特許第6885695号(P6885695)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6885695
(24)【登録日】2021年5月17日
(45)【発行日】2021年6月16日
(54)【発明の名称】燃料電池部品の製造装置
(51)【国際特許分類】
   H01M 8/0273 20160101AFI20210603BHJP
   H01M 8/0276 20160101ALI20210603BHJP
   H01M 8/0286 20160101ALI20210603BHJP
   H01M 4/86 20060101ALI20210603BHJP
   H01M 8/10 20160101ALN20210603BHJP
【FI】
   H01M8/0273
   H01M8/0276
   H01M8/0286
   H01M4/86 B
   !H01M8/10 101
【請求項の数】8
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-172720(P2016-172720)
(22)【出願日】2016年9月5日
(65)【公開番号】特開2017-157547(P2017-157547A)
(43)【公開日】2017年9月7日
【審査請求日】2019年8月9日
(31)【優先権主張番号】10-2016-0026657
(32)【優先日】2016年3月4日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】591251636
【氏名又は名称】現代自動車株式会社
【氏名又は名称原語表記】HYUNDAI MOTOR COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金 榮 建
(72)【発明者】
【氏名】李 ソン 浩
【審査官】 小森 重樹
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−015963(JP,A)
【文献】 特表2010−514102(JP,A)
【文献】 特表2006−505096(JP,A)
【文献】 特表2010−508627(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 8/0273
H01M 4/86
H01M 8/0276
H01M 8/0286
H01M 8/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガス拡散層が積載されたマガジンからコンベアの入口側に前記ガス拡散層をローディングさせ、前記コンベアの出口側に前記ガス拡散層をアンローディングする移動装置と、
前記コンベアの設定された位置に配置され、前記ガス拡散層の周縁の設定された位置に接着層を形成する接着層形成装置と、
前記ガス拡散層に形成された前記接着層を乾燥させる乾燥装置と、
前記接着層が形成された前記ガス拡散層に対する映像を感知する検査ビジョンと、
前記移動装置、前記接着層形成装置、および前記乾燥装置を制御し、前記検査ビジョンから感知される映像情報を通して、前記ガス拡散層に形成された前記接着層の形態を判断する制御部と、を含むことを特徴とする燃料電池部品の製造装置。
【請求項2】
前記接着層形成装置は、
前記ガス拡散層の設定された周縁領域に前記接着層を形成することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池部品の製造装置。
【請求項3】
前記接着層形成装置は、
前記ガス拡散層の周縁に沿って連続的に前記接着層を形成することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池部品の製造装置。
【請求項4】
前記接着層形成装置は、
前記ガス拡散層の周縁に沿って設定された間隔をおいて前記接着層を形成することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池部品の製造装置。
【請求項5】
前記乾燥装置は、
設定された温度に加熱された空気を用いて前記ガス拡散層と前記接着層に熱を加えることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池部品の製造装置。
【請求項6】
前記移動装置は、前記ガス拡散層に付着した間紙を分離して設定された位置に移動させ、
前記間紙が分離された前記ガス拡散層を前記コンベアの入口側にローディングすることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池部品の製造装置。
【請求項7】
前記乾燥装置は、
設定された温度に加熱された加熱板を用いて前記ガス拡散層と前記接着層に熱を加えることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池部品の製造装置。
【請求項8】
前記接着層形成装置は、
接着剤を噴射して、前記ガス拡散層の周縁の設定された位置に接着層を形成する噴射ノズルと、
