(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記1つまたは複数のOBSS協調パラメータが、OBSS PDしきい値選択基準を含み、前記OBSS PDしきい値が、前記OBSS PDしきい値選択基準に少なくとも部分的に基づいて選択される、請求項1に記載の方法。
前記OBSS PDしきい値のセットと前記送信電力レベルのセットとの間の前記マッピングを識別するステップであって、前記OBSS PDしきい値または前記送信電力を選択することが、前記マッピングに少なくとも部分的に基づく、ステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記1つまたは複数のOBSS協調パラメータが、OBSS PDしきい値選択基準を含み、前記選択するための手段が、前記OBSS PDしきい値選択基準に少なくとも部分的に基づいて、前記OBSS PDしきい値を選択するように動作可能である、請求項11に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0025】
いくつかのワイヤレス通信システムでは、基本サービスセット(BSS)の一部である局(STA)またはアクセスポイント(AP)などの送信ワイヤレスデバイスは、通信に使用される無線周波数スペクトルの利用可能性を決定するためにクリアチャネルアセスメント(CCA)手順を実行し得る。複数のBSSが比較的近接している可能性があり、重複BSS(OBSS)からの送信は、デバイスがチャネルへのアクセスを得るまたはチャネルを「獲得する(win)」能力に影響を及ぼす場合がある。たとえば、STAが別のデバイスからパケット(たとえば、プリアンブル)を検出した場合、STAは、パケットの受信電力がしきい値を上回る場合、検出されたパケットの持続時間の間に送信するのを控え得る。しかしながら、STAが別のデバイスからパケットを検出した場合、STAは、パケットの受信電力がしきい値未満である場合、依然として送信し得る。いくつかの場合には、STAの送信(TX)電力がある量だけ低下する場合、STAは対応してしきい値を増加させ得る。
【0026】
調整可能なOBSSプリアンブル検出(PD)しきい値の使用は、OBSS内のワイヤレスデバイスの増加したスループットを実現し得る。しかしながら、複数のデバイスが調整可能なOBSS PDしきい値を別々に利用することを試みる場合、そのような方法を通じて得られる効率が失われることがある。すなわち、ワイヤレスデバイス間の協力または協調の欠如は、非効率的な通信をもたらすことがあり、調整可能なOBSS PDしきい値を使用することからの利得の一部または全部がなくなることがある。たとえば、OBSSのグループ内の1つまたは複数のSTAは、各個々のSTAが、協調した決定から生じるであろうPDしきい値と送信電力の組合せと比較して全体的に低減されたスループットをもたらすPDしきい値と送信電力の組合せを選ぼうとする動機を有する、協調問題を経験することがある。これらの場合、システム内の他のデバイスからの追加の誘導がなければ、STAがワイヤレス媒体を最も効果的に割り振る様式で動作しようとする動機はほとんどないことがある。
【0027】
したがって、ワイヤレスネットワークのノード(たとえば、協調ネットワークデバイスまたはAP)は、OBSS内のSTAによって使用されるOBSS PDしきい値およびTX電力を決定することによって効率を高めることができる。ノードは、干渉を低減するために、通信リソースの再使用を誘導して複数のSTAによる協調性のない努力を回避し得る。そのような場合、APは、設定メッセージを使用してOBSS協調パラメータをSTAに送信し得る。OBSS協調パラメータは、STAがOBSS内にある間に使用するための特定のOBSS PDしきい値またはTX電力を含み得る。APはまた、OBSS PDしきい値および対応するTX電力の範囲を提供し得、STAはその範囲から選ぶことができる。追加または代替として、APは、STAがOBSS PDしきい値またはTX電力を決定する際に使用するための選択基準または公式を送信し得る。同様に、APによって選ばれたOBSS PDしきい値およびTX電力の範囲から選択する際に使用されるべき範囲選択基準または公式がSTAに提供され得る。いくつかの場合には、ノードは、ワイヤレスデバイスが受信されたパケット内の情報に基づいてそのOBSS PDしきい値またはTX電力を動的に変更することを可能にし得る。STAはまた、現在使用中のOBSS PDしきい値およびTX電力に関連付けられた情報を報告し得、改善された性能を可能にし得るOBSS PDしきい値またはTX電力を示し得る。
【0028】
上記で紹介した本開示の態様について、ワイヤレス通信システムの文脈において以下でより十分に説明する。次いで、アクセスポイント誘導再使用を使用するワイヤレスデバイスに関して、OBSS PDしきい値およびTX電力をマッピングするために使用される設定マッピングの一例について説明する。本開示の態様について、アクセスポイント誘導再使用に関する装置の図、システムの図、およびフローチャートによってさらに示し、それらを参照しながら説明する。
【0029】
図1は、本開示の様々な態様による、通信をサポートするWLAN100(Wi-Fiネットワークとしても知られる)を示す。WLAN100は、AP105と、複数の関連するSTA115とを含み得、STA115は、移動局、携帯情報端末(PDA)、他のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ラップトップ、ディスプレイデバイス(たとえば、TV、コンピュータモニタなど)、プリンタなどのデバイスを表し得る。AP105および関連する局115は、BSSまたは拡張サービスセット(ESS)を表し得る。ネットワーク内の様々なSTA115は、AP105を通じて互いと通信することができる。WLAN100の基本サービスエリア(BSA)を表し得る、AP105のカバレージエリア110も示されている。WLAN100に関連付けられた拡張ネットワーク局(図示せず)は、複数のAP105がESS内で接続されることを可能にし得るワイヤードまたはワイヤレス配信システムに接続され得る。WLAN100は、AP105がワイヤレスデバイスによって使用されるOBSS PDしきい値およびTX電力を協調させるとき、向上した効率を可能にし得る。
【0030】
図1には示されていないが、STA115は、2つ以上のカバレージエリア110の交差部に位置してもよく、2つ以上のAP105に関連付けてもよい。単一のAP105およびSTA115の関連するセットは、BSSと呼ばれることがある。ESSは、接続されたBSSのセットである。配信システム(図示せず)は、ESS内のAP105を接続するために使用され得る。いくつかの場合には、AP105のカバレージエリア110は、セクタ(同じく図示せず)に分割され得る。WLAN100は、様々な重複するカバレージエリア110とともに、異なるタイプ(たとえば、メトロポリタンエリア、ホームネットワークなど)のAP105を含み得る。2つのSTA115はまた、両方のSTA115が同じカバレージエリア110内にあるかどうかにかかわらず、直接ワイヤレスリンク125を介して直接通信し得る。直接ワイヤレスリンク125の例は、Wi-Fi Direct接続、Wi-Fiトンネルドダイレクトリンクセットアップ(TDLS)リンク、および他のグループ接続を含み得る。STA115およびAP105は、IEEE802.11、および限定はしないが、802.11b、802.11g、802.11a、802.11n、802.11ac、802.11ad、802.11ahなどを含むバージョンからの物理(PHY)レイヤおよび媒体アクセス制御(MAC)レイヤのためのWLAN無線およびベースバンドプロトコルに従って通信し得る。他の実装形態では、ピアツーピア接続またはアドホックネットワークがWLAN100内で実装され得る。
【0031】
いくつかの場合には、STA115またはAP105は、共有または無認可周波数スペクトルで動作し得る。これらのデバイスは、チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために通信する前にCCAを実行し得る。CCAは、任意の他のアクティブな送信があるかどうかを決定するためのエネルギー検出手順を含み得る。たとえば、デバイスは、電力メータの受信信号強度指示(RSSI)の変化が、チャネルが占有されていることを示すと推測し得る。具体的には、一定の帯域幅に集中し、所定の雑音フロアを超える信号電力は、別のワイヤレス送信機を示し得る。CCAはまた、チャネルの使用を示す特定のシーケンスの検出を含み得る。たとえば、別のデバイスは、データシーケンスを送信する前に特定のプリアンブルを送信し得る。
【0032】
