(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
設定項目の値の設定を本処理装置に反映させるために、該処理装置をリブートする必要がある場合であって、リブートできる権限を示す情報を通信回線を介して受け取ったときは、リブートする旨の提示を行う提示手段
を有し、
前記リブートできる権限を示す情報を、前記設定項目の値を本処理装置に反映させる指示を行った情報処理装置から通信回線を介して受け取り、
前記リブートできる権限を示す情報として、設定項目の値を排他的に設定できる権限を示す第2情報を用いる、
処理装置。
設定項目の値の設定を処理装置に反映させるために、該処理装置をリブートする必要がある場合、リブートできる権限を示す情報を通信回線を介して送信する第1の送信手段と、
設定項目の値の設定指示と排他的に該設定ができる権限を示す第2情報を前記処理装置に送信する第2の送信手段
を有し、
前記第1の送信手段は、リブートできる権限を示す情報として、前記第2情報を用いる、
情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0028】
まず、本実施の形態を説明する前に、その前提又は本実施の形態を利用する画像処理装置等について説明する。なお、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものである。
近年、プリンタ、ファックス、コピー等の機能を有する画像処理装置では、機器のステータスや、保管されている文書情報、スプールされているジョブの情報等を、通信回線(ネットワークを含む)を介して接続されている端末等にWebページによって提供するものが存在する。
また、通信回線を介して接続している端末等のWebブラウザに表示させたWebページによって各種設定項目(パラメータ等ともいわれる)の値の設定が可能となっている画像処理装置も存在する。画像処理装置がWebページによる設定項目の設定手段を提供することにより、ユーザーは、遠隔地より機器の操作や設定項目の設定を行うことができる。
しかしながら、設定項目によっては、画像処理装置をリブート(reboot)しなければ更新した値が画像処理装置の動作に反映されないものがある。なお、リブートは、再起動等ともいわれ、ハードリブート(コールドリブート)、ソフトリブート(ウォームリブート)のいずれであってもよい。この場合、従来においては、画像処理装置の設定項目の値をリモートで更新する作業を行った後、ユーザーが画像処理装置の近くまで行って、その画像処理装置のリセットボタンを押す等の作業が必要であり、遠隔地から操作できるというメリットが十分発揮されていない。
再起動しなければ更新した値が画像処理装置の動作に反映されない値か否かは判断しておらず、リモートの端末のUI(ユーザーインタフェース)からリブート指示できないという問題があった。
【0029】
特許文献1に記載の技術では、通信回線を介して、値の更新が要求された設定項目に応じてリブートの要否を判断し、リブートが必要であると判断された場合に電子装置(前述の画像処理装置に該当)をリブートさせるとあるが、リブートが必要であると判断された1つの設定項目を更新要求した場合は、リブートを保証するために必ずリブートしてしまうため、複数の設定項目を設定する場合には複数回のリブートが必要になる。
従来においては、例えば、複数のリブートが必要なパラメータを更新可能にするために、リブートが必要な値の更新が要求された場合に、リブートが必要であることを示す画面表示[例えば、「すぐにリブート」又は「あとでリブート」]を行っている。
「あとでリブート」を選択すると画面操作を継続でき、必要な設定を全て行ってからリブートすることが可能である。
このような場合、再起動しなければ更新した値が画像処理装置の動作に反映されない値は、リブートが必要な設定であると判断し、かつ複数のリブートが必要な設定項目を一度に設定可能にしている。またリブートのタイミングは、リモートの端末のUIで「すぐにリブート」が指示されたときとなり、画像処理装置側でリブートするタイミングを判断する方法がない。
そのため、リモートの端末のUIの設定途中に通信回線の接続が切れてしまった場合等では、画像処理装置へのリブート指示ができず、画像処理装置の設定項目の更新はされているが、リブートしていないので不安定な状態になってしまう。さらに、その画像処理装置でのリブートを保証できていないということになる。本来なら、リモートの端末からリブートの指示が行われるにもかかわらず、通信回線の接続が切れる等の障害のため、リブートの指示が行われずに、画像処理装置側でもリブートすることが必要であることもわからない状態であるからである。
さらに、以下に示すような状況(2例)においても、リブートしていないので不安定な状態になってしまう。
