(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
手動操作に基づいて前記走行作業パラメータとして生成される前記走行経路が最短距離となる推奨パラメータを一括で割り当て可能な推奨割当部が備えられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の走行経路生成装置。
手動操作に基づいて前記走行作業パラメータとして前回用いられた前回パラメータを一括で割り当て可能な前回割当部が備えられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の走行経路生成装置。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来の技術では、走行経路が生成される際に、生成された走行経路を用いて実際に作業車を走行させるとどの程度の手間を要することになるか等の走行経路に関する情報が表示されなかった。このため、オペレータは、生成された走行経路に関する情報を十分に得ることができず、オペレータの要望に合致した走行経路を設定することが難しくなっていた。
【0005】
上記実情に鑑み、オペレータの要望に合致した走行経路の設定を容易に行うことができる走行経路生成装置を提供することが望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の走行経路生成装置は、
圃場の形状を含む圃場データを取得する取得部と、
手動操作に基づいて枕地情報を含む走行作業パラメータを設定可能な設定部と、
前記圃場データ及び前記走行作業パラメータに基づいて作業車を走行させる走行経路を生成する生成部と、
生成した前記走行経路についての経路予想情報を導き出す経路予想部と、
情報を表示可能な表示デバイスに、取得された前記圃場の形状、生成された前記走行経路、及び、導き出された前記経路予想情報を表示させる表示制御部と、が備えられ、
前記設定部は前記走行経路が生成された後にも前記走行作業パラメータの調整を受け付けることが可能であり、
作業走行前に、前記生成部は調整された前記走行作業パラメータに基づいて
生成される新たな走行経路を前記走行経路
として更新し、前記経路予想部は更新された前記走行経路についての経路予想情報を再導出し、前記表示制御部は前記表示デバイスの表示内容を前記圃場の形状、更新された前記走行経路、及び、再導出された前記経路予想情報に変更するものである。
【0007】
本発明によれば、オペレータの手動操作により枕地情報を含む走行作業パラメータを任意に設定することが可能になっている。例えば、枕地情報は、枕地作業回数や枕地ラップ代等により設定可能な枕地幅等の情報を含み、作業内容に応じてオペレータが適切なものを設定できる。走行作業パラメータを設定すると、表示デバイスに、圃場の形状に加えて、走行作業パラメータに基づく走行経路、走行経路についての経路予想情報が表示される。オペレータは、経路予測情報を参照することで、生成された走行経路が要望に合致するものであるか否かを迅速に判断できる。走行作業パラメータを設定し直すことで、表示デバイスには、新たな走行作業パラメータに基づく新たな走行経路、新たな走行経路についての新たな経路予想情報が更新して表示される。このため、オペレータは、経路予想情報を参照しながら走行作業パラメータを調節することで、要望に合致した走行経路を容易に設定できる。
このように、本発明であれば、オペレータの要望に合致した走行経路の設定を容易に行うことができる。
【0008】
本発明において、
前記経路予想部は、前記経路予想情報として生成される前記走行経路についての予想作業距離を導き出し、
前記表示制御部は、前記表示デバイスに、導き出された前記予想作業距離を表示させると好適である。
【0009】
本構成によれば、表示デバイスに、生成された走行経路についての予想作業距離が表示されるので、例えば、予想作業距離と、燃料の残量及び概算燃費と、を照らし合わせることで、作業中における燃料補給のタイミングを予測し易くなる等、オペレータが作業計画を立て易くなる。
【0010】
本発明において、
