特許第6887246号(P6887246)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6887246タイヤ内の、統合されたTPMSモジュールおよびRFIDタグのデータ共有システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6887246
(24)【登録日】2021年5月20日
(45)【発行日】2021年6月16日
(54)【発明の名称】タイヤ内の、統合されたTPMSモジュールおよびRFIDタグのデータ共有システム
(51)【国際特許分類】
   B60C 23/04 20060101AFI20210603BHJP
   B60C 19/00 20060101ALI20210603BHJP
【FI】
   B60C23/04 110D
   B60C23/04 110E
   B60C23/04 140A
   B60C19/00 H
【請求項の数】11
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2016-248225(P2016-248225)
(22)【出願日】2016年12月21日
(65)【公開番号】特開2017-114483(P2017-114483A)
(43)【公開日】2017年6月29日
【審査請求日】2019年11月11日
(31)【優先権主張番号】14/975980
(32)【優先日】2015年12月21日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】513158760
【氏名又は名称】ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100123788
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 昭夫
(74)【代理人】
【識別番号】100127454
【弁理士】
【氏名又は名称】緒方 雅昭
(72)【発明者】
【氏名】ジョン マイケル フェンカニン
(72)【発明者】
【氏名】ピーター ジュン−ミン スー
(72)【発明者】
【氏名】アムリタ パテル
【審査官】 宮地 将斗
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0368327(US,A1)
【文献】 特開2010−018093(JP,A)
【文献】 特開2002−264617(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2007/0069877(US,A1)
【文献】 特開2003−347811(JP,A)
【文献】 特開2005−233968(JP,A)
【文献】 特開2003−159918(JP,A)
【文献】 特開2006−282091(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60C 23/04
B60C 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイヤに基づく情報を共有するための統合されたシステムを有するタイヤ組立体であって、
タイヤと、
前記タイヤのインナーライナーに取り付けられており、少なくとも1つのタイヤパラメータを測定するための少なくとも1つのセンサーを有しているセンサーモジュールであって、前記少なくとも1つのセンサーからの、測定されたタイヤパラメータのデータを送信するように動作可能なセンサーモジュールと、
アクセス可能な固有のタイヤ識別コードを記憶するための、前記タイヤのサイドウォールに取り付けられている識別タグ装置であって、記憶されたタイヤ識別コードを遠隔受信機に送信するように動作可能であり、前記センサーモジュールから独立して駆動され前記タイヤにおいて前記センサーモジュールから周方向に離れて位置している識別タグ装置と
前記識別タグ装置内および前記センサーモジュール内の双方向性のデータ共有インターフェースであって、それによって前記固有のタイヤ識別コードが前記識別タグ装置と前記センサーモジュールとの間で共有され、前記測定されたタイヤパラメータのデータは、前記識別タグ装置によって前記遠隔受信機に送信するために、前記識別タグ装置によって前記センサーモジュールから直接にアクセス可能である、データ共有インターフェースと、
を含むタイヤ組立体。
【請求項2】
前記測定されたタイヤパラメータのデータは、前記識別タグ装置によってアクセスされ記憶される、請求項1に記載のタイヤ組立体。
【請求項3】
前記センサーモジュールは、前記タイヤ識別コードを送信するように動作可能である、請求項1に記載のタイヤ組立体。
【請求項4】
前記識別タグ装置は、少なくとも1つの、タグの測定されるタイヤパラメータを測定するための、少なくとも1つの、タグに基礎を置くセンサーを含み、前記識別タグ装置は、前記少なくとも1つの、タグに基礎を置くセンサーから、前記データ共有インターフェースを介して前記センサーモジュールに、測定されたデータを送信するように動作可能である、請求項1に記載のタイヤ組立体。
【請求項5】
前記センサーモジュールは、前記少なくとも1つの、タグに基礎を置くセンサーからの、前記測定されたデータを記憶するように動作可能である記憶メモリーを含んでいる、請求項に記載のタイヤ組立体。
