(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記預金目的ごとの前記資金の仕分状況、又は、前記預金目的ごとの前記資金の前記配分比率を示す画面を、前記ユーザが用いるユーザ端末において表示するための表示情報を生成する表示情報生成部を更に備える、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の口座管理支援サーバ。
前記表示情報生成部は、前記預金目的ごとの前記資金の仕分状況、又は、前記預金目的ごとの前記資金の前記配分比率を変更可能な画面を、前記ユーザ端末において表示するための表示情報を生成する、
請求項4に記載の口座管理支援サーバ。
前記表示情報生成部は、前記第2口座における前記資金を、前記預金目的ごとに前記第1口座に移動させるための画面を、前記ユーザ端末において表示するための表示情報を生成する、
請求項4又は請求項5に記載の口座管理支援サーバ。
前記資金移動部は、前記ユーザからの指示に基づいて任意のタイミングで所定額の資金を移動させること、又は、定期的に所定額の資金を移動させることの少なくとも一方を更に実行する、
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の口座管理支援サーバ。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施形態に係る口座管理支援システムの一実施形態を示す概略構成図(システム構成図)である。
【
図2】本発明の実施形態に係る口座管理支援処理の一例を示す概念図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る口座管理支援サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る口座情報の一例を示す図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る目的別預金情報の一例を示す図である。
【
図6】本発明の実施形態に係る消費額情報の一例を示す図である。
【
図7】本発明の実施形態に係る口座管理支援処理の一例を示すフローチャートである。
【
図8】本発明の実施形態に係るユーザ端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【
図9】本発明の実施形態に係るユーザ端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【
図10】本発明の実施形態に係るユーザ端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【
図11】本発明の実施形態に係るユーザ端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【
図12】本発明の実施形態に係るユーザ端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【
図13】本発明の実施形態に係るユーザ端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【
図14】本発明の実施形態に係るユーザ端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【
図15】本発明の実施形態に係るユーザ端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【
図16】本発明の実施形態に係るユーザ端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
【
図17】本発明の実施形態に係るコンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。
【0013】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態に係る、複数の口座の管理を支援する口座管理支援システムの一実施形態を示す概略構成図(システム構成図)である。
