【実施例】
【0264】
本発明の化合物についての実験手順を以下に示す。調製された化合物のうちのいくつかの分取LC−MS精製は、ウォーターズの質量分析分別システムで行った。基本的な器材の設定、プロトコル、及びこれらのシステムの操作用の制御ソフトウェアは、文献に詳しく説明されている。例えば、“Two−Pump At Column Dilution Configuration for Preparative LC−MS”, K. Blom, J. Combi. Chem., 4, 295 (2002); “Optimizing Preparative LC−MS Configurations and Methods for Parallel Synthesis Purification”, K. Blom, R. Sparks, J. Doughty, G. Everlof, T. Haque, A. Combs, J. Combi. Chem., 5, 670 (2003);及び“Preparative LC−MS Purification: Improved Compound Specific Method Optimization”, K. Blom, B. Glass, R. Sparks, A. Combs, J. Combi. Chem., 6, 874−883 (2004)参照。分離された化合物は、概して、分析的液体クロマトグラフィー質量分析(LCMS)に供して以下の条件で純度を確認した。計器;Agilent 1100シリーズ、LC/MSD、カラム:ウォーターズSunfire(商標)C
18粒径5μm、2.1x5.0mm、緩衝液:移動相A:0.025%TFA水溶液及び移動相B:アセトニトリル;3分間で2%から80%のBの勾配、流量2.0mL/分。
【0265】
調製された化合物のうちのいくつかは、実施例に示した通り、MS検出器付き逆相高速液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)またはフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)で、分取規模でも分離した。代表的な分取用逆相高速液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)カラム条件は、以下の通りである。
【0266】
pH=2の精製:ウォーターズSunfire(商標)C
18粒径5μm、19x100mmカラム、移動相A:0.1%TFA(トリフルオロ酢酸)水溶液及び移動相B:アセトニトリルで溶出;流量は30mL/分、分離勾配は、文献に記載の通り、Compound Specific Method Optimizationプロトコルを用いて、各化合物に対して最適化した[“Preparative LCMS Purification: Improved Compound Specific Method Optimization”, K. Blom, B. Glass, R. Sparks, A. Combs, J. Comb. Chem., 6, 874−883 (2004)参照]。30x100mmのカラムで用いた流量は、概して60mL/分であった。
【0267】
pH=10の精製:ウォーターズXBridge C
18粒径5μm、19x100mmカラム、移動相A:0.15%NH
4OH水溶液及び移動相B:アセトニトリルで溶出;流量は30mL/分、分離勾配は、文献に記載の通り、Compound Specific Method Optimizationプロトコルを用いて、各化合物に対して最適化した[“Preparative LCMS Purification: Improved Compound Specific Method Optimization”, K. Blom, B. Glass, R. Sparks, A. Combs, J. Comb. Chem., 6, 874−883 (2004)参照]。30x100mmのカラムで用いた流量は、概して60mL/分であった。
【0268】
実施例1
4−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)メチル]安息香酸
【化20】
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ステップ1:tert−ブチル3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボシキレート
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル3−ホルミルアゼチジン−1−カルボキシレート(556mg、3.00mmol、Alfa Aesar:Cat#H52794)及び2−フェニルシクロプロパナミン塩酸塩(600.mg、3.54mmol、trans,racemic、J&W PharmLab:Cat#20−0073S、Lot:JW152−128A)のDCM(10mL)溶液に、酢酸(510μL、9.0mmol)を加えた。得られた黄色溶液を室温で一夜攪拌し、その後、Na(OAc)
3BH(1.9g、9.0mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和Na
2CO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をシリカゲルカラムにて、0−100%EtOAc/ヘキサンで溶出して精製し、所望の生成物(513mg、57%)を淡黄色油として得た。LC−MS C
14H
19N
2O
2 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 247.1;実測値247.2。
【0269】
ステップ2:tert−ブチル3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボシキレート
【化22】
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tert−ブチル3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボシキレート(187mg、0.618mmol)の0℃のDCM(5mL)溶液に、トリエチルアミン(0.431mL、3.09mmol)を加え、続いて、トリフルオロ酢酸(114μL、0.804mmol)を滴下した。得られた黄色溶液を0℃で1時間攪拌し、その後飽和NaHCO
3溶液でクエンチし、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をシリカゲルカラムにて、0−60%EtOAc/ヘキサンで溶出して精製し、所望の生成物(228mg、93%)を黄色油として得た。LC−MS C
16H
18F
3N
2O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 343.1;実測値343.2。
【0270】
ステップ3:N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド
【化23】
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tert−ブチル3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボシキレート(228mg、0.572mmol)のDCM(3mL)溶液に、TFA(3mL)を加えた。得られた淡黄色溶液を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣を、さらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
15H
18F
3N
2O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 299.1;実測値299.2。
【0271】
ステップ4:メチル4−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)メチル]ベンゾエート
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(57mg、0.19mmol)のアセトニトリル(3mL)溶液に、K
2CO
3(50mg、0.38mmol)、続いてメチル4−ブロモメチルベンゾエート(52mg、0.23mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2.5時間攪拌し、その後水で希釈し、DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をシリカゲルカラムにて、0−60%EtOAc/ヘキサンで溶出して精製し、所望の生成物(27mg、32%)を透明油として得た。LC−MS C
24H
26F
3N
2O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 447.2;実測値447.2。
【0272】
ステップ5:4−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)メチル]安息香酸
メチル4−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)メチル]ベンゾエート(27mg、0.06mmol)のTHF(1mL)及びMeOH(1mL)溶液に、0.5M水酸化ナトリウム水溶液(1.2mL、0.6mmol)を加えた。得られた混合物を50℃に加温し、1時間攪拌し、この時点で、反応が完結し、所望の生成物が得られたことをLC−MSが示した。この反応混合物を室温に冷却し、その後MeOHで希釈し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
21H
25N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 337.2;実測値337.2。
【0273】
実施例2
N−{[1−(4−フルオロベンジル)アゼチジン−3−イル]メチル}−trans−2−フェニルシクロプロパナミン
【化25】
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この化合物は、実施例1に記載したものと類似の手順で、ステップ4のメチル4−ブロモメチルベンゾエートを1−(クロロメチル)−4−フルオロベンゼンで置き換えて調製した。この生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
20H
24FN
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 311.2;実測値311.1。
【0274】
実施例3
4−({4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}メチル)安息香酸
【化26】
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ステップ1:メチル4−[(4−オキソピペリジン−1−イル)メチル]ベンゾエート
【化27】
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ピペリジン−4−オン塩酸塩水和物(154mg、1.00mmol、アルドリッチ、Cat#151769)、メチル4−ブロモメチルベンゾエート(230mg、1.00mmol)、及びK
2CO
3(346mg、2.51mmol)混合物のアセトニトリル(2mL)溶液を室温で一夜攪拌した。この反応混合物を水で希釈し、その後DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮して、所望の生成物を無色油として得、これをさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
14H
18NO
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 248.1;実測値248.1。
【0275】
ステップ2:メチル4−({4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}メチル)ベンゾエート
【化28】
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2−フェニルシクロプロパナミン塩酸塩(30.mg、0.17mmol、trans,ラセミ、Acros、Cat#130470050)及びメチル4−[(4−オキソピペリジン−1−イル)メチル]ベンゾエート(43mg、0.17mmol)のDCM(2mL)溶液に、酢酸(30.μL、0.52mmol)を加えた。得られた黄色溶液を室温で2時間攪拌し、その後、Na(OAc)
3BH(110mg、0.52mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和Na
2CO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
23H
29N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 365.2;実測値365.1。
【0276】
ステップ3:4−({4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}メチル)安息香酸
ステップ2の粗生成物をTHF(1mL)及びMeOH(1mL)に溶解し、その後、2.0M水酸化ナトリウム水溶液(0.43mL、0.87mmol)を加えた。得られた混合物を50℃で1時間攪拌し、この時点で、反応が完結し、所望の生成物が得られたことをLC−MSが示した。この反応混合物を室温に冷却し、その後MeOHで希釈し、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、アンモニウム塩の形の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
22H
27N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 351.2;実測値351.3。
【0277】
実施例4
3−({4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}メチル)安息香酸
【化29】
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この化合物は、実施例3に記載したものと類似の手順で、ステップ1のメチル4−ブロモメチルベンゾエートをメチル3−(ブロモメチル)ベンゾエートで置き換えて調製した。この生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、TFA塩の形の所望の生成物を白色固体として得た。LC−MS C
22H
27N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 351.2;実測値351.2。
【0278】
実施例5
1−(4−フルオロベンジル)−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)ピペリジン−4−アミン
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例3に記載したものと類似の手順で、ステップ1のメチル4−ブロモメチルベンゾエートを1−(クロロメチル)−4−フルオロベンゼンで置き換えて調製した。この生成物を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、遊離の塩基の形の生成物を黄色油として得た。LC−MS C
21H
26FN
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 325.2;実測値325.2。
【0279】
実施例6
4−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)メチル]ベンゾニトリル
【化31】
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N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(20mg、0.07mmol、実施例1、ステップ3に記載の通りに調製)及び4−ホルミルベンゾニトリル(13mg、0.10mmol)のTHF(1.5mL)溶液に、酢酸(17μL、0.30mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(64mg、0.30mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間攪拌し、その後2NのNaOH水溶液(1mL)及びMeOH(1mL)を加えた。得られた混合物を40℃で1時間攪拌し、その後室温に冷却し、ろ過し、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製して所望の生成物を得た。LC−MS C
21H
24N
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 318.2;実測値318.2。
【0280】
実施例7
3−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)メチル]ベンゾニトリル
【化32】
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この化合物は、実施例6に記載したものと類似の手順で、4−ホルミルベンゾニトリルを3−シアノベンズアルデヒドで置き換えて調製した。LC−MS C
21H
24N
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 318.2;実測値318.3。
【0281】
実施例8
(1−(3−フルオロベンゾイル)−4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトニトリル
【化33】
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ステップ1:1−tert−ブチル4−メチル4−(シアノメチル)ピペリジン−1,4−ジカルボシキレート
【化34】
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1−tert−ブチル4−メチルピペリジン−1,4−ジカルボシキレート(0.97g、4.0mmol)の−40℃のTHF(20mL)溶液に、2.0MのLDAのTHF溶液(2.8mL、5.6mmol)を滴下した。得られた混合物を−40℃で30分間攪拌し、その後ブロモアセトニトリル(0.44mL、6.4mmol)を加えた。この反応混合物を−40℃で2時間攪拌し、その後水でクエンチした。この混合物を室温まで加温し、その後EtOAcで希釈し、水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−30%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
10H
15N
2O
4 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 227.1;実測値227.2。
【0282】
ステップ2:1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(シアノメチル)ピペリジン−4−カルボン酸
【化35】
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1−tert−ブチル4−メチル4−(シアノメチル)ピペリジン−1,4−ジカルボシキレート(0.60g、2.1mmol)のTHF(4.0mL)/MeOH(4.0mL)/水(1.0mL)溶液に、水酸化リチウム(一水和物、0.44g、11mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後1Nの冷HClで酸性化し、EtOAcで抽出した。この抽出物を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
9H
13N
2O
4 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 213.1;実測値213.1。
【0283】
ステップ3:tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボシキレート
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
1−(tert−ブトキシカルボニル)−4−(シアノメチル)ピペリジン−4−カルボン酸(0.50g、1.9mmol)及びトリエチルアミン(0.52mL、3.7mmol)の0℃のTHF(6mL)溶液に、クロロギ酸エチル(0.21mL、2.2mmol)を加えた。得られた混合物を30分間攪拌し、その後ろ過し、THF(2mL)で洗浄した。このろ液を0℃に冷却し、その後、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.14g、3.7mmol)のメタノール(1mL)/水(1mL)溶液を加えた。この混合物を室温に加温し、その後30分間攪拌した。この混合物をEtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
9H
15N
2O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 199.1;実測値199.1。
【0284】
ステップ4:tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−ホルミルピペリジン−1−カルボシキレート
【化37】
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tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボシキレート(400.0mg、1.573mmol)のDCM(8mL)溶液に、デス−マーチンペルヨージナン(1.0g、2.4mmol)を加えた。得られた混合物を室温で3時間攪拌し、その後飽和Na
2S
2O
3水溶液を加え、10分間攪拌した。この混合物をDCMで希釈し、その後、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、その後濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−30%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
9H
13N
2O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 197.1;実測値197.1。
【0285】
ステップ5:tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボシキレート
【化38】
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tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−ホルミルピペリジン−1−カルボシキレート(180.0mg、0.7134mmol)及び2−フェニルシクロプロパナミン(114mg、0.856mmol、trans,ラセミ、J&W PharmLab:Cat#20−0073S)のDCM(3.0mL)溶液に、酢酸(0.061mL、1.1mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(300mg、1.4mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、メタノールの塩化メチレン溶液(0−8%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
22H
32N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 370.2;実測値370.3。
【0286】
ステップ6:tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボシキレート
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボシキレート(0.18g、0.49mmol)及びDIEA(0.17mL、0.97mmol)の0℃のDCM(2.4mL)溶液に、無水トリフルオロ酢酸(0.08mL、0.58mmol)を滴下した。この混合物を室温に加温し、1時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
20H
23F
3N
3O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 410.2;実測値410.1。
【0287】
ステップ7:N−{[4−(シアノメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボシキレート(0.16g、0.34mmol)のDCM(0.2mL)溶液に、4.0Mの塩化水素のジオキサン溶液(0.8mL、3.2mmol)を加えた。得られた混合物を室温で30分間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
19H
23F
3N
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 366.2;実測値366.1。
【0288】
ステップ8:(1−(3−フルオロベンゾイル)−4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトニトリル
N−{[4−(シアノメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(15.0mg、0.0410mmol)及びトリエチルアミン(23μL、0.16mmol)の0℃のDCM(0.4mL)溶液に、3−フルオロベンゾイルクロリド(9.8μL、0.082mmol)を加えた。この混合物を30分間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をメタノール(1mL)及びTHF(1mL)に溶解し、その後、1NのNaOH(1.0mL)を加えた。この混合物を40℃で2時間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
27FN
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 392.2;実測値392.2。
【0289】
実施例9
(1−(3−フルオロベンジル)−4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトニトリル
【化41】
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N−{[4−(シアノメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(17.9mg、0.0490mmol、実施例8、ステップ7に記載の通りに調製)のDCM(0.5mL)溶液に、3−フルオロベンズアルデヒド(12mg、0.098mmol)を加えた。この混合物を室温で1時間攪拌し、その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(21mg、0.098mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をTHF(1mL)及びメタノール(1mL)に溶解し、その後1NのNaOH(1mL)を加えた。得られた混合物を40℃で4時間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
29FN
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 378.2;実測値378.2。
【0290】
実施例10
(5R)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オン
【化42】
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ホスゲンのトルエン混合物(15wt%トルエン溶液、60μL、0.1mmol、アルドリッチ、cat#748684)に、(5R)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オン(20mg、0.1mmol、WO2008/157752等の文献に開示の通りに調製)及びトリエチルアミン(30μL、0.2mmol)のTHF(2mL)溶液を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後減圧下で濃縮した。この残渣に、N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(20mg、0.05mmol、実施例1、ステップ3に記載の通りに調製)及びトリエチルアミン(20μL、0.1mmol)のアセトニトリル(1mL)溶液を加えた。この反応混合物を室温で30分間攪拌し、その後2NのNaOH水溶液(1mL)、続いてMeOH(1mL)を加えた。得られた混合物を30℃で1時間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
28H
41N
4O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 481.3;実測値481.3。
【0291】
実施例11
(5S)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オン
【化43】
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この化合物は、実施例10の合成用に記載したものと類似の手順で、(5R)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オンを(5S)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オン(WO2008/157752等の文献に開示されたものと同様の方法を用いて調製)で置き換えて調製した。LC−MS C
28H
41N
4O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 481.3;実測値481.3。
【0292】
実施例12
1−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−カルボニトリル
【化44】
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この化合物は、実施例10の合成用に記載したものと類似の手順で、(5R)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オンをピペリジン−4−カルボニトリルで置き換えて調製した。LC−MS C
20H
27N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 339.2;実測値339.2。
【0293】
実施例13
trans−2−フェニル−N−[(1−{[4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}アゼチジン−3−イル)メチル]シクロプロパナミン
【化45】
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この化合物は、実施例10の合成用に記載したものと類似の手順で、(5R)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オンを4−(トリフルオロメチル)ピペリジンで置き換えて調製した。LC−MS C
20H
27F
3N
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 382.2;実測値382.2。
【0294】
実施例14
N−({1−[(3−フェノキシピペリジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メチル)−trans−2−フェニルシクロプロパナミン
【化46】
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この化合物は、実施例10の合成用に記載したものと類似の手順で、(5R)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オンを3−フェノキシピペリジンで置き換えて調製した。LC−MS C
25H
32N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 406.2;実測値406.2。
【0295】
実施例15
N−({1−[(3−メトキシピペリジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メチル)−trans−2−フェニルシクロプロパナミン
【化47】
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この化合物は、実施例10の合成用に記載したものと類似の手順で、(5R)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オンを3−メトキシピペリジンで置き換えて調製した。LC−MS C
20H
30N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 344.2;実測値344.1
【0296】
実施例16
4−フェニル−1−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−カルボニトリル
【化48】
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この化合物は、実施例10の合成用に記載したものと類似の手順で、(5R)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オンを4−フェニルピペリジン−4−カルボニトリル塩酸塩で置き換えて調製した。LC−MS C
26H
31N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 415.2;実測値415.2。
【0297】
実施例17
4−フェニル−1−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−オール
【化49】
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この化合物は、実施例10の合成用に記載したものと類似の手順で、(5R)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オンを4−フェニルピペリジン−4−オールで置き換えて調製した。LC−MS C
25H
32N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 406.2;実測値406.2。
【0298】
実施例18
N−({1−[(5−フルオロ−1,2−ジヒドロスピロ[インドール−3,4’−ピペリジン]−1’−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メチル)−trans−2−フェニルシクロプロパナミン
【化50】
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ホスゲンのトルエン混合物(15wt%トルエン溶液、60μL、0.1mmol、アルドリッチ、cat#748684)に、tert−ブチル5−フルオロスピロ[インドール−3,4’−ピペリジン]−1(2H)−カルボキシレート塩酸塩(30mg、0.1mmol、WO2008/157752等の文献に開示された通りに調製)及びトリエチルアミン(30μL、0.2mmol)のTHF(2mL)溶液を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後減圧下で濃縮した。この残渣に、N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(20mg、0.05mmol、実施例1、ステップ3に記載の通りに調製)及びトリエチルアミン(20μL、0.1mmol)のアセトニトリル(1mL)溶液を加えた。この反応混合物を室温で30分間攪拌し、その後、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この残渣をアセトニトリル(1mL)に溶解し、その後TFA(1mL)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をTHF(1mL)及びMeOH(1mL)に溶解し、その後2NのNaOH水溶液(0.5mL)を加えた。この反応混合物を30℃で1時間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製して所望の生成物を得た。LC−MS C
26H
32FN
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 435.3;実測値435.3.