いくつかの場合には、干渉送信がOBSSに関連付けられていると識別した後、STA115は、干渉送信のRSSIまたは電力密度をOBSSしきい値と比較し得る。RSSIまたは電力密度がOBSSしきい値を上回る場合、STA115は、衝突ベースのプロトコルに従って送信するのを控え得る。逆に、RSSIまたは電力密度がOBSSしきい値を下回る場合、STA115は、干渉送信と同時にAP105への送信を行い得る。このようにして、OBSSは、通信リソースを再使用し、ネットワークにおけるスループットを増加させることができる。干渉送信は、プリアンブルとデータ領域とを含み得るWLANパケットを含み得る。いくつかの事例では、STA115は、OBSSパケットの上で送信することができるように、OBSSしきい値を増加させるためにその送信電力を低減することができる。
【0033】
本明細書で説明するように、STA115は、OBSS協調パラメータを含む設定メッセージを受信し得る。次いで、OBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値またはTX電力を選択するために使用され得る。たとえば、OBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値もしくはTX電力の指示またはOBSS PDしきい値もしくはTX電力の範囲を含み得る。いくつかの場合には、協調パラメータは、示されたOBSS PDしきい値またはTX電力を選択するために使用され得る選択基準を含み得る。追加または代替として、範囲選択基準はまた、OBSS PDしきい値およびTX電力の範囲から選択するために使用され得る。次いで、ワイヤレスデバイスは、AP105と通信するために、選択されたOBSS PDしきい値またはTX電力を使用し得る。
【0034】
図2は、アクセスポイント誘導再使用をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレス通信システム200は、カバレージエリア110-aを有する第1のBSSに関連付けられたAP105-aおよびSTA115-aを含み得る。ワイヤレス通信システム200はまた、カバレージエリア110-aと重複するカバレージエリア110-bを有するOBSSに関連付けられ得るAP105-bおよびSTA115-bを含み得る。AP105-a、AP105-b、STA115-a、およびSTA115-bはすべて、互いと通信することができ、
図1を参照しながら説明した対応するデバイスの例であり得る。STA115を参照しながら以下で説明する例は、任意の数のワイヤレスデバイスによって実行され得る。ワイヤレス通信システム200は、AP105によるOBSS PDしきい値およびTX電力レベルの送信を実装し得る。
【0035】
ワイヤレス通信システム200では、送信ワイヤレスデバイス(たとえば、STA115-aまたはAP105-a)は、通信に使用される無線周波数スペクトルの利用可能性を決定するためにCCA手順を実行し得る。いくつかの場合には、複数のBSSが比較的近接している可能性があり、STA115-bからの干渉がSTA115-aの送信に影響を及ぼす場合がある。STA115-aは、STA115-bからプリアンブルを検出し、送信するかどうかを決定することができる。たとえば、STA115-aがSTA115-bからプリアンブルを検出した場合、STA115-aは、プリアンブルに関連付けられた電力がしきい値を上回る場合、送信するのを控え得る。しかしながら、STA115-aは、プリアンブルの電力が所定のしきい値未満である(かつ、いくつかの場合には、STA115-aの送信電力が対応する電力しきい値を下回る)場合、受信されたプリアンブルをドロップし、送信を続行することができる。
【0036】
このようにして、いくつかの場合には、STA115-aは、OBSS PDしきい値を調整しながら、対応してそのTX電力レベルを調整することができる。たとえば、STA115-aは、そのTX電力が低下する場合、そのOBSS PDしきい値レベルを増加させることができる。OBSS PDしきい値を増加させた後、STA115-bからのOBSS物理レイヤコンバージェンスプロシージャ(PLCP)プロトコルデータユニット(PPDU)が検出され得、次いで、STA115-aは、OBSS PPDUに関連付けられた電力に基づいて、送信するかどうかを決定し得る。
【0037】
調整可能なOBSS PDしきい値の使用は、STA115のための増加したスループットを可能にし得る。しかしながら、複数のデバイス(たとえば、STA115-aとSTA115-bの両方)が調整可能なOBSS PDしきい値を別々に利用することを試みる場合、そのような方法を通じて得られる効率が失われることがある。上記で説明したように、STA115間の協力または協調の欠如は、非効率的な通信をもたらすことがあり、調整可能なOBSS PDしきい値を使用することからのいかなる利得もなくなることがある。たとえば、STA115-aは、そのOBSS PDしきい値を調整する(かつ対応してそのTX電力を低減する)ことができるが、STA115-aに知られていないSTA115-bは、それを行わない。STA115-aは、それ自体のスループットを改善しようとして調整を実行するので、STA115-bは、低下した通信効率に悩まされることがある。同様に、STA115-aがそのOBSS PDしきい値をそのままにして、より大きいTX電力を維持し、STA115-bがそのOBSS PDしきい値を増加させる場合、STA115-bは、低下した通信効率に悩まされることがある。他方のSTA115がどのように働くかについての協調した知識がなければ、各STA115は、それ自体の性能を向上させる方法でしか働かず、したがって、ワイヤレス通信システムに対する正味効率のいかなる利得もなくすことがある。
【0038】
ワイヤレス通信システム200における効率を改善するために、STA115は、そのOBSS PDしきい値およびTX電力の選択において誘導され得る。OBSS PDしきい値またはTX電力は、ネットワークデバイス205-aまたはAP105-aによって決定され、STA115-aおよびSTA115-bに送信され得る。たとえば、AP105-aは、ネットワークデバイス205-aにおいて保持されている情報に基づいて、OBSS PDしきい値の選択においてSTA115-aおよびSTA115-bを誘導し得る。この技法は、AP105-aおよび/またはネットワークデバイス205-aが全体的な効率を高めるために必要とされる情報を有するマネージドネットワークにおいて有益であり得る。
【0039】
OBSS PDしきい値およびTX電力を含むOBSS協調パラメータは、設定メッセージにおいてAP105-aによってSTA115-aおよびSTA115-bに送信され得る。いくつかの場合には、AP105-aは、STA115-aおよびSTA115-bがOBSS内にある間に使用するための特定のOBSS PDしきい値またはTX電力を送信し得る。協調パラメータを受信した後、STA115-aは、STA115-bから受信されたパケットがドロップされ得るかどうか、または送信するのを控えるべきかどうかを決定するためにOBSS PDしきい値およびTX電力を使用し得る。いくつかの場合には、AP105-aは、OBSS PDしきい値および対応するTX電力の範囲を提供し得、STA115はその範囲から選ぶことができる。たとえば、AP105-aは、STA115-aおよびSTA115-bがその内で動作し得るOBSS PDしきい値またはTX電力の値に対応する上限境界および下限境界を選択し得る。このことは、協調したOBSS PDしきい値で、ただし、AP105-aまたはネットワークデバイス205-aによって決定された効率を高める定義された範囲内で、複数のSTA115が動作することを可能にし得る。
【0040】
追加または代替として、AP105-aは、STA115がそのOBSS PDしきい値およびTX電力を選択する際に使用するための基準または公式を提供し得る。たとえば、協調パラメータがAP105-aからのRSSI測定値に基づく場合、AP105-aは、STA115-aおよびSTA115-bが選択する協調パラメータを決定するための基準をSTA115-aおよびSTA115-bに送信し得る。同様に、AP105-aは、上記で説明したように、STA115がOBSS PDしきい値およびTX電力の範囲で動作することを可能にする基準または公式を提供し得る。そのような場合、STA115は、その基準を使用して、OBSS PDしきい値またはTX電力の上限および下限内で使用するための協調パラメータを選択し得る。
【0041】
いくつかの場合には、AP105-aは、STA115-aまたはSTA115-bが、着信OBSS PPDU内の情報に基づいて、そのOBSS PDしきい値およびTX電力を動的に変更することを可能にし得る。たとえば、AP105-aは、STA115-aがそのOBSS PDしきい値を動的に調整し得ることをSTA115-aにシグナリングし得、次いで、STA115-aは、STA115-bから受信されたパケット内に含まれている情報に基づいて、そのOBSS PDしきい値およびTX電力を選択し得る。すなわち、STA115-aは、AP105-aからの送信に基づいて協調パラメータを動的に選ぶ自由があり得る。
【0042】
