【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成31年ウェブサイト資料 ウェブサイト資料 https://www.family.co.jp/company/news_releases/2019/20190201_01.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和元年6月27日 ウェブサイト資料 https://www.family.co.jp/company/news_releases/2019/20190627_010.html
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 令和元年6月27日 ウェブサイト資料 https://www.ryutsuu.biz/promotion/1062740.html
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の決済システムでは、クーポンの利用を考慮した決済システムとなっていない。従って、前記決済システムでは、クーポンの利用をした商品の割引をする場合に、複数のクーポンを利用して商品を購入する場合には、クーポンの枚数分バーコードを読み取る必要があり、店員の手続が煩雑になる。
【0006】
本発明は、上記の課題を考慮してなされたものであって、バーコードを生成することにより、清算処理時のバーコードの読取工程を削減できるバーコード生成表示端末、バーコード生成表示プログラム及びバーコード処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るバーコード生成表示端末は、サーバから、電子マネー支払い可否情報又はポイント支払い可否情
報と、利用者識別符号と、
クーポンの利用の可否を表すクーポン利用可否情報を含むサービス利用可否情報とを取得する端末取得部と、
前記端末取得部が取得した前記電子マネー支払い可否情報又は前記ポイント支払い可否情
報と、前記利用者識別符号と、前記サービス利用可否情報とに基づいて、
前記クーポンによる特典を利用するか否かの情報を含む清算処理用のバーコードを生成するバーコード生成部と、前記バーコードを表示部に表示させる端末表示部
とを備えることを特徴とする。
【0008】
前記バーコード生成表示端末において、前記サービス利用可否情報は
、商品サービス予約情報、
又は、商品サービス特定情
報をさらに含
んでも良い。
【0009】
また、本発明に係るバーコード生成表示プログラムは、サーバから、電子マネー支払い可否情報又はポイント支払い可否情
報と、利用者識別符号と、
クーポンの利用の可否を表すクーポン利用可否情報を含むサービス利用可否情報とを取得する取得工程と、
前記取得工程において取得した前記電子マネー支払い可否情報又は前記ポイント支払い可否情
報と、前記利用者識別符号と、前記サービス利用可否情報とに基づいて、
前記クーポンによる特典を利用するか否かの情報を含む清算処理用のバーコードを生成する工程と、前記バーコードを表示部に表示させる工程
とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】
前記バーコード生成表示プログラムにおいて、前記サービス利用可否情報は
、商品サービス予約情報、
又は、商品サービス特定情
報をさらに含
んでも良い。
【0011】
さらに、本発明に係るバーコード処理システムは、
(a)上記いずれかのバーコード生成表示端末
と、(b)前記バーコード生成表示端末の表示部に表示された清算処理用のバーコードを読み取る読取部と、前記読取部
が読み取ったバーコードからバーコードデータを取得す
る取得部とを有するバーコード処理装置と、
(c)前記バーコード処理装置が送信した前記バーコードデータを受信するサーバ
とを備え、前記バーコードデータは、電子マネー支払い可否情報又はポイント支払い可否情
報と、利用者識別符号と
、前記サービス利用可否情報とを有し、前記サーバは、電子マネーの額面又はポイント
数と、登録利用者識別符号と
、クーポンの利用に関する情報を含む商品サービス利用情報とが記憶されたテーブルを有し
、受信した前記バーコードデータの前記利用者識別符号と前記テーブルの前記登録利用者識別符号とを照合し、前記電子マネー支払い可否情報が支払可能である場合に、一致した前記登録利用者識別符号に係る前記電子マネーの額面を前記バーコード処理装置に送信し、前記ポイント支払い可否情報が支払可能である場合に、一致した前記登録利用者識別符号に係る前記ポイント数を前記バーコード処理装置に送信
し、前記サービス利用可否情報が利用可能である場合に、一致した前記登録利用者識別符号に係る前記商品サービス利用情報を前記バーコード処理装置に送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明
