(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記上方帯片は、前記一対の直立フレーム部材から上向きに凹状の態様で延び、前記下方帯片は、前記一対の直立フレーム部材から下向きに凹状の態様で延びることを特徴とする請求項3に記載の歩行器装置。
前記上方帯片は、前記一対の直立フレーム部材の上方端と一列になり、かつ接線方向に延び、前記下方帯片は、前記上方端の下方に間隔を空けて離れることを特徴とする請求項3に記載の歩行器装置。
前記上方帯片は、前記一対の直立フレーム部材の上方端の上方に空間を空けて離れ、前記下方帯片は、前記一対の直立フレーム部材の前記上方端の下方に空間を空けて離れることを特徴とする請求項3に記載の歩行器装置。
前記一対の直立フレーム部材の各々は、伸縮式であり、当該一対の直立フレーム部材の高さを選択して調節するための押しボタンを有することを特徴とする請求項1に記載の歩行器装置。
前記背もたれが、当該背もたれを略水平方向に貫通する少なくとも1つの前記第1開口と、当該背もたれを略鉛直方向に貫通する少なくとも1つの前記第1開口とを有することを特徴とする請求項1に記載の歩行器装置。
前記背もたれは、間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数のリブを有し、隣り合う前記リブの間には鉛直に延びる複数の開口が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の歩行器装置。
前記背もたれは、間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数の第1条片と、前記第1条片と格子状の形態で交差し、間隔を空けて離れて水平に延びる複数の第2条片とを有することを特徴とする請求項1に記載の歩行器装置。
前記一対の直立フレーム部材から外向きに延びる一対の弓形の支持部材と、前記一対の直立フレーム部材と前記一対の支持部材とを一体に連結する一対の結合部材とを備え、
前記一対の結合部材の各々は、前記一対の直立フレーム部材の各々における一部の周りに、少なくとも一部分が延びる直立管状部と、前記一対の支持部材の各々における少なくとも一部の周りに、少なくとも一部分が延びる弓形管状部とを有することを特徴とする請求項1に記載の歩行器装置。
前記背もたれは、間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数のリブと、一対の略水平な上方の架橋部材および下方の架橋部材とを有し、前記リブは、前記一対の架橋部材に連結し、前記一対の架橋部材の間で延びていることを特徴とする請求項1に記載の歩行器装置。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図面を参照し、最初に
図1を参照すると、移動補助装置、この例では、第1の態様による歩行器装置40が、示されている。歩行器装置は、
図1〜
図21に示されている。
図1に示すように、歩行器装置40は、歩行器装置の後部47に隣接して間隔を空けて離れた歩行器装置の側部43および45にそれぞれ位置付けられた、間隔を空けて離れた一対の直立フレーム部材42および44を備えている。フレーム部材の各々は、フレーム部材42の下方端46および上方端48として示されている、下方端と、下方端から間隔を空けて離れた上方端とを備えている。
【0013】
フレーム部材42および44の各々は、伸縮式となっており、複数の開口51が貫いて広がる内側管49と、内側管を受け入れるように成形された外側管53とを備えている。歩行器装置40は、伸縮式の管を選択的に調節して一体に固定するための調節機構59を有している。この例では、調節機構はつまみネジ63を備えている。つまみネジは、伸縮式の管49および53の高さを固定するように調節するために、開口51のうちの選択されたものに挿入できる。これは、
図21に示した使用者65に最適な高さを提供するために、歩行器装置40の高さを調節することができる。
【0014】
図1に戻って参照すると、歩行器装置40は、この例では弓形とされている一対の支持部材41および50を備えている。支持部材は、それぞれのフレーム部材に連結されている近位端と、近位端から間隔を空けて離れた遠位端と、それらの端同士の間に位置付けられた頂部とを備えている。これは、フレーム部材42に結合された近位端52と、近位端から間隔を空けて離れた遠位端54と、端52および54の上方に間隔を空けて離れ、端52および54の間に置かれた頂部55とを有する支持部材50によって示されている。支持部材の近位端は、この例では、フレーム部材の下方端46に隣接して下方端46から間隔を空けて離れた場所において、フレーム部材に連結している。棒材57が、この例では、それぞれのフレーム部材42の下方端46から延び、支持部材の遠位端54に隣接してそれぞれの支持部材50に連結している。
【0015】
歩行器装置40は、フレーム部材42および44の下方端と支持部材50の遠位端54とに回転可能に連結された複数の車輪組立体を備えている。これは、フレーム部材42の端46に回転可能に連結された車輪組立体56によって示されている。車輪組立体の各々は、地面と係合する車輪58を備えている。歩行器装置40は、この例では、可倒式バスケット60を備えている。
図1に示しているように、バスケットは、選択的に、支持部材
の遠位端54に隣接して、支持部材41および50に連結し、支持部材41と50との間で延びている。バスケット60は、この例では、歩行器装置の前部61に隣接して位置付けられている。歩行器装置40は、この例では枢動可能に一体に連結された2つの平面の部分66および68を有する椅子64を備える、椅子組立体62をさらに備えている。椅子組立体の部分66および68は、この例では支持部材の頂部55において、それぞれの支持部材50および41に枢動可能に連結している。したがって、椅子64は、直立フレーム部材42および44に動作可能に連結している。
【0016】
図2で最も良好に見られるように、歩行器装置40は、折り畳み機構70を備えている。折り畳み機構は、この例では、ヒンジで一体に連結され、それぞれの棒材57に枢動可能に連結してその棒材57から延びる2つの内側フレーム部材75および77から形成された内側フレーム組立体73を備えている。この例での折り畳み機構70は、椅子組立体62のそれぞれの部分66および68に枢動可能に連結してそれぞれの部分66および68から延びる交差する一対のリンク部材79および81を備えている。リンク部材79および81は、内側フレーム組立体73の内側フレーム部材75および77にもそれぞれ枢動可能に連結している。したがって、折り畳み機構70は、歩行器装置40のフレーム部材42および44に動作可能に連結し、フレーム部材42と44との間に置かれている。
【0017】
折り畳み機構は、
図13に示すように、フレーム部材42および44と支持部材41および50とをまとめることで、歩行器装置を選択的に横方向に折り畳むことができるように構成される。したがって、折り畳み機構は、歩行器装置40を
図13に示す折り畳み軸71に沿って横方向に折り畳み可能にすることができる。様々な部品および機能を含む歩行器装置用の折り畳み機構自体は、当業者には良く知られているため、折り畳み機構70はさらに詳細には説明しない。
【0018】
図1に戻って参照すると、歩行器装置40は、フレーム部材42および44のそれぞれの上方端48に連結してその上方端48から延びる一対のハンドルブレーキ組立体72および74を備えている。ハンドルブレーキ組立体の作動は、車輪58のうちの少なくとも1つを選択的に制動させる。
【0019】
説明においてこの点に対して、歩行器装置は、Liuへの米国特許第8,083,239号にさらに詳細に記載されている。様々な部品および機能を含む、伸縮式の管自体、車輪組立体自体、折り畳み機構自体、および、歩行者のためのブレーキ組立体自体の例は、当業者には良く知られているため、さらに詳細には説明しない。
【0020】
図1を参照すると、ハンドルブレーキ組立体72および74の各々はハンドル76を備えており、ハンドル76の作動は、車輪58のうちの少なくとも1つを選択的に制動させる。ハンドルは、
図14〜
図20に最も良好に示されている。各々のハンドル76は、略細長い環の形であり、使用者の手が部分的に通じて伸びることができる開口78を囲っている。各々のハンドルは、使用者の親指を受け入れるためにU字形の断面となっている細長い上部80を有している。様々な部品および機能を含むハンドルブレーキ組立体自体の操作は、当業者には良く知られているため、詳細には説明しない。
