特許第6887013号(P6887013)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6887013基準信号をマッピングするための方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6887013
(24)【登録日】2021年5月19日
(45)【発行日】2021年6月16日
(54)【発明の名称】基準信号をマッピングするための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20210603BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20210603BHJP
   H04B 7/06 20060101ALI20210603BHJP
【FI】
   H04L27/26 114
   H04W72/04 136
   H04B7/06 986
【請求項の数】10
【全頁数】35
(21)【出願番号】特願2019-517371(P2019-517371)
(86)(22)【出願日】2017年9月27日
(65)【公表番号】特表2019-537861(P2019-537861A)
(43)【公表日】2019年12月26日
(86)【国際出願番号】CN2017103609
(87)【国際公開番号】WO2018059424
(87)【国際公開日】20180405
【審査請求日】2019年6月10日
(31)【優先権主張番号】201610877424.5
(32)【優先日】2016年9月30日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201710882643.7
(32)【優先日】2017年9月26日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】511134469
【氏名又は名称】チャイナ アカデミー オブ テレコミュニケーションズ テクノロジー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲輝▼
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲潤▼▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】高 秋彬
(72)【発明者】
【氏名】タムラカール・ラケシュ
(72)【発明者】
【氏名】黄 秋▲萍▼
【審査官】 北村 智彦
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2017/016610(WO,A1)
【文献】 CATT,CSI-RS enhancement for {20,24,28,32} ports[online],3GPP TSG-RAN WG1#85 R1-164214,2016年 5月14日,pp.1-4,[検索日:2016.09.20],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_336/Docs/R1-164214.zip>
【文献】 CATT,CSI-RS design for {20,24,28,32} ports[online],3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-166439,2016年 8月13日,pp.1-4,[検索日:2016.11.14],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_463/Docs/R1-166439.zip>
【文献】 Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Nonprecoded CSI-RS for Class A CSI Reporting[online],3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-166339,2016年 8月12日,pp.1-8,[検索日:2016.11.14],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_366/Docs/R1-166339.zip>
【文献】 Intel Corporation,Performance comparison of CDM-4 and CDM-8 for CSI-RS[online], 3GPP TSG-RAN WG1#86 R1-166519,2016年 8月13日,pp.1-4,[検索日:2016.11.14],インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_543/Docs/R1-166519.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 27/26
H04B 7/06
H04W 72/04
IEEE Xplore
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−2
CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
Nポート基準信号パターンに従って、チャネル状態情報準信号(Channel State Information−reference SignalCSI−RS)がマッピングされるリソース要素(Resource Element RE)を決定し、Nは16よりも大きい整数であり、前記Nポート基準信号パターン内の1つのNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、複数のグループの8ポート基準信号パターン内のCSI−RSがマッピングされるRE位置に従って決定され、前記N個のポートのうちのS個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードのうちのS個のコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、前記8ポート基準信号パターンは、3GPP TS 36.211 V13.1.0で定義された8ポートCSI−RSパターンであり、
決定されたREに従ってCSI−RSをリソースにマッピングし、
前記Nが32、28、24または20であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであり、前記Nが32のとき、前記N個のポートのうち8個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが28であるとき、前記N個のポートのうち7個のポートごとに8ビット直交拡散コードの7個コードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが24であるとき、前記N個のポートのうち6つのポートごとに8ビット直交拡散コードの6つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが20であるとき、前記N個のポートのうちの5つのポートごとに8ビット直交拡散コードの5つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、
または、
前記Nが24であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであり、前記N個のポートのうち8個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、
前記Nが32、28、24または20であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであることは、方式1、方式2及び方式3のうちのいずれか1つを含み、
前記Nが24であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであることは、方式4または方式5を含み、
方式1:
14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされる6個のRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされる2個のRE位置とより構成されたRE位置と同じであり、
方式2:
11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのダウンリンクパイロットスロット(DwPTS)において、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じであり、
方式3:
11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じであり、
方式4:
Nが24であり、かつ、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置が、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであるとき、
14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、
通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSと、
スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSと、
スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSとのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様であり、
方式5:
