【文献】
InterDigital, Inc.,Remaining issues on beam management [online],3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1718482,2017年10月 3日,インターネット,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1718482.zip
【文献】
Qualcomm Incorporated,PRACH Procedure Considerations [online],3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1718532,2017年10月 3日,インターネット,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1718532.zip
【文献】
Huawei, HiSilicon,Details of QCL assumptions and related RS design considerations [online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1709 R1-1715476,2017年 9月 9日,インターネット,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1709/Docs/R1-1715476.zip
【文献】
MediaTek Inc.,DL and UL Beam Management [online],3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1718333,2017年10月 3日,インターネット,URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1718333.zip
【文献】
Nokia, Nokia Shanghai Bell,Remaining details on beam indication, measurement and reporting[online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1801 R1-1800751,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1801/Docs/R1-1800751.zip>,2018年 1月13日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記アップリンクビームが、前記第1のノードが最大許容露光量条件に起因する送信制限下にあるとの決定に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
前記第1のノードが、前記アップリンクビームと関連付けられた第1の疑似コロケーションビームと、前記ダウンリンクビームと関連付けられた第2の疑似コロケーションビームとを示すように構成される、請求項1に記載の方法。
前記シグナリング状態が、前記アップリンクビームと前記第1のQCLビームの前記1つまたは複数の第1の特性とを示す第1の値を含み、前記シグナリング状態が、前記ダウンリンクビームと前記第2のQCLビームの前記1つまたは複数の第2の特性とを示す第2の値を含む、請求項11に記載の方法。
前記シグナリング状態が、前記アップリンクビームおよび前記ダウンリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性にシグナリング状態値をマッピングする、前記第2のノードによって記憶される単一のテーブルを使用して識別される、請求項11に記載の方法。
前記シグナリング状態が、前記第2のノードによって記憶される第1のテーブルおよび第2のテーブルを使用して識別され、前記第1のテーブルが、前記アップリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性に第1のシグナリング状態値をマッピングし、前記第2のテーブルが、前記ダウンリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性に第2のシグナリング状態値をマッピングする、請求項11に記載の方法。
前記第1のQCLビームの前記1つまたは複数の第1の特性が前記アップリンクビームを構成するために使用され、前記第2のQCLビームの前記1つまたは複数の第2の特性が前記ダウンリンクビームを構成するために使用される、請求項11に記載の方法。
前記アップリンクビームが、前記第1のノードが最大許容露光量条件に起因する送信制限下にあるとの決定に少なくとも部分的に基づいて決定される、請求項17に記載の第1のノード。
前記第1のノードが、前記アップリンクビームと関連付けられた第1の疑似コロケーションビームと、前記ダウンリンクビームと関連付けられた第2の疑似コロケーションビームとを示すように構成される、請求項17に記載の第1のノード。
前記シグナリング状態が、前記アップリンクビームと前記第1のQCLビームの前記1つまたは複数の第1の特性とを示す第1の値を含み、前記シグナリング状態が、前記ダウンリンクビームと前記第2のQCLビームの前記1つまたは複数の第2の特性とを示す第2の値を含む、請求項25に記載の第2のノード。
前記シグナリング状態が、前記アップリンクビームおよび前記ダウンリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性にシグナリング状態値をマッピングする、前記第2のノードによって記憶される単一のテーブルを使用して識別される、請求項25に記載の第2のノード。
前記シグナリング状態が、前記第2のノードによって記憶される第1のテーブルおよび第2のテーブルを使用して識別され、前記第1のテーブルが、前記アップリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性に第1のシグナリング状態値をマッピングし、前記第2のテーブルが、前記ダウンリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性に第2のシグナリング状態値をマッピングする、請求項25に記載の第2のノード。
前記シグナリング状態が、前記アップリンクビームと前記第1のQCLビームの前記1つまたは複数の第1の特性とを示す第1の値を含み、前記シグナリング状態が、前記ダウンリンクビームと前記第2のQCLビームの前記1つまたは複数の第2の特性とを示す第2の値を含む、請求項32に記載の装置。
前記シグナリング状態が、前記アップリンクビームおよび前記ダウンリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性にシグナリング状態値をマッピングする単一のテーブルを使用して識別される、請求項32に記載の装置。
前記シグナリング状態が、前記アップリンクビームと前記第1のQCLビームの前記1つまたは複数の第1の特性とを示す第1の値を含み、前記シグナリング状態が、前記ダウンリンクビームと前記第2のQCLビームの前記1つまたは複数の第2の特性とを示す第2の値を含む、請求項37に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
いくつかの態様では、第1のノードおよび第2のノードは、1つまたは複数のmm波ビームを介して通信可能であり、mm波ビームを介する通信は、受信機に到達するために複数の異なる経路を取り得る。mm波周波数帯域で送信しているとき、送信機は、サブ6ギガヘルツ(GHz)周波数帯域内の送信と比較してより高いアンテナ利得を使用し得る。その結果、特定の方向(たとえば、ビームの方向)における放射電力を表す実効等方放射電力(EIRP)は、サブ6GHz通信と比較してmm波通信に対してより高い場合がある。安全性を改善するために、いくつかの管理機関は、最大許容露光量(MPE)と呼ばれることがある、人体に向けることができるピークEIRPに対する制限を設定した。第1のノードがMPE条件下にあるとき、ダウンリンクビームは、第2のノードと通信するために第1のノードによって使用するのに好適であるが、同じ相互的ビームペア(reciprocal beam pair)における対応するアップリンクビームは、MPE条件によって使用が許可されない場合がある。
【0007】
第1のノードがMPE条件下にあるとき、第1のノードが、通信のために使用されるべきアップリンクビームおよび/またはアップリンクビームの1つまたは複数の特性を第2のノードにシグナリングすることが有利であり得る。いくつかの態様では、アップリンクビームは、通信のために使用されるべきダウンリンクビームとの相互的ビームペアを形成しない場合がある。この場合、第1のノードは、通信のために使用されるべき、ダウンリンクビームを第1の相互的ビームペアから、およびアップリンクビームを第2の相互的ビームペアからシグナリングしてもよく、ならびに/あるいはアップリンクビームおよび/またはダウンリンクビームの1つまたは複数の特性をシグナリングしてもよい。追加または代替として、第2のノードは、アップリンクビームおよび/またはダウンリンクビームを構成するために使用されるべき特性を示すシグナリング状態(たとえば、送信構成指示(TCI)状態)を第1のノードに送信してもよい。このようにして、第1のノードおよび第2のノードは、MPE制限を考慮する方法でビームを構成し得る。
【0008】
本開示の一態様では、方法、ノード、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。
【0009】
いくつかの態様では、方法は、第1のノードによって実行され得る。方法は、第2のノードと通信するための候補としてアップリンクビームを決定するステップと、第2のノードにアップリンクビームの指示を送信するステップと、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームと関連付けられた基準信号の指示を送信するステップとを含んでよく、基準信号はビームを介して前に伝達されている。
【0010】
いくつかの態様では、方法は、第2のノードによって実行され得る。方法は、第1のノードから対応する複数のアップリンクビームを介して複数のアップリンク基準信号を受信するステップと、複数のアップリンク基準信号に少なくとも部分的に基づいて複数のアップリンクビームのうちの1つのアップリンクビームを決定するステップと、アップリンクビームの指示およびアップリンクビームを構成するために使用されるべき疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の特性を第1のノードに送信するステップとを含み得る。
【0011】
いくつかの態様では、方法は、ノードによって実行され得る。方法は、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定するステップと、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定するステップと、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を送信するステップとを含み得る。
【0012】
いくつかの態様では、方法は、第1のノードによって実行され得る。方法は、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を示すシグナリング状態を受信するステップと、シグナリング状態において示される1つまたは複数の第1の特性に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成するステップと、アップリンクビームを使用して第2のノードと通信するステップとを含み得る。
【0013】
いくつかの態様では、第1のノードは、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み得る。メモリおよび少なくとも1つのプロセッサは、第2のノードと通信するための候補としてアップリンクビームを決定することと、第2のノードにアップリンクビームの指示を送信することと、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームと関連付けられた基準信号の指示を送信することとを行うように構成されてよく、基準信号はビームを介して前に伝達されている。
【0014】
いくつかの態様では、第2のノードは、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み得る。メモリおよび少なくとも1つのプロセッサは、第1のノードから対応する複数のアップリンクビームを介して複数のアップリンク基準信号を受信することと、複数のアップリンク基準信号に少なくとも部分的に基づいて複数のアップリンクビームのうちの1つのアップリンクビームを決定することと、アップリンクビームの指示およびアップリンクビームを構成するために使用されるべき疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の特性を第1のノードに送信することとを行うように構成され得る。
【0015】
いくつかの態様では、ノードは、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み得る。メモリおよび少なくとも1つのプロセッサは、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定することと、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定することと、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を送信することとを行うように構成され得る。
【0016】
いくつかの態様では、第1のノードは、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み得る。メモリおよび少なくとも1つのプロセッサは、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を示すシグナリング状態を受信することと、シグナリング状態において示される1つまたは複数の第1の特性に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成することと、アップリンクビームを使用して第2のノードと通信することとを行うように構成され得る。
【0017】
いくつかの態様では、第1の装置は、第2の装置と通信するための候補としてアップリンクビームを決定するための手段と、第2の装置にアップリンクビームの指示を送信するための手段と、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームと関連付けられた基準信号の指示を送信するための手段とを含んでよく、基準信号はビームを介して前に伝達されている。
【0018】
いくつかの態様では、第2の装置は、第1の装置から対応する複数のアップリンクビームを介して複数のアップリンク基準信号を受信するための手段と、複数のアップリンク基準信号に少なくとも部分的に基づいて複数のアップリンクビームのうちの1つのアップリンクビームを決定するための手段と、アップリンクビームの指示およびアップリンクビームを構成するために使用されるべき疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の特性を第1の装置に送信するための手段とを含み得る。
【0019】
いくつかの態様では、装置は、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定するための手段と、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定するための手段と、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を送信するための手段とを含み得る。
【0020】
いくつかの態様では、第1の装置は、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を示すシグナリング状態を受信するための手段と、シグナリング状態において示される1つまたは複数の第1の特性に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成するための手段と、アップリンクビームを使用して第2の装置と通信するための手段とを含み得る。
【0021】
いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。1つまたは複数の命令は、第1のノードの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、第2のノードと通信するための候補としてアップリンクビームを決定することと、第2のノードにアップリンクビームの指示を送信することと、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームと関連付けられた基準信号の指示を送信することとを行わせてよく、基準信号はビームを介して前に伝達されている。