【請求項6】
前記双方向性のデータ共有インターフェースは、前記センサーモジュールと前記識別タグ装置との間を延びる有線回路を含む、請求項1に記載のタイヤ組立体。
【請求項7】
前記有線回路は、インターインテグレーテッドサーキットとシリアルペリフェラルインターフェースサーキットの少なくとも一方である、請求項6に記載のタイヤ組立体。
【請求項8】
タイヤ組立体であって、
タイヤと、
前記タイヤのインナーライナーに取り付けられており、少なくとも1つのタイヤパラメータを測定するための少なくとも1つのセンサーを有している独立したセンサーモジュールであって、前記少なくとも1つのセンサーからの、測定されたタイヤパラメータのデータを送信するように動作可能なセンサーモジュールと、
アクセス可能な固有のタイヤ識別コードを記憶するための、前記タイヤのサイドウォールに取り付けられている独立した識別タグ装置であって、記憶されたタイヤ識別コードを遠隔受信機に送信するように動作可能であり、前記センサーモジュールから独立して駆動され前記タイヤにおいて前記センサーモジュールから周方向に離れて位置している識別タグ装置と
前記識別タグ装置内および前記センサーモジュール内の双方向性のデータ共有インターフェースであって、それによって前記固有のタイヤ識別コードが、前記センサーモジュールによって、前記識別タグ装置とのデータ通信からアクセスされ記憶され、前記測定されたタイヤパラメータのデータは、前記識別タグ装置によって前記遠隔受信機に送信するために、前記識別タグ装置によって前記センサーモジュールから直接にアクセス可能である、データ共有インターフェースと、
を含み、
前記センサーモジュールは、前記タイヤ識別コードを送信するように動作可能であり、
前記識別タグ装置は、少なくとも1つの、タグの測定されるタイヤパラメータを測定するための、少なくとも1つの、タグに基礎を置くセンサーを含み、前記識別タグ装置は、前記少なくとも1つの、タグに基礎を置くセンサーから、前記データ共有インターフェースを介して前記センサーモジュールに、測定されたデータを送信するように動作可能であり、
前記センサーモジュールは、前記少なくとも1つの、タグに基礎を置くセンサーからの、前記測定されたデータを記憶するように動作可能である記憶メモリーを含んでいる
タイヤ組立体。
【請求項9】
前記測定されたタイヤパラメータのデータは、前記識別タグ装置によってアクセスされ記憶される、請求項8に記載のタイヤ組立体。
【請求項10】
前記双方向性のデータ共有インターフェースは、前記センサーモジュールと前記識別タグ装置との間を延びる有線回路を含む、請求項8に記載のタイヤ組立体。
【請求項11】
前記有線回路は、インターインテグレーテッドサーキットとシリアルペリフェラルインターフェースサーキットの少なくとも一方である、請求項10に記載のタイヤ組立体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概ね、タイヤ内に組み込まれた電子タグおよびセンサーモジュールのためのデータ管理に関する。
【背景技術】
【0002】
RFID電子タグおよびTPMS(タイヤ圧監視システム)センサーが、タイヤなどの様々な完成品または製品の内部に組み込まれている。このようなRFIDタグは、タイヤの識別番号などのデータを記憶する能力を有している。タグのメモリーに記憶されているデータは、タイヤのライフサイクルの間に問合せ信号を受信した時に、有益な製品の識別情報を与えるために、タグから遠隔リーダーに送信される。TPMSモジュールは、タイヤ圧や温度などのタイヤパラメータを測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第8441355号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
タイヤの耐用年数全体に亘って、測定されたタイヤパラメータのデータをタイヤの固有の識別番号と関連付けできる能力を維持するために、タイヤ内でTPMSの作用をRFIDタグの作用と統合することが有益である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様では、タイヤ組立体のための、統合されたセンサーモジュールおよびRFIDタグのデータ共有システムが設けられている。このシステムは、アクセス可能な固有のタイヤ識別コードを記憶し送信するための、タイヤに取り付けられている独立した識別タグと、タイヤに取り付けられており、1つまたは複数のタイヤパラメータを測定するための1つまたは複数のセンサーを有し、センサーからの、測定されたタイヤパラメータのデータを送信するセンサーモジュールと、識別タグ内およびセンサーモジュール内のデータ共有インターフェースであって、それによって固有のタイヤ識別コードが、識別タグとのデータ通信から、センサーモジュールによってアクセスされ記憶される、データ共有インターフェースと、を含む。
【0006】
他の態様では、測定されたタイヤパラメータのデータは、識別タグ装置によって、遠隔受信機に送信するためにアクセス可能である。
【0007】
