(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記熱伝導性オイルは、シリコーンオイルと、前記シリコーンオイルより熱伝導性が高く、金属、セラミックスまたは炭素の1以上からなる熱伝導性フィラーと、を含むことを特徴とする請求項3に記載の放熱構造体。
【発明を実施するための形態】
【0012】
次に、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、各実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0013】
1.放熱構造体
図1は、第1実施形態に係る放熱構造体の平面図を示す。
図2は、
図1におけるA−A線断面図およびその一部Bの拡大図をそれぞれ示す。なお、この実施形態において、熱源は、
図2の紙面上方に配置され、冷却部材は、
図2の紙面下方に配置されるものとする。以後の実施形態においても同様である。また、放熱構造体1において、熱伝導部材10の凹凸の数は特に限定されない。以後の実施形態においても同様である。
【0014】
(1)放熱構造体の概略構成
この実施形態に係る放熱構造体1は、熱源から冷却部材に熱を伝導させて熱源からの放熱を可能とする部材である。放熱構造体1は、熱源と冷却部材との間に配置され、所定方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状を有する熱伝導部材10と、熱伝導部材10を保持する機能を有する弾性部材20と、を備える。熱伝導部材10は、弾性部材20をその厚さ方向(
図2の上下方向)に貫通して凹凸を繰り返すよう配置される。弾性部材20は、熱源および冷却部材とそれぞれ対向する2つの面21,22において、所定間隔を空けて熱伝導部材10が露出するよう熱伝導部材10を保持する。熱伝導部材10は、「放熱部材」または「伝熱部材」と称しても良い。
【0015】
(2)熱伝導部材
熱伝導部材10は、好ましくは、所定方向に向かって連続した矩形状の凹凸を繰り返す形状を有する部材である。この実施形態において、熱伝導部材10は、
図2の左右方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状を有する。ただし、熱伝導部材10は、
図2の左右方向に限定されず、紙面奥行方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状であっても良いし、複数の方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状であっても良い。熱伝導部材10は、好ましくは、金属、炭素若しくはセラミックスの少なくとも1つを含み、可撓性を有するシート状部材である。熱伝導部材10は、好ましくは炭素を含むシートであり、さらに好ましくは90質量%以上を炭素から構成されるシートである。例えば、熱伝導部材10に、樹脂を焼成して成るグラファイト製のフィルムを用いることもできる。ただし、熱伝導部材10は、炭素と樹脂とを含むシートであっても良い。その場合、樹脂は、合成繊維でも良く、その場合には、樹脂として好適にはアラミド繊維を用いることができる。本願でいう「炭素」は、グラファイト、グラファイトより結晶性の低いカーボンブラック、ダイヤモンド、ダイヤモンドに近い構造を持つダイヤモンドライクカーボン等の炭素(元素記号:C)から成る如何なる構造のものも含むように広義に解釈される。熱伝導部材10は、この実施形態では、樹脂に、グラファイト繊維やカーボン粒子を配合分散した材料を硬化させた薄いシートとすることができる。熱伝導部材10は、メッシュ状に編んだカーボンファイバーであっても良く、さらには混紡してあっても混編みしてあっても良い。なお、グラファイト繊維、カーボン粒子あるいはカーボンファイバーといった各種フィラーも、すべて、炭素フィラーの概念に含まれる。また、熱伝導部材10は、「熱伝導シート」と称しても良い。
【0016】
熱伝導部材10を炭素と樹脂とを備えるシートとする場合には、当該樹脂が熱伝導部材10の全質量に対して50質量%を超えていても、あるいは50質量%以下であっても良い。すなわち、熱伝導部材10は、熱伝導に大きな支障が無い限り、樹脂を主材とするか否かを問わない。樹脂としては、例えば、熱可塑性樹脂を好適に使用できる。熱可塑性樹脂としては、熱源からの熱を伝導する際に溶融しない程度の高融点を備える樹脂が好ましく、例えば、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアミドイミド(PAI)、芳香族ポリアミド(アラミド繊維)等を好適に挙げることができる。樹脂は、熱伝導部材10の成形前の状態において、炭素フィラーの隙間に、例えば粒子状あるいは繊維状に分散している。熱伝導部材10は、炭素フィラー、樹脂の他、熱伝導をより高めるためのフィラーとして、Al
