(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数のオブジェクトのうち、前記決定された前記ランキングリストの表示範囲に対するランキング確認対象となるユーザのランキングリストにおける位置が同一方向を示しているオブジェクトを、前記ネットワークを介して、前記端末に折り畳み可能に表示させる、請求項1に記載のランキングリスト表示方法。
前記複数のオブジェクトのうち、前記決定された前記ランキングリストの表示範囲に対するランキング確認対象となるユーザのランキングリストにおける位置が同一方向を示しているオブジェクトを、前記ネットワークを介して、前記端末に展開可能に表示させる、請求項1または2に記載のランキングリスト表示方法。
前記複数のオブジェクトのうち、前記決定された前記ランキングリストの表示範囲に対するランキング確認対象となるユーザのランキングリストにおける位置が同一方向を示しているポインタを、折り畳み可能に表示する、請求項10に記載のランキングリスト表示方法。
前記複数のオブジェクトのうち、前記決定された前記ランキングリストの表示範囲に対するランキング確認対象となるユーザのランキングリストにおける位置が同一方向を示しているポインタを、展開可能に表示する、請求項10または11に記載のランキングリスト表示方法。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法について説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態に係るゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法を実現するためのサーバ群2、コンピュータ3−1、3−2及び携帯電話4−1、4−2が使用される環境を説明するための図である。
【0013】
同図に示すように、インターネットなどのネットワーク1には、本発明の実施の形態に係るゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法を実現するための主要な処理を行なうサーバ群2、本実施の形態に係るゲームシステムにおけるプレイを行なうユーザが使用する複数のコンピュータ3−1、3−2及び携帯電話4−1、4−2がアクセスポイント5或いは基地局6を介してネットワーク1に接続されている。
【0014】
サーバ群2は、1つのコンピュータで実現されても良いし、その機能毎に、例えば、Webサーバ、処理サーバ、データベースサーバなどの複数のコンピュータで構成されてもよく、本発明の実施の形態においては、その構成は問わない。
【0015】
コンピュータ3−1、3−2は、一般的なデスクトップコンピュータの他、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット型端末などを含む。
【0016】
携帯電話4−1、4−2は、スマートフォン、フィーチャー・フォン(feature phone)などを含み、例えば、Android(登録商標)、iOS(登録商標)などのOS上で動作する携帯電話である。
【0017】
図2は、本発明の実施形態のサーバ群2の構成の一例を示す図である。
【0018】
同図に示すように、例えば、サーバ群2は、フロントサーバ群2−1、データベースサーバ群2−2及びバッチサーバ群2−3で構成される。
【0019】
フロントサーバ群2−1は、クライアントとの通信リクエストを受けて即実行が可能な各種処理の実行出力の整形を担当する。例えば、Webサーバなどである。
【0020】
データベースサーバ群2−2は、本実施の形態に係るゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法の他、例えば、ソーシャルネットワークサービス処理の中核をなす処理を行なう処理サーバである。
【0021】
バッチサーバ群2−3は、定期的にデータをデータベースサーバ群2−2から取得して、定期処理を施し、その結果をデータベースサーバ群2−2に記録する。
【0022】
本実施の形態では、説明を簡単にするために、
図3に示す1つのサーバ10(プラットフォーム)上で動作を行なう場合について説明するが、上述のように、サーバの構成はこれに限られるものではないことは言うまでもない。
【0023】
図3は、本発明の実施の形態に係るゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法を実現するための動作を行なうサーバ10の構成を示す図である。
【0024】
同図に示すように、サーバ10は、バス11にCPU12、通信部13、メモリ14、及び記憶装置15が接続されている。
