディスプレイ73に表示する。
図5に示す第2の画面140−1は、利用者の車両を駐車した駐車場の地図情報表示欄141と、その駐車場名を入力するための駐車場名入力欄142と、車両を駐車した車室番号を入力するための車室番号入力欄143と、割引特典の情報を表示するための割引特典表示欄144と、料金確認指示入力欄145とを含む。
【0048】
処理部79は、
図5に示す第2の画面140−1の駐車場名入力欄142、車室番号入力欄143及び割引特典表示欄144のそれぞれに対応する情報が入力された状態で、料金確認指示入力欄145が指定されると、入力された情報に対応する駐車場ID、車室ID、割引特典の情報を含んだ料金情報要求を通信部75により駐車場サーバ13へ送信する。
【0049】
処理部79は、通信部75により駐車場サーバ13からの料金情報通知を受信すると、例えば
図6に示す第2の画面140−2(精算画面)をディスプレイ73に表示する。
図6に示す第2の画面140−2は、利用者の車両を駐車した駐車場の地図情報表示欄151と、その駐車場名の駐車場名表示欄152と、車両を駐車した車室番号を表示する車室番号表示欄153と、割引特典の情報を表示する割引特典表示欄154と、支払金額表示欄155と、入出庫時刻表示欄156と、決済方法入力欄157と、料金再確認指示入力欄158と、支払指示入力欄159とを含む。
処理部79は、駐車場サーバ13から受信した料金情報通知が示す駐車料金(割引特典が行使される場合は、料金情報通知が示す駐車料金から割引特典による割引額が引かれた金額)を支払金額表示欄155に表示する。
【0050】
図6に示す第2の画面140−2(精算画面)では、一の利用者が割引特典を行使した場合の駐車料金の精算金額を支払金額表示欄155において確認することができる。また、第2の画面140−2(精算画面)における割引特典表示欄154の内容は、一の利用者が行使可能な割引特典の情報を示すものであり、アプリサーバ23の後述するデータベース群67に記憶された利用者特典情報に基づいて構成される。
【0051】
処理部79は、駐車料金の支払いに行使する割引特典が
図6の割引特典表示欄154において利用者により指定された場合、割引特典表示欄154に指定された割引特典の情報を表示すると共に、駐車場サーバ13から受信した駐車料金通知が示す駐車料金から割引特典による割引額が引かれた金額(後述する支払い指示において決済サーバ15に送信する金額)を支払額として支払金額表示欄155に表示する。
なお、支払金額表示欄155において表示する金額は、上記のように、割引特典表示欄154で指定された割引特典の割引額を駐車料金通知が示す駐車料金から差し引いた金額であってもよいし、駐車場サーバ13から受信した駐車料金通知が示す駐車料金でもよい。
【0052】
処理部79は、
図5に示す第2の画面140−1の割引特典表示欄144、又は
図6に示す第2の画面140−2の割引特典表示欄154が利用者によって指定操作されると、例えば
図7に示す割引特典確認画面161をディスプレイ73に表示する。
図7に示す割引特典確認画面161は、割引特典コード(識別情報)入力欄163と、一の利用者について登録されている割引特典の一覧を示す割引特典一覧表示欄165と、QRコード(登録商標)取得指示入力欄167と、割引特典使用指示入力欄169とを含む。
【0053】
処理部79は、割引特典確認画面161の割引特典一覧表示欄165に表示される1以上の割引特典の中から駐車料金の支払いに行使する割引特典が指定された後で、割引特典使用指示入力欄169が操作されると、割引特典一覧表示欄165で指定された割引特典に関する情報(割引額、割引の内容など)をアプリサーバ23から取得して、
図5に示す割引特典表示欄144や
図6に示す割引特典表示欄154に表示する。
【0054】
処理部79は、
図6に示す第2の画面140−2上で決済方法入力欄157が指定操作されると、
図8に示すように決済方法の詳細が表示されたネット決済確認画面181をディスプレイ73に表示する。複数の決済方法が登録されている場合、
図8に示すネット決済確認画面181では、複数の決済方法の中から駐車料金の支払いに使用する決済方法を選択することができる。
【0055】
処理部79は、
図6に示す第2の画面140−2において支払指示入力欄159が指定されると、
