(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記把持部材および前記塗布部材が、前記把持部材が前記塗布部材に対して、前記第3の回転軸(38)の周りを、前記第2の長手方向軸(36)の前記第1の長手方向軸(34)に対する第1の位置と第2の位置との間で移動可能であるように構成され、前記第1の位置および前記第2の位置がそれぞれ、前記把持部材が前記塗布部材にぶつかることによって形成される第2のストッピング要素(84、52)および第3のストッピング要素(86、54)によって決まる、請求項1に記載の化粧製品パッケージングおよび塗布アセンブリ。
前記把持部材(32)の前記塗布部材(30)に対する、前記第1の位置と前記第2の位置との間の角度間隙(α)が、30°から60°の間である、請求項2に記載の化粧製品パッケージングおよび塗布アセンブリ。
前記第2の長手方向軸(36)の前記第1の長手方向軸(34)に対する前記第1の位置が、前記実質的に平行な第1の長手方向軸と第2の長手方向軸に対応する、請求項2または請求項3に記載の化粧製品パッケージングおよび塗布アセンブリ。
【背景技術】
【0002】
「化粧製品」という用語は、本発明によれば、化粧製品に関する、2009年11月30日付の欧州議会および理事会の規則(EC)第1223/2009号において規定された製品を指す。
【0003】
本発明によるアプリケータ向きの化粧製品は、特に、粉末、圧縮固体、または液体などの流体の形をとる。製品は、有利には、使用者の、まつ毛や眉毛などのケラチン繊維上に載置するための製品である。製品は、例えば、マスカラなどのメイクアップ製品である。
【0004】
メイクアップの施与に関するエルゴノミクスの改善がもたらす恩恵を受けるべく、塗布要素を把持部材に対して可変に配向することのできる、前述したタイプのアプリケータを提供することが知られている。そのようなヒンジ連結アプリケータについては、本出願人が保持する文献欧州特許出願公開第1369056号明細書に具体的に記載されている。
【0005】
そのようなヒンジ連結アプリケータの工業的製造は典型的に、1つまたは複数の組立ステップおよび/または搬送ステップを含み、その間、把持部材は塗布要素に対して傾斜することがある。したがって、関連するコンテナ上に螺合する前は、搬送ライン上に傾斜の異なるアプリケータが混ざり合って見られることがある。コンベヤ上でのアプリケータの姿勢はしたがって不確定であり、そのことが、自動装置またはオペレータによる、螺合を目的としたその把持、ならびに螺合後のそのパッケージングがあればそれを複雑にしている。さらに、傾斜姿勢にあるアプリケータは、塗布部材が把持部材と実質的に位置整合されている「直線状」アプリケータよりも多くのスペースをコンベヤ上で占める。
【0006】
この問題を解決するために、螺合またはパッケージングするまでアプリケータを「直線状」姿勢に保持するハウジングを備える、搬送プラットフォームを使用することが知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、そのようなヒンジ連結アプリケータの工業的製造を、特にそのような搬送プラットフォームの使用を排除することによって、容易にするというものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的のために、本発明は、取外し可能なロック要素をさらに備える、前述したタイプのアプリケータに関する。有利には、前記取外し可能なロック要素は、把持部材と塗布部材との間の第1のストップを成し、それによって、ヒンジをロックし、第1の長手方向軸と第2の長手方向軸を実質的に位置整合状態に維持するようになっている。
【0010】
ロック要素はそれにより、アプリケータの製造およびそのコンテナとの組立て中に、塗布部材と把持部材を位置整合状態に維持することが可能になっている。
【0011】
本発明のさらなる有利な態様によれば、アプリケータは、別個にまたは技術的に可能な任意の組合せで選択される、1つまたは複数の以下の特徴、
- 取外し可能なロック要素が、把持部材または塗布部材の外側面の周りに可逆的にスナップ留め、すなわち換言すればスナップロックするのに適しており、前記取外し可能なロック要素が、逆向きの第1のストップ面および第2のストップ面を備え、第1のストップ面および第2のストップ面の各々がそれぞれ、把持部材および塗布部材と接触し、それによって、第1のストップを成すのに適している、
