特許第6883086号(P6883086)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6883086携行型時計のワインディング及び時間設定のための汎用デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6883086
(24)【登録日】2021年5月11日
(45)【発行日】2021年6月9日
(54)【発明の名称】携行型時計のワインディング及び時間設定のための汎用デバイス
(51)【国際特許分類】
   G04D 7/12 20060101AFI20210531BHJP
   G04D 7/00 20060101ALI20210531BHJP
【FI】
   G04D7/12 Z
   G04D7/00 Z
【請求項の数】17
【外国語出願】
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2019-212909(P2019-212909)
(22)【出願日】2019年11月26日
(65)【公開番号】特開2020-85911(P2020-85911A)
(43)【公開日】2020年6月4日
【審査請求日】2019年12月17日
(31)【優先権主張番号】18208249.5
(32)【優先日】2018年11月26日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】506425538
【氏名又は名称】ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(74)【代理人】
【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
(72)【発明者】
【氏名】バティスト・イノー
(72)【発明者】
【氏名】ジェローム・ファーヴル
【審査官】 佐々木 祐
(56)【参考文献】
【文献】 特開2018−200308(JP,A)
【文献】 独国特許発明第102013012854(DE,B3)
【文献】 特開2018−105858(JP,A)
【文献】 特表2016−511832(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0003200(US,A1)
【文献】 米国特許第05988871(US,A)
【文献】 独国特許出願公開第102008032124(DE,A1)
【文献】 特開平03−094193(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第03537234(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G04D 1/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
振動式共振器(2)を有する携行型時計(1)のワインディング及び時間設定をするための汎用デバイス(1000)であって、
前記振動式共振器(2)は、公称振動数N0の振動を発生させるように構成しており、前記携行型時計(1)が備えるユーザーがアクセス可能な、状態設定仕組み、リワインディング仕組み又はアクチュエーター(10)に対して相補的な内側輪郭を有する取り外し可能なキャップを有し、
当該汎用デバイス(1000)は、少なくとも1つの携行型時計受け支持体(305)を有する機械式ないし自動式の携行型時計用の自動ワインディング機構(304)を有する前記携行型時計(1)をリワインディングし状態を補正する手段を有し、
当該汎用デバイス(1000)は、基準クロック(1001)に対する前記携行型時計(1)の状態を測定するための状態測定手段(303)を有し、
観察システム(1002)を有する前記状態測定手段(303)が前記基準クロック(1001)を参照し、
当該汎用デバイス(1000)は、携行型時計(1)の前記振動式共振器(2)の停止又は稼働を観察するように構成している停止監視手段(500)と、及び制御手段(900)とを有し、
この制御手段(900)は、前記停止監視手段(500)によって停止が観察された際に、前記状態測定手段(303)によって送信されるデータに応じて前記携行型時計(1)が停止位置にあるときに前記携行型時計(1)によって表示される停止時間を識別し、前記基準クロック(1001)によって示される実際の時間と前記停止時間の間の同期までの残りの時間を計算するように構成しており、
前記残りの時間が経過したときに、前記携行型時計(1)の前記パワー格納手段をリワインディングするために前記自動ワインディング機構(304)をアクティブ化し、
少なくとも1つの前記携行型時計(1)は、前記携行型時計(1)が備えるユーザーがアクセス可能な状態設定仕組み、リワインディング仕組み又はアクチュエーター(10)に対して相補的な内側輪郭を有する取り外し可能なキャップを有し、前記取り外し可能なそのキャップは、前記取り外し可能なキャップが状態設定仕組み、リワインディング仕組み又はアクチュエーター(10)に対して半径方向に又は正面から挿入可能であるような第1のプレゼンテーション位置と、前記取り外し可能なキャップが前記状態設定仕組み、前記リワインディング仕組み又は前記アクチュエーター(10)を長手方向かつ/又は半径方向に把持してかぶさるように構成している第2の把持位置との間で、ヒンジ付けされており、かつ/又は弾性変形可能であり、