【0021】
図1に示すように、ハンドルブレーキ組立体の各々は、組立体72のための筐体82によって示されているように、それぞれのハンドル76が枢動可能に連結する筐体を有している。ここで
図10を参照すると、各々の筐体は略矩形の角柱の形となっている。各々の筐体82は、そのそれぞれのフレーム部材42の上方端48に動作可能に連結する近位端84と、その近位端から間隔を空けて離れた遠位端86とを有している。各々の筐体は、各々が略矩形の形である外側部88および内側部89を含む間隔を空けて離れた一対の側部を有している。各々の筐体82は、丸い上部90と、この例ではその上部から間隔を空けて離れた平らな下部92とを備えている。筐体の側部88および89と、上部と、下部とは、筐体の近位端84から遠位端86へと延びている。筐体82の側部は、筐体の上部90から下部92へと延びている。各々のブレーキ組立体72は、筐体82の遠位端86から筐体の近位端84に向かって延びる凹部94を備えている。凹部は、この例では
図10に示されている外側部88によって、筐体の上部90から筐体の下部92に向かって下に延びている。
図12を参照すると、凹部94は、この例では、側部89に隣接して、筐体82の上部90から筐体の下部92へと全体的に下へと延びている。
【0022】
図10に示しているように、各々のハンドルブレーキ組立体72は、その筐体82の外側部88に隣接して、凹部94において中に広がる複数の開口を備えている。これは、組立体72に、筐体82の遠位端86に隣接する外側開口96と、筐体の近位端84の方向において開口96から間隔を空けて離れた内側開口98と、開口96と98との間に位置付けられた中間開口100とによって示されている。
【0023】
図1で示されているように、歩行器装置40は、フレーム部材42および44から片持ちとされている背もたれ102を備えている。背もたれは、この例では可撓性であり、歩行器装置が
図1で見られる展開モードであるとき、弓形となっている。一態様によれば、背もたれ102は、この例では上方帯片104と下方帯片106とを備える帯片の形態で、間隔を空けて離れた弓形の一対の細長い部材からなる。帯片同士は、この例では背もたれ102の近位端108および110のそれぞれの共通の端で一体に連結している。帯片104および106は、この例では歩行器装置40の前部61と側部43および45とに沿って延びている。
【0024】
図3を参照すると、背もたれは、上方帯片104において上部112と、下方帯片106において下部114とを備えている。背もたれ102の上部および下部は、それぞれ
図6および
図7で見られるように、略弓形またはU字形となっている。
図3で最も良好に見られるように、上方帯片104も上部112も、この例では、U字形で上向きに凸状の断面となっている。下方帯片106は、この場合では略矩形の断面となっている。
図6を参照すると、背もたれ102は、凹形の内部116と凸形の外部118とを備えている。
図3で見られるように、背もたれの内部および外部は、背もたれの上部112から下部114へと延びている。
【0025】
背もたれ102は、この例ではポリプロピレンから形成されている内側部分120を有している。しかしながら、これは厳格に要求されているわけではなく、他の材料が他の実施形態で用いられてもよい。背もたれ102の内側部分120は、下方帯片106と、上方帯片104の内側半分122とを備えている。背もたれの内側部分120は、背もたれの内部116内に位置付けられている。
図6に見られるように、背もたれの内側部分120と上方帯片104の内側半分122とは、この例では、上の輪郭が弓形またはU字形である。
図3に戻って参照すると、背もたれ102の内側部分は、背もたれの上部112から下部114へと延びる幅Wiを有している。背もたれ102の内側部分120は、内側部が背もたれの外部118に向かって少なくとも部分的に外向きに湾曲している背もたれの上部112を除いて、略矩形の断面となっている。
【0026】
図12で見られるように、背もたれ102の内側部分120は、背もたれの近位端108および110において、筐体の内側部89におけるハンドルブレーキ組立体の凹部94上に受け入れられるように成形されている。
図11を参照すると、背もたれの端108および110における背もたれ102の断面厚さは、この例では、凹部94がハンドルブレーキ組立体の筐体82の残りの部分からの凹みと略同じとなっている。
【0027】
図3に戻って参照すると、背もたれは、その内側部分120に連結されて内側部分120から外向きに延びる外側部分124を有している。背もたれ102の外側部分は、上方帯片104の外側半分126を備えている。外側半分126は、背もたれの外部118に隣接して位置付けられている。この例での背もたれ102の外側部分124は、熱可塑性ポリウレタンによって形成されている。しかしながら、これは厳格に要求されているわけではなく、他の材料が他の実施形態で用いられてもよい。
図6で見られるように、背もたれ102の外側部分124と帯片104の外側半分126とは、この例では、上の輪郭が弓形またはU字形である。
図3に戻って参照すると、背もたれの外側部分は、背もたれの上部112から下向き方向に背もたれの外側部分の下方周囲縁125へと延びる幅Woを有している。背もたれ102の外側部分124の幅は、この例では、背もたれの内側部分120の幅Wiの略約半分である。背もたれの外側部分は、背もたれの内部116に向かって内向きに湾曲し、背もたれの内側部分120に連結している背もたれの上部112を除いて、略矩形の断面となっている。
図11を参照すると、背もたれ102の外側部分124は、背もたれの近位端108および110において、側部88におけるそれぞれのハンドルブレーキ組立体の凹部94上に受け入れられるように成形されている。これは、背もたれ102の近位端108における外側部分124が組立体72の凹部94上に受け入れられることによって、
図11で示されている。
【0028】
図3を参照すると、背もたれ102は一対の開口を備えており、各々の開口は、背もたれのそれぞれの近位端108および110に隣接する場所で背もたれの外側部分124を貫いて広がる。これは、
図3において、背もたれの近位端108に隣接する背もたれの外側部分124を貫いて広がる開口128によって示されている。
【0029】
図1および
図10を参照して見られるように、背もたれは、異なる体格に対応するために、背もたれ102が歩行器装置40のフレーム部材42および44から延びる度合いを使用者に調節させることができる調節機構130を備えている。この場合、調節機構は、この例では、
図10で見られる水平方向において間隔を空けて離れた開口96、98、および100と、前記開口に隣接する組立体72の部分101と、
図11に見られる背もたれ102の外側部分124を貫いて広がる開口128と、開口128に隣接する背もたれ102の部分103の形態で、複数のメス連結器を備えている。
図11で見られるように、調節機構130は、この場合では留め具で、この例では、それぞれの開口128を貫いて広がり、
図10に見られる開口96、98、および100のうちの選択的なものと係合するネジ132である、複数のオス連結器も備えている。
【0030】
ネジが
図10で見られる内側開口98を貫いて広がるとき、背もたれ102は、背もたれの近位端108および110が組立体72および74の凹部94の周りで完全に延びる、
図11で見られる第1の引込位置にあってもよい。
図11に見られるネジ132が、
図10に見られる外側開口96を貫いて広がるとき、背もたれは、
図12に見られる第2の引出位置にあってもよい。
図12に見られる背もたれの引出位置は、
図11に示される背もたれの引込位置と比較して、フレーム部材42および44からより間隔を空けて離れている。したがって、背もたれ102は、ハンドルブレーキ組立体72に沿って間隔を空けて離れた複数の異なる位置に選択的に連結可能であり、それによって、帯片104および106の位置決めが調節可能となっている。
【0031】
ここで
図11を参照すると、上方帯片104は、フレーム部材42および44の上方端48から延びている。
