【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書において説明される好ましい実施形態は、独創的な特徴を有し、これらの独創的な特徴のうち1つの特徴だけが、これらの特徴の望ましい属性にとって不可欠である訳ではない、又は唯一関与している訳ではない。特許請求の範囲を限定することなく、有利な特徴の幾つかを要約する。
【0007】
本明細書において説明される主題の独創的な態様は、ユーザが着用可能な健康診断システムにおいて実現することができ、ユーザが着用可能な健康診断システムは、フレームと、フレームに取り付けられる拡張現実ディスプレイ(augmented reality display)と、フレームに取り付けられる光検出デバイスと、ユーザの健康状態分析を光検出デバイスにより検出される光に基づいて行なうように構成される処理デバイスと、を備える。フレームは、ユーザに装着されるように構成される。拡張現実ディスプレイは、画像をユーザの眼に誘導するように構成される。光検出デバイスは、ユーザの眼で反射される光を検出するように構成される。
【0008】
本明細書において説明される主題の別の独創的な態様は、ユーザが着用可能な健康診断システムにおいて実現することができ、ユーザが着用可能な健康診断システムは、フレームと、フレームに取り付けられる拡張現実ディスプレイと、音波をユーザに向けて放射するように構成される音放射デバイスと、フレームに取り付けられ、かつユーザから反射される音波を検出するように構成される音検出デバイスと、ユーザの健康状態分析を音検出デバイスにより検出される情報に基づいて行なうように構成される処理デバイスと、を備える。フレームは、ユーザに装着されるように構成される。拡張現実ディスプレイは、画像をユーザの眼に誘導するように構成される。
【0009】
本明細書において説明される主題のさらに別の独創的な態様は、ユーザが着用可能な治療保健システムにおいて実現することができ、ユーザが着用可能な治療保健システムは、ユーザに装着されるように構成されるフレームと、フレームに取り付けられる拡張現実ディスプレイと、拡張現実ディスプレイに指示して健康療法プロトコルをユーザに対して実施するように構成される処理デバイスと、を備える。拡張現実ディスプレイはさらに、画像をユーザの眼に誘導するように構成される。
【0010】
本明細書において説明される主題の独創的な態様は、ユーザが着用可能な健康診断システムにおいて実現することができ、ユーザが着用可能な健康診断システムは、臨床医に装着されるように構成されるフレームと、フレームに取り付けられ、かつ画像を臨床医の眼に誘導するように構成される拡張現実ディスプレイと、患者の眼を撮像するように構成される外向き撮像デバイスと、患者の健康状態分析を撮像デバイスにより撮影される眼の画像に基づいて行なうように構成される処理デバイスと、を備える。
【0011】
さらに別の好ましい実施形態が以下に提供される。様々な健康状態分析及び/又は健康治療の構造は、同じ健康システム内に併設することができることに留意されたい。さらに、本明細書において開示されるように、同じ特徴を適用して健康状態分析及び/又は健康治療を容易にすることができる。例えば、本明細書において開示されるように、薬剤を送達するために使用される構造は、様々な診断に利用することもできる。したがって、いくつかの実施形態による健康システムは、本明細書において開示される構造的特徴の様々な組み合わせを含むことができ、構造的特徴の様々な組み合わせは、異なる見出しで開示される特徴の組み合わせを含む。さらに、健康システムは、本明細書において開示される健康状態分析及び健康治療の様々な組み合わせを実施するように構成することができ、健康状態分析及び健康治療の様々な組み合わせは、異なる見出しで開示される健康状態分析及び健康治療の様々な組み合わせを含む。したがって、多種多様な好ましい実施形態を以下に定めることができる。
近視/遠視/乱視
1.着用可能な眼科用デバイスであって:
頭部装着型ディスプレイシステムと、
光を人物の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
1つ以上の導波路を含む導波路積層体と、を備え、前記1つ以上の導波路の各導波路は、前記光を1つ以上の焦点面のうち1つの焦点面に投影するように構成され、
前記画像は、波面補正により前記眼の光学処方に基づいて変更される、着用可能な眼科用デバイス。
2.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記頭部装着型ディスプレイシステムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用する前記人物の眼に透過させるように構成される拡張現実頭部装着型眼科用システムを含む、実施形態1に記載のデバイス。
4.前記光学処方は、近視の処方を含む、実施形態1に記載のデバイス。
5.前記光学処方は、遠視の処方を含む、実施形態1に記載のデバイス。
6.前記光学処方は、乱視の処方を含む、実施形態1に記載のデバイス。
7.着用可能な眼科用デバイスであって:
地上からの光を、頭部装着型システムを着用している人物の眼に透過させるように構成される拡張現実頭部装着型ディスプレイシステムと、
光を人物の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
波面補正を前記画像に対して、前記眼の光学処方に基づいて施すように構成される適応光学素子と、を備える、着用可能な眼科用デバイス。
8.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態7に記載のデバイス。
9.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態8に記載のデバイス。
10.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を、前記眼の角膜形状に基づいて変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態9に記載のデバイス。
11.前記光学処方は、近視の処方を含む、実施形態7に記載のデバイス。
12.前記光学処方は、遠視の処方を含む、実施形態7に記載のデバイス。
13.前記光学処方は、乱視の処方を含む、実施形態7に記載のデバイス。
14.着用可能な眼科用デバイスであって:
頭部装着型眼科用システムと、
光を人物の眼に誘導して画像を眼内に形成するように構成される光源と、
波面補正を前記画像に対して、前記眼の光学処方に基づいて施すように構成される適応光学素子と、を備え、前記適応光学系は薄膜ミラーを含む、着用可能な眼科用デバイス。
15.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を、前記眼の角膜形状に基づいて変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態14に記載のデバイス。
16.前記光学処方は、近視の処方を含む、実施形態14に記載のデバイス。
17.前記光学処方は、遠視の処方を含む、実施形態14に記載のデバイス。
18.前記光学処方は、乱視の処方を含む、実施形態14に記載のデバイス。
19.着用可能な眼科用デバイスであって:
頭部装着型ディスプレイシステムと、
光を人物の眼に誘導して画像を眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記画像は、波面補正により前記眼の光学処方に基づいて変更される、着用可能な眼科用デバイス。
20.前記光学処方は、近視の処方を含む、実施形態19に記載のデバイス。
21.前記光学処方は、遠視の処方を含む、実施形態19に記載のデバイス。
22.前記光学処方は、乱視の処方を含む、実施形態19に記載のデバイス。
23.着用可能な拡張現実眼科用デバイスであって:
頭部装着型ディスプレイシステムと、
地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している人物の眼に透過させるように構成される、拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記人物の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、前記画像は、波面補正により前記眼の光学処方に基づいて変更される、着用可能な拡張現実眼科用デバイス。
24.前記光学処方は、近視の処方を含む、実施形態23に記載のデバイス。
25.前記光学処方は、遠視の処方を含む、実施形態23に記載のデバイス。
26.前記光学処方は、乱視の処方を含む、実施形態23に記載のデバイス。
27.頭部装着型ディスプレイシステムを着用する人物の視力障害を改善する方法であって:
前記人物の光学処方を特定することと、
画像を、前記頭部装着型ディスプレイシステムのディスプレイを使用して生成することと、
波面補正を前記画像に対して前記処方に基づいて施すことにより、補正後の画像を生成することと、
前記補正後の画像を、前記頭部装着型ディスプレイを着用する前記人物に対して表示することと、を含む、方法。
28.前記人物の光学処方を特定することは、入力を、前記処方を指定する前記人物から受信することを含む、実施形態27に記載の方法。
29.前記人物の光学処方を特定することは、前記人物に異なる波面補正を提示することを含む、実施形態27に記載の方法。
30.さらに、入力を、好適な前記補正を指定する前記人物から受信することを含む、実施形態29に記載の方法。
31.前記波面補正は、前記頭部装着型ディスプレイの適応光学系を調整することにより実行される、実施形態27に記載の方法。
32.前記適応光学系は焦点可変素子を含む、実施形態31に記載の方法。
33.前記適応光学系は変形可能な光学素子を含む、実施形態31に記載の方法。
34.前記変形可能な光学素子は変形可能なミラーを含む、実施形態38に記載の方法。
35.前記波面補正は、異なる焦点面を形成するように構成される複数の導波路を含む導波路積層体により実行される、実施形態27に記載の方法。
36.前記波面補正は、前記画像を、所望の屈折率(optical power)を付与して前記波面補正を行なう導波路を組み合わせた複合導波路を介して誘導することにより実行される、実施形態35に記載の方法。
37.さらに、異なる画像コンテンツを異なる深度面に表示することを含む、実施形態27に記載の方法。
38.異なる画像コンテンツを異なる深度面に前記表示することは、異なる画像コンテンツを導波路積層体の異なる導波路を介して表示することにより、異なる屈折率を異なる画像コンテンツに付与することを含む、実施形態37に記載の方法。
39.異なる画像コンテンツは、異なる数の導波路内を伝搬することにより、異なる屈折率を異なる画像コンテンツに付与する、実施形態38に記載の方法。
40.前記導波路は、屈折率を有する静的光学素子を含む、実施形態39に記載の方法。
41.前記波面補正は、前記画像を誘導して、少なくとも1つの導波路内を通過させることにより実行される、実施形態27に記載の方法。
42.前記少なくとも1つの導波路は、可変屈折率を有する動的光学素子を含む、実施形態41に記載の方法。
43.前記光学補正は、近視を矯正するように設定される、実施形態27に記載の方法。
44.前記光学補正は、遠視を矯正するように設定される、実施形態27に記載の方法。
45.前記光学補正は、乱視を矯正するように設定される、実施形態27に記載の方法。
46.前記波面補正を施すことは、処理電子機器にアクセスすることを含む、実施形態27に記載の方法。
47.前記波面補正は仮想現実画像に対して施される、実施形態27に記載の方法。
48.前記波面補正は拡張現実画像に対して施される、実施形態27に記載の方法。
49.前記波面補正は、前記ディスプレイの前記画像に対して施され、前記頭部装着型ディスプレイ及び前記頭部装着型ディスプレイを着用している前記人物の前方の物体を撮像する際に施される、実施形態27に記載の方法。
50.着用可能な眼科用デバイスであって:
光源と、着用可能な光学系と、を備え、前記着用可能な光学系は、光を、前記着用可能な光学系を着用する人物の眼に誘導して画像を前記眼内に形成し、前記着用可能な光学系は、処方屈折補正(correction)を前記画像に対して前記人物の眼の光学処方に基づいて行なうように構成される、着用可能な眼科用デバイス。
51.さらに、入力を、前記人物の光学処方を指定する前記人物から受信するように構成されるユーザインターフェース操作部を備える、実施形態50に記載のデバイス。
52.前記人物に異なる波面補正を提示して、前記人物の光学処方を特定するように構成される、実施形態50に記載のデバイス。
53.さらに、入力を、好適な前記補正を指定する前記人物から受信するように構成されるユーザインターフェースを備える、実施形態52に記載のデバイス。
54.前記着用可能な光学系は、適応光学系を前記着用可能な光学系に含み、適応光学系は、調整されて前記補正を実行するように構成される、実施形態50に記載のデバイス。
55.前記適応光学系は焦点可変素子を含む、実施形態54に記載のデバイス。
56.前記適応光学系は、変形可能な光学素子を含む、実施形態54に記載のデバイス。
57.前記変形可能な光学素子は変形可能なミラーを含む、実施形態56に記載のデバイス。
58.前記着用可能な光学系は、異なる焦点面を形成するように構成される複数の導波路を含む導波路積層体を備え、前記導波路積層体は、処方補正を行なうように構成される、実施形態50に記載のデバイス。
59.前記導波路積層体は、所望の屈折率を付与して前記処方補正を行なう導波路を組み合わせた複合導波路を含み、前記処方補正は、前記光を誘導して前記複合導波路内を通過させることにより実行される、実施形態58に記載のデバイス。
60.前記着用可能な光学系は、異なる深度面を含み、前記着用可能な光学系は、異なる画像コンテンツを前記異なる深度面に表示するように構成される、実施形態50に記載のデバイス。
61.前記着用可能な光学系は、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる画像コンテンツを異なる深度面に前記表示することは、異なる画像コンテンツを導波路積層体の異なる導波路を介して表示することにより、異なる屈折率を異なる画像コンテンツに付与することを含む、実施形態60に記載のデバイス。
62.異なる画像コンテンツは、異なる数の導波路内を伝搬することにより、異なる屈折率を異なる画像コンテンツに付与する、実施形態61に記載のデバイス。
63.前記導波路は、屈折率を有する静的光学素子を含む、実施形態58に記載のデバイス。
64.前記着用可能な光学系は、少なくとも1つの導波路を含み、前記処方補正は、前記光を誘導して少なくとも1つの導波路内を通過させることにより実行される、実施形態50に記載のデバイス。
65.前記少なくとも1つの導波路は、可変屈折率を有する動的光学素子を含む、実施形態64に記載のデバイス。
66.前記処方補正は、近視を矯正するように設定される、実施形態50に記載のデバイス。
67.前記処方補正は、遠視を矯正するように設定される、実施形態50に記載のデバイス。
68.前記処方補正は、乱視を矯正するように設定される、実施形態50に記載のデバイス。
69.さらに、アクセスされることにより前記処方補正を行なうように構成される処理電子機器を備える、実施形態50に記載のデバイス。
70.さらに、前記人物の頭部の姿勢を測定するセンサを備える、実施形態69に記載のデバイス。
71.前記センサは、ジャイロセンサを含む、実施形態70に記載のデバイス。
72.前記着用可能な光学系は、前記画像の焦点を前記頭部位置に基づいて変更するように構成される、実施形態70に記載のデバイス。
73.前記着用可能な光学系は、前記画像の焦点を変化させて前記補正を行なうように構成される焦点可変素子を含む、実施形態69に記載のデバイス。
74.さらに、前記人物の輻輳点(convergence point)を特定するように構成される視線追跡システムを備える、実施形態69に記載のデバイス。
75.前記着用可能な光学系は、前記画像の焦点を特定した前記輻輳点に基づいて変更するように構成される、実施形態74に記載のデバイス。
76.前記デバイスは、前記処方補正を仮想現実画像コンテンツに対して行なうように構成される仮想現実デバイスを備える、実施形態50のいずれかに記載のデバイス。
77.前記デバイスは、前記処方補正を拡張現実画像コンテンツに対して行なうように構成される拡張現実システムを備える、実施形態50のいずれかに記載のデバイス。
78.前記着用可能な光学系は、前記処方補正を前記光源からの光で形成される画像、及び前記デバイス、及び前記着用可能な光学系を着用している前記人物の前方の物体に基づいて形成される画像に対して施すように構成される、実施形態77に記載のデバイス。
79.前記人物の前記光学処方を特定することは、複数の光学処方を複数の時間間隔で特定することを含み、各光学処方は1つの時間間隔に対応する、実施形態27に記載の方法。
80.前記波面補正を各光学処方に基づいて動的に調整する、実施形態79に記載の方法。
81.複数の光学処方を複数の時間間隔で特定するように構成され、各光学処方は1つの時間間隔に対応し、前記屈折補正を各光学処方に基づいて動的に調整する、実施形態52に記載のデバイス。
82.前記拡張現実頭部装着型ディスプレイシステムはディスプレイレンズを備え、前記ディスプレイレンズは、地上(world)からの光を、前記頭部装着型システムを着用している人物の眼に透過させるように構成され、前記適応光学素子は、前記ディスプレイレンズと、前記地上からの前記光の前記光源との間に配置される、実施形態7に記載のデバイス。
83.前記拡張現実頭部装着型ディスプレイシステムはディスプレイレンズを備え、前記ディスプレイレンズは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している人物の眼に透過させるように構成され、前記適応光学素子は、前記ディスプレイレンズと前記ユーザの眼との間に配置される、実施形態7に記載のデバイス。
84.前記適応光学素子は、前記光源と前記ユーザの眼との間に配置される、実施形態7に記載のデバイス。
85.前記適応光学素子は、前記光源に組み込まれる、実施形態7に記載のデバイス。
86.前記デバイスは、前記人物の前方からの光を、前記人物の眼に透過させて供給するように構成される拡張現実システムを備え、前記デバイスはさらに、前記処方補正を環境光に対して行なうように構成される、実施形態50のいずれかに記載のデバイス。
87.前記着用可能な光学系は、適応光学系を前記着用可能な光学系に含み、前記適応光学系は、調整されることにより前記補正を行なうように構成される、実施形態58に記載のデバイス。
88.前記適応光学系は:
前記光源と前記導波路積層体との間の位置、
前記複数の導波路のうちの少なくとも1つの導波路と、前記複数の導波路のうちの別の1つの導波路との間の位置、
前記導波路積層体と前記人物の眼との間の位置、及び
前記導波路積層体と前記デバイスの前方からの環境光の光源との間の位置、
のうち、少なくとも1つの位置に配置される、実施形態87に記載のデバイス。
89.前記適応光学系は、前記導波路積層体及び前記光源のうちの少なくとも一方に組み込まれる、実施形態87に記載のデバイス。
90.さらに:
前記人物の前方の地上、及び前記頭部装着型ディスプレイデバイスの前方の地上からの環境光を透過させること、
波面補正を前記環境光に対して、前記処方に基づいて施すこと、
前記補正後の環境光を前記人物に対して表示すること、を含み、前記補正後の環境光は、前記画像が補正された状態で表示される、実施形態27に記載の方法。
【0012】
以下の節における“追加の番号付けされる実施形態(ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS)”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“追加の番号付けされる実施形態(ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS)”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
老眼
1.老眼を改善する着用可能な眼科用デバイスであって:
頭部装着型眼科用システムと、
人物の注視姿勢を判断するように構成されるセンサと、
光を前記人物の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
適応光学素子であって、前記適応光学素子を介して光が投影される、前記適応光学素子と、を備え、前記適応光学素子は、前記画像の焦点を、前記人物の前記注視姿勢に基づいて変更するように構成される、着用可能な眼科用デバイス。
2.前記注視姿勢は、前記人物の頭部位置に基づいて判断される、実施形態1に記載のデバイス。
3.さらに、前記人物の頭部位置を判断するジャイロセンサを備える、実施形態1に記載のデバイス。
4.前記人物の前記注視姿勢は、前記眼の位置を追尾することにより判断される、実施形態1に記載のデバイス。
5.着用可能な眼科用デバイスであって:
光源と、着用可能な光学系と、を備え、前記着用可能な光学系は、光を、前記着用可能な光学系を着用している人物の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成され、前記着用可能な光学系は、老眼を、前記人物の眼の光学処方に基づいて矯正するように構成される、着用可能な眼科用デバイス。
6.さらに、入力を、前記人物の光学処方を指定する前記人物から受信するように構成されるユーザインターフェース操作部を備える、実施形態5に記載のデバイス。
7.前記人物に異なる波面補正を提示して、前記人物の光学処方を特定するように構成される、実施形態5に記載のデバイス。
8.さらに、入力を、好適な前記補正を指定する前記人物から受信するように構成されるユーザインターフェースを備える、実施形態7に記載のデバイス。
9.前記着用可能な光学系は、適応光学系を前記着用可能な光学系に含み、前記適応光学系は、調整されて前記補正を実行するように構成される、実施形態5に記載のデバイス。
10.前記適応光学系は焦点可変素子を含む、実施形態9に記載のデバイス。
11.前記適応光学系は、変形可能な光学素子を含む、実施形態9に記載のデバイス。
12.前記変形可能な光学素子は変形可能なミラーを含む、実施形態11に記載のデバイス。
13.前記着用可能な光学系は、異なる焦点面を形成するように構成される複数の導波路を含む導波路積層体を備え、前記導波路積層体は、処方補正を行なうように構成される、実施形態5に記載のデバイス。
14.前記導波路積層体は、所望の屈折率を付与して前記処方補正を行なう導波路を組み合わせた複合導波路を含み、前記処方補正は、前記光を誘導して前記複合導波路内を通過させることにより実行される、実施形態13に記載のデバイス。
15.前記着用可能な光学系は、異なる深度面を設定し、前記着用可能な光学系は、異なる画像コンテンツを前記異なる深度面に表示するように構成される、実施形態5に記載のデバイス。
16.前記着用可能な光学系は、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる画像コンテンツを異なる深度面に前記表示することは、異なる画像コンテンツを導波路積層体の異なる導波路を介して表示することにより、異なる屈折率を異なる画像コンテンツに付与することを含む、実施形態15に記載のデバイス。
17.異なる画像コンテンツは、異なる数の導波路内を伝搬することにより、異なる屈折率を異なる画像コンテンツに付与する、実施形態16に記載のデバイス。
18.前記導波路は、屈折率を有する静的光学素子を含む、実施形態13に記載のデバイス。
19.前記着用可能な光学系は、少なくとも1つの導波路を含み、前記処方補正は、前記光を誘導して少なくとも1つの導波路内を通過させることにより実行される、実施形態5に記載のデバイス。
20.前記少なくとも1つの導波路は、可変屈折率を有する動的光学素子を含む、実施形態19に記載のデバイス。
21.さらに、アクセスされることにより前記処方補正を行なうように構成される処理電子機器を備える、実施形態5に記載のデバイス。
22.さらに、前記人物の頭部の姿勢を測定するセンサを備える、実施形態21に記載のデバイス。
23.前記センサは、ジャイロセンサを含む、実施形態22に記載のデバイス。
24.前記着用可能な光学系は、前記画像の焦点を前記頭部位置に基づいて変更するように構成される、実施形態22に記載のデバイス。
25.前記着用可能な光学系は、前記画像の焦点を変化させて前記補正を行なうように構成される焦点可変素子を含む、実施形態21に記載のデバイス。
26.さらに、人物の輻輳点を特定するように構成される視線追跡システムを備える、実施形態21に記載のデバイス。
27.前記着用可能な光学系は、前記画像の焦点を、特定した前記輻輳点に基づいて変更するように構成される、実施形態26に記載のデバイス。
28.前記デバイスは、前記処方補正を仮想現実画像コンテンツに対して行なうように構成される仮想現実デバイスを備える、実施形態5に記載のデバイス。
29.前記デバイスは、前記処方補正を拡張現実画像コンテンツに対して行なうように構成される拡張現実システムを備える、実施形態5に記載のデバイス。
30.前記着用可能な光学系は、前記処方補正を前記光源からの光で形成される画像、及び前記デバイス、及び前記着用可能な光学系を着用している前記人物の前方の物体に基づいて形成される画像に対して施すように構成される、実施形態29に記載のデバイス。
31.さらに、前記人物の注視を、前記人物の左右眼のうち1つ以上の眼の動きに基づいて判断するように構成される電子機器を備える、実施形態5に記載のデバイス。
32.前記着用可能な光学系は、前記画像の焦点を、判断した前記注視に基づいて変更するように構成される、実施形態31に記載のデバイス。
33.前記人物の左右眼のうち1つ以上の眼の下方への動きは、前記人物が焦点を近視野焦点深度に合わせていることを示唆している、実施形態31に記載のデバイス。
34.前記着用可能な光学系は、前記着用可能な光学系の一部の屈折率を、前記人物の眼の前記光学処方に基づいて大きくするように構成される、実施形態33に記載のデバイス。
35.さらに、前記人物の注視を、前記人物の左右眼のうち1つ以上の眼の動きに基づいて判断するように構成される電子機器を備える、実施形態16に記載のデバイス。
36.前記センサは、前記人物の眼の輻輳点を特定するように構成される視線追跡システムを備える、実施形態1に記載のデバイス。
37.輻輳角は、前記眼の位置に基づいて測定され、前記焦点は、前記輻輳角に基づいて変更される、実施形態4に記載のデバイス。
38.前記人物の左右眼のうち1つ以上の眼の下方への動きは、前記左右眼の輻輳角が増大することを示唆し、前記眼の前記輻輳角の増大は、前記人物が焦点を近視野焦点深度に合わせていることを示唆している、実施形態31に記載のデバイス。
39.さらに、前記眼の1つ以上の特性を、前記画像を観察しながら監視することにより、前記波面補正を決定するように構成されるバイオフィードバックシステムを備える、実施形態5に記載のデバイス。
40.前記バイオフィードバックシステムは入力を、ホロプター(phoropter)、自動屈折器、及び視線追跡システムのうちの少なくとも1つから受信する、実施形態40に記載のデバイス。
41.前記眼の特性は:前記眼の輻輳点の変化、前記人物の頭部位置の変化、前記眼の瞳孔サイズの変化のうちの少なくとも1つである、実施形態40に記載のデバイス。
42.さらに、前記人物の注視を、眼光を検出することにより判断するように構成される電子機器を備える、実施形態5に記載のデバイス。
【0013】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
斜視/弱視
1.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを備える拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、を備え、
前記画像を変更して、補償用プリズム補正を加えて両眼の輻輳点を一致させる、着用可能な拡張現実デバイス。
2.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって:
画像を前記着用者の眼に表示するディスプレイを含む着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、を備え、