前記取り外し可能なキャップは、前記第2の把持位置において前記ロボット的マニピュレーター(306)によるすべての自由度におけるハンドリングを可能にするように構成している外部把持手段(11)を有する
ことを特徴とする汎用デバイス(1000)。
【請求項2】
当該汎用デバイス(1000)は、前記携行型時計(1)の状態を補正するための少なくとも1つの状態補正デバイス(300)を有し、前記自動ワインディング機構(304)を有し、
前記携行型時計(1)の前記支持体(305)には、状態補正発振器(301)が発生させる振動又は運動が与えられ、
前記状態補正発振器(301)は、補正振動数NCの振動を発生させ、前記補正振動数NCの振動及び/又は変調された運動を前記携行型時計(1)に与えるように構成しており、
前記状態補正デバイス(300)は、前記状態補正発振器(301)の振動を制御するように構成しており前記状態測定手段(303)と接続している状態制御手段(302)を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の汎用デバイス(1000)。
【請求項3】
前記汎用デバイス(1000)は、前記振動式共振器(2)の稼働監視手段(800)を有し、
前記制御手段(900)は、前記自動ワインディング機構(304)がアクティブ化するときに、前記携行型時計(1)の状態を補正するために前記汎用デバイスに設けられた少なくとも1つの状態補正デバイス(300)を用いた細密調整を可能にする前に、前記稼働監視手段(800)による公称振動数N0における前記振動式共振器(2)の稼働の安定の判断を待つように構成している
ことを特徴とする請求項1に記載の汎用デバイス(1000)。
【請求項4】
前記汎用デバイス(1000)は、前記振動式共振器(2)の稼働監視手段(800)を有し、
前記制御手段(900)は、前記自動ワインディング機構(304)がアクティブ化するときに、前記携行型時計(1)の状態を、前記少なくとも1つの状態補正デバイス(300)を用いた細密調整を可能にする前に、前記稼働監視手段(800)による公称振動数N0における前記振動式共振器(2)の稼働の安定の判断を待つように構成している
ことを特徴とする請求項2に記載の汎用デバイス(1000)。
【請求項5】
前記汎用デバイス(1000)は、前記振動式共振器(2)の稼働監視手段(800)を有し、
前記制御手段(900)は、前記自動ワインディング機構(304)がアクティブ化するときに、前記基準クロック(1001)を参照して前記携行型時計(1)の状態の前記少なくとも1つの状態補正デバイス(300)を用いた細密調整のために前記状態補正デバイス(300)をアクティブ化する前に、前記稼働監視手段(800)による公称振動数N0における前記振動式共振器(2)の稼働の安定の判断を待つように構成している
ことを特徴とする請求項2に記載の汎用デバイス(1000)。
【請求項6】
前記状態制御手段(302)は、携行型時計(1)の稼働偏差を測定するための稼働測定手段(203)と接続し、
この携行型時計(1)の前記振動式共振器(2)の稼働設定を制御し、
マスター発振器(201)が発生させる励起振動数NEの励起振動を制御するように構成しており、
前記励起振動数NEは、携行型時計1の公称振動数N0又はその倍数と等しく
基準クロック(1001)に対するマスター稼働の偏差値AMは、携行型時計(1)の初期の稼働の偏差値DIよりも小さく、
前記制御手段(900)は、前記自動ワインディング機構(304)がアクティブ化するときに、前記状態制御手段(302)に対して前記振動式共振器(2)の稼働設定を制御するように構成している
ことを特徴とする請求項2に記載の汎用デバイス(1000)。
【請求項7】
前記状態補正発振器(301)と前記マスター発振器(201)を同じ発振器が形成する
ことを特徴とする請求項に記載の汎用デバイス(1000)。
【請求項8】
前記リワインディング及び状態補正手段は、ユーザーがアクセス可能な携行型時計(1)の状態設定仕組みのハンドリングのために少なくとも1つのロボット的マニピュレーター(306)を有し、
前記ロボット的マニピュレーター(306)は、前記状態設定仕組みを把持してこれにかぶさるキャップをハンドリングし、又は前記状態設定仕組みが備える周部溝を把持するように構成している
ことを特徴とする請求項2に記載の汎用デバイス(1000)。
【請求項9】
前記自動ワインディング機構(304)は、ユーザーがアクセス可能なリワインディング仕組み又は前記リワインディング仕組みを把持してこれにかぶさるキャップをハンドリングすることによってパワーによって前記携行型時計(1)が備えるパワー格納手段(5)をチャージするために少なくとも1つのロボット的マニピュレーター(306)を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の汎用デバイス(1000)。
