【文献】
LG Electronics Inc.,Channel busy ratio reporting,3GPP TSG RAN WG2 #97 R2-1701978,フランス,3GPP,2017年 2月 4日,Section 2
【文献】
Ericsson,L1 Format for V2V Transmissions using Sidelink,3GPP TSG-RAN WG1#84b R1-162825,フランス,3GPP,2016年 4月 1日,Section 5
【文献】
Huawei, HiSilicon,TTI Switching Between sTTI and Legacy TTI,3GPP TSG RAN WG2 #97 R2-1701885,フランス,3GPP,2017年 2月 4日,Section 2.1
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
無線通信システムにおいてV2X(vehicle−to−X)端末により行われるレガシーTTI(legacy transmission time interval;L−TTI)に比べて相対的に短いTTI(short transmission time interval;S−TTI)基盤のV2X通信遂行方法であって、
前記S−TTI基盤のV2X通信に対するチャネルビジー割合(channel busy ratio;CBR)又はチャネル占有割合(channel occupancy ratio;CR)を測定し、
測定された前記CBR又は測定された前記CRに基づいて、前記S−TTI基盤のV2X通信を遂行することを含んでなり、
前記S−TTIは、可変的な長さを有し、
前記V2X端末が前記CBR又は前記CRを測定する時、前記測定は前記S−TTIに基づいたサブチャネル単位で行われ、前記測定の区間は前記S−TTI単位で決定されるものであり、
前記V2X端末が転送を行うS−TTIから最小プロセシングタイムを引いた時点のS−TTIがインデックスZ値を有するL−TTI内のW番目のS−TTIに該当する時、前記V2X端末は、前記インデックスZ値を有する前記L−TTI内の前記W番目のS−TTIから100個のS−TTI長を引いた時点から前記インデックスZ値を有するL−TTI内の前記W番目のS−TTIから1個のS−TTI長を引いた時点まで、S−TTI基盤のサブチャネル単位で前記CBRを測定し、
前記Zは0以上の整数であり、
前記Wは正の整数であることを特徴とする、方法。
前記V2X端末が前記CBR又は前記CRを測定する時、測定は、前記L−TTIに基づいたサブチャネル単位で行われ、測定の区間は、前記L−TTI単位で決定されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
前記V2X端末が前記CBR又は前記CRを測定する時、測定は、前記S−TTIに基づいたサブチャネル単位で行われ、測定の区間は、前記L−TTI単位で決定されることを特徴とする、請求項2に記載の方法。
レガシーTTI(legacy transmission time interval;L−TTI)に比べて相対的に短いTTI(short transmission time interval;S−TTI)基盤のV2X通信を行うV2X(Vehicle−to−X)端末(User equipment;UE)であって、
無線信号を送信及び受信するRF(Radio Frequency)トランシバ(transceiver)と、
前記RFトランシバと結合して動作するプロセッサとを備えてなり、
前記プロセッサは、
前記S−TTI基盤のV2X通信に対するチャネルビジー割合(channel busy ratio;CBR)又はチャネル占有割合(channel occupancy ratio;CR)を測定し、
測定された前記CBR又は測定された前記CRに基づいて、前記S−TTI基盤のV2X通信を遂行するものであり、
前記S−TTIは、可変的な長さを有し、
前記V2X端末が前記CBR又は前記CRを測定する時、前記測定は前記S−TTIに基づいたサブチャネル単位で行われ、前記測定の区間は前記S−TTI単位で決定されるものであり、
前記V2X端末が転送を行うS−TTIから最小プロセシングタイムを引いた時点のS−TTIがインデックスZ値を有するL−TTI内のW番目のS−TTIに該当する時、前記V2X端末は、前記インデックスZ値を有する前記L−TTI内の前記W番目のS−TTIから100個のS−TTI長を引いた時点から前記インデックスZ値を有するL−TTI内の前記W番目のS−TTIから1個のS−TTI長を引いた時点まで、S−TTI基盤のサブチャネル単位で前記CBRを測定し、
前記Zは0以上の整数であり、
前記Wは正の整数であることを特徴とする、V2X端末。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下で説明される明細書の用語の定義と用語の略語は、別の記載がない限り、3gpp TS 36シリーズで定義されることができる。
【0026】
図1は、本発明が適用され得る無線通信システムを例示する。これは、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)、またはLTE(Long Term Evolution)/LTE−Aシステムと呼ばれることができる。
【0027】
E−UTRANは、端末10(User Equipment、UE)にコントロールプレーン(control plane)とユーザープレーン(user plane)を提供する基地局20(Base Station、BS)とを含む。端末10は、固定されるか、または移動性を有することができ、MS(Mobile station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)、MT(mobile terminal)、無線機器(Wireless Device)等、他の用語で呼ばれることができる。基地局20は、端末10と通信する固定された支点(fixed station)をいい、eNB(evolved-NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語で呼ばれることができる。
【0028】
基地局20は、X2インターフェースを介して互いに接続されることができる。基地局20は、S1インターフェースを介してEPC(Evolved Packet Core)30、さらに詳細には、S1-MMEを介してMME(Mobility Management Entity)とS1-Uを介してS−GW(Serving Gateway)と接続される。
【0029】
EPC30は、MME、S−GW及びP−GW(Packet Data Network−Gateway)から構成される。MMEは、端末の接続情報または端末の能力に関する情報を有しており、このような情報は、端末の移動性管理に主に使用される。S−GWは、E−UTRANを終端点として有するゲートウェイであり、P−GWは、PDNを終端点として有するゲートウェイである。
【0030】
端末とネットワークとの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の層は、通信システムにおいて広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)基準モデルの下位3個層に基づいてL1(第1層)、L2(第2層)、L3(第3層)に区分されることができるが、この中で第1層に属する物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を利用した情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供し、第3層に位置するRRC(Radio Resource Control)層は、端末とネットワークとの間に無線資源を制御する役割を行う。このために、RRC層は、端末と基地局との間のRRCメッセージを交換する。
【0031】
以下、D2D動作について説明する。3GPP LTE−Aでは、D2D動作と関連したサービスを近接性基盤サービス(Proximity based Services:ProSe)と称する。以下、ProSeは、D2D動作と同等な概念であり、ProSeは、D2D動作と混用されうる。以下、ProSeについて述べる。
【0032】
ProSeには、ProSe直接通信(communication)とProSe直接発見(direct discovery)がある。ProSe直接通信は、近接した2以上の端末間で行われる通信のことをいう。前記端末は、ユーザ平面のプロトコルを利用して通信を行うことができる。ProSe可能端末(ProSe−enabled UE)は、ProSeの要求条件と関連した手順を支援する端末を意味する。特別な他の言及がない限り、ProSe可能端末は、公用安全端末(public safety UE)と非−公用安全端末(non−public safety UE)を全部含む。公用安全端末は、公用安全に特化した機能とProSe過程を全部支援する端末で、非−公用安全端末は、ProSe過程は支援するが、公用安全に特化した機能は支援しない端末である。
【0033】
ProSe直接発見(ProSe direct discovery)は、ProSe可能端末が隣接した他のProSe可能端末を発見するための過程であり、このとき、前記2個のProSe可能端末の能力のみを使用する。EPC次元のProSe発見(EPC−level ProSe discovery)は、EPCが2個のProSe可能端末が近接したかどうかを判断し、前記2個のProSe可能端末にそれらの近接を知らせる過程を意味する。
【0034】
以下、便宜上ProSe直接通信は、D2D通信、ProSe直接発見は、D2D発見と称することができる。
【0035】
図2は、ProSeのための基準構造を示す。
【0036】
図2を参照すると、ProSeのための基準構造は、E−UTRAN、EPC、ProSe応用プログラムを含む複数の端末、ProSe応用サーバ(ProSe APP server)、及びProSe機能(ProSe function)を含む。