に係るバーコード生成表示端末、バーコード生成表示プログラム、
又は、バーコード処理システム
によれば、電子マネー支払い可否情報又はポイント支払い可否情
報と、利用者識別符号
と、
クーポンの利用の可否を表すクーポン利用可否情報を含むサービス利用可否情報
とに基づいて、
クーポンによる特典を利用するか否かの情報を含む清算処理用のバーコードを生成することにより、清算処理時のバーコードの読取工程を削減することができる。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本願に係るバーコード生成表示端末、バーコード処理システムを実施するための形態(以下、「実施形態」という)について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るバーコード処理システム10の説明図であり、
図2は、バーコード生成表示端末50の説明図であり、
図3は、バーコード処理装置100の説明図であり、
図4は、サーバ200の説明図であり、
図5は、サーバテーブル206の説明図である。
【0017】
<バーコード処理システム10の構成の説明>
バーコード処理システム10は、バーコード生成表示端末50、バーコード処理装置100及びサーバ200を備える。バーコード生成表示端末50は、通信機能を有する端末である。バーコード生成表示端末50は、端末制御部52、端末記憶部54、端末取得部56、バーコード生成部58、端末通信部60及び端末表示部62を備え、これらがバス64に接続されている。
【0018】
端末制御部52は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって構成される。端末制御部52では、バーコード生成表示端末50内の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM(Random Access Memory)上にロードされ、実行される。端末制御部52は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。端末記憶部54は、記憶部である。
【0019】
端末取得部56は、サーバ200から電子マネー支払い可否情報、ポイント支払い可否情報、利用者識別符号及びサービス利用可否情報を含むバーコード生成データを取得する機能を有する。
【0020】
ここで、電子マネー支払い可否情報とは、電子マネーによって、商品を購入する場合、サービスの提供を受ける場合等の支払をするか否かの情報である。ポイント支払い可否情報とは、ポイントによって、商品を購入する場合の支払、サービスの提供を受ける場合等の支払をするか否かの情報である。利用者識別符号とは、利用者を識別するための符号である。サービス利用可否情報とは、商品を購入する、サービスの提供を受ける場合に択一的に選択する情報である。例えば、サービス利用可否情報としては、クーポンを有し、商品を購入する場合にクーポンによる特典を利用する否か、サービスの提供を受ける場合にクーポンによる特典を利用するか否かの情報であるクーポン利用可否情報である。
【0021】
バーコード生成部58は、取得したバーコード生成データ情報に基づいて、バーコードを生成する機能を有する。ここで、バーコードは、1次元バーコード、2次元バーコードのいずれであってもよい。端末通信部60は、サーバ200と通信する機能を有する。端末表示部62は、バーコードが表示される表示部である。アイコン66は、バーコード生成し、表示するための機能を起動させるためのアイコンである。
【0022】
バーコード処理装置100は、装置制御部102、読取部104、装置取得部106、装置照合部108、装置精算部110、装置記憶部112及び装置通信部114を備え、これらがバス116に接続されている。
【0023】
装置制御部102は、バーコード処理装置100の各機能を制御する制御部であって、CPUやMPU等によって構成される。
【0024】
読取部104は、バーコードを読み取る機能を有する。読取部104は、例えば、バーコードリーダで構成される。装置取得部106は、バーコードからバーコードデータを取得する機能を有する。装置照合部108は、商品サービスに関する照合機能を有する。装置精算部110は、商品の購入、サービスの提供に関する精算機能を有する。装置記憶部112は、記憶部である。装置通信部114は、サーバ200と通信する機能を有する。
【0025】
サーバ200は、サーバ制御部202、データベース部204、サーバテーブル206、バーコードデータ生成部208、サーバ照合部210、サーバ精算部212及びサーバ通信部214を備え、これらがバス216に接続されている。
【0026】