他の態様によると、センサーモジュールは、タイヤ識別コードを送信するように動作可能であり、識別タグは、タイヤパラメータを測定するための、少なくとも1つの、タグに基礎を置くセンサーを含み、識別タグは、タグに基礎を置くセンサーから、データ共有インターフェースを介してセンサーモジュールと、測定されたデータを共有する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】タイヤに備え付けられたRFIDタグおよびTPMSモジュールを有する乗物のシステムの概略図である。
図2】データを共有して記憶するための、タイヤ内のTPMSおよびRFID装置を統合するシステムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態について、添付の図面を参照して以下に説明する。
まず、図1を参照すると、従来同様のRFIDタグ10がタイヤ12のサイドウォール14に固定されている状態が示されている。ここでは「タイヤIDタグ」とも称されるタグ10は双極子構造であるが、必要に応じてその他のタグ構造を採用してもよい。このRFIDタグは、IC(集積回路)パッケージを支持し、導電性のコイルが巻かれたアンテナアームを有する基板を含む、一般的なタイプのものである。このようなタグは、引用によってここに全体を組み入れる特許文献1(米国特許第8441355号)に図示および記載されている。
【0010】
このタグ10は固有のタイヤIDコードを付与し、そのタイヤIDコードによって、タイヤの耐用年数全体に亘ってタイヤが明確に識別される。タイヤIDコードは、トラック22などの乗物にどのタイヤが取り付けられているかを追跡することと、タグを保持しているタイヤがいつ交換されたかを確認することを補助する。タイヤ12は、トレッド領域16と、タイヤインナーライナー19によって境界が定められているタイヤキャビティ18とを有する従来同様の構成である。タグ10は、識別のためにタイヤID情報を遠隔受信機(図示せず)に無線送信するように動作可能である。
【0011】
タイヤ圧監視センサー(TPMS)モジュール20は、タイヤ12に固定されて、タイヤキャビティ18と連通している。TPMSモジュール20の好ましい取り付け配置は、接着剤等の適切な手段によってタイヤインナーライナー19に取り付けられることである。TPMSモジュール20は、一般的に、タイヤキャビティの空気圧やタイヤの温度などの1つまたは複数の重要なタイヤパラメータを測定するために1つまたは複数のセンサーがパッケージされたモジュールパッケージである。測定されたタイヤパラメータを、タイヤの性能と健康評価のために監視することが重要である。従って、TPMSモジュール20は、タイヤパラメータのデータまたは情報を分析のために遠隔受信機に無線送信するためのアンテナを備えている。TPMSモジュール20とタイヤタグ10は、広く市販されている装置である。ここでは、装置10,20は、本明細書に記載されている通り互いにデータをやりとりするように修正されている。
【0012】
タイヤ12は、牽引トラックの形態で示されている乗物22に取り付けられている。しかしながら、ここに記載されている、データの共有と複数の独立した装置の統合の原理は、乗用車やオフロード車等のその他の種類の乗物にも等しく適用できる。
【0013】
図2を参照すると、本発明の、統合されたTPMSモジュールおよびRFIDタグのデータ共有システムが、ブロック図の形態で示されている。TPMSモジュール20およびRFIDタグ10は、図1に示され、図2のブロック図に表されているように、独立した装置である。独立したTPMSモジュール20には、固有のタイヤ識別コード42の記憶部を含む電気回路のデータ記憶メモリー40が組み込まれている。従って、TPMSモジュール20は、ここでは「メモリーを備えたTPMS」と称されてもよい。TPMSモジュール20には、タイヤが使用開始される時に初めに供給されて記憶されたタイヤIDコードが付与されている。それ以降は、タイヤの耐用年数全体に亘ってタイヤ12に関連付けられたままであるRFIDタイヤタグ10から、タイヤIDコードが、TPMSモジュール20によって更新可能かつ確認可能である。
【0014】
さらに、前述した通り、TPMSモジュール20は、キャビティの圧力(P)、タイヤの温度(T)、接触領域(コンタクトパッチ)の長さ(L)などのタイヤパラメータを監視および測定する1つまたは複数のセンサー26を有する。このようなセンサーは、タイヤの動作において重要なパラメータを連続的に測定し、測定したタイヤパラメータのデータを、統合されたアンテナ28によって遠隔受信機(図示せず)に送信する。さらに、TPMSモジュールおよびメモリー40は、情報とデータを共有可能にする相互接続のインターフェースの一部として、それぞれの固有のアドレスを有している。好ましいインターフェースは、市販されており集積回路(IC)に組み込まれて用いられるI2CまたはSPIである。ここで用いられる「I2C」または「SPI」は、オランダのアイントホーフェンのフィリップス(今はNXP)セミコンダクターによって開発されたインターインテグレーテッドサーキット(I2C)、または、イリノイ州のショウンバーグのモトローラによって開発されたシリアルペリフェラルインターフェース(SPI)をそれぞれ表している。
【0015】