【0299】
実施例19
N−(2−フルオロフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド
【化51】
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N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(20mg、0.05mmol、実施例1、ステップ3に記載の通りに調製)及びトリエチルアミン(30μL、0.2mmol)のアセトニトリル(1mL)溶液に、1−フルオロ−2−イソシアナトベンゼン(10mg、0.1mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後2NのNaOH水溶液(1mL)、続いてMeOH(1mL)を加えた。この反応混合物を30℃で1時間攪拌し、室温に冷却し、ろ過し、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
20H
23FN
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 340.2;実測値340.1。
【0300】
実施例20
N−(3−フルオロフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド
【化52】
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この化合物は、実施例19の合成用に記載したものと類似の手順で、1−フルオロ−2−イソシアナトベンゼンを1−フルオロ−3−イソシアナトベンゼンで置き換えて調製した。LC−MS C
20H
23FN
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 340.2;実測値340.1。
【0301】
実施例21
N−(4−フルオロフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド
【化53】
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この化合物は、実施例19の合成用に記載したものと類似の手順で、1−フルオロ−2−イソシアナトベンゼンを1−フルオロ−4−イソシアナトベンゼンで置き換えて調製した。LC−MS C
20H
23FN
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 340.2;実測値340.1。
【0302】
実施例22
N−(4−メトキシフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例19の合成用に記載したものと類似の手順で、1−フルオロ−2−イソシアナトベンゼンを1−イソシアナト−4−メトキシベンゼンで置き換えて調製した。LC−MS C
21H
26N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 352.2;実測値352.2。
【0303】
実施例23
N−(3−メトキシフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例19の合成用に記載したものと類似の手順で、1−フルオロ−2−イソシアナトベンゼンを1−イソシアナト−3−メトキシベンゼンで置き換えて調製した。LC−MS C
21H
26N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 352.2;実測値352.2
【0304】
実施例24
N−(2−メトキシフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例19の合成用に記載したものと類似の手順で、1−フルオロ−2−イソシアナトベンゼンを1−イソシアナト−2−メトキシベンゼンで置き換えて調製した。LC−MS C
21H
26N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 352.2;実測値352.1。
【0305】
実施例25
4−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]ベンゾニトリル
【化57】
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N−(アゼチジン−3−イルメチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド(20mg、0.05mmol、実施例1、ステップ3に記載の通りに調製)及びトリエチルアミン(30μL、0.2mmol)のアセトニトリル(1mL)溶液に、4−シアノベンゾイルクロリド(20mg、0.1mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後2NのNaOH水溶液(1mL)、続いてMeOH(1mL)を加えた。得られた混合物を30℃で1時間攪拌し、その後室温に冷却し、ろ過し、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水+NH
4OH)で精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
21H
22N
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 332.2;実測値332.1。
【0306】
実施例26
3−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]ベンゾニトリル
【化58】
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この化合物は、実施例25の合成用に記載したものと類似の手順で、4−シアノベンゾイルクロリドを3−シアノベンゾイルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
21H
22N
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 332.2;実測値332.1。
【0307】
実施例27
N−{[1−(3−メトキシベンゾイル)アゼチジン−3−イル]メチル}−trans−2−フェニルシクロプロパナミン
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例25の合成用に記載したものと類似の手順で、4−シアノベンゾイルクロリドを3−メトキシベンゾイルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
21H
25N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 337.2;実測値337.1。
【0308】
実施例28
N−{[1−(4−フルオロベンゾイル)アゼチジン−3−イル]メチル}−trans−2−フェニルシクロプロパナミン
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例25の合成用に記載したものと類似の手順で、4−シアノベンゾイルクロリドを4−フルオロベンゾイルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
20H
22FN
2O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 325.2;実測値325.1。
【0309】
実施例29
N−{[1−(3−フルオロベンゾイル)アゼチジン−3−イル]メチル}−trans−2−フェニルシクロプロパナミン
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例25の合成用に記載したものと類似の手順で、4−シアノベンゾイルクロリドを3−フルオロベンゾイルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
20H
22FN
2O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 325.2;実測値325.1。
【0310】
実施例30
trans−2−フェニル−N−[(1−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}アゼチジン−3−イル)メチル]シクロプロパナミン
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例25の合成用に記載したものと類似の手順で、4−シアノベンゾイルクロリドを4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼンスルホニルクロリドで置き換えて調製した。LC−MS C
20H
22F
3N
2O
3S (M+H)
+に対する計算値: m/z = 427.1;実測値427.0。
【0311】
実施例31
1−{[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化63】
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ステップ1:1−tert−ブチル4−メチル4−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジイソプロピルアミン(4.9mL、35mmol)の−78℃のテトラヒドロフラン(80mL)溶液に、n−ブチルリチウム(2.5Mヘキサン溶液、14mL、35mmol)を加えた。得られた混合物を−20℃まで加温し、10分間攪拌し、その後−78℃まで冷却し、1−tert−ブチル4−メチルピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(AstaTech、cat#B56857:6.08g、25,0mmol)のTHF(10mL)溶液をゆっくりと加えた。この反応混合物を−40℃までゆっくりと加温し、1時間攪拌した。この混合物をその後−78℃に冷却し、α−ブロモ−4−フルオロトルエン(4.9mL、40.mmol)を加えた。この反応混合物を−78℃で1時間攪拌し、その後飽和NH
4Clでクエンチし、室温まで加温し、エチルエーテルで希釈した。この混合物をその後水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣を、フラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(6.5g、74%)。LC−MS C
15H
19FNO
4 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 296.1; 実測値296.1。
【0312】
ステップ2:tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
1−tert−ブチル4−メチル4−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(6.5g、18mmol)の0℃テトラヒドロフラン(90mL)溶液に、LiAlH
4(1MのTHF溶液、24mL、24mmol)をゆっくりと加えた。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、その後水(0.9mL)、続いてNaOH(15wt%水溶液、0.9mL)及び水(0.9mL)を加えた。この混合物を20分間攪拌し、その後ろ過し、THFで洗浄した。このろ液を濃縮し、この残渣(5.8g、97%)をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
14H
19FNO
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 268.1; 実測値268.1。
【0313】
ステップ3:
tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
ジメチルスルホキシド(4.3mL、60.mmol)の塩化メチレン(6mL)溶液を、塩化オキサリル(2.6mL、30mmol)の塩化メチレン溶液に−78℃で10分間にわたって加え、その後得られた混合物を−60℃まで25分で加温した。tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(5.2g、16mmol)の塩化メチレン(6mL)溶液をゆっくりと加え、その後−45℃まで30分で加温した。次にN,N−ジイソプロピルエチルアミン(21mL、120mmol)を加え、この混合物を0℃まで15分で加温した。この混合物を1Nの冷HCl水溶液に注ぎ、その後エチルエーテルで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣を、フラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(4.3g、83%)。LC−MS C
14H
17FNO
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 266.1;実測値266.1。
【0314】
ステップ4:tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート(4.2g、13mmol)及び(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパナミン(1.96g、14.7mmol)(Bioorg. Med. Chem. Lett., 2011, 21, 4429に記載の手順で調製)の1,2−ジクロロエタン(50mL)溶液に、酢酸(1.1mL、20.mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(5.7g、27mmol)を加えた。この反応混合物を室温で5時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、MeOHのDCM溶液(0−6%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(5.0g、87%)。LC−MS C
27H
36FN
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 439.3;実測値439.2。
【0315】
ステップ5:tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル−(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化68】
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無水トリフルオロ酢酸(2.08mL、14.7mmol)を、tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(4.3g、9.8mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(4.3mL、24mmol)の塩化メチレン(40mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を0℃で1時間攪拌し、その後エーテルで希釈し、1NのHCl、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−30%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(4.6g、88%)。LC−MS C
25H
27F
4N
2O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 479.2;実測値479.2。
【0316】
ステップ6:2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
塩化水素(4Mの1,4−ジオキサン溶液、20mL、80mmol)を、tert−ブチル4−(4−フルオロベンジル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(4.6g、8.6mmol)の塩化メチレン(6mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で30分間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
24H
27F
4N
2O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 435.2;実測値435.2。
【0317】
ステップ7:メチル1−(ヒドロキシメチル)シクロプロパンカルボキシレート
【化70】
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クロロギ酸イソブチル(0.61mL、4.7mmol)を1−(メトキシカルボニル)シクロプロパンカルボン酸(Alfa Aesar、cat#H25828:0.57g、3.9mmol)及びトリエチルアミン(1.1mL、7.8mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、その後ろ過し、THF(2mL)で洗浄した。このろ液を0℃に冷却し、その後、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.30g、7.9mmol)の水(2mL)溶液を加えた。この反応混合物を30分間攪拌し、その後酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣(0.46g)をさらに精製することなく次のステップに用いた。
【0318】
ステップ8:メチル1−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート
【化71】
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ジメチルスルホキシド(0.57mL、8.0mmol)の塩化メチレン(0.8mL)溶液を、塩化オキサリル(0.34mL、4.0mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に−78℃で10分間にわたって加えた。得られた混合物を−60℃まで25分で加温し、その後、メチル1−(ヒドロキシメチル)シクロプロパンカルボキシレート(0.40g、3.1mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液をゆっくりと加えた。この混合物を、−45℃に30分で加温し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.8mL、16mmol)を加え、この混合物を0℃まで15分で加温した。この反応混合物を、1Nの冷HCl水溶液に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(0.30g、76%)。
【0319】
ステップ9:メチル1−[(4−(4−フルオロベンジル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]シクロプロパンカルボキシレート
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.19mL、1.1mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(ステップ6:400.0mg、0.92mmol)の塩化メチレン(4mL)混合物に加えた。得られた混合物を、5分間攪拌し、その後、メチル1−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート(153mg、1.20mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.58g、2.8mmol)を加えた。この混合物を室温で4時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、メタノールのDCM溶液(0−6%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(0.45g、89%)。LC−MS C
30H
35F
4N
2O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 547.3;実測値547.3。
【0320】
ステップ10:1−{[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
ステップ9の生成物をMeOH/THF(1.0/0.6mL)に溶解し、その後NaOH(15wt%水溶液、3.0mL)を加えた。この反応混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
27H
34FN
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 437.3;実測値437.2。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 7.35 − 7.28 (m, 2H), 7.26 − 7.20 (m, 3H), 7.20 − 7.10 (m, 4H), 3.41 − 3.29 (m, 4H), 3.28 − 3.09 (m, 4H), 2.94 (br, 1H), 2.84 (s, 2H), 2.60 − 2.51 (m, 1H), 1.84 − 1.67 (m, 4H), 1.63 − 1.52 (m, 1H), 1.37 − 1.26 (m, 3H), 1.17 − 1.09 (m, 2H)。
【0321】
実施例32
1−{[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化73】
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ステップ1:メチル1−ホルミルシクロブタンカルボキシレート
【化74】
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ジメチルシクロブタン−1,1−ジカルボキレート(Alfa Aesar、cat#L12250:1.0g、6.0mmol)の−78℃塩化メチレン(15mL)溶液に、1.0Mの水素化ジイソブチルアルミニウムのトルエン溶液(12.0mL、12.0mmol)を加えた。この反応混合物を−78℃で45分間攪拌し、1MのHClをゆっくりと加えてクエンチした。得られた混合物を室温に加温し、さらに30分間攪拌した。この有機層を分離し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。この粗物質をカラムクロマトグラフィー(0−20%のEtOAcのヘキサン溶液)で精製し、生成物を無色油として得た(330mg、39%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 9.78 (s, 1H), 3.79 (s, 3H), 2.48 (t, J = 8.0 Hz, 4H), 2.13 − 1.87 (m, 2H)。
【0322】
ステップ2:1−{[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
メチル1−ホルミルシクロブタンカルボキシレート(20.mg、0.14mmol)、酢酸(6μL、0.10mmol)、及び、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例31、ステップ6:40.0mg、0.0921mmol)混合物の塩化メチレン(2mL)溶液を室温で2時間攪拌し、その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(64mg、0.30mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH,水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をMeOH/THF(0.5/0.5mL)に溶解し、その後6NのNaOH(1.0mL)を加えた。得られた混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
36FN
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 451.3;実測値451.3。
【0323】
実施例33
trans−4−{[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロヘキサナミン
【化75】
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トリエチルアミン(23μL、0.16mmol)を、trans−4−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸(TCI America、cat#B3250:10.0mg、0.0411mmol)、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(4−フルオロベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例31、ステップ6:14mg、0.033mmol)、及びベンゾトリアゾール−1−イル]オキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(27mg、0.062mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.6mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をDCM(0.3mL)に溶解し、その後TFA(0.3mL)を加えた。この混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をTHF/MeOH(0.2mL/0.2mL)に溶解し、その後NaOH(15wt%水溶液、0.5mL)を加え、この混合物を35℃で一夜攪拌した。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
29H
39FN
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 464.3;実測値464.3。
【0324】
実施例34
1−{[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロブタナミン
【化76】
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この化合物は、実施例33に記載したものと類似の手順で、trans−4−[(tert−ブチルカルボニル)アミノ]シクロヘキサンカルボン酸を1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロブタンカルボン酸(アルドリッチ、cat#630802)で置き換えて調製した。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
27H
35FN
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 436.3;実測値436.3。
【0325】
実施例35
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化77】
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ステップ1:1−tert−ブチル4−メチル4−(メトキシメチル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート
【化78】
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1−tert−ブチル4−メチルピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(AstaTech、cat#B56857:2.43g、10.0mmol)の−40℃のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に、リチウムジイソプロピルアミド(2MのTHF溶液、5.8mL、12mmol)を加えた。得られた混合物を−40℃で30分間攪拌し、その後クロロメチルメチルエーテル(1.2mL、16mmol)を加えた。この反応混合物を−40℃で1時間攪拌し、その後飽和NH
4Cl水溶液でクエンチし、室温まで加温した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。粗物質をシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィー(0−20%のEtOAcのヘキサン溶液)にて精製し、所望の生成物を得た(2.6g、90%)。LC−MS C
9H
18NO
3 (M−Boc+2H)
+に対する計算値: m/z = 188.1;実測値188.1。
【0326】
ステップ2:tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化79】
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1−tert−ブチル4−メチル4−(メトキシメチル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(2.3g、8.0mmol)の0℃テトラヒドロフラン(4mL)溶液に、LiAlH
4(1MのTHF溶液、10.mL、10.mmol)をゆっくりと加えた。得られた混合物を0℃で30分間攪拌し、その後水(0.1mL)、NaOH(15wt%水溶液、0.1mL)、及び水(0.1mL)を加えてクエンチした。この混合物を10分間攪拌し、その後ろ過し、THFで洗浄した。このろ液を濃縮し、この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
9H
18NO
4 (M−tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 204.1;実測値204.1。
【0327】
ステップ3:tert−ブチル4−ホルミル−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化80】
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ジメチルスルホキシド(1.7mL、24mmol)の塩化メチレン(2mL)溶液を、塩化オキサリル(1.0mL、12mmol)の塩化メチレン(3mL)溶液に−78℃で10分間にわたって加えた。得られた混合物を−60℃まで25分で加温し、その後、tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.6g、6.0mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液をゆっくりと加えた。この混合物を−45℃まで30分で加温し、その後トリエチルアミン(6.7mL、48mmol)を加えた。この混合物を0℃まで15分で加温した。この反応混合物をその後1Nの冷HCL水溶液に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−20%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.3g、84%)。LC−MS C
8H
16NO
2 (M−Boc+2H)
+に対する計算値: m/z = 158.1;実測値158.1。
【0328】
ステップ4:tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化81】
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tert−ブチル4−ホルミル−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.3g、5.0mmol)、酢酸(0.43mL、7.5mmol)、及び(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパナミン(Bioorg. Med. Chem. Lett., 2011, 21, 4429に記載の手順を用いて調製:699mg、5.25mmol)の1,2−ジクロロエタン(20mL)混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.1g、10.mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−8%のメタノールのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.7g、91%)。LC−MS C
22H
35N
2O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 375.3;実測値375.2。
【0329】
ステップ5:tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
無水トリフルオロ酢酸(0.96mL、6.8mmol)を、tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.7g、4.5mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.6mL、9.1mmol)の塩化メチレン(25mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−20%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.8g、84%)。LC−MS C
19H
26F
3N
2O
2 (M−Boc+2H)
+に対する計算値: m/z = 371.2;実測値371.1。
【0330】
ステップ6:2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
4.0Mの塩化水素のジオキサン溶液(7mL、28mmol)を、tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(1.8g、3.8mmol)の塩化メチレン(4mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で30分間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
19H
26F
3N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 371.2;実測値371.2.粗物質を中和してこの生成物の遊離の塩基形態を得て、これを用いてNMRデータを得た。
1H NMR (500 MHz, CD
3OD) δ 7.31 − 7.26 (m, 2H), 7.22 − 7.17 (m, 1H), 7.12 − 7.07 (m, 2H), 3.79 − 3.58 (m, 2H), 3.35 − 3.32 (m, 2H), 3.28 − 3.22 (m, 1H), 3.19 − 2.98 (m, 7H), 2.44 − 2.34 (m, 1H), 1.84 − 1.54 (m, 5H), 1.48 − 1.37 (m, 1H);
13C NMR (126 MHz, CD
3OD) δ 161.74, 141.21, 129.63, 127.51, 126.73, 119.39, 76.75, 59.28, 53.29, 42.71, 41.54, 39.22, 30.06, 27.95, 20.10。
【0331】
ステップ7:メチル1−[(4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]シクロプロパンカルボキシレート
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
メチル1−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート(実施例31、ステップ8:53mg、0.41mmol)、酢酸(17μL、0.29mmol)、及び2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(100.0mg、0.2700mmol)混合物の塩化メチレン(2mL)溶液を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(190mg、0.88mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−6%のメタノールのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
25H
34F
3N
2O
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 483.2;実測値483.3。
【0332】
ステップ8:1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
ステップ7の生成物をMeOH/THF(0.5/0.5mL)に溶解し、その後NaOH(15wt%水溶液、1.0mL)を加えた。得られた混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
33N
2O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 373.2;実測値373.3。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 7.33 − 7.28 (m, 2H), 7.24 − 7.19 (m, 1H), 7.19 − 7.15 (m, 2H), 3.40 (s, 2H), 3.36 − 3.31 (m, 5H), 3.30 − 3.19 (m, 4H), 3.14 (s, 2H), 2.92 − 2.83 (m, 1H), 2.47 − 2.41 (m, 1H), 1.92 − 1.71 (m, 4H), 1.54 − 1.41 (m, 1H), 1.37 − 1.30 (m, 2H), 1.29 − 1.20 (m, 1H), 1.16 − 1.09 (m, 2H)。
【0333】
実施例36
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:メチル1−[(4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボキシレート
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