- 塗布部材および把持部材の各々が、オリフィスを備え、取外し可能なロック要素が、両オリフィスに同時に差し込まれ、それによって、ヒンジをロックし、第1の長手方向軸と第2の長手方向軸を実質的に平行に維持するのに適している、
- 取外し可能なロック要素が、塗布部材上または把持部材上に形成された脆弱部を備え、前記脆弱部が、ヒンジによる把持部材の塗布部材に対する回転動作下で破断または屈曲するのに適している、
- 把持部材と塗布部材との間のヒンジが、第1の長手方向軸および第2の長手方向軸に実質的に垂直な第3の回転軸に沿った旋回接続であり、把持部材および塗布部材が、把持部材が塗布部材に対して、前記第3の回転軸の周りを、第2の長手方向軸の第1の長手方向軸に対する第1の位置と第2の位置との間で移動可能であるように構成され、前記第1の位置および前記第2の位置がそれぞれ、把持部材が塗布部材にぶつかることによって形成される第2のストップおよび第3のストップによって決まる、
- 把持部材の塗布部材に対する、第1の位置と第2の位置との間の角度間隙が、30°から60°の間である、
- 第2の長手方向軸の第1の長手方向軸に対する第1の位置が、実質的に平行な第1の長手方向軸と第2の長手方向軸に対応し、そのような構成により、アプリケータを保管または搬送中に「直線状」に維持することが可能になる、
- 把持部材の、ヒンジ付近の軸方向端部が、隣接する第1の縁部および第2の縁部によって形成され、第1の縁部が、第2の長手方向軸に実質的に垂直であり、第2の縁部が、前記第1の縁部に対して傾斜しており、前記第1の縁部および前記第2の縁部の各々がそれぞれ、塗布部材の第1の表面との第2のストップ、および塗布部材の第2の表面との第3のストップを成すのに適している、
- 把持部材の第2の縁部および塗布部材の第2の表面の各々がそれぞれ、取外し可能なロック部材の第1のストップ面および取外し可能なロック部材の第2のストップ面と接触し、それによって、第1のストップを成すのに適している、
- 脆弱部が、把持部材の内部スペース内に延在し、脆弱部はしたがって、アプリケータの外側から見えない、
- 脆弱部が、塗布部材または把持部材の一方に剛性接続され、塗布部材または把持部材の他方の内壁と接触する第1のストップを成す、
- 脆弱部が、把持部材の第2の縁部から、または塗布部材の第2の表面から軸方向に延在し、前記脆弱部が、塗布部材の第2の表面に当接するか、または把持部材の第2の縁部に当接する、
を備える。
【0012】
本発明はさらに、上で説明した化粧製品アプリケータと、前記化粧製品を収容するためのものであるコンテナとを備え、アプリケータとコンテナが、貯蔵構成における可逆組立装置を備え、アプリケータの塗布要素が、コンテナの内部容積内に受領される、化粧製品をパッケージングおよび塗布するためのアセンブリに関する。
【0013】
本発明は、単に非限定的な例として、図面を参照して行われる以下の説明を考慮すれば、より理解しやすくなろう。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図1および
図2は、本発明の第1の実施形態による化粧製品パッケージングおよび塗布アセンブリ10を示す。
図6は、アセンブリ10の一代替実施形態を示す。
【0016】
図3および
図4は、本発明の第2の実施形態による化粧製品パッケージングおよび塗布アセンブリ110を示す。
図5は、本発明の第3の実施形態による化粧製品パッケージングおよび塗布アセンブリ210を示す。
【0017】
以後詳述する差異と別として、アセンブリ10、110、および210は等価であり、それらについて同時に説明する。アセンブリ10、110、および210に共通の要素は、同じ参照番号によって示す。
【0018】
アセンブリ10、110、210は特に、マスカラをパッケージングおよび塗布するためのものである。アセンブリ10、110、210は特に、コンテナ12、およびアプリケータ14、114、214を備える。
【0019】
コンテナ12は特に、側壁16および底部18を備え、それらが、化粧製品、特に液体マスカラタイプの組成物を受領するのに適した内部容積20を画定する。