2O
3、AlNあるいはダイヤモンドを分散していても良い。また、樹脂に代えて、樹脂よりも柔軟なエラストマーを用いても良い。熱伝導部材10は、また、上述のような炭素に代えて若しくは炭素と共に、金属および/またはセラミックスを含むシートとすることができる。金属としては、アルミニウム、銅、それらの内の少なくとも1つを含む合金などの熱伝導性の比較的高いものを選択できる。また、セラミックスとしては、Al
2O
3、AlN、cBN、hBNなどの熱伝導性の比較的高いものを選択できる。
【0017】
熱伝導部材10は、導電性に優れるか否かは問わない。熱伝導部材10の熱伝導率は、好ましくは10W/mK以上である。この実施形態では、熱伝導部材10は、好ましくは、グラファイト製のフィルムであり、熱伝導性と導電性に優れる材料から成る。熱伝導部材10は、湾曲性(若しくは屈曲性)に優れるシートであるのが好ましく、その厚さに制約はないが、0.02〜3mmが好ましく、0.03〜0.5mmがより好ましい。ただし、熱伝導部材10の熱伝導率は、その厚さが増加するほど厚さ方向で低下するが、熱伝送量は厚い方が多くなるため、シートの強度、可撓性および熱伝導性を総合的に考慮して、その厚さを決定するのが好ましい。
【0018】
(3)弾性部材
弾性部材20の重要な機能は変形容易性と、回復力である。回復力は、弾性変形性による。変形容易性は、熱源の形状に追従するために必要な特性であり、特にリチウムイオンバッテリーなどの半固形物、液体的性状も持つ内容物などを変形しやすいパッケージに収めてあるようなバッテリーセルの場合には、設計寸法的にも不定形または寸法精度があげられない場合が多い。このため、弾性部材20の変形容易性や追従力を保持するための回復力の保持は重要である。
【0019】
弾性部材20は、好ましくは、熱伝導部材10を保持する機能を有するシート状部材である。弾性部材20は、好ましくは、その厚さ方向に熱伝導部材10を貫通させて矩形状の凹凸を繰り返すよう配置させることにより、熱伝導部材10を保持する。すなわち、弾性部材20は、熱源と対向する面21および冷却部材と対向する面22において、所定間隔を空けて熱伝導部材10が露出するよう熱伝導部材10を保持する(
図1,2を参照)。弾性部材20は、好ましくは、熱伝導部材10が連続した凹凸を繰り返す方向(以後、「所定方向」または「凹凸方向」とも称する。)と直交する方向(
図2の紙面奥行方向)に沿って延び、かつ厚さ方向(
図2の上下方向)に貫通する切り込み25が、凹凸方向(
図2の左右方向)に複数形成されている。切り込み25は、好ましくは、凹凸方向に沿う短辺および凹凸方向と直交する方向に沿う長辺からなる矩形状の切り込みであって、厚さ方向に平行に貫通する切り込みである(後述の
図6を参照)。なお、弾性部材20は、切り込み25に代えて、凹凸方向と直交する方向に沿う直線状の切り込み25bを備えていても良い(後述の
図10を参照)。熱伝導部材10は、好ましくは、切り込み25,25bを通って凹凸を繰り返すよう配置される。切り込み25,25bの構成および熱伝導部材10の配置方法については、詳細を後述する。
【0020】
弾性部材20は、好ましくは、シリコーンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、ニトリルゴム(NBR)あるいはスチレンブタジエンゴム(SBR)等の熱硬化性エラストマー; ウレタン系、エステル系、スチレン系、オレフィン系、ブタジエン系、フッ素系等の熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの複合物等を含むように構成される。弾性部材20は、熱伝導部材10を伝わる熱によって溶融あるいは分解等せずにその形態を維持できる程度の耐熱性の高い材料から構成されるのが好ましい。この実施形態では、弾性部材20は、より好ましくは、ウレタン系エラストマー中にシリコーンを含浸したもの、あるいはシリコーンゴムにより構成される。弾性部材20は、その熱伝導性を少しでも高めるために、ゴム中にAl
2O
3、AlN、cBN、hBN、ダイヤモンドの粒子等に代表されるフィラーを分散して構成されていても良い。弾性部材20は、その内部に気泡を含むものの他、気泡を含まないものでも良い。また、「弾性部材」は、柔軟性に富み、熱源の表面に密着可能に弾性変形可能な部材を意味し、かかる意味では「クッション部材」、「弾性シート」或いは「ゴム状弾性体」と読み替えることもできる。また、弾性部材20は、樹脂やゴム等から形成されたスポンジあるいはソリッド(スポンジのような多孔質ではない構造のもの)で構成することも可能である。