図1に示すように、口座管理支援システム100は、例示的に、口座管理支援サーバ1と、勘定系サーバ3と、決済サーバ5と、ユーザ端末7と、を備えて構成されている。口座管理支援システム100の各要素、つまり、口座管理支援サーバ1、勘定系サーバ3、決済サーバ5、及び、ユーザ端末7の台数は特に制限はない。例えば、決済サーバ5は、決済サービス(例えば、デビットカードの利用による決済処理、QRコード(登録商標)等の決済処理、電子マネーのチャージ処理等)ごとに設けられてもよいし、決済サービスを提供する主体ごとに設けられてもよい。
【0015】
口座管理支援サーバ1と、勘定系サーバ3と、決済サーバ5とは、所定の通信ネットワークNに接続されたサーバ用コンピュータ装置である。これらのサーバ用コンピュータ装置において所定のサーバ用プログラムが動作することにより、サーバ機能を発現するものである。口座管理支援サーバ1と、勘定系サーバ3と、決済サーバ5とは、上記サーバ機能を持つものであれば、特に制限はなく、クラウド・コンピューティングなどで実現される場合も含む。口座管理支援システム100に含まれる各要素の数に特に制限はない。
【0016】
通信ネットワークNは、インターネット等を含む情報処理に係る通信回線又は通信網であり、その具体的な構成は限定されない。例えば、通信ネットワークNは、LAN(
Local
Area
Network )やWAN(
Wide
Area
Network)であり、有線ネットワークおよび無線ネットワークの一方または双方により構築される。
【0017】
勘定系サーバ3は、銀行等を含む金融機関の勘定系システムに含まれる。勘定系システムは、口座の残高の管理、他の金融機関との資金決済、資金の入出金や振込、又は、送金の処理等を実行する。勘定系サーバ3を管理する主体と、口座管理支援サーバ1を管理する主体とは同一でもよいし、異なってもよい。また、
図1に示すように、勘定系サーバ3と口座管理支援サーバ1とは別個の構成であってもよいし、同一の構成(例えば、口座管理支援サーバ1は、勘定系サーバ3が備える構成を更に備える)であってもよい。
【0018】
ユーザが用いるユーザ端末7は、例えば、所定のネットワークに接続されたスマートフォンなどの携帯電話、タブレット端末、ラップトップ又はノートブック型コンピュータ等を含む。携帯端末1は、例えば、液晶表示パネル又は有機ELパネル等を含むディスプレイで構成される表示部(不図示)を備える。ユーザ端末7のユーザは、例えば、ネットワークの所定のサイトより、本発明の実施形態に係る口座管理支援用アプリケーションソフトウエア(以下、「口座管理支援アプリ」という。)をダウンロードし、ユーザ端末7において実行可能なように保存しておく。口座管理支援アプリは、口座管理支援サーバ1の管理主体により提供される。口座管理支援アプリがユーザ端末7により実行されることにより、ユーザ端末7は通信ネットワークNを介して口座管理支援サーバ1と通信し、各種機能を実現する。
【0019】
ユーザ端末7の表示部は、例えば、ユーザが行う各種の操作入力を受け付ける入力操作機能を備えている。表示部は、例えば、口座管理支援アプリに関するログイン画面、ログイン後のマイページ(例えば、ホーム画面等ともいう。)、口座管理支援アプリに関連付けられた複数の決済サービスを示す画像などを表示可能であり、ユーザの種々の操作入力、決定操作、取消操作、メニュー表示等の指示入力を行うことが可能である。
【0020】
決済サーバ5には、決済サーバに対応付けられた決済サービスを利用可能となるように、例えば決済サービスへの会員登録手続きとして、ユーザにより、あらかじめユーザの個人情報(例えば、ユーザID等)が登録される。決済サーバ5は、ユーザIDを、例えばユーザ端末7の表示されるWeb画面を介して取得し、記録する。決済サーバ5は、例えば、ユーザによりあらかじめ登録されたユーザのIDと、口座管理決済サーバ1から送信されるユーザIDと、を照合することで、どの会員の決済処理であるかを確認する。
【0021】
決済サーバ5は、例えば、ユーザに対応付けられた決済限度額が1000円である場合に、決済金額情報が示す決済金額が700円であるときは、決済限度額以下であるので、決済処理を実行する。そして、決済サーバ5は、決済処理を実行したことを示す情報を決済処理の結果として口座管理支援サーバ1に送信する。他方、決済サーバ5は、例えば、ユーザに対応付けられた決済限度額が1000円である場合に、決済金額情報が示す決済金額が1200円であるときは、決済限度額より大きいので、決済処理を実行しない。そして、決済サーバ5は、決済処理を実行しなかったことを示す情報を決済処理の結果として口座管理支援サーバ1に送信する。