前記噴射ノズルから噴射される接着剤と前記ガス拡散層に形成された接着層に対する映像データを感知するカメラとを含むことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池部品の製造装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池部品およびその製造装置に係り、より詳しくは、ガス拡散層の一部に接着剤を塗布し、これをMEAとサブガスケットに付着させることで、費用を節減し、接着剤が電極側に移動するのを防止し、性能を向上させる燃料電池部品およびその製造装置に関する。
【背景技術】
【0002】
高分子電解質燃料電池は、最も内側に主要構成部品の膜−電極接合体(MEA:Membrane−Electrode Assembly)が位置し、電解質膜を中心としてその両面に燃料極および空気極のための触媒層が位置した状態を3−レイヤ(layer)膜−電極接合体と呼ぶ。
同時に、前記触媒層の外側部分にガス拡散層(GDL:Gas Diffusion Layer)がさらに積層された状態を5−レイヤ(layer)膜−電極接合体と呼ぶ。
前記膜−電極接合体は、高分子電解質膜と、その両側に位置する触媒層(電極)のほか、サブガスケットをさらに含むが、このサブガスケットは、膜−電極接合体のハンドリング(Handling)を容易にし、高分子電解質膜の両面の縁領域に触媒層(電極)の厚さより厚く接合され、大体、不活性のPE、PENなどの高分子フィルムを使用する。
このように構成された膜−電極接合体のガス拡散層の外側部分に燃料を供給し、反応により発生した水を排出するように流路(Flow Field)の形成された分離板が積層されると、1つの単位電池となり、この単位電池を複数個積層すれば所望する規模の燃料電池スタックとなる。
【0003】
前記膜−電極接合体を製造する方法は、前記ガス拡散層に燃料極および空気極のための触媒層を直接塗布して高分子電解質膜と接合させるCCG(Catalyst Coated on GDL)方法により5−レイヤの膜−電極接合体を作る方法があり、これに対し、燃料極および空気極のための触媒層を高分子電解質膜に直接塗布して作るCCM(Catalyst Coated on Membrane)方法により3−レイヤの膜−電極接合体を作る方法がある。
触媒層をガス拡散層に直接塗布するCCS(Catalyst Coated on Substrate)あるいはCCG(Catalyst Coated on GDL)方法によれば、燃料極および空気極のための触媒層をガス拡散層に直接塗布した後、熱圧着過程によって触媒層と高分子電解質膜との間の接合がなされるようにすることで、5−レイヤの膜−電極接合体を作製することができる。
これに対し、触媒層を高分子電解質膜に直接塗布するCCM(Catalyst Coated on Membrane)方法によれば、燃料極および空気極のための触媒層を高分子電解質膜に直接塗布して3−レイヤの膜−電極接合体を作製できるが、前記触媒層上にガス拡散層を積層した後、プレスして接合させる別途の工程を必要とする。
【0004】
つまり、CCM方法は、膜−電極接合体すなわち、高分子電解質膜に触媒層が直接塗布された3−レイヤの膜−電極接合体を作製した後、自動化装備を用いて複数のセルを積層するスタック製造工程に投入される時、触媒層上にガス拡散層を接合する工程が必須となる。
このような膜−電極接合体を製造する方法のうち、CCM方法は、燃料電池スタック量生産のための量産性を考慮すれば、次のような問題がある。
CCM方法により作製された3−レイヤの膜−電極接合体にガス拡散層を別の熱圧着工程で臨時接合させると、前記触媒層とガス拡散層との間に界面が形成され、同時に、前記サブガスケットとガス拡散層との間に界面が形成される。
この時、前記触媒層とガス拡散層との間の界面は、燃料電池反応が起こる界面であり、前記サブガスケットとガス拡散層との間の界面は、燃料電池反応と関係ない界面である。
しかし、前記触媒層とガス拡散層、または前記サブガスケットとガス拡散層は、互いに別の接着手段なしに熱圧着により接合されることによって、その接合力が弱いという欠点があり、燃料電池スタックの大量生産のための保管(待機)期間が長くなると、接合力がさらに弱くなり、ついには触媒層とガス拡散層との間の剥離現象が発生する危険性もある。この点に鑑みて、従来は、触媒層とガス拡散層との間の接合力を増進させるべく、ガス拡散層にナフィオン(Nafion)のようなアイオノマー(Ionomer)を塗布して触媒層に熱圧着させた方法が提案されたが、触媒層と接するガス拡散層の界面物性が親水性(Hydrophilic)の性質を有するため、接合力を増進させるには問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013−178980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、サブガスケット全体に接着剤を塗布せず、サブガスケットとガス拡散層との間の設定された領域にのみ接着剤を塗布することで、接着剤費用を節減し、接着剤が電極に対応する反応面に流入することを最小にして気密問題を解消し、電池性能を向上させることができる燃料電池部品およびその製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