RFIDタイヤタグ10には、データT,P,L等のため、およびタイヤID34を記憶するための記憶部32が設けられている。同様に、タグ10は、タイヤIDとセンサーのデータを遠隔受信機(図示せず)に無線送信するためのアンテナ36を有している。RFIDタグ10は、同様に、I2CまたはSPIのインターフェース30を備えている。タグ10はそれ自体のセンサー38とデータT,P,L等44をさらに備えており、共有されているI2CまたはSPCのインターフェース30によってタイヤパラメータの情報をやり取りし記憶する。センサー38から生成されたデータは、TPMSモジュール20にさらに伝えられてよい。RFIDタグは、さらに、TPMSセンサー38からタイヤパラメータの測定値を伝達および受信するようにパッケージ化されている。4つのアドレスが示されており、共通のI2CまたはSPIのインターフェースによって全てが連結されている。従って、4つのアドレスの全ての間でのデータの共有が可能である。
【0016】
タイヤ内で用いられるTPMSモジュールにおいて現在経験する主要な問題の1つは、タイヤ/ホイール組立体からTPMSモジュールが取り外されてタイヤに固有のIDがもはや貼り付けられない時に、タイヤ/ホイール組立体のための固有の識別子が適用できない状態になることである。図2のシステムは、I2CまたはSPIのインターフェースを介してRFIDタグ10とTPMSモジュール20の間の連絡がもたらされることによって、問題を改善する。RFIDタグに保持されている固有のタイヤIDは、タイヤの耐用年数全体に亘ってタイヤとともにある。I2CまたはSPIのインターフェースは、RFID集積回路がTPMSモジュール20に送信されて記憶され、それによってTPMSモジュール20が、それ自体が取り付けられているタイヤの状態を確実に正確に示すことを可能にしている。また、I2CまたはSPIのインターフェースは、RFIDタグ10のICがTPMSモジュール20から温度や圧力等のデータを取得し、タグ10によって送信できるようにしている。従って、I2CまたはSPIのインターフェースは、複数の装置のデータを通信でき共有できるようにしているので、RFIDタグ10は、それ自体の独立した温度や圧力等のセンサーを有している。また、メモリー40が、適用可能な固有のタイヤIDをタイヤ内に埋め込んだままにして保持するTPMSモジュール20に接続されていてもよい。
【0017】
前述したことから、タイヤ組立体のための、統合されたセンサーモジュールおよびRFIDタグのデータ共有システムが実現することが認められるであろう。タイヤは、RFIDタグとTPMSモジュールを備えている。RFIDタグとTPMSモジュールは互いに交信する。その結果、TPMSモジュールからのタイヤのデータは、RFIDタグ内に記憶されている不変のタイヤIDと関連付けられる。これは、乗物のレベル(vehicle level)において行われ、関連付けが自動的に行われる。さらに、このシステムは、手持ち式のRFIDリーダーを用いて作業場(yard)内のTPMSデータにアクセスすることが現在は不可能であるという問題を解決する。TPMSとRFIDの両方を読みとることができるリーダーが存在するが、そのようなリーダーは高コストである。TPMSモジュールとRFIDタグとの間でデータを関連付けて共有することによって、標準的なRFIDタグリーダーが、TPMSデータとRFIDの両方にアクセスできる。このシステムは、アクセス可能な固有のタイヤ識別コードを記憶および通信するためにタイヤに取り付けられた独立した識別タグ10と、1つまたは複数のタイヤパラメータを測定し、測定されたタイヤパラメータのデータをセンサーから送信するために1つまたは複数のセンサーを有し、タイヤに取り付けられた独立したTPMSセンサーモジュール20と、識別タグ内およびセンサーモジュール内の、データを共有するI2CまたはSPIのインターフェースとを含み、それによって、正しい固有のタイヤ識別コードが、センサーモジュールによって、識別タグとのデータ通信から、アクセスされ記憶される。測定されたタイヤパラメータのデータは、識別タグ装置によって、遠隔受信機に送信するためにアクセス可能である。TPMSモジュール20は、正しいタイヤIDとタイヤパラメータのセンサーの情報を記憶するためのメモリー40をさらに備えている。RFIDタグ10は、RFIDタグ10によって遠隔受信機に送信するためのタイヤパラメータの情報を生成する、関連するセンサー38をさらに有していてよい。一般的なI2CまたはSPIのインターフェースは、独立したTPMSモジュール20とRFIDタグ10との間でタイヤIDとタイヤパラメータのセンサーの測定値とを自由に共有することを可能にしている。
【0018】
ここに付与した記載を考慮して、本発明の変形例が可能である。本発明の例示のために特定の代表的な実施形態および詳細を示したが、本発明の範囲から逸脱することなく、それに様々な変更や修正を行えることが当業者には明らかであるだろう。従って、記載されている特定の実施形態を、添付されている特許請求の範囲によって定義されているように本発明の意図している全範囲の中で変更可能であることが理解される。
【符号の説明】
【0019】
10 RFIDタグ
12 タイヤ
14 サイドウォール
16 トレッド領域
18 タイヤキャビティ
19 タイヤインナーライナー
20 タイヤ圧監視センサー(TPMS)モジュール
22 トラック
26 センサー
28 アンテナ
30 I2CまたはSPIのインターフェース
32 記憶部
34 タイヤID
36 アンテナ
38 センサー
40 データ記憶メモリー
42 タイヤ識別コード
44 データT,P,L等
図1
図2