(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
(1)本開示の一態様に係るナビゲーション端末は、通信部と、アラーム機能と、プロセッサと、を備え、前記プロセッサは、ユーザの目的地を示す目的地情報を取得し、前記ナビゲーション端末の位置を示す第1位置情報を取得し、前記目的地情報と前記第1位置情報に基づいて算出された、前記第1位置情報に示された位置から前記目的地までの第1ルートを含む第1ルート情報に従って、ナビゲーションを開始し、前記ナビゲーションの開始後の前記ナビゲーション端末の位置を示す第2位置情報を取得し、前記第1ルート情報に基づいて、前記第2位置情報に示された位置から所定地点までの距離が第1距離以下になった場合、前記アラーム機能を起動させ、前記所定地点は、前記第1ルート情報に示された、前記第1ルート上にある地点であり、前記第2位置情報に示された位置から前記所定地点までの距離が、前記第1距離より短い第2距離以下になった場合、前記通信部に対して、前記ユーザに装着されたウェアラブル端末に備えられたバイブレーションを振動させる制御信号を前記ウェアラブル端末に送信させる。
【0012】
これにより、ユーザが把握すべき特徴地点をより把握しやすい通知を行うことができる。
【0013】
より具体的には、ナビゲーション端末は、ユーザにとって適切なタイミングに、ユーザが身に付けるウェアラブル端末の振動で直接ユーザに通知することができる。
【0014】
(2)上記態様において、更に、スピーカを備え、前記アラーム機能は、前記スピーカから音声を出力させることによって、前記ユーザに前記第2位置情報に示された位置から前記所定地点までの距離が前記第1距離以下になったことを報知してもよい。
【0015】
(3)上記態様において、更に、スピーカを備え、前記アラーム機能は、前記スピーカから警告音を出力させることによって、前記ユーザに前記第2位置情報に示された位置から前記所定地点までの距離が前記第1距離以下になったことを報知してもよい。
【0016】
(4)上記態様において、更に、ディスプレイを備え、前記アラーム機能は、前記ディスプレイにメッセージを表示させることによって、前記ユーザに前記第2位置情報に示された位置から前記所定地点までの距離が前記第1距離以下になったことを報知してもよい。
【0017】
(5)上記態様において、前記ナビゲーション端末は、車両に搭載され、前記ユーザは前記車両の運転者であり、前記ウェアラブル端末は、前記ユーザの上肢に装着され、前記通信部は、前記ウェアラブル端末に備えられたセンサが前記ユーザの前記車両に備えられたハンドルの操作を検知した結果を前記ウェアラブル端末から受信し、前記プロセッサは、更に、前記検知した結果に基づいて、前記バイブレーションに対する制御信号を前記通信部に送信させてもよい。
【0018】
(6)上記態様において、前記プロセッサは、前記検知した結果に基づいて、前記ユーザが前記ハンドルを所定角以上回転させているか判定し、前記第2位置情報に示された位置から前記所定地点までの距離が前記第2距離以下であり、且つ、前記ユーザが前記ハンドルを所定角以上回転させていると判定された場合、前記通信部に対して、前記バイブレーションを停止させる制御信号を前記ウェアラブル端末に送信させてもよい。
【0019】
(7)上記態様において、前記プロセッサは、前記検知した結果に基づいて、前記ユーザが前記ハンドルを所定角以上回転させているか判定し、前記第2位置情報に示された位置から前記所定地点までの距離が前記第2距離以下であり、且つ、前記ユーザが前記ハンドルを所定角以上回転させていないと判定された場合、前記目的地情報と前記第2位置情報に基づいて新たに算出されたルートを含む第2ルート情報に従って、新たにナビゲーションを開始し、前記通信部に対して、前記バイブレーションを停止させる制御信号を前記ウェアラブル端末に送信させてもよい。
【0020】
(8)上記態様において、前記所定地点は、前記第1ルート情報に示された、前記第1ルート上にある分岐点がある地点であり、前記プロセッサは、更に、前記第2位置情報と前記第1ルート情報に基づいて、前記ナビゲーション端末が前記分岐点を通過して前記第1ルートに沿って進行しているか判定し、前記第2位置情報に示された位置から前記所定地点までの距離が前記第2距離以下であり、且つ、前記ナビゲーション端末が前記分岐点を通過して前記第1ルートに沿って進行していると判定された場合、前記通信部に対して、前記バイブレーションを停止させる制御信号を前記ウェアラブル端末に送信させてもよい。
【0021】
(9)上記態様において、前記所定地点は、前記第1ルート情報に示された、前記第1ルート上にある分岐点がある地点であり、前記プロセッサは、更に、前記第2位置情報と前記第1ルート情報に基づいて、前記ナビゲーション端末が前記分岐点を通過して前記第1ルートに沿って進行しているか判定し、前記第2位置情報に示された位置から前記所定地点までの距離が前記第2距離以下であり、且つ、前記ナビゲーション端末が前記分岐点を通過して前記第1ルートに沿って進行していないと判定された場合、前記目的地情報と前記第2位置情報に基づいて新たに算出されたルートを含む第2ルート情報に従って、新たにナビゲーションを開始し、前記通信部に対して、前記バイブレーションを停止させる制御信号を前記ウェアラブル端末に送信させてもよい。