【請求項10】
機械式ないし自動式の携行型時計のための前記自動ワインディング機構(304)は、前記携行型時計(1)及びその振動錘が運動するようにセットすることによって、かつ/又は振動錘の磁気駆動によって、自動リワイディングを行うように構成している
ことを特徴とする請求項1に記載の汎用デバイス(1000)。
【請求項11】
前記状態制御手段(302)は、前記基準クロック(1001)に対する状態偏差が1分よりも小さいときに、前記携行型時計の状態を前記基準クロック(1001)の値に戻すように前記状態補正発振器(301)の振動を発生させるように構成しており、又は前記基準クロックに対する状態偏差が1分よりも大きいときに、ユーザーがアクセス可能な携行型時計(1)の状態設定仕組みに対してロボット的マニピュレーター(306)をハンドリングするように構成しており、
これによって、前記携行型時計(1)の状態を調整する
ことを特徴とする請求項2に記載の汎用デバイス(1000)。
【請求項12】
前記稼働測定手段(203)は、前記振動式共振器(2)の振動数、稼働及び振幅を評価するための少なくとも1つのマイクロホン(1003)を有し、
前記状態制御手段(302)は、所定のしきい値よりも大きな稼働偏差を観察したときに、前記マスター発振器(201)が発生させた少なくとも1つの前記励起振動数NEの前記励起振動を制御して、前記稼働偏差を前記マスター値AMと前記初期の稼働の偏差値DIの間の中間値に戻すように構成している
ことを特徴とする請求項に記載の汎用デバイス(1000)。
【請求項13】
請求項1に記載の汎用デバイス(1000)と、及び少なくとも1つの前記携行型時計(1)とを有する携行型時計バンク(2000)であって、
前記携行型時計(1)は、少なくとも1つの振動式共振器(2)を有するタイムベースと、ユーザーがアクセス可能な携行型時計(1)の状態設定仕組みを備える制御棒による状態補正手段と、パワー格納手段(5)又は少なくとも1つのバレルと、及びパワーチャージ手段(6)とを有し、
前記パワーチャージ手段(6)は、少なくとも1つの振動錘(7)を有する自動リワインディング機構、及び/又は前記制御棒による又はユーザーがアクセス可能なリワインディング仕組みを有するワインディング機構(8)によるマニュアルリワインディング機構を有する
ことを特徴とする携行型時計バンク(2000)。
【請求項14】
少なくとも1つの前記携行型時計(1)には、前記リワインディング仕組みのまわりの溝、及び/又は前記リワインディング仕組みを把持してこれにかぶさるように構成しているキャップがあり、
これによって、ロボット的マニピュレーター(306)による前記リワインディング仕組みの並進運動及び/又は回転運動のハンドリングを可能にする
ことを特徴とする請求項13に記載の携行型時計バンク(2000)。
【請求項15】
前記パワーチャージ手段(6)は、携行型時計(1)のケース内に少なくとも1つの可動部品を有する自動リワインディング機構を有し、
前記自動リワインディング機構は、前記自動ワインディング機構(304)又は前記支持体(305)が備える非接触式の駆動手段によって、又は磁場又は静電場によって、非接触で駆動されるように構成している
ことを特徴とする請求項13に記載の携行型時計バンク(2000)。
【請求項16】
当該携行型時計バンク(2000)が備える各携行型時計(1)には状態設定仕組みのまわりの溝、及び/又はユーザーがアクセス可能な前記状態設定仕組みを把持してこれにかぶさるように構成しているキャップがあり、
これによって、ロボット的マニピュレーター(306)による前記状態設定仕組みの並進運動及び/又は回転運動のハンドリングを可能にする
ことを特徴とする請求項13に記載の携行型時計バンク(2000)。
【請求項17】
請求項13に記載の携行型時計バンク(2000)の前記携行型時計(1)の状態を調整する方法であって、
前記携行型時計(1)の状態設定仕組み又はアクチュエーター(10)に適している取り外し可能なキャップが識別され、前記状態設定仕組み又は前記アクチュエーター(10)が引かれ、前記アクチュエーター(10)の前記状態設定仕組みに、前記取り外し可能なキャップが装備され、
前記携行型時計(1)は、前記ワインディング及び時間設定をするための汎用デバイス(1000)の前記支持体(305)上に配置され、前記状態測定手段(303)をアクティブ化し前記携行型時計(1)の状態測定を行うように制御手段(18)に対してアクションが行われ、
前記携行型時計(1)の状態は、前記状態制御手段(302)によって制御される前記ロボット的マニピュレーター(306)によって調整される
ことを特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、公称振動数の振動を発生させるように構成している振動式共振器を有する携行型時計(例、腕時計、懐中時計)のワインディング及び時間設定をするための汎用デバイスに関し、この汎用デバイスは、少なくとも1つの携行型時計受け支持体を有する機械式ないし自動式の携行型時計用の自動ワインディング機構を有する前記携行型時計をリワインディングし状態を補正する手段を有し、この汎用デバイスは、基準クロックに対する前記携行型時計の状態を測定するための状態測定手段を有し、観察システムを有する前記状態測定手段が前記基準クロックを参照する。