(状況例a)(1)リブートが必要な設定項目を変更し、(2)リブートが不要な設定項目を変更し、(3)その後に、通信障害等による通信回線の接続が切断されてしまった場合、必要なリブートは1回であるが、リブートできずに不安定な状態になってしまう。
(状況例b)リブートが必要な設定項目を変更したが、その設定項目を変更した人が、リブートをし忘れた場合、リブートされていないので不安定な状態になってしまう。
【0030】
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な一実施の形態の例を説明する。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
【0031】
本実施の形態である処理装置100、端末150は、端末150の指示にしたがって処理装置100の設定項目の値を変更するものであって、
図1の例に示すように、処理装置100と端末150は通信回線を介して接続されている。なお、設定と変更は同義の意味を有するものとして用いる。したがって、「変更」には、『設定項目が「設定済み」の値を変更すること』だけでなく、『設定項目が「未設定」の値を設定すること』も含まれる。一方、「設定」には、『設定項目が「未設定」の値を設定すること』だけでなく、『設定項目が「設定済み」の値を変更すること』も含まれる。
【0032】
処理装置100は、UIモジュール105、制御モジュール120、通信モジュール140を有している。処理装置100は、端末150から設定項目の値の変更が可能なものであり、例えば、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等の画像処理装置が該当するが、この他に、情報家電、ロボット等であってもよい。
ここで「設定項目」として、例えば、画像処理装置である場合は、プリントできるユーザーを制限すること、使用する用紙の初期値、カラー/白黒印刷の初期値、消耗品の状態の通知設定、節電モードへの移行時間等があり、情報家電である場合は、設定温度、自動電源オン/オフの時間設定等がある。また「設定項目の値」として、例えば、数値であってもよいし、要/不要を示す情報等であってもよい。。
なお、「設定項目の値の変更」ができる者(又は、端末150)は、だれでも(又は、どの端末150でも)可能としてもよいし、予め定められた管理者(又は、予め定められた端末150)だけとしてもよい。
【0033】
通信モジュール140は、UIモジュール105、制御モジュール120と接続されており、また、通信回線を介して端末150の通信モジュール160と接続されている。通信モジュール140は、端末150による設定変更の指示等を受け取り、設定項目の値の変更等のユーザーインタフェースとなるWebページ等を送信する。
【0034】
UIモジュール105は、設定UIモジュール110、リブートUIモジュール115を有しており、制御モジュール120、通信モジュール140と接続されている。UIモジュール105は、処理装置100を操作するためのユーザーインタフェースを提供する。例えば、UIモジュール105は、タッチパネルを兼ねる液晶ディスプレイを制御して、ユーザーの操作を受け付け、ユーザーに対してメッセージ等を提示する。この他、マウス、キーボード、カメラ、マイク等を用いたユーザーの操作(視線、ジェスチャ、音声等も含む)を受け付けるようにしてもよいし、スピーカーによる音声出力、触覚デバイスを用いた触感によって、ユーザーへのメッセージを提示するようにしてもよい。
【0035】
設定UIモジュール110は、処理装置100のユーザーインタフェース(ボタン、タッチパネル等)を用いて、ユーザーの操作にしたがって、設定項目の値の変更の指示を受け付ける。また、端末150に対して、設定項目の値の変更の指示を受け付けるためのWebページを提供してもよい。この設定項目の値の変更には、処理装置100をリブートする必要がないもの、処理装置100をリブートする必要があるものの両方が含まれる。
【0036】
リブートUIモジュール115は、設定項目の値の変更を処理装置100に反映させるために、処理装置100をリブートする必要がある場合であって、リブートできる権限を示す情報を通信回線を介して端末150から受け取ったときは、リブートする旨の提示を行う。なお、「提示」には、処理装置100が具備しているディスプレイ等の表示装置への表示の他に、スピーカー等の音声出力装置への音声の出力、触覚デバイスを用いた触感等、又は、それらの組み合わせによって、ユーザーにメッセージ(リブートする旨)を提示することが含まれる。例えば、
図7を用いて後述する画面700におけるリブート要求ボタン750が該当する。