【0022】
決済限度額は、例えば、ユーザおよび決済サービスに対応付けられた銀行口座に入金されている金額、ユーザおよび決済サービスに対応付けられたクレジットカードやデビットカード等の与信限度額、又は、ユーザおよび決済サービスに対応付けられた電子マネーのチャージ限度額等を含む。なお、本実施形態における決済処理は、後述するようなデビットカードを用いた即時決済を含むが、これに限られず、事後決済や事前決済も含み得る。
【0023】
図2は、本発明の実施形態に係る口座管理支援処理の一例を示す概念図である。
図1及び
図2に示すように、勘定系サーバ3は、ユーザの普通預金口座30(第1口座)に関する情報と、ユーザの貯蓄預金口座32(第2口座)に関する情報と、を保有している。普通預金口座30及び貯蓄預金口座32は、勘定系サーバ3を管理する金融機関により管理される。普通預金口座30は、貯蓄預金口座32に資金を移動させるための口座である。普通預金口座30は、例えば、ユーザによる決済サービスの利用額(ユーザの消費額)を管理する口座である。貯蓄預金口座32は、普通預金口座30から送られる資金を貯める口座であり、例えば、預金用の口座である。なお、貯蓄預金口座32は、貯蓄することを前提としているため、貯蓄預金口座32の残高の一部の資金の移動には一定の制限がかかる。以下では、実施形態に係る口座管理支援処理の概要について説明する。口座管理支援システム100においては、ユーザの消費額の増加に応じて増加する額の資金を、普通預金口座30から貯蓄預金口座32へ振り替える(振り込む又は積み立てる)。
【0024】
具体的には、
図1に示す口座管理支援サーバ1は、通信ネットワークNを介して、決済サーバ5から決済サービスに関するユーザの消費額に関する消費額情報を取得する。口座管理支援サーバ1は、例えば、ユーザの日々の利用額を管理する。
図2に示すように、例えば、今回(10月8日12時から13時までの一時間)のユーザの消費額は、デビットカードの利用額1(40000円)及びデビットカードの利用額2(60000円)である。貯蓄預金口座32においては、1又は複数の預金目的で資金が仮想的に仕分けられる。例えば、目的別預金1「海外旅行」の現在の積立金額が100,000円であり、目的別預金1への積立比率(配分比率)は、10%と設定されている。また、目的別預金2「洋服購入」の現在の積立金額が100,00円であり、目的別預金2への積立比率は、100%と設定されている。
【0025】
今回のデビット利用額の合計(ユーザの消費額の増加)は、デビットカードの利用額1(40000円)とデビットカードの利用額2(60000円)とを合算した100,000円である。また、合計積立比率は、目的別預金1への積立比率「10%」と目的別預金2への積立比率「100%」とに基づく、110%である。したがって、普通預金口座30から貯蓄預金口座32へ振り替えられる資金は、110,000円である。また、資金「110,000円」は、各目的別預金の積立比率(10%又は100%)に応じて分配されて、目的別預金1の積立金額は、100,000円に10,000円を加算した110,000円となり、目的別預金2の積立金額は、10,000円に100,000円を加算した110,000円となる。
【0026】
このように、口座管理支援サーバ1は、取得したユーザの消費額情報に基づいて、普通預金口座30から貯蓄預金口座32へ、消費額の増加に応じて増加する額の資金を移動するよう勘定系サーバ3に指示する。そして、勘定系サーバ3は、普通預金口座30から貯蓄預金口座32への資金の振替(または振込)を実行する。
【0027】
以上のとおり、口座管理支援システム100は、ユーザの消費額の増加に応じて増加する額の資金を、普通預金口座30から貯蓄預金口座32へ移動させる。よって、ユーザが所望する目的ごとの預金を適切に貯めることができる。また、移動資金(貯蓄額)がユーザの消費額の増加に応じて決まるので、ユーザの日常的な消費を促すことができる。
【0028】