【0022】
(10)上記態様において、前記所定地点は、前記第1ルート情報に示された、前記第1ルート上にある分岐点がある地点であり、前記プロセッサは、更に、前記第2位置情報と前記第1ルート情報に基づいて、前記ナビゲーション端末が前記分岐点を通過して前記第1ルートに沿って進行しているか判定し、前記第2位置情報に示された位置から前記所定地点までの距離が前記第1距離以下で前記第2距離より大きく、且つ、前記ナビゲーション端末が前記分岐点を通過して前記第1ルートに沿って進行していると判定された場合、前記通信部に対して、前記バイブレーションを停止させる制御信号を前記ウェアラブル端末に送信させてもよい。
【0023】
(11)上記態様において、前記ウェアラブル端末は、前記ユーザの上肢に装着され、前記通信部は、前記ウェアラブル端末に備えられたセンサが検知した前記ユーザのバイタル値を示す生体情報を前記ウェアラブル端末から受信し、前記プロセッサは、更に、記バイタル値が所定値よりも大きい場合は、前記第2距離の長さを所定距離よりも大きく設定し、前記バイタル値が前記所定値以下である場合は、前記第2距離の長さを前記所定距離以下に設定する。
【0024】
(12)上記態様において、前記バイタル値は、心拍数、体温、呼吸数のいずれかを含んでもよい。
【0025】
(13)上記態様において、前記ウェアラブル端末は、前記ユーザの上肢に装着され、前記通信部は、前記ウェアラブル端末に備えられたセンサが検知した前記ユーザのバイタル値を示す生体情報を前記ウェアラブル端末から受信し、前記プロセッサは、更に、前記バイタル値が所定値よりも大きい場合は、前記通信部に対して、前記バイブレーションの振動の大きさを所定値より小さくさせる制御信号を前記ウェアラブル端末に送信させ、前記バイタル値が前記所定値以下である場合は、前記通信部に対して、前記バイブレーションの振動の大きさを所定値以上にさせる制御信号を前記ウェアラブル端末に送信させてもよい。
【0026】
(14)上記態様において、前記ナビゲーション端末はサーバに接続され、前記通信部は、前記サーバから前記第1ルート情報を受信させてもよい。
【0027】
(15)上記態様において、更に、メモリを備え、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された地図情報と前記目的地情報と前記第1位置情報とに基づいて、前記第1ルートを算出し、前記地図情報は、各道路の位置及び形状と前記各道路沿線にある前記所定地点を示してもよい。
【0028】
(16)上記態様において、更に、メモリを備え、前記アラーム機能は、前記メモリに記憶されたプログラムであってもよい。
【0029】
(17)本開示の一態様に係るナビゲーションシステムは、ユーザに装着されたナビゲーション端末と、ウェアラブル端末と、を備え、前記ナビゲーション端末は、通信部と、アラーム機能と、プロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記ユーザの目的地を示す目的地情報を取得し、前記ナビゲーション端末の位置を示す第1位置情報を取得し、前記目的地情報と前記第1位置情報に基づいて算出された、前記第1位置情報に示された位置から前記目的地までの第1ルートを含む第1ルート情報に従って、ナビゲーションを開始し、前記ナビゲーションの開始後の前記ナビゲーション端末の位置を示す第2位置情報を取得し、前記第1ルート情報に基づいて、前記第2位置情報に示された位置から所定地点までの距離が第1距離以下になった場合、前記アラーム機能を起動させ、前記所定地点は、前記第1ルート情報に示された、前記第1ルート上にある地点であり、前記第2位置情報に示された位置から前記所定地点までの距離が、前記第1距離より短い第2距離以下になった場合、前記通信部に対して、前記ウェアラブル端末に備えられたバイブレーションを振動させる制御信号を前記ウェアラブル端末に送信させてもよい。
【0030】
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることもできる。
【0031】
(実施の形態)
以下、本開示の一態様に係るナビゲーション端末10等について説明する。
【0032】
[ナビゲーションシステム1]
図1は、本実施の形態におけるナビゲーションシステム1の使用場面の一例を示す図である。
図2は、本実施の形態におけるウェアラブル端末20の外観例を示す図である。
図3は、本実施の形態に係るナビゲーションシステム1の構成を示す機能ブロック図である。
【0033】
図1には、ナビゲーションシステム1が車両30に使用される場合の例が示されている。