【0022】
いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。1つまたは複数の命令は、第2のノードの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、第1のノードから対応する複数のアップリンクビームを介して複数のアップリンク基準信号を受信することと、複数のアップリンク基準信号に少なくとも部分的に基づいて複数のアップリンクビームのうちの1つのアップリンクビームを決定することと、アップリンクビームの指示およびアップリンクビームを構成するために使用されるべき疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の特性を第1のノードに送信することとを行わせ得る。
【0023】
いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。1つまたは複数の命令は、ノードの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定することと、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定することと、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を送信することとを行わせ得る。
【0024】
いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。1つまたは複数の命令は、第1のノードの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を示すシグナリング状態を受信することと、シグナリング状態において示される1つまたは複数の第1の特性に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成することと、アップリンクビームを使用して第2のノードと通信することとを行わせ得る。
【0025】
いくつかの態様では、方法は、第1のノードによって実行され得る。方法は、第2のノードと通信するためのアップリンクビームを決定するステップと、第2のノードと通信するための候補としてダウンリンクビームを決定するステップと、第2のノードにアップリンクビームおよびダウンリンクビームの指示を送信するステップとを含んでよく、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは相互的ビームペアではない。
【0026】
いくつかの態様では、第1のノードは、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み得る。メモリおよび少なくとも1つのプロセッサは、第2のノードと通信するためのアップリンクビームを決定することと、第2のノードと通信するための候補としてダウンリンクビームを決定することと、第2のノードにアップリンクビームおよびダウンリンクビームの指示を送信することとを行うように構成されてよく、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは相互的ビームペアではない。
【0027】
いくつかの態様では、第1の装置は、第2の装置と通信するためのアップリンクビームを決定するための手段と、第2の装置と通信するための候補としてダウンリンクビームを決定するための手段と、第2の装置にアップリンクビームおよびダウンリンクビームの指示を送信するための手段とを含んでよく、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは相互的ビームペアではない。
【0028】
いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。1つまたは複数の命令は、第1のノードの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、第2のノードと通信するためのアップリンクビームを決定することと、第2のノードと通信するための候補としてダウンリンクビームを決定することと、第2のノードにアップリンクビームおよびダウンリンクビームの指示を送信することとを行わせてよく、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは相互的ビームペアではない。
【0029】
いくつかの態様では、方法は、第2のノードによって実行され得る。方法は、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームの指示を第1のノードから受信するステップであって、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームは相互的ビームペアではない、ステップと、候補アップリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定するステップと、候補ダウンリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいてダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定するステップと、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を第1のノードに送信するステップとを含み得る。
【0030】
いくつかの態様では、第2のノードは、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み得る。メモリおよび少なくとも1つのプロセッサは、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームの指示を第1のノードから受信することであって、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームは相互的ビームペアではない、受信することと、候補アップリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定することと、候補ダウンリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいてダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定することと、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を第1のノードに送信することとを行うように構成され得る。
【0031】
いくつかの態様では、第2の装置は、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームの指示を第1の装置から受信するための手段であって、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームは相互的ビームペアではない、手段と、候補アップリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定するための手段と、候補ダウンリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいてダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定するための手段と、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を第1の装置に送信するための手段とを含み得る。
【0032】
いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。1つまたは複数の命令は、第2のノードの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームの指示を第1のノードから受信することであって、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームは相互的ビームペアではない、受信することと、候補アップリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定することと、候補ダウンリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいてダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定することと、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を第1のノードに送信することとを行わせ得る。
【0033】
態様は、概して、添付図面および本明細書を参照しながら実質的に本明細書で説明するような、および添付図面および本明細書によって示すような、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザ機器、基地局、ノード、第1のノード、第2のノード、ワイヤレス通信デバイス、および処理システムを含む。
【0034】
上記では、以下の発明を実施するための形態がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点をかなり広範に概説している。以下で、追加の特徴および利点が説明される。開示される概念および具体例は、本開示の同じ目的を実行するために他の構造を変更または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示される概念の特性、それらの編成と動作方法の両方が、関連する利点とともに、添付の図に関して検討されると以下の説明からより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明のために提供され、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものでない。
【発明を実施するための形態】
【0036】
添付の図面に関して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本明細書で説明される概念が実践され得る構成を表すことは意図されていない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を与えるための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることが当業者には明らかであろう。いくつかの事例では、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および構成要素はブロック図の形態で示される。
【0037】
次に、電気通信システムのいくつかの態様が、様々な装置および方法を参照して提示される。これらの装置および方法について、以下の詳細な説明において説明し、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示す。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。
【0038】
例として、要素、もしくは要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装され得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能を実行するように構成された他の適切なハードウェアを含む。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などと呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数などを意味するように広く解釈されるべきである。
【0039】
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されることがあり、または符号化されることがある。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、コンパクトディスクROM(CD-ROM)もしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、上述のタイプのコンピュータ可読媒体の組合せ、またはコンピュータによってアクセスされ得る命令もしくはデータ構造の形態のコンピュータ実行可能コードを記憶するために使用され得る任意の他の媒体を含むことができる。
【0040】
本明細書では、3Gおよび/または4Gワイヤレス技術と一般的に関連付けられる用語を使用して、態様が説明されることがあるが、本開示の態様は、5G技術を含む、5G以降などの、他の世代ベースの通信システムにおいて適用され得ることに留意されたい。
【0041】
図1は、本開示の態様が実践され得るネットワーク100を示す図である。ネットワーク100は、LTEネットワーク、または5Gネットワークなどの何らかの他のワイヤレスネットワークであり得る。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのBS110(BS110a、BS110b、BS110c、およびBS110dとして示されている)と、他のネットワークエンティティとを含み得る。BSは、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、基地局、5G BS、ノードB、gNB、5G NB、アクセスポイント、送信受信ポイント(TRP)などと呼ばれることもある。各BSは、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、その用語が使用される状況に応じて、BSのカバレッジエリア、および/またはこのカバレッジエリアにサービスしているBSサブシステムを指し得る。
【0042】
BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または別のタイプのセルのための通信カバレッジを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることがあり、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることがある。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることがあり、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることがある。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることがあり、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)の中のUE)による制限付きアクセスを可能にすることがある。マクロセルのためのBSは、マクロBSと呼ばれることがある。ピコセルのためのBSは、ピコBSと呼ばれることがある。フェムトセルのためのBSはフェムトBSまたはホームBSと呼ばれることがある。
図1に示される例では、BS110aは、マクロセル102aのためのマクロBSであることがあり、BS110bは、ピコセル102bのためのピコBSであることがあり、BS110cは、フェムトセル102cのためのフェムトBSであることがある。BSは1つまたは複数(たとえば、3つ)のセルをサポートし得る。「eNB」、「基地局」、「5G BS」、「gNB」、「TRP」、「AP」、「ノードB」、「5G NB」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
【0043】
いくつかの例では、セルは、必ずしも静止しているとは限らないことがあり、セルの地理的エリアは、モバイルBSの位置に従って移動することがある。いくつかの例では、BSは、任意の好適なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなどの、様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、アクセスネットワーク100の中で互いにかつ/または1つまたは複数の他のBSもしくはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
【0044】
ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含んでもよい。中継局は、上流局(たとえば、BSまたはUE)からデータの送信を受信でき、そのデータの送信を下流局(たとえば、UEまたはBS)に送ることができるエンティティである。中継局はまた、他のUEのための送信を中継することができるUEであり得る。
