特許 6890094 合法な駐車のための方法とシステム

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】6890094

(24)【登録日】2021年5月26日

(45)【発行日】2021年6月18日

(54)【発明の名称】合法な駐車のための方法とシステム

(51)【国際特許分類】

   G08G 1/14 20060101AFI20210607BHJP

   G06Q 50/10 20120101ALI20210607BHJP

【ＦＩ】

   G08G1/14 A

   G06Q50/10

【請求項の数】11

【全頁数】38

(21)【出願番号】特願2017-548526(P2017-548526)

(86)(22)【出願日】2015年12月2日

(65)【公表番号】特表2018-503204(P2018-503204A)

(43)【公表日】2018年2月1日

(86)【国際出願番号】IB2015059305

(87)【国際公開番号】WO2016088069

(87)【国際公開日】20160609

【審査請求日】2018年11月30日

(31)【優先権主張番号】14/859,274

(32)【優先日】2015年9月19日

(33)【優先権主張国】US

【前置審査】

(73)【特許権者】

【識別番号】517195354

【氏名又は名称】ワング，ケビン，スンリン

(74)【代理人】

【識別番号】110001656

【氏名又は名称】特許業務法人谷川国際特許事務所

(72)【発明者】

【氏名】ワング，ケビン，スンリン

【審査官】 稲葉 大紀

(56)【参考文献】

【文献】 特開２００３−０３６４９９（ＪＰ，Ａ）

【文献】 特開２００９−１３９３７５（ＪＰ，Ａ）

【文献】 特開２００２−３０３５２０（ＪＰ，Ａ）

【文献】 特開２０１４−１３９７９５（ＪＰ，Ａ）

【文献】 特開２０１３−１１４６７７（ＪＰ，Ａ）

【文献】 特開２００９−１６９５２７（ＪＰ，Ａ）

(58)【調査した分野】（Int.Cl.，ＤＢ名）

Ｇ０８Ｇ １／００− １／１６

Ｇ０６Ｑ ５０／１０

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

１つ以上のコンピューティングデバイスを介して、ユーザが、潜在的に利用可能な合法な駐車場を特定することを支援する方法であって、
中央サーバに存在するデータベースを利用して、過去の合法的駐車関連データまたはリアルタイムの道路清掃関連データを含む合法的駐車関連データを格納することと、
前記合法的駐車関連データを、商用車合法的駐車関連データまたは非商用車合法的駐車関連データを含むデータタイプに分類することであって、前記合法的駐車関連データは、更に、車両のタイプまたは車両ナンバープレートのタイプによって分類される、分類することと、
前記データベースと通信しているフォーラムモジュールを利用して、１人以上の追加のユーザから、リアルタイムの道路清掃データを受信することと、
内部クロック機構と通信している位置識別子から、前記ユーザの現在位置、現在時刻、および日付を受信することと、
前記ユーザのタイプに基づいて、前記データベース内の前記合法的駐車関連データから１つ以上の利用不可能または非合法な駐車位置を排除することによって、１つ以上の潜在的に利用可能な合法な駐車位置を特定することと、
前記合法的駐車関連データを前記ユーザに通知することと、
前記リアルタイムの道路清掃データによって、動的に前記データベース内の前記過去の道路清掃データを更新すること、とを備えた前記方法。

【請求項2】

１人以上の関心のある個人または前記１人以上の追加のユーザ、政府機関、非政府組織、民間企業、コミュニティ組織、および様々なメディア・ソースのうちの少なくとも１つから、前記過去の合法的駐車関連データを受信することとであって、
前記過去の合法的駐車関連データは、駐車違反関連データ、駐車規則または法規、駐車可用性データ、または道路清掃データのうちの少なくとも１つを含む、受信することと、
前記道路清掃データを、１つ以上の追加のソースから受信することであり、前記１つ以上の追加のソースは、自治体、道路清掃を行っている企業、前記自治体または前記企業によって雇用されている運転手、システムの従業員、およびシステムの第三者契約者のうちの少なくとも１つを含む、受信すること、を更に備える、請求項１に記載の前記方法。

【請求項3】

ユーザタイプに基づいて、前記ユーザと前記１人以上の追加のユーザを分類することであって、
前記ユーザタイプは、商用車ユーザータイプと、非商用車ユーザータイプとを含む、分類することと、
車両のタイプまたは車両ナンバープレートのタイプによって、前記商用車ユーザータイプまたは前記非商用車ユーザータイプを分類することを更に備える、請求項１に記載の前記方法。

【請求項4】

駐車違反関連データおよび駐車規則または法規に基づいて、前記１つ以上の利用不可能または非合法な駐車位置を特定することと、
前記１つ以上の利用不可能または非合法な駐車位置を、前記データベース内の前記合法的駐車関連データから排除することとを、更に備えた請求項１に記載の前記方法。

【請求項5】

前記ユーザのタイプに対応する前記データタイプに基づいて、前記ユーザのための前記１つ以上の潜在的に利用可能な合法な駐車位置を特定することを更に備え、
商用車ユーザータイプに対応する前記商用車合法的駐車関連データは、車両のタイプまたは車両ナンバープレートのタイプにより、更に分類され、
非商用車ユーザータイプに対応する前記非商用車合法的駐車関連データは、車両のタイプまたは車両ナンバープレートのタイプにより、更に、分類される、請求項４に記載の前記方法。

【請求項6】

前記ユーザの目的地の所定の距離内で、前記ユーザのタイプに対応する前記データタイプに基づいて、前記１つ以上の潜在的に利用可能な合法な駐車位置の１つ以上の通知を、前記ユーザに表示することを更に備える、請求項１に記載の前記方法。

【請求項7】

少なくとも１つ以上の異なるフォーマットを介して、前記１つ以上の非合法または利用不可能な駐車位置とは異なって、前記１つ以上の潜在的に利用可能な合法な駐車位置を反映し、前記ユーザのために前記１つ以上の潜在的に利用可能な合法な駐車位置を見つける可能性を高めることを更に備え、
前記１つ以上の異なるフォーマットは、少なくとも異なる色、形状、ライン、または差異を識別するための任意の他のフォーマットを有し、
前記少なくとも１つ以上の異なるフォーマットは、発行された駐車違反納付書の変動に基づき、
前記少なくとも１つ以上の異なるフォーマットを介して表示された、発行された駐車違反納付書の前記変動は、少なくとも時刻または位置に基づく、請求項１に記載の前記方法。

【請求項8】

前記フォーラムモジュールを介して、前記１人以上の追加のユーザから受信する前記リアルタイムの道路清掃データを、前記データベースに格納することと、
少なくとも前記リアルタイムの道路清掃データに基づいて、道路の清掃の１つ以上の通知を生成することと、
前記道路の清掃の前記１つ以上の通知を、前記ユーザに送信し、１つ以上の位置で開始されようとしている前記道路の清掃を通知することであって、
前記道路の清掃の前記１つ以上の通知は、１つ以上の車両を、前記１つ以上の位置から移動させるよう前記ユーザを促す、送信することと、
前記道路の清掃の開始前の所定の時間内に、前記道路の清掃の前記１つ以上の通知を、前記ユーザに表示することとを備える、請求項１に記載の前記方法。

【請求項9】

前記道路の清掃の前記１つ以上の通知を、前記ユーザに送信して、前記１つ以上の位置での前記道路の清掃が終了したことを通知することであって、
前記道路の清掃の前記１つ以上の通知は、前記車両を、前記１つ以上の位置に戻すよう前記ユーザを促す、送信することと、
道路清掃が終了した後の所定の時間内に、前記道路の清掃の前記１つ以上の通知を、前記ユーザに表示することとを更に備えた、請求項８に記載の前記方法。

【請求項10】

前記リアルタイムの道路清掃データの前記１つ以上の通知を、直接体験した１人以上の追加のユーザにより、採点することであって、
前記直接体験は、前記道路の清掃の前記１つ以上の通知を受信する前記１人以上の追加のユーザにより識別される、採点することを更に備える、請求項８に記載の前記方法。

【請求項11】

前記フォーラムモジュールを介して、前記リアルタイムの道路清掃データを報告する前記１人以上の追加のユーザに、１つ以上の報酬を発行することを更に備え、
前記１つ以上の報酬は、所定数の正の採点に達する前記道路の清掃の前記１つ以上の通知に基づき、
前記１つ以上の報酬は、金銭的または非金銭的である、請求項１０に記載の前記方法。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

関連出願の相互参照
本出願は、２０１４年１２月２日に出願された仮特許出願第６２／０８６，５６０、２０１４年１２月１５日に出願された仮特許出願第６２/０９２，１００、２０１５年２月９日に出願された仮特許出願第６２／１０４，５１０、及び２０１５年４月２０日に出願された仮特許出願第６２／１５０，１１８、及び２０１５年８月２７日に出願された仮特許出願番第６２／２１０，７０１に基づくものであり、その全ては参照により本明細書に組み込まるものである。

【0002】

本発明は、概ね駐車システムに関し、特に、車両の合法な駐車を支援するための方法とシステムに関する。本発明は、特に、合法な駐車に関する駐車領域マッピング、記憶及びユーザへの警告を提供するための方法及びシステムに関する。

【背景技術】

【0003】

車両の数の増加と、運転者が自身の車両を合法に駐車することができる駐車スペースまたはゾーンの許可に関する規制により、特にニューヨークシティ（以後ＮＹＣと記す）のような大都市では、駐車場を見つけることが益々難しくなっている。ＮＹＣのような街では、人々が駐車できる場所への制限に対する多くの理由と、駐車スペースに対する高い要請があるであろう。地元の駐車条例や規則は、車両が公共の道路に沿って駐車することができる許容スペースや時間などを頻繁に調整する。

【0004】

合法な駐車場を見つけることが、駐車違反を避ける有効な方法であるため、運転者は、代替の駐車オプションが不足していることから誤って、もしくは知らずに駐車違反を犯していることが多い。運転者は、合法な駐車スペースを見つけるためにやみくもに運転して回ることによって途方もない時間を費やし、それによってより多くの交通渋滞を引き起こす。駐車スペースが常に混雑し、不足している上、路上の車両が増え続けるため、現在の駐車違反の量をさらに悪化させることになる。
しかし、時間を節約し、路上もしくは路上以外の合法な駐車スペースを有効に使用するため、運転者が駐車スペースを探しているとき、または近い将来のある時間に、その時間に駐車場から出ることがわかっている他の運転者がいることを通知されると運転者は恩恵を受けることができるであろう。

【0005】

公共駐車場や政府の公共駐車場ビルは、商業駐車場よりもかなり安いので、運転者がまずは、路上や公共駐車場ビル内で駐車場を探そうとするのは理解できる。違法駐車スペースを排除して駐車違反を回避し、合法な駐車場を見つける時間を節約するため、運転者がいつ、どこで駐車できるかを通知するのは非常に重要である。しかし、路上パーキングは、政府または政府機関によって所有及び管理されるため、それらは、合法な路上駐車スペースがどこで利用可能であるかを運転者に通知するためのリソースや能力を持っていない。合法な路上パーキングを探すのに運転者が互いに助け合うのがより現実的で有効な手法である。

【0006】

さらに、運転者は、合法な駐車場がある場所に駐車するため、路上及び路上以外の駐車場に対する様々なオプションを知って、その情報に基づいた決定を行うことによって、恩恵を受けることができるであろう。運転者が合法な駐車スペースを助言されれば、駐車違反を相当に減らすことができる。

【0007】

そこで、空きスペース情報を動的に共有できる真の車両間または運転者間の通信を行うことにより、合法に車両を駐車する方法に対する必要性がある。また、運転者間の時間通信と駐車スペースの監視を容易にし、駐車スペースに対する車両の無作為な動きによる渋滞を回避するシステムに対する必要性もある。

【0008】

上記の短所、欠点及び問題は下記のとおり、本明細書中で取り上げている。
発明の要約

【0009】

以下は、本明細書に記載のいくつかの新規な実施形態の基本的な理解を提供するために簡略化した概要を提示するものである。この概要は、広範な概観ではなく、後で提示されるより詳細な説明への導入として、簡略化した形でいくつかの概念を提示するためのものである。

【0010】

ここに示す実施形態の主な目的は、駐車スペースを監視し、運転者が合法な駐車を行うのを支援するための方法及びシステムを提供することにある。

【0011】

ここに示す実施形態の別の目的は、どこに合法な駐車場があるかについて、並びに彼らが現在位置しているまたはこれから移動する地域における合法な駐車場についてのオプションをユーザに知らせ、教えるためのリソースをユーザに提供することにある。

【0012】

ここに示す実施形態のさらに別の目的は、路上及び路上以外の合法な駐車領域のデータベースを作成し、すでに車両を駐車した運転者及び車両を駐車する場所を探している運転者の間の社会的つながりを可能にして駐車場関連情報を受け入れ交換するための方法を提供することにある。

【0013】

ここに示す実施形態のさらに別の目的は、運転者が悪い結果となりうる場所に駐車することによるリスクをとるより、合法な駐車の選択肢を見つけるのを支援するための方法を提供することにある。

【0014】

ここに示す様々な実施形態は、合法な駐車をするための駐車ゾーンマッピング、記憶、及びユーザへの通知のためのシステムと方法を提供する。この方法は、中央サーバに存在する統合データベース内に複数の過去の及びリアルタイムの駐車違反を記憶し、グローバル・ポジショニング・モジュールを介して送信されたジオコード位置を受信することを含む。

【0015】

ここに示す実施形態によると、位置は、モバイルデバイスに設置されたグローバル・ポジショニング・モジュールまたは車両に設置された全地球測位システム（ＧＰＳ）ナビゲーションデバイスを使って識別することができる。

【0016】

ここに示す実施形態によると、統合データベースは、複数の駐車規則、違反コード、法執行機関が使用する略語、過去の駐車違反金納付書及びリアルタイムのクラウドソーシングした駐車違反金納付書などを記憶する。統合データベースは、さらに複数のパーキングメータの場所と、適用される料金、及び公共駐車場、民間の駐車場と商業駐車場ビル情報を記憶する。データ処理モジュールは、ユーザの識別された現在位置を、発行された駐車違反金納付書の各々の時間と位置及び駐車規則とを相互相関して、ユーザの識別された現在位置、時刻及び日付で合法な駐車場を確保する可能性を予測する。

【0017】

ここに示す実施形態によると、ユーザの駐車意思は、加速度計を介して速度を、位置識別子を介して位置を決定、解析することによって識別される。ユーザが駐車意思を示すと、システムは、時間と日付に応じてその場所に該当する駐車違反金納付書が発行される可能性があるかどうか、統合データベースをチェックする。潜在的な駐車違反がある場合、システムはユーザに警告を出し、ユーザはシステムに別の駐車場情報を示すように促すことができる。代替の駐車場情報は、車両ナンバープレートのタイプ、車両のタイプ、屋内または屋外の駐車施設の名前と場所、車両の高さと寸法、該当する駐車設備への到着予測時間、該当する駐車施設からユーザの目的地までの歩行時間と距離、駐車料金、駐車場の利用可能性、営業時間及び前記駐車施設への方向などを含む。ここに示す実施形態によると、ユーザの退去意思も、それぞれ加速度計を介して速度を、位置識別子を介して位置を決定、解析することによって識別される。ユーザが退去意思を示すと、システムは、ユーザが他の駐車意思のあるユーザをチェックしてマッチングさせることができる。これらのユーザは、この駐車スペースの受け入れを判断した結果として、ソーシャルメディア機能を介して接続することを選択できる。

【0018】

ここに示す実施形態によると、この方法は、ディスプレイモジュールの上に示された電子地図または位置データで、例えば色などの異なるフォーマット、線または形状などにより識別される利用不可能な、または違法な駐車スペースを排除する。

【0019】

ここに示す実施形態によると、異なるフォーマットを使って、特定の位置で、または区、ブロックまたは通りなどのような広いまたは狭い地理的領域で発行された駐車違反金納付書の密度に対し、駐車スペースの利用不可能性及び違法性などを識別する。このフォーマットは、さらに、時刻に基づいて特定の場所で反映された、発行された駐車違反金納付書や、その時刻における前記場所に対する過去の駐車違反要約データの数の複数の変動を識別する。商用及び非商用車両のユーザは、異なる識別マップを見る。

