特許第6887777号(P6887777)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6887777
(24)【登録日】2021年5月21日
(45)【発行日】2021年6月16日
(54)【発明の名称】吐出容器及び吐出容器入りフォーム剤
(51)【国際特許分類】
   B65D 47/34 20060101AFI20210603BHJP
   B65D 83/00 20060101ALI20210603BHJP
   A61J 1/05 20060101ALI20210603BHJP
   B05B 11/00 20060101ALN20210603BHJP
【FI】
   B65D47/34 200
   B65D83/00 K
   A61J1/05 313Z
   !B05B11/00 101E
【請求項の数】5
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2016-194027(P2016-194027)
(22)【出願日】2016年9月30日
(65)【公開番号】特開2018-52601(P2018-52601A)
(43)【公開日】2018年4月5日
【審査請求日】2019年9月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】000208455
【氏名又は名称】大和製罐株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】507029007
【氏名又は名称】株式会社ポーラファルマ
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(72)【発明者】
【氏名】小林 浩一
(72)【発明者】
【氏名】藤井 香穂梨
(72)【発明者】
【氏名】阿部 和也
(72)【発明者】
【氏名】吉田 治
(72)【発明者】
【氏名】佐野 太郎
(72)【発明者】
【氏名】丸児 拓也
(72)【発明者】
【氏名】大西 康治
【審査官】 植前 津子
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−230919(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3163646(JP,U)
【文献】 実開平06−032346(JP,U)
【文献】 特開2005−193972(JP,A)
【文献】 特開2011−042382(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 39/00−55/16
B65D 83/00
B65D 83/76
A61J 1/05
B05B 11/00−11/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フォーム剤を貯留する容器体と、
空気室及び液室を形成するシリンダ、並びに、前記シリンダ内を往復可能に形成され、前記空気室及び前記液室を圧縮するピストンを備えるポンプ部と、
往復動することで前記ピストンを駆動し、前記ポンプ部から供給された前記フォーム剤の吐出流路を有するノズルと、
前記ポンプ部の二次側に設けられ、前記ポンプ部で吐出された前記フォーム剤を前記空気室の空気と混合する混合室と、
円筒状の第1ホルダ、前記第1ホルダの一次側の開口に設けられた第1メッシュ、及び、前記第1ホルダの二次側の開口に設けられた第2メッシュを有し、前記吐出流路に設けられた第1多孔体と、
円筒状の第2ホルダ、前記第2ホルダの一次側の開口に設けられた第3メッシュ、及び、前記第2ホルダの二次側の開口に設けられた第4メッシュを有し、前記吐出流路の前記第1多孔体の二次側に設けられた第2多孔体と、
を備え
前記第2ホルダは、前記一次側の開口から前記二次側の開口に向かって漸次拡径し、前記第2ホルダの一次側の開口の内径d3に対する二次側の開口の内径d4の拡径率W=(d4−d3)/d3×100[%]が8%≦W≦25%であることを特徴とする吐出容器。
【請求項2】
前記第1ホルダの前記二次側の開口の内径に対する前記第2ホルダの一次側の開口の内径の変化率Cが−30%乃至50%に構成されることを特徴とする請求項1に記載の吐出容器。
【請求項3】
前記第1メッシュは前記第2メッシュよりも目が粗く構成され、
前記第3メッシュは前記第4メッシュよりも目が粗く構成されることを特徴とする請求項2に記載の吐出容器。
【請求項4】
前記第1多孔体の一次側の開口面積、前記第1多孔体の二次側の開口面積、前記第2多孔体の一次側の開口面積、及び、前記第2多孔体の二次側の開口面積は、順次減少することを特徴とする請求項3に記載の吐出容器。
【請求項5】
前記第1ホルダは前記第2ホルダよりも長く構成されることを特徴とする請求項1に記載の吐出容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、泡状のフォーム剤を吐出する吐出容器及び吐出容器入りフォーム剤に関する。
【背景技術】
【0002】
起泡性の製剤としてのフォーム剤は、泡状のため塗り広げやすく、広範囲に塗布できることから、化粧品や医薬品だけでなく、洗剤等の雑貨にまで応用されている。このようなフォーム剤を発泡させるために用いられるガスは、LPGやフロオロアルカン等の液化ガスが主流である。しかし、これらのガスは、オゾンホールが生じる要因となる等の問題から使用の制限を受けるとともに、泡沫に溶け込んだガスが使用者への刺激の要因になる等の問題も生じる。
【0003】
そこで近年、液化ガスを使用しないノンガスタイプの製剤を吐出容器で泡状とする技術が着目され、ガスを用いたフォーム剤からノンガスタイプのフォーム剤に置き換わりつつある。
【0004】
ノンガスタイプのフォーム剤は、泡立ちの良さから、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤を中心に、非イオン性界面活性剤を製剤に組み合わせ、泡状で液体を吐出できる吐出容器から吐出させることで得られる。
【0005】
しかしながら、界面活性作用の高い脂肪酸石鹸をはじめとする陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤を配合したフォーム剤は、粘膜や皮膚への刺激が問題になり、また、泡立ちは良いものの粗悪な泡質になりがちであり、皮膚に付着させたときの泡持ちが悪い。これに対し、皮膚刺激性の低い非イオン性界面活性剤を配合したフォーム剤は、起泡性の低さから、十分な泡立ち、泡持ち及び泡質が得られない。
【0006】
また、吐出容器が目詰まりしたり、泡が潰れて吐出容器に残存して液ダレしたりするフォーム剤は、使用者に不快感を与えるだけでなく、液ダレすることで衣服等を汚す可能性があることから、泡立ちや泡持ちの良い良質の泡質のフォーム剤を提供できる技術が望まれている。
【0007】
また、近年、吐出容器の技術を進化させ、良質の泡質を作り出すためのポンプの改良が進められている。特に、液体から泡を形成して供給する吐出容器においては、液体の性質に応じて、泡質を調整できるポンプが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特許第3652426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、液体の性質に応じて泡質を調整できる吐出容器の構成だけでは、泡質は調整できても、良質の泡が生じない虞や目詰まりや液だれが生じる虞がある。また、フォーム剤の組成によっては、良質の泡が生じにくい場合があり、従前の吐出容器よりも良質の泡を提供できる技術が望まれている。