図4で見られるように、この例での上方帯片は、それぞれのフレーム部材から、この場合には上向きに凹状の様態で、上向きに湾曲した様態で延びている。下方帯片106は、この例では下向きに湾曲した様態で延びており、この場合には下向きに凹状の様態で延びている。したがって、帯片104および106は、互いに対して外向きに分岐する方向でフレーム部材42および44から延びている。
【0032】
図12で最良に見られるように、背もたれ102は、歩行器装置40のフレーム部材42と44との間に位置付けられた中央部分134を有している。帯片104および106は、背もたれ102の近位端108および110から背もたれの中央部分134に向かって外向きに延びるにつれて、徐々に間隔を空けて離れている。
図13で見られるように、これらの帯片は、歩行器装置40の折り畳み軸71と一列になる領域135で互いに最も間隔を空けて離れている。
【0033】
図21を参照すると、背もたれ102は、この例では、使用者が直立フレーム部材42および44を掴むときの背もたれ越しの使用者の視界を許容するための細長い開口136の形態で、背もたれ102を貫いて広がる少なくとも1つの開口を有している。これは、使用者65の目139から延び、開口136を貫いて開口136の下方の地面141へと広がる符号137の視界の線によって理解される。
図9で見られるように、開口は、この例では楕円の形とされている。開口136は、この例では
図1に示された帯片104と106との間に位置付けられており、この例では略水平の方向に延びている。開口136は、この例では先細りとされて丸められている間隔を空けて離れた端138および140を有している。端138および140は、この例では、背もたれ102の近位端108および110にそれぞれ隣接して位置付けられている。
図1で見られるように、開口136の先細りとされた端と背もたれの近位端とが、歩行器装置40の側部43および45に隣接して位置付けられている。帯片104および106は、水平方向に分割している単一の背もたれを備えていると言うことができる。
【0034】
上記の立案された構造は、よりコンパクトで、より軽量で、より人間工学的に優しい背もたれをもたらし、公知の先行技術の歩行器の背もたれおよび歩行器と比較して、使用するのがより簡単でより安全であり、折り畳むのがより容易であり得る歩行器装置40をもたらし得る。
【0035】
図22〜
図24は、第2の態様による歩行器装置40.1を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.1」の追加を伴って、
図1〜
図21に示された装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.1は、
図1〜
図21で示された歩行器装置40と実質的に同じであり、背もたれ102.1が、フレーム部材42.1および44.1の上方端48.1に片持ちとされており、背もたれ102.1を貫いて広がる開口136.1を有するが、装置40.1は以下の違いを持っている。
【0036】
図22に示されているように、筐体82.1の凹部94.1は、この例では、筐体の外側部88.1において、筐体の上部90.1から下部92.1へと延びている。
図23を参照すると、背もたれ102.1の外部118.1における背もたれ102.1の近位端は、背もたれの近位端108.1によって示されているように、筐体82.1の凹部上で筐体の上部から下部へと延びている。
【0037】
図22および
図24に見られるように、歩行器装置40.1は、ハンドルブレーキ組立体72.1のためのスライドレール組立体142によって示されているように、それぞれのハンドルブレーキ組立体に連結された一対のスライドレール組立体をさらに備えている。
図24を参照すると、各々のスライドレール組立体は、この例では背もたれ102.1の近位端108.1に連結されて近位端108.1に沿って延びるブラケット144である細長いオス部を、この例では備えている。ブラケットは、この例ではT字形の断面である。各々のスライドレール組立体142は、この例では筐体の凹部94.1に隣接する筐体82.1の側部88.1と平行に側部88.1から内向きに延びる凹所146の形態で、この例では細長いメス部を備えている。各々の凹所146は、この例では、筐体の下部92.1に隣接して位置付けられており、下部92.1から間隔を空けて離れている。各々の凹所146は、ブラケット144をスライド可能に受け入れるように成形されており、
図22に見られるように、この例ではT字形の断面となっている。したがって、背もたれ102.1は、スライドレール組立体142を介して、フレーム部材42.1に連結し、フレーム部材42.1から引出可能である。あるいはブラケット144は、筐体82.1に連結してもよく、細長いメス部が、背もたれ102.1の近位端108.1に連結してもよく、また、近位端108.1の一部であってもよい。
【0038】
図25〜
図33は、第3の態様による歩行器装置40.2を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.2」の追加を伴って、
図1〜
図21に示された装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.2は、
図1〜
図21で示された歩行器装置40と概して同様であり、背もたれ102.2が、フレーム部材42.2および44.2の上方端48.2に片持ちとされており、背もたれ102.2を貫いて広がる開口136.2を有するが、装置は以下の違いを持っている。
【0039】
この場合、
図33で最良に見られるように、帯片104.2および106.2は、歩行器装置の前部61.2に沿って延びている。
図25を参照すると、背もたれ102.2は、背もたれの凹形の内部116.2に配置され、内部116.2内に位置付けられたクッション部材148を備えている。クッション部材は、背もたれの開口136.2と一致し、開口136.2と同一の拡がりを持つ開口149を、有している。開口136.2の端138.2および140.2は、背もたれ102.2の近位端108.2および110.2とフレーム部材42.2および44.2とから内向きに間隔を空けて離れている。背もたれ102.2と、帯片104.2および106.2と、開口136.2とは、この場合、背もたれの鉛直の中心軸150の周りに略対称であり、背もたれの水平軸152の周り略対称である。背もたれの水平軸と、歩行器装置40.2のフレーム部材42.2および44.2の上方端48.2とは、この例では、水平面153内で一列になっている。この例では、帯片が背もたれの中央部分134.2に向かって延びるにつれて、帯片104.2は水平面から上向きに延びており、帯片106.2は水平面から下向きに延びている。
【0040】
図34および
図35は、第4の態様による歩行器装置40.3を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.3」の追加を伴って、
図1〜
図21に示された装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.3は、
図1〜
図21で示された歩行器装置40と概して同様であり、背もたれ102.3が、フレーム部材42.3および44.3の上方端48.3に片持ちとされており、背もたれ102.3を貫いて広がる開口136.3を有するが、装置は以下の違いを持っている。
【0041】
この場合、
図34に見られるように、帯片104.3および106.3は、楕円の様態で歩行器装置40.3のフレーム部材42.3から外向きに延びている。この例では、背もたれ102.3は、側方から見たとき、フレーム部材から延びるにつれて、Y字形とされている。
図25〜
図33に示されている背もたれ102.2と同様に、背もたれ102.3と、帯片104.3および106.3と、開口136.3とは、この場合、背もたれの鉛直の中心軸150.3の周りに略対称であり、背もたれの水平軸152.3の周りに略対称である。
【0042】
歩行器装置40.3は、伸縮式の管49.3および53.3を選択的に調節して一体に固定するための高さ調節機構59.3を備えている。この例では、
図35で最良に見られるように、調節機構は、管を選択的に一体に結合することで歩行器装置の高さを調節するために、つまみネジの代わりに押しボタン154を備えている。
【0043】
図36および
図37は、第5の態様による歩行器装置40.4を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.4」が先の小数の拡張子「.3」を置き換えると共に、小数の拡張子を有していない先の番号に加えられている状態で、