また、本発明の燃料電池部品の製造装置は、ガス拡散層が積載されたマガジンからコンベアの入口側に前記ガス拡散層をローディングさせ、前記コンベアの出口側に前記ガス拡散層をアンローディングする移動装置と、前記コンベアの設定された位置に配置され、前記ガス拡散層の周縁の設定された位置に接着層を形成する接着層形成装置と、前記ガス拡散層に形成された前記接着層を乾燥させる乾燥装置と、前記接着層が形成された前記ガス拡散層に対する映像を感知する検査ビジョンと、前記移動装置、前記接着層形成装置、および前記乾燥装置を制御し、前記検査ビジョンから感知される映像情報を通して、前記ガス拡散層に形成された前記接着層の形態を判断する制御部とを含むことを特徴とする。
【0016】
前記接着層形成装置は、前記ガス拡散層の設定された周縁領域に前記接着層を形成することを特徴とする。
【0017】
前記接着層形成装置は、前記ガス拡散層の周縁に沿って連続的に前記接着層を形成することを特徴とする。
【0018】
前記接着層形成装置は、前記ガス拡散層の周縁に沿って設定された間隔をおいて前記接着層を形成することを特徴とする。
【0019】
前記乾燥装置は、設定された温度に加熱された空気を用いて前記ガス拡散層と前記接着層に熱を加えることを特徴とする。
【0020】
前記移動装置は、前記ガス拡散層に付着した間紙を分離して設定された位置に移動させ、前記間紙が分離された前記ガス拡散層を前記コンベアの入口側にローディングすることを特徴とする。
【0021】
前記乾燥装置は、設定された温度に加熱された加熱板を用いて前記ガス拡散層と前記接着層に熱を加えることを特徴とする。
【0022】
前記接着層形成装置は、接着剤を噴射して、前記ガス拡散層の周縁の設定された位置に接着層を形成する噴射ノズルと、前記噴射ノズルから噴射される接着剤と前記ガス拡散層に形成された接着層に対する映像データを感知するカメラとを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、ガス拡散層における電極に対応する反応面には接着剤を塗布せず、サブガスケットとガス拡散層との間の設定された領域にのみ接着剤を塗布することで、接着剤費用を節減し、接着剤が電極に対応する反応面に流入することを最小にして気密問題を解消し、電池性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の実施形態に係る燃料電池部品の概略的な分解斜視図である。
図2】本発明の実施形態に係る燃料電池部品の断面図である。
図3】本発明の実施形態に係る燃料電池部品製造装置の概略的な構成図である。
図4】本発明の実施形態に係る燃料電池部品の平面図である。
図5】本発明の実施形態に係る燃料電池部品の製造方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本発明の実施形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池部品の概略的な分解斜視図である。
図1に示す通り、燃料電池部品は、MEA100と、サブガスケット120と、上部ガス拡散層105aと、下部ガス拡散層105bと、接着層115とを含む。
MEA100は、高分子電解質膜204と、電解質膜204の一面と他面にそれぞれ形成されるアノード電極202およびカソード電極200とを含み、サブガスケット120は、MEA100の周縁側面をカバーし、外側方向に延びる。
上部ガス拡散層105aと下部ガス拡散層105bは、MEA100の上部面と下部面にそれぞれ付着し、周縁面はサブガスケット120とも付着する。同時に、上部ガス拡散層105aと下部ガス拡散層105bにおいてサブガスケット120と向き合う周縁面には接着層115が形成される。
本発明の実施形態において、上部ガス拡散層と下部ガス拡散層を通称してガス拡散層105と呼ぶことがある。
【0026】
図2は、本発明の実施形態に係る燃料電池部品の断面図である。
図2に示す通り、燃料電池部品は、電解質膜204と、アノード電極202と、カソード電極200と、サブガスケット120と、接着層115とを含む。
電解質膜204の一面と他面にアノード電極202およびカソード電極200が形成され、電解質膜204の周縁部は、アノード電極202およびカソード電極200の側面から設定距離突出する。
サブガスケット120は、アノード電極202、カソード電極200、および電解質膜204の側面をカバーするように側面から外側方向に延び、サブガスケット120の厚さは、アノード電極202、電解質膜204、およびカソード電極200の全体厚さよりも厚い。
本発明の実施形態において、上部ガス拡散層105aと下部ガス拡散層105bがアノード電極202とカソード電極200に付着し、上部ガス拡散層105aおよび下部ガス拡散層105bの周縁面は、サブガスケット120の外面にも付着する。
【0027】
同時に、上部ガス拡散層105aの周縁面とサブガスケット120の外面との間、および下部ガス拡散層105bの周縁面とサブガスケット120の外面との間には、それぞれ接着層115が形成される。
接着層115がサブガスケット120に全体として形成されず、上部ガス拡散層105aとサブガスケット120との間、および下部ガス拡散層105bとサブガスケット120との間の接触面にのみ形成されるため、接着層115の接着剤がアノード電極202とカソード電極200側に流入せず、燃料電池スタックの性能を安定的に維持することができる。