なお、普通預金口座30から貯蓄預金口座32へ移動させる資金は、ユーザの消費額の増加に対応する額に所定の積立比率を乗じて算出されることには限られず、他の算出手法が採用されてもよい。例えば、普通預金口座30から貯蓄預金口座32へ移動させる資金は、ユーザの消費額の増加に対応する額に、所定の積立比率で除して算出されてもよいし、所定の額を加えて算出されてもよいし、所定の額を減じて算出されてもよい。また、本実施形態においては、消費額に応じた資金移動処理に加えて、ユーザからの指示に基づいて任意のタイミングで所定額の資金を移動させる処理、又は、定期的に所定額の資金を移動させる処理(例えば、月次での資金移動処理)の少なくとも一方の処理を更に実行可能である例えば、ユーザはユーザ端末7を操作することにより、口座管理支援サーバにおいて上記各資金移動処理を必要に応じて組み合わせて実行可能なように制御可能である。
【0029】
図3は、本発明の実施形態に係る口座管理支援サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、口座管理支援サーバ1は、機能的に、複数の口座の管理を支援するための処理を実行する情報処理部11と、複数の口座の管理を支援するための処理に関する情報を記録部12と、を含む。なお、情報処理部11は、例えば、
図17に示す補助記録装置43に格納されているプログラムをCPU等が実行したりすることにより実現することができる。
【0030】
情報処理部11は、例示的に、消費額情報取得部13と、消費内容情報取得部14と、仕分部15と、資金移動部16と、表示情報生成部17と、を備える。
【0031】
消費額情報取得部13は、ユーザの消費額に関する消費額情報を取得する。消費額情報取得部13は、例えば、
図1に示す通信ネットワークNを介して、決済サーバ5から決済サービスに関するユーザの消費額を取得する。消費額情報取得部13は、取得した消費額情報を記録部12に消費額情報CIとして記録する。消費額情報CIの詳細について、
図6を参照して後述する。
【0032】
消費内容情報取得部14は、ユーザの消費内容に関する消費内容情報を取得する。消費内容情報取得部14は、例えば、通信ネットワークNを介して、決済サーバ5から、決済サービスを利用したユーザの消費内容に関する情報を取得する。消費内容情報取得部14は、取得した消費内容情報を記録部12に消費内容情報として記録する。
【0033】
仕分部15は、貯蓄預金口座において1又は複数の預金目的で資金を仕分ける。例えば、仕分部15は、預金目的ごとに予め設定された配分比率に基づいて資金を仕分ける。この構成によれば、預金目的別で配分比率を設定できるので、ユーザが、各預金目的への貯金の進捗を自由に調整可能である。
【0034】
仕分部15は、消費内容情報取得部14が取得した消費内容情報に基づいて、消費内容に関連付けられた預金目的で資金を仕分けてもよい。例えば、ユーザが決済サービスを用いて食事代を支払った場合は、食費関連の預金目的(例えば、預金目的「高級レストランに行く」等)に資金を仕分ける。この構成によれば、消費内容と預金目的の内容とが連動することによって、ユーザは簡便に特定の預金目的に貯金することができる。
【0035】
資金移動部16は、ユーザの消費額の増加に応じて増加する額の資金を、普通預金口座から貯蓄預金口座へ移動させる。例えば、資金移動部16は、普通預金口座から貯蓄預金口座に、ユーザが用いるデビットカードの利用額に応じて増加する額の資金を移動させる。この構成によれば、デビットカードの特性上、デビットカードの利用事実が即時に反映される。よって、デビットカードを利用すると迅速に普通預金口座から貯蓄預金口座への資金の移動が行われる、つまり、デビットカードを利用する資金の移動には、即時性がある。
【0036】
資金移動部16は、普通預金口座から貯蓄預金口座に、所定期間におけるユーザの消費額の増加に応じて増加する額の資金を移動させてもよい。所定期間は、例えば、1時間、数時間単位、一日単位、又は数日単位でもよい。この構成によれば、所定期間におけるユーザの消費額を纏めることで移動させる資金を算出可能になる。
【0037】
表示情報生成部17は、口座管理支援処理に関する各種画面を、ユーザが用いるユーザ端末7において表示するための表示情報を生成する。各種画面の詳細については、
図8から
図16を参照して後述する。
【0038】
