(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、既存のメダル補給機に対して特許文献2に記載のものを応用して後付けしようとすると、殺菌装置の取付に加えて紫外線ランプの点灯・消灯を制御するための制御ソフトウェアの追加や改造が必要であり手間の係る作業が必要となる虞がある。
【0009】
また、紫外線ランプは、累計点灯時間に応じて光度が低下してくる。光度の低下と殺菌力の低下は比例するので、紫外線ランプを特定のタイミングで効率的に点灯させることにより、必要な殺菌能力を維持しつつ、過剰な点灯時間を減少させて紫外線ランプの交換頻度を減らすことが要求される。この点、特許文献2には、メダル補給機において、如何なる部位で如何なるタイミングで紫外線ランプを点灯させれば効率的にメダルの除菌ができるかについての開示はされておらず、特許文献2に記載のものを応用しても過剰な点灯時間を減少することができず、紫外線ランプの寿命が原因で殺菌装置の耐久性が低下する虞がある。
【0010】
本発明はこのような事情の下になされたものであり、既存のメダル補給機に容易に後付けすることができ、耐久性に優れたメダル補給機用の殺菌装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するために、本発明に係るメダル補給機用(10A)の殺菌装置(50A、50E)は、遊技機(スロットマシン4)、台間メダル貸機(5)、又はジョッキ(15)に補給するメダルを貯留する補給タンク(20)と、上記補給タンクに貯留されているメダルを、遊技機、台間メダル貸機、又はジョッキに向けて排出する補給タンクコンベア(40)と、上記補給タンクコンベアを駆動する補給タンクコンベアモータ(41)と、上記補給タンクコンベアモータに駆動配線(42)を介して接続され、上記補給タンクコンベアの駆動を制御する駆動信号を出力する制御部(100)と、を備えるメダル補給機用の殺菌装置であって、上記補給タンクに貯留されているメダルに紫外線を照射する紫外線ランプ(54)と、上記紫外線ランプに電源から電力を供給するランプ電力供給配線(53)と、上記ランプ電力供給配線に結線され、上記紫外線ランプの点灯と消灯とを切り替える
切替手段と、上記駆動配線に結線され、上記駆動信号を取得して上記切替手段を制御する
取得制御手段と、
を備え、上記駆動配線(42)は、上流側駆動電力コネクタ(42A)と、上記上流側駆動電力コネクタに着脱可能に接続される下流側駆動電力コネクタ(42B)を介して、上記制御部と上記補給タンクコンベアモータを接続可能であり、上記切替手段及び上記取得制御手段は、継電器ユニット(60)であって、上記継電器ユニットは、入力端子(電磁石65)と出力端子(スイッチ66)を備える継電器(61)と、上記上流側駆動電力コネクタに接続する上流側中継コネクタ(62)と、上記下流側駆動電力コネクタに接続する下流側中継コネクタ(63)と、上記上流側中継コネクタと上記下流側中継コネクタを結線する中継配線(64)と、を備え、上記出力端子は、上記電源と上記紫外線ランプとを接続する上記ランプ電力供給配線に直列に結線され、上記紫外線ランプの点灯と消灯とを切り替え、上記入力端子は、上記中継配線に結線され、上記制御部から供給される駆動電力の有無を検知して、上記出力端子間の導通状態を制御する、ことを特徴とする。
【0012】
このように構成することによって、既存のメダル補給機に対して殺菌装置を後付けする際、紫外線ランプの補給タンクへの固定作業、駆動配線に対する取得制御手段の結線作業、及び、ランプ電力供給配線の電源への接続作業のみで取りつけることができる。特に、紫外線ランプの点灯・消灯の制御について、取得制御手段が、補給タンクコンベアモータの駆動信号により切替手段を制御することにより行う。このため、紫外線ランプの点灯・消灯を制御するための制御ソフトウェアの追加や改造をすることなく行うことができるので後付けが容易である。
【0013】
紫外線を用いたメダルの除菌に関し、一度に多量のメダルに紫外線を照射するためには、光源に対しメダルが二次元的に広がった状態で照射する方が効率がよい。メダル補給機内においては、補給タンクのメダルは平面視で二次元的に広がった状態で貯留されており、上方から紫外線を照射すれば、一度に多量のメダルを除菌することができる。また、メダル表面は特定の紫外線を照射すると極めて短時間で除菌をすることができるので、長時間の紫外線の照射は過剰照射であって不要である。このため、補給タンク内のメダル容量の変動時に紫外線ランプを点灯してメダルの除菌を行えば、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができる。
【0014】
そして、本発明の取得制御手段は、補給タンクコンベアモータの駆動信号により、切替手段を制御する。補給タンクコンベアモータが駆動し補給タンクコンベアが動作すると、補給タンク内に貯留されているメダルが排出されるので、補給タンク内のメダル容量が減少する。すると制御部は、補給タンク内のメダル貯留量を維持すべく、補給タンク内にメダルを供給する動作を行う可能性が極めて高い。そしてこのメダルの供給後のメダル補給時には、補給タンク内のメダルに上方から紫外線が照射されるので、新たに補給タンクに貯留された上部のメダルに紫外線が照射されることになる。よって、無駄な重複照射の可能性は低くなる。したがって、補給タンクコンベアの動作に応じて紫外線ランプを点灯させることで、殺菌タイミングと殺菌頻度共に好適となる。本発明の殺菌装置は、補給タンク内のメダル容量の変動時に紫外線ランプを点灯してメダルの除菌を行うことができるので、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができる。また、一回の補給タンクコンベアモータの駆動時間は10秒から15秒程度であることが一般的であるため、補給タンクに取付可能な大きさである6W〜8W程度の紫外線ランプの殺菌能力(97.5%以上/15秒)で十分な殺菌効果を得ることができる。このように、本発明の殺菌装置は、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができるので、紫外線ランプの過剰な点灯時間を減少させて殺菌装置の耐久性を向上することができる。また、補給タンク内に配設されている樹脂部品が、紫外線照射により劣化することを抑制して、樹脂部品の延命と、交換頻度の減少を図ることができる。
また、駆動配線は、上流側駆動電力コネクタと、上流側駆動電力コネクタに着脱可能に接続される下流側駆動電力コネクタを介して、制御部と補給タンクコンベアモータを接続可能であり、切替手段及び取得制御手段は、継電器ユニットであって、継電器ユニットは、入力端子と出力端子を備える継電器と、上流側駆動電力コネクタに接続する上流側中継コネクタと、下流側駆動電力コネクタに接続する下流側中継コネクタと、上流側中継コネクタと下流側中継コネクタを結線する中継配線と、を備え、出力端子は、電源と紫外線ランプとを接続するランプ電力供給配線に直列に結線され、紫外線ランプの点灯と消灯とを切り替え、入力端子は、中継配線に結線され、制御部から供給される駆動電力の有無を検知して、出力端子間の導通状態を制御することにより、簡素な構造で殺菌装置を構成することができると共に、駆動配線に対する取得制御手段の結線作業を容易にすることができる。
【0015】
また、本発明に係るメダル補給機用(10A,10F)の殺菌装置(50B,50C、50E)は、遊技機(スロットマシン4)、台間メダル貸機(5)、又はジョッキ(15)に補給するメダルを貯留する補給タンク(20)と、
上記補給タンクにメダルを供給するフラッパ(分岐フラッパ32,分配フラッパ48)を動作させる補給タンク供給ソレノイド(分岐ソレノイド
33,分配ソレノイド49)と、を備え、上記補給タンク供給ソレノイドに駆動配線(38)を介して接続され上記補給タンク供給ソレノイドの駆動を制御する駆動信号を出力する制御部(100)と、を備えるメダル補給機用の殺菌装置であって、上記補給タンクに貯留されているメダルに紫外線を照射する紫外線ランプ(54)と、上記紫外線ランプに電源から電力を供給するランプ電力供給配線(53)と、上記ランプ電力供給配線に結線され、上記紫外線ランプの点灯と消灯とを切り替える
切替手段と、上記駆動配線に結線され、上記駆動信号を取得して上記切替手段を制御する
取得制御手段と、
を備え、上記駆動配線(38)は、上流側駆動電力コネクタ(38A)と、上記上流側駆動電力コネクタに着脱可能に接続される下流側駆動電力コネクタ(38B)を介して、上記制御部と上記補給タンク供給ソレノイドを接続可能であり、上記切替手段及び上記取得制御手段は、継電器ユニット(60B)であって、上記継電器ユニットは、入力端子(電磁石65)と出力端子(スイッチ66)を備える継電器(61)と、上記上流側駆動電力コネクタに接続する上流側中継コネクタ(62)と、上記下流側駆動電力コネクタに接続する下流側中継コネクタ(63)と、上記上流側中継コネクタと上記下流側中継コネクタを結線する中継配線(64)と、を備え、上記出力端子は、上記電源と上記紫外線ランプとを接続する上記ランプ電力供給配線に直列に結線され、上記紫外線ランプの点灯と消灯とを切り替え、上記入力端子は、上記中継配線に結線され、上記制御部から供給される駆動電力の有無を検知して、上記出力端子間の導通状態を制御する、ことを特徴とする。
【0016】