【0002】
本発明は、さらに、前記ワインディング及び時間設定をするための汎用デバイスと少なくとも1つの前記携行型時計を有する携行型時計バンクに関し、この携行型時計は、少なくとも1つの振動式共振器を有するタイムベースと、ユーザーがアクセス可能な状態調整仕組みを備える制御棒による状態補正手段と、パワー格納手段又は少なくとも1つのバレルと、及びパワーチャージ手段とを有する。
【0003】
本発明は、さらに、携行型時計の状態を調整する方法に関する。
【0004】
本発明は、携帯型時計のメンテナンス、及び状態設定が更新されており稼働設定が満足できるものであり完全なパワーチャージを与えるようなユーザーのコレクションからユーザーに携帯型時計を迅速に供給するデバイスの分野に関する。
【背景技術】
【0005】
現状のワインディング機構は、電気モーターと携行型時計支持体の間にて伝統的なギヤを用いる。この種の伝達機構は、製造コストが低く経済的であり消費電力が低く、連続回転のためには十分である。しかし、このようなワインディング機構が、10Hz又はこれよりも高い振動数までの変調された振動、特に、周期的な調整運動、をするように携行型時計を振動させる比較的速い往復運動、特に、ディザー、に用いられる場合、衝撃によるノイズが発生しやすくなり、ユーザーに不快感を与えてしまうことがある。
【0006】
GODERによる特許文献DE10 2013 012854 B3は、同期を行う携行型時計支持デバイスについて記載している。この携行型時計の稼働は、好ましくは、適切な位置となって、位置に応じて携行型時計の稼働偏差によって自動的に検出され補正される。代替的実施形態の1つにおいて、温度に基づいて稼働分析が行われる。別の代替的実施形態において、携行型時計の駆動ばねのワインディングの程度と相関させて稼働分析が行われる。
【0007】
BONNETによる特許文献US5988871Aは、機械式の携行型時計のワインディング機構装置について記載している。これは、ケース、手首の大きさのチャックを有し、この携行型時計は、ケース内に配置され保持される。つめ機構が、携行型時計のリュウズを把持し、電気モーターによって駆動される。つめは、携行型時計のリュウズを回転させ、規則的な間隔をあけて、自動的に所定値回転させる。制御回路は、携行型時計がワインディングされる頻度、そして、携行型時計がワインディングされるときは常に、モーターがつめを駆動する持続時間を調整する。
【0008】
GEHRINGによる特許文献DE10 2008 032124は、携行型時計を設定するデバイスについて記載している。これは、携行型時計のデータと機能を設定するように携行型時計に外部から作用するための作用手段を有し、この作用手段のいくらかは、ボタンやリュウズのような携行型時計の機械的なインタフェースに機械的に作用するための機械的な作用手段である。
【0009】
ムーブメント又は携行型時計の稼働調整及び状態補正にそれぞれ関連する同じ出願人の特許文献CH713821又はEP3410235、そして、CH713822又はEP3410236にディザー法が記載されている。このディザー法は、わずかなドリフト、例えば、1日当たり数十秒のもの、の補正に非常に有利である。しかし、このディザー法は、停止の後に時間を設定するときのように1分程度よりも大きく1日よりも小さいような状態エラーの補正やサマータイムやウィンタータイムなどへの移行については可能ではない。
【0010】
同じ出願人による特許文献CH00624/18やEP3422119は、汎用の携行型時計の準備デバイスに関し、ディザーに関する前記特許文献の教示内容を用いている。
【0011】
また、本質的に固定式時計のためのBreguet Sympathique Clockタイプのシステムが知られている。これは、特定のインタフェースを用いる機械的インタラクションによって特定の携行型時計の時間を設定するようにしか構成していない。
【0012】
最後に、分針と秒針の互いに対するインデキシングが貧弱であれば、現状ユーザーに情報を報告することはできても、インデキシングを補正することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、デバイス/装置/支持体を用いて自動的な振動する携行型時計の時間を設定することを提案するものである。このデバイスは、携行型時計のワインディングを可能にするが、本発明の原理は、携行型時計が実際に現在時刻を表示しているときに始動することにのみ関わる。
【課題を解決するための手段】
【0014】
このために、本発明は、請求項1に記載の携行型時計のワインディング及び時間設定をするための汎用デバイスに関する。
【0015】
本発明は、さらに、請求項12に記載の携行型時計バンクに関する。
【0016】
本発明は、さらに、請求項16に記載の携行型時計の状態を調整する方法に関する。
【0017】