【0037】
EPCは、E−UTRANコアネットワーク構造を代表する。EPCは、MME、S−GW、P−GW、政策及び課金規則(policy and charging rules function:PCRF)、ホーム加入者サーバ(home subscriber server:HSS)などを含むことができる。
【0038】
ProSe応用サーバは、応用機能を作るためのProSe能力のユーザである。ProSe応用サーバは、端末内の応用プログラムと通信できる。端末内の応用プログラムは、応用機能を作るためのProSe能力を使用することができる。
【0039】
ProSe機能は、次のうち、少なくとも一つを含むことができるが、必ずこれに限定されるものではない。
【0040】
−第3者応用プログラムに向けた基準点を介したインターワーキング(Interworking via a reference point towards the 3rd party applications)
【0041】
−発見及び直接通信のための認証及び端末に対する設定(Authorization and configuration of the UE for discovery and direct communication)
【0042】
−EPC次元のProSe発見の機能(Enable the functionality of the EPC level ProSe discovery)
【0043】
−ProSe関連した新しい加入者データ及びデータ格納調整、ProSe IDの調整(ProSe related new subscriber data and handling of data storage,and also handling of ProSe identities)
【0044】
−セキュリティー関連機能(Security related functionality)
【0045】
−政策関連機能のためにEPCに向かった制御提供(Provide control towards the EPC for policy related functionality)
【0046】
−課金のための機能提供(Provide functionality for charging(via or outside of EPC,e.g.,offline charging))
【0047】
以下、ProSeのための基準構造において基準点と基準インターフェスを説明する。
【0048】
−PC1:端末内のProSe応用プログラムとProSe応用サーバ内のProSe応用プログラム間の基準点である。これは、応用次元においてシグナリング要求条件を定義するために使用される。
【0049】
−PC2:ProSe応用サーバとProSe機能間の基準点である。これは、ProSe応用サーバとProSe機能間の相互作用を定義するために使用される。ProSe機能のProSeデータベースの応用データアップデートが前記相互作用の一例になることができる。
【0050】
−PC3:端末とProSe機能間の基準点である。端末とProSe機能間の相互作用を定義するために使用される。ProSe発見及び通信のための設定が前記相互作用の一例になることができる。
【0051】
−PC4:EPCとProSe機能間の基準点である。EPCとProSe機能間の相互作用を定義するために使用される。前記相互作用は、端末の間に1:1通信のための経路を設定する時、またはリアルタイムセッション管理または移動性管理のためのProSeサービス認証する時を例示できる。
【0052】
−PC5:端末同士に発見及び通信、中継、1:1通信のために制御/ユーザ平面を使用するための基準点である。
【0053】
−PC6:互いに異なるPLMNに属したユーザの間にProSe発見のような機能を使用するための基準点である。
【0054】
−SGi:応用データ及び応用次元制御情報交換のために使用されることができる。
【0055】
<ProSe直接通信(D2D通信):ProSe Direct Communication>
【0056】
ProSe直接通信は、2個の供用安全端末がPC5インターフェスを介して直接通信できる通信モードである。この通信モードは、端末がE−UTRANのカバレッジ内でサービスを受ける場合、またはE−UTRANのカバレッジから外れた場合、両方とも支援されることができる。
【0057】
図3は、ProSe直接通信を行う端末とセルカバレッジの配置例を示す。
【0058】
図3(a)を参照すると、端末A、Bは、セルカバレッジの外側に位置できる。
図3(b)を参照すると、端末Aは、セルカバレッジ内に位置し、端末Bは、セルカバレッジの外側に位置できる。
図5(c)を参照すると、端末A、Bは、全部単一セルカバレッジ内に位置できる。
図5(d)を参照すると、端末Aは、第1セルのカバレッジ内に位置し、端末Bは、第2セルのカバレッジ内に位置できる。
【0059】
ProSe直接通信は、
図5のように多様な位置にある端末の間に行われることができる。
【0060】
一方、ProSe直接通信には、次のIDが使用されることができる。
【0061】
ソース階層−2 ID:このIDは、PC5インターフェスでパケットの転送者を識別させる。
【0062】
目的階層−2 ID:このIDは、PC5インターフェスでパケットのターゲットを識別させる。
【0063】
SA L1 ID:このIDは、PC5インターフェスでスケジューリング割り当て(scheduling assignment:SA)でのIDである。
【0064】
図4は、ProSe直接通信のためのユーザ平面プロトコルスタックを示す。
【0065】
図4を参照すると、PC5インターフェスは、PDCH、RLC、MAC及びPHY階層から構成される。
【0066】
ProSe直接通信では、HARQフィードバックがないことができる。MACヘッダは、ソース階層−2 ID及び目的階層−2 IDを含むことができる。
【0067】
<ProSe直接通信のための無線資源割り当て>
【0068】
ProSe可能端末は、ProSe直接通信のための資源割り当てに対して次の2通りのモードを利用できる。
【0070】
モード1は、ProSe直接通信のための資源を基地局からスケジューリングされるモードである。モード1によって端末がデータを転送するためには、RRC_CONNECTED状態でなければならない。端末は、転送資源を基地局に要請し、基地局は、スケジューリング割り当て及びデータ転送のための資源をスケジューリングする。端末は、基地局にスケジューリング要請を転送し、ProSe BSR(Buffer Status Report)を転送できる。基地局は、ProSe BSRに基づいて、前記端末がProSe直接通信をするデータを有しており、この転送のための資源が必要であると判断する。
【0072】
モード2は、端末が直接資源を選択するモードである。端末は、資源プール(resource pool)から直接ProSe直接通信のための資源を選択する。資源プールは、ネットワークによって設定されるか、または予め決まることができる。
【0073】
一方、端末がサービングセルを有している場合、すなわち、端末が基地局とRRC_CONNECTED状態にあるか、またはRRC_IDLE状態で特定セルに位置した場合には、前記端末は、基地局のカバレッジ内にあると見なされる。
【0074】
端末がカバレッジの外側にある場合、前記モード2だけが適用されることができる。仮に、端末がカバレッジ内にある場合、基地局の設定によってモード1またはモード2を使用することができる。
【0075】
他の例外的な条件がない場合、基地局が設定した時においてのみ、端末は、モード1からモード2に、またはモード2からモード1にモードを変更することができる。
【0076】
<ProSe直接発見(D2D発見):ProSe direct discovery>
【0077】
ProSe直接発見は、ProSe可能端末が近接した他のProSe可能端末を発見するのに使用される手順のことを言い、D2D直接発見またはD2D発見とも称する。このとき、PC5インターフェスを介したE−UTRA無線信号が使用されることができる。ProSe直接発見に使用される情報を以下発見情報(discovery information)と称する。
【0078】
図5は、D2D発見のためのPC5インターフェスを示す。
【0079】
図5を参照すると、PC5インターフェスは、MAC階層、PHY階層と上位階層であるProSe Protocol階層から構成される。上位階層(ProSe Protocol)で発見情報(discovery information)のお知らせ(anouncement:以下、アナウンスメント)及びモニタリング(monitoring)に対する許可を取り扱い、発見情報の内容は、AS(access stratum)に対して透明(transparent)である。ProSe Protocolは、アナウンスメントのために有効な発見情報のみをASに伝達されるようにする。
【0080】
MAC階層は、上位階層(ProSe Protocol)から発見情報を受信する。IP階層は、発見情報転送のために使用されない。MAC階層は、上位階層から受けた発見情報をアナウンスするために使用される資源を決定する。MAC階層は、発見情報を運ぶMAC PDU(protocol data unit)を作って物理階層に送る。MACヘッダは、追加されない。
【0081】
発見情報アナウンスメントのために2種類タイプの資源割り当てがある。
【0083】
発見情報のアナウンスメントのための資源が端末特定的でないように割り当てられる方法で、基地局が端末に発見情報アナウンスメントのための資源プール設定を提供する。この設定は、システム情報ブロック(system information block:SIB)に含まれてブロードキャスト方式でシグナリングされうる。または、前記設定は、端末特定的RRCメッセージに含まれて提供されることができる。または、前記設定は、RRCメッセージの他に他の階層のブロードキャストシグナリングまたは端末特定的シグナリングになることもできる。
【0084】