図1に示す車両30のカーナビ10aには、後述する本実施の形態のナビゲーション端末10が搭載されており、ユーザは、例えば
図2に示す腕時計型のウェアラブル端末20を装着しながら、車両30のハンドル31を操作して運転する。
【0034】
なお、車両30は、
図1に示す例では自動車であるが、これに限らない。車両30は、自動運転車両であってもよいし、自動二輪車や自転車、小型飛行機などでもよいし、ナビゲーション端末10が搭載できるものであればどのようなものであってもよい。また、以下では、
図1に示されるように、ナビゲーションシステム1が使用されているとして説明する。
【0035】
本実施の形態のナビゲーションシステム1は、
図3に示すように、ユーザに地図を用いてルート案内を行うナビゲーション端末10と、ウェアラブル端末20とで構成されている。
【0036】
ここで、サーバ40は、ナビゲーション端末10が自端末位置を判別するために用いることができる位置に関する情報、及び、特徴地点(後述)に関する情報を、ナビゲーション端末10に送信する。サーバ40は、例えばGPS(Global Positioning System)であってもよいし、wifiアクセスポイントであってもよい。また、サーバ40は、ナビゲーションシステム1の外部にあるネットワーク上のサーバであってもよい。この場合には、サーバ40は、ナビゲーション端末10から自端末位置の情報を取得し、ナビゲーション端末10に、その自端末位置を含む地図情報を、上記位置に関する情報として送信してもよいし、さらに、取得した自端末位置と当該地図情報からルート案内を示す情報をナビゲーション端末10に送信するとしてもよい。なお、上記ルート案内を示す情報には、上記特徴地点に関する情報が含まれるとしてもよい。また、サーバ40は、ナビゲーション端末10に、地図情報を、上記位置に関する情報、及び、特徴地点に関する情報として送信し、ナビゲーション端末10が自端末位置を判別し、判別した自端末位置を用いて、自端末位置、及び、特徴地点を含む地図を地図情報から抽出するとしてもよい。ここで地図情報は、所謂道路地図であり、各道路の形状及び位置と特徴点について情報を含む。
【0037】
以下、ナビゲーション端末10とウェアラブル端末20との構成について説明する。
【0038】
[ナビゲーション端末10]
ナビゲーション端末10は、
図3に示すように、通信インターフェース101、コンピュータ102及びアラーム103を備え、自端末位置に基づき、ユーザが把握すべき特徴地点をより把握しやすいように、ユーザにとって適切なタイミングで適切な手段を用いてユーザに通知する。
【0039】
<アラーム103>
アラーム103は、ナビゲーション端末10のユーザに報知を行う。ここで、アラーム103は内蔵ストレージ1004に記憶されたプログラムが起動させることで、音声を含む、振動とは異なる手段により、ユーザに対して報知を行う。例えば、メアラームは文字メッセージなどで視覚を通じた報知を行ってもよく、音声メッセージや警告音など聴覚を通じた報知を行ってもよい。
【0040】
<通信インターフェース101>
通信インターフェース101は、例えば通信アダプタであり、ウェアラブル端末20およびサーバ40と通信する。より具体的には、通信インターフェース101は、ウェアラブル端末20の通信インターフェース201を介して、bluetooth(登録商標)、wifiなどの無線通信ネットワークにより、ウェアラブル端末20のコンピュータ202と通信する。また、通信インターフェース101は、サーバ40から位置に関する情報を受信する。
【0041】
また、通信インターフェース101は、コンピュータ102に制御され、ウェアラブル端末20の有するバイブレーション機能203による振動を作動させる信号または停止させる信号を、ウェアラブル端末20に対して送信する。また、通信インターフェース101は、バイブレーション機能203による振動を所定値より大きくさせる信号またはバイブレーション機能203による振動を所定値より小さくさせる信号を、ウェアラブル端末20に対して送信してもよい。ここで、振動の所定値とは、ウェアラブル端末20の有するバイブレーション機能203で予め定められた振動の大きさ(初期値)であってもよく、バイブレーション機能203による前回の振動の大きさ(前回値)であってもよい。
【0042】
本実施の形態では、通信インターフェース101は、ウェアラブル端末20に備えられるセンサによって検出された、車両30のハンドルに対するユーザの操作を示す操作情報を受信する。さらに、通信インターフェース101は、ウェアラブル端末20から、ウェアラブル端末20を装着するユーザの生体情報を受信するとしてもよい。このとき、通信インターフェース101は、ウェアラブル端末20から常時、または、特定のタイミングで操作情報、または、生体情報を受信するとしてもよい。また、通信インターフェース101は、通信インターフェース101からウェアラブル端末20に送信する要求情報に応じて、ウェアラブル端末20から送信される操作情報、または、生体情報を受信するとしてもよい。さらに、生体情報はウェアラブル端末に備えられたセンサによって検知されてもよい。