【0025】
CPU12は、記憶装置15に記憶された本発明の実施の形態に係るサーバ側ランキングリスト表示処理プログラム22と協働して、本発明の実施の形態に係るゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法を行なう他、サーバ10全体の制御を司るものである。
【0026】
通信部13は、ネットワーク1を介したクライアントなどの外部装置との通信の制御を司る。
【0027】
メモリ14は、サーバ側ランキングリスト表示処理プログラム22を実行する際に必要とされるワークエリアなどとして使用される。
【0028】
記憶装置15は、オブジェクト表示処理に必要とされるプログラム、データを格納するためのものであり、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、光ディスクドライブ、DVD、MOなどの大容量記憶装置である。この記憶装置15には、OS(オペレーティングシステム)21、サーバ側ランキングリスト表示処理プログラム22、サーバ側ランキングリスト表示処理プログラム22のデータベース23が格納されている。
【0029】
OS21は、サーバ10の基本的な機能を実現するためのプログラムである。
【0030】
サーバ側ランキングリスト表示処理プログラム22は、本発明の実施の形態に係るゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法を実現するためのプログラムである。なお、本実施の形態のゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法は、主に、サーバ側ランキングリスト表示処理プログラム22によって行なわれ、表示処理関係は、クライアント側で行なわれるが、これに限られるものではなく、サーバ側で行なわれるランキングリスト表示処理の一部又は全てをクライアント側で行なってもよい。
【0031】
サーバ側ランキングリスト表示処理プログラム22のデータベース23は、サーバ側ランキングリスト表示処理プログラム22によって実現される本実施の形態のゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法において使用される各種データを格納するものである。
【0032】
図4は、本発明の実施の形態に係る携帯電話(スマートフォン)4(4−1、4−2)の構成を示す図である。
【0033】
同図に示すように、バス31にはCPU32、無線通信部33、メモリ34、電子コンパス35、カメラ36、記憶装置37、タッチパネルセンサ38、表示制御コントローラ39が接続されている。
【0034】
CPU32は、記憶装置37に記憶された本発明の実施の形態に係るクライアント側ランキングリスト表示処理プログラム37−3と協働して、本発明の実施の形態に係るゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法を行なう他、携帯電話4全体の制御を司るものである。
【0035】
無線通信部33は、ネットワーク1を介したサーバなどの外部装置との通信の制御を司る。また、無線通信部33は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)などの無線通信機能をも有する。
【0036】
メモリ34は、クライアント側ランキングリスト表示処理プログラム37−3を実行する際に必要とされるワークエリアなどとして使用される。
【0037】
電子コンパス35は、地磁気センサを有し、方位を測定する。
【0038】
カメラ36は、撮像機能を有し、撮像した画像を記憶装置37に格納する。
【0039】
記憶装置37は、本実施の形態に係るクライアント側ランキングリスト表示処理に必要とされるプログラム、データを格納するためのものであり、例えば、フラッシュメモリなどの記憶装置である。
【0040】
この記憶装置37には、OS(オペレーティングシステム)37−1、クライアント側ランキングリスト表示処理プログラム37−3のデータベース37−2、及びクライアント側ランキングリスト表示処理プログラム37−3が格納されている。
【0041】
OS37−1は、携帯電話4の基本的な機能を実現するためのプログラムである。
【0042】
データベース37−2は、クライアント側ランキングリスト表示処理プログラム37−3によるクライアント側のゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法で使用されるデータを管理する。
【0043】