Nが24であり、かつ、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置が、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであるとき、
11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RS、スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RS、及び、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様であることを特徴とする基準信号をマッピングするための方法。
【請求項2】
前記方式1の場合、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1サブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有することを特徴とする請求項に記載の基準信号をマッピングするための方法。
【請求項3】
前記Nが32、28、24または20であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであることは、
14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、
通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、
通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、
通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と
より構成されたRE位置と同じであり、
14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有することを特徴とする請求項に記載の基準信号をマッピングするための方法。
【請求項4】
前記方式2の場合、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有することを特徴とする請求項に記載の基準信号をマッピングするための方法。
【請求項5】
前記方式3の場合、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有することを特徴とする請求項に記載の基準信号をマッピングするための方法。
【請求項6】
Nポート基準信号パターンに従って、チャネル状態情報準信号(Channel State Information−reference SignalCSI−RS)がマッピングされるリソース要素(Resource Element RE)を決定し、Nは16よりも大きい整数であり、前記Nポート基準信号パターン内の1つのNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、複数のグループの8ポート基準信号パターン内のCSI−RSがマッピングされるRE位置に従って決定され、前記N個のポートのうちのS個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードのうちのS個のコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、前記8ポート基準信号パターンは、3GPP TS 36.211 V13.1.0で定義された8ポートCSI−RSパターンである処理モジュールと、
前記処理モジュールによって決定されたREに従ってCSI−RSをリソースにマッピングするマッピングモジュールとを備え
前記Nが32、28、24または20であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであり、前記Nが32のとき、前記N個のポートのうち8個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが28であるとき、前記N個のポートのうち7個のポートごとに8ビット直交拡散コードの7個コードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが24であるとき、前記N個のポートのうち6つのポートごとに8ビット直交拡散コードの6つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが20であるとき、前記N個のポートのうちの5つのポートごとに8ビット直交拡散コードの5つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、
または、
前記Nが24であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであり、前記N個のポートのうち8個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、
前記Nが32、28、24または20であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであることは、方式1、方式2および方式3のうちのいずれか1つを含み、
前記Nが24であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであることは、方式4または方式5を含み、
方式1:
14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされる6個のRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされる2個のRE位置とより構成されたRE位置と同じであり、
方式2:
11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのダウンリンクパイロットスロット(DwPTS)において、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じであり、
方式3:
11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じであり、
方式4:
Nが24であり、かつ、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置が、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであるとき、
14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、
通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSと、
スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSと、
スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSとのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様であり、
方式5:
Nが24であり、かつ、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置が、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであるとき、
11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RS、スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RS、及び、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様であることを特徴とする基準信号をマッピングするための装置。
【請求項7】
前記方式1の場合、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1サブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有することを特徴とする請求項6に記載の基準信号をマッピングするための装置。
【請求項8】
前記Nが32、28、24または20であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであることは、
14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、
通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、
通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、
通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と
より構成されたRE位置と同じであり、
14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有することを特徴とする請求項6に記載の基準信号をマッピングするための装置。
【請求項9】
前記方式2の場合、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有することを特徴とする請求項6に記載の基準信号をマッピングするための装置。
【請求項10】
前記方式3の場合、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有することを特徴とする請求項6に記載の基準信号をマッピングするための装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2016年9月30日に中国特許局に提出し、出願番号が201610877424.5であり、発明名称が「基準信号をマッピングするための方法及び装置」、及び2017年9月26日に中国特許局に提出し、出願番号が201710882643.7であり、発明名称が「基準信号をマッピングするための方法及び装置」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