【0010】
そこで本発明は、良質な泡を形成できる吐出容器及び吐出容器入りフォーム剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の吐出容器及び吐出容器入りフォーム剤は、次のように構成されている。
【0012】
本発明の一態様として、吐出容器は、フォーム剤を貯留する容器体と、空気室及び液室を形成するシリンダ、並びに、前記シリンダ内を往復可能に形成され、前記空気室及び前記液室を圧縮するピストンを備えるポンプ部と、往復動することで前記ピストンを駆動し、前記ポンプ部から供給された前記フォーム剤の吐出流路を有するノズルと、前記ポンプ部の二次側に設けられ、前記ポンプ部で吐出された前記フォーム剤を前記空気室の空気と混合する混合室と、円筒状の第1ホルダ、前記第1ホルダの一次側の開口に設けられた第1メッシュ、及び、前記第1ホルダの二次側の開口に設けられた第2メッシュを有し、前記吐出流路に設けられた第1多孔体と、円筒状の第2ホルダ、前記第2ホルダの一次側の開口に設けられた第3メッシュ、及び、前記第2ホルダの二次側の開口に設けられた第4メッシュを有し、前記吐出流路の前記第1多孔体の二次側に設けられた第2多孔体と、を備え、前記第2ホルダは、前記一次側の開口から前記二次側の開口に向かって漸次拡径し、前記第2ホルダの一次側の開口の内径d3に対する二次側の開口の内径d4の拡径率W=(d4−d3)/d3×100[%]が8%≦W≦25%である。
【0013】
本発明の一態様として、吐出容器入りフォーム剤は、上記の吐出容器と、非イオン性界面活性剤及び多価アルコールを含有するフォーム剤と、を備える。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、良質な泡を形成できる吐出容器及び吐出容器入りフォーム剤を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の一実施形態に係る吐出容器の構成を示す断面図。
図2】実施例の評価試験1の結果の一例を示す説明図。
図3】実施例の評価試験1の結果の一例を示す説明図。
図4】実施例の評価試験1の結果の一例を示す説明図。
図5】実施例の評価試験1の結果の一例を示す説明図。
図6】実施例の評価試験2の結果の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態に係る吐出容器1の構成を、図1を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る吐出容器1の構成を示す断面図である。なお、本実施形態において、上下方向は、図1に示すように、吐出容器1の容器体2側を下方、ポンプ体3のノズル16側を上方として、以下説明する。
【0017】
図1に示すように、吐出容器1は、容器体2と、ポンプ体3と、管体4と、を備えている。吐出容器1は、容器体2内に貯留されたフォーム剤200を、ポンプ体3によって泡状で吐出する所謂ハンドポンプである。
【0018】
なお、フォーム剤200は、容器体2内に貯留される内容物である。例えば、フォーム剤200は、アトピー性皮膚炎や乾癬等の皮膚疾患の治療に適した液体状の医療用医薬品である。
【0019】
本実施形態に用いられるフォーム剤200は、可溶化した外用組成物であり、非イオン性界面活性剤及び多価アルコールを含む。本実施形態において非イオン性界面活性剤は単独で使用することができ、また、複数の非イオン性界面活性剤を組み合わせて使用することもできる。
【0020】
非イオン性界面活性剤は、例えば、ポリオキシエチレンが付加されていても良い、脂肪酸モノグリセリド及びポリグリセリンの脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンが付加されていても良い、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンのアルキル乃至はアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、脂肪酸ジエタノールアミド、並びに、水素添加されていても良いポリオキシエチレンヒマシ油から1種又は2種以上を選択し、フォーム剤200である外用組成物に含有させることができる。
【0021】
ここで、ポリオキシエチレン又はポリオキシプロピレンの平均付加モル数は2〜90が好ましい。また、脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の炭素数は平均で6〜24が好ましく、より好ましくは、6〜22である。アルキル基及びアルケニル基の平均炭素数は10〜22が好ましい。脂肪酸ジエタノールアミドを構成する脂肪酸としては炭素数10〜18のものが好ましく、10〜14のものが特に好ましい。
【0022】
また、非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、又は、これを含む2種以上の非イオン性界面活性剤の組み合わせが好ましい。当該ポリオキシエチレンアルキルエーテルは、ポリオキシエチレンオレイルエーテル又はラウロマクロゴールがより好ましく、ラウロマクロゴールが特に好ましい。当該ポリオキシエチレンアルキルエーテルに組み合わせる非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレン(平均付加モル数5〜70)脂肪酸エステル、及び、ポリオキシエチレン(平均付加モル数30〜90)ヒマシ油の一種以上であることが特に好ましい。ポリオキシエチレン(平均付加モル数5〜70)脂肪酸エステルとしては、モノステアリン酸ポリエチレングリコール(MYS-40MV)が例示される。ポリオキシエチレン(平均付加モル数30〜90)ヒマシ油としては、POE硬化ヒマシ油60(HCO-60)が例示される。
【0023】
非イオン性界面活性剤の好ましい含有量は、フォーム剤200の全量に対して、0.5〜10質量%であり、より好ましくは1〜8質量%である。
【0024】
多価アルコールは、単独で使用することができ、また、複数の多価アルコールを組み合わせて使用することもできる。多価アルコールとしては、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、及び、グリセリンが例示でき、特に1,3−ブチレングリコール、グリセリン、又は、1,3−ブチレングリコール及びグリセリンの組み合わせが好ましい。フォーム剤200の全量に対する多価アルコールの配合割合は特に制限されないが、好ましくは10質量%以上であり、より好ましくは10質量%〜50質量%である。
【0025】
容器体2は、有底筒状、例えば、有底円筒状に構成される。容器体2は、その内部にフォーム剤200を貯留可能に形成されている。容器体2は、ガラス、陶器又は樹脂材料等により形成されている。容器体2は、その上端の一部が突出して開口する開口部を有する第1固定部11を備えている。第1固定部11は、外周面に一体に成形された雄螺子部12を有する。
【0026】
ポンプ体3は、支持部15と、ノズル16と、ポンプ部17と、第1多孔体18と、第2多孔体19と、を備えている。ポンプ体3は、支持部15により容器体2に固定される。