このように構成することによって、既存のメダル補給機に対して殺菌装置を後付けする際、紫外線ランプの補給タンクへの固定作業、駆動配線に対する取得制御手段の結線作業、及び、ランプ電力供給配線の電源への接続作業のみで取りつけることができる。特に、紫外線ランプの点灯・消灯の制御について、取得制御手段が、補給タンク供給ソレノイドの駆動信号により切替手段を制御することにより行う。このため、紫外線ランプの点灯・消灯を制御するための制御ソフトウェアの追加や改造をすることなく行うことができるので後付けが容易である。
【0017】
また、本発明の取得制御手段は、補給タンク供給ソレノイドの駆動信号により、切替手段を制御する。補給タンク供給ソレノイドが駆動しフラッパが動作すると、補給タンク内にメダルが供給されると共に紫外線ランプが点灯するので、新たに補給タンクに貯留された上部のメダルに紫外線が照射されることになる。したがって、本発明の殺菌装置は、補給タンク内のメダル容量の変動時に紫外線ランプを点灯してメダルの除菌を行うことができるので、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができる。このように、本発明の殺菌装置は、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができるので、紫外線ランプの過剰な点灯時間を減少させて殺菌装置の耐久性を向上することができる。
また、駆動配線は、上流側駆動電力コネクタと、上流側駆動電力コネクタに着脱可能に接続される下流側駆動電力コネクタを介して、制御部と補給タンク供給ソレノイドを接続可能であり、切替手段及び取得制御手段は、継電器ユニットであって、継電器ユニットは、入力端子と出力端子を備える継電器と、上流側駆動電力コネクタに接続する上流側中継コネクタと、下流側駆動電力コネクタに接続する下流側中継コネクタと、上流側中継コネクタと下流側中継コネクタを結線する中継配線と、を備え、出力端子は、電源と紫外線ランプとを接続するランプ電力供給配線に直列に結線され、紫外線ランプの点灯と消灯とを切り替え、入力端子は、中継配線に結線され、制御部から供給される駆動電力の有無を検知して、出力端子間の導通状態を制御することにより、簡素な構造で殺菌装置を構成することができると共に、駆動配線に対する取得制御手段の結線作業を容易にすることができる。
【0020】
また、本発明に係るメダル補給機用(10A,10F)の殺菌装置(50D)は、遊技機(スロットマシン4)、台間メダル貸機(5)、又はジョッキ(15)に補給するメダルを貯留する補給タンク(20)と、上記補給タンクに貯留されているメダルを、遊技機、台間メダル貸機、又はジョッキに向けて排出する補給タンクコンベアと、上記補給タンクコンベア(40)を駆動する補給タンクコンベアモータ(41)と、上記補給タンクコンベアモータに駆動配線(42)を介して接続され、上記補給タンクコンベアの駆動を制御する駆動信号を出力する制御部(100)と、を備え、上記駆動配線は、上流側駆動電力コネクタ(42A)と、上記上流側駆動電力コネクタ(42B)に着脱可能に接続される下流側駆動電力コネクタを介して、上記制御部と上記補給タンクコンベアモータを接続可能に構成されるメダル補給機用の殺菌装置であって、上記補給タンクに貯留されているメダルに紫外線を照射する紫外線ランプ(54)と、上記紫外線ランプに電源から電力を供給するランプ電力供給配線(53D)と、上記上流側駆動電力コネクタに接続する上流側中継コネクタ(62)と、上記下流側駆動電力コネクタに接続する下流側中継コネクタ(63)と、上記上流側中継コネクタと上記下流側中継コネクタを結線する中継配線(64)と、を備え、上記ランプ電力供給配線と上記中継配線とを結線することにより、上記制御部が上記電源として機能する、ことを特徴とする。
【0021】
このように構成することによって、既存のメダル補給機に対して殺菌装置を後付けする際、紫外線ランプの補給タンクへの固定作業、上流側駆動電力コネクタ及び下流側駆動電力コネクタに対する上流側中継コネクタ及び下流側中継コネクタの接続作業のみで取りつけることができる。特に、紫外線ランプの点灯・消灯の制御は、制御部から補給タンクコンベアモータに供給される駆動電力の有無により行う。このため、紫外線ランプの点灯・消灯を制御するための制御ソフトウェアの追加や改造をすることなく行うことができるので後付けが容易である。
【0022】
また、紫外線ランプの点灯・消灯の制御は、制御部から補給タンクコンベアモータに供給される駆動電力の有無により行われる。補給タンクコンベアモータが駆動し補給タンクコンベアが動作すると、補給タンク内にメダルが供給されると共に紫外線ランプが点灯するので、新たに補給タンクに貯留された上部のメダルに紫外線が照射されることになる。したがって、本発明の殺菌装置は、補給タンク内のメダル容量の変動時に紫外線ランプを点灯してメダルの除菌を行うことができるので、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができる。このように、本発明の殺菌装置は、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができるので、紫外線ランプの過剰な点灯時間を減少させて殺菌装置の耐久性を向上することができる。
【0023】
また、本発明に係るメダル補給機用(10A,10F)の殺菌装置(50D)は、遊技機(スロットマシン4)、台間メダル貸機(5)、又はジョッキ(15)に補給するメダルを貯留する補給タンク(20)と、
上記補給タンクにメダルを供給するフラッパ(分岐フラッパ32,分配フラッパ48)を動作させる補給タンク供給ソレノイド(分岐ソレノイド
33,分配ソレノイド49)と、を備え、上記補給タンク供給ソレノイドに駆動配線(38)を介して接続され上記補給タンク供給ソレノイドの駆動を制御する駆動信号を出力する制御部(100)と、を備え、上記駆動配線は、上流側駆動電力コネクタ(38A)と、上記上流側駆動電力コネクタに着脱可能に接続される下流側駆動電力コネクタ(38B)を介して、上記制御部と上記補給タンク供給ソレノイドを接続可能に構成されるメダル補給機用の殺菌装置であって、上記補給タンクに貯留されているメダルに紫外線を照射する紫外線ランプ(54)と、上記紫外線ランプに電源から電力を供給するランプ電力供給配線(53D)と、上記上流側駆動電力コネクタに接続する上流側中継コネクタ(62)と、上記下流側駆動電力コネクタに接続する下流側中継コネクタ(63)と、上記上流側中継コネクタと上記下流側中継コネクタを結線する中継配線(64)と、を備え、上記ランプ電力供給配線と上記中継配線とを結線することにより、上記制御部が上記電源として機能する、ことを特徴とする。
【0024】
このように構成することによって、既存のメダル補給機に対して殺菌装置を後付けする際、紫外線ランプの補給タンクへの固定作業、上流側駆動電力コネクタ及び下流側駆動電力コネクタに対する上流側中継コネクタ及び下流側中継コネクタの接続作業のみで取りつけることができる。特に、紫外線ランプの点灯・消灯の制御は、制御部から補給タンク供給ソレノイドに供給される駆動電力の有無により行う。このため、紫外線ランプの点灯・消灯を制御するための制御ソフトウェアの追加や改造をすることなく行うことができるので後付けが容易である。
【0025】
また、紫外線ランプの点灯・消灯の制御は、制御部から補給タンク供給ソレノイドに供給される駆動電力の有無により行われる。補給タンク供給ソレノイドが駆動しフラッパが動作すると、補給タンク内にメダルが供給されると共に紫外線ランプが点灯するので、新たに補給タンクに貯留された上部のメダルに紫外線が照射されることになる。したがって、本発明の殺菌装置は、補給タンク内のメダル容量の変動時に紫外線ランプを点灯してメダルの除菌を行うことができるので、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができる。このように、本発明の殺菌装置は、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができるので、紫外線ランプの過剰な点灯時間を減少させて殺菌装置の耐久性を向上することができる。
【0026】
この場合、紫外線ランプに供給する電力の通電と遮断とを切り替える電源スイッチ(52)を備え、上記電源スイッチは、上記電源と上記紫外線ランプとを接続する上記ランプ電力供給配線に直列に結線されてもよい。
【0027】
このように構成することによって、例えばメダル補給機内に作業者がアクセスする際に、作業者が電源スイッチを操作し紫外線ランプに供給する電力の通電と遮断とを切り替えることにより、人体に悪影響の虞がある紫外線の照射を回避することができるので、安全性を確保することができる。
【0028】
この場合、上記補給タンクにアクセスする際に作業者が開閉する補給タンク扉(28A,28B,28C)が閉じている際に通電する補給タンク扉スイッチ(56,57,58)を1乃至複数備え、上記1乃至複数の補給タンク扉スイッチは、上記電源と上記紫外線ランプとを接続する上記ランプ電力供給配線に直列に結線されてもよい。
【0029】
このように構成することによって、例えばメダル補給機内の補給タンクに作業者がアクセスする際に、補給タンク扉が開いている場合には補給タンク扉スイッチが紫外線ランプと電源を遮断することにより、人体に悪影響の虞がある紫外線の照射を回避することができるので、安全性を確保することができる。
【0030】
この場合、紫外線ランプの連続点灯時間を制限するオフタイマー(70)を備え、上記オフタイマーの出力端子は、上記電源と上記紫外線ランプとを接続する上記ランプ電力供給配線に直列に結線されてもよい。
【0031】