【0043】
なお、サーバ40がナビゲーションシステム1の外部にあるネットワーク上のサーバである場合には、通信インターフェース101は、サーバ40と通信し、サーバ40から地図情報、及び、ルート案内のためのルートを取得するとしてもよい。この場合、通信インターフェース101は、別途GPS衛星から位置に関する情報すなわち電波を受信し、自端末位置を判別してもよいし、別途wifiアクセスポイントから位置に関する情報を受信し、自端末位置を判別してもよい。
【0044】
<コンピュータ102>
コンピュータ102は、ナビゲーション端末10の機能をソフトウェアにより実現するコンピュータである。ここで、
図4を用いて、コンピュータ102のハードウェア構成の一例について説明する。
図4は、
図3に示すナビゲーション端末10のコンピュータ102のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0045】
コンピュータ102は、
図4に示すように、入力装置1001、出力装置1002、CPU1003、内蔵ストレージ1004、RAM1005、読取装置1007、送受信装置1008及びバス1009を備えるコンピュータである。入力装置1001、出力装置1002、CPU1003、内蔵ストレージ1004、RAM1005、読取装置1007及び送受信装置1008は、バス1009により接続される。
【0046】
入力装置1001は、入力ボタン、タッチパッド、タッチパネルディスプレイなどといったユーザインタフェースとなる装置であり、ユーザの操作を受け付ける。なお、入力装置1001は、ユーザの接触操作を受け付ける他、音声での操作、リモコン等での遠隔操作を受け付ける構成であってもよい。本実施の形態では、入力装置1001は、ユーザによる目的地情報の入力に用いられるとしてもよい。出力装置1002は、ディスプレイ、などのユーザインタフェースとなる装置であり、地図情報やルート案内として算出されたルートを表示、または、窓などのガラスやスクリーンに投影する。また、出力装置1002は、プロジェクタなどの装置でもよく、地図情報やルート案内として算出されたルートを表示、スクリーンや窓などのガラスに投影するとしてもよい。さらに、出力装置1002は、情報を表示する他、音声を出力するスピーカであってもよい。内蔵ストレージ1004は、フラッシュメモリなどである。内蔵ストレージ1004は、コンピュータ102の各機能を実現するためのプログラムや各機能構成を利用した機能を発揮するアプリケーションが、予め記憶されているとしてもよい。本実施の形態では、内蔵ストレージ1004は、上記に加えて、サーバ40から取得した地図情報を記憶するとしてもよいし、または予め地図情報が記憶されているとしてもよい。また、内蔵ストレージ1004は、サーバ40またはナビゲーション端末10で算出されたルート案内用のルートを記憶するとしてもよい。また、内蔵ストレージ1004は、入力装置1001を用いてユーザにより入力された目的地情報を記憶するとしてもよいし、ウェアラブル端末20に入力された目的地情報が記憶されているとしてもよい。
【0047】
RAM1005は、Random Access Memoryであり、プログラムやアプリケーションの実行に際してデータ等の記憶に利用される。読取装置1007は、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から情報を読み取る装置である。読取装置1007は、上記のようなプログラムやアプリケーションが記録された記録媒体からそのプログラムやアプリケーションを読み取り、内蔵ストレージ1004に記憶させる。送受信装置1008は、通信インターフェース101を用いて、無線又は有線で通信を行うための装置である。送受信装置1008は、通信インターフェース101を用いて、ウェアラブル端末20と通信を行い、ウェアラブル端末20に入力された目的地情報を取得して内蔵ストレージ1004に記憶させてもよい。また、送受信装置1008は、通信インターフェース101を用いて、例えばネットワークに接続されたサーバ40と通信を行い、サーバ40から上記のようなプログラムやアプリケーションをダウンロードして内蔵ストレージ1004に記憶させたり、サーバ40から地図情報を取得して内蔵ストレージ1004に記憶させたりする。
【0048】
送受信装置1008は、通信インターフェース101を用いて、ウェアラブル端末20と通信し、取得した情報を内蔵ストレージ1004に記憶させる。CPU1003は、Central Processing Unitであり、内蔵ストレージ1004に記憶されたプログラムやアプリケーションをRAM1005にコピーし、そのプログラムやアプリケーションに含まれる命令をRAM1005から順次読み出して実行する。
【0049】
続いて、コンピュータ102が実現するナビゲーション端末10の機能について具体的に説明する。
【0050】