メチル1−ホルミルシクロブタンカルボキシレート(実施例32、ステップ1:200mg、1.4mmol)、酢酸(60μL、1.1mmol)、及び2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例35、ステップ6:350mg、0.95mmol)混合物の塩化メチレン(7mL)溶液を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(650mg、3.1mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−6%のメタノールのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
26H
36F
3N
2O
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 497.3;実測値497.3。
【0334】
ステップ2:1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
ステップ1の生成物をMeOH/THF(2.0/2.0mL)に溶解し、その後6NのNaOH(1.0mL)を加えた。得られた混合物を40℃で36時間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
35N
2O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 387.3;実測値387.2。
1H NMR (500 MHz, CD
3CN) δ 7.35 − 7.29 (m, 2H), 7.27 − 7.21 (m, 1H), 7.19 − 7.13 (m, 2H), 3.46 (s, 2H), 3.43 (s, 2H), 3.36 (s, 3H), 3.34 − 3.12 (m, 6H), 2.94 − 2.84 (m, 1H), 2.70 − 2.60 (m, 1H), 2.56 − 2.43 (m, 2H), 2.22 − 1.96 (m, 4H), 1.93 − 1.76 (m, 4H), 1.71 − 1.59 (m, 1H), 1.33 − 1.22 (m, 1H)。
【0335】
実施例37
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロペンタンカルボン酸
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−tert−ブチル1−メチルシクロペンタン−1,1−ジカルボキシレート
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
1,4−ジブロモブタン(2.4mL、20.mmol)を、tert−ブチルメチルマロネート(1.74g、10.0mmol)、炭酸セシウム(9.8mg、30.mmol)、及び1−ブチル−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムテトラフルオロボレート(0.4g、2mmol)混合物のアセトニトリル(20mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後ジエチルエーテルで希釈し、ろ過した。このろ液を濃縮し、この残渣をジエチルエーテルに溶解し、水とブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−10%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.7g、75%)。LC−MS C
8H
13O
4 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 173.1;実測値173.1。
【0336】
ステップ2:1−(tert−ブトキシカルボニル)シクロペンタンカルボン酸
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
1−tert−ブチル1−メチルシクロペンタン−1,1−ジカルボキシレート(1.7g、7.4mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)/メタノール(5mL)/水(5mL)溶液に、水酸化リチウム一水和物(0.62g、15mmol)を加えた。得られた混合物を室温で5時間攪拌し、その後濃縮して溶媒の大部分を除去した。この残渣を水に溶解し、エーテルで洗浄した。この水層を1Nの冷HCl溶液で酸性化し、その後DCMで抽出した。この混合DCM抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して所望の化合物を得、これをさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
7H
11O
4 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 159.1; 実測値159.1。
【0337】
ステップ3:tert−ブチル1−(ヒドロキシメチル)シクロペンタンカルボキシレート
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
クロロギ酸イソブチル(1.1mL、8.2mmol)を、1−(tert−ブトキシカルボニル)シクロペンタンカルボン酸(1.60g、7.47mmol)及び4−メチルモルホリン(0.9mL、8.2mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に−20℃で加えた。得られた混合物を30分間攪拌し、その後ろ過し、THF(4mL)で洗浄した。このろ液を−20℃に冷却し、その後テトラヒドロホウ酸ナトリウム(0.56g、15mmol)の水(4mL)溶液を加えた。この反応混合物を30分間攪拌し、その後酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
7H
13O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 145.1;実測値145.1。
【0338】
ステップ4:tert−ブチル1−ホルミルシクロペンタンカルボキシレート
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
ジメチルスルホキシド(1.9mL、26mmol)の塩化メチレン(3mL)溶液を、塩化オキサリル(1.1mL、13mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に−78℃で10分間にわたって加えた。得られた混合物を−60℃まで25分で加温し、その後、tert−ブチル1−(ヒドロキシメチル)シクロペンタンカルボキシレート(1.4g、7.0mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液をゆっくりと加えた。この混合物を−45℃まで30分で加温し、その後、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(9.1mL、52mmol)を加えた。この混合物を0℃まで15分で加温し、その後、1Nの冷HCl水溶液に注ぎ、エチルエーテルで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−20%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.0g、72%)。LC−MS C
7H
11O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 143.1;実測値143.1。
【0339】
ステップ5:tert−ブチル1−[(4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]シクロペンタンカルボキシレート
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例35、ステップ6:400mg、1.00mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.28mL、1.6mmol)の塩化メチレン(8mL)溶液に、tert−ブチル1−ホルミルシクロペンタンカルボキシレート(280mg、1.4mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(690mg、3.2mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−6%のMeOHのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(0.45g、75%)。LC−MS C
30H
44F
3N
2O
4 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 553.3;実測値553.3。
【0340】
ステップ6:1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロペンタンカルボン酸
tert−ブチル1−[(4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]シクロペンタンカルボキシレート(450mg、0.81mmol)の塩化メチレン(2mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(2.0mL、26mmol)を加えた。得られた混合物を室温で4時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をTHF/メタノール(2mL/2mL)に溶解し、その後6NのNaOH(3.0mL)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
37N
2O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 401.3;実測値401.2。
【0341】
実施例38
(1R,2S)−N−[(4−(メトキシメチル)−1−{[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)メチル]−2−フェニルシクロプロパナミン
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
(2S)−1−メチルピロリジン−2−カルボン酸(Chem−Impex、cat#06356:11mg、0.088mmol)、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例35、ステップ6:16mg、0.044mmol)、及び(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(46mg、0.088mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(1mL)溶液に、トリエチルアミン(31μL、0.22mmol)を加えた。得られた混合物を室温で4時間攪拌し、その後、NaOH(15wt%、0.5mL)を加えた。この混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
36N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 386.3;実測値386.2。
【0342】
実施例39
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例38に記載したものと同様の手順で、(2S)−1−メチルピロリジン−2−カルボン酸を1−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸(Combi−Blocks、cat#HI−1090)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
31N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 383.2;実測値383.2。
【0343】
実施例40
6−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピリダジン−3−アミン
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例38に記載したものと同様の手順で、(2S)−1−メチルピロリジン−2−カルボン酸を6−アミノピリダジン−3−カルボン酸(Chem−Impex、cat#19168)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
30N
5O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 396.2;実測値396.2。
1H NMR (500 MHz, CD
3CN) δ 7.75 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 7.40 (d, J = 9.5 Hz, 1H), 7.35 − 7.28 (m, 2H), 7.27 − 7.20 (m, 1H), 7.19 − 7.13 (m, 2H), 3.80 − 3.47 (m, 6H), 3.37 (s, 3H), 3.36 − 3.23 (m, 2H), 2.98 − 2.82 (m, 1H), 2.73 − 2.60 (m, 1H), 1.72 − 1.54 (m, 5H), 1.35 − 1.20 (m, 1H)。
【0344】
実施例41
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例38に記載したものと同様の手順で、(2S)−1−メチルピロリジン−2−カルボン酸を1−メチルピペリジン−4−カルボン酸(AstaTech、cat#64217)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
38N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 400.3;実測値400.3。
【0345】
実施例42
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボニルクロリド(Maybridge、cat#CC48302:12mg、0.081mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例35、ステップ6:15.0mg、0.040mmol)、及びトリエチルアミン(22μL、0.16mmol)の塩化メチレン(0.5mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を室温で3時間攪拌し、その後酢酸エチルで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をメタノール/THF(1/1mL)に溶解し、その後NaOH(15wt%水溶液、1.5mL)を加えた。この混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
31N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 383.2;実測値383.2。
【0346】
実施例43
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
4−メチルピペラジン−1−カルボニルクロリド(アルドリッチ、cat#563250:99μL、0.73mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例35、ステップ6:90.0mg、0.243mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.13mL、0.73mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)溶液に室温で加えた。得られた混合物を90℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−6%のMeOHのDCM溶液で溶出して精製し、所望の中間体を得た。この中間体のMeOH/THF(0.5mL/0.5mL)溶液に、NaOH(15wt%水溶液、1mL)を加えた。この混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
37N
4O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 401.3;実測値401.3。
【0347】
実施例44
1−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:tert−ブチル4−メチル4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化100】
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tert−ブチル4−ホルミル−4−メチルピペリジン−1−カルボキシレート(Synnovator、cat#PBN2011767:2.50g、11.0mmol)、酢酸(0.94mL、16mmol)、及び(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパナミン(1.54g、11.5mmol)混合物の1,2−ジクロロエタン(40mL)溶液を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(4.7g、22mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−8%のMeOHのDCM溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(3.4g、90%)。LC−MS C
21H
33N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 345.3;実測値345.2。
【0348】
ステップ2:tert−ブチル4−メチル−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化101】
[この文献は図面を表示できません]
無水トリフルオロ酢酸(0.96mL、6.8mmol)を、tert−ブチル4−メチル4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.6g、4.5mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(1.6mL、9.1mmol)の塩化メチレン(25mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、0−20%のEtOAcのヘキサン溶液で溶出して精製し、所望の生成物を得た(1.8g、90%)。LC−MS C
19H
24F
3N
2O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 385.2;実測値385.2。
【0349】
ステップ3:2,2,2−トリフルオロ−N−[(4−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−メチル−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(1.5g、3.4mmol)の塩化メチレン(3mL)溶液に、塩化水素(4Mの1,4−ジオキサン溶液、6mL、24mmol)を加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
18H
24F
3N
2O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 341.2;実測値341.2。
【0350】
ステップ4:1−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
メチル1−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート(実施例31、ステップ8:10.mg、0.08mmol)、酢酸(3.3μL、0.059mmol)、及び2,2,2−トリフルオロ−N−[(4−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(20.0mg、0.0588mmol)混合物の塩化メチレン(0.4mL)溶液を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(37mg、0.18mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をMeOH/THF(0.5/0.5mL)に溶解し、その後NaOH(15wt%水溶液、1.0mL)を加えた。この反応混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
31N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 343.2;実測値343.2。
【0351】
実施例45
1−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
エチル1−ホルミルシクロブタンカルボキシレート(実施例32、ステップ1:27.5mg、0.176mmol)、酢酸(15μL、0.26mmol)、及び2,2,2−トリフルオロ−N−[(4−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例44、ステップ3:90.0mg、0.264mmol)混合物の塩化メチレン(2mL)溶液を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(110mg、0.53mmol)を加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をMeOH/THF(0.5/0.5mL)に溶解し、その後NaOH(15wt%水溶液、1.0mL)を加えた。この反応混合物を40℃で2日間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
33N
2O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 357.3;実測値357.2。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 7.34 − 7.28 (m, 2H), 7.25 − 7.20 (m, 1H), 7.20 − 7.16 (m, 2H), 3.49 (s, 2H), 3.30 − 3.04 (m, 6H), 3.02 − 2.92 (m, 1H), 2.59 − 2.51 (m, 1H), 2.47 − 2.34 (m, 2H), 2.19 − 2.07 (m, 2H), 2.07 − 1.91 (m, 2H), 1.89 − 1.73 (m, 2H), 1.74 − 1.61 (m, 2H), 1.63 − 1.46 (m, 1H), 1.35 − 1.23 (m, 1H), 1.12 (s, 3H)。
【0352】
実施例46
(1R,2S)−N−({4−メチル−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
1−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボニルクロリド(51mg、0.35mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−[(4−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例44、ステップ3:60.0mg、0.176mmol)及びトリエチルアミン(98μL、0.70mmol)の塩化メチレン(2mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を30分攪拌し、その後濃縮した。この残渣をメタノール/THF(0.5mL/0.5mL)に溶解し、その後1NのNaOH(1.0mL)を加えた。この混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
29N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 353.2;実測値353.3。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 8.76 (br, 2H), 7.73 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 7.35 − 7.26 (m, 2H), 7.25 − 7.12 (m, 3H), 6.49 (d, J = 2.2 Hz, 1H), 4.26 − 4.10 (m, 1H), 4.03 − 3.88 (m, 1H), 3.86 (s, 3H), 3.67 − 3.51 (m, 1H), 3.38 − 3.21 (m, 1H), 3.15 − 3.06 (m, 2H), 3.04 − 2.94 (m, 1H), 2.56 − 2.50 (m, 1H), 1.59 − 1.48 (m, 3H), 1.46 − 1.34 (m, 2H), 1.32 − 1.24 (m, 1H), 1.11 (s, 3H)。
【0353】
実施例47
(1R,2S)−N−({4−メチル−1−[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン
【化105】
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トリエチルアミン(31μL、0.22mmol)を、1−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸(Combi−Blocks、cat#HI−1090:11mg、0.088mmol)、2,2,2−トリフルオロ−N−[(4−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例44、ステップ3:15mg、0.044mmol)、及び(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(46mg、0.088mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(0.8mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で4時間攪拌し、その後NaOH(15wt%水溶液、0.5mL)を加えた。この反応混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
29N
4O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 353.2;実測値353.2。
【0354】
実施例48
5−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピリミジン−2−アミン
【化106】
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この化合物は、実施例47に記載したものと類似の手順で、1−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸を、2−アミノピリミジン−5−カルボン酸(Ark Pharm、cat#AK−17303)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
28N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 366.2;実測値366.2。
【0355】
実施例49
6−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピリダジン−3−アミン
【化107】
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この化合物は、実施例47に記載したものと類似の手順で、1−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸を、6−アミノピリダジン−3−カルボン酸(Chem−Impex、cat#19168)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
28N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 366.2;実測値366.3。
【0356】
実施例50
4−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−1H−ピラゾール−3−アミン
【化108】
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この化合物は、実施例47に記載したものと類似の手順で、1−メチル−1H−イミダゾール−4−カルボン酸を、3−アミノ−1H−ピラゾール−4−カルボン酸(アルドリッチ、cat#A77407)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
20H
28N
5O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 354.2;実測値354.2。
【0357】
実施例51
1−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロペンタナミン
【化109】
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トリエチルアミン(120μL、0.88mmol)を、1−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]シクロペンタンカルボン酸(Fluka、cat#03583:50.mg、0.22mmol)、2,2,2−トリフルオロ−N−[(4−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例44、ステップ3:60.mg、0.17mmol)、及び(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(140mg、0.26mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌し、その後酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をCH
2Cl
2(0.3mL)に溶解し、その後TFA(0.3mL)を加えた。この混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮し、この残渣をTHF/MeOH(0.2mL/0.2mL)に溶解し、その後NaOH(15wt%水溶液、0.5mL)を加えた。この混合物を35℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
34N
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 356.3;実測値356.3。
1H NMR (500 MHz, DMSO) δ 8.83 (br, 2H), 8.09 (br, 3H), 7.34 − 7.27 (m, 2H), 7.26 − 7.19 (m, 1H), 7.19 − 7.14 (m, 2H), 3.82 − 3.45 (m, 2H), 3.38 − 3.23 (m, 2H), 3.17 − 3.05 (m, 2H), 3.04 − 2.93 (m, 1H), 2.57 − 2.50 (m, 1H), 2.20 − 2.03 (m, 2H), 2.01 − 1.80 (m, 6H), 1.62 − 1.46 (m, 3H), 1.45 − 1.35 (m, 2H), 1.34 − 1.25 (m, 1H), 1.10 (s, 3H)。
【0358】
実施例52
5−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}ピリミジン−2−アミン
【化110】
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2,2,2−トリフルオロ−N−[(4−メチルピペリジン−4−イル)メチル]−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例44、ステップ3:15.0mg、0.0441mmol)及び2−アミノピリミジン−5−カルバルデヒド(Matrix Scientific、cat#008626:11mg、0.092mmol)混合物の塩化メチレン(0.5mL)溶液を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(28mg、0.13mmol)を加えた。得られた混合物を室温で4時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をメタノール/THF(0.4/0.4mL)に溶解し、その後NaOH(15wt%水溶液、1.5mL)を加えた。この混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
30N
5 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 352.2;実測値352.3。
【0359】
実施例53
1−{[4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化111】
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ステップ1:1−tert−ブチル4−メチル4−[4−(シアノメチル)ベンジル]ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート
【化112】
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N,N−ジイソプロピルアミン(1.59mL、11.3mmol)の−78℃テトラヒドロフラン(55mL)溶液に、2.5Mのn−ブチルリチウムのヘキサン溶液(4.35mL、10.9mmol)を加えた。この溶液を加温し、0℃で30分間攪拌し、その後−78℃に冷却し、1−tert−ブチル4−メチルピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(2.75g、11.3mmol)のテトラヒドロフラン(5.0mL)溶液を加えた。得られた溶液を−45℃で1時間攪拌し、−78℃に戻し、その後[4−(クロロメチル)フェニル]アセトニトリル(Enamine LTD、cat#EN300−134377:1.50g、9.06mmol)のテトラヒドロフラン(5.0mL)溶液を加えた。この反応混合物を−78℃で1.5時間攪拌し、飽和NaHCO
3溶液でクエンチし、EtOAcで希釈した。この有機層を分離し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。粗物質をカラムクロマトグラフィー(25%−75%のEtOAcのヘキサン溶液)にて精製し、生成物を無色油として得た(1.31g、39%)。LC−MS C
17H
21N
2O
4 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 317.1;実測値317.2。
【0360】
ステップ2:tert−ブチル4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化113】
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1−tert−ブチル4−メチル4−[4−(シアノメチル)ベンジル]ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(1.04g、2.79mmol)の室温のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に、2.0Mのテトラヒドロホウ酸リチウムのTHF溶液(2.8mL、5.6mmol)を加えた。この反応混合物を、その後65℃で2日間攪拌し、室温に冷却し、飽和NaHCO
3溶液でクエンチした。この混合物をEtOAcで抽出し、この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。粗物質をカラムクロマトグラフィー(0%−15%のMeOHのDCM溶液)にて精製し、生成物を無色油として得た(862mg、90%)。LC−MS C
16H
21N
2O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 289.2;実測値289.1。
【0361】
ステップ3:tert−ブチル4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート
【化114】
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塩化オキサリル(0.42mL、5.0mmol)の−78℃塩化メチレン(15mL)溶液に、まずジメチルスルホキシド(0.71mL、10.mmol)を滴下した。得られた溶液を−78℃で30分間攪拌し、その後tert−ブチル4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(862.8mg、2.505mmol)の塩化メチレン(5.0mL)溶液を加えた。この反応混合物を攪拌し、−40℃に1時間で加温し、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.6mL、15mmol)を加えた。この混合物をさらに攪拌し、1時間で0℃まで加温し、その後DCMで希釈し、1MのHClに注いだ。この有機層を分離し、Na
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。得られた残渣をカラムクロマトグラフィー(0%−50%のEtOAcのヘキサン溶液)にて精製し、生成物を無色油として得た(715mg、84%)。LC−MS C
16H
19N
2O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 287.1;実測値287.2。
【0362】
ステップ4:tert−ブチル4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化115】
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tert−ブチル4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート(715mg、2.087mmol)、酢酸(178μL、3.13mmol)、及び(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパナミン(361mg、2.71mmol)混合物の1,2−ジクロロエタン(12mL)溶液を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(880mg、4.2mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後飽和NaHCO