なお、本実施の形態においては、データベース37−2には、サーバ側のデータベース23に格納された情報のうち、携帯電話4のユーザに関連する情報のみが記憶されることを前提とするが、これら情報のうち、一部のみが記憶されていても良いし、他の情報が記録されていてもよい。
【0044】
クライアント側ランキングリスト表示処理プログラム37−3は、本実施の形態に係るゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法のクライアント側の処理を司るプログラムである。
【0045】
タッチパネルセンサ38は、携帯電話4の表示部40のタッチパネルへのユーザアクションを検出するセンサである。
【0046】
表示制御コントローラ39は、表示部40の表示制御を行なう。
【0047】
図5は、サーバ側ランキングリスト表示処理プログラム22のデータベース23に格納されるランキングデータを示す図である。同図に示すように、ランキングデータ41は、順位データ42、ユーザ名43、ユーザID44、ランキング詳細データ45及びポインタ設定対象ユーザID46を含み、これらが互いに関連付けられて記憶されている。
【0048】
ランキング詳細データ45は、例えば、ゲーム内におけるポイントなど、当該ユーザのより詳細なデータである。
【0049】
ポインタ設定対象ユーザID46は、ランキングリストにおいて表示されるポインタの対象となるユーザを指定するためのものであり、ユーザID44と関連付けて記憶されている。このポインタ設定対象ユーザID46の指定は、ユーザ自身、ライバル、ゲーム内における友達などのユーザIDを指定することができる。また、ユーザ自身のユーザIDのみならず、複数のユーザIDを指定することができる。ポインタ設定対象ユーザID46によって管理されるユーザID44の順位がポインタ(アイコン)によって示されることになる。
【0050】
次に、本発明の実施の形態に係るゲームシステムにおけるランキングリスト表示方法について、
図6のフローチャートを参照して説明する。
【0051】
なお、上述のように、本実施の形態のゲームシステムにけるランキングリスト表示方法は、主に、サーバ側ランキングリスト表示処理プログラム22によって行なわれ、表示処理関係は、クライアント側で行なわれるが、これに限られるものではなく、サーバ側で行なわれるランキングリスト表示処理の一部又は全てをクライアント側で行なってもよい。したがって、以下の実施の形態において、サーバ側の処理として説明されている場合であっても、クライアント側で処理が行なわれても良く、また、クライアント側の処理として説明されている場合であっても、サーバ側で処理が行なわれても良い。
【0052】
まず、携帯電話4からランキングリストの表示要求があると、サーバ10はランキングリストの表示要求のあったユーザID44によって管理されているポインタ設定対象ユーザID46を検索し、この検索されたポインタ設定対象ユーザID46をキーとして、ランキングデータ41に関連付けられたユーザID44の順位データ42を取得し、携帯電話4に送信する。携帯電話4は、これにより、ポインタ設定対象ユーザID46の順位データ42を取得する(S1)。
【0053】
次に、サーバ10において表示範囲を計算する(S2)。この表示範囲の計算は、例えば、ランキングリストの第1位から第9位までのように、ランキングデータ41の順位データ42に基づいて決定されるが、これに限られるものではない。また、この表示範囲の計算は、携帯電話4における画面スクロールなどに基づいて計算されてもよい。
【0054】
次に、ランキングデータ41を取得する(S3)。なお、ランキングデータ41の取得は、全てのランキングデータ41を取得しても良いし、ランキングデータ41の一部であっても良い。
【0055】
その後、ランキングデータ41及びS2において計算された表示範囲を携帯電話4に送信する(S4)。これにより、携帯電話4に計算された表示範囲のランキングデータ41が表示される。
【0056】
次に、サーバ10において、S2において計算された表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位を含むか否かの判断が行なわれる(S5)。S5において、表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位を含まないと判断された場合には、表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位より上か否かの判断が行なわれる(S6)。
【0057】