前記画像を変更して、補償用プリズム補正を加えて両眼の輻輳点を一致させる、着用可能な仮想現実デバイス。
3.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを備える拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、
補償用プリズム補正を加えて両眼の輻輳点を一致させるように構成される適応光学素子と、を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
4.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態3に記載のデバイス。
5.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態4に記載のデバイス。
6.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を、前記眼の角膜形状に基づいて変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態5に記載のデバイス。
7.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって:
画像を前記着用者の眼に表示するディスプレイを含む着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、
補償用プリズム補正を加えて両眼の輻輳点を一致させるように構成される適応光学素子と、を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
8.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態7に記載のデバイス。
9.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態8に記載のデバイス。
10.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を、前記眼の角膜形状に基づいて変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態9に記載のデバイス。
11.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
着用可能な頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源であって、前記光源が、ファイバ走査ディスプレイを含む、前記光源と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、を備え、
前記光源は、補償用プリズム補正を加えて両眼の輻輳点を一致させるように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
12.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
着用可能な頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
複数の導波路を含む導波路積層体であって、異なる導波路が、光を異なる深度面から投影するように構成される、前記導波路積層体と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、を備え、
前記画像を変更して、補償用プリズム補正を加えて両眼の輻輳点を一致させる、着用可能なディスプレイデバイス。
13.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態12に記載のデバイス。
14.前記頭部装着型眼科用システムは拡張現実ディスプレイプラットフォームを備え、前記頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型眼科用システムを着用している前記着用者の眼に透過させるように構成される、実施形態12に記載のデバイス。
15.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを備える拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型眼科用システムを着用している前記着用者の眼に透過させる構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、両眼を再トレーニング(retrain)して、両眼の輻輳点を徐々に合わせるように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
16.前記着用可能な拡張現実デバイスは、一方の眼を遮蔽することにより再トレーニングするように構成される、実施形態15に記載のデバイス。
17.前記着用可能な拡張現実デバイスは、一方の眼に入射する光の強度を低下させることにより再トレーニングするように構成される、実施形態15に記載のデバイス。
18.前記着用可能な拡張現実デバイスは、一方の眼に誘導される光をデフォーカスすることにより再トレーニングするように構成される、実施形態15に記載のデバイス。
19.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を着用者の眼に表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、両眼を再トレーニングして、両眼の輻輳点を徐々に合わせるように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
20.前記着用可能な仮想現実デバイスは、一方の眼を遮蔽することにより再トレーニングするように構成される、実施形態19に記載のデバイス。
21.前記着用可能な仮想現実デバイスは、一方の眼に入射する光の強度を低下させることにより再トレーニングするように構成される、実施形態19に記載のデバイス。
22.前記着用可能な仮想現実デバイスは、一方の眼に誘導される光をデフォーカスすることにより再トレーニングするように構成される、実施形態19に記載のデバイス。
23.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを備える拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型眼科用システムを着用している前記着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
前記画像を変更するように構成される適応光学素子と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、を備え、
前記着用可能なディスプレイデバイスは、両眼を再トレーニングして、両眼の輻輳点を徐々に合わせるように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
24.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態23に記載のデバイス。
25.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態24に記載のデバイス。
26.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を、前記眼の角膜形状に基づいて変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態25に記載のデバイス。
27.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記デバイスは:
頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
前記画像を変更するように構成される適応光学素子と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、を備え、
前記着用可能なディスプレイデバイスは、両眼を再トレーニングして、両眼の輻輳点を徐々に合わせるように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
28.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態27に記載のデバイス。
29.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態28に記載のデバイス。
30.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を、前記眼の角膜形状に基づいて変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態29に記載のデバイス。
31.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記デバイスは:
頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源であって、前記光源がファイバ走査ディスプレイを含む、光源と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、を備え、
前記着用可能なディスプレイデバイスは、両眼を再トレーニングして、両眼の輻輳点を徐々に合わせるように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
32.単一の輻輳点に合わせることができない眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記デバイスは:
頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
複数の導波路を含む導波路積層体であって、異なる導波路が、光を異なる深度面から投影するように構成される、前記導波路積層体と、
前記眼の注視を判断するように構成される視線追跡システムと、を備え、
前記着用可能なディスプレイデバイスは、両眼を再トレーニングして、両眼の輻輳点を徐々に合わせるように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
33.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態32に記載のデバイス。
34.前記頭部装着型眼科用システムは拡張現実ディスプレイプラットフォームを備え、前記頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型ディスプレイシステムを着用している前記着用者の眼に透過させるように構成される、実施形態32に記載のデバイス。
【0014】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
高次収差
1.人物により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを備える拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している前記人物の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記人物の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される少なくとも1つの光源及び着用可能な光学系と、を備え、前記少なくとも1つの光源及び着用可能な光学系は、屈折補正を高次屈折障害に対して行なうように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記少なくとも1つの光源はファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態1に記載のデバイス。
3.さらに、前記人物の光学処方を指定する入力を受信するように構成されるユーザインターフェース操作部を備える、実施形態1に記載のデバイス。
4.前記着用可能な光学系は、適応光学系を前記着用可能な光学系に含み、前記適応光学系は、調整されて前記屈折補正を実行するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
5.前記適応光学系は焦点可変素子を含む、実施形態4に記載のデバイス。
6.前記適応光学系は変形可能な光学素子を含む、実施形態4に記載のデバイス。
7.前記変形可能な光学素子は変形可能なミラーを含む、実施形態6に記載のデバイス。
8.前記着用可能な光学系は、異なる焦点面を形成するように構成される複数の導波路を含む導波路積層体を備える、実施形態1に記載のデバイス。
9.前記着用可能な光学系は、異なる深度面を含み、前記着用可能な光学系は、異なる画像コンテンツを前記異なる深度面に表示するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
10.前記着用可能な光学系は、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる画像コンテンツを異なる深度面に前記表示することは、異なる画像コンテンツを導波路積層体の異なる導波路を介して表示することにより、異なる屈折率を異なる画像コンテンツに付与することを含む、実施形態9に記載のデバイス。
11.異なる画像コンテンツは、異なる数の導波路内を伝搬することにより、異なる屈折率を異なる画像コンテンツに付与する、実施形態10に記載のデバイス。
12.前記導波路は、屈折率を有する静的光学素子を含む、実施形態8に記載のデバイス。
13.前記着用可能な光学系は、少なくとも1つの導波路を含む、実施形態1に記載のデバイス。
14.前記少なくとも1つの導波路は、可変屈折率を有する動的光学素子を含む、実施形態13に記載のデバイス。
15.さらに、アクセスされることにより前記屈折補正を行なうように構成される処理電子機器を備える、実施形態1に記載のデバイス。
16.前記着用可能な光学系は、前記屈折補正を、前記光源からの光に基づいて形成される画像に適用し、前記デバイス及び前記着用可能な光学系を着用している前記人物の前方の物体に基づいて形成される画像に適用するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
17.人物により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記人物の眼に表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記人物の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される少なくとも1つの光源及び着用可能な光学系と、を備え、前記少なくとも1つの光源及び着用可能な光学系は、屈折補正を高次屈折障害に対して行なうように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
18.さらに、前記人物の光学処方を指定する入力をリモートソース(remote source)から受信するように構成される受信機回路を備える、実施形態1に記載のデバイス。
19.さらに、前記着用可能な拡張現実デバイスの外部のメモリから、前記メモリ回路に格納されている光学処方を受信するように構成される受信機を備え、前記着用可能な拡張現実デバイスは屈折補正を、受信する前記光学処方に基づいて行なう、実施形態1に記載のデバイス。
20.さらに、前記デバイスの前方の物体により形成される光の画像を取得するように構成される外向きカメラを備え、前記人物の眼に表示される前記画像は前記取得画像を含む、実施形態17に記載のデバイス。
21.前記ユーザインターフェース操作部は、前記入力を、前記人物、サードパーティ、及び医者のうちの少なくとも1つから受信するように構成される、実施形態3に記載のデバイス。
22.前記着用可能な光学系は、屈折補正を、前記画像を形成する光が前記人物の眼に投影されているときに、リアルタイムに行なうように構成される、実施形態15に記載のデバイス。
【0015】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
色収差
1.人物により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを備える拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している前記人物の眼に透過させるように構成され、
前記拡張現実ディスプレイは、前記画像の第1色成分を第1深度面に投影し、前記画像の第2色成分を前記第1深度面とは異なる第2深度面に投影して、前記人物の眼の長手方向色収差(longitudinal chromatic aberration)を補償するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記拡張現実ディスプレイは、前記画像の第3色成分を前記第1及び第2深度面とは異なる第3深度面に投影して、前記人物の眼の長手方向色収差を補償するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記第1色成分は赤色である、実施形態1に記載のデバイス。
4.前記第2色成分は緑色である、実施形態1に記載のデバイス。
5.前記第3色成分は青色である、実施形態2に記載のデバイス。
6.さらに、前記長手方向色収差に関する処方を受信するユーザインターフェースを備える、実施形態1に記載のデバイス。
7.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記画像の焦点を自動的に変化させて、光学処方を漸増的(incrementaly)に変更することにより検眼を行なうように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
8.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記画像の第1色成分の焦点を自動的に変化させて、光学処方を漸増的に変更することにより検眼を行なうように構成される、実施形態7に記載のデバイス。
9.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記第2色成分の単色画像の焦点を自動的に変化させて、光学処方を漸増的に変更することにより検眼を行なうように構成される、実施形態8に記載のデバイス。
10.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記画像の第3色成分の単色画像の焦点を自動的に変化させて、光学処方を漸増的に変更することにより検眼を行なうように構成される、実施形態9に記載のデバイス。
11.前記画像は文字を含む、実施形態10に記載のデバイス。
12.前記画像は、図形記号、写真、又は図面を含む、実施形態10に記載のデバイス。
13.さらに、前記画像に関する入力を前記着用者から受信するように構成されるユーザインターフェースを備える、実施形態7に記載のデバイス。
14.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記人物が前記画像を快適に観察できるかどうかを評価して、観察できない場合に焦点を変化させることにより前記処方量を正方向又は負方向に徐々に増加させるように構成される、実施形態7に記載のデバイス。
15.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記人物が前記画像を快適に観察できるかどうかを評価して、観察できる場合に前記人物の前記処方量を決定するように構成される、実施形態7に記載のデバイス。
16.前記着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームはファイバ走査装置を含む、実施形態1に記載のデバイス。
17.前記着用可能な拡張現実デバイスシステムは、異なる色の光が投影される角度を、横方向色収差(lateral chromatic aberration)に基づいて変化させることができるように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
18.前記光学系は、前記光を投影するように構成される適応光学素子を含む、実施形態1に記載のデバイス。
19.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態18に記載のデバイス。
20.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる深度面から投影するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
21.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態20に記載のデバイス。
22.人物により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している人物の眼に透過させるように構成され、前記拡張現実ディスプレイプラットフォームは、画像を前記眼に投影するように構成される光学系を含み、
前記拡張現実ディスプレイは、前記画像の第1色成分を第1角度で投影し、前記画像の第2色成分を前記第1角度とは異なる第2角度で投影して、前記人物の眼の横方向色収差を補償するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
23.さらに、前記横方向色収差画像に関する処方を受信するユーザインターフェースを備える、実施形態22に記載のデバイス。
24.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記画像の角度を自動的に変化させて、光学処方を漸増的に変更することにより検眼を行なうように構成される、実施形態22に記載のデバイス。
25.人物により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記仮想現実ディスプレイプラットフォームは、画像を前記人物の眼に投影するように構成される光学系を含み、
前記仮想現実ディスプレイは、第1色画像を第1深度面に投影し、第2色画像を前記第1深度面とは異なる第2深度面に投影して、前記人物の眼の長手方向色収差を補償するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
26.人物により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記仮想現実プラットフォームは、画像を前記人物の眼に投影するように構成される光学系を含み、
前記仮想現実ディスプレイは、第1色画像を第1角度で投影し、第2色画像を前記第1角度とは異なる第2角度で投影して、前記人物の眼の横方向色収差を補償するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
27.さらに、画像を取得するように構成される1つ以上の外向きカメラを備え、前記眼に投影される前記画像は、前記取得画像を含む、実施形態1のいずれかに記載のデバイス。
28.異なる色の光が投影される前記角度を変化させることにより、異なる色の前記光により形成される画像を前記光学系の焦点面に沿って変位させることができる、実施形態17に記載のデバイス。
29.前記光学系は、入力を受信して、前記第1色成分の光が投影される前記角度を、横方向色収差に基づいて変化させるように構成される適応光学系を含む、実施形態17に記載のデバイス。
30.人物により使用されるように構成される着用可能なデバイスであって、前記デバイスは:
頭部装着型眼科用システムを備え、前記頭部装着型眼科用システムは:
画像を前記眼に投影するように構成される光学系を含むディスプレイプラットフォームと、
前記光学系を、画像修正プログラムに基づいて駆動するように構成される処理デバイス回路と、を含み、前記画像修正プログラムは、前記画像に対して光学表面により付与される色収差を補償するように設定される、着用可能なデバイス。
31.前記頭部装着型眼科用システムはさらに、前記処理デバイス回路に操作可能に接続され、かつ前記画像修正プログラムを格納するように構成されるメモリを含む、実施形態30に記載のデバイス。
32.前記画像修正プログラムは、前記人物の光学処方に基づいて設定され、前記光学表面は、前記眼の表面を含む、実施形態30に記載のデバイス。
33.前記画像修正プログラムは、前記画像に前記光学系により生じる色収差に基づいて設定され、前記光学表面は、前記光学系の表面を含む、実施形態30に記載のデバイス。
34.前記光学系は焦点可変素子を含み、前記画像修正プログラムは、前記焦点可変素子を、前記画像の第1色成分を第1深度面に選択的に投影し、前記画像の第2色成分を前記第1深度面とは異なる第2深度面に選択的に投影して、長手方向色収差を補償するように設定される、実施形態30に記載のデバイス。
35.人物により使用されるように構成される着用可能なデバイスであって、前記デバイスは:
頭部装着型眼科用システムを備え、前記頭部装着型眼科用システムは:
画像を格納するように構成されるメモリ回路と、
前記画像を前記人物の眼に投影するように構成される光学系を含むディスプレイプラットフォームと、
前記メモリ回路に操作可能に接続され、かつ前記画像を変更して、前記人物の眼の色収差を補償するように構成される処理デバイス回路と、を含む、着用可能なデバイス。
36.前記処理デバイスは、画像修正プログラムを前記人物の光学処方に基づいて適用するように構成される、実施形態35に記載のデバイス。
37.人物により使用されるように構成される着用可能なデバイスであって、前記デバイスは:
ディスプレイプラットフォームを含む頭部装着型眼科用システムを備え、前記ディスプレイプラットフォームは、画像を前記人物の眼に投影するように構成される光学系を含み、
前記ディスプレイプラットフォームは、前記画像の第1色成分を第1明度で投影し、前記画像の第2色成分を前記第1明度とは異なる第2明度で投影して、前記人物の眼の色収差を補償するように構成される、着用可能なデバイス。
38.前記人物の眼の前記色収差により前記第1色成分が、前記眼の網膜の手前で結像するようになり、前記第1明度は前記第2明度よりも高い、実施形態37に記載のデバイス。
39.前記人物の眼の前記色収差により前記第1色成分が、前記眼の網膜の後方で結像するようになり、前記第1明度は前記第2明度よりも低い、実施形態37に記載のデバイス。
40.さらに、入力を前記拡張現実頭部装着型眼科用システムに対して行なうように構成されるバイオフィードバックシステムを備え、前記光学処方の前記漸増的変更は、前記入力に基づいて決定される、実施形態7に記載のデバイス。
41.さらに、前記眼の1つ以上の特性を他覚的(客観的)に監視するように構成されるバイオフィードバックシステムを備え、前記光学的処方は、前記監視した1つ以上の特性に基づく、実施形態7に記載のデバイス。
42.前記バイオフィードバックシステムは入力を、ホロプター、自動屈折器、及び視線追跡システムのうちの少なくとも1つから受信する、実施形態41に記載のデバイス。
43.前記眼の前記1つ以上の特性は:前記眼の輻輳点の変化、前記人物の頭部位置の変化、前記眼の瞳孔サイズの変化のうちの少なくとも1つである、実施形態41に記載のデバイス。
44.さらに、前記眼の1つ以上の特性を他覚的に監視するように構成されるバイオフィードバックシステムを備え、前記処方は、監視した前記眼の1つ以上の特性に基づいて決定される、実施形態24に記載のデバイス。
45.さらに、前記眼の1つ以上の特性を他覚的に監視するように構成されるバイオフィードバックシステムを備え、前記光学処方は、監視した前記眼の1つ以上の特性に基づいて決定される、実施形態32に記載のデバイス。
【0016】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
ホロプター(Phoropter)