【0020】
コンテナ12は、管状形状をもつネック22をさらに備え、この場合、外壁がねじ山24を備える。
【0021】
コンテナ12は、ネック22に差し込まれて内部容積20内に延在する、やはり管状形状をもつ絞り部材(squeezing member)26も備える。
【0022】
アプリケータ14、114、214は、相互にヒンジ連結した塗布部材30、130および把持部材32、232を備える。アプリケータ14、114、214は、塗布部材30、130と把持部材32、232を相互に静止状態に維持するのに適した、取外し可能なロック要素33、133、233をさらに備える。
【0023】
アセンブリ110の塗布部材130および取外し可能なロック要素133の詳細図は、
図4に示されている。
【0024】
図1から
図5の実施形態では、塗布部材30、130および把持部材32、232がそれぞれ、第1の長手方向軸34および第2の長手方向軸36に沿って延在し、前記塗布部材30、130および前記把持部材32、232は、第1の長手方向軸34および第2の長手方向軸36に垂直な第3の回転軸38に沿った旋回接続によって接続される。
【0025】
図示していない代替実施形態によれば、塗布部材および把持部材は、別のタイプのヒンジ、例えばスイベル接続によって接続される。
【0026】
図1、
図2、
図3、および
図5は、第1の角度構成にあるアプリケータ14、114、214を示し、この場合、第1の長手方向軸34と第2の長手方向軸36は併合している。
【0027】
塗布部材30、130は、第1の長手方向軸34に沿って延在するロッド40と、ロッドの第1の端部のところに配置された塗布ヘッド42と、コンテナ12を密閉するためのキャップ44と、把持部材32、232とのヒンジ要素46、146とを備える。密閉キャップ44およびヒンジ要素46、146は、ロッド40の第2の端部のところに配置される。
【0028】
塗布ヘッド42は典型的に、マスカラブラシまたはコームである。より具体的には、塗布ヘッド42は、細長い芯、ならびに前記芯から横方向に突き出す、ブラシ毛やピンなど、複数の起伏を備える。
【0029】
密閉キャップ44は好ましくは、1つの部片から、すなわち換言すればロッド40の第2の端部と一体に形成される。前記密閉キャップは、実質的に、第1の長手方向軸34に沿って配置されたリングの形状を有する。前記リングの内面が、雌ねじ48を備える。前記雌ねじは、ネック22のねじ山24と係合して、コンテナ12とアプリケータ14、114、214を、
図1、
図2、
図3、および
図5に表す貯蔵構成に組み立てるのに適している。前記貯蔵構成では、アプリケータ14、114、214は、コンテナ12を密閉し、塗布ヘッド42が内部容積20内に受領される。
【0030】
図示していない代替実施形態によれば、スナップロックや他の組立装置など、密閉キャップ44とネック22を組み立てるためのさらに知られた装置が使用される。
【0031】
密閉キャップ44の、塗布ヘッド42とは反対側にある軸方向端部は、リング形状表面50からなる。図示の実施形態では、前記表面50は、平坦であり、第1の長手方向軸34に垂直であり、塗布ヘッド42とは反対方向を向いている。あるいは、この表面は、非平坦かつ/または第1の軸に非垂直とすることもできる。
【0032】
表面50は、第1の長手方向軸34および第3の回転軸38を備える平面の両側に位置する、第1のハーフリング52および第2のハーフリング54から形成されることが考えられる。
【0033】
ヒンジ要素46、146は、密閉キャップ44を表面50から軸方向に延長し、前記ヒンジ要素46、146と前記密閉キャップ44は、好ましくは1つの部片から、すなわち換言すれば一体に形成される。
【0034】
図示の実施形態では、ヒンジ要素46、146は、第1の長手方向軸34に垂直な2つの平面間に含まれた実質的に球形部分の形状を有する、丸い本体56を備える。前記2つの平面はそれぞれ、ヒンジ要素46、146の近位面および遠位面58と呼ばれる。塗布要素42に最も近い近位面は、リングの形状をとる表面50の平面に対応する。
【0035】