【0021】
(4)熱伝導性オイル
熱伝導性オイルは、好ましくは、シリコーンオイルと、シリコーンオイルより熱伝導性が高く、金属、セラミックスまたは炭素の1以上からなる熱伝導性フィラーとを含む。熱伝導部材10は、微視的に、隙間(孔あるいは凹部)を有する。通常、当該隙間には空気が存在し、熱伝導性に悪影響を及ぼす可能性が有る。熱伝導性オイルは、その隙間を埋めて、空気に代わって存在することになり、熱伝導部材10の熱伝導性を向上させる機能を有する。
【0022】
熱伝導性オイルは、熱伝導部材10の表面、少なくとも熱源と熱伝導部材10とが接触する面に備えられている。本願において、熱伝導性オイルの「オイル」は、非水溶性の常温(20〜25℃の範囲の任意の温度)で液状若しくは半固形状の可燃物質をいう。「オイル」という文言に代え、「グリース」あるいは「ワックス」を用いることもできる。熱伝導性オイルは、熱源から熱伝導部材10に熱を伝える際に熱伝導の障害にならない性質のオイルである。熱伝導性オイルには、炭化水素系のオイル、シリコーンオイルを用いることができる。熱伝導性オイルは、好ましくは、シリコーンオイルと、シリコーンオイルより熱伝導性が高く、金属、セラミックスまたは炭素の1以上からなる熱伝導性フィラーとを含む。
【0023】
シリコーンオイルは、好ましくは、シロキサン結合が2000以下の直鎖構造の分子から成る。シリコーンオイルは、ストレートシリコーンオイルと、変性シリコーンオイルとに大別される。ストレートシリコーンオイルとしては、ジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイルを例示できる。変性シリコーンオイルとしては、反応性シリコーンオイル、非反応性シリコーンオイルを例示できる。反応性シリコーンオイルは、例えば、アミノ変性タイプ、エポキシ変性タイプ、カルボキシ変性タイプ、カルビノール変性タイプ、メタクリル変性タイプ、メルカプト変性タイプ、フェノール変性タイプ等の各種シリコーンオイルを含む。非反応性シリコーンオイルは、ポリエーテル変性タイプ、メチルスチリル変性タイプ、アルキル変性タイプ、高級脂肪酸エステル変性タイプ、親水性特殊変性タイプ、高級脂肪酸含有タイプ、フッ素変性タイプ等の各種シリコーンオイルを含む。シリコーンオイルは、耐熱性、耐寒性、粘度安定性、熱伝導性に優れたオイルであるため、熱伝導部材10の表面に塗布して、熱源と熱伝導部材10との間に介在させる熱伝導性オイルとして特に好適である。
【0024】
熱伝導性オイルは、好ましくは、油分以外に、金属、セラミックスまたは炭素の1以上からなる熱伝導性フィラーを含む。金属としては、金、銀、銅、アルミニウム、ベリリウム、タングステンなどを例示できる。セラミックスとしては、アルミナ、窒化アルミニウム、キュービック窒化ホウ素、ヘキサゴナル窒化ホウ素などを例示できる。炭素としては、ダイヤモンド、グラファイト、ダイヤモンドライクカーボン、アモルファスカーボン、カーボンナノチューブなどを例示できる。
【0025】
熱伝導性オイルは、熱源と熱伝導部材10との間に介在する他、熱伝導部材10と後述のバッテリーの筐体との間に介在する方が好ましい。熱伝導性オイルは、熱伝導部材10の全面に塗布されていても、熱伝導部材10の一部分に塗布されていても良い。熱伝導性オイルを熱伝導部材10に存在させる方法は、特に制約はなく、スプレーを用いた噴霧、刷毛等を用いた塗布、熱伝導性オイル中への熱伝導部材10の浸漬など、如何なる方法によるものでも良い。なお、熱伝導性オイルは、放熱構造体1あるいは後述のバッテリーにとって必須の構成ではなく、好適に備えることのできる追加的な構成である。これは、以後の実施形態においても同様である。
【0026】
放熱構造体1は、熱源と冷却部材との間に配置され、所定方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状を有する熱伝導部材10と、熱伝導部材10を保持する機能を有する弾性部材20と、を備えるため、熱源の種々の形態に順応可能であって、軽量で、かつ熱源からの押圧による復元特性を実現することができる。また、熱伝導部材10は、弾性部材20をその厚さ方向に貫通して凹凸を繰り返すよう配置される。また、弾性部材20は、熱源および冷却部材とそれぞれ対向する2つの面21,22において、所定間隔を空けて熱伝導部材10が露出するよう熱伝導部材10を保持する。このため、放熱構造体1は、簡易で長期間使用可能な構造を有し、かつ確実な熱伝導によって高い放熱効率を実現できる。