1.左右の眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している前記人物の眼に透過させるように構成され、
前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記画像の焦点を自動的に変化させて、光学処方を漸増的に変更することにより検眼を行なうように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームはファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記光学系は、前記光を投影するように構成される適応光学素子を含む、実施形態1から2のいずれかに記載のデバイス。
4.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態3に記載のデバイス。
5.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる深度面から投影するように構成される、実施形態1から4のいずれかに記載のデバイス。
6.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態5に記載のデバイス。
7.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは種々のサイズ及び/又は明度の様々な画像を投影するように構成される、実施形態1から6のいずれかに記載のデバイス。
8.前記画像は文字を含む、実施形態7に記載のデバイス。
9.さらに、前記画像に関する入力を前記着用者から受信するように構成されるユーザインターフェースを備える、実施形態1から8のいずれかに記載のデバイス。
10.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記患者が前記画像を正常な視力で観察できるかどうかを評価して、焦点を前記評価に基づいて変えることにより前記処方量を正方向又は負方向に漸増的に変更するように構成される、実施形態1から9のいずれかに記載のデバイス。
11.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記患者が前記画像を正常な視力で観察できるかどうかを評価して、前記着用者の処方量を前記評価に基づいて決定するように構成される、実施形態1から10のいずれかに記載のデバイス。
12.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記処方量に対する調整を、前記眼の物理的変化に基づいて自動的に行なうように構成される、実施形態1から11のいずれかに記載のデバイス。
13.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、眼の動きを追尾して調整を、前記眼科用システムにより自動的に行なうことができるように構成される、実施形態12に記載のデバイス。
14.さらに、ファイバ光源を備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記画像の焦点を、ファイバ長又はファイバ位置を変えることにより変化させる、実施形態1から12のいずれかに記載のデバイス。
15.さらに、マイクロ電気機械システム(MEMS)デバイスを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記画像の焦点を、前記MEMSデバイスを変えることにより変化させる、実施形態1から12のいずれかに記載のデバイス。
16.前記検眼は、視力検査、発光光量検査、及び/又は眩光感度検査を含む、実施形態1から15のいずれかに記載のデバイス。
17.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記投影画像のフォーカス品質を自動的に判断するように構成される、実施形態1から16のいずれかに記載のデバイス。
18.前記投影画像のフォーカス品質は、前記着用者の眼の焦点調節、輻輳、及び/又は瞳孔サイズを分析することにより判断される、実施形態17に記載のデバイス。
19.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、調節反射を、焦点調節、輻輳、及び/又は瞳孔サイズを測定することにより測定するように構成される、実施形態1から18のいずれかに記載のデバイス。
20.左右の眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、画像を前記眼に投影するように構成され、着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームは、ファイバ走査ディスプレイを含み、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記画像の焦点を自動的に変化させて、光学処方を漸増的に変更することにより検眼を行なうように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
21.左右の眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記仮想現実ディスプレイプラットフォームの光学系は画像を前記眼に投影するように構成され、着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームは、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる深度面から投影するように構成され、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記画像の焦点を自動的に変化させて、光学処方を漸増的に変更することにより検眼を行なうように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
【0017】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
赤色反射
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している前記着用者の眼に透過させるように構成され、前記眼が網膜及び角膜を含む、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影するように構成される光源であって、前記光の少なくとも一部が、前記眼の少なくとも一部により反射されて反射を生じさせる、前記光源と、
前記反射の画像を撮影するように構成されるカメラと、を備え、前記デバイスは、前記着用者の眼に対する診断検査を行なって前記眼の異常を検出するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備え、前記眼が網膜及び角膜を含む、仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影するように構成される光源であって、前記光の少なくとも一部が、前記眼の少なくとも一部により反射されて反射を生じさせる、前記光源と、
前記反射の画像を撮影するように構成されるカメラと、を備え、前記デバイスは、前記着用者の眼に対する診断検査を行なって前記眼の異常を検出するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
3.前記光源は、前記光を前記眼に、前記眼の視線の法線に沿って誘導するように構成される、実施形態1又は2に記載のデバイス。
4.前記光源は、前記光を前記眼に、第1角度で第1時点において誘導し、異なる第2角度で第2時点において誘導するように構成される、実施形態1又は2に記載のデバイス。
5.前記光源は、前記光を前記着用者の眼の第1部分に第1時点で誘導し、前記光を前記着用者の眼の異なる第2部分に第2時点で誘導するように構成される、実施形態1又は2に記載のデバイス。
6.前記光源は、光を前記着用者の2つの眼に投影するように構成され、前記2つの眼の各眼は網膜及び角膜を含む、実施形態1又は2に記載のデバイス。
7.さらに、光を前記着用者の第2眼に投影するように構成される第2光源を備え、前記第2眼は、第2網膜及び第2角膜を含み、前記光の少なくとも一部が、前記第2眼の少なくとも一部により反射されて反射を生じさせる、実施形態1又は2に記載のデバイス。
8.前記光源はディスプレイを含む、実施形態1から6のいずれかに記載のデバイス。
9.前記ディスプレイはファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態8に記載のデバイス。
10.前記カメラは眼球追尾カメラを含む、実施形態1又は2に記載のデバイス。
11.さらに、眼球追尾カメラを備える、実施形態1又は2に記載のデバイス。
12.前記眼の前記異常は、緑内障、白内障、眼の腫瘍、網膜芽細胞腫、網膜剥離、眼の収差、又は角膜瘢痕(corneal scarring)を含む、実施形態1又は2に記載のデバイス。
13.前記光源は、光を前記着用者の左右眼に投影するように構成される、実施形態1から12のいずれかに記載のデバイス。
14.前記カメラは、前記反射の画像を撮影して、前記着用者の左右の眼の赤色反射検査を行なうように構成される、実施形態1から13のいずれかに記載のデバイス。
15.前記眼の前記異常は、眼位ずれ(eye misalignment)、斜視、又は眼の非対称性を含む、実施形態13又は14に記載のデバイス。
16.さらに、適応光学素子を備える、実施形態1又は2に記載のデバイス。
17.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態16に記載のデバイス。
18.前記適応光学素子は、前記光を前記眼に、第1角度で第1時点において誘導し、異なる第2角度で第2時点において誘導するように構成される、実施形態16又は17に記載のデバイス。
19.前記適応光学素子は、前記光を前記着用者の眼の第1部分に第1時点で投影し、前記光を前記着用者の眼の異なる第2部分に第2時点で投影するように構成される、実施形態16又は17に記載のデバイス。
20.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を、異なる深度面から投影されているかの如く投影するように構成される、実施形態1から19のいずれかに記載のデバイス。
21.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態20に記載のデバイス。
22.前記導波路積層体は、前記着用者の固視標(fixation target)を異なる深度面に設けるように構成される、実施形態20又は21に記載のデバイス。
23.前記導波路積層体は、前記固視標の前記深度面を変化させることにより、前記着用者の眼が調節を行なうようになるように構成される、実施形態19から21のいずれかに記載のデバイス。
24.前記固視標は、前記着用者の視野の中心から離れて位置する、実施形態19から23のいずれかに記載のデバイス。
25.前記導波路のうちの少なくとも1つの導波路は、前記反射の前記画像を撮影するように構成される、実施形態1又は2に記載のデバイス。
26.前記複数の導波路は、前記反射の複数の画像を異なる深度面で撮影するように構成される、実施形態25に記載のデバイス。
27.前記導波路のうちの前記少なくとも1つの導波路は、屈折率を有する光学素子を含み、前記屈折率は、前記眼から8インチ(20.32cm)〜4フィート(121.92cm)に位置する深度面に対応する、実施形態26に記載のデバイス。
28.前記ディスプレイプラットフォームは、第1固視標を第1位置に第1時点で設け、第2固視標を異なる第2位置に、前記眼が動くようになる第2時点で設けるように構成される、実施形態1又は2に記載のデバイス。
29.前記カメラは光管(light pipe)を含む、実施形態1から28のいずれかに記載のデバイス。
30.前記光源は光管を含む、実施形態1から29のいずれかに記載のデバイス。
31.前記光は可視光を含む、実施形態1から30のいずれかに記載のデバイス。
32.前記光は白色光を含む、実施形態31に記載のデバイス。
33.さらに、前記カメラで検出される反射光のスペクトルを制限するように構成される少なくとも1つの機械フィルタを備える、実施形態32に記載のデバイス。
34.前記デバイスは、前記カメラで撮影される画像をデジタルフィルタ処理して、少なくとも1つの波長範囲の光を前記画像から除去するように構成される、実施形態32に記載のデバイス。
35.前記光は赤外光を含む、実施形態1から32のいずれかに記載のデバイス。
36.前記光の前記少なくとも一部は、前記網膜で反射され、前記診断検査は赤色反射検査を含む、実施形態1から33のいずれかに記載のデバイス。
37.前記光の前記少なくとも一部は、前記角膜で反射され、前記診断検査はHirschberg角膜反射検査を含む、実施形態1から313のいずれかに記載のデバイス。
38.前記デバイスはさらに、前記診断検査の結果を正常な結果又は異常な結果とのデータベースと比較するように構成される、実施形態1から35のいずれかに記載のデバイス。
【0018】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
眼圧
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している前記着用者の眼に透過させるように構成され、前記眼が角膜を含み、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、力を前記眼の前記角膜に加えるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
前記角膜の圧平度(へこみ率)を測定して、前記眼の眼圧を測定するように構成されるセンサと、を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
2.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムであって、前記眼が角膜を含み、前記仮想現実頭部装着型眼科用システムが、力を前記眼の前記角膜に加えるように構成される、前記仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
前記角膜の圧平度(へこみ率)を測定して、前記眼の眼圧を測定するように構成されるセンサと、を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
3.前記頭部装着型眼科用システムは、空気パルスを吹き付けて前記角膜を平坦にするように構成される、実施形態1又は2に記載のデバイス。
4.前記頭部装着型眼科用システムは、機械力を前記眼の角膜に前記着用者の眼瞼を介して加えるように構成される、実施形態1又は2に記載のデバイス。
5.前記頭部装着型眼科用システムはトランスデューサを含む、実施形態4に記載のデバイス。
6.前記センサは、超音波距離画像生成方法を利用する、実施形態1から4のいずれかに記載のデバイス。
7.前記センサは、光音響画像生成方法を利用する、実施形態1から4のいずれかに記載のデバイス。
8.前記センサは撮像ヘッドを含む、実施形態1から4のいずれかに記載のデバイス。
9.前記撮像ヘッドは、3D干渉撮像ヘッドを含む、実施形態8に記載のデバイス。
10.さらに、光線を前記着用者の眼に投影するように構成される光源を備える、実施形態1から9のいずれかに記載のデバイス。
11.さらに、光線を前記着用者の眼に投影するように構成されるファイバ走査ディスプレイを備える、実施形態1から9のいずれかに記載のデバイス。
12.さらに、適応光学素子を備える、実施形態10に記載のデバイス。
13.前記適応光学素子は、前記光を投影するように構成される、実施形態12に記載のデバイス。
14.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態13に記載のデバイス。
15.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を、異なる深度面から投影するように構成される、実施形態1から14のいずれかに記載のデバイス。
16.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態15に記載のデバイス。
17.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している前記着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影するように構成される光源と、
反射光を測定するように構成される光モニタデバイスと、を備え、
前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、眼圧を前記測定反射光に基づいて測定するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
18.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影するように構成される光源と、
反射光を測定するように構成される光モニタデバイスと、を備え、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、眼圧を前記測定反射光に基づいて測定するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
19.前記光源は、光線を前記着用者の眼に投影するように構成されるファイバ走査ディスプレイを備える、実施形態17又は18に記載のデバイス。
20.前記ファイバ走査ディスプレイのファイバ長は変化させることができる、実施形態19に記載のデバイス。
21.前記光モニタデバイスは前記ファイバ走査ディスプレイを備える、実施形態19に記載のデバイス。
22.前記光モニタデバイスは前記ファイバ走査ディスプレイ又は光検出デバイスを備える、実施形態17又は17に記載のデバイス。
23.前記眼に投影される前記光の波長は変更することができる、実施形態17又は18に記載のデバイス。
24.さらに、前記光を前記着用者の眼に投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態17又は18に記載のデバイス。
25.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態24に記載のデバイス。
26.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を、異なる深度面から投影するように構成される、実施形態17又は18に記載のデバイス。
27.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態26に記載のデバイス。
28.前記光モニタデバイスは、後方散乱光を測定するように構成される、実施形態17から27のいずれかに記載のデバイス。
29.前記光モニタデバイスは、前記着用者の眼の1つ以上のプルキンエ(Purkinje)像を検出するように構成される、実施形態17から27のいずれかに記載のデバイス。
30.前記頭部装着型眼科用システムは、眼圧を、前記1つ以上のプルキンエ像の形状又は位置に少なくとも部分的に基づいて測定するように構成される、実施形態29に記載のデバイス。
31.前記1つ以上のプルキンエ像は眼光を含む、実施形態29又は30に記載のデバイス。
32.前記眼科用システムはさらに、高眼圧症の発症を、測定した前記眼圧に少なくとも部分的に基づいて検出するように構成される、実施形態1から31のいずれかに記載のデバイス。
33.前記眼科用システムはさらに、眼球脈を、一定の時間間隔で採取される測定値に基づいて確認される複数の眼圧の比較に少なくとも部分的に基づいて測定するように構成される、実施形態1から31のいずれかに記載のデバイス。
【0019】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
ピンホールオクルーダ(Pinhole Occluder)
1.人物により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している人物の少なくとも片方の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記人物の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
入力を人物から受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記人物の眼の特定部分を遮蔽し、着用者の視覚機能に関する入力を前記人物から前記ユーザインターフェースを介して受信するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記着用可能な拡張現実デバイスは、中心領域を遮蔽するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記着用可能な拡張現実デバイスは、周辺領域を遮蔽するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
4.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記人物の眼の前記特定領域をデジタル的に遮蔽するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
5.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記人物の眼の前記特定領域を手動で遮蔽するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
6.人物により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む頭部装着型ディスプレイと、
光を前記人物の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
入力を人物から受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記人物の眼の特定部分を遮蔽し、着用者の視覚機能に関する入力を前記人物から前記ユーザインターフェースを介して受信するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
7.前記着用可能な拡張現実デバイスは、中心領域を遮蔽するように構成される、実施形態6に記載のデバイス。
8.前記着用可能な拡張現実デバイスは、周辺領域を遮蔽するように構成される、実施形態6に記載のデバイス。
9.画像は前記人物に提示され、前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記画像に関する入力を前記人物から前記ユーザインターフェースを介して受信するように構成される、実施形態6に記載のデバイス。
10.人物により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
頭部装着型眼科用システムと、
光を前記人物の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
入力を人物から受信するように構成されるユーザインターフェースと、
前記画像を前記人物の眼の特定部分に投影するように構成される適応光学素子と、を備え、
前記着用可能なディスプレイデバイスは、前記人物の眼の特定部分を遮蔽し、着用者の視覚機能に関する入力を前記人物から前記ユーザインターフェースを介して受信するように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
11.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態10に記載のデバイス。
12.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態11に記載のデバイス。
13.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を、前記眼の角膜形状に基づいて変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態12に記載のデバイス。
14.人物により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
頭部装着型眼科用システムと、
光を人物の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源であって、前記光源が、ファイバ走査ディスプレイを含む、前記光源と、
入力を人物から受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能なディスプレイデバイスは、前記人物の眼の特定部分を遮蔽し、着用者の視覚機能に関する入力を前記人物から前記ユーザインターフェースを介して受信するように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
15.人物により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
頭部装着型眼科用システムと、
光を前記人物の片方の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
複数の導波路を含む導波路積層体であって、異なる導波路が、光を、異なる焦点面に投影するように構成される、前記導波路積層体と、
入力を人物から受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能なディスプレイデバイスは、前記人物の眼の特定部分を遮蔽し、着用者の視覚機能に関する入力を前記人物から前記ユーザインターフェースを介して受信するように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
16.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態15に記載のデバイス。
17.前記頭部装着型ディスプレイシステムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している人物の眼に透過させるように構成される拡張現実頭部装着型眼科用システムを備える、実施形態15に記載のデバイス。
18.人物により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している人物の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記人物の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記人物の眼の特定部分を遮蔽するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
19.前記着用可能な拡張現実デバイスは、中心領域を遮蔽するように構成される、実施形態18に記載のデバイス。
20.前記着用可能な拡張現実デバイスは、周辺領域を遮蔽するように構成される、実施形態18に記載のデバイス。
21.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記人物の眼の前記特定部分をデジタル的に遮蔽するように構成される、実施形態18に記載のデバイス。
22.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記人物の眼の前記特定部分を手動で遮蔽するように構成される、実施形態18に記載のデバイス。
23.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記光のうち、前記人物の眼の前記特定部分に対応する部分を遮光するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
24.前記中心領域を遮蔽することにより、前記画像に対する前記人物の視覚であって、前記人物の眼の視力障害の視覚を向上させることができる、実施形態2に記載のデバイス。