S6において、表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位より上ではないと判断された場合、携帯電話4においてポインタを上向きに回転させ(S8)、ポインタを表示させる(S10)。S6において、表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位より上であると判断された場合、携帯電話4においてポインタを下向きに回転させ(S7)、ポインタを表示させる(S10)。
【0058】
一方、S5において、表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位を含むと判断された場合には、携帯電話4においてポインタを横向きに回転させ(S9)、ポインタを表示させる(S10)。
【0059】
図7は、ランキング表示範囲が変更された場合のランキングリスト表示方法について説明するためのフローチャートである。
【0060】
まず、ユーザ操作(例えば、スクロール、スライドなど)によって表示範囲が変更されたか否かの判断が行なわれる(S11)。表示範囲が変更されたと判断された場合には、S2において計算された表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位を含むか否かの判断が行なわれる(S12)。S12において、表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位を含まないと判断された場合には、表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位より上か否かの判断が行なわれる(S13)。
【0061】
S13において、表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位より上ではないと判断された場合、携帯電話4においてポインタを上向きに回転させ(S15)、ポインタ表示を更新させる(S17)。S13において、表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位より上であると判断された場合、携帯電話4においてポインタを下向きに回転させ(S14)、ポインタ表示を更新させる(S17)。
【0062】
一方、S12において、表示範囲がS1において取得された順位データ42によって示される順位を含むと判断された場合には、携帯電話4においてポインタを横向きに回転させ(S16)、ポインタ表示を更新させる(S17)。
【0063】
なお、S5乃至S10の処理及びS12乃至S17の処理は、ポインタ設定対象ユーザID46が複数ある場合には、ポインタ設定対象ユーザID46毎に行なわれる。すなわち、ポインタ設定対象ユーザID46毎にポインタが表示される。
【0064】
図8は、携帯電話4に表示されるランキング上のポインタ設定対象ユーザ(ユーザ自身/友達/指定した任意のユーザ)のポインタを示す図である。
【0065】
同図において、ポインタPの設定対象ユーザが10位の場合を例として説明する。
【0066】
画面A1においては、ランキングが第1位から第9位までが表示され、ポインタPの設定対象ユーザはランキングが10位であるのでユーザ名は表示されない。したがって、ユーザの存在する方向を示す下向きのポインタPが表示される。ポインタPには、ポインタPの設定対象ユーザの順位が表示される。
【0067】
画面A2は、ユーザが画面A1を上向きにスライドさせて、ランキングが第2位から第10位までが表示されている場合を示す。この画面においては、ポインタ設定対象ユーザが画面において表示されているので、ポインタPの向きを平行に回転して表示する。この場合、ポインタPの位置は、ポインタ設定対象ユーザの横の位置に表示される。
【0068】
画面A3は、ユーザが画面A2を上向きにスライドさせて、ランキングが第6位から第14位まで表示されている場合を示す。同図に示すように、ポインタPはポインタ設定対象ユーザに追従するように移動して表示される。
【0069】
画面A4は、ユーザが画面A3を上向きにスライドさせて、ランキングが第11位から第19位まで表示されている場合を示す。この画面A4では、ポインタPの設定対象ユーザが再び画面外になるので、ポインタPの向きを上向きに回転して表示する。
【0070】
図9は、携帯電話4に表示されるランキング上のポインタ設定対象ユーザ(ユーザ自身/友達/指定した任意のユーザ)のポインタが複数ある場合を示す図である。
【0071】
同図において、ポインタP1乃至P3の設定対象ユーザが4位、10位、14位の場合を例として説明する。
【0072】