図34および
図35に示されている装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.4は、
図34および
図35で示された歩行器装置40.3と概して同様であり、背もたれ102.4が、歩行器装置のフレーム部材42.4および44.4の上方端48.4に片持ちとされており、背もたれ102.4を貫いて広がる開口136.4を有するが、装置は以下の違いを持っている。
【0044】
この例では、背もたれ102.4は、側方から見たとき、歩行器装置40.4のフレーム部材42.4から外向きに延びるにつれて、U字形とされている。
図37で見られるように、上方帯片104.4は、フレーム部材42.4および44.4の上方端48.4と一列となっており、上方端48.4から延びている。帯片104.4は、この例では、下方帯片106.4から間隔を空けて離れており、下方帯片106.4と平行となっている。帯片106.4および開口136.4は、フレーム部材42.4の上方端の下方で間隔を空けて離れている。
【0045】
背もたれ102.4は、上方帯片104.4と下方帯片106.4とを一体に連結する弓形の一対の連結部材156および158をさらに備えている。帯片4は、弓形の連結部材に連結し、弓形の連結部材から接線方向に延びている。弓形の連結部材156および158と開口136.4の端138.4および140.4とは、この例では半円形であり、それぞれハンドルブレーキ組立体72.4および74.4に隣接して位置付けられている。帯片106.4は、歩行器装置40.4のハンドル76.4の下方に位置付けられている。
【0046】
図25〜
図33の歩行器装置40.2のクッション部材148と同様に、
図37の歩行器装置40.4は、背もたれ102.4の凹形の内部116.4に配置されたクッション部材148.4を備えている。クッション部材は、背もたれに連結しており、背もたれから延びている。クッション部材148.4は、この例では、環形で弓形とされている。クッション部材は、背もたれ102.4の近位端108.4から外側に間隔を空けて離れた第1の湾曲端160と、背もたれの近位端110.4から外側に間隔を空けて離れた第2の湾曲端162とを有している。クッション部材148.4は、この例では各々が端160と162との間で延び、円筒形の形となっている細長い上方部164および細長い下方部166を、有している。クッション部材は、背もたれ102.4の内部116.4内に位置付けられている。この例では、クッション部材148.4の上方部164は、上方帯片104.4に連結しており、上方帯片104.4から内側に延びており、クッション部材の下方部166は、下方帯片106.4に連結しており、下方帯片106.4から内側で延びている。クッション部材の開口149.4は、この例では楕円の形とされており、背もたれ102.4の開口136.4と重なり合っている。
【0047】
歩行器装置40.4は、
図36においてフレーム部材42.4と支持部材50.4とを一体に結合する結合部材161によって見られるように、歩行器装置のそれぞれのフレーム部材および支持部材を選択的に一体に結合する一対の結合部材をさらに備えている。結合部材は、この例では側方からの輪郭がL字形とされている。各々の結合部材161は、この例では押しボタン154.4に隣接する部分である、それぞれのフレーム部材の部分165の周りに少なくとも一部で延びる直立管状部163を備えている。各々の結合部材161は、それぞれの支持部材50.4の少なくとも一部の周りに少なくとも一部で延びる弓形とされた管状部167をさらに備えている。管状部167の上方端171は、支持部材の頂部55.4と一列になっており、この例では椅子64.4のそれぞれの部分が枢動可能に連結する円筒形の受部である椅子取付部を備えている。あるいは管状部167の上方端171は、他の実施形態において、椅子のそれぞれの部分にある対応する受部によって受け入れられる細長い棒材を備えてもよい。
【0048】
図38は、第6の態様による歩行器装置40.5を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.5」が小数の拡張子「.3」を置き換えると共に、小数の拡張子を有していない先の部品に加えられている状態で、
図34および
図35に示されている装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.5は、
図34および
図35で示された歩行器装置40.3と概して同様であり、背もたれ102.5が、フレーム部材42.5および44.5の上方端48.5に片持ちとされており、背もたれ102.5を貫いて広がる開口136.5を有するが、装置は以下の違いを持っている。
【0049】
背もたれ102.5は、帯片104.5および106.5の周りに実質的に延びるクッション部材148.5を備えている。この例では、クッション部材は、帯片の周りに縫い付けられたネオプレンカバーの形態となっている。しかしながら、これは厳格に要求されているわけではなく、クッション部材は、他の実施形態では他の材料から作られてもよい。
【0050】
背もたれ102.5は、側方の輪郭において、背もたれが歩行器装置40.5のフレーム部材42.5および44.5から延びるにつれて、U字形とされている。上方帯片104.5は、歩行器装置のフレーム部材の上方端48.5の上方で延びており、下方帯片106.5は、フレーム部材の上方端の下方で延びている。
【0051】
図39および
図40は、第7の態様による歩行器装置40.6を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.6」が小数の拡張子「.4」を置き換えると共に、小数の拡張子を有していない先の部品に加えられている状態で、
図36および
図37に示されている装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.6は、
図36および
図37で示された歩行器装置40.4と概して同様であり、背もたれ102.6が、フレーム部材42.6および44.6の上方端48.6に片持ちとされており、背もたれ102.6を貫いて広がる開口136.6を有するが、装置は以下の違いを持っている。
【0052】
上方帯片104.6と下方帯片106.6とを一体に連結する連結部材156.6および158.6は、この例では、細長い略S字形を有している。開口136.6の端138.6および140.6は、この例では、上方帯片104.6に向かって傾斜している。上方帯片は、連結部材156.6および158.6から、連結部材に対して鋭角αで延びている。
図40で見られるように、背もたれ102.6は、この例では上方から見た場合、歩行器装置が横方向に折り畳まれるときに略V字の形を形成するように成形されている。背もたれの帯片は、支持部材41.6および50.6から略内側で間隔を空けて離れている。
【0053】
図41〜
図45は、第8の態様による歩行器装置40.7を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.7」の追加を伴って、
図1〜
図21に示された装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.7は、
図1〜
図21で示された歩行器装置40と概して同様であり、背もたれ102.7が、フレーム部材42.7および44.7の上方端48.7に片持ちとされており、背もたれ102.7を貫いて広がる少なくとも1つの開口136.7を備えるが、装置は以下の違いを持っている。
【0054】
背もたれ102.7は、
図45に見られるように、この例では、各々が強固で略矩形の角柱の形であり得る間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数の支柱またはリブ168を備えている。
図41に戻って参照すると、背もたれは、
図21に見られる使用者65の腰部169を支えるために機能できるように、十分に下方に延びるように成形されている。
【0055】
背もたれ102.7は、歩行器装置40.7がその展開モードにあるときに弓形とされ略水平の細長い上方および下方の架橋部材104.7および106.7の形態で、一対の帯片をさらに備えている。リブ168は、架橋部材同士に連結し、架橋部材同士の間で延びている。