【0020】

ここで示す実施形態は、パーキングメータ違反金納付書を受けることを回避するための方法を開示する。ＧＰＳ識別子で車両の地理的位置を監視することと、車両の位置をロックすることと、そして位置データ情報を統合データベースに送信することとを含む。システムは、車両の監視した地理的位置に基づいて車両がパーキングメータに駐車されている時間を識別する。パーキングメータの時間切れが近づいていると、システムは、第１のユーザにパーキングメータが時間切れに近づいていることの通知を送る。第１のユーザは、自身でパーキングメータを補充することによってパーキングメータを延長することができる。第１のユーザが何らかの状況のためパーキングメータを補充できない場合は、第１のユーザは、第２のユーザにパーキングメータの補充の支援を求めることができる。

【0021】

ここに示す実施形態によると、この方法は、駐車場関連情の受け入れの検討手段として、複数のユーザを互いに結びつけるためのソーシャルメディア機能を組み込んである。

【0022】

ここに示す実施形態によると、駐車場情報は、複数の駐車規則や法規、ユーザの現在位置に関する統合データベースからの有益かつ潜在的で合法な駐車位置、ユーザが要請する位置に対するユーザの現在位置に関する、統合データベースからの有益かつ潜在的で合法の駐車位置、及び特定の位置に関する代替の駐車場情報を含む。代替の駐車場情報は、車両ナンバープレートのタイプ、車両のタイプ、屋内及び屋外の駐車施設の名前と場所、車両の高さと寸法、該当する駐車設備への到着予測時間、該当する駐車施設からユーザの目的地までの歩行時間と距離、駐車料金、駐車場の利用可能性、営業時間及び前記駐車施設への方向などを含む。

【0023】

ここに示す実施形態によると、この方法はさらに、自治体の機関、道路の清掃を行う会社、自治体の機関や会社に雇用された運転者、及び近隣の市民などからリアルタイム道路清掃スケジュールを取得することと、その道路清掃が完了したと表示されたら関連する道路で駐車を利用したいユーザへ通知を送ることを含む。

【0024】

ここに示す実施形態は、ＧＰＳナビゲーションデバイスまたはモバイルデバイスを介して経路プランとともに駐車勧告を組み合わせることにより、駐車違反警告を提供するための方法を提供する。アドバイスモードでは、駐車領域についての合法な情報を提供するとともに、現在の駐車領域が駐車違反になる可能性を有している場合には、経路情報を伴う代替の駐車スペース情報を提供する。

【0025】

ここで示す実施形態は、合法な駐車スペースのデータベースまたは駐車場ビルデータベースを構築する方法を提供する。この方法は、様々な情報源から情報を集めて記憶することと、政府のウェブサイト、複数の民間または公共の駐車スペースまたは駐車場ビルの所有者や許可管理者を非限定的に含むことと、その所有者や許可管理者によって提供された駐車場関連情報を登録及び更新することとを含む。

【0026】

ここに示す実施形態によると、ユーザが商業駐車スペースまたは民間の駐車スペースを要請する方法は、第１のユーザから商業駐車場ビルスペースまたは民間の駐車スペースを所有または管理する複数の二次ユーザに秘密の要請を送って、割り当てられた期間または日付の、そして提示された価格の、第１のユーザの車両の寸法に合ったその駐車領域内の駐車スペースを要請することを含む。

【0027】

ここに示す実施形態によると、この方法により、さらに、ユーザは、値付け、日時、駐車スペースの位置及び他の駐車場関連情報を一覧にすることによって商業駐車スペースまたは民間の駐車スペースを提供することができる。駐車スペースを探しているユーザは、値段と他の条件について、両ユーザが合意するまで交渉することができる。

【0028】

ここに示す実施形態によると、パーキングメータを時間までに補充することによって、またはユーザが他のユーザの支援によりそのパーキングメータを補充することができる合法な駐車スポットに駐車することによって、パーキングメータの違反金納付書を受取らないようにするための方法である。

【0029】

ここに示す実施形態によると、この方法では、オンラインプラットフォームにソーシャルメディア機能が組み込んであり、リアルタイムで利用可能な駐車スペースを要請し、駐車場関連情報を交換することの検討手段としてユーザを接続することができる。この方法は、リアルタイムで駐車スペースを探す第１のユーザによる要請通知を投稿することを含み、要請通知は車両を第１のユーザの車両の位置に近接した場所に車両をすでに駐車している複数のユーザに対して送られる。複数のユーザは、その要請を受け入れても拒否してもよい。第２のユーザから要請通知の拒否があった場合、その要請通知は、少なくとも１人のユーザが第１のユーザの要請通知を受け入れるまで転送され続ける。

【0030】

ここに示す実施形態によると、この方法では、近い将来利用可能な駐車スペースが要請されることを考慮し、ユーザを接続できるソーシャルメディア機能をオンラインプラットフォームに組み込んでいる。この方法は、近い将来駐車スペースを探す第３のユーザによる要請通知を投稿することを含み、要請通知は車両を第１のユーザが意図する目的地から指定した半径範囲内に車両をすでに駐車している複数のユーザに対して送られる。その要請通知は、少なくとも１人のユーザが要請通知を受け入れるまで転送され続ける。少なくとも１人のユーザは、要請通知が別のユーザによる受け入れの待機状態であれば、その要請通知の拒否または受け入れをいつでも撤回することができる。

【0031】

ここに示す実施形態によると、リアルタイムまたは近い将来に利用可能な駐車スペースを要請する際に駐車場関連情報を受け入れることの検討手段としてソーシャルメディア機能を組み込む方法は、このリアルタイムまたは近い将来に利用可能な駐車スペースを提供するときにも適用できる。金銭の支払または非金銭的報酬も、駐車場関連情報を受け入れるか検討するための別のオプションとしての役割を果たす。

【0032】

ここに示すこれら実施形態の上述の、そして他の態様は、下記に示す説明と添付の図面を参照することにより、よりよく認識及び理解できるであろう。しかし、下記の説明は、好ましい実施形態及び多くの具体的な詳細を示すが、これらは、例示に過ぎず、限定することを意図したものではないことは理解すべきである。多くの変更及び修正がその精神から逸脱することなく、本明細書の実施形態の範囲内で行うことができ、本明細書の実施形態は、すべてのそのような修正を含むものである。

【図面の簡単な説明】

【0033】

本開示とそれに付随する態様の多くのより完璧な理解は、添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を参照することにより理解しやすくなり、容易に得られるであろう。

【0034】

【図1】図１は、本発明の例示の実施形態において、統合データベースを示す略図である。

【0035】

【図2A】図２Ａは、本発明の例示の実施形態において、ユーザがシステムで収集したデータに基づき、対応するアドバイスの通知を前記システムがどのようにして生成するかを示すフローチャートである。

【0036】

【図2B】図２Ｂは、本発明の例示の実施形態において、ユーザがシステムからアドバイス通知を受けた後の３つの状態を示すフローチャートである。

【0037】

【図3A】図３Ａは、本発明の例示の実施形態において、ユーザがその駐車場要請をシステムに投稿し、システムがユーザを誘導して合致するものを見つける及び／または要請を投稿したユーザが駐車スポットを見つけるようにナビゲートする手法を示すフローチャートである。

【0038】

【図3B】図３Ｂは、本発明の例示の実施形態において、ユーザがその駐車スポットをシステムに投稿し、システムがユーザを誘導して合致するものを見つける及び／または提供を受け入れるユーザが駐車スポットを見つけるようにユーザをナビゲートする手法を示すフローチャートである。

【0039】

【図4A】図４Ａは、本発明の例示の実施形態において、パーキングメータを補充するためのユーザのサービス要請を介したパーキングメータ支払支援システムに対する手法を示すフローチャートである。

【0040】

【図4B】図４Ｂは、本発明の例示の実施形態において、パーキングメータを補充するためのユーザのサービス提供を介したパーキングメータ支払支援システムに対する手法を示すフローチャートである。

【0041】

【図5A】図５Ａは、本発明の例示の実施形態において、モバイルデバイスがシステムの統合データベースと接続して、商用車両に対し、対応するリアルタイム通知を生成するシステムを示す略図である。

【0042】

【図5B】図５Ｂは、本発明の例示の実施形態において、モバイルデバイスがシステムの統合データベースと接続して、非商用車両に対し、対応するリアルタイム通知を生成するシステムを示す略図である。

【0043】

下記の詳細な説明において、その一部を形成する添付の図面を参照するとともに、実施された特定の実施形態を例示として示す。実施形態は、当業者が実施形態を実施できるよう十分詳細に説明しており、本実施形態の範囲を逸脱することなく、論理的、機械的及び他の変更を加えることができることは理解できよう。以下の詳細な説明は、限定する意味に解釈されるべきではない。

【0044】

図に示した本開示の例示の実施形態を説明するに当たり、明確化のため、特定の用語を採用する。しかし、本開示は、ここで選択された特定の用語に限定することを目的とするものではなく、各特定の要素は、同様に動作するすべての技術的均等物を含むものであると理解できる。本システム及び方法は世界的に適用される。しかし、実施のための主要な例を提供する目的で、本発明はここでは、ＮＹＣなどのような近代的大都市を参照して説明する。「運転者」という用語は、「ユーザ」と互換的に使用できるものとする。しかしながら、「ユーザ」は、運転者だけでなく、運転者またはドライビングでなく、このシステムを使って運転者に支援を提供する個人も含むものである。システムは、ユーザと運転者の両方を支援して、彼らを合法な駐車場に向けることにより駐車違反切符を回避することができる。

【0045】

ここに示す例示の実施形態によると、本発明は、モバイルデバイスまたは車両搭載ナビゲーションシステムの、内部クロック機構、電話通話機能、マイク、地理的位置のマッピング（緯度及び経度座標）のためのＧＰＳ追従、及び／またはカメラなどを非限定的に含む様々な機能と内部で接続されている。モバイルアプリケーションはモバイルデバイスで作動し、マイクロプロセッサ、メモリ、ＧＰＳ、無線接続及びディスプレイを含むリソースを利用する。通知は、可視表示またはオーディオシステムなどのような１つ以上の媒体を介して行われる。

【0046】

ここに示す実施形態によると、システムと方法は、電気／デジタルマップ（例えば、グーグルマップ（登録商標））をモバイルデバイス上で統合する。道路とルートは、マップデータベースから表示され、合法な駐車場の位置及び関連情報に関する分析データとともにユーザが容易に理解しやすい方法で提示される。

【0047】

ここで示す様々な実施形態は、合法な駐車について駐車領域マッピング、記憶、及びユーザへの警告を提供し、システムは、位置識別子、加速度計、統合データベース、データ処理モジュール、及び表示装置を含む。統合データベースは中央サーバ内にある。統合データベースは位置識別子と同期されている。データ処理モジュールは、位置識別子と統合データベースに通信媒体を介して接続される。データ処理モジュールは、さらに加速度計に接続される。表示装置は、データ処理モジュールに接続されている。

【0048】

ここに示す実施形態によると、位置識別子は加速度計とともにモバイルデバイスに設置されたグローバル・ポジショニング・モジュールである。位置識別子と加速度計は統合データベースとデータ処理モジュールに無線接続される。

【0049】

ここに示す実施形態によると、モバイルデバイスは内部クロック機構を備える。内部クロック機構は、パーキングメータによる駐車車両の駐車時間を測定する。内部クロック機構は、駐車した車両の駐車時間の満了に近づくにつれ表示装置上に通知を送る。通知は、様々な時間の長さで、１つ以上の異なる残り時間の通知をユーザが設定することができるオプションを含んでいてもよい。残り時間リマインダー警告の時間はユーザが調整することができる。

【0050】

ここに示す実施形態によると、位置識別子は加速度計とともに車両に設置された全地球測位システム（ＧＰＳ）ナビゲーションデバイスである。位置識別子と加速度計は有線または無線媒体を介してデータ処理モジュールに接続される。

【0051】

ここに示す実施形態によると、全地球測位システム（ＧＰＳ）ナビゲーションデバイスは内部クロック機構を備える。内部クロック機構は、パーキングメータによる駐車車両の駐車時間を測定する。内部クロック機構は、駐車した車両の駐車時間の満了に近づくにつれ表示装置上に通知を送る。

【0052】

ここに示す実施形態によると、統合データベースは、複数の駐車規則、違反コード、法執行機関が使用する略語、過去の駐車違反金納付書及びリアルタイムのクラウドソースした駐車違反金納付書などを記憶する。統合データベースは、さらに、発行された駐車違反金納付書の地理的位置、理由及び時間と日付を含む複数の発行された駐車違反金納付書、複数のパーキングメータの場所と適用される料金及び駐車場ビル情報を記憶する。データ処理モジュールは、ユーザの識別された現在位置を、発行された駐車違反金納付書の各々の時間と位置及び駐車規則とを相互相関して、ユーザの識別された現在位置、時刻及び日付で合法な駐車場を確保する可能性を予測する。

【0053】

ここに示す実施形態によると、表示装置は予測される合法な駐車の可能性についての駐車場通知を表示する。

【0054】

ここに示す実施形態によると、ユーザの駐車意思は、それぞれ加速度計と位置識別子を介して瞬間速度及び位置を決定し、解析することによって識別される。ユーザの退去意思は、それぞれ加速度計と位置識別子を介して駐車した後の動作増加と位置を判定し、解析することによって識別される。

【0055】

ここに示す実施形態によると、処理モジュールは、さらにユーザの要請によって表示装置上の駐車場情報を送信する。駐車場情報は、複数の駐車規則や法規、ユーザの現在位置に関する統合データベースからの有益かつ潜在的で合法な駐車位置、ユーザが要請する位置に対するユーザの現在位置に関する、統合データベースからの有益かつ潜在的で合法の駐車位置、及び特定の位置に関する代替の駐車場情報を含む。代替の駐車場情報は、車両ナンバープレートのタイプ、車両のタイプ、屋内または屋外の駐車施設の名前と場所、車両の高さと寸法、該当する駐車設備への到着予測時間、該当する駐車施設からユーザの目的地までの歩行時間と距離、駐車料金、駐車場の利用可能性、営業時間及び前記駐車施設への方向などを含む。

【0056】

ここに示す実施形態によると、中央サーバは、さらにマイクロプロセッサとサーバ可読プログラム記憶媒体を含む。プログラム記憶媒体は、生来固定であり有形である。プログラム記憶媒体はマイクロプロセッサが実施して駐車場関連データを検索及び更新し合法な駐車場を見つけること及びパーキングメータを補充するのを支援する指示のプログラムを具現化している。

【0057】

ここに示す実施形態によると、システムは、さらに、サーバ可読天気予報アプリケーションプログラムインターフェース（ＡＰＩ）を備え、統合データベースの中に記憶された過去の天気情報にアクセスできる。天気予報ＡＰＩは、駐車領域の天候状態を判定し、駐車領域の駐車条件に及ぼす天候条件の悪影響を判定すると警告を出す。

【0058】

ここに示す実施形態は、合法な駐車をするための駐車領域マッピング、記憶、及びユーザへの警告のための方法を提供する。この方法は、車両のタイプと車両ナンバープレートのタイプに基づいて統合データベース内に複数の過去の及びリアルタイムの駐車違反を記憶し、位置識別子のグローバル・ポジショニング・モジュールを介して送信されたジオコード位置を受信することを含む。送信されたジオコード位置における過去の駐車違反の背景を検索する。検索は、中央サーバに保存されたマイクロプロセッサを介して統合データベースで実行される。システムは、表示装置上で過去の駐車違反データと駐車規則に基づいた違法駐車を排除することによって潜在的な合法な駐車スペースを表示する。この方法は、さらに、当該ジオコード位置のパーキングメータデータを中央サーバを介して監視することと、パーキングメータデータを処理モジュールに送信することを含む。処理モジュールは、受信したパーキングメータのデータにおける車両の駐車時間を比較する。処理モジュールは、車両の駐車領域をまもなく時間切れとなるパーキングメータとともにリストにする。処理モジュールは、パーキングメータがユーザの車両への到着するまでに時間切れとなる駐車した車両の位置を一覧にする。

【0059】

ここに示す実施形態によると、統合データベースは、中央サーバ内にあり、マイクロプロセッサを介してデータを記憶し処理する。

【0060】

ここに示す実施形態によると、この方法は、ディスプレイモジュールの上に示された電子地図または位置データで、例えば色などの異なるフォーマット、線または形状などにより識別される使用不能または違法駐車スペースを排除する。