なお、リブートする必要がある設定項目の値の変更として、処理装置100の通信の基本に関する設定、処理装置100全体の処理に関する設定等があり、具体的には、IPアドレスの変更、SSL(Secure Sockets Layer)のネット情報の設定、ミリ−インチ系列の変更等がある。これらの設定項目の値を変更したが、リブートされていない状態では、実質的にそれらの値は反映されておらず、不安定な状態であるといえる。
【0037】
また、「リブートできる権限を示す情報」を、設定項目の値を処理装置100に反映させる指示を行った端末150から通信回線を介して受け取るようにしてもよい。
「リブートできる権限を示す情報」は、排他的に処理装置100をリブートできる権限であることを示している。したがって、「リブートできる権限を示す情報」を有していないと、処理装置100をリブートすることはできない。
「リブートできる権限を示す情報」を取得した端末150は、その「リブートできる権限を示す情報」を処理装置100に渡すことができる。この場合、端末150、処理装置100はともに、処理装置100をリブートすることができることになる。端末150が複数の設定項目の値を変更している間に、通信回線の切断による障害が発生した場合に、端末150がリブートすることができずに、処理装置100が不安定な状態となることを防ぐことができるようにするためである。なお、これらの障害だけでなく、端末150が処理装置100をリブートしなかった場合(例えば、処理装置100のユーザーがリブートの指示を忘れた場合、怠った場合等)でも、処理装置100を確実にリブートするために、リブートする旨の提示が行われる。なお、端末150は、その「リブートできる権限を示す情報」を、他の端末150に渡すことはできない。
そして、「リブートできる権限を示す情報」として、設定項目の値を排他的に変更できる権限を示す第2情報(以下、排他設定権IDともいう)を用いるようにしてもよい。つまり、第2情報とは別個に「リブートできる権限を示す情報」を生成してもよいし、「設定項目の値を排他的に変更できる権限を示す第2情報」を「リブートできる権限を示す情報」として兼用してもよい。兼用する場合は、第2情報は、「設定項目の値を排他的に変更できる権限を示す情報」の機能を有し、「リブートできる権限を示す情報」の機能も有していることになる。以下、例示する場合は、第2情報は「リブートできる権限を示す情報」の機能も兼用している例を示す。
【0038】
また、リブートUIモジュール115は、ユーザーによる操作に対応する処理が、設定項目の値を用いない場合は、リブートする旨の提示を行わないようにしてもよい。
さらに、リブートUIモジュール115は、ユーザーによる操作に対応する処理が、設定項目の値を用いる場合に、リブートする旨の提示を行うようにしてもよい。
【0039】
制御モジュール120は、設定モジュール125、リブートモジュール130、設定変更権管理モジュール135を有しており、UIモジュール105、通信モジュール140と接続されている。制御モジュール120は、設定項目の値の変更に関する処理を行う。設定項目の値の変更の指示は、UIモジュール105から受け付けてもよいし、端末150から受け付けてもよい。また、制御モジュール120は、「リブートできる権限を示す情報」、第2情報の発生、消滅等の管理を行う。具体的には、ある処理装置100における「リブートできる権限を示す情報」、第2情報を付与するのは1つの端末150(又はその処理装置100)に対してであり、その発生後は、他の端末150に対して「リブートできる権限を示す情報」、第2情報を付与することは行わない。そして、排他的に設定項目の値の変更、リブートができるように、それらの処理を行う場合に、その指示を行う端末150(又は処理装置100)が「リブートできる権限を示す情報」、第2情報を有していることを条件としている。なお、第2情報が、「リブートできる権限を示す情報」も兼用している場合は、第2情報だけの管理だけとなる。「リブートできる権限を示す情報」を第2情報とは別個に発生させる場合は、第2情報を有していることを条件としてもよい。
【0040】
設定モジュール125は、設定項目の値の変更と第2情報を受け取った場合に、その設定項目の値の変更を行う。もちろんのことながら、設定項目の値の変更と第2情報を受け取った場合以外は、設定項目の値の変更を行わない。つまり、設定項目の値の変更と第2情報を受け取った場合にのみ、その設定項目の値の変更を行う。第2情報は、排他的に設定項目の値を変更できる権利を示すものだからである。
【0041】
リブートモジュール130は、処理装置100のリブートを行う。このリブートの指示は、処理装置100を利用しているユーザーの操作にしたがってリブートUIモジュール115が受け付けたものであってもよいし、端末150を利用しているユーザーの操作にしたがって受け付けたものであってもよい。