図45に見られるように、リブは、架橋部材104.7および106.7に対して外側に延びている。架橋部材は、この例では、リブ168と比較してより狭い断面になっている。
【0056】
図41に戻って参照すると、背もたれ102.7は、略鉛直に延び、この例では隣接するリブ168の間に置かれた鉛直に延びる複数の開口136.7の形態である、間隔を空けて離れた複数の開口を備えている。したがって、背もたれは骨組状の構造を有するということができる。
【0057】
図45に示されているように、背もたれ102.7は、凹所170によって見られるように、外部118.7において複数のU字形の凹所を有している。凹所は、架橋部材104.7および106.7に隣接しており、隣接するリブ168の間に置かれている。凹所170は、背もたれ102.7の折り畳みを容易にし、歩行器装置40.7を横方向に折り畳むのを容易にするために鉛直に延びる曲げ領域として機能できる。
【0058】
ここで
図44を参照すると、筐体82.7は、この例では、略L字形とされた輪郭である。各々の筐体は、L字形の側部86.7および88.7を有している。筐体は、この例では、筐体がフレーム部材42.7および44.7の上方端48.7から外向きに延びるにつれて、凹状の様態で下向きに湾曲する下部92.7を有している。
【0059】
図42〜
図44を参照すると、調節機構130.7は、筐体82.7のそれぞれの遠位端86.7から各々が内側で延びるスロット172の形態で、メス連結器を有している。各々のスロットは、この例では、その筐体の上部90.7から下部92.7へと延びている。
図44に示されているように、各々のスロット172は、この例では、スロット内に位置付けられた、凹所174として見られるような4つの凹所の形態で、水平方向において間隔を空けて離れた複数の凹所と、連結部175によって見られるような、凹所同士の間に置かれた複数の連結部とをさらに備えている。凹所は、スロット172の連結部より幅広で、連結部に対して径方向外向きに延びている。調節機構130.7は、この例では、突出部176によって見られるような、一対の突出部である複数の鉛直に延びる突出部をさらに備えている。突出部は、背もたれ102.7のそれぞれの遠位端108.7に隣接して配置されており、遠位端108.7から外側に延びている。突出部は、スロット172内に、凹所174のうちの選択したものの中に受け入れ可能である。
【0060】
図46は、第9の態様による歩行器装置40.8を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.8」が小数の拡張子「.7」を置き換えると共に、小数の拡張子を有していない対応する先の部品の符号に加えられている状態で、
図41〜
図45に示されている装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.8は、
図41〜
図45で示された歩行器装置40.7と概して同様であり、背もたれ102.8が、フレーム部材42.8および44.8の上方端48.8に片持ちとされているが、装置は以下の違いを持っている。
【0061】
この例では、クッション部材148.8は、リブ168.8と、リブの間で延びる架橋部材104.8および106.8の周りに実質的に延びている。クッション部材または外側被覆材は、ある例によれば、ネオプレン、または、ポリエステルによって巻かれたEVAフォーム(エチレン酢酸ビニール)から作られ得る。しかしながら、ここでもまた、これらの材料は厳格に要求されているわけではなく、他の材料が他の実施形態で用いられてもよい。クッション部材148.8は、クッション部材の部分151によって見られるような、一体に結合された、架橋部材104.8と106.8との間で延びる鉛直に延びる複数の部分を備えている。
【0062】
架橋部材104.8は、背もたれ102.8が背もたれの中央部分134.8に向かって延びるにつれて上向きに湾曲されている。架橋部材106.8は、背もたれが背もたれの中央部分に向かって延びるにつれて下向きに湾曲されている。
【0063】
図47は、第10の態様による歩行器装置40.9を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.9」が小数の拡張子「.8」を置き換えると共に、小数の拡張子を先に有していない対応する部品の符号に加えられている状態で、
図47に示されている装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.9は、
図46で示された歩行器装置40.8と概して同様であり、背もたれ102.9が、フレーム部材42.7および44.7の上方端48.9に片持ちとされているが、装置は以下の違いを持っている。この場合、背もたれ102.9は、断面が略矩形である。
【0064】
また、背もたれは、物を保管するために、背もたれの後部179にわたって拡がる物入れ178を備えている。受部は、背もたれ102.9の外部118.9内に位置付けられている。この例での受部178は、受部を選択的に開閉するためのジッパー組立体180を備えている。背もたれ102.9は、物の保管をさらに容易にするための閉じた下部184と開いた上部186とを有する外側網182をさらに備えている。網は、この例では、背もたれの外部118.9に位置付けられている。
【0065】
図48および
図49は、第11の態様による歩行器装置40.10の背もたれ102.10を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.10」が小数の拡張子「.6」を置き換えると共に、小数の拡張子を有していない先の特徴部に加えられている状態で、
図39および
図40に示されている装置と同様の符号および機能を有している。背もたれは、平らに置かれて示されている。歩行器装置40.10の背もたれ102.10は、
図39および
図40に示されている歩行器装置40.6の背もたれ102.6と概して同様であり、背もたれ102.10が、
図39に見られるフレーム部材42.6および44.6の上方端48.6などのフレーム部材42の上方端に片持ちとされており、背もたれ102.10を貫き広がる少なくとも1つの開口136.10を備えるが、装置40.10は以下の違いを持っている。
【0066】
背もたれ102.10の開口136.10は、この例では、上方帯片104.10がフレーム部材の上方端の上方に実質的に位置付けられ、下方帯片106.10がフレーム部材の上方端の下方に実質的に位置付けられる状態で、
図39に見られるフレーム部材42.6および44.6の上方端48.6などのフレーム部材の上方端と、一列になっている。上方帯片104.10は、背もたれの上部112.10から下向きに延び、上方帯片104.10を貫いて部分的に広がる、間隔を空けて離れた複数のスリットまたは溝188を備えている。溝は、この例では略鉛直に延びており、背もたれ102.10がその展開されて弓形とされた様態にあるとき、周方向に間隔を空けて離れている。
【0067】
上方帯片104.10は、背もたれの上半分190である。クッション部材148.10は、背もたれの内部116.10に隣接する背もたれの上半分に沿って実質的に延びている。背もたれの開口136.10と下方帯片106.10とは一体に、背もたれの下半分192を備えている。溝188は、この例では、上部112.10から、背もたれの上半分190を実質的に貫いて、背もたれの下半分192に向かって広がっている。クッション部材148.10は、溝に沿って実質的に延びており、溝を背もたれの上部112.10に隣接して露出したままにしている。
【0068】
背もたれ102.10は、概して、この例では補強なしで平坦面がポリオレフィン(ポリエチレンまたはポリプロピレン)から作られて形成されているが、これらの材料は厳格に要求されているわけではない。その結果できた背もたれは、その幅に沿って均等に曲げうる。
【0069】
図50および
図51は、第12の態様による歩行器装置40.11の背もたれ102.11を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.11」が小数の拡張子「.10」を置き換えると共に、小数の拡張子を有していない先の特徴部に加えられている状態で、
図48および