【0002】
本発明は無線通信技術分野に関し、特に基準信号をマッピングするための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
Rel−10のロングタームエボリューション(long Term Evolution,LTE)スステムにおけるダウンリンクでは、一般にセル固有基準信号(Cell−specific reference Signal,C-RS)、ユーザ固有基準信号(UE−specific reference signal,UE−RS、またはDM−RS,Demodulation−reference Signal,即ち復調参照信号)及びチャネル状態情報基準信号(Channel State Indication reference Signal,CSI−RS)を主に含む基準信号が定義されている。CSI−RSは、ダウンリンクチャネル測定及び推定に使用される。
【0004】
図1a、図1b及び図1cは、それぞれ、LTEシステムにおいてCSI−RSをサポートする基準信号パターンを示す。当該基準信号パターンは、異なる基準信号のリソース位置、すなわち、異なる基準信号がマッピングされるREの物理リソースブロック(Physical Resource Block,PRB)内の位置を示す。
【0005】
1つの基準信号は各ダウンリンクアンテナポートにより送信される。CSI−RSは、2ポート、4ポートまたは8ポートで設定でき、1つのPRBに20グループの2ポートCSI−RSがある(図1aに示すように、1つの2ポートCSI−RSが1グループの0〜1で示されるREにマッピングされる)。または、10グループの4ポートCSI−RS(図1bに示すように、1つの4ポートCSI−RSが1グループの0〜3で示されるREにマッピングされる)。または、5グループの8ポートCSI−RS(図1cに示すように、1つの8ポートCSI−RSが1グループの0〜7に示されるREにマッピングされる)。図1a、図1b及び図1cのボックス内の数字はポート番号を表す。符号分割多重化モードでは、2つのポートごとに2つの隣接するREで使用され、例えば、図1aに示すように、1グループの0〜1で示される2個のREはポート0およびポート1を多重化する。(1 1)と(1 −1)を使用して多重化する。この多重化モードは直交拡散コードOCC=2として表される。
【0006】
ここで、Rel−13リリースに12ポートCSI−RS及び16ポートCSI−RSが導入される。12ポートCSI−RS及び16ポートCSI−RSの両方がポートを集約することによって生成される。また、電力をより有効に利用するために、Rel−10における直交拡散コードOCC=2に加えて、OCC=4として表されるモードがさらに導入される。3つの4ポートCSI−RS(OOC=2またはOOC=4)が図2aに示されるように1つの12ポートCSI−RSに集約される。ここで、A、B及びCで示される3個の4ポートCSI−RSは、1つの12ポートCSI−RSを構成する。図2bに示すように、16ポートCSI−RSは、2個の8ポートCSI−RS(OCC=2または、OCC=4)の集約により取得される。ここで、A及びBとして示される1つの8ポートCSI−RS、および、C及びDとして示される1つの8ポートCSI−RSは、1つの16ポートCSI−RSを構成する。図2a及び図2bにおいて同じアルファベット部分は、1つのOCC=4のグループを構成し、それぞれのグループは、時分割多重(TDM)モードと周波数分割多重(FDM)モードで配置される。4個ポートCSI−RSは各グループの4つのREに配置される。
【0007】
より多くのアンテナポート、例えば16ポート以上のCSI−RSの送信は、既存のLTEシステムではサポートすることができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明に係る実施例は基準信号をマッピングするための方法及び装置を提供し、16ポート以上のCSI−RSマッピングを具現することにより、16ポート以上のCSI−RS送信を具現する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る実施例は以下の技術案を提供する。
【0010】
第1の態様によれば、本発明の実施例に係る基準信号をマッピングするための方法では、Nポート基準信号パターンに従って、チャネル状態情報基準信号(Channel State Information−reference Signal CSI−RS)がマッピングされるリソース要素(Resource Element RE)を決定し、Nは16よりも大きい整数であり、前記Nポート基準信号パターン内の1つのNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、複数のグループの8ポート基準信号パターン内のCSI−RSがマッピングされるRE位置に従って決定され、前記N個のポートのうちのS個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードのうちのS個のコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、前記8ポート基準信号パターンは、3GPP Rel−13で定義された8ポートCSI−RSパターンであり、
決定されたREに従ってCSI−RSをリソースにマッピングする。
【0011】
実施可能の実施形態では、前記Nは、20、24、28または32である。
【0012】
実施可能の実施形態では、前記Nが32、28、24または20であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであり、前記Nが32のとき、前記N個のポートのうち8個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが28であるとき、前記N個のポートのうち7個のポートごとに8ビット直交拡散コードの7個コードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが24であるとき、前記N個のポートのうち6つのポートごとに8ビット直交拡散コードの6つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが20であるとき、前記N個のポートのうちの5つのポートごとに8ビット直交拡散コードの5つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、
または、
前記Nが24であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであり、前記N個のポートのうち8個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化する。
【0013】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0014】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0015】
実施可能の実施形態では、Nが24であり、かつ、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置が、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであるとき、
14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSと、スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSと、スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。
【0016】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1サブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有する。
【0017】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有する。
【0018】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0019】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0020】
実施可能の実施形態では、Nが24であり、かつ、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置が、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであるとき、
11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSと、スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSと、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。
【0021】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有する。
【0022】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有する。
【0023】