図9に示す確認画面140−3をディスプレイ73に表示する。この確認画面140−3において「ok」が指定されると、処理部79は、決済方法入力欄157に入力された決済方法に対応する決済サーバ15へ支払い指示を送信する。この支払指示には、支払金額表示欄155に表示する金額(駐車場サーバ13からの料金情報通知が示す駐車料金から割引特典表示欄154で指定された割引特典の割引額を差し引いた金額)に相当する精算金額の情報が含まれる。
【0056】
支払い指示を受信した決済サーバ15により決済処理が実行され、支払いが適切に完了したことを示す支払い完了通知を決済サーバ15から受信すると、処理部79は、
図10に示す支払い完了通知画面140−4をディスプレイ73に表示する。
【0057】
処理部79は、決済サーバ15から支払い完了通知を受信すると、駐車場サーバ13及びアプリサーバ23へそれぞれ支払い完了通知を送信する。これにより、駐車場サーバ13では、車両のロックを解除するようにフラップ装置17が制御され、アプリサーバ23では、割引特典の行使に伴うポイントの減算処理が行われる。
【0058】
[事業者端末装置25]
事業者端末装置25は、例えば
図3に示すように、操作部81と、ディスプレイ83と、通信部85と、メモリ87と、処理部89とを有する。事業者端末装置25の操作部81、ディスプレイ83、通信部85、メモリ87、処理部89は、既に説明した利用者端末装置21の操作部71、ディスプレイ73、通信部75、メモリ77、処理部79と同様なハードウェア(装置、機器、回路等)を用いて構成することが可能である。
【0059】
事業者端末装置25の処理部89は、専用のアプリケーションプログラムや汎用のウェブブラウザなどによってアプリサーバ23にアクセスし、利用者に対する割引特典の付与に関する処理を行う。例えば、処理部89は、操作部81において入力される指示に応じて、駐車場の利用者(例えば店舗等を利用した顧客)に対する割引特典の付与を指示する特典付与指示をアプリサーバ23に送信する処理や、ポイントの購入を指示するポイント購入指示をアプリサーバ23若しくは決済サーバ15に送信する処理を行う。また、処理部89は、保有するポイントが所定のしきい値を下回ったことを警告する通知をアプリサーバ23から受信し、当該通知が含まれた画面をディスプレイ83に表示する処理を行う。
【0060】
[付帯事業者端末装置27]
事業者端末装置25は、例えば
図3に示すように、操作部91と、ディスプレイ93と、通信部95と、メモリ97と、処理部99とを有する。付帯事業者端末装置27の操作部91、ディスプレイ93、通信部95、メモリ97、処理部99は、既に説明した利用者端末装置21の操作部71、ディスプレイ73、通信部75、メモリ77、処理部79と同様なハードウェア(装置、機器、回路等)を用いて構成することが可能である。
【0061】
付帯事業者端末装置27の処理部99は、専用のアプリケーションプログラムや汎用のウェブブラウザなどによってアプリサーバ23にアクセスし、利用者に対する割引特典の付与に関する処理を行う。例えば、処理部99は、操作部91において入力される指示に応じて、駐車場の利用者(例えば店舗等を利用した顧客)に対する割引特典の付与を指示する特典付与指示をアプリサーバ23に送信する処理などを行う。
【0062】
[アプリサーバ23]
アプリサーバ23は、例えば
図2に示すように、通信部61と、メモリ63と、処理部65とを有する。
【0063】
通信部61は、ネットワーク9を介して他の装置と通信を行うための装置であり、例えばイーサネット(登録商標)や無線LANなどの所定の通信規格に準拠して通信を行う装置(ネットワークインターフェースカードなど)を含む。
【0064】
メモリ63は、処理部65において処理を実行させる1以上のプログラムの命令や、処理に使用されるデータを記憶する。メモリ63は、例えばDRAM、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSDなどの任意の記憶装置を含んでよく、コンピュータのバスや他の任意の通信手段によって処理部65と接続された複数の記憶装置を含んでもよい。
【0065】
処理部65は、メモリ63に格納された1以上のプログラムの命令に応じて処理を実行する装置であり、1以上のプロセッサ(CPU、マイクロプロセッサ、DSPなど)を含む。メモリ63の1以上のプログラムを処理部65の1以上のプロセッサが実行することにより、アプリサーバ23は1以上のコンピュータとして動作する。