画面B1においては、ランキングが第1位から第9位までが表示され、ポインタP2、ポイントP3の設定対象ユーザはランキングが10位、14位であるのでユーザ名は表示されない。したがって、ユーザの存在する方向を示す下向きのポインタP2、P3が表示される。ポインタPには、ポインタPの設定対象ユーザの順位が表示される。一方、ポインタP1の設定対象ユーザはランキングが4位であり、画面B1において表示されているので、ポインタP1の向きを平行に回転して表示する。この場合、ポインタP1の位置は、ポインタ設定対象ユーザの横の位置に表示される。
【0073】
画面B2は、ユーザが画面B1を上向きにスライドさせて、ランキングが第2位から第10位までが表示されている場合を示す。この画面においては、ポインタP2のポインタ設定対象ユーザが画面において表示されているので、ポインタP2の向きを平行に回転して表示する。この場合、ポインタP2の位置は、ポインタ設定対象ユーザの横の位置に表示される。
【0074】
画面B3は、ユーザが画面B2を上向きにスライドさせて、ランキングが第6位から第14位まで表示されている場合を示す。同図に示すように、ポインタP2はポインタ設定対象ユーザに追従するように表示される。また、この画面B3では、ポインタP1の設定対象ユーザが画面外になるので、ポインタP1の向きを上向きに回転して表示する。一方、ポインタP3のポインタ設定対象ユーザが画面において表示されているので、ポインタP3の向きを平行に回転して表示する。
【0075】
画面B4は、ユーザが画面B3を上向きにスライドさせて、ランキングが第11位から第19位まで表示されている場合を示す。この画面B4では、ポインタP2の設定対象ユーザが再び画面外になるので、ポインタP2の向きを上向きに回転して表示する。
【0076】
次に、画面上に表示されているポインタをタップした場合における画面の遷移について、
図10のフローチャートを参照して説明する。
【0077】
まず、ポインタ選択操作(タップ)が行なわれたか否かの判断が行なわれる(S21)。S21において、ポインタ選択操作が行なわれたと判断された場合には、ポインタ設定対象ユーザID46の順位データ42を含むランキングデータ41を取得する(S22)。
【0078】
次に、ポインタPを横向きに回転し(S23)、ランキング表示範囲をポインタ設定対象ユーザの順位を中心に表示するようにランキング表示範囲を変更し(S24)、処理を終了する。これにより、ポインタ設定対象ユーザID46のランキング情報が表示される。
【0079】
図11は、画面C1に表示されたランキング14位のポインタPをタップした場合に、設定対象ユーザのランキング14位が中心として表示される画面C2に遷移する場合を示す図である。なお、ここでは「タップ」をする場合について説明したが、タップではなく他の操作であっても良い。また、画面の遷移は、スクロール、ジャンプなどが含まれ、その遷移する方法は問わない。
【0080】
なお、上述の例では、ポインタをタップした場合に、ポインタ設定対象ユーザ46の順位を中心に表示する場合について説明したが、ポインタを回転させることにより、ポインタ設定対象ユーザ46の順位を中心に表示する画面に移動しても良い。例えば、下向き又は上向きのポインタをユーザ操作により横向きに回転させることにより、ポインタ設定対象ユーザ46の順位を中心に表示する画面に遷移するようにしても良い。
【0081】
次に、ランキング上の設定対象ユーザを示すポインタから詳細情報を参照する方法について、
図12のフローチャートを参照して説明する。
【0082】
まず、ポインタ選択動作(詳細表示)が行なわれたか否かの判断が行なわれる(S31)。ここで、ポインタ選択動作(詳細表示)は、例えば、ダブルタップ、ポインタの長押しであるが、これに限られるものではない。
【0083】
S31において、ポインタ選択動作(詳細表示)が行なわれたと判断された場合には、ポインタ設定対象ユーザID46の順位データ42を含むランキングデータ41を取得する(S32)。そして、取得したランキングデータに基づいて、詳細情報画面を表示する(S33)。
【0084】
図13(a)は、ポインタ選択動作(詳細表示)が行なわれた場合に、表示される詳細表示画面を示す図である。画面D1に表示されているポインタPにポインタ選択動作(ダブルタップ)を行なうと、画面D2に示すようにポインタPのポインタ設定登録対象ユーザの詳細情報が表示される。また、他の例として、
図13(b)に示すように、画面D3に表示されているポインタPにポインタ選択動作(長押し)を行なうと、画面D4に示すようにポインタPのポインタ設定登録対象ユーザの詳細情報が表示されることが示されている。
【0085】