3溶液でクエンチし、DCMで希釈した。この有機層を分離し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。粗物質をカラムクロマトグラフィー(0%−30%のEtOAcのDCM溶液)で精製し、生成物を無色油として得た(659mg、69%)。LC−MS C
29H
38N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 460.3;実測値460.3。
【0363】
ステップ5:tert−ブチル4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]−(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化116】
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tert−ブチル4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(659mg、1.43mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.75mL、4.3mmol)の0℃塩化メチレン(13mL)溶液に、無水トリフルオロ酢酸(0.31mL、2.2mmol)を加えた。この反応混合物を攪拌し、2時間で室温までゆっくりと加温した。得られた混合物を飽和NaHCO
3溶液でクエンチし、DCMで希釈した。この有機層を分離し、Na
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。粗物質をカラムクロマトグラフィー(25%−75%EtOAcのヘキサン溶液)にて精製し、生成物を淡黄色油として得た(760mg、95%)。LC−MS C
27H
29F
3N
3O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 500.2;実測値500.2。
【0364】
ステップ6:N−({4−[4−(シアノメチル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド塩酸塩
【化117】
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tert−ブチル4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(760.mg、1.37mmol)の0℃塩化メチレン(10mL)溶液に、4.0Mの塩化水素の1,4−ジオキサン溶液(1.7mL、6.8mmol)を加えた。この反応混合物をその後室温で1.5時間攪拌し、その後濃縮して粗生成物を淡黄色固体(HCl塩)として得、これをさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
26H
29F
3N
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 456.2;実測値456.2。
【0365】
ステップ7:1−tert−ブチル1−メチルシクロプロパン−1,1−ジカルボキシレート
【化118】
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tert−ブチルメチルマロネート(7.6g、44mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(70.mL)溶液に、1−ブロモ−2−クロロエタン(7.2mL、87mmol)、炭酸カリウム(15g、110mmol)、及び1−ブチル−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムテトラフルオロボレート(2g、9mmol)を加えた。得られた混合物を室温で48時間攪拌し、その後水でクエンチし、ジエチルエーテルで抽出した。この混合抽出物を水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。
【0366】
ステップ8:1−(tert−ブトキシカルボニル)シクロプロパンカルボン酸
【化119】
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1−tert−ブチル1−メチルシクロプロパン−1,1−ジカルボキシレート(8.6g、43mmol)のテトラヒドロフラン(60mL)、メタノール(30mL)、及び水(30mL)溶液に、水酸化リチウム一水和物(3.6g、86mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後濃縮して溶媒の大部分を除去した。この残渣を水に溶解し、ジエチルエーテルで抽出した。このエーテル抽出物を廃棄した。水層を6Nの冷HCl水溶液でpH2に酸性化し、その後DCMで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮して所望の生成物を得(6.5g、81%)、これをさらに精製することなく次のステップに用いた。
【0367】
ステップ9:tert−ブチル1−(ヒドロキシメチル)シクロプロパンカルボキシレート
【化120】
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クロロギ酸イソブチル(5.9mL、45mmol)を、1−(tert−ブトキシカルボニル)シクロプロパンカルボン酸(6.5g、35mmol)及びトリエチルアミン(9.7mL、70.mmol)のテトラヒドロフラン(80mL)溶液に0℃で加えた。得られた混合物を0℃で60分間攪拌し、その後ろ過し、THF(10mL)で洗浄した。このろ液を0℃に冷却し、その後テトラヒドロホウ酸ナトリウム(2.6g、70.mmol)のN−メチルピロリジノン(10mL)溶液を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後エーテルで希釈し、飽和NaHCO
3水溶液、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−15%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(4.4g、73%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl
3) δ 3.56 (s, 2H), 2.39 (br, 1H), 1.44 (s, 9H), 1.23 − 1.14 (m, 2H), 0.84 − 0.75 (m, 2H)。
【0368】
ステップ10:tert−ブチル1−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート
【化121】
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ジメチルスルホキシド(7.2mL、100mmol)を、塩化オキサリル(4.32mL、51.1mmol)の塩化メチレン(100mL)溶液に−78℃で10分にわたって加えた。得られた混合物を−78℃で10分間攪拌し、その後tert−ブチル1−(ヒドロキシメチル)シクロプロパンカルボキシレート(4.4g、26mmol)の塩化メチレン(40mL)溶液をゆっくりと加えた。この反応混合物を−78℃で1時間攪拌し、その後N,N−ジイソプロピルエチルアミン(36mL、200mmol)を加え、この混合物を室温までゆっくりと加温した。この反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液に注ぎ、DCMで抽出した。この混合抽出物を水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのヘキサン溶液(0−10%)で溶出して精製し、所望の生成物を得た(3.1g、71%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl
3) δ 10.36 (s, 1H), 1.61 − 1.57 (m, 2H), 1.56 − 1.51 (m, 2H), 1.51 (s, 9H)。
【0369】
ステップ11:tert−ブチル1−[(4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−イル)メチル]シクロプロパンカルボキシレート
【化122】
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N−({4−[4−(シアノメチル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド塩酸塩(ステップ6:400.0mg、0.8130mmol)、tert−ブチル1−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート(346mg、2.03mmol)、及び酢酸(139μL、2.44mmol)混合物の塩化メチレン(7.5mL)溶液を室温で1.5時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(431mg、2.03mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌した。この反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。この混合有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、EtOAcのDCM溶液(0−50%)で溶出して精製し、所望の生成物を黄色固体として得た。LC−MS C
35H
43F
3N
3O
3 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 610.3;実測値610.3。
【0370】
ステップ12:1−{[4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
ステップ11の生成物をDCM(6mL)に溶解し、その後TFA(3mL)を加えた。この反応混合物を室温で1.5時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をTHF/MeOH(1.0mL/1.0mL)に溶解し、その後1MのNaOH(1.5mL)を加えた。この混合物を室温で3.5時間攪拌し、その後分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
29H
36N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 458.3;実測値458.2。
【0371】
実施例54
1−{[4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化123】
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N−({4−[4−(シアノメチル)ベンジル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例53、ステップ6:105mg、0.230mmol)、メチル1−ホルミルシクロブタンカルボキシレート(実施例32、ステップ1:59.6μL、0.461mmol)、及び酢酸(39μL、0.69mmol)混合物の塩化メチレン(3.5mL)溶液を室温で1.5時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(122mg、0.576mmol)をこの反応混合物に加えた。得られた反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後飽和NaHCO
3溶液でクエンチし、DCMで抽出した。この混合有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(勾配溶出、0−5%のMeOHのDCM溶液)にて精製し、粗中間体、メチル1−((4−(4−(シアノメチル)ベンジル)−4−((2,2,2−トリフルオロ−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロブタンカルボキシレートを黄色油として得た。この中間体をMeOH/THF(1.5mL/1.5mL)に溶解し、その後6MのNaOH(1.5mL)をこの反応混合物に加えた。得られた反応混合物を室温で5時間攪拌し、その後MeOHで希釈し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
30H
38N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 472.3;実測値472.3。
【0372】
実施例55
1−{[4−(4−シアノベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化124】
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この化合物は、実施例53に記載したものと同様の手順で、[4−(クロロメチル)フェニル]アセトニトリルをp−シアノベンジルブロミドと置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
34N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 444.3;実測値444.3。
【0373】
実施例56
1−{[4−(3−シアノベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化125】
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ステップ1:tert−ブチル4−(3−ブロモベンジル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化126】
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この化合物は、実施例53、ステップ1−5に記載したものと同様の手順で、ステップ1で[4−(クロロメチル)フェニル]アセトニトリルを1−ブロモ−3−(ブロモメチル)ベンゼンと置き換えて調製した。LC−MS C
25H
27BrF
3N
2O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 539.1;実測値539.1。
【0374】
ステップ2:tert−ブチル4−(3−シアノベンジル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−(3−ブロモベンジル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(3.57g、6.00mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(1:1)(1.2g、1.44mmol)、シアン化亜鉛(2.25g、19.2mmol)、及び亜鉛(392mg、6.00mmol)混合物のDMF(25mL)溶液を窒素パージし、その後140℃で5時間攪拌した。この反応混合物を室温に冷却し、Et
2Oで希釈し、水で洗浄した。層を分離し、有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラムにて、20−50%EtOAc/ヘキサンで溶出して精製し、所望の生成物を得た(2.24g、収率69%)。LC−MS C
26H
27F
3N
3O
3 (M−
tBu+2H)
+に対する計算値: m/z = 486.2;実測値486.2。
【0375】
ステップ3:N−{[4−(3−シアノベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化128】
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4.0Mの塩化水素のジオキサン溶液(3.97mL、15.9mmol)を、tert−ブチル4−(3−シアノベンジル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(1.23g、2.27mmol)のMeOH(5mL)溶液に加えた。得られた溶液を室温で1時間攪拌し、その後減圧下で濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
25H
27F
3N
3O (M+H)
+に対する計算値: m/z = 442.2;実測値442.2。
【0376】
ステップ4:1−{[4−(3−シアノベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
この化合物は、実施例53、ステップ11〜12に記載したものと同様の手順で、N−{[4−(3−シアノベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミドから始めて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
34N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 444.3;実測値444.3。
【0377】
実施例57
1−{[4−(3−シアノベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化129】
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この化合物は、実施例54に記載したものと同様の手順で、N−{[4−(3−シアノベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例56、ステップ3)から始めて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
29H
36N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 458.3;実測値458.3。
【0378】
実施例58
trans−4−{[4−(3−シアノベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロヘキサンカルボン酸
【化130】
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酢酸(3.6μL、0.063mmol)を、N−{[4−(3−シアノベンジル)ピペリジン−4−イル]メチル}−2,2,2−トリフルオロ−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド塩酸塩(実施例56、ステップ3:15.0mg、0.0314mmol)及びメチルtrans−4−ホルミルシクロヘキサンカルボキシレート(Ark Pharm、cat#AK−50935:8.0mg、0.047mmol)のDCM(0.5mL)溶液に加えた。その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(13mg、0.063mmol)をこの反応混合物に加えた。得られた反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後DCMで希釈し、水及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この粗中間体、メチルtrans−4−((4−(3−シアノベンジル)−4−(2,2,2−トリフルオロ−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロヘキサンカルボキシレートをMeOH(0.2mL)及びTHF(0.2mL)に溶解し、その後4.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(78.μL、0.31mmol)をこの反応混合物に加えた。得られた反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後MeOHで希釈し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
31H
40N
3O
2 (M+H)
+に対する計算値: m/z = 486.3;実測値486.3。
【0379】
実施例59
3−{[1−(3−メトキシベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−4−イル]メチル}安息香酸
【化131】
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ステップ1:tert−ブチル4−[3−(メトキシカルボニル)ベンジル]−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化132】
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tert−ブチル4−(3−ブロモベンジル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(実施例56、ステップ1:399mg、0.67mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(1:1)(82mg、0.10mmol)、及びトリエチルアミン(0.18mL、1.34mmol)混合物のメタノール(2.50mL)溶液を、一酸化炭素の陽圧下、7時間還流した。得られた混合物を室温に冷却し、DCMで希釈し、その後セライトパッドを通してろ過した。このろ液を真空濃縮し、この粗残渣をシリカゲルのクロマトグラフィーにより、15−35%EtOAc/ヘキサンで溶出して精製し、所望の生成物291mg(収率75%)を得た。LC−MS C
26H
30F
3N
2O
3 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 475.2;実測値475.2。
【0380】
ステップ2:メチル3−[(4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−4−イル)メチル]ベンゾエート
【化133】
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塩化水素(3MのMeOH溶液、1.35mL、4.05mmol)を、tert−ブチル4−[3−(メトキシカルボニル)ベンジル]−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(291mg、0.51mmol)のMeOH(5mL)溶液に加えた。得られた溶液を室温で1時間攪拌し、その後真空濃縮した。この粗残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
26H
30F
3N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 475.2;実測値475.2。
【0381】
ステップ3:3−{[1−(3−メトキシベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−4−イル]メチル}安息香酸
酢酸(3.1μL、0.055mmol)を、メチル3−[(4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−4−イル)メチル]ベンゾエート(14mg、0.027mmol)及び、3−メトキシベンズアルデヒド(5.01μL、0.0411mmol)の塩化メチレン(0.3mL)溶液に加えた。その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(12mg、0.055mmol)をこの反応混合物に加えた。得られた反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後DCMで希釈し、水及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機相をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この中間体、メチル3−((1−(3−メトキシベンジル)−4−((2,2,2−トリフルオロ−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド)メチル)ピペリジン−4−イル)メチル)ベンゾエートをMeOH(0.3mL)及びTHF(0.3mL)に溶解し、その後4.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(68μL、0.27mmol)をこの反応混合物に加えた。得られた反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後MeOHで希釈し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
31H
37N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 485.3;実測値485.3。
【0382】
実施例60
(3R)−1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピロリジン−3−オール
【化134】
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ステップ1:フェニル4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化135】
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クロロギ酸フェニルエステル(45.7μL、0.364mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例35、ステップ6:90mg、0.24mmol)及びトリエチルアミン(0.10mL、0.73mmol)の塩化メチレン(1.0mL)溶液に0℃で加え、得られた反応混合物を1時間攪拌した。この反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3溶液、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この粗残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(0−30%EtOAc/ヘキサンでの勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
26H
30F
3N
2O
4 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 491.2;実測値491.2。
【0383】
ステップ2:(3R)−1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピロリジン−3−オール
(3R)−ピロリジン−3−オール(16mg、0.18mmol)を、フェニル4−(メトキシメチル)−4−{[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(18mg、0.037mmol)及びトリエチルアミン(15μL、0.11mmol)のジメチルスルホキシド(0.5mL)溶液に加えた。得られた混合物を135℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の中間体、2,2,2−トリフルオロ−N−((1−((R)−3−ヒドロキシピロリジン−1−カルボニル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル)メチル)−N−((1S,2R)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミドをTFA塩として得た。この中間体をMeOH/THF(0.2mL/0.2mL)に溶解し、その後6NのNaOH(0.6mL)を加えた。得られた混合物を30℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
34N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 388.3;実測値388.2。
【0384】
実施例61
(3S)−1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピロリジン−3−オール
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例60に記載したものと同様の手順で、ステップ2で(3R)−ピロリジン−3−オールを(3S)−ピロリジン−3−オールに置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
34N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 388.3;実測値388.2。
【0385】
実施例62
4−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}安息香酸
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
4−カルボメトキシベンズアルデヒド(20mg、0.12mmol)、酢酸(5μL、0.088mmol)、及び2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例35、ステップ6:30.0mg、0.0810mmol)混合物の塩化メチレン(0.6mL)溶液を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(56mg、0.26mmol)をこの反応混合物に加えた。得られた反応混合物を室温で一夜攪拌した。この反応混合物を塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この粗メチル4−((4−(メトキシメチル)−4−((2,2,2−トリフルオロ−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)ベンゾエートをMeOH/THF(0.1mL/0.1mL)に溶解し、その後6NのNaOH(0.6mL)を加えた。この反応混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
25H
33N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 409.2;実測値409.3。
【0386】
実施例63
1−{[4−({[(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}メチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メタノール
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
4.0Mの塩化水素のジオキサン溶液(4.0mL、16mmol)を、tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(実施例35、ステップ2:1.0g、3.8mmol)の塩化メチレン(0.2mL)溶液に加えた。得られた反応混合物を室温で30分間攪拌し、その後真空濃縮した。この粗残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
8H
18NO
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 160.1;実測値160.2。
【0387】
ステップ2:メチル1−{[4−(ヒドロキシメチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボキシレート
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.82mL、4.71mmol)を、[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メタノール(0.50g、3.1mmol)(HCl塩、ステップ1の粗生成物)の塩化メチレン(20mL)溶液に加え、その後メチル1−ホルミルシクロブタンカルボキシレート(0.68g、4.8mmol)を加えた。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(2.0g、9.4mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(0−10%MeOH/CH
2Cl
2での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
15H
28NO
4 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 286.2;実測値286.1。
【0388】
ステップ3:メチル1−{[4−ホルミル−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボキシレート
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
ジメチルスルホキシド(0.28mL、4.0mmol)の塩化メチレン(0.4mL)溶液を、塩化オキサリル(0.17mL、2.0mmol)の塩化メチレン(0.4mL)溶液に−78℃で10分間にわたって加えた。この混合物を−60℃まで25分で加温し、その後メチル1−{[4−(ヒドロキシメチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボキシレート(0.29g、1.0mmol)の塩化メチレン(0.4mL)溶液をゆっくりと加え、その後−45℃まで30分で加温した。その後N、N−ジイソプロピルエチルアミン(1.4mL、7.9mmol)を加え、この反応混合物を0℃まで15分で加温した。この反応混合物を冷水に注ぎ、塩化メチレンで抽出した。この混合抽出物をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(0−10%MeOH/CH
2Cl
2での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
15H
26NO
4 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 284.2;実測値284.2。
【0389】
ステップ4:1−{[4−({[(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}メチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(35μL、0.20mmol)を、(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロパナミン塩酸塩(Enamine、cat#EN300−189082:19mg、0.10mmol)の塩化メチレン(0.7mL)混合物に加え、その後メチル1−{[4−ホルミル−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボキシレート(42mg、0.15mmol)を加えた。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(69mg、0.33mmol)を加えた。この混合物を室温で一夜攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この中間体、メチル1−((4−((((1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル)アミノ)メチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロブタンカルボキシレートをMeOH/THF(0.1mL/0.2mL)に溶解し、その後6NのNaOH(0.5mL)を加えた。この混合物を30℃で一夜攪拌し、室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
34FN
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 405.3;実測値405.2。
【0390】
実施例64
1−{[4−({[(1R,2S)−2−(2−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}メチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例63に記載したものと同様の手順で、ステップ4で(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロパナミン塩酸塩を(1R,2S)−2−(2−フルオロフェニル)シクロプロパナミン塩酸塩(Enamine、cat#EN300−189085)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
34FN
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 405.3;実測値405.3。
【0391】
実施例65
1−{[4−({[(1R,2S)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}メチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例63に記載したものと同様の手順で、ステップ4で(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロパナミン塩酸塩を(1R,2S)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロプロパナミン塩酸塩(AstaTech、cat#65978)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
33F
2N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 423.2;実測値423.2。
【0392】
実施例66
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[2−(2−メトキシフェニル)シクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化144】
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この化合物は、実施例63に記載したものと同様の手順で、ステップ4で(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロパナミン塩酸塩を2−(2−メトキシフェニル)シクロプロパナミン塩酸塩(Enamine、cat#EN300−70572)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
37N
2O
4 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 417.3;実測値417.3。
【0393】
実施例67