【0066】
例えばアプリサーバ23は、相互に通信可能な複数のコンピュータにより構成されていてもよい。
【0067】
データベース群67は、情報を検索可能に記憶した複数のデータベースにより構成されており、それぞれのデータベースにおいて情報の格納、検索、読み出し、書き込み等を行う。
データベース群67は、駐車料金の精算や割引に関する処理で用いられる情報として、利用者情報と、事業者情報と、付帯事業者情報と、駐車場情報と、利用者特典情報と、割引特典情報とを記憶する。
【0068】
利用者情報は、駐車場の利用者に関する情報であり、例えば利用者IDと関連付けられた各利用者の情報(氏名、住所、電子メールアドレス、ログイン用パスワード、支払い方法の種別など)を含む。
【0069】
事業者情報は、割引特典の付与を行う事業者に関する情報であり、例えば事業者IDと関連付けられた各事業者の情報(名称、住所、電子メールアドレス、ログイン用パスワード、支払い方法の種別、保有するポイント(ポイント情報)など)を含む。
【0070】
付帯事業者情報は、事業者に関連付けられた付帯事業者に関する情報であり、例えば付帯事業者IDと関連付けられた各付帯事業者の情報(関連付けられた事業者の事業者ID、付帯事業者の名称、住所、電子メールアドレス、ログイン用パスワードなど)を含む。
【0071】
駐車場情報は、駐車場に関する情報であり、例えば駐車場IDと関連付けられた各駐車場の情報(駐車場管理者ID、所在地、地域ID、駐車場の種別、車室の数など)を含む。
【0072】
利用者特典情報は、各利用者に付与された割引特典に関する情報であり、例えば利用者IDと関連付けられた各利用者の割引特典の情報(利用者に付与された割引特典を示す割引特典IDなど)
【0073】
割引特典情報は、複数の割引特典の各々における割引適用条件及び割引内容に関する情報であり、例えば割引特典IDと関連付けられた各割引特典の情報(割引適用条件に関する情報、割引内容に関する情報)を含む。
【0074】
割引特典情報の割引適用条件は、例えば、次に示す(1−1)〜(1−10)の少なくとも1つを含む。
【0075】
(1−1)割引が適用される期間に関する条件
例えば、割引特典を付与してから一定期間内の駐車場の利用に対してこの割引適用条件が設定される。これにより、店舗等の利用に応じて割引特典を付与してから駐車場を利用するまでの期間が短くなるため、駐車場の利用頻度を高めることができる。
【0076】
(1−2)駐車料金の精算を行う駐車場に関する条件
例えば、新規にオープンする駐車場に対してこの割引適用条件が設定される。これにより、新規にオープンする駐車場の周知を図ることができる。
【0077】
(1−3)駐車料金の精算を行う駐車場がある地域に関する条件
例えば、利用頻度が低い地域にある駐車場に対してこの割引適用条件が設定される。これにより、利用頻度が低い地域にある駐車場の利用を促進させることができる。
【0078】
(1−4)駐車料金の精算を行う駐車場の利用頻度に関する条件
例えば、利用頻度が低い駐車場に対してこの割引適用条件が設定される。これにより、利用頻度が低い駐車場の利用を促進させることができる。
【0079】
(1−5)駐車料金の精算を行う駐車場の車室毎の利用頻度に関する条件
例えば、利用頻度が低い車室に対してこの割引適用条件が設定される。これにより、利用頻度が低い車室の利用を促進させることができる。
【0080】
(1−6)駐車場を利用した時間帯に関する条件
例えば、利用頻度が低い時間帯での駐車場の利用に対してこの割引適用条件が設定される。これにより、利用頻度が低い時間帯での利用を促進させることができる。
【0081】
(1−7)駐車場を利用した曜日、月又は期間に関する条件
例えば、利用頻度が低い曜日や月、休日、イベント開催期間などにおける駐車場の利用に対してこの割引特典条件が設定される。これにより、利用頻度が低い時間帯での利用を促進させることができる。
【0082】
(1−8)駐車料金の精算を行う駐車場における天気に関する条件
例えば、駐車場の利用頻度が低くなる天候での利用に対してこの割引適用条件が設定される。これにより、利用頻度が低くなる天候での駐車場の利用を促進させることができる。
【0083】
(1−9)駐車料金の精算を行う利用者に関する条件
例えば、上客である特定の顧客(利用者)に対してこの割引適用条件が設定される。これにより、上客である特定の顧客に対するホスピタリティの向上を図り、顧客満足度を高めることができる。