このように構成することによって、紫外線ランプの連続点灯時間を制限することにより、紫外線ランプの過剰な点灯時間を減少させて、殺菌装置の耐久性を向上することができる。
【発明の効果】
【0032】
本発明のメダル補給機用の殺菌装置によれば、既存のメダル補給機に容易に後付けすることができ、耐久性に優れたメダル補給機用の殺菌装置を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明のメダル補給機用の殺菌装置について、図面を参照して説明する。ここでは、遊技機島全体1内でメダルを循環する循環システム2を構成するメダル補給機10Aに、殺菌装置50A,50B,50C,50D,50Eを後付けして実装する場合について説明する。また、他のメダル補給機10Fに、殺菌装置50Bを後付けして実装する場合についても説明する。
【0035】
(遊技機島全体1の説明)
図1を参照して、遊技機島全体1について説明する。
図1は、遊技機島全体1を示す概略斜視図である。遊技機島全体1は、スロットマシン4と台間メダル貸機5とが交互に配列された遊技機島6A,6Bが互いに間隔をおいて平行して設けられており、各遊技機島6A,6B内でメダルを循環させるためのメダル循環装置3A,3Bと、遊技機島6A,6B間でメダルを循環させるための島渡しコンベア7によって、循環システム2が構築されている。
【0036】
スロットマシン4は、遊技者がメダルを用いて遊技を行うものである。遊技者は、スロットマシン4の受皿4a(
図2参照)から投入口(図示せず)に遊技者の手によりメダルを移動して投入する。台間メダル貸機5は、遊技者の所定の操作に応じノズルシュート(図示せず)を介して所定数のメダルをスロットマシン4の受皿4a内に貸し出す。
【0037】
メダル循環装置3A,3Bは、メダル補給機10A,10Bと、補給コンベア11A,11Bと、回収コンベア12A,12Bを主に備え、スロットマシン4から排出されたメダルを回収コンベア12A,12Bによりメダル補給機10A,10Bに回収し、回収されたメダルをメダル補給機10A,10Bで貯留し、メダル補給機10A,10Bに貯留されたメダルを補給コンベア11A,11Bによりスロットマシン4等に補給を行う。
【0038】
補給コンベア11A,11Bは、メダル補給機10A,10Bから搬送されたメダルを遊技機島6A,6B内に搬送するための装置で、遊技機島6A,6Bの長手方向に沿って配設されたレール(図示せず)と、レールに巻回される無端のコンベアベルト(図示せず)と、コンベアベルトを一定方向に走行させる駆動部(図示せず)と、を主に備えている。補給コンベア6A,6Bにより搬送されるメダルは、分配装置(図示せず)により補給管路13A,13Bに案内され、スロットマシン4又は台間メダル貸機5に補給される。
【0039】
回収コンベア12A,12Bは、スロットマシン4から排出されたメダル及び落下菅14A,14Bを流下したメダルをメダル補給機10A,10Bに回収する装置であって、遊技機島6A,6Bの長手方向に沿って配設されたレール(図示せず)と、レールに巻回される無端のコンベアベルト(図示せず)と、コンベアベルトを一定方向に走行させる駆動部(図示せず)と、を主に備えている。
【0040】
島渡しコンベア7は、各遊技機島6A,6Bに配設されたメダル補給機10A,10Bの上部間に架設され、メダル補給機10A,10Bの間で双方向にメダルを搬送する装置であって、メダル補給機10Aからメダル補給機10Bの方向にメダルを搬送することができる補給島渡しコンベア7Aと、メダル補給機10Bからメダル補給機10Aの方向にメダルを搬送することができる回収島渡しコンベア7Bとを備えている。補給島渡しコンベア7Aと回収島渡しコンベア7Bは、遊技機島6A,6Bの長手方向と直交する方向に沿って配設された2本のレール(図示せず)と、各レールに巻回される無端のコンベアベルト(図示せず)と、を備えている。補給島渡しコンベア7Aは、レールに巻回されたコンベアベルトをメダル補給機10Aからメダル補給機10Bの方向に走行させる駆動部(図示せず)を備えている。回収島渡しコンベア7Bは、レールに巻回されたコンベアベルトをメダル補給機10Bからメダル補給機10Aの方向に走行させる駆動部(図示せず)を備えている。
【0041】
(メダル補給機10A,10Bの説明)
最初にメダル補給機10A,10Bの種類について説明する。メダル補給機10Aは、後述する洗浄装置21を備える親機を構成し、メダル補給装置10Bは、洗浄装置21を備えない子機を構成している。親機としてのメダル補給機10Aは、その親機が設けられた遊技島6Aと、隣接する子機が設けられた遊技島6Bとの双方のメダルを回収して洗浄装置21により洗浄し、洗浄されたメダルを遊技島6A及び遊技島6Bに補給する。
【0042】
具体的には、遊技島6Aのメダルは、遊技島6Aの回収コンベア12Aを介してメダル補給機10Aに回収される。遊技島6Bのメダルは、遊技島6Bの回収コンベア12B、メダル補給機10B及び回収島渡しコンベア7Bを介してメダル補給機10Aに回収される。洗浄装置21によって洗浄されたメダルは、メダル補給機10Aから補給コンベア11Aを介して遊技島6Aに補給され、また、メダル補給機10Aから補給島渡しコンベア7Aを介してメダル補給装置10Bに補給される。
【0043】
(メダル補給機10Aの説明)
図1,2を参照して、メダル補給機10Aについて説明する。
図1には、メダル補給機10Aの斜視図が示されている。
図2には、メダル補給機10Aの内部構造を示す概略斜視図が示されている。メダル補給機10Aは、メダルをスロットマシン4、台間メダル貸機5、又はジョッキ15に補給する装置であって、洗浄装置21と、第1分離機22と、第2分離機23と、第3分離機24と、補給リフタ25と、分岐ユニット30と、補給タンク20と、補給タンクコンベア40と、ジョッキ15と、メインタンク26と、メインタンクコンベア27と、制御部100と、を主に備えている。なお、子機(メダル補給装置10B)の構成は、親機(メダル補給機10A、10F)に存在している洗浄装置21、第1分離機22、第2分離機23、第3分離機24等が存在しない構成であるが、その他の構成は親機(メダル補給機10A、10F)と同様である。
【0044】
洗浄装置21は、遊技島6Aの回収コンベア12Aによって回収されたメダル、又は、隣接する遊技島6Bのメダル補給機10Bから回収島渡しコンベア7Bを介して回収されたメダルを洗浄するものである。その内部に充填された研磨材により研磨しつつ、メダルおよび研磨材を上方へ搬送する。なお、研磨材は、例えば、径数ミリ、高さ数ミリ程度の円柱形状を呈する粒状の樹脂である。
【0045】
第1分離機22は、洗浄装置21から搬送されたメダルおよび研磨材を受け入れて、穴開きのセパレータ斜面を流下させることにより、斜面を流下するメダルと、セパレータ穴から落下する研磨材とに分離して、メダルを第2分離機23に投入する。
【0046】
第2分離機23は、第1分離機22を通過したメダルおよび研磨材を受け入れて、分離籠で回転させながらメダルと研磨材とをさらに分離し、複数段の穴開き斜面を有する分離通路の上部に排出する。
【0047】
第3分離機24は、第2分離機23を通過したメダルおよび研磨材を受け入れて、メダルと研磨材をさらに分離する。
【0048】
補給リフタ25は、第3分離機24を通過したメダルを、補給リフタ25の上部に隣接する分岐ユニット30へ揚送する。補給リフタ25の下部又は上部に、メダルと研磨剤とを分離するセパレータを追加配置することもできる。
【0049】
図2,8,9,11(b)を参照して、分岐ユニット30について説明する。
図2,8には、分岐ユニット30を示す概略斜視図が示されている。
図9には、分岐ユニット30を示す概略斜視図(a),概略右側面図(b)概略左側面図(c)が示されている。
図11(b)には、メダル補給機10Aの一部のブロック図が示されている。分岐ユニット30は、補給リフタ25によって揚送されたメダルを、補給タンク20又は補給島渡しコンベア7Aの何れか一方に選択的に供給するものである。分岐ユニット30は、分岐シュート31と、分岐フラッパ32と、分岐ソレノイド33と、を主に備えている。
【0050】
分岐シュート31は、補給リフタ25が揚送したメダルを取り込むと共に取り込んだメダルを補給タンク2又は補給島渡しコンベア7Aに向けて排出するためのシュートであって、補給リフタ25が揚送したメダルを取り込む取込口31Aが前方向の上部側面に設けられている。また、取り込んだメダルを補給タンク20に向けて排出するための補給タンク排出口31Bが前方向の下部側面に設けられ、取り込んだメダルを補給島渡しコンベア7Aに向けて排出するための補給島渡しコンベア排出口31Cが後方向の下部側面に設けられている。
【0051】
分岐フラッパ32は、補給タンク排出口31B又は補給島渡しコンベア排出口31Cの何れか一方に選択的に封鎖することにより、補給タンク20又は補給島渡しコンベア7Aの何れか一方を選択的に供給可能にする装置であって、分岐シュート31外の中央部に配設された軸34Jにより回動可能に配置されたアーム34と、アーム34の下部においてリンクを介して連動することにより前下がり状態及び後下がり状態に搖動する板体35と、アーム34を弾発力により前方向に付勢するバネ36と、を主に備えている。
【0052】