【0061】

ここに示す実施形態によると、異なるフォーマットを使って、特定の位置で発行された駐車違反金納付書の密度を識別する。例えば、密度は、発行された駐車違反金納付書の密度が低い位置に比べて暗い色で示されている発行された駐車違反金納付書が多く発行されている駐車位置を含む。フォーマットはさらに、区、ブロックまたは通りなどの広いまたは狭い地理的領域に対して発行された駐車違反金納付書の密度、駐車スペースの利用不可能性または違法性を識別する。違法駐車スペースは、異なる色と形状で識別してもよい。例えば、赤い実線で駐車は違法であることを示し、一方、赤い点線は駐車スペースがユーザによって占有されていることを示す。赤い点線の間の緑色は、現在駐車スペースが利用可能であることを示す。このフォーマットは、さらに、時刻に基づいて特定の場所で反映された、発行された駐車違反金納付書や、その時刻における前記位置に対する過去の駐車違反要約データの数の複数の変動を識別する。商用と非商用車両のユーザは、異なる識別マップが見える。駐車は常に車両のタイプまたは車両ナンバープレートのタイプによるからである。例えば、商用トラックを運転していることを示すユーザは、商用トラックが駐車できる特別な駐車規則がある領域については画面上に表示された緑色、または他のフォーマットが見える一方、非商用車両のユーザには、利用可能な駐車の制限により、駐車することはできないため、同じ領域が赤に見えるようにすることができる。

【0062】

ここに示す実施形態によると、中央サーバ内に設けられたマイクロプロセッサは、パターン及び隔離されたインシデントに対するデータ解析を行って、様々なアルゴリズムの複雑性によるデータベースからの生データに基づいた駐車違反に対する有意なパターンを見つけることができる。このパターンは、システムの電子地図内では、異なる色、または表示の他のフォーマットで差別化され、例えば、駐車違反の数が多い位置で駐車スポットを探している場合には、それを、駐車違反の数が少ない位置の明るい色に比べて暗い色で表示してユーザに警告してもよい。位置に対する色はユーザが情報を見ている時間に従って動的に変化する。一日のうちの異なる時間は、違反金納付書のこれまでの発行量が違うからである。ユーザは、現在時間、時間枠、及び／または将来のある一定時間を示すようにシステムを設定する。また、システムを使用して、様々な色を使って違反の密度と駐車違反切符のヒストグラムを表した駐車違反のホットスポットを示すインタラクティブなマップを生成する。色を使って特定の位置での合法な駐車の利用可能性と路上駐車評価の採点と、路上駐車の占有率と合法な駐車スポットの利用可能性を示す。位置に対する色はユーザが情報を見ている時間に従って動的に変化してもよい。一日のうちの異なる時間で、合法な駐車として認められる駐車規則は変わるからである。ユーザは、ユーザが駐車したいときは現在時間、時間枠、または将来の所定の時間を表示するようにシステムを設定する。さらに、ユーザは、モバイルアプリケーション内の電子地図上の違法駐車を統合データベースの情報によって様々な色で表された個々の駐車スペース及び／または通りを検索できる。電子地図は、色を使って、適用される規則により駐車が違法であることを反映すると共に、これらの位置について、ユーザの意図する目的地に基づいてそのユーザに通知する。これには、イベント、建築、道路工事などのような政府が発信する一時的な通知も含む。また、色は、モバイルアプリケーションのユーザが、駐車スペースに駐車したことを表示するので、駐車が利用不可である個々の駐車スペースを表示する場合に使用する。運転者がある位置をドライブして駐車が許可されていないことがわかるというのは時間と資源の無駄遣いであるため、ユーザが駐車場を探すための場所まで行く前にその領域を検索することによって状況を知ることができるこの機能は有益である。ユーザがその領域内のある通りに駐車場がないことを示す色を見て、ユーザは代わりに別の領域に行くことを選択できる。さらに、ユーザは、彼らがその領域に行く前に、駐車ができないという知識を持っていれば可能な駐車場を見つけるチャンスが増えることになる。

【0063】

ここに示す実施形態によると、本発明は、色を使って、所定の情報／データを示し、及び／または、所定の情報／データを差別化することができる。しかしながら、色の使用に限定されず、他のフォーマット（例えば、形状、写真、カテゴリーなど）を色の代わりに使って所定の情報／データを示し、及び／または、所定の情報／データを差別化してもよいことは理解できよう。

【0064】

ここに示す実施形態によると、統合データベースは、複数の駐車規則、違反コード、法執行機関が使用する略語、過去の駐車違反金納付書及びリアルタイムのクラウドソースした駐車違反金納付書などを記憶する。

【0065】

ここに示す実施形態によると、統合データベースは、さらに、発行された駐車違反金納付書の地理的位置、理由及び時間と日付を含む複数の発行された駐車違反金納付書、複数のパーキングメータの場所と適用される料金及び駐車場ビル情報を記憶する。

【0066】

ここで示す実施形態は、パーキングメータ違反金納付書を受けることを回避するための方法を開示する。ＧＰＳ識別子で第１のユーザの車両の地理的位置を監視することと、第１のユーザの車両の位置をロックすることと、位置データ情報を統合データベースに転送することと、車両の監視した地理的位置に基づいてパーキングメータに駐車した車両の時間を識別することとを含む。内部クロック機構は、駐車した車両がパーキングメータの時間切れに近づいていることを警告する。パーキングメータの場所と当該位置におけるパーキングメータでの駐車時間の延長に対応する駐車コストの情報は、統合データベースによって識別し、次にパーキングメータの時間切れが近づいていることについての、通知をＳＭＳ、電話、または電子メールによって第１のユーザに送り、第１のユーザからの応答を判定してパーキングメータを延長する。第１のユーザは、自分でメータを補充してもよいし、あるいは、パーキングメータの補充において支援を提供することを受け入れることができる別のユーザの支援を探してもよい。そのユーザが別のユーザの支援を探す場合、システムは、位置データ、最大待機時間、及び当該位置に対する駐車料金を含む要請通知を送ってもよい。

【0067】

ここに示す実施形態によると、この方法は、さらに、第１のユーザによってパーキングメータを補充するための要請を、第１のユーザの車両から特定の半径範囲にいる複数の二次ユーザに送るステップを含む、駐車した車両に対するパーキングメータへの補充の支援と、パーキングメータのコストと提示されたサービス料金を含む、第１のユーザの駐車した車両についての情報を含む。第１のユーザの車両の位置及びそこからの推定距離または消費時間を含む、第１のユーザの駐車した車両についての情報も送信することができる。第１のユーザは、さらに二次ユーザのモバイルデバイス上に財務情報を送る。財務情報は、支払メータに対して支払う金額と、プレート番号、車両の色、車両の写真などのような第１のユーザの車両の詳細と、パーキングメータの時間が満了となる前に支援を提供することを選択した二次ユーザへの提示サービス料金を含む。要請を送る際、第１のユーザは、二次ユーザからの申し出を受けて、興味を持った二次ユーザとサービス料金について交渉してこの取引を成立させる。第１のユーザは、少なくとも１人の二次ユーザからの申し出を受け、第１のユーザは、パーキングメータに支払うべき金額と交渉したサービス料金をエスクローアカウントで支払う。システムは、エスクローの金額を二次ユーザに通知し、二次ユーザは、パーキングメータでの支払を完了する。二次ユーザは、第１のユーザにモバイルデバイスへの支払証明を送る。第１のユーザは、支払証明を受領した後に、交渉したサービス料金とメータの料金を第１のユーザのアカウントからエスクローアカウントへ支払ゲイトウェイプラットフォームを介して、あるいは、二次ユーザに直接支払う。さらに、トランザクションレートで揉めた場合にはユーザ間の論争を解決するために調停センターを使用することができる。

【0068】

ここに示す実施形態によると、この方法は、ユーザが駐車場関連情報の受け入れを検討するため、複数のユーザを互いに結びつけるソーシャルメディア機能を組み込んである。ソーシャルメディア機能はモバイルアプリケーション内のオリジナルのソーシャルメディアシステムでもよく、あるいは、現在利用可能な第三者のソーシャルメディアアプリケーション（例えば、Ｆａｃｅｂｏｏｋ（登録商標））を組み込んで、ユーザが接続しているユーザを介して、特定の場所で駐車場を見つけるチャンスを増やすことができる。

【0069】

ここに示す実施形態によると、駐車場情報は、複数の駐車規則や法規、ユーザの現在位置に関する統合データベースからの有益かつ潜在的で合法な駐車位置、ユーザが要請する位置に対するユーザの現在位置に関する、統合データベースからの有益かつ潜在的で合法の駐車位置、及び特定の位置に関する代替の駐車場情報を含む。代替の駐車場情報は、車両ナンバープレートのタイプ、車両のタイプ、屋内及び屋外の駐車施設の名前と場所、屋内駐車施設の高さと寸法、該当する駐車施設への到着予測時間、該当する駐車施設からユーザの目的地までの歩行時間と距離、駐車料金、駐車場の利用可能性、営業時間及び前記駐車施設への方向などを含む。

【0070】

ここに示す実施形態によると、この方法はさらに、自治体の機関、道路の清掃を行う会社、自治体の機関や会社に雇用された運転者、及び近隣の市民などからリアルタイム情報道路清掃スケジュールを取得することと、関連する道路で駐車場を利用したいユーザへ通知を送ることを含む。

【0071】

ここに示す実施形態は、経路プランとともに駐車勧告を組み合わせることにより、駐車違反警告を提供するための方法を提供する。この方法は、ＧＰＳナビゲーションデバイスまたはモバイルデバイスを介してルートプランニングモードに入ることを含む。ルートプランニングモードは、ユーザが構成した目的地の半径範囲内におり、アドバイスモードに入ることを示す。アドバイスモードは駐車ゾーンについての法的情報を提供する。処理モジュールは、駐車違反金納付書データと駐車規則、及び法規を統合データベースから取り出し、駐車領域にいるユーザの駐車意思を識別すると、アドバイザリー駐車警告を提供し、ユーザに意図する目的地までのルートを提案する。駐車違反の可能性が最も低い意図する目的地から一定の半径範囲内にある複数の駐車位置が提言され、最良の合法な駐車スペースを探す。利用可能な路上パーキングまたは公共駐車場ビルがない場合には、商業駐車場ビルまたは民間の駐車スペースのオプションが提供され、システムは、ユーザをそのような駐車位置までナビゲートする。

【0072】

ここで示す実施形態は、合法な駐車スペースのデータベースまたは駐車場ビルデータベースを構築する方法を提供する。この方法は、複数の駐車スペース及び商業駐車場ビルに関する情報を収集及び記憶することと、その所有者や許可管理者によって提供された駐車場関連情報を登録及び更新することとを含む。商業駐車場ビルのオーナーと認可された管理者には、システムのプラットフォームを有する民間の駐車場ビルに関する駐車場関連情報を登録することができる。駐車場関連情報は、駐車スペースの利用可能性、営業時間、住所、電話番号、該当する場合には屋内駐車施設へ入る際の高さと寸法、許容される重量、価格、駐車特典、及び所有者が採用した安全対策などを含む。

【0073】

ここで示す例示の実施形態によると、合法な駐車場を見つけることは、駐車違反を回避することと強く結びついているため、システムは、駐車違反金納付書データを使って合法な駐車データと相関させる。システムは、非商用車両及び商用車両の過去の違反金納付書データ、ユーザ情報データ、違反コードデータ、過去の気象データ、リアルタイム気象データ、商用駐車場ビルデータ、民間の駐車場データ、公共駐車場データ、及び他の駐車場関連データを非限定的に含む統合データベースから駐車違反金納付書データを取得する。過去のデータは、様々な公的に利用可能なソースから取得する。過去のデータは、クラウドソースしたリアルタイムユーザ報告データで補充、及び更新される。過去のデータは、統合データベースを構築するために使用した駐車違反切符情報上で識別した正確な地理的位置を含む。さらに、駐車規則と他の駐車場関連情報は統合データベース内に入力される。また、システムは、データを処理し、解析し、及び更新してデータベース内に入力した新しい情報はすべて反映する。

【0074】

ここに示す実施形態によると、統合データベースは、他のデータの中から、過去に発行された駐車違反金納付書及びリアルタイムのクラウドソースした記録の発行された駐車違反金納付書などを記憶する。駐車違反データは、政府、政府の機関、自治体、非政府組織（ＮＧＯの）、民間団体、地域団体、関心のある個人またはユーザ、法執行略語のような有効な情報を含むウェブサイト、ブログの投稿、ソーシャルネットワーク、新聞、専門家の記事、及び過去の駐車違反関連データを収集できる任意の他のリソース（以後、「情報ソース」と称する）を非限定的に含む様々なソースから入力及び処理することができる。駐車違反データのいくつかは政府機関からの公共開示データとして提供されてもよいし、また公共の政府のウェブサイトで入手できなければ情報公開法からの要請を介して利用可能としてもよい。

【0075】

しかしながら、入手できる開示された政府の駐車場違反金納付書データがない場合には、システムは、ユーザ、からの入力を介して過去の駐車違反金納付書を取得することができ、関心のある個人及び／またはシステムの管理者も民間団体から違反金納付書情報を収集してもよく、例えば、運搬会社または発行された駐車場違反金納付書にアクセスできる、運搬に特化された任意の他の組織も、駐車違反金納付書を収集してもよい。新聞、ブログ、ソーシャルメディアなどからの他の情報もシステムの管理者またはシステムの雇用者が収集して要約して、データベースを補充してもよい。この収集した駐車場違反金納付書データは、ユーザからのリアルタイムのクラウドソースした違反切符情報によって、データベースを更新、評価及び補充するためにユーザが報告した情報でもよい。ここで言う政府や他のソースからの過去のデータは、現在のものでなくてよいので、システムは、クラウドソーシングを使って現行の、更新した、そしてリアルタイムでユーザから容易に入手可能なデータを集める。ユーザは、モバイル通信デバイスから、またはシステムのウェブサイトを介して彼らが発行した違反切符の違反切符画像／スキャン付きで違反切符情報を直接システムで報告してもよい。ユーザが違反切符を撮像してシステムデータベースにアップロードする場合には、その画像をアップロードする前に、コンピュータが画像の情報を認識する成功率を上げるため、モバイルアプリケーションは機密な情報を覆う／ぼかす及び／または光学文字認識を使って画像のシャープネスを上げることによってユーザが画像を画像編集機能を使って編集するのを許可してもよい。

【0076】

それぞれ発行された駐車違反の金納付書は、地理的位置、１つ以上の理由、及び駐車違反金納付書が発行された場所と時間を含む時間と日付を含む。発行された駐車違反金納付書に示された違法駐車スポットは、より掘り下げて時間をと日付（例えば、時刻や曜日）及び車両が任意の位置に駐車するのを禁止する距離を推測することができる。商用車両に適用可能な駐車規則は、非商用車両に適用可能とは限らず、これにより、異なる車両のタイプから異なるカテゴリーへ分けなければならないので、違反切符も車両と違反の理由によって分類しなければならない。システムは連続的に様々な違反金納付書データを収集、解析及び更新してより正確な最新データベースを構築してもよい。

【0077】

本発明の例示の実施形態は、ユーザがユーザフレンドリーなモバイルデバイスアプリケーションインターフェース内にある収集された情報にアクセスするためにデータベースとプラットフォームを生成することによって様々なソースから統合された生データを使うことができる。統合データベースを構築するために、生パーキング違反金納付書データはコンピュータマイクロプロセッサにアップロードでき、フォーマットして解析を行い、通知を送るのに必要な関連情報のみを含むように情報源から取得してもよい。アップロードされた違反金納付書データは、２つのセットに分割され、クリーニングされ、システムサーバにアップロードしてもよい。一方、第２のセットは、すでにすべての必要な正しいフォーマットの情報を有するものとして評価されている違反金納付書データでもよい。一度すべての違反金納付書データがクリーンにされると、アドレスデータは第三者のジオコードＡＰＩ、例えば、グーグルジオコーディングＡＰＩ（登録商標）あるいはスマーティストリート（登録商標）などで使用されるデータフレーム内で抽出されて各違反切符に関連するジオコード化された位置情報すべてとともに.ｃｓｖファイルを、出力する。出力は、その正確性と完全性について、システムの管理者に検討修正される。駐車場サインデータ及びＲＲＬＣデータファイルはアップロードされ、クリーンにされ、違反金納付書データとマージされて統合データベースとなる。システムは、データベースと一致した日付と時間に発行される違反切符が重複データとしてラベルをつけられると、アルゴリズムを統合して重複したデータを検出して自動的に拒否する。しかし、データベースに含まれない日付と時間に発行された違反切符は、過去のデータベースに追加してもよく、通知は、更新され、追加データを反映して更新された情報で適切にユーザに警告する。