【0084】
(1−10)駐車料金の精算を行う利用者が駐車料金を前払いしていることに関する条件
例えば、所定金額以上の駐車料金を前払いしている利用者に対してこの割引適用条件が設定される。これにより、駐車料金の前払いによる駐車場の利用を促進させることができる。
【0085】
(1−11)駐車料金の精算を行う利用者に対して所定の期間内の駐車料金が設定されていることに関する条件
例えば、所定の期間内(1か月など)の駐車料金を予め設定した利用者に対してこの割引適用条件が設定される。これにより、例えば月極など、所定の期間内の駐車料金を定めた駐車場の利用を促進させることができる。
【0086】
(1−12)駐車料金の精算を行う利用者の駐車場利用状況に関する条件
例えば、駐車場の利用頻度が所定の頻度より高い利用者に対してこの割引適用条件が設定される。これにより、駐車場の利用頻度を高めることに対する利用者のインセンティブを高めて駐車場の利用を促進させることができる。
【0087】
割引特典情報の割引内容は、例えば、次に示す(2−1)〜(2−6)の少なくとも1つを含む。
【0088】
(2−1)設定された時間だけ若しくは時間制限なしに駐車料金を無料にする
例えば、駐車料金を1時間無料にする場合などが、この割引内容に当てはまる。
【0089】
(2−2)設定された金額だけ駐車料金を割引する
例えば、駐車料金を500円無料にする場合などが、この割引内容に当てはまる。
【0090】
(2−3)所定時間あたりの駐車料金を、設定された時間だけ若しくは時間制限なしに、設定された金額だけ割引する
例えば、1時間あたりの駐車料金を12時間だけ100円引きにする場合などが、この割引内容に当てはまる。
【0091】
(2−4)設定された期間における駐車料金を設定された最大料金以下にする
例えば、夜間の駐車料金を標準の金額より安い最大料金以下にする場合などが、この割引内容に当てはまる。
【0092】
(2−6)設定された期間の駐車料金を一定の金額にする
例えば、一カ月分の駐車料金を標準の金額より安い一定の金額にする場合などが、この割引内容に当てはまる。
【0093】
(2−7)駐車料金の精算額に応じて割引特典を付与する
例えば、駐車料金の精算額の10パーセントに相当する金額を(2−2)の割引額として割引特典を付与する場合などが、この割引内容に当てはまる。
【0094】
アプリサーバ23の処理部65は、駐車料金の割引に関する処理として、次のような処理を実行する。
【0095】
処理部65は、一の事業者が1以上の利用者に対して新たな割引特典を付与することを示す特典付与指示を事業者端末装置25(又は付帯事業者端末装置27)から受信すると、受信した特典付与指示に応じて利用者特典情報を更新する。この場合、処理部65は、特典付与指示に係る一の事業者が保有するポイントを利用者情報から取得し、特典付与指示に係る割引特典の割引額に対応するポイントに比べて、この利用者情報から取得したポイントが小さい場合には、特典付与指示に応じた利用者特典情報の更新を行わないようにする。
【0096】
なお、処理部65は、利用者情報から取得したポイントが所定のしきい値より小さい場合、特典付与指示に応じた利用者特典情報の更新を行わないようにしてもよい。
【0097】
処理部65は、一の利用者が割引特典を行使した場合の駐車料金の精算金額を確認可能な精算画面(
図6)を利用者端末装置21において表示させる。精算画面には、例えば
図6に示すように、一の利用者が行使可能な1以上の割引特典の情報(割引特典表示欄154)が含まれる。この場合、処理部65は、利用者特典情報において当該一の利用者が行使可能であり、かつ、割引特典情報の割引適用条件を満たした割引特典の割引内容に関する情報を含むように構成された精算画面(
図6)を利用者端末装置21において表示させる。
【0098】
処理部65は、精算画面(
図6)において確認された精算金額により駐車料金の支払いが完了したことを示す支払い完了通知であって、少なくとも1つの割引特典を行使した駐車料金の支払いが完了したことを示す支払い完了通知を受信すると、当該少なくとも1つの割引特典を付与した少なくとも1つの事業者が保有するポイントから、当該少なくとも1つの割引特典の割引額に応じた値をそれぞれ減算する。