コンピュータ102は、例えばサーバ40から受信した情報に基づいてナビゲーション端末10の位置である自端末位置を判別する。また、コンピュータ102は、ユーザ等により入力された目的地情報、地図情報、及び、判別した自端末位置からルート案内を実行するためのルートを算出してもよい。コンピュータ102は、算出したルートに基づいてルート案内を実行する。
【0051】
また、コンピュータ102は、算出したルート上にあり、ユーザが把握すべき特徴地点と自端末位置との距離が、第1距離以下になった場合、アラーム103に、ユーザに対する報知を行わせる。そして、コンピュータ102は、特徴地点と自端末位置との距離が、第1距離よりも小さい第2距離以下になった場合、通信インターフェース101に、ウェアラブル端末20の有するバイブレーション機能203による振動を作動させる信号を、ウェアラブル端末20に対して送信させる。
【0052】
(特徴地点)
ここで、特徴地点は、算出したルート上にある曲がり角地点、分岐地点及び目的物の少なくとも一を含む。以下、特徴地点の一例について
図5A〜
図5Cを用いて説明する。
【0053】
図5A〜
図5Cは、本実施の形態に係るルート上の特徴地点の一例を示す図である。
【0054】
特徴地点は、例えば
図5Aに示すように、算出したルートR11及びルートR12上にある曲がり角地点F1であってもよいし、例えば
図5Bに示すように、算出したルートR21及びルートR22上にある分岐地点F2であってもよい。また、特徴地点は、
図5Cに示すように、算出したルートR23上で目的の施設、目的のお店などの目的物がある目的地点R32であってもよい。つまり、特徴地点は、ルート上でユーザが把握すべき地点であればどのようなものでもよい。
【0055】
(第1距離及び第2距離)
続いて、第1距離及び第2距離について
図6〜
図8を用いながら説明する。
【0056】
図6〜
図8は、本実施の形態に係るルート上の第1距離及び第2距離の一例を示す図である。
【0057】
第1距離は、ナビゲーション端末10を使用するユーザに事前に通知できる距離であって特徴地点とナビゲーション端末10の位置との距離である。第1距離は、ナビゲーション端末10が搭載されるものによって異なる。本実施の形態では、ナビゲーション端末10が自動車などの車両30に搭載されているので、第1距離は、
図6〜
図8に示すように特徴地点F1、F2またはF3と車両30との距離であり、例えば700mや300mなど数百mのオーダの距離である。なお、ナビゲーション端末10が自転車などの車両に搭載される場合には、第1距離は、数十mのオーダとすればよい。
【0058】
これにより、ユーザが把握すべき特徴地点に対して、ユーザがより把握しやすいように2段階の通知を行うことができる。より具体的には、ナビゲーション端末10は、2段階目として、ユーザにとって適切なタイミングに、ユーザが身に付けるウェアラブル端末20の振動で直接ユーザに通知することができる。
【0059】
第2距離は、ナビゲーション端末10を使用するユーザが通知を受けた直後(数秒後)に行動を起こすことができる距離であり、特徴地点とナビゲーション端末10の位置との距離である。第2距離も、ナビゲーション端末10が搭載されるものによって異なる。本実施の形態では、ナビゲーション端末10が自動車などの車両30に搭載されているので、第2距離は、
図6〜
図8に示すように特徴地点F1、F2またはF3と車両30との距離であり、10m〜50mなど十mのオーダの距離である。なお、ナビゲーション端末10が自転車などの車両に搭載される場合には、第1距離は、数mのオーダとすればよい。
【0060】
また、通信インターフェース101がウェアラブル端末20から、心拍数、体温または呼吸数などウェアラブル端末20を装着するユーザの生体情報を受信する場合、コンピュータ102は、通信インターフェース101が受信した生体情報に基づいて、第2距離を調整する。なぜなら、ユーザが落ちついているときや興奮しているときでは、バイブレーション機能203による振動で通知してもすぐに気付かない場合があるからである。例えばユーザが興奮しているときには、予め設定されている第2距離を延ばすことで、バイブレーション機能203による振動をユーザがより確実に気付かせるようにすればよい。
【0061】
コンピュータ102は、例えば生体情報が心拍数である場合には、生体情報の値が大きい場合にユーザの興奮度が高いと判定できるので、その生体情報の値が所定値よりも大きい場合には、予め設定されている第2距離を延ばしたものを第2距離とすればよい。また、ユーザが落ち着いているときには、予め設定されている第2距離を短くしてもよい。ユーザは落ち着いているのでバイブレーション機能203による振動を確実に気付くことができると考えられるからである。
【0062】