前記設定部は、前記走行作業パラメータの一部として走行車速
および枕地作業回数を設定可能であり、
前記経路予想部は、前記走行車速に基づいて前記経路予想情報として生成される前記走行経路についての予想作業時間を導き出し、
前記表示制御部は、前記表示デバイスに、導き出された前記予想作業時間を表示させると好適である。
【0011】
本構成によれば、走行作業パラメータの一部として走行車速を設定することで、表示デバイスに、生成された走行経路についての予想作業時間が表示される。このため、その予想作業時間に基づいて、例えば、作業が1日で完了するのか否か、おおよその作業終了時刻がいつか等を予測し易くなる等、オペレータが作業計画を立て易くなる。
【0012】
本発明において、
手動操作に基づいて前記走行作業パラメータとして生成される前記走行経路が最短距離となる推奨パラメータを一括で割り当て可能な推奨割当部が備えられていると好適である。
【0013】
本構成によれば、走行作業パラメータとして推奨パラメータを設定することで、最短距離となる走行経路を設定できる。この推奨パラメータは、手動操作に基づいて走行作業パラメータとして一括で割り当てることが可能なので、例えば、項目毎に個別に値を設定し直しながら最短距離の走行経路が生成される条件を試行錯誤して探す場合に比べて、オペレータの手間を軽減できる。
【0014】
本発明において、
手動操作に基づいて前記走行作業パラメータとして前回用いられた前回パラメータを一括で割り当て可能な前回割当部が備えられていると好適である。
【0015】
本構成によれば、走行作業パラメータとして前回パラメータを設定することで、前回行った作業と同様の作業を再現できる。この前回パラメータは、手動操作に基づいて走行作業パラメータとして一括で割り当てることが可能なので、例えば、項目毎に個別に値を設定し直して前回パラメータを復元する場合に比べて、オペレータの手間を軽減できる。
【0016】
本発明において、
作業車が実際に前記走行経路を走行した場合に前記圃場の一部に衝突する衝突可能性が有るか否かを判定する衝突判定部が備えられ、
前記表示制御部は、前記衝突判定部により前記衝突可能性があると判定された場合、前記表示デバイスに、前記衝突判定部による前記衝突可能性を表示させると好適である。
【0017】
本構成によれば、走行経路の生成段階において、表示デバイスに、生成された走行経路を用いて実際に作業車を走行させた場合に、圃場の一部である畦畔等に衝突する衝突可能性が有るか否かが表示される。例えば、データ上では、畦畔の近傍における作業車の旋回時に作業車が畦畔に衝突する可能性があるものの、実際の圃場においては衝突が生じない場合がありうる。このため、衝突可能性として表示を行うようになっている。衝突可能性の表示に基づいて、オペレータは、生成された走行経路の妥当性を評価できるようになるとともに、作業中に注意が必要となる場所を予め把握しておくことができる。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。
〔作業車の構成について〕
図1に示すように、トラクタ(「作業車」の一例)には、機体を走行させる4輪式の走行装置1、オペレータが搭乗して運転操作を行うことが可能な運転部2、圃場に対して対地作業を行うことが可能な作業装置3、機体の本機に対して作業装置3を昇降可能かつ前後軸心周りに揺動可能に連結する昇降連結機構4、GNSS位置情報を受信可能な移動局5、各種操作入力及び情報提示を行うことが可能な走行経路生成装置6等が備えられている。
【0020】
〔走行経路生成装置について〕
図1に示すように、走行経路生成装置6は、運転部2に備えられている。つまり、走行経路生成装置6は、トラクタの運転部2に固定された車載型のものとなっている。
【0021】
図2、
図3に示すように、走行経路生成装置6には、画面のタッチ操作等により情報を入力可能な入力デバイス10、情報を表示可能な表示デバイス11、各種制御等を行う端末コントローラ12と、が備えられている。つまり、走行経路生成装置6は、タッチパネル式の操作端末となっている。
【0022】