図49に示されている装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.11の背もたれ102.11は、クッション部材148.11が背もたれ102.11の内部側116.11において溝188.11の上部の上に延びており、背もたれの上部112.11の上に延びていることを除いて、
図48および
図49に示されている歩行器装置40.10の背もたれ102.11と概して同様である。
【0070】
図52〜
図54は、第13の態様による歩行器装置40.12を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.12」の追加を伴って、
図1〜
図21に示された装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.12は、
図1〜
図21で示された歩行器装置40と概して同様であり、背もたれ102.12が、フレーム部材42.12および44.12の上方端48.12に片持ちとされており、背もたれ102.12を貫き広がる少なくとも1つの開口136.12を備えるが、装置は以下の違いを持っている。
【0071】
装置40.12は、この例では、背もたれ102.12を、筐体82.12を介して、フレーム部材42.12および44.12の上方端48.12にそれぞれ動作可能に連結する、連結部材194によって見られるような、U字形で弾性の一対のアームまたは連結部材を備えている。連結部材は、一例によれば、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)または硬質ポリプロピレンから作られ得るが、これは厳格に要求されているわけではなく、他の材料が用いられてもよい。
【0072】
連結部材194は、
図53で矢印191によって見られるように、水平方向に調節可能である。連結部材の細長い第1の部分195は、略S字状の形で下向きに延びており、連結部材の細長い第2の部分197は、概して上向きに延びている。連結部材の第2の部分は、連結部材の第1の部分から、この例では鋭角である角度βで、角度を成して延びている。背もたれ102.12は、この例では、連結部材194の第2の部分197に沿って延びており、第2の部分197と結合している。連結部材の第2の部分197は、少なくとも一部可撓性であり、
図53において符号199の矢印によって見られるように、連結部材の第1の部分195に対して弾性的に動作可能である。
【0073】
背もたれ102.12は、連結部材194と比較してより可撓性のある材料から作られてもよく、連結部材に鉛直の支持、強度、およびいくらかの弾性を提供させることができる一方、背もたれが横方向に簡単に折り畳み可能であることを確保する。この例では、背もたれ102.12は、柔軟なポリプロピレンまたはポリエチレンから作られ得るが、これは厳格に要求されているわけではない。背もたれは、間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数の条片196と、鉛直に延びる条片と格子状の形態で交差し、間隔を空けて離れて水平に延びる複数の条片198とを備えている。それによって、それぞれの条片同士の間に置かれた開口136.12の複数の列および行が形成される。開口は、この例では、略矩形の輪郭となっている。この例では、背もたれ102.12は、前および後の輪郭において略矩形となっている。
【0074】
図52で見られるように、背もたれの上部112.12は、この例では、フレーム部材42.12および44.12の上方端48.12と一列になっている。
図53を参照すると、背もたれ102.12の上部112.12と下部114.12との間の背もたれの鉛直全長距離dvは、この例では、椅子組立体62.12の深さds以上となっている。
図54で見られるように、このように成形された背もたれ102.12は、自由に撓み、歩行器装置40.12が横方向に折り畳まれるとき、大きく丸めたような形に折り畳める。
【0075】
図55は、第14の態様による歩行器装置40.13を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.13」が小数の拡張子「.12」を置き換えると共に、小数の拡張子を有していない先の特徴部に加えられている状態で、
図52〜
図54に示されている装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.13は、
図52〜
図54で示された歩行器装置40.12と概して同様であり、背もたれ102.13が、フレーム部材42.13および44.13の上方端48.13に片持ちとされており、背もたれ102.13を貫き広がる少なくとも1つの開口136.13を備えるが、装置は以下の違いを持っている。
【0076】
この例では、背もたれ120.13は、間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数のスリット136.13を、第1の端202が背もたれの上部112.13に隣接し、第2の端204が背もたれの下部114.13に隣接する状態で備えている。
【0077】
図56〜
図58は、第15の態様による歩行器装置40.14を示している。同様の部品は、小数の拡張子「.14」が小数の拡張子「.8」を置き換えると共に、小数の拡張子を有していない先の特徴部に加えられている状態で、
図46に示されている装置と同様の符号および機能を有している。歩行器装置40.14は、
図46で示された歩行器装置40.8と概して同様であり、背もたれ102.14が、フレーム部材42.14および44.14の上方端48.14に片持ちとされており、背もたれ102.14を貫き広がる少なくとも1つの開口または凹部136.14を備えるが、装置は以下の違いを持っている。
【0078】
この例では、背もたれ102.14は、この例では背もたれ102.14の下半分210である、下方部において一体に結合された略矩形の一対の部分206および208を備えている。
図58で最良に見られるように、中央に位置付けられた鉛直に延びるリブ212は、この例では、背もたれの矩形部分同士を一体に結合している。背もたれ102.14は、矩形の部分206および208とリブ212との間にそれぞれ置かれた鉛直に延びる一対の凹部213および215を備えている。これらの中央位置における背もたれは、矩形の部分およびリブと比較してより薄く、歩行器装置を容易に折り畳むよう機能しうる。リブ212は、矩形の部分206および208よりも断面がより薄くてもよく、例えばポリウレタンまたは二重射出の硬質プラスチックから作られうるが、これは厳格に要求されているわけではない。
【0079】
図56を参照すると、背もたれ102.14は、背もたれの上部112.14から下向きに中央で拡大する上方凹部136.14の形態で、上方開口を備えている。凹部は、背もたれの2つの並んでいる部分206および208を分割している。背もたれ102.14の凹部136.14は、この例では、背もたれの上半分214から背もたれの下半分210に延びており、略U字形となっている。この例の背もたれは、
図56に見られる、背もたれ102.14の下部114.14からリブ212へと上向きに延びる中央に配置された下方凹部216をさらに備えている。下方凹部216もこの例ではU字形とされており、この例では、上方凹部136.14より小さくなっている。
【0080】
追加の説明
直立フレーム部材から片持ちとされる背もたれを備える歩行器装置が提供される。背もたれは、使用者が直立フレーム部材を掴むときに使用者の背もたれ越しの視界を許容するべく少なくとも1つの貫いて広がる開口を有している。
【0081】
歩行器装置および歩行器装置用背もたれの例が説明されている。以下の条項は、さらなる説明として提供されている。
(1)歩行器装置であって、歩行器装置の直立フレーム部材から片持ちとされた背もたれを有し、背もたれが、使用者が直立フレーム部材を掴むときの背もたれ越しの視界を許容するための背もたれを貫き広がる少なくとも1つの開口を有する、歩行器装置。
(2)直立フレーム部材に動作可能に連結される椅子をさらに備える、条項1の装置。