ヒンジ要素46、146は、丸い本体56の両側に形成された2つの円形空洞60をさらに含む。2つの円形空洞60は、以後説明するように、第3の回転軸38を表すように把持部材32、232とのヒンジを成すのに適している。
【0036】
把持部材32、232は、第2の長手方向軸36に沿って延在する、実質的に管状の形状を有する。把持部材32、232の、第3の回転軸38から最も遠い遠位端部68は、好ましくは閉鎖している。近位と呼ばれる他方の端部は、開放している。
【0037】
把持部材32、232は、第2の長手方向軸36の周りに配置された内壁70および外壁72を備える。内壁70は、把持部材の内側のチャンバ73を画定する。
【0038】
内壁70は、径方向に突出した状態で相互に面して位置する2つのラグ76を備える。ラグ76は、ヒンジ要素46、146の円形空洞60に差し込まれる。ラグ76と円形空洞60はそれにより、把持部材32、232の塗布部材30、130に対する第3の回転軸38を表すヒンジを成す。
【0039】
図1、
図2、
図3、および
図5の実施形態では、把持部材32、232は、相互に差し込まれて相互内に固定された、内部スリーブ80および外部カバー82、282から形成される。把持部材32、232の近位端部のところで、内壁70および外壁72はそれぞれ、スリーブ80およびカバー82、282によって形成される。
【0040】
把持部材32、232の近位端部は、外部カバー82、282の第1の縁部84および第2の縁部86によって表される。前記第1の縁部84と前記第2の縁部86は、隣接しており、実質的に、第2の長手方向軸36および第3の回転軸38を含む平面の両側に配置される。第1の縁部84および第2の縁部86の各々は、実質的に平坦な表面を成す。第1の縁部84は、第2の長手方向軸36に実質的に垂直である。
【0041】
第2の縁部86は、カバー82、282に斜めに切り込むことによって形成される。より具体的には、第2の縁部86は、第3の回転軸38に実質的に平行であり、第1の縁部84に対して角度αだけ傾斜している。角度αは5°から90°の間であり、好ましくは30°から60°の間であり、より好ましくは約45°に等しい。
【0042】
図1、
図2、
図3、および
図5に示す、アプリケータ14、114、214の第1の角度構成では、第1の長手方向軸34と第2の長手方向軸36が実質的に併合し、把持部材32、232の第1の縁部84が、塗布部材30、130の第1のハーフリング52と接触する。丸い本体56の丸い表面88が、前記第2の縁部86と前記第2のハーフリング54との間に見える。
【0043】
図示していない第2の角度構成では、第1の長手方向軸34と第2の長手方向軸36が角度αだけ傾斜しており、把持部材32、232の第2の縁部86が、塗布部材30、130の第2のハーフリング54と接触する。
【0044】
したがって、上で説明した第1および第2の角度構成は、把持部材32、232の塗布部材30、130に対する可能な角度構成の組を定める。
【0045】
取外し可能なロック要素33、133、233は、塗布部材30、130と把持部材32、232との間のストップを成し、それによって、ヒンジ60、76をロックし、アプリケータ14、114、214を第1の角度構成に保持するのに適している。
【0046】
図1および
図2の実施形態では、アプリケータ14の取外し可能なロック要素33は、塗布部材30の外面および/または把持部材32の外面と組み立てられるのに適している。具体的には、取外し可能なロック要素33は、側方開放部92を除き実質的に円筒形の形状をもつ、開放リング90またはクリップを備える。取外し可能な要素33は、側方開放部92に面してクリップ90に関する内部突出部を成す、リップ94をさらに備える。
【0047】
取外し可能な要素33に関連して、アプリケータ14は、
図1に示す組立後構成、および
図2に示す分離構成をとることができる。
【0048】
組立後構成では、クリップ90が、把持部材32の近位端部のところの外壁72の周り、および塗布部材30の丸い表面88の周りに、弾性的に嵌合される。クリップ90の円筒形形状はその場合、第1の長手方向軸34と併合した第2の長手方向軸36に沿って配置される。クリップ90の近位端部は、円形縁部95によって形成され、それが、塗布部材30の第2のハーフリング54と接触する。
【0049】