次に、ランキング上の複数の設定対象ユーザを示す複数のポインタから複数の詳細情報を参照する方法について、
図14のフローチャートを参照して説明する。
【0086】
まず、ポインタ複数選択動作(詳細表示)が行なわれたか否かの判断が行なわれる(S41)。ここで、ポインタ複数選択動作(詳細表示)は、例えば、ランキング上にあるポインタを複数同時にタップするなどであるが、これに限られるものではない。
【0087】
S41において、ポインタ複数選択動作(詳細表示)が行なわれたと判断された場合には、ポインタ設定対象ユーザID46のランキングデータ41を取得する(S42)。S42の処理は、ポインタ設定対象ユーザID46の全て(全てのポインタ)について行なわれる。その後、取得したランキングデータに基づいて、詳細情報画面を表示する(S43)。
【0088】
図15は、ポインタ複数選択動作(詳細表示)が行なわれた場合に、表示される詳細表示画面を示す図である。画面E1に表示されているポインタP1、P2にポインタ複数選択動作(同時に複数タップ)を行なうと、画面E2に示すようにポインタP1、P2のポインタ設定登録対象ユーザ46の詳細情報が表示される。
【0089】
図16は、本発明の実施の形態に係るポインタの表示方法の一例を示す図である。
【0090】
同図に示すように、対象のユーザ数が多い場合には、同一方向に並んでいるポインタはまとめて表示される。具体的には、ポインタ設定登録対象ユーザID46の数が所定数を超えた場合に、同一方向のポインタがまとめて表示される。同図における画面F1は、同一方向のポインタP2乃至P4をまとめて表示した例を示す。画面F2は、ポインタP2乃至P4をユーザがスライドさせて、一時的にまとめて表示されたポインタP2乃至P4を展開して表示した例を示す図である。これにより、展開されたポインタP2乃至P4を個別に選択することができるようになる。画面F3は、展開されたポインタP2乃至P4をユーザがスライドさせて、まとまった状態の表示に戻した画面を示す図である。
【0091】
なお、上述の実施の形態においては、ポインタ設定対象ユーザのポインタを全て表示する場合について説明したが、ユーザ自身のランキングの所定範囲のポインタ設定対象ユーザのポインタのみを表示するようにしてもよく、ポインタ設定対象ユーザのポインタを全て表示しなくても良い。
【0092】
また、ポインタの形状は、図示した形状に限られるものではなく、例えば、指の形状、不等号などであっても良く、ポインタ設定対象ユーザID46のユーザの順位の方向が分かるものであれば良い。
【0093】
さらに、ポインタ内に順位を表示する場合について示したが、ポインタ内に表示される情報はこれに限られるものではなく、例えば、ユーザ名などを表示しても良い。また、ポインタの色や形をユーザの種別に応じて変えてもよい。
【0094】
したがって、本実施の形態によれば、ランキングリスト画面に表示されていないユーザであっても、当該ユーザのポインタの向きにより、ランキング確認対象となるユーザのランキング確認を容易に行なうことができる。
【0095】
また、ランキングリストの画面遷移に合わせて、ポインタの向きが変更されるので、ランキングリスト画面を遷移させてもランキング確認対象となるユーザのランキング確認を容易に行なうことができる。
【0096】
さらに、ポインタを選択することにより、ポインタが示すユーザのランキングリスト表示画面に遷移することができるので、確認対象となるユーザのランキング確認を容易に行なうことができる。
【0097】
さらに、ポインタを選択(詳細表示)することにより、ポインタが示すユーザの詳細情報を表示する画面に遷移することができるので、ポインタが示すユーザが表示されるランキングリスト表示画面に遷移することなく容易にランキング確認対象となるユーザのランキング確認を行なうことができる。また、複数のポインタを選択(詳細表示)することにより、ポインタが示す複数のユーザの詳細情報を表示する画面に遷移することができるので、より容易にランキング確認対象となるユーザのランキング確認を行なうことができる。
【0098】
さらに、本実施の形態によれば、ランキングリスト表示画面上に表示される同一方向のポインタをまとめて、展開・折り畳み可能に表示することができるので、ランキング確認対象となるユーザの数が多い場合であっても、容易にランキング確認を行なうことができる。
【0099】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【0100】
また、実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。