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【文献】
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(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記リソースインデックスは、リソースインデックスホッピングパターン関数にしたがって、スロットごとに異なるか、またはサブフレームごとに異なるか、のうちの少なくとも1つであり、
前記リソースインデックスホッピング関数は、初期リソースインデックスに少なくとも部分的に依存する、請求項2に記載の方法。
拡散符号への前記リソースインデックスの値のマッピングに基づいて、前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するための拡散符号を決定することと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するとき、前記拡散符号を適用することと、
をさらに備える、請求項2に記載の方法。
前記周波数ホッピングパターンは、第1のサブフレームにおける前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するために使用すべき第1の周波数リソースを選択するために使用され、
前記ホッピングパターンは、第2のサブフレームにおける前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するために使用すべき第2の周波数リソースを選択するために使用される、
請求項1に記載の方法。
前記ホッピングパターンは、サブフレームの第1の部分における前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するために使用すべき第1の周波数リソースを選択するために使用され、
前記ホッピングパターンは、前記サブフレームの第2の部分における前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するために使用すべき第2の周波数リソースを選択するために使用される、
請求項1に記載の方法。
前記UEは、少なくとも前記第1のサブフレームまたはスロットの最後のシンボル、および/または少なくとも前記第2のサブフレームまたはスロットの最初のシンボル中にシンボルを送信しない、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[0025]本開示の態様は、マシンタイプコミュニケーション(MTC)デバイス、拡張型MTC(eMTC)デバイス等のような、限定された通信リソースをもつデバイスについてカバレッジを拡張するための技法および装置を提供する。該態様は、アップリンクマルチユーザ多重化のためのフレーム構造を容易にするための拡張を含む。eMTCデバイスについての設計課題が、狭帯域領域が複数のユーザを簡単にサポートするために十分な次元を有さない(たとえば、たった数個のRB)ことに少なくとも部分的に基づいて存在しうる。
【0014】
[0026]本明細書でより詳細に説明されることになるように、本開示の態様は、LTE numerologyと矛盾しないままでありながらユーザ容量を増加させ、ユーザ容量とデータレートの均衡を保つためにフレキシブルな拡散率(spending factor)調節を提供し、eNBスケジューリングでトラッキングループを改善し、ユーザ間に直交性を提供し、データレートまたはトランスポートブロックサイズを低減することなくユーザ容量を改善しうる。
【0015】
[0027]本明細書で説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワーク等のような、様々なワイヤレス通信ネットワークに使用されうる。「ネットワーク」および「システム」という用語は度々、交換可能に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000等のような無線技術を実装しうる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))、時分割同期CDMA(TD−SCDMA)、およびCDMAの他の変形を含む。cdma2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術を実装しうる。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実装しうる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケ―ションシステム(UMTS)の一部である。周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方における、3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTE−アドバンスド(LTE−A)は、ダウンリンク上ではOFDMAを、およびアップリンク上ではSC−FDMAを用いる、E−UTRAを使用するUMTSの新たなリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の団体による文書において説明されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の団体による文書において説明されている。本明細書で説明される技法は、上で言及されたワイヤレスネットワークおよび無線技術、それに加えて他のワイヤレスネットワークおよび無線技術に使用されうる。明瞭さのために、該技法のある特定の態様は、LTE/LTE−Aについて以下で説明され、LTE/LTE−Aの専門用語が、以下の説明の大部分で使用される。LTEおよびLTE−Aは、概してLTEと称される。
【0016】
例となるワイヤレス通信システム
[0028]
図1は、本開示の態様が実施されうる、基地局(BS)およびユーザ機器(UE)をもつ例となるワイヤレス通信ネットワーク100を例示している。
【0017】
[0029]たとえば、UEおよびBSは、たとえば、より広いシステム帯域幅の少なくとも1つの狭帯域領域におけるマルチユーザアップリンク多重化をサポートするフレーム構造を使用して、ネットワーク100において動作しうる。
【0018】
[0030]ワイヤレス通信ネットワーク100は、LTEネットワークまたは何らかの他のワイヤレスネットワークでありうる。ワイヤレス通信ネットワーク100は、多数の発展型ノードB(eNB)110および他のネットワークエンティティを含みうる。eNBは、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、基地局、ノードB、アクセスポイント(AP)等とも称されうる。各eNBは、特定の地理的エリアのための通信カバレッジを提供しうる。3GPPでは、「セル」という用語は、該用語が使用されるコンテキストに応じて、eNBのカバレッジエリアおよび/またはこのカバレッジエリアにサービス提供するeNBサブシステムを指しうる。
【0019】
[0031]eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルのための通信カバレッジを提供しうる。マクロセルは、比較的大規模な地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にしうる。ピコセルは、比較的小規模な地理的エリアをカバーし得、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にしうる。フェムトセルは、比較的小規模な地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとのアソシエーションを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE)による制限付きアクセスを可能にしうる。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと称されうる。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと称されうる。フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNB(HeNB)と称されうる。
図1において図示されている例では、eNB110aは、マクロセル102aのためのマクロeNBであり得、eNB110bは、ピコセル102bのためのピコeNBであり得、eNB110cは、フェムトセル102cのためのフェムトeNBでありうる。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、3つの)セルをサポートしうる。「eNB」、「基地局」、および「セル」という用語は、本明細書では交換可能に使用されうる。
【0020】
[0032]ワイヤレス通信ネットワーク100は、中継局も含みうる。中継局は、アップストリーム局(たとえば、eNBまたはUE)からのデータの送信を受信し、該データの送信をダウンストリーム局(たとえば、UEまたはeNB)に送りうるエンティティである。中継局は、他のUEのための送信を中継しうるUEでもありうる。
図1において図示されている例では、中継(局)eNB110dは、マクロeNB110aおよびUE120dと、eNB110aとUE120dとの間の通信を容易にするために通信しうる。中継局は、中継eNB、中継基地局、中継器(relay)等とも称されうる。
【0021】
[0033]ワイヤレス通信ネットワーク100は、異なるタイプのeNB、たとえば、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、中継eNB等を含む異種ネットワークでありうる。これらの異なるタイプのeNBは、ワイヤレス通信ネットワーク100において、異なる送信電力レベル、異なるカバレッジエリア、および干渉に対する異なる影響を有しうる。たとえば、マクロeNBが高い送信電力レベル(たとえば、5〜40W)を有しうる一方で、ピコeNB、フェムトeNB、および中継eNBは、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1〜2W)を有しうる。