第2の態様によれば、本発明の実施例に係る基準信号をマッピングするための装置は、Nポート基準信号パターンに従って、チャネル状態情報基準信号(Channel State Information−reference Signal CSI−RS)がマッピングされるリソース要素(Resource Element RE)を決定し、Nは16よりも大きい整数であり、前記Nポート基準信号パターン内の1つのNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、複数のグループの8ポート基準信号パターン内のCSI−RSがマッピングされるRE位置に従って決定され、前記N個のポートのうちのS個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードのうちのS個のコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、前記8ポート基準信号パターンは、3GPP Rel−13で定義された8ポートCSI−RSパターンである処理モジュールと、
前記処理モジュールによって決定されたREに従ってCSI−RSをリソースにマッピングするマッピングモジュールとを備える。
【0024】
実施可能の実施形態では、前記Nは、20、24、28または32である。
【0025】
実施可能の実施形態では、前記Nが32、28、24または20であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであり、前記Nが32のとき、前記N個のポートのうち8個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが28であるとき、前記N個のポートのうち7個のポートごとに8ビット直交拡散コードの7個コードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが24であるとき、前記N個のポートのうち6つのポートごとに8ビット直交拡散コードの6つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、または、前記Nが20であるとき、前記N個のポートのうちの5つのポートごとに8ビット直交拡散コードの5つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、
または、
前記Nが24であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであり、前記N個のポートのうち8個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化する。
【0026】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0027】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0028】
実施可能の実施形態では、Nが24であり、かつ、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置が、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであるとき、
14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSと、スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSと、スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。
【0029】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1サブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有する。
【0030】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有する。
【0031】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0032】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0033】
実施可能の実施形態では、Nが24であり、かつ、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置が、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであるとき、
11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSと、スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSと、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。
【0034】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有する。
【0035】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有する。
【0036】
第3の態様によれば、本発明の実施例に係る基地局は、プロセッサと、メモリと、送受信機と、バスインターフェースとを備え、
前記プロセッサは、メモリに格納されたプログラムを読み出して、
Nポート基準信号パターンに従って、チャネル状態情報基準信号(Channel State Information−reference Signal CSI−RS)がマッピングされるリソース要素(Resource Element RE)を決定し、Nは16よりも大きい整数であり、前記Nポート基準信号パターン内の1つのNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、複数のグループの8ポート基準信号パターン内のCSI−RSがマッピングされるRE位置に従って決定され、前記N個のポートのうちのS個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードのうちのS個のコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、前記8ポート基準信号パターンは、3GPP Rel−13で定義された8ポートCSI−RSパターンであり、
決定されたREに従ってCSI−RSをリソースにマッピングする。
【発明の効果】
【0037】
本発明の上記実施例では、3GPP Rel−13で定義された8ポートCSI−RSパターン従って、N個のポートの基準信号パターンを取得し、基準信号をマッピングする場合、当該N個のポートの基準信号パターンに従って、CSI−RSがマッピングされるRE位置を決定し、当該RE位置に従ってCSI−RSをリソースにマッピングする。Nが16より大きい整数であるため、16ポート以上のCSI−RSマッピングを具現し、16ポート以上のCSI−RSの送信を具現する。
【図面の簡単な説明】
【0038】
図1a】従来技術の2ポートの基準信号パターンの概略図である。
図1b】従来技術の4ポートの基準信号パターンの概略図である。
図1c】従来技術の8ポートの基準信号パターンの概略図である。
図2a】従来のLTE Rel−13における12ポートの基準信号パターンの概略図である。
図2b】従来のLTE Rel−13における16ポートの基準信号パターンの概略図である。
図3】本発明の実施例に係る基準信号マッピングのための方法のフローチャートである。
図4】本発明の実施例に係る32ポート基準信号パターンの概略図である。
図5】本発明の実施例に係る別の32ポート基準信号パターンの概略図である。
図6】本発明の実施例に係る別の32ポート基準信号パターンの概略図である。
図7】本発明の実施例に係る別の24ポート基準信号パターンの概略図である。
図8】本発明の実施例に係る基準信号をマッピングするための装置の構造図である。
図9】本発明の実施例に係る基地局の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
本発明に係る実施例の目的、技術案及びメリットをより明確にするため、以下、本発明に係る実施例の図面を参考しながら、本発明に係る実施例の技術案を明確かつ完全に説明する。説明した実施例は本発明の一部の実施例にすぎず、全部の実施例ではないのが明らかである。本発明の実施例に基づき、当業者は、創造性作業を行わない限りに得られた他の実施例は、全部本発明の保護範囲に属する。
【0040】
本発明の技術案は多様な通信システムに応用することができる。例えば、GSM(登録商標)(Global System of Mobile communication)システム、CDMA(Code Division Multiple Access)システム、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)システム、GPRS(General Packet Radio Service)、LTE(Long Term Evolution)システム、LTE-A(Advanced long term evolution)システム、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)等に応用できる。
【0041】
また、本発明に係る実施例において、UEは、MS(Mobile Station)、移動端末(Mobile Terminal)、MT(Mobile Telephone)、携帯(handset)及び携帯機器(portable equipment)を含むが、それに限られない。当該ユーザー設備は、RAN(Radio Access Network,RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信することができる。例えば、ユーザー設備は、MT(Cellular phoneとも呼ばれる)、無線通信機能を有するコンピュータなどを含むこともできる。ユーザー設備は、携帯式、ポケット式、手持ち式、コンピュータに内蔵されるかまたは、車載の移動装置であることもできる。
【0042】