図2に示すように、端末コントローラ12には、各種データを記憶する記憶部20と、圃場の形状Fを含む圃場データを取得する取得部21と、手動操作に基づいて枕地情報を含む走行作業パラメータPを設定可能な設定部22と、圃場データ及び走行作業パラメータPに基づいてトラクタを走行させる走行経路Rを生成する生成部23と、生成した走行経路Rについての経路予想情報Eを導き出す経路予想部24と、が備えられている。
【0023】
また、
図2に示すように、端末コントローラ12には、情報を表示可能な表示デバイス11に、取得された圃場の形状F、生成された走行経路R、及び、導き出された経路予想情報Eを表示させる表示制御部25と、手動操作に基づいて走行作業パラメータPとして生成される走行経路Rが最短距離となる推奨パラメータを一括で割り当て可能な推奨割当部26と、手動操作に基づいて走行作業パラメータPとして前回用いられた前回パラメータを一括で割り当て可能な前回割当部27と、トラクタが実際に走行経路Rを走行した場合に圃場の一部に衝突する衝突可能性Cが有るか否かを判定する衝突判定部28と、トラクタの機体コントローラに制御信号を出力する駆動制御部29と、が備えられている。
【0024】
図2に示す記憶部20には、圃場単位毎に、圃場の寸法、圃場の形状F、地点毎のGNSS位置情報等が関連付けされた圃場データが記憶されている。
図2に示す取得部21は、記憶部20から圃場データを取得する。
図2に示す設定部22は、入力デバイス10の操作入力等に基づいて、走行作業パラメータPを設定するようになっている。設定部22は、走行作業パラメータPの一部として走行車速D5を設定可能である。
【0025】
図2に示す生成部23は、圃場データ及び走行作業パラメータPに基づいてトラクタを走行させる走行経路Rを生成するようになっている。
図2、
図3に示すように、経路予想部24は、経路予想情報Eとして生成部23により生成される走行経路Rについての予想作業距離EDを導き出すようになっている。また、経路予想部24は、走行車速D5に基づいて経路予想情報Eとして生成される走行経路Rについての予想作業時間ETを導き出すようになっている。
【0026】
図2、
図3に示すように、表示制御部25は、表示デバイス11に、導き出された予想作業距離EDを表示させる。また、表示制御部25は、表示デバイス11に、導き出された予想作業時間ETを表示させる。表示制御部25は、衝突判定部28により衝突可能性Cがあると判定された場合、表示デバイス11に、衝突判定部28による衝突可能性Cを表示させる。
【0027】
図2に示すように、駆動制御部29は、生成部23により生成された走行経路Rと走行作業パラメータPに基づいて、トラクタの機体コントローラに制御信号を出力するようになっている。機体コントローラは、駆動制御部29から入力する制御信号に基づいて、走行装置1の駆動や操向制御等を行う。
【0028】
本実施形態では、走行作業パラメータPとして一括して割り当て可能な推奨割当部26による推奨パラメータ及び前回割当部27による前回パラメータは、生成される走行経路Rに衝突可能性Cが生じうるようになっている。
【0029】
〔走行経路の生成について〕
まず、本機の種類に関する情報を入力デバイス10の手動操作に基づいて入力する。これにより、本機に関する寸法情報(本機の機体幅、本機の機体前後長、本機における走行装置1の配置箇所等)を得ることができる。
【0030】
次に、作業装置3の種類に関する情報を手動操作に基づいて入力する。これにより、作業装置3に関する寸法情報(作業装置3の作業幅、作業装置3の前後長、本機に対する作業装置3の取付位置)を得ることができる。
【0031】
次に、
図2に示す記憶部20から作業対象の圃場についての圃場データを取得部21により取得する。圃場データは、予め登録されている。
【0032】
次に、
図3に示すように、走行経路生成装置6に、ルート作成画面を表示させる。ルート作成画面では、走行作業パラメータPの項目として、回り耕等の回り作業を行う枕地作業回数D1、トラクタの旋回方向である作業方向D2、枕地作業における枕地ラップ代D3、中央部作業における中央部ラップ代D4、トラクタを走行させる走行車速D5を入力可能となっている。枕地作業回数D1と枕地ラップ代D3とは、枕地情報であり、枕地作業回数D1と枕地ラップ代D3と作業装置3の作業幅に基づいて枕地幅が決定される。