端末は、指示された資源プールから自ら資源を選択し、選択した資源を利用して発見情報をアナウンスする。端末は、各発見周期(discovery period)の間に任意に選択した資源を介して発見情報をアナウンスできる。
【0086】
発見情報のアナウンスメントのための資源が端末特定的に割り当てられる方法である。RRC_CONNECTED状態にある端末は、RRC信号を介して基地局に発見信号アナウンスメントのための資源を要請できる。基地局は、RRC信号に発見信号アナウンスメントのための資源を割り当てることができる。端末に設定された資源プール内で発見信号モニタリングのための資源が割り当てられることができる。
【0087】
RRC_IDLE状態にある端末に対して、基地局は、1)発見情報アナウンスメントのためのタイプ1資源プールをSIBに知らせることができる。ProSe直接発見が許容された端末は、RRC_IDLE状態で発見情報アナウンスメントのためにタイプ1資源プールを利用する。または、基地局は、2)SIBを介して前記基地局がProSe直接発見は支援することを知らせるが、発見情報アナウンスメントのための資源は提供しなくても良い。この場合、端末は、発見情報アナウンスメントのためには、RRC_CONNECTED状態に入っていかなければならない。
【0088】
RRC_CONNECTED状態にある端末に対して、基地局は、RRC信号を介して前記端末が発見情報アナウンスメントのためにタイプ1資源プールを使用するか、それともタイプ2資源を使用するかを設定できる。
【0089】
図6は、3GPP LTEの無線フレーム(radio frame)構造を示す。
【0090】
図6を参照すると、無線フレーム(radio frame)は、10個のサブフレーム(subframe)で構成され、一つのサブフレームは、2個のスロット(slot)で構成される。一例として、一つのサブフレームの長さは、1msで、一つのスロットの長さは、0.5msでありうる。一つのサブフレームが転送されるのにかかる時間をTTI(transmission time interval)という。TTIは、スケジューリングの最小単位でありうる。無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数及びサブフレームに含まれるスロットの数は多様に変更されることができる。
【0091】
図7は、TDD(Time Division Duplex)無線フレームの構造を示す。
【0092】
図7を参照すると、インデックス#1とインデックス#6を有するサブフレームは、スペシャルサブフレーム(special subframe)といい、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot:DwPTS)、GP(Guard Period)及びUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)を含む。DwPTSは、端末での初期セルサーチ、同期化またはチャネル推定に使用される。UpPTSは、基地局でのチャネル推定と端末の上向き転送同期を合せるのに使用される。GPは、アップリンクとダウンリンクとの間にダウンリンク信号の多重経路遅延によりアップリンクで生じる干渉を除去するための区間である。
【0093】
TDDでは、一つの無線フレームにDL(downlink)サブフレームとUL(Uplink)サブフレームが共存する。表1は、無線フレームのUL−DL設定(UL−DL configuration)の一例を示す。
【0095】
表1において「D」は、DLサブフレーム、「Uは、ULサブフレーム、「S」は、スペシャルサブフレームを表す。基地局からUL−DL設定を受信すると、端末は、無線フレームにおいて各サブフレームがDLサブフレームまたはULサブフレームであるかどうかが分かる。以下、UL−DL設定N(Nは、0ないし6のうち、いずれか一つ)は、前記表1を参照できる。
【0096】
図8は、一つのダウンリンクスロットに対する資源グリッド(resource grid)を示した例示図である。
【0097】
無線フレームにおいて一つのスロットは、時間領域(time domain)において複数のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含む。OFDMシンボルは、3GPP LTEがダウンリンクにおいてOFDMAを使用するので、一つのシンボル区間(symbol period)を表現するためのもので、多重接続方式によって他の名称で呼ばれることができる。例えば、SC−FDMAが使用される場合、SC−FDMAシンボルと称することができる。一つのスロットは、7OFDMシンボルを含むことを例示的に述べるが、CP(Cyclic Prefix)の長さによって一つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数は変わることができる。3GPP TS 36.211 V8.5.0(2008−12)によれば、ノーマル(normal)CPにおいて1サブフレームは、7OFDMシンボルを含み、拡張(extended)CPにおいて1サブフレームは、6OFDMシンボルを含む。
【0098】
また、一つのスロットは、周波数領域において多数の資源ブロック(resource block、RB)を含む。資源ブロックは、資源割り当て単位として一つのスロットで複数の連続する副搬送波(subcarrier)を含む。資源ブロックにおいて副搬送波は、例えば15KHzの間隔を有することができる。
【0099】
資源グリッド上の各要素を資源要素(resource element:RE)と言い、一つの資源ブロックは、12×7個の資源要素を含む。ダウンリンクスロットに含まれる資源ブロックの数N
DLは、セルで設定されるダウンリンク転送帯域幅(bandwidth)に従属する。
図8にて説明した資源グリッドは、アップリンクにおいても適用されることができる。
【0100】
図9は、ダウンリンクサブフレームの構造を示す。
【0101】
図9を参照すると、サブフレームは、2個の連続的な(consecutive)スロットを含む。サブフレーム内で1番目のスロットの先んじた最大3OFDMシンボルが制御チャネル(control channel)が割り当てられる制御領域(control region)であり、残りのOFDMシンボルは、データチャネル(data channel)が割り当てられるデータ領域(data region)である。制御領域は、システム帯域によって最大4OFDMシンボルで構成されることができる。
【0102】
制御領域に割り当てられる制御チャネルには、PCFICH(physical control format indication channel)、PHICH(physical hybrid−ARQ indicator channel)、PDCCH(physical downlink control channel)がある。PCFICHは、制御領域の大きさ、すなわち、制御領域を構成するOFDMシンボルの個数を表す情報が転送される制御チャネルである。PHICHは、端末のアップリンクデータ転送に対するACK/NACK(acknowledgement/not−acknowledgement)を運ぶ制御チャネルである。PDCCHは、DL−SCH(Downlink−Shared Channel)の資源割り当て(これをDLグラント(downlink grant)ともいう)及び転送フォーマット、UL−SCH(Uplink Shared Channel)の資源割り当て情報(これをULグラント(uplink grant)ともいう)、PCH(paging channel)上のページング情報、DL−SCH上のシステム情報、PDSCH上に転送されるランダムアクセス応答のような上位階層制御メッセージの資源割り当て、任意のUEグループ内の個別UEに対する転送パワー制御(transmission power control、TPC)命令の集合及びVoIP(Voice over Internet Protocol)の活性化などを運ぶことができる。PDCCHを介して転送される制御情報をダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)という。
【0103】
DCIフォーマットには、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)スケジューリングのためのフォーマット0、一つのPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)コードワードのスケジューリングのためのフォーマット1、一つのPDSCHコードワードの簡単な(compact)スケジューリングのためのフォーマット1A、空間多重化モードにおいて単一コードワードのランク−1転送に対する簡単なスケジューリングのためのフォーマット1B、DL−SCH(Downlink Shared Channel)の極めて簡単なスケジューリングのためのフォーマット1C、多重ユーザ空間多重化モードでPDSCHスケジューリングのためのフォーマット1D、閉ループ(Closed−loop)空間多重化モードでPDSCHスケジューリングのためのフォーマット2、開ループ(Open−loop)空間多重化モードでPDSCHスケジューリングのためのフォーマット2A、PUCCH及びPUSCHのための2ビット電力調節のTPC(Transmission Power Control)命令の転送のためのフォーマット3、及びPUCCH及びPUSCHのための1ビット電力調節のTPC命令の転送のためのフォーマット3Aなどがある。
【0104】
<V2X(VEHICLE−TO−X)通信>
【0105】
前述したように、 一般にD2D動作は、近接した機器間の信号送受信であるという点で多様な長所を有することができる。例えば、D2D端末は、高い転送率及び低い遅延を有しデータ通信を行うことができる。また、D2D動作は、基地局に集中するトラフィックを分散させることができ、D2D動作を行う端末が中継器として機能する場合、基地局のカバレッジを拡張させる機能も行うことができる。上述のD2D通信の拡張で車両間の信号送受信を含んで、車両(VEHICLE)と関連した通信を特にV2X(VEHICLE−TO−X)通信と呼ぶ。