【0078】

ここに示す実施形態によると、次にシステムは、統合データベースを接続して駐車違反金納付書データと駐車規則データを使って合法な駐車として排除されている場所を判定する。駐車違反金納付書データ上に示された位置及び時間情報を使ってユーザが、将来的にユーザが駐車したい場所と時間で駐車違反金納付書を出されてしまう可能性があるかどうかを判断する。過去の駐車違反金納付書データはリアルタイムの駐車違反金納付書データと統合され、適用される駐車規制、時間枠によって制限されているのか、あるいは距離フレームによって制限されているのかなどを識別する。処理モジュールが分析したデータにアクセスし、適用可能な制限を有する位置を排除することによってユーザが駐車したい時間における合法な駐車の位置についてユーザに通知する。システムは、合法な駐車が常に利用可能な場所、ある時間枠ではパーキングが合法であり、その時間枠を出ると違法となる場所、駐車は現在違法であるが、ある時間枠では合法になる場所、駐車がつねに許可されていない場所などを反映した保存データに基づいて起こりうる駐車違反をユーザに知らせる。また、システムは、統合データベース内に記憶され解析されたデータに基づいて複数の合法な駐車のオプションを識別することができる。

【0079】

ここに示す実施形態によると、システムは、また、ユーザの車両の位置と速度を介してユーザの駐車意思を識別する。ユーザが駐車意思を示すと、システムは、統合データベースを使用して、ユーザの現在の位置と現在の時間の駐車違反の可能性を識別する。駐車違反の可能性があることが判定されると、システムは、駐車違反の可能性について、警告を出し、ユーザに合法な駐車のオプションを通知して駐車違反金納付書を受取らないように回避する。システムは、パーキングメータの時間切れに対する支払、合法な駐車のオプション、道路清掃事前注意、スクールゾーン事前注意、ユーザの必要性により駐車スペース用の交渉、駐車スペースを要請及び提供、牽引区域の事前注意、及び車両搭載ナビゲーションシステムの統合などを、ユーザ支援をすることができる。

【0080】

ここに示す実施形態によると、駐車違反の可能性に関して警告を受取ることは、ユーザにとって駐車違反を回避することができるために役に立つが、ユーザが合法な駐車の代替オプションを見つけない限り、駐車違反を犯すリスクを完全に排除することはない。よって、本発明の例示の実施形態は、合法な駐車のオプションに関する情報を協力し共有するためのプラットフォームを提供する。駐車場データは、政府、政府の機関、自治体、民間団体、関心のある個人、あるいはユーザ、路上及び路上以外の駐車施設、駐車施設の容量、営業時間、値段、クーポンなど役に立つ情報を非限定的に含むウェブサイトなど、様々なソースから処理される。過去のデータが上記のようなソースから利用できない場合には、データは、システムの管理者またはシステムの雇用者が収集して要約して、データベースを補充してもよい。収集したパーキングデータは、ユーザからリアルタイムでクラウドソーシングした駐車場情報によって補充してもよい。

【0081】

ここに示す実施形態によると、駐車場を探す際にはいくつかのタイプの駐車場オプションが考えられる。システムは、公共の路上パーキング及び／または公共の駐車場ビルを含む政府の駐車場、民間の駐車場ビルを運営する営業許可を保持する会社及び／または顧客使用のみが認められた駐車スペースを含む商業駐車場、駐車スペースを賃貸する、もしくは非金銭的交換価値でシェアする個人の駐車スペースの所有者を含む民間駐車場を含む商業駐車場を利用する。このシステムにより、ユーザは公共駐車場ビルのウェイティングリスト情報を報告、及び／またはソーシャル接続を作製して路上公共駐車場をシェアすることができる。法律で許可されている場合には、通貨による支払及び／または非金銭的報酬も、駐車場関連情報を受け入れるか検討するための別のオプションとしての役割を果たしてもよい。

【0082】

ここに示す実施形態によると、システムにより、ユーザは、リアルタイムにおけるユーザの現在位置に基づいてユーザのＧＰＳによる利用可能性と合法な駐車の検索ができるようになる。ユーザは、希望の目的地までの道程で、希望の目的地における合法な駐車場または合法な駐車の機会を検索する。ユーザは、車両のタイプ、車両ナンバープレートのタイプ、及び駐車時間やその他の特別な要件及び他の判定基準を含む彼らが作成したプロファイルに基づいて合法な駐車を検索する。

【0083】

ここに示す実施形態によると、システムにより、ユーザの希望の目的地によって、ユーザはその時刻までに、駐車場ビルまたは路上以外の駐車場所、値段、路上パーキング、駐車規則、可能な駐車罰金の金額、駐車罰金の頻度と可能性、過去の駐車違反歴、レッカー車料金、罰金に対する及び／またはレッカー移動の施行を非限定的に含む駐車判定基準をフィルタリングすることによって合法な駐車の検索ができるようになる。

【0084】

本出願の例示の実施形態は、携帯電話、タブレット、または駐車場標識、利用可能なパーキングメータ、消化栓、自転車、開いている駐車スペース、利用可能な駐車スペース、利用可能になっている駐車スペース、建築現場等の位置をキャプチャし、記録するカメラやＧＰＳなどのような特定の機能を有する他のモバイル装置などのような外部のデータ収集デバイスを採用するデータ収集システムを利用する。このシステムは、リアルタイムにおける変更を反映する機会を有する。

【0085】

ここに示す実施形態によると、オンラインマッピングデータがシステム内に統合され、外部データ収集で使用して位置を識別し、収集した駐車場関連データについての位置情報を提出する。

【0086】

ここに示す実施形態によると、合法な駐車場関連データは様々な情報源から処理される。合法な駐車場関連データは政府機関からの公開データとして提供される。政府の合法な駐車場関連データは該当する機関のウェブサイト及び／または公開されたアクセス可能なデータから利用できる。しかし、政府の公開された駐車場関連データが利用できない場合には、システムは、ユーザの入力から合法な駐車場関連データを取得する。管理者は、また、合法な駐車場関連データを民間団体、例えば、民間駐車場ビル会社やその他の合法な駐車を提供する駐車場ビルの管理を任された団体からも収集することができる。場合によっては、システムの管理者は、例えば、オープンソースやＧｏｏｇｌｅ ＳｔｒｅｅｔＶｉｅｗ（登録商標）などのような他のソースから駐車位置の画像や動画を撮るなどの特定の機能を実行する従業員を雇う。

【0087】

本発明の例示の実施形態は、ユーザの報告に基づいて合法な駐車場情報を使ってデータベースに追加して、データベースを更新、評価及び補充する。本発明の例示の実施形態は、連続的に様々な合法な駐車場関連データを収集、解析、及び更新してより正確な最新のデータベースを構築する。システムと方法は、行政上の品質管理センターと組んだ奨励式の構造を含んでおり、データの質とユーザに分散する情報の信頼性を確保する。

【0088】

本発明の例示の実施形態は、ユーザが報告及び／またはシステムの管理者が収集した合法な駐車のオプションについての情報をクラウドソーシングする。クラウドソーシングはオンライン及びオフラインリソースを利用してサービス、アイデア及び／または内容を、クラウドソースの対象である特殊な団体出身の様々な人からの教唆及び／またはデータキャプチャによってコンパイルする、配布された問題解決法である。クラウドソーシング情報は現在の、最新の、そして容易に入手可能なデータをリアルタイムで集める際に使用して個人的な知識及び／または経験を介して直接の情報を提供する。クラウドソーシングは、政府のデータからは提供されない合法な駐車場関連情報を集める際にも有効である。このシステムは、統合データベースがクラウドソーシングしたデータをユーザから組み込むことから、奨励式の方法を利用する。クラウドソーシングはやる気のある多くの人々の参加に依存するものである。基本的に、奨励式の方法により、ユーザはその情報をモバイルアプリケーションで投稿してシェアしてクレジットを得る。この方法で、ユーザはユーザの駐車場情報を効率よく、有用に、正確に報告するための積極的な努力に基づいて報酬を受ける。

【0089】

クラウドソーシングの合法な駐車場関連情報のため、システムは、インターネットに接続した中央サーバと、スマートフォンや車載ナビゲーションシステムを非限定的に含む複数のモバイルデバイスを有し、地理的位置にしたがって地理的位置を判定し、合法な駐車場関連情報を中央サーバシステムに送ることができる。中央サーバは、様々な情報源から受取ったデータとともにクラウドソーシングによるデータに関する統合データベースを連続して更新する。中央サーバは、さらに、ユーザの報告を解析し、リアルタイムの警告を、自身のモバイルデバイスを介してネットワークに接続された複数のユーザに報告及び提供する。各入力は固有の追跡番号が割り振られ、この固有の番号は、ユーザ／モバイル通信デバイスの現在位置とともに中央サーバに送信することができる。本発明の例示の実施形態は、ユーザがユーザフレンドリーなモバイルデバイスアプリケーションインターフェース内にある収集された情報にアクセスするためにデータベースとプラットフォームを生成することによって様々なソースから統合された生データを使う際、合法な駐車のオプションを探すのに透明性及び正確性を促進する。

【0090】

潜在的ユーザは、氏名、電子メールアドレス、ナンバープレートの情報、車両のタイプ、運転免許証の発行地などの運転者の免許の適切な情報を提供してモバイルアプリケーションの各ユーザに対するユーザＩＤを作成してサービスに登録するように求められる。ユーザＩＤは各ユーザによる追跡レポートと採点の目的で必要である。モバイルアプリケーションが認定ユーザに提供する特定のサービスの加入者の報酬のため、クレジットカード及び／またはデビットカード情報も要請される。認定ユーザは、情報の報告と情報の格付けを非限定的に含むモバイルアプリケーションの様々な機能を使うことができる。収集された加入者の報酬は、信頼できる合法な駐車場関連情報を得るために、直接、または間接的に常に金銭的報酬システムへ出資される。

【0091】

システムは、ユーザ情報と、各ユーザと登録後の彼らのモバイルデバイスとの間の関連付けを保存するように構成されたユーザプロファイルデータベースを含んでいてもよい。一度登録すると、ユーザはその情報を、必要ならばそのユーザのプロファイル内で設定及び変更することができる。例えば、ユーザは、車両を変更する場合には、現在彼らが運転している車両のタイプを変更してもよい。さらに、車両を保持していないユーザまたは誰かの車両に乗っている場合にも、車両のタイプを選択及び／または変更して運転者を支援するように設定することによって、このシステムを利用することができる。モバイルアプリケーションのシステムは、２つのタイプのユーザを認識できる。非商用車両のユーザと、商用車両のユーザである。異なる合法な駐車のオプションが非商用及び商用車両に適用できるので、商用車両を運転するとそのプロファイルが示すユーザは自動的に商用車両のみという異なるカテゴリーにマークすることができる。非商用車両は、乗用車、ミニバン、ＳＵＶなどを非限定的に含んでいてもよい。商用車両は、例えば、タクシー及びリムジンコミッションによって発行された商用ナンバープレートのタイプ、そして、例えば、商用セダンまたは商用トラックなどの商用車両のタイプに基づいてグループ分けされる。この情報は、特定の車両のタイプに対してどちらの規則が適用されるかを判定するのに重要である。例えば、商用ナンバープレートを有する車両の特定のタイプ、例えば、トラックは、荷物の上げ下ろしが許されているある領域に駐車または停車できるが、他のタイプの車両は一切駐車も停車も許されない。

【0092】

さらに、ここに示す実施形態によると、例えば、全体のサイズ、高さ、重さなど、他の車両識別情報を、統合データベース内に設け、保存することができる。ここで示す実施形態によると、車両の寸法は、ユーザが運転する特定の車両を、屋内または屋外駐車施設のような特定の場所に駐車するか、及び／またはその車両の全体の寸法、高さ及び重さによって合法に駐車できる場所に向かうかを判断するのに役立つ場合がある。駐車施設を管理する者は、その駐車場ビル情報をシステムに登録できる。駐車領域には、例えば、駐車場ビル内に駐車するのは、所定の高さ及び寸法までの車両に対してのみ許容する、所定の高さまたはサイズのエントリを有する屋内空間を有する民間の駐車場ビルがある。屋外スペースを有する駐車場ビルは屋内駐車場ビルの所定の寸法と高さの範囲内に入らないこれらの車両を収容することができる。また、ユーザは、車両のユーザのタイプを収容するスペースを有するこれらの駐車場ビルのコスト、距離、及び駐車場の利用可能性についての通知を受けることができる。

【0093】

多くのユーザはまた、公共駐車場ビルは路上パーキングと価格が似ており、比較的民間の駐車場ビルと比較して価格競争力があるので、公共駐車場ビルで駐車場を見つけようとするであろう。クラウドソーシングにより、ユーザは、システムに報告してその駐車スペースに対するウェイティングリストにすでにある車両の量、そのユーザがどのぐらいの時間待っているか、駐車スペースが利用できるようになるまでに必要にな待ち時間などを指定することによって、駐車場関連情報にリアルタイムで貢献することができるようになる。報告には、タイムスタンプが含まれており、表示された時間に、ウェイティングリストに何台車両が載っているか、ユーザがどれぐらい待っているか、駐車スペースが利用可能になるまでにどれぐらいの待ち時間が必要かを他のユーザに知らせる。この情報は管理者または第三者の契約者によって雇用された従業員を、例えば、休日や週末などのラッシュアワーの間に公共駐車場ビルを監視しに派遣して報告するようにしてもよい。時間のかかる駐車状況に関する複数の報告は、他のユーザが公共の駐車場ビルに向けて運転しないように阻止し、代わりの合法な駐車のオプションを探すことができる。ユーザは、人数と彼らの長い待ち時間が通知された場合、彼らは公共駐車場ビルに向かう可能性が低いくなり、他の場所で利用できる合法な駐車場を見つけようとする。民間駐車場ビルや商業駐車場ビルは、駐車場が現在利用可能であるかどうか、または利用不可能であるかをシステムに報告できるようになるには、また、特に関連する駐車場情報を共有するにはシステムに登録しなければならない。

【0094】

システムは、ユーザがリアルタイムで、公共駐車場ビルの場所で駐車スペースの利用可能性を報告するために、フォーラム機能を利用することができる。フォーラム機能は、公共駐車場ビルがある特定の場所に接続することができる。ユーザは、「フォーラム」を選択するマップ表示の中の公共駐車場ビルでその場所を押し、ユ−ザ間で、例えば駐車場情報、質問、応答またはコメントを交換する情報の異なるカテゴリー、及び／または、もしあれば、上記に含まれない他のカテゴリーを含みうるフォーラム機能にアクセスする。公共の駐車場ビルは、通常、駐車料金が安いので需要がより高く、長い列で長時間待たされる。しかし、運転者は、通常は、その駐車場が利用可能かどうか、その公共駐車場ビルに到着するまでわからない。同様に、休日または週末の利用可能性についての情報はない。公共駐車場ビルについての情報は政府のウェブサイトから取得でき、例えば、場所、値段、営業時間、連絡先情報などが載っている。駐車場情報カテゴリーにより、ユーザは、その駐車スペースに対するウェイティングリストにすでにある車両の量、そのユーザがどのぐらいの時間待っているか、駐車スペースが利用できるようになるまでにどれだけの待ち時間が必要かなどを指定することによって、リアルタイムの特定の公共駐車場ビルの駐車状況に関する詳細を完全に報告できるようになる。待ち時間が所定の閾値を超える場合は、通知がユーザに送られて彼らに待ち時間が長いことを知らせる。ユーザはこれらの通知の更新及び／または彼らが興味を持っている他の関連する情報を、システム内の各公共駐車場ビルの位置毎に受取るように登録できる。質問または応答またはコメントカテゴリーにより、ユーザは、他のユーザによるすべての情報を見ることに加え、いかなる質問もでき、その場所の駐車状況に関していかなる応答も入力でき、及びコメントも入力できる。上記に含まれていない他のカテゴリーもシステムの管理者の裁量で追加、削除が可能である。

【0095】

商業駐車場ビルはフォーラム機能を使って宣伝をしたり、駐車場ビルについての重要な情報、例えば、値段、営業時間、値付け、利用可能性、及び他の高さ、寸法、または重量制限などを投稿することができる。