分岐フラッパ32の動作について説明する。後述する分岐ソレノイド33が駆動していない状況では、アーム34の下部はバネ36の弾発力により前方向に付勢されており、アーム34に連動する板体35は後下がり方向に回動する。板体35が後下がり方向に回動した状態になると、板体35が補給タンク排出口31Bを封鎖した状態に維持されるので、分岐シュート31内を落下するメダルは補給島渡しコンベア排出口31Cに案内される。一方で、分岐ソレノイド33が駆動している状況では、分岐ソレノイド33の作動体37が前方向へ移動するので、アーム34に連動する板体35は前下がり方向に回動する(
図9(b)(c))。板体35が前下がり方向に回動した状態になると、板体35が補給島渡しコンベア排出口31Cを封鎖した状態に維持されるので、分岐シュート31内を落下するメダルは補給タンク排出口31Bに案内される。
【0053】
分岐ソレノイド33は、通電による電磁力を利用して電気エネルギーを棒状に突き出た作動体37を前方向に押し出す機械的運動に変換する。従来の分岐ソレノイド33は、駆動配線38を介して制御部100と接続されている(
図11(b)参照)。制御部100は、補給タンク20の上段センサ20Aから出力されるメダルの残量が予め定められた閾値を下回ったことを検出する検出信号を取得している場合、分岐ソレノイド33に対し作動体37を前方向へ押し出す信号(駆動電力)を出力(供給)する。
【0054】
なお、駆動配線38は、制御部100と分岐ソレノイド33とを接続して、制御部100から分岐ソレノイド33に駆動電力を供給するための配線である。駆動配線38は、
図11(b)に示すように、上流側駆動電力コネクタ38Aと、上流側駆動電力コネクタ38Aに着脱可能に接続される下流側駆動電力コネクタ38Bを備えている。
【0055】
図2,3を参照して、補給タンク20について説明する。
図2,3には、補給タンク20を示す概略斜視図が示されている。補給タンク20は、分岐ユニット30から供給された洗浄済のメダルを、スロットマシン4、台間メダル貸機5、又はジョッキ15に補給するために貯留する容器であり、分岐ユニット30から落下したメダルを取り込む取込口が上面に設けられ、取り込んだメダルを補給タンクコンベア40に向けて排出するための排出口が下面に設けられている。
【0056】
また、補給タンク20は、補給タンク20に貯えられているメダルの残量が予め定められた閾値を下回ったことを検出する補給要求センサ(例えば上段センサ20A、中段センサ20B、下段センサ20Cの3つのセンサ)が設けられている。補給要求センサ20A,20B,20Cは、例えば電気的に並列に接続した2本の金属棒を備える導通センサを用いることができる。2本の金属棒と金属製の補給タンク20との間に導通が無い場合に、メダルの貯留量が予め定められた閾値を下回ったことを検出することができる。補給要求センサ20A,20B,20Cは、配線を介して制御部100と接続されている。例えば、制御部100は、補給要求センサ(上段センサ20A)の信号(導通)が無いことを検知すると、メインタンクコンベア27を作動させる。メダルは、メインタンク26から洗浄装置21に移送され、洗浄装置21、補給リフタ25、分岐ユニット30等を介して補給タンク20に供給される。
【0057】
また、補給タンク20は、
図2で示すように、蓋体28によって囲われており、蓋体28を構成する上部扉28A、前側扉28B、後側扉28Cを開放するによって、作業者が補給タンク20にアクセスすることができる。
【0058】
図2,3,6(b)を参照して、補給タンクコンベア40について説明する。
図2,3には、補給タンクコンベア40を示す概略斜視図が示されている。
図6(b)には、メダル補給機10Aの一部のブロック図が示されている。補給タンクコンベア40は、補給タンク20に貯えられた洗浄済のメダルを補給コンベア11A又は後述するジョッキ15に搬送するものであり、レール(図示せず)と、レールに巻回される無端のコンベアベルト(図示せず)と、コンベアベルトを一定方向に走行させる補給タンクコンベアモータ41と、分岐フラップ(図示せず)を主に備えている。補給タンクコンベア40の上流端は補給タンク20の排出口の下方に配置され、補給タンクコンベア40の下流端は補給コンベア11Aの上流端上方に配置されている。補給タンクコンベア40の下流端には、分岐フラップが配設されており、補給タンクコンベア40の端部から落下するメダルをソレノイド(図示せず)により回動を制御されたフラップ(図示せず)により落下方向を変えることで、補給コンベア11A方向又はジョッキ15方向の何れか一方に選択的に落下可能となっている。ソレノイドは、配線を介して制御部100と接続されている。
【0059】
図6(b)に示すように、従来の補給タンクコンベアモータ41は、駆動配線42を介して制御部100と接続されている。制御部100は、スロットマシン4又は台間メダル貸機5に備えられたタンク(図示せず)に付属するメダルの貯留量を計測するセンサ(図示せず)から、ジャンクション基板101を介して出力されるメダルの残量が予め定められた閾値を下回ったことを検出する信号を受けると、補給タンクコンベアモータ41に対して所定時間の駆動信号(駆動電力)を出力(供給)する。
【0060】
なお、駆動配線42は、制御部100と補給タンクコンベアモータ41を接続し、制御部100から補給タンクコンベアモータ41に駆動電力を供給するための配線である。駆動配線42は、
図6(b)に示すように、上流側駆動電力コネクタ42Aと、上流側駆動電力コネクタ42Aに着脱可能に接続される下流側駆動電力コネクタ42Bを備えている。
【0061】
ジョッキ15は、遊技ホールの店員が手作業によりスロットマシン4のタンクにメダルを搬送するための容器である。ジョッキ15の背面には、メダルの貯留量を計測するセンサ(図示せず)を挿入する開口が開設されている。センサは、配線を介して制御100部と接続されている。
【0062】
メインタンク26の上部には、補給タンク20のオーバーフロー用流路(図示せず)が接続されており、補給タンク20から溢れた洗浄済のメダルを受け入れて貯えることができる。また、メインタンク26は、回収島渡しコンベア7Bにより回収された使用済のメダルを受け入れて貯えることができる。
【0063】
メインタンクコンベア27は、メインタンク26の下部から排出されるメダルを、洗浄装置21又は補給リフタ25に移送するものである。
【0064】
制御部100は、各種の制御や処理をプログラムに基づいて行う部位であって、制御手段であるCPUと、記憶手段であるROMと、一時的なデータ記憶領域として使用されるRAM等がバス接続して構成されている。作業員は、液晶モニタ29を介して制御部100に対し操作信号を送信することができる。制御部100は、制御プログラムを実行することにより、洗浄装置21、補給リフタ25、分岐ユニット30、補給タンクコンベア40、メインタンクコンベア27等の各部の動作を制御する。また、制御部100は、制御プログラムを実行することにより、補給島渡しコンベア7A、回収島渡しコンベア7B、遊技島6Aの補給コンベア11A,回収コンベア12Aの制御を行なう。
【0065】
なお、第1実施形態に係る殺菌装置50Aは、上述した補給タンクコンベアモータ41の駆動信号と連動して紫外線ランプ54を点灯する構成である。
第2実施形態に係る殺菌装置50B,第3実施形態に係る殺菌装置50Cは、上述した分岐ソレノイド33の駆動信号と連動して紫外線ランプ54を点灯する構成である。
第4実施形態に係る殺菌装置50Dは、補給タンクコンベアモータ41等の駆動電力を電源として紫外線ランプ54を点灯する構成である。
第5実施形態に係る殺菌装置50Eは、紫外線ランプ54に供給する電力及び補給タンクコンベアモータ41等に供給する電力を、駆動配線38,42以外から取得する構成である。
【0066】
<第1実施形態に係る殺菌装置50Aの説明>
第1実施形態に係る殺菌装置50Aは、補給タンクコンベア40を駆動する補給タンクコンベアモータ41の駆動信号と連動して紫外線ランプ54を点灯する。
【0067】
(第1実施形態に係る殺菌装置50Aの構造の説明)
図2〜5,6(a)、6(c)を参照して、殺菌装置50Aについて説明する。
図2,3には、補給タンク20に取り付けられた殺菌装置50Aの殺菌灯ユニット51の斜視図が示されている。
図4には、殺菌装置50Aの殺菌灯ユニット51の斜視図が示されている。
図5には、殺菌装置50Aをメダル補給機10Aに後付けした状態の回路図が示されている。
図6(a)には、殺菌装置50Aのブロック図が示されている。
図6(c)には、殺菌装置50Aをメダル補給機10Aに後付けした状態のブロック図が示されている。殺菌装置50Aは、上述した循環システム2を循環するメダル表面を除菌するための装置であって、殺菌灯ユニット51と、継電器ユニット60と、ランプ電力供給配線53と、を主に備えている。
【0068】
殺菌灯ユニット51は、補給タンク20に貯留されているメダルに紫外線を照射するための装置であって、直管状の紫外線ランプ54(紫外線を発光するLED等を用いることもできる。)と、紫外線ランプ54の周囲を囲むように配置される殺菌灯カバー55と、を主に備えている。紫外線ランプ54は、電力が供給されると殺菌力が高い波長253.7nmの紫外線を照射することができる。殺菌灯カバー55の下面には、紫外線は通過可能であると共にメダルが通過不可能な格子状の開口が設けられている。また、殺菌灯カバー55の内周側には、反射鏡が配設されている。
【0069】
ランプ電力供給配線53は、紫外線ランプ54に電源59から電力を供給するための配線であって、電源スイッチ52と、上部扉スイッチ56と、前側扉スイッチ57と、後側扉スイッチ58と、を主に備えている。
【0070】
電源スイッチ52は、ランプ電力供給配線53に直列に結線されており、作業者が操作することで紫外線ランプ54に供給する電力の通電と遮断とを切り替えることができる。