【0106】
ここで、一例として、V2X(VEHICLE−TO−X)で‘X’用語は、PEDESTRIAN (COMMUNICATION BETWEEN A VEHICLE AND A DEVICE CARRIED BY AN INDIVIDUAL (例) HANDHELD TERMINAL CARRIED BY A PEDESTRIAN, CYCLIST, DRIVER OR PASSENGER)) (V2P), VEHICLE (COMMUNICATION BETWEEN VEHICLES) (V2V), INFRASTRUCTURE/NETWORK (COMMUNICATION BETWEEN A VEHICLE AND A ROADSIDE UNIT (RSU)/NETWORK ( 例 ) RSU IS A TRANSPORTATION INFRASTRUCTURE ENTITY ( 例 ) AN ENTITY TRANSMITTING SPEED NOTIFICATIONS) IMPLEMENTED IN AN eNB OR A STATIONARY UE)) (V2I/N)などを意味する。また、一例として、提案方式に対する説明の便宜のために、歩行者(あるいは人)が所持した(V2P通信関連)デバイスを「P−UE」と名付け、VEHICLEに設置された(V2X通信関連)デバイスを「V−UE」と名付ける。また、一例として、本発明において「エンティティ(ENTITY)」用語は、P−UEそして/あるいはV−UE、そして/あるいはRSU(/NETWORK/INFRASTRUCTURE)と解析されることができる。
【0107】
V2X端末は、事前に定義された(あるいはシグナリングされた)リソースプール(RESOURCE POOL)上においてメッセージ(あるいはチャネル)転送を行うことができる。ここで、リソースプールは、端末がV2X動作を行うように(あるいはV2X動作を行うことができる)事前に定義された資源(ら)を意味できる。このとき、リソースプールは、例えば、時間−周波数側面で定義されうる。
【0109】
サイドリンクRSSI(S−RSSI)は、サブフレームの1番目のスロットの1,2,...,6SC−FDMAシンボル及び2番目のスロットの0,1,...,5SC−FDMAにおいて設定されたサブチャネルにおいてのみ端末により観測されたSC−FDMA当たりの全体受信された電力([W]単位)の線形平均(linear average)と定義されることができる(Sidelink RSSI (S−RSSI) may be defined as the linear average of the total received power (in [W]) per SC−FDMA symbol observed by the UE only in the configured sub−channel in SC−FDMA symbols 1, 2, ..., 6 of the first slot and SC−FDMA symbols 0,1,..., 5 of the second slot of a subframe)。
【0110】
ここで、S−RSSIのレファレンスポイントは、端末のアンテナコネクタでありうる。
【0111】
仮に、レシーバーダイバーシチが端末により使用される場合、報告された値は、任意の個別ダイバーシチブランチの対応するS−RSSIより低くないことができる。
【0112】
S−RSSIは、RRC_IDLEイントラ周波数、RRC_IDLEインター周波数、RRC_CONNECTEDイントラ周波数、及び/またはRRC_CONNECTEDインター周波数で適用されることができる。
【0114】
PSSCH−RSRPは、関連したPSCCHにより指示されたPRB内で、PSSCHと関連した復調基準信号を運搬する資源要素の電力寄与分([W]単位)に対した線形平均と定義されることができる(PSSCH Reference Signal Received Power (PSSCH−RSRP) may be defined as the linear average over the power contributions (in [W]) of the resource elements that carry demodulation reference signals associated with PSSCH, within the PRBs indicated by the associated PSCCH)。
【0115】
ここで、PSSCH−RSRPに対するレファレンスポイントは、端末のアンテナコネクタでありうる。
【0116】
仮に、レシーバーダイバーシチが端末により使用される場合、報告された値は、任意の個別ダイバーシチブランチの対応するPSSCH−RSRPより低くないことができる。
【0117】
PSSCH−RSRPは、RRC_IDLEイントラ周波数、RRC_IDLEインター周波数、RRC_CONNECTEDイントラ周波数、及び/またはRRC_CONNECTEDインター周波数で適用されることができる。
【0118】
ここで、資源要素当たりの電力は、CPを除いた、シンボルの有用な部分で受信されたエネルギーから決定されることができる。
【0119】
<チャネルビジー割合(CHANNEL BUSY RATIO;CBR)>
【0120】
サブフレームnで測定されたCBRは、下記のように定義されることができる。
【0121】
−CBRは、PSSCHに対して、サブフレーム[n−100,n−1]の間に端末により測定されたS−RSSIが予め設定されたしきい値を超えると感知されたリソースプールでのサブチャネルのポーション(Portion)を意味できる。
【0122】
−CBRは、PSSCHに対して、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)がPSCCHに対応するPSSCHと共に隣接しない資源ブロックから転送されうるように設定されたプールで、サブフレーム[n−100,n−1]の間に端末により測定されたS−RSSIが予め設定されたしきい値を超えると感知されたリソースプールでのサブチャネルのポーション(portion)を意味できる。ここで、PSCCHプールが周波数ドメインで2個の連続的なPRB(Physical Resource Block)対の大きさを有する資源で構成されると仮定することができる。
【0123】
CBRは、RRC_IDLEイントラ周波数、RRC_IDLEインター周波数、RRC_CONNECTEDイントラ周波数、及び/またはRRC_CONNECTEDインター周波数で適用されることができる。
【0124】
ここで、サブフレームインデックスは、物理的サブフレームインデックス(Physical Subframe Index)に基づくことができる。
【0125】
<チャネル占有割合(CHANNEL OCCUPANCY RATIO;CR)>
【0126】
サブフレームnで評価されたCRは、下記のように定義できる。
【0127】
−サブフレーム[n−a,n−1]においてそしてサブフレーム[n,n+b]において許可された(granted)、端末の転送に使用されるサブチャネルの個数を、[n−a,n+b]の間に転送プールで設定されたサブチャネルの個数で割り算したことを意味できる。
【0128】
CRは、RRC_IDLEイントラ周波数、RRC_IDLEインター周波数、RRC_CONNECTEDイントラ周波数、及び/またはRRC_CONNECTEDインター周波数で適用されることができる。
【0129】
ここで、aは、正の整数でありえ、bは、0または正の整数を意味できる。a及びbは、端末により決定されることができ、このとき、‘a+b+1=1000’、‘a>=500’、‘n+bは、現在転送に対する許可の最終転送機会を超えない(n+b should not exceed the last transmission opportunity of the grant for the current transmission)’を充足できる。
【0130】
ここで、CRがそれぞれの(再)転送に対して評価されることができる。
【0131】
ここで、CRを評価する時、端末は、サブフレームnで使用される転送パラメータがパケットドロップ無しでサブフレーム[n+1,n+b]での既存許可によって再使用できると仮定することができる。
【0132】
ここで、サブフレームインデックスは、物理的サブフレームインデックスに基づくことができる。
【0133】
ここで、CRは、優先順位レベルごとに計算されることができる。
【0134】
<サイドリンクチャネルスクランブリング>
【0135】
PSSCHスクランブリングシーケンスジェネレータは、毎PSSCHサブフレームの開始位置で下記式に初期化できる。ここで、n
ssfPSSCHは、PSSCHに対して、サブフレームプールで(現在)サイドリンクサブフレーム番号を表す。
【0137】
このとき、サイドリンク転送モード3及び4に関しての計算式により導き出され、これは、PSSCHと同じサブフレームから転送されるPSCCH上のCRCを十進数で表現したことである。
【数2】
【0138】
ここで、上記式上のpは、CRC生成でのパリティビットを意味し、Lは、該当パリティビットの個数を意味する。パリティビットは、以下のようなサイクリックジェネレータ多項式のうち、一つにより生成されることができる。
【0139】
- g
CRC24A(D) = [D
24 + D
23+ D
18 + D
17 + D
14 + D
11+ D
10 + D
7 + D
6 + D
5+ D
4 + D
3 + D + 1];
【0140】
- g
CRC24B(D) = [D
24 + D
23 + D
6+ D
5 + D + 1] for a CRC length L = 24;
【0141】
- g
CRC16(D) = [D
16 + D
12 + D
5+ 1] for a CRC length L = 16.
【0142】
- g
CRC8(D) = [D
8 + D
7 + D
4+ D
3 + D + 1] for a CRC length of L = 8.