【0096】

ユーザは、投稿によるフォーラム機能を使ってより包括的で詳細な情報を、問い合わせ、応答、ディスカッション、写真、動画、書面による説明、及びその駐車場ビルの駐車状況について掲載された他の情報を非限定的に含むフォーラムの投稿から得ることができる。情報を入力したユーザは、他のユーザからのコメント及び／または採点に対してオープンにもできる。もっとも高いの裏書を有するコメントは、リスト上のコメントの位置について任意の優先順位を与えられる裏書が所定の量に達したら、ユーザはクレジットまたは報酬を受取ることができる。ユーザは、ユーザの現在位置に関係なく、フォーラムと、その全てのコンテンツにモバイルアプリケーションからアクセスできる。

【0097】

品質管理の目的で、モバイルアプリケーションのシステムは、検証システムを統合してもよい。ユーザは、ユーザが個人的に直接体験し、ユーザの地理的位置が、過去またはリアルタイムにインパクトゾーンである駐車違反金納付書データがあるその場所から特定の半径範囲にあることを示し、報告したユーザからの通知を生成したときにそのような通知を受取っている場合にのみ駐車違反の可能性の通知またはフォーラムの投稿を評価してもよい。その直接体験に基づいた通知を受取ったユーザは、表示された情報の正確性によってプラスにもマイナスにも採点できる。

【0098】

スペースは一日中めまぐるしく塞がったり空いたりするため、駐車場の利用可能性は動的であり、スペースが実際に利用可能である、または利用可能でない時にそれを反映するのは困難である。さらに、駐車場が特定の時刻に合法なスペースは同じ日の違う時刻または異なる日には違法になる場合もある。よって、本発明の例示の実施形態は、ユーザにいくつかの他のタイプの通知を警告する。これは、駐車が、常に、特殊な時間枠（たとえば午前７時から午後７時）でも駐車違反金納付書データベース及び／または規則、法規、法律、及び違反金納付書（ＲＲＬＣ）にしたがって違法であるとき、駐車は合法であるが、時間枠外の異なる時間では違法になる時、そして駐車が現在は違法ではあるが、将来的な時間枠内では合法となる場合があるときなどを非限定的に含む。これらの状況から、データベースは、ユーザによるリアルタイム情報で補完され、ユーザは、ユーザが駐車した場所が車両を動かす時間には違法になる可能性がある場合には前もって通知の警告を受ける。

【0099】

収集され、処理されたデータを通して、入力した駐車違反金納付書データを使うことによって、統合データベースを使って違法駐車スペースを排除し、それが結果的に合法な駐車場を見つけるチャンスの増加にも繋がる。合法な駐車場を見つけるチャンスは増える。通常、運転者は駐車スペースを見つけるために、意図する目的地の特定の距離の範囲内をランダムにドライブし、最良の駐車オプションを見つけるためにどこへ行けばよいかがわからないので、運転者がそのオプションを通知されれば、これらの駐車オプションを利用することによって運転者は時間を節約でき、そして、駐車違反金納付書を受取るリスクを排除できる。ユーザに特定の場所に駐車できるかどうかをアドバイスする駐車違反金納付書データは１つの有効な基礎となりうる。

【0100】

システムは、駐車が常に（制限なく）合法なとき、駐車に制限がある（例えば、時間、曜日、月、車両のタイプによる規則）とき、そして、停車禁止ゾーンであるため駐車が常に違法であるとき、の３つのタイプの状況に対してデータを処理し、解析することによってユーザが合法な駐車場を見つけるチャンスを増やす。路上パーキングの一部の領域では、駐車が常に合法であるという、適用可能な駐車標識がまったくない。これは、住宅地域では共通しているが、他の地域でも存在する。通常、路上駐車は、一日のある時間枠、一週間のある曜日、一年のある月、または特定の車両のタイプまたは駐車できる許可が必要であるなどのいずれかにより、駐車を許可するまたは許可しないというある種の制限を含む。可能な制限が多様であると、異なる適用規則を表す複数の標識があることから、運転者が混乱する原因となる。これらの領域は、時間が規定された違法駐車時間枠内に入る場合には合法な駐車のオプションとして排除することができる。標識が、制限があることを示している場合、これらの領域の中の制限外の時間を合法な駐車オプションとして示す。常に排除されうる路上パーキングのその他は、常時停車禁止ゾーンであることから、駐車が常に違法である領域である。

【0101】

ユーザは、現在、時間フレーム、または将来のあらゆる場所及びあらゆる時間の所定の時間、駐車違反の状況を、例えば１時間または３０分刻みで見て、駐車が違法であれば、別の合法な駐車場所を選んでもよい。よって、ユーザは、現在の状況またはユーザが意図する目的地に到着することが予測される時のその場所の将来の状況を調べることができる。ユーザが、自分が非商用車両または商用車両を運転していることを示しているかどうかによって、チャート上の情報を変更することができる。ユーザは、この情報を見るためにモバイルアプリケーションのマップ表示内の特定の位置を押してもよい。

【0102】

特定の場所での違反に関連する統合データベースで利用可能な情報がある場合には、合法な駐車通知をユーザに発行する。しかし、その通知が誤った情報を含んでいで、ユーザは違反切符を受取った場合には、ユーザはその違反切符を報告してデータベースを補完することができる。この新しく補足されたデータをシステムで使って更新された合法な駐車通知を発行して新しいデータを反映させる。

【0103】

モバイルアプリケーションのシステムが、モバイルデバイスの正確な地理的位置ＧＰＳ座標（経度と緯度）を記録し、記憶すると、ユーザに送られた通知を特定の半径内にあるユーザの場所にカスタマイズして、局在化することができる。例えば、通常は３０分（例えば、午前９時から午前９時３０分）適用される、政府による道路清掃サービスのために一定時間駐車を許可しない道路に対して、過去に当局によって決定された片側駐車に関して通知を送ることもできる。道路清掃駐車規制は、一般的に３０分間と看板に記されているが、現実には道路清掃車が道路を清掃するのに数分しかかからないことにより、しばしば問題を引き起こし、スケジュールを混乱させる。あるいは、システムは、例えば、代替駐車規則が激しい気象条件や緊急事態、休日などのために中断されたときなどに、ユーザに片側駐車規則の一時的な変更を通知してもよい。システムは、モバイル通信デバイスの内部クロック機構と接続して道路清掃規則により車両を移動させることをユーザに思い出させるための自動通知を送信してもよい。ユーザは１つ以上の異なる残り時間リマインダー警告を様々な時間で設定及び／または調整することができる。警告は、ユーザが警告を見たことを示すまで、及び／または車両を移動させるまで有効なままとしてもよい。ユーザは、これらの警告をモバイルアプリケーションの設定でＯＮまたはＯＦＦに切り替えてもよい。モバイルアプリケーションのシステムは、ユーザは駐車してロックしその地理的位置をシステムで記録した後に彼らのモバイル通信デバイスの画面の表示上でボタンを押すため、ユーザが駐車した正確な場所についての情報を有している。

【0104】

道路清掃規則に関連する違反を回避するための駐車スペースの最適な利用に関わる別の機能は、一度道路清掃車が道路を清掃すれば、例えば３０分またはそれ以外の道路その看板に書かれた他の時間が経過したかどうかに関わらず、運転者が路上に駐車してもよいという概念を利用する。自治体が、例えば運輸省が通常は３０分という時間枠を道路清掃に指定するが、実際は、道路の道路清掃は行うのに数分しかかからない。その後、車両は再びその道路上に自由に駐車できる。駐車スペースをこれらの原理に従って有効に使用するために、モバイルアプリケーションのシステムがユーザに、道路清掃車が道路の清掃を終えたという情報に従って駐車がその道路上で再び利用可能になるかを知らせることができる。モバイルアプリケーションのシステムは、報告された情報のいくつかのソースを利用してこれらの通知を提供することができる。管理者は、自治体と協働して、該当する領域にいるユーザに道路清掃が終了したことを通知するために使用することができる利用可能な道路清掃スケジュール情報を取得してもよい。あるいは、管理者は道路清掃を行う会社と協働して、道路清掃スケジュール情報を取得して、さらに道路の清掃が完了したときに会社の報告書を作成してもよい。管理者は、間接的に自治体及び／または道路清掃会社と協働してもよい。道路上の道路清掃が完了したときに運転者に報告させてもよい。

【0105】

ユーザは自分たちの道路の清掃が終わったことについての通知を受取るだけでなく、彼らのいる場所の中の道路に関していつ道路清掃が完了したのかについてのリアルタイム報告を提供するようにシステムに登録することによって貢献してもよい。モバイルアプリケーションのシステムは、情報をクラウドソーシングして道路清掃時間と他の情報を取得するようにすることができる。報告された情報は、通知を提供するために信頼できる情報が収集されるようにするため、管理者及び他のユーザによってレビュー及び／または採点される場合がある。ユーザは、正確な情報を提供すれば報酬を受けられるので、信頼できる情報を提供することに対するやる気が起きる。また、ユーザはその報告に偽の情報が含まれていた場合には、その責任を追うことがあり、システムに登録する際に使われた識別を利用して追跡することができる。管理者は道路清掃車に追従して車両を運転する目的で従業員または第三者の会社を雇うこともできる。道路清掃がある道路上で終了したときにリアルタイムで報告書を提供してもよい。これらの方法はすべて、道路清掃車を監視する方法を提供することによって駐車スペースを最適化することができるので、ユーザは、道路清掃が完了したら短時間の間にその後車両を駐車することができると通知される。この方法は、ユーザが道路清掃を３０分間フルに待たなくても、道路清掃車が当該道路の清掃を終えたら報告を受けることによって、道路上に彼らの車両を直ぐに駐車できるので、時間を非常に節約できる。

【0106】

ユーザは、駐車の現時点では制限の対象となる、特定の位置に駐車していると受ける可能性のある違反の情報を得られれば、駐車違反金納付書を受取る可能性を低減することができる。ユーザは、特定の場所またはユーザが位置する現在位置での駐車が合法であるかどうかをチェックするために、モバイルデバイスディスプレイ上のボタンを押すことができるかもしれない。その位置で利用できる駐車違反金納付書データからの以前の情報または通知がない場合には、ユーザは、その通知の中に、駐車を提案されていると思ってもよい。しかし、また別の３つの状況がある。まず、システムが間違っている可能性があり、ユーザはそこには駐車違反の可能性があることを見つける場合もある。第２に、システムが間違っている可能性があり、ユーザが通知の中にシステムの指示に従って、ユーザが違反切符を受取る場合がある。第３に、駐車は実際には合法で、ユーザは違反切符を受取らない。システムが間違っており、ユーザが実際には駐車違反の可能性があるということを見つけた場合には、ユーザは不正確な情報であることを報告し、採点されるであろう正しい情報を提出し、金銭的報酬を受取ることができる。管理者は、従業員または他のユーザを送ってこの報告された情報を検証することができる。ユーザが通知を受取らず、その後、違反切符を受取ってしまった場合には、ユーザはその違反切符を報告し、その違反切符上の情報が新しい通知を作成し、データベースを補充することができる。報告は採点を受け、プラスの採点が所定の閾値に達した場合にはユーザは金銭的な報酬を受取る。このようにして、ユーザは駐車及び違反切符情報を報告することを奨励され、他のユーザによって補充され、採点されることにより、データベースを構築するのを支援する。

【0107】

本発明の例示の実施形態は、スクールゾーン情報に基づく駐車スペースの規制も計算する。スクールゾーン駐車規制は、学校への行き帰りの生徒たちの公共の安全のため、学校が位置する指定した領域の一定の距離及び／またはその周辺内で駐車を、禁止することができる。駐車規制は、道路上の駐車の標識や看板によって示されていることがある。これらの駐車規制は、例えば、学校の学期中である、学年度の特定の日、及び／または学校の学期中の日の特定の時間帯に適用することができる。詳細な時間による規制中は、学校とその周辺の指定地域内の駐車を禁止できる。スクールゾーン駐車関連データは、統合データベースに入れることができる。このデータは、政府の学区域の管理組織、放課後組織、及び／または学校のウェブサイトなどを非限定的に含む様々なソースから得ることができる。このデータは、ユーザが報告してもよい。例えば、学校に出席する子供たちの両親がスクールゾーン駐車規制が有効である時間と日付を報告してもよい。システムは、データを処理し、学校が学期中は駐車場として許可されていないものとして合法な駐車のオプションからこれらの領域を排除することができる。システムは、これらの領域を学校が学期中でない、あるいはスクールゾーン駐車規制は他の利用可能な検証済み情報によって適用されない場合には、これらの合法な駐車のオプションとして含むこともできる。よって、ユーザは、制限された時間に指定されたスクールゾーン領域に駐車しようという意思を示すと、駐車違反金納付書を受ける可能性に関する通知を受取ることになる。

【0108】

報告された情報は、通知を提供するために信頼できる情報が収集されるようにするため、管理者及び他のユーザによってレビュー及び／または採点される場合がある。コメント、提案等が採点に応じてフォーラムに一覧表示され、プラスの採点が最も高いものは、一番上に表示される。ユーザは、不正確だと思われるいかなる情報についても管理者に報告してもよい。管理者は、雇用者及び／またはユーザが送られた、主張された不正確な情報の調査を行うためにそのケースを公開して、情報の質を検証してもよい。この調査に協力したモバイルアプリケーションのユーザには報酬を提供してもよい。

【0109】

モバイルアプリケーションは、システムの設定に事前にこれを設定したユーザの選択で、違法駐車スペースについて電子メール、テキストメッセージ、電話、電話アラーム、ボイスメールなどを通じてユーザに自動的に警告することができる。モバイルアプリケーションのシステム内の機能、特に、ユーザの報告機能は第三者のＡＰＩに接続してボイス・ツー・テキストの機能を提供することができる。ボイス・ツー・テキストの機能を利用するユーザは、システムがモバイルアプリケーション内のテキストに変更できるモバイル通信デバイスのマイクに話すことによって彼らの声を記録するようにしてもよい。よって、ユーザは、必ずしも情報を手動で入力せずに、音声で意見を記録することによって情報をシステムに提出することができる。

【0110】

よって、本発明の例示の実施形態は、情報及び教育機能を提供し、モバイルアプリケーションのシステムは、特定の理由と同じ違反をどのように避けるかについての提案を与える通知を提供し、違反の過去の要約を表示してユーザが駐車違反となる位置に駐車することがないようにするので、ユーザは違反について前もって知ることができる。

【0111】

しかし、駐車違反金納付書を受取るいかなるリスクをも避けるため、ユーザは代わりの合法な駐車のオプションを見つける必要がある。本発明の例示の実施形態は、駐車違反の可能性を完全に回避するために、運転者が合法な駐車スペースを見つける必要があるので、合法な駐車場を発見するための方法とシステムを提供することができる。よって、本発明の例示の実施形態は、特定の位置の違反の可能性が判定されると合法な駐車の代わりのオプションを提供することができる。

【0112】

システムが稼動しているときには、運転中の個々のユーザの地理的位置を、ユーザの速度とともに追跡できる。例えば、低速の１〜３ｍｐｈはユーザが予め設定した意図する目的地の特定の半径内に駐車しようとしていることを表す。ユーザの地理的位置と速度に基づいて、システムは、ユーザに問い合わせをして、例えば「駐車しますか？」と尋ねることができる。ユーザが「はい」を選択すると、システムは、ユーザにその場所内での駐車違反についてを知らせ、どのようにしたら駐車違反金納付書を受取ることを回避すればよいかなどのアドバイス的警告を提供し、違反がある場合には代わりの合法な駐車のオプションを提供する。通知を作成するため、システムは、統合データベース内で、例えば、その場所に適用できるＲＲＬＣ、すなわち、その場所に適用できる行政通知や一時的な通知のような異なるデータセットを照会し、駐車が違反であれば、代替の駐車オプションを提案することができる。ユーザが警告に対し、所定の時間、例えば３秒応答しない場合、その問い合わせは自動的に消える場合がある。ユーザは、ユーザの地理的位置が意図する目的地から、ユーザが設定する数フィートなどのような特定の半径範囲内にあるときにのみ駐車の意図についての問い合わせを受けるようにしてもよい。ユーザは、例えば１回、２回、無し、など、半径内に駐車する意思があるかどうかの問い合わせを受けたい回数も設定できる。ユーザがその通知に応答しない場合には、システムは、ユーザが前もって設定した回数に達した後は、それ以上の通知を送るのを停止する。警告は、モバイルデバイスの画面に表示されてもよいし、音声警告のオプションを含んでいてもよい。