25.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記人物の眼の特定部分を、前記人物の光学処方に基づいて遮蔽するように構成される、実施形態18に記載のデバイス。
26.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記人物の眼の特定部分を、前記光のうち、前記画像を形成する周辺部分を遮光することにより遮蔽するように構成される、実施形態18に記載のデバイス。
27.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記人物の周囲の地上からの環境光の密度を調整するように構成される、実施形態18に記載のデバイス。
28.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記眼の前記特定部分を、前記人物の周囲の地上からの入力に基づいて遮蔽するように構成される、実施形態18に記載のデバイス。
29.周囲からの入力は、注視姿勢の変化、周囲からの環境光の変化、及び焦点調節の変化のうちの少なくとも1つを含む、実施形態28に記載のデバイス。
30.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、前記光を異なる焦点面に投影するように構成され、前記眼の特定部分をデジタル的に遮蔽することは、光を異なる焦点面に選択的に投影することを含み、前記眼の前記特定部分は選択された焦点面に対応する、実施形態21に記載のデバイス。
31.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記画像のうち、前記眼の前記特定部分に対応する部分の色を変更するように構成される、実施形態18に記載のデバイス。
32.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記画像のうち、前記眼の前記特定部分に対応する部分の明度を変更するように構成される、実施形態18に記載のデバイス。
33.さらに、反射画像を、前記人物に提示される画像に基づいて受信するように構成されるカメラを備え、前記反射画像は、前記人物の眼の前記特定部分を透過してきて、前記眼の網膜で反射され、前記受信入力は、前記反射画像と予測反射画像の比較に基づいており、前記予測反射画像は健常な眼に基づいて予測される、実施形態9に記載のデバイス。
34.画像は前記人物に提示され、前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記画像に関する入力を前記人物から前記ユーザインターフェースを介して受信するように構成される、実施形態14に記載のデバイス。
35.さらに、反射画像を、前記人物に提示される画像に基づいて受信するように構成されるカメラを備え、前記反射画像は、前記人物の眼の前記特定部分を透過してきて、前記眼の網膜で反射され、前記受信入力は、前記反射画像と予測反射画像の比較に基づいており、前記予測反射画像は健常な眼に基づいて予測される、実施形態34に記載のデバイス。
36.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記画像のうち、前記眼の前記特定部分に対応する部分の焦点を変更するように構成される、実施形態21に記載のデバイス。
37.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記画像の別の部分に対する、前記画像のうちの前記眼の前記特定部分に対応する部分のコントラストを変更するように構成される、実施形態21に記載のデバイス。
38.人物により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記人物の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記人物の眼の特定部分を遮蔽するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
【0020】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
初期W4LT検査(Initial W4LT Test)
1.左右の眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
前記拡張現実ディスプレイプラットフォームに前記左右の眼にそれぞれ対応して含まれる第1及び第2ディスプレイと、を備え、
前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、個別の第1及び第2画像を前記左右の眼にそれぞれ投影して視力障害を確認するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者の両眼ジオプタ及び両眼の単一ジオプタを評価するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、4光相当の検査(Worth Four Light Test)又は4ドット相当の検査(Worth Four Dot Test)を実施するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
4.前記画像は有色ドットを含む、実施形態1に記載のデバイス。
5.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、右眼又は左眼のいずれかの眼の遮蔽を検出するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
6.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、入力を前記着用者から受信して、前記受信入力を分析して、前記着用者の前記視力障害を確認するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
7.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記個別の第1及び第2画像を異なる深度面から投影するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
8.さらに、光を前記着用者の眼に投影するように構成されるファイバ走査ディスプレイを備える、実施形態1から7のいずれかに記載のデバイス。
9.さらに、前記個別の第1及び第2画像を投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態1から8のいずれかに記載のデバイス。
10.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態9に記載のデバイス。
11.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる深度面から投影するように構成される、実施形態1から10のいずれかに記載のデバイス。
12.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態11に記載のデバイス。
13.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者の前記視力障害を、前記着用者の対応する網膜に結像する前記個別の第1及び第2画像を分析することにより自動的に確認するように構成される、実施形態1から12のいずれかに記載のデバイス。
14.左右の眼を持つ着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
前記仮想現実ディスプレイプラットフォームに前記左右の眼にそれぞれ対応して含まれる第1及び第2ディスプレイと、を備え、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、個別の第1及び第2画像を前記左右の眼にそれぞれ投影して、視力障害を確認するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
15.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者の両眼ジオプタ及び両眼の単一ジオプタを評価するように構成される、実施形態14に記載のデバイス。
16.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、4光相当の検査(Worth Four Light Test)又は4ドット相当の検査(Worth Four Dot Test)を実施するように構成される、実施形態14に記載のデバイス。
17.前記画像は有色ドットを含む、実施形態14に記載のデバイス。
18.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記右眼又は前記左眼のいずれかの眼の遮蔽を検出するように構成される、実施形態14に記載のデバイス。
19.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、入力を前記着用者から受信し、前記受信入力を分析し、前記着用者の前記視力障害を確認するように構成される、実施形態14に記載のデバイス。
20.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記個別の第1及び第2画像を異なる深度面から投影するように構成される、実施形態14に記載のデバイス。
21.さらに、光を前記着用者の眼に投影するように構成されるファイバ走査ディスプレイを備える、実施形態14から20のいずれかに記載のデバイス。
22.さらに、前記個別の第1及び第2画像を投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態14から21のいずれかに記載のデバイス。
23.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態22に記載のデバイス。
24.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる焦点面から投影するように構成される、実施形態14から23のいずれかに記載のデバイス。
25.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態24に記載のデバイス。
26.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者の前記視力障害を、前記着用者の対応する網膜に結像する前記個別の第1及び第2画像を分析することにより自動的に確認するように構成される、実施形態14から25のいずれかに記載のデバイス。
【0021】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
検影法(Retinoscopy)
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、前記眼は網膜を有する、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される少なくとも1つの光源であって、前記少なくとも1つの光源が、光を、前記着用者の眼の網膜全体にわたって掃引することにより前記網膜の反射を生じさせる、前記少なくとも1つの光源と、
前記掃引光に対する網膜の応答を測定して、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが検影法を実施することにより前記眼の屈折障害を測定することができるように構成されるセンサと、を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記画像を動的に変更して動的検影法を行なうことができる、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記少なくとも1つの光源は、ファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態1から2のいずれかに記載のデバイス。
4.前記少なくとも1つの光源は、ファイバ走査ディスプレイ及び光発生源を含む、実施形態1から3のいずれかに記載のデバイス。
5.さらに、前記画像を前記着用者の眼の目標部位に投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態1から4のいずれかに記載のデバイス。
6.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態5に記載のデバイス。
7.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態6に記載のデバイス。
8.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を、前記眼の角膜形状に基づいて変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態7に記載のデバイス。
9.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる深度面から投影するように構成される、実施形態1から8のいずれかに記載のデバイス。
10.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態9に記載のデバイス。
11.前記着用可能な拡張現実デバイスは、測定された前記屈折障害が、屈折率の変化に応じて改善されたかどうかを判断するように構成される、実施形態1から10のいずれかに記載のデバイス。
12.前記着用可能な拡張現実デバイスは、適用される屈折率を変更して測定された前記屈折障害を低減するように構成される、実施形態11に記載のデバイス。
13.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、
前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、検影法を実施することにより前記眼の屈折障害を測定するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
14.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備え、前記眼は網膜を有する、仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される少なくとも1つの光源であって、前記少なくとも1つの光源が、光を、前記着用者の眼の網膜全体にわたって掃引することにより前記網膜の反射を生じさせる、前記少なくとも1つの光源と、
前記掃引光に対する網膜の応答を測定して、前記仮想現実頭部装着型眼科用システムが検影法を実施することにより前記眼の屈折障害を測定することができるように構成されるセンサと、を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
15.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備え、前記眼は網膜を有する、仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、検影法を実施して前記眼の屈折障害を測定するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
【0022】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
スリットランプ(細隙灯顕微鏡)
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
照明光を前記着用者の眼に投影して、前記眼の前部又は後部に照射するように構成される光源であって、前記照明光の断面ビーム形状が、前記眼の上下方向に沿った断面ビーム形状の寸法が、前記眼の鼻−側頭部方向に沿った断面ビーム形状の寸法よりも大きくなるように構成される、前記光源と、
前記着用者の眼の前記照射部分の画像を撮影して、細隙灯検査を実施することにより、前記眼の健康状態を判断するように構成される撮像システムと、を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記光源からの前記照明光は、前記眼の表面の所定の位置に、前記位置の前記眼の前記表面の法線方向に対して所定の角度で入射する、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記光源からの前記照明光は、前記眼の表面の所定の位置に、前記位置の前記眼の前記表面の法線方向に対して約±10度〜約±90度の範囲の角度で入射する、実施形態2に記載のデバイス。
4.前記光源からの前記照明光は、前記眼球と交差し、かつ瞳孔位置を通る視軸線に沿って入射する、実施形態2に記載のデバイス。
5.前記光源からの前記照明光は、所定の幅を前記着用者の眼の側頭部−鼻軸線に沿って有し、前記幅は、約25ミクロン〜約1.0mmの範囲である、実施形態1に記載のデバイス。
6.前記撮像システムは、前記着用者の眼を追尾するように構成されるカメラを含む、実施形態1に記載のデバイス。
7.前記デバイスはさらに、前記眼の健康状態を、既知パターンを前記撮像システムにより撮影される前記画像と照合することにより判断するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
8.前記デバイスはさらに、前記撮像システムにより撮影される前記画像を前記眼に関して既に取得されている画像と比較するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
9.前記光源はファイバ走査装置を含む、実施形態1に記載のデバイス。
10.さらに、前記照明光を前記着用者の眼の特定部分に投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態1に記載のデバイス。
11.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態10に記載のデバイス。
12.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態11に記載のデバイス。
13.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態12に記載のデバイス。
14.前記適応光学素子は、前記着用者の眼の前記特定部分に対する前記照明光の入射角を変化させるように構成される、実施形態10に記載のデバイス。
15.前記適応光学素子は、前記照明光の幅を変化させるように構成される、実施形態10に記載のデバイス。
16.前記適応光学素子は、前記照明光の焦点が合う前記着用者の眼の深度を変化させるように構成される、実施形態10に記載のデバイス。
17.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる焦点面から投影するように構成される、実施形態1から17のいずれかに記載のデバイス。
18.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態17に記載のデバイス。
19.前記照明光は、薄板状の光を含む、実施形態1に記載のデバイス。
20.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して、前記眼に照射することにより、前記眼の細隙灯検査を実施するように構成される走査型ファイバデバイスと、
前記着用者の眼の前記照射部分の画像を撮影して前記眼の健康状態を判断するように構成されるカメラと、を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
21.走査型ファイバデバイスは、照明光を前記着用者の眼に投影するように構成される、実施形態20に記載のデバイス。
22.前記照明光は、所定の幅を前記着用者の眼の鼻−側頭部方向に沿って有し、前記幅は、約25ミクロン〜約1.0mmの範囲である、実施形態20に記載のデバイス。
23.前記照明光は矩形断面形状を有する、実施形態20に記載のデバイス。
24.前記眼の上下方向に沿った前記矩形断面形状の寸法は、前記眼の鼻−側頭部方向に沿った前記矩形断面ビーム形状の寸法よりも大きい、実施形態23に記載のデバイス。
25.走査型ファイバデバイスは、光を前記着用者の眼に、前記入射位置の前記眼の表面に対して非垂直角度で投影するように構成される、実施形態20に記載のデバイス。
26.前記デバイスはさらに、前記眼の健康状態を、既知パターンを前記カメラにより撮影される前記画像と照合することにより判断するように構成される、実施形態20に記載のデバイス。
27.前記デバイスはさらに、前記撮像システムにより撮影される前記画像を前記眼に関して既に取得されている画像と比較するように構成される、実施形態20に記載のデバイス。
28.前記デバイスは、前記着用者の眼の変化を年に少なくとも2回検出するように構成される、実施形態のいずれかに記載のデバイス。
29.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
照明光を前記着用者の眼に投影して、前記眼の前部又は後部に照射するように構成される光源であって、前記照明光の断面ビーム形状が、前記眼の上下方向に沿った前記断面ビーム形状の寸法が、前記眼の鼻−側頭部方向に沿った前記断面ビーム形状の寸法よりも大きくなるように構成される、前記光源と、
前記着用者の眼の前記照射部分の画像を撮影して、細隙灯検査を実施することにより、前記眼の健康状態を判断するように構成される撮像システムと、を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
30.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して、前記眼に照射することにより、前記眼の細隙灯検査を実施するように構成される走査型ファイバデバイスと、
前記着用者の眼の前記照射部分の画像を取得して前記眼の健康状態を判断するように構成されるカメラと、を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
31.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
薄板状の光を前記着用者の眼に投影して、前記眼の前部又は後部に照射するように構成される光源と、
前記着用者の眼の前記照射部分の画像を撮影して、細隙灯検査を実施することにより、前記眼の健康状態を判断するように構成されるカメラと、を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
32.前記光源からの前記薄板状の光は、前記眼の表面の所定の位置に、前記位置の前記眼の前記表面の法線方向に対して所定の角度で入射する、実施形態21に記載のデバイス。
33.前記光源からの前記薄板状の光は、所定の幅を前記着用者の眼の側頭部−鼻軸線に沿って有し、前記幅は、約25ミクロン〜約1.0mmの範囲である、実施形態21に記載のデバイス。
34.前記カメラはさらに、前記着用者の眼を追尾するように構成される、実施形態21に記載のデバイス。
35.前記デバイスはさらに、前記眼の健康状態を、既知パターンを前記撮像システムにより撮影される前記画像と照合することにより判断するように構成される、実施形態31に記載のデバイス。
36.前記デバイスはさらに、前記撮像システムにより撮影される前記画像を前記眼に関して既に取得されている画像と比較するように構成される、実施形態31に記載のデバイス。
37.前記光源はファイバ走査装置を含む、実施形態31に記載のデバイス。
38.さらに、前記薄板状の光を前記着用者の眼の特定部分に投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態31に記載のデバイス。
39.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態38に記載のデバイス。
40.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態39に記載のデバイス。
41.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態31に記載のデバイス。
42.前記カメラは可視光カメラを含む、上の実施形態のいずれかに記載のデバイス。
43.前記カメラは赤外光カメラを含む、上の実施形態のいずれかに記載のデバイス。
44.前記デバイスは、前記着用者の眼の変化を年に少なくとも2回検出するように構成される、上の実施形態のいずれかに記載のデバイス。
45.さらに、フレームを備え、前記ディスプレイは前記フレームにより支持される、上の実施形態のいずれかに記載のデバイス。
46.前記光源は前記フレーム上に配置される、実施形態45に記載のデバイス。
47.前記撮像システムは前記フレーム上に配置される、実施形態45から46に記載のデバイス。
48.前記フレームは1つ以上のイヤーステム(ear stem)を含む、実施形態45から47に記載のデバイス。
【0023】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
色覚異常
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
ディスプレイを含む着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを備える拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、前記着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームは、少なくとも1つの光源を含むディスプレイを備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、色覚検査を実施して、特定の色を検出する際の前記着用者の色覚異常を検査するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
ディスプレイを含む着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームは、少なくとも1つの光源を含むディスプレイを備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、色覚検査を実施して、特定の色を検出する際の前記着用者の色覚異常を検査するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
3.前記頭部装着型眼科用システムは、前記ディスプレイが石原式カラープレートの画像を表示するように構成される、実施形態1又は2に記載のデバイス。
4.前記頭部装着型眼科用システムは、前記ディスプレイが石原式カラープレートの仮想画像を表示するように構成される、実施形態1又は2に記載のデバイス。
5.前記頭部装着型眼科用システムは、前記カラープレート又は色覚画像に関するユーザ入力を受信するように構成される、実施形態1から4のいずれかに記載のデバイス。
6.前記頭部装着型眼科用システムは、前記着用者が、異常を有しているかどうかを、前記色覚検査に基づいて判断するように構成される、実施形態1から5のいずれかに記載のデバイス。
7.前記頭部装着型眼科用システムは、アノマロスコープ検査を実施するように構成され、前記頭部装着型眼科用システムは、制御用色光を前記網膜の第1部分に投影し、可変色光を前記網膜の第2部分に投影するように構成され、前記可変色は、着用者により制御可能である、実施形態1又は2に記載のデバイス。
8.前記少なくとも1つの光源は、光を前記着用者の眼に投影するように構成されるファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態1から7のいずれかに記載のデバイス。
9.前記少なくとも1つの光源は、異なる色光を前記着用者の眼に投影するように構成される複数のファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態1から7のいずれかに記載のデバイス。