【0143】
<サイドリンクでのデモジュレーションレファレンスシグナル(Demodulation reference signal;DMRS)>
【0144】
PSSCH、PSCCH、PSBCHに関連したDM−RSのシーケンスは、次のように生成されることができる。
【0146】
ここで、mは、特殊サブフレーム(special subframe)に対し0、その以外には、0または1である。n=0,...,M
scRS−1である。M
scRSは、参照信号の長さを副搬送波個数で表したものである。δは、0または1である。uは、スロットnsでのシーケンスグループ番号で、vは、基本シーケンス番号である。uは、n
IDRS及びf
ssに基づいて決定されることができる。
【0147】
前記α
λは、スロットn
sでの循環シフト(cyclic shift)値であり、次の式のように与えられることができる。
【0149】
前記式1、式2におけるパラメータは、PSSCHに対した参照信号(DM−RS)の場合、次の表のように決定されることができる。
【表2】
【0150】
n
IDRSは、シーケンスグループホッピングに関連したIDである。n
sは、スロット番号、f
ssは、シーケンスシフトパターンを表す。
【0151】
n
cs,λは、循環シフト値である。サイドリンク転送モード3、4においてPSSCH及びPSCCHに対して、DM−RSがマッピングされるシンボルは、1番目のスロットにおいてl=2,5(すなわち、3番目のシンボル及び6番目のシンボル)、第2番目のスロットにおいてl=1,4(すなわち、第2番目のシンボル及び5番目のシンボル)でありうる。
【0152】
サイドリンク転送モード3、4においてPSBCHに対して、DM−RSがマッピングされるシンボルは、1番目のスロットにおいてl=4,6(すなわち、5番目のシンボル及び7番目のシンボル)、2番目のスロットにおいてl=2(すなわち、3番目のシンボル)でありうる。
【0153】
サイドリンク転送モード3、4において、擬似ランダムシーケンス生成器(pseudo−random sequence generator)は、n
ssPSSCHmod2=0を満たす各スロットの開始で初期化できる。n
ssPSSCHは、PSSCHに対して、サブフレームプールで(現在)サイドリンクスロット番号を表す。
【0154】
サイドリンク転送モード3、4においてPSCCHに対して、サブフレーム内のすべてのDM−RSに適用される循環シフトn
cs,λは、{0,3,6,9}の中からランダムに選択されることができる。
【0155】
サイドリンク転送モード3、4においてPSSCHに対してm=0,1,2,3でありえ、PSBCHに対してm=0,1,2でありうる。
【0156】
サイドリンク転送モード3、4において、n
IDXは、PSSCHと同じサブフレームから転送されたPSCCH上のCRCの十進法表現と同一で、次の式のように与えられることができる。
【0158】
前記式中、pは、パリティビット(parity bit)で、Lは、パリティビット個数である。
【0159】
M
scPSSCHは、PSSCH転送のためにスケジューリングされた帯域を副搬送波個数で表したものである。
【0160】
前記式1、式2におけるパラメータは、PSCCHに対した参照信号の場合、次の表のように決定されることができる。
【0162】
前記式1、式2におけるパラメータは、PSBCHに対した参照信号の場合、次の表のように決定されることができる。N
IDSLは、サイドリンク同期識別子(sidelink synchronization identity)である。
【0165】
一例として、以下の提案方式は、(既存(例えば、「1MS」)に比べて)相対的に短いTRANSMISSION TIME INTERVAL(S−TTI)基盤のV2X通信が行われる場合、効率的なCBRそして/あるいはCR測定方法を提示する。
【0166】
ここで、一例として、V2X通信モードは、(代表的に)(A)((基地局(/ネットワーク)から)事前に設定(/シグナリング)されたV2X資源プール上において)V2Xメッセージ送(/受信)関連スケジューリング情報を基地局がシグナリング(/制御)するモード(MODE#3)(例えば、基地局通信カバレッジ内に位置した(そして/あるいはRRC_CONNECTED状態の)端末が主な対象である)そして/あるいは(B)((基地局(/ネットワーク)から)事前に設定(/シグナリング)されたV2X資源プール上において)V2Xメッセージ送(/受信)関連スケジューリング情報を端末が(独自に)決定(/制御)するモード(MODE#4)(例えば、基地局通信カバレッジ内/外に位置した(そして/あるいはRRC_CONNECTED/IDLE状態の)端末が主な対象である)に区分されることができる。ここで、一例として、本発明において「センシング動作」ワーディングは、(デコード成功したPSCCHがスケジューリングする)PSSCH DM−RS SEQUENCE基盤のPSSCH−RSRP測定動作そして/あるいは(V2X資源プール関連サブチャネル基盤の)S−RSSI測定動作などと解析されることもできる。
【0167】
ここで、一例として、本発明において「受信」ワーディングは、(A)V2Xチャネル(/シグナル)(例えば、PSCCH、PSSCH、PSBCH、PSSS/SSSS等)デコード(/受信)動作(そして/あるいはWANDLチャネル(/シグナル)(例えば、PDCCH、PDSCH、PSS/SSS等)デコード(/受信)動作)そして/あるいは(B)センシング動作そして/あるいは(C)CBR測定動作のうち、(最小限)一つとして(拡張)解析されうる。
【0168】
ここで、一例として、本発明で「転送」ワーディングは、V2Xチャネル(/シグナル)(例えば、PSCCH、PSSCH、PSBCH、PSSS/SSSS等)転送動作(そして/あるいはWAN ULチャネル(/シグナル)(例えば、PUSCH、PUCCH、SRS等)転送動作)として(拡張)解析されうる。
【0169】
ここで、一例として、本発明において「CARRIER」ワーディングは、(A)事前に設定(/シグナリング)されたCARRIER SET(/GROUP)そして/あるいは(B)V2X資源プール等として(拡張)解析されうる。ここで、一例として、本発明において「RS」ワーディングは、DM−RSとして(最小限)解析されうる。ここで、一例として、本発明において「スクランブリング」ワーディングは、PSSCH(/PSCCH)スクランブリングとして(最小限)解析されうる。
【0170】
上述のように、以下で説明される明細書の用語の定義と用語の略語は、別の記載がない限り、3gPP TS 36シリーズで定義されることができる。これとは別に、明細書本文で頻繁に使用される用語を定義すると、以下のとおりである。
【0171】
−S−PSCCH_L:S−TTI基盤のPSCCHを構成するシンボル個数を意味できる。
【0172】
−S−PSSCH_L:S−TTI基盤のPSSCHを構成するシンボル個数を意味できる。
【0173】
−S−PSCCH、S−PSSCH:S−TTI基盤のPSCCH、PSSCH意味できる。
【0174】
−L−PSCCH、L−PSSCH:従来の1MS TTI(あるいはS−TTIより相対的に長いTTI)(L−TTI)基盤の(LEGACY)PSCCH、PSSCH意味できる。
【0175】
−L−N_SS:L−TTI(あるいはS−TTIより相対的に長いTTI)基盤の転送時、(LEGACY)SLOT(L−SLOT)上のDM−RSシーケンス生成/シーケンス(グループ)ホッピングに使用されるL−SLOTインデックス(例、n
ssPSSCH)
【0176】
−L−N_SSF:L−TTI(あるいはS−TTIより相対的に長いTTI)基盤の転送時、L−TTI上のスクランブリングに使用されるL−TTIインデックス(例、n
ssfPSSCH)
【0177】
−S−N_SS:S−TTI基盤の転送時、S−TTI上のDM−RSシーケンス生成/ホッピングに使用されるインデックス
【0178】
−S−N_SSF:S−TTI基盤の転送時、S−TTI上のスクランブリングに使用されるインデックス−S−CBR:S−TTI基盤の転送時、CBR測定値でありうる。
【0179】
−S−CR:S−TTI基盤の転送時、CR測定値でありうる。
【0180】
−L−TTI:1MS長さのLEGACY SFを意味できる。
【0181】
以下、(相対的に)短いTTIと(相対的に)長いTTIに対した例示を説明する。
【0182】
今後の無線通信システムでは、多様な転送カバレッジ/信頼度/遅延要求事項などのトラフィック(あるいはデータ)を考慮して、可変的なTTI(チャネル/シグナル)が導入されることができる。一例として、事前に基本資源ユニット(BASIC RESOURCE UNIT)が定義(/設定)された後、(特定要求事項のデータ関連チャネル/シグナル転送)TTIが単数あるいは複数の基本資源ユニットの結合体として定義されることができる。このとき、各々のTTIに対した例を図面にて説明すると、以下のとおりである。
【0183】
図10は、S−TTIとL−TTIの一例を概略的に示した図である。
【0184】