この場合、処理部65は、一の付帯事業者が付与した割引特典を行使した駐車料金の支払いが完了したことを示す支払い完了通知を受信すると、付帯事業者情報において当該一の付帯事業者に関連付けられた事業者が保有するポイントから、当該一の付帯義業者が付与した割引特典の割引額に応じた値を減算する。
【0099】
処理部65は、一の事業者がポイントを購入したことを示すポイント購入通知を受信した場合に、受信したポイント購入通知に応じて当該一の事業者が保有するポイントを加算するようにポイント情報を更新する。
【0100】
処理部65は、一の事業者が保有するポイントの値が所定の下限値を下回った場合に、ポイントの減少を警告する通知を含んだ画面を事業者端末装置25において表示させる。
【0101】
[動作例]
ここで、上述したシステム1における駐車料金の精算と割引に関する動作について
図11〜
図13を参照して説明する。
【0102】
図11は、事業者がポイントを購入する処理の一例を説明するための図である。
事業者端末装置25は、事業者IDとログイン用パスワードとを含んだログイン要求をアプリサーバ23に送信する(ST101)。アプリサーバ23は、受信したログイン要求に含まれる事業者ID及びログイン用パスワードを事業者情報に含まれるものと照合することにより、ログイン要求に係る事業者を認証する(ST103)。事業者を認証できた場合、アプリサーバ23は、事業者端末装置25のログイン要求を許可する(ST105)。
【0103】
アプリサーバ23は、ポイントの購入を求めるポイント購入要求を事業者端末装置25から受信すると(ST107)、ポイント購入要求に含まれる決済方法の情報に対応した決済サーバ15に対して、ポイント購入要求に含まれる購入金額分の決済を行うように決済要求を送信する(ST111)。決済サーバ15は、受信した決済要求に応じて、ポイント購入要求元の事業者からポイントの販売者(例えばアプリサーバ23の運営者)に対してポイント購入代金を支払う決済処理を実行する(ST111)。決済サーバ15は、この決済処理が完了すると、アプリサーバ23に対して決済完了通知を送信する(ST113)。
【0104】
アプリサーバ23は、ポイント購入要求元である一の事業者がポイントを購入したことを示すポイント購入通知として、決済サーバ15から決済完了通知を受信した場合(ST113)、受信した決済完了通知(ポイント購入通知)に応じて当該一の事業者が保有するポイントを加算するように事業者情報のポイント情報を更新する(ST115)。アプリサーバ23は、ポイント情報を更新すると、ポイント購入要求元の事業者端末装置25に対してポイント購入完了通知を送信し、事業者端末装置25において表示させる(ST117)。
このように、ポイントを購入する処理によってポイントの保有数を増やすことができるため、割引特典の付与を継続的に実施するために店舗等へ割引券を配布するような手間が無くなり、駐車料金の割引に要する作業を削減できる。
【0105】
図12は、駐車場の利用者に事業者が割引特典を付与する処理の一例を説明するための図である。
事業者端末装置25(又は付帯事業者端末装置27)は、事業者ID(又は付帯事業者ID)とログイン用パスワードとを含んだログイン要求をアプリサーバ23に送信する(ST201)。アプリサーバ23は、受信したログイン要求に含まれる事業者ID(又は付帯事業者ID)及びログイン用パスワードを事業者情報(又は付帯事業者情報)に含まれるものと照合することにより、ログイン要求に係る事業者(又は付帯事業者)を認証する(ST203)。事業者(又は付帯事業者)を認証できた場合、アプリサーバ23は、事業者端末装置25(又は付帯事業者端末装置27)のログイン要求を許可する(ST205)。
【0106】
アプリサーバ23は、一の事業者が1以上の利用者に対して新たな割引特典を付与することを示す特典付与指示を事業者端末装置25(又は付帯事業者端末装置27)から受信すると(ST207)、新たに付与する割引特典を示す割引特典識別情報を生成し(209)、生成した割引特典識別情報を含む二次元コード(QRコード(登録商標)など)を事業者端末装置25において表示させる(ST211)。
【0107】
ただし、アプリサーバ23は、事業者端末装置25から特典付与指示を受信した場合、受信した特典付与指示に係る事業者が保有するポイントを事業者情報のポイント情報から取得し、特典付与指示に係る割引特典の割引額に対応するポイントに比べてポイント情報から取得したポイントが小さい場合、特典付与指示に応じた利用者特典情報の更新を行わない。