【0027】
支持部15は、容器体2の第1固定部11に固定される第1被固定部21と、ノズル16を挿入し、案内する第1案内部22と、ポンプ部17の一部が固定される第2固定部23と、を備えている。支持部15は、第1被固定部21、第1案内部22及び第2固定部23が、樹脂材料により一体に成形される。
【0028】
第1被固定部21は、異なる外径及び異なる内径を有する円筒状に形成される。具体的には、第1被固定部21は、下端側の内径が、第1固定部11の外径よりも大径に構成される。第1被固定部21は、第1固定部11と対向する内周面の内径が同一径であって、且つ、当該部位よりも上方の内径が漸次縮径する円筒状に構成される。第1被固定部21は、第1固定部11と対向する内周面に一体に成形された、第1固定部11の雄螺子部12と螺合する雌螺子部25を有する。第1被固定部21は、上端側に第1案内部22が設けられる。また、第1被固定部21は、上端側の内面に第2固定部23が一体に設けられる。
【0029】
第1案内部22は、第1被固定部21の上端部に形成された円形状の開口である。第2固定部23は、円筒状に形成され、ポンプ部17の一部を固定可能に構成されている。具体的には、第2固定部23は、その外周面が、ポンプ部17の後述するシリンダ41と嵌合可能に形成されている。
【0030】
ノズル16は、第1案内部22に挿入可能な外筒部31と、外筒部31よりも小径の内筒部32と、外筒部31及び内筒部32の一端を閉塞する天面部33と、内筒部32の内部と連続するノズル部36と、を備えている。ノズル16は、外筒部31、内筒部32及び天面部33及びノズル部36が樹脂材料により一体に成形される。また、ノズル16は、内筒部32及びノズル部36内に、フォーム剤200を通過させる吐出流路34が構成される。
【0031】
外筒部31の外径は、第1案内部22の内径よりも小径に形成されている。外筒部31は、天面部33により一端側が閉塞される。
【0032】
内筒部32の径は、第1案内部22の内径及び外筒部31の内径よりも小径に構成される。内筒部32は、天面部33により、外筒部31とともに一端側が閉塞される。即ち、内筒部32は、外周面が外筒部31の内周面と対向し、上端が外筒部31とともに天面部33により閉塞される。
【0033】
内筒部32は、第1多孔体18を配置可能、且つ、一端側にポンプ部17の一部が固定可能に構成されている。具体的には、内筒部32の内径は、第1多孔体18の外径よりも大径に構成されるとともに、ポンプ部17の後述する第1嵌合部65の外径と略同一径に構成される。内筒部32は、その内部に、吐出流路34の一部を構成する円柱状の第1流路部35が構成される。
【0034】
天面部33は、外筒部31及び内筒部32の一端を覆うとともに、ノズル部36の一部を構成する。
【0035】
ノズル部36は、外筒部31の上端側の一部から斜め上方に向かって筒状、例えば円筒状に突出して構成される。ノズル部36は、内筒部32の第1流路部35と連通する第2流路部39が構成される。ノズル部36は、先端の内部に第2多孔体19を嵌合可能に構成される。具体的には、ノズル部36は、先端の内径が第2多孔体19の外径と同一径又は若干小径に構成される。
【0036】
ポンプ部17は、シリンダ41と、ピストン42と、弁部43と、付勢部材44と、を備えている。また、ポンプ部17は、第1空気室45、第2空気室46、液室47及び混合室48を備えている。
【0037】
シリンダ41は、第1シリンダ部51と、第1シリンダ部51に一体に形成された第2シリンダ部52と、第2固定部23に嵌合される第2被固定部53と、第2シリンダ部52に設けられ、管体4を取り付ける取付部54と、第2シリンダ部52及び取付部54間に設けられた弁部43の一部を成す第1弁座55と、を備えている。
【0038】
シリンダ41は、第1シリンダ部51、第2シリンダ部52、第2被固定部53、取付部54及び第1弁座55が樹脂材料により一体に成形されている。シリンダ41は、第1シリンダ部51及び第2シリンダ部52が同軸上に配置される。
【0039】
第1シリンダ部51は、円筒状に形成されている。第1シリンダ部51は、一方の端部側に第2シリンダ部52が形成されるとともに、他方の端部に第2被固定部53が形成される。第1シリンダ部51は、内周面をピストン42の一部が摺動可能に構成されている。第1シリンダ部51の内径は、第2固定部23の内径よりも若干大径に構成されている。
【0040】
第1シリンダ部51は、第2被固定部53側の周面の一部に、第1シリンダ部51内と容器体2内を連通する孔部51aが形成されている。孔部51aは、ポンプ部17が支持部15を介して容器体2に固定された際に、容器体2の内部に位置する。孔部51aは、容器体2に貯留されるフォーム剤200の液面よりも高い位置となる、第1シリンダ部51の周面の一部に配置される。孔部51aは、第1シリンダ部51内を摺動するピストン42の一部により第1シリンダ部51内の空間と容器体2の内部空間とが遮断可能に形成されている。
【0041】
第2シリンダ部52は、第1シリンダ部51の下端に一体に設けられ、第1シリンダ部51よりもその径が小径に形成されている。第2シリンダ部52は、ピストン42の一部が摺動可能に構成されている。また、第2シリンダ部52は、その端部に座面52a、取付部54及び第1弁座55が設けられる。座面52aは、円環状の面であり、その中心が窪む。
【0042】
第2被固定部53は、第1シリンダ部51の端部に一体に設けられる。第2被固定部53は、円筒状であって、その内径が第1シリンダ部51の内径よりも若干大径であって、且つ、第2固定部23の外径と略同一径に構成される。第2被固定部53は、第2固定部23の外周面に嵌合可能に構成される。第2被固定部53は、外周面に容器体2の第1固定部11の端面に、シール部材53aを介して支持されるフランジ部53bを備える。
【0043】
取付部54は、第1弁座55を介して第2シリンダ部52に連続して設けられる。取付部54の内径は、管体4の外径と略同一径、又は、若干小径に形成され、管体4を嵌合可能に構成される。
【0044】
第1弁座55は、第2シリンダ部52の座面52aが窪むことで構成される。第1弁座55は、第2シリンダ部52側から取付部54側に向かって漸次縮径するテーパ状の傾斜面により構成される。
【0045】
ピストン42は、内筒部32に固定されるロッド部61と、ロッド部61に設けられた第1ピストン部62と、ロッド部61に固定された第2ピストン部63と、を備えている。ピストン42は、ロッド部61及び第1ピストン部62が、樹脂材料により一体に成形されるとともに、別体に成形された第2ピストン部63が固定されることで構成される。ピストン42は、内筒部32にロッド部61が固定されることで、ノズル16の往復動に追従して往復動する。
【0046】
ロッド部61は、円筒状に形成され、一方の端部に設けられた第1嵌合部65と、中途部に設けられた混合部66と、他方の端部に設けられた第2嵌合部67と、を備えている。
【0047】
第1嵌合部65は、内筒部32の内径と同一径又は若干大径に外径が構成され、内筒部32が嵌合される。また、第1嵌合部65は、第1多孔体18の外径と同一径又は若干小径に構成され、第1多孔体18が嵌合される。第1嵌合部65は、端部から所定の距離だけ離間した外面に、ノズル16の内筒部32の端面とロッド部61の軸方向で当接する突起部65aを有する。
【0048】