図2に示すように、殺菌装置50Aをメダル補給装置10Aに後付けした際、電源スイッチ52は液晶モニタ29付近のスペースに配設される。電源スイッチ52を設けることにより、例えばメダル補給機10A内に作業者がアクセスする際に、作業者が電源スイッチ52を操作し紫外線ランプ54に供給する電力を遮断すれば、人体に悪影響の虞がある紫外線の照射を回避することができるので、安全性を確保することができる。
【0071】
上部扉スイッチ56、前側扉スイッチ57、後側扉スイッチ58は、ランプ電力供給配線53に直列に結線されており、補給タンク20を覆う蓋体28の上部扉28A、前側扉28B、後側扉28Cが物理的に接触している場合にのみ、紫外線ランプ54に供給する電力の通電をすることができるように構成されている。
図2に示すように、殺菌装置50Aをメダル補給装置10Aに後付けした際、上部扉スイッチ56、前側扉スイッチ57、後側扉スイッチ58は、メダル補給機10A内の補給タンク20の周囲に配設される。上部扉スイッチ56、前側扉スイッチ57、後側扉スイッチ58を設けることにより、例えばメダル補給機10A内の補給タンク20に作業者がアクセスする場合に、蓋体28の上部扉28Aを開放した際に、上部扉スイッチ56が紫外線ランプ54と電源59を遮断することにより、人体に悪影響の虞がある紫外線の照射を回避することができるので、安全性を確保することができる。
【0072】
継電器ユニット60は、紫外線ランプ54の点灯と消灯とを切り替える切替手段と、駆動信号を取得して切替手段を制御する取得制御手段として機能する。継電器ユニット60は、継電器61と、上流側中継コネクタ62と、下流側中継コネクタ63と、中継配線64と、を主に備えている。
【0073】
電磁式の継電器61の場合には、電磁石65(入力端子)とスイッチ66(出力端子)とを備え、電磁石65のコイルに通電することにより生じる電磁吸引力を利用してスイッチ66の開閉を行う。電磁石65は、後述する中継配線64に並列に結線され、制御部100から供給される駆動電力により電磁吸引力を発生する事ができる。スイッチ66は、紫外線ランプ54の電源59と紫外線ランプ54とを接続するランプ電力供給配線53に直列に結線されており、電磁石65が生じる電磁吸引力によりランプ電力供給配線53を通電状態にする。なお、上記の継電器61として、ソリッドステート式の継電器を用いることもできる。
【0074】
上流側中継コネクタ62は、 駆動配線42の上流側駆動電力コネクタ42Aと接続され、下流側中継コネクタ63は、駆動配線42の下流側駆動電力コネクタと42B接続される。中継配線64は、上流側中継コネクタ62と下流側中継コネクタ63を結線する配線である。
【0075】
(第1実施形態に係る殺菌装置50Aをメダル補給装置10Aに後付けする手順の説明)
図2,3,5,6を参照して、上記のように構成されるメダル補給装置10Aに、上記のように構成される殺菌装置50Aを後付けする手順について説明する。
図2,3には、補給タンク20に取り付けられた殺菌装置50Aの殺菌灯ユニット51の斜視図が示されている。
図5には、殺菌装置50Aをメダル補給機10Aに後付けした状態の回路図が示されている。
図6(a)には、殺菌装置50Aのブロック図が示されている。
図6(b)には、メダル補給機10Aの一部のブロック図が示されている。
図6(c)には、殺菌装置50Aをメダル補給機10Aに後付けした状態のブロック図が示されている。
【0076】
まず、作業員は、メダル補給機10Aの補給タンク20を覆う蓋体28を取り外す。次いで、制御部100と補給タンクコンベアモータ41を接続する駆動配線42に配設された上流側駆動電力コネクタ42Aと下流側駆動電力コネクタ42Bの接続を外す。
【0077】
次いで、補給タンク20の上面開口に、殺菌装置50Aの殺菌灯ユニット51を下面開口が下を向くようにして固定する。また、継電器ユニット60の上流側中継コネクタ62を、駆動配線42の上流側駆動電力コネクタ42Aと接続する。また、継電器ユニット60の下側中継コネクタ63を、駆動配線42の下流側駆動電力コネクタ42Bと接続する。
【0078】
次いで、メダル補給機10Aの補給タンク20の周囲に上部扉スイッチ56、前側扉スイッチ57、後側扉スイッチ58をそれぞれ取り付ける。また、電源スイッチ52を液晶モニタ29付近のスペースに取り付ける。次いで、蓋体28をメダル補給機10Aに取り付ける。次いで、ランプ電力供給配線53を電源59に接続する。以上で殺菌装置50Aのメダル補給装置10Aに後付けするする作業は終了である。
【0079】
このように既存のメダル補給機10Aに対して殺菌装置50Aを後付けする際、紫外線ランプ54の補給タンク20への固定作業、駆動配線42に対する継電器ユニット60の結線作業、及び、ランプ電力供給配線53の電源59への接続作業のみで取りつけることができる。特に、紫外線ランプ54の点灯・消灯の制御は、殺菌装置50Aの取得制御手段(継電器ユニット60)が、補給タンクコンベアモータ41の駆動信号を取得して切替手段(継電器ユニット60)を制御することにより行う。このため、紫外線ランプ54の点灯・消灯を制御するための制御ソフトウェアの追加や改造をすることなく、紫外線ランプ54の点灯・消灯を行うことができるので、後付けが容易である。
【0080】
(第1実施形態の殺菌装置50Aを実装したメダル補給装置10Aの動作の説明)
第1実施形態の殺菌装置50Aを実装したメダル補給装置10Aの動作について説明する。
図7には、殺菌装置50Aとメダル補給機10Aの動作タイミングを示すタイミングチャートが示されている。スロットマシン4又は台間メダル貸機5に備えられたタンクに付属するメダルの貯留量を計測するセンサ、又は、ジョッキ15に備えられたメダルの貯留量を計測するセンサは、メダルの残量が予め定められた閾値を下回ったことを検知すると、制御部100に対し補給要求信号を出力する。
【0081】
制御部100は、補給要求信号を受け、補給タンクコンベアモータ41に対し駆動配線42を介して駆動電力を供給する。駆動電力の供給を受けた補給タンクコンベアモータ41は駆動を開始する。この際、殺菌装置50Aの継電器61の電磁石65は、駆動配線42を中継する中継配線64に並列に結線されているので、制御部100から補給タンクコンベアモータ41に対する駆動電力により、電磁石65のコイルに通電することで電磁吸引力が発生する。継電器61のスイッチ66は、電磁石65が発生する電磁吸引力を受けてランプ電力供給配線53を通電状態にする。これにより、殺菌灯ユニット51の紫外線ランプ54が点灯する。
【0082】
次いで、制御部100は、補給タンクコンベアモータ41の駆動開始から例えば15秒で駆動電力の供給を停止する。制御部100から補給タンクコンベアモータ41に対する駆動電力の供給停止により、電磁石65の電磁吸引力が消滅する。継電器61のスイッチ66は、電磁吸引力の消滅を受けてランプ電力供給配線53を遮断状態にする。これにより、殺菌灯ユニット51の紫外線ランプ54が消灯する。
【0083】
補給タンクコンベアモータ41が駆動し補給タンクコンベア40が動作すると、補給タンク20内に貯留されているメダルが排出されるので、補給タンク20内のメダル容量が減少する。すると制御部100は、補給タンク20内のメダル貯留量を維持すべく、補給タンク20内にメダルを供給する動作を行う可能性が極めて高い。そしてこのメダルの供給後のメダル補給時には、補給タンク20内のメダルに上方から紫外線が照射されるので、新たに補給タンク20に貯留された上部のメダルに紫外線が照射されることになる。
【0084】
このように、第1実施形態の殺菌装置50Aは、補給タンク20内のメダル容量の変動時に紫外線ランプ54を点灯してメダルの除菌を行うことができるので、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができる。したがって、殺菌装置50Aは、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることで紫外線ランプ54の過剰な点灯時間を減少させて、殺菌装置50Aの耐久性を向上することができる。
【0085】
以上より、メダル補給機10A用の殺菌装置50Aは、メダル補給装置10Aに容易に後付けすることができ、耐久性に優れている。
【0086】
<第2実施形態に係る殺菌装置50Bの説明>
第2実施形態に係る殺菌装置50Bは、分岐ユニット30の分岐ソレノイド33の駆動信号と連動して紫外線ランプ54を点灯する構成である。
【0087】
(第2実施形態に係る殺菌装置50Bの構造の説明)
図8,10,11(a),11(c)を参照して、殺菌装置50Bについて説明する。
図8には、補給タンク20に取り付けられた殺菌装置50Bの殺菌灯ユニット51の斜視図が示されている。
図10には、殺菌装置50Bをメダル補給機10Aに後付けした状態の回路図が示されている。
図11(a)には、殺菌装置50Bのブロック図が示されている。
図11(c)には、殺菌装置50Bをメダル補給機10Aに後付けした状態のブロック図が示されている。殺菌装置50Bは、上述した循環システム2を循環するメダル表面を除菌するための装置であって、殺菌灯ユニット51と、継電器ユニット60Bと、ランプ電力供給配線53と、を主に備えている。
【0088】
電磁式の継電器ユニット60Bの場合には、紫外線ランプ54の点灯と消灯とを切り替える切替手段と、駆動信号を取得して切替手段を制御する取得制御手段として機能する。継電器ユニット60は、継電器61と、上流側中継コネクタ62と、下流側中継コネクタ63と、中継配線64と、を主に備えている。