なお、例えばユーザが興奮しているときに、バイブレーション機能203による振動をユーザにより確実に気付かせる方法は、第2距離を延ばす方法に限らず、振動を所定値より大きくするとしてもよい。反対に、ユーザは落ち着いているときには、バイブレーション機能203による振動を小さくするとしてもよい。つまり、コンピュータ102は、通信インターフェース101が受信した生体情報の値に応じて、通信インターフェース101に、バイブレーション機能203による振動をより大きくさせる信号またはバイブレーション機能203による振動を所定値より小さくさせる信号を、ウェアラブル端末20に対して送信させるとしてもよい。
【0063】
本実施の形態では、コンピュータ102は、通信インターフェース101が受信した操作情報によりユーザが車両30のハンドルを所定角度以上切ったか否かを判定し、曲がり角や分岐点などの特徴地点で車両30が曲がったかどうかを判定する。そして、コンピュータ102は、その判定結果に応じたルート案内を実行する。
【0064】
より具体的には、コンピュータ102は、ルート上の特徴地点と自端末位置との距離が第2距離以下であり、操作情報の示す操作が車両30のハンドル31を所定角度以上回す操作であると判定したとする。この場合、コンピュータ102は、車両30がルート上の特徴地点を曲がったとみなして、通信インターフェース101に、バイブレーション機能203による振動を停止させる信号を、ウェアラブル端末20に対して、送信させる。
【0065】
一方、コンピュータ102は、ルート上の特徴地点と自端末位置との距離が第2距離以下であり、操作情報の示す操作が車両30のハンドルを所定角度以上回す操作でないと判定したとする。この場合、コンピュータ102は、車両30がルート上の特徴地点を曲がらず通り過ぎたとみなして、目的地情報、及び、地図情報と、現在の自端末位置とから当該ルートを再算出し、通信インターフェース101に、バイブレーション機能203による振動を停止させる信号を、ウェアラブル端末20に対して送信させてもよい。
【0066】
また、コンピュータ102は、ルート上の特徴地点と自端末位置との距離が第2距離より大きく、操作情報の示す操作が所定角度以上であると判定したとする。この場合、コンピュータ102は、車両30がルート上の特徴地点以外の地点で曲がったとみなして、通信インターフェース101に、バイブレーション機能203による振動を停止させる信号を、ウェアラブル端末20に対して送信させてもよい。
【0067】
[ウェアラブル端末20]
ウェアラブル端末20は、通信インターフェース201、コンピュータ202及びバイブレーション機能203を備え、ユーザの身体の一部に接して装着される。
【0068】
本実施の形態では、ウェアラブル端末20は、
図2に示すように、バンド型(腕時計型)の機器であり、ユーザの上肢(腕)に装着されるとして説明する。なお、ウェアラブル端末20は、バンド型(腕時計型)の機器である場合に限らず、指輪型の機器やメガネ型の機器であってもよく、ヘッドマウント型の機器であってもよい。つまり、ウェアラブル端末20は、ユーザの身体の一部に装着可能な機器であり、以下で説明する機能構成を備えればどのようなものであってもよい。
【0069】
<バイブレーション機能203>
バイブレーション機能203は、振動などを通じて、ナビゲーション端末10のユーザに触覚による通知を行う。なお、触覚による通知を行う方法は、振動に限らない。微小な針を突き出したり、空気圧や電圧で変形するデバイスを用いてウェアラブル端末20のバンドを締め付けたりしてもよい。
【0070】
<通信インターフェース201>
通信インターフェース201は、例えば通信アダプタであり、ナビゲーション端末10と通信する。より具体的には、通信インターフェース201は、ナビゲーション端末10の通信インターフェース101を介して、bluetooth(登録商標)、wifiなどの無線通信ネットワークにより、ナビゲーション端末10のコンピュータ102と通信する。
【0071】
本実施の形態では、通信インターフェース201は、ナビゲーション端末10から送信されたバイブレーション機能203による振動を作動または停止させる信号を受信し、コンピュータ202に伝達する。また、通信インターフェース201は、ナビゲーション端末10から送信されたバイブレーション機能203による振動を所定値より小さくまたは大きくさせる信号を受信し、コンピュータ202に伝達する。また、通信インターフェース201は、ウェアラブル端末20に備えられるセンサ(不図示)によって検出された、車両30のハンドルに対するユーザの操作を示す操作情報をナビゲーション端末10に送信する。
【0072】
ここで、ウェアラブル端末20に備えられるセンサは、加速度センサおよびジャイロセンサであり、ウェアラブル端末20を装着するユーザの上肢の動作を検知することで、車両30のハンドルを操作した角度を検出することができる。
【0073】
なお、通信インターフェース201は、ウェアラブル端末20が、当該ウェアラブル端末20を装着するユーザの生体情報を取得する場合には、その生体情報をナビゲーション端末10に送信するとしてもよい。また、通信インターフェース201は、ウェアラブル端末20に対して、ユーザにより目的地情報が入力される場合には、その目的地情報をナビゲーション端末10に送信するとしてもよい。