【0033】
走行作業パラメータPの操作入力可能な項目の全てに数値が入力されると、
図3に示すように、走行作業パラメータPに基づいて走行経路Rが生成される。
【0034】
図3に示すように、生成される走行経路Rは、圃場の中央部を往復して作業走行する中央部経路RAと、中央部経路RAを外囲する枕地において作業走行する枕地経路RBと、を含んでいる。中央部経路RAの直線部分は、予め設定される基準直線Bと平行になっている。また、生成される走行経路Rには、作業走行を開始する作業開始地点T1、作業走行を終了する作業終了地点T2が含まれている。
【0035】
図3に示すように、表示デバイス11には、生成された走行経路Rと、走行経路Rに付随して経路予想情報Eが表示される。説明を加えると、経路予想情報Eとしては、生成された走行経路Rについての予想作業距離ED及び予想作業時間ETが表示される。また、生成された走行経路Rに付随して、走行経路Rを実際のトラクタが衝突した場合に、圃場の一部の畦畔等に衝突する可能性がある場合には、衝突可能性Cが表示される。
図3に示すように、衝突可能性Cは、圃場の外形の縁部の直線部分毎に線で表示される。また、
図3に示すように、衝突可能性Cとして、『畦畔衝突を検出しました。』等のメッセージも併せて表示される。
【0036】
図3に示すように、ルート作成画面では、入力デバイス10には、画面ボタンや入力欄が設けられる。画面ボタンとしては、タッチ操作で数値を増加させるプラスボタン30、タッチ操作で数値を減少させるマイナスボタン31、走行作業パラメータPとして推奨パラメータを一括で割り当てる推奨ボタン32、走行作業パラメータPとして前回パラメータを一括で割り当てる前回ボタン33が備えられている。入力欄には、走行作業パラメータPの各項目の個別の数値を、プラスボタン30とマイナスボタン31との操作に基づいて入力可能となっている。各走行作業パラメータPの入力欄をタッチ操作することで個別の項目の数値の変更が可能となり、プラスボタン30やマイナスボタン31の操作により、各項目の数値を増減させることができる。
【0037】
図3に示すプラスボタン30やマイナスボタン31の操作により、項目の数値が変更されると、その変更後の走行作業パラメータPに基づいて走行経路Rが生成し直されて即座に表示され、これに伴い、経路予想情報E(予想作業距離ED、予想作業時間ET)、衝突可能性Cについても生成し直されて即座に更新して表示される。
【0038】
このため、オペレータは、走行作業パラメータPを変更する毎に再表示される走行経路R、経路予想情報E、衝突可能性Cに基づいて、生成される走行経路Rの妥当性を適切に評価することが可能となり、目的に沿った走行経路Rを設定できるようになる。
【0039】
このように、走行経路生成装置6により生成した走行経路Rと移動局5で受信されるGNSS情報に基づいてトラクタを圃場内で自動走行させて作業装置3による対地作業(耕耘、代掻き等)を行うことができる。本実施形態では、トラクタの旋回も自動で行われる完全自動走行でトラクタの走行制御を行うようになっている。
【0040】
また、走行経路Rにおいて衝突可能性Cがある場所では、トラクタをその直前で一旦走行を自動的に停止させるようになっている。
【0041】
〔別実施形態〕
以下、上記実施形態に変更を加えた別実施形態について説明する。以下の別実施形態は、矛盾が生じない限り、上記実施形態に複数組み合わせて適用できる。なお、本発明の範囲は、各実施形態で示している内容に限られるものではない。
【0042】
(1)上記実施形態では、1つのトラクタの走行経路Rを生成するものを例示しているが、これに限られない。例えば、圃場において複数のトラクタによる協調作業を行う場合には、トラクタの台数分だけ、走行経路Rを生成するとともに、走行経路Rについての予想作業情報、走行経路Rについての衝突可能性Cを表示するようにしてもよい。
【0043】
(2)上記実施形態では、経路予想情報Eとして、予想作業距離EDや予想作業時間ETを表示するものを例示しているが、これに限られない。例えば、経路予想情報Eとして、燃料補給地点、燃料切れまでの時間等の他の情報を表示するようにしてもよい。