設定変更権管理モジュール135は、リブートできる権限を示す情報、第2情報を管理する。例えば、排他設定権ID管理テーブル500を記憶している。
図5は、排他設定権ID管理テーブル500のデータ構造例(2つの例)を示す説明図である。以下、単に排他設定権ID管理テーブル500と記す場合は、
図5(a)の例に示す排他設定権ID管理テーブル500A、
図5(b)の例に示す排他設定権ID管理テーブル500Bのいずれであってもよい。
図5(a)の例に示す排他設定権ID管理テーブル500Aは、排他設定権ID欄510Aを有している。排他設定権IDのみで構成されている例である。排他設定権ID欄510Aは、本実施の形態において、第2情報である排他設定権を一意に識別するための情報(排他設定権ID:IDentification)を記憶している。つまり、端末に関係なく、記憶している排他設定権IDと合致した排他設定権IDと設定項目の値の変更を受け取った場合のみ、設定変更を行えば排他制御が実現できる。
図5(b)の例に示す排他設定権ID管理テーブル500Bは、排他設定権ID欄510B、端末のID欄520Bを有している。排他設定権ID欄510Bは、本実施の形態において、第2情報である排他設定権を一意に識別するための情報(排他設定権ID)を記憶している。端末のID欄520Bは、端末150のIDを記憶している。つまり、処理装置100の設定項目の値を変更できる権利を有するのは、端末のID欄520Bに記憶している端末150であることを示している。端末のID欄520Bには、1つの端末150のIDが記憶され、その端末150のみがこの処理装置100の設定項目の値を変更できる。したがって、排他設定権IDを有していない端末150は、処理装置100の設定項目の値を変更できない。なお、端末のID欄520Bに端末150のIDが記憶されていない場合は、処理装置100が設定項目の値を変更できる権利を有していると解釈してもよい。
【0042】
端末150は、設定UIモジュール155、通信モジュール160を有している。端末150は、処理装置100の設定項目の値の変更を指示するものであり、例えば、パーソナルコンピュータ(ノートPCを含む)の他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)等が該当する。
通信モジュール160は、設定UIモジュール155と接続されており、また、通信回線を介して処理装置100の通信モジュール140と接続されている。通信モジュール160は、処理装置100に対して、設定変更の指示等を送信し、設定項目の値の変更等のユーザーインタフェースとなるWebページ等を受け取る。
設定UIモジュール155は、通信モジュール160と接続されている。設定UIモジュール155は、設定項目の値の変更を処理装置100に反映させるために、その処理装置100をリブートする必要がある場合、リブートできる権限を示す情報を通信回線を介して送信するように、通信モジュール160を制御する。例えば、処理装置100が提供するWebページ等を利用して、設定項目の値の変更の指示を行うようにしてもよい。
また、設定UIモジュール155は、設定項目の値の変更指示と排他的にその変更ができる権限を示す第2情報を処理装置100に送信するように、通信モジュール160を制御してもよい。その場合、設定UIモジュール155は、リブートできる権限を示す情報として、第2情報を用いるようにしてもよい。
なお、処理装置100をリブートする必要がある設定項目の値の変更の指示であるか否かの判断は、処理装置100、端末150のいずれが行ってもよいし、両方が行うようにしてもよい。この判断方法として、例えば、リブートする必要がある設定項目を予め記憶しておき、指示がその設定項目に関するものに該当するか否かの判断を行えばよい。
【0043】
図2は、本実施の形態を利用したシステム構成例を示す説明図である。
端末150A、端末150B、端末150C、画像処理装置200A内の処理装置100A、画像処理装置200B内の処理装置100B、排他設定権管理装置210は、通信回線290を介してそれぞれ接続されている。通信回線290は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、排他設定権管理装置210による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。画像処理装置200Aは、処理装置100Aを有している。画像処理装置200Bは、処理装置100Bを有している。