図10によると、S−TTIが事前に設定(/シグナリング)された基本資源ユニットとして定義された場合、L−TTIは、(事前に設定(/シグナリング)された)K個のS−TTI(基本資源ユニット)が結合された形態として解析されることができる。
【0185】
図11は、S−TTIとL−TTIの他の例を概略的に示す図である。
【0186】
図11によると、L−TTIが事前に設定(/シグナリング)された基本資源ユニットとして定義された場合、S−TTIは、L−TTI(基本資源ユニット)が(事前に設定(/シグナリング)された)K個に分割された形態(例、一種のMINI−BASIC RESOURCE UNIT)として解析されることができる。
【0187】
前記の図面の例とは異なり、S−TTIもまた複数の(事前に設定(/シグナリング)された)基本資源ユニットが結合された形態を有することもできる。
【0188】
以下、従来の1MS SFを構成するS−TTI組み合わせの例示を説明する(現在、LR WI UL AGREEMENT)- 「OS」は、「OFDM SYMBOL」の略字である。
【0189】
図12は、S−TTIとL−TTIのさらに他の例を概略的に示す図である。
【0190】
図12によると、例えば、S−TTI構成#Aのように、第1番目のS−TTIは、3個のOFDMシンボル(OFDM symbol;OS)の長さを有し、第2番目のS−TTIは、2個のOFDMシンボルの長さを、第3番目のS−TTIは、2個のOFDMシンボルの長さを、第4番目のS−TTIは、2個のOFDMシンボルの長さを、第5番目のS−TTIは、2個のOFDMシンボルの長さを、第6番目のS−TTIは、3個のOFDMシンボルの長さを有することができる。
【0191】
あるいは、例えば、S−TTI構成#Bのように、第1番目のS−TTIは、7個のOFDMシンボルの長さを、第2番目のS−TTIは、7個のOFDMシンボルの長さを有することもできる。
【0192】
いままで、S−TTIとL−TTIの関係に対する多様な例を示した。しかしながら、上で説明した多様なS−TTIとL−TTIの例示は、説明の便宜のための一例示に過ぎず、S−TTIの形態は、上に開示された形態に限定されるものではない。
【0193】
上述のように、今後の通信システムにおいて従来に比べて短いTTI(あるいは可変TTI長)基盤のV2X通信(/チャネル/シグナル)が導入される場合、端末がどんな方式で(短いTTI基盤(あるいは可変TTI長)のチャネル/シグナル関連)CBR測定及び/またはCR測定を行わなければならないかに対する定義が必要となる。
【0194】
また、上記に対する定義と共に(あるいは別に)、短いTTI(あるいは可変TTI長)基盤のV2X通信を支援する端末と、従来のTTI(あるいは相対的に長いTTIあるいは固定されたTTI長)基盤のV2X通信のみを支援する端末が共存する場合、短いTTI(あるいは可変TTI長)基盤のV2X通信を支援する端末がどんな方式でCBR測定及び/またはCR測定をすれば、従来のTTI(あるいは相対的に長いTTIあるいは固定されたTTI長)基盤のV2X通信のみを支援する端末と效率的に共存できるかに対する定義もまた必要である。
【0195】
以下、上の問題点を考慮して、S−TTI基盤のV2X通信を行う端末が、どんな方式でCBR及び/またはCR測定を行うことかに対する例示を図面を介して説明する。
【0196】
図13は、本発明の一実施形態による、S−TTIに基づいたV2X通信遂行方法のフローチャートである。
【0197】
図13によると、V2X端末は、前記S−TTI基盤のV2X通信(/チャネル/シグナル)に対したチャネルビジー割合(channel busy ratio;CBR)及び/またはチャネル占有割合(channel occupancy ratio;CR)を測定する(S1310)。すなわち、V2X端末は、前記S−TTI基盤のV2X通信(/チャネル/シグナル)に対したチャネルビジー割合(channel busy ratio;CBR)及び/またはチャネル占有割合(channel occupancy ratio;CR)を各々決定できる。
【0198】
ここで、前記V2X端末は、相対的に短いTTI(あるいは可変TTI長)に基づいたV2X通信を支援する端末を意味でき、前記のV2X端末は、相対的に短いTTI(あるいは可変TTI長)に基づいたV2X通信だけでなく、従来のTTI(あるいは相対的に長いTTIあるいは固定されたTTI長)に基づいたV2X通信また支援する端末でありうる。
【0199】
以下、S−CBR/CR測定方法について具体的に説明する。
【0200】
ここで、端末がS−TTIに基づいたV2X通信を行う時、S−TTI UEにとって、REL−14 LEGACY UEと類似の方式で、S−CBR/S−CRを測定するようにする方法で、1.(例示#1)S−CBR/S−CRをL−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で測定するものの、MEASUREMENT/EVALUATION DURATIONは、L−TTI単位で定義する方式、2.(例示#2)S−CBR/S−CRをS−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で測定するものの、MEASUREMENT/EVALUATION DURATIONは、L−TTI単位で定義する方式を説明するようにする。
【0201】
以後、S−TTI UEにとって、新しい方式で、S−CBR/S−CRを測定するようにする方法で、3.(例示#3)S−CBR/S−CRをS−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で測定し、MEASUREMENT/EVALUATION DURATIONもS−TTI単位で定義する方式を説明するようにする。
【0202】
1.(例示#1)S−CBR/S−CRをL−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で測定するものの、MEASUREMENT/EVALUATION DURATIONは、L−TTI単位で定義する方式
【0203】
上述のように、相対的に短いTTI(すなわち、S−TTI)基盤のV2X通信を支援する端末(例えば、アドバンス端末)が導入される場合、L−TTI基盤の端末(すなわち、レガシー端末)によるV2X通信とアドバンス端末によるV2X通信が(同一資源プール上において)共存する状況が発生できる。
【0204】
以上のような状況において、アドバンス端末がL−TTI基盤のV2X通信を考慮しないままで新しい方式でCBR及び/またはCR測定を行う場合、アドバンス端末のV2X通信とレガシー端末のV2X通信との間に効率的な(あるいは公平な)資源共有(/負荷分割)がなされることができない。
【0205】
これに、以下では(プロセシング時間は、S−TTI基準に従うものの)S−CBR/S−CRをL−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で測定しながら、MEASUREMENT/EVALUATION DURATIONは、L−TTI単位で定義する方式をさらに具体的に提供する。
【0206】
S−TTI UEが、L−TTI#N内のK番目のS−TTIで転送を行う場合、以下のようなCBR/CR測定(あるいは決定)方式が提供されることができる。
【0207】
「(K番目のS−TTI-最小プロセシングタイム(S−TTI個数で定義))」のS−TTIがL−TTI#Zに属する場合、S−CBR測定及び/またはS−CR測定は、それぞれ下記のように行われることができる。
【0208】
−S−CBR測定は、[L−TTI#(Z−1MS−100MS)、L−TTI#(Z−1MS−1MS)]上において、L−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で行われることができる。
【0209】
−S−CR測定は、[L−TTI#(Z−1MS−A)、L−TTI#(Z−1MS+B)]上において、L−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で行われることができる。(例、A+B+1=1000MS、A≧500MS)
【0210】
特に、本規則は、REL−14UE(すなわち、L−TTI基盤の転送遂行)とS−TTI UEが資源プールを共有する場合、S−TTI UEに相対的にPENALTYを与えることができる。
【0211】
以下、(例示#1)の例を図面を介して説明する。
【0212】
図14は、(例示#1)によるCBR及び/またはCR測定方法の一例を概略的に示す図である。
【0213】
図14によると、S−TTI UEが、L−TTI#N内のK番目のS−TTIで転送を行うと仮定する。また、ここでのL−TTIは、1ms(すなわち、14個のOFDMシンボル)と仮定され、S−TTIは、0.5ms(すなわち、7個のOFDMシンボル)と仮定される。また、K番目のS−TTIからS−TTI UEの最小プロセシングタイムを引く場合のS−TTIがL−TTI#Zに属すると仮定することができる。
【0214】