本発明に係る実施例において、基地局(例えば、接続点)は、AN(Access Network)で無線インターフェースにおいて、1つまたは複数のセクターを介して無線端末と通信する設備であることができる。基地局は、受信した無線フレームとIP組み分けを相互に転換して、無線端末とANの他の部分間のルーターとすることができる。ここで、ANの他の部分は、IPネットワークを含むことができる。基地局は、無線インターフェースに対する属性管理を協調することができる。例えば、基地局は、GSM(登録商標)またはCDMAの基地局(Base Transceiver Station,BTS)であってもよいし、WCDMA(登録商標)の基地局(NodeB)であってもよく、LTEの進化型基地局(NodeBまたはeNBまたはe-NodeB,evolutional Node B)であってもよいが、本発明をそれに限定しない。
【0043】
本発明に係る実施例の目的、技術案及びメリットをより明確にするため、以下、本発明に係る実施例の図面を参考しながら、本発明に係る実施例の技術案を明確かつ完全に説明する。説明した実施例は本発明の一部の実施例にすぎず、全部の実施例ではないのが明らかである。本発明の実施例に基づき、当業者は、創造性作業を行わない限りに得られた他の実施例は、全部本発明の保護範囲に属する。
【0044】
1ポート、2ポート、4ポート、8ポート、12ポート、および16ポートのCSI−RSの送信は、既存のLTE規格ではサポートされているが、20、24、28、32などのポートのような16以上のCSIーRSの送信はサポートされていない。これを考慮して、本発明に係る実施例は、20ポート、24ポート、28ポート、32ポートを含む16ポート以上のCSI−RSの送信をサポートするように基準信号をマッピングするための方法および装置を提供する。
【0045】
以下、本発明の実施に係る実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0046】
基準信号は各ダウンリンクアンテナポートで送信される。アンテナポートは、信号を送信するためのロジックポートを指し、それは1つまたは複数の実際の物理アンテナに対応することができる。アンテナポートは、受信機の観点から定義され、すなわち、受信機がリソースを空間的に互いに区別する必要があるとき、複数のアンテナポートが定義される必要がある。基準信号が、複数の物理アンテナにより送信される信号を組み合わせることによって形成されても関わらず、UEにとって、あるアンテナポートに対応する、UEによって受信された基準信号は、対応するアンテナポートを定義することになる。
【0047】
図3は、本発明の実施例による基準信号をマッピングする方法のフローチャートを詳細に示しており、ここで、フローは、具体的には以下のように基地局によって実行することができる。
【0048】
ステップ301において、Nポート基準信号パターンに従って、チャネル状態情報基準信号(Channel State Information−reference Signal CSI−RS)がマッピングされるリソース要素(Resource Element RE)を決定し、Nは16よりも大きい整数であり、前記Nポート基準信号パターン内の1つのNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、複数のグループの8ポート基準信号パターン内のCSI−RSがマッピングされるRE位置に従って決定され、前記N個のポートのうちのS個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードのうちのS個のコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、前記8ポート基準信号パターンは、3GPP Rel−13で定義された8ポートCSI−RSパターンである。
【0049】
ステップ302において、決定されたREに従ってCSI−RSをリソースにマッピングする。
【0050】
具体的に、Nは、20、24、28または32である。
【0051】
上記のフローを用いて、基地局がN個のアンテナポートを用いて構成されている場合、基地局は、UEに対してNポートCSI−RSを構成することができる。UEは、構成されたCSI―RSポート上のチャネルを測定し、そしてチャネル情報をフィードバックする。
【0052】
3GPP Rel−13で定義された8ポートCSI−RSパターンに従って、Nポート(N=20, 24, 28または32)の基準信号パターンを取得し、基準信号がマッピングされるとき、当該N個のポートの基準信号パターンに従って、CSI−RSがマッピングされるRE位置を決定し、当該RE位置に従ってCSI−RSをリソースにマッピングする。こうして、NポートCSI−RSがマッピングされ、さらに、NポートCSI−RSが伝送される。
【0053】
一例としてN=20、24、28、または32を取り上げて、以下の幾つかの状況のように、上述のフローにより、3GPP Rel−13で定義されている8ポートCSI−RSパターンに従って、NポートCSI−RSがマッピングされるRE位置を決定する。以下のいくつかの特定の例について説明する。
【0054】
<状況1>32ポートに対して、32ポート基準信号パターン内の1つの32ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。32ポートのうち8個のポートごとに、8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化する。
【0055】
<状況2>28ポートに対して、28ポート基準信号パターン内の1つの28ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。28ポートのうち7個のポートごとに、8ビット直交拡散コードの7個コードワードを利用してCSI−RSを多重化する。
【0056】
<状況3>24ポートに対して、24ポート基準信号パターン内の1つの24ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。24ポートのうち6個のポートごとに、8ビット直交拡散コードの6個コードワードを利用してCSI−RSを多重化する。
【0057】
<状況4>20ポートに対して、20ポート基準信号パターン内の1つの20ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。20ポート内の5つポートごとに、8ビット直交拡散コードの5つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化する。
【0058】
<状況5>24ポートに対して、24ポート基準信号パターン内の1つの24ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであり、24ポートのうち8個のポートごとに、8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化する。
【0059】
上記の状況1〜状況4では、8ポート基準信号パターン内のCSI−RSがマッピングされるRE位置は、特に以下の状況では、1つのサブフレームに含まれるシンボル数とともにさらに変化する可能性がある。
【0060】
<状況a>14個の直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,OFDM)シンボルを含む、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0061】
状況aでは、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行う。
【0062】
状況aでは、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有する。前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1サブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有する。
【0063】
状況aでは、Nが32であるとき、Sは8である。Nが28であるとき、Sは7である。Nが24であるとき、Sは6である。Nが20であるとき、Sは5である。
【0064】
<状況b>14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0065】
状況bにおいて、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行う。
【0066】
状況bにおいて、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有する。
【0067】
前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有する。
【0068】
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有する。
【0069】
状況bにおいて、Nが32であるとき、Sは8である。Nが28であるとき、Sは7である。Nが24であるとき、Sは6である。Nが20であるとき、Sは5である。
【0070】
<状況c>1つの11個または12個のOFDMシンボルが含まれるダウンリンクパイロットスロット(Downlink Pilot Time Slot,DwPTS)において、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0071】
状況cでは、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行う。
【0072】
状況cでは、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
【0073】
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有する。