混合部66は、ロッド部61の第2嵌合部67側の内部に設けられた円筒状の突起である。混合部66は、ロッド部61内に空気及びフォーム剤200を混合する混合室48を構成する。混合部66は、第2嵌合部67側に混合室48を構成する空間を構成するとともに、混合室48から第1嵌合部65側へ連続させる孔部66aを有する、ロッド部61内に設けられた有底円筒状の突起である。孔部66aの内径は、混合室48を構成する部位の内径よりも小径に構成される。また、混合部66は、その内部に、後述する弁部43の第2弁体92と当接する、第2弁体92の移動を規制可能に構成された複数の突起部66bを有する。
【0049】
第2嵌合部67は、第2ピストン部63が嵌合することで、第2ピストン部63を固定可能に構成される。また、第2嵌合部67は、その端部から混合部66へ連続し、空気の流路を構成する溝部を有する。
【0050】
第1ピストン部62は、第1シリンダ部51の内周面と摺動可能な第1摺動部71と、第1摺動部71をロッド部61に一体に連結する連結部72と、連結部72に設けられた孔部73と、を備えている。
【0051】
第1摺動部71は、その両端が第1シリンダ部51の内周面と摺動可能に形成された円筒状に形成される。具体的には、第1摺動部71は、第1シリンダ部51の内周面とその外周面との間に微小な隙間を形成する胴部71aと、胴部71aの両端に設けられ、第1シリンダ部51の内周面と摺動可能な端部71bと、を備えている。
【0052】
胴部71aは、外径が第1シリンダ部51の内径よりも若干小径に形成された円筒状に構成される。端部71bは、その外径が、第2固定部23及び第1シリンダ部51の内径よりも若干大径に構成される。
【0053】
連結部72は、ロッド部61及び胴部71aを一体に連結している。連結部72は、孔部73に隣接して設けられた円筒状の溝部74を備えている。孔部73は、連結部72の溝部74の外周側に隣接して複数設けられる。
【0054】
第2ピストン部63は、円筒状に形成される。第2ピストン部63は、ロッド部61に固定され、その外周面が第2シリンダ部52の内周面と摺動可能に形成されている。具体的に説明すると、第2ピストン部63は、ロッド部61の第2嵌合部67に固定される第2被嵌合部81と、第2シリンダ部52の内周面と摺動する第2摺動部82と、を備えている。また、第2ピストン部63は、第2被嵌合部81が設けられた端部の内周面に設けられた第2弁座83と、その内周面であって第2弁座83よりも他方の端部側に設けられた第1座面部84と、第2被嵌合部81及び第2摺動部82間に設けられた第3弁座85と、を備えている。
【0055】
第2被嵌合部81は、ロッド部61の第2嵌合部67の内周面に嵌合可能に形成されている。第2摺動部82は、円筒状に構成される。第2摺動部82は、その外径が第2シリンダ部52の内径と略同一又は若干大径に構成され、第2シリンダ部52の内周面と摺動可能に構成されている。
【0056】
第2弁座83は、第2ピストン部63の第2被嵌合部81側端部の内周面に形成された、第2摺動部82側に向かって漸次縮径するテーパ面状の斜面により構成される。第1座面部84は、第2ピストン部63の第2摺動部82側の内径が第2被嵌合部81側の内径よりも大径となることで構成される。第1座面部84は、付勢部材44の一方の端部を支持する。
【0057】
第3弁座85は、第2摺動部82の第2被嵌合部81側の端部の外周面に設けられた円環状に突出する突出部の第2被嵌合部81側の端面により構成される。
【0058】
弁部43は、第1弁座55と、第2弁座83と、第3弁座85と、第1弁体91と、第2弁体92と、第3弁体93と、第2弁体92の移動を案内する第2案内部94と、を備えている。弁部43は、ピストン42の往復動により、第1弁体91、第2弁体92及び第3弁体93が開閉可能に形成されている。
【0059】
第1弁体91は、金属材料又は樹脂材料等により形成された球体である。第1弁体91は、第1弁座55の傾斜面に配置され、自重により、又は、自重に加えて第1弁体91の二次側のフォーム剤200により押圧されることで、当該傾斜面の一部に円環状に接触する。また、第1弁体91は、取付部54からのフォーム剤200の流れにより、第1弁座55の傾斜面から離間する。
【0060】
第2弁体92は、樹脂材料で形成された、所謂ポペット弁である。第2弁体92は、その外周面が第2弁座83と当接する弁体部92aと、弁体部92aの端部に設けられた軸体92bと、を備えている。第2弁体92は、第2弁座83とともに、液室47からフォーム剤200を吐出する吐出部を形成する。
【0061】
弁体部92aは、その外周面が漸次縮径するテーパ面状の斜面により形成され、第2弁座83に当接する当接面を成す。弁体部92aの傾斜角度は、例えば、第2弁座83の傾斜角度と同一角度に形成されている。また、弁体部92aは、先端側の外面の一部が、第2弁座83と接触せずに、第2ピストン部63の内部空間に対向する。
【0062】
軸体92bは、弁体部92aの先端に一体に構成されている。軸体92bは、その先端部、さらに言えば弁体部92aが設けられた端部と相対する端部に設けられ、軸体92bの外径よりも径方向に突出する突起部92cが、その先端に形成されている。
【0063】
第2弁体92は、ノズル16が操作される前においては、弁体部92aが第2弁座83と接触して常時閉じており、ノズル16が操作されたときに、ノズル16に追従して第2ピストン部63が移動することで第2弁座83が弁体部92aから離間する。
【0064】
第3弁体93は、連結部72に固定される固定体93aと、固定体93aの端部の外周側に設けられた第1開閉弁93bと、固定体93aの端部の内周側に設けられた第2開閉弁93cと、を備えている。
【0065】
第3弁体93は、固定体93a、第1開閉弁93b及び第2開閉弁93cが、ゴム材料等の弾性変形が可能な樹脂材料により一体に形成されている。固定体93aは、例えば、円筒状に形成される。固定体93aが連結部72に設けられた溝部74に嵌合されることで、第3弁体93は、第1ピストン部62に固定される。
【0066】
第1開閉弁93bは、連結部72に当接することで、孔部73を閉塞する。第2開閉弁93cは、第2ピストン部63の第3弁座85と当接することで、第2嵌合部67の溝部を閉塞する。
【0067】
第2案内部94は、樹脂材料で形成され、第2シリンダ部52の座面52aに配置される。第2案内部94は、円筒状に形成されている。第2案内部94は、一方の端部の外周部から円環状に突出して形成され、座面52aと略同一径に形成された第2座面部94aと、一方の端部側に設けられ、第2案内部94の軸心方向に沿って設けられた複数の溝部94bと、他方の端部に設けられ、第2弁体92の突起部92cと当接することで、第2弁体92の移動を規制する突起部94cと、を備えている。
【0068】
付勢部材44は、金属材料により構成されたコイルばねである。付勢部材44は、第2ピストン部63の内周面に設けられた第1座面部84と、第2案内部94の第2座面部94aとに支持される。付勢部材44は、第1座面部84及び第2座面部94aを介して第2ピストン部63及び第2案内部94を互いに離間する方向に付勢する。
【0069】
第1空気室45は、第1シリンダ部51、第1ピストン部62、第2ピストン部63により構成され、第1ピストン部62の往復動でその容積が変化する。第1空気室45は、孔部73を介して第2空気室46と連続するとともに、ロッド部61の第2嵌合部67の溝部により、混合室48と連続する。