【0027】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る放熱構造体について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
【0028】
図3は、第2実施形態に係る放熱構造体の
図2と同視の断面図およびその一部Cの拡大図をそれぞれ示す。
【0029】
第2実施形態に係る放熱構造体1aは、第1実施形態に係る放熱構造体1と類似の構造を有するが、矩形状の凹凸形状を有する熱伝導部材10に代えて、波形状の凹凸形状を有する熱伝導部材10aを備える点において、第1実施形態に係る放熱構造体1と異なる。
【0030】
放熱構造体1aは、好ましくは、熱源と冷却部材との間に配置され、所定方向に向かって連続した波形状の凹凸を繰り返す形状を有する熱伝導部材10aと、熱伝導部材10aを保持する機能を有する弾性部材20aと、を備える。この実施形態において、熱伝導部材10aは、
図3の左右方向に向かって連続した波形状の凹凸を繰り返す形状を有する。ただし、熱伝導部材10aは、
図3の左右方向に限定されず、紙面奥行方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状であっても良いし、複数の方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状であっても良い。また、熱伝導部材10aは、波形状の凹凸形状に限定されず、例えば、連続して鋭角に屈曲された蛇腹状の凹凸形状であっても良い。なお、熱伝導部材10aは、その形状以外の構成は第1実施形態の熱伝導部材10と同様のため、詳細な説明を省略する。
【0031】
弾性部材20aは、好ましくは、その厚さ方向に熱伝導部材10aを貫通させて波形状の凹凸を繰り返すよう配置させることにより、熱伝導部材10aを保持する。すなわち、弾性部材20aは、熱源と対向する面21aおよび冷却部材と対向する面22aにおいて、少なくとも熱伝導部材10aの波形状の頂部が所定間隔を空けて露出するよう熱伝導部材10aを保持する(
図3を参照)。弾性部材20aは、好ましくは、凹凸方向と直交する方向(
図3の紙面奥行方向)に沿って延び、かつ厚さ方向(
図3の上下方向)に貫通する切り込み25aが、凹凸方向(
図3の左右方向)に複数形成されている。切り込み25aは、好ましくは、凹凸方向に沿う短辺および凹凸方向と直交する方向に沿う長辺からなる矩形状の切り込みであって、熱源と対向する面21aから冷却部材と対向する面22aに進むにつれて凹凸方向の長さが短くなるよう斜めに貫通する切り込みである(後述の
図9を参照)。なお、弾性部材20aは、平面視矩形状の切り込み25aに代えて、凹凸方向と直交する方向に沿う直線状の切り込みを備えていても良い。このような切り込みは、厚さ方向に対して斜めに貫通するよう形成されることが好ましい。また、熱伝導部材10aは、好ましくは、切り込み25aを通って凹凸を繰り返すよう配置される。切り込み25aの構成および熱伝導部材10aの配置方法については、詳細を後述する。なお、弾性部材20aは、切り込み25a以外の構成は、第1実施形態の弾性部材20と同様のため、詳細な説明を省略する。このように構成された放熱構造体1aにおいても、上述の放熱構造体1と同様の効果を奏する。
【0032】
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る放熱構造体について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
【0033】
図4は、第3実施形態に係る放熱構造体の平面図およびその一部Dの拡大図をそれぞれ示す。
図5は、
図4におけるE−E線断面図およびその一部Fの拡大図をそれぞれ示す。
【0034】
第3実施形態に係る放熱構造体1bは、第1実施形態に係る放熱構造体1と類似の構造を有するが、シート状の熱伝導部材10に代えて、糸状の熱伝導部材10bを備える点において、第1実施形態に係る放熱構造体1と異なる。
【0035】
放熱構造体1bは、熱伝導部材10bと、弾性部材20bと、を備える。熱伝導部材10bは、糸状部材であり、好ましくは、熱源からの放熱による温度上昇に耐え得る糸である。より具体的には、熱伝導部材10bは、120℃程度の高温に耐え得る糸であって、天然繊維、合成繊維、カーボン繊維、金属繊維等の繊維からなる撚糸で構成されることが好ましい。熱伝導部材10bは、好ましくは、弾性部材10bを厚さ方向(
図5の上下方向)に貫通しながら凹凸方向(