いくつかの例では、STA115-aまたはSTA115-bは、現在使用中のOBSS PDしきい値およびTX電力についての情報をAP105-aに報告し得、改善された性能を可能にし得るOBSS PDしきい値を示し得る。報告される情報はAP105-aによって請求され得るか、またはSTA115がAP105-aの能力を改善するための情報を提示して、協調パラメータを提供し得る。たとえば、STA115-aは、その現在のOBSS PDしきい値およびTX電力を、それらのパラメータに関連付けられた利用可能な媒体エアタイムとともに報告し得る。次いで、AP105-aは、改善された効率が達成され得る場合、この情報を使用して、STA115-aによって使用されるOBSS PDしきい値を調整し得る。同様に、STA115-aは、異なるOBSS PDしきい値に関連付けられた信号対雑音比(SNR)(たとえば、信号対干渉雑音比(SINR))を報告し得、AP105-aは、報告される情報に基づいてOBSS PDしきい値を決定し得る。いくつかの場合には、STA115-aはまた、どのくらいの頻度でSTA115-aが着信OBSS PPDUを見るかを報告し得る。
【0043】
図3は、アクセスポイント誘導再使用のためのOBSS設定マッピング300の一例を示す。いくつかの場合には、OBSS設定マッピング300は、
図1〜
図2を参照しながら説明したAP105またはSTA115によって実行される、または
図2を参照しながら説明したネットワークデバイス205-aによって実行される技法の態様を表し得る。OBSS設定マッピング300は、競合ベースのワイヤレス通信システムにおいて使用されるOBSS PDしきい値と送信電力との間のマッピングを提供し得る。OBSS設定マッピング300は、TX電力に対するOBSS PDしきい値のマッピングの一例を示しているが、異なるマッピングを提供する他のプロットが、アクセスポイント誘導再使用について可能であり得る。
【0044】
いくつかの場合には、STA115またはAP105は、OBSS内で使用するための協調パラメータを決定するために、OBSS設定マッピング300を使用し得る。たとえば、STA115は最初に第1のOBSS PDしきい値305-aを使用し、第2のOBSS PDしきい値305-bに調整し得る(たとえば、第1のOBSS PDしきい値は-82dBmの値に対応し得、第2のOBSS PDしきい値は-62dBmの値に対応し得る)。
【0045】
いくつかの場合には、STA115は、改善されたスループットを達成するために、そのOBSS PDしきい値をOBSS設定マッピングに沿って調整し得る。たとえば、STA115は、そのOBSS PDしきい値を、STA115が近隣STA115から受信されたより低いTX電力に関連付けられたいかなるパケットも破棄することを可能にする、より高い値に調整し得る。次いで、STA115は、AP105と通信することに進む。
【0046】
OBSS PDしきい値の調整により、TX電力は、OBSS設定マッピング300に従って合同的に調整され得る。たとえば、そのOBSS PDしきい値を第2のOBSS PDしきい値305-bに調整するSTA115は、そのTX電力を第1のTX電力310-aに低減し得る。同様に、第1のTX電力310-aよりも大きい第2のTX電力310-bは、第1のOBSS PDしきい値305-aに関連付けられ得る。このようにして、OBSS PDしきい値は、OBSS設定マッピング300に基づいてTX電力にマッピングされ得る。
【0047】
いくつかの場合には、AP105は、OBSS協調パラメータをSTA115に送信し得、協調パラメータは、TX電力および対応するOBSS PDしきい値に関連付けられた動作点315を含む。AP105-aはまた、動作点315を決定するための選択基準をSTAに提供し得る。
【0048】
追加または代替として、AP105は、STA115が使用するためのTX電力およびOBSS PDしきい値の範囲320を提供し得る。AP105はまた、OBSS内で使用するためのOBSS PDしきい値およびTX電力の範囲320を取得するための範囲選択基準をSTA115に提供し得る。いくつかの場合には、AP105は、STA115が受信されたパケット(たとえば、受信されたOBSS PPDU)内の情報に基づいてそのOBSS PDしきい値またはTX電力をOBSS設定マッピング300に沿って動的に変更することを可能にし得る。
【0049】
図4は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用のためのプロセスフロー400の一例を示す。プロセスフロー400は、
図1〜
図2を参照しながら説明した対応するデバイスの例であり得るAP105-c、STA115-c、およびネットワークデバイス205-bを含み得る。
【0050】
いくつかの例では、ステップ405において、ネットワークデバイス205-bが、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを決定し、設定メッセージに含めるためにこれらのパラメータをAP105-cに送り得る。他の例では、AP105-cが、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを決定し得る。
【0051】
ステップ410において、AP105-cが1つまたは複数のOBSS協調パラメータを含む設定メッセージを送信し得、STA115-cがその設定メッセージを受信し得る。いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値または送信電力の指示を含む。1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値選択基準を含み得る。いくつかの例では、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングの範囲を含む。
【0052】
追加または代替として、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングに対応する範囲選択基準を含む。いくつかの場合には、STA115-cが、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングを識別し得、OBSS PDしきい値または送信電力を選択することは、マッピングに基づく。
【0053】
ステップ415において、STA115-cが、設定メッセージのOBSS協調パラメータに基づいて、OBSS PDしきい値または送信電力を選択し得る。いくつかの場合には、OBSS PDしきい値または送信電力は、OBSS PDしきい値選択基準に基づいて選択される。いくつかの場合には、OBSS PDしきい値または送信電力は、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングの範囲内から選択される。追加または代替として、OBSS PDしきい値または送信電力は、範囲選択基準を使用して選択される。いくつかの例では、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値もしくは送信電力、または両方を自律的に選択するための指示を含む。
【0054】
ステップ420において、STA115-cが、選択されたOBSS PDしきい値、OBSS PDしきい値のセットに関連付けられた媒体利用可能率のセット、SNR、またはロケーションを示す信号を任意選択で送信し得、AP105-cがその信号を受信し得る。いくつかの例では、AP105-cが、受信された信号をネットワークデバイス205-bに送信し得、この信号は、追加のOBSS協調パラメータを決定するためにネットワークデバイス205-bまたはAP105-cのいずれかによって使用され得る。
【0055】
ステップ430において、STA115-cが、OBSS内のデバイスからの送信のためのプリアンブルを検出し得る。いくつかの例では、OBSS PDしきい値または送信電力は、検出されたプリアンブルに基づいて選択される。
【0056】
ステップ435において、STA115-cが、OBSS PDしきい値に基づいて、メッセージを送信する(たとえば、メッセージをAP105-cに、ネットワークデバイス205-bに、または別のワイヤレスデバイスに送信する)ことまたはメッセージを送信するのを控えることを決定し得る。ステップ440において、STA115-cおよびAP105-cが、OBSS PDしきい値または送信電力を使用して通信し得る。
【0057】
図5は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用をサポートするワイヤレスデバイス500のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス500は、
図1および
図2を参照しながら説明したSTA115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス500は、受信機505と、送信機510と、AP誘導再使用マネージャ515とを含み得る。ワイヤレスデバイス500はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。
【0058】