【0089】
継電器61は、電磁石65(入力端子)とスイッチ66(出力端子)とを備え、電磁石65のコイルに通電することにより生じる電磁吸引力を利用してスイッチ66の開閉をおこなう。電磁石65は、中継配線64に直列に結線され、制御部100から供給される駆動電力により電磁吸引力を発生する事ができる。スイッチ66は、紫外線ランプ54の電源59と紫外線ランプ54とを接続するランプ電力供給配線53に直列に結線されており、電磁石65が生じさせる電磁吸引力によりランプ電力供給配線53を通電状態にする。継電器61を用いることによって、電磁石65のコイルに通電がされているときにスイッチ66を導通させる構成を用いることもできるし、電磁石65のコイルに通電がされていないときにスイッチ66を導通させる構成の、逆論理を用いることもできる。なお、上記の継電器61として、ソリッドステート式の継電器を用いることもできる。
【0090】
なお、第2実施形態において、その他の構成は第1実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0091】
(第2実施形態に係る殺菌装置50Bをメダル補給装置10Aに後付けする手順の説明)
図8,10,11を参照して、上記のように構成されるメダル補給装置10Aに、上記のように構成される殺菌装置50Bを後付けする手順について説明する。
図8には、補給タンク20に取り付けられた殺菌装置50Bの殺菌灯ユニット51の斜視図が示されている。
図10には、殺菌装置50Bをメダル補給機10Aに後付けした状態の回路図が示されている。
図11(a)には、殺菌装置50Bのブロック図が示されている。
図11(b)には、メダル補給機10Aの一部のブロック図が示されている。
図11(c)には、殺菌装置50Bをメダル補給機10Aに後付けした状態のブロック図が示されている。
【0092】
まず、作業員は、メダル補給機10Aの補給タンク20を覆う蓋体28を取り外す。次いで、制御部100と分岐ソレノイド33を接続する駆動配線38に配設された上流側駆動電力コネクタ38Aと下流側駆動電力コネクタ38Bの接続を外す。
【0093】
次いで、補給タンク20の上面開口に、殺菌装置50Bの殺菌灯ユニット51を下面開口が下を向くようにして固定する。次いで、継電器ユニット60Bの上流側中継コネクタ62を、駆動配線38の上流側駆動電力コネクタ38Aと接続する。また、継電器ユニット60Bの下側中継コネクタ63を、駆動配線38の下流側駆動電力コネクタ38Bと接続する。以下の手順は、第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
【0094】
このように既存のメダル補給機10Aに対して殺菌装置50Bを後付けする際、紫外線ランプ54の補給タンク20への固定作業、駆動配線38に対する継電器ユニット60Bの結線作業、及び、ランプ電力供給配線53の電源59への接続作業のみで取りつけることができる。特に、紫外線ランプ54の点灯・消灯の制御は、殺菌装置50Bの取得制御手段(継電器ユニット60B)が、分岐ソレノイド33の駆動信号を取得して切替手段(継電器ユニット60B)を制御することにより行う。このため、紫外線ランプ54の点灯・消灯を制御するための制御ソフトウェアの追加や改造をすることなく、紫外線ランプ54の点灯・消灯を行うことができるので、後付けが容易である。
【0095】
(第2実施形態の殺菌装置50Bを実装したメダル補給装置10Aの動作の説明)
第2実施形態の殺菌装置50Bを実装したメダル補給装置10Aの動作について説明する。
図12には、殺菌装置50Bとメダル補給機10Aの動作タイミングを示すタイミングチャートが示されている。制御部100は、後述する補給タンク20の上段センサ20Aから出力されるメダルの残量が予め定められた閾値を下回ったことを検出する検出信号を取得した場合に(上段センサ20Aの反応が無い場合)、分岐ソレノイド33に対し、作動体37を前方向へ押し出す駆動電力を供給する。また、制御部100は、メインタンクコンベア27を作動させる。これにより、メダルは、メインタンク26から洗浄装置21に移送され、洗浄装置21、補給リフタ25等を介して分岐ユニット30にメダルを揚送する。なお、制御部100が、上段センサ20Aの反応が無くなってから3秒後に分岐ソレノイド33を制御するのは、上段センサ20Aのチャタリング(不安定信号)を排除して、メダルの貯留量が上段センサ20Aを下回った旨を確定した後に補給タンク20にメダルを供給するためである。
【0096】
分岐ソレノイド33が駆動している状況では、上述したように、分岐シュート31内を落下するメダルは補給タンク排出口31Bに案内され続ける。この際、殺菌装置50Bの継電器61の電磁石65は、駆動配線38を中継する中継配線64に直列に結線されているので、制御部100から分岐ソレノイド33に供給される駆動電力により、電磁石65のコイルが通電することで電磁吸引力が発生する。継電器61のスイッチ66は、電磁石65が発生する電磁吸引力を受けてランプ電力供給配線53を通電状態にする。これにより、殺菌灯ユニット51の紫外線ランプ54が点灯する。
【0097】
次いで、制御部100は、子機(メダル補給装置10B)から島渡し補給要求を受けている状態で、後述する補給タンク20の上段センサ20Aから出力されるメダルの残量が予め定められた閾値を下回ったことを検出する検出信号を取得していない場合に(上段センサ20Aの反応が有る場合)、分岐ソレノイド33への駆動電力の供給を停止する。制御部100から分岐ソレノイド33への駆動電力の供給停止により、電磁石65の電磁吸引力が消滅する。継電器61のスイッチ66は、電磁吸引力の消滅を受けてランプ電力供給配線53を遮断状態にする。これにより、殺菌灯ユニット51の紫外線ランプ54が消灯する。制御部100が、上段センサ20Aの反応が有ってから3秒後に分岐ソレノイド33を制御するのは、上段センサ20Aのチャタリングを排除して、メダルの貯留量が上段センサ20Aを上回った旨を確定した後に補給タンク20に対するメダルの供給を停止するためである。
【0098】
このように、第2実施形態の殺菌装置50Bは、補給タンク20内のメダル容量の変動時に紫外線ランプ54を点灯してメダルの除菌を行うことができるので、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができる。したがって、殺菌装置50Bは、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることで紫外線ランプ54の過剰な点灯時間を減少させて、殺菌装置50Aの耐久性を向上することができる。
【0099】
以上より、メダル補給機10A用の殺菌装置50Bは、メダル補給装置10Aに容易に後付けすることができ、耐久性に優れている。
【0100】
(第2実施形態の殺菌装置50Bを他のメダル補給装置10Fに後付けした場合の説明)
上述したメダル補給機10Aは、補給リフタ25によって揚送されたメダルを、分岐ユニット30により、補給タンク20又は補給島渡しコンベア7Aの何れか一方に選択的に供給した。この場合、他のメダル補給装置10Fは、補給リフタ25によって揚送されたメダルを、分岐コンベア45により搬送し、搬送されるメダルを分配装置46により、補給タンク20又は補給島渡しコンベア7Aの何れか一方に選択的に供給する構成である。
【0101】
(メダル補給機10Fの説明)
図13を参照して、メダル補給機10Fについて説明する。メダル補給機10Fは、補給タンク20に貯留されたメダルを、遊技時島内のスロットマシン4、台間メダル貸機5、又はジョッキ15に補給する装置であって、洗浄装置21と、第1分離機22と、第2分離機23と、第3分離機24と、補給リフタ25と、分岐コンベア45と、分配装置46と、補給タンク20と、補給タンクコンベア40と、ジョッキ15と、メインタンク26、メインタンクコンベア27と、制御部100と、を主に備えている。
【0102】
分岐コンベア45は、補給リフタ25によって揚送されたメダルを、補給タンク20又は補給島渡しコンベア7Aの何れかに搬送する装置であり、レール45Aと、レール45Aに巻回される無端のコンベアベルト45Bと、コンベアベルト45Bを一定方向に走行させる分岐コンベアモータ45Cを主に備えている。
【0103】
分配装置46は、分岐コンベア45上を搬送されるメダルの一部を補給タンク20に通じる排出口47に落下させることにより、供給タンク20又は補給島渡しコンベア7Aの何れか一方に選択的に供給可能にする装置であって、分配フラッパ48と、分配ソレノイド49を主に備えている。
【0104】
分配フラッパ48は、メダルの搬送方向と直交する方向に配設された軸にアームが軸支されて配設されており、アーム先端の遮蔽板が分岐コンベア45を斜めに塞き止めることができる。後述する分配ソレノイド49が駆動していない状況では、アームは基端に取り付けられたバネの上方向の弾発力により上方向に付勢されており、遮蔽板が分岐コンベア45から浮いた状態が維持され分岐コンベア45上のメダルと接触しないので、メダルは遮蔽板の下を通過し補給島渡しコンベア7A方向に搬送される。分配ソレノイド49が駆動している状況では、アームはバネの弾発力に抗う分配ソレノイドの作動体49Aによる下方向の吸引力により下方向に付勢されており、遮蔽板が分岐コンベア45を斜めに塞き止めた状態で維持されて分岐コンベア45上のメダルと接触し、メダルは分岐コンベア45から排出口47に落下して補給タンク20に供給される。