【0070】
第2空気室46は、第1被固定部21、第2固定部23、第1シリンダ部51、ロッド部61、及び、第1ピストン部62により構成され、第1ピストン部62の往復動でその容積が変化する。第2空気室46は、第1案内部22及び外筒部31間の隙間により、外気と連通する。
【0071】
また、第2空気室46は、第2空気室46に位置する第1ピストン部62の端部71bが第1シリンダ部51の孔部51aよりも下方に位置することで、容器体2内の空間と連通する。このような第1空気室45及び第2空気室46は、第1ピストン部62により第1シリンダ部51内が分割されることで形成される。
【0072】
液室47は、第2シリンダ部52、第2ピストン部63、第1弁体91及び第2弁体92により形成され、第2ピストン部63の往復動で、その容積が変化する。液室47は、第1弁体91が第1弁座55から離間することで、取付部54及び管体4を介して容器体2の内部と連通する。また、液室47は、第2弁体92の弁体部92aが第2ピストン部63の第2弁座83から離間することで、混合室48と連通する。
【0073】
混合室48は、ロッド部61の混合部66、第2ピストン部63及び第2弁体92により構成される。混合室48は、混合部66の孔部66aを介して二次側の吐出流路34と連通する。混合室48は、空気及びフォーム剤200を混合し、空気が混合されたフォーム剤200を混合部66の孔部66aを介して二次側に吐出する。
【0074】
第1多孔体18は、第1嵌合部65と嵌合される円筒状の第1ホルダ18aと、第1ホルダ18aの一次側の端部の開口に設けられた第1メッシュ18bと、第1ホルダ18aの二次側の端部の開口に設けられた第2メッシュ18cと、を備えている。
【0075】
第1ホルダ18aは、一次側の外径が二次側の外径よりも、換言すると下端側の外径が上端側の外径よりも小径に構成される。また、第1ホルダ18aは、一次側の外径が、第1嵌合部65に嵌合可能な径に構成される。
【0076】
第1ホルダ18aは、一次側の開口の内径d1及び二次側の開口の内径d2が同一径に構成される。また、第1ホルダ18aは、端部間の内径は一定の内径であり、両端部側でそれぞれ拡径することで、両端部のそれぞれの開口の内径が端部間の内径よりも大径に構成される。例えば、第1ホルダ18aの両端部の開口の内径d1及びd2は、6.35mmに構成される。第1ホルダ18aの両端部の開口間の距離L1は、例えば14.4mmに構成される。
【0077】
第1メッシュ18bは、多孔シートである。第1メッシュ18bは、第2メッシュ18cよりも目が粗く構成される。第1メッシュ18bは、メッシュ数が100(開口率52%)であり、線径が71μmに構成される。第1メッシュ18bが設けられた第1ホルダ18aの一次側の開口面積は、16.5mmに構成される。
【0078】
第2メッシュ18cは、多孔シートである。第2メッシュ18cは、メッシュ数が200(開口率42%)であり、線形が45μmに構成される。第2メッシュ18cが設けられた第1ホルダ18aの二次側の開口面積は、13.3mmに構成される。
【0079】
第2多孔体19は、ノズル部36と嵌合される円筒状の第2ホルダ19aと、第2ホルダ19aの一次側の端部の開口に設けられた第3メッシュ19bと、第2ホルダ19aの二次側の端部の開口に設けられた第4メッシュ19cと、を備えている。
【0080】
第2ホルダ19aは、ノズル部36に嵌合可能な径に構成される。第2ホルダ19aは、一次側の外径が二次側の外径よりも小径に構成される。
【0081】
第2ホルダ19aは、一次側の開口の内径d3が二次側の開口の内径d4よりも若干小径に構成される。第2ホルダ19aは、端部間の内径が一次側から二次側に向かって漸次拡径するとともに、両端部側でそれぞれ拡径する形状を有し、両端部のそれぞれの開口の内径が端部間の内径よりも大径に構成される。
【0082】
また、第2ホルダ19aの一次側の開口の内径d3に対する二次側の開口の内径d4の拡径率W=(d4−d3)/d3×100[%]は、好ましくは8%≦W≦25%に構成される。
【0083】
例えば、第2ホルダ19aの一次側の開口の内径d3は4.45mmに構成され、二次側の開口の内径d4は、4.9mmに構成される。第2ホルダ19aの上記拡径率Wは10%に構成される。第2ホルダ19aの両端部の開口間の距離L2は、例えば5mm以上10mm未満に構成される。本実施形態においては、第2ホルダ19aは、距離L2が6.5mmに構成される。
【0084】
第3メッシュ19bは、第4メッシュ19cよりも目が粗く構成される。第3メッシュ19bは、メッシュ数が100(開口率52%)に構成される。即ち、第3メッシュ19bは、第1メッシュ18bと同じメッシュが用いられる。第3メッシュ19bが設けられた第2ホルダ19aの一次側の開口面積は、8.1mmに構成される。
【0085】
第4メッシュ19cは、メッシュ数が200(開口率42%)に構成される。即ち、第4メッシュ19cは、第2メッシュ18cと同じメッシュが用いられる。第4メッシュ19cが設けられた第2ホルダ19aの二次側の開口面積は、7.9mmに構成される。
【0086】
第1多孔体18及び第2多孔体19は、第1多孔体18の二次側の開口の内径d2に対する第2多孔体19の一次側の開口の内径d3の変化率C=(d3−d2)/d2×100[%]は、−30%≦C≦50%に構成される。
【0087】
これらの第1多孔体18及び第2多孔体19を備えるポンプ体3は、混合室48の二次側に、孔部66a、第1ホルダ18aの内部空間、第1流路部35、第2流路部39、第2ホルダ19aの内部空間により構成される吐出流路34を備える。
【0088】
吐出流路34は、混合室48からノズル部36の先端の開口までの、フォーム剤200の流路を構成する。また、吐出流路34は、一次側から二次側に向かって目の粗さが粗いメッシュ及び細かいメッシュが交互に配置された4枚のメッシュ18b、19b、18c、19cを備える。吐出流路34は、第1多孔体18及び第2多孔体19により、混合室48で空気と混合されたフォーム剤200の泡状物を微細化の開口及びメッシュ18b、19b、18c、19cによって微細化することが可能となる。
【0089】
管体4は、可撓性を有するチューブである。管体4は、取付部54に嵌合され、容器体2の底部まで延びる。
【0090】
次に、このように構成された吐出容器1を用いたフォーム剤200の吐出について説明する。
吐出容器1は、常時、付勢部材44により、第2ピストン部63が第2シリンダ部52に設けられた第2案内部94と離間する方向に付勢されることで、ノズル16及びピストン42が上死点に維持される。
【0091】
ノズル16及びピストン42が上死点に位置すると、第1空気室45及び液室47は、その容積が最大となる。また、ノズル16及びピストン42が上死点に位置すると、第1弁体91、第2弁体92及び第3弁体93は閉状態が維持され、第1空気室45及び第2空気室46、第1空気室45及び液室47、第1空気室45及び混合室48、並びに、液室47及び混合室48が遮断される。
【0092】
次に、ノズル16が容器体2に近接する方向にノズル16を押圧すると、上死点から下死点に向かってピストン42が移動する。具体的には、第1ピストン部62及び第2ピストン部63が下死点に向かって移動し、第1空気室45及び液室47の容積が漸次減少する。また、第1ピストン部62及び第2ピストン部63が下死点に向かって移動すると、第2空気室46の容積が漸次増加する。