記録部12は、例示的に、ユーザに関するユーザ情報UIと、目的別預金に関する目的別預金情報DIと、ユーザの消費額に関する消費額情報CIと、を記録する。ユーザ情報UIは、例示的に、ユーザを識別するユーザIDと、ユーザのパスワードと、ユーザが金融機関に開設した普通預金口座のIDと、ユーザが金融機関に開設した貯蓄預金口座のIDと、を含む。
【0039】
目的別預金情報DIは、例示的に、ユーザIDと、ユーザIDに対応するユーザの貯蓄預金口座の残高と、預金目的と、目的別預金の目標額と、目的別預金の残高である目的別残高と、目的別預金の積立比率と、目的別預金の積立の状況を示す積立ステータスと、を含む。また、例えば、月次での定期的な積立処理を更に行う場合、目的別預金情報DIは、月々の積立額、及び、積立実行日等を更に含んでもよい。なお、ユーザIDのそれぞれについて、目的別預金の残高の総計は貯蓄預金口座の残高と一致する。また、積立実行日は、月末、月初、毎月10日等から設定されてもよいし、ユーザが自由に設定してもよい。
【0040】
消費額情報CIは、例示的に、ユーザIDと、ユーザIDに対応する消費額の合計と、各決済サービスの内容と、各決済サービスの消費額と、各決済サービスを利用した消費内容と、を含む。このように、記録部12は、消費額情報CIとして、各ユーザの消費額に関する情報を蓄積する。また、記録部12は、消費額情報CIとして、所定期間ごと、又は、決済サービスの利用タイミングごとに、消費額の増加量(増加額)を記録してもよい。
【0041】
<口座管理支援処理>
図7を用いて本発明の実施形態に係る決済処理の動作を説明する。
図7は、本発明の実施形態に係る決済処理のフローの一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、
図1に示す口座管理支援サーバ1は、通信ネットワークNを介して、決済サーバ5から決済サービスに関するユーザの消費額に関する消費額情報を取得する(ステップS1)。口座管理支援サーバ1は、例えば、ユーザが利用する決済サービスごとの利用額を取得し、管理する。口座管理支援サーバ1は、ユーザの消費額の増加に応じて増加する額の資金を、
図1に示す普通預金口座30から貯蓄預金口座32へ振り替える(又は振り込む)(ステップS3)。口座管理支援サーバ1は、ユーザの貯蓄預金口座32の残高を仮想的に仕分ける(ステップS5)。口座管理支援サーバ1は、は預金目的で残高を仕分けるので、仕分けの単位は預金目的によって特定される。口座管理支援サーバ1は、例えば、ユーザごとに預金目的とその預金目的に振り分けられた額とを対応付けて、
図3及び
図5に示す目的別預金情報DIとして記録する。
【0042】
図8から
図16を参照して、
図1に示すユーザ端末7の表示部に表示される各種画面を説明する。
図3に示す表示情報生成部17は、これら各種画面を、ユーザ端末7において表示するための表示情報を生成する。
図8は、預金目的「海外旅行」に関する各種項目の内容を設定可能な項目設定画面の一例を示す図である。
図9は、預金目的の「目標額」を変更可能な目標額変更画面の一例を示す図である。
図8に示すように、項目設定画面G1は、例示的に、「カテゴリー・イメージ」、「タイトル」、積立条件、メモ、及び、積立ステータス等に関する各種項目を含む。例えば、ユーザが項目設定画面G1における「積立条件」の「目標額」(360,000円)項目I1を選択すると、ユーザ端末7に表示される画面が項目設定画面G1から、
図9に示す預金目的「海外旅行」の「目標額」を変更可能な目標額変更画面G3に遷移する。そして、ユーザは、目標額変更画面G3において表示される仮想キーボードVKを操作することによって、例えば「250000円」と設定すると、預金目的「海外旅行」の「目標額」は、360,000円から250,000円に変更される。
【0043】
この構成によれば、ユーザは、特定の預金目的に関する各種項目の内容を、簡便に設定し、又は、変更することができる。
【0044】
なお、ユーザは、項目設定画面G1において、「積立条件」の「目標額」項目とは異なる項目を設定変更することが可能である。例えば、ユーザは、項目設定画面G1において、「タイトル」項目を選択すると、項目設定画面G1とは異なる画面に遷移し、当該「タイトル」項目の内容を「ハレクラニ滞在のハワイ旅行」から他のタイトルに変更可能である。
【0045】
図10は、複数の預金目的ごとの資金の振替比率(配分比率)の内容を設定可能な振替比率設定画面の一例を示す図である。