図5の左右方向)に沿って縫うことにより弾性部材10bに保持される。この実施形態において、熱伝導部材10bは、ミシン等を用いて弾性部材20bを縫い付けることが好ましい。熱伝導部材10bの縫い方は、特に限定されず、手縫い、本縫い、千鳥縫い、単環縫い、二重環縫い、縁かがり縫い、扁平縫い、安全縫い、オーバーロック等の如何なる縫い方でも良い。また、JIS L 0120の規定する表示記号によれば、好適な縫い方として、「101」、「209」、「301」、「304」、「401」、「406」、「407」、「410」、「501」、「502」、「503」、「504」、「505」、「509」、「512」、「514」、「602」および「605」の各種縫い目を構成する縫い方を例示できる。
【0036】
弾性部材20bは、好ましくは、熱伝導部材10bを保持する機能を有するシート状部材である。弾性部材20bは、好ましくは、凹凸方向と直交する方向(
図4の上下方向)に沿って、複数の熱伝導部材10bを保持する。すなわち、放熱構造体1bは、凹凸方向に沿って弾性部材20bを縫う熱伝導部材10bが、凹凸方向と直交する方向に沿って複数本配置される。これにより、弾性部材20bは、熱源と対向する面21bおよび冷却部材と対向する面22bにおいて、所定間隔を空けて熱伝導部材10bの集合体12が露出するよう複数の熱伝導部材10bを保持する(
図4および
図5を参照)。熱伝導部材10bの集合体12は、複数の熱伝導部材10bの縫い目が凹凸方向と直交する方向に沿って並んで形成される集合体である(
図4の一部Dの拡大図を参照)。放熱構造体1bは、少なくとも1本以上の熱伝導部材10bを備えていれば熱伝導部材10bの本数に制約はないが、熱伝導部材10bの本数が多いほど熱伝導部材10bの集合体12の面積が大きくなるため、熱伝導性を高めることができる。なお、弾性部材20bの材料は、第1実施形態の弾性部材20と同様のため、詳細な説明を省略する。このように構成された放熱構造体1bにおいても、上述の放熱構造体1と同様の効果を奏する。
【0037】
2.放熱構造体の製造方法
次に、本発明の各実施形態に係る放熱構造体の好適な製造方法の一例を説明する。
【0038】
(放熱構造体1の製造方法)
第1実施形態に係る放熱構造体1の製造方法の一例について説明する。
【0039】
図6、
図7、および
図8は、第1実施形態に係る放熱構造体の製造方法の主な工程を平面視および
図2と同様の視野にてそれぞれ示す。
【0040】
まず、弾性部材20に、凹凸方向と直交する方向に沿って延び、かつ厚さ方向に貫通する矩形状の切り込み25が、凹凸方向に沿って複数形成される(
図6のaを参照)。切り込み25は、好ましくは、凹凸方向に沿う短辺および凹凸方向と直交する方向に沿う長辺からなる矩形状の切り込みであって、厚さ方向に平行に貫通する切り込みである。この実施形態において、切り込み25は、当該長辺の長さが弾性部材20の凹凸方向と直交する方向の長さより短くなるよう形成される。すなわち、切り込み25は、弾性部材20の凹凸方向と直交する方向の両端部を貫通しないよう形成される。そして、切り込み25に囲まれた切り取り部28が、切り込み25に沿って弾性部材20から切り取られることにより、複数の開口部27が形成される(
図6のbを参照)。なお、複数の切り込み25および複数の開口部27は、その全てが同じ大きさであっても良いし、少なくとも一部が異なる大きさであっても良い。また、複数の切り込み25および複数の開口部27は、その全てが同一形状であっても良いし、少なくとも一部が異なる形状であっても良い。
【0041】
次に、開口部27が形成された弾性部材20の熱源と対向する面21上に、熱伝導部材10が載置される(
図7のcを参照)。熱伝導部材10は、凹凸方向と直交する方向の長さが、開口部27の凹凸方向と直交する方向の長さ以下であることが好ましい。また、熱伝導部材10は、凹凸方向の長さが、弾性部材20より長く形成された部材であることが好ましい。そして、複数の切り取り部28が複数の開口部27それぞれに配置されるように、複数の切り取り部28が熱伝導部材10の上方から開口部27へ一方向、一つずつ順に押し込まれる(
図7のdを参照)。以後の製造方法における切り取り部の開口部への押し込みについても同様である。これにより、熱伝導部材10が切り取り部28とともに開口部27に押し込まれるため、熱伝導部材10は、開口部27(切り込み25)を通って弾性部材20の厚さ方向に貫通して、矩形状の凹凸を繰り返すよう配置される(
図8のeを参照)。そして、凹凸を繰り返すよう配置された熱伝導部材10のうち、弾性部材20から凹凸方向の両側にはみ出た領域が切断されることにより、放熱構造体1が製造される(
図8のeおよび
図8のfを参照)。
【0042】