【0074】
状況cでは、Nが32であるとき、Sは8である。Nが28であるとき、Sは7である。Nが24であるとき、Sは6である。Nが20であるとき、Sは5である。
【0075】
<状況d>11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0076】
状況dでは、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行う。
【0077】
状況dでは、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有する。
【0078】
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有する。
【0079】
状況dでは、Nが32であるとき、Sは8である。Nが28であるとき、Sは7である。Nが24であるとき、Sは6である。Nが20であるとき、Sは5である。
【0080】
上述の状況5について、具体的には以下のように、8ポート基準信号パターン内のCSI−RSがマッピングされるREの所在のシンボル位置は、1つのサブフレームに含まれるシンボル数とともにさらに変化する可能性がある。
【0081】
<状況e>14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSと、スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSと、スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。ここで、Nは24である。
【0082】
<状況f>11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSと、スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSと、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。ここで、Nは24である。
【0083】
32ポートCSIーRSの場合、図1a、図1b、または図1cに示すOCC=2のポートが直接集約される場合、例えば、16グループの2ポートCSIーRSが集約される、8グループの4ポートCSIーRSが集約される、または4グループの8ポートCSIーRSが集約されると、パイロット電力がデータ電力の4分の1になるように、それぞれのポートの電力が過少使用される可能性がある。そして、図2aおよび図2bにおけるOCC=4のポートが直接集約される場合、例えば、8グループの4ポートCSIーRSが集約される、または4グループの8ポートCSIーRSが集約される場合、そこでOFDMシンボル5およびOFDMシンボル6におけるパイロット電力は、OFDMシンボル2およびOFDMシンボル3におけるパイロット電力と異なる(OFDMシンボル5およびOFDMシンボル6におけるパイロット電力は、データ電力の4分の1であり、OFDMシンボル2、OFDMシンボル3におけるパイロット電力は、データ電力の2分の1である)。これは、パイロットのカバレッジを妨げる。同様に、18ポート、20ポート、24ポート、または28ポートのパイロットでもパイロット電力が異なるという同じ問題が発生する可能性がある。本発明に係る実施例では、ポートは8ビット直交拡散コードを利用して(すなわち、OCC=8)集約され、追加のパイロットリソースを増やさず、パイロット密度を下げることなくても、同じ電力でCSI−RSを送信し、OCC=8まで拡張される場合、パイロット電力を最大限に利用することができる。
【0084】
以下、32ポートCSI−RS、24ポートCSI−RS CSI−RSの例を挙げて説明する。
【0085】
(一)32ポート基準信号パターン
32ポート基準信号パターンにおいて、1グループの32ポートCSI−RSがマッピングされる32個のRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされる32個のRE位置とおなじであり、各グループの8ポートCSI−RSは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行う。
【0086】
図4は32ポート基準信号パターンを示し、各ボックスは1つのREを表す。32ポートCSI−RSがマッピングされる各REに対応するボックスは、アルファベットとして示される。図4に示す32ポート基準信号パターンにおいて、4グループの8ポートCSI−RSが含まれ、当該4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるREをそれぞれA〜Dとする。
【0087】
具体的に、図4に示す4グループの8ポートCSI−RSは、スロット1内のOFDMシンボル2及びOFDMシンボル3内の3グループの8ポートCSI−RSと、スロット0(または、スロット1)内のOFDMシンボル5及びOFDMシンボル6内の1グループの8ポートCSI−RSとを含む。OCC=8場合の多重化を行うとき、スロット0または、スロット1内のOFDMシンボル5及びOFDMシンボル6内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って、4つのサブグループに均等に分割する(各サブグループが2つのREを占有する)。また、スロット1内のOFDMシンボル2及びOFDMシンボル3内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って、4つのサブグループに均等に分割する(各サブグループは6つのREを示す)。こうして、OCC=8の1つのサブグループは、スロット0またはスロット1のOFDMシンボル5及びOFDMシンボル6内の1つのサブグループと、スロット1のOFDMシンボル2及びOFDMシンボル3内の1つのサブグループとの組み合わせにより構成される。同じアルファベット部分は、OCC=8の1グループを示す。各8ポートCSIRSは、長さ8の直交拡散コードを利用して、OCC=8の1グループの8つのREにおいて、符号分割多重化を行う。
【0088】
図5は32ポート基準信号パターンを示し、各ボックスは1つのREを表す。32ポートCSI−RSがマッピングされる各REに対応するボックスは、アルファベットとして示される。図4に示す32ポート基準信号パターンに4グループの8ポートCSI−RSが含まれる。当該4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるREをそれぞれA〜Dとする。Aとして示されたREは、8ポート基準信号パターン内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであり、同様に、B、C及びDとして示されたREそれぞれは、8ポート基準信号パターン内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じである。
【0089】
具体的に、図5に示す4グループの8ポートCSI−RSは、スロット1内のOFDMシンボル2及びOFDMシンボル3内の2グループの8ポートCSI−RSと、スロット0内のOFDMシンボル5及びOFDMシンボル6内の1グループの8ポートCSI−RSと、スロット1内のOFDMシンボル5及びOFDMシンボル6内の1グループの8ポートCSI−RSとを含む。OCC=8の場合の多重化を行うとき、スロット0及びスロット1内のOFDMシンボル5及びOFDMシンボル6内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って、4つのサブグループに均等に分割する(各サブグループは2つのREを占有する)。また、スロット1内のOFDMシンボル2及びOFDMシンボル3内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って、4つのサブグループに均等に分割する(各サブグループは4つのREを占有する)。こうして、OCC=8の1つのサブグループは、スロット0のOFDMシンボル5及びOFDMシンボル6内の1つのサブグループと、スロット1のOFDMシンボル5及びOFDMシンボル6内の1つのサブグループと、スロット1のOFDMシンボル2及びOFDMシンボル3内の1つのサブグループとの組み合わせで構成される。ここで、同じアルファベット部分は、OCC=8の1グループを示す。各8ポートCSI−RSは、長さ8の直交拡散コードを利用して、OCC=8の1グループの8つのREにおいて、符号分割多重化を行う。
【0090】
図4および図5はそれぞれ可能な32ポート基準信号パターンを示しているだけであるが、他の32ポート基準信号パターンは上記の32ポート基準信号パターンに従ってさらに得ることができることに留意されたい。重複する説明は省略する。
【0091】
本発明の実施形態では、TDDサブフレームのDWPTS領域内の32ポート基準信号パターンは、時間シフトを除いて同じ原理に基づいてさらに得ることができる。図6は、TDDサブフレームのDWPTS領域における32ポート基準信号パターンの一例を示す。
【0092】
図4図6の同じアルファベットに対応するCSI−RSは、OCC=8のグループを構成し、1グループの8ビット直交拡散コードを利用してCSI−RSを多重化する。例えば、表1に示す方式で多重化を行うことができる。
【0093】
【表1】
【0094】
(二)24ポート基準信号パターン
24ポート基準信号パターンにおいて、1グループ24ポートCSI−RSがマッピングされる24個のRE位置は、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされる24個のRE位置と同じである。
【0095】
1つのPRBには5グループの8ポートCSI−RSが含まれるが、本発明の実施例では、そのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSを選出して24ポートCSI−RSを構成する。