【0093】
このとき、第1空気室45内の空気が、第1ピストン部62により圧縮されて、大気圧よりも高くなると、第3弁体93は、第2開閉弁93cが第1空気室45内の空気により押圧され、第3弁座85から離間する方向に移動して開状態となる。同時に、第1開閉弁93bは閉状態となる。これにより、第1空気室45が第2嵌合部67の溝部を介して混合室48と連通し、第1空気室45内の空気が混合室48に移動する。
【0094】
液室47内のフォーム剤200が、第2ピストン部63により圧縮されて大気圧よりも高くなると、第1弁体91は、液室47内のフォーム剤200により第1弁座55に向かって押圧される。また、第2弁体92は、液室47内のフォーム剤200により、第2ピストン部63の移動方向とは逆方向、換言すると、第2弁座83から離間する方向に押圧され、第2弁座83から弁体部92aが離間して開状態となる。これにより、液室47が混合室48と連通し、液室47内のフォーム剤200が混合室48に移動する。これら第1空気室45の空気及び液室47のフォーム剤200の移動により、混合室48でフォーム剤200中に空気が混合する。
【0095】
その後、下死点に第1ピストン部62及び第2ピストン部63が到達すると、第1空気室45及び液室47の容積が最小となるとともに、第2空気室46の容積が最大となる。また、付勢部材44は、第2ピストン部63の第1座面部84により押圧されて圧縮される。
【0096】
ノズル16及びピストン42が下死点に移動後、ノズル16の押圧を解除すると、圧縮した付勢部材44が復元力により伸張し、第1座面部84を介して第2ピストン部63を付勢する。これにより、ノズル16及びピストン42が上死点に向かって移動する。
【0097】
具体的には、第1ピストン部62及び第2ピストン部63が、上死点に向かって移動し、第1空気室45及び液室47の容積が漸次増加する。また、第1ピストン部62及び第2ピストン部63が上死点に向かって移動すると、第2空気室46の容積が漸次減少する。
【0098】
このとき、第1空気室45内が第1ピストン部62の移動により負圧化する。第1空気室45内の圧力が第2空気室46内の圧力よりも低くなると、第3弁体93は、第1開閉弁93bが第2空気室46内の空気により押圧されて連結部72から離間する方向に移動し、開状態となる。同時に、第2開閉弁93cは閉状態となる。これにより、第1空気室45及び第2空気室46が連通し、第2空気室46内の空気が第1空気室45内に移動する。
【0099】
また、第2ピストン部63が移動して、第2弁体92が第2弁座83に接触して閉状態となり、液室47の容積が増加すると、液室47内の圧力が容器体2内の圧力よりも小さくなり、管体4内のフォーム剤200の圧力により第1弁体91が第1弁座55から離間して開状態となる。これにより、容器体2内のフォーム剤200が液室47内に移動する。
【0100】
その後、上死点に第1ピストン部62及び第2ピストン部63が到達すると、第1空気室45及び液室47の容積が最大となるとともに、第2空気室46の容積が最小となる。
【0101】
このような上死点及び下死点間のピストン42の往復動により、容器体2内のフォーム剤200及び空気が混合室48に供給される。また、混合室48で空気と混合したフォーム剤200は、吐出流路34内で第1多孔体18を通過し、フォーム剤200及び空気で形成される泡が微細化されることで、均質な泡が形成される。これにより、フォーム剤200が、泡状となり、第4メッシュ19cから吐出される。
【0102】
このように構成された吐出容器1によれば、ポンプ体3の混合室48の二次側にある吐出流路34に4枚のメッシュ18b、19b、18c、19cを設けることで、空気が混合されたフォーム剤200の泡を微細にし、吐出された泡状物の泡質を向上することができる。
【0103】
また、吐出容器1は、第1多孔体18の第1メッシュ18b及び第2メッシュ18cが設けられた両開口間の距離L1を、第2多孔体19の第3メッシュ19b及び第4メッシュ19cが設けられた両開口間の距離L2よりも長く構成される。また、第1多孔体18の第1メッシュ18bの目の粗さを第2メッシュ18cの目の粗さよりも粗く構成する。
【0104】
この構成により、一次側の第1メッシュ18bと二次側の第2メッシュ18cの距離L1を比較的長く取ることで、抵抗を増加させるとともに、流速を低下させ、二次側の第2メッシュ18cにかかる抵抗をできるだけ低下することが可能となる。また、第1多孔体18を通過する泡状のフォーム剤200は、混合室48から供給されたフォーム剤200であることから、泡の直径が大きく、このため、L1を長くすることにより、第1多孔体18内を通過する間に、大きな泡が壊れることに、泡の直径を小さくすることが可能となる。また、これにより、二次側の第2メッシュ18cを通過するときの抵抗を低減できる。
【0105】
また、第1多孔体18を通過したフォーム剤200は、泡の直径がある程度微細化された状態であるため、泡の直径がある程度小さくされた状態で液体が流入するので、第2多孔体19のL2を短くすることで、通過する距離が少なくてよく、フォーム剤200が第2多孔体19に残存することを防止できる。これにより、残存したフォーム剤200により液だれが発生することを防止できるとともに、残存したフォーム剤200が乾燥することで生じる目詰まりを防止できる。
【0106】
また、第2多孔体19のL2を5mm以上10mm未満とすることで、泡のきめを細かくすることが可能となる。本実施形態においては、第1発泡部材の上流側多孔体と下流側多孔体の距離L1を14.4mm、第2発泡部材の上流側多孔体と下流側多孔体の距離L2を6.5mmとしている。
【0107】
第2多孔体19は、内径が一次側から二次側に向かって拡径率Wが8%〜25%で漸次拡径する構成とすることで、一次側の開口の内径d3よりも二次側の内径d4が大きく構成される。この構成により、第2多孔体19において、液だれや目詰まりを防止し、泡質を良化することが可能となる。
【0108】
特に、第2発泡部材の上流側入口から下流側の多孔体までの距離L2と拡径率Wを上記範囲に設定する構成は、比較的発泡性の低い非イオン性界面活性剤を含有するフォーム剤200であっても、目詰まりや液だれを防止しつつ、良質な泡質の泡の吐出に好ましく、有利な構成となっている。
【0109】
また、吐出容器1は、第1多孔体18の二次側の内径d2に対する第2多孔体19の一次側の内径d3の変化率Cを−30%〜50%の範囲に構成される。ここで、Cが−30%を下回ると、第2多孔体19の一次側の内径d3が第1多孔体18の二次側の内径d2に対して小さくなり過ぎる。このため、流路から受ける抵抗で二次側の泡状のフォーム剤200から受ける圧力が大きくなって、泡が壊れる虞や、泡同士が融合して粗い泡が生成される虞があり、結果、泡質が低下する虞がある。また、Cが50%を超えると、第2多孔体19の一次側の内径d3が第1多孔体18の二次側の内径d2に対して大きくなり過ぎることにより、ノズル部36からフォーム剤200を吐出した後に第2多孔体19内に残存するフォーム剤200の泡状物の量が多くなる。
【0110】
このため、液だれが発生や、残存するフォーム剤200が乾燥して第3メッシュ19bや第4メッシュ19cの目詰まりを生じさせるおそれがある。しかし、本実施形態のフォーム剤200に用いる吐出容器1においては、当該変化率Cを上記のような範囲に設定することで、比較的発泡性の低い非イオン性界面活性剤を含有するフォーム剤であっても、目詰まりや液だれを防止しつつ、良質な泡質の泡の吐出が可能となる。