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[2−(4−メトキシフェニル)シクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化145】
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この化合物は、実施例63に記載したものと同様の手順で、ステップ4で(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロパナミン塩酸塩を2−(4−メトキシフェニル)シクロプロパナミン塩酸塩(Enamine、cat#EN300−72215)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
37N
2O
4 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 417.3;実測値417.2。
【0394】
実施例68
1−{[4−(メトキシメチル)−4−(1−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}エチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化146】
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ステップ1:tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−{[メトキシ(メチル)アミノ]カルボニル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化147】
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2.0MのイソプロピルマグネシウムクロリドのTHF溶液(3.0mL、6.0mmol)を、1−tert−ブチル4−メチル4−(メトキシメチル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(実施例35、ステップ1:0.86g、3.0mmol)及びN,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(0.44g、4.5mmol)混合物のテトラヒドロフラン(12mL)溶液に−30℃で加えた。得られた混合物を0℃まで加温し、この温度で4時間攪拌した。この混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(0−30%EtOAc/CH
2Cl
2での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た(0.8g、84%)。LC−MS C
10H
21N
2O
3 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 217.2;実測値217.2。
【0395】
ステップ2:tert−ブチル4−アセチル−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化148】
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メチルマグネシウムブロミド(3.0Mのジエチルエーテル溶液、2.0mL、6.0mmol)を、tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−{[メトキシ(メチル)アミノ]カルボニル}ピペリジン−1−カルボキシレート(0.95g、3.0mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液に0℃で加えた。この混合物を室温に加温し、5時間攪拌した。この混合物をNH
4Clの飽和溶液でクエンチし、酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この粗残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0−30%EtOAc/ヘキサンでの勾配溶出)により精製して所望の生成物を得た(0.65g、80%)。LC−MS C
9H
18NO
2 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 172.1;実測値172.1。
【0396】
ステップ3:tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−(1−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}エチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化149】
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tert−ブチル4−アセチル−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(0.27g、1.0mmol)、酢酸(85μL、1.5mmol)、及び(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパナミン(0.173g、1.30mmol)混合物の塩化メチレン(4mL)溶液を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(0.64g、3.0mmol)をこの反応混合物に加えた。得られた反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、NaHCO
3の飽和溶液、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィー(0−8%MeOH/CH
2Cl
2での勾配溶出)により精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
23H
37N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 389.3;実測値389.3。
【0397】
ステップ4:tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−{1−[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]エチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化150】
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無水トリフルオロ酢酸(0.065mL、0.46mmol)を、tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−(1−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}エチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(120mg、0.31mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.16mL、0.93mmol)の塩化メチレン(3.0mL)溶液に0℃で加えた。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、NaHCO
3の飽和溶液、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この粗残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(0−20%EtOAc/ヘキサンでの勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
20H
28F
3N
2O
2 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 385.2;実測値385.1。
【0398】
ステップ5:2,2,2−トリフルオロ−N−{1−[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]エチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化151】
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4.0Mの塩化水素のジオキサン溶液(0.5mL、2mmol)を、tert−ブチル4−(メトキシメチル)−4−{1−[[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル](トリフルオロアセチル)アミノ]エチル}ピペリジン−1−カルボキシレート(80.0mg、0.165mmol)の塩化メチレン(0.4mL)溶液に加えた。得られた反応混合物を室温で30分間攪拌し、その後減圧下で濃縮した。この粗残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
20H
28F
3N
2O
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 385.2;実測値385.1。
【0399】
ステップ6:1−{[4−(メトキシメチル)−4−(1−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}エチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
メチル1−ホルミルシクロブタンカルボキシレート(実施例32、ステップ1:22mg、0.16mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−{1−[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]エチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(40.0mg、0.104mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(27μL、0.16mmol)混合物の塩化メチレン(0.8mL)溶液に加えた。得られた混合物を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(72mg、0.34mmol)を加えた。この混合物を室温で一夜攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この粗中間体、メチル1−((4−(メトキシメチル)−4−(1−(2,2,2−トリフルオロ−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド)エチル)ピペリジン−1−イル)メチルシクロブタンカルボキシレートをMeOH/THF(0.2mL/0.2mL)に溶解し、その後6NのNaOH(0.6mL)をこの反応混合物に加えた。得られた反応混合物を40℃で2日間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
37N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 401.3;実測値401.2。
【0400】
実施例69
1−{[4−[(6−メトキシピリジン−3−イル)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化152】
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ステップ1:tert−ブチル4−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例31、ステップ1〜4に記載したものと同様の手順で、ステップ1のα−ブロモ−4−フルオロトルエンを2−クロロ−5−(クロロメチル)ピリジン(アルドリッチ、cat#516910)で置き換えて調製した。LC−MS C
26H
35ClN
3O
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 456.2;実測値456.2。
【0401】
ステップ2:tert−ブチル4−({[(アリルオキシ)カルボニル][(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)−4−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.1g、2.4mmol)の塩化メチレン(10mL)溶液に、クロロギ酸アリル(0.38mL、3.6mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.84mL、4.8mmol)を加えた。得られた溶液を室温で1時間攪拌し、その後真空濃縮した。この粗残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(0−30%EtOAcのヘキサン溶液での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
26H
31ClN
3O
4 [M−
tBu+2H]
+に対する計算値: m/z = 484.2;実測値484.2。
【0402】
ステップ3:アリル({4−[(6−メトキシピリジン−3−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}メチル)[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]カルバメート
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−({[(アリルオキシ)カルボニル][(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)−4−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート(350mg、0.65mmol)及びナトリウムメトキシド(25wt%MeOH溶液、1.48mL、6.48mmol)混合物のメタノール(0.5mL)溶液を80℃で6時間攪拌した。この反応混合物を室温に冷却し、その後DCMで希釈し、水及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(0−30%のEtOAcのヘキサン溶液での勾配溶出)にて精製し、所望の中間体、tert−ブチル4−((((アリルオキシ)カルボニル)((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)メチル)−4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)ピペリジン−1−カルボキシレートを得た。この中間体をDCM(2mL)に溶解し、その後TFA(2mL)を加えた。得られた反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後濃縮し、この粗標記生成物をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
26H
34N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 436.3;実測値436.2。
【0403】
ステップ4:1−{[4−[(6−メトキシピリジン−3−イル)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
tert−ブチル1−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート(実施例53、ステップ10:18mg、0.10mmol)、トリエチルアミン(19μL、0.14mmol)、及びアリル({4−[(6−メトキシピリジン−3−イル)メチル]ピペリジン−4−イル}メチル)[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]カルバメート(30mg、0.069mmol)混合物の塩化メチレン(0.8mL)溶液を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(29mg、0.14mmol)を加えた。得られた混合物を室温で一夜攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、NaHCO
3の飽和溶液、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この残渣をTHF(2mL)に溶解し、その後テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6mg、0.005mmol)及びN−エチルエタナミン(56μL、0.54mmol)を加えた。この混合物を窒素パージし、その後85℃で2時間攪拌した。この反応混合物を室温に冷却し、ろ過し、真空濃縮して、中間体、tert−ブチル1−((4−((6−メトキシピリジン−3−イル)メチル)−4−((((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロプロパンカルボキシレートを得、これをさらに精製することなく用いた。この中間体をDCM(1mL)に溶解し、その後TFA(1mL)を加えた。この混合物を室温で3時間攪拌し、その後真空濃縮し、この残渣を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
27H
36N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 450.3;実測値450.2。
【0404】
実施例70
1−{[4−(エトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例35に記載したものと同様の手順で、ステップ1のクロロメチルメチルエーテルを(クロロメトキシ)エタンで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
35N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 387.3;実測値387.2。
【0405】
実施例71
1−{[4−(エトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化157】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例36に記載したものと同様の手順で、クロロメチルメチルエーテルを(クロロメトキシ)エタンで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
37N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 401.3;実測値401.2。
【0406】
実施例72
1−{[4−[(ベンジルオキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化158】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例31に記載したものと同様の手順で、ステップ1のα−ブロモ−4−フルオロトルエンをベンジルクロロメチルエーテルで置き換えて調製した。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
37N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 449.3;実測値449.3。
【0407】
実施例73
1−{[4−[(ベンジルオキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例32に記載したものと同様の手順で、α−ブロモ−4−フルオロトルエンをベンジルクロロメチルエーテルで置き換えて調製した。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
29H
39N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 463.3;実測値463.3。
【0408】
実施例74
1−{[4−(4−シアノ−2−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例53に記載したものと同様の手順で、ステップ1の[4−(クロロメチル)フェニル]アセトニトリルを4−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゾニトリル(AstaTech、cat#54500)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
33FN
3O
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 462.3;実測値462.3。
【0409】
実施例75
1−{[4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化161】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−tert−ブチル4−メチル4−[(ベンジルオキシ)メチル]ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例31、ステップ1に記載したものと同様の手順で、α−ブロモ−4−フルオロトルエンをベンジルクロロメチルエーテルで置き換えて調製した。LC−MS C
15H
22NO
3 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 264.2;実測値264.2。
【0410】
ステップ2:1−tert−ブチル4−メチル4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート
【化163】
[この文献は図面を表示できません]
パラジウム(10wt%担持炭素、880mg、0.83mmol)を、1−tert−ブチル4−メチル4−[(ベンジルオキシ)メチル]ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(2.1g、5.8mmol)のメタノール(20mL)溶液に加えた。得られた反応混合物を水素の陽圧下、室温で一夜攪拌し、その後セライトを通してろ過し、DCMで洗浄した。このろ液を真空濃縮し、この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
8H
16NO
3 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 174.1;実測値174.2。
【0411】
ステップ3:1−tert−ブチル4−メチル4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
1−tert−ブチル4−メチル4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(555mg、2.03mmol)、2−フルオロフェノール(アルドリッチ、cat#F12804)(0.16mL、1.8mmol)、及びトリフェニルホスフィン(530mg、2.0mmol)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液にアゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.40mL、2.0mmol)を加えた。得られた反応混合物を65℃に加熱し、一夜攪拌した。この反応混合物を室温に冷却し、真空濃縮した。この残渣をクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(0−25%EtOAc/ヘキサンでの勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を透明油として得た(524mg、77%)。LC−MS C
14H
19FNO
3 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 268.1;実測値268.2。
【0412】
ステップ4:tert−ブチル4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化165】
[この文献は図面を表示できません]
1−tert−ブチル4−メチル4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(524mg、1.43mmol)のテトラヒドロフラン(1.5mL)溶液に、2.0Mのテトラヒドロホウ酸リチウムのTHF溶液(1.4mL、2.8mmol)を加えた。得られた反応混合物を70℃に加熱し、6時間攪拌した。この反応混合物を室温に冷却し、水でクエンチし、EtOAcで希釈し、この有機相を水及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
13H
19FNO
2 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 240.1;実測値240.2。
【0413】
ステップ5:2,2,2−トリフルオロ−N−({4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]ピペリジン−4−イル}メチル)−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化166】
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この化合物は、実施例31、ステップ3−6に記載したものと同様の手順で、ステップ3のtert−ブチル4(4−フルオロベンジル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレートをtert−ブチル4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(ステップ4より)で置き換えて調製した。LC−MS C
24H
27F
4N
2O
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 451.2;実測値451.3。
【0414】
ステップ6:1−{[4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
2,2,2−トリフルオロ−N−({4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]ピペリジン−4−イル}メチル)−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(31mg、0.069mmol)及びtert−ブチル1−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート(実施例53、ステップ10:18mg、0.10mmol)の塩化メチレン(0.5mL)溶液に、酢酸(4.3μL、0.075mmol)を加えた。得られた溶液を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(48mg、0.23mmol)をこの反応混合物に加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3溶液、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この粗tert−ブチル1−((4−((2−フルオロフェノキシ)メチル)−4−(2,2,2−トリフルオロ−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロプロパンカルボキシレートをDCM(2mL)に溶解し、その後トリフルオロ酢酸(0.62mL)を加えた。この反応混合物を室温で1.5時間攪拌し、その後真空濃縮した。この粗1−((4−((2−フルオロフェノキシ)メチル)−4−(2,2,2−トリフルオロ−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロプロパンカルボン酸をMeOH/THF(0.5/0.5mL)に溶解し、その後1NのNaOH(0.75mL)を加えた。得られた反応混合物を50℃で4時間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
27H
34FN
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 453.3;実測値453.2。
【0415】
実施例76
1−{[4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化167】
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2,2,2−トリフルオロ−N−({4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]ピペリジン−4−イル}メチル)−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例75、ステップ5:35mg、0.077mmol)及びメチル1−ホルミルシクロブタンカルボキシレート(実施例32、ステップ1:16mg、0.12mmol)の塩化メチレン(0.6mL)溶液に、酢酸(4.7μL、0.083mmol)を加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(53mg、0.25mmol)を加えた。得られた反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後DCMで希釈し、飽和NaHCO
3溶液、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この粗メチル1−((4−((2−フルオロフェノキシ)メチル)−4−((2,2,2−トリフルオロ−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロブタンカルボキシレートをMeOH(0.5mL)及びTHF(0.5mL)に溶解し、その後6NのNaOH(0.5mL)を加えた。得られた反応混合物を40℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
36FN
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 467.3;実測値467.3。
【0416】
実施例77
1−{[4−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化168】
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この化合物は、実施例75に記載したものと同様の手順で調製した(3−フルオロフェノール(アルドリッチ、cat#F13002)を用いてステップ3の2−フルオロフェノールを置き換えた)。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
27H
34FN
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 453.3;実測値453.2。
【0417】
実施例78
1−{[4−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化169】
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この化合物は、実施例76及び実施例75に記載したものと同様の手順で調製した(3−フルオロフェノールを用いてステップ3の2−フルオロフェノールを置き換えた)。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
36FN
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 467.3;実測値467.3。
【0418】
実施例79
1−{[4−[(2−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化170】
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この化合物は、実施例75に記載したものと同様の手順で、2−ヒドロキシベンゾニトリル(アルドリッチ、cat#141038)を用いてステップ3の2−フルオロフェノールを置き換えて調製した。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
34N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 460.3;実測値460.3。
【0419】
実施例80
1−{[4−[(3−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化171】
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この化合物は、実施例75に記載したものと同様の手順で、3−ヒドロキシベンゾニトリル(アルドリッチ、cat#C93800)を用いてステップ3の2−フルオロフェノールを置き換えて調製した。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
34N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 460.3;実測値460.3。
【0420】
実施例81
1−{[4−[(4−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化172】
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この化合物は、実施例75に記載したものと同様の手順で、4−ヒドロキシベンゾニトリル(アルドリッチ、cat#C94009)を用いてステップ3の2−フルオロフェノールを置き換えて調製した。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
34N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 460.3;実測値460.2。
【0421】
実施例82
1−{[4−[(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化173】
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この化合物は、実施例75に記載したものと同様の手順で、3−フルオロ−4−ヒドロキシベンゾニトリル(Oakwood、cat#013830)を用いてステップ3の2−フルオロフェノールを置き換えて調製した。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
33FN
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 478.3;実測値478.2。
【0422】
実施例83
1−{[4−[(2−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化174】
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この化合物は、実施例76及び実施例75に記載したものと同様の手順で調製した(2−シアノフェノール(アルドリッチ、cat#141038)を用いてステップ3の2−フルオロフェノールを置き換えた)。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
29H
36N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 474.3;実測値474.3。
【0423】
実施例84
1−{[4−[(3−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化175】
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この化合物は、実施例76及び実施例75に記載したものと同様の手順で調製した(3−シアノフェノール(アルドリッチ、cat#C93800)を用いてステップ3の2−フルオロフェノールを置き換えた)。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
29H
36N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 474.3;実測値474.3。
【0424】
実施例85
1−{[4−[(4−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化176】
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この化合物は、実施例76及び実施例75に記載したものと同様の手順で調製した(4−シアノフェノール(アルドリッチ、cat#C94009)を用いてステップ3の2−フルオロフェノールを置き換えた)。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
29H
36N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 474.3;実測値474.3。
【0425】
実施例86
1−{[4−[(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例76及び実施例75に記載したものと同様の手順で調製した(3−フルオロ−4−ヒドロキシベンゾニトリル(Oakwood、cat#013830)を用いてステップ3の2−フルオロフェノールを置き換えた)。この混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
29H
35FN
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 492.3;実測値492.3。
【0426】
実施例87
1−{[4−{[(5−フルオロピリジン−2−イル)オキシ]メチル}−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−tert−ブチル4−メチル4−ホルミルピペリジン−1,4−ジカルボキシレート
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