図1に示す例では、中継局110dは、BS110aとUE120dとの間の通信を容易にするために、マクロBS110aおよびUE120dと通信し得る。中継局は、中継BS、中継基地局、リレーなどと呼ばれることもある。
【0045】
ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、たとえば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、中継BSなどを含む、異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプのBSは、ワイヤレスネットワーク100において、異なる送信電力レベル、異なるカバレッジエリア、および干渉に対する異なる影響を有することがある。たとえば、マクロBSは、高い送信電力レベル(たとえば、5〜40ワット)を有することがあり、ピコBS、フェムトBS、および中継BSは、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1〜2ワット)を有することがある。
【0046】
ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合することがあり、これらのBSのための協調および制御を行うことがある。ネットワークコントローラ130は、バックホールを経由してBSと通信し得る。BSはまた、たとえば、ワイヤレスまたは有線のバックホールを介して、直接または間接的に互いに通信し得る。
【0047】
UE120(たとえば、120a、120b、120c)はワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散されることがあり、各UEは固定式または移動式であることがある。UEは、アクセス端末、端末、移動局、加入者ユニット、ステーションなどと呼ばれることもある。UEは、携帯電話(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスもしくは医療機器、生体センサー/デバイス、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマート衣服、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、車両部品もしくはセンサー、スマートメーター/センサー、産業用製造機器、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレスもしくは有線媒体を介して通信するように構成される任意の他の好適なデバイスであり得る。
【0048】
いくつかのUEは、マシンタイプ通信(MTC)UEまたは発展型または拡張マシンタイプ通信(eMTC:evolved or enhanced Machine-Type Communication)UEと見なされ得る。MTC UEおよびeMTC UEは、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、または何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、また、センサー、メーター、モニタ、ロケーションタグなどのリモートデバイスなどを含む。ワイヤレスノードは、たとえば、有線通信リンクまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(たとえば、インターネットもしくはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための、またはネットワークへの接続を提供し得る。いくつかのUEは、Internet-of-Things (IoT)デバイスと見なされることがあり、ならびに/またはNB-IoT(narrowband internet of things)デバイスとして実装されることがある。いくつかのUEは、顧客構内機器(CPE)と見なされてもよい。UE120は、プロセッサ構成要素、メモリ構成要素などのUE120の構成要素を収容するハウジングの内部に含められてもよい。
【0049】
一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが、所与の地理的エリアにおいて展開されてもよい。各ワイヤレスネットワークは、特定のRATをサポートしてもよく、1つまたは複数の周波数上で動作してもよい。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を避けるために、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートしてもよい。場合によっては、5G RATネットワークが展開されてもよい。
【0050】
いくつかの態様では、2つ以上のUE120(たとえば、UE120aおよびUE120eとして示されている)が1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用して(たとえば、互いに通信するための媒介として基地局110を使用せずに)直接通信してもよい。たとえば、UE120は、ピアツーピア(P2P)通信、デバイス間(D2D)通信、(たとえば、車車間(V2V)プロトコル、路車間(V2I)プロトコルなどを含む場合がある)ビークルツーエブリシング(V2X:vehicle-to-everything)プロトコル、メッシュネットワークなどを使用して通信してもよい。この場合、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、および/または本明細書の他の箇所で基地局110によって実行される動作として説明する動作を実行してもよい。
【0051】
いくつかの態様では、基地局110および/またはUE120は、本明細書の他の場所でより詳細に説明するように、ノードと呼ばれることがある。
【0052】
上で示されたように、
図1は例として提供されるにすぎない。他の例が可能であり、
図1に関して説明されたものとは異なり得る。
【0053】
図2は、
図1における基地局のうちの1つおよびUEのうちの1つであってもよい基地局110およびUE120の設計のブロック
図200を示す。基地局110はT個のアンテナ234a〜234tが装備されてもよく、UE120はR個のアンテナ252a〜252rが装備されてよく、ただし、一般にT≧1かつR≧1である。
【0054】
基地局110において、送信プロセッサ220は、1つまたは複数のUEのためのデータをデータソース212から受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいてUEごとに1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択し、UEのために選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいてUEごとにデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、データシンボルをすべてのUEに提供してもよい。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、準静的リソース区分情報(SRPI)などのための)システム情報、および制御情報(たとえば、CQI要求、グラント、上位レイヤシグナリングなど)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供し得る。送信プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、CRS)および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS:Primary Synchronization Signal)および2次同期信号(SSS:Secondary Synchronization Signal))用の基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a〜232tに提供し得る。各変調器232は、それぞれの出力シンボルストリームを(たとえば、OFDM用などに)処理して出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得し得る。変調器232a〜232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれ、T個のアンテナ234a〜234tを介して送信され得る。以下でより詳細に説明するいくつかの態様によれば、同期信号は、追加情報を伝達するための位置符号化を用いて生成されてもよい。
【0055】
UE120において、アンテナ252a〜252rは、基地局110および/または他の基地局からダウンリンク信号を受信してもよく、それぞれ、受信信号を復調器(DEMOD)254a〜254rに与えてもよい。各復調器254は、受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得してもよい。各復調器254は、入力サンプルを(たとえば、OFDMなどのために)さらに処理して受信されたシンボルを取得し得る。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a〜254rから受信シンボルを取得し、該当する場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供してもよい。受信(RX)プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク260に提供し、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供してもよい。チャネルプロセッサは、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを決定し得る。
【0056】
アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からのデータ、およびコントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備える報告のための)制御情報を受信して処理し得る。送信プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされてもよく、変調器254a〜254rによって(たとえば、DFT-s-OFDM用、CP-OFDM用などに)さらに処理され、基地局110へ送信されてもよい。基地局110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得してもよい。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に、かつ復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供してもよい。基地局110は、通信ユニット244を含んでよく、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130と通信してもよい。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、およびメモリ292を含んでもよい。
【0057】
基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の任意の他の構成要素は、本明細書の他の場所でより詳細に説明するように、最大許容露光量条件を克服するためのビーム管理に関連する1つまたは複数の技法を実行してもよい。たとえば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の任意の他の構成要素は、たとえば、
図6の方法600、
図7の方法700、
図8の方法800、
図9の方法900、
図10の方法1000、
図11の方法1100、および/または本明細書で説明する他のプロセスの動作を実行または指示してもよい。メモリ242および282は、それぞれ、BS110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶してもよい。スケジューラ246は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールしてもよい。
【0058】
上で示されたように、
図2は例として提供されるにすぎない。他の例が可能であり、
図2に関して説明されたものとは異なり得る。
【0059】
5Gとは、(たとえば、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ベースのエアインターフェース以外の)新たなエアインターフェースまたは(たとえば、インターネットプロトコル(IP)以外の)固定トランスポートレイヤに従って動作するように構成された無線を指すことがある。いくつかの態様では、5Gは、CPを含むOFDM(本明細書ではサイクリックプレフィックスOFDMもしくはCP-OFDMと呼ばれる)および/またはSC-FDMをアップリンク上で使用してよく、ダウンリンク上でCP-OFDMを利用し、TDDを使用する半二重動作のサポートを含んでよい。いくつかの態様では、5Gは、たとえば、CPを含むOFDM(本明細書ではCP-OFDMと呼ばれる)および/または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-s-OFDM)をアップリンク上で使用してもよく、ダウンリンク上でCP-OFDMを使用し、TDDを使う半二重動作のサポートを含んでよい。5Gは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービスターゲットの広い帯域幅(たとえば、80MHzを超える)、ミリ波(mmW)ターゲットの高いキャリア周波数(たとえば、60GHz)、マッシブMTC(mMTC)ターゲットの後方互換性のないMTC技法、および/またはミッションクリティカルターゲットの超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスを含み得る。
【0060】
100MHZの単一のコンポーネントキャリア帯域幅が、サポートされ得る。5Gリソースブロックは、0.1msの持続時間にわたって、サブキャリア帯域幅が75キロヘルツ(kHz)の12個のサブキャリアにまたがってもよい。各無線フレームは、10msの長さを有する50個のサブフレームを含んでもよい。結果として、各サブフレームは0.2msの長さを有してもよい。各サブフレームは、データ送信用のリンク方向(たとえば、DLまたはUL)を示してもよく、サブフレームごとのリンク方向は、動的に切り替えられてもよい。各サブフレームは、DL/ULデータならびにDL/UL制御データを含んでもよい。
【0061】
ビームフォーミングがサポートされてもよく、ビーム方向が動的に構成されてもよい。プリコーディングを用いたMIMO送信も、サポートされ得る。DLにおけるMIMO構成は、最大8つのストリームおよびUEごとに最大2つのストリームのマルチレイヤDL送信とともに、最大8つの送信アンテナをサポートし得る。UEごとに最大2つのストリームを用いたマルチレイヤ送信がサポートされ得る。最大8つのサービングセルを用いて、複数のセルのアグリゲーションがサポートされ得る。代替として、5Gは、OFDMベースのインターフェース以外の異なるエアインターフェースをサポートしてもよい。5Gネットワークは、中心ユニットまたは分散ユニットなどのエンティティを含んでもよい。
【0062】
RANは、中央ユニット(CU)および分散ユニット(DU)を含み得る。5G BS(たとえば、gNB、5G Node B、ノードB、送信受信ポイント(TRP)、アクセスポイント(AP))は、1つまたは複数のBSに相当し得る。5Gセルは、アクセスセル(ACell:Access Cell)またはデータ専用セル(DCell:Data only Cell)として構成され得る。たとえば、RAN(たとえば、中央ユニットまたは分散ユニット)は、セルを構成することができる。DCellは、キャリアアグリゲーションまたはデュアル接続性に使用されるが、初期アクセス、セル選択/再選択、またはハンドオーバに使用されないセルであってもよい。いくつかの態様では、DCellは、同期信号を送信しなくてよい。いくつかの態様では、DCellは、同期信号を送信してよい。5G BSは、セルタイプを示すダウンリンク信号をUEに送信することができる。セルタイプ指示に少なくとも部分的に基づいて、UEは5G BSと通信し得る。たとえば、UEは、示されたセルタイプに少なくとも部分的に基づいて、セル選択用、アクセス用、ハンドオーバ用、および/または測定用と見なすべき5G BSを決定し得る。
【0063】
図3は、最大許容露光量条件を克服するためのビーム管理に関連する例300を示す図である。