放熱構造体1は、弾性部材20に切り込み25を形成して熱伝導部材10を載置し、熱伝導部材10の上方から切り取り部28を押し込むという簡易な方法で製造可能であり、生産性を高めることができる。なお、熱伝導部材10は、開口部27が形成された弾性部材20の冷却部材と対向する面22上に載置されても良い。この場合、複数の切り取り部28は、冷却部材と対向する面22側から開口部27へ押し込まれることが好ましい。
【0043】
(放熱構造体1aの製造方法)
第2実施形態に係る放熱構造体1aの製造方法の一例について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
【0044】
図9は、第2実施形態に係る放熱構造体の製造方法の主な工程を
図3と同様の視野にて示す。
【0045】
第2実施形態に係る放熱構造体1aは、上述の放熱構造体1の製造方法と類似の方法により製造可能であるが、切り込み25に代えて切り込み25aを形成する点で、放熱構造体1の製造方法と異なる。
【0046】
まず、弾性部材20aに、凹凸方向と直交する方向(
図9の紙面奥行方向)に沿って延び、かつ厚さ方向(
図9の上下方向)に貫通する矩形状の切り込み25aが、凹凸方向(
図9の左右方向)に沿って複数形成される(
図9のgを参照)。切り込み25aは、好ましくは、凹凸方向に沿う短辺および凹凸方向と直交する方向に沿う長辺からなる矩形状の切り込みであって、熱源と対向する面21aから冷却部材と対向する面22aに進むにつれて凹凸方向の長さが短くなるよう斜めに貫通する切り込みである(
図9のgを参照)。そして、切り込み25aに囲まれた切り取り部28aが、切り込み25に沿って弾性部材20から切り取られることにより、複数の開口部27aが形成される(
図9のhを参照)。
【0047】
次に、開口部27aが形成された弾性部材20aの熱源と対向する面21a上に、熱伝導部材10aが載置される(
図9のiを参照)。そして、複数の切り取り部28aが複数の開口部27aそれぞれに配置されるように、複数の切り取り部28aが熱伝導部材10aの上方から開口部27aへ押し込まれる(
図9のjを参照)。これにより、熱伝導部材10aが切り取り部28aとともに開口部27aに押し込まれるため、熱伝導部材10aは、開口部27a(切り込み25a)を通って弾性部材20aの厚さ方向に貫通して、波形状の凹凸を繰り返すよう配置される(
図9のkを参照)。そして、凹凸を繰り返すよう配置された熱伝導部材10aのうち、弾性部材20aから凹凸方向の両側にはみ出た領域が切断されることにより、放熱構造体1aが製造される(
図9のkおよび
図9のlを参照)。放熱構造体1aもまた、放熱構造体1と同様に、簡易な方法で製造可能であり、生産性を高めることができる。なお、熱伝導部材10aは、開口部27aが形成された弾性部材20aの冷却部材と対向する面22a上に載置されても良い。この場合、複数の切り取り部28aは、冷却部材と対向する面22a側から開口部27aへ押し込まれることが好ましい。
【0048】
(放熱構造体1の製造方法の変形例)
第1実施形態に係る放熱構造体1の製造方法の変形例の一例について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
【0049】
図10は、第1実施形態に係る放熱構造体の製造方法の変形例の主な工程を平面視および
図2と同様の視野にてそれぞれ示す。
【0050】
この放熱構造体1の製造方法の変形例は、上述の放熱構造体1の製造方法と類似の方法であるが、切り込み25に代えて切り込み25bを形成する点で、上述の放熱構造体1の製造方法と異なる。
【0051】
まず、弾性部材20に、凹凸方向と直交する方向に沿って延び、かつ厚さ方向に貫通する直線状の切り込み25bが、凹凸方向に沿って複数形成される(
図10のmを参照)。切り込み25bは、凹凸方向と直交する方向に沿って、かつ厚さ方向に平行に貫通する切り込みである。すなわち、切り込み25bは、弾性部材20を、熱源と対向する面21から冷却部材と対向する面22へ平行に貫通する直線状の切り込みである。そして、熱伝導部材10が切り込み25bを通って弾性部材20の厚さ方向に貫通して、矩形状の凹凸を繰り返すよう配置される(
図10のnを参照)。より詳細には、熱伝導部材10は、例えば、熱源と対向する面21から1の切り込み25bを通って冷却部材と対向する面22へ貫通された後、隣接する切り込み25bを通って熱源と対向する面21へ貫通されることにより、矩形状の凹凸を形成する。これを繰り返すことにより、熱伝導部材10は、弾性部材20の厚さ方向に貫通して矩形状の凹凸を繰り返すように配置される。そして、凹凸を繰り返すよう配置された熱伝導部材10のうち、弾性部材20から凹凸方向の両側にはみ出た領域が切断されることにより、放熱構造体1が製造される。放熱構造体1は、弾性部材20に切り込み25bを形成し、熱伝導部材10を切り込み25bを通って弾性部材20の厚さ方向に貫通して、凹凸を繰り返すよう配置するという簡易な方法で製造可能であり、生産性を高めることができる。