受信機505は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネルなど)に関連付けられた制御情報などの情報、およびアクセスポイント誘導再使用に関する情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機505は、
図8を参照しながら説明するトランシーバ825の態様の一例であり得る。
【0059】
送信機510は、ワイヤレスデバイス500の他の構成要素から受信された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機510は、トランシーバモジュール内で受信機とコロケートされ得る。たとえば、送信機510は、
図8を参照しながら説明するトランシーバ825の態様の一例であり得る。送信機510は、単一のアンテナを含み得るか、または複数のアンテナを含み得る。
【0060】
AP誘導再使用マネージャ515は、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを含む設定メッセージを受信し、設定メッセージのOBSS協調パラメータに基づいて、OBSS PDしきい値または送信電力を選択し、OBSS PDしきい値または送信電力を使用してAPと通信し得る。いくつかの場合には、AP誘導再使用マネージャ515は、OBSS PDしきい値に基づいて、送信するかどうかを決定し得る。AP誘導再使用マネージャ515はまた、
図8を参照しながら説明するAP誘導再使用マネージャ805の態様の一例であり得る。
【0061】
図6は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用をサポートするワイヤレスデバイス600のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス600は、
図1、
図2および
図5を参照しながら説明したワイヤレスデバイス500またはSTA115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス600は、受信機605と、AP誘導再使用マネージャ610と、送信機630とを含み得る。ワイヤレスデバイス600はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。
【0062】
受信機605は、デバイスの他の構成要素に渡され得る情報を受信し得る。受信機605はまた、
図5の受信機505を参照しながら説明した機能を実行し得る。受信機605は、
図8を参照しながら説明するトランシーバ825の態様の一例であり得る。
【0063】
AP誘導再使用マネージャ610は、
図5を参照しながら説明したAP誘導再使用マネージャ515の態様の一例であり得る。AP誘導再使用マネージャ610は、PD設定構成要素615と、PDしきい値構成要素620と、OBSS通信構成要素625とを含み得る。AP誘導再使用マネージャ610は、
図8を参照しながら説明するAP誘導再使用マネージャ805の態様の一例であり得る。
【0064】
PD設定構成要素615は、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを含む設定メッセージを受信し得る。いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングの範囲を含み、OBSS PDしきい値または送信電力は、その範囲内から選択される。
【0065】
いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングに対応する範囲選択基準を含み、OBSS PDしきい値または送信電力は、範囲選択基準を使用して選択される。いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値もしくは送信電力、または両方を自律的に選択するための指示を含む。
【0066】
いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値または送信電力の指示を含む。いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値選択基準を含み、OBSS PDしきい値または送信電力は、OBSS PDしきい値選択基準に基づいて選択される。
【0067】
PDしきい値構成要素620は、OBSS PDしきい値に基づいて、メッセージを送信する(メッセージをAP105または別のワイヤレスデバイスに送信するなど)ことまたはメッセージを送信するのを控えることを決定し、設定メッセージのOBSS協調パラメータに基づいて、OBSS PDしきい値または送信電力を選択し得る。いくつかの場合には、OBSS PDしきい値または送信電力は、検出されたプリアンブルに基づいて選択される。OBSS通信構成要素625は、OBSS PDしきい値または送信電力を使用してAPと通信し得る。
【0068】
送信機630は、ワイヤレスデバイス600の他の構成要素から受信された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機630は、トランシーバモジュール内で受信機とコロケートされ得る。たとえば、送信機630は、
図8を参照しながら説明するトランシーバ825の態様の一例であり得る。送信機630は、単一のアンテナを利用し得るか、または複数のアンテナを利用し得る。
【0069】
図7は、ワイヤレスデバイス500またはワイヤレスデバイス600の対応する構成要素の一例であり得るAP誘導再使用マネージャ700のブロック図を示す。すなわち、AP誘導再使用マネージャ700は、
図5および
図6を参照しながら説明したAP誘導再使用マネージャ515またはAP誘導再使用マネージャ610の態様の一例であり得る。AP誘導再使用マネージャ700はまた、
図8を参照しながら説明するAP誘導再使用マネージャ805の態様の一例であり得る。
【0070】
AP誘導再使用マネージャ700は、OBSS通信構成要素705と、プリアンブル検出構成要素710と、PDしきい値/TX電力マッピング構成要素715と、PDしきい値フィードバック構成要素720と、PD設定構成要素725と、PDしきい値構成要素730とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)直接または間接的に互いと通信し得る。OBSS通信構成要素705は、OBSS PDしきい値または送信電力を使用してAPと通信し得る。プリアンブル検出構成要素710は、OBSS内のデバイスからの送信のためのプリアンブルを検出し得る。
【0071】
PDしきい値/TX電力マッピング構成要素715は、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングを識別し得、OBSS PDしきい値または送信電力を選択することは、マッピングに基づく。PDしきい値フィードバック構成要素720は、選択されたOBSS PDしきい値、OBSS PDしきい値のセットに関連付けられた媒体利用可能率のセット、SNR、またはロケーションを示す信号を送信し得る。
【0072】
PD設定構成要素725は、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを含む設定メッセージを受信し得る。いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングの範囲を含み、OBSS PDしきい値または送信電力は、その範囲内から選択される。
【0073】
PDしきい値構成要素730は、OBSS PDしきい値に基づいて、メッセージを送信することまたはメッセージを送信するのを控えることを決定し、設定メッセージのOBSS協調パラメータに基づいて、OBSS PDしきい値または送信電力を選択し得る。
【0074】
図8は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用をサポートするデバイスを含むシステム800の図を示す。たとえば、システム800は、
図1、
図2および
図5〜
図7を参照しながら説明したワイヤレスデバイス500、ワイヤレスデバイス600、またはSTA115の一例であり得るSTA115-dを含み得る。
【0075】
STA115-dはまた、AP誘導再使用マネージャ805と、メモリ810と、プロセッサ820と、トランシーバ825と、アンテナ830と、CCAモジュール835とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)直接または間接的に互いと通信し得る。AP誘導再使用マネージャ805は、
図5〜
図7を参照しながら説明したAP誘導再使用マネージャの一例であり得る。
【0076】