【0028】
図3は、本発明の実施形態に係る燃料電池部品製造装置の概略的な構成図である。
図3に示す通り、燃料電池部品の製造装置は、移動装置300と、ガス拡散層マガジン305と、間紙マガジン310と、ガス拡散層105と、コンベア315と、接着層形成装置320と、乾燥装置330と、検査ビジョン340と、制御部333とを含む。
移動装置300は、ガス拡散層マガジン305から間紙を間紙マガジン310に排出し、ガス拡散層105をガス拡散層マガジン305で吸着してコンベア315の入口側にローディングする。
コンベア315にローディングされたガス拡散層105は、接着層形成装置320を経由し、接着層形成装置320は、ガス拡散層105の設定された領域に接着剤を塗布して接着層115を形成する。
接着層形成装置は、接着剤を噴射して塗布する噴射ノズル360と、塗布される接着剤を映像データとして感知するカメラ365とを含み、制御部は、カメラから感知される映像データを用いて、噴射ノズルから噴射される接着剤の量と噴射ノズルの移動速度を制御することができる。
【0029】
そして、乾燥装置330は、約100℃の熱風を用いてガス拡散層105と接着層115を全体的に乾燥させることができ、加熱された熱板を用いてガス拡散層と接着層を乾燥させることができる。
同時に、検査ビジョン340(例えば、検査ビジョンカメラ)は、ガス拡散層105に形成された接着層115の形態を感知し、感知データを制御部333に送信する。
制御部333は、検査ビジョン340から送信された接着層115の形態を感知して厚さ、幅、位置を演算し、接着層115の形態が正常および異常であるかを判断する。
同時に、制御部333は、移動装置300を制御して、ガス拡散層105をコンベア315にローディングしたりアンローディングし、乾燥装置330と接着層形成装置320を制御する。
制御部333は、設定されたプログラムによって動作する1つ以上のマイクロプロセッサで実現され、設定されたプログラムは、本発明の実施形態に係る方法を行うための一連の命令を含む。
【0030】
図4は、本発明の実施形態に係る燃料電池部品の平面図である。
図4に示す通り、ガス拡散層105の周縁の一面に接着層115が形成され、接着層115は、ガス拡散層105の幅方向の周縁の一面に長さ方向に形成される。
接着層115は、アノード電極202およびカソード電極200に対応する反応境界400の外側に形成され、接着層115は、ガス拡散層105の外側面と反応境界400との間の設定された領域に連続的に形成される。
同時に、接着層115は、ガス拡散層105の外側面と反応境界400との間の設定された領域に設定された間隔をおいて不連続的に形成される。
【0031】
図5は、本発明の実施形態に係る燃料電池部品の製造方法を示すフローチャートである。
図5に示す通り、S500において、制御部333は、移動装置300を制御して、ガス拡散層105を吸着し、移送する。ここで、ガス拡散層105に付着した間紙は、設定された位置に排出される。
S510において、移動装置300は、吸着されたガス拡散層105をコンベア315の入口側にローディングさせる。そして、S520において、接着層形成装置320は、ガス拡散層105の設定された領域に接着層115を形成し、S530において、乾燥装置330は、熱風を用いて接着層115を乾燥させる。
次に、S540において、検査ビジョン340は、ガス拡散層105に形成された接着層115の形態を感知し、これを制御部333に送信し、制御部333は、接着層115の形態が正常であるかを判断する。
【0032】
そして、S550では、移動装置300がコンベア315の出口側から排出されるガス拡散層105を吸着してアンローディングし、設定された場所に積載する。接着層の幅は約2mmであり、乾燥後の幅は約3mmで実現され、熱風乾燥温度は摂氏約100度である。接着層が乾燥した状態で、検査ビジョンにより感知された形態に応じて、制御部は、正常なガス拡散層と異常なガス拡散層を分離してそれぞれ積載する。
同時に、接着層の塗布品質を向上させるために、周辺の温度は摂氏22度±1以内であり、湿度は70%±10以内であり、検査ビジョンは、レーザを用いて接着層の塗布厚さ、幅、および位置を感知することができ、接着層形成装置は、接着剤の供給および吐出量をリアルタイムでモニタリングすることができる。
【0033】
以上、本発明に関する好ましい実施形態を説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されず、本発明の属する技術分野を逸脱しない範囲での全ての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0034】
100:MEA
105a:上部ガス拡散層
105b:下部ガス拡散層
115:接着層
120:サブガスケット
200:カソード電極
202:アノード電極
204:電解質膜
300:移動装置
305:ガス拡散層マガジン
310:間紙マガジン
315:コンベア
320:接着層形成装置
330:乾燥装置
333:制御部
340:検査ビジョン
400:反応境界
図1
図2
図3
図4
図5