【0064】
図3に示すように、第1のノード310(たとえば、UE120)および第2のノード320(たとえば、基地局110)は、1つまたは複数のビームを介して通信可能であり、ビームを介する通信は、受信機に到達するために経路のクラスタとして示す複数の異なる経路を取り得る。場合によっては、ビームは、ミリメートル波(mm波)周波数帯域内で通信を搬送するmm波ビームであり得る。mm波周波数帯域内で送信しているとき、送信機は、サブ6ギガヘルツ(GHz)周波数帯域内の送信と比較してより高いアンテナ利得を使用し得る。その結果、特定の方向(たとえば、ビームの方向)における放射電力を表す実効等方放射電力(EIRP)は、サブ6GHz通信と比較してmm波通信に対してより高い場合がある。安全性を改善するために、いくつかの管理機関は、人体に向けることができるピークEIRPに対する制限を設定した。これらの制限は、最大許容露光量(MPE)と呼ばれることがある。
【0065】
参照番号330で示すように、いくつかの態様では、MPE条件は、第1のノード310のユーザの手が、第1のノード310のアンテナサブアレイへのおよび/またはからの通信を遮断または妨害するか、またはさもなければアンテナサブアレイの近くに置かれる、ハンドブロッキングのシナリオに起因する場合がある。追加または代替として、MPE条件は、ユーザの顔、頭、耳、足など、ユーザの体の別の部分の位置に起因する場合がある。第1のノード310がMPE条件下にあるとき、第1のクラスタ340のダウンリンクビームは、第2のノード320と通信するために第1のノードによって使用するのに好適であるが、第1のクラスタ340のアップリンクビームは、MPE条件によって使用が許可されない場合がある。この場合、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは、相互的ビームペアを形成してよく、そこにおいて、アップリンクビームは第1のノード310における送信および第2のノード320における受信のために使用され、ダウンリンクビームは第2のノード320における送信および第1のノード310における受信のために使用される。相互的ビームペアでは、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは、同じ方向または経路内にあり得る(たとえば、エネルギーは他の方向より特定の方向内でより多く放射される)が、アップリンクビーム上の通信は、ダウンリンクビーム上の通信と反対方向に伝播し得る。さらに、相互的ビームペアを介して通信を送信および受信するために使用されるアンテナの、利得、放射パターン、インピーダンス、帯域幅、共振周波数、偏波などの電気的特性は、電磁気学の相反定理に起因して、アンテナが送信しているかまたは受信しているかにかかわらず、同じであり得る。
【0066】
上記で示したように、第1のノード310がMPE条件下にあるとき、相互的ビームペアのダウンリンクビームは、第2のノード320から通信を受信するために第1のノード310によって使用するのに好適であり得、他のダウンリンクビームと比較してより良いビーム条件(たとえば、より強いビーム)を有し得るが、相互的ビームペアのアップリンクビームは、MPE条件に起因して第1のノード310による通信の送信を許可されない場合がある。たとえば、送信が第1のノード310および/またはユーザの手または他の体の部分に到達するときまでに、第2のノード320による送信のEIRPレベルが弱まっているため、ダウンリンクビームは、MPE制限下にない場合がある。しかしながら、第1のノード310とユーザの手または体の他の部分とが極めて接近していることに起因して、第1のノード310による送信のEIRPレベルが許容されるEIRPレベルを超えるために、アップリンクビームは、MPE制限下にある場合がある。これは第1のクラスタ340によって示される。
【0067】
そのような場合、第1のノード310が、通信のために使用されるべきアップリンクビームおよび/またはアップリンクビームの1つまたは複数の特性を第2のノード320にシグナリングすることが有利であり得る。いくつかの態様では、アップリンクビームは、通信のために使用されるべきダウンリンクビームとの相互的ビームペアを形成しない場合がある。たとえば、アップリンクビームは、第2のクラスタ350内に含まれてよく、第1のクラスタ340内のダウンリンクビームより弱い、および/またはより好適でないビーム条件を有する第2のクラスタ350内でダウンリンクビームとの相互的ビームペアを形成する場合がある。この場合、第1のノード310は、通信のために使用されるべきダウンリンクビームを第1の相互的ビームペア(たとえば、第1のクラスタ340)から、およびアップリンクビームを第2の相互的ビームペア(たとえば、第2のクラスタ350)からシグナリングしてもよく、ならびに/あるいはアップリンクビームおよび/またはダウンリンクビームの1つまたは複数の特性をシグナリングしてもよい。追加または代替として、第2のノード320は、アップリンクビームおよび/またはダウンリンクビームを構成するために使用されるべき特性を示すシグナリング状態(たとえば、送信構成指示(TCI)状態)を第1のノード310に送信してもよい。このようにして、第1のノード310および第2のノード320は、MPE制限を考慮する方法でビームを構成し得る。
【0068】
上で示されたように、
図3は例として提供される。他の例が可能であり、
図3に関して説明された例とは異なってよい。
【0069】
図4は、最大許容露光量条件を克服するためのビーム管理に関連する例400を示す図である。
【0070】
図4に示すように、第1のノード405は、第2のノード410と通信し得る。いくつかの態様では、第1のノード405はUE(たとえば、本明細書で説明するUE120および/または別のUE)であってもよく、第2のノード410は基地局(たとえば、本明細書で説明する基地局110および/または別の基地局)であってもよい。いくつかの態様では、第1のノード405は第1の基地局(たとえば、本明細書で説明する基地局110および/または別の基地局)であってもよく、第2のノード410は第2の基地局(たとえば、本明細書で説明する基地局110および/または別の基地局)であってもよい。たとえば、第2の基地局は、第1の基地局(たとえば、アクセス基地局)と(たとえば、ネットワークコントローラ130を含む)コアネットワークとの間の媒介としての役目を果たすバックホール基地局であってもよい。いくつかの態様では、第1のノード405は第1のUE120であってもよく、第2のノード410は第2のUE120であってもよい。
【0071】
参照番号415で示すように、第1のノード405は、第1のノード405がMPE条件下にあることを決定し得る。たとえば、第1のノード405は、第1のノード405の特定のアンテナサブアレイが近くにあるおよび/または人体によって妨害されているかどうか、第1のノード405の特定の指向性ビームが人体に向けられているおよび/または人体によって妨害されているかどうかなどを、(たとえば、広帯域および/または狭帯域測距技法を使用して)検出可能であり得る。MPE条件下にあるとき、第1のノード405は、MPE条件に起因する送信制限(たとえば、アンテナ利得の制限、送信電力の制限など)の影響下にある場合がある。
【0072】
参照番号420で示すように、第1のノード405は、第2のノード410と通信するための候補としてアップリンクビーム(たとえば、第1のノード405がそれを介して第2のノード410に通信を送信するべきビーム)を決定し得る。いくつかの態様では、第1のノード405は、第1のノード405がMPE条件下にある(たとえば、MPE条件による送信制限下にある)との決定に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを決定し得る。たとえば、第1のノード405は、MPE条件のために(たとえば、特定のアップリンクビームが人体に向けられているために)、最良のビームパラメータ(たとえば、信号品質パラメータ、信号電力パラメータなど)と関連付けられた特定のアップリンクビームの使用を許可されない、最良のビームパラメータと関連付けられたダウンリンクビームとの相互的ビームペアの一部である特定のアップリンクビームの使用を許可されない、などの場合がある。この場合、一例として、第1のノード405は、MPE条件下にない最良のアップリンクビーム(たとえば、MPE条件下にないアップリンクビームのグループの中の最良のビームパラメータと関連付けられたアップリンクビーム)を決定し得る。いくつかの態様では、第1のノード405は、候補として複数のアップリンクビーム(たとえば、MPE条件下にないアップリンクビームのグループ)を決定してもよく、対応するビームパラメータに少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームをランク付けしてもよい。
【0073】
さらに示すように、いくつかの態様では、第1のノード405は、第2のノード410と通信するための候補としてダウンリンクビーム(たとえば、第1のノード405がそれを介して第2のノード410から通信を受信するべきビーム)を決定し得る。いくつかの態様では、第2のノード410と通信するための候補として識別されたアップリンクビームおよびダウンリンクビームは、同じ相互的ビームペアの一部でない場合がある。いくつかの態様では、第1のノード405は、候補として複数のダウンリンクビーム(たとえば、ダウンリンクビームのグループ)を決定してもよく、対応するビームパラメータに少なくとも部分的に基づいてダウンリンクビームをランク付けしてもよい。
【0074】
参照番号425によって示すように、第1のノード405は、第2のノード410に指示を送信してもよい。いくつかの態様では、第1のノード405は、第1のノード405がMPE条件下にあることを示してもよい。追加または代替として、第1のノード405は、アップリンクビームまたはアップリンクビームのグループを(たとえば、1つまたは複数のビームインデックスを使用して)第2のノードに示してもよい。追加または代替として、第1のノード405は、ダウンリンクビームまたはダウンリンクビームのグループを(たとえば、1つまたは複数のビームインデックスを使用して)第2のノード410に示してもよい。追加または代替として、以下でより詳細に説明するように、第1のノード405は、アップリンクビームと疑似コロケーションされた第1のビームと関連付けられた第1の基準信号を示してもよく、および/またはダウンリンクビームと疑似コロケーションされた第2のビームと関連付けられた第2の基準信号を示してもよい。
【0075】
一例として、示すように、第1のダウンリンクビーム(たとえば、DLビーム1として示す)および第1のアップリンクビーム(たとえば、ULビーム1として示す)は第1の相互的ビームペアの一部であり得、第2のダウンリンクビーム(たとえば、DLビーム2として示す)および第2のアップリンクビーム(たとえば、ULビーム2として示す)は第2の相互的ビームペアの一部であり得る。第1の相互的ビームペアは、第2の相互的ビームペアより良好なビームパラメータと関連付けられているが、第1のノード405は、MPE条件に起因して第1のアップリンクビームの使用を許可されていない。この場合、第1のノード405は、第2のノード410と通信するための候補として第2のアップリンクビームを決定し得る。
【0076】
参照番号430で示すように、第1のノード405は、第2のノード410と通信するための候補として決定された1つまたは複数のアップリンクビーム(たとえば、MPE制限下にない1つまたは複数のアップリンクビーム)の指示を送信し得る。たとえば、第1のノード405は、MPE制限下にない最良の利用可能なアップリンクビームであり得る、ULビーム2に対するビームインデックスおよびULビーム3に対するビームインデックスを送信し得る。追加または代替として、第1のノード405は、アップリンクビームと疑似コロケーションされた疑似コロケーションビームと関連付けられた基準信号の指示を送信してもよく、基準信号は、疑似コロケーションビームを介して前に伝達されている場合がある。2つのビームが疑似コロケーションされたとき、一方のビームの1つまたは複数の特性が、遅延拡散、ドップラー拡散、周波数シフト、平均利得、平均遅延、平均受信電力、受信タイミングなど、他方のビームの対応する1つまたは複数の特性を推測するために使用され得る。
【0077】
参照番号435で示すように、いくつかの態様では、基準信号は、2次同期信号(SSS)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)もしくは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)もしくは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のうちの1つまたは複数と関連付けられた復調基準信号(DMRS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、トラッキング基準信号(TRS)、位相トラッキング基準信号(PT-RS)、同期信号ブロック(SSブロックまたはSSB)などのダウンリンク基準信号であり得る。例400では、ULビーム2は、4のインデックスを有するCSI-RSを送信するために前の使用されたビームと疑似コロケーションされる。この場合、第2のノード410は、CSI-RS 4を送信するために特定のビームを前に使用されており、その特定のビームの1つまたは複数の特性は、ULビーム2の対応する1つまたは複数の特性を推測するために第2のノード410によって使用され得る。いくつかの態様では、第1のノード405は、CSI-RS 4を通信するために使用される疑似コロケーションビームから推測されるべき1つまたは複数の特性を示し得る。
【0078】
参照番号440で示すように、いくつかの態様では、基準信号は、サウンディング基準信号(SRS)、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)もしくは物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のうちの1つまたは複数と関連付けられたアップリンクDMRSなどのアップリンク基準信号であり得る。例400では、ULビーム3は、0のインデックスを有するSRSを送信するために前の使用されたビームと疑似コロケーションされる。いくつかの態様では、第1のノード405は、SRS 0を送信するために特定のビームを前に使用されており、その特定のビームの1つまたは複数の特性は、ULビーム3の対応する1つまたは複数の特性を推測するために第2のノード410によって使用され得る。いくつかの態様では、第1のノード405は、SRS 0を通信するために使用される疑似コロケーションビームから推測されるべき1つまたは複数の特性を示し得る。
【0079】
いくつかの態様では、第1のノード405は、複数の対応するビーム上で第2のノード410に複数のアップリンク基準信号(たとえば、複数のSRSなど)を送信するように(たとえば、第2のノード410から受信された命令に基づいて)構成され得、第2のノード410は、第1のノード405によって送信された複数のアップリンク基準信号に少なくとも部分的に基づいて使用されるべきアップリンクビームを決定し得る。いくつかの態様では、第1のノード405は、通信のための候補として1つまたは複数のアップリンクビームを示すのではなく(たとえば、例400におけるULビーム3および/またはSRS 0を示すのではなく)複数のアップリンク基準信号を送信し得る。いくつかの態様では、第2のノード410は、アップリンクビーム(たとえば、最良の信号パラメータを有するアップリンク基準信号がそれを介して受信されるアップリンクビーム)を決定し得、(たとえば、本明細書の他の場所でより詳細に説明するシグナリング状態テーブルを使用して)第1のノード405にアップリンクビームをシグナリングし得る。追加または代替として、第2のノード410は、(たとえば、本明細書の他の場所でより詳細に説明するシグナリング状態テーブルを使用して)アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームから推測されるべき1つまたは複数の特性をシグナリングし得る。いくつかの態様では、第1のノード405は、MPE条件下にあるアップリンクビームを介してアップリンク基準信号を送信せず、それによって、MPE条件下にあるアップリンクビームが第2のノード410によって選択されないことを確実にする。
【0080】
いくつかの態様では、第1のノード405は、第1のノード405がビーム相互関係条件(beam reciprocity condition)下にないことおよび/または第1のノード405がMPE条件下にあることを、第2のノード410に示し得る。第2のノード410は、第1のノード405がビーム相互関係条件下にないことおよび/または第1のノード405がMPE条件下にあることの指示を受信することに少なくとも部分的に基づいて、複数のアップリンク基準信号を送信するように第1のノード405に指示し得る。いくつかの態様では、第2のノード410は、アップリンクビームおよび/またはアップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーションビームの1つまたは複数の第1の特性を決定し得、第1のノード405は、ダウンリンクビームおよび/またはダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2の疑似コロケーションビームの1つまたは複数の第2の特性を決定し得る。