【0096】
図7は24ポート基準信号パターンを示す。各ボックスは1つのREを表す。24ポートCSI−RSがマッピングされる各REに対応するボックスは、アルファベットとして示される。図7に示す24ポート基準信号パターンは、3グループの8ポートCSI−RSを含む。当該3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるREそれぞれをAないしCとする。Aとして示されたREは、8ポート基準信号パターン内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じである。同様に、B及びCとして示されるREそれぞれは、8ポート基準信号パターン内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じである。
【0097】
具体的に、図7に示す3グループの8ポートCSI−RSは、スロット0のOFDMシンボル2及びOFDMシンボル3内の3グループの8ポートCSI−RSを含む。同じアルファベット部分は、OCC=8の1グループを示す。各8CSI−RSのポートは、長さ8の直交拡散コードを利用して、OCC=8の1グループの8つのREにおいて、符号分割多重化を行う。
【0098】
28ポート、24ポート、20ポート基準信号パターンにも、32ポート基準信号パターンと同じ集約方式、及び、OCC=8のグループと同じ構成方式が適用することができる。ただし、28ポートの場合、7つのCSI−RSポートごとに、長さ8の直交拡散コードを利用して、ポートOCC=8の1グループの8つのREにおいて、符号分割多重化を行う。24ポートの場合、6つのCSI−RSポートごとに、長さ8の直交拡散コードを利用して、OCC=8の1グループの8つのREにおいて、符号分割多重化を行う。20ポートの場合、5つのCSI−RSポートごとに、OCC=8の1グループの8つのREにおいて、ポートごとに、符号分割多重化を行う。
【0099】
同じ発明思想に基づいて、本発明の実施例は、基準信号をマッピングするための装置を提供し、当該装置の特定の実施は、方法の説明を参照することができるので、繰り返して説明しない。図8に示すように、当該装置は、処理モジュール801と、マッピングモジュール802とを備える。
【0100】
前記処理モジュール801は、Nポート基準信号パターンに従って、チャネル状態情報基準信号(Channel State Information−reference Signal CSI−RS)がマッピングされるリソース要素(Resource Element RE)を決定し、Nは16よりも大きい整数であり、前記Nポート基準信号パターン内の1つのNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、複数のグループの8ポート基準信号パターン内のCSI−RSがマッピングされるRE位置に従って決定され、前記N個のポートのうちのS個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードのうちのS個のコードワードを利用してCSI−RSを多重化する。前記8ポート基準信号パターンは、3GPP Rel−13で定義された8ポートCSI−RSパターンである。
【0101】
前記マッピングモジュール802は、前記処理モジュールによって決定されたREに従ってCSI−RSをリソースにマッピングする。
【0102】
実施可能の実施形態では、前記Nは、20、24、28または32である。
【0103】
実施可能の実施形態では、前記Nが32、28、24または20であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の4グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じである。前記Nが32のとき、前記N個のポートのうち8個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化する。または、前記Nが28であるとき、前記N個のポートのうち7個のポートごとに8ビット直交拡散コードの7個コードワードを利用してCSI−RSを多重化する。または、前記Nが24であるとき、前記N個のポートのうち6つのポートごとに8ビット直交拡散コードの6つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化する。または、前記Nが20であるとき、前記N個のポートのうちの5つのポートごとに8ビット直交拡散コードの5つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化する。
【0104】
または、前記Nが24であるとき、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであり、前記N個のポートのうち8個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードを利用してCSI−RSを多重化する。
【0105】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0106】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0107】
実施可能の実施形態では、Nが24であり、かつ、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置が、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであるとき、
14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、通常のサイクリックプレフィックスを有するサブフレーム内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSと、スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSと、スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。
【0108】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行う。
【0109】
前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有する。
【0110】
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1サブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有する。
【0111】
実施可能の実施形態では、14個のOFDMシンボルを含む通常のサイクリックプレフィックスを有する1つのサブフレームにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行う。
【0112】
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有する。
【0113】
前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット1の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有する。
【0114】
前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有する。
【0115】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0116】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置とより構成されたRE位置と同じである。
【0117】
実施可能の実施形態では、Nが24であり、かつ、Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置が、8ポート基準信号パターン内の3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同じであるとき、
11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、前記Nポート基準信号パターン内のNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、DwPTS内の定義された8ポート基準信号パターン内のスロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSと、スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSと、スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSのうちのいずれかの3グループの8ポートCSI−RSがマッピングされるRE位置と同様である。
【0118】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループ、及び前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行う。
【0119】
前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0またはスロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有する。
【0120】
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の3グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは6つのREを占有する。
【0121】