サーバ制御部202は、サーバ200の各機能を制御する制御部であって、CPUやMPU等によって構成される。
【0027】
データベース部204は、サーバテーブル206を有するデータベース部である。サーバテーブル206は、登録利用者識別符号、電子マネーの額面、ポイント数及び登録サービス利用可否情報を有する。ここで、登録利用者識別符号とは、バーコード処理システム10を利用できる登録された利用者の識別符号である。電子マネーの額面とは、利用者が利用時に利用できる電子マネーの額面である。ポイント数は、利用者が利用時に利用できるポイント数である。登録サービス利用可否情報とは、サービス利用可否情報に対応して、サーバテーブル206に登録される情報である。例えば、利用者がクーポンを有している場合には、サービス利用可否情報として、クーポンの利用の可否、クーポンの商品を表す商品ID、割引額である。
【0028】
図5では、登録利用者識別符号ID1、ID2、ID3がサーバテーブル206に記憶される。ID1に対して、電子マネーの額面が1000円、ポイント数が0、登録サービス利用可否情報として、クーポン1の利用が「可」、クーポン2の利用が「可」であることがサーバテーブル206に記憶されている。ID2に対して、電子マネーの額面が2000円、ポイント数が200、登録サービス利用可否情報として、クーポン1の利用が「可」、クーポン2の利用が「不可」であることがサーバテーブル206記憶されている。ID3に対して、電子マネーの額面が3000円、ポイント数が300、クーポン1の利用が「不可」、クーポン2の利用が「可」であることがサーバテーブル206に記憶されている。ここで、登録サービス利用可否情報において、「1」は「可」を意味し、「0」は「不可」を意味する。また、クーポン1に係る商品IDはA、割引額が100円、クーポン2に係る商品IDはB、割引額が30円であることがサーバテーブル206に記憶されている。
【0029】
なお、利用者はバーコード生成表示端末50を操作して、電子マネーを課金した場合や、ポイントを獲得した場合、登録サービス利用可否情報として、例えば、クーポンを獲得した場合には、その都度、
図5の各データである電子マネーの額面、ポイント数、登録サービス利用可否情報が更新される。
【0030】
バーコードデータ生成部208は、サーバテーブル206に基づいて、電子マネー支払い可否情報、ポイント支払い可否情報、利用者識別符号及びサービス利用可否情報を生成する機能を有する。
【0031】
サーバ照合部210は、バーコードに含まれるバーコードデータから利用者識別符号を抽出し、利用者識別符号に対応する登録利用者識別符号に係る電子マネーの額面、ポイント数及び登録サービス利用可否情報を取得する機能を有する。サーバ精算部212は、商品の購入後、サービスの提供後に、電子マネーの額面、ポイント数についての精算機能を有する。サーバ通信部214は、バーコード生成表示端末50、バーコード処理装置100と通信する機能を有する。
【0032】
<バーコード生成表示端末50の動作の説明>
次に、バーコード生成表示端末50の動作について、
図6、
図7を用いて説明する。
図6は、バーコード生成表示端末50の処理手順の説明図であり、
図7は、バーコード生成表示端末50に表示されたバーコードの説明図である。
【0033】
バーコード生成表示端末50の利用者によってアイコン66が押され(ステップS1)、バーコード生成部58からバーコード生成データの送信を求める旨が端末通信部60を介して、サーバ200に送信される(ステップS2)。
【0034】
サーバ200は、サーバ通信部214を介して、前記旨を受信する(ステップS3)。
【0035】
サーバ200は、バーコードデータ生成部208がバーコード生成データを生成する(ステップS4)。具体的には、バーコードデータ生成部208が、サーバテーブル206を参照して、電子マネー支払い可否情報、ポイント支払い可否情報、利用者識別符号及びサービス利用可否情報を含むバーコード生成データを生成する。
【0036】
例えば、バーコード生成データには、利用者識別符号としてID1が含まれる。また、電子マネー支払い可否情報は、電子マネーの額面に応じて規定される。電子マネーの額面が1円以上の場合には、電子マネー支払い可否情報は「可」となり、電子マネーの額面が0円の場合には、電子マネー支払い可否情報は「不可」となる。ID1に対しては、電子マネーの額面が1000円と記録されているので、電子マネー支払い可否情報は「可」となる。さらに、ポイント支払い可否情報は、ポイント数に応じて規定される。ポイント数が1以上の場合には、ポイント数支払い可否情報は「可」となり、ポイント数が0の場合には、ポイント数支払い可否情報は「不可」となる。ID1に対しては、ポイント数が0と記録されているので、ポイント数支払い可否情報として「不可」となる。さらにまた、サービス利用可否情報は、サーバテーブル206のクーポンの利用可否情報を参照して取得される。ID1に対しては、クーポン1に対する利用可否情報は、1と記録されているので、サービス利用可否情報として「可」となり、クーポン21に対する利用可否情報も、1と記録されているので、サービス利用可否情報として「可」となる。