10.前記頭部装着型眼科用システムは、背景を表示して前記色覚検査の視認性を高めるように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
11.前記背景は、光を選択的に減衰させるように構成される1つ以上の空間光変調器を使用して表示される、実施形態10に記載のデバイス。
12.さらに、適応光学素子を備える、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
13.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態12に記載のデバイス。
14.前記ディスプレイは、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、前記導波路積層体は、光を異なる深度面から投影するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
15.前記ディスプレイは、石原式カラープレートを複数の深度面に投影するように構成される、実施形態14に記載のデバイス。
16.前記ディスプレイは、アノマロスコープ画像を複数の深度面に投影するように構成される、実施形態14に記載のデバイス。
17.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態14に記載のデバイス。
18.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームと、地上からの光を撮像するように構成される少なくとも1つの外向きカメラと、を備える拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、前記着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームは、少なくとも1つの光源を含むディスプレイを備え、前記眼は網膜を含み、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、地上からの前記光を、前記着用者の色検出不全に基づいて選択的に変調するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
19.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームと、地上からの光を撮像して、地上からの前記光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に投影するように構成される少なくとも1つの外向きカメラと、を備える仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記仮想現実頭部装着型ディスプレイプラットフォームは、少なくとも1つの光源を含み、前記眼は網膜を含み、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記眼に投影される地上からの前記光を、前記着用者の色検出不全に基づいて選択的に変調するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
20.外向きカメラは、地上からの前記光に、前記着用者が色覚異常を持つ色が現われていることを検出するように構成される、実施携帯18又は19に記載の着用可能な仮想現実デバイス。
21.前記選択的変調では、光を前記光源から投影して、前記着用者が色覚異常を持つ色を含む前記光の振幅を、前記ディスプレイの所定の領域において大きくする、実施形態20に記載のデバイス。
22.前記選択的変調では、前記ディスプレイの所定の領域における光の色を変化させる、実施形態20に記載のデバイス。
23.前記ディスプレイの所定の領域における光の色を変化させることは、光学フィルタを使用して、複数の光色素の間のスペクトル重なりを除去することを含む、実施形態22に記載のデバイス。
24.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を撮像して、地上からの前記光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、前記着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームは、少なくとも1つの光源を含むディスプレイを備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記ディスプレイから投影される前記光を、前記着用者の色検出不全に基づいて選択的に変調するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
25.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記仮想現実頭部装着型ディスプレイプラットフォームは、少なくとも1つの光源を含むディスプレイを備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記ディスプレイから前記眼に投影される前記光を、前記着用者の色検出不全に基づいて選択的に変調するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
26.前記選択的変調では、光を前記光源から投影して、前記着用者が色覚異常を持つ色を含む前記光の振幅を、前記ディスプレイの所定の領域において大きくする、実施形態24又は25に記載のデバイス。
27.前記選択的変調では、前記ディスプレイの所定の領域における光の色を変化させる、実施形態24又は25に記載のデバイス。
28.前記選択的変調では、前記ディスプレイの少なくとも一部から投影される光の色を強調する、実施形態24又は25に記載のデバイス。
29.前記選択的変調では、地上からの前記光の少なくとも一部の視認性を、打ち消す干渉を起こすことにより低下させる、実施形態24に記載のデバイス。
【0024】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
検眼鏡/眼底鏡
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、
前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者の眼の照射部分の画像を撮影して分析することにより、前記着用者の眼の健康状態を監視し、前記眼の異常、又は他の健康問題を検出するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.さらに、特定の焦点の光線を前記着用者の眼の少なくとも1つの部分に投影するように構成されるファイバ走査ディスプレイを備える、実施形態1に記載のデバイス。
3.さらに、前記着用者の眼の前記照射部分の前記画像を撮影する眼球追尾カメラを備える、実施形態1に記載のデバイス。
4.前記ファイバ走査ディスプレイは、前記着用者の眼の前記照射部分の前記画像を撮影するように構成される、実施形態2に記載のデバイス。
5.さらに、前記着用者の眼の前記照射部分の前記画像を撮影する特殊カメラを備える、実施形態1に記載のデバイス。
6.さらに、前記撮像された画像を分析して、眼の異常又は健康問題を検出するように構成される、電子ハードウェア処理装置を備える、実施形態1〜5のいずれかに記載のデバイス。
7.前記電子処理デバイスは、前記眼の異常を、既知パターンを前記画像と照合することにより検出するように構成される、実施形態6に記載のデバイス。
8.前記電子処理デバイスには、健康問題のパターンを予め読み込んでおく、実施形態6に記載のデバイス。
9.前記電子ハードウェア処理デバイスは、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムから遠く離れた場所に位置する、実施形態1から8のいずれか1つの実施形態に記載のデバイス。
10.さらに、適応光学素子を備える、実施形態1から10に記載のデバイス。
11.前記適応光学素子は、光線を前記着用者の眼の特定部分に投影するように構成される、実施形態11に記載のデバイス。
12.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態11に記載のデバイス。
13.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を、異なる焦点面から発せられるように投影するように構成される、実施形態1から13のいずれかに記載のデバイス。
14.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態13に記載のデバイス。
15.前記ファイバ走査ディスプレイは、光線を前記着用者の眼の眼底に投影するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
16.前記投影される光線は白色光を含む、実施形態1に記載のデバイス。
17.前記投影される光線は有色光を含む、実施形態1に記載のデバイス。
18.前記投影される光線は、可視光スペクトルの赤色領域、緑色領域、又は青色領域の波長を有する、実施形態17に記載のデバイス。
19.前記投影される光線は、赤外光スペクトルの波長範囲の光である、実施形態1に記載のデバイス。
20.前記投影される光線は、前記着用者の眼の異なる深度に結像するように設定される、実施形態1に記載のデバイス。
21.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者の眼の眼底の少なくとも一部の画像を撮影するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
22.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者の網膜の少なくとも一部の画像を撮影するように構成される、実施形態21に記載のデバイス。
23.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者の眼の異なる深度の画像を撮影するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
24.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光線を前記着用者の眼の少なくとも1つの部分に投影するように構成される光源と、
前記着用者の眼の照射部分の画像を撮影して分析することにより、前記着用者の眼の健康状態を監視し、前記眼の異常、又は他の健康問題を検出するように構成されるカメラと、を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
25.前記光源はファイバ走査装置を含む、実施形態24に記載のデバイス。
26.前記カメラは眼球追尾カメラを含む、実施形態24に記載のデバイス。
27.前記カメラは前記ファイバ走査装置を含む、実施形態24に記載のデバイス。
28.さらに、前記撮影画像を分析して前記着用者の眼の健康状態を監視するか、又は前記眼の異常を検出するように構成される電子ハードウェア処理デバイスを備える、実施形態24に記載のデバイス。
29.前記電子ハードウェア処理デバイスは、前記撮影画像を、既知のパターン、色、形状、又はサイズを、前記撮影画像と照合することにより分析するように構成される、実施形態28に記載のデバイス。
30.前記電子ハードウェア処理デバイスには、健康問題のパターンを予め読み込んでおく、実施形態29に記載のデバイス。
31.前記電子ハードウェア処理デバイスは、前記撮影画像を、前記電子ハードウェア処理デバイスからアクセス可能な情報ストアに格納されている1つ以上の画像と比較するように構成される、実施形態28に記載のデバイス。
32.さらに、適応光学素子を備える、実施形態24に記載のデバイス。
33.前記適応光学素子は、光線を前記着用者の眼の特定部分に投影するように構成される、実施形態32に記載のデバイス。
34.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態32に記載のデバイス。
35.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を、異なる焦点面から発せられるように投影するように構成される、実施形態24から34のいずれかに記載のデバイス。
36.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態35に記載のデバイス。
37.前記光源は、光線を前記着用者の眼の眼底に投影するように構成される、実施形態24に記載のデバイス。
38.前記投影される光線は白色光を含む、実施形態24に記載のデバイス。
39.前記投影される光線は有色光を含む、実施形態24に記載のデバイス。
40.前記投影される光線は、可視光スペクトルの赤色領域、緑色領域、又は青色領域の波長を有する、実施形態39に記載のデバイス。
41.前記投影される光線は、赤外光スペクトルの所定の範囲の波長を含む、実施形態24に記載のデバイス。
42.前記投影される光線は、前記着用者の眼の異なる深度に結像するように設定される、実施形態24に記載のデバイス。
43.前記カメラは、前記着用者の眼の眼底の少なくとも一部の画像を撮影するように構成される、実施形態24に記載のデバイス。
44.前記カメラは、前記着用者の眼の異なる深度の画像を撮影するように構成される、実施形態24に記載のデバイス。
45.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
特定の焦点の光線を前記着用者の眼の少なくとも1つの部分に投影するように構成されるファイバ走査ディスプレイと、を備え、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者の眼の照射部分の画像を撮影して分析することにより、前記着用者の眼の健康状態を監視し、前記眼の異常、又は他の健康問題を検出するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
46.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
特定の焦点の光線を前記着用者の眼の少なくとも1つの部分に投影するように構成される光源と、
前記着用者の眼の照射部分の画像を撮影して分析することにより、前記着用者の眼の健康状態を監視し、前記眼の異常、又は他の健康問題を検出するように構成される撮像システムと、を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
47.前記眼のうち、画像が前記デバイスにより撮影される部分は眼底を含む、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
48.前記眼のうち、画像が前記デバイスにより撮影される部分は網膜を含む、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0025】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
共焦点顕微鏡検査/SLO
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記眼を撮像するように構成される共焦点顕微鏡を含む、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記共焦点顕微鏡は光源を含む、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記光源は点光源を含む、実施形態2に記載のデバイス。
4.前記光源はさらに、開口部(aperture)を備えることにより点光源を形成する、実施形態3に記載のデバイス。
5.前記光源は、異なる波長の光線を異なる時点で投影するように構成される、実施形態2から4のいずれかに記載のデバイス。
6.前記波長は可視光波長を含む、実施形態5に記載のデバイス。
7.前記波長は赤外線波長を含む、実施形態5に記載のデバイス。
8.前記共焦点顕微鏡は、光が光源により前記眼に投影されるときの角度を撮像対象である両眼間の部分に基づいて変えることができるように構成される、実施形態1から7のいずれかに記載のデバイス。
9.前記共焦点顕微鏡は、前記眼で反射される光を透過させるように構成される少なくとも1つのピンホール開口部を備える、実施形態1から8のいずれかに記載のデバイス。
10.前記共焦点顕微鏡は、前記眼で反射される光を集光させる屈折率を持つ少なくとも1つの撮像光学素子を備える、実施形態9に記載のデバイス。
11.前記ピンホール開口部は、前記撮像光学素子と前記光検出デバイスとの間の光路に配置される、実施形態10に記載のデバイス。
12.前記ピンホール開口部は、前記眼で反射される前記光の焦点に配置される、実施形態9から11のいずれかに記載のデバイス。
13.前記ピンホール開口部は、前記撮像光学素子の焦点に配置される、実施形態9から11のいずれかに記載のデバイス。
14.前記共焦点顕微鏡は光検出デバイスを備える、実施形態1から13のいずれかに記載のデバイス。
15.前記共焦点顕微鏡はファイバ走査装置を備える、実施形態1から14のいずれかに記載のデバイス。
16.前記ファイバ走査装置は、光線を投影するように構成される、実施形態15に記載のデバイス。
17.前記ファイバ走査装置は、前記眼で反射される光を受光するように構成される、実施形態15から16のいずれかに記載のデバイス。
18.前記ファイバ走査装置は光検出デバイスを含む、実施形態17に記載のデバイス。
19.前記光学系は、前記光を投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態1から18のいずれかに記載のデバイス。
20.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態19に記載のデバイス。
21.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる深度面から投影するように構成される、実施形態1から20のいずれかに記載のデバイス。
22.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態21に記載のデバイス。
23.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記仮想現実ディスプレイプラットフォームは、画像を前記着用者の眼に投影するように構成され、前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記眼を撮像するように構成される共焦点顕微鏡を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
24.前記共焦点顕微鏡は、レーザを含む光源を含む走査型レーザ検眼鏡を備える、実施形態1及び実施形態3から23のいずれかに記載のデバイス。
25.さらに、蛍光色素を供給するように構成される流体送達システムを備える、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
26.前記眼の網膜に投影される画像をリアルタイムに可視化するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0026】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
二光子顕微鏡検査(Two-Photon Microscopy)
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記眼を、二光子吸収を行なって蛍光を発することにより撮像するように構成される二光子吸収顕微鏡を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記二光子吸収顕微鏡は光源を含む、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記光源はレーザを含む、実施形態2に記載のデバイス。
4.前記レーザは、ピコ秒パルスを出力するように構成されるピコ秒レーザを含む、実施形態3に記載のデバイス。
5.前記レーザは、フェムト秒パルスを出力するように構成されるフェムト秒レーザを含む、実施形態3に記載のデバイス。
6.前記レーザはモードロックレーザを含む、実施形態3に記載のデバイス。
7.前記レーザはファイバレーザを含む、実施形態3に記載のデバイス。
8.前記光源は、赤外波長を出力するように構成される、実施形態2に記載のデバイス。
9.前記光源は、700〜1000nmの波長を有する赤外光を出力するように構成される、実施形態8に記載のデバイス。
10.さらに、前記光を前記眼に集光させるように設定される屈折率を持つ光学素子を備える、実施形態1から9のいずれかに記載のデバイス。
11.前記二光子吸収顕微鏡は、光が光源により前記眼に投影されるときの角度を前記眼のうちの撮像対象部分に基づいて変えることができるように構成される、実施形態1から10のいずれかに記載のデバイス。
12.さらに、光線を前記眼に走査するように構成されるスキャナを備える、実施形態1から11のいずれかに記載のデバイス。
13.前記二光子吸収顕微鏡は光検出デバイスを備える、実施形態1から12のいずれかに記載のデバイス。
14.前記二光子吸収顕微鏡はファイバ走査装置を備える、実施形態1から13のいずれかに記載のデバイス。
15.前記ファイバ走査装置は、光線を投影するように構成される、実施形態14に記載のデバイス。
16.前記ファイバ走査装置は、前記眼で反射される光を受光するように構成される、実施形態14から15のいずれかに記載のデバイス。
17.前記ファイバ走査装置は光検出デバイスを含む、実施形態16に記載のデバイス。
18.さらに、前記光を投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態1から17のいずれかに記載のデバイス。
19.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態18に記載のデバイス。
20.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる深度面から投影するように構成される、実施形態1から19のいずれかに記載のデバイス。
21.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態20に記載のデバイス。
22.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記眼を、多光子吸収を行なって蛍光を発することにより撮像するように構成される多光子吸収顕微鏡を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
23.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記仮想現実ディスプレイプラットフォームは、画像を前記着用者の眼に投影するように構成され、前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記眼を撮像するように構成される二光子吸収顕微鏡を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
24.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記仮想現実ディスプレイプラットフォームは、画像を前記着用者の眼に投影するように構成され、前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記眼を撮像するように構成される多光子吸収顕微鏡を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
【0027】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
自動屈折器
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、前記眼は網膜を有し、
前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記網膜の画像を撮影し、前記ファイバ走査ディスプレイにより形成される1つ以上の画像が前記網膜に結像する場合を判断して前記着用者の光学処方を決定するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.さらに、1つ以上の画像を様々な深度に表示するように構成されるファイバ走査ディスプレイを備える、実施形態1に記載のデバイス。
3.さらに、1つ以上の画像を様々な深度に表示するように構成される適応光学素子を備える、実施形態2に記載のデバイス。
4.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態3に記載のデバイス。
5.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態4に記載のデバイス。
6.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態5に記載のデバイス。
7.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる焦点面から投影するように構成される、実施形態1から6のいずれかに記載のデバイス。
8.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態7に記載のデバイス。
9.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムであって、前記眼が網膜を有する、前記仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
1つ以上の画像を様々な深度に表示するように構成されるファイバ走査ディスプレイと、を備え、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記網膜の画像を撮影し、前記ファイバ走査ディスプレイにより形成される1つ以上の画像が前記網膜に結像する場合を判断して前記着用者の光学処方を決定するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
【0028】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
OCT
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、前記拡張現実ディスプレイは、前記眼を撮像するように構成される光コヒーレンストモグラフィシステム(optical coherence tomography system)を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記光コヒーレンストモグラフィシステムは、様々な波長の光線を投影するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記波長は可視光波長を含む、実施形態2に記載のデバイス。
4.前記波長は赤外線波長を含む、実施形態2に記載のデバイス。
5.前記着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームは、ファイバ走査装置を含む3D走査型ヘッドを備える、実施形態1から4のいずれかに記載のデバイス。
6.前記ファイバ走査装置は、光線を前記眼に投影するように構成される、実施形態5に記載のデバイス。
7.前記ファイバ走査装置は、光を前記眼から受光するように構成される、実施形態5に記載のデバイス。
8.さらに、眼の動きを測定してノイズを光コヒーレンストモグラフィ画像から除去するように構成される視線追跡システムを備える、実施形態1から7のいずれかに記載のデバイス。
9.さらに、ERG(網膜電図写真)を備える、実施形態1から7のいずれかに記載のデバイス。