ジメチルスルホキシド(2.5mL、35mmol)の塩化メチレン(17mL)溶液を、塩化オキサリル(1.5mL、17mmol)の塩化メチレン(17mL)溶液に−78℃で20分にわたって加え、その後この反応混合物を−60℃に25分で加温した。1−tert−ブチル4−メチル4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(実施例75、ステップ2:2.39g、8.74mmol)のDCM(30mL)溶液をゆっくりと加え、その後この反応混合物を−45℃に加温し、この温度で1時間攪拌した。トリエチルアミン(9.8mL、70.mmol)を加え、その後この反応混合物を0℃まで1時間で加温した。この反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、DCMで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮し、所望の粗生成物を得、これをさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
8H
14NO
3 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 172.1;実測値172.2。
【0427】
ステップ2:1−tert−ブチル4−メチル4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパナミン(1.30g、9.79mmol)、1−tert−ブチル4−メチル4−ホルミルピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(2.37g、8.74mmol)、及び酢酸(2.0mL、35mmol)混合物の塩化メチレン(50mL)溶液を室温で4時間攪拌し、その後室温に冷却し、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(4.1g、19mmol)をこの反応混合物に加えた。この反応混合物を室温で2時間攪拌し、その後飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、DCMで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(0−5%のMeOHのDCM溶液での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
22H
33N
2O
4 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 389.2;実測値389.1。
【0428】
ステップ3:1−tert−ブチル4−メチル4−({[(アリルオキシ)カルボニル][(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート
【化181】
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クロロギ酸アリル(1.4mL、13mmol)を、ステップ2の生成物及びトリエチルアミン(3.0mL、22mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に0℃で加えた。この反応混合物を室温に加温し、この温度で一夜攪拌した。この反応混合物を飽和NaHCO
3でクエンチし、EtOAcで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(酢酸エチルのヘキサン溶液(0−25%)での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
21H
29N
2O
4 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 373.2;実測値373.2。
【0429】
ステップ4:tert−ブチル4−({[(アリルオキシ)カルボニル][(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化182】
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水素化アルミニウムリチウム(1MのTHF溶液、4.5mL、4.5mmol)を、1−tert−ブチル4−メチル4−({[(アリルオキシ)カルボニル][(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(2.13g、4.51mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)溶液に−78℃で加えた。この反応混合物を−20℃に加温し、この温度で0.5時間攪拌した。この混合物をNaHCO
3(水溶液)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(EAのヘキサン溶液(0−40%)での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た(1.04g、52%)。LC−MS C
20H
29N
2O
3 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 345.2;実測値345.2。
【0430】
ステップ5:tert−ブチル4−({[(アリルオキシ)カルボニル][(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)−4−{[(5−フルオロピリジン−2−イル)オキシ]メチル}ピペリジン−1−カルボキシレート
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−({[(アリルオキシ)カルボニル][(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(208mg、0.468mmol)、5−フルオロピリジン−2−オール(アルドリッチ、cat#753181)(106mg、0.936mmol)、及びトリフェニルホスフィン(245mg、0.936mmol)の室温トルエン(5mL)溶液に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.19mL、0.94mmol)を滴下した。得られた反応混合物を50℃で一夜攪拌し、その後真空濃縮した。この粗残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(0−35%のEtOAcのヘキサン溶液での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た(249mg、99%)。LC−MS C
26H
31FN
3O
5 [M−
tBu+2H]
+に対する計算値: m/z = 484.2;実測値484.2。
【0431】
ステップ6:アリル[(4−{[(5−フルオロピリジン−2−イル)オキシ]メチル}ピペリジン−4−イル)メチル][(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]カルバメート
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ5の生成物を塩化メチレン(2.0mL)に溶解し、その後トリフルオロ酢酸(2.0mL)を加えた。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後減圧下で濃縮した。この残渣をDCMに溶解し、その後飽和NaHCO
3水溶液で中和した。この有機層をブラインで洗浄し、その後Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
25H
31FN
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 440.2;実測値440.3。
【0432】
ステップ7:1−{[4−{[(5−フルオロピリジン−2−イル)オキシ]メチル}−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
tert−ブチル1−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート(実施例53、ステップ10:27mg、0.16mmol)、及びアリル[(4−{[(5−フルオロピリジン−2−イル)オキシ]メチル}ピペリジン−4−イル)メチル][(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]カルバメート(47mg、0.11mmol)の塩化メチレン(1mL)溶液に、酢酸(6.6μL、0.12mmol)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(45mg、0.21mmol)を加えた。この混合物を室温で2時間攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、NaHCO
3の飽和溶液、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この粗tert−ブチル1−((4−((((アリルオキシ)カルボニル)((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)メチル)−4−(((5−フルオロピリジン−2−イル)オキシ)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロプロパンカルボキシレートをテトラヒドロフラン(2.0mL)に溶解し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(10mg、0.009mmol)及びN−エチルエタナミン(0.06mL、0.6mmol)を加えた。この反応混合物を窒素パージし、その後85℃で2時間攪拌した。この反応混合物を室温に冷却し、その後ろ過し、真空濃縮した。この粗tert−ブチル1−((4−(((5−フルオロピリジン−2−イル)オキシ)メチル)−4−((((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロプロパンカルボキシレートを塩化メチレン(1.5mL)に溶解し、トリフルオロ酢酸(1.5mL)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
26H
33FN
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 454.3;実測値454.2。
【0433】
実施例88
1−{[4−{[(5−フルオロピリミジン−2−イル)オキシ]メチル}−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例87に記載したものと同様の手順で、ステップ5で5−フルオロピリジン−2−オールを5−フルオロピリミジン−2−オール(アルドリッチ、cat#656445)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
25H
32FN
4O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 455.2;実測値455.3。
【0434】
実施例89
1−{[4−{[(3−フルオロピリジン−2−イル)オキシ]メチル}−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化186】
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この化合物は、実施例87に記載したものと同様の手順で、ステップ5で5−フルオロピリジン−2−オールを3−フルオロピリジン−2−オール(AstaTech、cat#22417)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
26H
33FN
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 454.3;実測値454.2。
【0435】
実施例90
1−{[4−[({6−[(メチルアミノ)カルボニル]ピリジン−3−イル}オキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化187】
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この化合物は、実施例87に記載したものと同様の手順で、ステップ5で5−フルオロピリジン−2−オールを5−ヒドロキシ−N−メチルピコリンアミド(AstaTech、cat#24328)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
37N
4O
4 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 493.3;実測値493.3。
【0436】
実施例91
1−{[4−[({6−[(メチルアミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}オキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化188】
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ステップ1:6−ヒドロキシ−N−メチルピコリンアミド
メチル6−ヒドロキシピリジン−2−カルボキシレート(アルドリッチ、cat#ANV00114:412mg、2.69mmol)及びメチルアミン(40wt%水溶液、4.0mL、36mmol)の混合物を室温で5日間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
7H
9N
2O
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 153.1;実測値153.1。
【0437】
ステップ2:1−{[4−[({6−[(メチルアミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}オキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
この化合物は、実施例87の手順に従って、ステップ5で5−フルオロピリジン−2−オールを6−ヒドロキシ−N−メチルピコリンアミド(ステップ1の生成物)に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
37N
4O
4 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 493.3;実測値493.3。
【0438】
実施例92
1−{[4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化189】
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ステップ1:tert−ブチル4−[(ベンジルオキシ)メチル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化190】
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水素化アルミニウムリチウム(1MのTHF溶液、28mL、28mmol)を、1−tert−ブチル4−メチル4−[(ベンジルオキシ)メチル]ピペリジン−1,4−ジカルボキシレート(実施例75、ステップ1:10.0g、27.5mmol)のテトラヒドロフラン(200mL)溶液に−78℃で加えた。この反応混合物を−20℃に加温し、この温度で0.5時間攪拌した。この反応混合物をNaHCO
3(水溶液)でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(EtOAcのヘキサン溶液(0−40%)での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た(4.3g、46%)。LC−MS C
14H
22NO
2 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 236.2;実測値236.1。
【0439】
ステップ2:tert−ブチル4−[(ベンジルオキシ)メチル]−4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート
【化191】
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tert−ブチル4−[(ベンジルオキシ)メチル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(1.0g、3.0mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)溶液に、NaH(60wt%鉱油溶液、180mg、4.5mmol)を加え、この溶液を室温で30分間攪拌し、その後(ブロモメチル)シクロブタン(アルドリッチ、cat#441171)(670μL、6.0mmol)を加えた。得られた反応混合物を140℃で4日間攪拌し、室温に冷却し、水でクエンチし、EtOAcで抽出した。この混合抽出物を水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この残渣をクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た(130mg、11%)。LC−MS C
19H
30NO
2 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 304.2;実測値304.2。
【0440】
ステップ3:tert−ブチル4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化192】
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tert−ブチル4−[(ベンジルオキシ)メチル]−4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]ピペリジン−1−カルボキシレート(130mg、0.32mmol)のメタノール(4mL)溶液に、パラジウム−活性炭素(10wt%、30mg)を加えた。この反応混合物を水素の陽圧下、室温で2時間攪拌し、その後セライトパッドを通してろ過し、真空濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
12H
24NO
2 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 214.2;実測値214.2。
【0441】
ステップ4:tert−ブチル4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート
【化193】
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ジメチルスルホキシド(140μL、1.9mmol)を、塩化オキサリル(81μL、0.96mmol)の塩化メチレン(1mL)溶液に−78℃で5分間にわたって加え、得られた反応混合物を10分間攪拌し、その後tert−ブチル4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(100mg、0.32mmol)の塩化メチレン(0.8mL)溶液をゆっくりと加えた。この反応混合物を−75℃で60分間攪拌し、その後N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.67mL、3.8mmol)を加えた。この反応混合物を室温までゆっくりと加温し、その後飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出した。この混合抽出物を水及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
12H
22NO
2 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 212.2;実測値212.1。
【0442】
ステップ5:tert−ブチル4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化194】
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tert−ブチル4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−ホルミルピペリジン−1−カルボキシレート(ステップ4の粗生成物:100mg、0.32mmol)、酢酸(27μL、0.48mmol)、及び(1R,2S)−2−フェニルシクロプロパナミン(52mg、0.38mmol)混合物の塩化メチレン(4mL)溶液を室温で1時間攪拌した。その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(140mg、0.64mmol)を加え、この反応混合物を室温で一夜攪拌した。この反応混合物を塩化メチレンで希釈し、NaHCO
3の飽和溶液、1NのNaOH、水、及びブラインで洗浄した。この有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
26H
41N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 429.3;実測値429.3。
【0443】
ステップ6:アリル({4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]ピペリジン−4−イル}メチル)[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]カルバメート
【化195】
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tert−ブチル4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(140mg、0.33mmol)の塩化メチレン(2mL)溶液に、クロロギ酸アリル(69μL、0.65mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.11mL、0.65mmol)を加えた。得られた溶液を室温で1時間攪拌し、その後減圧下で濃縮した。この残渣をクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)での勾配溶出)にて精製し、所望の中間体(tert−ブチル4−((((アリルオキシ)カルボニル)((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)メチル)−4−((シクロブチルメトキシ)メチル)ピペリジン−1−カルボキシレート、150mg)を得た。この中間体をDCM(1mL)に溶解し、その後TFA(1mL)を加えた。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
25H
37N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 413.3;実測値413.2。
【0444】
ステップ7:1−{[4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
tert−ブチル1−ホルミルシクロプロパンカルボキシレート(12mg、0.073mmol)、トリエチルアミン(14μL、0.097mmol)、及びアリル({4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]ピペリジン−4−イル}メチル)[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]カルバメート(20.0mg、0.0485mmol)混合物の塩化メチレン(0.6mL)溶液を室温で1時間攪拌し、その後ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(20mg、0.097mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、NaHCO
3の飽和溶液、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この粗tert−ブチル1−((4−((((アリルオキシ)カルボニル)((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)メチル)−4−((シクロブチルメトキシ)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロプロパンカルボキシレートをTHF(2mL)に溶解し、その後テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6mg、0.005mmol)及びN−エチルエタナミン(56μL、0.54mmol)を加えた。得られた反応混合物を窒素パージし、その後85℃で2時間攪拌した。この反応混合物を室温に冷却し、ろ過し、真空濃縮した。この粗tert−ブチル1−((4−((シクロブチルメトキシ)メチル)−4−((((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロプロパンカルボキシレートをDCM(1mL)に溶解し、その後TFA(1mL)を加えた。この混合物を室温で3時間攪拌し、その後濃縮した。この残渣を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
26H
39N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 427.3;実測値427.2。
【0445】
実施例93
1−{[4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化196】
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メチル1−ホルミルシクロブタンカルボキシレート(実施例32、ステップ1:10mg、0.073mmol)、トリエチルアミン(14μL、0.097mmol)、及びアリル({4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]ピペリジン−4−イル}メチル)[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]カルバメート(実施例92、ステップ6:20mg、0.049mmol)混合物の塩化メチレン(0.6mL)溶液を室温で1時間攪拌し、その後、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(20.mg、0.097mmol)をこの反応混合物に加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、その後塩化メチレンで希釈し、NaHCO
3の飽和溶液、水、及びブラインで洗浄した。層を分離し、有機層をNa
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。この粗メチル1−((4−((((アリルオキシ)カルボニル)((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)メチル)−4−((シクロブチルメトキシ)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロブタンカルボキシレートをTHF(2mL)に溶解し、その後テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(6mg、0.005mmol)及びN−エチルエタナミン(56μL、0.54mmol)を加えた。得られた反応混合物を窒素パージし、その後85℃で2時間攪拌した。この混合物を室温に冷却し、ろ過し、真空濃縮した。この粗メチル1−((4−((シクロブチルメトキシ)メチル)−4−((((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アミノ)メチル)ピペリジン−1−イル)メチル)シクロブタンカルボキシレートをTHF(1mL)及びMeOH(1mL)に溶解し、その後水酸化リチウム一水和物(20mg)の水(0.5mL)溶液を得られた溶液に加えた。得られた反応混合物を40℃で5時間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
27H
41N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 441.3;実測値441.3。
【0446】
実施例94
1−{[4−[(シクロヘキシルオキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:tert−ブチル4−[(ベンジルオキシ)メチル]−4−(フェノキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化198】
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tert−ブチル4−[(ベンジルオキシ)メチル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(実施例53、ステップ1:450mg、1.34mmol)、フェノール(252mg、2.68mmol)、及びトリフェニルホスフィン(704mg、2.68mmol)の室温トルエン(10mL)溶液に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(560μL、2.7mmol)を滴下した。この反応混合物を65℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、減圧下で濃縮した。この残渣をクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(EtOAcのヘキサン溶液(0−20%)での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た(530mg、96%)。LC−MS C
20H
26NO
2 [M−Boc+2H]
+に対する計算値: m/z = 312.2;実測値312.1。
【0447】
ステップ2:tert−ブチル4−[(シクロヘキシルオキシ)メチル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
tert−ブチル4−[(ベンジルオキシ)メチル]−4−(フェノキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(530mg、1.3mmol)のメタノール(5mL)溶液に、パラジウム(10wt%担持活性炭素、138mg、0.13mmol)を加えた。この反応混合物を水素の陽圧下、室温で2時間攪拌し、その後セライトパッドを通してろ過し、減圧下で濃縮した。この粗tert−ブチル4−(ヒドロキシメチル)−4−(フェノキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレートをMeOH(20mL)に溶解し、その後ロジウム(5wt%担持活性炭素、535mg、0.26mmol)を得られた溶液に加えた。得られた反応混合物を、45psiの水素下、室温で3日間攪拌した。この混合物を、セライトパッドを通してろ過し、減圧下で濃縮した。このステップ2の粗標記生成物をさらに精製することなく次のステップに用いた。LC−MS C
14H
26NO
4 [M−
tBu+2H]
+に対する計算値: m/z = 272.2;実測値272.1。
【0448】
ステップ3:1−{[4−[(シクロヘキシルオキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
この化合物は、実施例92、ステップ4〜7に記載したものと同様の手順で、tert−ブチル4−[(シクロヘキシルオキシ)メチル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレートから始めて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
27H
41N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 441.3;実測値441.3。
【0449】
実施例95
1−{[4−[(シクロヘキシルオキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:アリル({4−[(シクロヘキシルオキシ)メチル]ピペリジン−4−イル}メチル)[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]カルバメート
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例92、ステップ4〜6に記載したものと同様の手順で、tert−ブチル4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレートの代わりに、tert−ブチル4−[(シクロヘキシルオキシ)メチル]−4−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−カルボキシレート(実施例94、ステップ2)から始めて調製した。LC−MS C
26H
39N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 427.3;実測値427.3。
【0450】
ステップ2:1−{[4−[(シクロヘキシルオキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
この化合物は、実施例93に記載したものと同様の手順で、アリル({4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]ピペリジン−4−イル}メチル)[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]カルバメートの代わりに、アリル({4−[(シクロヘキシルオキシ)メチル]ピペリジン−4−イル}メチル)[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]カルバメートから始めて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
43N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 455.3;実測値455.3。
【0451】
実施例96
1−{[4−[(5−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:(5−フルオロピリジン−2−イル)メチルメタンスルホネート
【化203】
[この文献は図面を表示できません]
メタンスルホニルクロリド(0.91mL、12mmol)を、(5−フルオロピリジン−2−イル)メタノール(Pharmablock、cat#PB112906)(1.00g、7.87mmol)、及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(2.0mL、12mmol)混合物の塩化メチレン(20mL)溶液に0℃で加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、減圧下で濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(酢酸エチルのヘキサン溶液(0−55%)での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た(0.63g、39%)。LC−MS C
7H
9FNO
3S [M+H]
+に対する計算値: m/z = 206.0;実測値206.1。
【0452】
ステップ2:1−{[4−[(5−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
この化合物は、実施例31に記載したものと同様の手順で、ステップ1のα−ブロモ−4−フルオロトルエンを(5−フルオロピリジン−2−イル)メチルメタンスルホネートで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
26H
33FN
3O
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 438.3;実測値438.2。
【0453】
実施例97
1−{[4−[(5−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化204】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例32及び実施例31に記載したものと同様の手順で、実施例31のステップ1でα−ブロモ−4−フルオロトルエンを(5−フルオロピリジン−2−イル)メチルメタンスルホネートで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
27H
35FN
3O
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 452.3;実測値452.2。
【0454】
実施例98
1−{[4−(4−メトキシベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例31に記載したものと同様の手順で、ステップ1でα−ブロモ−4−フルオロトルエンをp−メトキシベンジルクロリドに置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
28H
37N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 449.3;実測値449.2。
【0455】
実施例99
1−{[4−(4−メトキシベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例32及び実施例31に記載したものと同様の手順で、実施例31のステップ1でα−ブロモ−4−フルオロトルエンをp−メトキシベンジルクロリドに置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
29H
39N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 463.3;実測値463.3。
【0456】
実施例100
(trans−4−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロヘキシル)メタノール
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(33mg、0.075mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例35、ステップ6:20mg、0.06mmol)、trans−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンカルボン酸(TCI America、cat#H1243:13mg、0.080mmol)混合物のアセトニトリル(1.0mL)溶液に加え、その後トリエチルアミン(26μL、0.18mmol)を加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌した。この反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この粗2,2,2−トリフルオロ−N−((1−(4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンカルボニル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル)メチル)−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミドをTHF(1mL)に溶解し、その後2NのNaOH(1mL)を加えた。この反応混合物を60℃で2時間攪拌した。室温に冷却後、この有機相を分離し、TFAで酸性化し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