図11は、複数の預金目的のうち預金目的「鰻の名店に行く!」の振替比率を変更可能な振替比率変更画面の一例を示す図である。
図10に示すように、振替比率設定画面G5は、例示的に、「デビット積立比率合計」項目と、各預金目的の「目標別デビット利用額振替比率」項目と、を含む。例えば、ユーザが振替比率設定画面G5における預金目的「鰻の名店に行く! 10%」の「振替比率」項目I3を選択すると、ユーザ端末7に表示される画面が振替比率設定画面G5から、
図11に示す預金目的「鰻の名店に行く! 10%」の「振替比率」を変更可能な振替比率変更画面G7に遷移する。そして、ユーザは、振替比率変更画面G7において表示される振替比率選択画面SG1を操作することによって、振替比率を変更可能である。
【0046】
振替比率選択画面SG1は、例えば、ナンバーピッカーを含む画面である。
図11に示すように、例えば、ナンバーピッカーを含む画面は、百の位、十の位、及び、一の位を分けて振替比率に対応するパーセンテージを選択可能である。また、振替比率は、例えば、0%から500%の範囲で選択可能であるが、この範囲に制限されない。例えば、ユーザがナンバーピッカー画面において、100%を選択すると、預金目的「鰻の名店に行く! 10%」の「振替比率」が100%に変更される。
【0047】
この構成によれば、ユーザは、複数の預金目的ごとの積立比率を簡便に確認することができる。また、ユーザは、特定の預金目的の積立比率の内容を、簡便に設定し、又は、変更することができる。
【0048】
図12は、複数の預金目的ごとの積立状態又は振替状態(仕分け状況)の内容を変更可能な積立状態変更画面の一例を示す図である。
図13は、特定の預金目的の積立状態を「積立中」から「停止中」に変更した場合の積立状態変更画面の一例を示す図である。
図14は、特定の預金目的の積立状態を「停止中」から「積立中」に変更した場合の積立状態変更画面の一例を示す図である。
図12に示すように、積立状態設定画面G9は、例示的に、複数の預金目的ごとの積立状態を示す項目を含む。複数の預金目的ごとの積立状態を示す項目は、例えば、複数の預金目的ごとの積立状態に対応するスライドボタンSBを含む。例えば、ユーザが積立状態設定画面G9における預金目的「ハレクラニ滞在のハワイ旅行」項目I5のスライドボタンSB1(「積立中」)を操作すると、ユーザ端末7に表示される画面が積立状態設定画面G9から、
図13に示す積立状態変更画面G11に遷移する。積立状態変更画面G11においては、預金目的「ハレクラニ滞在のハワイ旅行」項目I5の「積立状態」がスライドボタンSB1(「停止中」)に変更される。そして、ユーザは、画面G13が含む「OK」ボタンB3を押下して変更内容を確認する。
【0049】
また、
図12に示すように、ユーザが積立状態設定画面G9における預金目的「Aブランドの洋服を購入」項目I7のスライドボタンSB3(「停止中」)を操作すると、ユーザ端末7に表示される画面が積立状態設定画面G9から、
図14に示す積立状態変更画面G11に遷移する。積立状態変更画面G11においては、預金目的「Aブランドの洋服を購入」項目I7の「積立状態」がスライドボタンSB3(「積立中」)に変更される。そして、ユーザは、画面G15が含む「OK」ボタンB11を押下して変更内容を確認する。
【0050】
この構成によれば、ユーザは、複数の預金目的ごとの積立状態を簡便に確認することができる。また、ユーザは、特定の預金目的の積立状態の内容を、簡便に設定し、又は、変更することができる。
【0051】
図15は、貯蓄預金口座における資金を普通預金口座へ振り替えるための資金振替画面の一例を示す図である。
図15に示すように、資金振替画面G17は、例えば、複数の預金目的の積立状況を表示する。例えば、ユーザが資金振替画面G17における預金目的「ハレクラニ滞在のハワイ旅行」項目I9のチェックボタンCB1を選択し、且つ、振替ボタンB13を押下すると、貯蓄預金口座における預金目的「ハレクラニ滞在のハワイ旅行」の積立金の全てが普通預金口座へ振り替えられてもよい。
【0052】
この構成によれば、ユーザは、複数の預金目的ごとの積立金額を簡便に確認することができる。また、ユーザは、貯蓄預金口座における特定の預金目的の積立金額を普通預金口座へ振り替えることができる。
【0053】