【0113】

ユーザが駐車の意図について尋ねられたときに「はい」を選択すると、モバイルアプリケーションはユーザに、その後の通知を送信することによってそのスペースは駐車が許されていない旨を知らせ、モバイルアプリケーションは、例えば、「駐車オプション？」などとユーザへのフォローアップの問い合わせを送ることにより、正確に、またはっきりと、ユーザを他の利用可能な合法な駐車のオプションへ向ける。ユーザが警告に対し、一定時間、例えば５秒応答しない場合、その問い合わせは自動的に消える場合がある。ユーザが「はい」と応答したら、モバイルアプリケーションのシステムは、次に、ユーザの嗜好情報と第三者を介して取得した情報に基づいて、ユーザの現在の地理的位置を実行可能な駐車場を見つけるための出発点として使用する。この機能は、ユーザがモバイル通信デバイスの画面上のボタンを押すことによっても利用可能である。結果は、例えば、近くの駐車スペース、政府／公共、商業駐車場ビル、またはユーザが合法的に駐車することができる民間駐車場ビルなどについての情報をユーザに提供することができる。それらは、駐車場ビルまで運転するのにかかる時間または駐車スペースまでの運転時間と、意図する目的地までの歩行距離の両方に必要な合計時間に基づいて現在の運転速度を使って算出した推定到着時刻の最短時間に対する最良の値段によって採点される。これらの駐車オプションは、第三者からの情報とともに、政府／公共駐車場ビルか、商業駐車場ビルか、あるいは民間の駐車場ビルかで一覧表示してもよい。これらはシステムで登録した駐車場ビル情報（すなわち、名前、住所、値段、営業時間、利用可能性、そしてもしあれば、及び高さ、寸法または重量制限など）が登録されている。駐車場ビルにその情報をシステムで登録させることにより、駐車場ビルがリアルタイムで、現在駐車場が利用可能かどうか、あるいは駐車場ビルが満車かどうかも示すことができ、システムは、これをユーザに通知するときに表示する。駐車場ビルが満車の場合には、オプションとして表示されない。さらに、ユーザが代替駐車場のオプションのリストを見ている間に、ユーザは駐車場ビルの名前を押すことにより、モバイルアプリケーションが自動的にユーザをユーザの現在位置から駐車場ビルまで誘導し始める。また、ユーザは、システムを介して、適用可能な駐車場ビルの支払システム及び／またはウェブサイトに接続する第三者のＡＰＩで直接駐車料金を支払うことができる。

【0114】

結果は、例えば、近くの駐車スペース、公共、商業駐車場ビル、またはユーザが合法的に駐車することができる民間駐車場ビルなどについての情報をユーザに提供することができる。それらは、駐車場ビルまで運転するのにかかる時間または駐車スペースまでの運転時間と、意図する目的地までの歩行距離の両方に必要な合計時間に基づいて現在の運転速度を使って算出した推定到着時刻の最短時間に対する最良の値段によって採点される。これらの駐車オプションは、第三者からの情報とともに政府駐車場ビルか、あるいは民間の駐車場ビルかで一覧表示してもよい。これらは、システムで登録した、またはシステムが収集した駐車場ビル情報（すなわち、名前、住所、値段、営業時間、利用可能性、そしてもしあれば、及び高さ、寸法または重量制限など）が登録されている。駐車場ビルにその情報をシステムで登録させることにより、駐車場ビルがリアルタイムで、現在駐車場が利用可能かどうか、あるいは駐車場ビルが満車かどうかも示すことができ、システムは、これをユーザに通知するときに表示する。駐車場ビルが満車の場合には、オプションとして表示されない。さらに、ユーザが代替駐車場のオプションのリストを見ているとき、ユーザは駐車場ビルの名前を押すことにより、モバイルアプリケーションが自動的にユーザをユーザの現在位置から駐車場ビルまで誘導し始める。システムが、駐車場ビルが利用不可能だと示す場合には、システムは、その駐車場ビルが利用可能になるまでのおおよその待ち時間と、ユーザの裁量により、別の駐車施設への経路も示す。また、ユーザは、システムを介して、適用可能な駐車場ビルの支払システム及び／またはウェブサイトに接続する第三者のＡＰＩで直接駐車料金を支払うことができる。

【0115】

ここに示す実施形態によると、ユーザは、パーキングメータが時間切れになる時間と、何時にモバイルアプリケーションがユーザにそれを知らせるかについて設定することができる。システムは、システムの内部クロック機構に接続することによって時間を追跡する。ユーザは、この機能を使って道路清掃時間について前もって通知して車両を移動させるための残り時間リマインダー警告を提供できる。ユーザは１つ以上の異なる残り時間通知警告を様々な時間で設定することができる。残り時間リマインダー警告の時間はユーザが調整することができる。ユーザは、電話、テキストメッセージ、及び音声メッセージ、または電子メールなどを非限定的に含む様々なオプションにより送信する警告を選択することができる。一度駐車し、適用される場合には、モバイルアプリケーションは、パーキングメータが時間切れになる時間について、人々は忘れがちであり、思い出させる必要があるため、ユーザが警告を設定できるようにすることができる。

【0116】

システムは、ユーザが、駐車スペース及び／またはパーキングメータサービスを補充するための、拘束力はあるが交渉可能な価格を設定するためのプラットフォームを提供する。これは、ユーザが何を望むかに焦点を当て、個人間での１対１の交渉を可能とする。１対１の連絡により、受け入れるべき申し出か、拒絶するべき申し出かを区別できる、結論の出ない交渉も起きうる。

【0117】

ここに示す実施形態によると、ユーザは、時間、所定の料金での特定の地域または距離における時間などを含みうるその特定の要請に基づいて、システムを介して駐車に関する要請を提供できる。駐車場を探しているユーザ（単数または複数）は要請者となる一方、駐車スペースを提供するユーザは供給者（単数または複数）となる。要請者は、、その要請事項に適合した供給者である他のユーザからの応答を求めて、要請事項を含むメッセージを招待の申し出として送り、この要請事項はそのユーザが受け取れる最高の取引となりえるとともに、両者を拘束する。供給者は、受け入れるか、対案とともに応答することができる。要請者は対案を受け入れるか、彼ら自身の対案を提出することができる。関連する当事者が条件が設定され、両者が合意に至るまで交渉を続けることができる。要請は、取引をまとめる承諾があれば、要請が消滅する場合もある。承諾された申し出または対案は両当時者を拘束することができる。支払の整合性のため、システムは、トランザクションを監視し、預かり金の支払を要請することもできるし、あるいはユーザのプロファイルに記憶してあるクレジットカード情報を使って取引を拘束することもできる。この方法は、双方向に適用でき、ユーザは駐車スペースの申し出を受けるように要請することもできるし、あるいは他方のユーザが利用可能な駐車スペースを探しているユーザが受け入れる可能性のある利用可能な駐車スペースに対する申し出を提供することもできる。申し出を断ったユーザであっても、その申し出を受け入れて契約を完了するためにその拒否を撤回することもできる。申し出は、ベストプライス、意図する目的地までの距離、駐車時間、または駐車スペースまでの走行に係る時間など、異なるオプションによる特定の順番で一覧にしてもよい。

【0118】

例えば、あるユーザ（例えば、ユーザ１）がシステムを介してニューヨークのクイーンズ地域で１０時間１５ドルでの駐車スペースを求めて投稿することができる。ニューヨークのクイーンズで駐車スペースまたは駐車場ビルを管理する権限を有し、システムに登録している者は、この要請を見て、彼らの利用可能性、値付け、及び／または駐車スペースの駐車スペースの利用可能性に影響する他の要素に基づいて、そのスペースをどのぐらいの時間提供できるか、値段の情報、及び駐車スペース／駐車場ビルの位置などの詳細と共にユーザ１に申し出をすることができる。別のユーザ、例えば、ユーザ２は、ユーザ１の要請とユーザ１の申し出を見て、ニューヨークのクイーンズにあるユーザ２の駐車場ビルのスペースに対して１０時間２０ドルで交渉できる。第３のユーザ、例えばユーザ３は、ユーザ１に、ニューヨークのクイーンズの別の地域にあるユーザ３の駐車場ビルを１０時間３０ドルで申し出る。ユーザ１は、これらの申し出を見ていつくかのオプションを有することになる。ユーザ１は、例えば、ユーザ２またはユーザ３に、ユーザ１の必要に応じた値付けと時間の条件を対案として申し出て交渉する。例えば、ユーザ１はユーザ２の駐車場ビルのほうがユーザ１にとってより便利なためにユーザ２と取引したいので、ユーザ２に対して値下げ交渉をできる。よってユーザは条件が両当事者で合意に至るまで互いに通信をし合うことができる。最終的な金額は秘密扱いにされ、取引のいかなる第三者にも開示されない。ユーザ１は、これらの申し出には答えず、他のユーザからの他の可能な申し出を待つこともできる。さらに、ユーザ１の申し出を最初に受け入れたユーザは、取引を完了させ、他のすべてのユーザは除外される。申し出を受け入れる他のユーザがいない場合は、ユーザ１は手順をはじめからやり直し、異なる値段で要請を開始し、これが他のユーザに受け入れられれば取引は成立する。駐車スペースを必要とするユーザと駐車スペースを提供するユーザの間のモバイルアプリケーションのシステム内での通信は、ライブチャット、メッセージ、または提案したアプリケーションの管理者が認めた他の通信形態を非限定的に含む。

【0119】

この、駐車スペースの価格と利用可能性を交渉する機能は、モバイルデバイスの画面上のボタンを押して駐車意思を表すことによって利用可能とすることができる。駐車意思を表すと、あるユーザはそのユーザが今駐車場を探している、あるいは、ユーザが将来の一定の時間後、ユーザが意図する目的地に着いた時に駐車場を必要とすることを指定することができる。駐車意思を示すことはシステムを促してユーザの位置をロックして、退去しようとしており、駐車したい元のユーザと適合するかもしれないユーザに通知を送る。退去意思を示すことはシステムを促してユーザの位置をロックして、駐車したい元のユーザから特定の半径内にいるユーザに通知を送る。駐車意思を示すことにより、可能性のある提供者が関連する駐車スペース情報とともに駐車スペースを探そうとしているユーザに申し出を送信する。ユーザのマッチングは、システムのプラットフォーム内で問題なく申し出を送ったり受取ったりするためにユーザが接続するソーシャルメディア機能を十分に活用することができる。さらに、駐車意思と退去意思を有するユーザのマッチングと接続の別の主要な目的は、ユーザがランダムにアプローチしたり、運転者が退去するかどうかを訪ねるために周囲を運転して回ることなく、ユーザが特定の目的を有する他のユーザと通信できるようにすることである。この方法はユーザが他のユーザに相互支援の特定の目的でアプローチする際に時間を節約できる。ユーザをソーシャル接続により、以前の駐車トランザクションが成功しているため、ユーザ同士の将来のトランザクションも促進する。ユーザは、システムの設定でこの機能をＯＮまたはＯＦＦのどちらかにすることによって、これらの通知を受取るかどうかを制御することができる。政府がユーザの金銭的収入のための駐車スペースの交換を認めていないため、ソーシャル接続も役立つ。しかし、法律で許可されている場合には、このシステムは、金銭的支払及び／または非金銭的報酬も、駐車場関連情報を受け入れるか検討するための別のオプションとしての役割を果たしてもよい。

【0120】

ユーザの退去意思も、それぞれ加速度計と位置識別子を介して速度及び位置を決定し、解析することによって識別される。システムは、車両が駐車した後の動きを検出すると、車両及び／またはユーザの速度とともに各個々のユーザの地理的位置を追跡し、加速度の変化または位置の変化により、システムは退去意思を認識するようになる。加速度の変化及び位置の変化に基づいて、システムはユーザに通知を送り、ユーザが駐車スペースを退去するかどうか、例えば「退去しますか？」と尋ねる。ユーザが「はい」を選択すると、システムはユーザの現在位置の特定の半径内で駐車意思を示す、または駐車場を探すための接続を要請している他のユーザを発見する。このシステムにより駐車スペースを提供または受け入れを検討するため、ユーザは互いに繋がることができる。しかし、ユーザが警告に所定の時間、例えば、３秒間答えない場合には、問い合わせは自動的に消滅する。

【0121】

また、ユーザは、モバイルデバイスの画面上のボタンを押して、退去意思を表し、ユーザが今退去することあるいは将来の退去時間を指定することができる。

【0122】

駐車スペースは、車両の寸法に関する制限を有するスペースであることが多い。一般的に、駐車スペースを提供または要請する場合には、ユーザは、現在運転中の、あるいはスペースに現在駐車している車両のタイプを表す。システムは、車両の相対的寸法を比較して、ユーザが運転する車両が駐車スペースに適合するかを判断する。提供可能なカテゴリーが３つある。例えば、より大きい車両、同じ寸法の車両、あるいはより小さい車両である。特定の寸法の車両のユーザは、別のユーザに同じ車両カテゴリーまたはより小さい車両のカテゴリーのみ許容できることもある。例えば、４ドアセダンを駐車しているユーザは、通常型の車両または特定の寸法として分類できる。ミニバンを運転している別のユーザは、そのユーザのスペースには駐車できない。なぜなら、ミニバンは、より大きい車両として分類され、その駐車スペースに入れるには大きすぎる可能性があるからである。同じ寸法の車両もしくはより小さい車両のみがそのスペースに駐車できる。

【0123】

プライバシーの目的で、ユーザがその実際の位置を明かしたくない場合には、ユーザは、彼らの位置を所定の距離、例えば、実際の位置から１００フィート以内と明かすよう、設定することもできる。ユーザがトランザクションを完結したい場合にユーザは他のユーザにその位置を明かして取引を完了する。

【0124】

ユーザは、パーキングメータが時間切れになる時間と、何時にモバイルアプリケーションがユーザにそれを知らせるかについても設定することができる。システムは、システムの内部クロック機構に接続することによって時間を追跡する。ユーザは、この機能を使って道路清掃時間について前もって通知して車両を移動させるための残り時間リマインダー警告を提供できる。ユーザは１つ以上の異なる残り時間リマインダー警告を様々な時間で設定することができる。残り時間リマインダー警告の時間はユーザが調整することができる。ユーザは、電話、テキストメッセージ、及び音声メッセージ、または電子メールなどを非限定的に含む様々なオプションにより送信する警告を選択することができる。一度駐車し、適用される場合には、モバイルアプリケーションは、パーキングメータが時間切れになる時間について、人々は忘れがちであり、思い出させる必要があるため、ユーザが警告を設定できるようにすることができる。

【0125】

モバイルアプリケーションのシステムの他の機能によりユーザは、自分でパーキングメータを補充できない場合にそのパーキングメータを補充することに関し他のユーザを支援したり、また他のユーザからの支援を受けることができるようになる。ユーザは、モバイルアプリケーションの設定を選択して他のユーザを支援する機能にアクセスできるように、またできないようにすることができる。アクセスを可能にすることは、ユーザの現在の位置情報を開示することを含んでいてもよく、パーキングメータを補充することの支援に対する要請についてメッセージを受信もしくはやりとりできるようになる。メッセージは、この機能にアクセスできるユーザの間でのみ送信またはやりとりできるようにしてもよい。これは、ユーザの好みに応じて変更可能である。ユーザが車両を駐車した後、ユーザは画面のボタンを押して、彼らの地理的位置をロックすると、データベースのメモリ記憶装置に保存される。システムは、適用可能なパーキングメータ料金及びメータの位置を政府のウェブサイトから取得し、このデータをデータベースに入力することにより、ユーザはそのメータの料金がいくらかを知ることができる。システムがユーザにパーキングメータが時間切れになることを知らせるリマインダー警告を送ると、そのユーザは適用可能な第三者のウェブサイトに接続するモバイルアプリケーションを使ってメータの支払をすることにより、あるいはパーキングメータまで行ってそのメータを自分で補充し、もしそれができない場合には、ユーザが駐車したときに地理的位置をロックした元のユーザの車両の位置から現在特定の半径内にいる他のユーザへの要請を含むメッセージを送ることにより時間切れのメータに支払をするよう、他のユーザからの支援を頼み、メータに補充する必要がある金額とユーザが支払いたいサービス料金などの詳細を示して、彼らの時間切れになるメータに支払うのを支援してくれるように要請する。この機能は、他のユーザの、メータを補充する支援に対して支払う方が、パーキングメータの違反切符に対して支払うよりも安いため、非常に有用である。例えば、ユーザが、パーキングメータの時間がなくなるが、ユーザの制御範囲外にあるために補充できない場合に、ユーザはモバイルアプリケーションを使ってメッセージを駐車した車両から、ユーザがセットした特定の半径内にいる他のユーザに、例えば「駐車料金に対して３ドルと、サービス料金として２ドルで５ドル支払います」などのような金銭の申し出に関する情報とともにメッセージを送る。ユーザが駐車したときにモバイルアプリケーションが記録した車両の正確な位置をメッセージとともに送ればよい。他のユーザは、メッセージを見て、それを受け入れるか、あるいは、異なる金額及び／または条件（例えば、「駐車料金３ドルとサービス料金３ドルの６ドルであなたのパーキングメータを補充します」）で対案を申し出るか、またはメッセージに応答しないことを選択できる。この申し出を最初に受け入れた他のユーザがこのトランザクションを完了させることができる。あるユーザが一度受け入れると、応答しようとする他の全てのユーザはシステムによって自動的に拒否される。両方のユーザは、ライブチャット、メッセージ、及び提案されたモバイルアプリケーションが許容する他の通信形態を非限定的に含む内部通信機能を使って通信する。一度条件が提供され、受け入れられると、ユーザはトランザクションを完了し、メッセージ内の合意にしたがって行動しなければならない。