【0052】
第2実施形態に係る放熱構造体1aもまた、上述の変形例と同様の方法で製造可能である。この場合、放熱構造体1aは、切り込み25bに代えて、凹凸方向と直交する方向に沿って延び、かつ厚さ方向に対して斜めに貫通する直線状の切り込みを備えることが好ましい。より詳細には、放熱構造体1aは、
図9のgに示すように、弾性部材20aの厚さ方向に対して斜めに貫通する直線状の切り込みが凹凸方向に沿って複数形成されることが好ましい。
【0053】
(放熱構造体1bの製造方法)
第3実施形態に係る放熱構造体1bの製造方法の一例について説明する。先の実施形態と共通する部分については同じ符号を付して重複した説明を省略する。
【0054】
図11は、第3実施形態に係る放熱構造体の製造方法の主な工程を平面視にて示す。
【0055】
弾性部材20bは、熱伝導部材10bにより、弾性部材20bの厚さ方向に貫通しながら凹凸方向(
図11の左右方向)に沿って縫われる(
図11のoを参照)。このように熱伝導部材10bにより凹凸方向に沿って縫う動作は、弾性部材20bの凹凸方向と直交する方向に沿って複数回繰り返される。これにより、弾性部材20bは、熱源と対向する面21bおよび冷却部材と対向する面22bにおいて、所定間隔を空けて熱伝導部材10bの集合体12が露出するよう複数の熱伝導部材10bを保持する。よって、凹凸方向に沿って弾性部材20bを縫う熱伝導部材10bが、凹凸方向と直交する方向に沿って複数本配置された放熱構造体1bが製造される(
図11のpを参照)。放熱構造体1bは、弾性部材20bを複数本の熱伝導部材10bで凹凸方向に沿って縫うという簡易な方法で製造可能であり、生産性を高めることができる。
【0056】
3.バッテリー
次に、本実施形態に係るバッテリーについて説明する。
【0057】
図12は、放熱構造体を備えるバッテリーの縦断面図を示す。ここで、「縦断面図」は、バッテリーの筐体内部の上方開口面から底部へと垂直に切断する図を意味する。
【0058】
この実施形態において、バッテリー40は、例えば、電気自動車用のバッテリーであって、多数のバッテリーセル50を備える。バッテリー40は、一方に開口する有底型の筐体41を備える。筐体41は、好ましくは、アルミニウム若しくはアルミニウム基合金から成る。バッテリーセル50は、筐体41の内部44に配置される。バッテリーセル50の上方には、電極(不図示)が突出して設けられている。複数のバッテリーセル50は、好ましくは、筐体41内において、その両側からネジ等を利用して圧縮する方向に力を与えられて、互いに密着するようになっている(不図示)。筐体41の底部42には、冷却部材45の一例である冷却水を流すために、1または複数の水冷パイプ43が備えられている。バッテリーセル50は、底部42との間に、放熱構造体1を挟むようにして筐体41内に配置される。
【0059】
バッテリー40は、冷却部材45を流す構造を持つ筐体41内に、1または2以上の熱源としてのバッテリーセル50を備える。放熱構造体1は、バッテリーセル50と冷却部材45との間に介在する。バッテリー40は、好ましくは、熱伝導部材10の凹凸を繰り返す方向(凹凸方向)に沿って複数のバッテリーセル50が並ぶように、バッテリーセル50と冷却部材45との間に放熱構造体1を介在させる。このような構造のバッテリー40では、バッテリーセル50は、放熱構造体1を通じて筐体41に伝熱して、水冷によって効果的に除熱される。なお、冷却部材45は、「冷却媒体」あるいは「冷却剤」と読み替えても良い。冷却部材45は、冷却水に限定されず、液体窒素、エタノール等の有機溶剤も含むように解釈される。冷却部材45は、冷却に用いられる状況下にて、液体であるとは限らず、気体あるいは固体でも良い。
【0060】
バッテリーセル50を筐体41内にセットした状態では(
図12を参照)、放熱構造体1は、バッテリーセル50と、水冷パイプ43を備える底部42との間において、放熱構造体1の厚さ方向に圧縮される。この結果、バッテリーセル50からの熱は、熱伝導シート21、底部42、水冷パイプ43、冷却部材45へと伝わりやすくなる。また、放熱構造体1は弾性部材20に熱伝導部材10が保持されているため、作業者がバッテリー40に放熱構造体1を容易に取り付けることができ、作業性が向上する。なお、バッテリー40は、熱伝導部材10の凹凸方向と直交する方向に沿って複数のバッテリーセル50が並ぶように、バッテリーセル50と冷却部材45との間に放熱構造体1を介在させても良い。また、バッテリー40は、放熱構造体1に代えて、先述の放熱構造体1a,1bを備えていても良い。