なお、ユーザが資金振替画面G17における預金目的「ハレクラニ滞在のハワイ旅行」項目I9のチェックボタンCB1を選択し、且つ、振替ボタンB13を押下した後に、普通預金口座へ振り替える資金を調整可能な資金調整画面(不図示)に遷移してもよい。この場合、ユーザは、資金調整画面において、貯蓄預金口座における預金目的「ハレクラニ滞在のハワイ旅行」の現在積立金の少なくとも一部を普通預金口座への振替額として設定可能である。
【0054】
この構成によれば、ユーザは、貯蓄預金口座における特定の預金目的の積立金額から普通預金口座への振替額を簡便に設定し、又は、変更することができる。
【0055】
図16は、貯蓄預金口座における特定の預金目的の資金を普通預金口座へ振り替えた後に、当該特定の預金目的を削除するための預金目的削除画面の一例を示す図である。
図16に示すように、預金目的削除画面G19は、例えば、資金を普通預金口座へ振り替えた後の複数の預金目的を示す。例えば、ユーザが預金目的削除画面G19における預金目的「ハレクラニ滞在のハワイ旅行」項目I11のチェックボタンCB3を選択し、且つ、削除ボタンB15を押下すると、貯蓄預金口座における預金目的「ハレクラニ滞在のハワイ旅行」が削除される。また、ユーザは、預金目的削除画面G19において、複数の預金目的の項目のそれぞれのチェックボックスを選択することで、貯蓄預金口座における複数の預金目的を纏めて削除することができる。
【0056】
この構成によれば、ユーザは、資金を普通預金口座へ振り替えた後の複数の預金目的を簡便に確認することができる。また、ユーザは、資金を普通預金口座へ振り替えた後の複数の預金目的の少なくとも一部の目的を簡便に削除することができる。
【0057】
以上、本発明の実施形態によれば、ユーザの消費額の増加に応じて増加する額の資金を、普通預金口座から貯蓄預金口座へ移動させる。よって、ユーザが所望する目的ごとの預金を適切に貯めることができる。また、移動資金(貯蓄額)がユーザの消費額の増加に応じて決まるので、ユーザの日常的な消費を促すことができる。
【0058】
図17は、本発明の実施形態に係るコンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。
図17を参照して、
図1に示す口座管理支援サーバ1、勘定系サーバ3、決済サーバ5、若しくはユーザ端末7として、又は、口座管理支援サーバ1、勘定系サーバ3、決済サーバ5、若しくはユーザ端末7を構成するために用いることができるコンピュータのハードウエア構成の一例について説明する。
【0059】
図17に示すように、コンピュータ40は、ハードウエア資源として、主に、プロセッサ41と、主記録装置42と、補助記録装置43と、入出力インターフェース44と、通信インターフェース45とを備えており、これらはアドレスバス、データバス、コントロールバス等を含むバスライン46を介して相互に接続されている。なお、バスライン46と各ハードウエア資源との間には適宜インターフェース回路(図示せず)が介在している場合もある。
【0060】
プロセッサ41は、コンピュータ全体の制御を行う。主記録装置42は、プロセッサ41に対して作業領域を提供し、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリである。補助記録装置43は、ソフトウエアであるプログラム等やデータ等を格納する、HDDやSSD、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。当該プログラムやデータ等は、任意の時点で補助記録装置43からバスライン46を介して主記録装置42へとロードされる。
【0061】
入出力インターフェース44は、情報を提示すること及び情報の入力を受けることの一方又は双方を行うものであり、デジタル・カメラ、キーボード、マウス、ディスプレイ、タッチパネル・ディスプレイ、マイク、スピーカ、温度センサ等である。
【0062】
上に例示したハードウエア資源とソフトウエアとの協働により、コンピュータ40は、所望の手段として機能し、所望のステップを実行し、所望の機能を実現させることできることは、当業者には明らかである。
【0063】
上記各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。