【0126】

あるいは、ユーザ、例えばユーザ１が、料金に対する時間の満了が近づきつつある前もって設定した特定の料金でパーキングメータを補充するのを支援してもらうため、駐車した車両の位置がユーザ１の現在位置から特定の半径内である他のユーザにメッセージを送ることにより、申し出を送ってもよい。ユーザ１は、システムを介してユーザ１がサービス料金として受取りたい金額とともに申し出のメッセージを送信してもよい。このサービス料金は交渉可能である。さらに、管理者は従業員を雇って、この方法を使い、パーキングメータに料金を補充するのを支援する申し出を含むメッセージを送信してもよい。

【0127】

支払いと完全性を制御するため、元のユーザはモバイルアプリケーションのシステムが作成したエスクローアカウントに合計金額を入れるか、あるいはユーザへ直接資金転送するオプションを採用してもよい。申し出を受け入れる他のユーザは、エスクロー内への資金の預かり金に関する通知を受けてから時間切れになる前にメータを補充してもよい。補充したら、他のユーザは、車両のナンバープレート、補充したメータ、及び／または支払ったメータのレシートなどを証拠として含む正確な写真の形態で支払の証明を提供しなければならない。写真をモバイルアプリケーションにアップロードすると、元のユーザは写真を検証し、エスクローにおいてある支払金額を引き出せるようにし他のユーザのアカウントに入金することができる。この方法は、元のユーザは時間切れのメータ違反切符を受取ることを回避できるし、他のユーザは、サービス料金を介してお金を余分に稼ぐことができるため両ユーザにやる気を起こさせる。これらは、ユーザ間の論争を解決するために組み込んだ論争解決機能も有している。両ユーザは、トランザクションを完了した時点で互いに採点することができる。

【0128】

本発明の例示の実施形態は、他のユーザがすでにスペースに駐車しているため、その駐車スペースは利用できないとき、それをモバイルアプリケーションのシステムがユーザに知らせる。この通知を可能にするため、システムは、ユーザがスペース内に駐車してモバイルデバイスの画面上のボタンを押して彼らの車両の位置をロックするとユーザの地理的位置を記録して保存する。押して位置をロックするすべてのユーザのため、電子地図は、色付きのドットまたは他のフォーマットインジケータ（例えば、様々な寸法のドット、様々な寸法の円、ライン、その他）、例えば、赤いドットで占有された駐車スペースを示し、マップを見る他のユーザに、特定の場所には他のユーザが現在駐車していることを示すことができる。実線、例えば赤い実線を使って特定の道路は駐車が違法であることを示してもよい。例えば赤いドットを使って、占有された駐車スペースを示す一方、例えば緑のドットで、利用できる可能性がある駐車スペースを示すことができる。電子地図上のスペースや道路は、違反金納付書データベース及び駐車規則に基づいて動的に色を変更することができる。この方法は、モバイルアプリケーションを使用する多くの個人を必要とするが、それにもかかわらず、この方法はユーザが駐車場を見つけるチャンスを増やし、ユーザにどこの駐車場が利用不可であることを知らせることによって、駐車スペースを探してランダムに車を周回させる代わりに時間を節約できる。このモバイルアプリケーションのユーザの人数が多ければ多いほど、この方法はより正確にユーザが合法な路上駐車スペースを見つけて駐車違反金納付書を防止することができるようになる。

【0129】

さらに、本発明の例示の実施形態は、モバイルアプリケーション内の元のソーシャルメディアシステムのソーシャルメディア機能を含んでいてもよく、現在利用可能な第三者のソーシャルメディアアプリケーション（例えば、Ｆａｃｅｂｏｏｋ（登録商標））を組み込んで、接続しているユーザを介して、ユーザが特定の場所で駐車場を見つけるチャンスを増やすことができるようにしてもよい。公共駐車場スペースは政府の所有物であり、国民は、金銭的報奨を取得することによって彼らの駐車スペースを放棄してお金を稼ぐことはしない。よって、ユーザがモバイルアプリケーション内のソーシャルメディアを介して繋がることによってユーザに非金銭的報奨を提供して、彼らが駐車スペースを退去するときについての情報をシェアする。ソーシャルメディア機能は、さらにユーザが駐車場関連情報に接続しやり取りするための検討手段として機能する。ユーザは、ユーザ、例えばユーザ１が他のユーザに現在の駐車スペースを提供したいときに、モバイルアプリケーション内に接続することができる。これは、２つの異なる状況で起きうる。ユーザが他のユーザから、駐車の要請を出すことができる。ユーザ、例えばユーザ１がリアルタイムで駐車スペースを探しているとき、彼／彼女は要請をこの現在の位置から、ユーザ１に最も近い位置に車両を駐車していて退去する意向を示して別のユーザ、例えばユーザ２に現在の位置から要請を送ることができる。ユーザ２がその要請を拒否して応答しない場合は、第２の最も近いユーザ、例えばユーザ３に要請を送る等々、その要請が承認または却下されるまで続けることができる。要請を却下したユーザは、その拒否を撤回して、ユーザ１からの要請を受け入れると決めることもできる。要請と受け入れは最終的にユーザ１が、要請を受け入れることによってユーザ１と繋がって別のユーザの駐車スペースにナビゲートされるまで続く。しかし、ユーザ１が駐車スペースを近い将来、例えば１０分後などに探している場合、ユーザはシステムを介してユーザ１の位置から特定の半径の範囲内に駐車した他のユーザに要請を送信することができる。要請に最初に応答したユーザは、システムを介してソーシャル接続し、ユーザ１はその現在の位置から最初に要請を受け入れたユーザの位置までナビゲートできる。ユーザは、その要請がまだ別の人に受け入れられていなければその拒絶を撤回することができる。

【0130】

また、ユーザは他のユーザにその駐車スペースを提供することもできる。ユーザ、例えばユ−ザ１がその駐車スペースをリアルタイムで提供している場合、彼／彼女はその通知をユーザ１に最も近接した位置にいて駐車スペースを探している別のユーザ、例えばユーザ２に送ることができる。ユーザ２が応答しない場合は、第２の最も近いユーザ、例えばユーザ３に申し出を送る等々、その申し出が承認または却下されるまで続けることができる。要請を却下したユーザは、その拒否を撤回して、その後ユーザ１からの要請を受け入れることもできる。申し出と受け入れのサイクルは、最終的に申し出を受け入れたユーザがユーザ１の駐車スペースの位置までナビゲートされるまで続く。ユーザ１がいつか、近い将来、例えば１０分後に駐車スペースを提供する場合は、要請は特定の半径の範囲内にいて近い将来の時間枠で駐車スペースを探しているユーザに送られる。別のユーザが要請を受け入れると直ぐに、ナビゲーションシステムによって指示が送られ、その要請はシステムから削除される。ユーザは、その要請がまだ別の人に受け入れられていなければその拒絶を撤回して受け入れることができる。ユーザ１が送信する通知には、ユーザ１のプロファイルにしたがった車両のタイプと寸法を含んでいてもよく、ユーザそれぞれにプロファイルにより、同じまたはより小さい車両寸法の他のユーザにのみ送信してもよい。車両のタイプと寸法に関する情報は利用可能な駐車スペースによって調整してもよい。一度接続されると、モバイルアプリケーションのシステムは、他のユーザとユーザ１の利用可能な駐車スペースに誘導する。ユーザ１が駐車した車両に最も近接した位置にあるユーザが空いていそうな駐車スペースの通知を受けてユーザ１に接続して駐車スペースの位置を知りたいと思ったが所定の時間内に応答がない場合、通知は消され、最も近接した範囲にいる次のユーザに送られる。あるいは、通知もユーザ１が車両を動かしてその位置を離れると画面から消える。また、ユーザはその好みに応じてモバイルアプリケーション内で手動にソーシャル接続を自由に作成または除去してもよい。

【0131】

本発明の例示の実施形態は、一般に公衆及び／またはコンピュータシステムによって使用されることもある。いくつかの例は、車両、無人車両、ウェブサイト、車載システム、全地球測位衛星（ＧＰＳ）、及び／または他の電子システムを非限定的に含む。本発明の例示の実施形態はスマートフォン、タブレット、ラップトップ、デスクトップコンピュータ、インダッシュ車両システムなどのようなモバイル通信デバイスのモバイルアプリケーションとして実施することができる。また、合法な駐車場関連データを処理し、利用し、表示することができる他のシステムやサービスを含むように拡張することもできる。オンラインマッピングシステム、全地球測位システム（ＧＰＳ）、またはモバイル通信デバイスの製造業者、ワイヤレスサービスプロバイダ、モバイルアプリケーションクリエイター及び開発者などは、本発明の様々な例示の実施形態によって広まる情報から大きな利益を得ることができる。

【0132】

本発明の例示の実施形態は、車両搭載システムと統合してシステムが車両内で完全に機能できるようにする。この統合は車両システムに限らず、元の設備の製造業者または車両内に搭載可能な第三者のアドオン設備に統合することができる。開示した合法な駐車スペース情報システムの直接統合の例示の実施形態は、元の車載モバイルデバイスの車両を製造した設備のナビゲーション及びＧＰＳシステムに、及び車両のナビゲーションデバイスに直接組み込んで統合できる。

【0133】

車載ナビゲーションシステムに統合する際、車両のディスプレイは、上述したように、本発明の例示の実施形態における通知を表示するために使用される。ユーザの遠隔更新及び通信はユーザのモバイルデバイスに搭載した開示の合法な駐車場関連情報アプリケーションを介して提供でき、ユーザに、例えば、駐車時間制限が満了に近づいているとき、道路清掃が完了したとき、及び／またはユーザの現在の位置に基づいて代替の合法な駐車のオプションなどを警告する。ユーザが駐車スポットに到着すると、システムは車両の位置をロックして、ユーザの装置に通知を送り、彼に、適用可能な別の関連する規制に加え、パーキングメータの時間切れが近づいている場合にはそれを知らせる。

【0134】

統合とは、例えば速度計、加速度計、カメラ、内部センサ、ジャイロセンサ、ＧＰＳセンサ及びその他の適用可能な設備などの車両設備を利用することを含んでいてよい。本車両設備の利用は、ユーザに適用可能な通知を発信するために、車両についての包括的なリアルタイム及び過去の活動情報、例えば、その方向、速度、方位及び加速などを取得するために使用してもよい。

【0135】

下記の図面の説明において、上述の詳細を、下記に説明する類似の属性と組み合わせて、あるいは代わりに使用してもよく、図面は特定の本発明を示すのみに使用するものであることは理解できよう。理解しやすい簡単な図面を提供する目的で、上記の詳細の多くは図面では省略しているが、上記の詳細は任意の実行可能な方法で、下記の説明の手法に組み込まれていることは理解できよう。

【0136】

図１は、本発明の例示の実施形態において、統合データベースを示す略図である。図１に関し、データセットは、統合データベース１０１の非商用車両データセット１０２と商用車両データセット１０７によって分類される。非商用車両データセット１０２は非商用車両の過去の駐車違反金納付書データ１０３、非商用車両リアルタイムクラウドソーシング駐車違反金納付書データ１０４、非商用車両駐車規則及び略語データ１０５、及び車両のタイプ、車両ナンバープレートのタイプ、及び他の非商用車両に関するデータなどのような、非商用車両データに関する他の非商用車両データ１０６を含む。商用車両データセット１０７は車両のタイプ、車両のナンバープレートのタイプ、及び、商用車両の過去の駐車違反金納付書データ１０８、商用車両のリアルタイムクラウドソーシング駐車違反金納付書データ１０９、商用車量駐車規則及び略語データ１１０、及び車両のタイプ及び車両のナンバープレートのタイプのような商用車両データに関する他の商用車両データ１１１を含む、商用車両のみに適用される。中央サーバは、例えば車両のタイプ、車両ナンバープレートのタイプなどのようなユーザ情報データを含むユーザ情報データセット１１２に記憶されたデータを取り出すことができる。さらに、ユーザ情報データセット１１２はユーザプロファイル、設定、思考、車両のタイプ、車両ナンバープレートのタイプ、ユーザ入力信頼性を記憶し、システムの不正使用を防止するために使用する。

【0137】

標準化され、明確になったら、中央サーバは統合データベース１０１からの駐車違反データを解釈して特定の領域で駐車違反の取締りを支配すると思われる規則のセットを理解する。これらのルールは、入力、場所、時刻などをとり、出力として、提供された場所、日付、時間が駐車違反と関連付けられているかどうかを示す兆候を提供する数学関数である場合もある。これらの規則は非商用車両１０５及び商用車両１１０に設定された駐車規則データセットに記憶される。車両のタイプと車両ナンバープレートのタイプを含む非商用車両違反データセット１０２と商用車両違反データセット１０７を取り出してユーザに対する対応する通知を生成することができる。駐車違反データの標準化を支援するために非商用車両１０５及び商用車両１１０に対する駐車規則及び略語データセットを取り出してもよい。なぜならこのデータは特定のソース特有の様々な略語及び用語を使用する傾向にあるからである。有効な警告を提供することに関する他のデータ１１３も統合データベース１０１に入力することも可能である。

【0138】

統合データベース１０１は、違反データを含む地域に繋がる気象関連データを含んでいてもよい。過去の気象データ１１４は、過去の違反金納付書データに接続して、ある気象の現象と駐車違反の間の相関に関する現存の情報を見つけるようにしてもよい。例えば、雪の日の緊急時、指定された合法な駐車位置は除雪などのために必要な緊急サービスのために違法になる可能性もある。過去の気象データ１１４は非商用車両の過去の駐車違反金納付書データ１０３と商用車両の過去の駐車違反金納付書データ１０８に接続して相関情報を取得し、それをリアルタイム気象データ１１５とともに利用して通知を、現在位置が気象関連駐車勧告を受ける可能性があることを示すユーザに送るかどうかを判断してもよい。

【0139】

統合データベース１０１は、位置、料金、利用可能性などを非限定的に含む商業駐車場データ１１６を有していてもよい。民間の駐車場データ１１７及び公共駐車場データ１１８もシステムのデータベースに含まれ、電子マップ上に表示される。

【0140】

図２Ａは、本発明の例示の実施形態において、ユーザが前記システムで収集したデータに基づき、対応する勧告通知をシステムがどのようにして生成するかを示すフローチャートである。図２Ａに関し、運転者が駐車したい場合（ステップＳ２０１）、システムは現在の時間と場所を判定する（ステップＳ２０２）。統合データベース１０１は、運転者の場所と時間その他が事前の駐車違反についての情報に対応するかどうかの判定を照会してもよい（ステップＳ２０３）。システムは統合データベース１０１に基づいて可能な違反を検出する。可能な違反がないと判定すると（Ｓ２０４でいいえ）、システムは、その場所への駐車を許可するアドバイス通知を発信する（ステップＳ２０６）。違反金納付書が現在の時間／日付、その場所で起きていると判定されると（現在のＳ２０４ではい）、通知を発信してもよい（ステップＳ２０７）。違反金納付書が近い将来の時間／日付（人が駐車しそうな時間内に）にこの場所で起きそうだと判定されると（将来のＳ２０４ではい）、１回以上のフォローアップ通知をユーザによって設定できるので（ステップＳ２０５）、ユーザはシステムによって通知を受け（ステップＳ２０７）、駐車違反となる時間と日付の前に車両を移動する必要のあることをユーザに思い出させるようにできる。