【0022】
[0034]ネットワークコントローラ130は、eNBのセットに結合し得、これらのeNBのための調整(coordination)および制御を提供しうる。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してeNBと通信しうる。eNBもまた、たとえば、直接的に、またはワイヤレスもしくはワイヤラインバックホールを介して間接的に、互いに通信しうる。
【0023】
[0035]UE120(たとえば、120a、120b、120c)は、ワイヤレス通信ネットワーク100全体にわたって分散され得、各UEは、固定式(stationary)または移動式(mobile)でありうる。UEは、アクセス端末、端末、モバイル局(MS)、加入者ユニット、局(STA)等とも称されうる。UEは、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、スマートフォン、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック等でありうる。
【0024】
[0036]ワイヤレス通信ネットワーク100(たとえば、LTEネットワーク)における1つまたは複数のUE120は、たとえば、MTC UE、eMTC UE等のような低コスト(LC)、低データレートデバイスでもありうる。該UEは、LTEネットワークにおいてレガシおよび/またはアドバンスドUEと共存し得、ワイヤレスネットワークにおける他のUE(たとえば、非LC UE)と比較されると限定されている1つまたは複数の能力を有しうる。たとえば、LTEネットワークにおけるレガシおよび/またはアドバンスドUEと比較されると、LC UEは、以下:(レガシUEと比べた)最大帯域幅の低減、単一の受信無線周波数(RF)チェーン、ピークレートの低減、送信電力の低減、ランク1送信、半二重動作(half duplex operation)等、のうちの1つまたは複数で動作しうる。MTCデバイス、eMTCデバイス等のような限定された通信リソースをもつデバイスは、概してLC UEと称されうる。同様に、(たとえば、LTEにおける)レガシおよび/またはアドバンスドUEのようなレガシデバイスは、概して非LC UEと称されうる。
【0025】
[0037]
図2は、BS/eNB110およびUE120の設計のブロック図であり、これらは、それぞれ
図1におけるBS/eNB110のうちの1つおよびUE120のうちの1つでありうる。
【0026】
[0038]BS110では、送信プロセッサ220が、1つまたは複数のUEのためにデータソース212からデータを受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に基づいて、UEごとの1つまたは複数の変調およびコーディングスキーム(MCS)を選択し、UEごとのデータを、該UEのために選択されたMCS(複数を含む)に基づいて処理(たとえば、符号化および変調)し、すべてのUEのためのデータシンボルを提供しうる。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI)等についての)システム情報および制御情報(たとえば、CQIリクエスト、許可、上位レイヤシグナリング等)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供しうる。プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、共通基準信号(CRS))および同期信号(たとえば、プライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS))のための基準シンボルを生成しうる。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、T個の変調器(MOD)232a〜232tにT個の出力シンボルストリームを提供しうる。各MOD232は、(たとえば、OFDM等のために)それぞれの出力シンボルストリームを処理して、出力サンプルストリームを取得しうる。各MOD232は、該出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログへのコンバート、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得しうる。変調器232a〜232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれT個のアンテナ234a〜234tを介して送信されうる。
【0027】
[0039]UE120では、アンテナ252a〜252rが、BS110および/または他のBSからダウンリンク信号を受信し得、受信された信号を復調器(DEMOD)254a〜254rそれぞれに提供しうる。各DEMOD254は、その受信された信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得しうる。各DEMOD254は、(たとえば、OFDM等のために)該入力サンプルをさらに処理して、受信されたシンボルを取得しうる。MIMO検出器256は、R個の復調器254a〜254rすべてから、受信されたシンボルを取得し、適用可能な場合、該受信されたシンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供しうる。受信プロセッサ258は、該検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク260に提供し、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供しうる。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信品質(RSRQ)、CQI等を決定しうる。
【0028】
[0040]アップリンク上では、UE120で、送信プロセッサ264は、データソース262からのデータ、およびコントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQI等を備える報告のための)制御情報を受信および処理しうる。プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成しうる。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされ、(たとえば、SC−FDM、OFDM等のために)MOD254a〜254rによってさらに処理され、BS110に送信されうる。BS110で、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、DEMOD232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得しうる。プロセッサ238は、該復号されたデータをデータシンク239に、該復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供しうる。BS110は、通信ユニット244を含み、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130に通信しうる。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、およびメモリ292を含みうる。
【0029】
[0041]コントローラ/プロセッサ240および280は、それぞれBS110およびUE120における動作を指示しうる。たとえば、BS110におけるコントローラ/プロセッサ240ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明されている技法のための動作700および/または他のプロセスを実行または指示しうる。同様に、UE120におけるコントローラ/プロセッサ280ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明されている技法のための動作600および/またはプロセスを実行または指示しうる。メモリ242および282は、それぞれBS110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶しうる。
【0030】
[0042]
図3は、LTEにおけるFDDのための実例的なフレーム構造300を図示している。ダウンリンクおよびアップリンクの各々についての送信タイムラインは、無線フレームの単位に区分されうる。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有し得、0〜9のインデックスをもつ10個のサブフレームに区分されうる。各サブフレームは、2つのスロットを含みうる。したがって、各無線フレームは、0〜19のインデックスをもつ20個のスロットを含みうる。各スロットは、L個のシンボル期間、たとえば、(
図2において図示されるような)通常のサイクリックプレフィックスについて7つのシンボル期間、または拡張されたサイクリックプレフィックス(extended cyclic prefix)について6つのシンボル期間、を含みうる。各サブフレームにおける2L個のシンボル期間は、0〜2L−1のインデックスを割り当てられうる。
【0031】
[0043]LTEでは、eNBは、該eNBによってサポートされるセルごとに、システム帯域幅の中心1.08MHzにおけるダウンリンク上でプライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)を送信しうる。PSSおよびSSSは、