またアプリサーバ23は、付帯事業者端末装置27から特典付与指示を受信した場合、受信した特典付与指示に係る付帯事業者に関連付けられた事業者を付帯事業者情報に基づいて特定し、特定した事業者が保有するポイントを事業者情報のポイント情報から取得する。特典付与指示に係る割引特典の割引額に対応するポイントに比べてポイント情報から取得したポイントが小さい場合、アプリサーバ23は、特典付与指示に応じた利用者特典情報の更新を行わない。
特典付与指示に応じた利用者特典情報の更新を行わない場合、例えばアプリサーバ23は、ステップST207の割引特典識別情報の生成を実施せず、ステップST209の二次元コードの表示を行う代わりに、ポイントの不足によって割引特典の付与が出来ないことを示す通知を事業者端末装置25(又は付帯事業者端末装置27)において表示させる。
これにより、保有するポイントが不足した事業者(又は当該事業者に関連付けられた付帯事業者情報)による割引特典の付与を実施できなくすることが可能となる。
【0108】
なお、上記の例では、事業者情報のポイント情報から取得したポイントに比べて、特典付与指示に係る割引特典の割引額に対応するポイントが小さい場合に、特典付与指示に応じた利用者特典情報の更新を行わないようにしているが、本実施形態の他の例では、特典付与指示に係る割引特典の割引額に対応するポイントが所定のしきい値に比べて小さい場合に、特典付与指示に応じた利用者特典情報の更新を行わないようにしてもよい。
【0109】
割引特典を示す割引特典識別情報が含まれた二次元コードを事業者端末装置25(又は付帯事業者端末装置27)が表示しているとき(ST211)、割引特典の付与を受ける利用者端末装置21は、表示された二次元コードをカメラ74により撮像して読み取り、二次元コードに含まれた割引特典識別情報を取得する(ST213)。アプリサーバ23は、二次元コードから読み取られた割引特典識別情報を利用者端末装置21から受信すると(ST215)、ステップST209で生成した割引特典識別情報と、利用者端末装置21から受信した割引特典識別情報とを照合する。照合の結果、両者の割引特典識別情報が一致する場合、アプリサーバ23は、二次元コードを表示した事業者端末装置25の事業者(又は付帯事業者端末装置27の付帯事業者)が、二次元コードを読み取った利用者端末装置21の利用者に対して、割引特典識別情報が示す割引特典を付与したこと示すように利用者特典情報を更新する(ST217)。またアプリサーバ23は、この利用者の利用者端末装置21に対してこの割引特典の情報を送信し、割引特典が付与されたことを通知する(ST219)。
【0110】
図13は、駐車料金の精算と決済に関する処理の一例を説明するための図である。
利用者端末装置21は、
図5に示す画面(第2の画面140−1)において、駐車料金の精算に関する情報(駐車場の情報、使用する割引特典の情報など)が入力されて(ST301)、精算金額の確認を求める指示が入力されると、精算の対象となる駐車場を管理する駐車場サーバ13に対して駐車料金の情報を要求する料金情報要求を送信する(ST303)。利用者端末装置21は、料金情報要求に応答した駐車場サーバ13から、駐車料金の情報を含む料金情報通知を受信する(ST305)。また、利用者端末装置21は、
図5に示す画面(第2の画面140−1)において入力された割引特典に関する情報を要求する特典情報要求をアプリサーバ23に対して送信し、特典情報要求に応答したアプリサーバ23から、割引特典に関する情報を含んだ特典情報通知を受信する(ST309)。これにより、利用者端末装置21は、駐車料金の情報と割引特典の情報とを含んだ
図6に示す精算画面(第2の画面140−2)を表示する。この場合、精算画面において表示される割引特典の情報には、利用者特典情報において利用者が行使可能であり、かつ、割引特典情報の割引適用条件を満たしている割引特典の割引内容に関する情報が含まれる。
【0111】
精算画面(第2の画面140−2)において精算金額の支払いを行う指示が入力されると、利用者端末装置21は、決済方法入力欄157に入力された決済方法に対応する決済サーバ15へ支払い指示を送信する(ST313)。この支払指示には、支払金額表示欄155に表示する金額(駐車場サーバ13からの料金情報通知が示す駐車料金から割引特典表示欄154で指定された割引特典の割引額を差し引いた金額)に相当する精算金額の情報が含まれる。支払い指示を受信した決済サーバ15により決済処理が実行され(ST315)、支払いが完了したことを示す支払い完了通知を決済サーバ15から受信すると(ST317)、利用者端末装置21は、支払い完了通知画面140−4(