以上のような場合、アドバンス端末は、L−TTI基盤のサブチャネルを基準にS−CBR/S−CR測定を行うから、端末は、1ms単位でS−CBR/S−CR測定を行うことができる。なお、端末が測定を行う区間(duration)もまたL−TTIを基準とするから、アドバンス端末は、S−CBR/S−CR測定を100ms(すなわち、100*(1L−TTI長))分だけ行うことができる。
【0215】
2.(例示#2)S−CBR/S−CRをS−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で測定するものの、MEASUREMENT/EVALUATION DURATIONは、L−TTI単位で定義する方式
【0216】
(例示#1)で説明したように、アドバンス端末は、L−TTIに基づいてCBR/CR測定を行うことができる。このとき、アドバンス端末がCBR/CR測定をする時、すべての基準をL−TTIに基づく必要はない。これに、以下では(プロセシング時間は、S−TTI基準に従うものの)S−CBR/S−CRをS−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で測定しながら、MEASUREMENT/EVALUATION DURATIONは、L−TTI単位で定義する方式をさらに具体的に提供する。
【0217】
S−TTI UEが、L−TTI#N内のK番目のS−TTIで転送を行う場合、以下のようなCBR/CR測定(あるいは決定)方式が提供されることができる。
【0218】
「(K番目のS−TTI-最小プロセシングタイム)」のS−TTIがL−TTI#Zに属する時、S−CBR測定及び/またはS−CR測定がそれぞれ下記のように行われることができる。
【0219】
−S−CBR測定は、[L−TTI#(Z−1MS−100MS)、L−TTI#(Z−1MS−1MS)]上において、S−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で行うことができる。
【0220】
−S−CR測定は、[L−TTI#(Z−1MS−A)、L−TTI#(Z−1MS+B)]上において、S−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で行うことができる。(例、A+B+1=1000MS、A≧500MS)
【0221】
図15は、(例示#2)によるCBR及び/またはCR測定方法の一例を概略的に示す図である。
【0222】
図15によると、S−TTI UEが、L−TTI#N内のK番目のS−TTIで転送を行うと仮定する。また、ここでのL−TTIは、1ms(すなわち、14個のOFDMシンボル)と仮定され、S−TTIは、0.5ms(すなわち、7個のOFDMシンボル)と仮定される。また、K番目のS−TTIからS−TTI UEの最小プロセシングタイムを引く場合のS−TTIがL−TTI#Zに属すると仮定することができる。
【0223】
以上のような場合、アドバンス端末は、S−TTI基盤のサブチャネルを基準にS−CBR/S−CR測定を行うから、端末は、0.5ms単位でS−CBR/S−CR測定を行うことができる。また、端末が測定を行う区間(duration)は、L−TTIを基準とするから、アドバンス端末は、S−CBR/S−CR測定を100ms(すなわち、100*(1L−TTI長))分だけ行うことができる。
【0224】
3.(例示#3)S−CBR/S−CRをS−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で測定し、MEASUREMENT/EVALUATION DURATIONもS−TTI単位で定義する方式
【0225】
上述の例示では、アドバンス端末がレガシーV2X通信を考慮するために、CBR/CR測定を行う時、L−TTIを考慮する方法を説明した。
【0226】
しかしながら、アドバンス端末がレガシー端末のV2X通信を考慮しなければならないことは必須事項でない場合もあるから(例えば、(S−TTI基盤の)アドバンス端末のみが存在する資源プールの場合)、前で説明した例示とは異なり、S−TTI UEにとって、新しい方式でS−CBR/S−CRを測定するようにする方法もまた提供されることができる。
【0227】
このときのCBR/CR測定方法は、以下のとおりである。
【0228】
S−TTI UEが、L−TTI#N内のK番目のS−TTIで転送を行う場合、以下のようなCBR/CR測定(あるいは決定)方式が提供されることができる。
【0229】
「(K番目のS−TTI-最小プロセシングタイム)」のS−TTIが、L−TTI#Z内のW番目のS−TTIに該当する時、S−CBR測定及び/またはS−CR測定が、それぞれ下記のように行われることができる。
【0230】
−S−CBR測定は、[(L−TTI#Z内のW番目のS−TTI-100個のS−TTI長)、(L−TTI#Z内のW番目のS−TTI−1個のS−TTI長)]上において、S−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で行われることができる。
【0231】
−S−CR測定は、[(L−TTI#Z内のW番目のS−TTI−A)、(L−TTI#Z内のW番目のS−TTI+B)]上において、S−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で行われることができる。(例、A+B+1=1000個のS−TTI長、A≧500個のS−TTI長)
【0232】
図16は、(例示#3)によるCBR及び/またはCR測定方法の一例を概略的に示す図である。
【0233】
図16によると、S−TTI UEが、L−TTI#N内のK番目のS−TTIで転送を行うことを仮定する。また、ここでのL−TTIは、1ms(すなわち、14個のOFDMシンボル)と仮定され、S−TTIは、0.5ms(すなわち、7個のOFDMシンボル)と仮定される。また、K番目のS−TTIからS−TTI UEの最小プロセシングタイムを引く場合のS−TTIがL−TTI#Z内のW番目のS−TTIに属すると仮定することができる。
【0234】
以上のような場合、アドバンス端末は、S−TTI基盤のサブチャネルを基準にS−CBR/S−CR測定を行うから、端末は、0.5ms単位でS−CBR/S−CR測定を行うことができる。なお、端末が測定を行う区間(duration)もまた、S−TTIを基準とするから、アドバンス端末は、S−CBR/S−CR測定を50ms(すなわち、100*(1S−TTI長))分だけ行うことができる。
【0235】
以後、端末は、前記測定に基づいてS−TTI基盤のV2X通信を行うことができる(S1320)。
【0236】
このとき、S−TTI基盤の転送時、SCI FORMAT1上の「TIME GAP BETWEEN INITIAL TX AND RE−TX(INI−RE−GAP)」フィールド値は、S−TTI GRANULARITY(あるいは単位)でカウントされることができる。
【0237】
(例示)仮にINI−RE−GAPフィールドがK値を指せば、INITIALTXとRE−TXが、K個のS−TTIだけ離隔していることを意味する(現在、LR WI UL AGREEMENT)
【0238】
ここで、従来のTTIの場合、イニシャル転送と再転送との間の間隔の最大値は、15ms(すなわち、15個のサブフレーム)であった。これをS−TTIに適用させる場合、S−TTIに基づいたイニシャル転送と再転送との間の間隔の最大値は、15*S−TTIだけの値を有することができる。
【0239】
SCIフォーマット1の具体的な説明は、以下のとおりでありうる。
【0240】
<SCIフォーマット1(SCI FORMAT1)>
【0241】
SCIフォーマット1は、PSSCHのスケジューリングのために使用されることができる。
【0242】
ここで、SCIフォーマット1を介して次のような情報(あるいはフィールド)が転送されることができる。
【0244】
−資源予約(resource reservation)
【0245】
−イニシャル転送と再転送の周波数資源位置(frequency resource location of initial transmission and retransmission)
【0246】
−イニシャル転送と再転送間のタイムギャップ(Time gap between initial transmission and retransmission)
【0247】
−モジュレーション及びコーディングスキーム(Modulation and coding scheme)
【0248】
−再転送インデックス(Retransmission index)
【0250】
上記のように、端末がS−TTI基盤のV2X通信に対するチャネルビジー割合(channel busy ratio;CBR)に対する情報及び/またはチャネル占有割合(channel occupancy ratio;CR)に対する情報を決定し、前記決定に基づいてS−TTI基盤のV2X通信を行う時、以下のような事項が追加的に考慮されることができる。
【0251】
まず、S−TTI長別にCONGESTION CONTROL関連以下(一部)パラメータが相異なるように設定されることができる。
【0252】