図3において図示されているように、通常のサイクリックプレフィックスをもつ各無線フレームのサブフレーム0および5におけるシンボル期間6および5において、それぞれ送信されうる。PSSおよびSSSは、セルの探索および捕捉(cell search and acquisition)のためにUEによって使用される。eNBは、該eNBによってサポートされるセルごとに、システム帯域幅にわたってセル固有基準信号(CRS)を送信しうる。CRSは、各サブフレームのある特定のシンボル期間において送信され得、チャネル推定、チャネル品質測定、および/または他の機能を実行するためにUEによって使用されうる。eNBはまた、ある特定の無線フレームのスロット1におけるシンボル期間0〜3において物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送信しうる。PBCHは、いくらかのシステム情報を搬送しうる。eNBは、ある特定のサブフレームにおける物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でシステム情報ブロック(SIB)のような他のシステム情報を送信しうる。eNBは、サブフレームの最初のB個のシンボル期間における物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で制御情報/データを送信し得、ここで、Bは、サブフレームごとに設定可能(configurable)でありうる。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間におけるPDSCH上でトラフィックデータおよび/または他のデータを送信しうる。
【0032】
[0044]LTEにおけるPSS、SSS、CRS、およびPBCHは、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA);Physical Channels and Modulation」と題する3GPP TS36.211において説明されており、これは公に利用可能である。
【0033】
[0045]
図4は、通常のサイクリックプレフィックスをもつダウンリンクのための2つの例となるサブフレームフォーマット410および420を図示している。ダウンリンクのための利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロック(RB)に区分されうる。各RSは、1つのスロットにおいて12個のサブキャリアをカバーし得、多数のリソース要素を含みうる。各リソース要素は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーし得、1つの変調シンボルを送るために使用され得、それは、実数値または複素数値でありうる。
【0034】
[0046]サブフレームフォーマット410は、2つのアンテナを装備したeNBに使用されうる。CRSは、シンボル期間0、4、7、および11においてアンテナ0および1から送信されうる。基準信号は、送信機および受信機によってアプリオリに知られている信号であり、パイロットとも称されうる。CRSは、たとえば、セルアイデンティティ(ID)に基づいて生成された、セルに固有である基準信号である。
図4では、ラベルRaをもつ所与のリソース要素について、アンテナaから、変調シンボルがそのリソース要素上で送信され得、他のアンテナからは、いずれの変調シンボルもそのリソース要素上で送信されないことがある。サブフレームフォーマット420は、4つのアンテナを装備したeNBに使用されうる。CRSは、シンボル期間0、4、7、および11においてアンテナ0および1から、およびシンボル期間1および8においてアンテナ2および3から送信されうる。サブフレームフォーマット410と420の両方について、CRSは、均等に間隔が空けられたサブキャリア上で送信され得、それは、セルIDに基づいて決定されうる。異なるeNBは、それらのセルIDに応じて、同じまたは異なるサブキャリア上でそれらのCRSを送信しうる。サブフレームフォーマット410と420の両方について、CRSに使用されないリソース要素は、データ(たとえば、トラフィックデータ、制御データ、および/または他のデータ)を送信するために使用されうる。
【0035】
[0047]インターレース構造が、LTEにおけるFDDのためのダウンリンクおよびアップリンクの各々に使用されうる。たとえば、0〜Q−1のインデックスをもつQ個のインターレースが定義され得、ここで、Qは、4、6、8、10、または何らかの他の値に等しいことがある。各インターレースは、Q個のフレーム分離れて間隔を空けられているサブフレームを含みうる。特に、インターレースqは、サブフレームq、q+Q、q+2Q等を含み得、ここで、q∈{0,...,Q−1}である。
【0036】
[0048]ワイヤレスネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンク上のデータ送信のためにハイブリッド自動再送要求(HARQ)をサポートしうる。HARQでは、送信機(たとえば、eNB110)は、パケットが受信機(たとえば、UE120)によって正しく復号されるか、または何らかの他の終了条件が発生するまで、該パケットの1つまたは複数の送信を送りうる。同期HARQでは、パケットのすべての送信が、単一のインターレースのサブフレームにおいて送られうる。非同期HARQでは、パケットの各送信は、いずれのサブフレームでも送られうる。
【0037】
[0049]UEは、複数のeNBのカバレッジ内に位置しうる。これらのeNBのうちの1つが、該UEにサービス提供するために選択されうる。サービングeNBは、受信信号強度、受信信号品質、経路損失等のような様々な基準に基づいて選択されうる。受信信号品質は、信号対干渉および雑音比(SINR)、または基準信号受信品質(RSRQ)、または何らかの他のメトリックによって量子化されうる。UEは、該UEが1つまたは複数の干渉するeNBからの高い干渉を観測しうる支配的な干渉シナリオ(dominant interference scenario)で動作しうる。
【0038】
[0050](たとえば、レガシ「非MTC」デバイスのための)昔ながらの(traditional)LTE設計の焦点は、スペクトル効率の改善、ユビキタスカバレッジ、および強化された(enhanced)サービス品質(QoS)サポートにあった。現在のLTEシステムダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)リンクバジェットは、比較的大きいDLおよびULリンクバジェットをサポートしうる、最先端のスマートフォンおよびタブレットのような、ハイエンドデバイスのカバレッジのために設計されている。しかしながら、低コスト低レートデバイスも同様にサポートされる必要がある。
【0039】
[0051]したがって、上で説明されたように、ワイヤレス通信ネットワーク(たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク100)における1つまたは複数のUEは、ワイヤレス通信ネットワークにおける他の(非LC)デバイスと比較されると限定された通信リソースを有するデバイス、たとえばLC UE、でありうる。
【0040】
[0052]たとえば、LTE Rel−13におけるいくつかのシステムでは、LC UE(たとえば、MTC、eMTC UE)は、利用可能なシステム帯域幅内の特定の狭帯域割当てに限定されうる。しかしながら、LC UEは、たとえば、LTEシステム内で共存するために、LTEシステムの利用可能なシステム帯域幅内の異なる狭帯域領域に再チューニングできうる。
【0041】
[0053]LTEシステム内での共存の別の例として、LC UEは、レガシ物理ブロードキャストチャネル(PBCH)(たとえば、概してセルへの初期アクセスに使用されうるパラメータを搬送するLTE物理チャネル)を(繰り返し)受信し、1つまたは複数のレガシ物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)フォーマットをサポートできうる。たとえば、LC UEは、複数のサブフレームにわたって、レガシPBCHを、該PBCHの1または複数回の追加の繰り返しで受信できうる。別の例として、LC UEは、LTEシステムにおいてeNBにPRACHの1または複数回の繰り返しを(たとえば、1つまたは複数のPRACHフォーマットがサポートされている状態で)送信できうる。PRACHは、LC UEを識別するために使用されうる。また、繰り返されるPRACH試みの数は、eNBによって設定されうる。
【0042】
[0054]LC UEはまた、リンクバジェット限定デバイス(a link budget limited device)でもあり得、そのリンクバジェット限定に基づいて、(たとえば、異なる量の繰り返されるメッセージがLC UEに、またはLC UEから送信されることを必然的に伴う(entailing))異なる動作モードで動作しうる。たとえば、いくつかのケースでは、LC UEは、繰り返しがほとんど無いか、全くない(little to no repetition)(たとえば、UEがメッセージを成功裏に受信および/または送信するために必要な繰り返しの量が少ないことがあるか、または繰り返しが必要とさえされないことがある)通常のカバレッジモードで動作しうる。代わりとして、いくつかのケースでは、LC UEは、多量の(high amounts of)繰り返しがありうるカバレッジ拡張(CE)モードで動作しうる。たとえば、328ビットペイロードでは、CEモードのLC UEは、該ペイロードを成功裏に受信するために該ペイロードの150回以上の繰り返しを必要としうる。
【0043】
[0055]たとえば、これもまたLTE Rel−13についてのいくつかのケースでは、LC UEは、ブロードキャストおよびユニキャスト送信のその受信に関して限定された能力を有しうる。たとえば、LC UEによって受信されるブロードキャスト送信のための最大トランスポートブロック(TB)サイズは、1000ビットに限定されうる。加えて、いくつかのケースでは、LC UEは、1つのサブフレームにおいて1つよりも多いユニキャストTBを受信できないことがある。(たとえば、上で説明されたCBモードと通常モードの両方についての)いくつかのケースでは、LC UEは、1つのサブフレームにおいて1つよりも多いブロードキャストTBを受信できないことがある。さらに、いくつかのケースでは、LC UEは、1つのサブフレームにおいてユニキャストTBとブロードキャストTBの両方を受信できないことがある。