添付の図面を参照しながら下記の詳細な説明を読むことによって、本発明の他の特徴や利点を理解することができるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明に係るワインディング及び時間設定をするための汎用デバイスの一部についての概略正面図である。これは、同じワインディング及び時間設定デバイスにマウントされる複数の異なる携行型時計を支持するワインディング機構を有し、その各携行型時計は、少なくとも振動運動、特に、回転する振動運動、に適している支持体上に載せられている。このワインディング機構は、特に、各携行型時計の状態を評価するための固定された観察システムを備える、状態測定手段を有し、これは、読み取られた時間を、ここでGPSリンクとして示している基準クロックと比較するように構成している。このワインディング機構は、さらに、携行型時計の振動数と稼働を評価するマイクロホンを有する。このワインディング機構は、各携行型時計を連続的に観察システムとマイクロホンに対向させるように構成している回転式ワインディング機構であり、これらの観察システムとマイクロホンは、この特定の実施形態において固有である。
図2】観察システムとマイクロホンが可動であり支持体が固定位置にあるようなワインディング機構を示している図1と同様な形態の図である。制御手段は、携行型時計の稼働や状態についてのデータをセンサーから集めて、適切な時間に自動ワインディング機構を動かすようにセットする。
図3】観察システムとマイクロホンが可動であり支持体が固定位置にあるような別のワインディング機構を示している図2と同様な形態の図である。
図4図4〜7は、ロボット的マニピュレーターを有するワインディング及び時間設定をするための汎用デバイスの別の部分を備える携行型時計の状態を設定する方法のいくつかのステップを示している。図4において、携行型時計の第1のリュウズに適している第1の取り外し可能なキャップが識別されている。
図5】この第1のリュウズが引かれている。
図6】第1のリュウズに第1の取り外し可能なキャップが装着されている。
図7】携行型時計が支持体上に配置されている。
図8】状態測定手段をアクティブ化し携行型時計の状態を測定するように制御手段に対してアクションが行われている。
図9】前記状態制御手段によって制御され第1の取り外し可能なキャップを操作するロボット的マニピュレーターによって携行型時計の状態が調整されている。
図10】随意的に、特定の時間の後で、制御手段のレベルの信号によって携行型時計の状態の設定の完了についてユーザーが通知される。
図11】支持体上に保持される携行型時計の発振器についての概略部分斜視図である。この発振器には、補正振動数における振動を発生させるように構成している状態補正発振器を制御するための状態制御手段を有する状態補正デバイスの作用が与えられる。この発振器は、この補正振動数における振動及び/又は変調された運動を携行型時計に与え、状態補正デバイスは、状態補正発振器の振動を制御するように構成している状態制御手段を有し、これは、携行型時計の状態を測定するための状態測定手段と接続している。
図12図11における携行型時計の発振器を示している概略部分斜視図である。この発振器において、さらに、状態管理手段がマスター発振器が発生させる励起振動数の励起振動を制御するように構成している。この励起振動数は、携行型時計の発振器の公称振動数又はその倍数とほぼ等しく、状態管理手段は、携行型時計の稼働偏差を測定するための稼働測定手段と接続している。
図13】支持体上にセットされている携行型時計についての概略部分斜視図であり、これは、バレル及び自動リワインディング用錘と、ハンドリング溝が形成されている第1の状態補正リュウズと、ハンドリング溝が形成されている第2のリワインディング用リュウズと、アクチュエーターとを有し、この第2のワインディング用リュウズは、ここにおいて、この第2のワインディング用リュウズを把持してこれにかぶさるように構成している第2の取り外し可能なキャップを備えて、ロボット的マニピュレーターによる第2のワインディング用リュウズのハンドリングを可能にし、前記アクチュエーターは、動力化されたマニピュレーターによってハンドリングされることにも適している。
図14】前記ワインディング及び時間設定をするための汎用デバイスと、及びいくつかの携行型時計とを有する携行型時計バンクについてのブロック図であり、これらの携行型時計はそれぞれ、稼働検査手段が各共振器の近くに配置されている振動式共振器のタイムベースと、第1のリュウズを備える制御棒による状態補正手段と、パワー格納手段又はバレルと、及びパワーチャージ手段とを有する。これらは、特に、図13に示している携行型時計の形態において、完全に又は部分的に構成している。
【発明を実施するための形態】
【0019】
同じ出願人による特許文献CH713821又はEP3410235、及びCH713822又はEP3410236は、少なくとも1つの機械式の携行型時計の振動数をスレーブ化するように構成しているスマートワインディング機構について記載している。異なる形態、特に、同じデバイス上で複数の携行型時計をスレーブ化するように構成している代替的形態、が考えられている。このことは、携行型時計の愛好家やコレクターからの需要が絶えずあることを表している。