端末150は、画像処理装置200の設定項目の値の変更を行うために、第2情報とともに設定項目の値の変更指示を、処理装置100に送信する。処理装置100は、第2情報が付加されていることを条件に、設定項目の値の変更を行う。そして、設定項目の値の変更を処理装置100に反映させるために、その処理装置100をリブートする必要がある場合は、端末150が処理装置100に第2情報を渡す。処理装置100は、リブートする必要があることの提示を行う。処理装置100のユーザーは、処理装置100をリブートし、設定項目の値の変更が反映されることとなる。
【0044】
なお、第2情報の管理は、処理装置100が行ってもよいが、排他設定権管理装置210が行うようにしてもよい。排他設定権管理装置210が行う場合は、複数の処理装置100毎に第2情報を管理する。例えば、排他設定権ID管理テーブル1000を用いる。
図10は、排他設定権ID管理テーブル1000のデータ構造例を示す説明図である。排他設定権ID管理テーブル1000は、処理装置のID欄1010、排他設定権ID欄1020、端末のID欄1030を有している。処理装置のID欄1010は、処理装置100のIDを記憶している。排他設定権ID欄1020は、排他設定権IDを記憶している。端末のID欄1030は、端末150のIDを記憶している。排他設定権ID管理テーブル500Bに処理装置のID欄1010を付加したものである。これによって、処理装置100毎に、排他設定権IDを管理することができる。
【0045】
図3は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。端末150と処理装置100による設定項目の値の変更処理例を示すものである。なお、設定項目の値の変更を処理装置100に反映させるために、処理装置100をリブートする必要がある場合については、
図6、
図8の例を用いて後述する。
【0046】
ステップS302では、端末150は、処理装置100に対して、排他設定権ID(前述の第2情報に該当)を要求する。設定項目の値の変更を行うにあたって、排他設定権IDを取得するものである。
ステップS304では、処理装置100は、他の端末150に排他設定権IDを渡しているか否かを判断し、他の端末150に渡している場合はステップS306へ進み、それ以外の場合はステップS308へ進む。
【0047】
ステップS306では、処理装置100は、端末150に対して、不可を通知する。ここでの「不可」とは、いま現在は、他の端末150が設定項目の値の変更を行おうとしているので、対象としている端末150は設定項目の値の変更ができない旨を示すものである。
ステップS308では、処理装置100は、排他設定権IDを発行し、端末150に通知する。
【0048】
ステップS310では、端末150は、排他設定権IDを取得できたか否かを判断し、排他設定権IDを取得できた場合はステップS312へ進み、それ以外の場合はステップS302へ戻る。
ステップS312では、端末150は、ユーザーの操作にしたがった設定変更を受け付ける。例えば、
図4に示すように、設定画面400に設定項目Aボタン410、設定項目Bボタン412、設定項目Cボタン414を表示し、処理装置100の設定項目の値を変更する操作を受け付ける。設定画面400の画面構成は、処理装置100から受け付けたWebページであってもよい。
【0049】
ステップS314では、端末150は、排他設定権IDを付加して、処理装置100に対して、設定変更を要求する。設定項目の値を変更するためには、排他設定権IDが必要だからである。
ステップS316では、処理装置100は、排他設定権IDが付加されていることを確認して、設定変更を行う。前述したように、排他設定権ID管理テーブル500を用いて、その端末150は排他設定権IDを有しているか否かを判断すればよい。
【0050】
ステップS318では、端末150は、設定変更が終了したか否かを判断し、終了した場合はステップS320へ進み、それ以外の場合はステップS312へ戻る。複数の設定項目を変更する場合があるからである。
ステップS320では、端末150は、排他設定権IDを処理装置100に返却する。端末150は、その排他設定権IDを削除する。
ステップS322では、処理装置100は、排他設定権IDを解放する。具体的には、排他設定権ID管理テーブル500から該当する排他設定権ID(又は、その排他設定権IDを含む行)を削除する。
【0051】
図6は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。設定項目の値の変更を処理装置100に反映させるために、処理装置100をリブートする必要がある場合の処理例であり、処理装置100をリブートする必要があるか否かを端末150が判断している例である。なお、ステップS602からステップS614までの処理は、
図3の例で示したフローチャートのステップS302からステップS314までの処理と同等である。また、ステップS626からステップS630までの処理は、