(3)背もたれが可撓性で弓形である、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(4)背もたれが水平方向に分割している、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(5)背もたれが間隔を空けて離れた一対の帯片を備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(6)帯片同士が共通の端で一体に連結している、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(7)帯片のうちの上方のものがU字形の断面である、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(8)帯片のうちの上方のものが上向きに凸状の断面である、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(9)フレーム部材が上方端を有し、帯片のうちの上方のものが、フレーム部材の上方端から上向きに延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(10)帯片のうちの上方のものが、フレーム部材から上向きに湾曲した様態で動作可能に延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(11)帯片同士が、互いに対して外向きに分岐する方向でフレーム部材から延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(12)帯片のうちの上方のものが、フレーム部材から上向きの方向で延び、帯片のうちの下方のものが、フレーム部材から下向きの方向で延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(13)帯片のうちの上方のものが、フレーム部材から上向きに凹状の様態で延び、帯片のうちの下方のものが、フレーム部材から下向きに凹状の様態で延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(14)背もたれが、フレーム部材同士の間に位置付けられる中央部分を有し、帯片同士が、フレーム部材から離れて背もたれの中央部分に向かって進むにつれて、さらに間隔を空けて離れる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(15)歩行器装置が一対の側部を有し、背もたれが、背もたれを貫き広がる楕円の形とされる開口を、先細りとされた端が歩行器装置の側部に隣接して位置付けられた状態で有し、開口が帯片同士の間に位置付けられる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(16)歩行器装置が、フレーム部材に動作可能に連結され、フレーム部材同士の間に置かれる折り畳み機構を備え、折り畳み機構が、歩行器装置を折り畳み軸に沿って横方向に折り畳み可能とさせることができ、帯片同士が、折り畳み軸と一列になる領域で互いに最も間隔を空けて離れる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(17)背もたれがフレーム部材から延びる度合いを調節可能にすることができる調節機構をさらに備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(18)ハンドルブレーキ組立体をさらに備え、調節機構が、それを貫き広がる水平方向において間隔を空けて離れる複数の開口を有する少なくとも1つのメス連結器と、少なくとも1つのオス連結器とを備え、少なくとも1つのオス連結器は、少なくとも1つのメス連結器のそれぞれの開口で受け入れ可能であり、少なくとも1つのメス連結器は、ハンドルブレーキ組立体と背もたれの遠位端とのうちの第1のものの一部であり、少なくとも1つのオス連結器が、ハンドルブレーキ組立体と背もたれの遠位端とのうちの第2のものに結合する、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(19)調節機構が、それぞれのフレーム部材に動作可能に連結される一対のメス連結器を備え、各々のメス連結器が、その中で延びるスロットを備え、各々のメス連結器が、前記スロット内に位置付けられる水平方向において間隔を空けて離れる複数の凹所を備え、
調節機構が、背もたれのそれぞれの遠位端に隣接して配置される鉛直に延びる突出部を備え、突出部が、メス連結器の前記凹所のうちの選択したものの中に受け入れ可能である、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(20)一対のスライドレール組立体をさらに有し、背もたれが、スライドレール組立体を介して、フレーム部材に動作可能に連結し、フレーム部材に対して引出可能である、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(21)帯片が、歩行器装置の前部と側部とに沿って延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(22)帯片が、歩行器装置の前部に沿って延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(23)帯片同士が、背もたれの鉛直軸および水平軸の周りに対称である、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(24)背もたれが、ポリプロピレンから形成される内側部分と、熱可塑性ポリウレタンから形成される外側部分とを持つ弓形である、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(25)背もたれが、フレーム部材から延びるにつれて側面視楕円形となる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(26)背もたれが、フレーム部材から延びるにつれて側面視Y字形とされる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(27)背もたれが、フレーム部材から延びるにつれて側部からU字形とされる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(28)帯片のうちの上方のものが、フレーム部材の上方端と一列になり、フレーム部材の上方端から接線方向に延び、帯片のうちの下方のものが、帯片のうちの上方のものに対して間隔を空けて離れた平行の様態で延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(29)帯片のうちの上方のものと下方のものとを一体に連結する弓形の一対の連結部材をさらに備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(30)帯片のうちの上方のものと下方のものとが、弓形の連結部材と連結し、弓形の連結部材から接線方向に延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(31)帯片のうちの上方のものと下方のものとを一体に連結する一対のS字形の連結部材をさらに備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(32)帯片のうちの上方のものが、フレーム部材の上方端と一列になり、フレーム部材の上方端から接線方向に延び、帯片のうちの下方のものが、フレーム部材の上方端の下方に間隔を空けて離れる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(33)背もたれが、凹形の内部と、前記内部内に配置されるクッション部材とを備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(34)クッション部材がそれを貫き広がる開口を有する、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(35)クッション部材が環形とされる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(36)背もたれが、帯片の周りに実質的に延びるクッション部材を備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(37)背もたれが、凹形の内部と、前記内部内に配置されるクッション部材とを備え、クッション部材が帯片のうちの1つに連結し、帯片のうちの1つから延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(38)帯片のうちの上方のものが、フレーム部材の上方端の上方に間隔を空けて離れ、帯片のうちの下方のものが、フレーム部材の上方端の下方に間隔を空けて離れる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(39)フレーム部材の各々が、伸縮式であり、フレーム部材の高さを選択して調節するための押しボタンを備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(40)前記少なくとも1つの開口が、略水平の方向に延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(41)前記少なくとも1つの開口が、略鉛直の方向に延びる、先の条項のうちの少なく