【0037】
サーバ通信部214を介してバーコード生成データをバーコード生成表示端末50に送信する(ステップS5)。バーコード生成表示端末50は、端末通信部60を介して、バーコード生成データを受信する(ステップS6)。
【0038】
バーコード生成部58は、バーコード生成データに基づいてバーコード68を生成する(ステップS3)。生成されたバーコード68は、端末表示部62に表示される(ステップS7)。
【0039】
バーコード生成表示端末50は、サーバ200から、電子マネー支払い可否情報又はポイント支払い可否情報の少なくとも一方と、利用者識別符号と、サービス利用可否情報を取得する端末取得部56と、取得した前記電子マネー支払い可否情報又は前記ポイント支払い可否情報の少なくとも一方と、前記利用者識別符号、前記サービス利用可否情報に基づいて、バーコード68を生成するバーコード生成部58と、前記バーコード68を表示部に表示させる端末表示部62と、を備える。
【0040】
バーコード生成表示端末50では、電子マネー支払い可否情報又はポイント支払い可否情報の少なくとも一方と、利用者識別符号、サービス利用可否情報に基づいて、バーコードを生成することにより、清算処理時のバーコードの読取工程を削減することができる。
【0041】
また、バーコード生成表示端末50において、前記サービス利用可否情報は、クーポン利用可否情報、商品サービス予約情報、商品サービス特定情報のうち、少なくともいずれか一つを含む。
【0042】
<バーコード処理システム10の動作の説明>
次に、バーコード処理システム10の動作について、
図8、
図9を用いて説明する。
図8は、バーコード処理システム10の処理手順の前段の説明図であり、
図9は、バーコード処理システム10の処理手順の後段の説明図である。ここで、利用者がバーコード生成表示端末50の端末表示部62にバーコードを表示させているとする。
【0043】
まず、店員によって、端末表示部62に表示されたバーコード68が読取部104により読み取られる(ステップS11)。
【0044】
読取部104に読み取られたバーコード68は装置取得部106に送信され、装置取得部106により、バーコード68からバーコードデータが取得される(ステップS12)。バーコードデータとして、利用者識別符号、電子マネー支払い可否情報、ポイント支払い可否情報、及びサービス利用可否情報が取得される。具体的には、利用者識別符号として、ID1、電子マネー支払い可否情報として、電子マネー支払いは「可」、電子ポイント支払いの「不可」、サービス利用可否情報としてクーポンの利用が「可」という情報が取得される。
【0045】
装置制御部102の指示により、取得されたバーコードデータが装置通信部114を介してサーバ200に送信される(ステップS13)。
【0046】
サーバ200は、サーバ通信部214を介して、バーコードデータを受信する(ステップS14)。
【0047】
受信したバーコードデータからサーバ照合部210によって、利用者識別符号が抽出され、サーバテーブル206と照合されて、情報が取得される(ステップS15)。バーコードデータには、利用者識別符号としてID1が含まれるので、サーバ照合部210によって、前記情報として、サーバテーブル206の登録利用者識別符号がID1に係る電子マネー支払い情報、ポイントによる支払情報、登録サービス利用可否情報が取得される。具体的には、電子マネー支払いは「可」、ポイントによる支払が「不可」、クーポンの利用が「可」なので、ID1に対応する電子マネーの額面として、1000円、クーポン1の商品IDとしてA、割引額として100円、クーポン2の商品IDとしてB、割引額として30円が取得される。
【0048】
サーバ制御部202の指示により、取得された電子マネーの額面、クーポン1及びクーポン2の商品IDと、割引額等を含むデータがサーバ通信部214を介してバーコード処理装置100に送信される(ステップS16)。
【0049】
バーコード処理装置100では、装置通信部114を介して、前記データが受信され、装置記憶部112に記憶される(ステップS17)。
【0050】
店員によって、読取部104が操作され、利用者が購入を希望する商品のバーコードが読み取られる(ステップS18)。
【0051】
装置取得部106によって、読み取ったバーコードから商品のバーコードデータが取得をされ、装置照合部108に送信される(ステップS19)。具体的には、装置取得部106によって、商品ID、商品価格が取得される。ここで、利用者は、商品IDがA、商品価格は250円、商品IDがB、商品価格は200円だったとする。