【0081】
いくつかの態様では、第1のノード405は、ダウンリンク基準信号を使用して、第1のノード405がビーム相互関係条件下にあるときに疑似コロケーションビームを示し得る。たとえば、相互的ビームペアのチャネル条件が(たとえば、あるしきい値内で)実質的に同じであるとき、ダウンリンク基準信号は、第2のノード410に示されたアップリンクビームと疑似コロケーションされたダウンリンクビームを識別するために使用され得る。なぜならば、ダウンリンクビームは、第2のノード410に示されたアップリンクビームと疑似コロケーションされた対応するアップリンクビームと同様のチャネル条件を有し得るからである。反対に、第1のノード405は、アップリンク基準信号を使用して、第1のノード405がビーム相互関係条件下にないときに疑似コロケーションビームを示し得る。たとえば、相互的ビームペアのチャネル条件が(たとえば、あるしきい値内で)実質的に同じではないとき、ダウンリンク基準信号は、第2のノード410に示されたアップリンクビームと疑似コロケーションされた対応するアップリンクビームと同様のチャネル条件を持たない。この場合、第1のノード405は、アップリンク基準信号を使用して、第2のノード410に示されたアップリンクビームと疑似コロケーションされたアップリンクビームを識別し得る。
【0082】
参照番号445で示すように、第1のノード405は、第2のノード410と通信するための候補として決定された(たとえば、MPE制限下にない)1つまたは複数のダウンリンクビームの指示を送信し得る。たとえば、第1のノード405は、最良の利用可能なダウンリンクビームであり得るDLビーム1に対するビームインデックスおよびDLビーム2に対するビームインデックスを送信し得る。追加または代替として、第1のノード405は、ダウンリンクリンクビームと疑似コロケーションされた疑似コロケーションビームと関連付けられた基準信号の指示を送信してもよく、基準信号は、疑似コロケーションビームを介して前に伝達されている場合がある。いくつかの態様では、第1のノード405は、アップリンクビームと関連付けられた第1の疑似コロケーションビームと、ダウンリンクビームと関連付けられた第2の(たとえば、異なる)疑似コロケーションビームとを示し得る。
【0083】
参照番号450で示すように、いくつかの態様では、ダウンリンクビームと疑似コロケーションされた疑似コロケーションビームと関連付けられた基準信号は、ダウンリンク基準信号であり得る。例400では、DLビーム1は、3のインデックスを有するCSI-RSを送信するために前の使用されたビームと疑似コロケーションされる。この場合、第2のノード410は、CSI-RS 3を送信するために特定のビームを前に使用されており、その特定のビームの1つまたは複数の特性は、DLビーム1の対応する1つまたは複数の特性を推測するために第2のノード410によって使用され得る。いくつかの態様では、第1のノード405は、CSI-RS 3を通信するために使用される疑似コロケーションビーム推測されるべき1つまたは複数の特性を示し得る。
【0084】
参照番号455で示すように、いくつかの態様では、第2のノード410は、アップリンクビームと疑似コロケーションされた第1の疑似コロケーションビームに少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成し得る。たとえば、第2のノード410は、第1の疑似コロケーションビームの対応する1つまたは複数の特性に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームの1つまたは複数の特性を推測し得る。追加または代替として、第2のノード410は、ダウンリンクビームと疑似コロケーションされた第2の疑似コロケーションビームに少なくとも部分的に基づいてダウンリンクビームを構成し得る。たとえば、第2のノード410は、第2の疑似コロケーションビームの対応する1つまたは複数の特性に少なくとも部分的に基づいてダウンリンクビームの1つまたは複数の特性を推測し得る。このようにして、そうでなければアップリンクビームおよび/またはダウンリンクビームの特性を決定するために消費されることになるネットワークリソースおよび/または処理リソースが、節約され得る。いくつかの態様では、アップリンクビームおよび/またはダウンリンクビームを構成した後、第2のノード410は、アップリンクビームおよび/またはダウンリンクビームを使用して第1のノード405と通信し得る。
【0085】
上で示されたように、
図4は例として提供される。他の例が可能であり、
図4に関して説明された例とは異なってよい。
【0086】
図5は、最大許容露光量条件を克服するためのビーム管理に関連する例500を示す図である。
【0087】
図5に示すように、第1のノード505は、第2のノード510と通信し得る。いくつかの態様では、第1のノード505は、
図4に関して上記で説明した第1のノード405に対応し得る。追加または代替として、第2のノード510は、
図4に関して上記で説明した第2のノード410に対応し得る。いくつかの態様では、第1のノード505はUE(たとえば、本明細書で説明するUE120および/または別のUE)であってもよく、第2のノード510は基地局(たとえば、本明細書で説明する基地局110および/または別の基地局)であってもよい。いくつかの態様では、第1のノード505は第1の基地局(たとえば、本明細書で説明する基地局110および/または別の基地局)であってもよく、第2のノード510は第2の基地局(たとえば、本明細書で説明する基地局110および/または別の基地局)であってもよい。たとえば、第2の基地局は、第1の基地局(たとえば、アクセス基地局)と(たとえば、ネットワークコントローラ130を含む)コアネットワークとの間の媒介としての役目を果たすバックホール基地局であってもよい。いくつかの態様では、第1のノード505は第1のUE120であってもよく、第2のノード510は第2のUE120であってもよい。
【0088】
参照番号515で示すように、第2のノード510は、アップリンクビーム(たとえば、第1のノード505から第2のノード510に情報を伝達するために使用されるアップリンクビーム)を構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーションビームの1つまたは複数の第1の特性を決定し得る。追加または代替として、第2のノード510は、ダウンリンクビーム(たとえば、第2のノード510から第1のノード505に情報を伝達するために使用されるダウンリンクビーム)を構成するために使用されるべき第2の疑似コロケーションビームの1つまたは複数の第2の特性を決定し得る。1つまたは複数の第1の特性および/または1つまたは複数の第2の特性は、第1の疑似コロケーションビームおよび/または第2の疑似コロケーションビームの特性からアップリンクビームおよび/またはダウンリンクビームに対して推測され得る特性を含み得る。たとえば、アップリンクビームの特性は第1の疑似コロケーションビームの特性と同じであり得、ダウンリンクビームの特性は第2の疑似コロケーションビームの特性と同じであり得る。特性は、たとえば、遅延拡散、ドップラー拡散、周波数シフト、平均利得、平均遅延、平均受信電力、受信タイミングなどを含み得る。
【0089】
さらに示すように、第2のノード510は、第1のノード505に1つまたは複数の第1の特性および/または1つまたは複数の第2の特性を示すために使用されるべきシグナリング状態を決定し得る。いくつかの態様では、シグナリング状態は、送信構成指示(TCI)であり得る。たとえば、第2のノード510は、1つまたは複数の第1の特性および/または1つまたは複数の第2の特性にシグナリング状態をマッピングする1つまたは複数のシグナリング状態テーブル(たとえば、1つまたは複数のTCIテーブル)を記憶し得る。いくつかの態様では、以下でより詳細に説明するように、単一のシグナリング状態値(たとえば、単一のシグナリング状態テーブル内に記憶される)は、アップリンクビームに対する1つまたは複数の第1の特性およびダウンリンクビームに対する1つまたは複数の第2の特性を示すために使用され得る。いくつかの態様では、以下でより詳細に説明するように、別個のシグナリング状態値(たとえば、別個のシグナリング状態テーブル内に記憶される)は、1つまたは複数の第1の特性および1つまたは複数の第2の特性を示すために使用され得る。
【0090】
参照番号520で示すように、いくつかの態様では、第2のノード510は、アップリンクビームおよびダウンリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性にシグナリング状態値をマッピングする、第2のノード510によって記憶される単一のテーブルを使用してシグナリング状態を識別し得る。この場合、シグナリング状態は、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示す単一の値(たとえば、2ビット値、3ビット値など)を含み得る。
【0091】
たとえば、示すように、状態0(たとえば、00のビット値、000のビット値など)のシグナリング状態は、SRS 1の基準信号がアップリンクビームを介して前に伝達されたことを示すことによってアップリンクビームを示し、特性1、2および3としてアップリンクビームを構成するために使用されるべき1つまたは複数の第1の特性を示し(たとえば、ここで各特性値はアップリンクビームに対して推測されるべき特性にマッピングする)、CSI-RS 0の基準信号はダウンリンクビームを介して前に伝達されたことを示すことによってダウンリンクビームを示し、特性4および5としてダウンリンクビームを構成するために使用されるべき1つまたは複数の第2の特性を示す。この場合、状態0の指示を受信すると、第1のノード505は、SRS 1を伝達するために前に使用されたビームの特性1、2および3を使用してアップリンクビームを構成し得、CSI-RS 0を伝達するために前に使用されたビームの特性4および5を使用してダウンリンクビームを構成し得る。アップリンクビームおよびダウンリンクビームに対する情報を伝達するために単一のシグナリング状態値を使用することによって、第2のノード510は、(たとえば、単一のテーブルだけを記憶することによって)メモリリソースを節約すること、(たとえば、単一の値だけを送信することによって)ネットワークリソースを節約することなどができる。
【0092】
参照番号525で示すように、いくつかの態様では、第2のノード510は、第2のノード510によって記憶される第1のテーブルおよび第2のテーブルを使用してシグナリング状態を識別し得る。示すように、第1のテーブルは、アップリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性に第1のシグナリング状態値をマッピングし得、第2のテーブルは、ダウンリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性に第2のシグナリング状態値をマッピングし得る。この場合、シグナリング状態は、アップリンクビームと第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性とを示す第1の値(たとえば、2ビット値、3ビット値など)を示し得、ダウンリンクビームと第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性とを示す第2の値(たとえば、2ビット値、3ビット値など)を含み得る。
【0093】
たとえば、示すように、状態0(たとえば、00のビット値、000のビット値など)として示すアップリンクビームに対する第1のシグナリング状態は、SRS 1の基準信号がアップリンクビームを介して前に伝達されたことを示すことによってアップリンクビームを示し、特性1、2および3としてアップリンクビームを構成するために使用されるべき1つまたは複数の第1の特性を示す。さらに示すように、状態1(たとえば、00のビット値、000のビット値など)として示すダウンリンクビームに対する第2のシグナリング状態は、CSI-RS 0の基準信号がダウンリンクビームを介して前に伝達されたことを示すことによってダウンリンクビームを示し、特性4および5としてダウンリンクビームを構成するために使用されるべき1つまたは複数の第2の特性を示す。この場合、アップリンクビームに対する状態0の指示を受信すると、第1のノード505は、SRS 1を伝達するために前に使用されたビームの特性1、2および3を使用してアップリンクビームを構成し得、ダウンリンクビームに対する状態1の指示を受信すると、CSI-RS 0を伝達するために前に使用されたビームの特性4および5を使用してダウンリンクビームを構成し得る。アップリンクビームおよびダウンリンクビームに対する情報を伝達するために別個のシグナリング状態値を使用することによって、第2のノード510は、アップリンクビームおよびダウンリンクビームに対する特性のより多数の組合せを示すことが可能であることによって柔軟性を改善し得る。
【0094】
参照番号530で示すように、第2のノード510は、アップリンクビームとアップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーションビームの1つまたは複数の第1の特性とを示すシグナリング状態を第1のノード505に送信し得る。追加または代替として、第2のノード510は、ダウンリンクビームとダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2の疑似コロケーションビームの1つまたは複数の第2の特性とを示すシグナリング状態を第1のノード505に送信し得る。たとえば、上記で説明したように、第2のノード510は、アップリンクビームだけに対する特性を示すシグナリング状態値を送信し得、ダウンリンクビームだけに対する特性を示すシグナリング状態値を送信し得、および/またはアップリンクビームとダウンリンクビームの両方に対する特性を示すシグナリング状態値を送信し得る。いくつかの態様では、シグナリング状態は、ダウンリンク制御情報(DCI)内で送信され得る。
【0095】
参照番号535で示すように、第1のノード505は、シグナリング状態値を受信し得、シグナリング状態値に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームおよび/またはダウンリンクビームを構成し得る。いくつかの態様では、第1のノード505は、第2のノード510によって記憶される1つまたは複数のシグナリング状態テーブルに対応する1つまたは複数のローカルシグナリング状態テーブル(たとえば、1つまたは複数のローカルTCIテーブル)を記憶し得る。たとえば、第2のノード510がアップリンクビームとダウンリンクビームの両方に対する単一のシグナリング状態テーブルを記憶する場合、第1のノード505は、アップリンクビームとダウンリンクビームの両方に対する単一のシグナリング状態テーブルを記憶し得る。同様に、第2のノード510がアップリンクビームおよびダウンリンクビームに対する別個のシグナリング状態テーブルを記憶する場合、第1のノード505は、アップリンクビームとダウンリンクビームの両方に対する別個のシグナリング状態テーブルを記憶し得る。第1のノード505は、アップリンクビーム、アップリンクビームに対する1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および/またはダウンリンクビームに対する1つまたは複数の第2の特性を識別するためにローカルシグナリング状態テーブル内のシグナリング状態値を探索し得る。第1のノード505は、識別された情報を使用して、(たとえば、1つまたは複数の第1の特性を使用して)アップリンクビームを、および/または(たとえば、1つまたは複数の第2の特性を使用して)ダウンリンクビームを構成し得る。
【0096】
いくつかの態様では、第1のノード505は、1つまたは複数の対応するアップリンクビームを介して第2のノード510に1つまたは複数のアップリンク基準信号(たとえば、SRSなど)を送信し得、第2のノード510は、1つまたは複数のアップリンク基準信号に少なくとも部分的に基づいて第1のノード505に対するアップリンクビームを決定し得る。たとえば、第2のノード510は、最良の信号パラメータを有する受信されたアップリンク基準信号に少なくとも部分的に基づいて、最良のビームパラメータを有するアップリンクビームを選択し得る。この場合、第2のノード510は、アップリンクビームに対するシグナリング状態テーブルを生成し得、第1のノード505にシグナリング状態テーブルを送信し得る。このようにして、第1のノード505および第2のノード510は、同じテーブルを使用し得る。