【0111】
さらに言えば、第1多孔体18及び第2多孔体19は、上記変化率C及び拡径率Wに構成されるとともに、d1及びd2が6.35mmに、d3が4.45mmに、d4が4.9mmに構成される。そして、第1メッシュ18bの開口率が52%に、第2メッシュ18cの開口率が42%に、第3メッシュ19bの開口率が52%に、第4メッシュ19bの開口率が52%に設定される。これにより、各メッシュ18b、18c、19b、19cにおける一次側から二次側の開口面積は、順に、16.5mm、13.3mm、8.1mm、7.9mmと減少するとともに、各メッシュ18b、18c、19b、19cの粗さが粗い目と細かい目が交互に配置される。結果、流路抵抗は漸次増加するとともに、フォーム剤200の泡状物は、粗い目及び細かい目のメッシュで交互に微細化されることで、泡が壊れることや、泡同士が融合して粗い泡が生成されることを防止できる。
【0112】
また、吐出容器1に用いるフォーム剤200として、非イオン性界面活性剤及び多価アルコールを含有することを特徴とする可溶化した外用組成物を用いることにより、より良好な泡質の泡状物となり、泡持ちが良くなる。
【0113】
これにより、フォーム剤200は、当該外用組成物としてアトピー性皮膚炎や乾癬等の皮膚疾患の治療に適した医療用医薬品であることが好ましく、吐出容器1により吐出させることで、泡持ちがよい外用組成物となることから、患部に当該組成物を塗布したときに、泡持ちがよくなり、塗布した患部から流れることを極力防止できる。
【0114】
上述したように、本発明の一実施形態に係るフォーム剤200を吐出する吐出容器1によれば、泡持ちが良く、良質な泡を形成できる。
【実施例】
【0115】
次に、このように構成された吐出容器1及びフォーム剤200の評価試験について説明する。
【0116】
[フォーム剤の調製方法]
表1及び表2に示す処方に従い、フォーム剤200の一例として、実施例1乃至実施例5に係る外用組成物を調製するとともに、フォーム剤200の一例と比較する比較例1乃至比較例3に係る外用組成物を調製する。具体的な調製方法としては、処方成分をそれぞれ秤量し、これらを混合し、80℃で加熱するとともに撹拌し、溶解させ、室温まで撹拌冷却することで、各組成物を得た。
【0117】
なお、表1中の処方成分は、質量%にて示す。また、非イオン性界面活性剤及びイオン性界面活性剤は日光ケミカルズ株式会社のものを用いた。
【0118】
【表1】
【0119】
【表2】
【0120】
[吐出容器]
本評価試験には、実施例としての吐出容器1、及び、比較例としての吐出容器を用いた。
【0121】
実施例の吐出容器1は、第1多孔体18及び第2多孔体19が以下の構成を有する。第1ホルダ18aの両開口の内径d1及びd2が6.35mmに構成される。第2ホルダ19aの一次側の開口の内径d3が4.45mmに、二次側の開口の内径d4は、4.9mmに構成される。第1メッシュ18b及び第3メッシュ19bには、メッシュ数が100のメッシュが、第2メッシュ18c及び第4メッシュ19cには、メッシュ数が200のメッシュが設けられる。即ち、実施例の吐出容器1は、一次側から二次側に向かって目の粗さが粗いメッシュ及び細かいメッシュが交互に配置された4枚のメッシュを有する構成である。
【0122】
比較例の吐出容器は、実施例の吐出容器1と同じ第1多孔体18を用いるとともに、第3メッシュ19b及び第4メッシュ19cを有さず第2ホルダ19aのみを有する構成とする。即ち、比較例の吐出容器は、一次側から目が粗いメッシュ及び細かいメッシュが順次配置された2枚のメッシュを有する構成である。
【0123】
次いで、調製した各組成物をこれら実施例の吐出容器1及び比較例の吐出容器にそれぞれ充填し、吐出容器入り外用組成物を構成した。
【0124】
[評価試験1]
評価試験1として、実施例1、2、4及び比較例3の外用組成物を実施例の吐出容器1及び比較例の吐出容器からそれぞれ吐出し、吐出された外用組成物の泡立ちを評価した。
【0125】
[評価試験1の結果]
図2に実施例の吐出容器1及び比較例の吐出容器からそれぞれ吐出させた実施例1の外用組成物を、図3に実施例の吐出容器1及び比較例の吐出容器からそれぞれ吐出させた実施例2の外用組成物を、図4に実施例の吐出容器1及び比較例の吐出容器からそれぞれ吐出させた実施例4の外用組成物を、図5に実施例の吐出容器1及び比較例の吐出容器からそれぞれ吐出させた比較例3の外用組成物を示す。
【0126】
図2乃至図5に示すように、実施例1、2、4及び比較例3の外用組成物を実施例の吐出容器1から吐出させた泡状物は、実施例1、2、4及び比較例1の外用組成物を比較例の吐出容器から吐出させた泡状物に比べ、良好な泡立ちであった。このことから、メッシュを4枚用いる吐出容器1は、メッシュを2枚用いる吐出容器よりも、泡立ちが良いことが見出された。
【0127】
また、図2乃至図5に示すように、実施例の吐出容器1から吐出させた実施例1、2、4の非イオン性界面活性剤、及び、多価アルコールを含有する外用組成物からなる泡状物は、同吐出容器1から吐出させた比較例3の外用組成物からなる泡状物に比べ、泡状物の高さが高く、且つ、狭い範囲で保持された。このことからも明らかなように、実施例1、2、4の外用組成物は、比較例3の外用組成物よりも良好な起泡性を有した。
【0128】
一方で、非イオン性界面活性剤としてポリオキシエチレンアルキルエーテル以外から成る比較例3の外用組成物では、泡立ちが悪く、本発明の吐出容器1に用いる外用組成物として不適であった。
【0129】
これらのことから、フォーム剤200である外用組成物として、非イオン性界面活性剤及び多価アルコールを含有する組成物(製剤例)を用い、吐出容器1を用いて吐出することにより、良好な起泡性を有することが見出された。
【0130】
[評価試験2]
評価試験2として、実施例1乃至5及び比較例1、2の外用組成物を実施例の吐出容器1及び比較例の吐出容器から吐出した泡状物を、それぞれ20°傾斜したガラス板に0.3gのせ、泡状物が10cm移動するまでにかかる時間を測定し、泡状物の流れる速度を求めた。
【0131】
[評価試験2の結果]
図6に各吐出容器から吐出された実施例1乃至5及び比較例1、2の外用組成物の泡状物が20°傾斜したガラス板上を10cm移動する速度の関係を示す。なお、図6において、実施例1の外用組成物を製剤例1とし、同様に、各実施例の外用組成物を製剤例2乃至製剤例5として示す。図6に示すように、実施例1乃至5の外用組成物の泡状物は、比較例1、2の外用組成物の泡状物に比べて、20°傾斜したガラス板上を10cm移動する速度が遅かった。なお、泡状物の移動の速度が遅いほど、泡が流れにくく、且つ、泡持ちが良好であることを示す。
【0132】
実施例1乃至5の非イオン性界面活性剤、特にポリオキシエチレンアルキルエーテルであるラウロマクロゴール(BL-9EX)を含む2種又は3種の非イオン性界面活性剤、及び、多価アルコールを含有した外用組成物からなる泡状物は、泡持ちが良好であった。
【0133】
一方で、多価アルコールを含まず、非イオン界面活性剤と水のみを含む比較例1の外用組成物、及び、非イオン性界面活性剤を含まずイオン性界面活性剤及び多価アルコールを含む比較例2の外用組成物は、形成された泡状物の移動速度がいずれの吐出容器においても、2.0mm/secより速く、本発明の泡状物として不適であった。