【0044】
(3)上記実施形態では、手動操作に基づいて走行作業パラメータPとして推奨パラメータや前回パラメータを一括で割り当て可能なものを例示しているが、これに限られない。例えば、手動操作に基づいて走行作業パラメータPとして圃場の一部に衝突することを回避する条件を加えた上で最短距離となる走行経路Rを生成する回避パラメータを一括して割り当て可能になっていてもよい。この場合、操作により走行作業パラメータPとして回避パラメータを一括で割り当てるための回避割当部、操作入力用の回避割り当てボタンが設けられる。
【0045】
(4)上記実施形態では、走行作業パラメータPとして推奨パラメータや前回パラメータを一括で割り当て可能なものを例示しているが、これに限られない。例えば、走行作業パラメータPを変更するために、パラメータの一括割り当て機能がなくてもよい。
【0046】
(5)上記実施形態では、衝突可能性Cを圃場の外形の直線部分毎に表示するようになっているものを例示しているが、これに限られない。例えば、衝突可能性Cを圃場の外形に点でピンポイントに表示してもよい。
【0047】
(6)上記実施形態では、走行経路Rの生成時に衝突可能性Cを表示するものが例示されているが、これに限られない。走行経路Rの生成時に衝突可能性Cを表示しなくてもよい。
【0048】
(7)上記実施形態では、走行経路生成装置6がトラクタの運転部2に固定された車載型であるものを例示しているが、これに限られない。例えば、走行経路生成装置6が、トラクタの外部に持ち出し可能な携帯型であってもよい。また、走行経路生成装置6として、車載型のものと、携帯型のものとの2つを備え、これらを併用するようにしてもよい。あるいは、走行経路生成装置6が、トラクタから遠く離れた遠隔地に備えられた据置型の管理コンピュータとして備えられていてもよい。この場合、トラクタについて車載型または携帯型の表示機器が別途備えられ、据置型の走行経路生成装置6から表示機器に遠隔通信で情報を送信し、その表示機器に走行経路Rや経路予想情報E等の各種情報を表示させるものとなる。
【0049】
(8)上記実施形態では、走行経路生成装置6に、表示デバイス11、入力デバイス10が備えられているものを例示しているが、これに限られない。例えば、走行経路生成装置6と、表示デバイス11や入力デバイス10と、が別体で設けられ、データ交換可能に接続されていてもよい。
【0050】
(9)上記実施形態では、走行経路生成装置6に、圃場データを記憶する記憶部20が備えられているものを例示しているが、これに限られない。例えば、走行経路生成装置6には、圃場データが記憶されておらず、圃場データを記憶する別のデバイスから走行経路生成装置6の取得部21が圃場データを取得するようになっていてもよい。
【0051】
(10)上記実施形態では、走行経路Rにおいて衝突可能性Cがある場所では、トラクタをその直前で一旦停止させるものを例示しているが、これに限られない。例えば、走行経路Rにおいて衝突可能性Cがある場所であっても、トラクタを停止させないものであってもよい。この場合は、オペレータの判断により、トラクタを停止させるか否かを判断するものとなる。
【0052】
(11)上記実施形態では、走行経路Rに沿ってトラクタを走行させる際に、トラクタの旋回も自動で行われる完全自動走行でトラクタの走行制御を行うようになっているものを例示しているが、これに限られない。例えば、走行経路Rに沿ってトラクタを走行させる際に、トラクタの直進は自動で行いトラクタの旋回は手動で行う半自動走行でトラクタの走行制御を行うようになっていてもよい。
【0053】
(12)上記実施形態では、トラクタに4輪式の走行装置1が備えられているものが例示されているが、これに限られない。例えば、クローラ式の走行装置1やセミクローラ式の走行装置1に代えてもよい。
【0054】
(13)上記実施形態では、入力デバイス10として画面のタッチ操作を行うものを例示しているが、これに限られない。例えば、これに代えて、物理ボタンの操作を行う入力デバイス10や物理ボタンの操作と画面のタッチ操作とを併用する入力デバイス10を用いてもよい。