【0044】
[0056]MTCでは、LTEシステムにおいて共存するLC UEはまた、ページング、ランダムアクセスプロシージャ等のような、ある特定のプロシージャのために、(たとえば、これらのプロシージャのためにLTEにおいて使用される従来のメッセージとは対照的に)新たなメッセージをサポートしうる。言い換えると、ページング、ランダムアクセスプロシージャ等のためのこれらの新たなメッセージは、非LC UEに関連付けられた同様のプロシージャに使用されるメッセージとは別個でありうる。たとえば、LTEにおいて使用される従来のページングメッセージと比較されると、LC UEは、非LC UEがモニタおよび/または受信できないことがあるページングメッセージをモニタおよび/または受信できうる。同様に、従来のランダムアクセスプロシージャにおいて使用される従来のランダムアクセス応答(RAR)メッセージと比較されると、LC UEは、これもまた非LC UEによって受信されることができないことがあるRARメッセージを受信できうる。LC UEに関連付けられた新たなページングおよびRARメッセージはまた、1または複数回、繰り返されうる(たとえば、「バンドリング」されうる)。加えて、新たなメッセージのための異なる数の繰り返し(たとえば、異なるバンドリングサイズ)がサポートされうる。
【0045】
サブ領域をもつ例となるマルチユーザ多重化フレーム構造
[0057]本開示の態様は、ユーザ多重化をサポートするのを有利に助けうるeMTC UEのための新たなフレーム構造を提供する。eMTC UEは度々、限定されたリソースのセットを用いて、たとえば、システム帯域幅全体のうちの狭帯域領域のみを使用して、通信する。この狭帯域領域は、たとえば、6つのリソースブロック(RB)から単一のRB以下まで、サイズが変動しうる。限定されたリソースに起因して、複数のUEを多重化することは、(限定されたリソースを共有しなければならないので)ある特定の課題を提示しうる。
【0046】
[0058]たとえば、LTE Rel−13におけるいくつかのシステムは、eMTC、それに加えて他のUEのためのカバレッジ拡張およびサポートを導入する。本明細書で使用される場合、カバレッジ拡張という用語は概して、ネットワーク内の(eMTCデバイスのような)デバイスのカバレッジ範囲を拡大するいずれのタイプのメカニズムも指す。カバレッジ拡張(CE)についての一手法は、複数回(たとえば、複数のサブフレームにわたって、または以下でより詳細に説明されることになるように、同じサブフレーム内の複数のシンボルにわたって)同じデータを送信することを指すバンドリングである。
【0047】
[0059]ある特定のシステムは、最大15dBのカバレッジ拡張をMTC UEに提供し得、それは、UEとeNBとの間の155.7dBの最大結合損失にマッピングする(mapping)。したがって、eMTC UEおよびeNBは、低SNR(たとえば、−15dBから−20dB)で測定を実行しうる。いくつかのシステムでは、カバレッジ拡張はチャネルバンドリングを含み得、ここにおいて、eMTC UEに関連付けられたメッセージは、(複数のバンドリングされた送信にわたって)1または複数回、繰り返されうる(たとえば、バンドリングされうる)。ある特定のシステムでは、eMTC UEは、より広いシステム帯域幅において動作するデバイスと共存しながらも狭帯域動作をサポートしうる。たとえば、eMTC UEは、より広いシステム帯域幅の狭帯域領域において送信および受信しうる。上で着目されたように、狭帯域領域は、6個のリソースブロック(RB)に広がりうる。
【0048】
[0060]eMTCが、異なる周波数リソース間で切り変わるために周波数ホッピングを使用するときにも、課題が提示される。限定された無線処理能力に起因して、eMTC UEは通常、一度に1つのサブバンドにおいてのみ受信し、復調を実行する。したがって、割り振られたサブバンド領域が1つの帯域から別の帯域にホッピングするとき、UEは、再チューニング時間(通常、1つから3つのLTEシンボル持続時間の間)を要求し、これは、送信と受信の両方を中断することになる。本開示の態様はまた、複数のUEを多重化することをサポートするのを助ける再チューニングするための技法も提供する。
【0049】
[0061]
図5は、物理アップリンクチャネルのための例となるフレーム構造500を例示している。例示されている例は、特定のフォーマット(フォーマット1a/1b)の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)に対応する。PUCCHの送信は通常、同じセル内の複数のUEによる同時送信によって引き起こされるeNB内干渉を抑制するために(送信電力を限定する)電力制御を受けやすい(subject to)。
【0050】
[0062]eMTC UEによるPUCCH送信についてのいくつかのケースでは、スロットベースの周波数ホッピングは狭帯域内で許容されない。しかしながら、クロスサブフレーム周波数ホッピング、ここでは、異なる周波数リソースが異なるサブフレームにおいて選択される、が有益でありうる。上で着目されたように、バンドリングは、ある特定のタイプの送信に限定されうるけれども、バンドリングもまた、カバレッジを拡張するために使用されうる。しかしながら、たとえば、周期的または非周期的CQIでは、バンドリングは、たとえば、大規模なカバレッジ拡張のためにはサポートされないことがある。
【0051】
[0063]容量を改善するために、複数のユーザが、eMTCデバイスに使用される狭帯域領域における同じ限定された数のRBにおいて多重化される必要がありうる。これは、ACKチャネル(フォーマット1aおよび1b)のような、ある特定の送信に特に役立ちうる。このような多重化は、周波数(シンボルごと)ドメインと時間(マルチシンボル)ドメインの両方において実行されうる。たとえば、多重化は、たとえば、異なるサイクリックシフトを使用してシンボル内で実行されうる。
【0052】
[0064]
図5において例示されているように、拡散符号が、同じリソースを共有する異なるユーザからのデータシンボルを多重化するために使用されうる。異なるサイクリックシフト(たとえば、コンピュータによって生成されたCazacシーケンスのシフト)が、異なるユーザに割り当てられうる。さらに、ウォルシュ符号が、2または4の拡散率(SF)をもつブロック拡散符号として使用されうる。
図5において図示されているように、ウォルシュカバリング502は、データ部分を拡散するために使用される。ある態様では、別個のブロック拡散演算が、PUCCHにおけるACK/NACKデータ部分および基準信号のために使用される。さらに、デジタルフーリエ変換(DFT)分離(separation)(たとえば、DFT分離504)が、同じリソースにおいて基準シンボルを送信するユーザに異なるサイクリックシフトを割り当てることによって達成されうる。
【0053】
[0065]いくつかのケースでは、PUCCH送信は、eMTC UEのためにバンドリングされ得、これは、PUCCH送信が(たとえば、複数のサブフレームにわたって)繰り返されることを意味する。(繰り返しの数を指す)バンドリングサイズは、カバレッジ拡張(CE)レベルに依存しうる(繰り返しがより多いほど、より大きいカバレッジ拡張に対応する)。不都合なことに、バンドリングがメッセージを繰り返すために時間リソースを使用するので、バンドリングはユーザ容量全体を低減する。
【0054】
[0066]いくつかのケースでは、eMTC UEをレガシUEと多重化すること、および/またはeMTC UEを異なるカバレッジ拡張レベルと多重化することが望ましくありうる。本開示の態様は、多重化されたUEの送信間の定期的な(constant)衝突を回避するのを助けうる形でこのような多重化を可能にするための技法を提供する。該技法はまた、(個別のUEからの送信が受信eNBで区別可能であるように)多重化直交性を維持するのに十分な再チューニング時間を許容しうる。
【0055】
[0067]いくつかの事例では、サブバンド間のクロスサブフレーム周波数ホッピングがeMTCデバイスのためのアップリンクチャネルのためにサポートされ得、これは、異なる周波数リソースが異なるサブフレームにおいて使用されることを意味する。たとえば、eMTCデバイスは、第1のサブフレームにおける第1の周波数中のPUCCH上でシンボルを送信し得、それに続いて、第2のサブフレームにおける第2の周波数中のPUCCH上でシンボルを送信するために異なる周波数にホッピングし得る。追加の検討事項は、ホッピングが何回eMTC UEによって許容にされるか、各eMTC UEがどれ程の間1つの周波数上に留まりうるか、および/またはPUCCHのためのスロットベースの周波数ホッピング、ここにおいて、デバイスが、PUSCH上でシンボルを送信するためにサブフレームの第1のスロットにおける第1の周波数から該サブフレームの第2のスロットにおける第2の周波数に再チューニングする、のサポートを含みうる。
【0056】
[0068]上で説明されたように、ある特定のシナリオでは、eMTC UEは、単一のリソースブロック(RB)のみに広がる狭帯域領域において動作しうる。そのような「1つのRB」eMTC設計は、複数のユーザをサポートするための課題を提示しうる。たとえば、複数のユーザ間で限定された周波数リソースを共有することは難しいことがある。1つのRB領域のリソースを共有するための1つの提案は、フラクショナルRBの概念ここでは、各UEがRB全体を割り当てられるのではなく、各UEが、(RBの)数個のトーンを割り当てられる、を使用することである。しかしながら、この設計は、現在のLTE numerologyから分化し、周波数ダイバーシティにおける損失を引き起こしうる。
【0057】
[0069]したがって、本開示の態様は、ユーザ多重化を、共有されるリソースを使用するそれらの送信において使用するための(異なる拡散符号またはサイクリックシフトのような)異なるリソースを割り振ることによって有利にサポートするeMTC UEのための新たなフレーム構造を提供している。
【0058】
[0070]
図6は、本開示の態様にしたがった、
図2におけるUE120のような、UEによって、またはUEの1つまたは複数のモジュールによって実行されうる例となる動作600を例示している。