25H
39N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 415.3;実測値415.3。
【0457】
実施例101
(cis−4−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロヘキシル)メタノール
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例100に記載したものと同様の手順で、trans−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンカルボン酸をcis−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンカルボン酸(TCI America、cat#H1242)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
25H
39N
2O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 415.3;実測値415.3。
【0458】
実施例102
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロプロパンカルボニトリル
【化209】
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この化合物は、実施例100に記載したものと同様の手順で、trans−4−(ヒドロキシメチル)シクロヘキサンカルボン酸を1−シアノシクロプロパンカルボン酸(アルドリッチ、cat#343390)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
30N
3O
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 368.2;実測値368.1。
【0459】
実施例103
2−(4−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール
【化210】
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ステップ1:2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)−1−(1H−ピラゾール−4−イルカルボニル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.59mL、3.4mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例35、ステップ6:0.50g、1.3mmol)、1H−ピラゾール−4−カルボン酸(Ark Pharm、cat#AK−25877:0.18g、1.6mmol)及びベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(0.71g、1.6mmol)混合物のアセトニトリル(5mL)溶液に加えた。この反応混合物を室温で一夜攪拌し、減圧下で濃縮した。この残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより、シリカゲルカラム(0−5%のMeOHのDCM溶液での勾配溶出)にて精製し、所望の生成物を得た。LC−MS C
23H
28F
3N
4O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 465.2;実測値464.9。
【0460】
ステップ2:2−(4−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール
2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)−1−(1H−ピラゾール−4−イルカルボニル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(50.mg、0.11mmol)、2−ブロモエタノール(30mg、0.2mmol)、及び炭酸セシウム(70.mg、0.22mmol)混合物のN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)溶液を100℃で一夜加熱した。この反応混合物を室温に冷却後、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この粗2,2,2−トリフルオロ−N−((1−(1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル)メチル)−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミドをTHF(2mL)に溶解し、その後2NのNaOH(2mL)を加えた。この反応混合物を80℃で2時間攪拌した。この反応混合物を室温に冷却後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この残渣を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
33N
4O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 413.3;実測値413.0。
【0461】
実施例104
(1R,2S)−N−{[1−{[1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]カルボニル}−4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−2−フェニルシクロプロパナミン
【化212】
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この化合物は、実施例103に記載したものと同様の手順で、ステップ2で2−ブロモエタノールを1−ブロモ−2−メトキシエタンで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
35N
4O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 427.3;実測値427.0。
【0462】
実施例105
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン
【化213】
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この化合物は、実施例103に記載したものと同様の手順で、ステップ2で2−ブロモエタノールをヨウ化メチルで置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
22H
31N
4O
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 383.2;実測値383.2。
【0463】
実施例106
3−(4−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
【化214】
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2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)−1−(1H−ピラゾール−4−イルカルボニル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例103、ステップ1:30.mg、0.064mmol)及び2−プロペンニトリル(4.5mg、0.084mmol)の反応混合物のアセトニトリル(1.0mL)溶液を80℃で2日間攪拌した。この反応混合物を室温に冷却し、水で希釈し、その後酢酸エチルで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この粗N−((1−(1−(2−シアノエチル)−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル)メチル)−2,2,2−トリフルオロ−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミドをMeOH(1mL)及びTHF(1mL)に溶解し、その後水酸化リチウム一水和物(0.0083g、0.20mmol)の水(1mL)溶液を加えた。得られた反応混合物を60℃で一夜攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
32N
5O
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 422.3;実測値422.2。
【0464】
実施例107
3−(3−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
【化215】
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この化合物は、実施例106及び実施例103、ステップ1に記載したものと同様の手順で、実施例103のステップ1で、1H−ピラゾール−4−カルボン酸を1H−ピラゾール−3−カルボン酸に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
32N
5O
2 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 422.3;実測値422.2。
【0465】
実施例108
2−(3−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例103に記載したものと同様の手順で、1H−ピラゾール−4−カルボン酸を1H−ピラゾール−3−カルボン酸に置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
33N
4O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 413.3;実測値413.2。
【0466】
実施例109
(3R)−1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピペリジン−3−オール
【化217】
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ホスゲン(15wt%トルエン溶液、80μL、0.1mmol)を、2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例35、ステップ6:30mg、0.08mmol)及びトリエチルアミン(30μL、0.2mmol)混合物のアセトニトリル(1.2mL)溶液に0℃で加えた。得られた反応混合物を室温で1時間攪拌し、その後減圧下で濃縮した。この粗4−(メトキシメチル)−4−((2,2,2−トリフルオロ−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミド)メチル)ピペリジン−1−カルボニルクロリドをアセトニトリル(1mL)に溶解し、その後(3R)−ピペリジン−3−オール(PharmaBlock、cat#PB00798:12mg、0.12mmol)及びトリエチルアミン(20μL、0.2mmol)を加えた。この反応混合物を室温で30分間攪拌し、その後2NのNaOH(1mL)を加えた。この反応混合物を60℃で1時間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
36N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 402.3;実測値402.3。
【0467】
実施例110
(3S)−1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピペリジン−3−オール
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例109に記載したものと同様の手順で、(3R)−ピペリジン−3−オールを(3S)−ピペリジン−3−オール(PharmaBlock、cat#PB00799)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
36N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 402.3;実測値402.2。
【0468】
実施例111
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}アゼチジン−3−オール
【化219】
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この化合物は、実施例109に記載したものと同様の手順で、(3R)−ピペリジン−3−オールをアゼチジン−3−オール塩酸塩(Oakwood、cat#013898)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
32N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 374.2;実測値374.2。
【0469】
実施例112
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピペリジン−4−オール
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例109に記載したものと同様の手順で、(3R)−ピペリジン−3−オールを4−ヒドロキシピペリジン(アルドリッチ、cat#128775)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
23H
36N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 402.3;実測値402.3。
【0470】
実施例113
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(4−メトキシピペリジン−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン
【化221】
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この化合物は、実施例109に記載したものと同様の手順で、(3R)−ピペリジン−3−オールを4−メトキシピペリジン(Acros Organics、cat#39339)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
24H
38N
3O
3 [M+H]
+に対する計算値: m/z = 416.3;実測値416.3。
【0471】
実施例114
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン
【化222】
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2,2,2−トリフルオロ−N−{[4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−N−[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アセタミド(実施例35、ステップ6:30mg、0.08mmol)及びN,N−ジイソプロピルエチルアミン(30μL、0.2mmol)のアセトニトリル(1.0mL)溶液に、1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリド(ChemBridge、cat#4035233:18mg、0.097mmol)を加えた。この反応混合物を室温で30分間攪拌し、その後飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。この混合有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥し、ろ過し、減圧下で濃縮した。この粗2,2,2−トリフルオロ−N−((4−(メトキシメチル)−1−((メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル)ピペリジン−4−イル)メチル)−N−((1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル)アセタミドをTHF(1mL)に溶解し、その後1.0Mの水酸化ナトリウム水溶液(1mL、1mmol)を加えた。この反応混合物を80℃で1時間攪拌し、その後室温に冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
31N
4O
3S [M+H]
+に対する計算値: m/z = 419.2;実測値419.2。
【0472】
実施例115
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)スルホニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例114に記載したものと同様の手順で、1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−ピラゾール−5−スルホニルクロリド(MayBridge、cat#CC62303)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
31N
4O
3S [M+H]
+に対する計算値: m/z = 419.2;実測値419.2。
【0473】
実施例116
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)スルホニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例114に記載したものと同様の手順で、1−メチル−1H−ピラゾール−4−スルホニルクロリドを1−メチル−1H−ピラゾール−3−スルホニルクロリド(MayBridge、cat#CC48303)で置き換えて調製した。この反応混合物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水+TFA)で精製し、所望の生成物をTFA塩として得た。LC−MS C
21H
31N
4O
3S [M+H]
+に対する計算値: m/z = 419.2;実測値419.1。
【0474】
実施例A:LSD1ヒストンデメチラーゼの生化学分析
LANCE LSD1/KDM1Aデメチラーゼ分析:分析用緩衝液(50mM Tris、pH7.5、0.01%Tween−20、25mM NaCl、5mM DTT)中の1nMのLSD−1酵素(ENZO BML−SE544−0050)10μLを、25℃で、ブラック384ウェルポリスチレンプレートに付けた0.8μLの化合物/DMSOとともに、1時間予備培養した。反応は、0.4μMのビオチン標識ヒストンH3ペプチド基質:ART−K(Me1)−QTARKSTGGKAPRKQLA−GGK(ビオチン)配列番号1(AnaSpec 64355)を含む10μLの分析用緩衝液の添加で開始し、25℃で1時間培養した。反応は、1.5nMのEu−抗未修飾H3K4抗体(PerkinElmer TRF0404)、225nMのLANCE Ultraストレプトアビジン(PerkinElmer TRF102)、及び0.9mMのトラニルシプロミン−HCl(Millipore 616431)を加えた10μLのLANCE検出緩衝液(PerkinElmer CR97−100)の添加によって停止した。反応の停止後、プレートを30分間培養し、PHERAstar FSプレートリーダー(BMG Labtech)で読み取った。IC
50が1μM以下の化合物を活性と見なした。実施例の化合物のIC
50のデータを表1に示す(+はIC
50≦100nMを意味し;++はIC
50>100nMかつ≦500nMを意味する)。
【表1-1】
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【表1-2】
[この文献は図面を表示できません]
【表1-3】
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【0475】
本発明は、以下のものを包含する:
[発明1]
式I:
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
の化合物またはその医薬的に許容される塩であって、
環Aは、C
6−10アリールまたは、炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む5〜10員のヘテロアリールであり;
環Bは、炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、または3つのヘテロ原子を含む4〜10員のヘテロシクロアルキルであり;
環Cは、(1)C
6−10アリール、(2)C
3−10シクロアルキル、(3)炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む5〜10員のヘテロアリール、または(4)炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む4〜20員のヘテロシクロアルキルであり;
ここで、Lは、R
zが結合している環Bの環形成原子以外の環Bの環形成原子のいずれかにおいて置換され;
Lは、C
1−4アルキレン、−C(=O)−、−C(=O)O−、−C(=O)NR
7−、O、NR
7、−S(O)
2−、−S(O)−、または−S(O)
2NR
7−であり;
R
1はそれぞれ独立して、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−、CN−、NO
2、OR
a、SR
a、C(O)R
b、C(O)NR
cR
d、C(O)OR
a、OC(O)R
b、OC(O)NR
cR
d、NR
cR
d、NR
cC(O)R
b、NR
cC(O)OR
a、NR
cC(O)NR
cR
d、C(=NR
e)R
b、C(=NR
e)NR
cR
d、NR
cC(=NR
e)NR
cR
d、NR
cS(O)R
b、NR
cS(O)
2R
b、NR
cS(O)
2NR
cR
d、S(O)R
b、S(O)NR
cR
d、S(O)
2R
b、及びS(O)
2NR
cR
dから選択され、ここで前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−はそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a、SR
a、C(O)R
b、C(O)NR
cR
d、C(O)OR
a、OC(O)R
b、OC(O)NR
cR
d、C(=NR
e)NR
cR
d、NR
cC(=NR
e)NR
cR
d、NR
cR
d、NR
cC(O)R
b、NR
cC(O)OR
a、NR
cC(O)NR
cR
d、NR
cS(O)R
b、NR
cS(O)
2R
b、NR
cS(O)
2NR
cR
d、S(O)R
b、S(O)NR
cR
d、S(O)
2R
b、及びS(O)
2NR
cR
dから独立して選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され;
R
zは、H、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−、CN、NO
2、OR
a1、SR
a1、C(O)R
b1、C(O)NR
c1R
d1、C(O)OR
a1、OC(O)R
b1、OC(O)NR
c1R
d1、NR
c1R
d1、NR
c1C(O)R
b1、NR
c1C(O)OR
a1、NR
c1C(O)NR
c1R
d1、C(=NR
e1)R
b1、C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1S(O)R
b1、NR
c1S(O)
2R
b1、NR
c1S(O)
2NR
c1R
d1、S(O)R
b1、S(O)NR
c1R
d1、S(O)
2R
b1、またはS(O)
2NR
c1R
d1であり、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−はそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a1、SR
a1、C(O)R
b1、C(O)NR
c1R
d1、C(O)OR
a1、OC(O)R
b1、OC(O)NR
c1R
d1、C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1R
d1、NR
c1C(O)R
b1、NR
c1C(O)OR
a1、NR
c1C(O)NR
c1R
d1、NR
c1S(O)R
b1、NR
c1S(O)
2R
b1、NR
c1S(O)
2NR
c1R
d1、S(O)R
b1、S(O)NR
c1R
d1、S(O)
2R
b1、及びS(O)
2NR
c1R
d1から独立して選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され;
R
2はそれぞれ独立して、ハロ、C
1−6アルキル、CN、OR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から選択され、ここで前記C
1−6アルキルは、ハロ、CN、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)OR
a5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5S(O)R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、及びS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され;
ここで、R
2はそれぞれ、R
zが結合している環Bの環形成原子以外の環Bの環形成原子のいずれかにおいて置換され;
R
3はそれぞれ独立して、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−、CN、NO
2、OR
a2、SR
a2、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、OC(O)R
b2、OC(O)NR
c2R
d2、NR
c2R
d2、NR
c2C(O)R
b2、NR
c2C(O)OR
a2、NR
c2C(O)NR
c2R
d2、C(=NR
e2)R
b2、C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2S(O)R
b2、NR
c2S(O)
2R
b2、NR
c2S(O)
2NR
c2R
d2、S(O)R
b2、S(O)NR
c2R
d2、S(O)
2R
b2、及びS(O)
2NR
c2R
d2から選択され、ここで前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−はそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a2、SR
a2、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、OC(O)R
b2、OC(O)NR
c2R
d2、C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2R
d2、NR
c2C(O)R
b2、NR
c2C(O)OR
a2、NR
c2C(O)NR
c2R
d2、NR
c2S(O)R
b2、NR
c2S(O)
2R
b2、NR
c2S(O)
2NR
c2R
d2、S(O)R
b2、S(O)NR
c2R
d2、S(O)
2R
b2、及びS(O)
2NR
c2R
d2から独立して選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され;
R
4は、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)R
b3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、及びS(O)
2NR
c3R
d3であり、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−はそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、及びS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、3、または4つの置換基で任意に置換され;
R
5及びR
6はそれぞれ、H、ハロ、CN、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、及び−(C
1−4アルキル)−OR
a4から独立して選択され;
R
7は、H、C
1−4アルキル、またはC
1−4ハロアルキルであり;
R
a、R
b、R
c、R
d、R
a1、R
b1、R
c1、R
d1、R
a2、R
b2、R
c2、R
d2、R
a3、R
b3、R
c3、及びR
d3は、それぞれ独立して、H、C
1−6アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−から選択され、ここで前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−は、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、ハロ、CN、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4C(O)OR
a4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、及びS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される1、2、3、4、もしくは5つの置換基で任意に置換され;
または、任意のR
cとR
dはそれらが結合するN原子と一緒になって、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4C(O)OR
a4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、及びS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換される、4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、そこで前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、及び5〜6員のヘテロアリールは、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4C(O)OR
a4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、及びS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される、1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換され;
または、任意のR
c1とR
d1はそれらが結合するN原子と一緒になって、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、3−7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4C(O)OR
a4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、及びS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換される、4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、そこで前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、及び5〜6員のヘテロアリールは、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4C(O)OR
a4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、及びS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される、1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換され;
または、任意のR
c2とR
d2はそれらが結合するN原子と一緒になって、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4C(O)OR
a4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、及びS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換される、4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、そこで前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、及び5〜6員のヘテロアリールは、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4C(O)OR
a4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、及びS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される、1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換され;
または、任意のR
c3とR
d3はそれらが結合するN原子と一緒になって、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4C(O)OR
a4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、及びS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換される、4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、そこで前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、及び5〜6員のヘテロアリールは、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4C(O)OR
a4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、及びS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される、1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換され;
R
a4、R
b4、R
c4、及びR
d4はそれぞれ独立して、H、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
2−4アルケニル、及びC
2−4アルキニルから選択され、ここで前記C
1−4アルキル、C
2−4アルケニル、及びC
2−4アルキニルは、OH、CN、アミノ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ、C
1−4アルキルチオ、C
1−4アルキルアミノ、ジ(C
1−4アルキル)アミノ、C
1−4ハロアルキル、及びC
1−4ハロアルコキシから独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換され;
または、任意のR
c4とR
d4は、それらが結合しているN原子と一緒になって、OH、CN、アミノ、ハロ、C
1−6アルキル、C
1−4アルコキシ、C
1−4アルキルチオ、C
1−4アルキルアミノ、ジ(C
1−4アルキル)アミノ、C
1−4ハロアルキル、及びC
1−4ハロアルコキシから独立して選択される1、2、もしくは3つの置換基で任意に置換される、3、4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し;
R
e、R
e1、R
e2、R
e3、R
e4、及びR
e5はそれぞれ独立して、H、C
1−4アルキル、及びCNから選択され;
R
a5、R
b5、R
c5、R
d5はそれぞれ独立して、H並びに、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、及びS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、3、4、または5つの置換基で任意に置換されるC
1−6アルキルから選択され;
R
a6、R
b6、R
c6、及びR
d6はそれぞれ独立して、H、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
2−4アルケニル、及びC
2−4アルキニルから選択され、ここで前記C
1−4アルキル、C
2−4アルケニル、及びC
2−4アルキニルは、OH、CN、アミノ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ、C
1−4アルキルチオ、C
1−4アルキルアミノ、ジ(C
1−4アルキル)アミノ、C
1−4ハロアルキル、及びC
1−4ハロアルコキシから独立して選択される1、2、または3つの置換基で任意に置換され;
R
e6は、それぞれ独立して、H、C
1−4アルキル、及びCNから選択され;
mは、0、1、または2であり;
nは、0、1、2、または3であり;
pは、0、1、2、または3であり;
qは、0、1、または2であり;
ここで、環Bが6員のヘテロシクロアルキルであり、qが0であり、かつLがS(O)
2である場合、環Cはチエニル以外であり;
環Bが5〜6員のヘテロシクロアルキルであり、Aがフェニルであり、qが1または2であり、R
4がハロ、C
1−6アルキル、置換C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、CN、OR
a3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、またはS(O)
2R
b3である場合、R
ZはHでもC(O)OR
a1でもない、前記化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明2]