さらに、組立後構成では、リップ94が、把持部材32の第2の縁部86と接触する。したがって、円形縁部95とリップ94は、前記第2のハーフリング54と前記第2の縁部86が互いにより近づくのを防ぐ、ストップを成す。したがって、把持部材32は、回転という点で、塗布部材30に対してロックされる。
【0050】
アプリケータ14の一代替実施形態によれば、取外し可能なロック要素は、塗布部材および/または把持部材の内面と組み立てられるのに適している。具体的には、
図6の詳細図に示す一代替実施形態によれば、塗布部材のヒンジ要素46および把持部材32の各々がそれぞれ、貫通オリフィス401および402を備える。前記オリフィス401と前記オリフィス402は、類似の形状、例えば同じ直径の円形を有する。前記オリフィス401および前記オリフィス402はそれぞれ、第1の長手方向軸34に実質的に垂直な第4の軸404、および第2の長手方向軸36に実質的に垂直な第5の軸406に沿って配置される。第1の長手方向軸34と第2の長手方向軸36の併合に対応する第1の角度構成では、第4の軸404と第5の軸406も併合する。オリフィス401とオリフィス402はその場合、位置整合する。前記代替実施形態によれば、取外し可能なロック要素は、直径がオリフィス401および402の直径に実質的に等しい、実質的に円柱形の形状をもつピン433を備える。ピン433は、前記位置整合したオリフィスに、第4の軸404または第5の軸406に沿って並進させることによって差し込まれて、塗布部材と把持部材を第1の構成にロックするのに適している。ピン433を、逆方向に移動させることによってオリフィス401および402から取り外し、それによって、前記塗布部材と前記把持部材をロック解除することもできる。
【0051】
図3および
図4、ならびに
図5の実施形態では、アプリケータ114、214の取外し可能なロック要素133、233が、把持部材32、232の塗布部材30、130に対する回転動作下で破断または屈曲するのに適した脆弱部190、290を備える。
【0052】
図3および
図4の実施形態では、脆弱部190は、1つの部片から、すなわち換言すれば塗布部材130と一体に形成される。具体的には、脆弱部190は、第1の長手方向軸34と実質的に平行な、かつヒンジ要素146の丸い本体56に関する遠位突出部を成す、スティックの形状を有する。スティック190と丸い本体56との間の接合部192は、好ましくは、スリットなどの脆弱線を備える。
【0053】
スティック190は、チャンバ73内に配置される。具体的には、
図3に示すアプリケータ114の初期構成では、スティック190は、把持部材32の内壁70と接触する。スティック190はしたがって、アプリケータ114から見えない。
【0054】
一方、
図5の実施形態では、脆弱部290がチャンバ73の外側に配置される。さらに、
図5に示す初期構成では、脆弱部290は、1つの部片から、すなわち換言すれば把持部材232と一体に形成され、アプリケータ214の塗布部材30と接触する。
【0055】
具体的には、脆弱部290は、第1の長手方向軸34と実質的に平行な、かつ把持部材232の第2の縁部86に関する近位突出部を成す、舌片の形状を有する。接合部292が、舌片290の遠位端部と前記第2の縁部86を接続する。前記接合部292は、好ましくは、スリットなどの脆弱線を備える。
【0056】
舌片290の近位端部294は、アプリケータ214の塗布部材30の第2のハーフリング54と当接する。
【0057】
舌片290は、少なくとも部分的に、塗布部材30の丸い本体56の丸い表面88を覆い隠す。
【0058】
アセンブリ10、110、および210を製造するための方法について、次に説明する。最初に、コンテナ12、塗布部材30、130、および把持部材32、232を、相互に独立に製造する。具体的には、ロッド40、密閉キャップ44、およびヒンジ要素46、146を、好ましくは、プラスチック材料を成形することによって、1つの部片から、すなわち換言すれば一体に形成する。アセンブリ110の場合、ロック要素133、特に脆弱部190をさらに、1つの部片から、すなわち換言すればヒンジ要素146と一体に形成する。
【0059】
塗布ヘッド42を次いで、ロッド40と組み立てて、塗布部材30、130を形成する。
【0060】