【0059】
[0071]602で、UEは、より広いシステム帯域幅内の少なくとも1つの狭帯域領域を識別する。上で着目されたように、狭帯域領域は、たとえば、周波数次元(frequency dimension)における1−6つのRBでありうる。
【0060】
[0072]604で、UEは、基地局から、狭帯域領域において1つまたは複数の他のUEによって送信されたシンボルと多重化される物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するためにUEに割り当てられた狭帯域領域のサブ領域を示すシグナリングを受信する。
図8を参照して以下でより詳細に説明されることになるように、インジケーションは、狭帯域領域の中へのオフセットの形態でありうる。
【0061】
[0073]606で、UEは、割り当てられたサブ領域において物理アップリンクチャネルを送信する。
【0062】
[0074]
図7は、本開示の態様にしたがった、
図2におけるeNB130のような、eNBによって、またはeNBの1つまたは複数のモジュールによって実行されうる例となる動作700を例示する。言い換えると、動作700は、上で説明された動作600を実行するUEによって送られたアップリンク送信を受信するためにeNBによって実行されうる。
【0063】
[0075]702で、eNBは、本開示のある特定の態様にしたがって、より広いシステム帯域幅内の少なくとも1つの狭帯域領域を識別する。704で、eNBは、ユーザ機器(UE)に、狭帯域領域において1つまたは複数の他のUEによって送信されたシンボルと多重化される物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するためにUEに割り当てられた狭帯域領域のサブ領域のインジケーションをシグナリングする。706で、eNBは、割り当てられたサブ領域において物理アップリンクチャネルを受信する。
【0064】
[0076]上で着目されたように、いくつかのケースでは、eNBは、狭帯域領域の中へのリソースオフセットをシグナリングしうる。
図8は、本開示のある特定の態様にしたがった、PUCCH送信に使用される狭帯域領域の中への異なるリソースオフセットの例となる割振り800を例示する。いくつかのケースでは、異なるリソースオフセットが、(カバレッジ拡張の異なるレベルに対応してバンドリング長が増加する)それらのバンドリング長に基づいて異なるUEに割り当てられうる。たとえば、
図8において図示されているように、リソースオフセット0はレガシおよびカバレッジ拡張(CE)のないユーザに割り振られ、リソースオフセット1はCEレベル1をもつユーザに割り振られ、リソースオフセット2はCEレベル2をもつユーザに割り振られ、リソースオフセット3はCEレベル3をもつユーザに割り振られる。
【0065】
[0077]いくつかのケースでは、eNBは、UEに、それらのそれぞれの送信において適用するために異なるサイクリックシフト(たとえば、異なるシフトされたChuシーケンス)または拡散符号を割り当てうる。異なるサイクリックシフトを割り当てることによって、同じ周波数リソースを使用する異なるeMTC UEからの送信は直交しうる。同様に、異なる拡散符号を割り当てることによって、複数のシンボルまたはサブフレームにわたって送られた異なるeMTC UEからのバンドリングされた送信は直交しうる。いくつかのケースでは、拡散符号とサイクリックシフトの組合せが使用されうる。
【0066】
[0078]ある特定の態様にしたがうと、eMTC UEからのデータシンボルは、複数のシンボルにわたって直交カバー(拡散符号)を使用して多重化されうる。本明細書で説明されている場合、設定可能な拡散率(SF)が使用され得、拡散率という用語は一般に、(たとえば、「1」の拡散符号が送信の逆にされていないバージョンに対応し、「−1」の拡散符号が送信の逆にされたバージョンに対応することを含んだ、拡散符号の値が繰り返される送信に適用される回数に対応する)拡散符号の長さを指す。
【0067】
[0079]いくつかのケースでは、eNBはまた、干渉をさらに低減するために(たとえば、異なるカバレッジ拡張レベルに対応する)異なるバンドリング長のための異なるデルタ(サイクリック)シフトをシグナリングしうる。デルタシフトは一般に、均等に間隔を空けられたサイクリック時間シフトを指し、デルタシフトパラメータは、DMRSのためにリザーブされた(リソースブロックごとの)リソースの数を計算する際に使用される。このように、eNBは、現在の条件に応じて、異なるUEに同じまたは異なるリソースオフセットおよびデルタシフトを割り当てることに関する決定を行いうる。たとえば、チャネル条件が良好である場合、eNBは、同じ周波数リソースを使用してより多くのUEを多重化できることがあり、それにより、より多くのUEに同じリソースオフセットを割り当てうる。いくつかのケースでは、レガシUEは、カバレッジ拡張のために構成されていない(たとえば、バンドリングを使用していない)eMTC UEと多重化されうる。
【0068】
[0080]上で着目されたように、
図8において図示されているPUCCH領域は、レガシUEおよび異なるカバレッジ拡張レベルをもつUEのための異なるサブ領域に分割され得、各領域が異なるリソースオフセットを有する。各サブ領域は、フレキシブルな数のRBを有し得、各サブ領域の位置もまたフレキシブルでありうる。
【0069】
[0081]いくつかのケースでは、UEは、たとえば、サブフレームごと、スロットごと、またはシンボルごとをベースとして、異なる(周波数)リソース間で変化または「ホッピング」しうる。ホッピングは、どの(周波数)リソースを狭帯域領域において使用すべきかを決定する異なるリソースインデックス間でホッピングするUEによって実行されうる。いくつかのケースでは、UEは、ホッピング関数に基づいて現在のリソースインデックスを決定しうる。ホッピング関数は、インターリーバ関数に基づきうる。
【0070】
[0082]いくつかのケースでは、現在のスロットレベルリソースインデックスホッピングは、たとえば、係数関数(たとえば、Ns%2)に基づくスロットインデックス(Ns)の関数でしかないことがある。いくつかのケースでは、UEは、サブフレームごとに繰り返される拡散符号を適用しうる。直交性を維持するために、異なる拡散符号が異なるUEに割り当てられうる。結果として直交性をもたらす異なる拡散符号の数は、拡散符号の長さ、すなわち「拡散率」に依存しうる。
【0071】
[0083]上で着目されたように、サイクリックシフトは、UEに、それらのPUCCH送信において適用するために割り当てられうる。サイクリックシフトがどのように割り当てられるかは、それらがどのように干渉に影響を及ぼすかを決定しうる。たとえば、シンボルおよびサブフレームレベルの(セル中の各UEが同じサイクリックシフトを適用する)セル固有サイクリックシフトは、eNB間干渉をランダム化することを助けるだろう一方で、同じセル中のUEからの干渉は、依然としてスロットあたりの1シンボルごとに存在し、サブフレームごとに繰り返されるだろう。
【0072】
[0084]いくつかのケースでは、上で説明されたリソースインデックスホッピングは、(同じセル中のUEによって引き起こされる)このeNB内干渉に対処するのを助けうる。
【0073】
[0085]いくつかのケースでは、UEは、リソースインデックスのインジケーションを受信しうる。そのようなケースでは、UEはその後、該リソースインデックスをシフトインデックスおよび/または拡散符号インデックスにマッピングしうる。いくつかのケースでは、リソースインデックスは、リソースインデックスホッピングパターン関数にしたがって、スロットごとに加えてサブフレームごと(subframe to subframe)に異なりうる。ある態様では、ホッピング関数は、(たとえば、eNBによってシグナリングされた)初期リソースインデックスに依存し、いくつかのケースでは、サブフレームインデックスにも依存しうる。
【0074】
[0086]いくつかのケースでは、ホッピング関数は、インターリーバ関数に基づいて決定されうる。たとえば、
図9は、本開示のある特定の態様にしたがった、前のサブフレーム(またはシンボルまたはスロット)、および後のサブフレーム(またはシンボルまたはスロット)のために使用されるリソースインデックスを決定する例となるインターリーバ関数900を例示している。
図9における異なる網掛けパターンは、異なるUEに割り当てられた異なるインデックスに対応しうる。
【0075】
[0087]上で着目されたように、いくつかのケースでは、UEは、リソースインデックスからサイクリックシフトにマッピングし得、それは、シフトホッピング関数にしたがって、スロット内のシンボルごとにも異なりうる。上で説明されたインターリーバ関数と同様に、そのようなシフトホッピング関数は、初期シフトインデックスに依存しうる。該初期シフトインデックスは、たとえば、eNBによってシグナリングされうるか、またはeNBによってシグナリングされた初期リソースインデックスからのマッピングに基づいて決定されうる。
【0076】
[0088]
図9のインターリーバは、同じRB内のリソースインデックスがサブフレームにわたってどのようにホッピングされうるかを例示している。そのようなホッピングは、ACK送信とCQI送信の両方に適用されうる。上で着目されたように、これは、各サブフレームでインターリーバ関数を適用することによって実現されうる。いくつかのケースでは、特定のシンボルにおいて使用されるインターリーバインデックスは、セルidの関数であり得、いくつかのケースでは、サブフレームインデックスの関数でもありうる。いくつかのケースでは、(同じシフトおよび/または拡散符号が、所与のリソースインデックスのために常に使用されうることに見られるように)リソースインデックスからのシフトおよび拡散(直交カバー)マッピングが再使用されうる。しかしながら、いくつかのケースでは、サイクリックシフトは、たとえば、スロットの残りのシンボルについてシンボルレベルシフトインデックスインターリーバを適用することによって、シンボルごとに変化し得、これは、増加したeNB内干渉抑制を実現するのを助けうる。
【0077】