【0097】
いくつかの態様では、シグナリング状態は、第2のノード510におけるアップリンク受信ビーム(たとえば、第2のノード510によって情報を受信するために使用されるビーム)と関連付けられた1つまたは複数の第1の特性を示し得、それらの特性は、第1のノード505におけるアップリンク送信ビーム(たとえば、第1のノード505によって情報を送信するために使用されるビーム)を構成するために第1のノード505によって使用され得る。追加または代替として、シグナリング状態は、第2のノード510におけるダウンリンク送信ビーム(たとえば、第2のノード510によって情報を送信するために使用されるビーム)と関連付けられた1つまたは複数の第2の特性を示し得、それらの特性は、第1のノード505におけるダウンリンク受信ビーム(たとえば、第1のノード505によって情報を受信するために使用されるビーム)を構成するために第1のノード505によって使用され得る。たとえば、第2のノード510は、第2のノード510の観点から疑似コロケーション関係をシグナリングし得、第1のノード505は、第1のノード505の観点からビームを構成するためにその関係を使用し得る。
【0098】
参照番号540で示すように、第1のノード505および第2のノード510は、構成されたアップリンクビームおよび/または構成されたダウンリンクビームを使用して通信し得る。アップリンクビームおよびダウンリンクビームに対する構成情報を通信する(たとえば、相互的ビームペアの一方のビームだけに対する構成情報を通信するのではない)ことによって、第1のノード505および第2のノード510は、非相互的ビームを構成することおよび非相互的ビームを使用して通信することが可能になる。これは、性能を改善し得、たとえば、第1のノード505がMPE条件下にあるときに政府規制に準拠し得る。
【0099】
上で示されたように、
図5は例として提供される。他の例が可能であり、
図5に関して説明された例とは異なってよい。
【0100】
図6は、ワイヤレス通信の方法600のフローチャートである。方法は、ノード(たとえば、
図4の第1のノード405、
図5の第1のノード505、
図1のUE120、
図1の基地局110、
図12および/または
図13の装置1202/1202'など)によって実行され得る。
【0101】
610において、ノードは、別のノードと通信するための候補としてアップリンクビームを決定し得る。たとえば、
図4に関して上記で説明したように、第1のノードは、第2のノードと通信するための候補としてアップリンクビームを決定し得る。いくつかの態様では、アップリンクビームは、第1のノードが最大許容露光量条件に起因する送信制限下にあるとの決定に少なくとも部分的に基づいて決定される。追加または代替として、アップリンクビームは、(たとえば、1つまたは複数の基準信号を使用して)1つまたは複数のアップリンクビームを測定して、最大許容露光量条件の影響下にない最良のアップリンクビームを決定することによって決定され得る。
【0102】
620において、ノードは、他のノードにアップリンクビームの指示を送信し得る。たとえば、
図4に関して上記で説明したように、第1のノードは、第2のノードにアップリンクビームの指示を送信し得る。いくつかの態様では、第1のノードは、第2のノードと通信するための候補としてダウンリンクビームを決定し、第2のノードにダウンリンクビームの指示を送信するように構成される。いくつかの態様では、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは、相互的ビームペアではない。
【0103】
630において、ノードは、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームと関連付けられた基準信号の指示を送信してもよく、基準信号は、ビームを介して前に伝達されている。たとえば、
図4に関して上記で説明したように、第1のノードは、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームと関連付けられた基準信号の指示を送信し得る。いくつかの態様では、基準信号は、ビームを介して前に伝達されている場合がある。
【0104】
いくつかの態様では、基準信号はダウンリンク基準信号である。いくつかの態様では、ダウンリンク基準信号は、第1のノードがビーム相互関係条件下にあるとの決定に少なくとも部分的に基づいて示される。いくつかの態様では、ダウンリンク基準信号は、2次同期信号、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)もしくは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)もしくは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のうちの1つまたは複数と関連付けられた復調基準信号、チャネル状態情報基準信号、トラッキング基準信号、位相トラッキング基準信号、同期信号ブロック、あるいはそれらの組合せのうちの少なくとも1つである。
【0105】
いくつかの態様では、基準信号はアップリンク基準信号である。いくつかの態様では、アップリンク基準信号は、第1のノードがビーム相互関係条件下にないとの決定に少なくとも部分的に基づいて示される。いくつかの態様では、アップリンク基準信号は、サウンディング基準信号、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のうちの1つまたは複数と関連付けられたアップリンク復調基準信号、あるいはそれらの組合せのうちの少なくとも1つである。
【0106】
いくつかの態様では、第1のノードはユーザ機器であり、第2のノードは基地局である。いくつかの態様では、第1のノードは第1の基地局であり、第2のノードは第2の基地局である。いくつかの態様では、第1のノードは、第2のノードに最大許容露光量条件を示す。いくつかの態様では、第1のノードは、アップリンクビームと関連付けられた第1の疑似コロケーションビームと、ダウンリンクビームと関連付けられた第2の疑似コロケーションビームとを示すように構成される。いくつかの態様では、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームの1つまたは複数の特性は、アップリンクビームを構成するために使用される。
【0107】
図6はワイヤレス通信の方法の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、方法は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または
図6に示すものとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、
図6に示す2つ以上のブロックが並行して実行されてよい。
【0108】
図7は、ワイヤレス通信の方法700のフローチャートである。方法は、ノード(たとえば、
図4の第1のノード405、
図5の第1のノード505、
図1のUE120、
図1の基地局110、
図12および/または
図13の装置1202/1202'など)によって実行され得る。
【0109】
710において、ノードは、別のノードから対応する複数のアップリンクビームを介して複数のアップリンク基準信号を受信し得る。たとえば、
図4および
図5に関して上記で説明したように、第2のノードは、第1のノードから対応する複数のアップリンクビームを介して複数のアップリンク基準信号を受信し得る。いくつかの態様では、第2のノードは、第2のノードに複数のアップリンク基準信号を送信するように第1のノードに指示する。いくつかの態様では、複数のアップリンクビームは、第1のノードにおいて最大許容露光量条件の影響下にない。いくつかの態様では、複数のアップリンク基準信号は、第1のノードがビーム相互関係条件下にないかまたは第1のノードが最大許容露光量条件の影響下にあるとの決定に少なくとも部分的に基づいて受信される。いくつかの態様では、アップリンク基準信号は、サウンディング基準信号、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のうちの1つまたは複数と関連付けられたアップリンク復調基準信号、あるいはそれらの組合せのうちの少なくとも1つである。
【0110】
720において、ノードは、複数のアップリンク基準信号に少なくとも部分的に基づいて複数のアップリンクビームのうちの1つのアップリンクビームを決定し得る。たとえば、
図4および
図5に関して上記で説明したように、第2のノードは、複数のアップリンク基準信号に少なくとも部分的に基づいて複数のアップリンクビームのうちの1つのアップリンクビームを選択し得る。いくつかの態様では、アップリンクビームは、最良のアップリンク基準信号(たとえば、最良の条件を有するアップリンク基準信号)に対応するアップリンクビームを決定するために複数のアップリンク基準信号を測定することに少なくとも部分的に基づいて決定および/または選択される。
【0111】
730において、ノードは、アップリンクビームとアップリンクビームを構成するために使用されるべき疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の特性との指示を他のノードに送信し得る。たとえば、
図4および
図5に関して上記で説明したように、第2のノードは、アップリンクビームとアップリンクビームを構成するために使用されるべきQCLビームの1つまたは複数の特性との指示を第1のノードに送信し得る。いくつかの態様では、アップリンクビームは、アップリンクビームに対応する複数のアップリンク基準信号のうちの1つの基準信号を示すことによって示される。たとえば、複数のアップリンク基準信号のうちの最良の基準信号が示され得る。
【0112】
図7はワイヤレス通信の方法の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、方法は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または
図7に示すものとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、
図7に示す2つ以上のブロックが並列に実行されてよい。
【0113】
図8は、ワイヤレス通信の方法800のフローチャートである。方法は、ノード(たとえば、
図4の第2のノード410、
図5の第2のノード510、
図1の基地局110、
図1のUE120、
図12および/または
図13の装置1202/1202'など)によって実行され得る。
【0114】
810において、ノードは、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定し得る。たとえば、
図5に関して上記で説明したように、第2のノードは、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性を決定し得る。1つまたは複数の第1の特性は、たとえば、遅延拡散、ドップラー拡散、周波数シフト、平均利得、平均遅延、平均受信電力、受信タイミングなどを含み得る。これらの特性は、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームの特性であり得る。
【0115】
820において、ノードは、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定し得る。たとえば、
図5に関して上記で説明したように、第2のノードは、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定し得る。1つまたは複数の第2の特性は、たとえば、遅延拡散、ドップラー拡散、周波数シフト、平均利得、平均遅延、平均受信電力、受信タイミングなどを含み得る。これらの特性は、ダウンリンクビームと疑似コロケーションされたビームの特性であり得る。
【0116】
830において、ノードは、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を送信し得る。たとえば、
図5に関して上記で説明したように、第2のノードは、シグナリング状態を送信し得る。いくつかの態様では、シグナリング状態は、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および/または第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性のうちの1つまたは複数を示し得る。いくつかの態様では、シグナリング状態は、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示す単一の値を含む。いくつかの態様では、シグナリング状態は、アップリンクビームと第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性とを示す第1の値を含み、シグナリング状態は、ダウンリンクビームと第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性とを示す第2の値を含む。
【0117】
いくつかの態様では、シグナリング状態は、アップリンクビームおよびダウンリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性にシグナリング状態値をマッピングする、ノードによって記憶される単一のテーブルを使用して識別される。いくつかの態様では、シグナリング状態は、ノードによって記憶される第1のテーブルおよび第2のテーブルを使用して識別され、第1のテーブルは、アップリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性に第1のシグナリング状態値をマッピングし、第2のテーブルは、ダウンリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性に第2のシグナリング状態値をマッピングする。
【0118】
いくつかの態様では、シグナリング状態は、送信構成指示である。いくつかの態様では、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性はアップリンクビームを構成するために使用され、第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性はダウンリンクビームを構成するために使用される。
【0119】
図8はワイヤレス通信の方法の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、方法は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または
図8に示すものとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、
図8に示す2つ以上のブロックが並列に実行されてよい。
【0120】
図9は、ワイヤレス通信の方法900のフローチャートである。方法は、ノード(たとえば、
図4の第1のノード405、
図5の第1のノード505、
図1のUE120、
図1の基地局110、
図12および/または
図13の装置1202/1202'など)によって実行され得る。
【0121】
910において、ノードは、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を示すシグナリング状態を受信し得る。たとえば、
図5に関して上記で説明したように、第1のノードは、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性を示すシグナリング状態を受信し得る。いくつかの態様では、1つまたは複数の第1の特性は、アップリンクビームを構成するために使用されることになっている。1つまたは複数の第1の特性は、たとえば、遅延拡散、ドップラー拡散、周波数シフト、平均利得、平均遅延、平均受信電力、受信タイミングなどを含み得る。これらの特性は、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームの特性であり得る。いくつかの態様では、シグナリング状態は、送信構成指示である。
【0122】
いくつかの態様では、シグナリング状態は、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示す。いくつかの態様では、第1のノードは、1つまたは複数の第2の特性に少なくとも部分的に基づいて構成されたダウンリンクビームを使用して第2のノードと通信するように構成される。いくつかの態様では、シグナリング状態は、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性と、第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性の両方を示す単一の値を含む。いくつかの態様では、シグナリング状態は、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性を示す第1の値と、第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示す第2の値とを含む。