10.前記光コヒーレンストモグラフィシステムは、光が光源から投影されるときの角度を撮像対象である両眼間の領域に基づいて変えることができるように構成される、実施形態1から9のいずれかに記載のデバイス。
11.さらに、光を前記眼から受光するように構成される1つ以上の内向きカメラを備える、実施形態1から10のいずれかに記載のデバイス。
12.前記1つ以上の内向きカメラは、少なくとも1つのCMOSセンサを備える、実施形態11に記載のデバイス。
13.さらに、前記システムの異なる部分に配置される複数の光検出デバイスを備える、実施形態1から10のいずれかに記載のデバイス。
14.前記光検出デバイスは、前記頭部装着型眼科用システムの周縁(rim)の周りに配置することができる、実施形態12に記載のデバイス。
15.前記光検出デバイスは、前記頭部装着型眼科用システムのフレームの周辺(periphery)の周りに配置することができる、実施形態12に記載のデバイス。
16.前記光学系は、光を投影するように構成される適応光学素子を含む、実施形態1から14のいずれかに記載のデバイス。
17.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態15に記載のデバイス。
18.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる深度面から投影するように構成される、実施形態1から16のいずれかに記載のデバイス。
19.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態17に記載のデバイス。
20.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記仮想現実ディスプレイプラットフォームは、画像を前記着用者の眼に投影するように構成され、前記仮想現実ディスプレイは、前記眼を撮像するように構成される光コヒーレンストモグラフィシステムを備え、
前記着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームはファイバ走査装置を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
21.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
着用可能な拡張現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記仮想現実ディスプレイプラットフォームは、画像を前記着用者の眼に投影するように構成され、前記仮想現実ディスプレイは、前記眼を撮像するように構成される光コヒーレンストモグラフィシステムを備え、
前記着用可能な仮想現実ディスプレイプラットフォームは、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる深度面から投影するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
【0029】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
収差計(Aberrometer)
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、前記眼が角膜、水晶体、及び網膜を有する、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
波面を生成し、前記波面を前記着用者の眼に投影して前記眼の角膜及び水晶体を透過し、前記眼の網膜で反射して戻すように構成される少なくとも1つの光源及び着用可能な光学系と、
前記眼を透過する前記波面を測定して前記眼の異常を判断するように構成される収差計と、を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記少なくとも1つの光源は、ファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記少なくとも1つの光源は、所望の波面を生成するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
4.前記少なくとも1つの光源は、異なる波長の波面を生成するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
5.前記少なくとも1つの光源は、前記眼に投影される可視光波面を生成するように構成される、実施形態4に記載のデバイス。
6.前記少なくとも1つの光源は、前記眼に投影される非可視光波面を生成するように構成される、実施形態4に記載のデバイス。
7.前記着用可能な光学系は、調整されて補正を実行するように構成される適応光学系を含む、実施形態1に記載のデバイス。
8.前記適応光学系は焦点可変素子を含む、実施形態7に記載のデバイス。
9.前記適応光学系は変形可能な光学素子を含む、実施形態7に記載のデバイス。
10.前記変形可能な光学素子は変形可能なミラーを含む、実施形態9に記載のデバイス。
11.前記着用可能な光学系は、異なる焦点面を形成するように構成される複数の導波路を含む導波路積層体を備える、実施形態1に記載のデバイス。
12.前記導波路積層体は、所望の波面を生成するように構成される、実施形態11に記載のデバイス。
13.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムであって、前記眼が、角膜、水晶体、及び網膜を有する、前記仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
波面を生成し、前記波面を前記着用者の眼に投影して前記眼の角膜及び水晶体を透過し、前記眼の網膜で反射して戻すように構成される少なくとも1つの光源及び着用可能な光学系と、
前記眼を透過する前記波面を測定して前記眼の異常を判断するように構成される収差計と、を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
【0030】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
超音波
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
前記着用者が観察可能な画像を形成するように構成されるディスプレイを含む拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと一体に設けられて、超音波を前記ユーザの眼に送波することにより超音波画像を生成する超音波トランスデューサを含む超音波生成部と、を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記着用可能な拡張現実システムは、生成された前記超音波画像に基づいて、前記眼の異常を検出するか、又は前記ユーザの眼の健康状態を監視するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
3.さらに、眼の異常を検出するパターン照合アルゴリズムを有するように構成される処理デバイスを備える、実施形態2に記載のデバイス。
4.前記超音波生成部は、超音波を前記ユーザのプロトコルに基づいて送出するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
5.さらに、前記画像を前記着用者の眼の特定部分に投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態1に記載のデバイス。
6.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態5に記載のデバイス。
7.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態6に記載のデバイス。
8.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態7に記載のデバイス。
9.さらに、前記画像を前記着用者の前記眼内に形成する光源を備え、前記光源はファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態1に記載のデバイス。
10.前記ディスプレイは、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる焦点面に投影するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
11.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態10に記載のデバイス。
12.前記超音波生成部は、超音波エネルギーを前記眼に送信して超音波エネルギーを前記眼から受信するように構成されるプローブを備える、実施形態1から11のいずれかに記載のデバイス。
13.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
前記着用者が観察可能な画像を形成するように構成されるディスプレイを含む拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
前記拡張現実頭部装着型眼科用システムに接続されて、超音波を前記ユーザの眼に送波することにより超音波画像を生成して、前記眼の異常を検出することができる超音波トランスデューサを含む超音波生成部と、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記超音波に対する前記ユーザの眼の応答を測定して眼の異常を検出するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
14.前記異常は網膜剥離を含む、実施形態13に記載のデバイス。
15.さらに、前記画像を前記着用者の眼の特定部分に投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態13に記載のデバイス。
16.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態13に記載のデバイス。
17.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態16に記載のデバイス。
18.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態17に記載のデバイス。
19.さらに、前記画像を前記着用者の前記眼内に形成する光源を備え、前記光源はファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態13に記載のデバイス。
20.前記ディスプレイは、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる焦点面に投影するように構成される、実施形態13に記載のデバイス。
21.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態20に記載のデバイス。
22.前記超音波生成部は、超音波エネルギーを前記眼に送信して超音波エネルギーを前記眼から受信するように構成されるプローブを備える、実施形態13から21に記載のデバイス。
23.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムに接続されて、超音波を前記ユーザの眼に送波することにより超音波画像を生成する超音波トランスデューサを含む超音波生成部と、を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
24.前記眼の異常を生成された前記超音波画像に基づいて検出するように構成される、実施形態21に記載のデバイス。
25.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムに接続されて、超音波を前記ユーザの眼に送波することにより超音波画像を生成して前記眼の異常を検出することができる超音波トランスデューサを含む超音波生成部と、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記超音波に対する前記ユーザの眼の応答を測定するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
26.前記眼の異常を測定された前記応答に基づいて検出するように構成される、実施形態22に記載のデバイス。
27.前記デバイスは、聴診を行なうように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
28.前記デバイスは、超音波エネルギーを前記眼に可聴周波数範囲で送信するか、又は前記眼から可聴周波数範囲で受信するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
【0031】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
電気眼球図記録法(EOG)、脳波記録法(EEG)、網膜電図写真(ERG)
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
ディスプレイを含む拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
前記眼の周りに配置されるように構成される複数の電極と、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記網膜の静止電位(resting electrical potential:安静電位)を測定及び比較するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記電極は、電気眼球図記録(EOG)センサを備える、実施形態1に記載のデバイス。
3.さらに、脳波記録法(EEG)センサを備える、実施形態2に記載のデバイス。
4.さらに、前記眼を蛍光撮像するように構成されるカメラを備える、実施形態1に記載のデバイス。
5.さらに、前記画像を前記着用者の眼の特定部分に投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態1に記載のデバイス。
6.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態6に記載のデバイス。
7.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態7に記載のデバイス。
8.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を、前記眼の角膜形状に基づいて変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態8に記載のデバイス。
9.前記光源はファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態1に記載のデバイス。
10.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる焦点面に投影するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
11.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態11に記載のデバイス。
12.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
ディスプレイを含む拡張現実ディスプレイプラットフォームを備える拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
脳活動のマップを作成するように構成される複数の脳波記録(EEG)センサと、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記着用者の脳の異常活動又はパターンを検出するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
13.さらに、前記画像を前記着用者の眼の特定部分に投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態12に記載のデバイス。
14.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態13に記載のデバイス。
15.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態14に記載のデバイス。
16.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を、前記眼の角膜形状に基づいて変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態15に記載のデバイス。
17.前記光源はファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態12に記載のデバイス。
18.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる焦点面に投影するように構成される、実施形態12に記載のデバイス。
19.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態18に記載のデバイス。
20.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
前記眼の周りに配置されるように構成される複数の電極と、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記網膜の静止電位を測定及び比較するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
21.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
脳活動のマップを作成するように構成される複数の脳波記録(EEG)センサと、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記着用者の脳の異常活動又はパターンを検出するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
22.前記電極は、前記着用者の眼の周りの前記拡張現実頭部装着型眼科用システムに配置される、実施形態1に記載のデバイス。
23.前記電極は、網膜電図写真(ERG)センサを備える、実施形態1又は20に記載のデバイス。
【0032】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
光療法
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記眼に向かって誘導される1つ以上の波長の光の量を検出し、前記眼に到達する前記1つ以上の波長の光の量を、検出した前記量に基づいて変更するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記頭部装着型システムは、前記眼に到達する1つ以上の波長の光の量を能動的に低減させるように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記頭部装着型システムは、1つ以上の波長の光の量を、前記光源から前記眼に投影される1つ以上の波長の光の量を低減させることにより、能動的に低減させるように構成される、実施形態2に記載のデバイス。
4.前記頭部装着型システムは:
命令(指示)を供給して、前記量の前記1つ以上の波長の光を前記光源から出力させ、
続いて、前記命令を変更することにより、前記光源から出力される前記1つ以上の波長の光の前記量を低減させるように構成される、実施形態3に記載のデバイス。
5.前記頭部装着型システムは:
前記着用者が観察する地上の少なくとも一部を遮蔽して、前記眼に地上から到達する1つ以上の波長の光の量を低減させるように構成され、
前記着用者が観察する地上のうち遮蔽される部分のサイズ及び位置は、前記1つ以上の波長の光の検出量に基づいて決定される、実施形態2に記載のデバイス。
6.さらに、前記頭部装着型システムに入射する前記1つ以上の波長の光の量を検出するように構成される1つ以上のセンサを備える、実施形態1に記載のデバイス。
7.前記1つ以上のセンサは、前記頭部装着型システムに取り付けられるカメラである、実施形態6に記載のデバイス。
8.前記1つ以上のセンサは、特定色の光の過度な露出を検出するように構成され、前記頭部装着型システムは、前記眼に到達する前記特定色の前記光の量を低減させるように構成される、実施形態6に記載のデバイス。
9.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記眼に到達する青色光を選択的に低減させるように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
10.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記眼に到達する前記1つ以上の波長の光の前記量を、前記検出量に基づいて、かつ1日のうちの時刻に基づいて変更するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
11.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記眼に到達する前記1つ以上の波長の光の前記量を、前記検出量に基づいて、かつカレンダー日付けに基づいて変更するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
12.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記眼に到達する前記1つ以上の波長の光の前記量を、前記検出量に基づいて、かつ現在の季節及び前記着用者の位置に基づいて変更するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
13.さらに、前記画像を前記着用者の眼の特定部分に投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態1に記載のデバイス。
14.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態13に記載のデバイス。
15.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態14に記載のデバイス。
16.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態15に記載のデバイス。
17.前記光源はファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態14に記載のデバイス。
18.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる焦点面に投影するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
19.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態18に記載のデバイス。
20.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記着用者の眼に入射する光スペクトルの一部の光を選択的に投影(selectively administer)するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
21.さらに、前記光スペクトルの一部の光に曝されている状態で検出を行なうように構成される1つ以上のセンサを備え、前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記光を、光に曝されている状態で検出を行なうことにより、選択的に強くするように構成される、実施形態20に記載のデバイス。
22.さらに、青色光が露出不足となる状態を検出するように構成される1つ以上のセンサを備える、実施形態20に記載のデバイス。
23.前記着用可能な拡張現実デバイスは、青色光を選択的に投影するように構成される、実施形態22に記載のデバイス。
24.前記光は、日光に対応する波長範囲を備える、実施形態20に記載のデバイス。
25.前記光は、フルスペクトル光に対応する波長範囲を備える、実施形態20に記載のデバイス。
26.さらに、前記着用者の眼に選択的に投影される光を供給するように構成される第2光源を備える、実施形態20に記載のデバイス。
27.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記着用者の眼に入射する所定範囲の波長の光を、治療プロトコルに基づいて選択的に投光するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
28.前記治療プロトコルでは、処方された量の光を周期的に投光する、実施形態27に記載のデバイス。
29.前記治療プロトコルでは、処方された量の光を継続的に投光する、実施形態27に記載のデバイス。
30.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記所定の波長範囲を1日のうちの時刻に基づいて変更するように構成される、実施形態27に記載のデバイス。
31.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記所定の波長範囲をカレンダー日付けに基づいて変更するように構成される、実施形態27に記載のデバイス。
32.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記所定の波長範囲を現在の季節及び/又は前記着用者の位置に基づいて変更するように構成される、実施形態27に記載のデバイス。
33.前記着用可能な拡張現実デバイスは、所定帯域のスペクトル光を前記着用者の眼に選択的に投影するように構成される、実施形態27に記載のデバイス。
34.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記治療プロトコルを:前記着用者の生理学的状態、前記着用者の気分、及び前記着用者の周りの周囲環境のうちの1つ以上に基づいて決定するように構成される、実施形態33に記載のデバイス。
35.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記治療プロトコルを、前記着用者による入力に基づいて決定するように構成される、実施形態33に記載のデバイス。
36.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記治療プロトコルを、前記着用者のうつ病の兆候、又は前記着用者の他の異常に基づいて決定するように構成される、実施形態33に記載のデバイス。
37.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、特定色の光を選択的に除去するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
38.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、所定のスペクトル帯域内の光の露出がアンダーとなる状態を検出し、所定帯域のスペクトル光を前記着用者の眼に選択的に投光するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
39.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、所定帯域のスペクトル光を前記着用者の眼に、治療プロトコルに基づいて選択的に投影するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
【0033】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
黄斑変性症(Macular Degeneration)