−CBR/PPPP基盤のPHYパラメータ(例、MCS、MIN/MAX RX個数、最大転送パワー、再転送有無等)、
【0254】
−CHANNEL BUSY判断臨界値(CBR測定時)
【0255】
なお、S−TTI(フォーマット長)が複数であれば、S−TTI転送を支援できる端末は、自身が転送可能な最小(長さ)S−TTIに対してCBRを測定するようにするか、そして/あるいはPOOLで許容された最小(長さ)S−TTIに対してCBRを測定するか、そして/あるいはS−TTI転送可能端末は、L−TTIとS−TTI全部に対してCBRを測定し、S−TTIを転送する時は、S−TTI(あるいはL−TTI)のCBRを基準に動作し、L−TTIを転送する時は、L−TTI(あるいはS−TTI)のCBRを基準に動作するようにするか、そして/あるいは二値を個別に(あるいは独立的に)(事前に定義されたシグナリングを利用してネットワークに)報告(あるいはL−TTI(あるいはS−TTI)関連CBRのみを事前に定義されたシグナリングを利用してネットワークに報告)するようにすることもできる。
【0256】
前記(一部あるいはすべての)提案方法を利用したS−TTIに基づいたV2X通信は、S−TTIに応じるV2X通信とL−TTIに応じるV2X通信が(同一資源プール上において)共存しているかどうかによって行われることもできる。これについて図面を介して説明すると、以下のとおりである。
【0257】
図17は、本発明の他の実施の形態による、S−TTIに基づいたV2X通信遂行方法のフローチャートである。
【0258】
図17によれば、端末は、S−TTIに応じるV2X通信と、L−TTIに応じるV2X通信が共存しているかどうかを決定する(S1710)。このとき、前記端末は、S−TTIに基づいたV2X通信を行う端末(すなわち、アドバンス端末)を意味できる。
【0259】
以後、端末は、前記決定に基づいて、前記S−TTI基盤のV2X通信に対するチャネルビジー割合及び/またはチャネル占有割合を測定できる(S1720)。
【0260】
例えば、S−TTIに応じるV2X通信と、L−TTIに応じるV2X通信が共存しない場合、端末は、レガシー端末が端末自身のV2X通信により影響を受けるのを考慮しなくても良いから、端末は、S−TTIのみを考慮してCBR/CR測定を行うことができる。すなわち、アドバンス端末は、S−CBR/S−CRをS−TTI基盤のSUB−CHANNEL単位で測定し、MEASUREMENT/EVALUATION DURATIONもS−TTI単位で定義する方式を介して、CBR/CR測定を行うことができる。
【0261】
あるいは、例えば、S−TTIに応じるV2X通信と、L−TTIに応じるV2X通信が共存する場合、S−TTI UEにとって、REL−14 LEGACY UEと類似の方式で、S−CBR/S−CRを測定するようにする方法が適用されることができる。
【0262】
ただし、前記記載されたS−TTIに応じるV2X通信と、L−TTIに応じるV2X通信が共存しているかどうかに基づいて、CBR/CR測定を行う例示は、説明の便宜のための例示に過ぎず、上記に記載された例示により本発明が限定されるものではない。
【0263】
以後、前記測定に基づいてS−TTI基盤のV2X通信を行うことができる(S1730)。
【0264】
前記説明した提案方式に対する一例もまた、本発明の具現方法の一つとして含まれることができるので、一種の提案方式として見なされることができることは明白な事実である。
【0265】
また、前記説明した提案方式は、独立的に具現されうるが、一部提案方式の組み合わせ(あるいは併合)形態により具現されうる。
【0266】
一例として、本発明では、説明の便宜のために3GPP LTEシステムを基盤に提案方式を説明したが、提案方式が適用されるシステムの範囲は、3GPP LTEシステムの他に、他のシステムへも拡張可能である。
【0267】
一例として、本発明の提案方式は、D2D通信のためにも拡張適用可能である。
【0268】
ここで、一例として、D2D通信は、UEが他のUEと直接無線チャネルを利用して通信するのを意味し、ここで、一例として、UEは、ユーザの端末を意味するが、基地局のようなネットワーク装備がUE間の通信方式に従って信号を送/受信する場合には、やはり一種のUEとして見なされることができる。
【0269】
また、一例として、本発明の提案方式は、MODE 3 V2X動作(そして/あるいはMODE 4 V2X動作)のみに限定的に適用されうる。
【0270】
また、一例として、本発明の提案方式は、事前に設定(/シグナリング)された(特定)V2Xチャネル(/シグナル)転送(例えば、PSSCH(そして/あるいは(連動された)PSCCHそして/あるいはPSBCH))のみに限定的に適用されうる。
【0271】
また、一例として、本発明の提案方式は、PSSCHと(連動された)PSCCHが(周波数領域上において)隣接(ADJACENT)(そして/あるいは離隔(NON−ADJACENT))されて転送される場合(そして/あるいは事前に設定(/シグナリング)されたMCS(そして/あるいはコーディングレートそして/あるいはRB)(値(/範囲))基盤の転送が行われる場合)のみに限定的に適用されうる。
【0272】
また、一例として、本発明の提案方式は、MODE#3(そして/あるいはMODE#4)V2X CARRIER(そして/あるいは(MODE#4(/3))SL(/UL)SPS(そして/あるいはSL(/UL)DYNAMIC SCHEDULING)CARRIER)間にのみ限定的に適用されうる。
【0273】
また、一例として、本発明の提案方式は、CARRIER間に同期シグナル(転送(そして/あるいは受信))資源位置そして/あるいは個数(そして/あるいはV2X資源プール関連サブフレーム位置そして/あるいは個数(そして/あるいはサブチャネル大きさそして/あるいは個数))が同じ(そして/あるいは(一部)相異なる)場合のみに(限定的に)適用されうる。
【0274】
図18は、本発明の実施形態が具現される通信装置を示したブロック図である。
【0275】
図18を参照すると、基地局100は、プロセッサ(processor)110、メモリ(memory)120及びトランシバ(transceiver)130を含む。図示のプロセッサ、メモリ及びトランシバがそれぞれ別のチップにより具現されるか、または少なくとも二以上のブロック/機能が一つのチップを介して具現されることができる。
【0276】
プロセッサ110は、提案された機能、過程及び/または方法を具現する。メモリ120は、プロセッサ110に接続されて、プロセッサ110を駆動するための多様な情報を格納する。トランシバ130は、プロセッサ110に接続されて、無線信号を転送及び/または受信する。
【0277】
端末200は、プロセッサ210、メモリ220及びトランシバ230を含む。プロセッサ210は、提案された機能、過程及び/または方法を具現する。メモリ220は、プロセッサ210に接続されて、プロセッサ210を駆動するための多様な情報を格納する。トランシバ230は、プロセッサ210に接続されて、無線信号を転送及び/または受信する。端末200は、他の端末に前述した方法に従ってV2X信号を転送/再転送できる。
【0278】
プロセッサ110、210は、ASIC(application−specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路、データ処理装置及び/またはベースバンド信号及び無線信号を相互変換する変換器を含むことができる。メモリ120、220は、ROM(read−only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体及び/または他の格納装置を含むことができる。トランシバ130、230は、無線信号を転送及び/または受信する一つ以上のアンテナを含むことができる。実施形態がソフトウェアにより具現される時、上述した技法は、上述の機能を行うモジュール(過程、機能など)により具現されることができる。モジュールは、メモリ120、220に格納され、プロセッサ110、210により実行されることができる。メモリ120、220は、プロセッサ110、210の内部または外部にあることができ、周知の多様な手段によりプロセッサ110、210に接続されることができる。
【0279】
図19は、プロセッサに含まれる装置の一例を示すブロック図である。
【0280】
図19によれば、プロセッサ1900は、機能的な側面で情報決定部1910、通信遂行部1920を含むことができる。
【0281】
ここで、情報決定部1910は、前記S−TTI基盤のV2X通信に対するチャネルビジー割合に対する情報及び/またはチャネル占有割合に対する情報を決定する機能を有することができる。
【0282】
通信遂行部1920は、前記決定に基づいて前記S−TTI基盤のV2X通信を行う機能を有することができる。
【0283】
前記記載したプロセッサに含まれる装置に対する説明は、一つの例示に過ぎず、プロセッサは、他の機能的な要素ないし装置をさらに含むことができる。また、前記記載した各機能的な装置が行う動作に対する具体的な例は、前述した通りであるので、これについての重複する説明は省略する。