【0020】
当然、ここで携行型時計に対してされる説明は、ユーザーによる本発明の実施に特に念頭に置いており、工場やサービス部門におけるケースに入れられていないムーブメントにも適用可能である。したがって、用語「携行型時計」は、単純化して用いられているものであり、完成された携行型時計に対しても、そのムーブメント単独に対しても同様に良好に当てはめることができる。
【0021】
本発明は、好ましくは、ワインディング機構に備えられ、携行型時計を止めるように、又は少なくとも携行型時計が止まることを可能にするように意図されており、バレルをワインディングする前にバレルが不動のときにバレルの自然なディスチャージを用いて現在の時間が表示時間と合致したときにバレルを再度始動させる。
【0022】
特許文献CH713821又はEP3410235は、自動携行型時計をワインディングしそのワインディングレベルを測定するデバイスについて記載している。したがって、このデバイスは、特に、携行型時計の停止を測定ないし検査することを可能にする。
【0023】
携行型時計が停止すると、このデバイスは、携行型時計によって表示される情報が現在時刻と合致するまでワインディング活動を停止する。したがって、2つ又は3つの針を用いて12時間のフォーマットでしか時間を表示しないような携行型時計においては、時間設定のための最大の持続時間は、その全パワーリザーブと12時間によって制限される。例えば、サマータイムへと変更する場合に(1時間進ませる)、必要な時間はその全パワーリザーブと11時間によって制限される。
【0024】
日付を表示する携行型時計のために、携行型時計が迅速な日付設定機能を備えこの設定がユーザーにまかされることを前提に、携行型時計の全パワーリザーブであり高々24時間である最大の持続時間の範囲内にて時間を設定することができる。一般的ルールとして、このデバイスを用いて時間設定するために必要な最大時間は、一方では、全パワーリザーブ、そして、他方では、設定がユーザーにまかされているものを例外として、表盤指示が同じ位置に戻る期間によって決まる。
【0025】
大半の携行型時計は、30〜80時間のパワーリザーブを有し、日付を用いず又は迅速な日付設定を用いて、12時間のフォーマットで表示し、したがって、時間が数日以内に設定される。このことは、ワインディング機構を所有するユーザーが時々しか使用しない場合にも良好に対応する。
【0026】
自動携行型時計が止まると、回転運動によって再開される正確な時間を知ることができることはほとんどない。また、バレルのパワーリザーブがほぼ空であれば、満状態のバレルと比べると携行型時計の稼働状況があまり良くないことが多い。したがって、この時間設定デバイスは、数秒の稼働のエラーを発生させがちである。
【0027】
したがって、特許文献CH713822又はEP3410236、及びCH00624/18又はEP3422119に記載された細密状態設定を利用すると好ましく、参照によってこれらの特許文献の内容を本明細書に組み入れる。また、前記特許文献に記載されているように、この手続きには、携行型時計が表示する時間についての知識が必要となる。
【0028】
具体的には、本発明は、振動式共振器2を有する携行型時計1のワインディング及び時間設定をするための汎用デバイス1000に関する。この共振器2は、公称振動数N0の振動を発生させるように構成している。
【0029】
汎用デバイス1000は、携行型時計1をリワインディングし状態を補正する手段を有し、これは、機械式ないし自動式の携行型時計用の自動ワインディング機構304を有し、これは、少なくとも1つの携行型時計受け支持体305を有する。
【0030】
汎用デバイス1000は、基準クロック1001に対する携行型時計1の状態を測定するための状態測定手段303を有し、観察システム1002を有するこの状態測定手段303がこの基準クロック1001を参照する。
【0031】
本発明によると、汎用デバイス1000は、携行型時計1の前記振動式共振器2の停止又は稼働を観察するように構成している停止監視手段500を有する。また、汎用デバイス1000は、制御手段900を有し、これは、停止監視手段500によって停止が観察された際に、状態測定手段303によって送信されたデータに応じて、この停止位置の携行型時計1によって表示される停止時間を識別するように構成している。この制御手段900は、さらに、基準クロック1001によって示される実際の時間とこの停止時間との間の次の同期時間までの残りの時間を計算し、この残りの時間が経過したときに、携行型時計1のパワー格納手段をリワインディングして、したがって、再度始動させることを可能にするために自動ワインディング機構304をアクティブ化する、
【0032】
具体的には、汎用デバイス1000は、携行型時計1の状態を補正するための少なくとも1つの状態補正デバイス300を有する。
【0033】