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
入力をユーザから受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記画像を前記着用者の眼の特定部分に投影し、前記画像に関する応答を検出して、前記眼の当該部分の健康状態を判断するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む頭部装着型ディスプレイと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
入力をユーザから受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記画像を前記着用者の眼の特定部分に投影し、前記画像に関する応答を検出して、前記眼の当該部分の健康状態を判断するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
3.着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
入力をユーザから受信するように構成されるユーザインターフェースと、
前記光源から、前記眼に誘導される光を受光するように構成される適応光学素子と、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記画像に関する応答を検出して、前記眼の当該部分の健康状態を判断するように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
4.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態3に記載のデバイス。
5.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態4に記載のデバイス。
6.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態5に記載のデバイス。
7.着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
頭部装着型ディスプレイシステムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
入力をユーザから受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能なディスプレイデバイスは、前記画像を前記着用者の眼の特定部分に投影し、前記画像に関する応答を検出して、前記眼の当該部分の健康状態を判断するように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
8.着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
頭部装着型ディスプレイシステムと、
光を前記着用者の片方の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
複数の導波路を含む導波路積層体と、
入力をユーザから受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能なディスプレイデバイスは、前記画像を前記着用者の眼の特定部分に投影し、前記画像に関する応答を検出して、前記眼の当該部分の健康状態を判断するように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
9.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態8に記載のデバイス。
10.前記頭部装着型ディスプレイシステムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される拡張現実頭部装着型眼科用システムを備える、実施形態8に記載のデバイス。
11.前記着用可能なデバイスは、前記画像を前記着用者の眼の別の部分に投影し、前記画像に関する応答を検出して、前記眼の当該部分の健康状態を判断するように構成される、実施形態1から10のいずれかに記載のデバイス。
12.前記着用可能なデバイスは、第1画像及び第2画像を前記着用者の眼の同じ部分に投影し、各画像に関する応答を検出して、第1応答を第2応答と比較して、前記眼の当該部分の健康状態を判断するように構成される、実施形態1から10のいずれかに記載のデバイス。
13.前記第1画像に現れる少なくとも1つの色相は、前記第2画像に現れる少なくとも1つの色相とは異なる、実施形態12に記載のデバイス。
14.前記着用可能な拡張現実デバイスは、色感度が低下した領域を、前記眼の検査対象とする部位に基づいて特定するように構成される、実施形態13に記載のデバイス。
15.前記着用可能な拡張現実デバイスは、黄斑変性の位置を前記眼の検査対象とする部位に基づいて判断するように構成される、実施形態11に記載のデバイス。
16.黄斑変性の前記位置の判断はさらに、前記着用者の眼の網膜を撮像することにより行なわれる、実施形態15に記載のデバイス。
17.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記着用者の眼の異常を、前記眼の検査対象とする部位に基づいて特定するように構成される、実施形態11に記載のデバイス。
18.前記眼の一部の健康状態の前記判断は、リアルタイムに行なわれる、実施形態11に記載のデバイス。
19.前記着用可能な拡張現実デバイスはさらに、前記投影画像及び前記検出応答に関するデータを格納するように構成され、前記眼の一部の健康状態の前記判断は、後の時点で、前記格納データに基づいて行なわれる、実施形態11に記載のデバイス。
20.前記着用可能な拡張現実デバイスはさらに、前記格納データを送信するように構成され、前記眼の一部の健康状態の前記判断は、前記送信データに基づいて遠く離れた場所で行なわれる、実施形態19に記載のデバイス。
21.応答の検出では、入力を前記ユーザから前記ユーザインターフェースを介して受信する、実施形態1から10のいずれかに記載のデバイス。
22.応答の検出では、前記着用者の眼の動きを検出する、実施形態1から10のいずれかに記載のデバイス。
23.前記着用者の眼の前記動きは、前記画像に対する自発的応答である、実施形態22に記載のデバイス。
24.前記着用者の眼の前記動きは、前記画像に対する無意識な応答である、実施形態23に記載のデバイス。
25.さらに、前記画像を前記着用者の前記眼内に形成するディスプレイを備える、実施形態1から10のいずれかに記載のデバイス。
26.前記ディスプレイはファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態25に記載のデバイス。
27.前記ディスプレイはさらに、導波路積層体を含む、実施形態25又は26に記載のデバイス。
28.前記ディスプレイは、画像を複数の深度面に形成するように構成される、実施形態25,26,又は27に記載のデバイス。
29.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記着用可能なデバイスは、画像の画素を健康な細胞に選択的に投影するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
30.着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
頭部装着型ディスプレイシステムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、前記光源はファイバ走査ディスプレイを含み、
前記光源は、画像の画素を健康な細胞に選択的に投影するように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
31.着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
頭部装着型ディスプレイシステムと、
光を前記着用者の一方の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
複数の導波路を含む導波路積層体と、を備え、
前記着用可能なディスプレイデバイスは、画像の画素を健康な細胞に選択的に投影するように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
32.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態31に記載のデバイス。
33.前記頭部装着型ディスプレイシステムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される拡張現実頭部装着型眼科用システムを備える、実施形態31に記載のデバイス。
34.前記着用可能なデバイスは、画像の画素を、網膜の周辺の健康な細胞に選択的に投影するように構成される、実施形態29から33のいずれかに記載のデバイス。
35.前記着用可能なデバイスは、前記画像の一部を、健康な細胞に選択的に投影するように構成される、実施形態29から33のいずれかに記載のデバイス。
36.前記着用可能なデバイスは、前記眼に投影される光を変更するように構成される、実施形態29から33のいずれかに記載のデバイス。
37.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素を拡大するか、又は高輝度にするように構成される、実施形態36に記載のデバイス。
38.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む頭部装着型ディスプレイと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記着用可能なデバイスは、画像の画素を健康な細胞に選択的に投影するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
39.前記着用可能なデバイスは、画像の画素を、網膜の周辺の健康な細胞に選択的に投影するように構成される、実施形態38に記載のデバイス。
40.前記着用可能なデバイスは、前記画像の一部を、健康な細胞に選択的に投影するように構成される、実施形態38に記載のデバイス。
41.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む頭部装着型ディスプレイと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、を備え、
前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される光を変更するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
42.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素を拡大するように構成される、実施形態41に記載のデバイス。
43.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素の明度を増加させる、又は減少させるように構成される、実施形態41に記載のデバイス。
44.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素のコントラストを増加させるか、又は減少させるように構成される、実施形態41に記載のデバイス。
45.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素の色相を変更するように構成される、実施形態41に記載のデバイス。
46.前記着用可能なデバイスは、前記眼の前記損傷領域に投影されるときに感度が低下していると判断される特定の波長に対応して投影される光を変更するように構成される、実施形態41に記載のデバイス。
47.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素を拡大するように構成される、実施形態46に記載のデバイス。
48.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素の明度を増加させるように構成される、実施形態46に記載のデバイス。
49.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素のコントラストを増加させるように構成される、実施形態46に記載のデバイス。
50.着用者により使用されるように構成される着用可能なディスプレイデバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に誘導して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
光を前記光源から受光するように構成される適応光学素子と、を備え、
前記着用可能なデバイスは、画像の画素を健康な細胞に選択的に投影するように構成される、着用可能なディスプレイデバイス。
51.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態50に記載のデバイス。
52.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態50に記載のデバイス。
53.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態52に記載のデバイス。
54.前記着用可能なデバイスは、画像の画素を健康な細胞に選択的に投影するように構成される、実施形態1から28のいずれかに記載のデバイス。
55.前記着用可能なデバイスは、画像の画素を、網膜の周辺の健康な細胞に選択的に投影するように構成される、実施形態53に記載のデバイス。
56.前記光源は、前記画像の一部分を健康な細胞に選択的に投影するように構成される、実施形態53に記載のデバイス。
57.前記着用可能なデバイスは、前記眼に投影される光を変更するように構成される、実施形態1から23のいずれかに記載のデバイス。
58.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素を拡大するように構成される、実施形態56に記載のデバイス。
59.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素のコントラストを増加させるように構成される、実施形態56に記載のデバイス。
60.前記着用可能なデバイスは、前記眼の前記損傷領域に投影されるときに感度が低下していると判断される特定の波長に対応して投影される光を変更するように構成される、実施形態56に記載のデバイス。
61.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素を拡大するように構成される、実施形態59に記載のデバイス。
62.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素の明度を増加させるように構成される、実施形態59に記載のデバイス。
63.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される画像の画素のコントラストを増加させるように構成される、実施形態59に記載のデバイス。
64.前記複数の深度面は、少なくとも10センチメートル離れている、実施形態28に記載のデバイス。
65.前記複数の深度面は、少なくとも3つの深度面を含む、実施形態28又は63に記載のデバイス。
66.前記着用可能なデバイスは、前記眼の損傷領域に投影される周期的な画像の空間周波数を増加させるか、又は低減させるように構成される、実施形態37に記載のデバイス。
【0034】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
コントラスト検査
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
入力をユーザから受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記画像を前記着用者に投影し、前記画像に関する応答を検出して、前記着用者のコントラスト感度を判別するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む頭部装着型ディスプレイと、
光を前記着用者の眼に投影して画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
入力をユーザから受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記画像を前記着用者に投影し、前記画像に関する応答を検出して、前記着用者のコントラスト感度を判別するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
3.前記画像は、異なるコントラスト度を有する複数の領域を含む、実施形態1又は2に記載のデバイス。
4.前記画像は正弦波グレーティング(sine-wave grating)を含む、実施形態3に記載のデバイス。
5.前記画像は、異なるコントラスト度で投影される複数の文字又は数字を含む、実施形態3に記載のデバイス。
6.前記画像は、ペリ=ロブソン表(Pelli−Robson chart)を含む、実施形態5に記載のデバイス。
7.前記着用可能なデバイスは、文字、数字、又は形状が前記着用者に見えていることを示す応答を前記着用者から検出するように構成される、実施形態5に記載のデバイス。
8.前記光源は、複数の画像を前記着用者に連続して投影するように構成される、実施形態1又は2に記載のデバイス。
9.前記複数の画像の各画像は、前記複数の画像の少なくとも1つの他の画像とコントラストが異なる、実施形態8に記載のデバイス。
10.前記着用可能なデバイスは、前記着用者が前記画像内のコントラスト形状を判別することができることを示す応答を前記着用者から検出するように構成される、実施形態9に記載のデバイス。
11.前記光源は、前記画像のコントラストを経時的に減少させるように構成される、実施形態1又は2に記載のデバイス。
12.前記着用可能なデバイスは、前記着用者が前記画像のコントラスト形状を判別することができない時点を示す応答を前記着用者から検出するように構成される、実施形態11に記載のデバイス。
13.さらに、前記画像を前記着用者の眼内に形成するディスプレイを備える、実施形態1から12のいずれかに記載のデバイス。
14.前記ディスプレイはファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態13に記載のデバイス。
15.前記ディスプレイはさらに、導波路積層体を含む、実施形態13又は14に記載のデバイス。
16.前記ディスプレイは、画像を複数の深度面に形成するように構成される、実施形態10から12のいずれかに記載のデバイス。
17.前記着用可能なデバイスは、複数回のコントラスト感度測定を行なって、これらの結果の比較を行なうように構成される、実施形態1から16のいずれかに記載のデバイス。
【0035】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
視野
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
光を前記着用者の眼に投影して動く画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
入力をユーザから受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記画像を前記着用者の視野の周辺の特定部分に投影し、前記画像に関する応答を検出して、前記視野の当該部分の健康を判断するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記ディスプレイデバイスは:
仮想現実ディスプレイプラットフォームを含む頭部装着型ディスプレイと、
光を前記着用者の眼に投影して動く画像を前記眼内に形成するように構成される光源と、
入力をユーザから受信するように構成されるユーザインターフェースと、を備え、
前記着用可能な仮想現実デバイスは、前記画像を前記着用者の視野の周辺の特定部分に投影し、前記画像に関する応答を検出して、前記視野の当該部分の健康を判断するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
3.前記動く画像は、前記着用者の視野の周辺から前記着用者の視野の中心に向かって移動する、実施形態1又は2に記載のデバイス。
4.前記着用可能なデバイスは、前記画像が前記着用者に見えるようになる時点を示す応答を前記着用者から検出するように構成される、実施形態3に記載のデバイス。
5.前記着用可能なデバイスは、前記画像について観察される特徴に関する応答を前記着用者から検出するように構成される、実施形態3に記載のデバイス。
6.前記光源はさらに、前記着用者の眼に近づいている物体の画像を投影するように構成される、実施形態3に記載のデバイス。
7.さらに、前記画像を前記着用者の眼内に形成するディスプレイを備える、実施形態1から6のいずれかに記載のデバイス。
8.前記ディスプレイは、ファイバ走査ディスプレイを含む、実施形態7に記載のデバイス。
9.前記ディスプレイはさらに、導波路積層体を含む、実施形態7又は8に記載のデバイス。
10.前記ディスプレイは、画像を複数の深度面に形成するように構成される、実施形態7から9のいずれかに記載のデバイス。
11.前記デバイスは、視覚情報、音情報、又は触覚情報を前記着用者に、前記着用者の視野障害の危険性を検出することにより供給するように構成される、実施形態1〜10のいずれかに記載のデバイス。
【0036】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
レーザ治療
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムであって、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムが、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成される、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムと、
レーザ治療を前記着用者の眼に対して実施するように構成されるレーザと、を備える、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記デバイスは、所定の強度、波長、及び期間のレーザ光を前記眼に誘導して、眼組織を修復するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記レーザは、異常血管の成長を抑制するか、又は異常血管を閉塞するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
4.前記レーザは、フルレーザ光凝固術を施すように構成される、実施形態3に記載のデバイス。
5.前記レーザは、湿潤加齢性黄斑変性症を治療するように構成される、実施形態3に記載のデバイス。
6.さらに、光増感剤を前記眼に注入するように構成されるモジュールを備え、前記レーザは、光増感剤を活性化するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
7.前記着用可能な拡張現実デバイスは、前記レーザによる光に露出される領域を決定するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
8.前記着用可能な拡張現実デバイスは、露出される前記領域を、前記眼の網膜及び周囲組織を撮像し、脈絡膜血管新生の発症を判断することにより決定するように構成される、実施形態7に記載のデバイス。
9.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者を前記レーザによる光に露出させる前に、命令(instructions)を前記着用者に供給するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
10.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記画像を前記着用者に対して、前記レーザ治療の一部として表示するように構成される、実施形態9に記載のデバイス。
11.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者を前記レーザによる光に露出させる前に、命令を前記着用者に対して表示するように構成される、実施形態10に記載のデバイス。
12.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者を前記レーザによる光に露出させている間に、前記着用者の眼の向きを所望の方向に設定するように構成され、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記眼の向きを、物体を前記着用者の眼に対して表示して眼の焦点を前記物体に合わせることにより設定するように構成される、実施形態9に記載のデバイス。
13.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、動く画像を前記レーザ治療の一部として表示するように構成される、実施形態9に記載のデバイス。
14.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者を前記レーザによる光に露出させた後に、命令を前記着用者に供給するように構成される、実施形態9に記載のデバイス。
15.前記命令は、眼瞼を設定期間に亘って閉じること、及び設定回数だけまばたきすること、のうちの1つ以上を行なわせる命令を含む、実施形態14に記載のデバイス。
16.前記レーザは、前記眼科用システムのフレームに装着される、実施形態1に記載のデバイス。
17.さらに、画像を前記着用者の眼の特定部分に投影するように構成される適応光学素子を備える、実施形態1に記載のデバイス。
18.前記適応光学素子は焦点可変素子を含む、実施形態17に記載のデバイス。
19.前記焦点可変素子は薄膜ミラーを含む、実施形態18に記載のデバイス。
20.さらに:
前記薄膜ミラーに接続される1つ以上の電極と、
前記1つ以上の電極を選択的に制御して前記薄膜ミラーの形状を変更するように構成される制御システムと、を備える、実施形態19に記載のデバイス。
21.さらに、光を出力して画像を前記着用者の眼内に形成するファイバ走査ディスプレイを備える、実施形態1に記載のデバイス。
22.さらに、複数の導波路を含む導波路積層体を備え、異なる導波路は、光を異なる焦点面に投影するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
23.前記導波路積層体はさらに、1つ以上のレンズを含む、実施形態22に記載のデバイス。
24.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムと、
レーザ治療を前記着用者の眼に対して選択的に実施するように構成されるレーザと、を備える、着用可能な仮想現実デバイス。
25.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記頭部装着型眼科用システムの前方の地上からの光であって、眼に透過させると、地上の画像が前記着用者の眼内に形成されることになる地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させないように構成される、実施形態24に記載のデバイス。
【0037】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
薬剤投与
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、