環Bが、炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、もしくは3つのヘテロ原子を含む4〜7員の単環式ヘテロシクロアルキルである、発明1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明3]
式II:
【化226】
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を有する発明1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩であって、
Xは、−CH
2−もしくは−CH
2−CH
2−であり;
Yは、−CH
2−もしくは−CH
2−CH
2−であり;
R
2はそれぞれ、式IIのX及びYを含む環の、R
zが結合している環形成炭素原子以外の環形成炭素原子のいずれかにおいて置換され;
X及びYがともに−CH
2−CH
2−であり、qが0であり、かつLがS(O)
2である場合、環Cはチエニル以外である、前記化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明4]
式IIIaもしくはIIIb:
【化227】
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【化228】
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を有する発明1に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩であって、
R
2はそれぞれ、式IIIaに示されるアゼチジン環または式IIIbに示されるピペリジン環の、R
zが結合している環形成炭素原子以外の環形成炭素原子のいずれかにおいて置換され;
式IIIbにおいて、qが0かつLがS(O)
2の場合、環Cはチエニル以外である、前記化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明5]
式IIIa:
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1もしくは4に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明6]
式IIIb:
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1もしくは4に記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明7]
qが0である、発明1から6のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明8]
qが1である、発明1から7のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明9]
環Aがフェニルである、発明1から8のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明10]
nが0である、発明1から9のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明11]
nが1である、発明1から9のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明12]
nが2である、発明1から9のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明13]
R
1がそれぞれ独立して、ハロ及び−O−(C
1−6アルキル)から選択される、発明1から12のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明14]
R
1がそれぞれ独立して、F及びメトキシから選択される、発明1から12のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明15]
R
5及びR
6がともにHである、発明1から14のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明16]
R
5及びR
6がそれぞれ独立して、H及びC
1−4アルキルから選択される、発明1から15のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明17]
R
5がHであり、R
6がメチルである、発明1から15のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明18]
Lが、−(CH
2)
r−、−C(=O)−、−C(=O)NR
7−、もしくは−S(O)
2−であり、rが1、2、3、もしくは4である、発明1から17のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明19]
Lが、−CH
2−、−C(=O)−、−C(=O)NH−、もしくは−S(O)
2−である、発明1から17のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明20]
Lが−CH
2−である、発明1から17のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明21]
Lが−C(=O)−である、発明1から17のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明22]
Lが−S(O)
2−である、発明1から17のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明23]
環Cがフェニルである、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明24]
環Cが単環式C
3−7シクロアルキルである、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明25]
環Cがペンチルである、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明26]
環Cがシクロブチルである、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明27]
環Cがシクロプロピルである、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明28]
環Cが、炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む単環式の5もしくは6員ヘテロアリールである、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明29]
環Cが、炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む単環式の6員ヘテロアリールである、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明30]
環Cが、炭素並びにN、O、及びSから選択される1、2、3、もしくは4つのヘテロ原子を含む4〜20員のヘテロシクロアルキルである、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明31]
環Cが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、イミダゾリル、ピリダジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、フェニル、ピペリジニル、ピロリジニル、アゼチジニル、
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
である、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明32]
環Cが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、イミダゾリル、ピリダジニル、ピラゾリル、ピリミジニル、フェニル、ピペリジニル、
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
である、発明1から22のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明33]
R
4が、C
1−6アルキル、ハロ、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、CN、OR
a3、NR
c3R
d3、もしくはC(O)OR
a3であり、前記C
1−6アルキル、C
6−10アリール、及びC
3−10シクロアルキルがそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、及びS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換される、発明1から32のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明34]
R
4が、ハロ、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、CN、OR
a3、もしくはC(O)OR
a3であり、前記C
6−10アリール及びC
3−10シクロアルキルがそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、及びS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換される、発明1から32のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明35]
R
4がC(O)OR
a3である、発明1から32のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明36]
R
3がそれぞれ独立して、ハロ、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、CN、OR
a2、及びC(O)OR
a2から選択され、ここで前記C
6−10アリール及びC
3−10シクロアルキルがそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a2、SR
a2、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、OC(O)R
b2、OC(O)NR
c2R
d2、C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2R
d2、NR
c2C(O)R
b2、NR
c2C(O)OR
a2、NR
c2C(O)NR
c2R
d2、NR
c2S(O)R
b2、NR
c2S(O)
2R
b2、NR
c2S(O)
2NR
c2R
d2、S(O)R
b2、S(O)NR
c2R
d2、S(O)
2R
b2、及びS(O)
2NR
c2R
d2から独立して選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換される、発明1から35のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明37]
pが0である、発明1から36のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明38]
pが1である、発明1から36のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明39]
R
zが、H、C
1−4アルキル、もしくはC
6−10アリール−C
1−4アルキル−、もしくは(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−であり、前記C
1−4アルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、及び(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−がそれぞれ、CN、ハロ、OR
a1、C(O)OR
a1、もしくはC
1−4シアノアルキルで任意に置換される、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明40]
R
zが、H、C
1−4アルキル、もしくはC
6−10アリール−C
1−4アルキル−であり、前記C
1−4アルキル及びC
6−10アリール−C
1−4アルキル−がそれぞれ、CN、ハロ、OR
a1、もしくはC
1−4シアノアルキルで任意に置換される、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明41]
R
zがC
1−4アルキルである、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明42]
R
zが、フルオロもしくはシアノメチルで置換されたC
6−10アリール−C
1−4アルキル−である、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明43]
R
zが、メトキシもしくはCNで置換されたC
1−4アルキルである、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明44]
R
zが、メトキシもしくはFで置換された(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−である、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明45]
R
zが、H、メチル、シアノメチル、メトキシメチル、4−フルオロフェニルメチル、もしくは4−(シアノメチル)フェニルメチルである、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明46]
R
zが、H、メチル、シアノメチル、メトキシメチル、エトキシメチル、4−フルオロフェニルメチル、3−シアノフェニルメチル、4−シアノフェニルメチル、3−カルボキシフェニルメチル、6−メトキシピリジン−3−イル)メチル、4−シアノ−2−フルオロベンジル、(ベンジルオキシ)メチル、(シクロブチルメトキシ)メチル、(シクロヘキシルオキシ)メチル、(5−フルオロピリジン−2−イル)メチル、4−メトキシフェニルメチル、(2−フルオロフェノキシ)メチル、(3−フルオロフェノキシ)メチル、(2−シアノフェノキシ)メチル、(3−シアノフェノキシ)メチル、(4−シアノフェノキシ)メチル、(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)メチル、(5−フルオロピリジン−2−イル)オキシメチル、(5−フルオロピリミジン−2−イル)オキシメチル、(3−フルオロピリジン−2−イル)オキシメチル、(6−(メチルアミノカルボニル)ピリジン−3−イル)オキシメチル、(6−(メチルアミノカルボニル)ピリジン−2−イル)オキシメチル、もしくは4−(シアノメチル)フェニルメチルである、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明47]
R
zが、H、もしくはCNで置換されたC
1−4アルキルである、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明48]
R
zがシアノメチルである、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明49]
R
zがメトキシメチルである、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明50]
R
zがHである、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明51]
R
zが、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−、CN、NO
2、OR
a1、SR
a1、C(O)R
b1、C(O)NR
c1R
d1、OC(O)R
b1、OC(O)NR
c1R
d1、NR
c1R
d1、NR
c1C(O)R
b1、NR
c1C(O)OR
a1、NR
c1C(O)NR
c1R
d1、C(=NR
e1)R
b1、C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1S(O)R
b1、NR
c1S(O)
2R
b1、NR
c1S(O)
2NR
c1R
d1、S(O)R
b1、S(O)NR
c1R
d1、S(O)
2R
b1、もしくはS(O)
2NR
c1R
d1であり、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル−、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル−、(5〜10員ヘテロアリール)−C
1−4アルキル−、及び(4〜10員ヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキル−はそれぞれ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
1−4シアノアルキル、CN、NO
2、OR
a1、SR
a1、C(O)R
b1、C(O)NR
c1R
d1、C(O)OR
a1、OC(O)R
b1、OC(O)NR
c1R
d1、C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1R
d1、NR
c1C(O)R
b1、NR
c1C(O)OR
a1、NR
c1C(O)NR
c1R
d1、NR
c1S(O)R
b1、NR
c1S(O)
2R
b1、NR
c1S(O)
2NR
c1R
d1、S(O)R
b1、S(O)NR
c1R
d1、S(O)
2R
b1、及びS(O)
2NR
c1R
d1から独立して選択される1、2、3、もしくは4つの置換基で任意に置換される、発明1から38のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明52]
mが0である、発明1から51のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明53]
式Iに示された二置換のシクロプロピル基に関して、トランス配置を有する、発明1から52のいずれか1つに記載の化合物またはその医薬的に許容される塩。
[発明54]
4−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)メチル]安息香酸;
N−{[1−(4−フルオロベンジル)アゼチジン−3−イル]メチル}−trans−2−フェニルシクロプロパナミン;
4−({4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}メチル)安息香酸;
3−({4−[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]ピペリジン−1−イル}メチル)安息香酸;
1−(4−フルオロベンジル)−N−(trans−2−フェニルシクロプロピル)ピペリジン−4−アミン;
4−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)メチル]ベンゾニトリル;
3−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)メチル]ベンゾニトリル;
(1−(3−フルオロベンゾイル)−4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトニトリル;
(1−(3−フルオロベンジル)−4−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}ピペリジン−4−イル)アセトニトリル;
(5R)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オン;
(5S)−2−(cis−4−ヒドロキシシクロヘキシル)−7−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]−2,7−ジアザスピロ[4.5]デカン−1−オン;
1−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−カルボニトリル;
trans−2−フェニル−N−[(1−{[4−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}アゼチジン−3−イル)メチル]シクロプロパナミン;
N−({1−[(3−フェノキシピペリジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メチル)−trans−2−フェニルシクロプロパナミン;
N−({1−[(3−メトキシピペリジン−1−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メチル)−trans−2−フェニルシクロプロパナミン;
4−フェニル−1−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−カルボニトリル;
4−フェニル−1−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−オール;
N−({1−[(5−フルオロ−1,2−ジヒドロスピロ[インドール−3,4’−ピペリジン]−1’−イル)カルボニル]アゼチジン−3−イル}メチル)−trans−2−フェニルシクロプロパナミン;
N−(2−フルオロフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド;
N−(3−フルオロフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド;
N−(4−フルオロフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド;
N−(4−メトキシフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド;
N−(3−メトキシフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド; N−(2−メトキシフェニル)−3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−カルボキサミド;
4−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]ベンゾニトリル;
3−[(3−{[(trans−2−フェニルシクロプロピル)アミノ]メチル}アゼチジン−1−イル)カルボニル]ベンゾニトリル;
N−{[1−(3−メトキシベンゾイル)アゼチジン−3−イル]メチル}−trans−2−フェニルシクロプロパナミン;
N−{[1−(4−フルオロベンゾイル)アゼチジン−3−イル]メチル}−trans−2−フェニルシクロプロパナミン;
N−{[1−(3−フルオロベンゾイル)アゼチジン−3−イル]メチル}−trans−2−フェニルシクロプロパナミン;及び
trans−2−フェニル−N−[(1−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]スルホニル}アゼチジン−3−イル)メチル]シクロプロパナミンから選択される発明1に記載の化合物、または前記化合物のいずれかの医薬的に許容される塩。
[発明55]
1−{[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
trans−4−{[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロヘキサナミン;
1−{[4−(4−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロブタナミン;
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロペンタンカルボン酸;
(1R,2S)−N−[(4−(メトキシメチル)−1−{[(2S)−1−メチルピロリジン−2−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)メチル]−2−フェニルシクロプロパナミン;
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン;
6−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピリダジン−3−アミン;
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチルピペリジン−4−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン;
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン;
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン;
1−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
(1R,2S)−N−({4−メチル−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン;
(1R,2S)−N−({4−メチル−1−[(1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン;
5−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピリミジン−2−アミン;
6−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピリダジン−3−アミン;
4−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−1H−ピラゾール−3−アミン;
1−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロペンタナミン;
5−{[4−メチル−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}ピリミジン−2−アミン;
1−{[4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸から選択される、発明1に記載の化合物、または前記化合物のいずれか1つの医薬的に許容される塩。
[発明56]
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)スルホニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン;
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン;
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)スルホニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン;
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)スルホニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン;
(1R,2S)−N−({4−(メトキシメチル)−1−[(4−メトキシピペリジン−1−イル)カルボニル]ピペリジン−4−イル}メチル)−2−フェニルシクロプロパナミン;
(1R,2S)−N−{[1−{[1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]カルボニル}−4−(メトキシメチル)ピペリジン−4−イル]メチル}−2−フェニルシクロプロパナミン;
(3R)−1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピペリジン−3−オール;
(3S)−1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピペリジン−3−オール;
(3S)−1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピロリジン−3−オール;
(cis−4−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロヘキシル)メタノール;
(trans−4−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロヘキシル)メタノール;
1−{[4−({[(1R,2S)−2−(2−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}メチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−({[(1R,2S)−2−(3,4−ジフルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}メチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−({[(1R,2S)−2−(4−フルオロフェニル)シクロプロピル]アミノ}メチル)−4−(メトキシメチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−(3−シアノベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−(3−シアノベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−(4−シアノ−2−フルオロベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−(4−シアノベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−(4−メトキシベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−(4−メトキシベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−(エトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−(エトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}アゼチジン−3−オール;
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}シクロプロパンカルボニトリル;
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピペリジン−4−オール;
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[2−(2−メトキシフェニル)シクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[2−(4−メトキシフェニル)シクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−(メトキシメチル)−4−(1−{[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}エチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−[({6−[(メチルアミノ)カルボニル]ピリジン−2−イル}オキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[({6−[(メチルアミノ)カルボニル]ピリジン−3−イル}オキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[(2−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−[(2−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−[(2−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[(3−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−[(3−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−[(3−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−[(4−シアノ−2−フルオロフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[(4−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−[(4−シアノフェノキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[(5−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−[(5−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[(6−メトキシピリジン−3−イル)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[(ベンジルオキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−[(ベンジルオキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−[(シクロブチルメトキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[(シクロヘキシルオキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−[(シクロヘキシルオキシ)メチル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−[4−(シアノメチル)ベンジル]−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロブタンカルボン酸;
1−{[4−{[(3−フルオロピリジン−2−イル)オキシ]メチル}−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−{[(5−フルオロピリジン−2−イル)オキシ]メチル}−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
1−{[4−{[(5−フルオロピリミジン−2−イル)オキシ]メチル}−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロプロパンカルボン酸;
2−(3−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール;
2−(4−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール;
3−(3−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル;
3−(4−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル;
3−{[1−(3−メトキシベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−4−イル]メチル}安息香酸;
3R)−1−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]カルボニル}ピロリジン−3−オール;
4−{[4−(メトキシメチル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}安息香酸;及び
trans−4−{[4−(3−シアノベンジル)−4−({[(1R,2S)−2−フェニルシクロプロピル]アミノ}メチル)ピペリジン−1−イル]メチル}シクロヘキサンカルボン酸から選択される発明1に記載の化合物、または前記化合物のいずれかの医薬的に許容される塩。
[発明57]
発明1から56のいずれか1つに記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩、及び少なくとも1つの医薬的に許容される担体を含む医薬組成物。
[発明58]
さらに別の治療薬を含む、発明57に記載の医薬組成物。
[発明59]
LSD1の阻害方法であって、発明1から56のいずれか1つに記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩を、前記LSD1と接触させることを含む、前記方法。
[発明60]
LSD1の阻害方法であって、発明57に記載の医薬組成物を、前記LSD1と接触させることを含む、前記方法。
[発明61]
治療有効量の発明1から56のいずれか1つに記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを含む疾患の治療方法であって、前記疾患ががんである、前記方法。
[発明62]
前記がんが、血液がんである、発明61に記載の方法。
[発明63]
前記血液がんが、急性リンパ性白血病(ALL)、急性骨髄性白血病(AML)、急性前骨髄球性白血病(APL)、慢性リンパ球性白血病(CLL)、慢性骨髄性白血病(CML)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、マントル細胞リンパ腫、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、原発性骨髄線維症(PMF)、真性赤血球増加症(PV)、本態性血小板血症(ET)、骨髄異形成症候群(MDS)、または多発性骨髄腫から選択される、発明62に記載の方法。
[発明64]
前記がんが、非上皮性悪性腫瘍、肺がん、消化管がん、泌尿生殖器系がん、肝臓がん、骨がん、神経系のがん、婦人科がん、または皮膚がんである、発明61に記載の方法。
[発明65]
治療有効量の発明58に記載の医薬組成物を患者に投与することを含む疾患の治療方法であって、前記疾患ががんである、前記方法。
[発明66]
治療有効量の発明1から56のいずれか1つに記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩を患者に投与することを含む疾患の治療方法であって、前記疾患がウイルス疾患またはベータグロビン症である、前記方法。
[発明67]
治療有効量の発明58に記載の医薬組成物を患者に投与することを含む疾患の治療方法であって、前記疾患がウイルス疾患またはベータグロビン症である、前記方法。
また、本明細書に記載されたものに加えて、本発明の様々な変更が、前述の説明から、当業者には明らかであろう。かかる変更もまた、添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されている。本出願に引用した、すべての特許、特許出願、及び出版物を含めた各参考文献は、参照することによってその全体が本明細書に組み込まれる。