この状態補正デバイス300は、前記自動ワインディング機構304を有し、その支持体305には、状態補正発振器301が発生させる振動又は運動が与えられる。この状態補正発振器301は、補正振動数NCの振動を発生させて、補正振動数NCの振動及び/又は変調された運動を携行型時計1に与えるように構成している。
【0034】
状態補正デバイス300は、さらに、状態制御手段302を有し、これは、状態補正発振器301の振動を制御するように構成しており、状態測定手段303と接続している。
【0035】
好ましいことに、汎用デバイス1000は、このような振動式共振器2の稼働監視手段800を有する。また、自動ワインディング機構304がアクティブ化するときには、制御手段900は、携行型時計1の状態の細密調整が可能となる前に、前記稼働監視手段800によって公称振動数N0における振動式共振器2の稼働が安定していることの判断を待つように構成している。
【0036】
したがって、具体的には、自動ワインディング機構304がアクティブ化するときには、制御手段900は、基準クロック1001を参照して携行型時計1の状態の細密調整のための状態補正デバイス300をアクティブ化する前に、稼働監視手段800によって公称振動数N0における振動式共振器2の稼働が安定していることの判断を待つように構成している。
【0037】
汎用デバイス1000が、状態制御手段302を備える状態補正デバイス300を有する場合、この状態制御手段302は、好ましいことに、携行型時計1の稼働偏差を測定するための稼働測定手段203と接続されている。また、この状態制御手段302は、この携行型時計1の振動式共振器2の稼働設定を制御し、マスター発振器201が発生させる励起振動数NEの励起振動を制御するように構成しており、この励起振動数NEは、携行型時計1の公称振動数N0又はその倍数とほぼ等しく、基準202に対するマスター稼働の偏差値AMは、携行型時計1の初期の稼働の偏差値DIよりも小さい。また、自動ワインディング機構304がアクティブ化するときには、制御手段900は、状態制御手段302に対して振動式共振器2の稼働設定の発動を制御するように構成している。具体的には、同じ発振器が、状態補正発振器301とマスター発振器201の両方を形成する。
【0038】
具体的には、リワインディング及び状態補正手段は、リュウズ、ベゼルのようなユーザーがアクセス可能な携行型時計1の状態設定仕組みをハンドリングするための少なくとも1つのロボット的マニピュレーター306を有する。このロボット的マニピュレーター306は、好ましいことに、この状態設定仕組みを把持してこれにかぶさるキャップをハンドリングするように、又はこの状態設定仕組みによって構成する周部溝を把持するように構成している。
【0039】
代替的実施形態において、自動ワインディング機構304は、少なくとも1つのロボット的マニピュレーター306を有し、これは、リュウズ、ボルト、ボタンのようなユーザーがアクセス可能なリワインディング仕組みを直接ハンドリングすることによって、携行型時計1が備える、パワーによってパワー格納手段5をチャージし、又はこのリワインディング仕組みを把持してこれにかぶさるキャップをハンドリングする。
【0040】
代替的実施形態において、モーターは、機械式ないし自動式の携行型時計用の自動ワインディング機構304は、動力化されており、携行型時計1とその振動錘を動くようにセットし、かつ/又はその振動錘を磁気駆動することによって、自動携行型時計の自動リワインディングを行うように構成している。
【0041】
汎用デバイス1000が、状態制御手段302を備えた状態補正デバイス300を有する場合、この状態制御手段302は、好ましいことに、基準クロック1001に対する状態偏差が1分未満であるときに、携行型時計の状態を基準クロック1001の値に戻すように状態補正発振器301の振動を発生するように、又は基準クロックに対する状態偏差が1分よりも大きいときに、携行型時計1の状態を調整するために、ユーザーがアクセス可能な携行型時計1の状態設定仕組みに対するロボット的マニピュレーター306のハンドリングを行わせるように構成している。
【0042】
状態制御手段302が稼働測定手段203と接続している場合、この稼働測定手段203は、有利な代替的実施形態において、振動式共振器2の振動数、稼働及び振幅を評価するための少なくとも1つのマイクロホン1003を有する。また、所定のしきい値よりも大きな稼働偏差を観察した場合には、状態制御手段302は、マスター発振器201が発生させる励起振動数NEの少なくとも1つの励起振動を制御して、稼働偏差をマスター値AMと初期の稼働の偏差値DIの間の中間値に戻すように構成している。
【0043】
特許文献CH00624/18及びEP3422119は、さらに、本発明に係る汎用デバイスに直接適用可能であり組み込むことができる引用されたデバイスの様々な実施形態や代替的実施形態に関連している特定の特徴について記載している。
【0044】
同様に、本発明は、好ましいことに、ユーザーのコレクション、小売店の在庫などであることができる携行型時計バンク2000に適用可能である。
【0045】