メモリ810は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ810は、実行されると、本明細書で説明する様々な機能(たとえば、アクセスポイント誘導再使用など)をプロセッサに実行させる命令を含む、コンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェアを記憶し得る。いくつかの場合には、ソフトウェア815は、プロセッサによって直接実行可能ではない場合があるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。プロセッサ820は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)など)を含み得る。
【0077】
トランシーバ825は、上記で説明したように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ825は、AP105またはSTA115と双方向に通信し得る。トランシーバ825はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、アンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ830を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ830を有し得る。CCAモジュール835は、
図1を参照しながら上記で説明したCCAなどのリッスンビフォアトーク(LBT)手順を実行し得る。
【0078】
図9は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用をサポートするワイヤレスデバイス900のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス900は、
図1および
図2を参照しながら説明したAP105またはネットワークデバイス205の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス900は、受信機905と、AP誘導再使用マネージャ910と、送信機915とを含み得る。ワイヤレスデバイス900はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。
【0079】
受信機905は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネルなど)に関連付けられた制御情報などの情報、およびアクセスポイント誘導再使用に関する情報を受信し得る。情報は、デバイスの他の構成要素に渡され得る。受信機905は、
図12Aまたは
図12Bを参照しながら説明するトランシーバ1225またはトランシーバ1260の態様の一例であり得る。
【0080】
AP誘導再使用マネージャ910は、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを決定し、1つまたは複数のOBSS協調パラメータに基づいてSTAと通信し得る。AP誘導再使用マネージャ910はまた、
図12Aまたは
図12Bを参照しながら説明するAP誘導再使用マネージャ1205またはAP誘導再使用マネージャ1240の態様の一例であり得る。
【0081】
送信機915は、ワイヤレスデバイス900の他の構成要素から受信された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機915は、トランシーバモジュール内で受信機とコロケートされ得る。たとえば、送信機915は、
図12Aまたは
図12Bを参照しながら説明するトランシーバ1225またはトランシーバ1260の態様の一例であり得る。送信機915は、単一のアンテナを含み得るか、または複数のアンテナを含み得る。
【0082】
図10は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用をサポートするワイヤレスデバイス1000のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス1000は、
図1、
図2および
図9を参照しながら説明したワイヤレスデバイス900、ネットワークデバイス205、またはAP105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1000は、受信機1005と、AP誘導再使用マネージャ1010と、送信機1025とを含み得る。ワイヤレスデバイス1000はまた、プロセッサを含み得る。これらの構成要素の各々は、互いと通信していることがある。
【0083】
受信機1005は、デバイスの他の構成要素に渡され得る情報を受信し得る。受信機1005はまた、
図9の受信機905を参照しながら説明した機能を実行し得る。受信機1005は、
図12Aまたは
図12Bを参照しながら説明するトランシーバ1225またはトランシーバ1260の態様の一例であり得る。
【0084】
AP誘導再使用マネージャ1010は、
図9を参照しながら説明したAP誘導再使用マネージャ910の態様の一例であり得る。AP誘導再使用マネージャ1010は、OBSS協調構成要素1015と、OBSS通信構成要素1020とを含み得る。AP誘導再使用マネージャ1010は、
図12Aまたは
図12Bを参照しながら説明するAP誘導再使用マネージャ1205またはAP誘導再使用マネージャ1240の態様の一例であり得る。
【0085】
OBSS協調構成要素1015は、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを決定し、設定メッセージに含めるために1つまたは複数のOBSS協調パラメータをAPに送り(すなわち、ワイヤレスデバイス1000がネットワークデバイス205に対応する場合)、あるいはネットワークエンティティから1つまたは複数のOBSS協調パラメータを受信し(すなわち、ワイヤレスデバイス1000がAP105に対応する場合)得る。
【0086】
いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値または送信電力の指示を含む。いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値選択基準を含む。いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングの範囲を含む。いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングに対応する範囲選択基準を含む。いくつかの場合には、1つまたは複数のOBSS協調パラメータは、OBSS PDしきい値および送信電力を自律的に選択するための指示を含む。OBSS通信構成要素1020は、1つまたは複数のOBSS協調パラメータに基づいてSTAと通信し得る。
【0087】
送信機1025は、ワイヤレスデバイス1000の他の構成要素から受信された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1025は、トランシーバモジュール内で受信機とコロケートされ得る。たとえば、送信機1025は、
図12Aまたは
図12Bを参照しながら説明するトランシーバ1225またはトランシーバ1260の態様の一例であり得る。送信機1025は、単一のアンテナを利用し得るか、または複数のアンテナを利用し得る。
【0088】
図11は、ワイヤレスデバイス900またはワイヤレスデバイス1000の対応する構成要素の一例であり得るAP誘導再使用マネージャ1100のブロック図を示す。すなわち、AP誘導再使用マネージャ1100は、
図9および
図10を参照しながら説明したAP誘導再使用マネージャ910またはAP誘導再使用マネージャ1010の態様の一例であり得る。AP誘導再使用マネージャ1100はまた、
図12Aまたは
図12Bを参照しながら説明するAP誘導再使用マネージャ1205またはAP誘導再使用マネージャ1240の態様の一例であり得る。
【0089】
AP誘導再使用マネージャ1100は、PD設定構成要素1105と、OBSS協調構成要素1110と、PDしきい値/TX電力マッピング構成要素1115と、PDしきい値フィードバック構成要素1120と、OBSS通信構成要素1125とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)直接または間接的に互いと通信し得る。PD設定構成要素1105は、設定メッセージをSTAに送信し得、設定メッセージは、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを含み、STAとの通信は、設定メッセージに基づく。
【0090】
OBSS協調構成要素1110は、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを決定し、設定メッセージに含めるために1つまたは複数のOBSS協調パラメータをAPに送り、ネットワークエンティティから1つまたは複数のOBSS協調パラメータを受信し得る。PDしきい値/TX電力マッピング構成要素1115は、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングを識別し得、OBSS協調パラメータは、マッピングに基づく。
【0091】