[0089]一般に、eNB内干渉管理では、リソースインデックス選択が、各ホッピング後にランダム化されうる。eNB間干渉管理では、周波数ホッピングパターンが、異なるバースト(たとえば、複数のサブフレームにわたったバースト)にわたって異なる周波数リソースを選択するために使用されうる。したがって、UE CEレベルに対応する割り当てられたサブ領域における周波数ホッピングは、セルid、およびいくつかのケースではバーストインデックスに依存する所定の関数にしたがいうる。
【0078】
[0090]
図10は、本開示のある特定の態様にしたがった、インターリーバ関数1000が物理リソースブロック(PRB)に仮想PUCCHリソースをマッピングするためにどのように使用されうるかを例示している。例示されているように、1つのオプションは、仮想PUCCH領域1002におけるミラーホッピングを物理PUCCH領域1004における物理RBへのインターリーブされたマッピングとともに利用することである。例示されているように、周波数ホッピングは、仮想PUCCH領域1002内でミラーリングされうる(同じホッピングが上位の仮想領域と下位の仮想領域の両方において「ミラーリング」されている)。ランダムインターリーバ1006がその後、物理PUCCH領域1004のPRBに仮想PUCCH領域1002をマッピングするために使用されうる。
【0079】
[0091]上で論じられたように、すべての周波数ホッピングがUEによる再チューニングを要求し、これは、それが送信および受信に対する中断を引き起こすような課題を提示する。いくつかのケースでは、時間ドメイン直交性がACKチャネルおよびCQIチャネルのようなある特定の送信のために維持されることを試み、確実にするように、注意されうる。CQIチャネルでは、(再チューニングに起因して)1つよりも多いシンボルを損失することは、スロットにおける1つのRSシンボルの測定の損失に繋がり得、これは結果として、性能の損失をもたらしうる。
【0080】
[0092]本開示の態様は、再チューニング時間を管理するための異なるオプションを提供する。たとえば、1つのオプションにしたがうと、単一(1つ)シンボル再チューニングが実行されうる。
図11Aは、本開示のある特定の態様にしたがった、単一シンボル再チューニング時間を用いる例となる再チューニング1100aを例示している。
図11Aにおいて例示されているように、このオプションは結果として、前のサブフレーム(たとえば、周波数ホッピングの前)の最後のシンボルの損失をもたらしうる。いくつかのケースでは、仮想SRSは、仮想SRS RBを占めるPUCCHユーザのすべてが短縮されたフォーマットを使用することになるように構成されうる。いくつかのケースでは、(たとえば、4つのRBの)最小SRS粒度(granularity)が設定されうる。このケースでは、異なるユーザの少なくとも4つのRBが影響を及ぼされうるが、直交性は維持されうる。これと同じ概念が、PUSCHチャネル送信にも適用されうる。
【0081】
[0093]
図11Bは、本開示のある特定の態様にしたがった、2シンボル再チューニング時間を用いる例となる再チューニング1100bを例示している。このケースでは、クロスサブフレームホッピングが結果として、(たとえば、周波数ホッピング後の)次のサブフレームの最初の2つのシンボルの損失をもたらしうる。このケースでは、直交性が2の拡散率で(たとえば、異なるアダマール符号を割り当てて)維持されうる。いくつかのケースでは、(再チューニングを実行する)ホッピングされたユーザが、他のユーザによって使用されないウォルシュカバー符号を使用しうる。たとえば、ホッピングされたユーザは、[1 −1 −1 1]のウォルシュカバー符号を、他のユーザが[1 1 1 1]および[1 1 −1 −1]を使用する場合に使用しうる。ホッピングされたユーザは最初の2つのデータシンボルを損失するものの、この手法は結果として、スロットにおける最後の2つのデータシンボルが依然として直交しうる間、最初の2つのシンボルにおいて他のユーザに干渉をもたらさないことがある。
【0082】
[0094]
図11Cは、本開示のある特定の態様にしたがった、例となる再チューニング1100cを例示している。
図11Cにおいて例示されているように、いくつかのケースでは、(たとえば、周波数ホッピング前の)第1のスロットの最後の2つのシンボルがドロップされうる。この手法は、たとえば、カバレッジ拡張のないeMTC UEに適用されるスロットベースのホッピングのケースで使用されうる。第1のスロットの最後の2つのシンボルをドロップすることは、UEが短縮されたPUCCHフォーマットを依然として使用することを可能しうる。
【0083】
[0095]
図11Dは、本開示のある特定の態様にしたがった、例となる再チューニング1100dを例示している。
図11Dにおいて例示されているように、いくつかのケースでは、(たとえば、周波数ホッピング前の)前のサブフレームの最後のシンボルおよび(たとえば、周波数ホッピング後の)次のサブフレームの最初の2つのシンボルがドロップされうる。このケースでは、前のサブフレームが仮想SRSで構成され得、仮想SRS RBにおけるすべてのユーザが、短縮されたフォーマットを使用しうる。次のサブフレームでは、ACKユーザの挙動が、
図11Bを参照して上で説明された2シンボル再チューニングタイミングオプションと類似しうる。これと同じ概念がPUSCHにも適用されうる。
【0084】
[0096]
図11Eは、本開示のある特定の態様にしたがった、例となる再チューニング1100dを例示している。
図11Eにおいて例示されているように、いくつかのケースでは、スロット全体のすべてのシンボルが、たとえば、周波数ホッピング後にドロップされうる。1つのスロットに起因した性能損失が存在しうるものの、このケースでは、フレーム構造に対するどの変化も行われず、すべての直交性が維持されうる。これと同じ概念がPUSCHにも適用されうる。
【0085】
[0097]アップリンク送信に関連して上で説明された技法は、ダウンリンクチャネル送信に拡大されうる。いくつかのケースでは、符号分割多重化(CDM)を使用してダウンリンクチャネルにおいてCDMをサポートすることは、ある特定のシンボルのトーンにおいて送信されたセル固有基準信号(CRS)に起因して困難でありうる。たとえば、
図12A−
図12Cは、サブフレームのある特定のシンボルにおけるCRSトーンの例となるマッピング1200を例示している。
図12Aは、1つのアンテナポートのケースを図示しており、
図12Bは、2つのアンテナポートのケースを図示しており、
図12Cは、4つのアンテナポートのケースを図示している。
図12A−
図12Cにおいて図示されているように、基準シンボル(RS)は、(R0によって表されている)アンテナポート0のためのRSシンボル、(R1によって表されている)アンテナポート1のためのRSシンボル、(R2によって表されている)アンテナポート2のためのRSシンボル、および(R3によって表されている)アンテナポート3のためのRSシンボルを含みうる。いくつかのケースでは、ダウンリンクチャネルにおいてCDMをサポートするために、シンボルは、同じ数のデータトーンおよび位置を有するシンボルのセットにグループ化されうる。たとえば、
図12Cを参照すると、どちらのセットにも2つの制御シンボル{0,1}が含まれないことを想定すると、CRSのない第1のシンボルのセットは、シンボル{2,3,5,6,8,9,10,12,13}を含みうるのに対して、CRSをもつ第2のセットはシンボル{4,7,11}を含みうる。いくつかのケースでは、CDMは、同じセット内で使用されうる。
【0086】
[0098]ある特定の態様にしたがうと、同じまたは異なる拡散率が使用されうる。たとえば、3の拡散率(SF3)が第1のセットに使用され得、SF3が第2のセットで使用されて合計4つの一意のデータシンボルになり得、これは、3ユーザが同じリソースにおいて多重化されることを可能にする。いくつかのケースでは、第1のセットにおいて、SF2が最初の6つのシンボルに使用されうる一方で残りがSF3を使用し得、SF3が第2のセットにおいて使用されて、合計で5つの一意のデータシンボルを提供し得、これは、2ユーザが同じリソースにおいて多重化されることを可能しうる。拡散が(拡散率に基づいて複数回、同じデータを繰り返す)データレートを低減するため、いくつかのケースでは、より高いレートが必要とされる場合にどの拡散も使用されないことがある。
【0087】
[0099]シンボルのセットは、複数のスロットまたはサブフレームからのシンボルも含みうる。さらに、CDMは、チャネルを制御するまでにも拡大されうる。クロスサブフレーム拡散率1およびを用いると、制御チャネルが複数のサブフレームに広がることは特別なケースになる。制御およびデータチャネルについての拡散は、互いに独立している。
【0088】
[0100]本明細書で使用される場合、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す表現は、単一のメンバを含む、それらの項目のいずれの組合せも指す。例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、およびa−b−cをカバーするように意図されている。
【0089】
[0101]本明細書における開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアにおいて直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェア/ファームウェアモジュールにおいて、またはその両者の組み合わせにおいて、具現化されうる。ソフトウェア/ファームウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、PCM(相変化メモリ(phase change memory))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当該技術分野において知られているいずれの他の形態の記憶媒体にも存在しうる。実例的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出しうる、および/または記憶媒体に情報を書き込みうるように、該プロセッサに結合されている。代わりとして、記憶媒体はプロセッサに一体化している(integral)ことがある。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに存在しうる。ASICは、ユーザ端末に存在しうる。代わりとして、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末におけるディスクリートコンポーネントとして存在しうる。概して、図面において例示された動作がある場合、それらの動作は、同様に番号を付した対応する同等の(counterpart)ミーンズプラスファンクションコンポーネントを有しうる。