【0134】
また、いずれの外用組成物においても、実施例の吐出容器1のように4枚のメッシュ18b、18c、19b、19cを用いることで、2枚のメッシュ18b、18cを用いた比較例の吐出容器よりも移動速度が遅くなる傾向が認められた。特に実施例5の外用組成物においては、比較例の吐出容器では泡状物の移動速度が2.0mm/secより速く泡持ちが不良であったのに対し、実施例の吐出容器1では、実施例1乃至5の全ての外用組成物においても移動速度が2.0mm/secよりも遅く、泡持ちが良好であることが見出された。
【0135】
[評価試験3]
評価試験3として、4枚のメッシュ18b、18c、19b、19cを有する吐出容器1を用い、第1ホルダ18aの二次側の開口の内径d2及び第2ホルダ19aの二次側の開口の内径d3を表3に示す内径とした、実施例6乃至11の吐出容器1、及び、比較例4、5の吐出容器1を用いた。
【0136】
【表3】
【0137】
これら実施例6乃至11の吐出容器1、及び、比較例4、5の吐出容器1から実施例1の外用組成物の泡状物を吐出し、泡状物の泡質の評価を行った。併せて、泡状物を吐出した吐出容器1を30分放置し、ノズル部36からの液だれの有無、及び、第4メッシュ19cの目詰まりの有無を評価した。
【0138】
なお、第1ホルダ18aは、一次側及び二次側の双方の開口の内径d1、d2は同一径とし、第2ホルダ19aの拡径率Wは、全て10%に設定した。また、実施例6の吐出容器1は、上述した評価試験1、2の実施例の吐出容器1と同じ構成を有する。
【0139】
[評価試験3の結果]
表3に示すように、実施例6乃至11の吐出容器1においては、吐出した外用組成物の泡状物の泡質が良好であり、また、液だれや目詰まりの発生も無かった。
【0140】
比較例4の吐出容器1においては、液だれや目詰まりの発生は無かったが、吐出した泡が目の粗い泡であり、泡質が不良であった。比較例5の吐出容器1においては、吐出した泡の泡質は良好であったものの、液だれが発生し、ノズル先端のメッシュの一部に目詰まりが発生した。
【0141】
これらのことから、吐出容器1を用いて、フォーム剤200である外用組成物に、非イオン性界面活性剤及び多価アルコールを含有する組成物を吐出することにより、良好な起泡性を有することが見出された。
【0142】
以上、評価試験1及び評価試験2の結果に示されるように、第1多孔体18に2枚のメッシュ18b、18cを設け、第2多孔体19に2枚のメッシュ19b、19cを設けた吐出容器1と、フォーム剤200として非イオン性界面活性剤及び多価アルコールを含有する可溶化した外用組成物との組合せにより、良質な泡を吐出することが可能となることが示された。
【0143】
また、評価試験3の結果に示されるように、吐出容器1の第1多孔体18の二次側の開口の内径d2に対する第2多孔体19の一次側の開口の内径d3の変化率を−30%≦C≦50%に構成することで、吐出した外用組成物の泡状物の泡質を良好とし、且つ、液だれ及び目詰まりが発生することを防止できることが示された。
【0144】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明と同等の記載を付記する。
[1] フォーム剤を貯留する容器体と、
空気室及び液室を形成するシリンダ、並びに、前記シリンダ内を往復可能に形成され、前記空気室及び前記液室を圧縮するピストンを備えるポンプ部と、
往復動することで前記ピストンを駆動し、前記ポンプ部から供給された前記フォーム剤の吐出流路を有するノズルと、
前記ポンプ部の二次側に設けられ、前記ポンプ部で吐出された前記フォーム剤を前記空気室の空気と混合する混合室と、
円筒状の第1ホルダ、前記第1ホルダの一次側の開口に設けられた第1メッシュ、及び、前記第1ホルダの二次側の開口に設けられた第2メッシュを有し、前記吐出流路に設けられた第1多孔体と、
円筒状の第2ホルダ、前記第2ホルダの一次側の開口に設けられた第3メッシュ、及び、前記第2ホルダの二次側の開口に設けられた第4メッシュを有し、前記吐出流路の前記第1多孔体の二次側に設けられた第2多孔体と、
を備えることを特徴とする吐出容器。
[2] 前記第1ホルダの前記二次側の開口の内径に対する前記第2ホルダの一次側の開口の内径の変化率Cが−30%乃至50%に構成されることを特徴とする[1]に記載の吐出容器。
[3] 前記第1メッシュは前記第2メッシュよりも目が粗く構成され、
前記第3メッシュは前記第4メッシュよりも目が粗く構成されることを特徴とする[2]に記載の吐出容器。
[4] 前記第1多孔体の一次側の開口面積、前記第1多孔体の二次側の開口面積、前記第2多孔体の一次側の前記第2多孔体の二次側の開口面積は、順次減少することを特徴とする[3]に記載の吐出容器。
[5] 前記第1ホルダは前記第2ホルダよりも長く構成されることを特徴とする[1]に記載の吐出容器。
[6] 前記第2ホルダは、前記一次側の開口から前記二次側の開口に向かって漸次拡径することを特徴とする[1]に記載の吐出容器。
[7] [1]乃至[6]のいずれか一項に記載された吐出容器と、
非イオン性界面活性剤及び多価アルコールを含有する前記フォーム剤と、
を備えることを特徴とする吐出容器入りフォーム剤。
[8] 前記非イオン性界面活性剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを含む1種以上の非イオン性界面活性剤であることを特徴とする[7]に記載の吐出容器入りフォーム剤。
[9] 前記フォーム剤は、前記多価アルコールを総量で10質量%以上含有することを特徴とする[7]に記載の吐出容器入りフォーム剤。
[10] 前記フォーム剤は、医療用医薬品である外用組成物であることを特徴とする[7]に記載の吐出容器入りフォーム剤。
【符号の説明】
【0145】
1…吐出容器、2…容器体、3…ポンプ体、4…管体、11…第1固定部、12…雄螺子部、15…支持部、16…ノズル、17…ポンプ部、18…第1多孔体、18a…第1ホルダ、18b…第1メッシュ、18c…第2メッシュ、19…第2多孔体、19a…第2ホルダ、19b…第4メッシュ、19b…第3メッシュ、19c…第4メッシュ、21…第1被固定部、22…第1案内部、23…第2固定部、25…雌螺子部、31…外筒部、32…内筒部、33…天面部、34…吐出流路、35…第1流路部、36…ノズル部、39…第2流路部、41…シリンダ、42…ピストン、43…弁部、44…付勢部材、45…第1空気室、46…第2空気室、47…液室、48…混合室、51…第1シリンダ部、51a…孔部、52…第2シリンダ部、52a…座面、53…第2被固定部、53a…シール部材、53b…フランジ部、54…取付部、55…第1弁座、61…ロッド部、62…第1ピストン部、63…第2ピストン部、65…第1嵌合部、65a…突起部、66…混合部、66a…孔部、66b…突起部、67…第2嵌合部、71…第1摺動部、71a…胴部、71b…端部、72…連結部、73…孔部、74…溝部、81…第2被嵌合部、82…第2摺動部、83…第2弁座、84…第1座面部、85…第3弁座、91…第1弁体、92…第2弁体、92a…弁体部、92b…軸体、92c…突起部、93…第3弁体、93a…固定体、93b…第1開閉弁、93c…第2開閉弁、94…第2案内部、94a…第2座面部、94b…溝部、94c…突起部、200…フォーム剤。
図1
図2
図3
図4
図5
図6