PDしきい値フィードバック構成要素1120は、選択されたOBSS PDしきい値、OBSS PDしきい値のセットに関連付けられた媒体利用可能率のセット、SNR、またはロケーションを示す信号を受信し得る。OBSS通信構成要素1125は、1つまたは複数のOBSS協調パラメータに基づいてSTAと通信し得る。
【0092】
図12Aは、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用をサポートするデバイスを含むシステム1201の図を示す。たとえば、システム1201は、
図1、
図2および
図9〜
図11を参照しながら説明したワイヤレスデバイス900、ワイヤレスデバイス1000、またはAP105の一例であり得るAP105-eを含み得る。
【0093】
AP105-eはまた、AP誘導再使用マネージャ1205と、メモリ1210と、プロセッサ1220と、トランシーバ1225と、アンテナ1230と、ネットワーク協調モジュール1235とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)直接または間接的に互いと通信し得る。AP誘導再使用マネージャ1205は、
図9〜
図11を参照しながら説明したAP誘導再使用マネージャの一例であり得る。
【0094】
メモリ1210は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ1210は、実行されると、本明細書で説明する様々な機能(たとえば、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを決定する、アクセスポイント誘導再使用など)をプロセッサに実行させる命令を含む、コンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェアを記憶し得る。いくつかの場合には、ソフトウェア1215は、プロセッサによって直接実行可能ではない場合があるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。プロセッサ1220は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなど)を含み得る。
【0095】
トランシーバ1225は、上記で説明したように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1225は、AP105またはSTA115と双方向に通信し得る。トランシーバ1225はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、アンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1230を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ830を有し得る。
【0096】
ネットワーク協調モジュール1235は、たとえば、本明細書で説明するようにOBSS協調パラメータを確立するために、他のAP105と協調し得る。いくつかの場合には、ネットワーク協調モジュール1235は、ネットワークデバイス205と協調し得る。他の場合には、ネットワーク協調モジュール1235は、他のAP105(図示せず)と直接通信し得る。
【0097】
図12Bは、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用をサポートするデバイスを含むシステム1202の図を示す。たとえば、システム1202は、
図1、
図2および
図9〜
図11を参照しながら説明したワイヤレスデバイス900、ワイヤレスデバイス1000、またはネットワークデバイス205の一例であり得るネットワークデバイス205-dを含み得る。
【0098】
ネットワークデバイス205-dはまた、AP誘導再使用マネージャ1240と、メモリ1245と、プロセッサ1255と、トランシーバ1260と、アンテナ1265と、ネットワーク協調モジュール1270とを含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)直接または間接的に互いと通信し得る。AP誘導再使用マネージャ1240は、
図9〜
図11を参照しながら説明したAP誘導再使用マネージャの一例であり得る。
【0099】
メモリ1245は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ1245は、実行されると、本明細書で説明する様々な機能(たとえば、OBSS協調パラメータを決定する、アクセスポイント誘導再使用など)をプロセッサに実行させる命令を含む、コンピュータ可読コンピュータ実行可能ソフトウェアを記憶し得る。いくつかの場合には、ソフトウェア1250は、プロセッサによって直接実行可能ではない場合があるが、(たとえば、コンパイルされ、実行されると)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させ得る。プロセッサ1255は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、CPU、マイクロコントローラ、ASICなど)を含み得る。
【0100】
トランシーバ1260は、上記で説明したように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンクまたはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1260は、AP105またはSTA115と双方向に通信し得る。トランシーバ1260はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与え、アンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
【0101】
いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1265を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1265を有し得る。ネットワーク協調モジュール1270は、たとえば、本明細書で説明するようにOBSS協調パラメータを確立するために、AP105と協調し得る。
【0102】
図13は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用のための方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、
図1および
図2を参照しながら説明したSTA115などのデバイスまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1300の動作は、本明細書で説明するように、AP誘導再使用マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、STA115は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、STA115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
【0103】
ブロック1305において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを含む設定メッセージを受信し得る。いくつかの例では、ブロック1305の動作は、
図6を参照しながら説明したように、PD設定構成要素によって実行され得る。
【0104】
ブロック1310において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、設定メッセージのOBSS協調パラメータに基づいて、OBSS PDしきい値または送信電力を選択し得る。いくつかの例では、ブロック1310の動作は、
図6を参照しながら説明したように、PDしきい値構成要素によって実行され得る。
【0105】
ブロック1315において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、OBSS PDしきい値または送信電力を使用してAPと通信し得る。いくつかの例では、ブロック1315の動作は、
図6を参照しながら説明したように、OBSS通信構成要素によって実行され得る。
【0106】
図14は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用のための方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、
図1および
図2を参照しながら説明したSTA115などのデバイスまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、本明細書で説明するように、AP誘導再使用マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、STA115は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、STA115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