このような携行型時計バンク2000は、好ましいことに、前記ワインディング及び時間設定をするための汎用デバイス1000及び少なくとも1つの携行型時計1によって構成している。この少なくとも1つの携行型時計1は、少なくとも1つの振動式共振器2を有するタイムベースと、リュウズ、ベゼルのような、ユーザーがアクセス可能な携行型時計1の状態設定仕組みを備える制御棒による状態補正手段と、パワー格納手段5又は少なくとも1つのバレルと、及びパワーチャージ手段6とを有する。具体的には、このパワーチャージ手段6は、少なくとも1つの振動錘7を有する自動リワインディング機構、及び/又は制御棒による又はユーザーがアクセス可能なリワインディング仕組みを有するワインディング機構8によるマニュアルリワインディング機構を有する。
【0046】
具体的には、この携行型時計バンク2000の少なくとも1つの携行型時計1には、パワーを用いるその自動チャージのために、リワインディング仕組みのまわりに形成された溝、及び/又はこのリワインディング仕組みを把持してこれにかぶさるように構成しているキャップが設けられており、これによって、ロボット的マニピュレーター306による並進運動及び/又は回転運動のハンドリングを可能にする。
【0047】
具体的には、パワーチャージ手段6は、携行型時計1のケース内に少なくとも1つの可動部品を有する自動リワインディング機構を有し、これは、自動ワインディング機構304又は支持体305が備える非接触式の駆動手段によって、又は磁場や静電場によって、非接触で駆動されるように構成している。
【0048】
本発明によると、携行型時計バンク2000の少なくとも1つの携行型時計1は、取り外し可能なキャップを有し、これは、携行型時計1が備えるユーザーがアクセス可能な、状態設定仕組み、リワインディング仕組み又はアクチュエーター10に対して相補的な内側輪郭を有し、この取り外し可能なキャップは、取り外し可能なキャップを状態設定仕組み、リワインディング仕組み又はアクチュエーター10に対して半径方向に又は正面から挿入することができるような第1のプレゼンテーション位置と、取り外し可能なキャップが状態設定仕組み、リワインディング仕組み又はアクチュエーター10を長手方向及び/又は半径方向にて把持してかぶさるように構成しているような第2の把持位置との間で動くようにヒンジ付けされており、かつ/又は弾性変形可能である。また、この取り外し可能なキャップは、外部把持手段11を有し、これは、取り外し可能なキャップの第2の把持位置においてロボット的マニピュレーター306によってすべての自由度で取り外し可能なキャップをハンドリングすることを可能にするように構成している。
【0049】
具体的には、携行型時計バンク2000が備える各携行型時計1には、その自動状態設定のために、状態設定仕組みのまわりの溝、及び/又はユーザーがアクセス可能な状態設定仕組みを把持して覆ってロボット的マニピュレーター306による並進運動及び/又は回転運動のハンドリングを可能にするように構成しているキャップがある。
【0050】
ここで再び、特許文献CH00624/18及びEP3422119は、さらに、本発明に係る携行型時計バンクにおいて直接適用可能であり一体化可能な引用されたデバイスについての様々な実施形態や代替的実施形態に関連する特定の特徴について記載している。
【0051】
また、同様に、本発明は、このような携行型時計バンク2000の携行型時計1の状態を調整する方法に関する。状態設定仕組み又は携行型時計1のアクチュエーター10に適している取り外し可能なキャップが識別され、この状態設定仕組み又はこのアクチュエーター10が引かれ(又は場合に応じて圧縮され)、アクチュエーター10の状態設定仕組みは、取り外し可能なキャップを装備しており、携行型時計1は、ワインディング及び時間設定をするための汎用デバイス1000の支持体305上に配置され、制御手段18に対してアクションが行われて、状態測定手段303をアクティブ化し、携行型時計1の状態測定を行い、そして、携行型時計1の状態が、状態制御手段302によって制御されるロボット的マニピュレーター306によって調整される。
【0052】
ここで再び、特許文献CH00624/18及びEP3422119は、さらに、本発明に係るこの調整方法に直接適用可能であり一体化可能な引用されたデバイスの様々な実施形態や代替的実施形態に関連する特定の特徴について記載している。
【符号の説明】
【0053】
1 携行型時計
2 振動式共振器
5 パワー格納手段
6 パワーチャージ手段
7 振動錘
8 ワインディング機構
10 アクチュエーター
11 外部把持手段
18 制御手段
201 マスター発振器
202 基準
203 稼働測定手段
300 状態補正デバイス
301 状態補正発振器
302 状態制御手段
303 状態測定手段
304 自動ワインディング機構
305 支持体
306 ロボット的マニピュレーター
500 停止監視手段
800 稼働監視手段
900 制御手段
1000 ワインディング及び時間設定をするための汎用デバイス
1001 基準クロック
1002 観察システム
1003 マイクロホン
2000 携行型時計バンク
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