特許6885988IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

機械式計時器発振器に関し、機械式計時器発振器は、第1の剛性支持要素、第2の中実慣性要素、及び前記第1の剛性支持要素と前記第2の中実慣性要素との間に少なくとも2つの第1の可撓性条片を備え、少なくとも2つの第1の可撓性条片は、前記第2の中実慣性要素を支持し、前記第2の中実慣性要素を静止位置に戻すように構成し、前記第2の中実慣性要素は、発振平面内で前記静止位置回りに角度を付けて発振するように構成し、前記2つの第1の可撓性条片は、互いに接触せず、発振平面上の第1の可撓性条片の突出部は、静止位置において、交差点で交差し、交差点にすぐ近接して又は交差点を通って、前記第2の中実慣性要素の回転軸が前記発振平面に直交して通過し、前記第1の剛性支持要素及び前記第2の中実慣性要素内の前記第1の可撓性条片の埋め込み点は、前記発振平面に平行である2つの条片方向を画定する。 本発明は、少なくとも1つのそのような機械式発振器を含む計時器ムーブメントにも関する。 本発明は、少なくとも1つのそのような計時器ムーブメントを含む時計にも関する。 本発明は、撓み支承体を備える計時器のための機械式発振器の分野に関し、撓み条片は、可動要素を保持し、戻す機能を実施する。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、撓み支承体を有する機械式発振器を展開することを提案し、機械式発振器の角度行程は、既存の脱進機機構に適合し、機械式発振器の撓み支承体は、あらゆる変形とは無関係に規則的に挙動する。 回転撓み支承体を有するこの共振器は、以下の特性:
−高い品質計数;
−大きな角度行程;
−良好な等時性;
−空間内での高い位置不感受性
を有さなければならない。 撓み支承体が、発振平面に平行な平面内に突出する状態で交差する条片を有し、前記条片が、固定質量及び移動質量を結合するという特定のケースを考慮すると、枢動体の可能な角度行程θは、一方の、固定質量及び交差点における条片の埋め込み点からの距離Dと、もう一方の、2つの相対する埋め込み点の間の伸長部における同じ条片の全長Lとの間の関係X=D/Lに依存する。M.H.Kahrobaiyanチームの上述の著書は、ここでは90°である交差点において、所与の頂点角度αを有する所与の対の条片の場合、この可能な角度行程θがX=D/L=0.5であると最大であり、実質的に対称な曲線ではこの値から急激に減少することを示している。しかし、そのような交差条片枢動体は、X=D/L=0.5であってα=90°である場合、等時性ではない。 したがって、本発明は、条片の交差点における頂点角度αの値と、比率X=D/Lの値との間の有利な組合せの範囲を調査し、等時性の枢動体、及び条片のそれぞれの縦横比の最適な値を得るようにする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

この目的で、本発明は、請求項1に記載の機械式発振器

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】機械式発振器の第1の変形形態の概略斜視図であり、機械式発振器は、細長い形状の第1の剛性支持要素を含み、第1の剛性支持要素をムーブメント等の板に取り付けるため、第1の剛性支持要素に、2つの独立した可撓性条片によって第2の中実慣性要素が懸架され、可撓性条片は、前記第2の慣性要素の発振平面上に突出する状態で交差し、第2の慣性要素は、標準的ながんぎ車を有する従来のスイスレバー脱進機と協働する。

【図2】図1の発振器の概略斜視図である。

【図3】図1の発振器の条片の交差軸を通る概略断面図である。

【図4】図2の概略詳細図であり、条片交差点と、共振器の質量中心の突出部との間のずれを示し、このずれの詳細は、以下で説明する異なる変形形態に同様に適用可能である。

【図5】グラフであり、このグラフは、横軸上に、一方の、固定質量及び交差点における条片の埋め込み点からの距離Dと、もう一方の、2つの相対する埋め込み点の間の同じ条片の全長Lとの間に比率X=D/Lを有し、縦軸上に、可撓性条片の交差点の頂点角度を有する。グラフは、2つの上側曲線及び下側曲線を破線で画定し、上側曲線及び下側曲線は、等時性を保証するこれらのパラメータの間の許容可能な領域の境界を画定する。実線曲線は、有利な値を示す。

【図6】図1と同様の、機械式発振器の第2の変形形態の図であり、細長い形状の第1の剛性支持要素は、固定構造体に対しても可動であり、第2のセットの可撓性条片により、第3の剛性要素によって支持され、第2のセットの可撓性条片は、第1の可撓性条片と同様に配置され、第2の慣性要素も、従来の脱進機機構(図示せず)と協働するように構成する。

【図7】図6の発振器の概略平面図である。

【図8】図1の発振器の条片の交差軸を通る概略断面図である。

【図9】そのような共振器を有するムーブメントを含む時計を表すブロック図である。

【図10】可撓性条片を有する支承体の概略斜視図であり、可撓性条片は、固定構造体と慣性要素との間に突出する状態で交差する。

【図11】図10と同様の、理論的な撓み支承体の図であり、各条片は、図10の条片の縦横比よりも高い縦横比を有する。

【図12】図10と同様の、本発明による撓み支承体の図であり、この撓み支承体は、弾性的に戻る点で図11の理論的支承体と同等であるが、より多数の条片を有し、各条片は、10未満の縦横比を有する。この変形形態では、第1の型の2つの基本条片は、第1の方向で重ねられ、突出する状態で第2の型の2つの基本条片を交差し、第2の型の2つの基本条片も、第2の方向で重ねられ、延在する。

【図13】図12と同様の、本発明による別の撓み支承体の図であり、4つの条片は、交互に配置される。

【図14】図12と同様の、本発明による更に別の撓み支承体の図であり、4つの条片は、第1の方向の第1の型の2つの基本条片を含み、第1の型の2つの基本条片は、第2の型の2つの基本条片の側面に位置し、第2の型の2つの基本条片は、第2の方向に重なり、延在する。

【図15】図12と同様の、本発明による別の撓み支承体の図であり、この撓み支承体は、6つの条片を含み、3つの単位で重なる。

【図16】図13と同様の、本発明による別の撓み支承体の図であり、6つの条片は、交互に配置される。

【図17】図14と同様の、本発明による別の撓み支承体の図であり、8つの条片は、2つの基本条片の第1の重なり及び第2の重なりを含み、第1の方向の第1の型の2つの基本条片は、第2の型の4つの基本条片の側面に位置し、第2の型の4つの基本条片は、第2の方向に重なり、延在する。

【図18】図12と同様の、奇数の条片を有する、本発明による更に別の撓み支承体の図であり、5つの条片は、第1の方向の第1の型の2つの基本条片、及び第2の型の3つの基本条片を含み、第1の型の2つの基本条片は、第2の型の3つの基本条片の側面に位置し、第2の型の3つの基本条片は、第2の方向に重なり、延在する。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

4 第1の剛性支持要素   5 第2の中実慣性要素   31 第1の可撓性条片   32 第1の可撓性条片   100 機械式計時器発振器   1000 計時器ムーブメント   2000 時計

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