【0090】
[0102]1つまたは複数の実例的な設計では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア/ファームウェア、またはこれらの組合せにおいて実行されうる。ソフトウェア/ファームウェアにおいて実行される場合、該機能は、コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはコードとして、記憶または送信されうる。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするいずれの媒体も含む通信媒体とコンピュータ記憶媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされうるいずれの利用可能な媒体でもありうる。限定ではなく例として、このようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されうる、かつ汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされうるいずれの他の媒体も備えうる。また、いずれの接続手段も、厳密にはコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェア/ファームウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、電波、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光学ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は大抵、磁気的にデータを再生するのに対し、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0091】
[0103]本開示の先の説明は、いずれの当業者も本開示を製造または使用できるように提供されている。本開示への様々な修正は、当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された包括的な原理は、本開示の範囲または趣旨から逸脱することなく、他のバリエーションに適用されうる。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されるようには意図されておらず、本明細書で開示された原理および新規の特徴と矛盾しない最も広い範囲を与えられるものとする。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
より広いシステム帯域幅内の少なくとも1つの狭帯域領域を識別することと、
基地局から、前記狭帯域領域において1つまたは複数の他のUEによって送信されたシンボルと多重化される物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するために前記UEに割り当てられた前記狭帯域領域のサブ領域を示すシグナリングを受信することと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルを送信することと、
を備える方法。
[C2] 前記狭帯域領域の前記サブ領域内のリソースインデックスを受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記リソースインデックスは、リソースインデックスホッピングパターン関数にしたがって、スロットごと、またはサブフレームごとのうちの1つで異なる、C2に記載の方法。
[C4] 前記リソースインデックスホッピング関数は、初期リソースインデックスに少なくとも部分的に依存する、C3に記載の方法。
[C5] 前記リソースインデックスホッピング関数は、サブフレームインデックスにも依存する、C4に記載の方法。
[C6] 前記リソースインデックスホッピング関数は、インターリーバ関数に基づく、C3に記載の方法。
[C7] サイクリックシフトへの前記リソースインデックスの値のマッピングに基づいて、前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するためのサイクリックシフトを決定することと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するとき、前記サイクリックシフトを適用することと、
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C8] サイクリックシフトへの前記リソースインデックスの値の前記マッピングは、シフトホッピング関数にしたがって、サブフレームのスロット内のシンボルごとに異なる、C7に記載の方法。
[C9] 前記シフトホッピング関数は、初期シフトインデックスに少なくとも部分的に依存する、C8に記載の方法。
[C10] 拡散符号への前記リソースインデックスの値のマッピングに基づいて、前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するための拡散符号を決定することと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するとき、前記拡散符号を適用することと、
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C11] 前記拡散符号は、シンボルごとベースで、またはサブフレームごとベースで適用される、C10に記載の方法。
[C12] 前記シグナリングは、前記狭帯域領域の中へのオフセットを備え、異なるオフセットが異なるサブ領域を定義する、C1に記載の方法。
[C13] サブ領域は、前記物理アップリンクチャネルのためのリソースを決定するために使用される異なる関連付けられたデルタシフト値を有する、C12に記載の方法。
[C14] 周波数ホッピングパターンを識別することと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するめの周波数リソースを選択するために前記周波数ホッピングパターンを使用することと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C15] 前記周波数ホッピングパターンは、セルIDに依存する、C14に記載の方法。
[C16] 前記周波数ホッピングパターンは、サブフレームインデックス、スロットインデックス、またはシンボルインデックスのうちの少なくとも1つにも依存する、C15に記載の方法。
[C17] 前記周波数ホッピングパターンは、第1のサブフレームにおける前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するために使用すべき第1の周波数リソースを選択するために使用され、
前記ホッピングパターンは、第2のサブフレームにおける前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するために使用すべき第2の周波数リソースを選択するために使用される、
C14に記載の方法。
[C18] 前記ホッピングパターンは、サブフレームの第1の部分における前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するために使用すべき第1の周波数リソースを選択するために使用され、
前記ホッピングパターンは、前記サブフレームの第2の部分における前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するために使用すべき第2の周波数リソースを選択するために使用される、
C14に記載の方法。
[C19] 前記第1のサブフレームの前記第1の部分は、第1のスロットを備え、
前記第1のサブフレームの前記第2の部分は、第2のスロットを備える、
C18に記載の方法。
[C20] 前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するめの周波数リソースを選択するために前記周波数ホッピングパターンを使用することは、
第1のサブフレームにおいて使用される第1の周波数から第2のサブフレームにおいて使用される第2の周波数に再チューニングすること、ここにおいて、前記第1の周波数から前記第2の周波数に再チューニングすることは、前記第1のサブフレームの最後の1つまたは複数のシンボル、または前記第2のサブフレームの最初の1つまたは複数のシンボル中に生じうる、
を備える、C14に記載の方法。
[C21] 前記UEは、少なくとも前記第1のサブフレームの最後のシンボル、または少なくとも前記第2のサブフレームの最初のシンボル中にシンボルを送信しない、C20に記載の方法。
[C22] 前記UEは、少なくとも前記第1のサブフレームの最後のシンボル、および少なくとも前記第2のサブフレームの最初のシンボル中にシンボルを送信しない、C20に記載の方法。
[C23] 前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するめの周波数リソースを選択するために前記周波数ホッピングパターンを使用することは、
サブフレームの第1のスロットにおいて使用される第1の周波数から前記サブフレームの第2のスロットにおいて使用される第2の周波数に再チューニングすること、ここにおいて、前記第1の周波数から前記第2の周波数に前記再チューニングすることは、前記サブフレームの前記第1のスロットの最後の1つまたは複数のシンボル、または前記サブフレームの前記第2のスロットの最初の1つまたは複数のシンボル中に生じうる、