スリーブ80およびキャップ82、282を、好ましくはプラスチック材料を成形することによって、相互に独立に製造する。アセンブリ210の場合、ロック要素233、特に脆弱部290を、特に1つの部片から、すなわち換言すればカバー282と一体に形成するか、または前記カバー上に成形する。スリーブ80を次いで、カバー82、282の内側にスナップ留め、すなわち換言すればスナップロックして、把持部材32、232を形成する。
【0061】
把持部材32、232を次いで、ラグ76を円形空洞60内にスナップ留めし、換言すればスナップロックして、第3の回転軸38を表すヒンジを形成することによって、塗布部材30、130と組み立てる。
【0062】
図3および
図4の実施形態では、前記組立ステップ中、塗布部材130のスティック190を、把持部材32のチャンバ73に差し込み、内壁70と接触させる。初期構成にあるアプリケータ114がしたがって形成される。
【0063】
図5の実施形態では、前記組立ステップ中、把持部材232の舌片290が、塗布部材30の第2のハーフリング54に当接する。初期構成にあるアプリケータ214がしたがって形成される。
【0064】
図1および
図2の実施形態では、ロック要素33を、特にプラスチック材料を成形することによって、他の要素とは独立に製造する。塗布部材30と把持部材32を組み立てるステップに続いて、クリップ90を外面72の周りに弾性嵌合し、それによって、リップ94が前記把持部材32の第2の縁部86と接触する。
図1の組立後構成にあるアプリケータ14がしたがって形成される。
【0065】
図6に示す代替実施形態によれば、クリップ90を弾性嵌合することが、位置整合したオリフィス401および402にピン433を差し込むことに置き換えられる。
【0066】
この段階で、塗布部材30、130の第1の長手方向軸34と、把持部材32、232の第2の長手方向軸36が併合する。さらに、上で説明したように、ロック要素33、133、233が、把持部材32、232が塗布部材30、130に対して第3の回転軸38の周りを両回転方向に回転するのを防ぐ、ストップを成す。
【0067】
組立ライン上での、自動装置によるアプリケータ14、114、214の搬送または取扱い中、第1の長手方向軸34と第2の長手方向軸36が併合状態に維持されることが有利である。アプリケータ14、114、214はそれにより、それほど嵩張らず、自動装置にとってピックアップおよび取扱いしやすいものになる。
【0068】
アプリケータ14、114、214の密閉キャップ44を次いで、化粧製品で満たされたコンテナ12のネック22上に螺合する。それにより形成されたアセンブリ10、110、210は、オプションでパッケージングされ、市場に出される。
【0069】
図1および
図2のアセンブリ10を初めて使用する時、使用者はロック要素33を、密閉キャップ44を螺合解除する前または螺合解除した後に、クリップ90を弾性変形させることによって取り外す。使用者は次いで、把持部材32を塗布部材30に対して0°からαの間の角度だけ傾斜させることができる。使用し、密閉キャップ44をコンテナ12と再度組み立てた後に、アセンブリ10を保管できるように、ロック要素33を所定の位置に戻すことが可能である。
【0070】
図3および
図4のアセンブリ110を初めて使用する時、使用者は、把持部材32を塗布部材30に対して第2の角度構成まで旋回させるように、把持部材32に力を加える。内壁70がそれによりスティック190に力を加え、それによって、ヒンジ要素146との接合部192が破断または変形する。使用者は次いで、把持部材32を塗布部材130に対して0°からαの間の角度だけ自由に傾斜させることができる。
【0071】
図5のアセンブリ210を初めて使用する時、使用者は、把持部材232に先のケースに類似の力を加え、それによって、舌片292が変形する。あるいは、使用者は、前記把持部材232を移動させる前に、接合部292のところで舌片290を屈曲または引裂する。使用者は次いで、把持部材232を塗布部材30に対して0°からαの間の角度だけ自由に傾斜させることができる。
【0072】
使用者は、アセンブリ10、110、210を使用して実施するメイクアップ動作に従って、第1の長手方向軸34と第2の長手方向軸36の傾斜を選択および修正する。