【0141】

上記のように、代替の駐車オプションに関する、トップに格付けされた忠告を表示してもよい（ステップＳ２０８）。これらの勧告は、目的地に着くまでの時間とともに最安値によって、または現在位置から最終目的地に行くのにかかる運転及び歩行時間を含みうる最短時間と値段によって一覧としてもよい。ユーザは好ましい駐車スポットを選択する（ステップＳ２０９）。また、ユーザは、システムが送信した通知を採点することもできる（ステップＳ２０７）。中央サーバは運転者から実際の経験とともに採点を取得する（ステップＳ２１０）。採点が所定の閾値に達すると、システムは、ユーザが報告した違反切符情報に部分的に基づく通知に貢献したこれらのユーザに報酬を与える（ステップＳ２１１）。

【0142】

図２Ｂは、ユーザがシステムから勧告通知を受けた後の３つの状態を示すフローチャートである。図２Ｂに関し、ユーザ１が、この場所で以前に駐車違反情報がない特定の駐車スポットに近づいていくと、システムは、ユーザ１に駐車するようにと駐車勧告を送信する（ステップ２０６）。その後、３つの異なる状況が起きうる。第１に、システムが間違っており、ユーザはそこが駐車違反の可能性があることを発見する（ステップ２１２）。２番目は、システムが間違っており、ユーザは通知の中のシステムの指示に従い、そのユーザが違反切符を受取る（ステップ２１４）。第３に、駐車は合法で、ユーザは違反切符を受取らない（ステップ２１６）。システムが間違っており、ユーザが駐車違反の可能性があるということを見つけた場合には、ユーザは不正確な情報であることを報告し、採点されるであろう正しい情報を提出する（ステップ２１３）。このユーザは報酬を受けることができる。システムが間違っており、ユーザ１がその後違反切符を受取ったら（ステップ２１４）、ユーザは違反切符を報告し（ステップ２１５）、違反切符上の情報が新しい通知を作成し、ＲＲＬＣデータベースの補充となる（ステップ２１８）。報告は、採点され、プラスの採点が所定の閾値に達したら（ステップ２１７）、ユーザは報酬を受取る（ステップ２１９）。実際の経験を有するユーザのみがその報告を採点できる。

【0143】

図３Ａは、本発明の例示の実施形態において、ユーザがその駐車場要請をシステムに投稿し、システムがユーザを誘導して合致するものを見つける及び／または要請を投稿したユーザが駐車スポットを見つけるようにナビゲートする手法を示すフローチャートである。上述したように運転者が駐車スポットを見つけたいという意思を示せば、例示の実施形態を使って合致するものを見つける及び／または通知の作成をすることができる。図３Ａに関し、ユーザ１は、システムを介して駐車場要請を他のユーザに送ることができ（ステップＳ３０１）、ユーザ１は、今、もしくは近い将来のいつかに駐車したいかをシステムに勧告する（ステップＳ３０２）。ユーザ１が近い将来駐車したい場合には、システムは、ユーザ１の車両の位置からインパクトゾーンの半径内に駐車している他のユーザにユーザ１の駐車場要請を送り（ステップＳ３０３）、ユーザ１の要請に最初に応答したユーザがユーザ１とつながり、その後、ユーザ１が彼または彼女の駐車スペースに駐車することができるようになる（ステップＳ３０４）。インパクトゾーンの半径は、システムが設定でき、ユーザが調整できる。ユーザ１が今駐車しなければならない場合、システムは、ユーザ１の駐車場要請を最も近い駐車スペースを提供するユーザ２に送る（ステップＳ３０５）。例えば、ユーザ２は、最も近いユーザで、ユーザ２が応答しない場合には、要請が受け入れられるまたは期限切れになるまでその要請は２番目に近いユーザ（例えば、ユーザ３）に行く（ステップＳ３０６）。ユーザの１人が要請を受け入れると、ユーザは接続される（ステップＳ３０７）。ユーザ１が誰かと接続され、駐車スポットの正確な場所を受取ったら、ユーザ１は要請を受け入れたユーザの駐車スペースまで運転すればよい（ステップＳ３０８）。ユーザ１は、要請を受け入れたユーザが結果的に退去しなかった場合（ステップＳ３０９）、このプロセスを再び開始することを選択することができ、あるいは、ユーザ２が駐車スポットを去って、ユーザが互いに採点した後に駐車スポットに駐車してもよい（ステップＳ３１０）。

【0144】

図３Ｂは、本発明の例示の実施形態において、ユーザがシステムにその駐車場提供を投稿し、システムがユーザを誘導して合致するものを見つける及び／または提供を受け入れるユーザが駐車スポットを見つけるようにナビゲートする手法を示すフローチャートである。上述したように運転者が彼または彼女の駐車スポットを他のユーザに提供したいという意思を示せば、例示の実施形態を使って合致するものを見つける及び／または通知の作成をすることができる。図３Ｂに関し、システムが、利用可能な駐車スポットに関するユーザ１の申し出を受けて（ステップＳ３１１）、彼または彼女の今、または近い将来のいつかの駐車スポットの申し出を勧告した後（ステップＳ３１２）。ユーザ１が近い将来、駐車スポットを提供できる場合には、システムは、ユーザ１の申し出を、ユーザ１の車両の位置に基づいたインパクトゾーンから特定の半径内にいる他のユーザに送り（ステップＳ３１３）、ユーザ１の要請に最初に応答したユーザがユーザ１の駐車スポットに駐車することができるようになる（ステップＳ３１４）。ユーザ１が彼または彼女の駐車スポットを直ぐに提供したい場合には、システムは、ユーザ１の申し出を最も近いユーザ、例えば、駐車スペースを見つけようとしているユーザ２に送り（ステップＳ３１５）、ユーザ２が応答しない場合には、その申し出は２番目に近いユーザ、例えばユーザ３に送られるなど、要請が最終的に受け入れられる、または期限切れとなるまでつづけることができる（ステップＳ３１６）。ユーザ、例えばユーザ２がその申し出に答えた場合、ユーザ２は、ユーザ１に誠意を持って接続することができる（ステップＳ３１７）。要請を受け入れたユーザがユーザ１と接続されると、システムは、駐車スペースの住所を、申し出を受け入れたユーザに送り、彼または彼女にユーザ１の駐車スペースまで運転して、そのスポットが利用可能になるのを待機させる（ステップＳ３１８）。ユーザ１は、ユーザ１が結果的に退去しなかった場合（ステップＳ３１９）、このプロセスを再び開始することを選択することができ、あるいは、ユーザ１が駐車スポットを去って他のユーザが互いに採点した後にユーザ１の駐車スポットに駐車することができる（ステップＳ３２０）。

【0145】

図４Ａは、本発明の例示の実施形態において、パーキングメータを補充するためのユーザのサービス要請を介したパーキングメータ支払支援システムに対する手法を示すフローチャートである。図４Ａに関し、第１のユーザ、例えばユーザ１は、モバイル通信デバイスの画面上のボタンを押して彼または彼女の車両の駐車位置を記録する（ステップＳ４０１）。ユーザ１は、ユーザ１が、通知警告を何回受けるか、またどれぐらい前に警告を送信するかとともにその間隔を選んで、パーキングメータ警告を設定する（ステップＳ４０２）。パーキングメータの時間切れが近づくと、ユーザは、ユーザの事前設定に基づいて（ステップＳ４０１）通知を受ける（Ｓ４０３）。ユーザが自分でパーキングメータを補充できる場合には（ステップＳ４０４で、はい）、通知は消滅し（ステップＳ４０５）、ユーザは時間切れとなる前にパーキングメータを補充する。ユーザ１がメータを充填できない場合には（ステップＳ４０４で、いいえ）、ユーザ１は、ユーザ１が現在いる場所ではなく、ユーザ１が駐車した車両の現在位置から特定の半径内にいる他のユーザに要請を投稿でき（ステップＳ４０６）、彼または彼女にパーキングメータを補充するように助けを求める。ユーザ１は、中央サーバを介して要請を送信する（ステップＳ４０７）。システムは、他のユーザとの位置の合致を探し、他のユーザに要請を見るように要請を送信する（ステップＳ４０８）。この要請（ステップＳ４０７）は、メータを補充するのにユーザ１が支払う必要がある料金、第２のユーザ、例えばユーザ２への支援に対するユーザ２へのサービス料金の金額、ユーザ２がユーザ１の駐車車両まで徒歩または車で行くのに係る時間、及びパーキングメータが時間切れになるまでの残り時間、またはパーキングメータが時間切れになる実際の時間などの情報を含んでいてもよい。近所のユーザが要請を受取りそれを見ると（ステップＳ４０８）、彼または彼女はその要請に応答するかしないかを選択することができる（ステップＳ４０９）。応答する場合には、ユーザ１及び他のユーザ、例えば、ユーザ２は、契約に同意が得られるまでは支払い条件を交渉できる（ステップＳ４１１）。他のユーザが合意すれば、システムは、モバイルアプリケーション内でユーザ１にエスクローアカウントへの支払を誘導する（ステップＳ４１２）。そうでない場合には、ユーザ２は応答しないことを選択し、要請は消滅する（ステップＳ４１０）。ユーザ２は、エスクローアカウント内の資金について通知を受ける（ステップＳ４１３）。ユーザ２がパーキングメータに支払うことによって支援をした後（ステップＳ４１４）、ユーザ２はユーザ１に各種写真などの支払の証拠をシステムのプラットフォームを介して送信し（ステップＳ４１５）、ユーザ１は支払の証拠を検証できる（ステップＳ４１６）。サービス料金は、エスクローの資金をユーザ２に開放する前にチャージする（ステップＳ４１６）。駐車位置は、ユーザが彼または彼女の車両を駐車し、ボタンを押したときに記録され、中央サーバがＧＰＳ受信機に基づいて現在の位置を記録する。ユーザは互いに採点し（ステップＳ４１７）、ユーザ１とユーザ２の間に論争が起きた場合には両ユーザはシステムに報告でき、ユーザがその論争を解決できるように管理者が支援する（ステップＳ４１８）。

【0146】

図４Ｂは、本発明の例示の実施形態において、パーキングメータを補充するためのユーザのサービス提供を介したパーキングメータ支払支援システムに対する手法を示すフローチャートである。

【0147】

ユーザ、例えばユーザ１は駐車した車両がある領域に位置しているかもしれない（ステップＳ４１９）。ユーザ１は、モバイル通信デバイスの画面上のボタンを押す（ステップＳ４２０）ことによって、料金に対する時間の満了が近づきつつあるパーキングメータを補充する支援を申し出て、駐車した車両の位置がユーザ１の現在位置から特定の半径内である他のユーザにメッセージを送ることにより、他のユーザを有料で支援する申し出を設定するプロセスを開始することができる。半径はユーザによって設定及び調整してもよい。ユーザ１は、システムを介してメッセージを、ユーザ１の特定の半径内に車両を駐車した他のユーザに送ることができる。システムはユーザ１がサービス料金として受取りたい金額を含む申し出を発信する（ステップＳ４２０）。このサービス料金は交渉可能である。他のユーザがその申し出を受取ってそれを見ると、彼または彼女はその申し出に応答するかしないかを選択することができる。他のユーザがユーザ１が支援を受け入れたくない場合（ステップＳ４２１で、いいえ）、その申し出は期限切れとなる（ステップＳ４２２）。ユーザが申し出を受け入れたいとき（ステップＳ４２１で、はい）は、ユーザ１は、ユーザ１の支援を受け入れた他のユーザと両ユーザが取引条件の合意に達するまで交渉する（ステップＳ４２３）。ユーザ１が他のユーザ、例えばユーザ２と契約を結んだら、システムはユーザ１に対し、エスクローアカウントに支払をするように誘導する。ユーザ２が、システムのプラットフォーム内でエスクローアカウントに支払をしたら（ステップＳ４２４）、ユーザ１は支払のシステムの通知を受ける（ステップＳ４２５）。システムは、ユーザ１に、エスクローへの支払が済んでいる旨の通知を受け、ユーザ１はメータ料金を支払うことができる（ステップＳ４２６）。ユーザ１はユーザ２へ、各種写真などのような支払の証拠をシステムのプラットフォームを介して送る（ステップＳ４２７）。すると、ユーザ２は、支払の証拠を検証し、システムにエスクローの資金から、システムサービス料金を差し引いて引き出せるようにするように指示する（ステップＳ４２８）。ユーザはトランザクション後に互いに採点し（ステップＳ４２９）、ユーザ１とユーザ２の間に論争が起きた場合には両ユーザはシステムに報告でき、ユーザがその論争を解決できるように管理者が支援する（ステップＳ４３０）。さらに、管理者は従業員を雇って、この方法を使い、パーキングメータに料金を補充するのを支援する申し出を含むメッセージを送信してもよい。

【0148】

上述したように、本発明は、駐車違反の報告と駐車警告を受信の両方にスマートフォンや他のモバイル通信デバイスのような携帯モバイルデバイスを使用することができる。

【0149】

図５Ａは、本発明の例示の実施形態において、モバイルデバイスがシステムの統合データベースと接続して、商用車両に対し、対応するリアルタイム通知を生成するシステムを示す略図である。システムは、ユーザの位置、モバイル通信デバイスの時間及び車両のタイプに基づいて商用車両に対応するリアルタイム通知を生成する。図５Ａに関し、商用車両データセット１０７、車両のタイプや車両ナンバープレートのタイプを含むユーザ情報データセット１１２、商業駐車場データ１１６、民間の駐車場データ１１７、公共駐車場データ１１８、及び他のデータ１１３に含まれる商用車両５０１に対する統合データベースを使って、商用車両のみの通知を生成する。モバイル通信デバイス５０３はインタラクティブな電子地図ＡＰＩ５０６を介して、また、統合データベース１０１に接続される中央サーバ５０２を介して、対応する駐車場情報、ＲＲＬＣ情報、他のユーザからのコメントなどを含む、商用車両５０８のリアルタイムな通知を、商用車両５０１用の統合データベースからＧＰＳ受信機５０４とモバイル通信デバイス５０５内の内部クロック機構から受信した位置情報及び日付／時間情報に基づいて生成する。商用車両５０８固有の通知は視覚的５０９に、そして音声５１０の２つの方法で送達できる。また、システムは商用車両をナビゲートして、そのナビゲーションシステム５０７とともに駐車する。

【0150】

図５Ｂは、本発明の例示の実施形態において、モバイルデバイスがシステムの統合データベースと接続して、非商用車両に対し、対応するリアルタイム通知を生成するシステムを示す略図である。システムは、ユーザの位置、モバイル通信デバイスの時間及び車両のタイプに基づいて非商用車両に対応するリアルタイム通知を生成する。図５Ｂに関し、非商用車両データセット１０２、車両のタイプや車両ナンバープレートのタイプを含むユーザ情報データセット１１２、商業駐車場データ１１６、民間の駐車場データ１１７、公共駐車場データ１１８、及び他のデータ１１３に含まれる非商用車両５１１に対する統合データベースを使って、中央サーバ５０２を介して非商用車両の通知を生成する。モバイル通信デバイス５０３はインタラクティブな電子地図ＡＰＩ５０６を介して、また、統合データベース１０１に接続される中央サーバを介して、対応する駐車場情報、ＲＲＬＣ情報、他のユーザからのコメントなどを含む、非商用車両５１２固有のリアルタイム通知を、非商用車両５１１用の統合データベースからＧＰＳ受信機５０４とモバイル通信デバイス５０５内の内部クロック機構から受信した位置情報及び日付／時間情報に基づいて生成する。非商用車両５１２固有の通知は視覚的５０９に、そして音声５１０の２つの方法で送達できる。また、システムは非商用車両をナビゲートして、そのナビゲーションシステム５０７とともに駐車する。

【0151】

また、ここで使用する用語や専門用語は説明を目的としたものであり、限定を意味するものではないことは理解できよう。よって、この明細書の実施形態は好ましい実施形態として説明するものであり、当業者は、これらの実施形態は特許請求の範囲の精神と範囲を逸脱することなく変更ができるものであることを認識するであろう。

【図1】

【図2A】

【図2B】

【図3A】

【図3B】

【図4A】

【図4B】

【図5A】

【図5B】