【0107】
ブロック1405において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを含む設定メッセージを受信し得る。いくつかの例では、ブロック1405の動作は、
図6を参照しながら説明したように、PD設定構成要素によって実行され得る。
【0108】
ブロック1410において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、設定メッセージのOBSS協調パラメータに基づいて、OBSS PDしきい値または送信電力を選択し得る。いくつかの例では、ブロック1410の動作は、
図6を参照しながら説明したように、PDしきい値構成要素によって実行され得る。
【0109】
ブロック1415において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、OBSS内のデバイスからの送信のためのプリアンブルを検出し得る。いくつかの例では、ブロック1415の動作は、
図6を参照しながら説明したように、プリアンブル検出構成要素によって実行され得る。
【0110】
ブロック1420において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、OBSS PDしきい値に基づいて、メッセージを送信することまたはメッセージを送信するのを控えることを決定し得る。いくつかの例では、ブロック1420の動作は、
図6を参照しながら説明したように、PDしきい値構成要素によって実行され得る。
【0111】
ブロック1425において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、OBSS PDしきい値または送信電力を使用してAPと通信し得る。いくつかの例では、ブロック1425の動作は、
図6を参照しながら説明したように、OBSS通信構成要素によって実行され得る。
【0112】
図15は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用のための方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、
図1および
図2を参照しながら説明したSTA115などのデバイスまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、本明細書で説明するように、AP誘導再使用マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、STA115は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、STA115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
【0113】
ブロック1505において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを含む設定メッセージを受信し得る。いくつかの例では、ブロック1505の動作は、
図6を参照しながら説明したように、PD設定構成要素によって実行され得る。
【0114】
ブロック1510において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、OBSS PDしきい値のセットと送信電力レベルのセットとの間のマッピングを識別し得る。いくつかの例では、ブロック1510の動作は、
図6を参照しながら説明したように、PDしきい値/TX電力マッピング構成要素によって実行され得る。
【0115】
ブロック1515において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、設定メッセージのOBSS協調パラメータに基づいて、OBSS PDしきい値または送信電力を選択し得、OBSS PDしきい値または送信電力を選択することは、マッピングに基づく。いくつかの例では、ブロック1515の動作は、
図6を参照しながら説明したように、PDしきい値構成要素によって実行され得る。
【0116】
ブロック1520において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、OBSS PDしきい値または送信電力を使用してAPと通信し得る。いくつかの例では、ブロック1520の動作は、
図6を参照しながら説明したように、OBSS通信構成要素によって実行され得る。
【0117】
図16は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用のための方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、
図1および
図2を参照しながら説明したSTA115などのデバイスまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、本明細書で説明するように、AP誘導再使用マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、STA115は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、STA115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
【0118】
ブロック1605において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを含む設定メッセージを受信し得る。いくつかの例では、ブロック1605の動作は、
図6を参照しながら説明したように、PD設定構成要素によって実行され得る。
【0119】
ブロック1610において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、設定メッセージのOBSS協調パラメータに基づいて、OBSS PDしきい値または送信電力を選択し得る。いくつかの例では、ブロック1610の動作は、
図6を参照しながら説明したように、PDしきい値構成要素によって実行され得る。
【0120】
ブロック1615において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、選択されたOBSS PDしきい値、OBSS PDしきい値のセットに関連付けられた媒体利用可能率のセット、SNR、またはロケーションを示す信号を送信し得る。いくつかの例では、ブロック1615の動作は、
図6を参照しながら説明したように、PDしきい値フィードバック構成要素によって実行され得る。
【0121】
ブロック1620において、STA115は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、OBSS PDしきい値または送信電力を使用してAPと通信し得る。いくつかの例では、ブロック1620の動作は、
図6を参照しながら説明したように、OBSS通信構成要素によって実行され得る。
【0122】
図17は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用のための方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、
図1および
図2を参照しながら説明したAP105もしくはネットワークデバイス205などのデバイスまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、本明細書で説明するように、AP誘導再使用マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、AP105またはネットワークデバイス205は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、AP105またはネットワークデバイス205は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
【0123】
ブロック1705において、AP105またはネットワークデバイス205は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを決定し得る。いくつかの例では、ブロック1705の動作は、
図10を参照しながら説明したように、OBSS協調構成要素によって実行され得る。
【0124】
ブロック1710において、AP105またはネットワークデバイス205は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、1つまたは複数のOBSS協調パラメータに基づいてSTAと通信し得る。いくつかの例では、ブロック1710の動作は、
図10を参照しながら説明したように、OBSS通信構成要素によって実行され得る。
【0125】