を備える、C14に記載の方法。
[C24] 前記UEは、少なくとも前記第1のスロットの最後のシンボル、または前記第2のスロットの最初のシンボル中にシンボルを送信しない、C23に記載の方法。
[C25] 前記UEは、前記狭帯域領域において多重化された他のUEによって使用されない拡散符号を使用する、C24に記載の方法。
[C26] 前記UEは、少なくとも前記第1のスロット、または前記第2のスロット中にシンボルを送信しない、C23に記載の方法。
[C27] 基地局(BS)によるワイヤレス通信のための方法であって、
より広いシステム帯域幅内の少なくとも1つの狭帯域領域を識別することと、
ユーザ機器(UE)に、前記狭帯域領域において1つまたは複数の他のUEによって送信されたシンボルと多重化される物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するために前記UEに割り当てられた前記狭帯域領域のサブ領域のインジケーションをシグナリングすることと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルを受信することと、
を備える方法。
[C28] 前記狭帯域領域の前記サブ領域内のリソースインデックスをシグナリングすることをさらに備える、C27に記載の方法。
[C29] 前記リソースインデックスは、リソースインデックスホッピングパターン関数にしたがって、スロットごと、またはサブフレームごとのうちの1つで異なる、C28に記載の方法。
[C30] 前記リソースインデックスホッピング関数は、初期リソースインデックスに少なくとも部分的に依存する、C29に記載の方法。
[C31] 前記リソースインデックスホッピング関数は、サブフレームインデックスにも依存する、C30に記載の方法。
[C32] 前記リソースインデックスホッピング関数は、インターリーバ関数に基づく、C29に記載の方法。
[C33] サイクリックシフトへの前記リソースインデックスの値のマッピングに基づいて、前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを送信するためのサイクリックシフトを決定することと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを受信するとき、前記サイクリックシフトを適用することと、
をさらに備える、C28に記載の方法。
[C34] サイクリックシフトへの前記リソースインデックスの値の前記マッピングは、シフトホッピング関数にしたがって、サブフレームのスロット内のシンボルごとに異なる、C33に記載の方法。
[C35] 前記シフトホッピング関数は、初期シフトインデックスに少なくとも部分的に依存する、C34に記載の方法。
[C36] 前記シグナリングは、前記狭帯域領域の中へのオフセットを備え、異なるオフセットが異なるサブ領域を定義する、C27に記載の方法。
[C37] サブ領域は、前記物理アップリンクチャネルのためのリソースを決定するために使用される異なる関連付けられたデルタシフト値を有する、C36に記載の方法。
[C38] 周波数ホッピングパターンを識別することと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理アップリンクチャネルのシンボルを受信するめの周波数リソースを選択するために前記周波数ホッピングパターンを使用することと、
をさらに備える、C27に記載の方法。
[C39] 前記周波数ホッピングパターンは、セルIDに依存する、C38に記載の方法。
[C40] 前記周波数ホッピングパターンは、サブフレームインデックス、スロットインデックス、またはシンボルインデックスのうちの少なくとも1つにも依存する、C39に記載の方法。
[C41] 前記周波数ホッピングパターンは、第1のサブフレームにおける前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを受信するために使用すべき第1の周波数リソースを選択するために使用され、
前記ホッピングパターンは、第2のサブフレームにおける前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを受信するために使用すべき第2の周波数リソースを選択するために使用される、
C38に記載の方法。
[C42] 前記ホッピングパターンは、サブフレームの第1の部分における前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを受信するために使用すべき第1の周波数リソースを選択するために使用され、
前記ホッピングパターンは、前記サブフレームの第2の部分における前記割り当てられたサブ領域中で前記物理アップリンクチャネルのシンボルを受信するために使用すべき第2の周波数リソースを選択するために使用される、
C38に記載の方法。
[C43] 前記第1のサブフレームの前記第1の部分は、第1のスロットを備え、
前記第1のサブフレームの前記第2の部分は、第2のスロットを備える、
C42に記載の方法。
[C44] ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
より広いシステム帯域幅内の少なくとも1つの狭帯域領域を識別することと、
基地局から、前記狭帯域領域において1つまたは複数の他のUEによって送信されたシンボルと多重化される少なくとも1つの物理ダウンリンクチャネルのシンボルを受信するために前記UEに割り当てられた前記狭帯域領域のサブ領域を示すシグナリングを受信することと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理ダウンリンクチャネルを受信することと、
を備える方法。
[C45] 拡散符号へのリソースインデックスの値のマッピングに基づいて、前記割り当てられたサブ領域において前記物理ダウンリンクチャネルのシンボルを受信するための拡散符号を決定することと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理ダウンリンクチャネルのシンボルを受信するとき、前記拡散符号を適用することと、
をさらに備える、C44に記載の方法。
[C46] 前記拡散符号は、シンボルごとベースで適用され、複数のスロットまたはサブフレームのシンボルを含むことができる、C45に記載の方法。
[C47] 少なくとも1つの拡散符号が少なくとも1つのシンボルのセットにおいて適用され、および
前記セット中のシンボルは、前記セット中のシンボルにおけるトーンがセル固有基準信号(CRS)に使用されるかどうかに少なくとも部分的に基づいて選択される、
C45に記載の方法。
[C48] 前記シンボルのセットは、前記セット中のシンボルが同じ数および位置のデータトーンを有することに基づいて選択される、C47に記載の方法。
[C49] 前記少なくとも1つの物理ダウンリンクチャネルは、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)および少なくとも1つの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を備える、C45に記載の方法。
[C50] 前記少なくとも1つのPDSCHのための拡散は、前記少なくとも1つのPDCCHのための拡散から独立している、C49に記載の方法。
[C51] 異なる拡散符号または異なる拡散率のうちの少なくとも1つが、前記少なくとも1つのPDSCHおよび前記少なくとも1つのPDCCHに適用される、C50に記載の方法。
[C52] 前記少なくとも1つのPDCCHは、複数のサブフレームに広がる単一の送信として、1の拡散率で送信される、C49に記載の方法。
[C53] 基地局(BS)によるワイヤレス通信のための方法であって、
より広いシステム帯域幅内の少なくとも1つの狭帯域領域を識別することと、
ユーザ機器(UE)に、前記狭帯域領域において1つまたは複数の他のUEによって送信されたシンボルと多重化される物理ダウンリンクチャネルのシンボルを受信するために前記UEに割り当てられた前記狭帯域領域のサブ領域のインジケーションをシグナリングすることと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理ダウンリンクチャネルを送信することと、
を備える方法。
[C54] 拡散符号へのリソースインデックスの値のマッピングに基づいて、前記割り当てられたサブ領域において前記物理ダウンリンクチャネルのシンボルを受信するための拡散符号を決定することと、
前記割り当てられたサブ領域において前記物理ダウンリンクチャネルのシンボルを送信するとき、前記拡散符号を適用することと、
をさらに備える、C53に記載の方法。
[C55] 前記拡散符号は、シンボルごとベースで適用され、複数のスロットまたはサブフレームのシンボルを含むことができる、C54に記載の方法。
[C56] 少なくとも1つの拡散符号が少なくとも1つのシンボルのセットにおいて適用され、 前記セット中のシンボルは、前記セット中のシンボルにおけるトーンがセル固有基準信号(CRS)に使用されるかどうかに少なくとも部分的に基づいて選択される、
C54に記載の方法。
[C57] 前記シンボルのセットは、前記セット中のシンボルが同じ数および位置のデータトーンを有することに基づいて選択される、C56に記載の方法。
[C58] 前記少なくとも1つの物理ダウンリンクチャネルは、少なくとも1つの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)および少なくとも1つの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を備える、C54に記載の方法。
[C59] 前記少なくとも1つのPDSCHのための拡散は、前記少なくとも1つのPDCCHのための拡散から独立している、C58に記載の方法。
[C60] 異なる拡散符号または異なる拡散率のうちの少なくとも1つは、前記少なくとも1つのPDSCHおよび前記少なくとも1つのPDCCHに適用される、C59に記載の方法。
[C61] 前記少なくとも1つのPDCCHは、複数のサブフレームに広がる単一の送信として、1の拡散率で送信される、C60に記載の方法。