図10)をディスプレイ73に表示する。また利用者端末装置21は、アプリサーバ23と駐車場サーバ13にそれぞれ支払い完了通知を送信する(ST319、ST323)。
【0112】
利用者端末装置21から支払い完了通知を受信した駐車場サーバ13は、支払い完了通知に含まれる駐車場の情報に基づいて、駐車料金の支払いが完了した駐車場の車室のフラップ装置17を制御し、車両のロックを解除する(ST321)。
【0113】
また、利用者端末装置21から支払い完了通知を受信したアプリサーバ23は、支払い完了通知に含まれる割引特典の情報と事業者の情報(又は付帯事業者情報の情報)とに基づいて、割引特典の付与を行った事業者が保有するポイント(又は、割引特典の付与を行った付帯事業者情報に関連付けられた事業者が保有するポイント)から、割引特典の割引額に対応する値を減算する(ST325)。
【0114】
上述のようなポイントの減算によって一の事業者が保有するポイントが所定の下限値を下回った場合、アプリサーバ23は、ポイントの減少を警告する通知(例えば「ポイントの残高が少なくなりました。」等)を含んだ画面を当該一の事業者の事業者端末装置25において表示させる。これにより、事業者が気付かないうちにポイントが枯渇してしまい、割引特典を付与できなくなる状態になることを回避できる。
【0115】
アプリサーバ23は、支払い完了通知に含まれる割引特典の情報(例えば割引特典ID)に基づいて、駐車料金の支払いを行った利用者が保有中の割引特典から、この駐車料金の支払いに行使された割引特典を削除するように、利用者特典情報を更新する(ST327)。これにより、駐車料金の支払いに行使された割引特典は、
図7の割引特典確認画面161に表示されなくなり、駐車料金の支払いに再度行使することはできなくなる。
【0116】
なお、アプリサーバ23は、割引特典情報において所定回数(複数回)までの行使を許可した割引特典が設定されている場合には、当該割引特典に係る支払い完了通知に応じて、利用者による当該割引特典の通算の行使回数を利用者特典情報に記録し、この通算の行使回数が所定回数に達した場合に、当該利用者が保有中の割引特典から当該割引特典を削除するように利用者特典情報を更新してもよい。
また、プリサーバ23は、割引特典情報において割引特典の行使回数を制限しない割引特典が設定されている場合には、当該割引特典についてステップST327の利用者特典情報の更新(割引特典の削除等)を行わなくてもよい。
【0117】
以上説明したように、本実施形態によれば、駐車料金の精算画面(
図6)において確認された精算金額により駐車料金の支払いが完了したことを示す支払い完了通知であって、少なくとも1つの割引特典を行使した駐車料金の支払いが完了したことを示す支払い完了通知がアプリサーバ23において受信されると、当該少なくとも1つの割引特典を付与した少なくとも1つの事業者が保有するポイントから、当該少なくとも1つの割引特典の割引額に応じた値がそれぞれ減算される。
これにより、駐車料金の割引特典の付与に関わる処理を事業者毎に保有するポイントに基づいて行うことが可能となるため、紙の割引券を駐車場の運営事業者などから購入して店舗等に配送する手間が不要となり、駐車料金の割引特典の付与に関わる作業を減らすことができる。
【0118】
また、本実施形態によれば、割引特典における特典付与条件や割引内容をフレキシブルに設定することが可能になるため、事業者や付帯事業者情報の顧客となる駐車場の利用者の満足度を高めることができるとともに、駐車場の利用頻度を向上させることができる。
【0119】
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
【0120】
上述した実施形態では、入庫時には利用者端末装置21の専用アプリによる処理が行われないが、当該専用アプリが何等かの入庫処理及び出庫処理をするようにしてもよい。
【0121】