【0105】
分配ソレノイド49は、通電による電磁力を利用して電気エネルギーを棒状に突き出た作動体49Aを下方向に吸引する機械的運動に変換する。分配ソレノイド49は、駆動配線(図示せず)を介して制御部100と接続されている。制御部100は、補給タンク20の上段センサ20Aから出力されるメダルの残量が予め定められた閾値を下回ったことを検出する検出信号を取得している場合に、分配ソレノイド49に対し作動体49Aを下方向へ吸引する信号(駆動電力)を出力(供給)する。
【0106】
なお、この駆動配線は、上述した駆動配線38と同様に、上流側駆動電力コネクタ(図示せず)と、上流側駆動電力コネクタに着脱可能に接続される下流側駆動電力コネクタ(図示せず)を備えている。
【0107】
なお、メダル補給装置10Fにおいて、その他の構成はメダル補給機10Aと同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0108】
(第2実施形態に係る殺菌装置50Bをメダル補給装置10Fに後付けする手順の説明)
上記のように構成されるメダル補給装置10Fに、上記のように構成される殺菌装置50Bを後付けする手順について説明する。
図13には、殺菌装置50Cが後付けされたメダル補給機10Fの斜視図が示されている。
【0109】
まず、作業員は、メダル補給機10Fの補給タンクを覆う蓋体(図示せず)を取り外す。次いで、制御部100と分配ソレノイド49を接続する駆動配線に配設された上流側駆動電力コネクタと下流側駆動電力コネクタの接続を外す。
【0110】
次いで、補給タンク20の上面開口に、殺菌装置50Bの殺菌灯ユニット51を下面開口が下を向くようにして固定する。次いで、継電器ユニット60Bの上流側中継コネクタ62を、駆動配線の上流側駆動電力コネクタと接続する。また、継電器ユニット60Bの下側中継コネクタ63を、駆動配線の下流側駆動電力コネクタと接続する。以下の手順は、メダル補給機10Aの場合と同じであるので説明は省略する。
【0111】
このように既存のメダル補給機10Fに対して殺菌装置50Bを後付けする際、紫外線ランプ54の補給タンク20への固定作業、駆動配線38に対する継電器ユニット60Bの結線作業、及び、ランプ電力供給配線53の電源59への接続作業のみで取りつけることができる。特に、紫外線ランプ54の点灯・消灯の制御は、殺菌装置50Bの取得制御手段(継電器ユニット60B)が、分配ソレノイド49の駆動信号を取得して切替手段(継電器ユニット60B)を制御することにより行う。このため、紫外線ランプ54の点灯・消灯を制御するための制御ソフトウェアの追加や改造をすることなく、紫外線ランプ54の点灯・消灯を行うことができるので、後付けが容易である。
【0112】
なお、第2実施形態の殺菌装置50Bを実装したメダル補給装置10Fの動作は、メダル補給機10Aの場合と同じであるので説明は省略する。
【0113】
以上より、メダル補給機10F用の殺菌装置50Bは、メダル補給装置10Fに容易に後付けすることができ、耐久性に優れている。
【0114】
<第3実施形態に係る殺菌装置50Cの説明>
第3実施形態に係る殺菌装置50Cは、第2実施形態と同様に、メダル補給機10Aの分岐ソレノイド33の駆動信号と連動して紫外線ランプ54を点灯する構成である。
【0115】
(第3実施形態に係る殺菌装置50Cの構造の説明)
図14(a)を参照して、殺菌装置50Cについて説明する。
図14(a)には、殺菌装置50Cをメダル補給機10Aに後付けした状態を示すブロック図が示されている。殺菌装置50Cは、上述した循環システム2を循環するメダル表面を除菌するための装置であって、殺菌灯ユニット51と、継電器ユニット60Bと、ランプ電力供給配線53Cと、を主に備えている。
【0116】
ランプ電力供給配線53Cは、紫外線ランプ54に電源59から電力を供給するための配線であって、電源スイッチ52と、上部扉スイッチ56と、前側扉スイッチ57と、後側扉スイッチ58と、オフタイマー70と、を主に備えている。
【0117】
オフタイマー70は、あらかじめ設定した時間が経過すると配線に供給される電力を遮断する装置、又は点灯と消灯とを交互に繰り返す装置であって、ランプ電力供給配線53Cに直列に結線されており、電力を遮断又は通電することにより紫外線ランプ54の消灯と点灯とを制御することができる。オフタイマー70を設けることにより、紫外線ランプ54の連続点灯時間を制限することで、紫外線ランプ54の過剰な点灯時間を減少させて、殺菌装置50Cの耐久性を向上することができる。
【0118】
なお、第3実施形態において、その他の構成は第1,2実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。また、第3実施形態に係る殺菌装置50Cのメダル補給装置10Aに後付けする手順についても第2実施形態と同じであるので説明は省略する。
【0119】
(第3実施形態の殺菌装置50Cを実装したメダル補給装置の動作の説明)
第3実施形態の殺菌装置50Cを実装したメダル補給装置10Aの動作について説明する。
図14(b)には、殺菌装置50Cとメダル補給機10Aの動作タイミングを示すタイミングチャートが示されている。制御部100は、第2実施形態と同様の条件で、分岐ソレノイド33(
図9,
図10参照)に対し、作動体37を前方向へ押し出す駆動電力を供給する。
【0120】
この際、殺菌装置50Cの継電器61の電磁石65は、駆動配線38を中継する中継配線64に直列に結線されているので、制御部100から分岐ソレノイド33に供給される駆動電力により、電磁石65のコイルが通電することで電磁吸引力が発生する。継電器61のスイッチ66は、電磁石65が発生する電磁吸引力を受けてランプ電力供給配線53Cを通電状態にする。これにより、殺菌灯ユニット51の紫外線ランプ54が点灯する。
【0121】
オフタイマーは、紫外線ランプ54の点灯開始から例えば30秒が経過すると、ランプ電力供給配線53Cを遮断状態とし、紫外線ランプ54を消灯する。このように、殺菌装置50Cは、第2実施形態の効果に加えて、紫外線ランプ54の連続点灯時間を制限することにより、紫外線ランプ54の過剰な点灯時間を減少させて、殺菌装置50Cの耐久性を向上することができる。
【0122】
<第4実施形態に係る殺菌装置50Dの説明>
第4実施形態に係る殺菌装置50Dは、メダル補給機10A、10Fにおける補給タンクコンベアモータ41、分岐ソレノイド33、又は分配ソレノイド49(以下、補給タンクコンベアモータ41等)の駆動信号と連動して、紫外線ランプ54を点灯する構成である点で、第1〜3実施形態と共通する。第1〜3実施形態では、殺菌装置50A、50B、50Cの取得制御手段(継電器ユニット60,60B)が、補給タンクコンベアモータ41等の駆動信号を取得して切替手段(継電器ユニット60,60B)を制御する構成を説明したが、第4実施形態に係る殺菌装置50Dの実施形態では、継電器ユニット(60,60B)を用いずに、補給タンクコンベアモータ41等の駆動配線38,42から直接紫外線ランプ54の点灯用の電力を取得する点で、第1〜3実施形態と相違する。
【0123】
(第4実施形態に係る殺菌装置50Dの構造の説明)
図15を参照して、殺菌装置50Dの構造について説明する。
図15は、補給タンクコンベアモータ41等の駆動配線42(38)から直接紫外線ランプ54の点灯用の電力を取得する実施形態を示す図である。
図15に示すように殺菌装置50Dは、電源スイッチ52と、ランプ電力供給配線53Dと、紫外線ランプ54と、上部扉スイッチ56と、前側扉スイッチ57と、後側扉スイッチ58と、紫外線ランプ駆動回路67と、上流側中継コネクタ62と、下流側中継コネクタ63と、中継配線64とを主に備えている。
【0124】
殺菌装置50Dの配線は、電源から紫外線ランプ54に電力を供給するための配線であり、紫外線ランプ54は、ランプ電力供給配線53Dを介して中継配線64に結線する。紫外線ランプ54とランプ電力供給配線53Dとの間には、必要に応じて電源スイッチ52、上部扉スイッチ56、前側扉スイッチ57、後側扉スイッチ58、紫外線ランプ駆動回路67を直列に接続する。
【0125】
中継配線64は、既存の補給タンクコンベアモータ41等の駆動配線42(38)の上流側駆動電力コネクタ42A(38A)と下流側駆動電力コネクタ42B(38B)との間を接続する。これにより、補給タンクコンベアモータ41等と紫外線ランプ54とが並列に接続されるので、制御部100を電源として電力の供給を受けて、補給タンクコンベアモータ41等の駆動と連動して紫外線ランプ54を点灯させることができる。
【0126】
紫外線ランプ駆動回路67は、補給タンクコンベアモータ41等に供給される電圧を、紫外線ランプ54を点灯させるための電圧又は電流に変換する回路である。また、紫外線ランプ駆動回路67に、紫外線ランプ54に供給する電力を遮断又は通電する回路を付加することにより、紫外線ランプ54の消灯と点灯とを制御することもできる。
【0127】
なお、第4実施形態において、その他の構成は第1〜3実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0128】
(第4実施形態に係る殺菌装置50Dをメダル補給装置10A(10F)に後付けする手順の説明)
メダル補給装置10A(10F)に、上記のように構成される殺菌装置50Dを後付けする手順については、第1〜3実施形態の手順から、ランプ電力供給配線53と電源59を接続する手順を省略した手順と同じである。