【0123】
920において、ノードは、シグナリング状態において示される1つまたは複数の第1の特性に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成し得る。たとえば、
図5に関して上記で説明したように、第1のノードは、シグナリング状態において示される1つまたは複数の第1の特性に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成し得る。アップリンクビームは、たとえば、シグナリング状態において示される1つまたは複数の第1の特性と同じになるように、アップリンクビームの1つまたは複数の特性を設定することによって構成され得る。これらの特性は、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームの特性であり得、それゆえアップリンクビームを構成するために使用され得る。
【0124】
いくつかの態様では、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは、アップリンクビームおよびダウンリンクビームに対応するQCLビームの特性にシグナリング状態値をマッピングする単一のテーブルの中に、第1のノードによって記憶される情報を使用して構成される。いくつかの態様では、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは、第1のテーブルおよび第2のテーブルの中に第1のノードによって記憶される情報を使用して構成され、第1のテーブルは、アップリンクビームに対応するQCLビームの特性に第1のシグナリング状態値をマッピングし、第2のテーブルは、ダウンリンクビームに対応するQCLビームの特性に第2のシグナリング状態値をマッピングする。
【0125】
930において、ノードは、アップリンクビームを使用して別のノードと通信し得る。たとえば、
図5に関して上記で説明したように、第1のノードは、アップリンクビームを使用して第2のノードと通信し得る。たとえば、第1のノードおよび第2のノードは、アップリンクビーム上で制御情報を交換し得る。いくつかの態様では、制御情報は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)などのアップリンク制御チャネルを介して送信され得る。追加または代替として、第1のノードおよび第2のノードは、アップリンクビーム上でデータを交換し得る。いくつかの態様では、データは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)などのアップリンクデータチャネルを介して送信され得る。
【0126】
図9はワイヤレス通信の方法の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、方法は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または
図9に示すものとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、
図9に示す2つ以上のブロックが並列に実行されてよい。
【0127】
図10は、ワイヤレス通信の方法1000のフローチャートである。方法は、ノード(たとえば、
図4の第1のノード405、
図5の第1のノード505、
図1のUE120、
図1の基地局110、
図12および/または
図13の装置1202/1202'など)によって実行され得る。
【0128】
1010において、ノードは、第2のノードと通信するためのアップリンクビームを決定し得る。たとえば、
図4および
図5に関して上記で説明したように、第1のノードは、第2のノードと通信するためのアップリンクビームを決定し得る。いくつかの態様では、アップリンクビームは、第1のノードが最大許容露光量条件に起因する送信制限下にあるとの決定に少なくとも部分的に基づいて決定される。いくつかの態様では、第1のノードは、第2のノードに最大許容露光量条件を示す。
【0129】
1020において、ノードは、第2のノードと通信するための候補としてダウンリンクビームを決定し得る。たとえば、
図4および
図5に関して上記で説明したように、第1のノードは、第2のノードと通信するための候補としてダウンリンクビームを決定し得る。いくつかの態様では、ダウンリンクビームは、アップリンクビームとの相互的ビームペアを形成しない。いくつかの態様では、第1のノードは、アップリンクビームと関連付けられた第1の疑似コロケーションビームと、ダウンリンクビームと関連付けられた第2の疑似コロケーションビームとを示すように構成される。
【0130】
1030において、ノードは、第2のノードにアップリンクビームおよびダウンリンクビームの指示を送信し得、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは相互的ビームペアではない。たとえば、
図4および
図5に関して上記で説明したように、第1のノードは、第2のノードにアップリンクビームおよびダウンリンクビームの指示を送信し得る。いくつかの態様では、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは、相互的ビームペアではない。いくつかの態様では、アップリンクビームの指示は、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームと関連付けられた基準信号の指示を含み、基準信号は、ビームを介して前に伝達されている。
【0131】
いくつかの態様では、基準信号はダウンリンク基準信号である。いくつかの態様では、ダウンリンク基準信号は、第1のノードがビーム相互関係条件下にあるとの決定に少なくとも部分的に基づいて示される。いくつかの態様では、ダウンリンク基準信号は、2次同期信号、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)もしくは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)もしくは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)のうちの1つまたは複数と関連付けられた復調基準信号、チャネル状態情報基準信号、トラッキング基準信号、位相トラッキング基準信号、同期信号ブロック、あるいはそれらの組合せのうちの少なくとも1つである。
【0132】
いくつかの態様では、基準信号はアップリンク基準信号である。いくつかの態様では、アップリンク基準信号は、第1のノードがビーム相互関係条件下にないとの決定に少なくとも部分的に基づいて示される。いくつかの態様では、アップリンク基準信号は、サウンディング基準信号、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のうちの1つまたは複数と関連付けられたアップリンク復調基準信号、あるいはそれらの組合せのうちの少なくとも1つである。
【0133】
図10はワイヤレス通信の方法の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、方法は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または
図10に示すものとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、
図10に示す2つ以上のブロックが並列に実行されてよい。
【0134】
図11は、ワイヤレス通信の方法1100のフローチャートである。方法は、ノード(たとえば、
図4の第2のノード410、
図5の第2のノード510、
図1の基地局110、
図1のUE120、
図12および/または
図13の装置1202/1202'など)によって実行され得る。
【0135】
1110において、ノードは、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームの指示を第1のノードから受信し得、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームは相互的ビームペアではない。たとえば、
図4および
図5に関して上記で説明したように、第2のノードは、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームの指示を第1のノードから受信し得る。いくつかの態様では、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームは、相互的ビームペアではない。いくつかの態様では、第2のノードは基地局であり、第1のノードはUEである。
【0136】
1120において、ノードは、候補アップリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいて、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定し得る。たとえば、
図4および
図5に関して上記で説明したように、第2のノードは、候補アップリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいて、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性を決定し得る。いくつかの態様では、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性は、アップリンクビームを構成するために使用される。1つまたは複数の第1の特性は、たとえば、遅延拡散、ドップラー拡散、周波数シフト、平均利得、平均遅延、平均受信電力、受信タイミングなどを含み得る。これらの特性は、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームの特性であり得る。
【0137】
1130において、ノードは、候補ダウンリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定し得る。たとえば、
図4および
図5に関して上記で説明したように、第2のノードは、候補ダウンリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定し得る。いくつかの態様では、第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性は、ダウンリンクビームを構成するために使用される。1つまたは複数の第2の特性は、たとえば、遅延拡散、ドップラー拡散、周波数シフト、平均利得、平均遅延、平均受信電力、受信タイミングなどを含み得る。これらの特性は、ダウンリンクビームと疑似コロケーションされたビームの特性であり得る。
【0138】
1140において、ノードは、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を第1のノードに送信し得る。たとえば、
図4および
図5に関して上記で説明したように、第2のノードは、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を第1のノードに送信し得る。いくつかの態様では、シグナリング状態は、アップリンクビームと、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性とを示す第1の値を含む。いくつかの態様では、シグナリング状態は、ダウンリンクビームと、第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性とを示す第2の値を含む。
【0139】
いくつかの態様では、シグナリング状態は、アップリンクビームおよびダウンリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性にシグナリング状態値をマッピングする、第2のノードによって記憶される単一のテーブルを使用して識別される。いくつかの態様では、シグナリング状態は、第2のノードによって記憶される第1のテーブルおよび第2のテーブルを使用して識別され、第1のテーブルは、アップリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性に第1のシグナリング状態値をマッピングし、第2のテーブルは、ダウンリンクビームに対応する疑似コロケーションビームの特性に第2のシグナリング状態値をマッピングする。いくつかの態様では、シグナリング状態は、送信構成指示である。
【0140】
図11はワイヤレス通信の方法の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、方法は、追加のブロック、もっと少数のブロック、異なるブロック、または
図11に示すものとは異なって構成されたブロックを含んでよい。追加または代替として、
図11に示す2つ以上のブロックが並列に実行されてよい。
【0141】
図12は、例示的な装置1202の中の異なるモジュール/手段/構成要素の間のデータフローを示す概念的なデータフロー
図1200である。装置1202は、ノード(たとえば、
図4の第1のノード405、
図4の第2のノード410、
図5の第1のノード505、
図5の第2のノード510、基地局110、UE120など)であり得る。いくつかの態様では、装置1202は、受信モジュール1204、決定モジュール1206、構成モジュール1208、および/または送信モジュール1210を含む。
【0142】
いくつかの態様では、受信モジュール1204は、1つまたは複数のビームと関連付けられた情報(たとえば、アップリンクビームおよび/またはダウンリンクビームと関連付けられたビームパラメータ)をデータ1212として受信し得る。決定モジュール1206は、そのような情報をデータ1214として受信モジュール1204から受信し得、および/または装置1202がMPE条件下にあるかどうかを決定し得る。決定モジュール1206は、別の装置1250(たとえば、
図4の第1のノード405、
図4の第2のノード410、
図5の第1のノード505、
図5の第2のノード510、基地局110、UE120など)と通信するための候補としてアップリンクビームを決定し得る。送信モジュール1210は、決定モジュール1206からアップリンクビームと関連付けられた情報をデータ1216として受信し得る。送信モジュール1210は、アップリンクビームの指示をデータ1218として装置1250に送信し得る。追加または代替として、送信モジュール1210は、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームと関連付けられた基準信号の指示をデータ1218として送信してもよく、基準信号は、ビームを介して前に伝達されている。
【0143】
追加または代替として、受信モジュール1204は、別の装置1250から対応する複数のビームを介して複数のアップリンク基準信号をデータ1212として受信し得る。決定モジュール1206は、アップリンク基準信号と関連付けられた情報をデータ1214として受信モジュール1204から受信し得、データ1214に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを決定し得る。送信モジュール1210は、アップリンクビームと関連付けられた情報をデータ1216として決定モジュール1206から受信し得る。送信モジュール1210は、アップリンクビームの指示をデータ1218として装置1250に送信し得る。追加または代替として、送信モジュール1210は、アップリンクビームを構成するために使用されるべきQCLビームの1つまたは複数の特性の指示をデータ1218として送信し得る。
【0144】
追加または代替として、受信モジュール1204は、アップリンクビーム、アップリンクビームに対応する第1のQCLビーム、ダウンリンクビーム、および/またはダウンリンクビームに対応する第2のQCLビームと関連付けられた情報(たとえば、これらのビームと関連付けられ1つまたは複数のビームパラメータ)をデータ1212として受信し得る。決定モジュール1206は、そのような情報をデータ1214として受信モジュール1204から受信し得、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性を決定し得る。追加または代替として、決定モジュール1206は、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定し得る。送信モジュール1210は、アップリンクビーム、1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および/または1つまたは複数の第2の特性と関連付けられた情報をデータ1216として受信し得る。送信モジュール1210は、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および/または第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を装置1250にデータ1218として送信し得る。