図18は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用のための方法1800を示すフローチャートを示す。方法1800の動作は、
図1および
図2を参照しながら説明したネットワークデバイス205などのデバイスまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1800の動作は、本明細書で説明するように、AP誘導再使用マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、ネットワークデバイス205は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、ネットワークデバイス205は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
【0126】
ブロック1805において、ネットワークデバイス205は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを決定し得る。いくつかの例では、ブロック1805の動作は、
図10を参照しながら説明したように、OBSS協調構成要素によって実行され得る。
【0127】
ブロック1810において、ネットワークデバイス205は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、設定メッセージに含めるために1つまたは複数のOBSS協調パラメータを送り(たとえば、OBSS協調パラメータをAPに送り)得る。いくつかの例では、ブロック1810の動作は、
図10を参照しながら説明したように、OBSS協調構成要素によって実行され得る。
【0128】
ブロック1815において、AP105は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、1つまたは複数のOBSS協調パラメータに基づいてSTAと通信し得る。いくつかの例では、ブロック1815の動作は、
図10を参照しながら説明したように、OBSS通信構成要素によって実行され得る。
【0129】
図19は、本開示の様々な態様による、アクセスポイント誘導再使用のための方法1900を示すフローチャートを示す。方法1900の動作は、
図1および
図2を参照しながら説明したAP105などのデバイスまたはその構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1900の動作は、本明細書で説明するように、AP誘導再使用マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、AP105は、以下で説明する機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、AP105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明する機能の態様を実行し得る。
【0130】
ブロック1905において、AP105は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを決定し得る。いくつかの例では、ブロック1905の動作は、
図10を参照しながら説明したように、OBSS協調構成要素によって実行され得る。
【0131】
ブロック1910において、AP105は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、設定メッセージをSTAに送信し得、設定メッセージは、1つまたは複数のOBSS協調パラメータを含む。いくつかの例では、ブロック1910の動作は、
図10を参照しながら説明したように、PD設定構成要素によって実行され得る。
【0132】
ブロック1915において、AP105は、
図2〜
図4を参照しながら上記で説明したように、1つまたは複数のOBSS協調パラメータに基づいてSTAと通信し得、STAとの通信は、設定メッセージに基づく。いくつかの例では、ブロック1915の動作は、
図10を参照しながら説明したように、OBSS通信構成要素によって実行され得る。
【0133】
これらの方法は、可能な実装形態について説明しており、動作およびステップは、他の実装形態が可能であるように並べ替えられるか、または別の方法で修正される場合があることに留意されたい。いくつかの例では、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。たとえば、方法の各々の態様は、その他の方法のステップもしくは態様、または本明細書で説明する他のステップもしくは技法を含み得る。このようにして、本開示の態様は、アクセスポイント誘導再使用を実現し得る。
【0134】
本明細書での説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために与えられる。本開示に対する様々な修正は、当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義する一般原理は、本開示の範囲を逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明する例および設計に限定されるべきではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【0135】
本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲および添付の特許請求の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が異なるPHYロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲内を含めて、本明細書で使用する場合、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「1つまたは複数の」などの句で始まるまたは終わる項目のリスト)において使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストがAまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的リストを示す。
【0136】
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る任意の他の非一時的媒体を含むことができる。また、いかなる接続も適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。
【0137】
たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0138】
本明細書で説明する1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ整合され得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに使用され得る。
【0139】
このようにして、本開示の態様は、アクセスポイント誘導再使用を実現し得る。これらの方法は、可能な実装形態について説明しており、動作およびステップは、他の実装形態が可能であるように並べ替えられるか、または別の方法で修正される場合があることに留意されたい。いくつかの例では、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わされ得る。
【0140】
本明細書の本開示に関して説明する様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。
【0141】
プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装され得る。したがって、本明細書で説明する機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、少なくとも1つの集積回路(IC)上で実行され得る。様々な例では、当技術分野で知られている任意の様式でプログラムされ得る、異なるタイプのIC(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、FPGA、または別のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用プロセッサまたは特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリにおいて具現化された命令を用いて実装され得る。
【0142】
添付の図では、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有する場合がある。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別される場合がある。第1の参照ラベルのみが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。