【0074】
<コンピュータ202>
コンピュータ202は、ウェアラブル端末20の機能をソフトウェアにより実現するコンピュータである。なお、コンピュータ202のハードウェア構成は、
図4に示すものと同様のためここでの説明は省略する。
【0075】
コンピュータ202は、ナビゲーション端末10から送信されたバイブレーション機能203による振動を作動または停止させる信号に従って、バイブレーション機能203による振動を作動(開始)させたり停止させたりする。また、ナビゲーション端末10から送信されたバイブレーション機能203による振動を所定値より小さくまたは大きくさせる信号に従って、バイブレーション機能203による振動を作動(開始)させたり停止させたりする。
【0076】
また、コンピュータ202は、通信インターフェース201に、センサ(不図示)により検出された車両30のハンドルに対するユーザの操作を示す操作情報を、ナビゲーション端末10に対して送信させる。
【0077】
また、コンピュータ202は、ウェアラブル端末20が当該ウェアラブル端末20を装着するユーザの生体情報を取得する場合には、通信インターフェース201に、取得した生体情報を、ナビゲーション端末10に対して送信させる。
【0078】
なお、ウェアラブル端末20は、さらに表示入力部を備え、ユーザは、当該表示入力部に対して、上述した目的地情報を入力してもよい。また、ウェアラブル端末20は、さらに音声入力部を備え、ユーザは、当該音声入力部に対して、音声によって上述した目的地情報を入力してもよい。
【0079】
[ナビゲーションシステム1の動作]。
【0080】
次に、以上のように構成されるナビゲーションシステム1の動作例を、
図9を用いて説明する。
【0081】
図9は、実施の形態に係るナビゲーションシステム1の動作の一例を示すフローチャートである。以下では、ナビゲーション端末10は、
図1に示すように車両30に設置されているカーナビ10aに搭載されているが、サーバ40は例えばナビゲーションシステム1の外部にあるサーバであり、位置に関する情報として地図情報を送信する場合について説明する。
【0082】
まず、ナビゲーション端末10は、サーバ40から位置に関する情報を受信し、ナビゲーション端末10は、受信した位置に関する情報に基づいて、ナビゲーション端末10の位置である自端末位置を判別している(S11)。
【0083】
次に、ナビゲーション端末10は、ユーザ等により目的地が入力されると(S12)、ナビゲーション端末10は、サーバ40と通信し、自端末位置を示す情報とともに目的地を示す情報を送信する。
【0084】
次に、サーバ40は、地図情報と、取得した目的地情報及び自端末位置(ナビゲーション端末10の位置)を示す情報とから、ルート案内を実行するためのルートを算出し(S13)、算出したルートを含むルート情報をナビゲーション端末10に送信する。
【0085】
そして、ナビゲーション端末10は、受信したルート情報に基づいて、ルート案内を開始する(S14)。
【0086】
その後、ナビゲーション端末10は、自端末位置が算出したルート上にあり、ユーザが把握すべき特徴地点と自端末位置との距離が、第1距離以下になったかを判定している(S15)。
【0087】
ナビゲーション端末10は、自端末位置が算出したルート上にあり、ユーザが把握すべき特徴地点と自端末位置との距離が、第1距離以下になったことを判定した場合(S15でYES)、例えば音声メッセージによる報知をユーザに対して行う(S16)。
【0088】
次に、ナビゲーション端末10は、自端末位置が算出したルート上にあり、ユーザが把握すべき特徴地点と自端末位置との距離が、第2距離以下になったことを判定した場合(S17でYES)、ウェアラブル端末20の有するバイブレーション機能203による振動を作動させる信号を、ウェアラブル端末20に対して送信する。
【0089】
すると、ウェアラブル端末20は、受信したバイブレーション機能203による振動を作動させる信号に従って、ウェアラブル端末20を振動させる(S18)。
【0090】
このようにして、ナビゲーション端末10は、ナビゲーション端末10のユーザに2種類の通知を行うことで、ユーザに曲がり角などの特徴地点をより把握させやすくすることができ、ユーザは迷わず曲がり角を曲がるなど特徴地点での行動を行うことができる。
【0091】
[効果等]
上述したように、本開示の一態様に係るナビゲーション端末10は、ユーザが把握すべき特徴地点をより把握しやすい通知を行うことができる。
【0092】
このようにして、ナビゲーション端末は、通常のナビゲーション端末からのアラームに加えて、ユーザにとって適切なタイミングに、ユーザが身に付けるウェアラブル端末の振動で直接ユーザに通知することができる。即ち、ユーザが把握すべき特徴地点に対して、ユーザがより把握しやすいように2段階の通知を行うことができる。その結果、ユーザが把握すべき特徴地点をより把握しやすい通知を行うことができる。