【0052】
装置照合部108では、商品IDと、装置記憶部112に記憶された情報が照合される(ステップS20)。装置記憶部112にはクーポン1及びクーポン2の商品IDが記憶されているので、装置照合部108は、クーポン1の商品の割引額(100円)及びクーポン2の商品の割引額(30円)を取得する。
【0053】
装置精算部110は、商品価格から、前記割引額を差し引いた支払価格を算出する(ステップS21)。具体的には、商品IDがAの商品価格は250円なので、割引額100円を減算して150円が算出される。商品IDがBの商品価格は200円なので、割引額30円を減算して170円が算出される。また、装置精算部110は電子マネーの残高も算出する。具体的には、電子マネーの当初の残高が1000円であり、商品価格の合計額が320円なので、支払価格が減算されて680円となる。
【0054】
装置制御部102の指示により、利用者識別符号、支払価格等を含むデータが装置通信部114を介して、サーバ200に送信される(ステップS22)。
【0055】
サーバ200は、サーバ通信部214を介して、前記データを受信する(ステップS23)。
【0056】
受信した前記データからサーバ照合部210によって、利用者識別符号、支払価格が抽出され、サーバ精算部212に送信される(ステップS24)。
【0057】
サーバ精算部212では、電子マネーの残高から前記支払価格が減算され、減算後の電子マネーの残高で、サーバテーブル206が更新される(ステップS25)。具体的には、電子マネーの当初の残高が1000円であったので、支払価格を差し引き680円となり、サーバテーブル206の電子マネーの額面が680円に更新される。
【0058】
また、ステップS22の実行後に、バーコード処理装置100では、商品名、価格、割引額、電子マネーの残高に基づいて、レシートに印字し、当該レシートが出力される(ステップS26)
【0059】
装置制御部102の指示により、利用者識別符号、登録サービス利用可否情報、すなわち、クーポンを使用した旨のデータが装置通信部114を介して、サーバ200に送信される(ステップS27)。
【0060】
サーバ200は、サーバ通信部214を介して、前記データを受信する(ステップS28)。
【0061】
受信した前記データからサーバ照合部210によって、利用者識別符号、登録サービス利用可否情報が抽出され、サーバ精算部212に送信される(ステップS29)。
【0062】
サーバ精算部212によって、サーバテーブル206の登録サービス利用可否情報が更新される(ステップS30)。具体的には、サーバ精算部212によって、サーバテーブル206のクーポン1及びクーポン2の利用可否情報が更新される。すなわち、クーポン利用可否情報が「1」から「0」に更新される。
【0063】
バーコード処理システム10は、端末に表示されたバーコード68を読み取る読取部104と、前記読取部104で読み取ったバーコード68からバーコードデータを取得する装置取得部106とを有するバーコード処理装置100と、前記バーコード処理装置100が送信した前記バーコードデータを受信するサーバ200とを備え、前記バーコードデータは、電子マネー支払い可否情報又はポイント支払い可否情報の少なくとも一方と、利用者識別符号とを有し、前記サーバ200は、電子マネーの額面又はポイント数の少なくとも一方と、登録利用者識別符号とが記憶されたテーブルを有し、前記サーバ200は、受信した前記バーコードデータの前記利用者識別符号と前記テーブルの前記登録利用者識別符号とを照合し、前記電子マネー支払い可否情報が支払可能である場合に、一致した前記登録利用者識別符号に係る前記電子マネーの額面を前記バーコード処理装置100に送信し、前記ポイント支払い可否情報が支払可能である場合に、一致した前記登録利用者識別符号に係る前記ポイント数を前記バーコード処理装置100に送信する。
【0064】
バーコード処理システムにおいて、前記バーコードデータは、サービス利用可否情報を有し、前記テーブルは、商品サービス利用情報を有し、前記サーバ200は、前記サービス利用可否情報が利用可能である場合に、一致した前記登録利用者識別符号に係る前記商品サービス利用情報を前記バーコード処理装置100に送信する。
【0065】
バーコード処理システムにおいて、前記サービス利用可否情報は、クーポン利用可否情報、商品サービス予約情報、商品サービス特定情報のうち、少なくともいずれか一つを含む。
【0066】
<プログラムに係る実施形態の説明>
上述したバーコード生成表示端末50は、例えば、
図10に示すような構成のコンピュータ300によって実現される。