図3の例で示したフローチャートのステップS318からステップS322までの処理と同等である
【0052】
ステップS602では、端末150は、処理装置100に対して、排他設定権IDを要求する。
ステップS604では、処理装置100は、他の端末150に排他設定権IDを渡しているか否かを判断し、渡している場合はステップS606へ進み、それ以外の場合はステップS608へ進む。
【0053】
ステップS606では、処理装置100は、端末150に対して、不可を通知する。
ステップS608では、処理装置100は、排他設定権IDを発行し、端末150に通知する。
【0054】
ステップS610では、端末150は、排他設定権IDを取得できたか否かを判断し、排他設定権IDを取得できた場合はステップS612へ進み、それ以外の場合はステップS602へ戻る。排他設定権IDを取得した場合は、処理装置100の設定項目の値の変更を行うことができ、処理装置100をリブートする権限を有していることになる。
ステップS612では、端末150は、ユーザーの操作にしたがった設定変更を受け付ける。
【0055】
ステップS614では、端末150は、排他設定権IDを付加して、処理装置100に対して、設定変更を要求する。
ステップS616では、端末150は、その設定変更は、リブートが必要か否かを判断し、必要な場合はステップS618へ進み、それ以外の場合はステップS626へ進む。例えば、処理装置100の設定項目のうち、その設定項目の値の変更を処理装置100に反映させるために、処理装置100をリブートする必要がある設定項目を予め記憶しておき、その記憶された設定項目にユーザーが変更しようとしている設定項目は合致するか否かを判断すればよい。
【0056】
ステップS618では、端末150は、排他設定権IDを処理装置100に渡す。ここで「排他設定権IDを渡す」とは、端末150も排他設定権IDの取得を維持したまま、処理装置100も排他設定権IDを取得する状態とすることである。したがって、端末150、処理装置100ともに、処理装置100の設定項目の値の変更を行うことができることになる。もちろんのことながら、端末150、処理装置100ともに、処理装置100をリブートすることもできることになる。
ステップS620では、処理装置100は、排他設定権IDが付加されていることを確認して、設定変更を行う。なお、
図6の例では、ステップS620の処理は、ステップS618の処理の後に行われているが、ステップS614の処理の後であればよく、ステップS618の処理の前に行われてもよい。
【0057】
ステップS622では、処理装置100は、排他設定権IDを端末150から渡されたか否かを判断し、渡された場合はステップS624へ進み、それ以外の場合はステップS630へ進む。
ステップS624では、処理装置100は、リブートが必要であることを提示する。例えば、
図7の例に示すように、コピーボタン等が表示されている画面700にリブート要求ボタン750を表示する。「リブートする旨」を一般的なボタンとして表示しているが、他のボタンよりも大きく表示したり、点滅表示したり、他のボタンに重ねて表示するようにしてもよいし、警告音とともに表示するようにしてもよい。なお、
図6の例では、ステップS624の処理を設定項目の値の変更が行われる都度に提示しているが、設定項目の値の変更指示が終了したことを検知した後に行うようにしてもよい。例えば、ステップS628の通知を受け取った後であってもよいし、端末150との通信回線の切断等の障害が発生した場合に対応するために、ステップS620の処理から予め定められた時間が経過した後であってもよい。
【0058】
ステップS626では、端末150は、設定変更が終了したか否かを判断し、終了した場合はステップS628へ進み、それ以外の場合はステップS612へ戻る。
ステップS628では、端末150は、排他設定権IDを処理装置100に返却する。つまり、端末150は、その排他設定権IDを削除する。なお、ステップS628の処理前に、処理装置100をリブートさせる指示を送信するようにしてもよい。つまり、設定変更が全て終了し、通信回線の切断等の障害が発生していない場合は、従来技術で示したように、端末150側が処理装置100をリブートさせるようにしてもよい。リブートできる権限があることを示している排他設定権IDを、端末150が有しているからである。もちろんのことながら、端末150側が処理装置100をリブートさせなくても、ステップS624の処理によって、処理装置100側は、リブートすることが担保されている。
ステップS630では、処理装置100は、排他設定権IDを解放する。
【0059】