とも1つの装置。
(42)背もたれが、略水平の方向に延びそれを貫き広がる少なくとも1つの開口と、略鉛直の方向に延びそれを貫き広がる少なくとも1つの開口とを有する、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(43)背もたれが、間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数のリブを、複数の鉛直に延びる開口がそれぞれのリブ同士の間に置かれる状態で備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(44)背もたれが、略水平な上方および下方の一対の架橋部材をさらに備え、リブが、架橋部材の間で連結し延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(45)リブが、架橋部材に対して外向きに径方向で延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(46)背もたれが、凸形の外部と、物を保管するための受部とを有し、受部が背もたれの外部に連結する、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(47)帯片の上方のものが、帯片の上方のものを貫いて部分的に広がる間隔を空けて離れた複数の溝を備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(48)開口が、フレーム部材の上方端と一列になる略水平に延びる開口の形態であり、帯片のうちの上方のものが、フレーム部材の上方端の上方に位置付けられ、帯片のうちの下方のものが、フレーム部材の上方端の下方に位置付けられる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(49)帯片のうちの上方のものが背もたれの上半分であり、開口および下方帯片が背もたれの下半分である先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(50)帯片のうちの上方のものが、間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数のスリットを備え、背もたれが、帯片のうちの上方のものに結合される間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数のリブを、複数の鉛直に延びるスリットがそれぞれのリブ同士の間に置かれる状態でさらに備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(51)背もたれをフレーム部材の上方端にそれぞれ動作可能に連結する一対のU字形の弾性連結部材をさらに備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(52)背もたれが略矩形の輪郭である、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(53)背もたれが、間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数の条片と、鉛直に延びる条片と交差する間隔を空けて離れた水平に延びる複数の条片とを備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(54)背もたれが、間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数のスリットを備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(55)背もたれが上部を備え、少なくとも1つの開口が、背もたれの上部から下向きに中央で延びる凹部である、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(56)背もたれの凹部が、背もたれの上半分から背もたれの下半分へと延びる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(57)背もたれが、上部と、背もたれの上部から下向きに延びる上方凹部と、上部から間隔を空けて離れた下部と、背もたれの下部から上向きに延びる下方凹部とを備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(58)背もたれが、フレーム部材同士の間に配置される中央部分を有し、凹部が、背もたれの前記中央部分内に位置付けられる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(59)背もたれが、その下半分において一体に結合される一対の略矩形の部分を備える、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(60)中央に位置付けられる鉛直に延びるリブが、背もたれの矩形の部分同士を一体に結合する、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(61)歩行器装置が横方向に折り畳まれるとき、背もたれが略V字形を形成するように成形される、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(62)装置が横方向に折り畳まれるとき、帯片が支持部材から略内向きに間隔を空けて離れる、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(63)歩行器装置であって、間隔を空けて離れた一対の直立フレーム部材と、直立フレーム部材に動作可能に連結される椅子と、フレーム部材から片持ちとされる背もたれとを備え、背もたれが、間隔を空けて離れた鉛直に延びる複数のリブと、略水平な上方および下方の一対の架橋部材と有し、リブが架橋部材の間に連結し延びる歩行器装置。
(64)背もたれがその中央部分に向かって延びるにつれて、上方の架橋部材が上向きに湾曲する、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(65)背もたれがその中央部分に向かって延びるにつれて、下方の架橋部材が下向きに湾曲する、先の条項のうちの少なくとも1つの装置。
(66)歩行器装置であって、間隔を空けて離れた一対の直立フレーム部材と、フレーム部材から外向きに延びる一対の支持部材と、支持部材同士に連結され、支持部材同士の間で延びる椅子と、フレーム部材と支持部材とを一体に連結する一対の結合部材とを備え、結合部材の各々が、それぞれのフレーム部材の一部の周りに少なくとも一部で延びる直立管状部と、それぞれの支持部材の一部の周りに少なくとも一部で延びる管状部とを備える、歩行器装置。
(67)結合部材がL字形である、条項66の装置。
(68)支持部材に連結する管状部が弓形とされる、条項66または67の装置。
(69)支持部材が弓形とされる、条項66から68のいずれか1つの装置。
(70)結合部材が、椅子が枢動可能に連結する細長い棒材の形態で上方端を有する、条項66から69のいずれか1つの装置。
(71)結合部材が、椅子が枢動可能に連結する受部の形態で上方端を有する、条項66から69のいずれか1つの装置。
【0082】
本明細書に記載された本発明の範囲内で多くの変形が可能であることは、理解されるものである。上記で提供された詳細の多くは、単なる例によるものであって、少なくとも以下の特許請求の範囲を参照して決定される本発明の範囲を限定するように意図されていないことは、当業者によってさらに理解されるものである。