実施可能の実施形態では、11個または12個のOFDMシンボルが含まれる1つのDwPTSにおいて、各グループ内のSポートCSI−RSについて、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、前記スロット1の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボル内の1つのサブグループと、スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループとは、8ビット直交拡散コードを利用して8つのRE上で多重化を行い、
前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有する。
【0122】
前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の3番目のOFDMシンボル及び4番目のOFDMシンボルの1グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは2つのREを占有し、
前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボ内の1つのサブグループは、前記スロット0の6番目のOFDMシンボル及び7番目のOFDMシンボル内の2グループの8ポートCSI−RSをサブキャリアインデックスに従って均等に4つのサブグループに分割した後の、当該4つのサブグループのうちの1つであり、当該4つのサブグループそれぞれは4つのREを占有する。
【0123】
同じ発明思想に基づいて、本発明に係る実施例は、基地局をさらに提供し、当該基地局は上述の基準信号マッピングのためのフローを実施できる。
【0124】
図9は本発明に係る実施例の基地局の構造図である。当該基地局は、プロセッサ901と、メモリ902と、送受信機903と、バスインターフェースとを備える。
【0125】
プロセッサ901は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を監視し、メモリ902は、プロセッサ901が動作する際に利用するデータを記憶することができる。送受信機903は、プロセッサ901の制御の下でデータを送受信する。
【0126】
バスアーキテクチャは、いずれ数の相互接続するバス及びブリッジを備える。具体的に、プロセッサ901が代表となる1つまたは複数のプロセッサ及びメモリ902が代表となるメモリの多様な回路により接続される。バスアーキテクチャは、外部設備、電圧レギュレーター及び電力管理回路等の他の回路を接続することもできる。これらは、当該分野の周知技術であるため、本発明において、詳細に説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機903は、複数の部品であることができ、即ち、送信機及び受信機を備え、伝送媒体を介して他の装置と通信するユニットを提供する。プロセッサ901は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を監視し、メモリ902は、プロセッサ901が動作する際に利用するデータを記憶することができる。
【0127】
本発明の実施形態によるフローは、プロセッサ901に適用することができ、またはプロセッサ901によって実行することができる。一実装形態では、データを送信するフローの各ステップは、ハードウェア内の集積論理回路によって実行することができる。プロセッサ901は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート、トランジスタロジックデバイスとすることができる。または個別のハードウェアコンポーネントであることができ、本発明の実施形態において開示されたそれぞれの方法、ステップ、および論理ブロック図を、実装または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、または任意の従来のプロセッサなどとすることができる。本発明の実施形態による方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行することができ、またはハードウェアとソフトウェアモジュールの組合せによって実行することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ、電気的消去およびプログラム可能メモリ、レジスタ、または当技術分野で知られている他の記憶媒体に配置することができる。記憶媒体はメモリ902内に配置され、プロセッサ901はメモリ902内の情報を読み取り、それらのハードウェアと組み合わせて制御プレーン処理方法のステップを実行する。
【0128】
具体的に、プロセッサ901は、メモリ902に格納されたプログラムを読み出して、
Nポート基準信号パターンに従って、チャネル状態情報基準信号(Channel State Information−reference Signal CSI−RS)がマッピングされるリソース要素(Resource Element RE)を決定し、Nは16よりも大きい整数であり、前記Nポート基準信号パターン内の1つのNポートCSI−RSがマッピングされるRE位置は、複数のグループの8ポート基準信号パターン内のCSI−RSがマッピングされるRE位置に従って決定され、前記N個のポートのうちのS個のポートごとに8ビット直交拡散コードの8つのコードワードのうちのS個のコードワードを利用してCSI−RSを多重化し、前記8ポート基準信号パターンは、3GPP Rel−13で定義された8ポートCSI−RSパターンであり、
決定されたREに従ってCSI−RSをリソースにマッピングする。
【0129】
好ましくは、前記Nは、20、24、28または32である。
【0130】
ここで、プロセッサ901は、Nポート基準信号パターンに従って、チャネル状態情報基準信号(Channel State Information−reference Signal CSI−RS)がマッピングされるREをどのように決定するかについての上記の実施形態を参照することができる。3GPP Rel−13で定義された8ポートCSI−RSパターンであるため、ここでの重複説明は省略する。
【0131】
本分野の技術者として、本発明の実施形態が、方法、システムまたはコンピュータプログラム製品を提供できるため、本発明は完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの両方を結合した実施形態を採用できることがかわるはずである。さらに、本発明は、一つまたは複数のコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。当該製品はコンピュータ使用可能なプログラムコードを含むコンピュータ使用可能な記憶媒体(ディスク記憶装置と光学記憶装置等を含むがそれとは限らない)において実施する。
【0132】
以上は本発明の実施形態の方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフロー図及び/またはブロック図によって、本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラム指令によって、フロー図及び/またはブロック図における各フロー及び/またはブロックと、フロー図及び/またはブロック図におけるフロー及び/またはブロックの結合を具現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム指令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、または他のプログラム可能なデータ処理装置設備の処理装置器に提供でき、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム指令を実行し、フロー図における一つまたは複数のフロー及び/またはブロック図における一つまたは複数のブロックに指定する機能を具現する。
【0133】
これらのコンピュータプログラム指令は又、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定方式で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これによって、指令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の指令を実行でき、フロー図における一つまたは複数のフロー及び/またはブロック図における一つまたは複数のブロックに指定する機能を具現する。
【0134】
これらコンピュータプログラム指令はさらに、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置設備に実装もできる。コンピュータプログラム指令が実装されたコンピュータまたは他のプログラム可能設備は、一連の操作ステップを実行することによって、関連の処理を具現し、コンピュータまたは他のプログラム可能な設備において実行される指令によって、フロー図における一つまたは複数のフロー及び/またはブロック図における一つまたは複数のブロックに指定する機能を具現する。
【0135】
上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、またはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
【0136】
無論、当業者によって、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、またはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0137】
801 処理モジュール
802 マッピングモジュール
901 プロセッサ
902 メモリ
903 送受信機
図1a
図1b
図1c
図2a
図2b
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9