前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、薬剤を前記着用者の眼に投与するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記薬剤を前記着用者の眼に治療プロトコルに基づいて投与するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記薬剤を投与しながら警告を前記着用者に出すように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
4.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記薬剤を投与しながら警告を前記着用者に出して眼を開いたままの状態にするように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
5.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記薬剤を投与しながら警告を前記着用者に出して眼の焦点を視標体に合わせるように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
6.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記薬剤を光療法又はレーザ治療の一部として投与するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
7.前記薬剤は、光療法又はレーザ治療に使用される光の波長に感光性がある、実施形態6に記載のデバイス。
8.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、
前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、液体を前記着用者の眼に送液するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
9.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、噴霧状液体又は霧状液体を前記眼に送液するように構成される、実施形態8に記載のデバイス。
10.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記液体の液滴を前記眼に滴下するように構成される、実施形態8に記載のデバイス。
11.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記液体流を前記眼に供給するように構成される、実施形態8に記載のデバイス。
12.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、生理食塩水を前記着用者の眼に送液するように構成される、実施形態8に記載のデバイス。
13.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記眼が乾燥していることを検出して、前記眼が乾燥しているときに生理食塩水を送液するように構成される、実施形態12に記載のデバイス。
14.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、眼が赤くなっているか、又は眼が充血していることを検出し、眼が赤くなっている、又は眼が充血していることを検出すると、生理食塩水を送液するように構成される、実施形態12に記載のデバイス。
15.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムはさらに、前記着用者の体温、前記眼に対する液状薬剤又は粉末薬剤の直前の投与から経過した時間の長さ、周囲雰囲気の湿度、眼上の異物の存在、眼内の化学性刺激物の存在、及び/若しくは花粉数又は微粒子数のうちの1つ以上を測定する1つ以上のセンサを備える、実施形態8に記載のデバイス。
16.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記液体を前記眼に、閾値を上回る前記1つ以上のセンサの1つ以上の測定値に基づいて送液するように構成される、実施形態15に記載のデバイス。
17.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、十分な量の液体を送液して、前記眼を洗浄するように構成される、実施形態15に記載のデバイス。
18.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、薬剤を前記着用者の眼に投与するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
19.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記頭部装着型眼科用システムの前方の地上からの光であって、眼に透過させると、地上の画像が前記着用者の眼内に形成されることになる地上からの光を、前記頭部装着型眼科用システムを着用している前記着用者の眼に透過させないように構成される実施形態18に記載のデバイス。
20.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、生理食塩水を前記着用者の眼に送液するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
21.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記頭部装着型眼科用システムの前方の地上からの光であって、眼に透過させると、地上の画像が前記着用者の眼内に形成されることになる地上からの光を、前記頭部装着型眼科用システムを着用している前記着用者の眼に透過させないように構成される、実施形態20に記載のデバイス。
【0038】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
他の治療のプラットフォーム
1.着用者により使用されるように構成される着用可能な拡張現実デバイスであって、前記デバイスは:
拡張現実ディスプレイプラットフォームを含む拡張現実頭部装着型眼科用システムを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している着用者の眼に透過させるように構成され、
前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、光療法以外の治療を前記着用者に対して実施するように構成される、着用可能な拡張現実デバイス。
2.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、振動治療を行なうように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
3.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記着用者の顔又は頭をマッサージするように構成される、実施形態2に記載のデバイス。
4.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムはさらに、前記着用者にマッサージ中に触れるように構成される接触面を有するアクチュエータを備える、実施形態3に記載のデバイス。
5.前記アクチュエータは、圧電アクチュエータ、偏心カム、偏心回転質量(ERM)振動モータ、及びリニア共振アクチュエータ(LNA)からなるグループから選択される、実施形態5に記載のデバイス。
6.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムはさらに、超音波治療を行なうように構成されるスピーカを備える、実施形態2に記載のデバイス。
7.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、両耳性うなりを生み出すように構成される、実施形態6に記載のデバイス。
8.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、音波を前記眼に誘導するように構成される、実施形態6に記載のデバイス。
9.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、高温度治療を前記着用者に対して行なうように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
10.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムはさらに、冷却器を備える、実施形態9に記載のデバイス。
11.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記冷却器で冷却される冷気を前記着用者に送風するように構成される、実施形態9に記載のデバイス。
12.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムはさらに、加熱器を備える、実施形態9に記載のデバイス。
13.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記加熱器で加熱される加熱空気を前記眼に送風するように構成される、実施形態9に記載のデバイス。
14.さらに、EEGセンサを備え、前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記治療を、前記EEGセンサで測定される前記着用者の生理学的状態に基づいて実施するように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
15.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、前記治療を実施しながら警告を前記着用者に出すように構成される、実施形態1に記載のデバイス。
16.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、警告を前記着用者に出して、治療を実施しながら眼を開いたままの状態にするように構成される、実施形態15に記載のデバイス。
17.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、警告を前記着用者に出して、治療を実施しながら眼の焦点を視標体に合わせるように構成される、実施形態15に記載のデバイス。
18.前記拡張現実頭部装着型眼科用システムは、空気を前記眼に治療中に誘導するように構成される、実施形態15に記載のデバイス。
19.着用者により使用されるように構成される着用可能な仮想現実デバイスであって、前記デバイスは:
画像を前記着用者の眼に対して表示するディスプレイを含む仮想現実ディスプレイプラットフォームを備える仮想現実頭部装着型眼科用システムを備え、
前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、光療法以外の治療を前記着用者の眼に対して実施するように構成される、着用可能な仮想現実デバイス。
20.前記仮想現実頭部装着型眼科用システムは、前記頭部装着型システムの前方の地上からの光であって、眼に透過させると、地上の画像が前記着用者の眼内に形成されることになる地上からの光を、前記頭部装着型システムを着用している前記着用者の眼に透過させないように構成される、実施形態19に記載のデバイス。
【0039】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
外向きカメラ
1.着用可能なディスプレイシステムであって、前記ディスプレイシステムは:
頭部装着型ディスプレイと、
前記頭部装着型ディスプレイの着用者の周りの地上の画像を撮影するように構成される少なくとも1つの外向きカメラと、を備え、
前記ディスプレイシステムは、前記地上の画像を処理し、再レンダリングされた画像を前記頭部装着型ディスプレイから前記着用者の眼に投影するように構成される、着用可能なディスプレイシステム。
2.前記ディスプレイシステムは、前記地上の画像を、前記着用者の既知の眼球状態に少なくとも部分的に基づいて再レンダリングするように構成される、実施形態1に記載の着用可能なディスプレイシステム。
3.前記ディスプレイシステムは、前記地上の画像を、前記画像の少なくとも一部の色相を変更することにより再レンダリングするように構成される、実施形態1に記載の着用可能なディスプレイシステム。
4.前記ディスプレイシステムは、前記地上の画像を、前記画像の少なくとも一部の色をシフトさせることにより再レンダリングするように構成される、実施形態3に記載の着用可能なディスプレイシステム。
5.前記ディスプレイシステムは、前記地上の画像を、前記画像の少なくとも一部の明度を変更することにより再レンダリングするように構成される、実施形態1に記載の着用可能なディスプレイシステム。
6.前記ディスプレイシステムは、前記画像の一部を、前記着用者の網膜の健康な細胞及び不健康な細胞の分布に基づいて変更することにより、前記地上の画像を再レンダリングするように構成される、実施形態1に記載の着用可能なディスプレイシステム。
7.前記ディスプレイシステムは、前記地上の画像を、前記画像の少なくとも一部の波面を変更することにより再レンダリングするように構成される、実施形態1に記載の着用可能なディスプレイシステム。
8.前記ディスプレイシステムは、前記地上の画像を、前記画像の少なくとも一部を拡大することにより再レンダリングするように構成される、実施形態1に記載の着用可能なディスプレイシステム。
9.前記ディスプレイシステムは、前記地上の画像を、前記画像の少なくとも一部の彩度を変更することにより再レンダリングするように構成される、実施形態1に記載の着用可能なディスプレイシステム。
10.前記ディスプレイシステムは、前記地上の画像を、前記画像の少なくとも一部の空間周波数を変更することにより再レンダリングするように構成される、実施形態1に記載の着用可能なディスプレイシステム。
11.前記頭部装着型ディスプレイは仮想現実ディスプレイを含む、実施形態1に記載の着用可能なディスプレイシステム。
12.前記頭部装着型ディスプレイは、地上からの光を前記着用者の眼に透過させるように構成される拡張現実ディスプレイデバイスを含む、実施形態1に記載の着用可能なディスプレイシステム。
13.前記頭部装着型ディスプレイはライトフィールドディスプレイ(light field display)を含む、実施形態1から12のいずれかに記載の着用可能なディスプレイシステム。
【0040】
以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態は、以下の節における“ADDITIONAL NUMBERED EMBODIMENTS”と題する番号付けされている追加の実施形態のリストが、ここに番号付けされている実施形態の直ぐ後に続くかの如く、繰り返され、ここに番号付けされている実施形態のリストに追加され、連結される。
番号付けされている追加の実施形態
【0041】
これらの追加の実施形態は、上の異なる節に提供される実施形態のリストに追加されることになり、異なる節として、これらには限定されないが:近視/遠視/乱視;老眼;斜視/弱視;高次収差;色収差;ホロプター;赤色反射;眼圧;ピンホールオクルーダ;初期W4LT検査;検影法;スリットランプ;色覚異常、検眼鏡/眼底鏡;共焦点顕微鏡検査/SLO;二光子顕微鏡検査;自動屈折器;OCT;収差計;超音波;電気眼球図記録法(EOG)、脳波記録法(EEG)、網膜電図写真(ERG);光療法;黄斑変性症;コントラスト検査;視野;レーザ治療;薬剤投与;他の治療のプラットフォーム;及び外向きカメラと題する節を挙げることができる。
【0042】
これらの追加の実施形態は、繰り返されて、上の異なる節の各節に提供される実施形態のリストに、以下に直ちに続くリストが、特定の節における実施形態のリストに続いているかの如くに連結される。さらに、以下に番号付けされている追加の実施形態は、本出願の請求項の全ての請求項に適用されると理解され、これらの実施形態に包含される主題を把握するために、“device of any of the above embodiments(上記実施形態のいずれかに記載のデバイス)”と記載しているのは、以下の請求項の全ての請求項がさらに参照されるべきであることと理解されたい。
1.前記デバイスはライトフィールドディスプレイを備える、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
2.前記デバイスは、画像を前記着用者の眼に、異なる深度面から投影するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
3.前記デバイスは、屈折率を持つ複数の光学素子を備えることにより、画像を異なる深度面から投影する、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
4.前記デバイスは、屈折率を持つ複数のレンズを備えることにより、画像を異なる深度面から投影する、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
5.前記デバイスは、時間多重化を使用して、画像を異なる深度面から投影して眼に入射させることにより、異なる深度面に対応する画像が異なる時点で投影されるように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
6.前記デバイスは、少なくとも1つの光線を走査パターンで前記着用者の眼に投影するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
7.前記デバイスは、少なくとも1つの光線を走査パターンで前記着用者の眼に投影することにより画像を形成するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
8.前記ディスプレイデバイスは、1〜25ミクロンの横方向寸法を有する少なくとも1つの光線を前記着用者の眼に投影するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
9.さらに、透過型適応光学素子を備える、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
10.さらに、透過型適応光学素子を備え、前記透過型適応光学素子は、位相を変調する適応光学レンズ又は空間光変調器を含む、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
11.さらに、変形可能なレンズを含む透過型適応光学素子を備える、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
12.さらに、変形可能な弾性レンズを含む変形可能なレンズを含む透過型適応光学素子を備える、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
13.前記デバイスは、前記デバイスにより所定の期間にわたって取得されるユーザに関するデータを追尾するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
14.前記デバイスはさらに、前記ユーザに出力光を供給するときに、又は前記ユーザに到達する制御光を供給するときに、前記デバイスにより実施されたこれまでの検査、検眼、又は手術の結果を明確にするように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
15.前記デバイスはさらに、前記ユーザに供給される出力光、又はユーザに到達するように供給される制御光を、前記デバイスにより実施されたこれまでの1回以上の検査、検眼、又は手術の結果に少なくとも部分的に基づいて変更するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
16.前記デバイスにより実施される前記検査、検眼、又は手術を、前記デバイスにより実施されたこれまでの検査、検眼、又は手術の結果に少なくとも部分的に基づいて初期化して新たに前記検査、検眼、又は手術を開始する、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
17.前記デバイスはゲーム機を含む、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
18.前記デバイスは娯楽機器を含む、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
19.前記デバイスはパーソナルディスプレイデバイスを含む、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
20.前記デバイスは計算ディスプレイデバイスを含む、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
21.前記デバイスは、映画を提示しながら検査、検眼、又は手術を実施するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
22.前記デバイスは、着用者がテレビゲームを実行しながら検査、検眼、又は手術を実施するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
23.前記デバイスは、映画を提示しながら検査結果を前記着用者の眼の測定値に少なくとも部分的に基づいて取得するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
24.前記デバイスは、テレビゲームを実行しながら検査結果を前記着用者の眼の測定値に少なくとも部分的に基づいて取得するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
25.前記デバイスは、映画を、前記映画の一部が様々な深度面から投影されるように投影し、検査、検眼、又は手術を前記着用者の眼に対して、前記様々な深度面から投影される前記映画の一部を観察するときの前記眼の測定値に基づいて実施するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
26.前記デバイスは、テレビゲームを前記テレビゲームの一部が様々な深度面から提示されるように提示し、検査、検眼、又は手術を前記着用者の眼に対して、前記様々な深度面から提示される前記テレビゲームを実行しているときの前記眼の測定値に基づいて実施するように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
27.前記デバイスは、検眼士、臨床医、又は医者が使用するように構成される医療システムである、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
28.前記検査、検眼、又は手術は、検眼士、臨床医、又は医者の診療所で実施されるか、又は病院、診療所、又は医療機関で実施される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
29.前記デバイスは、眼科診療を実施するように、又は眼科治療を実施するように構成される眼科用システムとして主として構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
30.前記デバイスは、屈折障害を判定するように、又は検眼を実施するように構成される眼科用システムとして主として構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
31.前記検査、検眼、又は手術は、前記デバイスにより1年に複数回実施される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
32.前記検査、検眼、又は手術は、前記デバイスにより1週間に複数回実施される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
33.前記検査、検眼、又は手術は、前記デバイスにより1日に複数回実施される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
34.前記検査、検眼、又は手術は、前記デバイスにより着用者の裁量で実施される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
35.前記検査、検眼、又は手術は、前記デバイスで前記着用者の眼の挙動を監視することにより取得される結果に少なくとも部分的に基づいて動的に計画されるか、又は推奨される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
36.検査、検眼、又は手術について計画される時刻は、前記デバイスで前記着用者の眼の挙動を監視した結果に少なくとも部分的に基づいて変更される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
37.前記デバイスは、前記デバイスが検査、検眼、又は手術を前記着用者に対して実施することになる旨の警告を出すように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
38.前記デバイスは、前記デバイスが、前記着用者に対する検査、検眼、又は手術を完了した旨の警告を出すように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
39.前記デバイスは、前記着用者の眼の挙動が目標とする挙動範囲から外れる場合に警告を前記着用者に出すように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
40.前記デバイスは、前記眼の挙動の特徴が、目標とする挙動範囲から外れる場合に、検査を推奨する旨の警告を出すように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
41.前記デバイスは、目標とする挙動範囲から外れる前記眼の挙動の特徴に関する情報を含む警告を出すように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
42.前記デバイスは、前記着用者に提示されて検査が推奨されることを示す音通知又は視覚通知を含む警告を出すように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
43.前記デバイスは、前記着用者に提示されていずれかの挙動の特徴が、目標とする挙動範囲から外れているかを示す音通知又は視覚通知を含む警告を出すように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
44.前記デバイスは:
前記眼鏡の周囲環境に関する情報を取得し、
前記着用者の生物学的特徴を測定し、
前記情報と測定した前記生物学的特徴の関係を求めるように構成される、上記実施形態のいずれかに記載のデバイス。
45.前記デバイスは、前記周囲環境に関する前記情報を、外向きカメラを使用して、前記眼鏡の外部の環境にある物体の画像を取得することにより取得するように構成され;前記デバイスは、取得した前記画像内の前記物体と測定した前記生物学的特徴の関係を求めるように構成される、実施形態44に記載のデバイス。
46.取得した前記画像内の前記物体は食物を含む、実施形態45に記載のデバイス。
47.前記生物学的特徴は、心拍数、又は血圧の傾向のうち少なくとも一方を含む、実施形態44から46のいずれかに記載のデバイス。
48.前記関係を格納して、求めた前記関係の履歴記録を蓄積する、実施形態44から47のいずれかに記載のデバイス。
49.前記デバイスは、前記周囲環境に関する前記情報を、前記着用者の位置を求めることにより取得するように構成され;前記情報により、前記位置の周囲環境の1種類以上の状態を特徴付ける、実施形態44から48のいずれかに記載のデバイス。
50.前記デバイスは、前記周囲環境に関する前記情報を、リモートデータリポジトリ(remote data repository)にアクセスすることにより取得するように構成される、実施形態44から49のいずれかに記載のデバイス。
51.前記情報は、花粉数、汚染、人口統計、環境有害物質、室内気候、大気環境状態、生活様式の統計データ、及び医療機関への近接度(proximity)のうちの1つ以上について記述している、実施形態44から50のいずれかに記載のデバイス。