【0145】
追加または代替として、受信モジュール1204は、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性を示すシグナリング状態をデータ1212として受信し得る。構成モジュール1208は、シグナリング状態、1つまたは複数の第1の特性、第1のQCLビーム、および/またはアップリンクビームと関連付けられた情報を、受信モジュール1204からデータ1220として受信し得る。構成モジュールは、シグナリング状態において示される1つまたは複数の第1の特性に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成し得、アップリンクビームに対する構成情報をデータ1222として送信モジュール1210に提供し得る。追加または代替として、構成モジュールは、シグナリング状態に少なくとも部分的に基づいてダウンリンクビームを構成し得、ダウンリンクビームに対する構成指示をデータ1224として受信モジュール1204に提供し得る。送信モジュール1210は構成されたアップリンクビームを使用して装置1250と通信し得、および/または受信モジュール1204は構成されたダウンリンクビームを使用して装置1250と通信し得る。
【0146】
追加または代替として、決定モジュール1206は、装置1250と通信するためのアップリンクビームを決定し得、および/または装置1250と通信するための候補としてダウンリンクビームを決定し得る。そのような決定は、(たとえば、データ1212として)受信モジュール1204の測定値に少なくとも部分的に基づく場合があり、その結果は、データ1214として決定モジュール1206に提供し得る。決定モジュール1206によって決定されたアップリンクビームおよびダウンリンクビームは、相互的ビームペアでない場合がある。決定モジュール1206は、決定されたアップリンクビームおよび/または決定されたダウンリンクビームをデータ1216として送信モジュール1210に示し得る。送信モジュール1210は、アップリンクビームおよびダウンリンクビームの指示を装置1250に送信し得る。
【0147】
追加または代替として、受信モジュール1204は、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームの指示をデータ1212として装置1250から受信し得る。いくつかの態様では、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームは、相互的ビームペアではない。受信モジュール1204は、この情報をデータ1214として決定モジュール1206に送達し得る。決定モジュール1206は、候補アップリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいて、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定し得る。追加または代替として、決定モジュール1206は、候補ダウンリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいて、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定し得る。決定モジュール1206は、1つまたは複数の第1の特性および/または1つまたは複数の第2の特性をデータ1216として送信モジュール1210に示し得る。送信モジュール1210は、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態をデータ1218として装置1250に送信し得る。
【0148】
装置は、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10および/または
図11の上記のフローチャート内のアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のモジュールを含む場合がある。したがって、
図6、
図7、
図8、
図9、
図10および/または
図11の上記のフローチャート内の各ブロックは、モジュールによって実行される場合があり、装置は、それらのモジュールのうちの1つまたは複数を含む場合がある。モジュールは、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように特に構成され、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実施され、プロセッサによる実施のためにコンピュータ可読媒体内に記憶された、1つもしくは複数のハードウェア構成要素、またはそれらの組合せであり得る。
【0149】
図12に示されるモジュールの数および構成は例として与えられる。実際には、追加のモジュール、より少数のモジュール、異なるモジュール、または
図12に示されるものとは異なるように構成されたモジュールがあり得る。さらに、
図12に示される2つ以上のモジュールは、単一のモジュール内に実装されることがあり、または
図12に示される単一のモジュールは、複数の分散モジュールとして実装されることがある。加えて、または代わりに、
図12に示されるモジュールのセット(たとえば、1つまたは複数のモジュール)は、
図12に示されるモジュールの別のセットによって実行される機能として説明される1つまたは複数の機能を実行し得る。
【0150】
図13は、処理システム1302を採用する装置1202'のためのハードウェア実装形態の例を示す
図1300である。装置1202'は、ノード(たとえば、
図4の第1のノード405、
図4の第2のノード410、
図5の第1のノード505、
図5の第2のノード510、基地局110、UE120など)であり得る。
【0151】
処理システム1302は、バス1304によって全体的に表されたバスアーキテクチャで実装され得る。バス1304は、処理システム1302の具体的な適用例と全体的な設計制約とに応じて、任意の数の相互接続するバスおよびブリッジを含み得る。バス1304は、プロセッサ1306、モジュール1204、1206、1208、および/または1210、ならびにコンピュータ可読媒体/メモリ1308によって表される、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはハードウェアモジュールを含む種々の回路を互いにリンクする。バス1304はまた、タイミングソース、周辺装置、電圧調整器、および電力管理回路などの、様々な他の回路をつなぐことがあり、それらは当技術分野でよく知られており、したがって、これ以上は説明されない。
【0152】
処理システム1302は、トランシーバ1310に結合されてもよい。トランシーバ1310は、1つまたは複数のアンテナ1312に結合される。トランシーバ1310は、送信媒体を通して様々な他の装置と通信するための手段を与える。トランシーバ1310は、1つまたは複数のアンテナ1312から信号を受信し、受信された信号から情報を抽出し、抽出された情報を処理システム1302、詳細には受信モジュール1204に与える。加えて、トランシーバ1310は、処理システム1302、詳細には送信モジュール1210から情報を受信し、受信された情報に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のアンテナ1312に印加すべき信号を生成する。処理システム1302は、コンピュータ可読媒体/メモリ1308に結合されたプロセッサ1306を含む。プロセッサ1306は、コンピュータ可読媒体/メモリ1308に記憶されたソフトウェアの実行を含む全般的な処理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1306によって実行されると、任意の特定の装置に対して上で説明された様々な機能を処理システム1302に実行させる。コンピュータ可読媒体/メモリ1308はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1306によって操作されるデータを記憶するために使用されてもよい。処理システムは、モジュール1204、1206、1208、および/または1210のうちの少なくとも1つをさらに含む。モジュールは、プロセッサ1306において実行され、コンピュータ可読媒体/メモリ1308に存在する/記憶されたソフトウェアモジュール、プロセッサ1306に結合された1つもしくは複数のハードウェアモジュール、またはそれらの組合せであってもよい。
【0153】
いくつかの態様では、処理システム1302は、BS110の構成要素であってよく、メモリ242、ならびに/またはTX MIMOプロセッサ230、RXプロセッサ238、および/もしくはコントローラ/プロセッサ240のうちの少なくとも1つを含んでもよい。いくつかの態様では、処理システム1302は、UE120の構成要素であってよく、メモリ282、ならびに/またはTX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、および/もしくはコントローラ/プロセッサ280のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0154】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置1202/1202'は、第2のノードと通信するための候補としてアップリンクビームを決定するための手段と、第2のノードにアップリンクビームの指示を送信するための手段と、アップリンクビームと疑似コロケーションされたビームと関連付けられた基準信号の指示を送信するための手段とを含み、基準信号はビームなどを介して前に伝達されている。追加または代替として、ワイヤレス通信のための装置1202/1202'は、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定するための手段、ダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定するための手段、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を送信するための手段、等々を含み得る。追加または代替として、ワイヤレス通信のための装置1202/1202'は、アップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を示すシグナリング状態を受信するための手段、シグナリング状態において示される1つまたは複数の第1の特性に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成するための手段、アップリンクビームを使用して第2のノードと通信するための手段、等々を含み得る。追加または代替として、ワイヤレス通信のための装置1202/1202'は、第2のノードと通信するためのアップリンクビームを決定するための手段、第2のノードと通信するための候補としてダウンリンクビームを決定するための手段、第2のノードにアップリンクビームおよびダウンリンクビームの指示を送信するための手段、等々を含んでよく、アップリンクビームおよびダウンリンクビームは相互的ビームペアではない。追加または代替として、ワイヤレス通信のための装置1202/1202'は、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームの指示を第1のノードから受信するための手段であって、候補アップリンクビームおよび候補ダウンリンクビームは相互的ビームペアではない、手段、候補アップリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいてアップリンクビームを構成するために使用されるべき第1の疑似コロケーション(QCL)ビームの1つまたは複数の第1の特性を決定するための手段、候補ダウンリンクビームの指示に少なくとも部分的に基づいてダウンリンクビームを構成するために使用されるべき第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を決定するための手段、アップリンクビーム、第1のQCLビームの1つまたは複数の第1の特性、ダウンリンクビーム、および第2のQCLビームの1つまたは複数の第2の特性を示すシグナリング状態を第1のノードに送信するための手段、等々を含み得る。
【0155】
上述の手段は、装置1202の上述のモジュール、および/または上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された装置1202'の処理システム1302のうちの1つもしくは複数であってもよい。上記で説明したように、いくつかの態様では、処理システム1302は、TX MIMOプロセッサ230、受信プロセッサ238、および/またはコントローラ/プロセッサ240を含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって記載された機能を実行するように構成された、TX MIMOプロセッサ230、受信プロセッサ238、および/またはコントローラ/プロセッサ240であり得る。追加または代替として、上記で説明したように、処理システム1302は、TX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、および/またはコントローラ/プロセッサ280を含み得る。したがって、一構成では、上述の手段は、上述の手段によって列挙された機能を実行するように構成された、TX MIMOプロセッサ266、RXプロセッサ258、および/またはコントローラ/プロセッサ280であり得る。
【0156】
図13は一例として与えられる。他の例が可能であり、
図13に関して説明したものとは異なってもよい。
【0157】
開示されるプロセス/フローチャートにおけるブロックの具体的な順序または階層は、例示的な手法の例示であることを理解されたい。設計選好に基づいて、プロセス/フローチャートにおけるブロックの特定の順序または階層が並べ替えられてよいことを理解されたい。さらに、いくつかのブロックが組み合わされてよく、または省略されてよい。添付の方法クレームは、様々なブロックの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものでない。
【0158】
上記の説明は、本明細書で説明された様々な態様を任意の当業者が実践することを可能にするために提供される。これらの態様に対する様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない最大の範囲を与えられるべきであり、単数形の要素への言及は、そのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。「例示的」という単語は、本明細書において、「例、事例、または例示として働くこと」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書で説明されたいかなる態様も、必ずしも他の態様よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。別段に明記されていない限り、「いくつかの」という用語は1つまたは複数を指す。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、A、B、および/またはCの任意の組合せを含み、複数のA、複数のB、または複数のCを含んでもよい。具体的には、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、C、またはそれらの任意の組合せ」などの組合せは、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCであってもよく、任意のそのような組合せは、A、B、またはCのうちの1つまたは複数のメンバーを含んでもよい。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体を通じて説明された様々な態様の要素に対するすべての構造的および機能的等価物が、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲によって包含されることが意図される。その上、本明細書で開示されたものは、そのような開示が特許請求の範囲において明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公に供されることは意図されていない。「ための手段」という句を使用して要素が明確に列挙されていない限り、いかなるクレーム要素もミーンズプラスファンクションとして解釈されるべきではない。