図8は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。設定項目の値の変更を処理装置100に反映させるために、処理装置100をリブートする必要がある場合の処理例であり、処理装置100をリブートする必要があるか否かを処理装置100が判断している例である。なお、ステップS802からステップS816までの処理は、
図3の例で示したフローチャートのステップS302からステップS316までの処理と同等である。また、ステップS824からステップS832までの処理は、
図6の例で示したフローチャートのステップS622からステップS630までの処理と同等である
【0060】
ステップS802では、端末150は、処理装置100に対して、排他設定権IDを要求する。
ステップS804では、処理装置100は、他の端末150に排他設定権IDを渡しているか否かを判断し、渡している場合はステップS806へ進み、それ以外の場合はステップS808へ進む。
【0061】
ステップS806では、処理装置100は、端末150に対して、不可を通知する。
ステップS808では、処理装置100は、排他設定権IDを発行し、端末150に通知する。
【0062】
ステップS810では、端末150は、排他設定権IDを取得できたか否かを判断し、排他設定権IDを取得できた場合はステップS812へ進み、それ以外の場合はステップS802へ戻る。
ステップS812では、端末150は、ユーザーの操作にしたがった設定変更を受け付ける。
【0063】
ステップS814では、端末150は、排他設定権IDを付加して、処理装置100に対して、設定変更を要求する。
ステップS816では、処理装置100は、排他設定権IDが付加されていることを確認して、設定変更を行う。
【0064】
ステップS818では、処理装置100は、その設定変更はリブートが必要か否かを判断し、必要な場合はステップS820へ進み、それ以外の場合はステップS832へ進む。例えば、処理装置100の設定項目のうち、その設定項目の値の変更を処理装置100に反映させるために、処理装置100をリブートする必要がある設定項目を予め記憶しておき、その記憶された設定項目に端末150からの要求内の設定項目は合致するか否かを判断すればよい。
ステップS820では、処理装置100は、端末150に対して、排他設定権IDを要求する。処理装置100側でリブートするためである。複数の設定項目の値の変更が行われる場合は、最初の1回目だけステップS820の処理が行われればよい。
【0065】
ステップS822では、端末150は、処理装置100に排他設定権IDを渡す。端末150では、設定変更はリブートが必要か否かの判断をしていないので、処理装置100からのステップS820による要求を待って、ステップS822の処理を行う。
ステップS824では、処理装置100は、排他設定権IDを端末150から渡されたか否かを判断し、渡された場合はステップS826へ進み、それ以外の場合はステップS832へ進む。
ステップS826では、処理装置100は、リブートが必要であることを提示する。
【0066】
ステップS828では、端末150は、設定変更が終了したか否かを判断し、終了した場合はステップS830へ進み、それ以外の場合はステップS812へ戻る。
ステップS830では、端末150は、排他設定権IDを処理装置100に返却する。つまり、端末150は、その排他設定権IDを削除する。
ステップS832では、処理装置100は、排他設定権IDを解放する。
【0067】
図9は、本実施の形態による処理例を示すフローチャートである。
図6のステップS622、
図8のステップS824の処理を、
図9の例に示す処理(ステップS902)に置き換えてもよい。つまり、
図6、
図8の例に示すフローチャートでは、排他設定権を渡された時点で、リブートが必要であることを提示している。しかし、そのリブートによって反映される設定項目を用いる処理が行われるまで、リブートする必要はないので、その設定項目を用いる処理(ユーザーの操作)の直前にリブートが必要であることを提示するようにしたものである。例えば、IPアドレスの変更が行われた場合、単なるコピー処理の操作が行われた場合、そのコピー処理はIPアドレスの変更とは無関係に行える処理であるので、コピー処理そのものを実行させるようにし、通信回線を用いる処理(例えば、スキャンした画像をユーザーのPCに転送する等)が選択された場合は、リブートが必要である旨を提示することになる。
【0068】
ステップS902では、処理装置100は、受け付けた操作(処理装置100に対して、ユーザーが行った操作)は、リブートが必要な設定項目を用いるか否かを判断し、用いる場合はステップS904へ進み、それ以外の場合はステップS630(ステップS832)へ進む。