【0061】
4.その他の実施形態
上述のように、本発明の好適な各実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されることなく、種々変形して実施可能である。
【0062】
図13は、放熱構造体の上に、バッテリーセルの側面を接触させるように横置きにしたときの断面図、その一部拡大図および充放電時にバッテリーセルが膨張した際の一部断面図をそれぞれ示す。
【0063】
先述の実施形態では、バッテリーセル50を縦にしてその下端に放熱構造体1を接触せしめている状況について説明したが、バッテリーセル50の配置形態は、これに限定されない。
図13に示すように、バッテリーセル50の側面を放熱構造体1の熱伝導部材10に接触させるように、バッテリーセル50を配置しても良い。バッテリーセル50は、充電および放電の際に温度上昇する。バッテリーセル50の容器自体が柔軟性に富む材料にて形成されていると、バッテリーセル50の特に側面が膨らむ可能性がある。そのような場合でも、
図13に示すように、放熱構造体1がバッテリーセル50の外面の形状に合わせて変形できるので、充放電時にも放熱性を高く維持できる。また、先述の第2実施形態および第3実施形態においても同様に、バッテリーセル50の側面を放熱構造体1a,1bの熱伝導部材10a,10bに接触させるように、バッテリーセル50を配置しても良い。
【0064】
また、放熱構造体1,1aは、熱伝導部材10,10aと弾性部材20,20aとの間に接着剤を介在させずに製造されていたが、熱伝導部材10,10aと弾性部材20,20aとの間に接着剤が介在していても良い。この場合、放熱構造体1,1aは、弾性部材20,20aに接着剤を塗布した状態で熱伝導部材10,10aを配置しても良いし、接着剤を塗布した熱伝導シート10,10aを弾性部材20,20aに配置しても良い。接着剤は、その構成材料を問わないが、少なくともバッテリーセル50からの放熱による温度上昇に耐え得るような耐熱性に優れた接着剤を用いることが好ましい。
【0065】
また、放熱構造体1,1aは、切り込み25,25a,25bの凹凸方向と直交する方向に沿う長辺の長さが弾性部材20,20aの凹凸方向と直交する方向の長さより短くなるよう形成されていたが、当該長辺の長さは、弾性部材20,20aの凹凸方向と直交する方向の長さと同一であっても良い。すなわち、弾性部材20,20aは、その凹凸方向と直交する方向に貫通する切り込み25,25a,25bが形成されていても良い。
【0066】
また、弾性部材20,20a,20bは、その形状に特に制約はなく、少なくともバッテリーセル50と対向する面21,21a,21bおよび冷却部材45と対向する面22,22a,22bにおいて、所定間隔を空けて熱伝導部材10,10a,10bが露出するように熱伝導部材10,10a,10bを保持可能な形状であれば、例えば、楕円、台形、円、多角形状等であっても良い。
【0067】
また、熱源は、バッテリーセル50のみならず、回路基板や電子機器本体などの熱を発する対象物を全て含む。例えば、熱源は、キャパシタおよびICチップ等の電子部品であっても良い。同様に、冷却部材45は、冷却用の水のみならず、有機溶剤、液体窒素、冷却用の気体であっても良い。また、放熱構造体1、1a,1bは、バッテリー40以外の構造物、例えば、電子機器、家電、発電装置等に配置されていても良い。
【0068】
また、上述の各実施形態の複数の構成要素は、互いに組み合わせ不可能な場合を除いて、自由に組み合わせ可能である。例えば、放熱構造体1aは、バッテリー40に備えられていても良い。
熱源の種々の形態に順応可能であって、軽量で、確実な熱伝導によって高い放熱効率を実現でき、かつ熱源からの押圧による復元特性と簡易で長期間使用可能な構造を有する放熱構造体およびそれを備えるバッテリーを提供する。
本発明は、熱源から冷却部材に熱を伝導させて熱源からの放熱を可能とする放熱構造体1であって、熱源と冷却部材との間に配置され、所定方向に向かって連続した凹凸を繰り返す形状を有する熱伝導部材10と、熱伝導部材10を保持する機能を有する弾性部材20と、を備え、熱伝導部材10は、弾性部材20をその厚さ方向に貫通して凹凸を繰り返すよう配置され、弾性部材20は、熱源および冷却部材とそれぞれ対向する2つの面21,22において、所定間隔を空けて熱伝導部材10が露出するよう熱伝導部材10を保持することを特徴とする放熱構造体1およびそれを備えるバッテリーに関する。