【0093】
具体的には、ユーザは、例えば曲がり角などの特徴地点から遠い位置ではナビゲーション端末からの音声などによる第1の通知を受け、曲がり角などの特徴地点に近い位置ではナビゲーション端末による通知よりも気付きやすいウェアラブル端末の振動などの触覚に訴える手段によって第2の通知を受けるので、特徴地点をより認識しやすくすることができる。
【0094】
(変形例)
上述した実施の形態では、ナビゲーション端末10が自動車などの車両30に搭載されている場合を例に挙げて説明したが、それに限らない。ナビゲーション端末10がスマートフォンなどの携帯端末に搭載され、スマートフォンが車両30に搭載されてもよいし、スマートフォンをユーザが歩行する際に携帯して用いるとしてもよい。
【0095】
ナビゲーション端末10が搭載された携帯端末をユーザが歩行する際に携帯して用いる場合、ナビゲーション端末10は、第1距離を数mのオーダとし、第2距離を数十cmのオーダとすればよい。また、ナビゲーション端末10は、加速度センサおよびジャイロセンサなどウェアラブル端末20に備えられるセンサが検出した移動方向を示す情報をウェアラブル端末20から取得し、地図情報と自端末位置とに基づいて、ナビゲーション端末10(ユーザ)が特徴地点を曲がった若しくは分岐したことを検知すればよい。
【0096】
より具体的には、ナビゲーション端末10のコンピュータ102は、ルート上の特徴地点と自端末位置との距離が第2距離以下であり、自端末位置及び地図情報に基づいてナビゲーション端末10が特徴地点を曲がった若しくは分岐したことを検知した場合、通信インターフェース101に、バイブレーション機能203による振動を停止させる信号を、ウェアラブル端末20に対して送信させてもよい。
【0097】
また、ナビゲーション端末10のコンピュータ102は、ルート上の特徴地点と自端末位置との距離が第2距離以下であり、自端末位置及び地図情報に基づいてナビゲーション端末10が特徴地点を曲がった若しくは分岐したことを検知しなかった場合、目的地情報、及び、地図情報と、当該自端末位置とから当該ルートを再算出して、通信インターフェース101に、バイブレーション機能203による振動を停止させる信号を、ウェアラブル端末に対して送信させてもよい。
【0098】
また、ナビゲーション端末10のコンピュータ102は、ルート上の特徴地点と自端末位置との距離が第2距離より大きい場合で、自端末位置及び地図情報に基づいてナビゲーション端末10が特徴地点を曲がった若しくは分岐したことを検知したとき、通信インターフェース101に、バイブレーション機能203による振動を停止させる信号を、ウェアラブル端末20に対して送信させてもよい。
【0099】
このようにして、本変形例に係るナビゲーション端末10は、ユーザにとって適切なタイミングに、ユーザが身に付けるウェアラブル端末の振動で直接ユーザに通知することができるので、ユーザが把握すべき特徴地点をより把握しやすい通知を行うことができる。
【0100】
具体的には、ユーザは、例えば曲がり角などの特徴地点から遠い位置ではナビゲーション端末からの音声などによる通知を受け、曲がり角などの特徴地点に近い位置ではナビゲーション端末による通知よりも気付きやすいウェアラブル端末の振動などの触覚に訴える手段によって通知を受けるので、特徴地点をより確実に認識することができる。
【0101】
(他の実施の形態等)
上述した実施の形態は一例にすぎず、各種の変更、付加、省略等が可能であることは言うまでもない。
【0102】
なお、上述したナビゲーション端末10等におけるルート算出機能は、ナビゲーション端末10が分担してもよい、サーバ40が分担してもよい。
【0103】
また、上述のナビゲーション端末10等の動作手順の全部又は一部は、ナビゲーション端末10等のハードウェアにより実現されても、ソフトウェアを用いて実現されてもよい。なお、ソフトウェアによる処理は、ナビゲーション端末10等に含まれるプロセッサがメモリに記憶された制御プログラムを実行することにより実現されるものである。また、その制御プログラムを記録媒体に記録して頒布や流通させてもよい。例えば、頒布された制御プログラムを装置にインストールして、装置のプロセッサに実行させることで、その装置に、例えば上述したナビゲーション端末10等の動作の全部又は一部を行わせることが可能となる。
【0104】
また、上述した実施の形態で示した構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明の範囲に含まれる。
【0105】
なお、本発明の包括的又は具体的な各種態様には、装置、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、コンピュータで読み取り可能な記録媒体等の1つ又は複数の組み合わせが含まれる。
【0106】
その他、上記実施の形態に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。