ステップS904では、処理装置100は、リブートが必要であることを提示する。ユーザーは、自分が行った操作を行う前に、リブートが必要であることを知り、リブートの操作を行う。
【0069】
図11を参照して、本実施の形態の処理装置100、端末150のハードウェア構成例について説明する。
図11に示す構成は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等によって構成されるものであり、スキャナ等のデータ読み取り部1117と、プリンタ等のデータ出力部1118を備えたハードウェア構成例を示している。
【0070】
CPU(Central Processing Unit)1101は、前述の実施の形態において説明した各種のモジュール、すなわち、UIモジュール105、設定UIモジュール110、リブートUIモジュール115、制御モジュール120、設定モジュール125、リブートモジュール130、通信モジュール140、通信モジュール160、設定UIモジュール155等の各モジュールの実行シーケンスを記述したコンピュータ・プログラムにしたがった処理を実行する制御部である。
【0071】
ROM(Read Only Memory)1102は、CPU1101が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)1103は、CPU1101の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス1104により相互に接続されている。
【0072】
ホストバス1104は、ブリッジ1105を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス1106に接続されている。
【0073】
キーボード1108、マウス等のポインティングデバイス1109は、操作者により操作されるデバイスである。ディスプレイ1110は、液晶表示装置又はCRT(Cathode Ray Tube)等があり、各種情報をテキストやイメージ情報として表示する。また、ポインティングデバイス1109とディスプレイ1110の両方の機能を備えているタッチスクリーン等であってもよい。その場合、キーボードの機能の実現について、キーボード1108のように物理的に接続しなくても、画面(タッチスクリーン)上にソフトウェアでキーボード(いわゆるソフトウェアキーボード、スクリーンキーボード等ともいわれる)を描画して、キーボードの機能を実現するようにしてもよい。
【0074】
HDD(Hard Disk Drive)1111は、ハードディスク(フラッシュ・メモリ等であってもよい)を内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU1101によって実行するプログラムや情報を記録又は再生させる。ハードディスクは、設定変更権管理モジュール135等としての機能を実現させる。さらに、その他の各種データ、各種コンピュータ・プログラム等が格納される。
【0075】
ドライブ1112は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体1113に記録されているデータ又はプログラムを読み出して、そのデータ又はプログラムを、インタフェース1107、外部バス1106、ブリッジ1105、及びホストバス1104を介して接続されているRAM1103に供給する。なお、リムーバブル記録媒体1113も、データ記録領域として利用可能である。
【0076】
接続ポート1114は、外部接続機器1115を接続するポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート1114は、インタフェース1107、及び外部バス1106、ブリッジ1105、ホストバス1104等を介してCPU1101等に接続されている。通信部1116は、通信回線に接続され、外部とのデータ通信処理を実行する。データ読み取り部1117は、例えばスキャナであり、ドキュメントの読み取り処理を実行する。データ出力部1118は、例えばプリンタであり、ドキュメントデータの出力処理を実行する。
【0077】
なお、
図11に示す処理装置100、端末150のハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、
図11に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続している形態でもよく、さらに
図11に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機などに組み込まれていてもよい。
【0078】
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。