図13の例では、店舗等を訪れた利用者の利用者端末装置21において二次元コードを読み取らせることにより割引特典を付与しているが、利用者に対して割引特典を付与する方法はこの例に限定されない。本実施形態の他の例では、近距離無線通信の機能を備えたスマートフォンやICカードなどを用いて、割引特典を付与するようにしてもよい。また、割引特典の付与の機会は、店舗等を訪れた場合に限定されるものではなく、1以上の特定若しくは不特定の利用者に対して任意の機会に割引特典を付与してよい。利用者の特定のアクションを条件とせずに割引特典を付与した場合には、専用アプリの画面上や電子メール等によって割引特典が付与されたことを利用者に通知するようにしてもよい。
【0122】
図13の例では、利用者端末装置21が駐車場サーバ13に対して駐車料金の情報を要求する料金情報要求を送信し(ST303)、これに応答した駐車場サーバ13から利用者端末装置21へ駐車料金の情報が送信されているが(ST305)、本実施形態はこの例に限定されない。本実施形態の他の例では、利用者端末装置21がアプリサーバ23に対して駐車料金の情報を要求する料金情報要求を送信し、この料金情報要求をアプリサーバ23が駐車場サーバ13に対して送信してもよい。この場合、駐車場サーバ13がアプリサーバ23に対して駐車料金の情報を送信し、この駐車料金の情報をアプリサーバ23が利用者端末装置21に対して送信するようにしてもよい。
【0123】
図13の例では、利用者端末装置21が決済サーバ15に対して支払い指示を送信し(ST313)、これに応答した決済サーバ15が利用者端末装置21に対して支払い完了通知を送信しているが、本実施形態はこの例に限定されない。本実施形態の他の例では、利用者端末装置21がアプリサーバ23に対して支払い指示を送信し、この支払指示をアプリサーバ23が決済サーバ15に対して送信してもよい。この場合、決済サーバ15がアプリサーバ23に対して支払い完了通知を送信し、この支払い完了通知をアプリサーバ23が利用者端末装置21に対して送信してもよい。
【0124】
図13の例では、利用者端末装置21が駐車場サーバ13に対して支払い完了通知を送信しているが(ST319)、本実施形態はこの例に限定されない。本実施形態の他の例では、アプリサーバ23が駐車場サーバ13に対して支払い完了通知を送信してもよい。例えば、利用者端末装置21がアプリサーバ23に対して支払い指示を送信し、この支払指示をアプリサーバ23が決済サーバ15に対して送信し、支払い指示に応じて決済処理を実行した決済サーバ15がアプリサーバ23に対して支払い完了通知を送信した場合に、この支払い完了通知をアプリサーバ23が駐車場サーバ13に対して送信してもよい。
【0125】
図6の精算画面の例では、1回の駐車料金の支払いに対して1つの割引特典を行使する例を挙げたが、本実施形態の他の例では、1回の駐車料金の支払いに対して2以上の割引特典を行使してもよい。2以上の割引特典が、2以上の異なる事業者から直接付与されたもの(又は付帯事業者を介して間接的に付与されたもの)である場合、アプリサーバ23は、精算金額の支払い完了通知を受信した際に、2以上の異なる事業者の各々が保有するポイントを、各事業者が付与した割引特典の割引額に対応する値だけ減算してよい。
【0126】
上述した実施形態では、駐車場の車室毎に設置されたフラップ装置17において検出される車両毎の入庫の情報に基づいて駐車料金が計算される例を示したが、本実施形態の他の例では、車両のナンバ等の車両識別情報を用いて駐車料金の計算を行ってもよい。この場合、駐車場に設置されたカメラによって車両の車両識別情報を読み取ることにより、車両毎の入庫の情報を取得して、駐車料金の計算を行うことができる。
【0127】
上述した実施形態では、利用者が
図5に示す第2の画面140−1の駐車場名入力欄142及び車室番号入力欄143で駐車場情報及び車室番号の入力をする場合を例示したが、利用者端末装置21の位置検出システムあるいはフラップ装置17との通信等により、これらの情報の少なくとも一つを自動的に設定、あるいは選択できるようにしてもよい。
また、駐車場サーバ13が車室候補を提供するようにしてもよい。
【解決手段】駐車料金の精算画面において確認された精算金額により駐車料金の支払いが完了したことを示す支払い完了通知であって、少なくとも1つの割引特典を行使した駐車料金の支払いが完了したことを示す支払い完了通知がアプリサーバ23において受信されると(ST319)、当該少なくとも1つの割引特典を付与した少なくとも1つの事業者が保有するポイントから、当該少なくとも1つの割引特典の割引額に応じた値がそれぞれ減算される(ST325)。