【0129】
したがって、既存のメダル補給機10A(10F)に対して殺菌装置50Dを後付けする際、紫外線ランプ54の補給タンク20への固定作業、上流側駆動電力コネクタ42A(38A)及び下流側駆動電力コネクタ42B(38B)に対する上流側中継コネクタ62及び下流側中継コネクタ63の接続作業のみで取りつけることができる。特に、紫外線ランプ54の点灯・消灯の制御は、制御部100から補給タンクコンベアモータ41等に供給される駆動電力の有無により行う。このため、紫外線ランプ54の点灯・消灯を制御するための制御ソフトウェアの追加や改造をすることなく、紫外線ランプ54の点灯・消灯を行うことができるので、後付けが容易である。
【0130】
(第4実施形態の殺菌装置50Dを実装したメダル補給装置10A(10F)の動作の説明)
制御部100は、補給要求信号を受け、補給タンクコンベアモータ41等に対し駆動配線42(38)を介して駆動電力を供給する。駆動電力の供給を受けた補給タンクコンベアモータ41等は駆動を開始する。この際、殺菌装置50Dの紫外線ランプ54は、駆動配線42(38)を中継する中継配線64に並列に結線されているので、制御部100から補給タンクコンベアモータ41等に供給される駆動電力により点灯する。
【0131】
制御部100は、補給タンクコンベアモータ41等の駆動開始から例えば15秒で駆動電力の供給を停止する。制御部100から補給タンクコンベアモータ41等への電力供給が停止されると紫外線ランプ54は消灯する。
【0132】
このように、第4実施形態の殺菌装置50Dは、補給タンク20内のメダル容量の変動時に紫外線ランプ54を点灯してメダルの除菌を行うことができるので、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができる。したがって、殺菌装置50Dは、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることで紫外線ランプ54の過剰な点灯時間を減少させて、殺菌装置50Dの耐久性を向上することができる。
【0133】
以上より、メダル補給機10A(10F)用の殺菌装置50Dは、メダル補給装置10A(10F)に容易に後付けすることができ、耐久性に優れている。
【0134】
<第5実施形態に係る殺菌装置50Eの説明>
第5実施形態に係る殺菌装置50Eは、メダル補給機10A、10Fの補給タンクコンベアモータ41、分岐ソレノイド33、又は分配ソレノイド49(以下、補給タンクコンベアモータ41等)の駆動信号と連動して紫外線ランプ54を点灯する構成である点で、第1〜4実施形態と共通する。第1〜4実施形態では、補給タンクコンベアモータ41等の駆動電力が、制御部100から供給される構成を説明したが、第5実施形態に係る殺菌装置50Eの実施形態では、制御部100が出力する駆動信号は継電器ユニット60Eの電磁石65Eを駆動する用途に用いられ、補給タンクコンベアモータ41等の駆動電力は、別途駆動電力供給配線68を経由して取得する点で、第1〜4実施形態と相違する。
【0135】
(第5実施形態に係る殺菌装置50Eの構造の説明)
図16を参照して、殺菌装置50Eの構造について説明する。
図16は、紫外線ランプ54に供給する電力及び補給タンクコンベアモータ41等に供給する電力を、駆動配線38,42以外から取得する殺菌装置50Eの実施形態を示す図である。殺菌装置50Eは、殺菌灯ユニット51と、ランプ電力供給配線53Eと、駆動電力供給配線68と、継電器ユニット60Eと、を主に備えている。
【0136】
継電器ユニット60Eは、紫外線ランプ54の点灯と消灯とを切り替える切替手段と、駆動信号を取得して切替手段を制御する取得制御手段として機能する。継電器ユニット60Eは、継電器61Eと、上流側中継コネクタ62と、下流側中継コネクタ63と、を主に備えている。
【0137】
電磁式の継電器61Eの場合には、電磁石65E(入力端子)とスイッチ66E1(第1の出力端子)とスイッチ66E2(第2の出力端子)を備え、電磁石65Eのコイルに通電することにより生じる電磁吸引力を利用してスイッチ66E1,66E2の開閉を行う。電磁石65Eは、取得配線80に直列に結線され、制御部100から供給される駆動電力により電磁吸引力を発生する事ができる。スイッチ66E1は、ランプ電力供給配線53Eに直列に結線されており、電磁石65Eが生じる電磁吸引力によりランプ電力供給配線53Eを通電状態にする。スイッチ66E2は、駆動電力供給配線68に直列に結線されており、電磁石65Eが生じる電磁吸引力により駆動電力供給配線68を通電状態にする。
【0138】
図16に示すように殺菌装置50Eにおける紫外線ランプ54点灯回路は、電源スイッチ52と、ランプ電力供給配線53Eと、上部扉スイッチ56と、前側扉スイッチ57と、後側扉スイッチ58と、紫外線ランプ駆動回路67と、継電器ユニット60Eと、ランプ電力供給配線53Eと、を主に備えている。ランプ電力供給配線53Eの一部において、継電器ユニット60Eのスイッチ66E1を直列に接続してある。
また、殺菌装置50Eにおける補給タンクコンベアモータ41等の駆動回路は、継電器ユニット60Eと、下流側中継コネクタ63と、駆動電力供給配線68とを主に備えている。駆動電力供給配線68の一部において、継電器ユニット60Eのスイッチ66E2を直列に接続してある。
また、殺菌装置50Eにおける電磁石65Eの駆動回路は、取得配線80と、上流側中継コネクタ62とを備えている。
【0139】
なお、第5実施形態において、その他の構成は第1〜4実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
【0140】
(第5実施形態に係る殺菌装置50Eをメダル補給装置10A(10F)に後付けする手順の説明)
図16を参照して、メダル補給装置10A(10F)に殺菌装置50Eの配線を後付けする手順について説明する。
【0141】
補給タンク20の上面開口に、殺菌装置50Eの殺菌灯ユニット51を取り付けるまでは第1実施形態と同様の手順である。次いで、殺菌装置50Eの上流側中継コネクタ62と、駆動配線42(38)の上流側駆動電力コネクタ42A(38A)とを接続する。この接続により、制御部100が出力した駆動信号が電磁石65Eを励磁するので、各回路のスイッチ66E1,66E2を閉じて導通状態にすることができる。次いで、駆動電力供給配線68の下流側中継コネクタ63と、駆動配線42(38)の下流側駆動電力コネクタ42B(38B)とを接続する。この接続により、補給タンクコンベアモータ41等は駆動電力供給配線68を介して電源90に接続されて、継電器ユニット60Eのスイッチ66E2が閉じた状態において、補給タンクコンベアモータ41等に電力が供給される。次いで、ランプ電力供給配線53E,駆動電力供給配線68と電源59,90を接続する。以下の手順は、第1実施形態と同じであるので説明は省略する。
【0142】
このように既存のメダル補給機10A(10F)に対して殺菌装置50Eを後付けする際、紫外線ランプ54の補給タンク20への固定作業、駆動配線42(38)に対する継電器ユニット60Eの結線作業、及び、ランプ電力供給配線53E,駆動電力供給配線68の電源59,90への接続作業のみで取りつけることができる。特に、紫外線ランプ54の点灯・消灯の制御は、殺菌装置50Eの取得制御手段(継電器ユニット60E)が、補給タンクコンベアモータ41等の駆動信号を取得して切替手段(継電器ユニット60E)を制御することにより行う。このため、紫外線ランプ54の点灯・消灯を制御するための制御ソフトウェアの追加や改造をすることなく、紫外線ランプ54の点灯・消灯を行うことができるので、後付けが容易である。
【0143】
(第5実施形態の殺菌装置50Eを実装したメダル補給装置10A(10F)の動作の説明)
制御部100が駆動信号を出力すると、継電器ユニット60Eの電磁石65Eが励磁されて、各回路のスイッチ66E1,66E2を閉じる。すると、電源90から補給タンクコンベアモータ41等に電力が供給されて駆動を開始すると共に、紫外線ランプ54にも電源59から電力が供給されて点灯を開始する。
また、制御部100が駆動信号の出力を停止すると、継電器ユニット60Eの電磁石65Eの励磁が解除されて、各回路のスイッチ66E1,66E2は開く。すると、補給タンクコンベアモータ41等に供給されていた電力が遮断されるので駆動を停止すると共に、紫外線ランプ54に供給されていた電力も遮断されるので消灯する。
【0144】
このように、第5実施形態の殺菌装置50Eは、補給タンク20内のメダル容量の変動時に紫外線ランプ54を点灯してメダルの除菌を行うことができるので、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることができる。したがって、殺菌装置50Eは、短時間の紫外線照射で効率的にメダルの除菌をすることで紫外線ランプ54の過剰な点灯時間を減少させて、殺菌装置50Eの耐久性を向上することができる。
【0145】
以上より、メダル補給機10A(10F)用の殺菌装置50Eは、メダル補給装置10A(10F)に容易に後付けすることができ、耐久性に優れている。
【0146】
本発明は上記の実施形態及び実施例の例示に限定されるものでなく、特許請求の範囲の技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
また、上述した第1〜第5実施形態の殺菌装置(50A,50B,50C,50D,50E)を子機(メダル補給装置10B)に適用することが可能である。