図10は、バーコード生成表示端末50の機能を実現するバーコード処理装置100の一例を示すハードウェアの説明図である。コンピュータ300は、CPU310、RAM320、ROM330、補助記憶部340、ネットワークインターフェイス(NW I/F)350、入力部360、出力部370及び記憶媒体インターフェイス(記憶媒体I/F)380を備える。これらの各部は、バス390によって接続される。
【0067】
CPU310は、ROM330又は補助記憶部340に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部を制御する。ROM330には、コンピュータ300の起動時にCPU310によって実行されるBIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムや、コンピュータ300のハードウェアに依存するプログラム等が記憶される。
【0068】
補助記憶部340は、大容量記憶部である。補助記憶部340には、CPU310によって実行されるプログラム、及び、前記プログラムによって使用されるデータ等が記憶されている。
【0069】
ネットワークインターフェイス350は、コンピュータ300がバーコード処理装置100、サーバ200と接続するためのネットワークインターフェースである。
【0070】
入力部360は、キーボード、マウス等の入力デバイスである。入力デバイスとしては、タッチパネル、カメラ、マイク等が含まれてもよい。
【0071】
出力部370は、ディスプレイ等の表示部である。また、出力部370には、スピーカが含まれてもよい。
【0072】
記憶媒体インターフェイス380は、記録媒体に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM320を介してCPU310に提供する。記録媒体としては、例えば、DVD、DVD−RAM、Blu−ray(登録商標)Disk等の光学記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体等である。
【0073】
コンピュータ300がバーコード生成表示端末50として機能する場合、CPU310は、補助記憶部340からプログラムを読み取り、RAM320上にロードされたプログラムを実行することにより、バーコード生成表示端末50の機能を実現する。また、CPU310は、記憶媒体インターフェイス380を介して、記録媒体からプログラムを読み取り、RAM320上にロードされたプログラムを実行することにより、バーコード生成表示端末50の機能を実現してもよい。
【0074】
なお、コンピュータ300は、バーコード生成表示端末50の機能を実行するための構成の一例を示したものであり、コンピュータ300を構成要素以外のハードウェアを排除するものではない。また、これらの構成を全て備える必要もない。例えば、補助記憶部340、記憶媒体インターフェイス380を備えない構成であってもよい。
【0075】
バーコード生成表示プログラムは、端末記憶部54に記憶された電子マネー支払い可否情報又はポイント支払い可否情報の少なくとも一方と、利用者識別符号と、サービス利用可否情報を取得する取得工程と、取得した前記電子マネー支払い可否情報又は前記ポイント支払い可否情報の少なくとも一方と、前記利用者識別符号、前記サービス利用可否情報に基づいて、アイコン66を生成する工程と、前記アイコン66を表示部に表示させる工程と、をコンピュータ300に実行させる。
【0076】
バーコード生成表示プログラムにおいて、前記サービス利用可否情報は、クーポン利用可否情報、商品サービス予約情報、商品サービス特定情報のうち、少なくともいずれか一つを含む。
【0077】
なお、本発明は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0078】
上述した実施形態では、サービス利用可否情報は、クーポン利用可否情報であったが、これに限られるものではない。例えば、利用者が商品の購入、サービスの提供について予約をしている場合に、商品サービス予約情報として、利用者が商品を購入するか否か、サービスの提供を受けるか否かの情報であってもよい。また、利用者がある種類の商品、サービスについて、通常、購入する商品が特定されている場合、又は提供を受けるサービスが特定されている場合に、商品サービス特定情報として、当該、商品、サービスに関する情報を表示するか否かの情報であってもよい。
【解決手段】バーコード生成表示端末50は、サーバ200に記憶された電子マネー支払い可否情報又はポイント支払い可否情報の少なくとも一方と、利用者識別符号と、サービス利用可否情報を取得する端末取得部56と、取得した前記電子マネー支払い可否情報又は前記ポイント支払い可否情報の少なくとも一方と、前記利用者識別符号、前記サービス利用可否情報に基づいて、アイコン66を生成するバーコード生成部58と、前記アイコン66を表示部に表示させる端末表示部62と、備える。